JP2003056616A - ロッド保持用緩衝部材およびロッド輸送用コンテナ - Google Patents
ロッド保持用緩衝部材およびロッド輸送用コンテナInfo
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Abstract
により輸送することが可能となるロッド保持用緩衝部材
と、このようなロッド保持用緩衝部材を用いて、安全に
ロッドを収容することができるロッド輸送用コンテナを
提供すること。 【解決手段】 リフト用孔10が形成してあるパレット
8と、パレット8の上面に立設される複数の側板14,
16と、パレット8と複数の側板14,16とで囲まれ
る内部空間に収容される少なくとも一組のロッド保持用
緩衝部材50,52,54と、ロッド保持用緩衝部材5
0,52,54をパレット8上に固定するベルト70
と、を有するロッド輸送用コンテナ。
Description
部材およびロッド輸送用コンテナに関する。
るコンテナとして、従来では、段ボール紙などの厚紙で
形成した仕切り壁付きトレーにロッドを載せ、そのトレ
ーを段ボール紙製コンテナの内部に積み重ねて輸送する
コンテナが知られているが、使用後の産業廃棄物の問題
や輸送コストの面で問題がある。
って互い違いに位置する複数の仕切り板により、各ロッ
ドの外周を上下から挟み込んで保持する方式の組立式コ
ンテナについて報告した(特開平11―236045号
公報)。これによれば、廃棄物や輸送コストの問題が解
決され、さらに、異なる外径のロッドも、確実に保持す
ることが可能となった。
を複数の仕切り板によって保持する構造なので、ロッド
の長手方向の長さが仕切り板間の長さよりも短い場合に
は、ロッドを確実に収容できないという問題が生じる。
また、輸送中に激しい振動等があると、収容したロッド
の表面が傷つき易いという問題も考えられる。
方向の長さが短いロッドでも、コンテナにより輸送する
ことが可能となるロッド保持用緩衝部材を提供すること
にある。さらに、本発明の目的は、このようなロッド保
持用緩衝部材を用いて、安全にロッドを収容することが
できるロッド輸送用コンテナを提供することにある。
果、発泡ポリプロピレンにより、ロッドの外周下部を深
く押え、一方ロッドの外周上部を浅く押えるような形状
の緩衝部材を作成し、これらを用いて円形のロッドの外
周を上下から挟み込み、さらに、ベルトによりパレット
に固定したところ、ロッドを確実に固定することができ
ることを見出し、この知見に基づき本発明を完成した。
ンテナ内に収容されるロッドの外周上部を保持する上部
保持凹部が形成してある第1緩衝部材と、コンテナ内に
収容されるロッドの外周下部を保持する下部保持凹部が
形成してある第2緩衝部材と、から構成され、これら
は、前記ロッドを上下から挟み込む一組の部材として作
用するものである。好ましくは、前記第1緩衝部材に形
成された上部保持凹部の垂直断面方向の深さは、前記第
2緩衝部材に形成された下部保持凹部の垂直断面方向の
深さよりも小さい。
成された上部保持凹部の垂直断面方向の深さが、前記第
2緩衝部材に形成された下部保持凹部の垂直断面方向の
深さよりも大きいものであってもよい。
た上部保持凹部の垂直断面方向の深さaと、前記第2緩
衝部材に形成された下部保持凹部の垂直断面方向の深さ
bとは、a:bが、1:2〜1:5の関係にある。
た上部保持凹部の垂直断面方向の深さは、コンテナ内に
収容されるロッドの横断面半径の5%〜10%の範囲の
長さである。
た下部保持凹部の垂直断面方向の深さは、コンテナ内に
収容されるロッドの横断面半径の20%〜40%の範囲
の長さである。
ンテナ内に収容されるロッドの外周上部を保持する上部
保持凹部が形成してあり、前記第1緩衝部材の上面にコ
ンテナ内に収容されるロッドの外周下部を保持する下部
保持凹部が形成してある。
ンテナ内に収容されるロッドの外周下部を保持する下部
保持凹部が形成してあり、前記第2緩衝部材の下面にコ
ンテナ内に収容されるロッドの外周上部を保持する上部
保持凹部が形成してある。
び第2緩衝部材は、相対的な概念であり、同じ緩衝部材
が、他の緩衝部材との関係で、第1緩衝部材または第2
緩衝部材になり得る。
フト用孔が形成してあるパレットと、前記パレットの上
面に立設される複数の側板と、前記パレットと前記複数
の側板とで囲まれる内部空間に収容される少なくとも1
