JP2003070689A - トイレ用手摺り体験装置 - Google Patents

トイレ用手摺り体験装置

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JP2003070689A
JP2003070689A JP2001268732A JP2001268732A JP2003070689A JP 2003070689 A JP2003070689 A JP 2003070689A JP 2001268732 A JP2001268732 A JP 2001268732A JP 2001268732 A JP2001268732 A JP 2001268732A JP 2003070689 A JP2003070689 A JP 2003070689A
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handrail
toilet
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wall
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Koji Watanabe
幸次 渡辺
Takeshi Yoshida
健 吉田
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Sekisui House Ltd
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Sekisui House Ltd
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    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47KSANITARY EQUIPMENT NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; TOILET ACCESSORIES
    • A47K17/00Other equipment, e.g. separate apparatus for deodorising, disinfecting or cleaning devices without flushing for toilet bowls, seats or covers; Holders for toilet brushes
    • A47K17/02Body supports, other than seats, for closets, e.g. handles, back-rests, foot-rests; Accessories for closets, e.g. reading tables
    • A47K17/022Wall mounted grab bars or handles, with or without support on the floor

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  • Public Health (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Steps, Ramps, And Handrails (AREA)
  • Toilet Supplies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 住宅設計にユニバーサルデザインを導入する
際に、トイレに設けられる手摺りの角度や位置の違いに
よる利便性を実際に体験するための装置を提供する。 【解決手段】 本トイレ用手摺り体験装置100は、便
器101と、便器101の側方に設けられた可動壁10
2と、該可動壁102に設けられた可動手摺り103及
びペーパーホルダ104とを具備してなるものである。
本トイレ用手摺り体験装置100を使用することによ
り、手摺りをどの位置及び角度に設ければ最も使い易い
かを、また手摺りを複数設けるべきか否か等を、家族構
成や将来的に足腰の筋力が衰えた場合等を想定して、実
体験に基づいて検討することにより、家族構成や将来生
活等を想定したユニバーサルデザインをトイレの手摺り
の設計に採り入れることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、居住者や設計者等
に、トイレに設けられる手摺りの位置や角度の違いによ
る利便性を体験させるためのトイレ用手摺り体験装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、住宅設計において所謂バリアフリ
ーが重要視されているが、一生涯にわたり快適に住みつ
づけることのできる生涯住宅を設計するには、単に高齢
者にとっての住み易さだけでなく、例えば、妊婦や運動
障害者等、あらゆる人にとって住み易い住宅設計、所謂
