JP2003067229A - 電子データ内容証明方法及び情報処理装置 - Google Patents

電子データ内容証明方法及び情報処理装置

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JP2003067229A
JP2003067229A JP2001254652A JP2001254652A JP2003067229A JP 2003067229 A JP2003067229 A JP 2003067229A JP 2001254652 A JP2001254652 A JP 2001254652A JP 2001254652 A JP2001254652 A JP 2001254652A JP 2003067229 A JP2003067229 A JP 2003067229A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】証明データの不要な付加を省き、また不用意な
更新を防止する。 【解決手段】電子データをファイルとして外部記憶装置
13に記憶するに際し、作成又は更新された電子データ
の記憶先がシステムワーク領域13a及び保存領域13
bのいずれであるかを判定し、保存領域13bであると
判定されると、つまり電子データを継続的に記憶するな
らば、確定日時証明データを作成し、この確定日時証明
データを電子データに付加する。また、電子データの記
憶先がシステムワーク領域13aであると判定される
と、つまり電子データを一時的に記憶するならば、確定
日時証明データを作成しない。このため、外部記憶装置
13の記憶領域を浪費せずに済み、また確定日時証明デ
ータの作成を効率的に行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子データのファ
イルを記憶するに際し、電子データの内容証明に用いら
れる証明データを作成して、証明データを電子データに
付加することにより、電子データの作成日時や更新日時
を証明したり、あるいは電子データの内容の改ざんが行
われていないことを証明する電子データ内容証明方法及
び情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、パーソナルコンピュータ等の情
報処理装置においては、電子データを作成したり更新す
ると、作成日時や更新日時(以降いずれも確定日時と称
す)が電子データと共にファイルに保存される。
【0003】通常は、電子データの改ざんは容易であ
り、あるいは電子データそのものを完全に消去して証拠
隠滅を図ることも可能である。従って、電子データの確
定日時を電子データの内容の証拠として用いることはで
きない。例えば、論文を示す電子データのファイルを記
憶するに際し、確定日時を該ファイルに保存しても、電
子データの改ざんを容易に行うことができるので、この
確定日時によって当初の論文の内容を保証することはで
きない。
【0004】このため、例えば特開2000−1632
96号公報に記載の「タイムスタンプ装置」では、電子
データのファイルを記憶するに際し、そのファイルを作
成した日時を暗号化して日時証明データを形成し、この
日時証明データをファイルに自動的に付加して、このフ
ァイルを記憶している。このファイルの電子データを改
ざんしたり、日時証明データそのものを偽造すると、日
時証明データの暗号化の秘密鍵が即座に消去されるの
で、作成者自身や他人のいずれであっても電子データの
改ざんや日時データの偽造を行うことができない。
【0005】また、特開2000−286839号公報
や特開2000−89670号公報等にも、各種の証明
データを付加することによって、電子データの真偽の検
証や、電子データの改ざん等を防止するための技術が開
示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
技術では、日時証明データを電子データに自動的に付加
するので、電子データを一時的に記憶するだけであっ
て、日時証明データを特に必要としないときにも、日時
証明データが電子データに付加されてしまい、電子デー
タを記憶するメモリの記憶容量が無駄に消費された。
【0007】また、電子データの不用意な更新に際して
も、日時証明データが更新されてしまい、これを防止す
る手立てが無く、本来の確定日時を証明することができ
なくなる虞があった。
【0008】更に、電子データを更新して、そのバージ
ョンを作成して記憶したとしても、そのバージョンが日
時証明データと共に記憶されるだけであるから、元の電
子データとそのバージョンの関連を証明するまでには至
らなかった。
【0009】そこで、本発明は、上記従来の問題点に鑑
みてなされたものであり、証明データの不要な付加を省
き、また不用意な更新を防止し、更に電子データとその
バージョンを関連付けて管理することが可能な電子デー
タ内容証明方法及び情報処理装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、電子データのファイルを記憶するに際
し、電子データの内容証明に用いられる証明データを作
成して、証明データを電子データに付加する電子データ
内容証明方法において、電子データのファイルの記憶先
が一時的な記憶のための一時記憶領域及び継続的な記憶
のための安定記憶領域のいずれであるかを判定する記憶
領域判定ステップと、電子データのファイルの記憶先が
安定記憶領域であると判定された場合にのみ、証明デー
タを電子データに付加する証明ステップとを含んでい
る。
【0011】この様な本発明の電子データ内容証明方法
によれば、電子データのファイルの記憶先が安定記憶領
域であると判定された場合にのみ、証明データを電子デ
ータに付加している。従って、電子データのファイルの
記憶先が一時記憶領域であると判定された場合は、証明
データを電子データに付加しない。例えば、電子データ
の作成作業に際し、電子データを一時的にバックアップ
するときには、証明データを付加しない。これにより、
電子データを記憶するメモリの記憶容量を節減すること