個の請求項1〜7のいずれかに記載された一組のロッド
保持用緩衝部材と、前記ロッド保持用緩衝部材をパレッ
ト上に固定する手段と、を有する。
在に立設される複数の側板の中、少なくとも1枚の側板
は、上下に分離可能である。好ましくは、前記ロッド保
持用緩衝部材をパレット上に固定する手段は、一対の帯
状部材それぞれの下端を前記パレットに結合し、前記第
1緩衝部材の上面にて、前記一対の帯状部材のそれぞれ
の上端を着脱自在に結合するものである。この場合にお
いて、前記帯状部材の下端をパレットに結合させるため
に、少なくとも2個の切り欠きを設けた底板をパレット
上面に形成することが好ましい。
パレット上に固定する手段は、前記第1緩衝部材の上面
に載置した押さえ板端部に設けた固定用ピンを、前記側
板に設けた固定用孔に嵌合するものであっても良い。
形態に基づき説明する。図1に示すように、本実施形態
に係るロッド輸送用コンテナ2は、図2に示す半導体単
結晶ロッドなどのロッド4aまたは4bを収容して輸送
するためのコンテナであって、底部にパレット8を有す
る。本実施形態のパレット8には、フォークリフトの爪
部が差し込まれるリフト用孔10が形成してある。パレ
ット8は、たとえばステンレスなどの金属で構成してあ
ることが好ましいが、金属以外のプラスチックや木製な
どの材質で構成することも可能である。
ある厚さ4〜6mmの底板12が載置される。また、この
パレット8の四辺位置には、相互に略平行に向き合う一
対の第1側板14,14と、これら第1側板14,14
の両側端部を連結するように、しかも相互に略平行に向
き合う一対の第2側板16,16とが着脱自在に装着さ
れる。本実施形態では、第1側板14,14は、パレッ
ト8の上で、ロッド4a,4bの長手方向Xに対して略
平行となるように立設される。また、第2側板16,1
6は、パレット8の上で、ロッド4a,4bの長手方向
Xに対して略直角方向となるように立設される。本実施
形態では、第1側板14,14の幅が、第2側板16,
16の幅よりも広くしてある。第1側板14,14の幅
は、たとえば1000〜1300mmであり、その高さ
は、600〜900mmである。また、第2側板16,1
6の幅は、たとえば600〜1000mmであり、その高
さは、600〜900mmである。
よび第2側板16,16で囲まれた空間が、ロッド4
a,4bを収容するための内部空間18となる。これら
側板で囲まれた空間18を閉じるために、側板14,1
4,16,16の上端には、矩形の蓋20が着脱自在に
装着される。
のパネル14aおよび14bで構成してあり、上下に分
離可能となっている。また、第2側板16は、それぞれ
1枚のパネルで構成してある。これらの側板14および
16は、下述するような構造を採用することにより、パ
レット8に対して折り畳み自在となっている。
置には、下金具24が立設してある。各下金具24の内
側には、断面略L字形状の係止片が固定してあり、上下
方向に延びる垂直溝と、その溝の下端部に連続するよう
に水平方向に延びる水平溝とを形成するようになってい
る。
方向に沿って金属製の側端金枠32が装着してある。各
側端金枠32は、側板16を補強する作用を有する。ま
た、各側端金枠32には、第1側板14の両端部がそれ
ぞれスライド式に差し込まれるためのスライド溝が形成
してある。また、この側端金枠32の下端部に、回動用
突起42が具備してある。
に沿って挿入され、その溝の下端部で、水平方向に移動
させることで、回動用突起42は係止片により上方への
抜け止めがなされる。したがって、各第2側板16は、
パレット8に対して上方への抜け止めがなされ、その状
態で、側板16は、コンテナ2の内側方向への回動が許
容される。側板16のコンテナ外側への回動は、側板1
6が、パレット8の上に固定された下金具24および板
状金具26に当接することにより制限される。また、第
1側板14の両側上端部に装着してある回動自在な取付
金具34が、第2側板16の両側上端部に着脱自在に係
合することにより、側板16のコンテナ外側への回動
は、完全に防止される。
ことにより、第1側板14および第2側板16が、パレ
ット8に対して折り畳み自在および/または着脱自在に
装着される。
側板14の両端部は、第2側板16のスライド溝にスラ
イド式に差し込まれるようになっている。したがって、
