JP2003053452A - プレス機のトランスファ装置 - Google Patents

プレス機のトランスファ装置

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JP2003053452A
JP2003053452A JP2001252070A JP2001252070A JP2003053452A JP 2003053452 A JP2003053452 A JP 2003053452A JP 2001252070 A JP2001252070 A JP 2001252070A JP 2001252070 A JP2001252070 A JP 2001252070A JP 2003053452 A JP2003053452 A JP 2003053452A
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JP2001252070A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Sako
義孝 迫
Original Assignee
Yoshitaka Sako
義孝 迫
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型,中型の汎用プレス機に対して着脱自在
に装着でき、一連のトランスファサイクルを高速で効率
よく実施できる簡易かつ小型なトランスファ装置を提供
する。 【解決手段】 本装置1は、ワークWを把持可能なクラ
ンプ機構B2と、このクランプ機構B2を搬送方向pに
沿って搬送可能なフィード機構B1と、クランプ機構B
2及びフィード機構B1をプレス機のプレスラム3に直
結連動するクランプ駆動手段C2及びフィード駆動手段
C1とを備えて構成される。本装置1によると、プレス
ラム3のスライド移動に連動してクランプ機構B2及び
フィード機構B1が駆動され、プレスの1ストローク間
でトランスファ動作の1サイクルが完結される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレス機のトラン
スファ装置に関し、更に詳しくは、プレス機に対して着
脱自在に装着でき、トランスファサイクルを高速で効率
よく実施できる小型かつ簡易なトランスファ装置に関す
る。本発明は、特に、小型,中型の高速汎用プレス機に
好適に使用される。
【0002】
【従来の技術】従来一般に、中,大型のプレス機では、
プレス機に対して着脱自在に装着されるトランスファ装
置が使用され、このトランスファ装置によってワークが
自動的に供給されるようになっている。このトランスフ
ァ装置は、独自の駆動源(油圧,空圧や電動式等)の駆
動力によりトランスファ駆動されるものや、あるいは、
プレス機のプレス駆動源の駆動力によりトランスファ駆
動されるものが知られている。また、これらのトランス
ファ装置はマスプロラインやメインプレス機での使用が
中心であり、従って、汎用プレス機では、上記トランス
ファ装置の代わりに、単機能の給排出ローダ装置を用い
てトランスファ作業を補助している。
【0003】しかし、上記従来のトランスファ装置や給
排出ローダ装置では、トランスファサイクルのスピード
が遅く、しかもトランスファサイクルが完了してからプ
レス起動に入る方式であり、全体として作業効率が極め
て悪いものとなっていた。また、上記従来のトランスフ
ァ装置や給排出ローダ装置では、特別の駆動源や制御手
段が必要であり、複雑でかつ大型なものとなってしまう
といった問題があった。
【0004】ここで、横型(大型)の連続鍛造機や連続
フォーマ機として、その装置内部にトランスファ機構を
組み込み、プレスストロークと連動してトランスファ機
構を駆動させて効率よくトランスファサイクルを実行す
るものが知られている。
【0005】しかし、竪型の汎用プレス機(特に、小
型,中型のプレス機)では、上述のようにトランスファ
機構を内蔵して構成すると、プレス機自体が複雑でかつ
大型なものとなってしまうため、通常、トランスファ機
構を内蔵しないプレス機単体として市販され、このプレ
ス機に上述したトランスファ装置や給排出ローダ装置を
後付けすることが現状であった。さらに、小型,中型の
汎用プレス機では、トランスファ装置を他のプレス機へ
