JP2003075706A - 可動部の目隠し構造 - Google Patents
可動部の目隠し構造Info
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Abstract
レンズの移動範囲を拡大する。 【解決手段】 上下方向及び左右方向に移動可能なレン
ズ5が遊貫状態で挿通される孔部を有する板状部材から
なり、孔部の内周にレンズ5が当接することによって、
レンズ5の移動方向に沿って移動可能な横方向用目隠し
板2,第一縦方向用目隠し板3及び第二横方向用目隠し
板4と、これら目隠し板2,3,4の移動範囲を規制す
る横方向用ガイド爪6,横方向用ガイド溝7,縦方向用
ガイド爪8,第一縦方向用ガイド溝9及び第二縦方向用
ガイド溝10を備え、第一縦方向用目隠し板3の孔部3
aが、第二縦方向用目隠し板4の孔部4aより上下方向
に大きい内径を有するとともに、第二縦方向用ガイド溝
10が、第一縦方向用ガイド溝9より上下方向に長く形
成され、第二縦方向用目隠し板4が、第一縦方向用目隠
し板3より大きい範囲で移動する構成としてある。
Description
備えられるレンズ等、所定方向に移動可能な可動部の周
囲を隠す目隠し構造に関し、特に、可動部とともに移動
可能な目隠し板を、移動範囲の異なる複数の目隠し板に
よって構成することにより、目隠し板の移動量を大きく
したり、可動部が挿通される目隠し板の目隠し面積を減
少させることなく、可動部の移動範囲を拡大させること
ができ、可動部を備える装置全体の小型軽量化を図りつ
つ、可動部周囲を確実に覆うことができる、投影用のレ
ンズが移動可能に備えられる画像投影装置(プロジェク
タ)等に好適な可動部の目隠し構造に関する。
る可動部を備える装置等においては、装置等から外部に
突出する可動部の周囲を覆う目隠し構造が備えられるこ
とがある。このような目隠し構造は、可動部が装置等か
ら突出する開口部分を覆うことにより、開口部分から装
置内部が露出したり、装置内に異物等が侵入することを
防止する手段である。例えば、画像投影装置(プロジェ
クタ)に備えられる上下移動可能な投影用レンズの周囲
を覆う目隠し構造等が一般に知られている。
ついて、図11を参照して説明する。図11は、従来の
可動部の目隠し構造を示す説明図であり、可動部となる
投影用レンズの背面側(装置内部側)から見た全体図を
示している。可動部となるレンズ105は、図示しない
画像投影装置の本体開口部から外部に突出するととも
に、装置本体に対し、上下方向に移動可能に配設されて
いる(図11に示す矢印参照)。そして、このレンズ1
05の図示しない本体開口部を覆う目隠し構造として、
固定用ベース101及び目隠し板103が備えられるよ
うになっている。なお、図11中、可動部となるレンズ
105には、目隠し構造と明確に区別できるように、ハ
ッチング線を付してある。
出する装置本体の開口部(図示せず)に固着される枠状
部材であり、レンズ105が上下動可能な状態で挿通で
きるようになっている。また、固定用ベース101に
は、図11に示すように、レンズ105の移動方向に沿
って形成されたガイド爪108が突設されている。
態で挿通される孔部103aと、この孔部103aに挿
通されたレンズ105の周囲を覆う板部103bからな
る板状部材である。また、目隠し板103には、図11
に示すように、レンズ105の移動方向に沿ってガイド
溝109が形成されている。そして、この目隠し板10
3側のガイド溝109と固定用ベース101側のガイド
爪108が係合することにより、目隠し板103は、固
定用ベース101に対して、レンズ105の移動方向に
沿って移動可能に取り付けられるようになっている。
目隠し板103がレンズ105の周囲を覆っており、図
示しない装置本体の内部が露出したり、装置内部に異物
が混入することが防止される。そして、レンズ105が
上下方向に移動すると、レンズ105の外周が目隠し板
103の孔部内周に当接するので、ガイド爪108及び
ガイド溝109を介して固定用ベース101に移動自在
に取り付けられた目隠し板103は、レンズ105に押
圧されて、レンズ105とともに上下方向に移動するこ
とになる。これによって、レンズ105が上下方向に移
動しても、それに伴って目隠し板103が移動するの
で、移動するレンズ105の周囲は、常に目隠し板10
3によって覆われて、目隠しされるようになる。
案されている可動部の目隠し構造によれば、可動部の移
動を規制することなく、目隠し板が可動部とともに移動
し、移動する可動部の周囲が常に目隠し板によって覆わ
れて、目隠しされるようになっている。しかしながら、
このような従来の可動部の目隠し構造では、可動部の移
動に伴って移動する目隠し板が、一枚だけ備えられる構
造となっていたので、目隠し板は、可動部が移動する分
だけ移動することになり、可動部の移動量が、そのまま
目隠し板の移動量となっていた。
とすると、それに伴って、目隠し板の移動量も大きくな
り、結果として、目隠し構造を備えるプロジェクタ等の