ユニバーサルデザインとなっていることも必要である。
【0003】具体的に、トイレに設けられる手摺りのユ
ニバーサルデザインであれば、手摺りの角度や便器との
距離をどの程度にすればよいかということについて、健
常者のみでなく、将来的に足腰の筋力が衰えた場合や運
動障害者が使用する場合等までを考慮して検討する必要
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】住宅のトイレにおいて
は、例えば便器と壁との距離等、トイレの広さについて
は一定の基準で等級別に分けられており、一般に等級が
高い程、その利便性も高くなると考えられるが、トイレ
に設けられる手摺りについては未だ確立した基準はな
い。また、設計図面のみから、それに表された手摺りが
使用し易いものであるかを想像することも一般の者には
難しい。従って、設計図面に表された寸法等の情報のみ
に基づいてトイレ用手摺りの利便性を理解することは困
難であるため、設計段階でトイレ用手摺りの利便性を検
討したとしても、居住者は建築後の住宅のトイレを使用
してみて、又は実際に手摺りが必要となった場合に、新
たに具体的な要望が生じることが多い。
【0005】一方、設計者等の住宅設計に関わる者は、
設計図面等から実際のトイレ用手摺りがどのようなもの
かを想像することは比較的容易であると考えられるが、
例えば、設計者が若年齢の健常者である場合に、高年齢
者や運動障害者が居住する住宅のトイレ用手摺りの実際
の利便性を、夫々の立場で想像することは難しい。従っ
て、住宅設計の依頼者等から、高齢者や運動障害者等の
具体的な家族構成に基づいてトイレ用手摺りをどのよう
な角度でどの位置に設けるべきかという質問があった場
合に、設計者等が適確に回答することができないことが
あるという問題もあった。
【0006】本発明は、かかる問題に鑑みてなされたも
のであり、住宅設計にユニバーサルデザインを導入する
際に、トイレに設けられる手摺りの角度や位置の違いに
よる利便性を実際に体験するための装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
トイレ用手摺り体験装置は、トイレに設けられる手摺り
の利便性を体験するための装置であって、便器の側方の
壁に回動自在に設けられ、所望の回動位置で固定される
可動手摺りを具備するものである。
【0008】また、本発明(請求項2)は、請求項1に
記載のトイレ用手摺り体験装置において、前記便器の側
方の壁に、弧状の案内溝と、該案内溝に沿って所定間隔
で穿たれた挿入孔とが形成され、前記壁の案内溝に、貫
通孔を有する摺動部材が、該貫通孔と前記挿入孔とが同
軸上に重なるように摺動自在に設けられ、前記壁に、前
記可動手摺りの一端側が、前記弧状の案内溝の中心とな
る位置を軸として回動自在に固定されるとともに、他端
側が前記摺動部材に固定され、前記壁の挿入孔及び前記
摺動部材の貫通孔に、摺動部材を固定する固定部材が挿
抜自在に設けられたものである。
【0009】また、本発明(請求項3)は、請求項1又
は2に記載のトイレ用手摺り体験装置において、前記便
器の側方の壁に、案内溝に沿って、前記可動手摺りの回
動角度を示す角度モジュールが設けられたものである。
【0010】また、本発明(請求項4)は、請求項1か
ら3のいずれかに記載のトイレ用手摺り体験装置におい
て、前記便器の側方の壁は、便器に対して進退自在であ
り、且つ所望の位置で固定される可動壁である。
【0011】また、本発明(請求項5)は、請求項4に
記載のトイレ用手摺り体験装置において、便器の側方の
床に、案内溝と、該案内溝に沿って所定間隔で穿たれた
挿入孔とが形成され、前記床の案内溝に、前記可動壁が
摺動自在に設けられ、該可動壁に、前記床の挿入孔に挿
通されて該壁を固定する固定部材が昇降自在に設けられ
たものである。
【0012】また、本発明(請求項6)は、請求項4又
は5に記載のトイレ用手摺り体験装置において、前記可
動壁に、ペーパーホルダが設けられたものである。
【0013】また、本発明(請求項7)は、請求項4か
ら6のいずれかに記載のトイレ用手摺り体験装置におい
て、前記便器の側方の床に、案内溝に沿って、前記可動
手摺り又はペーパーホルダと便器との距離を示す寸法モ
ジュールが設けられたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき具体的に説明する。図1は、本発明の実施の形
態に係るトイレ用手摺り体験装置100の構成を示す概
略斜視図であるが、図に示すように、本トイレ用手摺り
体験装置100は、便器101と、便器101の側方に
設けられた可動壁102と、該可動壁102に設けられ
た可動手摺り103及びペーパーホルダ104とを具備
してなるものである。
【0015】便器101は、周知の洋式のものである
が、本発明においては便器の形状等は特に限定されるも
のではなく、例えば和式等、その他の形式のものであっ
てもよい。なお、便器は、居住者や設計者等の本トイレ
用手摺り体験装置100の使用者に、トイレの使用状態