ができる。これに対して、従来は、電子データを一時的
にバックアップするときにも、証明データを付加するの
で、メモリの記憶容量を無駄に消費していた。
【0012】また、本発明においては、電子データのフ
ァイルの記憶先が一時記憶領域であると判定された場合
は、証明データの作成を禁止している。
【0013】ここでは、電子データのファイルの記憶先
が一時記憶領域であると判定されたときには、証明デー
タを付加しないので、証明データの作成を禁止してい
る。これにより、証明データの作成及び付加のための演
算処理を削減することができる。
【0014】更に、本発明においては、証明データは、
電子データの作成及び更新のいずれかの日時を確定する
確定日時を含んでいる。
【0015】この場合は、証明データにより、電子デー
タの作成や更新の日時を確定することができるので、証
明データを電子データの内容の証明に用いることができ
る。
【0016】また、本発明においては、電子データのフ
ァイルの記憶先が安定記憶領域であると判定された場合
は、該ファイルの記憶が安定記憶領域の既存のファイル
への上書きであるか否かを判定する上書き判定ステップ
と、上書きであると判定された場合は、上書きである旨
を報知して、上書きを行なうか否かの選択を可能にする
選択提示ステップとを含んでいる。
【0017】この様に上書きである旨を報知して、上書
きを行なうか否かの選択を可能にすれば、電子データの
ファイルを不用意に上書きして、元の証明データを失わ
ずに済む。
【0018】更に、本発明においては、電子データの作
成及び更新のいずれかの度に、電子データの識別データ
を生成する識別データ生成ステップと、ファイルが複数
の電子データを含む統合ファイルであるか否かを判定す
るファイル判定ステップと、ファイルの記憶先が安定記
憶領域であると判定され、かつファイルが統合ファイル
であると判定された場合は、各電子データの識別データ
に基づいて、証明データを付加すべき電子データを選択
するデータ選択ステップとを含んでいる。
【0019】この様に統合ファイルの電子データについ
ては、その識別データに基づいて、証明データを付加す
べきか否を設定しているので、特定の電子データに対し
て証明データを付加することができる。
【0020】また、本発明においては、識別データは、
電子データの更新に伴って変更される該電子データのバ
ージョンデータである。
【0021】識別データとして、電子データのバージョ
ンデータを適用すれば、元の電子データのバージョンデ
ータと更新された電子データのバージョンデータを比較
したり、該各電子データの証明データを比較することに
より、これらの電子データの関連付けを証明することが
できる。
【0022】更に、本発明においては、データ選択ステ
ップは、ファイル名、識別データ、及び証明データを対
応させて格納した証明データ管理テーブルを参照して、
電子データを識別している。
【0023】この様にファイル名、識別データ、及び証
明データを対応させて証明データ管理テーブルに格納し
ておけば、電子ファイルの管理が容易となる。
【0024】また、本発明においては、識別データ生成
ステップは、注目条件に適合する識別データを検索する
ことにより少なくとも1つの電子データを特定し得る様
に、予め設定された規則に基づいて識別データを生成
し、データ選択ステップは、外部から指示されたファイ
ル名に対応しかつ該注目条件に適合する識別データを証
明データ管理テーブルから検索し、該当する識別データ
を検索することができなかった場合は、該ファイル名、
該識別データ、及び証明データを対応させて証明データ
管理テーブルに格納している。
【0025】ここでは、外部から指示されたファイル名
に対応しかつ注目条件に適合する識別データを証明デー
タ管理テーブルから検索することができなかった場合
は、ファイル名、識別データ、及び証明データを対応さ
せて証明データ管理テーブルに格納している。従って、
注目条件に適合する識別データを検索することができた
場合は、ファイル名、識別データ、及び証明データを格
納しない。例えば、識別データとして、電子データのバ
ージョンデータを適用し、このバージョンデータに対し
て電子データの更新内容を反映させておく。このバージ
ョンデータ(識別データ)が適合する注目条件を設定し
た上で、この注目条件に適合するバージョンデータが証
明データ管理テーブルに既に格納されている場合は、電
子データの更新内容が些末なものであると言えるので、
証明データが付加されない。これにより、証明データ管
理テーブルの登録内容が煩雑化せずに済む。逆に、注目
条件に適合するバージョンデータが未だに無い場合は、
電子データの更新内容が大幅なものであると言えるの
で、証明データが付加される。
【0026】次に、本発明は、電子データのファイルを
記憶するに際し、電子データの内容証明に用いられる証
明データを作成して、証明データを電子データに付加す
る情報処理装置において、電子データのファイルの記憶
先が一時的な記憶のための一時記憶領域及び継続的な記
憶のための安定記憶領域のいずれであるかを判定する記
憶領域判定手段と、電子データのファイルの記憶先が安
定記憶領域であると判定された場合にのみ、証明データ
を電子データに付加する制御手段とを備えている。
【0027】この様な構成の本発明の情報処理装置によ
れば、電子データのファイルの記憶先が安定記憶領域で
あると判定された場合にのみ、証明データを電子データ
に付加している。従って、電子データのファイルの記憶
先が一時記憶領域であると判定された場合は、証明デー
タを電子データに付加しない。これにより、電子データ
を記憶するメモリの記憶容量を節減することができる。
【0028】また、本発明においては、制御手段は、電
子データのファイルの記憶先が一時記憶領域であると判
定されると、証明データの作成を禁止している。
【0029】これにより、証明データの作成及び付加の
ための演算処理を削減することができる。
【0030】更に、本発明においては、証明データは、
電子データの作成及び更新のいずれかの日時を確定する
確定日時を含んでいる。
【0031】この様な証明データにより、電子データの