装置全体が大型化,大重量化することとなり、装置が必
要以上に大きくなってしまうという問題が生じた。近
年、プロジェクタ等に備えられる投影用レンズは、装置
本体の上下方向や左右方向に対して移動自在に配設さ
れ、その移動量も大きくなっている。その一方、装置全
体の小型化,軽量化も強く要請されている。ところが、
上述のように、可動部の移動量の増大に伴って目隠し板
の移動範囲が大型化してしまう従来の目隠し構造では、
このような最近のプロジェクタ等の装置に対するレンズ
の移動範囲の拡大と装置の小型軽量化という要請に対応
できないという問題が発生した。
部を大きく形成することによって、目隠し板の移動量を
増加させることなく、可動部の移動量のみを大きくする
ことは可能であった。しかし、単に目隠し板の孔部を大
きく形成するというだけでは、可動部の周囲を覆う目隠
し面積がその分だけ減少することになり、装置等の内部
が大きく露出し、また、装置内に異物等の侵入する可能
性も高まるため、目隠し構造本来の機能を果たさなくな
るという根本的な問題が生じてしまい、有効な解決手段
とはなり得なかった。
「液晶プロジェクション装置」や、特開平11−327
043号公報の「反射型画像投影装置」には、レンズが
所定方向に移動(シフト)可能に備えられるプロジェク
タ,画像投影装置が開示されている。しかし、これら各
公報は、プロジェクタ装置におけるレンズの移動構造に
関するもので、移動するレンズの周囲を覆う目隠し構造
については、一切言及されておらず、上述した従来の課
題を解決することはできなかった。
問題を解決するために提案されたものであり、可動部と
ともに移動可能な目隠し板を、移動範囲の異なる複数の
目隠し板によって構成することにより、目隠し板の移動
量を大きくしたり、可動部が挿通される目隠し板の目隠
し面積を減少させることなく、可動部の移動範囲を拡大
させることを可能とし、可動部を備える装置全体の小型
軽量化を図りつつ、可動部周囲を確実に覆うことができ
る、特に、投影用レンズが移動可能に備えられる画像投
影装置等に好適な可動部の目隠し構造の提供を目的とす
る。
め、本発明の請求項1記載の可動部の目隠し構造は、少
なくとも一方向に移動可能に配設される可動部が遊貫状
態で挿通される孔部と、この孔部に挿通された前記可動
部の周囲を覆う板部を有する板状部材からなり、前記孔
部の内周に前記可動部が当接することによって、当該可
動部の移動方向に沿って移動可能な目隠し板と、この目
隠し板の移動範囲を規制する移動規制手段と、を備える
可動部の目隠し構造であって、前記目隠し板が、少なく
とも二以上備えられ、この二以上の各目隠し板が、互い
に平行に配設され、前記可動部の当接によって、当該可
動部の移動方向に沿って一体的に移動するとともに、こ
の二以上の各目隠し板の前記孔部が、前記可動部の移動
方向側に沿って異なる内径を有し、前記移動規制手段
が、前記二以上の各目隠し板のうち、一の目隠し板の移
動範囲を、当該一の目隠し板より大きい内径の孔部を備
える目隠し板より大きい範囲で規制することにより、前
記二以上の各目隠し板が、前記可動部の当接によって異
なる移動範囲で移動する構成としてある。
目隠し構造によれば、可動部が挿通される孔部の大きさ
が異なる二以上の目隠し板を備え、これら各目隠し板を
異なる移動範囲で移動させる移動規制手段を設けること
により、可動部の周囲を二以上の目隠し板を順次移動さ
せつつ覆うことができる。これにより、目隠し板の周囲
を大きく露出させることなく、かつ、目隠し板の移動量
を大きくすることなく、従来構造において孔部を大きく
形成した場合と同様の移動範囲で可動部を移動させるこ
とが可能となり、目隠し構造を備える装置全体の大型
化,大重量化を防止しつつ、大きな移動範囲をもつ可動
部の周囲を確実に目隠しすることができる。
は、前記移動規制手段が、前記可動部の移動方向に沿っ
て形成されるガイド溝と、このガイド溝に係合し、前記
二以上の各目隠し板の移動範囲内で前記ガイド溝の内周
に当接するガイド爪と、を備える構成としてある。
目隠し構造によれば、ガイド溝とガイド爪というきわめ
て簡易な構成のみによって、二以上の目隠し板の移動範
囲を順次規制する本発明にかかる移動規制手段を構成す
ることができるので、本発明にかかる目隠し構造を備え
る装置等の小型軽量化を、より確実かつ有効に図ること
ができる。
は、前記二以上の各目隠し板が互いに摺接状態で配設さ
れ、前記板部の摩擦抵抗によって、前記可動部の移動方
向に沿って一体的に移動する構成としてある。
目隠し構造によれば、互いに摺接する板部の摩擦抵抗に
よって、二以上の目隠し板を一体的に移動させるように
してあるので、複雑な構造等を別途必要とすることな
く、本発明にかかる目隠し構造を実現することができ、
本発明にかかる目隠し構造を備える装置等の小型軽量化
を、より確実かつ有効に図ることができる。
は、前記可動部が、二以上の方向に移動可能に配設され
る場合において、この可動部の少なくとも一の移動方向