を擬似的に体験させるためのものであるので、使用者が
座ることができれば十分であり、タンクや水洗設備等を
省略した実際に使用できないものであってもよい。
【0016】可動壁102は戸板状のものであり、便器
101の側方の床に形成された案内溝20に沿って、図
に示す矢印方向に進退自在となっている。図には示して
いないが、可動壁102の下端面には滑車が設けられて
おり、該滑車が前記案内溝20に嵌められることによ
り、可動壁102を案内溝20上で容易に摺動できるも
のとなっている。なお、可動壁102の耐力性等から必
要であれば、可動壁102の上方にも案内溝を設け、該
案内溝に可動壁102の上端側を摺動自在に嵌合させる
ようにしてもよい。
【0017】また、前記案内溝20に沿って、所定間隔
で複数の挿入孔21が床に穿たれており、一方、前記可
動壁102の端部には、可動壁ストッパ(固定部材)2
2が設けられ、該可動壁ストッパ22がいずれかの挿入
孔21に挿入されることにより可動壁102が所望の位
置で固定されるものとなっている。
【0018】更に、前記案内溝20に沿って、便器10
1の先端からの距離を示す寸法モジュール10が床に記
されている。該寸法モジュール10は、0〜500mm
までを50mmづつ目盛りで区切っており、1目盛りと
前記挿入孔21の間隔とが対応している。なお、寸法モ
ジュール10の0mmの位置、即ち基準位置は必ずしも
便器101の先端である必要はなく、任意の位置を基準
とすることができ、また、寸法モジュール10が示す最
大距離や目盛り間隔は、可動壁102の進退距離に併せ
て任意に変更できることは勿論である。
【0019】図2は、可動壁ストッパ22の詳細な構成
を示す拡大斜視図であるが、図に示すように、可動壁ス
トッパ22は、棒状の芯材23と、該芯材23の周側面
から側方に突設された取っ手24と、該取っ手24近傍
の芯材23を昇降自在に保持する上側止具25と、芯材
23の中央より若干下端側を昇降自在に保持する下側止
具26と、芯材23を上方へ付勢するコイルバネ27と
を具備してなるものである。
【0020】前記芯材23は、鉄鋼等の容易に屈曲しな
い素材からなるものであり、その外径が、下端を前記挿
入孔21に挿入できるように、挿入孔21の内径よりや
や小さいものである。該芯材23の上部には上側止具2
5が、また中央近傍には下側止具26が夫々外嵌されて
おり、上側止具25及び下側止具26が前記可動壁10
2の端部近傍に木ネジ等で固定されることにより、芯材
23は可動壁102の端部近傍に昇降自在に保持されて
いる。なお、可動壁ストッパ22を固定すべき位置は、
前記挿入孔21に対応した位置であれば特に限定される
ものではないが、本実施の形態で示すように、可動壁1
02の端部近傍に設ければ、芯材23の昇降操作が容易
であるので好ましい。
【0021】上側止具25は、芯材23に外嵌される管
状体25aと可動壁102に固定される平板25bとが
固着されたものであり、該管状体25aの周側面には略
コの字状の切欠部25cが形成されている。芯材23に
突設された取っ手24は、図に示すように、該切欠部2
5cから上側止具25の外方に突出しており、該取っ手
24を切欠部25cに沿って移動させることにより、芯
材23が昇降され、所定の位置に保持されるようになっ
ている。
【0022】下側止具26は、芯材23に外嵌される管
状体26aと可動壁102に固定される平板26bとが
固着されたものであり、該管状体26aの上端面には鍔
部26cが形成されている。該下側止具26の上方の芯
材23にも、図に示すように、鍔部23aが形成されて
おり、鍔部23aと鍔26cとに挟まれるようにして、
コイルバネ27が芯材23に外嵌されている。該コイル
バネ27により、芯材23の鍔部23aは上側へ押し上
げられ、芯材23が上方へ付勢されるようになってい
る。
【0023】このように構成された可動壁ストッパ22
により、芯材23を降下させて前記案内溝20に沿って
設けられた挿入孔21のいずれかに挿入し、可動壁10
2を案内溝20上の所望の位置で固定することができ、
また、芯材23を上昇させて前記挿入孔21から抜き取
れば、可動壁102を摺動させることができる。
【0024】可動手摺り103は木製の棒状体であり、
前記可動壁102に回動自在に設けられている。詳細に
説明するに、図1に示すように、可動壁102の表面に
は弧状の案内溝28が形成されており、更に該案内溝2
8に沿って複数の挿入孔29が所定間隔で穿たれてい
る。一方、可動手摺り103の下端側は、可動壁102
の表面であって、前記弧状の案内溝28の中心となる位
置Cに回動自在に固定されており、上端側は該案内溝2
8と嵌合する摺動部材30に固着されている。
【0025】また、可動壁102の表面には、前記案内
溝28に沿って、可動手摺り103の回動角を示す角度
モジュール11が記されている。該角度モジュール11
は、0°、15°、30°、及び45°の位置を示して
おり、挿入孔29に対しては3つ毎に角度が示されてい