転用したり等の幅広い運用が求められるが、上述のよう
にプレス機内にトランスファ機構を内蔵する構造ではこ
の要望に応えることができなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上より本発明は、小
型,中型の汎用プレス機に対して着脱自在に装着でき、
トランスファサイクルを高速で効率よく実施できる簡易
かつ小型なトランスファ装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のプレス機
のトランスファ装置は、プレス機に着脱自在に装着され
るトランスファ装置であって、ワークを搬送可能なトラ
ンスファ機構と、該トランスファ機構と前記プレス機の
プレスラムとを連繋し、該プレスラムのスライド移動に
連動して前記トランスファ機構を駆動させる駆動手段と
を備えることを特徴とする。
【0008】本発明のプレス機のトランスファ装置によ
ると、プレス機のプレスラムのスライド移動がトランス
ファ機構に伝達されてトランスファサイクルが実行さ
れ、プレス機によるプレスの1ストローク間でトランス
ファ動作の1サイクルを完結でき、トランスファサイク
ルを高速で効率よく実施できる。また、トランスファ機
構を駆動するための特別の駆動源や制御手段を必要とし
ないので、トランスファ装置全体として簡易かつ小型に
構成でき、運用幅が広く、活用の自由度を向上させるこ
とができる。さらに、プレス機に対して容易に着脱でき
るので、他のプレス機への転用ができる等の利点があ
る。
【0009】また、前記トランスファ機構は、前記ワー
クを把持可能なクランプ機構と、該クランプ機構を搬送
可能なフィード機構とを有する一方、前記駆動手段は、
前記プレスラムと前記クランプ機構とを連繋するクラン
プ駆動手段と、前記プレスラムと前記フィード機構とを
連繋するフィード駆動手段とからなることができる。こ
れにより、駆動系をクランプ駆動系とフィード駆動系と
の2系統に分離することができ、より高速かつ正確なト
ランスファサイクルを実施できる。
【0010】また、前記クランプ駆動手段は、ラックギ
ヤ及び該ラックギヤに噛合するギヤを有するクランプギ
ヤ機構を備え、前記フィード駆動手段は、ラックギヤ及
び該ラックギヤに噛合するギヤを有するフィードギヤ機
構を備えることができる。これにより、プレスラムのス
ライド移動を各ギヤ機構を介してクランプ機構及びフィ
ード機構に夫々確実に伝達できる。従って、小型,中型
の汎用プレス機であって、比較的プレススピードの速い
場合であっても、このプレスストロークに確実に追随で
き誤作動のないトランスファサイクルを実施することが
できる。
【0011】また、前記クランプギヤ機構及び前記フィ
ードギヤ機構は、前記クランプ機構と前記フィード機構
とを同期させるための同期機能部を有することができ
る。これにより、クランプ機構とフィード機構とを簡易
に同期させることができる。
【0012】また、前記クランプ機構は、前記ワークを
把持して持上げ可能なクランプフィンガを有することが
できる。これにより、ワークを確実に搬送することがで
きる。
【0013】尚、前記同期機能部は、前記ラックギヤに
噛合する前記ギヤと、該ギヤに形成される欠歯領域と、
該ギヤの停止待機状態を保持するための弾性体とを備え
ることができる。また、前記同期機能部は、前記ラック
ギヤに噛合する前記ギヤと、該ギヤを支持する支持軸
と、該ギヤと該支持軸とのうち一方の部材に設けられる
案内溝と、他方の部材に設けられ、該案内溝に円弧に沿
って移動自在とされ、かつ該円案内溝の両端部に係止可
能な係止部とを備えることができる。
【0014】また、前記クランプ機構は、前記ワークの
両側に互いに対向して設けられる左右一対のクランプ部
を少なくとも1組備え、該クランプ部は、前記ワークの
搬送方向に直交する水平方向に移動自在に支持されるク
ランパー本体と、該クランパー本体に所定の傾斜角の傾
斜方向に移動自在に支持されるホルダ部材と、該ホルダ
部材に装着されるクランプフィンガとを有して構成する
ことができる。これにより、左右のクランプ部の各クラ
ンプフィンガ間でワークをリフトアップ及びリフトダウ
ンすることができ、ワークの搬送をより確実に実施する
ことができる。また、前記クランプ機構は、上記クラン