第1側板14は、パレット8の上で、当該パレット8お
よび第2側板16に対して着脱自在に組み立て可能であ
る。
側板16を構成する各パネルは、木製合板で構成してあ
るが、これらの厚みは、好ましくは5〜15mm程度、
さらに好ましくは8〜10mm程度である。また、これ
ら側板14および16を構成するパネルの縁部には、補
強用に金枠が装着してあることが好ましい。また、パネ
ルの両面には、塩化ビニルシートなどの樹脂シートが貼
り付けてあることが好ましい。
の内部には、それぞれ板状の上部緩衝部材50、中間緩
衝部材52および下部緩衝部材54が、ロッド4aまた
は4bを間に挟み込むように積層される。これら緩衝部
材50、52および54に形成してある上部保持凹部5
6と対向する下部保持凹部58とが一組となり、それぞ
れロッド4aまたは4bを挟み込むロッド保持用緩衝部
材となる。これらの緩衝部材50、52および54は、
たとえばポリプロピレン(PP)発泡体、ポリエチレン
(PE)発泡体、弾性ゴム、木材などの緩衝部材で構成
してある。
に収容されるロッド4aまたは4bの外周上部を保持す
る上部保持凹部56が形成してある。中間緩衝部材52
の上面には、ロッド4aまたは4bの外周下部を保持す
る下部保持凹部58が形成してあり、その下面には、ロ
ッド4aまたは4bの外周上部を保持する上部保持凹部
56が形成してある。また、下部緩衝部材54の上面に
は、ロッド4aまたは4bの外周下部を保持する下部保
持凹部58が形成してある。
50、52および54の下面または上面に、凹部の長手
方向に直交するY方向に沿って所定ピッチP1で複数形
成してある。この所定ピッチP1は、収容されるロッド
4aまたは4bの横断面半径raまたはrbなどに応じ
てそれぞれ決定され、収容されるロッド4aまたは4b
における横断面半径raまたはraのそれぞれ2倍プラ
ス余裕幅αのピッチであることが好ましい。
好ましくは10〜30mm程度である。この余裕幅αが大
きすぎると、所定の大きさのコンテナの内部に収容でき
るロッド4aまたは4bの数が少なくなり、余裕幅αが
小さすぎると、ロッド相互間の隙間が小さくなり、衝突
するおそれが高くなることから好ましくない。
できるロッドの横断面半径raの最大値は、たとえば7
2.5mmであり、その横断面半径rbの最小値は、55
mmである。各凹部56および58の曲率半径は、ロッド
の横断面半径raに対応する半径である。
断面(横断面)方向の深さは、下部保持凹部58の垂直
断面方向の深さよりも小さくしてある。たとえば、上部
保持凹部56の垂直断面方向の深さaと、下部保持凹部
58の垂直断面方向の深さbとは、a:bが、1:2〜
1:5の関係にある。また、深さaは、ロッド4aまた
は4bの横断面半径raまたはrbのそれぞれ5%〜1
0%の範囲の長さであり、深さbは、ロッド4aまたは
4bの横断面半径raまたはrbのそれぞれ20%〜4
0%の範囲の長さである。また、各緩衝部材50、52
および54における最小の断面厚みt1は、余裕幅αと
同程度である。これらの数値範囲の関係にあるときに、
断面半径が異なるロッド4aまたは4bであっても、こ
れらを衝突させることなく、安全に保持することが可能
になる。なお、本発明においては、例えば横断面半径r
aのロッド4aの場合は、前記深さaと深さbは、前記
半径raを基準にして設定されることが好ましい。ra
と異なる横断面半径rbのロッド4bの場合も同様であ
る。本発明においては、ロッド4a又は4bを安全に保
持するためには、凹部56の横断面における円弧の長さ
は、ロッド4a又は4bの横断面における外周の長さの
5〜10%程度である。また、凹部58の横断面におけ
る円弧の長さは、ロッド4aまたは4bの横断面外周の
長さの10〜30%程度である。
が固定してある。上部緩衝部材50の上面は、図1に示
すように、ベルト(帯状部材)70および製品押さえ板
72を介して締め付けられるため、補強板60により上
部緩衝部材50の強度を補強することが好ましい。製品
押さえ板72は、たとえば金属板および緩衝部材の複合
材で構成される。ベルト70は、たとえば合成樹脂、
革、合成繊維などで構成される。
も具備させても良い。なぜなら、図2に示す緩衝部材5
0、52および54は、それらの上下配列を完全に逆転
させて使用しても良いからである。すなわち、図2に示