に対して備えられる構成としてある。
目隠し構造によれば、所定方向に移動自在に構成される
可動部が、例えば上下方向及び左右方向の二方向に移動
可能な場合に、本発明にかかる目隠し構造を、少なくと
も任意の一方向について適用することができる。従っ
て、二以上の方向に移動可能な可動部に対して、本発明
にかかる目隠し構造を、一の移動方向のみに備えること
も、全移動方向について備えることも可能である。これ
により、本発明にかかる目隠し構造を、必要に応じて、
例えば、特定方向のみについて移動範囲の大きい可動部
について、当該特定方向のみに本発明にかかる目隠し構
造を適用する等、選択性,汎用性の高い可動部の目隠し
構造を提供することが可能となる。
は、前記可動部が、二以上の方向に移動可能に配設され
る場合において、前記二以上の各目隠し板の移動方向と
異なる前記可動部の移動方向に沿って移動可能に配設さ
れる他の目隠し板を備えた構成としてある。
目隠し構造によれば、例えば上下方向及び左右方向の二
方向に移動可能な可動部の、一方向について本発明にか
かる目隠し構造を適用するとともに、他方向について、
従来からの単一の目隠し板からなる目隠し構造を備える
ことができる。これにより、可動部の移動量をそれ程必
要としない移動方向について、従来の目隠し板による目
隠しを行いつつ、移動範囲を大きく確保する必要のある
移動方向については本発明にかかる目隠し構造を適用す
ることができ、必要に応じて、本発明にかかる目隠し構
造と従来の目隠し構造を選択的に組み合わせて使用する
ことが可能となり、より選択性,汎用性の高い可動部の
目隠し構造を提供することができる。
は、前記可動部が、二以上の方向に移動可能に配設され
る場合において、この可動部の少なくとも一の移動方向
に対して備えられる前記二以上の各目隠し板が、当該可
動部の他の移動方向に備えられる目隠し板に移動可能に
取り付けられる構成としてある。
目隠し構造によれば、可動部の少なくとも二つの移動方
向に対して、それぞれ目隠し構造を備える場合に、一方
の移動方向に配設される本発明にかかる二以上の目隠し
板を、他方の移動方向に沿って移動する目隠し板に取り
付けることができる。これによって、二方向に移動する
目隠し板を組み合わせて移動させることができ、可動部
の周囲を二次元の範囲で覆うことが可能となり、より広
範囲で確実に可動部の周囲を目隠しすることができる。
造は、前記可動部が、少なくとも一方向に移動可能に配
設されるレンズからなる構成としてある。
目隠し構造によれば、本発明により目隠しされる可動部
として、所定方向に移動可能に配設される画像投影装置
等のレンズを対象とすることができる。これにより、従
来構造では困難であった、画像投影装置等に対するレン
ズの移動範囲の拡大と装置全体の小型軽量化という多様
なニーズに対応した目隠し構造を提供することができ
る。
隠し構造の好ましい実施形態について、図1〜図10を
参照しつつ説明する。図1は、本発明の一実施形態にか
かる可動部の目隠し構造を示す、可動部となるレンズ背
面側から見た分解斜視図である。図2は、本実施形態に
かかる可動部の目隠し構造を示す、可動部となるレンズ
背面側から見た組立て状態の斜視図である。図3は、本
実施形態にかかる可動部の目隠し構造を示す、可動部と
なるレンズ正面側から見た組立て状態の斜視図である。
の目隠し構造において、可動部となるレンズを上下方向
に移動させた状態を示す説明図で(図4及び図5はレン
ズを上方向に、図6及び図7は下方向に移動させた場
合)、各図(a)はレンズ背面側から見た全体図、各図
(b)は対応する(a)に示す二点鎖線部分の拡大図で
ある。図8は、本実施形態にかかる可動部の目隠し構造
における、目隠し板の移動状態を示す説明図である。図
9は、本実施形態と従来の可動部の目隠し構造におけ
る、目隠し板の移動状態を示す説明図で、(a)は本実
施形態、(b)は従来の目隠し構造を示している。さら
に、図10は、本実施形態と従来の可動部の目隠し構造
における、目隠し板の最大移動範囲の差を示す説明図
で、(a)は本実施形態、(b)は従来の目隠し構造を
示している。
にかかる可動部の目隠し構造の構成について説明する。
図1〜図3に示すように、本実施形態にかかる可動部の
目隠し構造は、目隠し対象となる可動部として画像投影
装置に備えられる投影用レンズの場合を示しており、こ
のレンズ5に対する目隠し手段として、固定用ベース
1,横方向用目隠し板2,第一縦方向用目隠し板3及び
第二縦方向用目隠し板4を備える構成となっている。可
動部となるレンズ5は、図示しない画像投影装置の本体
開口部から外部に突出するとともに、装置本体に対し、
左右方向(横方向)及び上下方向(縦方向)に移動可能
に配設されている(図3に示す矢印参照)。なお、この
レンズ5の移動は、駆動機構等を備えて自動的に行うこ
ともでき、また、手動によって行うこともできる。
置本体の開口部(図示せず)に固着される枠状部材であ
り、図1及び図3に示すように、レンズ5が左右方向及
び上下方向に移動可能な状態で挿通できる孔部1aを備
