JP2003057397A - ビーム電流減衰器 - Google Patents

ビーム電流減衰器

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JP2003057397A
JP2003057397A JP2001248159A JP2001248159A JP2003057397A JP 2003057397 A JP2003057397 A JP 2003057397A JP 2001248159 A JP2001248159 A JP 2001248159A JP 2001248159 A JP2001248159 A JP 2001248159A JP 2003057397 A JP2003057397 A JP 2003057397A
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Shoichi Nakanishi
正一 中西
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易に作製できるとともに荷電粒子ビームの
ビーム電流の調整が容易にできるビーム電流減衰器を得
る。 【解決手段】 ビーム電流減衰器1は、複数のスリット
4が設けられた金属板2と、この金属板2を支持し、軸
線方向に往復移動可能な支持軸3とを備えている。複数
のスリット4は、互いに平行に金属板2に設けられてお
り、このスリット4の幅寸法がそれぞれ長手方向に沿っ
て支持軸3に向かって連続的に小さくなっている。従っ
て、荷電粒子ビーム5を金属板2に照射したときに荷電
粒子ビーム5はスリット4のみを通過し、他の金属部分
は通過しないので、ビーム電流を減衰させることがで
き、金属板2を往復移動させることによりスリット4の
幅寸法を変化させ、ビーム電流の減衰率を変化させるこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、荷電粒子ビーム
のビーム電流を減衰するビーム電流減衰器に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】例えば、加速した荷電粒子を利用して治
療する医療機器等は、荷電粒子を加速するためにシンク
ロトロン等の粒子線加速器が用いられている。即ち、医
療機器等はこの粒子線加速器に前段加速器から荷電粒子
の束である荷電粒子ビームが入射され、この荷電粒子を
所定のエネルギまで加速して治療に利用するのである。
入射する荷電粒子ビームの荷電粒子数及びビーム断面積
から定まるビーム電流密度が大きくなると、粒子線加速
器内で荷電粒子ビームの空間電荷効果の影響により荷電
粒子は所定のコースを外れ、加速されなくなる。従っ
て、粒子線加速器に入射された荷電粒子が効率的に加速
されるようにするために前段加速器からの荷電粒子ビー
ムのビーム電流を減衰している。この減衰をするために
ビーム電流減衰器が粒子線加速器の荷電粒子ビーム入射
部分に施されている。
【0003】即ち、図14は、従来のビーム電流減衰器
の構成を示す概略正面図であり、図15は、従来のビー
ム電流減衰器に荷電粒子ビームが入射されている状態を
示す模式的な斜視図であるが、これら図に示すような、
ビーム電流減衰器101が粒子線加速器の荷電粒子ビー
ム入射部分に設けられている。図において、ビーム電流
減衰器101は、ビーム電流を減衰させるアッテネータ
102と、このアッテネータ102を支持する支持軸1
03とを備えている。
【0004】アッテネータ102は、例えば額状に形成
されたステンレス製の枠104の内側全面にステンレス
製の減衰網105が張られたものである。減衰網105
は、ステンレス製のワイヤ106が網目状に形成された
ものである。このアッテネータ102の減衰網105は
前段加速器(図示しない)からの荷電粒子ビーム107
の経路上に設けられている。
【0005】このビーム電流減衰器101は、アッテネ
ータ102に荷電粒子ビーム107を通過させることに
よって荷電粒子ビーム107のビーム電流を全体的に減
衰させている。つまり、荷電粒子ビーム107がアッテ
ネータ102を通過する際に、複数の荷電粒子がこのア
ッテネータ102に到達するが、ワイヤ106に当たっ
た荷電粒子はこのワイヤ106が荷電粒子の進行を妨げ
るのでアッテネータ102を通過することができない
が、ワイヤ106同士の間の空間部分に到達した荷電粒
子は障害物がないのでそのまま通過する。このことによ