す下部緩衝部材54を、天地を逆にして、上部緩衝部材
として用い、上部緩衝部材50を、天地を逆にして下部
緩衝部材として用い、中間緩衝部材52も、天地を逆に
して用いても良い。
72は、緩衝部材50,52および54をパレット上に
固定する手段である。ベルト70の下端には、たとえば
図3に示すように、フック金具74が装着してあり、こ
のフック金具74は、パレット8に固定してあるD型金
具に対して着脱自在に連結可能となっている。
の下端部表面に、対となる面状ファスナー78aおよび
78bを、長手方向に所定間隔で装着しておき、ベルト
70の下端部をD型金具76に通し、面状ファスナー7
8aおよび78b相互を着脱自在に付着しても良い。い
ずれにしても、ベルト70の下端をパレット8に対して
着脱自在に固定するために、図1に示すように、底板1
2には、少なくとも2個の切り欠き13を設けることが
好ましい。
について説明する。まず、ロッドの輸送後にコンテナ2
からロッドを取り出し、コンテナ2を折り畳む方法につ
いて説明する。図6および図7に示すように、まず、蓋
20を取り除き、取付金具34を上向きに回動させて、
側板14を側板16に対してスライド移動自在とし、こ
れらの側板14をコンテナ2から取り外す。次に、図8
に示すように、ベルト70を緩めて、製品押さえ板72
を、取り外す。
52および54を、コンテナ2から取り出し、同時に、
それらの間に介装されているロッドを取り出す。なお、
図9では、ロッドの図示を省略している。また、底板1
2に形成してある切り欠き13(図1参照)の図示も省
略している。
う一対の側板16を、下金具24の内側に、互い違いに
回動させて、底板12の上に倒して収納する。次に、図
11に示すように、他の一対の側板14を、側板16の
上に重ねて収納する。
り出された緩衝材50、52および54を積層させて、
側板14の上に重ね、ベルト70および押さえ板72に
より上から固定する。その後、その上に、図8に示すよ
うに、蓋20を重ねれば、コンテナの折り畳みが完了す
る。コンテナ2は、使用状態に比べて嵩が小さくなり、
コンテナの返送および保管が容易になる。コンテナ2を
再使用する場合には、図6〜図13の動作を逆に行えば
よい。
の納入先で、コンテナ2からロッド4aまたは4bを取
り出した後のコンテナ2は、輸送元へ送り返され、再使
用される。したがって、廃棄処分となる部分がなくな
り、あるいは最小限にすることができ、環境対策上好ま
しい。
ット上で分解して折り畳むことにより、コンテナ2の嵩
を小さくして輸送元へ送り返すことができるので、輸送
コストの低減を図ることができる。
テナ2では、コンテナ2内に収容される各ロッド4aま
たは4bは、緩衝部材50、52および56により保持
される。このため、異なる外径のロッド4aまたは4b
が同じコンテナ2内に収容される場合でも、それぞれの
外径に対応する緩衝部材を使用して、各ロッド4aまた
は4bの外周を上下から挟み込んで保持することがで
き、コンテナ2内でロッド4aまたは4bが移動するこ
とを有効に防止することができる。また、本実施形態の
コンテナでは、板状の緩衝部材により挟み込んでロッド
4aまたは4bを保持するので、長手方向の長さが短い
ロッド4aまたは4bでも、本実施形態のコンテナ2に
より安全に輸送することが可能となる。
されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変する
ことができる。たとえば本発明では、図1および図2に
示す中間緩衝部材52は、必ずしもなくても良いが、好
ましくは、少なくとも一つあれば良く、図1および図2
に示すように、3つの例に限定されない。
部保持凹部56aが形成してある上部緩衝部材50a、
下部保持凹部58aが形成してある中間緩衝部材52a
および図示省略してある下部緩衝部材は、それぞれ必ず
しも1枚のパネルである必要はない。たとえば、これら
緩衝部材は、それらの凹部の長手方向に沿って2分割、
3分割または4分割以上に分割されたパネルで構成して
も良い。
52および54をパレット8上に固定する手段として
は、ベルト70および製品押さえ板72に限定されな
い。たとえば、製品押さえ板72の両端部に固定用ピン
を設け、各固定用ピンを、側板14の内面に設けた固定
用孔に嵌合するようにすることにより、緩衝部材50,