えている。この固定用ベース1の孔部1aは、レンズ5
の移動が規制されることのないよう、レンズ5の移動範
囲より十分に大きく形成されている(図3参照)。ま
た、固定用ベース1には、図1に示すように、枠体外縁
の上端側及び下端側の三箇所に、横方向用ガイド爪6が
形成されている。この横方向用ガイド爪6は、レンズ5
の横方向(左右方向)の移動方向に沿って形成されてお
り、後述する横方向用目隠し板2の横方向用ガイド溝7
に係合して、横方向用目隠し板2の横方向の移動をガイ
ド,規制するようになっている。
うに、レンズ5が遊貫状態で挿通される孔部2aと、こ
の孔部2aに挿通されたレンズ5の周囲を覆う板部2b
からなる板状部材である。この横方向用目隠し板2の孔
部2aは、レンズ5の縦方向(上下方向)の移動が規制
されることのないよう、縦方向の大きさは、固定用ベー
ス1の孔部1aとほぼ同様の大きさとなっており、レン
ズ5の縦方向の移動範囲より十分に大きく形成されてい
る(図3参照)。一方、この孔部2aの横方向(左右方
向)の大きさは、レンズ5が孔部内周に当接して移動で
きるように、レンズ5の外周よりほぼ一回り程度大きく
なるように形成されている。
及び図2に示すように、板外縁の上端側及び下端側の三
箇所に、横方向用ガイド溝7が形成されている。この横
方向用ガイド溝7は、レンズ5の横方向(左右方向)の
移動方向に沿って形成されており、上述した固定用ベー
ス1の横方向用ガイド爪6が係合するようになってい
る。この横方向用ガイド爪6と横方向用ガイド溝7の係
合によって、横方向用目隠し板2は、固定用ベース1に
対して、レンズ5の横方向の移動方向に沿って移動可能
に取り付けられるとともに、その移動範囲が規制される
ようになっている。ここで、この横方向用ガイド溝7
は、横方向用目隠し板2(及びレンズ5)の横方向への
移動範囲を規制する移動規制手段となるので、横方向用
ガイド溝7の長さは、横方向用目隠し板2の移動に必要
な長さ、すなわち、レンズ5の横方向の移動範囲の長さ
と同じになるように形成する。
1に示すように、板外縁の左右端側側の二箇所に、縦方
向用ガイド爪8が突設されている。この縦方向用ガイド
爪8は、レンズ5の縦方向(上下方向)の移動方向に沿
って形成されており、後述する第一及び第二縦方向用目
隠し板3,4の第一及び第二縦方向用ガイド溝9,10
が一体的に係合するようになっている。この縦方向用ガ
イド爪8と第一及び第二縦方向用ガイド溝9,10の係
合によって、第一及び第二縦方向用目隠し板3,4は、
横方向用目隠し板2に対して、レンズ5の縦方向の移動
方向に沿って移動可能に取り付けられ、かつ、その移動
範囲が規制されるようになっている。
1〜図3に示すように、それぞれ、レンズ5が遊貫状態
で挿通される孔部3a,4aと、この孔部3a,4aに
挿通されたレンズ5の周囲を覆う板部3b,4bとから
なる板状部材である。この第一及び第二縦方向用目隠し
板3,4は、上述した横方向用目隠し板2に取り付けら
れて、レンズ5の横方向(左右方向)の移動に対して横
方向用目隠し板2とともに移動するようになっており、
孔部3a,4aの横方向の大きさは、上述した横方向用
目隠し板2の孔部2aと同様に、レンズ5の外周よりほ
ぼ一回り大きい大きさに形成されている(図3参照)。
一方、この孔部3a,4aの縦方向(上下方向)の大き
さは、レンズ5が孔部内周に当接することによって、第
一及び第二縦方向用目隠し板3,4が段階的に移動する
ように、第一縦方向用目隠し板3の孔部3aが、第二縦
方向用目隠し板4の孔部4aより大きくなるように形成
されている(図3参照)。
3,4には、図1に示すように、板外縁の左右端側の二
箇所に、第一及び第二縦方向用ガイド溝9,10が形成
されている。この第一及び第二縦方向用ガイド溝は、レ
ンズ5の縦方向(上下方向)の移動方向に沿って形成さ
れており、上述した横方向用目隠し板2の縦方向用ガイ
ド爪8に対して一体的に係合するようになっている。そ
して、第一縦方向用ガイド溝9は、第一縦方向用目隠し
板3の縦方向の最大移動範囲を規制し、第二縦方向用ガ
イド溝10が、第二縦方向用目隠し板4の縦方向の最大
移動範囲を規制するようになっている。この縦方向用ガ
イド爪8と第一及び第二縦方向用ガイド溝9,10の係
合によって、第一及び第二縦方向用目隠し板3,4は、
横方向用目隠し板2に対して、レンズ5の縦方向の移動
方向に沿って移動可能に取り付けられ、かつ、その移動
範囲が規制されるようになっている。
動する第一及び第二縦方向用目隠し板3,4を、横方向
に移動する横方向用目隠し板2に対して移動可能に取り
付けるようにしてあるので、二方向(横方向及び縦方
向)に移動する目隠し板の移動範囲を組み合わせてレン
ズ5の周囲を覆うことができる。これにより、レンズ5
の周囲は、二方向に移動する各目隠し板によって二次元
の範囲で覆われることになり、レンズ5は、広範囲かつ
確実に目隠しされることになる。
9,10は、第一及び第二縦方向用目隠し板3,4(及