作成や更新の日時を確定することができるので、証明デ
ータを電子データの内容の証明に用いることができる。
【0032】また、本発明においては、ファイルの記憶
が既存のファイルへの上書きであることを報知する報知
手段を備え、制御手段は、電子データのファイルの記憶
先が安定記憶領域であると判定されると、該ファイルの
記憶が既存のファイルへの上書きであるか否かを判定
し、上書きであれば、報知手段を起動して、上書きを行
なうか否かの選択を可能にしている。
【0033】この様に上書きである旨を報知して、上書
きを行なうか否かの選択を可能にすれば、電子データの
ファイルを不用意に上書きして、元の証明データを失わ
ずに済む。
【0034】更に、本発明においては、報知手段は、フ
ァイルの記憶が既存のファイルへの上書きであることを
表示装置の画面に表示している。
【0035】例えば、文字列やアイコン等を表示装置の
画面に表示することにより、分かり易い報知が可能であ
る。
【0036】また、本発明においては、電子データの作
成及び更新のいずれかの度に、電子データの識別データ
を生成する識別データ生成手段を備え、制御手段は、フ
ァイルの記憶先が安定記憶領域であると判定されると、
ファイルが複数の電子データを含む統合ファイルである
か否かを判定し、ファイルが統合ファイルであれば、各
電子データの識別データに基づいて、証明データを付加
すべき電子データを選択している。
【0037】この様に統合ファイルの電子データについ
ては、その識別データに基づいて、証明データを付加す
べきか否を設定しているので、特定の電子データに対し
て証明データを付加することができる。
【0038】更に、本発明においては、識別データは、
電子データの更新に伴って変更される該電子データのバ
ージョンデータである。
【0039】これにより、複数の電子データの関連付け
を証明することができる。
【0040】また、本発明においては、制御手段は、フ
ァイル名、識別データ、及び証明データを対応させて格
納した証明データ管理テーブルを参照して、電子データ
を識別している。
【0041】これにより、電子ファイルの管理が容易と
なる。
【0042】更に、本発明においては、識別データ生成
手段は、注目条件に適合する識別データを検索すること
により少なくとも1つの電子データを特定し得る様に、
予め設定された規則に基づいて識別データを生成し、制
御手段は、外部から指示されたファイル名に対応しかつ
該注目条件に適合する識別データを証明データ管理テー
ブルから検索し、該当する識別データを検索することが
できなかった場合は、該ファイル名、該識別データ、及
び証明データを対応させて証明データ管理テーブルに格
納している。
【0043】従って、注目条件に適合する識別データを
検索することができた場合は、ファイル名、識別デー
タ、及び証明データを格納しない。例えば、識別データ
として、電子データのバージョンデータを適用し、この
バージョンデータに対して電子データの更新内容を反映
させておく。このバージョンデータ(識別データ)が適
合する注目条件を設定した上で、この注目条件に適合す
るバージョンデータが証明データ管理テーブルに既に格
納されている場合は、電子データの更新内容が些末なも
のであると言えるので、証明データが付加されない。こ
れにより、証明データ管理テーブルの登録内容が煩雑化
せずに済む。逆に、注目条件に適合するバージョンデー
タが未だに無い場合は、電子データの更新内容が大幅な
ものであると言えるので、証明データが付加される。
【0044】また、本発明においては、一時記憶領域及
び安定記憶領域の少なくとも一方は、外部記憶装置内に
形成されている。
【0045】例えば、ハードディスク、フロッピー(登
録商標)ディスク、光磁気ディスク等の外部記憶装置で
あっても、本発明を適用すれば、証明データを付加する
か否かを判定した上で、電子データのファイルを格納す
ることができる。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して詳細に説明する。
【0047】図1は、本発明の情報処理装置の一実施形
態を示すブロック図である。本実施形態の情報処理装置
は、パーソナルコンピュータ11であり、制御部12、
外部記憶装置13、表示部14、及び入力部15等を備
えている。
【0048】外部記憶装置13は、ハードディスク、フ
ロッピーディスク、光磁気ディスク等の書換え容易なも
のを適用することができ、システムワーク領域13a及
び保存領域13bを含んでいる。システムワーク領域1
3aは、制御部12により実行されるOS等のシステム
関連の各種のプログラムを記憶したり、これらのプログ
ラムにより使用される領域である。また、システムワー
ク領域13aは、制御部12による電子データの作成や
更新などの情報処理作業で一時的に使用される一時記憶
領域でもあり、大容量の電子データや多数の電子データ
の作成及び更新中に、制御部12のRAMの記憶領域が
不足したときに用いられるスワップ領域を含む。一方、
保存領域13bは、電子データを継続的に安定して記憶
する安定記憶領域として使用される。電子データは、シ
ステムワーク領域13a及び保存領域13bのいずれに
記憶されるにしても、ファイル形式で記憶される。ま
た、プログラムは、システムワーク領域13aにファイ
ル形式で記憶される。
【0049】表示部14は、制御部12から出力される
各種の情報を表示するものであり、例えばCRTやLC
Dを適用することができ、他の種類のものであっても構
わない。
【0050】入力部15は、オペレータにより操作され
て、各種のデータや指示を制御部12に入力するための
ものであり、例えばキーボード、マウス、トラックボー
ル等を適用することができ、他の種類のものであっても
構わない。
【0051】制御部12は、例えばパーソナルコンピュ
ータのマザーボードに該当し、CPUあるいはマイクロ
プロセッサーからなる中枢部、及びRAMやROMなど
のメモリ等を備えている。この制御部12は、確定日時
証明データ作成部21、記憶領域判定部22、及び記憶
領域データ部23等を含む。