パー本体と上記ホルダ部材との間に介在され、該ホルダ
部材をクランプ方向に付勢する弾性体を備えることがで
きる。
【0015】また、前記プレス機の前記プレスラムに着
脱自在に装着される支持プレートを備え、該支持プレー
トは、前記フィード駆動手段を構成するラックギヤを形
成したラックバーと、前記クランプ駆動手段を構成する
ラックギヤを形成したラックバーとを垂下支持してなる
ことができる。また、前記プレス機のベッド(あるいは
ボルスタ)に着脱自在に装着される支持ベース部材を備
え、該支持ベース部材は、スライド体を搬送方向に沿っ
て移動自在に支持し、該スライド体上に前記クランプ部
を設けることができる。これにより、プレス機に対して
トランスファ装置を簡易かつ迅速に着脱することができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて実施例により
本発明を具体的に説明する。尚、本実施例では、トラン
スファ装置1によって待機位置aに位置するワークWを
プレス位置bまで搬送すると共に、プレス位置bに位置
するワークWを排出位置cまで搬送するものとする(図
1参照)。また、待機位置aへのワークWの供給はロー
ダ装置(図示せず。)で行うものとする。また、排出位
置cにはワークWを排出可能な排出シュート(図示せ
ず。)が設けられているものとする。また、以下の説明
においてワークの搬送方向pを前方向とする。
【0017】1.トランスファ装置の構成 本発明に係るトランスファ装置1は、図1,2に示すよ
うに、前記プレス機側に着脱自在に固定される上下側の
支持部A1,A2と、ワークWを搬送可能なトランスフ
ァ機構Bと、このトランスファ機構Bを駆動するための
駆動手段Cとを備えて構成される。上記トランスファ機
構Bは、ワークWを把持して持上げ可能なクランプ機構
B2と、このクランプ機構B2を搬送方向に沿って搬送
可能なフィード機構B1とから構成される。また、上記
駆動手段Cは、フィード機構B1を駆動するためのフィ
ード駆動手段C1と、クランプ機構B2を駆動するため
のクランプ駆動手段C2とから構成される。
【0018】先ず、上記上側支持部A1は、1枚の平板
状の支持プレート2を備え、この支持プレート2がプレ
ス機のプレスラム3(スライドともいう。)の下面側に
ネジ等の固定手段により着脱自在に固定される。この支
持プレート2には、左右一対のガイドシャフト4及び後
述する各種ラックバーが垂下支持されている。また、下
側支持部A2は、プレス機のベッド5の上面側にネジ等
の固定手段により着脱自在に固定される前後一対の支持
ベース部材7a,7bを備えている。この前後一対の支
持ベース部材7a,7bのうち前側の支持ベース7aに
は、上記ガイドシャフト4を挿通支持する左右一対の案
内ブロック8が固定されている。また、前後一対の支持
ベース部材7a,7bは、左右一対の連結バー9によっ
て一体的に連結されている。
【0019】(1)フィード機構 次に、上記フィード機構B1は、一対の支持ベース部材
7a,7b間に架設される左右2本づつのガイドレール
軸11を備えている(図2,4参照)。これらガイドレ
ール軸11には、前後左右4つの案内スライダ12(図
2中で左側の1つの案内スライダのみ図示する。)が移
動自在に支持されている。そして、これら4つの案内ス
ライダ12上には、平面形状が略逆U字板状のフィード
用スライド体13が取付けられている。そして、このス
ライド体13は、フィード駆動手段C1の作動によって
搬送方向pに沿って所定のストローク(例えば、150
mm)でスライド移動するようになっている。
【0020】(2)クランプ機構 次に、上記クランプ機構B2は、左右一対のクランプ部
15a,15b,16a,16bを搬送方向pに沿って
2組有している。また、これらのクランプ部15a,1
5b,16a,16bの上方において、上記一対の支持
ベース部材7a,7b間には、搬送方向pに沿って延び
る左右一対のスプライン軸17が回転自在に支持されて
いる。各スプライン軸17には各クランプ部15a,1
5b,16a,16bに対応する位置にピニオンギヤ1
8が一体に連結されている。上記各クランプ部15a,
15b,16a,16bは、図3,4に示すように、上
記スライド体13の上面側に固定された一対のガイド壁
