JP2003044236A - 画像処理システムおよび画像処理システムの制御方法 - Google Patents

画像処理システムおよび画像処理システムの制御方法

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JP2003044236A
JP2003044236A JP2001226711A JP2001226711A JP2003044236A JP 2003044236 A JP2003044236 A JP 2003044236A JP 2001226711 A JP2001226711 A JP 2001226711A JP 2001226711 A JP2001226711 A JP 2001226711A JP 2003044236 A JP2003044236 A JP 2003044236A
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Kiyohiro Tsunekawa
清宏 恒川
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保存ジョブを格納する画像処理装置を備える
画像処理システムにおいて、利用者の大きな便宜を与え
ること。 【解決手段】 画像処理装置が保存ジョブを処理した際
に、該処理に関連する新たな第1の情報を生成し、生成
した第1の情報と前記処理した保存ジョブとを関連付け
た第2の情報を生成し、生成した第2の情報を前記通信
媒体を介して送信する情報送信手段を備え、前記印刷ジ
ョブ生成装置は、さらに、前記情報送信手段によって送
信された情報を表示する手段を備える。第1の情報は、
保存ジョブの利用ユーザーの履歴・更新情報、保存ジョ
ブの処理時間であり、第2の情報は、保存ジョブが更新
されたことの通知、保存ジョブそれぞれの処理時間であ
る。さらに、保存ジョブの自動更新と保存ジョブの処理
時間の自動算出も含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理システム
および画像処理システムの制御方法に関し、より詳細に
は、入力した印刷データを保存して出力可能な画像処理
装置を備えた、画像処理システムおよび画像処理システ
ムの制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、レーザー・ビーム・プリンタ(以
下LBPと記す)などのページ・プリンタおよびホスト
・コンピュータ上で動作するプリンタ・ドライバ(以下
ドライバと記す)等から構成される画像処理システムに
おいて、ドライバが出力した印刷データをLBPの不揮
発性大容量記憶手段(ハード・ディスク等)に保存して
おき、その後は出力指示のみによって(印刷ジョブを再
送することなく)再出力を行う、いわゆる「ストア印
刷」あるいは「保存ジョブ」あるいは「ボックス機能」
と呼ばれる機能をサポートしたものが登場している。こ
のような画像処理システムにおける従来の「保存ジョ
ブ」の例を以下に示す。
【0003】ホスト・コンピュータ上で動作するドライ
バは、ホスト・コンピュータが備えるキー・ボード等の
入力手段およびドライバのユーザー・インターフェース
手段によって指定される印刷条件に応じて、アプリケー
ション・ソフトによって作成された文書データをLBP
が解釈可能なページ記述言語(以下、PDLと記す)に
変換し、印刷ジョブとしてLBPに出力する。この際ド
ライバは、指定された印刷条件の内容を反映した印刷ジ
ョブ属性を印刷ジョブに付加する。
【0004】ここで印刷ジョブ属性としては、印字解像
度(たとえば600dpi/300dpi)、カラー・
モード(カラー/モノクロ)、階調、割り付け印刷(N
−up)といった描画環境や、印刷面指定(両面/裏
面)、用紙サイズ、紙種、給排紙口指定、フィニッシン
グ指定(ステープルやソート・モード)、出力部数など
に加え、さらには印刷ジョブを出力後もLBPが備える
ハード・ディスクに保存しておくことを指示する属性
(保存指示属性)などがある。
【0005】上述したような印刷ジョブを所定の通信媒
体を通じて受信したLBPは、印刷ジョブ属性として保
存指示属性があるかどうかを調べ、保存指示属性が存在
する場合は、ハード・ディスクに印刷ジョブを識別する
ための管理情報とともに印刷ジョブを保存(ストア)し
た上で、印刷ジョブ属性に従ってPDLを解析しイメー
ジ(ビット・マップ)画像に変換して出力を行う一方、
印刷ジョブを削除せずに保持しておく。なお保存指示と
しては、「保存のみ」あるいは「保存+印刷」のどちら
かのモードを指定可能なように構成されていたり、所定
時間を経過したらその保存ジョブを削除するための保存
期間を指定可能なように構成されている場合もある。
【0006】その後、LBPの操作パネルや、ドライバ
あるいはホスト・コンピュータ上で動作する他のユーテ
ィリティ・アプリケーション等を用いて、格納済みの保
存ジョブの情報を取得・表示し、希望する保存ジョブに
対して出力指示を行う。
【0007】なお、保存ジョブの出力指示を行う際に
は、登録時に指定したジョブ属性の一部(たとえば部
数、給排紙口、紙種など)を変更可能なように構成され
ている。このような画像処理システムにおいては、たと
えば、ジョブ属性が片面かつ2ページ/枚の保存ジョブ
を、両面かつ4ページ/枚で出力するといったような柔
軟性を持つ。
【0008】ストア印刷によって、一度送信した印刷ジ
ョブを再度出力する必要が生じた際にも、ドライバを用
いて印刷データを再生成・再送する必要がなくなるた
め、再出力の処理効率を高める効果がある。
【0009】とくに、ページ・プリンタがネットワーク
環境に接続されており複数のユーザーが共有するような
環境では、種々の文書データを前記保存ジョブとしてス
トアしておき、前記ネットワークに接続された複数のコ
ンピュータから前記保存ジョブの照会・出力指示を可能
なように構成することで、文書資源をページ・プリンタ
上で共有することが可能となる。
【0010】このように従来のストア印刷は、情報共有
の一手段(簡易文書サーバー)として効果的であるばか
りでなく、複数のユーザーが同一ドキュメントを印刷し
たい場合にも各ユーザーは再出力指示を行うだけで済む
ため、ネットワーク・トラフィックを大幅に軽減できる
点でも有効であった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
に示したストア印刷においては、以下に説明するよう
な、幾つかの問題点があった。
【0012】(1)保存ジョブの更新が手作業。一旦、
画像処理装置に保存ジョブを格納した後に、保存ジョブ
の元となるドキュメント(ワード・プロセッサ等のアプ
リケーション・ソフトによって作成した文書データ)を
修正あるいは更新した場合、保存ジョブの更新(削除、
再格納)をユーザーが手作業で行う必要があった。すな
わち、ページ・プリンタの操作パネル、あるいはホスト
・コンピュータ上で動作するユーティリティ・アプリケ
ーション等を用いて、変更前のドキュメントに対応する
保存ジョブを削除した上で、改めて保存指示属性を付加
した印刷ジョブを出力しなければならなかった。
【0013】(2)更新結果の周知も手作業。また、複
数のユーザーがページ・プリンタをネットワーク上で共
有している環境において、保存ジョブを更新したユーザ
ーが保存ジョブを更新した旨を他のユーザーに知らせた
い場合であっても、その保存ジョブを出力したことのあ
るユーザーを特定することが困難であったため、漏れな
く通知するためには、前記ページ・プリンタを共有する
可能性のある全ユーザー(たとえば、一般的なオフィス
における部や課の全員)を通知対象としなければなら
ず、更新および通知作業が煩雑になるばかりでなく、必
要としないユーザーに対しても通知してしまうという問
題があった。
【0014】(3)更新結果の共有。さらに、更新通知
はユーザーの手作業に委ねられていたため、通知し忘れ
るといった問題も考えられる。このため、各ユーザーの
手元にそのドキュメントの最新版(バージョン)が行き
渡らないこともあり、同一の最新情報を共有するための
管理負荷がかえって増大するといった問題もあった。
【0015】(4)保存ジョブの出力時間の把握。一
方、ネットワーク上で前記LBPを共有している場合、
同一の保存ジョブに対して複数のユーザーが個別に出力
指示するわけであるが、図保存ジョブのジョブ名称や用
紙サイズ、ページ数といった情報しか得られなかったた
め、各ユーザーは出力完了までの処理時間を見積もれな
いという問題があった。とくに近年は、CPUをはじめ
とするホスト・コンピュータのハードウェア環境の進歩
や、高解像度化したデジタル・カメラの普及等によっ
て、前記画像処理システムが扱うべき印刷データは従来
にも増して複雑化するとともに、データ・サイズも増大
する傾向にある。そのため画像処理装置の高性能化にも
関わらず、出力完了までに相当な時間を要する場合もあ
った。
【0016】とくにPDLを解析してイメージ画像を出
力するページ・プリンタ等では、処理時間は単純にデー
タ・サイズのみに依存するわけではなく、描画命令の複
雑度にも大きく依存するが、ユーザーが上記複雑度を推
定することは容易ではなかった。
【0017】(5)保存ジョブの出力時間と属性との関
係把握。さらに前記した様々なジョブ属性を変更するこ
とによって、処理時間がどのように変化するかがわから
なかったため、ユーザーの都合で高速に出力したいよう
な場合であっても、前記ジョブ属性をどのように変更す
れば良いかはユーザーの経験などに頼るほかなかった。
【0018】たとえば、1ページ/1枚でレイアウト指
定された保存ジョブを4ページ/枚となるよう前記割り
付け印刷(N−up)の属性を変更したとしても、処理
時間がそのまま1/4になるわけではなく、データ内容
によってはむしろ遅くなる場合もあった。なぜならば、
保存ジョブのN−up属性を変更可能な画像処理システ
ムにおいては、PDLによる個々の描画命令は1ページ
/枚時に等倍となるように生成しておき、用紙1枚に4
ページ分を割り付けるための縮小処理およびレイアウト
調整は画像処理装置側で行うよう構成されており、前記
縮小処理によって余計に時間を要するためである。ここ
で前記縮小処理としては、通常のイメージデータに対し
ては単純な間引き処理であるが、ダウンロード・フォン
トに対しては文字品位を保つために所定のスムージング
処理を施すような場合もあって、縮小処理に要する処理
時間は描画内容に依存して変化していた。
【0019】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであり、保存ジョブの扱いを容易化した画像処理シス
テム、すなわち、文書データに対応する保存ジョブの更
新作業に関わる手間を省いて共有情報である文書データ
の版管理の負荷を軽減し、さらにユーザーが保存ジョブ
の出力を実行する前に、出力に要する処理時間を知る手
段を提供し、あるいは、ジョブ属性の変更によって前記
処理時間がどのように変化するかといった情報も提供す
ることで、保存ジョブの扱いを容易化した、あるいは保
存ジョブの利用に便宜を図った画像処理システムを提供
することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、請求項1に記載の発明は、文書デ
ータを画像処理装置が解釈可能な形式のデータに変換し
て印刷ジョブを生成する印刷ジョブ生成手段を備える印
刷ジョブ生成装置と、前記印刷ジョブ生成装置と通信媒
体によって接続された画像処理装置であって、前記通信
媒体を介して入力した前記印刷ジョブを後で再利用可能
な保存ジョブとして登録する保存ジョブ格納手段、前記
保存ジョブ格納手段により格納されている保存ジョブを
イメージ画像として出力する出力手段と、を備えた画像
処理装置とからなる画像処理システムでおいて、前記印
刷ジョブ生成装置は、さらに、前印刷ジョブに関する属
性情報についてユーザー指示を受け付ける入力手段を備
え、前記印刷ジョブ生成手段は、印刷ジョブを保存ジョ
ブとして保存、または保存ジョブを新しい印刷ジョブ内
容によって更新を表す処理指示子を含む前記入力手段か
ら入力した前記属性情報を付加して前記印刷ジョブを生
成する手段と、保存を備え、前記画像処理装置は、前記
保存ジョブを処理した際に、該処理に関連する新たな第
1の情報を生成する情報生成手段と、該情報生成手段に
より生成した第1の情報と前記処理した保存ジョブとを
関連付けた第2の情報を生成し、生成した第2の情報を
前記通信媒体を介して送信する情報送信手段を備え、前
記印刷ジョブ生成装置は、さらに、前記情報送信手段に
よって送信された情報を表示する手段を備えることを特
徴とするものである。。
【0021】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の画像処理システムであって、前記画像処理装置
は、前記印刷ジョブ生成装置からの保存ジョブを更新す
る印刷ジョブを入力した際に入力した印刷ジョブによっ
て特定される保存ジョブの更新処理を実行する保存ジョ
ブ更新手段をさらに備え、前記情報生成手段は、前記特
定された保存ジョブの更新処理の実行を受けて、前記保
存ジョブが更新されたことを表すデータを生成し、前記
情報送信手段は、前記保存ジョブが更新されたことを表
すデータを含めてユーザーに通知する情報を生成するこ
とを特徴とするものである。
【0022】また、請求項3に記載の発明は請求項2に
記載の画像処理システムであって、前記入力手段は、さ
らにユーザー情報を入力し、前記印刷ジョブ生成装置
は、保存ジョブを指示する情報と指示した保存ジョブの
処理に関する情報および前記ユーザー情報を含んだコマ
ンドであって、前記保存ジョブ格納手段内の特定の保存
ジョブを前記出力手段を介して出力することを指示する
保存ジョブ出力指定コマンド、を出力する保存ジョブ出
力指示手段を備え、前記情報生成手段は、さらに、前記
保存ジョブ出力指示手段からのコマンドを受けて前記保
存ジョブを前記出力手段により出力した際に、出力した
前記保存ジョブに関する履歴を記録する出力ジョブ処理
手段と、前記画像処理装置が前記印刷ジョブ生成装置か
らの保存ジョブを更新する印刷ジョブを入力して保存ジ
ョブ更新手段が更新を実行した際に、前記出力ジョブ処
理手段によって記録された履歴を参照して前記特定され
た保存ジョブのユーザー・リストを生成し、前記ユーザ
ー・リスト中のそれぞれのユーザー宛てへの前記保存ジ
ョブが更新されたことを表す通知データを生成する保存
ジョブ更新通知データ生成手段を含み、前記情報送信手
段は、前記保存ジョブ更新通知データ生成手段で生成さ
れた通知データを前記通信媒体上に出力することを特徴
とするものである。
【0023】また、請求項4に記載の発明は請求項3に