【0052】確定日時証明データ作成部21は、作成又
は更新された電子データに付加され、この電子データの
内容証明に用いられる確定日時証明データを作成する。
この確定日時証明データは、電子データの改ざんや確定
日時証明データそのものの偽造を防止するものであっ
て、周知の方法により作成される。
【0053】記憶領域データ部23は、電子データの記
憶先が外部記憶装置13のシステムワーク領域13a及
び保存領域13bのいずれであるかを示す識別データを
記憶している。
【0054】記憶領域判定部22は、記憶領域データ部
23内の識別データに基づいて、作成又は更新された電
子データの記憶先がシステムワーク領域13a及び保存
領域13bのいずれであるかを判定する。
【0055】記憶領域判定部22及び記憶領域データ部
23は、外部記憶装置13のシステムワーク領域13a
から制御部12のRAMにロードされたり、制御部12
のROMに記憶されているプログラムを制御部12のC
PUで実行することによりそれぞれの機能が果たされ
る。また、これらのプログラムの実行により、電子デー
タの作成や更新がなされ、この電子データがファイルと
して外部記憶装置13に出力されて記憶される。
【0056】次に、図2に示すフローチャートに従っ
て、本実施形態のパーソナルコンピュータ11による処
理を説明する。
【0057】まず、制御部12は、作成又は更新された
電子データのファイルの記憶に先立ち、外部記憶装置1
3へのファイルの書込みが禁止されているか否か、及び
外部記憶装置13に空き容量があるか否かをチェックし
(ステップS1)、ファイルの書込みが可能であるか否
かを判定する(ステップS2)。そして、ファイルの書
込みが可能であれば(ステップS2で「Yes」)、制
御部12は、ファイルの確定日時を初期化する(ステッ
プS3)。
【0058】この後、制御部12の記憶領域判定部22
は、記憶領域データ部23内の識別データを読み出し
(ステップS4)、この識別データに基づいて、作成又
は更新された電子データのファイルの記憶先が保存領域
13bであるか否かを判定する(ステップS5)。そし
て、保存領域13bであれば(ステップS5で「Ye
s」)、制御部12は、作成又は更新された電子データ
のファイルを保存領域13bの既存のファイルへ上書き
するか否かを判定する(ステップS6)。ここで、既存
のファイルへの上書きであれば(ステップS6で「Ye
s」)、制御部12は、上書きを実行するか否かの選択
を促す旨を表示部14の画面に表示する(ステップS
7)。このとき、オペレータの入力部15の操作によ
り、上書きの実行が選択されると(ステップS8で「Y
es」)、制御部12の確定日時証明データ作成部21
は、電子データの内容証明に用いられる確定日時証明デ
ータを作成する(ステップS9)。制御部12は、電子
データのファイルを記憶領域データ部23の保存領域1
3bの既存のファイルに上書きし、該既存のファイルの
確定日時証明データをステップS9で作成した確定日時
証明データに更新する(ステップS10)。
【0059】また、既存のファイルへの上書きでなけれ
ば(ステップS6で「No」)、各ステップS7,S8
が省略され、確定日時証明データ作成部21により電子
データの内容証明に用いられる確定日時証明データが作
成され(ステップS9)、電子データのファイルが記憶
領域データ部23の保存領域13bに新たに記憶され、
確定日時証明データが該ファイルに付加される(ステッ
プS10)。
【0060】更に、電子データのファイルの記憶先が保
存領域13bではなくて、システムワーク領域13aで
あれば(ステップS5で「No」)、各ステップS6〜
S9が省略され、電子データの確定日時証明データの作
成が行われず、電子データのファイルがシステムワーク
領域13aに一時的に記憶される(ステップS10)。
【0061】また、ファイルの書込みが可能でなければ
(ステップS2で「No」)、制御部12は、予め設定
されたエラー処理を施してから(ステップS11)、処
理を中止する旨を表示部14の画面に表示して(ステッ
プS12)、この処理を終了する。あるいは、既存のフ
ァイルへの上書きであるにもかかわらず(ステップS6
で「Yes」)上書きの実行が選択されなければ(ステ
ップS8で「No」)、制御部12は、処理を中止する
旨を表示部14の画面に表示して(ステップS12)、
この処理を終了する。
【0062】この様に本実施形態では、電子データをフ
ァイルとして外部記憶装置13に記憶するに際し、作成
又は更新された電子データの記憶先がシステムワーク領
域13a及び保存領域13bのいずれであるかを判定
し、保存領域13bであると判定されると、つまり電子
データを継続的に記憶するならば、確定日時証明データ
を作成し、この確定日時証明データを電子データに付加
する。また、電子データの記憶先がシステムワーク領域
13aであると判定されると、つまり電子データを一時
的に記憶するならば、確定日時証明データを作成しな
い。このため、外部記憶装置13の記憶領域を浪費せず
に済み、また確定日時証明データの作成を効率的に行な
うことができる。
【0063】これに対して従来の処理は、例えば図2の
フローチャートの各ステップS3〜S8,S12を省略
したものにほぼ相当し、電子データを一時的にバックア
ップするときにも、証明データを付加するので、メモリ
の記憶容量を無駄に消費していた。
【0064】また、証明データとして、確定日時証明デ
ータを適用しているので、電子データの確定日時を証明
することができる。尚、証明データとして、電子データ
の作成者や更新者の氏名等を添付しても構わない。
【0065】更に、電子データのファイルを既存のファ
イルに上書きするか否かを判定し、上書きの場合は、上
書きである旨を表示し、オペレータの指示に応じて、上
書きを実行しているので、ファイルを不用意に上書きし
てしまい、確定日時証明データを更新して、元の確定日
時証明データを失わずに済む。
【0066】図3は、本発明の情報処理装置の他の実施
形態を示すブロック図である。尚、図3において、図1
と同様の作用を果たす部位には同じ符号を付す。