52および54をパレット8上に固定しても良い。
るロッドとしては、シリコン単結晶ロッドに限らず、そ
の他のロッドであっても良い。
ば、長手方向の長さが短いロッドでも、コンテナにより
輸送することが可能となるロッド保持用緩衝部材と、こ
のようなロッド保持用緩衝部材を用いて、安全にロッド
を収容することができるロッド輸送用コンテナとを提供
することができる。
用コンテナの概略分解斜視図である。
る。
レットとの取り付け部を示す要部斜視図である。
パレットとの取り付け部を示す要部斜視図である。
の概略斜視図である。
折り畳み工程を示す斜視図である。
図である。
図である。
図である。
斜視図である。
す斜視図である。
す斜視図である。
す斜視図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 コンテナ内に収容されるロッドの外周上
部を保持する上部保持凹部が形成してある第1緩衝部材
と、 コンテナ内に収容されるロッドの外周下部を保持する下
部保持凹部が形成してある第2緩衝部材と、から構成さ
れる一組のロッド保持用緩衝部材。 - 【請求項2】 前記第1緩衝部材に形成された上部保持
凹部の垂直断面方向の深さは、前記第2緩衝部材に形成
された下部保持凹部の垂直断面方向の深さよりも小さい
ものである請求項1に記載された一組のロッド保持用緩
衝部材。 - 【請求項3】 前記第1緩衝部材に形成された上部保持
凹部の垂直断面方向の深さaと、前記第2緩衝部材に形
成された下部保持凹部の垂直断面方向の深さbとは、
a:bが、1:2〜1:5の関係にある請求項1または
2に記載された一組のロッド保持用緩衝部材。 - 【請求項4】 前記第1緩衝部材に形成された上部保持
凹部の垂直断面方向の深さは、コンテナ内に収容される
ロッドの横断面半径の5%〜10%の範囲の長さである
請求項1〜3のいずれかに記載された一組のロッド保持
用緩衝部材。 - 【請求項5】 前記第2緩衝部材に形成された下部保持
凹部の垂直断面方向の深さは、コンテナ内に収容される
ロッドの横断面半径の20%〜40%の範囲の長さであ
る請求項1〜4のいずれかに記載された一組のロッド保
持用緩衝部材。 - 【請求項6】 前記第1緩衝部材の下面にコンテナ内に
収容されるロッドの外周上部を保持する上部保持凹部が
形成してあり、前記第1緩衝部材の上面にコンテナ内に
収容されるロッドの外周下部を保持する下部保持凹部が
形成してある請求項1〜5のいずれかに記載された一組
のロッド保持用緩衝部材。 - 【請求項7】 前記第2緩衝部材の上面にコンテナ内に
収容されるロッドの外周下部を保持する下部保持凹部が
形成してあり、前記第2緩衝部材の下面にコンテナ内に
収容されるロッドの外周上部を保持する上部保持凹部が
形成してある請求項1〜6のいずれかに記載された一組
のロッド保持用緩衝部材。 - 【請求項8】 リフト用孔が形成してあるパレットと、 前記パレットの上面に立設される複数の側板と、 前記パレットと前記複数の側板とで囲まれる内部空間に
収容される少なくとも1個の請求項1〜7のいずれかに
記載された一組のロッド保持用緩衝部材と、 前記ロッド保持用緩衝部材をパレット上に固定する手段
と、を有するロッド輸送用コンテナ。 - 【請求項9】 前記パレットの上面に着脱自在に立設さ
れる複数の側板の中、少なくとも1枚の側板は、上下に
分離可能である請求項8に記載されたロッド輸送用コン
テナ。 - 【請求項10】 前記ロッド保持用緩衝部材をパレット
上に固定する手段は、一対の帯状部材それぞれの下端を
前記パレットに結合し、前記第1緩衝部材の上面にて、
前記一対の帯状部材のそれぞれの上端を着脱自在に結合
するものである請求項8または9に記載されたロッド輸
送用コンテナ。 - 【請求項11】 前記帯状部材の下端をパレットに結合
させるために、少なくとも2個の切り欠きを設けた底板
をパレット上面に載置した請求項10に記載されたロッ
ド輸送用コンテナ。 - 【請求項12】 前記ロッド保持用緩衝部材をパレット
上に固定する手段は、前記第1緩衝部材の上面に載置し
た押さえ板端部に設けた固定用ピンを、前記側板に設け
た固定用孔に嵌合するものである請求項8または9に記
載されたロッド輸送用コンテナ。
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