記載の画像処理システムであって、前記ユーザー情報
は、電子メール・アドレスからなる情報であって前記情
報通信手段は電子メールによって行うことを特徴とする
ものである。
【0024】また、請求項5に記載の発明は請求項3に
記載の画像処理システムであって、前記印刷ジョブ生成
装置は、さらに前記印刷ジョブ生成手段が印刷ジョブの
保存を表す指示子を含む前記属性情報を画像処理装置が
解釈可能な形式のデータに付加して前記印刷ジョブを生
成して前記印刷ジョブ出力手段が出力した際に、対応す
る文書データに関する情報を格納する文書データ格納手
段と、前記文書データ格納手段に格納されている情報が
指し示す文書データの更新状況をあらかじめ定めたタイ
ミングで監視する監視手段と、前記監視手段によって前
記文書データが更新されたと判断された場合に、前記更
新済みの文書データに対応する第2の印刷ジョブを生成
し、前記画像処理装置に保存済みで更新前の文章データ
に対応する第1の保存ジョブを前記第2の印刷ジョブに
更新する指示とともに前記第2の印刷ジョブを出力する
手段とを備え、前記画像処理装置は、入力した印刷ジョ
ブの属性として保存指定があった場合に入力した印刷ジ
ョブを保存ジョブとして登録・保存し、入力した印刷ジ
ョブの属性として保存ジョブに対する更新指定があった
場合は、対応する保存ジョブを入力した印刷ジョブに更
新することを特徴とするものである。
【0025】また、請求項6に記載の発明は請求項5に
記載の画像処理システムであって、前記文書データ格納
手段に格納される文書データに関する情報は、前記文書
データの格納場所およびファイル名称から構成されるフ
ァイル情報を含むことを特徴とするものである。
【0026】また、請求項7に記載の発明は請求項5に
記載の画像処理システムであって、前記文書データに関
する情報は、前記第1の保存ジョブを出力した時刻情報
を含むことを特徴とするものである。
【0027】また、請求項8に記載の発明は請求項5に
記載の画像処理システムであって、前記監視手段は、前
記保存ジョブ情報を参照して監視すべき文書データを特
定することを特徴とするものである。
【0028】また、請求項9に記載の発明は請求項5に
記載の画像処理システムであって、前記監視手段は、前
記保存ジョブ情報と前記文書データのファイル更新時刻
と比較して、更新されたか否かを判断することを特徴と
するものである。
【0029】また、請求項10に記載の発明は請求項5
に記載の画像処理システムであって、前記タイミング
は、ユーザーによって任意に指定可能であることを特徴
とするものである。。
【0030】また、請求項11に記載の発明は請求項5
に記載の画像処理システムであって、前記監視手段によ
って前記文書データが更新されたと判断した場合に、前
記更新手段による更新を行うか否かを、ユーザーが選択
可能であることを特徴とするものである。
【0031】また、請求項12に記載の発明は請求項1
に記載の画像処理システムであって、前記情報生成手段
は、前記出力手段が実行する処理に要する処理時間を計
測あるいは予測する処理時間算出手段と、前記処理時間
算出手段により得られた保存ジョブの処理時間データ
を、対応する前記保存ジョブの属性情報に追加して保存
する処理時間データ保存手段を含み、前記情報送信手段
は、保存されている前記保存ジョブの属性の情報であっ
て、前記処理時間データを含む情報を、前記通信媒体上
に出力することを特徴とするものである。
【0032】また、請求項13に記載の発明は請求項1
2に記載の画像処理システムであって、前記画像処理装
置は、さらに、前記通信媒体を介して入力した印刷ジョ
ブであって処理すべき印刷ジョブが存在しないアイドル
状態を検出するジョブ状態監視手段を備え、前記処理時
間算出手段は、前記属性情報の前記処理指示子として印
刷と保存を行う指示子が指定された印刷ジョブを入力し
て前記出力手段により出力した際には、前記出力手段の
実行に要した処理時間を実測する第1のモードと、前記
属性情報の前記処理指示子として保存のみを行う指示子
が指定された印刷ジョブを入力した際には、前記ジョブ
状態監視手段によってアイドル状態であると判断された
期間に、排紙動作を伴うことなく前記出力手段を実行さ
せて処理時間を計測する第2のモードとを備えることを
特徴とするものである。
【0033】また、請求項14に記載の発明は請求項1
2、13に記載の画像処理システムであって、前記処理
時間算出手段は、前記ジョブ状態監視手段によってアイ
ドル状態であると判断されたときに、排紙動作を伴うこ
となく、登録時に指定された属性情報とは異なるジョブ
属性を使用して前記出力手段を実行させて処理時間を計
測する第3のモードを備え、前記保存ジョブ格納手段
は、前記処理時間を含む保存ジョブに関する情報をジョ
ブ属性別に保持することを特徴とするものである。
【0034】また、請求項15に記載の発明は請求項1
2〜14のいずれかに記載の画像処理システムであっ
て、前記処理時間算出手段は、ジョブ単位あるいはペー
ジ単位で処理時間を計測することを特徴とするものであ
る。
【0035】また、請求項16に記載の発明は請求項1
3、14に記載の画像処理システムであって、前記処理
時間算出手段は、前記第2あるいは第3の算出モードに
よって処理時間を計測する際は、印刷ジョブの解析に要
する時間をページ単位に計測するとともに、前記ページ
単位で計測した処理時間から排紙動作を伴う際の処理時
間を予測して算出することを特徴とするものである。
【0036】また、請求項17に記載の発明は請求項1
2〜14のいずれかに記載の画像処理システムであっ
て、前記画像処理装置は、前記第2あるいは第3の算出
モードによって処理時間計測中に印刷ジョブを受信した
場合は処理時間計測処理を中断し、計測済みのページ数
と途中までの計測時間とを合わせて保持しておくことを
特徴とするものである。
【0037】また、請求項18に記載の発明は請求項1
3に記載の画像処理システムであって、前記処理時間デ
ータ保存手段は、前記処理時間算出手段の前記モードそ
れぞれを表すモード識別子とともに前記処理時間算出手
段により得られた処理時間を保存し、保存ジョブを保存
ジョブに含まれる属性情報にしたがって前記出力手段が
出力する場合で、前記保存ジョブの処理時間のモード識
別子が前記第2のモードを表している場合前記第1のモ
ードによって前記処理時間算出手段を実行させて第1の
モードの処理時間をえて、さらに前記処理時間データ保
存手段を実行させることを特徴とするものである。
【0038】また、請求項19に記載の発明は、請求項
14に記載の画像処理システムであって、前記印刷ジョ
ブ生成手段は、さらに、保存ジョブを指定するジョブ指
示子と前記指定した保存ジョブに対する処理属性情報を
前記入力手段から入力して前記画像処理装置を制御する
制御ジョブを生成する制御ジョブ生成手段を備え、るこ
とを特徴とするものである。
【0039】また、請求項20に記載の発明は請求項1
4に記載の画像処理システムであって、前記制御ジョブ
生成手段は、保存ジョブと保存ジョブの属性情報を指定
する情報に加えて、指定する保存ジョブについて前記第
3の算出モードによって前記処理時間を算出させること
を表す情報を属性情報として加え、前記画像処理装置
は、前記第3のモードによって前記処理時間を算出させ
ることを表す情報を属性情報として含む制御ジョブを受
けた後、前記ジョブ状態監視手段がアイドル状態になっ
たことを示したことを受けて、前記第3のモードで制御
ジョブによって指定される保存ジョブを指定される属性
で前記処理時間算出手段を実行させることを特徴とする
ものである。
【0040】また、請求項21に記載の発明は請求項1
4に記載の画像処理システムであって、前記印刷ジョブ
生成手段は、印刷ジョブを保存ジョブとして保存する処
理を表す処理指示子を属性情報に含めた印刷ジョブを生
成した際に、前記印刷ジョブのジョブ属性として、前記
第2あるいは第3の算出モードによって前記処理時間算
出手段を実行させる情報を付加し、前記処理時間算出手
段を実行させる情報を前記入力手段から入力することを
特徴とするものである。
【0041】また、請求項22に記載の発明は、文書デ
ータを画像処理装置が解釈可能な形式のデータに変換し
て印刷ジョブを生成する印刷ジョブ生成ステップを備え
る印刷ジョブ生成装置と、前記印刷ジョブ生成装置と前
記通信媒体によって接続された画像処理装置であって、
前記通信媒体を介して入力した前記印刷ジョブを後で再
利用可能な保存ジョブとして登録する保存ジョブ格納ス
テップ前記保存ジョブ格納ステップにより格納された保
存ジョブをイメージ画像として出力する出力ステップ
と、を備えた画像処理装置とからなる画像処理システム
の画像処理方法であって、前記印刷ジョブ生成装置は、
さらに、印刷ジョブに関する属性情報についてユーザー
指示を受け付ける入力ステップを備え、前記印刷ジョブ
生成ステップは印刷ジョブを保存ジョブとして保存、ま
たは保存ジョブをあたらしい印刷ジョブ内容によって更
新を付加して前記印刷ジョブを生成するステップを備
え、前記画像処理装置は、前記保存ジョブを処理した際
に、該処理に関連する新たな第1の情報を生成する情報
生成ステップと、該情報生成ステップにより生成した第
1の情報と前記処理した保存ジョブとを関連付けた第2
の情報を生成し、生成した第2の情報を前記通信媒体を
介して送信する情報送信ステップを備え、前記印刷ジョ
ブ生成装置は、さらに、前記情報送信ステップで送信さ
れた情報を表示するステップを備えることを特徴とす
る。
【0042】また、請求項23に記載の発明は、請求項
22に記載の画像処理システムの画像処理方法であっ
て、前記画像処理装置は、前記印刷ジョブ生成装置から
の保存ジョブを更新する印刷ジョブを入力した際に入力
した印刷ジョブによって特定される保存ジョブの更新処
理を実行する保存ジョブ更新ステップをさらに備え、前
記情報生成ステップは、前記特定された保存ジョブの更
新処理の実行を受けて、前記保存ジョブが更新されたこ
とを表すデータを生成し、前記情報送信ステップは、前
記保存ジョブが更新されたことを表すデータを含めてユ
ーザーに通知する情報を生成することを特徴とする。
【0043】また、請求項24に記載の発明は請求項2
3に記載の画像処理システムの画像処理方法であって、
前記入力ステップは、さらにユーザー情報を入力するス
テップを有し、前記印刷ジョブ生成装置は、保存ジョブ
を指示する情報と指示した保存ジョブの処理に関する情
報および前記ユーザー情報を含んだコマンドであって、
前記保存ジョブ格納手ステップで格納した特定の保存ジ
ョブを前記出力ステップにより出力することを指示する
保存ジョブ出力指定コマンド、を出力する保存ジョブ出
力指示ステップを備え、前記情報生成ステップは、さら
に、前記保存ジョブ出力指示ステップからのコマンドを
受けて前記保存ジョブを前記出力ステップにより出力し
た際に、出力した前記保存ジョブに関する履歴を記録す
る出力ジョブ処理ステップと、前記画像処理装置が前記
印刷ジョブ生成装置からの保存ジョブを更新する印刷ジ
ョブを入力して保存ジョブ更新ステップを実行した際
に、前記出力ジョブ処理ステップによって記録された履
歴を参照して前記特定された保存ジョブのユーザー・リ
ストを生成し、前記ユーザー・リスト中のそれぞれのユ
ーザー宛てへの前記保存ジョブが更新されたことを表す
通知データを生成する保存ジョブ更新通知データ生成ス
テップを含み、前記情報送信ステップは、前記保存ジョ
ブ更新通知データ生成ステップで生成された通知データ
を前記通信媒体上に出力することを特徴とする。
【0044】また、請求項25に記載の発明は請求項2
4に記載の画像処理システムの画像処理方法であって、
前記ユーザー情報は、電子メール・アドレスからなる情
報であって前記情報通信ステップは電子メール転送方法
によって行うことを特徴とする。
【0045】また、請求項26に記載の発明は請求項2
24に記載の画像処理システムの画像処理方法であっ
て、前記印刷ジョブ生成装置は、さらに前記印刷ジョブ
生成ステップが印刷ジョブの保存を表す指示子を含む前
記属性情報を画像処理装置が解釈可能な形式のデータに
付加して前記印刷ジョブを生成して前記印刷ジョブ出力
ステップが出力した際に、対応する文書データに関する
情報を格納する文書データ格納ステップと、前記文書デ
ータ格納ステップにより格納されている情報が指し示す
文書データの更新状況をあらかじめ定めたタイミングで
監視する監視ステップと、前記監視ステップによって前
記文書データが更新されたと判断された場合に、前記更
新済みの文書データに対応する第2の印刷ジョブを生成
し、前記画像処理装置に保存済みで更新前の文章データ
に対応する第1の保存ジョブを前記第2の印刷ジョブに
更新する指示とともに前記第2の印刷ジョブを出力する
ステップとを備え、前記画像処理装置は、入力した印刷
ジョブの属性として保存指定があった場合に入力した印
刷ジョブを保存ジョブとして登録・保存し、入力した印
刷ジョブの属性として保存ジョブに対する更新指定があ
った場合は、対応する保存ジョブを入力した印刷ジョブ
に更新することを特徴とする。
【0046】また、請求項27に記載の発明は請求項2
6に記載の画像処理システムの画像処理方法であって、
前記文書データ格納ステップにより格納される文書デー
タに関する情報は、前記文書データの格納場所およびフ
ァイル名称から構成されるファイル情報を含むことを特
徴とする。
【0047】また、請求項28に記載の発明は請求項2
6に記載の画像処理システムの画像処理方法であって、
前記文書データに関する情報は、前記第1の保存ジョブ
を出力した時刻情報を含むことを特徴とする。
【0048】また、請求項29に記載の発明は請求項2
6に記載の画像処理システムの画像処理方法であって、
前記監視ステップは、前記保存ジョブ情報を参照して監
視すべき文書データを特定することを特徴とする。
【0049】また、請求項30に記載の発明は請求項2
6に記載の画像処理システムの画像処理方法であって、
前記監視ステップは、前記保存ジョブ情報と前記文書デ
ータのファイル更新時刻と比較して、更新されたか否か
を判断することを特徴とする。
【0050】また、請求項31に記載の発明は請求項2
6に記載の画像処理システムの画像処理方法であって、
前記タイミングは、ユーザーによって任意に指定可能で
あることを特徴とする。
【0051】また、請求項32に記載の発明は請求項2
6に記載の画像処理システムの画像処理方法であって、
前記監視ステップによって前記文書データが更新された
と判断した場合に、前記更新ステップによる更新を行う
か否かを、ユーザーが選択可能であることを特徴とす
る。
【0052】また、請求項33に記載の発明は請求項2
2に記載の画像処理システムの画像処理方法であって、
前記情報生成ステップは、前記出力ステップが実行する