【0067】本実施形態の情報処理装置では、パーソナ
ルコンピュータ11とファイルサーバ31をネットワー
ク32を介して接続している。パーソナルコンピュータ
11の制御部12には、ファイルサーバ31に対してデ
ータを送受するためのネットワークインターフェース1
6を付設している。
【0068】ファイルサーバ31は、制御部33、及び
外部記憶装置34を備えている。制御部33は、パーソ
ナルコンピュータ11に対してデータを送受するための
ネットワークインターフェース35、管理テーブル操作
部36、及びRAM等のバージョン保存桁データ部37
を備えている。
【0069】ファイルサーバ31の外部記憶装置34
は、パーソナルコンピュータ11の外部記憶装置13の
保存領域13bの代わりに用いられ、電子データを継続
的に安定して記憶する安定記憶領域として使用される。
【0070】ここでの処理は、図2のフローチャートと
同様であり、パーソナルコンピュータ11の制御部12
とファイルサーバ31の制御部33間で相互通信を行な
いつつ、電子データのファイルを継続的に安定して記憶
するときにのみ、電子データのファイルをパーソナルコ
ンピュータ11の制御部12からファイルサーバ31の
制御部33へと送受して、このファイルを外部記憶装置
34に記憶する。従って、本発明は、パーソナルコンピ
ュータ11への適用に限定されるものではなく、ネット
ワークシステムへの適用も可能である。
【0071】ところで、これまでは、1つの電子データ
が1つのファイルに含まれていることを前提としている
が、複数の電子データが1つのファイルに含まれている
こともある。このファイルを統合ファイルと称すること
にして、この統合ファイルについての処理を次に述べ
る。
【0072】まず、ファイルサーバ31の外部記憶装置
34は、通常のファイル及び統合ファイルを継続的に記
憶する安定記憶領域である。また、制御部33は、それ
らのファイルを管理する。更に、複数の電子データを1
つの統合ファイルに格納するので、各電子データを識別
するために、各電子データにそれぞれの識別データを付
加する。識別データの生成及び付加は、制御部33で行
なう。尚、識別データの生成及び付加を行なうための格
別な処理演算部を設けても良い。
【0073】パーソナルコンピュータ11において、制
御部12の記憶領域判定部22は、記憶領域データ部2
3内の識別データを読み出し、この識別データに基づい
て、作成又は更新された電子データのファイルの記憶先
が保存領域であるか否かを判定する。そして、制御部1
2は、保存領域であれば、このファイルをネットワーク
32を通じてファイルサーバ31へと送出する。
【0074】ファイルサーバ31において、制御部33
は、ファイルを受け取ると、このファイルが統合ファイ
ルであるか否かを判定し、統合ファイルであれば、統合
ファイルの各電子データの識別データに基づいて、確定
日時証明データを必要とする電子データを選択し、確定
日時証明データを生成して、この確定日時証明データを
該選択した電子データに付加する。これによって、確定
日時証明データを必要なだけ作成して電子データに付加
することができる。そして、電子データのファイルを外
部記憶装置34に記憶する。
【0075】識別データは、その種類を特に限定するも
のではないが、該電子データの更新に伴って変更される
バージョンデータが好ましい。これによって、更新前の
電子データと更新後の電子データを識別することができ
る。更に、このバージョンデータを確定日時証明データ
と共に用いれば、複数の電子データの更新日時や相互の
関連付けを容易に判別することが可能になる。
【0076】ここで、統合ファイルの各電子データのバ
ージョンデータ及び確定日時証明データを作成すると、
それらの管理が煩雑化するおそれがある。そこで、ファ
イルサーバ31の外部記憶装置34に証明データ管理テ
ーブル34aを設けている。制御部33の管理テーブル
操作部36は、各ファイル名、各電子データの識別デー
タ、及び各電子データの確定日時証明データを対応づけ
て登録したり、証明データ管理テーブル34aを参照し
て、特定の電子データを選択する。
【0077】証明データ管理テーブル34aは、例えば
図4に示す様にファイル名、作成日時(確定日時)、確
定日時証明データ、バージョンデータ、コメントを対応
させて登録する。
【0078】図4(a)は、ファイル名:aaa _main.c
の統合ファイルの各電子データA0〜A2 についての登
録内容を示している。電子データA0 については、作成
日時が「199708111005」(1997年8月11日11時
5分に作成)であり、この作成日時から導出され暗号化
された確定日時証明データが「@ED!!L@ ……」であり、
バージョンデータが「0.10.0000 」であり、コメントが
「aaa 試作第1版……」である。
【0079】電子データA0 の更新により得られた電子
データA1 については、更新日時が「199910201533」
(1999年10月20日15時33分に作成)であ
り、この作成日時から導出され暗号化された確定日時証
明データが「2 ,K\2B@$……」であり、バージョンデー
タが「1.00.0050 」であり、コメントが「aaa 製品第1
版……」である。
【0080】電子データA1 の更新により得られた電子
データA2 については、更新日時が「200102071447」
(2001年2月7日14時47分に更新)であり、こ
の更新日時から導出され暗号化された確定日時証明デー
タが「$O^@"-i% ……」であり、バージョンデータが
「1.09.0000 」であり、コメントが「aaa ××対応…
…」である。
【0081】各電子データA0 〜A2 は、一連の電子デ
ータシリーズAであり、基本的な内容が一致する。ま
た、各電子データA1 及びA2 は、バージョンアップさ
れたものである。
【0082】更に、電子データシリーズAの統合ファイ
ルそのものを更新すると、図4(b)に示す電子データ
3 についての登録内容が追加される。この電子データ
3については、ファイル名が「aaa _main.c」と変わ
らず、更新日時が「200103121020」(2001年3月1