19によってクランプ方向qに沿って移動自在に支持さ
れるクランパー本体20を備えている。このクランパー
本体20の上面側には、上記ピニオンギヤ18に噛合す
るラックギヤ21が形成されている。また、上記スライ
ド体13の上面側には多数の案内ローラ23が転動自在
に支持され、これらの案内ローラ23によってクランパ
ー本体20が円滑にスライド移動されるようになってい
る。
【0021】また、クランパー本体20の先端側は二又
状の案内部24に形成され、この案内部24にホルダ部
材25が移動自在に支持されている。このホルダ部材2
5の先端側には、V字状クランプ面を有するクランプフ
ィンガ27が装着されている。また、ホルダ部材25
は、水平に対して所定の傾斜角(約30〜45°)で傾
斜する長短2つの平行な傾斜案内孔28が両側面にわた
って貫通形成されている。これら傾斜案内孔28には、
案内部24に固定した3本の案内ピン29が支持されて
いる。これにより、クランパー本体20に対してホルダ
部材25が上記所定の傾斜角でスライド移動自在に支持
されることとなる。また、クランパー本体20とホルダ
部材25との対向面間には、所定の大きさの間隔が設定
されると共に、クランパー本体20に対してホルダ部材
25をクランプ方向qに向けて付勢するスライドスプリ
ング26が介在されている。
【0022】このような構成のクランプ機構B2では、
クランプ駆動手段C2の作動でスプライン軸17が回転
されると、ピニオンギヤ18及びラックギヤ21の噛合
によってクランパー本体20をクランプ方向qにスライ
ド移動させ、左右一対のクランプフィンガ27,27間
でワークWをクランプする。そして、このクランパー本
体20のスライド移動の最終段階で、ホルダ部材25及
びクランプフィンガ27を斜め上方に移動させてワーク
Wを持上げるようになっている。また、このようにワー
クWを持上げた状態から、クランパー本体20が逆方向
にスライド移動し始める初期段階で、ホルダ部材25を
所定の傾斜角で斜め下方に移動させてワークWを下方に
降ろし、その後ワークWをアンクランプするようになっ
ている。尚、本実施例では、クランパー本体20に対す
るホルダ部材25の相対的な移動は、スライドスプリン
グ26の付勢力に抗して行われるようになっているの
で、左右のクランプフィンガ27,27間にワークWが
無い状態でクランプ動作を行った場合、ホルダ部材25
は斜め方向に移動しない。
【0023】(3)フィード駆動手段 次に、フィード駆動手段C1は、図1,2に示すよう
に、上記支持プレート2に垂下支持される左右一対のフ
ィード用のラックバー30を備えている。このラックバ
ー30の一側面側には、図3,6に示すように、その長
手方向に沿ってフィード用ラックギヤ31が形成されて
いる。また、上記支持ベース部材7aの前面側には、一
対の支持板からなる3組のフィード用支持部32a,3
2b,32cが設けられている(図1参照)。これら各
支持部32a,32b,32c間には、左右方向に延び
る1本のフィード用伝達軸33が回転自在に支持されて
いる。そして、この伝達軸33には、3つの支持部32
a,32b,32cのうち左右両側の支持部32a,3
2cに対応する位置に、上記ラックギヤ31に噛合する
フィード用のピニオンギヤ34が回転自在に支持されて
いる。また、左右の支持部32a,32cには複数の案
内ローラ35からなる案内部材36が設けられ、この案
内部材36によってラックバー30の背面側が案内さ
れ、ラックバー30が円滑に上下動するようになってい
る。ここで、本実施例では、上記フィード用のラックギ
ヤ及びピニオンギヤ等によって「フィードギヤ機構」が
構成されていると言える。
【0024】上記ピニオンギヤ34と伝達軸33との間
には、図6に示すように、後述するトランスファサイク
ルにおけるフィード動作とクランプ動作とを同期させる
ための同期機能部37が設けられている。即ち、ピニオ
ンギヤ34には、伝達軸33によって支持される内周面
側に円弧状の案内溝38が形成されている。この案内溝
38内には、伝達軸33の外周面側に植設される支持ピ
ン39(係合部として例示する。)が移動自在に支持さ
れている。従って、ピニオンギヤ34の回転中におい
て、案内溝38内を支持ピン39が移動する場合、伝達
軸33は回転せずに空回り状態となり、案内溝38の円