処理に要する処理時間を計測あるいは予測する処理時間
算出ステップと、前記処理時間算出ステップにより得ら
れた保存ジョブの処理時間データを、対応する前記保存
ジョブの属性情報に追加して保存する処理時間データ保
存ステップを含み、前記情報送信ステップは、保存され
ている前記保存ジョブの属性の情報であって、前記処理
時間データを含む情報を、前記通信媒体上に出力するこ
とを特徴とする。
【0053】また、請求項34に記載の発明は請求項3
3に記載の画像処理システムの画像処理方法であって、
前記画像処理装置は、さらに、前記通信媒体を介して入
力した印刷ジョブであって処理すべき印刷ジョブが存在
しないアイドル状態を検出するジョブ状態監視ステップ
を備え、前記処理時間算出ステップは、前記属性情報の
前記処理指示子として印刷と保存を行う指示子が指定さ
れた印刷ジョブを入力して前記出力ステップにより出力
した際には、前記出力ステップの実行に要した処理時間
を実測する第1のモードと、前記属性情報の前記処理指
示子として保存のみを行う指示子が指定された印刷ジョ
ブを入力した際には、前記ジョブ状態監視ステップによ
ってアイドル状態であると判断された期間に、排紙動作
を伴うことなく前記出力ステップを実行させて処理時間
を計測する第2のモードとを備えることを特徴とする。
【0054】また、請求項35に記載の発明は請求項3
3、34に記載の画像処理システムの画像処理方法であ
って、前記処理時間算出ステップは、前記ジョブ状態監
視ステップによってアイドル状態であると判断されたと
きに、排紙動作を伴うことなく、登録時に指定された属
性情報とは異なるジョブ属性を使用して前記出力ステッ
プを実行させて処理時間を計測する第3のモードを備
え、前記保存ジョブ格納ステップは、前記処理時間を含
む保存ジョブに関する情報をジョブ属性別に保持するこ
とを特徴とする。
【0055】また、請求項36に記載の発明は請求項3
3〜35のいずれかに記載の画像処理システムであっ
て、前記処理時間算出ステップは、ジョブ単位あるいは
ページ単位で処理時間を計測することを特徴とする。
【0056】また、請求項37に記載の発明は請求項3
4、35に記載の画像処理システムの画像処理方法であ
って、前記処理時間算出ステップは、前記第2あるいは
第3の算出モードによって処理時間を計測する際は、印
刷ジョブの解析に要する時間をページ単位に計測すると
ともに、前記ページ単位で計測した処理時間から排紙動
作を伴う際の処理時間を予測して算出することを特徴と
する。
【0057】また、請求項38に記載の発明は請求項3
3〜35のいずれかに記載の画像処理システムの画像処
理方法であって、前記画像処理装置は、前記第2あるい
は第3の算出モードによって処理時間計測中に印刷ジョ
ブを受信した場合は処理時間計測処理を中断し、計測済
みのページ数と途中までの計測時間とを合わせて保持し
ておくことを特徴とする。
【0058】また、請求項39に記載の発明は請求項3
4に記載の画像処理システムの画像処理方法であって、
前記処理時間データ保存ステップは、前記処理時間算出
ステップの前記モードそれぞれを表すモード識別子とと
もに前記処理時間算出ステップにより得られた処理時間
を保存し、保存ジョブを保存ジョブに含まれる属性情報
にしたがって前記出力ステップが出力する場合で、前記
保存ジョブの処理時間のモード識別子が前記第2のモー
ドを表している場合前記第1のモードによって前記処理
時間算出ステップを実行させて第1のモードの処理時間
をえて、さらに前記処理時間データ保存ステップを実行
させることを特徴とする。
【0059】また、請求項40に記載の発明は請求項3
5に記載の画像処理システムの画像処理方法であって、
前記制御ジョブ生成ステップは、保存ジョブと保存ジョ
ブの属性情報を指定する情報に加えて、指定する保存ジ
ョブについて前記第3の算出モードによって前記処理時
間を算出させることを表す情報を属性情報を加え、前記
画像処理装置は、前記第3のモードによって前記処理時
間を算出させることを表す情報を属性情報を含む制御ジ
ョブを受けた後、前記ジョブ状態監視ステップがアイド
ル状態になったことを示したことを受けて、前記第3の
モードで制御ジョブによって指定される保存ジョブを指
定される属性で前記処理時間算出ステップを実行させる
ことを特徴とする。
【0060】また、請求項41に記載の発明は請求項3
5に記載の画像処理システムの画像処理方法であって、
前記印刷ジョブ生成ステップは、印刷ジョブを保存ジョ
ブとして保存する処理を表す処理指示子を属性情報に含
めた印刷ジョブを生成した際に、前記印刷ジョブのジョ
ブ属性として、前記第2あるいは第3の算出モードによ
って前記処理時間算出ステップを実行させる情報を付加
し、前記処理時間算出ステップを実行させる情報を前記
入力ステップから入力することを特徴とする。
【0061】また、請求項42に記載の発明は、文書デ
ータを画像処理装置が解釈可能な形式のデータに変換し
て印刷ジョブを生成する印刷ジョブ生成ステップ、を備
える印刷ジョブ生成装置と、前記印刷ジョブ生成装置と
通信媒体によって接続された画像処理装置であって、前
記通信媒体を介して入力した前記印刷ジョブを後で再利
用可能な保存ジョブとして登録する保存ジョブ格納ステ
ップ、前記保存ジョブ格納ステップにより格納された保
存ジョブをイメージ画像として出力する出力ステップ
と、を備えた画像処理装置とからなる画像処理システム
の画像処理方法を実行するプログラムを記憶したコンピ
ュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記印刷ジョ
ブ生成装置は、さらに、印刷ジョブに関する属性情報に
ついてユーザー指示を受け付ける入力ステップを備え、
前記印刷ジョブ生成ステップは、印刷ジョブを保存ジョ
ブとして保存、または保存ジョブを新しい印刷ジョブ内
容によって更新を表す処理指示子を含む前記入力ステッ
プで入力した前記属性情報を付加して前記印刷ジョブを
生成するステップを備え、前記画像処理装置は、前記保
存ジョブを処理した際に、該処理に関連する新たな第1
の情報を生成する情報生成ステップと、該情報生成ステ
ップにより生成した第1の情報と前記処理した保存ジョ
ブとを関連付けた第2の情報を生成し、生成した第2の
情報を前記通信媒体を介して送信する情報送信ステップ
を備え、前記印刷ジョブ生成装置は、さらに、前記情報
送信手段によって送信された情報を表示するステップを
実行するプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可
能な記憶媒体である。
【0062】また、請求項43に記載の発明は、請求項
42に記載の記憶媒体において、前記記憶媒体として、
サーバー・コンピュータおよびクライアント・コンピュ
ータが読むことができるプログラムを格納したフロッピ
ー(登録商標)・ディスク、ハード・ディスク、光磁気
ディスク、光ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気
テープ、不揮発性のメモリ・カード、ROMを用いるこ
とを特徴とする。
【0063】また、請求項44に記載の発明は、請求項
42〜43のいずれかに記載の記憶媒体において、前記
記憶媒体は、サーバー・コンピュータおよびクライアン
ト・コンピュータに着脱可能であることを特徴とする。
【0064】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例について説明する。
【0065】まず、図1、図2を参照しながら、本発明
を適用するに好適な画像処理システムの構成について説
明する。
【0066】図1は、本発明を適用可能な画像処理シス
テムの概略構成を示すブロック図であり、たとえば、レ
ーザー・ビーム・プリンタ(以下LBP)とホスト・コ
ンピュータとで構成される場合を示す。なお、本発明を
適用可能な画像処理装置はLBPに限られるものではな
く、他のプリント方式のプリンタ装置であっても良い
し、モノクロ・プリンタ/カラー・プリンタといった機
器構成の違いにも関係なく適用可能である。さらに本発
明を適用可能なホスト・コンピュータは、パーソナル・
コンピュータあるいはワークステーション、各種サーバ
ーあるいはクライアント・コンピュータのいずれであっ
ても構わない。
【0067】図1において、符号101はホスト・コン
ピュータ等の外部機器、符号102は本実施例を適用し
たLBP本体である。
【0068】ホスト・コンピュータ101は、CRTデ
ィスプレイ等で構成される表示手段、キー・ボードやマ
ウス等の入力手段、ハード・ディスクなどのランダム・
アクセス可能な不揮発性の大容量記憶手段、LBPに対
応したドライバ等のソフトウェア・プログラムからなる
制御手段、およびプログラムが動作するRAM等から構
成される(表示手段以外は不図示)。
【0069】LBP102は、ホスト・コンピュータ1
01上で動作するドライバが生成するページ記述言語
(PDL)形式の印刷ジョブ(文字コードや図形デー
タ、イメージデータ等)を受けとり、それらの情報に従
って対応する文字パターンや図形パターンなどを作成
し、記録媒体である記録紙上に像を形成するよう構成さ
れている。また、このLBPでは、不図示のデータ記憶
部(フラッシュROM−DIMMやRAM、ハード・デ
ィスクなど)に対して文字パターンの登録やフォーム・
データ、マクロデータなどの登録も行えるよう構成され
ており、印刷ジョブ中の文字印字命令やオーバーレイ指
定コマンドなどに応じて、ページ画像を生成するため
に、登録された内容が記憶部から読み出される。
【0070】符号103はプリンタ制御ユニット(コン
トローラ)部であって、LBP102全般の制御、およ
びホスト・コンピュータ101から供給される印刷ジョ
ブの解析を行う。この制御ユニット103は、符号10
5で示されるプリンタ・エンジン部と接続され、印刷ジ
ョブに基づいたドット・データからなるページ情報を生
成し、プリンタ・エンジン部105に対してドット・デ
ータ(ビデオ信号)を、順次、送信するビデオ・コント
ローラとしても機能する。
【0071】プリンタ・エンジン部105は、ドット・
データ(ビデオ信号)に従って実際に感光ドラムに潜像
を形成し、用紙に熱定着させることによって印字を行
う。
【0072】符号104は操作のためのスイッチおよび
LED表示器などが配されている操作パネルであって、
オペレータ(使用者)はパネル部104を操作すること
によって、LBP102に所定の動作の指定、あるいは
印刷環境の設定等を行うことができる。また、LED表
示器にプリンタの各種状態(エラー発生状況やオペレー
タ・コール等)を表示する。
【0073】符号106はホスト・コンピュータ101
とLBP102とを接続し通信可能とするための通信媒
体であって、たとえばLANを構成するTCP/IPな
どの既知のネットワーク・プロトコルに従ってデータの
送受信を行う。
【0074】図2は本発明を適用可能なLBP102の
内部構造を示す断面図であり、主にプリンタ・エンジン
部105の構成を示している。なお、図1と同じ構成に
対しては同一番号を付け、説明を省略する。
【0075】同図において、レーザー・ドライバ201
は半導体レーザー202を駆動するための回路であり、
制御ユニット103が出力するビデオ信号に応じて半導
体レーザー202から発射されるレーザー光203をオ
ンオフ切り替えする。レーザー203は回転多面鏡20
4で左右方向に振られ静電ドラム205上を走査する。
これにより、静電ドラム205上には文字パターン等の
静電潜像が形成される。この潜像は、静電ドラム205
の周囲の現像ユニット206により現像された後、記録
紙に転送される。この記録紙にはカット・シートを用
い、カット・シート記録紙はLBP102に装着した用
紙カセット207に収納され、給紙ローラ208および
搬送ローラ209と210とにより装置内に取り込まれ
て、静電ドラム205に供給される。
【0076】図3は本発明の実施形態を示す画像処理シ
ステムの基本構成を説明するブロック図であり、主に図
1の画像処理装置の制御ユニット103の内部構成を示
している。なお、本発明が適用可能であれば、LAN等
のネットワークのみならず、無線LANやインターネッ
トを経由した接続形態であっても良い。
【0077】同図において、プリンタの制御ユニット1
03は、所定のインターフェース106を介して外部の
ホスト・コンピュータ101と接続されており、ホスト
・コンピュータ101上で動作するドライバ314から
送られる印刷ジョブや各種指示(以下、総称して印刷デ
ータと記す)に従って所定の処理を実行するように構成
されている。ここで受信した印刷データは、まず受信バ
ッファ307に受信データとして一時的に蓄えられる。
【0078】一方、ホスト・コンピュータ101上のド
ライバ314は、アプリケーション・ソフト313から
の指示に従って、文書データ(アプリファイル315)
の内容をプリンタ制御ユニット103が解析可能なPD
Lデータに変換し、ホスト・コンピュータ上のハード・
ディスクに印刷ファイル316としてスプールするとと
もに、プリンタ103へ出力する。なお、ハード・ディ
スクは、ホスト・コンピュータ101で動作するオペレ
ーティング・システム(OS)によって管理されてお
り、アプリケーション・ファイル315や印刷ファイル
316はもちろん、アプリケーション313やドライバ
314などのプログラムもOS依存のファイル形式で格
納されている。そして、これらのプログラムは、実行時
にRAM(不図示)上に呼び出され、CPU(不図示)
によって実行されることで制御部として動作する。
【0079】符号301はプリンタCPUであり、読み
出し専用メモリであるROM302に記憶された制御プ
ログラム303に基づいてシステム・バス306に接続
された各種デバイスとのアクセスを統括的に制御してい
る。ここで、本実施例におけるこの制御プログラム30
3は、以下のような構成から成る。
【0080】すなわち、印刷ジョブ解釈部303aは、
受信バッファ307に蓄えられた印刷データを読み出
し、所定の書式に従って印刷ジョブであるか否か(印刷
すべきPDLデータであるか否か)を調べ、そうであれ
ばPDL解析部303bを呼び出す。なお、印刷ジョブ
解釈部303aは印刷ジョブに保存属性が指定されてい
るか否かも調べ、指定されている場合は、印刷ジョブを
保存ジョブ317としてハード・ディスク310へ格納
する。
【0081】つづいて、PDL解析部303bは、受信
バッファ307から後続のPDLデータを読み出しなが
ら解析し、少なくとも1ページ分の描画オブジェクト
(イメージ画像へ展開可能な中間形式のディスプレイ・
リスト)を生成する。1ページ分の描画オブジェクトを
生成し終えると、描画オブジェクト描画部(レンダラ)
303cが起動され、生成した描画オブジェクトを参照