2日10時20分に更新)であり、この更新日時から導
出され暗号化された確定日時証明データが「%*+bH+h$…
…」であり、バージョンデータが「1.09.2240 」であ
り、コメントが「aaa ○○改良……」である。
【0083】先に述べた様に電子データのバージョンデ
ータは、電子データの更新に伴って変更される。このバ
ージョンデータとして、電子データの更新内容を反映し
たものを適用すれば、このバージョンデータに基づい
て、電子データを分類したり選択することができる。す
なわち、任意の注目条件に適合する識別データを検索す
ることにより少なくとも1つの電子データを特定し得る
様に、予め設定された規則に基づいて識別データを生成
する。
【0084】図4(a)及び(b)に示す各電子データ
0 〜A3 のバージョンデータは、該各電子データの内
容を反映している。電子データA1 は、電子データA0
を更新したものであり、試作から製品への大きな変更に
対応している。このため、電子データA1 のバージョン
データは、電子データA0 のバージョンデータと比較す
ると、1桁目で「0」から「1」という変更を伴う。ま
た、電子データA2 は、電子データA1 を更新したもの
であり、試作から製品への変更程に大きくはないもの
の、製品から特殊な××対応という大幅な変更に対応し
ている。このため、電子データA2 のバージョンデータ
は、電子データA1 のバージョンデータと比較すると、
最初の「.」の次の2桁の「00」から「09」という
変更を伴う。
【0085】従って、バージョンデータは、電子データ
の更新内容が大きくなる程、上の桁を変更し、逆に電子
データの内容が小さくなる程、下の桁を変更するという
規則に基づいて生成される。例えば、図4(a)及び
(b)の各電子データA2 ,A 3 のバージョンデータを
参照すると、2番目の「.」の次の3桁の「000」か
ら「224」という変更を伴うので、製品の小さな変更
に対応している。仮に、この製品の変更が大きければ、
図4(c)の電子データA3 の様に、最初の「.」の次
の2桁の「09」から「10」という変更を伴うことに
なる。
【0086】この様なパーソナルコンピュータ11及び
ファイルサーバ31による処理の概略を図2のフローチ
ャートを参照して説明すると、パーソナルコンピュータ
11とファイルサーバ31間でデータ通信を行ないつ
つ、パーソナルコンピュータ11側で各ステップS1〜
S5及び各ステップS11,12を行ない、ファイルサ
ーバ31側で各ステップS6〜S10を行なう。また、
統合ファイルの場合は、ファイルサーバ31側で確定日
時証明データを付加するか否かを判定するので、ステッ
プS13を追加し、各ステップS6〜S8を省略する。
【0087】更に、ファイルサーバ31においては、電
子データの識別データに基づいて、確定日時証明データ
を付加するか否かを判定する。より具体的には、パーソ
ナルコンピュータ11から指示された統合ファイルのフ
ァイル名に対応しかつ注目条件に適合するバージョンデ
ータを証明データ管理テーブル34aから検索し、該当
するバージョンデータを検索することができなかった場
合は、確定日時証明データを生成し、該ファイル名、該
識別データ、及び該証明データを対応させて証明データ
管理テーブル34aに登録する。
【0088】図5は、証明データ管理テーブル34aへ
の登録処理を示すフローチャートであり、図2のステッ
プS9の処理に相当する。まず、ファイルサーバ31の
制御部33は、統合ファイルの更新される電子データの
バージョンデータの保存桁を注目条件としてバージョン
保存桁データ部37に保存しておく。例えば、図4
(c)の電子データA3 の場合は、上位3桁の「1.1
0」が注目条件としてバージョン保存桁データ部37に
保存される。
【0089】この後、制御部33は、パーソナルコンピ
ュータ11から指示された統合ファイルのファイル名に
対応しかつバージョン保存桁データ部37の保存桁を有
するバージョンデータが証明データ管理テーブル34a
に既に登録されているか否かをチェックする(ステップ
S21)。そして、登録されていなければ(ステップS
22で「No」)、制御部33は、該電子データの作成
日時から確定日時証明データを導出し、統合ファイルの
ファイル名、作成日時、確定日時証明データ、バージョ
ンデータ、及びコメントを対応させて証明データ管理テ
ーブル34aに登録する(ステップS23)。これによ
り、図4(c)の電子データA3 についての登録内容が
設定される。
【0090】また、既に登録されていれば(ステップS
22で「Yes」)、ステップS23が省略される。
【0091】この様に統合ファイルのファイル名に対応
しかつ注目条件に適合するバージョンデータを証明デー
タ管理テーブル34aから検索することができなかった
ときに、電子データについての登録内容を設定し、また
検索することができたときに、電子データについての登
録内容を設定しなければ、つまり製品の大きな変更を示
すバージョンデータのときにのみ、電子データの確定日
時証明データを生成して、この確定日時証明データ等を
登録すれば、些末な更新内容の電子データに対して、確
定日時証明データの生成及び付加を行なう必要が無くな
り、証明データ管理テーブル34aの登録内容の煩雑化
を防止したり、証明データ管理テーブル34aの記憶容
量を節減することができる。また、些末な更新内容の電
子データについては、証明データ管理テーブル34aの
登録内容が更新されないので、上書きの報知を行なう必
要がなくなり、オペレータの操作を簡単化することがで
きる。
【0092】図6は、統合ファイルについての全体処理
を概念的に示すフローチャートである。ここでは、ステ
ップS31が図2の各ステップS1〜S5及び各ステッ
プS11,12に対応し、ステップS32が図2のステ
ップS13に対応し、ステップS33が図2の各ステッ
プS9,S10に対応する。先に述べた様に図2のステ
ップS9は、図5の各ステップS21〜23に対応す
る。
【0093】この様に本実施形態では、統合ファイルの
電子データについては、そのバージョンデータに基づい