って、全体として荷電粒子ビーム107の荷電粒子数を
減少させてビーム電流を減衰させている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のビー
ム電流減衰器101は、アッテネータ102の減衰網1
05によりビーム電流を減衰させているが、この減衰網
105は多数のワイヤ106により構成されているの
で、ワイヤ106を多数張る必要があり、作製が困難で
コストが高くなるという問題点があった。
【0007】また、アッテネータ102は、減衰網10
5の網目の大きさを変化させることができないので、荷
電粒子ビーム107のビーム電流の減衰量を変化させる
には網目の大きさが異なる別のアッテネータ102に代
えなければならず、荷電粒子ビーム107のビーム電流
の減衰量の調整が困難であるという問題点があった。
【0008】そこでこの発明は、上記のような問題点を
解決することを課題とするもので、容易に作製できると
ともに荷電粒子ビームのビーム電流の調整が容易にでき
るビーム電流減衰器を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係るビーム電
流減衰器は、荷電粒子ビームの経路上に複数のスリット
が形成された金属板が配置され、前記荷電粒子ビームの
一部を前記金属板が遮断することによって前記荷電粒子
ビームのビーム電流を減衰させるようになっている。
【0010】また、前記金属板は、前記スリットの長手
方向に往復移動可能になっており、前記スリットは、幅
寸法が長手方向に沿って連続的に小さくなっている。
【0011】また、前記金属板は、前記スリットの長手
方向に往復移動可能になっており、前記スリットは、幅
寸法が長手方向に沿って階段状に小さくなっている。
【0012】また、前記金属板を複数備え、各前記金属
板の前記スリットの形状がそれぞれ異なっており、各前
記金属板は、選択的に前記荷電粒子ビームの経路上に出
し入れ可能に往復移動するようになっている。
【0013】また、前記金属板を複数備え、各前記金属
板の前記スリットの長手方向がそれぞれ異なっている。
【0014】また、前記スリットには、前記スリットを
通過する前記荷電粒子ビームの量を調整する金属製の遮
蔽板が回転自在に設けられている。
【0015】また、荷電粒子ビームの経路上に窓枠形状
の金属板が配置され、前記金属板には、前記金属板によ
って形成された内側の空間を通過する前記荷電粒子ビー
ムの量を調整する金属製の遮蔽板が少なくとも1枚回転
自在に設けられている。
【0016】また、前記スリットは、曲折している。
【0017】また、前記金属板は、回転可能であり、前
記荷電粒子ビームの前記金属板に対する入射角度が変わ
るようになっている。
【0018】また、前記荷電粒子ビームの経路上で前記
金属板の下流側に所定のエネルギを有した荷電粒子を偏
向磁石により偏向して取り出す選別器が設けられてい
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の実施の形態につ
いて説明するが、従来例のものと同一又は同等部材、部
位は、同一符号を付して説明する。
【0020】実施の形態1.図1は、この発明の実施の
形態1に係るビーム電流減衰器1の構成を示す要部正面
図であり、図2は、この発明の実施の形態1に係るビー
ム電流減衰器1に荷電粒子ビームが入射されている状態
を示す模式的な要部斜視図である。これら図において、
ビーム電流減衰器1は、複数のスリット4が設けられた
金属板2と、この金属板2を支持し、軸線方向に往復移
動可能な支持軸3とを備えている。
【0021】金属板2は、例えばステンレスあるいは銅
等で作製されている。複数のスリット4は、互いに平行
に金属板2に設けられており、このスリット4の幅寸法
がそれぞれ長手方向に沿って連続的に小さくなってい
る。図では、支持軸3に近づくにしたがって幅寸法が小
さくなっているが、逆に支持軸3に近づくにしたがって
大きくなっている構成としてもよい。また、金属板2
は、荷電粒子ビーム5が前段加速器から粒子線加速器
(図示しない)に入射するまでの間の経路上に挿入され
ており、荷電粒子ビーム5が金属板2のスリット4を通
過するように交差している。
【0022】支持軸3は、その軸線がスリット4の長手
方向の軸線方向と平行になるように金属板2の側辺に端
部が固定されている。また、支持軸3は、図示しない駆
動機構に取り付けられており、軸線方向に往復移動可能