ることとなっている。なお、角度モジュール11の0°
は鉛直方向としているが、水平方向を基準としてもよ
く、また、角度モジュール11が示す角度や間隔は、可
動手摺り103の回動角度に併せて任意に変更できるこ
とは勿論である。
【0026】図3は、該摺動部材30近傍の詳細な構成
を示す拡大斜視図であるが、図に示すように、摺動部材
30は、平板30aの裏面側に突出部30bが形成され
るとともに、該突出部30bの上方に貫通孔30cが穿
たれたものであり、該突出部30bが前記案内溝28に
嵌入されることにより、所定の位置で貫通孔30cが前
記挿入孔29と重なるようにして、案内溝28に沿って
摺動自在なものとなっている。
【0027】可動手摺りストッパ31は、棒状のピン3
1aに環状の持手部31bが固着されたものであり、前
記可動壁102の挿入孔29のいずれかと前記摺動部材
30の貫通孔30cとが重なった位置で、該ピン31a
が挿入孔29と貫通孔30cとに挿通されることによ
り、摺動部材30の摺動を固定する。これにより、該摺
動部材30に上端が固着された可動手摺り103の回動
を、前記案内溝28上の所望の位置で固定することがで
き、また、可動手摺りストッパ31を前記挿入孔29及
び貫通孔30cから抜き取れば、可動手摺りストッパ3
1を回動させることができる。
【0028】ペーパーホルダ104は、トイレ用ロール
ペーパーを装着するための周知のホルダであり、図1に
示すように、可動壁102の、可動手摺り103の下方
に固定されている。可動壁102の表面には、該ペーパ
ーホルダ104の側端から下方向に向かって矢印が記さ
れており、便器101からペーパーホルダ104までの
距離を前記寸法モジュール10で確認できるようになっ
ている。
【0029】以下、本トイレ用手摺り体験装置100の
使用方法について説明する。生涯住宅の居住者となるべ
き者や設計者等は、高齢者や運動障害者の立場からトイ
レの手摺りの利便性を実体験するために、便器101に
実際に座ったり立ち上がったりする。このような動作は
足腰の筋力が十分にある健常者であれば難なくできる動
作であるので、高齢者等の動作を模擬するために、手足
に重りを着けたり、関節を拘束する運動拘束具を装着し
て動作を行う。その際に、動作の補助として可動手摺り
103を使用して、その位置及び角度の違いによる利便
性を実体験する。
【0030】詳細には、便器101に座った状態から立
ち上がる場合には、足腰の筋力及びバランス感覚ともに
十分な健常者であれば、立った姿勢のまま手摺りを持つ
ことなく立ち上がることができるが、高齢者や運動障害
者の場合は、足腰の筋力又はバランス感覚が不十分であ
る場合が多いので、便器101に座った状態から足腰の
筋力のみで立ち上がることが困難であり、手摺りを持っ
て腕力を補助的に使うことが必要となり、また転倒を防
止するためにも手摺りを持った方がよい。一般に、立ち
上がるためには上半身を前方へ傾けること、立上がり動
作の補助として腕力を使う場合には、立ち上がり終えた
時の身体の位置より前方にある手摺りを握って、該手摺
りに身体を引き寄せるような動作となること等を考慮す
ると、手摺りは便器101に座った状態で、手を前方に
伸ばして持てるような位置にあれば使い易いと考えられ
る。そのような使い易い位置及び角度を、可動壁102
を摺動させ又は可動手摺り103を回動させて所望の位
置及び角度で固定し、身長や手の長さが異なる家族夫々
が運動拘束具等を装着して実際に体験し、最も適当な位
置を検討する。
【0031】また、高齢者や運動障害者の場合は、便器
101に座る際にも、動作の補助として手摺りが必要と
なる。便器101に座る際に転倒等しないようにゆっく
りと動作を行うためには、自分の体重を腕力で支えるよ
うにするが、その場合には、手摺りは便器101の側方
であって、適度に水平方向に傾いているほうが使い易い
と考えられる。そのような使い易い位置及び角度を、可
動壁102を摺動させ又は可動手摺り103を回動させ
て所望の位置及び角度で固定し、身長や手の長さが異な
る家族夫々が運動拘束具等を装着して実際に体験し、最
も適当な位置を検討する。同様に、ペーパーホルダ10
4を設けるべき位置も、可動壁102を摺動させて、ど
の位置が最も使い易いかを実体験で検討する。
【0032】このようにして、居住者等がトイレで便器
に座ったり立ったりする際の動作の補助やバランスの確
保のために、手摺りをどの位置及び角度に設ければ最も
使い易いかを、また手摺りを複数設けるべきか否か等
を、家族構成や将来的に足腰の筋力が衰えた場合等を想
定して、実体験に基づいて検討することができる。これ
により、家族構成や将来生活等を想定したユニバーサル
デザインをトイレの手摺りの設計に採り入れることがで
きる。
【0033】
【発明の効果】本発明に係るトイレ用手摺り体験装置に
よれば、便器の側方の壁に回動自在に設けられ、所望の
回動位置で固定される可動手摺りを具備するので、居住
者等が、トイレに設けられる手摺りの角度の違いによる
利便性を実体験に基づいて理解することができる。これ