て、確定日時証明データを付加すべきか否を判定してい
るので、些末な更新内容の電子データの確定日時証明デ
ータを作成する必要がない。また、統合ファイルのファ
イル名、識別データ、及び確定日時証明データを対応さ
せて証明データ管理テーブルに格納しているので、電子
ファイルの管理が容易となる。更に、各電子データのバ
ージョンデータ及び確定日時証明データを参照すれば、
各電子データの相互関係が明確になる。
【0094】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、電子
データのファイルの記憶先が安定記憶領域であると判定
された場合にのみ、証明データを電子データに付加して
いる。従って、電子データのファイルの記憶先が一時記
憶領域であると判定された場合は、証明データを電子デ
ータに付加しない。例えば、電子データの作成作業に際
し、電子データを一時的にバックアップするときには、
証明データを付加しない。これにより、電子データを記
憶するメモリの記憶容量を節減することができる。
【0095】また、本発明によれば、電子データのファ
イルの記憶先が一時記憶領域であると判定されたときに
は、証明データを付加せず、証明データの作成を禁止し
ている。これにより、証明データの作成及び付加のため
の演算処理を削減することができる。
【0096】更に、本発明によれば、証明データによ
り、電子データの作成や更新の日時を確定することがで
きるので、証明データを電子データの内容の証明に用い
ることができる。
【0097】また、本発明によれば、電子データのファ
イルの上書きである旨を報知して、上書きを行なうか否
かの選択を可能にしているので、電子データのファイル
を不用意に上書きして、元の証明データを失わずに済
む。
【0098】更に、本発明によれば、統合ファイルの電
子データについては、その識別データに基づいて、証明
データを付加すべきか否を設定しているので、特定の電
子データに対して証明データを付加することができる。
【0099】また、本発明によれば、識別データとし
て、電子データのバージョンデータを適用しているの
で、元の電子データのバージョンデータと更新された電
子データのバージョンデータを比較したり、該各電子デ
ータの証明データを比較することにより、これらの電子
データの関連付けを証明することができる。
【0100】更に、本発明によれば、ファイル名、識別
データ、及び証明データを対応させて証明データ管理テ
ーブルに格納しているので、電子ファイルの管理が容易
となる。
【0101】また、本発明によれば、注目条件に適合す
る識別データを検索することができた場合は、ファイル
名、識別データ、及び証明データを格納しない。例え
ば、バージョンデータ(識別データ)が適合する注目条
件を設定した上で、この注目条件に適合するバージョン
データが証明データ管理テーブルに既に格納されている
場合は、電子データの更新内容が些末なものであると言
えるので、証明データが付加されない。これにより、証
明データ管理テーブルの登録内容が煩雑化せずに済む。
逆に、注目条件に適合するバージョンデータが未だに無
い場合は、電子データの更新内容が大幅なものであると
言えるので、証明データが付加される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報処理装置の一実施形態を示すブロ
ック図である。
【図2】図1のパーソナルコンピュータによる処理を示
すフローチャートである。
【図3】本発明の情報処理装置の他の実施形態を示すブ
ロック図である。
【図4】(a)、(b)、及び(c)は、図3のファイ
ルサーバの証明データ管理テーブルの登録内容を例示し
ている。
【図5】図3のファイルサーバの証明データ管理テーブ
ルへの登録処理を示すフローチャートである。
【図6】図3の情報処理装置による統合ファイルについ
ての全体処理を概念的に示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 パーソナルコンピュータ 12 制御部 13 外部記憶装置 13a システムワーク領域 13b 保存領域 14 表示部 15 入力部 16 ネットワークインターフェース 21 確定日時証明データ作成部 22 記憶領域判定部 23 記憶領域データ部 31 ファイルサーバ 32 ネットワーク 33 制御部 34 外部記憶装置 35 ネットワークインターフェース 36 管理テーブル操作部 37 バージョン保存桁データ部37
フロントページの続き Fターム(参考) 5B017 AA02 CA16 5B082 EA07 GA05 GA11 5J104 AA08 PA07

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子データのファイルを記憶するに際
    し、電子データの内容証明に用いられる証明データを作
    成して、証明データを電子データに付加する電子データ
    内容証明方法において、 電子データのファイルの記憶先が一時的な記憶のための
    一時記憶領域及び継続的な記憶のための安定記憶領域の
    いずれであるかを判定する記憶領域判定ステップと、 電子データのファイルの記憶先が安定記憶領域であると
    判定された場合にのみ、証明データを電子データに付加
    する証明ステップとを含むことを特徴とする電子データ
    内容証明方法。
  2. 【請求項2】 電子データのファイルの記憶先が一時記
    憶領域であると判定された場合は、証明データの作成を
    禁止することを特徴とする請求項1に記載の電子データ
    内容証明方法。
  3. 【請求項3】 証明データは、電子データの作成及び更
    新のいずれかの日時を確定する確定日時を含むことを特
    徴とする請求項1又は2に記載の電子データ内容証明方
    法。
  4. 【請求項4】 電子データのファイルの記憶先が安定記
    憶領域であると判定された場合は、該ファイルの記憶が
    安定記憶領域の既存のファイルへの上書きであるか否か