となっている。従って、金属板2も支持軸3とともに往
復移動可能となっている。
【0023】スリット4は金属板2にワイヤ等を通して
切削するワイヤ切削加工等の一般に知られた方法により
形成される。
【0024】このような構成のビーム電流減衰器1は、
粒子加速器の荷電粒子ビーム5の入射部分に配置されて
荷電粒子ビーム5のビーム電流を減衰させる。これは、
金属板2が、前段加速器からの荷電粒子ビーム5の荷電
粒子数を制限していることを意味している。即ち、金属
板2の金属部分に到達した荷電粒子はその進行をその金
属部分によって妨げられて通過できないが、スリット4
に到達した荷電粒子はその進行を妨害するものがないの
でそのまま通過する。その結果、金属板2の粒子線加速
器側である下流側に到達する荷電粒子はスリット4を通
過したもののみとなり、荷電粒子ビーム5は、金属板2
に到達する前の上流側に比べて金属板2の下流側の荷電
粒子の数が減少し、ビーム電流が上流側に比べて下流側
が小さくなる。従って、スリット4が設けられた金属板
2は、荷電粒子ビーム5のビーム電流を減衰させるアッ
テネータとしての機能を有していることを意味する。
【0025】また、金属板2は、支持軸3によりスリッ
ト4の長手方向に往復移動可能であり、このスリット4
の幅寸法が長手方向に連続的に支持軸3に向かって小さ
くなっているので、金属板2が支持軸3とともにスリッ
ト4の長手方向に支持軸3側移動すると、荷電粒子ビー
ム5の経路は移動しないため、荷電粒子ビーム5が金属
板2に当たる部分では、スリット4の幅寸法が大きくな
り、金属部分の幅寸法が小さくなる。このように変化す
ると、荷電粒子ビーム5の荷電粒子のスリット4を通過
する割合が大きくなり、上流側と下流側との荷電粒子ビ
ーム5のビーム電流の比である減衰率が小さくなる。金
属板2を反対方向に移動させると、逆に荷電粒子ビーム
5のビーム電流の減衰率は大きくなる。
【0026】従って、金属板2を移動させるだけで、荷
電粒子ビーム5のビーム電流の減衰率を調整することが
できる。なお、スリット4の幅寸法が支持軸3に向かっ
て大きくなっている場合であっても、同様の原理により
荷電粒子ビーム5のビーム電流の減衰率を調整すること
ができる。
【0027】また、金属板2のスリット4はワイヤ切削
等の簡易な方法で、従来例に比べて容易に短時間で形成
することができる。
【0028】ここで、荷電粒子ビーム5には、荷電粒子
数の密度差があるため、ビーム電流の減衰率の誤差を小
さくするために、スリット4の幅寸法及び間隔を小さく
してスリット4の数を多くすることが望ましいが、高い
加工精度が必要とされるので、荷電粒子ビーム5の幅を
広げることによりビーム電流の減衰率の誤差を小さくし
ている。即ち、荷電粒子ビーム5の幅を広げると、荷電
粒子ビーム5はより多くのスリット4を通過するように
なり、ビーム電流の減衰率は荷電粒子ビーム5内の荷電
粒子数の密度差に影響を受けにくくなるのである。
【0029】実施の形態2.図3は、この発明の実施の
形態2に係るビーム電流減衰器を示す要部正面図であ
る。図3において、スリット4は、幅寸法が長手方向に
沿って支持軸3に向かって階段状に小さくなっている。
他の構成及び動作は実施の形態1と同様である。
【0030】従って、実施の形態1と同様に、金属板2
を往復移動させることにより、荷電粒子ビーム5のビー
ム電流の減衰率を変化させることができる。また、階段
状のスリット4の任意の一つの階段部分を見てみると、
幅寸法がその階段部分の中ではどの位置でも同一である
ので、金属板2を停止させる精度が多少悪くても荷電粒
子ビーム5がその階段部分内を通過するように停止して
いれば、スリット4において設定した幅寸法の階段部分
を通過でき、ビーム電流の減衰率が正確に得られる。
【0031】なお、図4に示すように、スリット4の各
階段部分を独立させて形成しても同様の効果を奏する。
【0032】実施の形態3.図5は、この発明の実施の
形態3に係るビーム電流減衰器の金属板2の構成を示す
要部正面図であり、図6は、この発明の実施の形態3に
係るビーム電流減衰器の概略構成を示す要部斜視図であ
る。これら図において、ビーム電流減衰器1は、金属板
2を複数備えている。各金属板2には、長手方向に幅寸
法が同一のスリット4が形成されているが、それぞれ金
属板2ごとに異なった幅寸法のスリット4が形成されて
いる。例えば、図6に示すように、ビーム電流減衰器1