して、ページを複数のバンドに分割した単位でビット・
マップ・イメージ(バンド・ラスタ)を生成し、印刷部
I/F309は印刷部(プリンタ・エンジン)105に
対して生成したビット・マップ・イメージのビットのO
N/OFFに対応したビデオ信号を出力する(以下、印
刷部I/F309がビデオ信号を出力することを、”シ
ップする”と記す)。印刷部105は、CPU301か
ら受け取ったビデオ信号を元に記録紙312上に画像の
印刷を行う。
【0082】なお、本実施形態に示したLBP102で
は、ページをバンド状に分割したバンド・ラスタを複数
(たとえば2つ)格納するバンド・バッファ305cを
設け、上述した描画オブジェクト描画部(レンダラ)3
03cによってバンド・バッファ305c上に生成され
たビット・マップ・イメージ(バンド・ラスタ)を用い
て印刷を行う「バンディング方式」を採用しており、バ
ンド・ラスタへの描画とシップ動作を交互に行うよう構
成されている。すなわち、描画済みの一方のバンド・ラ
スタをシップする一方、他方のバンド・ラスタに描画オ
ブジェクトを次のシップ期間に間に合うように描画す
る。
【0083】一方、印刷ジョブ解析部303aによって
印刷データがPDLデータでないと判断された場合は、
印刷データの指示内容に従って、各種環境(パネル値な
ど)の設定や、機器構成・状態の問い合わせに対する応
答などの様々な処理を行う(指示内容に応じた制御プロ
グラムモジュールがその都度呼び出され実行される)。
【0084】また制御プログラム303は、上記構成以
外に以下に示す機能を実現するためのモジュール群から
構成されている。
【0085】すなわち、保存ジョブ317の登録・削除
・更新指示に対応して、保存ジョブ・リスト318の生
成管理を行う保存ジョブ管理部303d、保存ジョブの
出力指示に対応して出力履歴319を生成管理するとと
もに、保存ジョブの出力に要する時間を計測する出力管
理部303f、ネットワーク・インターフェース106
を通じて保存ジョブの更新などをユーザーに通知すると
ともに、ドライバ314等からの指示に応じて、各保存
ジョブに関する(ジョブ属性等から成る)情報を出力す
る情報出力部303e、パネル104からの入力や印刷
ジョブ属性などから得られるユーザー情報を管理するユ
ーザー情報管理部303gなどから構成されている。こ
こで保存ジョブの出力に要する時間を計測する出力管理
部303fは、水晶発振器等から構成されるタイマ31
1から得られる信号を元にして、処理時間計測するもの
とする。
【0086】さらに、このROM302は、文字出力に
用いるドット・フォントやスケーラブル・フォントから
構成されるフォント・データを格納するメモリとしても
用いられている(フォントROM304)。
【0087】つづいて、符号305はCPU301の主
メモリ、ワークメモリ等として機能するRAMであり、
図示しない増設ポートに接続されるオプションRAMに
よりメモリ容量を拡張できるように構成されている。R
AM305は、印刷データ解析部303bが生成した描
画オブジェクトを格納する描画オブジェクト格納部30
5a、制御プログラム303によって一時的に使用され
るワークメモリ305d、前記バンド・ラスタを2バン
ド分格納するバンド・ラスタ305c、ハード・ディス
ク310とのアクセスを高速化するためのディスク・ア
クセス・バッファ305bの他、前記フォント・メモリ
304内のスケーラブル・データに基づいて展開された
文字パターンをキャッシュするためのフォント・キャッ
シュ・メモリ(不図示)等に用いられる。
【0088】なお、本実施形態では、前記バンディング
方式で印刷を行うように構成したが、少なくとも1ペー
ジ分のビット・マップ・イメージを保持可能なページ・
バッファとして305cを構成し、フル・ペイント方式
で描画/シップ処理を行っても良い。さらに、前記バン
ディング方式とフル・ペイント方式とをパネルからの指
示等によって切り替え可能なように構成されていても構
わない。
【0089】くわえて、LBP102は図示しない電源
部から電力の供給を受けている。また、前記保存ジョブ
はハード・ディスク310に格納されると説明したが、
フラッシュ・メモリ等の不揮発性メモリやRAM30
5、あるいは他の構成による記憶媒体に格納しても構わ
ない。
【0090】また、本発明を構成する装置がROMに格
納されたプログラムとして供給されるよう説明したが、
これに限らず、フロッピー(登録商標)・ディスクやハ
ード・ディスク等の媒体によって供給され、実行前にR
AM等へロードされた後に、CPUによって実行される
よう構成されていても構わない。また、CD−ROM、
CD−R、メモリ・カード、DVD等の記憶媒体をアク
セス可能なドライブ(図示省略)を介して、該制御プロ
グラムをインストールして実行しても本発明を実施する
ことが可能であり、本発明の請求項はこれを含むもので
ある。
【0091】以下に、本発明を適用したそれぞれの実施
形態について説明する。
【0092】(第1の実施形態)まず、保存ジョブの扱
いを容易化した画像処理システム、すなわち、文書デー
タに対応する保存ジョブの更新作業に関わる手間を省い
て共有情報である文書データの版管理の負荷を軽減した
画像処理システムについて説明する。
【0093】第1の実施形態の画像処理システムによっ
て生成・管理される保存ジョブの構成および登録手順
を、図4〜図6のブロック図、図7のフローチャートを
用いて以下に説明する。
【0094】図4は、ドライバ314によって生成され
LBP102へ出力され、ハード・ディスク310内に
格納される保存ジョブの構成を示したブロック図であ
る。ここで、図3と同じ構成に対しては同一符号を付し
てある。
【0095】図4において、保存ジョブ317は大きく
分けて、ジョブ属性401およびPDLデータ402か
ら構成されている。ジョブ属性401は、該印刷ジョブ
を処理するために必要な種々の属性(パラメータ)を含
む。すなわち、処理モードを示すジョブ・モード40
4”print+store”は、ジョブを印刷すると
同時に保存することを示しているが、印刷のみを行う通
常ジョブの場合は”print”、保存のみを行う場合
は”store”などとなる。ここで、これらは文字列
ではなく、あらかじめ定められた符号(たとえば、”p
rint”は4バイトの0=0x00000000、”
print+store”は0x00000001、”
store”は0x00000002など)で表すもの
とする。つづいて405は該ジョブ属性の総サイズ(バ
イト数)、符号407はジョブ名称(サイズ可変)、符
号406はジョブ名称のサイズ(バイト数)を示す。こ
こでジョブ名称サイズは4バイトの倍数になるよう構成
されており、ジョブ名称407の端数分は0(図中”\
0”は1バイトの0を示している)で埋められている。
符号409は該保存ジョブに対応した文書データの保存
場所を示すソース情報(サイズ可変)であって、符号4
08は前記ソース情報のバイト・サイズである。本実施
例では、ホスト・コンピュータ上のパス名(Cドライブ
のディレクトリ”\usr\doc\spec\”下に
あるファイル”shiyousho01.doc”)と
して説明したが、保存ジョブを出力するホスト・コンピ
ュータとは異なる、ネットワーク上の他のホスト・コン
ピュータ名を含むパス名であっても良い。なお、ここで
は前記ソース・ファイル名称を前記ジョブ名称407と
したが、ユーザーがドライバUI上で任意に指定できる
よう構成しても構わない(同一ジョブ名称の保存ジョブ
が複数存在しても良いものとする。)。
【0096】ジョブ属性401はさらに、PDL種別4
10の他、ドライバUI(ユーザー・インターフェー
ス)で指定された各種印刷パラメータ(部数411、フ
ィニッシング・モード、印刷面、カラー・モード、閉じ
方向・幅、複数ページ印刷モード=いわゆるN−up
等)、印刷ジョブを保存ジョブとして登録したユーザー
の情報413およびそのバイト・サイズ412から構成
されている。なお、図中では2ページ印刷指定であるN
−upを”2/1”、4ページ印刷を”4/1”、通常
印刷(複数ページ印刷指定なし)を”1/1”のように
示している。またユーザー情報413は電子メール・ア
ドレスであるとする。
【0097】続くPDLデータ402は、後続ブロック
がPDLデータであること示すパケット識別子”sen
d_PDL”414と、PDLデータ・サイズ415、
およびPDL形式の命令群から構成されている。ここで
命令群は、PDLジョブ開始命令に始まって、印字解像
度やサイズ単位の指定といったジョブ内で共通の環境設
定パラメータ、排紙命令でページ単位に区切られた複数
の描画命令が続き、PDLジョブ終了命令で終了する。
なお、用紙サイズや用紙種別などページ単位で変更可能
なパラメータは、変更の度に各ページのPCLデータに
先だって図示するように指定されているものとする。
【0098】上記に示したように本実施形態では、印刷
ジョブはサイズを示した複数のパーツ、すなわちパケッ
トに分割されて送受信されるものとする。(ジョブ・モ
ード404も、後続のデータ・ブロックを識別するため
のパケット識別子の1つである。)なお、ここでは各パ
ケットのサイズは可変とし、PDLデータは1つのパケ
ットで送受信されるものとしたが、たとえば4096バ
イトなどの固定サイズのパケットに分割しても構わな
い。この場合はドライバから出力される印刷ジョブにP
DLデータ・サイズ402を付加する必要がなくなるた
め、ホスト・コンピュータ側で全データがスプールされ
るのを待ってから出力を開始する必要もなくなる。な
お、保存ジョブをLBPのハード・ディスク310に格
納する際は、PDLデータを構成する複数パケットを1
パケットにまとめるとともに、各パケット・サイズを合
計してトータルサイズを求めるように構成しても構わな
い。さらに、上記実施例の構成に加えてパス・ワードを
追加し、該保存ジョブの出力あるいは更新・削除をユー
ザー別に制限するよう構成しても良い。
【0099】図5は、本実施形態のLBPによる保存ジ
ョブの管理方法を説明したブロック図であって、図5は
ハード・ディスク310内の概略構成を、また図6は、
ハード・ディスク310内で1つの保存ジョブを管理す
るために利用される保存ジョブ情報の構成例をそれぞれ
示している。ここでも図3、図4と同じ構成に対しては
同一符号を付してある。
【0100】図5において、保存ジョブ・リスト318
および各保存ジョブ317は、それぞれが1つのファイ
ルとして格納されており、FAT(ファイル・アローケ
ーション・テーブル)510によってファイル名を基に
管理されていることを示している。図では、2つの保存
ジョブを示している。なお、FATによるファイル管理
は公知の技術であるため、詳細は説明を省く。
【0101】ここで保存ジョブ・リスト318は、登録
済み保存ジョブの数を示す登録ジョブ数507、保存ジ
ョブ登録時に割り当てるべきJobIDを示すMaxJ
obID508、および複数(256個)の保存ジョブ
情報501とから構成されており、1つの保存ジョブに
対してユニークなJobIDと1つの保存ジョブ情報5
01が割り当てられる。なお本実施例では、個々の保存
ジョブ情報501は固定長とし、上限も固定数256と
したが、保存ジョブ情報のサイズおよび上限個数は可変
となるように構成しても良い。
【0102】一方、保存ジョブは全てディレクトリ”/
storej”内に格納されている(図中の破線)。
【0103】図6は、個々の保存ジョブ情報501に含
まれる管理情報の詳細を示している。符号602は保存
ジョブ格納時にMaxJobIDを参照して割り当てら
れるJobID、符号603は保存ジョブを格納するフ
ァイル名称(パス名。最長16バイト)であって、格納
フォルダ名とJobIDからなる文字列で表す。本実施
形態のファイル名は”/storej/s001”と
し、16バイトに満たない4バイト分は0でパディング
しておく。符号604は保存開始日時を示すストア時
刻、そのほかに保存ジョブのジョブ属性で指定されたジ
ョブ名称、ジョブ名称サイズ、ユーザー情報、ユーザー
情報サイズも含まれる。
【0104】符号605は保存ジョブ格納ファイルのバ
イト・サイズ、符号606はドライバから通知される論
理ページ数である(PDLデータの最後に付加されてい
るものとする)。
【0105】ここでJobID602は、個々の保存ジ
ョブを識別するためのIDであって、”s”+「3バイ
トの符号なし数値(0x000000〜0xfffff
f)」として構成されている。このJobID602
は、保存ジョブ登録時点においてはMaxJobID5
08から得られ、登録完了時やドライバからの要求に応
じてホスト・コンピュータ側へ返され、その後の削除・
更新・出力といった操作の際には、処理対象の保存ジョ
ブをこのJobID602によって特定する。なお、M
axJobID508に含まれる3バイトの数値は、初
めてLBP102を起動したときに0x000000に
初期化され、保存ジョブを1つ登録する度に1つインク
リメントされる(0x1000000=16,777,
216種類の保存ジョブを判別可能である)。
【0106】また論理ページ数606は、部数=1かつ
片面印刷かつN−up指定がないとき(1ページ/枚)
に出力される用紙枚数であって、たとえば論理ページ数
が13である保存ジョブを部数=3、2ページ印刷で出
力した場合に実際に排紙される用紙枚数(物理ページ
数)は、1部当たり13/2で7となり、3部の場合
に、7×3=21枚となる。
【0107】つづいて、図7のフローチャートを用い
て、LBP102が入力した印刷ジョブを保存ジョブと
して登録する際の手順について以下に説明する。なおこ
こで述べる各ステップは、プログラムROM303に格
納されたモジュールによって実行される。なお本実施形
態では、簡単のためデータ不正やディスク・フル発生時
などのエラー処理は省略して説明する。
【0108】同図において制御プログラム303は、ス
テップS701にて、ホスト・コンピュータ101から
所定のインターフェース106を介して送られてきた印
刷ジョブを受信バッファ307へ記憶する。つづいて、
受信バッファ307内に未処理の印刷ジョブが存在する
かかどうかを調べ(ステップS702)、存在しない場
合は処理を終了する。一方、未処理の印刷データが存在
する場合は、続くステップS703以下で印刷ジョブの
解析を行う。
【0109】まず、ステップS703においてジョブ・
モード(パケット識別子)を調べるために、受信バッフ
ァ307に一時的に格納した印刷ジョブの先頭4バイト
を読み出す。前記ジョブ・モードにストア指定がある場
合(”print+store”もしくは”stor
e”である場合)は、ステップS704の判定結果がY
esとなり、後続のステップS705〜S708にて保