弧方向の両端部へ支持ピン39が係止することによっ
て、伝達軸33はピニオンギヤ34と共に回転するよう
になっている。
【0025】また、上記3つの支持部32a,32b,
32cの真中の支持部32bには、図3,7に示すよう
に、複数の案内ローラ41からなる案内部材42によっ
て搬送方向pに延びるラックバー43がスライド移動自
在に支持されている。このラックバー43の一端側に
は、上述のフィード用スライド体13が連結部44によ
って一体連結されている。また、ラックバー43の上面
側には、その長手方向に沿ってラックギヤ45が形成さ
れている。そして、上記伝達軸33には支持部32bに
対応する位置に、このラックギヤ45に噛合するフィー
ド用伝達ギヤ46が一体に固定されている。従って、伝
達軸33及び伝達ギヤ46の回転によってラックバー4
3と共にスライド体13が搬送方向pに沿ってスライド
移動されるようになっている。
【0026】(4)クランプ駆動手段 次に、上記クランプ駆動手段C2は、図1,2に示すよ
うに、上記支持プレート2に垂下支持される左右一対の
クランプ用のラックバー50を備えている。このラック
バー50の一側面には、図3,8に示すように、その長
手方向に沿ってクランプ用ラックギヤ51が形成されて
いる。また、上記支持ベース部材7aの前面における左
右両側はクランプ用支持部52a,52bに設定されて
いる(図1参照)。各支持部52a,52bには支持軸
53が固定され、この支持軸53に、上記ラックギヤ5
1に噛合するクランプ用のセクタギヤ54と、このセク
タギヤ54より僅かに小径となる伝達ギヤ55とが回転
自在に支持されている。また、両支持部52a,52b
には、この伝達ギヤ55と噛合する伝達ギヤ56が回転
自在に支持されている。この伝達ギヤ56は、上記クラ
ンプ機構B2を構成するスプライン軸17に一体に固定
されている。ここで、本実施例では、上記クランプ用の
ラックギヤ51及びセクタギヤ54によって「クランプ
ギヤ機構」が構成されていると言える。
【0027】上記セクタギヤ54とラックギヤ51との
間には、図8に示すように、上記同期機能部37と同様
にして、トランスファサイクルにおけるフィード動作と
クランプ動作とを同期させるための同期機能部57が設
けられている。即ち、上記セクタギヤ54は、所定の角
度範囲(約100度)の領域にのみ歯形が形成され、そ
の他の部分は欠歯領域とされている。また、セクタギヤ
54と伝達ギヤ55とは所定の遊び角度をもって一体的
に回転可能とされている。また、各支持部52a,52
bにはセクタギヤ54の歯形の両端側に対応する位置
に、上下一対のスプリング58(弾性体として例示す
る。)が設けられている。そして、上記ラックバー50
の上下動の初期段階では、ラックギヤ51とセクタギヤ
54との噛合によってセクタギヤ54と共に伝達ギヤ5
5が回転される。その後、セクタギヤ54が所定の角度
範囲回転すると、ラックギヤ51は、セクタギヤ54と
の噛合が外れ、スプリング58によってラックギヤ51
側に軽く圧接した状態とされ、このセクタギヤ54及び
伝達ギヤ55は停止待機状態となる。また、このセクタ
ギヤ54の停止待機状態においてラックバー50の上下
動が切換わる際には、セクタギヤ54は、スプリング5
8によってラックギヤ51側へ押圧されているので、ラ
ックギヤ51に対して直ちに噛合うこととなる。
【0028】2.トランスファ装置の作用 次に、図9,10を用いてトランスファ装置1の作用に
ついて説明する。尚、本実施例では、トランスファサイ
クルとしては、ダウン,アンクランプ,リターン,クラ
ンプ,リフト,フィードの一連の動作がプレスの1スト
ロークで完結されるものとする。また、このトランスフ
ァサイクルのうちダウン,アンクランプ,リターンをプ
レス下降ストロークで完了し、クランプ,リフト,フィ
ードをプレス上昇ストロークで完了するものとする。
【0029】先ず、プレス上昇ストローク時のトランス
ファ作用について説明する。プレスラム3が下死点に位
置するとき、左右一対のクランプ部15a,15bは待
機位置aのワークWを挟んで対向しており、左右一対の
クランプ部16a,16bはプレス位置bのワークWを
挟んで対向している{図10(a)参照}。その後、プレ