は、幅寸法が長手方向に同一のスリット4aが形成され
た金属板2aと、このスリット4aより幅寸法の大きい
スリット4bが形成された金属板2bとを備えている。
これら金属板2a及び金属板2bは、板面が平行となる
ように配置され、各金属板2a及び2bに固定されてい
る支持軸3がそれぞれ図示しない駆動機構に取り付けら
れている。従って、各金属板2a及び2bは、選択的に
荷電粒子ビーム5の経路上に挿入されるようになってい
る。他の構成は実施の形態1と同様である。
【0033】このビーム電流減衰器1では、荷電粒子ビ
ーム5のビーム電流の減衰率を大きくする場合には、金
属板2aを駆動機構により移動させ荷電粒子ビーム5の
経路上に挿入してビーム電流を減衰し、減衰率を小さく
する場合には、金属板2bを駆動機構により移動させ荷
電粒子ビーム5の経路上に挿入してビーム電流を減衰す
る。従って、このビーム電流減衰器1では、金属板2a
におけるスリット4aの幅寸法により得られるビーム電
流の減衰率、及び金属板2bにおけるスリット4bの幅
寸法により得られるビーム電流の減衰率の2段階の減衰
率が得られる。なお、さらに減衰率の段階数を増加する
ためにスリット4の幅寸法が異なる金属板2を3枚以上
にしてもよい。
【0034】従って、このビーム電流減衰器1は、荷電
粒子ビーム5のビーム電流の減衰率を調整できる。ま
た、各金属板2a及び2bの移動は、荷電粒子ビーム5
の経路上への出し入れのみであるので、制御が簡単にな
る。
【0035】実施の形態4.図7は、この発明の実施の
形態4に係るビーム減衰器の構成を示す要部斜視図であ
り、図8は、図7の金属板2の上面図である。これら図
において、金属板2のスリット4には、スリット4と同
一形状の遮蔽板6がスリット4の長手方向の中心軸を中
心に回転自在に設けられている。また、遮蔽板6は、金
属板2と同様の材質で作製された板であり、この遮蔽板
6を回転させるための図示しない回転駆動機構に連動し
ている。従って、回転駆動機構によって遮蔽板6が回転
し、遮蔽板6の板面と金属板2の板面とが同一平面上に
なると、遮蔽板6がスリット4全体を塞ぐようになって
いる。さらに、支持軸3は図示しない駆動機構に取り付
けられており、金属板2とともに往復移動して、金属板
2が荷電粒子ビーム5の経路上に出し入れ可能になって
いる。他の構成は実施の形態1と同様である。
【0036】ビーム電流減衰器1は、このような構成で
あるので、回転駆動機構により遮蔽板6が回転すること
により、荷電粒子ビーム5の経路の上流側から見たスリ
ット4と遮蔽板6とによって形成される隙間の幅寸法が
変化する。即ち、遮蔽板6が回転して、遮蔽板6の板面
が荷電粒子ビーム5の経路と平行になったときに、最も
スリット4と遮蔽板6との隙間が大きくなり、さらに回
転すると、スリット4と遮蔽板6との隙間は徐々に小さ
くなる。この隙間の幅寸法を変化させることによって、
金属板2の下流側に到達する荷電粒子数を調整すること
ができる。
【0037】従って、このビーム電流減衰器1は、遮蔽
板6の回転によりビーム電流を調整するので、調整でき
る減衰率の範囲が広がり、また、段階的でなくなめらか
に減衰率を変化させることができる。
【0038】なお、図9に示すように、金属板2が窓枠
形状になっており、この窓枠部分に遮蔽板6が設けら
れ、この遮蔽板6が回転駆動機構に連動している構成と
しても、遮蔽板6の回転により各遮蔽板6間の隙間の幅
寸法が変化し、同様の効果を奏する。それとともに、遮
蔽板6の厚さが十分薄い場合には、遮蔽板6が荷電粒子
ビーム5の経路と平行になったときに、金属板2の窓枠
内で荷電粒子ビーム5を遮る部分が遮蔽板6の厚さ部分
のみであるため、ほとんど全ての荷電粒子ビーム5を通
すことができ、より遮蔽板6の回転で調整できる減衰率
の範囲が広がる。従って、回転駆動機構による遮蔽板6
のみの回転で、荷電粒子ビーム5を全て遮断する状態か
らほとんど全ての荷電粒子ビーム5を通す状態まで幅広
いビーム電流の減衰率の調整が可能であり、金属板2を
往復移動する構成とする必要はなくなる。
【0039】実施の形態5.図10は、この発明の実施
の形態5に係るビーム電流減衰器の構成を示す要部斜視
図である。図10において、ビーム電流減衰器1は、そ
れぞれスリット4a及びスリット4bが設けられた金属
板2a及び金属板2bを備えている。各金属板2a及び
2bにそれぞれ固定された支持軸3a及び3bは、それ
ぞれ別個に制御しうる駆動機構に往復移動可能に取り付