により、家族構成や将来生活等を想定したトイレ用手摺
りの設計、即ちユニバーサルデザインを行うことがで
き、居住者の満足度が高い生涯住宅を実現できる。
【0034】また、本発明によれば、前記可動手摺りの
回動角度を示す角度モジュールが設けられたので、居住
者等が、現在及び将来において使い易い手摺りの角度
を、実体験に基づいて視覚的に把握することができる。
【0035】また、本発明によれば、前記便器の側方の
壁は、便器の側方に沿って進退自在であり、且つ所望の
位置で固定される可動壁としたので、居住者等が、トイ
レに設けられる手摺りの位置の違いによる利便性を実体
験に基づいて理解することができる。
【0036】また、本発明によれば、前記可動壁に、ペ
ーパーホルダが設けられたので、ペーパーホルダの位置
の違いによる利便性を実体験に基づいて理解することが
できる。
【0037】また、本発明によれば、前記便器の側方の
床に、案内溝に沿って、前記可動手摺り又はペーパーホ
ルダと便器との距離を示す寸法モジュールが設けられた
ので、居住者等が、現在及び将来において使い易い手摺
り又はペーパーホルダの位置を、実体験に基づいて視覚
的に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るトイレ用手摺り体験
装置100の構成を示す概略斜視図である。
【図2】可動壁ストッパ22近傍の構成を示す拡大斜視
図である。
【図3】摺動部材30近傍の構成を示す拡大斜視図であ
る。
【符号の説明】
100 トイレ用手摺り体験装置 101 便器 102 可動壁 103 可動手摺り 104 ペーパーホルダ 10 寸法モジュール 11 角度モジュール 20、28 案内溝 21、29 挿入溝 22 可動壁ストッパ(固定部材) 30 摺動部材 31 可動手摺りストッパ(固定部材)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トイレに設けられる手摺りの利便性を体
    験するための装置であって、便器の側方の壁に回動自在
    に設けられ、所望の回動位置で固定される可動手摺りを
    具備するものであることを特徴とするトイレ用手摺り体
    験装置。
  2. 【請求項2】 前記便器の側方の壁に、弧状の案内溝
    と、該案内溝に沿って所定間隔で穿たれた挿入孔とが形
    成され、 前記壁の案内溝に、貫通孔を有する摺動部材が、該貫通
    孔と前記挿入孔とが同軸上に重なるように摺動自在に設
    けられ、 前記壁に、前記可動手摺りの一端側が、前記弧状の案内
    溝の中心となる位置を軸として回動自在に固定されると
    ともに、他端側が前記摺動部材に固定され、 前記壁の挿入孔及び前記摺動部材の貫通孔に、摺動部材
    を固定する固定部材が挿脱自在に設けられたことを特徴
    とする請求項1に記載のトイレ用手摺り体験装置。
  3. 【請求項3】 前記便器の側方の壁に、案内溝に沿っ
    て、前記可動手摺りの回動角度を示す角度モジュールが
    設けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載のト
    イレ用手摺り体験装置。
  4. 【請求項4】 前記便器の側方の壁は、便器に対して進
    退自在であり、且つ所望の位置で固定される可動壁であ
    ることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の
    トイレ用手摺り体験装置。
  5. 【請求項5】 便器の側方の床に、案内溝と、該案内溝
    に沿って所定間隔で穿たれた挿入孔とが形成され、 前記床の案内溝に、前記可動壁が摺動自在に設けられ、 該可動壁に、前記床の挿入孔に挿通されて該壁を固定す
    る固定部材が昇降自在に設けられたことを特徴とする請
    求項4に記載のトイレ用手摺り体験装置。
  6. 【請求項6】 前記可動壁に、ペーパーホルダが設けら
    れたことを特徴とする請求項4又は5に記載のトイレ用
    手摺り体験装置。
  7. 【請求項7】 前記便器の側方の床に、案内溝に沿っ
    て、前記可動手摺り又はペーパーホルダと便器との距離
    を示す寸法モジュールが設けられたことを特徴とする請
    求項4から6のいずれかに記載のトイレ用手摺り体験装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007131999A (ja) * 2005-11-07 2007-05-31 Daiwa House Ind Co Ltd 手摺り具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007131999A (ja) * 2005-11-07 2007-05-31 Daiwa House Ind Co Ltd 手摺り具

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