びレンズ5)の縦方向への移動範囲を規制する移動規制
手段となるので、第一及び第二縦方向用ガイド溝9,1
0の長さは、第一及び第二縦方向用目隠し板3,4の移
動に必要な長さ、すなわち、レンズ5の縦方向の移動範
囲の長さと同じになるように形成する。具体的には、本
実施形態では、第二縦方向用ガイド溝10を、第一縦方
向用ガイド溝9より長く形成してあり、この第二縦方向
用ガイド溝10の長さが、レンズ5の縦方向の最大移動
範囲の長さとなるように設定してある(図4〜図7参
照)。これにより、本実施形態では、第二縦方向用ガイ
ド溝10が長く形成された第二縦方向用目隠し板4が、
第一縦方向用ガイド溝9を備える第一縦方向用目隠し板
3より、大きい範囲で移動するようになっており、この
第二縦方向用目隠し板4の移動範囲が、レンズ5の縦方
向の最大移動範囲となっている。
方向用目隠し板3より大きい範囲で移動する本実施形態
では、第二縦方向用目隠し板4の大きさを、第一縦方向
用目隠し板3の大きさより小さく形成することにより、
第二縦方向用目隠し板4の移動範囲を第一縦方向用目隠
し板3の大きさで吸収できるようにしてある。具体的に
は、第二縦方向用目隠し板4は、上下方向の最大移動範
囲において、端縁(上端縁又は下端縁)が、第一縦方向
用目隠し板3の端縁(上端縁又は下端縁)から突出しな
い大きさに形成してある(図5及び図7参照)。これに
より、本実施形態では、レンズ5の上下方向の最大移動
範囲において、第一及び第二縦方向用目隠し板3,4の
移動範囲は、第一縦方向用目隠し板3の移動範囲と一致
するようになり、第二縦方向用目隠し板4の移動量が、
第一縦方向用目隠し板3の面積で吸収されるようになっ
ている。
板3,4は、互いに重ね合わされて、摺接状態で配設さ
れるようになっており、各目隠し板3,4の板部3b,
4bの摩擦抵抗により、両目隠し板3,4が一体的に移
動するようになっている。これによって、後述するよう
に、第一縦方向用ガイド溝9で規制される範囲内では、
第一及び第二縦方向用目隠し板3,4が、レンズ5の移
動に伴って一体的に移動することになる。このように第
一及び第二縦方向用目隠し板3,4を一体的に移動され
る手段として、両目隠し板3,4の摩擦抵抗を利用する
ことにより、複雑な構造等を必要とせず、本実施形態に
かかる目隠し構造を実施することができる。なお、第一
及び第二縦方向用目隠し板3,4を一体的に移動させる
手段としては、本実施形態における板部3b,4bの摩
擦抵抗を利用する場合の他、例えば、板部3b,4b間
に係脱自在な半球形状の凹凸部等を形成することも可能
である。
隠し構造により、レンズ5の周囲は横方向用目隠し板2
と第一及び第二縦方向用目隠し板3,4によって覆われ
るので、図示しない装置本体の内部が露出したり、装置
内部に異物が混入することが防止される(図3参照)。
そして、レンズ5が横方向(左右方向)及び縦方向(上
下方向)に移動すると、レンズ5の外周が各目隠し板の
孔部内周に当接し、各目隠し板がレンズ5に押圧される
ので、各目隠し板がレンズ5とともに移動し、移動する
レンズ5の周囲が、常に各目隠し板によって覆われて、
目隠しされることになる。
態にかかる可動部の目隠し構造の動作について、レンズ
5が上下方向(縦方向)に移動する場合を例にとって、
図4〜図7及び図8を参照しつつ説明する。図4〜7
中、可動部となるレンズ5には、目隠し構造と明確に区
別できるように、ハッチング線を付してある。なお、レ
ンズ5が左右方向(横方向)に移動する場合は、横方向
用目隠し板2だけの動作となり、従来構造の場合と同様
となるので、説明は省略する。
態では(図8に示す「レンズ中心位置」参照)、横方向
用目隠し板2と第一及び第二縦方向用目隠し板3,4
は、中心にあるレンズ5の周囲を覆っている。この状態
では、レンズ5による当接,押圧がないので、各目隠し
板は、いずれの方向にも移動していない。
は、まず、図4に示すように、移動したレンズ5の外周
が第二縦方向用目隠し板4の孔部4aに当接し、第二縦
方向目隠し板4が上方向に押圧される。第二縦方向目隠
し板4がレンズ5によって押圧されると、この第二縦方
向用目隠し板4が上方向に移動するとともに、第二縦方
向用目隠し板4の板部4bと摺接している第一縦方向用
目隠し板3の板部3bの摩擦抵抗により、第一縦方向用
目隠し板3が、第二縦方向用目隠し板4と一体となって
上方向に移動する。
は、縦方向用ガイド爪8の下端が、第一縦方向用ガイド
溝9の下端に当接する状態まで(図4(b)参照)、一
体的に移動する(図8に示す「第一目隠し板の上方向移
動最大時」参照)。そして、縦方向用ガイド爪8の下端
が第一縦方向用ガイド溝9の下端に当接すると、第一縦
方向用目隠し板3の移動が規制され、第一縦方向用目隠
し板3は、これ以上は移動できないことになる。従っ
て、この状態が、第一縦方向用目隠し板3の上方向の最
大移動範囲となる(図4に示す状態)。
移動すると、図5に示すように、第一縦方向用目隠し板
3の孔部3aが第二縦方向用目隠し板4の孔部4aより