けられている。支持軸3a及び3bは、それぞれその軸
線方向に沿って往復移動するようになっており、金属板
2a及び2bは、荷電粒子ビーム5の経路上に出し入れ
可能になっている。
【0040】金属板2a及び2bは、その板面が互いに
平行に配置されている。各金属板2a及び2bに設けら
れたスリット4a及び4bは、長手方向がそれぞれ支持
軸3a及び3bの軸線方向に沿って設けられている。ま
た、支持軸3aの軸線方向は支持軸3bの軸線方向に対
して垂直となっている。従って、金属板2aのスリット
4aの長手方向は金属板2bのスリット4bの長手方向
に対して垂直となっている。他の構成及び原理は実施の
形態1と同様である。
【0041】このビーム電流減衰器1においては、金属
板2aのみが荷電粒子ビーム5の経路上に挿入されてい
る場合、金属板2bのみが荷電粒子ビーム5の経路上に
挿入されている場合、及び金属板2a及び金属板2bの
両方が荷電粒子ビーム5の経路上に挿入されている場合
の3段階にビーム電流の減衰率を設定することができ
る。
【0042】即ち、金属板2aのみが挿入されている場
合は、金属板2aのみのビーム電流の減衰率がビーム電
流減衰器1の減衰率となり、金属板2bのみが挿入され
ている場合は、金属板2bのみのビーム電流の減衰率が
ビーム電流減衰器1の減衰率となる。また、金属板2a
及び2bの両方が挿入されている場合は、金属板2によ
り減衰された荷電粒子ビーム5がさらに金属板2bによ
って減衰されるので、金属板2aによるビーム電流の減
衰率にさらに金属板2bによるビーム電流の減衰率を乗
じた減衰率がビーム電流減衰器1の減衰率となる。但
し、スリット4aとスリット4bとを同一の形状、大き
さとすると、金属板2aを挿入した場合と金属板2bを
挿入した場合とは同一のスリット面積であるが、荷電粒
子ビーム5の幅が広がる方向によって減衰率の正確性に
差異が生じるので、減衰率を正確にするために荷電粒子
ビーム5の幅をスリットの長手方向に垂直の方向に広げ
るのがよい。
【0043】また、金属板2a及び2bが両方荷電粒子
ビーム5の経路上に挿入されている場合では、まず金属
板2aによってスリット4aの長手方向に垂直の方向で
の荷電粒子数を減少させ、その後金属板2bによってス
リット4bの長手方向に垂直の方向での荷電粒子数を減
少させて、全体的に荷電粒子数を減少させているので、
荷電粒子ビーム5の幅はスリット4a及び4bの両方の
長手方向に広げるのがよい。
【0044】従って、このビーム電流減衰器1は、複数
段階のビーム電流の減衰率が得られるとともに、金属板
2a及び2bが荷電粒子ビーム5の経路上に両方挿入さ
れることによって、一方向の荷電粒子数の減少だけでな
く多数方向の荷電粒子数を減少させることができ、荷電
粒子ビーム5の特性の一つとなっているビーム形状をあ
まり変化させることなく全体的にビーム電流を減衰させ
ることができる。
【0045】なお、金属板2a及び2bは2枚に限定す
る必要はなく、3枚以上にすれば、ビーム電流減衰器1
はより多くの減衰率を設定することができ、また、より
多くの方向での荷電粒子数を減少させることができる。
【0046】また、支持軸3a及び3bは、金属板2a
及び2bが荷電粒子ビーム5の経路上に配置されていれ
ばビーム形状をさほど変化させずに全体的にビーム電流
を減衰させることができるので、駆動機構に取り付けら
れて往復移動しなくてもよい。
【0047】また、スリット4aの長手方向とスリット
4bの長手方向とが垂直になっている必要はなく、スリ
ット4aの長手方向及びスリット4bの長手方向が異な
っていればそれぞれの方向で荷電粒子数を減少させるこ
とができるので、全体的にビーム電流を減衰させる効果
を奏する。
【0048】また、支持軸3a及び3bは、金属板2a
及び2bが荷電粒子ビーム5の経路上に挿入されれば荷
電粒子数を減少させることができるので、それぞれスリ
ット4a及び4bの長手方向に軸線方向が平行に設けら
れる必要はなく、また、軸線方向に移動させる必要もな
い。
【0049】実施の形態6.図11は、この発明の実施
の形態6に係るビーム電流減衰器の金属板2の概略構成
を示す正面図である。図11において、金属板2には、
直角に折れ曲がって2つの直線部分を有したスリット4
が複数形成されている。これら複数のスリット4は各直
線部分が平行になるように設けられ、全体的に十字形に
なっている。また、支持軸3は駆動機構に取り付けられ
ており、簡単な制御で金属板2は荷電粒子ビーム5の経