    を判定する上書き判定ステップと、 上書きであると判定された場合は、上書きである旨を報
    知して、上書きを行なうか否かの選択を可能にする選択
    提示ステップとを含むことを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれかに記載の電子データ内容証明方法。
  5. 【請求項5】 電子データの作成及び更新のいずれかの
    度に、電子データの識別データを生成する識別データ生
    成ステップと、 ファイルが複数の電子データを含む統合ファイルである
    か否かを判定するファイル判定ステップと、 ファイルの記憶先が安定記憶領域であると判定され、か
    つファイルが統合ファイルであると判定された場合は、
    各電子データの識別データに基づいて、証明データを付
    加すべき電子データを選択するデータ選択ステップとを
    含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載
    の電子データ内容証明方法。
  6. 【請求項6】 識別データは、電子データの更新に伴っ
    て変更される該電子データのバージョンデータであるこ
    とを特徴とする請求項5に記載の電子データ内容証明方
    法。
  7. 【請求項7】 データ選択ステップは、ファイル名、識
    別データ、及び証明データを対応させて格納した証明デ
    ータ管理テーブルを参照して、電子データを識別するこ
    とを特徴とする請求項5又は6に記載の電子データ内容
    証明方法。
  8. 【請求項8】 識別データ生成ステップは、注目条件に
    適合する識別データを検索することにより少なくとも1
    つの電子データを特定し得る様に、予め設定された規則
    に基づいて識別データを生成し、 データ選択ステップは、外部から指示されたファイル名
    に対応しかつ該注目条件に適合する識別データを証明デ
    ータ管理テーブルから検索し、該当する識別データを検
    索することができなかった場合は、該ファイル名、該識
    別データ、及び証明データを対応させて証明データ管理
    テーブルに格納することを特徴とする請求項7に記載の
    電子データ内容証明方法。
  9. 【請求項9】 電子データのファイルを記憶するに際
    し、電子データの内容証明に用いられる証明データを作
    成して、証明データを電子データに付加する情報処理装
    置において、 電子データのファイルの記憶先が一時的な記憶のための
    一時記憶領域及び継続的な記憶のための安定記憶領域の
    いずれであるかを判定する記憶領域判定手段と、 電子データのファイルの記憶先が安定記憶領域であると
    判定された場合にのみ、証明データを電子データに付加
    する制御手段とを備えることを特徴とする情報処理装
    置。
  10. 【請求項10】 制御手段は、電子データのファイルの
    記憶先が一時記憶領域であると判定されると、証明デー
    タの作成を禁止することを特徴とする請求項9に記載の
    情報処理装置。
  11. 【請求項11】 証明データは、電子データの作成及び
    更新のいずれかの日時を確定する確定日時を含むことを
    特徴とする請求項9又は10に記載の情報処理装置。
  12. 【請求項12】 ファイルの記憶が既存のファイルへの
    上書きであることを報知する報知手段を備え、 制御手段は、電子データのファイルの記憶先が安定記憶
    領域であると判定されると、該ファイルの記憶が既存の
    ファイルへの上書きであるか否かを判定し、上書きであ
    れば、報知手段を起動して、上書きを行なうか否かの選
    択を可能にすることを特徴とする請求項9乃至11に記
    載の情報処理装置。
  13. 【請求項13】 報知手段は、ファイルの記憶が既存の
    ファイルへの上書きであることを表示装置の画面に表示
    することを特徴とする請求項12に記載の情報処理装
    置。
  14. 【請求項14】 電子データの作成及び更新のいずれか
    の度に、電子データの識別データを生成する識別データ
    生成手段を備え、 制御手段は、ファイルの記憶先が安定記憶領域であると
    判定されると、ファイルが複数の電子データを含む統合
    ファイルであるか否かを判定し、ファイルが統合ファイ
    ルであれば、各電子データの識別データに基づいて、証
    明データを付加すべき電子データを選択することを特徴
    とする請求項9乃至13のいずれかに記載の情報処理装
    置。
  15. 【請求項15】 識別データは、電子データの更新に伴
    って変更される該電子データのバージョンデータである
    ことを特徴とする請求項14に記載の情報処理装置。
  16. 【請求項16】 制御手段は、ファイル名、識別デー
    タ、及び証明データを対応させて格納した証明データ管
    理テーブルを参照して、電子データを識別することを特
    徴とする請求項14又は15に記載の情報処理装置。
  17. 【請求項17】 識別データ生成手段は、注目条件に適
    合する識別データを検索することにより少なくとも1つ
    の電子データを特定し得る様に、予め設定された規則に
    基づいて識別データを生成し、 制御手段は、外部から指示されたファイル名に対応しか
    つ該注目条件に適合する識別データを証明データ管理テ
    ーブルから検索し、該当する識別データを検索すること
    ができなかった場合は、該ファイル名、該識別データ、
    及び証明データを対応させて証明データ管理テーブルに
    格納することを特徴とする請求項16に記載の情報処理
    装置。
  18. 【請求項18】 一時記憶領域及び安定記憶領域の少な
    くとも一方は、外部記憶装置内に形成されることを特徴
    とする請求項9乃至17のいずれかに記載の情報処理装
    置。
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