大きく形成されているので、第二縦方向用目隠し板4の
みが移動可能となって、板部3b,4bの摩擦抵抗に抗
して上方向に移動する。この第二縦方向用目隠し板4
は、縦方向用ガイド爪8の下端が、第二縦方向用ガイド
溝10の下端に当接する状態まで(図5(b)参照)、
レンズ5とともに上方に移動する(図8に示す「レンズ
の上方向移動最大時」参照)。縦方向用ガイド爪8の下
端が第二縦方向用ガイド溝10の下端に当接すると、第
二縦方向用目隠し板4は移動が規制され、それ以上は移
動しない。従って、レンズ5もこれ以上は移動せず、こ
の状態が第二縦方向用目隠し板4及びレンズ5の上方向
における最大移動範囲となる(図5に示す状態)。
目隠し板4の上端縁は、図5に示すように、第一縦方向
用目隠し板3の上端縁と重なる位置にあり、二枚の目隠
し板3,4の上方向の移動範囲は、第一縦方向用目隠し
板3の上方向の移動範囲に一致する。また、図5に示す
ように、レンズ5の周囲は、第二縦方向用目隠し板4で
覆われており、移動前の状態と同様の目隠し面積で覆わ
れている(図8参照)。
は、まず、図6に示すように、移動したレンズ5の外周
が第二縦方向用目隠し板4の孔部4aに当接し、第二縦
方向目隠し板4が下方向に押圧される。第二縦方向目隠
し板4がレンズ5によって押圧されると、この第二縦方
向用目隠し板4が下方向に移動するとともに、第二縦方
向用目隠し板4の板部4bと摺接している第一縦方向用
目隠し板3の板部3bの摩擦抵抗により、第一縦方向用
目隠し板3が、第二縦方向用目隠し板4と一体となって
下方向に移動する。
は、縦方向用ガイド爪8の上端が、第一縦方向用ガイド
溝9の上端に当接する状態まで(図6(b)参照)、一
体的に移動する(図8に示す「第一目隠し板の下方向移
動最大時」参照)。そして、縦方向用ガイド爪8の上端
が第一縦方向用ガイド溝9の上端に当接すると、第一縦
方向用目隠し板3の移動が規制され、第一縦方向用目隠
し板3は、それ以上は移動できないことになる。従っ
て、この状態が、第一縦方向用目隠し板3の下方向の最
大移動範囲となる(図6に示す状態)。
移動すると、図7に示すように、第一縦方向用目隠し板
3の孔部3aが第二縦方向用目隠し板4の孔部4aより
大きく形成されているので、第二縦方向用目隠し板4の
みが移動可能となって、板部3b,4bの摩擦抵抗に抗
して下方向に移動する。この第二縦方向用目隠し板4
は、縦方向用ガイド爪8の上端が第二縦方向用ガイド溝
10の上端に当接する状態まで(図7(b)参照)、レ
ンズ5とともに下方に移動する(図8に示す「レンズの
下方向移動最大時」参照)。第二縦方向用ガイド溝10
の上端に縦方向用ガイド爪8の上端が当接すると、第二
縦方向用目隠し板4は移動が規制され、それ以上は移動
しない。従って、レンズ5もこれ以上は移動せず、この
状態が第二縦方向用目隠し板4及びレンズ5の下方向に
おける最大移動範囲となる(図7に示す状態)。
し板4の下端縁は、図7に示すように、第一縦方向用目
隠し板3の上端縁と重なる位置にあり、二枚の目隠し板
3,4の下方向の移動範囲は、第一縦方向用目隠し板3
の下方向の移動範囲に一致する。また、図7に示すよう
に、レンズ5の周囲は、第二縦方向用目隠し板4で覆わ
れており、移動前の状態と同様の目隠し面積で覆われて
いる(図8参照)。
第一及び第二縦方向用目隠し板3,4の移動範囲を、従
来構造(図11参照)の一枚の目隠し板の移動範囲と比
較すると、図9及び図10に示すようになる。図9に示
すように、レンズ5(又は105)の上方向又は下方向
の移動最大時において、本実施形態の目隠し構造では、
第一縦方向用目隠し板3の移動範囲が従来の目隠し板1
03の移動範囲と同様であるところ、さらに、第二目隠
し板4が移動することができるので、レンズ5の移動範
囲は、従来構造の場合と比較して大きくなる。このと
き、レンズ5の周囲の目隠し面積は、従来構造と変わら
ない。
枚の目隠し板3,4の最大移動範囲は、第一縦方向用目
隠し板3の移動範囲と一致する。従って、第一縦方向用
目隠し板3の外形を従来構造の目隠し板の外形より小さ
く形成することによって、図10に示すように、レンズ
5の移動範囲が同一である場合には、上方向及び下方向
について、それぞれ目隠し板3,4の移動範囲を小さく
することが可能となる(図10に示すd1及びd2参
照)。
動部の目隠し構造では、レンズ5の上下方向の移動方向
に対してだけ、移動範囲の異なる二枚の目隠し板(第一
及び第二目隠し板3,4)を備えるようにしてあるが、
これを左右方向の移動方向に備えることもできる。すな
わち、本実施形態では、レンズ5は、上下方向及び左右
方向の二方向に移動可能に構成されているので、複数の
目隠し板(本実施形態では第一及び第二目隠し板3,
4)は、少なくとも任意の一方向について適用できるも
のである。従って、二以上の方向に移動可能な可動部に
対しては、本実施形態にかかる目隠し構造を、一の移動
方向のみに備えることも、全移動方向について備えるこ
ともできる。