路上に出し入れ可能となっている。他の構成及び原理は
実施の形態1と同様である。
【0050】このビーム電流減衰器1は、スリット4が
異なる方向に延びた2つの直線部分を有しているので、
スリット4のそれぞれの直線部分に垂直な方向での荷電
粒子ビーム5の荷電粒子数を減少させることができ、1
枚の金属板2で複数方向の荷電粒子数を減少させること
ができる。その結果、ビーム形状をさほど変形すること
なく全体的にビーム電流を減衰することができる。
【0051】なお、スリット4は、異なる方向の部分を
2つ以上有していればよいので、直角に折れ曲がってい
る必要はなく、緩やかに曲げられていてもよい。また、
スリット4自体が直線である必要もない。
【0052】実施の形態7.図12は、この発明の実施
の形態7に係るビーム電流減衰器の構成及び動作を説明
する要部斜視図である。図12において、金属板2に形
成されたスリット4は、長手方向に同一の幅寸法となっ
ている。また、支持軸3は、支持軸3の軸線を中心に例
えば矢印7の向きに回転可能に駆動機構に取り付けられ
ている。従って、金属板2の板面は、支持軸3が回転す
ることにより、荷電粒子ビーム5の金属板2の板面に対
する入射角度が変化するようになっている。他の構成は
実施の形態1と同様である。
【0053】従って、荷電粒子ビーム5の経路上で金属
板2の上流側から見たスリット4の幅寸法及び金属部分
の幅寸法は、金属板2の回転により変化する。即ち、金
属板2の板面が荷電粒子ビーム5の経路の方向に近づく
につれて上流側から見たスリット4の幅寸法及び金属部
分の幅寸法は小さくなるのである。このことから、支持
軸3とともに金属板2を回転させて荷電粒子ビーム5の
入射角度を変化させるだけで、スリット4の幅寸法と金
属部分の幅寸法との比は変わらないが、荷電粒子ビーム
5がより多くのスリット4を通過することができ、荷電
粒子ビーム5の幅を広げることなくビーム電流の減衰率
の誤差を小さくすることができる。
【0054】なお、スリット4は、金属板2の回転によ
り幅寸法が変化するので、長手方向に同一の幅寸法であ
る必要はなく、また、スリット4の長手方向の軸線と支
持軸3の軸線とが平行であっても平行でなくてもどちら
でもよい。
【0055】実施の形態8.図13は、この発明の実施
の形態8に係るビーム電流減衰器の構成を示す概略的な
要部模式図である。図13において、ビーム電流減衰器
1は、荷電粒子ビーム5の経路上で金属板2の下流側に
荷電粒子ビーム5を偏向する偏向磁石8と、偏向された
荷電粒子ビーム5が内部を通過する選別管9とを有した
選別器10を備えている。
【0056】偏向磁石8は、電磁石であり、粒子線加速
器で設定された入射エネルギを有した荷電粒子のみを選
別管9に向けて偏向するように発生磁場が設定されてい
る。他の構成は実施の形態1と同様である。
【0057】このビーム電流減衰器1では、前段加速器
からの荷電粒子ビーム5は金属板2によりそのビーム電
流が減衰される。即ち、金属板2の金属部分に衝突する
ことによって金属板2を通過できなかった荷電粒子の数
だけビーム電流は減衰する。このとき、金属板2の金属
部分に衝突したにもかかわらずエネルギを低下させて金
属板2を通過してくる荷電粒子があり、また、荷電粒子
が金属部分に衝突することによって発生する中性子も金
属板2の下流側にくる。従って、金属板2の下流側には
スリット4をそのまま通過した荷電粒子だけでなく、エ
ネルギの低下した荷電粒子及び中性子が混在する。
【0058】エネルギの低下した荷電粒子は粒子線加速
器内でコースを外れて加速できず、中性子は電気的に中
性であるため粒子線加速器内で偏向できず加速できない
ので、これらエネルギの低下した荷電粒子及び中性子が
粒子線加速器に入射されるのは不都合である。金属板2
の下流側に設けられた選別器10は、このようなエネル
ギの低下した荷電粒子及び中性子を排除して粒子線加速
器に入射させないようにしている。
【0059】即ち、スリット4をそのまま通過した正常
なエネルギを有する荷電粒子、エネルギの低下した荷電
粒子及び中性子が混在した荷電粒子ビームが偏向磁石8
に入射すると、この偏向磁石8により正常なエネルギを
有する荷電粒子は選別管9に向けて偏向され、エネルギ
の低下した荷電粒子は矢印11で示すように、正常なエ
ネルギを有した荷電粒子より小さな偏向半径で偏向さ
れ、中性子は矢印12で示すように、偏向されずに直進
する。従って、選別管9に入射して通過できるのは矢印