存ジョブのための処理を行う。すなわち、ステップS7
05にて保存ジョブ・リストから保存ジョブ情報を1つ
獲得するとともにその時点のMaxJobIDをJob
ID602に設定した後、ステップS706にてタイマ
311を用いて獲得した日時をストア時刻504に設定
する。つづいて、ステップS707にて印刷ジョブ31
7全体をハード・ディスク310内へ保存し、JobI
Dをホストへ返すとともに、登録ジョブ数およびMax
JobIDをインクリメントする(ステップS70
8)。
【0110】一方、ステップS704の判定結果がNo
の場合は、保存ジョブに対する処理を行うことなく後続
ステップへ移行する。
【0111】続くステップS709において、ジョブ・
モードにて出力指定(”print”)があるか否かを
調べ、そうでなければその他のジョブ・モードとして所
定の処理を行う(ステップS716)。ただし、ジョブ
・モードが”store”であった場合はステップS7
16ではとくに何も行わずに処理を終了するものとす
る。
【0112】一方、出力指定があった場合は、PDL解
析部303bが解析を行うために印刷ジョブの読み出し
を行う。ここで、保存指定がない印刷ジョブは受信バッ
ファから読み出されるが、保存ジョブの場合は格納済み
のハード・ディスク310から読み出される。
【0113】続くステップS711にて、ジョブ属性4
01内の各印刷パラメータを読み出して読み出した各印
刷パラメータをカレント印刷環境として設定し、つづい
てPDLデータ・サイズを読み出す(ステップS71
2)。最後に、PDLデータを未処理PDLデータ・サ
イズが0になるまで順次解析をしてゆく(ステップS7
13からS714)。なお、PDL解析の例は、図10
を用いて後述する。
【0114】以上に説明した手順によって、ジョブ・モ
ードが”store”あるいは”print+stor
e”である保存ジョブを、図5に示した構成でもってハ
ード・ディスクへ保存する。
【0115】図8は、ホスト・コンピュータのディスプ
レイ上にグラフィカル・ユーザ・インターフェース(G
UI)として表示される保存ジョブ一覧の例を示してい
る。ここで保存ジョブ一覧は、ドライバが備える一画面
として構成されており、ネットワーク上に接続されたL
BPのリスト・ウィンドウ(不図示)で選択したLBP
(プリンタ名=lpD404)から得られる保存ジョブ
の情報をリスト表示している。
【0116】同図において、符号801は複数の保存ジ
ョブをジョブ属性とともにリスト表示する表示部であ
り、表示部に収まらない分のジョブ属性および件数につ
いては、表示部右および下のスライダによってスクロー
ル表示することができる。
【0117】なお、本実施形態では、保存ジョブ4件の
それぞれについて、ジョブ名称、カラー・モード、割り
付け印刷(N−up)、論理ページ数、ストア日時を含
むジョブ属性を表示している。ここで、マウス等の入力
手段を用いて上記保存ジョブのリストから1つを選択し
た上で(選択した保存ジョブは反転表示される)、画面
下部に並んだボタンのいずれかをクリックすることによ
って、選択した保存ジョブに対する各種指示が行えるよ
う構成されている。ボタンとしては、選択した保存ジョ
ブに対する出力指示を行うための「出力」ボタン80
3、ジョブ属性を変更する「属性変更」ボタン804、
保存ジョブをLBPから削除する「削除」ボタン80
5、更新(再登録)するための「更新」ボタン806が
用意されている。なおこれらのボタンは、保存ジョブが
1つも選択されていない状態ではグレー・アウト表示さ
れ押せないようになっている。さらに上述した指示ボタ
ンに加え、保存ジョブを新規に登録する「追加」ボタン
802、および本ウィンドウを閉じるための「戻る」ボ
タン807が用意されているが、この2つは保存ジョブ
を選択することなく使用可能である。なお、前述した保
存ジョブの登録指示は、「追加」ボタンをクリックする
ことによって実行されるものとする。
【0118】上記に加え保存ジョブ一覧画面には、ユー
ザー情報(たとえば、メール・アドレス、ネットワーク
へログインする際のユーザー名やホスト・コンピュータ
名)を入力するための入力部808を備えており、ドラ
イバは入力部808に設定されたユーザー情報を参照し
て、ジョブ属性401にユーザー情報を追加する。ま
た、メール・アドレスのようなユーザー情報は、後述す
る保存ジョブ更新時の通知先としてLBP102によっ
て参照される。
【0119】ここで、本実施形態では、保存ジョブ一覧
を表示する直前に、ドライバはLBPに対して「保存ジ
ョブ一覧要求」を行い、ここで得られた保存ジョブの一
覧情報を基にして保存ジョブ一覧を表示するものとす
る。ただし、保存ジョブの一覧情報は、保存ジョブ情報
501、各保存ジョブ317のジョブ属性401に準じ
た内容である。一方、ジョブ属性は、保存ジョブの登録
時に、LBPから返されるJobID(ステップS70
8)とともにホスト側で保存するように構成しても良
い。
【0120】つづいて、「出力」ボタン803のクリッ
クに応じた保存ジョブの出力処理について、図9、図1
1、図12のブロック図および図10のフローチャート
を使用して、以下に説明する。
【0121】まず、図9には、保存ジョブの出力を指示
する制御ジョブであり、処理対象の保存ジョブをJob
ID903で指示したジョブ属性のみからなる出力指示
ジョブが示されている。この場合のジョブ・モード(パ
ケット識別子)901は、”store_outpu
t”であって、このパケットの総バイト数902、保存
ジョブ一覧要求(あるいはステップ708)で得られた
JobID903、入力部808に設定されたユーザー
情報904などが続く。なお、本実施形態においては、
保存ジョブ出力指示時にジョブ属性の一部を変更可能な
ように構成されており、同図にでは設定済みの内容と異
なる属性(部数、印刷面、N−up)のみが追加指定さ
れている様子を示している。なお、ジョブ属性が片面か
つ2ページ/枚の保存ジョブを、両面かつ4ページ/枚
で出力するといったような設定も可能である。
【0122】図10は、図9に示した保存ジョブ出力指
示パケットを受信した際の、LBPの処理手順を示した
フローチャートである。
【0123】同図におけるステップS1001〜S10
03は図7の保存ジョブ登録手順と同じであるため説明
を省略する。続くステップS1004においてジョブ・
モードが保存ジョブ出力指定(store_outpu
t)でない場合は判定結果がNoとなり、ステップS1
022にて他のジョブ・モードとして処理した後、ステ
ップS1001に戻る。
【0124】一方、ステップS1004の判定結果がY
esとなった場合は、後続のステップS1005以降に
おいて保存ジョブ・リスト318を順に検索し、Job
ID903と同じIDを有する保存ジョブ情報が存在す
るかどうかを調べる(ステップS1006)。存在しな
い場合は次の印刷ジョブ(パケット)を処理するために
ステップS1001に戻る。一方、同一のJobIDを
有する保存ジョブ情報が見つかった場合には、出力指示
を行ったユーザーを特定するためにユーザー情報を読み
出す(ステップS1007)。そして、つづいて、該当
する保存ジョブをハード・ディスクから読み出す(ステ
ップS1008)。さらにステップS1009におい
て、読み出したジョブ属性401を基にカレント印刷環
境を設定する。ここで、出力指示パケットにて追加指定
された属性に関しては、これをもってカレント環境を変
更することで属性変更を行う。つづいて、PDLデータ
・サイズ415を読出し(ステップS1010)、最後
に未処理PDLデータ・サイズが0(ゼロ)になるま
で、PDLデータを順次読み出して解析してゆく(ステ
ップS1011〜S1021)。
【0125】以下、PDLデータの処理手順について簡
単に説明する。
【0126】まず、ステップS1011において、読み
出したPDLデータが排紙命令(フォーム・フィード・
コード)であるかどうかを調べ、そうでなければ続くス
テップS1012以降にて印刷命令として解析を続行す
る。なお、本実施形態においては、描画命令の一例とし
て文字印字命令の場合を説明し、他の命令は一括りにし
て説明を省略した(これらのページ解析手順は既知のペ
ージ記述言語の解析手順と同様でよい。) 印刷命令が排紙命令でなかった場合は、ステップS10
12にて文字印字命令かどうかを調べ、文字印字命令で
もなければ各種図形描画命令などの他の印刷命令として
解析し、対応する描画オブジェクトを生成した後(ステ
ップS1018)、描画オブジェクトを描画するための
描画情報を生成する(ステップS1016)。なお、図
10では省略したが、PDLデータが図形描画命令でも
ない場合は、所定の各種印刷環境設定命令として解析
し、描画環境を更新した後、残りのPDLデータを解析
するためにステップS1011に戻る。
【0127】一方、ステップS1012において、PD
Lデータが文字印字命令であれば、フォント・キャッシ
ュ格納部に同一の文字パターンが登録済みであるかどう
かを検索し(ステップS1013)、ステップS101
4において文字パターンが作成済みであると判断された
場合、すなわち検索にヒットした場合は、フォント・キ
ャッシュ内の文字パターンを描画するために必要な描画
情報を作成する(ステップS1016)。すなわち、新
たに描画オブジェクトは作成せず、レンダリングに必要
な印字位置等の情報(描画情報)を作成する。一方、ス
テップS1014において所望する文字パターンが見つ
からなかった場合、フォント・スケーラは指定文字に対
応したカレント・フォントの文字パターンすなわち描画
オブジェクトを生成する(ステップS1015)。な
お、本実施形態においては、文字パターンを表す描画オ
ブジェクトはビット・マップ・パターンであるとする
が、これに限らず所定の圧縮形式で圧縮するなどの処理
を施しても良い。つづいて、検索時にヒットした場合と
同様に描画情報を生成し(ステップS1016)、1命
令の解析を終了する(描画オブジェクトおよび描画情報
の構成については、図12を参照しながら後述す
る。)。
【0128】一方、ステップS1011において、PD
Lデータが排紙命令であると判断された場合には、前述
したバンディング方式に基づいて、描画済みのバンド・
ラスタをシップすると同時にもう一方のバンド・ラスタ
へ描画オブジェクトをレンダリングしてゆく(ステップ
S1019)。すなわち、ステップS1016にて生成
した個々の描画情報の示す位置へ、対応する描画オブジ
ェクト(ステップS1015および1018にて作成済
み)を順次描画し、バンド・ラスタを生成する。
【0129】バンド・ラスタからのシップ、バンド・ラ
スタへのレンダリングを1ページ分行った後、続くステ
ップS1020において出力枚数(物理ページ数)をイ
ンクリメントするとともに、履歴情報を出力する(ステ
ップS1021)。なお、出力枚数は、ステップS10
09の印刷環境設定時に0(ゼロ)に初期化されている
ものとする。また、N−up指定で2ページ印刷が指定
されている場合は、所定の縮小率とオフセット値を印刷
環境として設定し、所定数(2ページ印刷の際には2
つ)の論理ページが1枚の物理ページに収まるように処
理するとともに、物理ページが完成するまでは排紙命令
は読み飛ばすように構成されている。さらに、履歴情報
は、ステップS1007にて読み出したユーザー情報を
含むものとし、出力枚数が1の時点で新規に生成し、そ
の後、出力するごとに履歴内容が更新されるものとする
(詳細は図11を使用して後述する)。
【0130】上記のように1ページの出力を終えたら、
残りのPDLデータが存在するか確認するためにステッ
プS1017へ進む。
【0131】なお本実施形態では簡単のため、1ページ
分のレンダリングを行った後、続く印刷データの解析を
行うように説明したが、LBP等の画像処理装置では、
マルチタスク処理によってレンダリングと印刷データの
解析を同時に行えるように構成されているのがふつうで
ある。
【0132】また同図では省略したが、部数指定が2以
上の場合、前述したステップS1011〜S1021の
処理を部数分だけ繰り返す。この部数指定も考慮したP
DLデータ・サイズが0になったら、ステップS101
7にてPDLデータの解析処理を終了する。
【0133】図11は、本実施形態における保存ジョブ
の出力履歴319の1例を示したブロック図である。同
図における出力履歴は、記録済みログ数1101に記録
されたその数だけのログ情報1102とを含み、ログ全
体が1つのファイル(たとえば、本実施形態では、ログ
・ファイル”\store\outoput.lo
g”)から構成されている。すなわち、図10のステッ
プS1021における新規ログ情報の生成処理は、ログ
・ファイル終端に新しいログ情報1102を追加書き込
みすることで実行される。
【0134】ここで、各ログ情報1102は、ログ情報
のバイト・サイズ、保存ジョブのJobID、部数やフ
ィニッシング指定等の各種印刷環境、出力したユーザー
のメール・アドレス情報(可変サイズ)に加え、ログの
ステータス1103、出力開始日時1104および出力
終了日時1105、出力枚数1106などが含まれてい
る。なお、ステータス1103は、ログ生成直後(すな
わち出力開始直後)に”unfinished”を示す
符号が書き込まれ、最終ページ出力時に”finish
ed”に書き替えられる。出力途中にユーザーがキャン
セルした場合は、”canseled”に書き替えられ
る。また、出力枚数1106は、図10のステップS1
020の処理に応じて更新されるものとする。
【0135】なお、本実施形態では、保存ジョブについ
てのみ、出力履歴を生成する構成で説明したが、通常の
印刷ジョブの出力履歴を別ファイルで管理するようにし
ても構わないし、全体で1つのファイルとしてもよい。
さらに、個々のログ情報1102を異なるファイルによ
って管理しても構わない。
【0136】図12は、本実施例における描画オブジェ
クト格納部305aの構成を説明したブロック図であっ
て、図12aは1ページ分のメモリ・マップを示してお
り、また図12b、12cは描画オブジェクト格納部に
保持される描画オブジェクトおよび描画情報の構成を示
している。なおこれらの描画オブジェクトや描画情報
は、図7のステップS713および図10のステップS
1015、1016、1018によって生成されるもの
である。
【0137】まず図12aにおいて、1201は各物理
ページ毎の各種描画情報を格納するページ情報ヘッダ部
であって、物理ページの印字解像度、用紙サイズ、カラ
ー・モード、バンド・ラスタ数m、物理ページに属する
描画オブジェクトの総容量(メモリ使用量)、ページ状
態(描画済み/シップ中等)、および電源投入時からシ
ーケンシャルにカウントされるページ識別番号(ページ
ID)など、ページ毎に管理すべき情報から構成されて
