JP2003069310A - 同軸給電管構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 絶縁体の固定方法を溝部を使用しないように
することで材料費を低減させると共に、溝部分の再加工
をなくすことで加工費も低減させる。 【解決手段】 絶縁体の外形に段差をつけ、内部導体と
外部導体にピン打ちにて固定することにより、材料の溝
部を使用する必要が無くなるようにする。その結果、材
料を効率よく採ることが可能であり材料費低減となる。
更に、溝部分を使用しないため再加工が不要となり加工
費低減となる。

Description

【発明の詳細な説明】 【０００１】 【発明の属する技術分野】本発明は大電力型通信機器に
用いる同軸給電管の構造に関するものである。 【０００２】 【従来の技術】図２に示す通り、同軸給電管は内部導体
１の溝部に絶縁体２を装着し外部導体４に装着し同軸給
電管としている。絶縁体２はメーカ標準品の同軸給電管
の定尺あたり数箇所設けられている。給電管に測定部品
５を装着する場合は内部導体１の溝部分に固定用絶縁体
（メーカ標準品より幅広のものを用意する）を装着し外
部導体４と絶縁体２をピン３で固定し測定部品５のアン
テナ突起部分の保護を行う。 【０００３】任意長さで給電管を加工し絶縁体２の固定
を必要とする場合、内部導体１の溝部分に固定用絶縁体
２を装着するため、溝部を再加工する必要がある。また
加工材料も定尺材料から溝部を含んだ任意の長さに切断
するため取り数に限りがあり残材が発生し材料コスト高
となっていた。 【０００４】 【発明が解決しようとする課題】同軸給電管の固定方法
として標準内部導体の溝部分を利用せずに内部導体へ絶
縁体を直接固定可能とすることにより、効率良く材料を
採ることで材料費の低減を行うようにする。また再加工
が必要としないようにすることで加工費低減となるよう
にする。 【０００５】 【課題を解決するための手段】材料費及び加工費を低減
することができるようにするために、下記１〜３の手段
を用いる。 【０００６】１．絶縁体の固定方法を内部導体の外側に
直接固定する方法とし、溝部分を使用しない。 【０００７】２．絶縁体の中心穴寸法は、内部導体の外
形寸法に合わす。 ３．内部導体と外部導体にピン打ちするため絶縁体の外
形に段差を設ける。 【０００８】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図１に
示す。溝加工の無い内部導体１１に外形に段差を設けた
絶縁体１２を装着する。内部導体１１に固定する場合は
絶縁体１２の段差部分にピン３を打ち込み固定する。そ
れを外部導体４に装着し外部導体４の外側からピン３を
打ち込み同軸給電管を完成させる。 【０００９】 【発明の効果】本発明によれば、下記１、２に示す効果
が得られる。 【００１０】１．絶縁体の固定位置を内部導体の任意の
箇所に設定可能である。また、加工する際に溝部分が不
要であるため効率よく材料を採ることが出来、残材も発
生せず材料費を低減できる。 【００１１】２．固定方法を内部導体と外部導体の双方
にピンを打込む方法とするため、溝部分の再加工を必要
としない。

【図面の簡単な説明】 【図１】本発明の一実施例である同軸給電管の絶縁体の
固定構造 【図２】従来の一例である同軸給電管の絶縁体の固定構
造及び溝部構造 【符号の説明】 １：内部導体（溝あり）、１１：内部導体（溝なし）、
２：絶縁体（段差なし）、１２：絶縁体（段差あり）、
３：ピン、４：外部導体、５：測定部品。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 【請求項１】 大電力型通信機器において、所定の箇所
   に絶縁体固定を設けることが可能となるようにしたこと
   を特徴とする同軸給電管構造。