13で示す正常なエネルギを有する荷電粒子のみとな
り、この荷電粒子が粒子線加速器に入射されることにな
る。
【0060】従って、このビーム電流減衰器1は、実施
の形態1と同様の効果を奏するとともに、粒子線加速器
内で有効に加速できる荷電粒子のみを粒子線加速器に入
射させることができるので、効率的に粒子線加速器によ
り荷電粒子を加速することができる。
【0061】なお、偏向磁石8は、電磁石である必要は
なく、粒子線加速器に入射する荷電粒子のエネルギ量が
定まっていれば、その荷電粒子を選別管9に向けて偏向
する永久磁石であってもよい。
【0062】また、実施の形態2乃至実施の形態7にお
けるビーム電流減衰器に選別器10を適用した場合にお
いても、同様の効果を奏する。
【0063】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、この発明
に係るビーム電流減衰器は、荷電粒子ビームの経路上に
複数のスリットが形成された金属板が配置され、前記荷
電粒子ビームの一部を前記金属板が遮断することによっ
て前記荷電粒子ビームのビーム電流を減衰させるように
なっているので、前記金属板を容易に作製でき、製造コ
ストを削減できる。
【0064】また、前記金属板は、前記スリットの長手
方向に往復移動可能になっており、前記スリットは、幅
寸法が長手方向に沿って連続的に小さくなっているの
で、前記金属板を前記スリットの長手方向に移動させる
ことにより、前記荷電粒子ビームのビーム電流を容易に
減衰させることができる。
【0065】また、前記金属板は、前記スリットの長手
方向に往復移動可能になっており、前記スリットは、幅
寸法が長手方向に沿って階段状に小さくなっているの
で、前記金属板の停止位置が正確でなくても所定量の前
記荷電粒子ビームのビーム電流を減衰できる。
【0066】また、前記金属板を複数備え、各前記金属
板の前記スリットの形状がそれぞれ異なっており、各前
記金属板は、選択的に前記荷電粒子ビームの経路上に出
し入れ可能に往復移動するようになっているので、前記
金属板の枚数分だけ前記荷電粒子ビームのビーム電流の
減衰率を設定できる。
【0067】また、前記金属板を複数備え、各前記金属
板の前記スリットの長手方向がそれぞれ異なっているの
で、全体的にほぼ均等に荷電粒子ビームのビーム電流を
減衰できる。
【0068】また、前記スリットには、前記スリットを
通過する前記荷電粒子ビームの量を調整する金属製の遮
蔽板が回転自在に設けられているので、前記荷電粒子ビ
ームのビーム電流の減衰率を幅広く連続的に変化させる
ことができる。
【0069】また、荷電粒子ビームの経路上に窓枠形状
の金属板が配置され、前記金属板には、前記金属板によ
って形成された内側の空間を通過する前記荷電粒子ビー
ムの量を調整する金属製の遮蔽板が少なくとも1枚回転
自在に設けられているので、前記荷電粒子ビームのビー
ム電流の減衰率を幅広く連続的に変化させることができ
る。
【0070】また、前記スリットは、曲折しているの
で、1枚の金属板によって全体的に荷電粒子ビームのビ
ーム電流を減衰できる。
【0071】また、前記金属板は、回転可能であり、前
記荷電粒子ビームの前記金属板に対する入射角度が変わ
るようになっているので、前記荷電粒子ビームの荷電粒
子数の密度差によるビーム電流の減衰率の誤差を小さく
することができる。
【0072】また、前記荷電粒子ビームの経路上で前記
金属板の下流側に所定のエネルギを有した荷電粒子を偏
向磁石により偏向して取り出す選別器が設けられている
ので、必要な荷電粒子を粒子線加速器に入射させること
ができ、効率的に前記荷電粒子を加速することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るビーム電流減
衰器の構成を示す要部正面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係るビーム電流減
衰器に荷電粒子ビームが入射されている状態を示す模式
的な要部斜視図である。
【図3】 この発明の実施の形態2に係るビーム電流減
衰器の構成を示す要部正面図である。
【図4】 この発明の実施の形態2に係るビーム電流減
衰器のスリットの各階段部分を独立させて形成した金属
板の正面図である。
【図5】 この発明の実施の形態3に係るビーム電流減
衰器の金属板の構成を示す要部正面図である。
【図6】 この発明の実施の形態3に係るビーム電流減