いる。なお、ページ情報ヘッダ部に含まれる情報は、各
ページの処理を開始する時点のカレント描画環境から決
定される。またバンド・ラスタ数mは、用紙サイズや印
字解像度および搭載メモリ容量等から決定される。12
02はバンド・テーブルであって、バンド・ラスタ数m
だけページ毎に用意され、それぞれには各バンド内に描
画されるオブジェクトに関する描画情報1205がリン
クされている(図12bを参照)。
【0138】続く1203は描画情報1205を格納す
る描画情報格納部である。ここで描画情報1205は、
個々の描画オブジェクトを各バンド内のどの位置に、ど
のように印字するかを示しており(図12c参照)、図
中では描画情報のことをアプリケーション(appl:
略語)と記す。また本実施形態では、描画情報1205
および描画オブジェクト1206は、それぞれ描画情報
格納部1203および描画オブジェクト記憶部1204
に別々に生成・保持されると説明したが、描画情報12
05も描画オブジェクトの一種として生成し、1つのメ
モリ領域内に混在して保持するように構成されていても
構わない。
【0139】図12cは、1つの描画情報の構成を示す
概略図であり、各描画オブジェクト1206を描画する
ための情報として、以下の情報を含んでいる。すなわ
ち、バンド内の印字位置(左上端からのビット・オフセ
ット値)、描画オブジェクトの描画高さ、バンド・ラス
タとの描画論理(AND/OR等)、バックグラウンド
情報(BG情報)、対応する描画オブジェクトの先頭ア
ドレス、描画オブジェクトの途中から描画される場合に
読み飛ばすべきライン数を示したオフセット量、描画オ
ブジェクトの種別(不図示)、次の描画情報の先頭アド
レス(リンク最後はNULLとする)等を含んでいる。
ここでBG情報は、グレー・レベルから構成されている
ものとし、描画時にはこのグレー・レベルに相当するデ
ィザ・パターンが各描画オブジェクトの背景として貼り
付けられる。
【0140】なお描画オブジェクトが複数のバンドにま
たがって描画される場合、該描画オブジェクトは複数の
描画情報を持つ。つまり描画回数だけ描画情報が割り当
てられるのである。図12cでは、appl1とapp
l4によって、文字”A”がband0とband1に
またがって描画され、さらにappl6によってban
dm内に描画される様子を示している。なお、band
0からリンクされているアプリケーションを辿ることに
よって、band0内には、文字”A”の他に、ビット
・マップ(appl2)と文字”B”(appl3)も
描画されることがわかる。
【0141】なお、前述したアプリケーション内の各情
報は、少なくとも指定用紙を指定解像度で表現可能なだ
けのビット数があれば良いし、各アプリケーション間や
描画オブジェクトとのリンクはRAM内のアドレスに限
らず、IDによるリンクとしても良い(この場合は、あ
らかじめ用意したオブジェクトIDテーブルを介してア
ドレスに変換する)。
【0142】上記の構成によって、各描画オブジェクト
をバンド毎に描画してバンド画像を生成するためには、
上記バンド・テーブルからリンクされている各アプリケ
ーションを順次読み出し、各アプリケーション内に記憶
された印字位置情報に応じて描画オブジェクトを描画す
れば良い。この処理を次のアプリケーション・アドレス
がNULLとなるところまで繰り返すことで、1バンド
分の描画(=レンダリング)処理を終了する。
【0143】つづいて、図13〜図15を使用して、保
存ジョブを更新する際の動作および構成について説明す
る。
【0144】まず、図13は、保存ジョブの更新を指示
した印刷ジョブを示している。ここで、ジョブ・モード
(パケット識別子)1301が”store upda
te”となっている点、および保存ジョブ一覧要求(あ
るいはステップS708によって)得られたJobID
1302が付加されている点以外は、保存ジョブの登録
を指示した印刷ジョブ(図4)と同等である。なお、部
数やフィニッシング種別などの各種ジョブ属性の内容
は、更新前と同じである必要はない。
【0145】つづいて、図14に示すフローチャートを
使用して、保存ジョブの更新手順について以下に説明す
る。
【0146】図14におけるステップS1401から1
403は図7の保存ジョブ登録手順と同様であるため、
説明を省略する。続くステップS1404においてジョ
ブ・モードが保存ジョブ更新指定(”store_up
date”)でない場合は、判定結果がNoとなり、ス
テップS1413にて他のジョブ・モードとして処理し
た後、ステップS1401に戻る。
【0147】一方、ステップS1404で判定結果がY
esとなった場合は、後続のステップS1405におい
て保存ジョブ更新のための処理を行う。すなわち、ステ
ップS1405において保存ジョブ・リスト318を順
に検索し、JobID1302と同じIDを有する保存
ジョブ情報が存在するかどうかを調べる(ステップS1
406)。存在しない場合は、次の印刷ショブ(パケッ
ト)を処理するためにステップS1401に戻る。一
方、同一のJobIDを有する保存ジョブ情報が見つか
った場合は、保存ジョブおよび保存ジョブ情報を上書き
して更新する(ステップS1407、S1408)。
【0148】続くステップにおいては、出力履歴を参照
して保存ジョブを出力したことのあるユーザー・リスト
を作成し、ユーザー・リスト中の各ユーザーに対して更
新通知を行う。すなわち、各ログ情報を更新して(ステ
ップS1409、1410)、JobID1302と同
一IDの出力履歴が存在するかどうかを調べる(ステッ
プS1411)。そして、同一JobIDの出力履歴が
見つかった場合、ステップS1412においてログ情報
内のユーザー情報を取得し、ワークメモリに一時格納し
ておく。上記ステップSを全ログ・ファイル終端まで行
った後に、一時格納したユーザー情報が0(ゼロ)でな
い場合は(ステップS1414)、通知内容を作成し
(ステップS1415)、ユーザー・リスト中の各ユー
ザー宛てにこの作成した通知内容でもって通知する(ス
テップS1416)。ここで、通知方法としては、一般
の電子メールと同じ方法で行うものとする。
【0149】なお、ステップS1406において、更新
対象である保存ジョブがまさしく出力中であるかいな
か、すなわち出力履歴内のステータスが”unfini
shed”となっているログ情報のJobIDが更新対
象の保存ジョブと同一IDであるかも調べ、もしも同一
であれば見つからなかったものとしてステップS140
1に戻る。
【0150】図15は、上述した通知内容(電子メー
ル)の例を示している。ここでは、更新された保存ジョ
ブのジョブ名称や更新日時、および受け取ったユーザー
が出力指定した日時が、テキスト形式の文書として作成
され、そのテキスト文書が電子メールのメッセージ内容
として通知されている。
【0151】(第2の実施形態)上述した第1の実施形
態においては、ホスト・コンピュータ上で保存ジョブの
更新操作そのものは手作業で行う必要があったが、本発
明の第2の実施形態においては、ホスト・コンピュータ
上で保存ジョブ情報を管理するとともに、ソースとなる
文書データの更新状況を所定のタイミングで監視するこ
とで、ユーザーの手を煩わせることなく、更新された文
書データに対応する保存ジョブの更新作業を自動的に行
うことを可能としている。
【0152】なお、この自動更新処理は、たとえばタス
ク管理プログラムなどによって所定のタイミングで実行
されるように構成されており、たとえば毎日1回(ホス
ト・コンピュータ起動時、あるいは0:00時に)ある
いは、週に1回などの任意の間隔に設定可能である。
【0153】図16は、自動更新を行うためのホスト・
コンピュータ側で管理保存される保存ジョブ情報の例を
示した図である。基本的には第1の実施形態で示したL
BP側で管理される保存ジョブ情報と同一であるが、そ
れにくわえてソース(文書データ)を読み込むためのア
プリケーションに関する情報1606、および保存ジョ
ブを行った対象であるプリンタに関する情報1607が
追加されている。なお、アプリケーションに関する情報
は、アプリケーションを起動するために必要な情報であ
って、OSに依存した形式でも構わない。たとえば、ア
プリケーションの実行ファイルの格納場所であるが、文
書ファイルの拡張子とアプリケーションがOS管理下の
レジストリ情報によって関連付けらているような環境で
は、とくに必要がない。またプリンタに関する情報16
07は、出力先と特定可能であれば良く、ネットワーク
上でそのプリンタに割り当てられたプリンタ名称、もし
くはIPアドレスなどで構成されているものとする。
【0154】図17は、図16に示した保存ジョブ情報
を使用して、ホスト・コンピュータが保存ジョブの自動
更新を行う手順を説明したフローチャートである。この
図において、まず、保存ジョブ情報を未処理データがな
くなるまで順次読み出し(ステップS1701、S17
02)、ソースである文書ファイルを特定する(ステッ
プS1703)。ここで、該当する文書ファイルが見つ
かった場合、続くステップS1704においてこの文書
ファイルの更新日時を取得する。この更新日時と保存ジ
ョブのストア日時とを比較し(ステップS1705)、
文書ファイルの更新日時のほうがストア日時よりも新し
いと判断された場合は、アプリケーションを起動してこ
の文書ファイルを読み込む(ステップS1706)とと
もに、更新前の保存ジョブ情報と同じ印刷環境に設定し
た後、PDLデータに変換し、保存ジョブの更新指示と
ともにプリンタに出力する(ステップS1707)。
【0155】なお、図17における各ステップは、バッ
クグラウンドで自動的に行うものとするが、更新した保
存ジョブを出力する前に、ダイアログ・ボックスにてユ
ーザーに確認を促すように構成しても良い。その場合、
ユーザー指示によっては更新が中止される場合もあり、
あるいは更新が実行される場合もある。
【0156】(第3の実施形態)上述した第1および第
2の実施形態においては、保存ジョブの処理の内の更新
作業に関してであったが、本発明の第3の実施形態にお
いても、保存ジョブの利用に便宜を図る手法を提供す
る。すなわち、あらかじめ保存ジョブの出力に要する処
理時間を画像処理装置で計測あるいは算出しておき、ユ
ーザーが保存ジョブの出力を実行する際に、保存ジョブ
の出力に要する処理時間を知る手段を提供し、あるい
は、ジョブ属性の変更によって前記処理時間がどのよう
に変化するかといった情報も提供する。
【0157】第3の実施形態の画像処理システムによっ
て生成・管理される保存ジョブの構成を、図18〜図1
9のブロック図、図20のフローチャートを用いて以下
に説明する。なお、図18〜図20は、前述の実施形態
における図5〜図7に対応し、同じ構成あるいは同じス
テップに対しては同一符号を付してある。
【0158】図18、図19は、ドライバ314によっ
て生成されてLBP102へ出力され、ハード・ディス
ク310内に格納される保存ジョブの構成を示したブロ
ック図である。
【0159】図18は、本実施形態のLBPによる保存
ジョブの管理方法を説明したブロック図であって、図1
8はハード・ディスク310内の概略構成を、また図1
9は1つの保存ジョブを管理するために利用される保存
ジョブ情報の構成例をそれぞれ示している。ここでも図
3、図4とあるいは図5と同じ構成に対しては同一符号
を付してある。
【0160】図18において、図5と同様の部分は説明
を省略する。
【0161】前述の実施形態における図5と異なる部分
は、保存ジョブ317の部分である。本実施形態におけ
る保存ジョブ317は、ドライバから送られてくるデー
タ構成317(図4)に加え、処理時間を格納するパケ
ット1809が挿入されている。処理時間を格納するた
めのパケット1809は、保存ジョブをハード・ディス
クへ書き込む際に付加しておく。なお保存ジョブは全て
ディレクトリ”/storej”内に格納されているも
のとする(図中の破線)。
【0162】図19は、本実施形態に必要な個々の保存
ジョブ情報501に含まれる管理情報の詳細を示してい
る。前述した実施形態における図6に示す構成であって
も構わない。図6と同様の部分は説明を省略する。
【0163】ここで、論理ページ数606は、部数=1
かつ片面印刷かつN−up指定がないとき(1ページ/
枚)に出力される用紙枚数であって、たとえば論理ペー
ジ数が13である保存ジョブを部数=2、両面、2ペー
ジ印刷で出力した場合に実際に排紙される用紙枚数(物
理ページ数)は4*2=8枚となる。
【0164】つづいて、図20のフローチャートを用い
て、本実施形態においてLBP102が保存ジョブとし
て登録する際の手順について以下に説明する。なお、こ
こで述べる各ステップは、プログラムROM303に格
納されたモジュールによって実行される。なお本実施形
態では、簡単のためデータ不正やディスク・フル発生時
などのエラー処理は省略して説明する。なお、図20
は、前述の図7に対してステップS610、S615が
追加されている以外は、同様であり、同一のステップ符
号を付している。
【0165】ステップS706までは、図7と同様であ
り、説明を省略する。図20のステップS707にて印
刷ジョブ317全体をハード・ディスク310内へ保存
するが、このとき受信したジョブ属性401とPDLデ
ータの間に処理時間を格納するパケット1809を挿入
しておく。一方、ステップS704の判定結果がNoの
場合は、前記保存ジョブに対する処理を行うことなく後
続ステップへ移行する。
【0166】後続するステップS709において、前記
ジョブ・モードにて出力指定(”print”)がある
か否かを調べ、そうでなければその他のジョブ・モード
として所定の処理を行う(ステップS716)。ただ
し、ジョブ・モードが”store”であった場合はス
テップS716ではとくに何も行わずに処理を終了する
ものとする。
【0167】一方、出力指定があった場合は、PDL解
析部303bが解析を行うために印刷ジョブの読み出し
を行う。ここで、保存指定がない印刷ジョブは受信バッ
ファから読み出されるが、保存ジョブの場合は格納済み
のハード・ディスク310から読み出される。
【0168】続くステップS710にて、出力管理部3
03fが時間計測を開始する。すなわち、この時点での
日時をタイマ311から獲得し、計測開始時刻としてワ
ークメモリ等に保持しておく。さらにステップS711
において、前記ジョブ属性401内の各種印刷パラメー
タを読み出すとともにカレント印刷環境として設定し、
つづいてPDLデータ・サイズ414を読み出し(ステ
ップS612)、このPDLデータ・サイズが0になる
まで順次PDLデータを読み出し解析し、ページ単位で
出力してゆく(ステップS713〜S714)。なお、
PDL解析の例については、図21を用いて後述する。