スラム3が上昇し始めると、このプレスラム3に一体の
支持プレート2と共に、フィード用のラックバー30及
びクランプ用ラックバー50が上昇する。すると、クラ
ンプ駆動手段C2の同期機能部57の作用によってクラ
ンプ機構B2に駆動力が伝達される。
【0030】即ち、クランプ用ラックバー50の上昇に
伴ってラックギヤ51とセクタギヤ54との噛合でセク
タギヤ54及び伝達ギヤ55が回転され、この伝達ギヤ
55と伝達ギヤ56との噛合でスプライン軸17が回転
する(図8参照)。すると、各クランプ部15a,15
b(16a,16b)では、スプライン軸17と共に回
転するピニオンギヤ18とクランパー本体20のラック
ギヤ21との噛合によってクランパー本体20がクラン
プ方向qに向ってスライド移動を開始する。そして、ク
ランパー本体20のスライド移動によって、左右一対の
クランプ部15a,15b(16a,16b)の夫々の
クランプフィンガ27,27間で待機位置a(プレス位
置b)のワークWを挟み込んで把持する。この状態より
さらにクランパー本体20がスライド移動を続け、ホル
ダ部材25はスライドスプリング26の付勢力に抗して
斜め上方に向って移動し、左右のクランプフィンガ2
7,27間で把持されたワークWが持上げられることと
なる{図5及び図10(b)参照}。
【0031】その後、クランプ用ラックバー50は上昇
を続けるが、クランプ駆動手段C2の同期機能部57の
作用によってクランプ機構C2に駆動力は伝達されな
い。即ち、セクタギヤ54は、ラックギヤ51との噛合
が外れ、スプリング58の作用によってラックギヤ51
側に軽く押圧された状態となっている。
【0032】ここで、プレスラム3が上昇し始める際、
上記クランプ用ラックバー50と同様にして、フィード
用ラックバー30も上昇することとなるが、フィード駆
動手段C1の同期機能部37の作用によってフィード機
構B1に駆動力は伝達されない。即ち、フィード用ラッ
クバー30の上昇に伴ってラックギヤ31とピニオンギ
ヤ34との噛合でピニオンギヤ34が回転されるが、伝
達軸33は、その支持ピン39がピニオンギヤ34の案
内溝38の端部に係止するまでは回転されない(図6参
照)。
【0033】その後、プレスラム3がさらに上死点に向
って上昇すると、フィード駆動手段C1の同期機能部3
7の作用によってフィード機構B1に駆動力が伝達され
る。即ち、フィード用ラックバー30のラックギヤ31
との噛合で回転されるピニオンギヤ34の案内溝38の
端部に支持ピン39が係止して、これにより伝達軸33
が回転される。すると、この伝達軸33と一体の伝達ギ
ヤ46とラックギヤ45との噛合によりラックバー43
及びスライド体13が搬送方向pに沿ってスライド移動
される(図7参照)。従って、スライド体13上の各ク
ランプ部15a,15b(16a,16b)でクランプ
されたワークWは、今まで待機位置aにあったものがプ
レス位置bの上方まで搬送され、同様にして、今までプ
レス位置bにあったものが排出位置cの上方まで搬送さ
れることとなる{図10(c)参照}。
【0034】次に、プレス下降ストローク時のトランス
ファ作用について説明する。上死点からプレスラム3が
下降し始めると、クランプ駆動手段C2の同期機能部5
7の作用でクランプ機構B2に駆動力が伝達される。即
ち、下降するクランプ用ラックバー50のラックギヤ5
1とセクタギヤ54との噛合によって直ちにセクタギヤ
54が回転される。そして、このセクタギヤ54が所定
の遊び角度回転した後、セクタギヤ54と共に伝達ギヤ
55が回転され、この伝達ギヤ55と伝達ギヤ56との
噛合によってスプライン軸17が回転される(図8参
照)。
【0035】すると、各クランプ部15a,15b(1
6a,16b)では、スプライン軸17と一体回転する
ピニオンギヤ18とラックギヤ21との噛合によって、
クランパー本体20が反クランプ方向qに向って移動し
て、ホルダ部材25及びクランプフィンガ27が斜め下
方に向って移動され、ワークWが下方に向って降ろされ
る。その後、さらにクランパー本体20が反クランプ方
向qへ移動してクランプフィンガ27,27間によるワ
ークWの把持が解放されることとなる{図10(d)参
照}。
【0036】ここで、プレスラム3が下降し始める際、
クランプ駆動手段C2の同期機能部57の作用によって