衰器の概略構成を示す要部斜視図である。
【図7】 この発明の実施の形態4に係るビーム減衰器
の構成を示す要部斜視図である。
【図8】 図7の金属板の上面図である。
【図9】 窓枠形状の金属板に遮蔽板を取り付けたビー
ム減衰器の構成を示す要部斜視図である。
【図10】 この発明の実施の形態5に係るビーム電流
減衰器の構成を示す要部斜視図である。
【図11】 この発明の実施の形態6に係るビーム電流
減衰器の金属板の概略構成を示す正面図である。
【図12】 この発明の実施の形態7に係るビーム電流
減衰器の構成及び動作を説明する要部斜視図である。
【図13】 この発明の実施の形態8に係るビーム電流
減衰器の構成を示す概略的な要部模式図である。
【図14】 従来のビーム電流減衰器の構成を示す概略
正面図である。
【図15】 従来のビーム電流減衰器に荷電粒子ビーム
が入射されている状態を示す模式的な斜視図である。
【符号の説明】
1 ビーム電流減衰器、2,2a,2b 金属板、4,
4a,4b スリット、5 荷電粒子ビーム、6 遮蔽
板、8 偏向磁石、10 選別器。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05H 13/04 H05H 13/04 M

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷電粒子ビームの経路上に複数のスリッ
    トが形成された金属板が配置され、前記荷電粒子ビーム
    の一部を前記金属板が遮断することによって前記荷電粒
    子ビームのビーム電流を減衰させるようになっているこ
    とを特徴とするビーム電流減衰器。
  2. 【請求項2】 前記金属板は、前記スリットの長手方向
    に往復移動可能になっており、 前記スリットは、幅寸法が長手方向に沿って連続的に小
    さくなっていることを特徴とする請求項1に記載のビー
    ム電流減衰器。
  3. 【請求項3】 前記金属板は、前記スリットの長手方向
    に往復移動可能になっており、 前記スリットは、幅寸法が長手方向に沿って階段状に小
    さくなっていることを特徴とする請求項1に記載のビー
    ム電流減衰器。
  4. 【請求項4】 前記金属板を複数備え、 各前記金属板の前記スリットの形状がそれぞれ異なって
    おり、 各前記金属板は、選択的に前記荷電粒子ビームの経路上
    に出し入れ可能に往復移動するようになっていることを
    特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載のビー
    ム電流減衰器。
  5. 【請求項5】 前記金属板を複数備え、 各前記金属板間では前記スリットの長手方向がそれぞれ
    異なっていることを特徴とする請求項1に記載のビーム
    電流減衰器。
  6. 【請求項6】 前記スリットには、前記スリットを通過
    する前記荷電粒子ビームの量を調整する金属製の遮蔽板
    が回転自在に設けられていることを特徴とする請求項1
    乃至請求項5の何れかに記載のビーム電流減衰器。
  7. 【請求項7】 荷電粒子ビームの経路上に窓枠形状の金
    属板が配置され、 前記金属板には、前記金属板によって形成された内側の
    空間を通過する前記荷電粒子ビームの量を調整する金属
    製の遮蔽板が少なくとも1枚回転自在に設けられている
    ことを特徴とするビーム電流減衰器。
  8. 【請求項8】 前記スリットは、曲折していることを特
    徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載のビーム
    電流減衰器。
  9. 【請求項9】 前記金属板は、回転可能であり、前記荷
    電粒子ビームの前記金属板に対する入射角度が変わるよ
    うになっていることを特徴とする請求項1乃至請求項8
    の何れかに記載のビーム電流減衰器。
  10. 【請求項10】 前記荷電粒子ビームの経路上で前記金
    属板の下流側に所定のエネルギを有した荷電粒子を偏向
    磁石により偏向して取り出す選別器が設けられているこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項9の何れかに記載の
    ビーム電流減衰器。
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