1ジョブ分の解析・出力が終了したら、最後のステップ
S715において計測終了時刻を取得し時間計測を終了
する。そして、該ジョブが保存ジョブであった場合は、
前記計測終了時刻と計測開始時刻との差を計算し、該保
存ジョブの処理時間を格納するパケット1809に書き
込む。なお、ここでは簡単のために、保存ジョブでない
場合でも計測開始時間および計測終了時間を獲得するよ
うに説明したが、通常の印刷ジョブの場合には当然前記
ステップSは省略して構わない。
【0169】以上に説明した手順によって、ジョブ・モ
ードが”store”あるいは”print+stor
e”である保存ジョブを図18、図19に示した構成で
もってハード・ディスクへ保存するとともに、ジョブ・
モードが”print+store”である保存ジョブ
については、print時にその処理時間を計測する。
【0170】図21は、登録時のジョブ・モードが”s
tore”のみであって、printのモードがない状
態で格納された保存ジョブに対する処理時間計測の処理
手順例を示したフローチャートである。
【0171】同図において、まずステップS2101に
て該LBPのステータスを取得する。すなわち、受信バ
ッファに未処理の印刷ジョブが存在するか否かを調べ
(ステップS2102)、存在する場合は該印刷ジョブ
を処理するために保存ジョブに対する本処理を終了す
る。
【0172】一方、未処理の保存ジョブが存在しない場
合、つまりLBPがアイドル状態であると判断された場
合は、続くステップS2103において保存ジョブ・リ
ストを順に検索し、処理時間未計測の保存ジョブが存在
するかどうかを調べる(ステップS2104)。ここで
ジョブ・モード403が”print_store”で
ある保存ジョブが見つかった場合はその時点でステップ
S2101へ戻り、ジョブ・モードが”store”で
ある保存ジョブが見つかった場合は処理時間を格納する
パケット1809も調べ、処理時間が計測済みであるか
どうかを調べる。
【0173】ここで未計測の保存ジョブが見つかった場
合は判定結果がYesとなり、後続のステップS210
5以降において該保存ジョブの処理時間計測を行う。す
なわち、ステップS2105において計測開始時刻を取
得し、該当する保存ジョブをハード・ディスクから読み
出す(ステップS2106)。さらにステップS210
7において、読み出したジョブ属性401を基にカレン
ト印刷環境を設定する。
【0174】つづいて、PDLデータ・サイズ414を
読み出し(ステップS2109)、PDLデータ・サイ
ズが0になるまで未処理のPDLデータを順次読み出し
解析してゆくとともに、処理時間を計測する(ステップ
S2110〜S2122)。
【0175】まずステップS2110において、ステッ
プS2101、2102と同様に受信ジョブの状態を調
べ、未処理の受信ジョブがない場合のみ以下のステップ
に進む。続くステップS2110にて読み出したPDL
データが排紙命令(フォームフィードコード)かどうか
を調べ、そうでなければ続くステップS2111以降に
て他の印刷命令として解析を続ける。なお本実施例で
は、描画命令の一例として文字印字命令の場合を説明
し、他の命令は一括りにして説明を省略した(これらの
ページ解析手順は既知のページ記述言語の解析手順と同
様で良い)。
【0176】印刷命令が排紙命令でなかった場合は、ス
テップS2112にて文字印字命令かどうかを調べ、文
字印字命令でもなければ各種図形描画命令などの他の印
刷命令として解析し、対応する描画オブジェクトを生成
した後(ステップS2116)、描画オブジェクトを描
画するための描画情報を生成する(ステップS211
7)。なお図8では省略したが、PDLデータが図形描
画命令でもない場合は、所定の各種印刷環境設定命令と
して解析し描画環境を更新した後、残りのPDLデータ
を解析するためにステップS2109へ戻る。
【0177】一方、ステップS2112において、PD
Lデータが文字印字命令であれば、フォント・キャッシ
ュ格納部に同一の文字パターンが登録済みであるかどう
かを検索し(ステップS812)、ステップS813に
おいて文字パターンが作成済みであると判断された場
合、すなわち検索にヒットした場合は、前記フォント・
キャッシュ内の該文字パターンを描画するために必要な
描画情報を作成する(ステップS2117)。すなわ
ち、新たに描画オブジェクトは生成せず、レンダリング
に必要な印字位置等の情報(描画情報)のみを生成す
る。一方、ステップS2114にて所望する文字パター
ンが見つからなかった場合、フォント・スケーラは指定
文字コードに対応したカレント・フォントの文字パター
ンを描画オブジェクトとして生成する(ステップS21
15)。なお本実施例では、文字パターンを表す描画オ
ブジェクトはビット・マップ・パターンであるとする
が、これに限らず所定の圧縮形式で圧縮するなどの処理
を施しても良い。つづいて、検索時にヒットした場合と
同様描画情報を作成し(ステップS2117)、1命令
の解析を終了する(描画オブジェクトおよび描画情報の
構成については、図12を参照しながら説明した通りで
ある)。
【0178】一方、ステップS2111において、PD
Lデータが排紙命令であると判断された場合は、前述し
たバンディング方式に基づいて、バンド・ラスタへ描画
オブジェクトをレンダリングしてゆく(ステップS21
19)。すなわち、ステップS2117にて生成した個
々の描画情報の示す位置へ、対応する描画オブジェクト
(ステップS2114および2117にて生成済み)を
順次描画しバンド・ラスタを生成する。ただし、ここで
は処理時間を計測するのみであるため、ステップS21
20では通常の出力時とは異なりシップ動作および排紙
動作は行わないが、各バンド・ラスタへ描画してゆく間
隔は、シップしながら出力する際と同じタイミングで行
うものとする(ページ・プリンタ等のシップ間隔は、エ
ンジンのプロセス・スピードとしてあらかじめ規定され
ているため、この値を用いれば良い)。レンダリングを
1ページ分行った後、続くステップS2121において
出力枚数(物理ページ数)をインクリメントするととも
に、処理時間を格納するパケット1809を更新する
(ステップS2121)。なお、出力枚数は、ステップ
S2107の印刷環境設定時に0で初期化されているも
のとする。またN−up指定で2ページ印刷が指定され
ている場合は、所定の縮小率とオフセット値を印刷環境
として設定し、所定数(2ページ印刷の際は2つ)の論
理ページが1枚の物理ページに収まるように処理すると
ともに、物理ページが完成するまでは排紙命令は読み飛
ばすよう構成されている。なお処理時間を格納するパケ
ット1809については、ステップS2119にてセッ
トする未完了フラグを含むものとし、1ページの処理を
完了するたびに内容が更新されるものとする(処理時間
を格納するパケット1809の構成は図22を用いて後
述する)。
【0179】上記のように1ページの時間計測を終えた
ら、残りのPDLデータが存在するか確認するためにス
テップS2118へ進む。
【0180】なお本実施例では簡単のため、1ページ分
のレンダリングを行った後、続く印刷データの解析を行
うように説明したが、LBP等の画像処理装置では、マ
ルチタスク処理によってレンダリングと印刷データの解
析を同時に行えるように構成されているおり、このよう
な構成ではステップS2120〜S2122の処理中に
後続ページのPDL解析処理を進めておく。
【0181】また同図では省略したが、部数指定が2以
上の場合、処理ステップS2109〜S2121を部数
分だけ繰り返す。この部数指定も考慮したPDLデータ
・サイズが0になったら、ステップS2116にてPD
Lデータの解析処理を終了する。
【0182】一方、ステップS2110にて未処理の印
刷ジョブを受信したと判断された場合は、未完了フラグ
を、処理時間を格納するパケット1809にセットして
処理を終了する(処理済みページまでの処理時間はすで
に書き込まれている)。
【0183】なお本実施例では、新たな受信ジョブの確
認は1命令毎にステップS2110にて行うよう説明し
たが、これとは別に、たとえば1秒周期に行うように構
成しても良い。
【0184】上述したようにして、アイドル状態のとき
に保存ジョブを解析して擬似的に処理時間を算出する。
【0185】図22は、本実施例における処理時間を格
納するパケット1809の一例を示したブロック図であ
る。同図において処理時間は、1つのパケット”mea
sure_time”として構成されている。符号22
01はパケット識別子、符号2202は該パケットのバ
イト・サイズ、符号2203は処理時間として格納され
たデータが保存ジョブ全体の処理時間を示しているか否
かを示す未完了フラグ(0であるとき完了を意味す
る)、符号2204はジョブ属性401に対応した出力
枚数(物理ページ数)、符号2205は計測モード、符
号2206は実際に計測した処理時間である。
【0186】なお未完了フラグ2203は、PDLを解
析する直前(計測開始時刻を取得した直後、すなわちス
テップS710やステップS2105)にて0が書き込
まれ、新たな受信ジョブを検知したとき(ステップS2
118)にて1に書き替えられる。
【0187】また計測モード2205には、実際にシッ
プ動作を伴いながら計測した場合(図20)は”mod
e1”、アイドル状態のときにシップ動作を伴わないで
計測した場合(図22)は”mode2”を示す符号が
セットされるものとし、今後は前者を計測モード1、後
者を計測モード2と呼ぶことにする。なお保存ジョブを
格納した直後などの場合で、処理時間が未計測の場合
は”mode0”をセットしておく。
【0188】なお、前述した実施形態において図12を
使用して描画オブジェクト格納部305aの構成を説明
した部分は、本実施形態ににおいても同様であり、説明
を省略する。図12における描画オブジェクトや描画情
報は、本実施形態においては、図20のステップS71
3および図21のステップS2114、2115、21
17によって生成されるものである。
【0189】続く図23は、本実施例における保存ジョ
ブ一覧の例を示している。ここで前記保存ジョブ一覧
は、ドライバが備える一画面として構成されており、L
BP(プリンタ名=lpD404)から得られる保存ジ
ョブの情報をリスト表示している。
【0190】図8に示した保存ジョブ一覧とは異なり、
保存ジョブ・リスト表示部2301に各保存ジョブの処
理時間が表示されている。ここで計測モード2によって
計測された処理時間は、概算であることを示すために
「約」が付けられて表示されている(図中No.02の
保存ジョブ)、一方、計測モード1による処理時間には
何も付加されない(図中No.01の保存ジョブ)。ま
た計測モード2による計測中に計測処理を中断した保存
ジョブに対しては、計測済みの物理ページ数を付加して
ある(図中No.03の保存ジョブ)。なお保存のみを
行った後1度も処理時間を計測していない場合は”−
−”を表示する(図中No.4の保存ジョブ)。
【0191】なお、ここで得られる保存ジョブ・リスト
は、プリント・ドライバからの要求に応じてLBPが返
す情報を元にして、プリンタUIの1つとして表示して
いるが、この表示方法等は従来と同様で良いので説明は
省略する。
【0192】(第4の実施形態)第3の実施例において
は、保存ジョブ登録時に指定されたジョブ属性にて出力
する場合の処理時間を計測したが、本発明の第4の実施
例では、ジョブ属性を変更した際の処理時間を計測し、
変更したジョブ属性と合わせて処理時間を格納しておく
例を、図24のフローチャート、および図25、26、
27のブロック図、および図28を用いて以下に説明す
る。
【0193】まず、図24のフローチャートは、保存ジ
ョブのジョブ属性を変更して処理時間を計測する処理手
順を示している。
【0194】ただし同図における大部分のステップは、
第1実施例の図21で示した各ステップSと同様で良い
ため説明は省略する。なお、図24中のステップS21
08を除き、図21と同じ符号を付している。すなわ
ち、図24のステップS2101〜S2106は図21
のステップS2101〜S2106に対応する。
【0195】続くステップS2107では読み出したジ
ョブ属性401を基にカレント印刷環境を設定した後、
変更するジョブ属性でもって前記カレント印刷環境の一
部を更新する。たとえば本実施形態では、部数を1にN
−upを4ページ印刷にそれぞれ変更する。そしてステ
ップS2108において、変更したジョブ属性を含む新
たなジョブ属性をハード・ディスク310内の別ファイ
ルとして格納するとともに、変更前のジョブ属性401
のリンク情報および保存ジョブ情報501の所定の情報
を更新する。なお前記の変更後のジョブ属性やリンク情
報などについては、図25、26、27を用いて後述す
る。
【0196】続くステップS2109〜S2122は、
図21のステップS2109〜S2122に対応する
(PDLデータの詳細なステップS2112〜S211
5および2116は、ステップS2112で代表して示
した)。なお、ここで得られた処理時間や未完了フラグ
は、ステップS1208にて新たに生成したジョブ属性
と合わせて記憶しておく。
【0197】続く図25は、第4の実施形態における保
存ジョブの管理方法を説明したブロック図であって、図
25aはハード・ディスク310内の概略構成を、図2
5bは保存ジョブ情報の構成例をそれぞれ示している。
【0198】図25aにおいて、符号2501は図24
のステップS2108において生成された新たなジョブ
属性であって、同一ファイルに、変更後のジョブ属性に
よる処理時間を格納するパケット1809と同様のパケ
ットが含まれている。なお前記ジョブ属性2501は、
元のジョブ属性との差分のみを含むものとし、以後はジ
ョブ属性差分と呼ぶことにする。また同図において矢印
は、ジョブ属性差分2501が元のジョブ属性401か
らリンクされている状態を表している。
【0199】図25bは、基本的には第3の実施例で示
した保存ジョブ情報と同じであるが、それにくわえて別
属性数2502が追加されている。ここで別属性数は、
同じPDLデータに対する異なるジョブ属性が幾つ存在
するかを示しており、ジョブ属性を検索する際(たとえ
ば、プリント・ドライバから保存ジョブ・リストを要求
された際など)に参照される。
【0200】図26は、第4の実施形態においてハード
・ディスク310内に格納される保存ジョブ318の構
成例を示した図である。
【0201】同図において、符号2601は本ジョブ属
性とは異なるジョブ属性差分のリンク情報(NEXT)
であって、保存ジョブ情報内のファイル名称と同様ジョ
ブ属性差分のファイル名が格納されている。なおNEX
Tは、ジョブ属性差分が存在しない初期状態ではNUL
L”\0”で埋められているものとする。また上記以外