クランプ機構B2に駆動力は伝達されない。また、プレ
スラム3が上死点から下降し始める際、フィード駆動手
段C1の同期機能部37の作用によってフィード機構B
1に駆動力は伝達されない。
【0037】また、プレスラム3がさらに下死点に向っ
て下降すると、フィード駆動手段C1の同期機能部37
の作用によってフィード機構B1に駆動力が伝達され、
ラックバー43及びスライド体13が反搬送方向pに沿
ってリターン移動され、スライド体13上の各クランプ
部15a,15b(16a,16b)がワークWを挟ん
で対向する最初の状態に戻ることとなる{図10(a)参
照}。
【0038】3.実施例の効果 以上のように本実施例のトランスファ装置1では、フィ
ード駆動手段C1及びクランプ駆動手段C2を介してプ
レスラム3のスライド移動をスライド体13及びクラン
パー本体20に伝達してトランスファサイクルを行わせ
るようにしたので、プレス機のプレスストロークの1ス
トロークの間で、トランスファ動作の1サイクルを完結
させることができ、従来のように、トランスファサイク
ルを完了してからプレス動作に入るものに比べ、トラン
スファサイクルを極めて高速で効率よく実施できる。ま
た、従来のようにトランスファサイクルのための専用の
駆動源や制御手段を必要とするものに比べ、トランスフ
ァ装置全体として極めて簡易かつ小型(小型のプレス機
のベッド面内に十分収まる大きさ)に構成できる。従っ
て、このトランスファ装置は運用の幅が広く、活用の自
由度が高いといえる。また、プレスの1ストロークでト
ランスファ動作の1サイクルを完結させるようにしたの
で、プレス動作及びトランスファサイクルの連続運転と
間欠運転とを自由に選択できる。
【0039】また、本実施例では、主にギヤ機構を利用
してフィード駆動手段C1及びクランプ駆動手段C2を
構成したので、例えば、カム機構やベルト機構等を利用
した構成に比べ、1連のトランスファサイクルをスムー
ズに実施できる。しかも、小型,中型の汎用プレス機の
比較的速いプレススピードに確実に追随可能で誤作動の
ないトランスファサイクルを実現できる。また、本実施
例では、フィード駆動手段C1に同期機能部37を設
け、クランプ駆動手段C2に同期機能部57を設け、フ
ィード機構B1による動作とクランプ機構B2による動
作とを同期させるようにしたので、さらにトランスファ
サイクルをスムーズかつ誤作動なく実施することができ
る。
【0040】また、本実施例では、左右一対のクランプ
部15a,15b(16a,16b)における各クラン
プフィンガ27,27間でワークWを把持するように
し、各クランプ部15a,15b(16a,16b)で
は、クランプフィンガ27,27を所定の傾斜角でもっ
てスライド移動させ、左右一対のフィンガ27,27間
でワークWを把持して上方に持上げ、またワークWを下
方に降ろして解放するように構成したので、トランスフ
ァ動作の1サイクルを、ダウン,アンクランプ,リター
ン,クランプ,リフト,フィードからなる連続動作とす
ることができ、ワークWの搬送を正確かつ確実に実施す
ることができる。
【0041】また、本実施例では、各種ラックバー3
0,50を垂下状態で支持した支持プレート2をプレス
機のプレスラム3にネジ等の固定手段で固定でき、ま
た、スライド体13等を支持する前後一対の支持ベース
部材7a,7bをプレス機のベッド5にネジ等の固定手
段で固定できるように構成したので、プレス機に対して
トランスファ装置1を簡易かつ迅速に脱着することがで
きる。従って、トランスファ装置を他のプレス機へ簡単
に転用でき、今までマニュアルで行っていたワークの搬
送作業(ワークの挿入排出作業)を直ちに自動化するこ
とができる。また、従来マニュアルで行っていたワーク
の搬送作業やプレス作業を自動化できるので、作業の安
全度が高くなる。
【0042】尚、本発明においては、上記実施例に限ら
れず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更し
た実施例とすることができる。即ち、本実施例では、左
右一対のクランプ部15a,15b,16a,16bを
搬送方向pに2組並設し、一度のトランスファ動作で2
つのワークWを搬送するようにしたが、これに限定され
ず、例えば、左右一対のクランプ部を1組や3組以上設