ズ5の上下方向について第一及び第二縦方向目隠し板
3,4を備え、左右方向については、従来構造と同様
に、一枚の目隠し板、すなわち横方向用目隠し板2を備
えるようにしてある。このように、本実施形態にかかる
目隠し構造では、上下方向及び左右方向の二方向に移動
可能なレンズ5に対して、一方向(上下方向)について
二枚の間隠し板からなる目隠し構造を適用するととも
に、他方向(左右方向)については、従来からの単一の
目隠し板からなる目隠し構造を備えることができる。
レンズ5)の移動量をそれ程必要としない移動方向(本
実施形態における左右方向)については、従来の目隠し
板によって目隠ししつつ、移動範囲を大きく確保する必
要のある移動方向(本実施形態における上下方向)につ
いては複数の目隠し板からなる本実施形態の目隠し構造
を適用する等、必要に応じて、本実施形態にかかる目隠
し構造と従来の目隠し構造を選択的に組み合わせて使用
することができるようになっている。また、少なくとも
一方向について本実施形態にかかる目隠し構造を備える
限り、他の方向については、移動可能な目隠し板(従来
構造の目隠し板を含む)を備えない構造とすることも勿
論可能である。
可動部の目隠し構造によれば、可動部となるレンズ5が
挿通される孔部3a,4aの大きさが異なる二枚の目隠
し板3,4を備え、この二枚の目隠し板3,4を異なる
移動範囲で移動させる二つのガイド溝9,10を備える
移動規制手段を設けることにより、レンズ5の周囲を二
枚の目隠し板3,4を順次移動させつつ覆うことができ
る。これにより、レンズ5の周囲を大きく露出させるこ
となく、かつ、目隠し板3,4の移動量を大きくするこ
となく、従来構造において孔部を大きく形成した場合と
同様の移動範囲でレンズ5を移動させることが可能とな
る。
体の大型化,大重量化を防止しつつ、大きな移動範囲を
もつ可動部の周囲を確実に目隠しすることができる。ま
た、本実施形態では、二枚の目隠し板3,4の移動範囲
を段階的に順次規制する移動規制手段として、ガイド溝
9,10及びガイド爪8というきわめて簡易な構成のみ
によって構成してあるので、目隠し構造を備える装置等
の小型軽量化を、より確実かつ有効に図ることができ
る。
構造では、従来構造では対応できなった、可動部の移動
範囲を拡大しつつ、装置全体の小型軽量化を図ることが
可能となるので、特に、画像投影装置等に対するレンズ
の移動範囲の拡大と装置全体の小型軽量化という多様な
ニーズに応えることができる目隠し構造を提供すること
ができる。
述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明
の要旨の範囲で種々の変更実施が可能であることは言う
までもない。例えば、上述した実施形態では、可動部と
なるレンズが、上下方向及び左右方向の二方向に移動可
能に構成されていたが、この移動方向及びその移動方向
数は特に限定されるものでなく、少なくとも一方向に移
動可能な可動部であれば、本発明にかかる目隠し構造を
適用することができる。
なる目隠し板として、二枚の目隠し板の組合せからなる
場合について説明してあるが、この目隠し板の数は二枚
の場合に限定されるものではなく、少なくとも二枚の目
隠し板を備える限り、三枚以上の目隠し板を組み合わせ
て本発明にかかる目隠し構造を構成することも可能であ
る。
かかる目隠し構造の適用対象となる可動部として、画像
投影装置のレンズを例にとって説明したが、これ以外の
可動部であっても、本発明の目隠し構造を適用すること
は勿論可能である。すなわち、本発明の目隠し構造は、
少なくとも一方向に移動可能に配設される可動部であっ
て、可動部周辺を覆う必要があるものであれば、どのよ
うな構成のものであってもよく、上述したレンズ以外に
も、例えば、自動車のシフト・レバー等、種々の可動部
について、本発明の目隠し構造を適用することができ
る。
目隠し構造によれば、可動部とともに移動可能な目隠し
板を、移動範囲の異なる複数の目隠し板によって構成す
ることにより、目隠し板の移動範囲を大きくすることな
く、可動部の移動範囲を拡大させることが可能となる。
これによって、レンズ等の可動部の移動範囲を大きくし
つつ、可動部を備える装置全体の小型軽量化を図ること
ができ、特に、可動部として移動可能な投影用レンズを
備える画像投影装置等に対する目隠し構造として好適で
ある。
態を示す、可動部となるレンズ背面側から見た分解斜視
図である。
態を示す、可動部となるレンズ背面側から見た組立て状
態の斜視図である。
態を示す、可動部となるレンズ正面側から見た組立て状
態の斜視図である。
態において、可動部となるレンズを上方向に移動させた
状態を示す説明図で、(a)はレンズ背面側から見た全
体図、(b)は(a)に示す二点鎖線部分の拡大図であ
る。
態において、可動部となるレンズをさらに上方向に移動
させた状態を示す説明図で、(a)はレンズ背面側から
見た全体図、(b)は(a)に示す二点鎖線部分の拡大
図である。
態において、可動部となるレンズを下方向に移動させた