けて構成してもよい。また、本実施例では、1つのスラ
イド体13上に全てのクランプ部15a,15b,16
a,16bを搭載して構成したが、これに限定されず、
例えば、スライド体を左右2つ備え、各スライド体に片
側のクランプ部を搭載するようにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】本発明のトランスファ装置によると、プ
レスの1ストローク間でトランスファ動作の1サイクル
を完結でき、トランスファサイクルを高速で効率よく実
施できる。また、トランスファ装置全体として簡易かつ
小型に構成でき、運用幅が広く、活用の自由度を向上さ
せることができる。さらに、他機へ簡易に転用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のトランスファ装置を説明するための
平面図である。
【図2】図1のII視正面図であり、中心線より左側がプ
レスラムが下死点に位置している状態を示し、中心線よ
り右側がプレスラムが上死点に位置している状態を示
す。
【図3】図1の要部拡大図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図であり、クランプ部の非
クランプ状態を示す。
【図5】クランプ部のクランプ状態を説明するための説
明図である。
【図6】図3のVI−VI線断面図である。
【図7】図3のVII−VII線断面図である。
【図8】図3のVIII−VIII線断面図である。
【図9】トランスファサイクルを説明するためのサイク
ル線図である。
【図10】トランスファサイクルを説明するための作用
説明図である。
【符号の説明】
1;トランスファ装置、3;プレスラム、27;クラン
プフィンガ、31;ラックギヤ、34;ピニオンギヤ、
37;同期機能部、51;ラックギヤ、54;セクタギ
ヤ、57;同期機能部、B;トランスファ機構、B1;
フィード機構、B2;クランプ機構、C;駆動手段、C
1;フィード駆動手段、C2;クランプ駆動手段,W;
ワーク。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレス機に着脱自在に装着されるトラン
    スファ装置であって、 ワークを搬送可能なトランスファ機構と、該トランスフ
    ァ機構と前記プレス機のプレスラムとを連繋し、該プレ
    スラムのスライド移動に連動して前記トランスファ機構
    を駆動させる駆動手段とを備えることを特徴とするプレ
    ス機のトランスファ装置。
  2. 【請求項2】 前記トランスファ機構は、前記ワークを
    把持可能なクランプ機構と、該クランプ機構を搬送可能
    なフィード機構とを有する一方、 前記駆動手段は、前記プレスラムと前記クランプ機構と
    を連繋するクランプ駆動手段と、前記プレスラムと前記
    フィード機構とを連繋するフィード駆動手段とからなる
    請求項1記載のプレス機のトランスファ装置。
  3. 【請求項3】 前記クランプ駆動手段は、ラックギヤ及
    び該ラックギヤに噛合するギヤを有するクランプギヤ機
    構を備え、前記フィード駆動手段は、ラックギヤ及び該
    ラックギヤに噛合するギヤを有するフィードギヤ機構を
    備える請求項2記載のプレス機のトランスファ装置。
  4. 【請求項4】 前記クランプギヤ機構及び前記フィード
    ギヤ機構は、前記クランプ機構と前記フィード機構とを
    同期させるための同期機能部を有する請求項3記載のプ
    レス機のトランスファ装置。
  5. 【請求項5】 前記クランプ機構は、前記ワークを把持
    して持上げ可能なクランプフィンガを有する請求項1乃
    至4のいずれか一項に記載のプレス機のトランスファ装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101920579A (zh) * 2009-06-15 2010-12-22 株式会社电装 模具
CN106827627A (zh) * 2017-02-07 2017-06-13 郭淑芳 一种易拉罐快速压缩装置

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