状態を示す説明図で、(a)はレンズ背面側から見た全
体図、(b)は(a)に示す二点鎖線部分の拡大図であ
る。
態において、可動部となるレンズをさらに下方向に移動
させた状態を示す説明図で、(a)はレンズ背面側から
見た全体図、(b)は(a)に示す二点鎖線部分の拡大
図である。
態における、目隠し板の移動状態を示す説明図である。
目隠し板の移動状態を示す説明図で、(a)は本発明の
一実施形態、(b)は従来の目隠し構造を示している。
る、目隠し板の最大移動範囲の差を示す説明図で、
(a)は本発明の一実施形態、(b)は従来の目隠し構
造を示している。
なるレンズ背面側から見た全体図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 少なくとも一方向に移動可能に配設され
る可動部が遊貫状態で挿通される孔部と、この孔部に挿
通された前記可動部の周囲を覆う板部を有する板状部材
からなり、前記孔部の内周に前記可動部が当接すること
によって、当該可動部の移動方向に沿って移動可能な目
隠し板と、この目隠し板の移動範囲を規制する移動規制
手段と、を備える可動部の目隠し構造であって、 前記目隠し板が、少なくとも二以上備えられ、 この二以上の各目隠し板が、互いに平行に配設され、前
記可動部の当接によって、当該可動部の移動方向に沿っ
て一体的に移動するとともに、 この二以上の各目隠し板の前記孔部が、前記可動部の移
動方向側に沿って異なる内径を有し、 前記移動規制手段が、前記二以上の各目隠し板のうち、
一の目隠し板の移動範囲を、当該一の目隠し板より大き
い内径の孔部を備える目隠し板より大きい範囲で規制す
ることにより、 前記二以上の各目隠し板が、前記可動部の当接によって
異なる移動範囲で移動することを特徴とする可動部の目
隠し構造。 - 【請求項2】 前記移動規制手段が、前記可動部の移動
方向に沿って形成されるガイド溝と、このガイド溝に係
合し、前記二以上の各目隠し板の移動範囲内で前記ガイ
ド溝の内周に当接するガイド爪と、を備える請求項1記
載の可動部の目隠し構造。 - 【請求項3】 前記二以上の各目隠し板が互いに摺接状
態で配設され、前記板部の摩擦抵抗によって、前記可動
部の移動方向に沿って一体的に移動する請求項1又は2
記載の可動部の目隠し構造。 - 【請求項4】 前記可動部が、二以上の方向に移動可能
に配設される場合において、 この可動部の少なくとも一の移動方向に対して備えられ
る請求項1,2又は3記載の可動部の目隠し構造。 - 【請求項5】 前記可動部が、二以上の方向に移動可能
に配設される場合において、 前記二以上の各目隠し板の移動方向と異なる前記可動部
の移動方向に沿って移動可能に配設される他の目隠し板
を備えた請求項1,2,3又は4記載の可動部の目隠し
構造。 - 【請求項6】 前記可動部が、二以上の方向に移動可能
に配設される場合において、 この可動部の少なくとも一の移動方向に対して備えられ
る前記二以上の各目隠し板が、当該可動部の他の移動方
向に備えられる目隠し板に移動可能に取り付けられる請
求項5又は6記載の可動部の目隠し構造。 - 【請求項7】 前記可動部が、少なくとも一方向に移動
可能に配設されるレンズからなる請求項1,2,3,
4,5又は6記載の可動部の目隠し構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001262314A JP3637008B2 (ja) | 2001-08-30 | 2001-08-30 | 可動部の目隠し構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2003075706A true JP2003075706A (ja) | 2003-03-12 |
JP3637008B2 JP3637008B2 (ja) | 2005-04-06 |
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Family Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014132327A (ja) * | 2012-12-06 | 2014-07-17 | Panasonic Corp | 投写型表示装置用筐体および投写型表示装置用筐体を備えた投写型表示装置 |
CN104965380A (zh) * | 2015-07-11 | 2015-10-07 | 安徽捷迅光电技术有限公司 | 相机调节机构 |
CN105499158A (zh) * | 2016-01-25 | 2016-04-20 | 安徽捷迅光电技术有限公司 | 一种色选机上的相机调节结构 |
-
2001
- 2001-08-30 JP JP2001262314A patent/JP3637008B2/ja not_active Expired - Fee Related
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