の構成については、図4に示した内容と同様で良いの
で、説明を省略する。
【0202】図27は、第4の実施形態におけるジョブ
属性差分2501の構成例を示した図である。ここで符
号2701は、該パケットがジョブ属性差分であること
を示すパケット識別子であって、その他はオリジナルの
ジョブ属性と同じ内容であるジョブ名称サイズ406、
ジョブ名称407、ソース・サイズ408、ソース40
9、PDL種別410、およびユーザー情報サイズ41
2、ユーザー情報413を除いたパラメータから構成さ
れている。なおNEXT2601は、さらにこれと異な
るジョブ属性による処理時間計測を行った場合にそのジ
ョブ属性差分を収めたファイルをたどるためのファイル
名が書き込まれるが、同図では本ジョブ属性差分が最後
であることを示しており、NEXTはNULL”\0”
で埋められている。また、該ジョブ属性で出力した際の
処理時間は第3の実施例で示した内容と同じであるが、
ここでは計測モードを区別するように構成している(計
測モード3を示す符号”mode3”を格納してお
く)。
【0203】図28は、本実施例における保存ジョブ一
覧の例を示している。第1の実施例と同様、保存ジョブ
・リスト表示部2801に各保存ジョブの処理時間が表
示されているが、ここでは前記計測モード3によって計
測した別のジョブ属性に対する処理時間も表示されてい
る(図中No.01の保存ジョブ)。
【0204】(第5の実施形態)第3の実施形態および
第4の実施形態で説明した計測モード2および計測モー
ド3によって処理時間を算出した後に、それらの計測時
と同一のジョブ属性で出力指示があった場合は、その出
力を実行した際に計測モード1によって処理時間を計測
し直し、計測モード2205および処理時間を格納する
領域2206を上書きするように構成することで、後か
ら出力するユーザーに対してより正確な処理時間を伝え
ることが可能となる。
【0205】(第6の実施形態)第3の実施例の図22
で説明した実施例において、アイドル状態時に保存ジョ
ブの処理時間を算出していた際に、新たな印刷ジョブを
受信した場合は処理を中断していたが、再度アイドル状
態になって前記保存ジョブの処理時間を計測する際は、
処理済みページまでのPDLデータを読み飛ばし、続き
から計測処理を続行するように構成しても良い。このと
きに保存ジョブ全体の処理時間が計測できた場合は未完
了フラグを0にリセットする。
【0206】(第7の実施形態)保存ジョブとして登録
するときにラスタライズ後のイメージ画像を保存するよ
う指示した場合(たとえばジョブ・モードは”rip&
store”とする)、出力時は前記イメージ画像をペ
ージ単位で読み出すだけであってPDLの解析処理を行
わないため、エンジンのプロセス・スピードから得られ
る最高スループットが常に得られる。したがって、この
場合は計測モード1によって計測した結果ではなく、物
理ページ数と前記エンジンのプロセス・スピードから計
算によって処理時間を求めれば良い。また計測モード2
によるアイドル時の処理速度計測も行わないようにす
る。なおラスタライズ後のイメージ画像を保存した場合
は、N−up等の多くのジョブ属性は変更できないた
め、計測モード3による処理時間計測も行わない。また
前記計算値は、実際にイメージ画像を読み出して出力し
た際に実測値で置き換えても良い。
【0207】(第8の実施形態)ドライバ314は、計
測モード3による処理時間計測の際に変更したいジョブ
属性を、保存ジョブ登録時に指定可能なように構成して
も良い。
【0208】(第9の実施形態)保存ジョブの属性変更
が指示された際は、前記ジョブ属性を変更した後に処理
時間を計測し直し更新するように構成しても良い。
【0209】なお、本発明は、上述した実施の形態の機
能を実現するソフトウェアのプログラム・コードを記憶
した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、その
システムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUや
MPU)が記憶媒体に格納されたプログラム・コードを
読み出し実行することによっても、達成されることは言
うまでもない。
【0210】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラム・コード自体が本発明の新規な機能を実現するこ
とになり、そのプログラム・コードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。
【0211】プログラム・コードを供給するための記憶
媒体としては、たとえば、フロッピー(登録商標)・デ
ィスク、ハード・ディスク、光磁気ディスク、光ディス
ク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ不揮発性のメ
モリ・カード、ROMなどを用いることができる。
【0212】また、コンピュータが読み出したプログラ
ム・コードを実行することによって、前述した実施の形
態の機能が実現される他、そのプログラム・コードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが
実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって
も前述した実施の形態の機能が実現され得る。
【0213】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラム・コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボ
ードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備
わるメモリに書き込まれた後、そのプログラム・コード
の指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニッ
トに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を
行い、その処理によっても前述した実施の形態の機能が
実現され得る。
【0214】本発明は、前述した実施の形態の機能を実
現するソフトウェアのプログラム・コードを記録した記
憶媒体からそのプログラムをパソコン通信など通信ライ
ンを介して要求者にそのプログラムを配信する場合にも
適用できることは言うまでもない。
【0215】
【発明の効果】以上に説明した通り本発明によれば、保
存文書の処理に関連する新たな情報を生成し、そして生
成した情報と処理した保存ジョブとを関連付けた第2の
情報を生成し、さらにこの第2の情報を、通信媒体を介
して送信する情報送信手段を設けたので、保存ジョブを
利用するユーザーに大きな便宜を与えることができる。
【0216】すなわち、複数のユーザーが保存ジョブを
格納した画像処理装置をネットワーク上で共有している
場合、保存ジョブを利用したユーザーに対して更新した
保存ジョブの通知が自動的になされるので、保存ジョブ
を更新したユーザーは、保存ジョブを更新した旨を手作
業で他のユーザーに通知する必要がなくなるばかりでな
く、通知し忘れるといった問題も解消されるため、同一
の最新情報を共有するための管理負荷を軽減することが
可能になる。
【0217】また、通知対象を、画像処理装置を共有す
る可能性のある全ユーザーを対象とする必要もなく、更
新されたことを知りたいであろうユーザーを保存ジョブ
の出力履歴から得ることが可能となり、業務妨害となる
かも知れないメールを限定した範囲のユーザーに通知す
ることが可能となる。
【0218】また、ユーザーが保存ジョブに対応する文
書データを更新した場合、この文書データに対応する画
像処理装置上の保存ジョブが自動的に更新されるように
なるため、手作業で更新する煩わしさから開放される。
【0219】また、1度出力したことのある保存ジョブ
に対しては、その出力時に処理時間を計測していること
により、保存ジョブを利用する(出力する)際に正確な
出力完了までの処理時間があらかじめ知らされるので、
よりユーザー志向性の高い画像処理システムを提供する
ことができる。
【0220】また、1度も出力したことがない保存ジョ
ブに対しても、おおよその処理時間を計測しておくこと
も可能となる。
【0221】さらに種々のジョブ属性を変更した際に処
理時間がどのように変化したかについてもデータとして
表示されるようになるため、ユーザーの都合で高速に出
力したいような場合に、前記ジョブ属性をどのように変
更すれば良いかの指標を得ることができる。
【0222】以上、説明したように、本発明において
は、保存ジョブを利用者が管理したり、あるいは出力し
たりする場合に、保存ジョブの処理に関連して新たな情
報を作成して、作成した情報と保存ジョブを関連つけて
ユーザーに提供するので、保存ジョブを格納する画像処
理装置を備える画像処理システムにおいて、利用者に大
きな便宜を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能な画像処理システムの概略構
成を説明するブロック図である。
【図2】本発明を適用可能なレーザー・ビーム・プリン
タの内部構造を示す断面図である。
【図3】本発明の実施形態に示すレーザー・ビーム・プ
リンタのコントローラ部およびホスト・コンピュータの
基本構成を説明するブロック図である。
【図4】本発明の実施形態におけるドライバ314によ
って生成される保存ジョブの構成例を説明したブロック
図である。
【図5】第1および第2の実施形態における保存ジョブ
の管理方法を説明したブロック図であって、ハード・デ
ィスク310内の概略構成を示す図である。
【図6】第1および第2の実施形態における保存ジョブ
の管理方法を説明したブロック図であって、図5に示し
た保存ジョブ情報の構成例を示す図である。
【図7】第1の実施形態における、印刷ジョブを保存ジ
ョブとして登録する手順について説明したフローチャー
トである。
【図8】第1の実施形態における保存ジョブ一覧の表示
例を示した図である。
【図9】第1の実施形態における、保存ジョブ出力指示
のための印刷データ構成例、すなわち制御ジョブの構成
例を示す図である。
【図10】第1の実施形態において、保存ジョブ出力指
示のための印刷データを受信した際の、LBPの処理手
順を示したフローチャートである。
【図11】第1の実施形態における保存ジョブの出力履
歴の例を示す図である。
【図12】本発明の実施形態における描画オブジェクト
格納部の構成を説明したブロック部であって、(a)
は、1ページ分のメモリ・マップを示す図であり、
(b)は描画情報/描画オブジェクト間のリンク構造の
該略を示すブロック図であり、(c)は、1つの描画情
報の構成例を示す図である。
【図13】第1の実施形態における保存ジョブ更新指示
のための印刷データ構成例を示した図である。
【図14】第2の実施例において、保存ジョブ更新指示
のための印刷データを受信した際の、LBPの処理手順
を示したフローチャートである。
【図15】第1の実施形態における通知内容(電子メー
ルの内容)の例を示す図である。
【図16】第2の実施形態における保存ジョブ情報(ホ
スト側管理)の例を示す図である。
【図17】第2の実施形態における保存ジョブの自動更
新手順を示したフローチャートである。
【図18】第3の実施例における保存ジョブの管理方法
を説明したブロック図であって、ハード・ディスク31
0内の概略構成を示す図である。
【図19】図18における、保存ジョブ情報の構成例を
示す図である。
【図20】第3の実施形態における、保存ジョブの登録
手順および処理時間計測モード1について説明したフロ
ーチャートである。
【図21】第3の実施例における、格納済みの保存ジョ
ブに対する処理時間計測の処理手順例を示したフローチ
ャートである。
【図22】第3の実施形態における処理時間情報の一例
を示したブロック図である。
【図23】第3の実施形態における保存ジョブ一覧の表
示例を示した図である。
【図24】第4の実施形態において、ジョブ属性を変更
して処理時間を計測する処理手順を示したフローチャー
トである。
【図25】第4の実施形態における保存ジョブの管理方
法を説明したブロック図であって、図25aはハード・
ディスク310内の概略構成を、図25bは保存ジョブ
情報の構成例を示す図である。
【図26】第4の実施形態においてハード・ディスク3
10内に格納される保存ジョブの構成例を示した図であ
る。
【図27】第4の実施形態におけるジョブ属性差分25
01の構成例を示した図である。
【図28】第4の実施形態における保存ジョブ一覧の表
示例、あるいは第5の実施例における保存ジョブ出力指
示のための印刷データ構成例を示した図である。
【符号の説明】
101 ホスト・コンピュータ 102 レーザー・ビーム・プリンタ本体 103 コントローラ部(ビデオコントローラ) 105 プリンタ・エンジン部 106 通信媒体 301 CPU 303 プログラムROM 303a 印刷ジョブ解析部 303b PDL解析部(描画オブジェクト生成部) 303c 描画オブジェクト描画部 303d 保存ジョブ管理部 303e 情報出力部 303f 出力管理部 303g ユーザー情報管理部 304 フォントROM 310 ハード・ディスク(保存ジョブおよび保存ジ
ョブ・リストを格納) 305 RAM 305a 描画オブジェクト格納部 305c バンド・ラスタ(バンド・メモリ) 307 受信バッファ 309 印刷部I/F 311 タイマ 314 ドライバ 317 保存ジョブ 318 保存ジョブ・リスト 319 出力履歴 404 ジョブ・モード(パケット識別子) 413 ユーザー情報(メール・アドレス) 602 JobID 604 ストア時刻 508 MaxJobID 1809 処理時間パケット 801 保存ジョブ一覧 808 ユーザー情報入力部 903 jobID 1103 描画情報(アプリケーション)格納部 1104 描画オブジェクト記憶部 1106 描画オブジェクト 1501 通知内容表示画面 1604 ソース(文書データ・ファイル) 1809 処理時間パケット 2203 未完了フラグ 2205 計測モード 2206 処理時間 2301 保存ジョブ一覧 2501 ジョブ属性差分 1302 別属性数 2601 ジョブ属性差分へのリンク情報(NEX
T)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C087 AA09 AB06 AC08 BA02 BA03 BA04 BA05 BA06 BA07 BA12 BD13 BD40 CB12 5B021 AA01 AA02 BB01 BB10 CC04 DD12 EE01 5C062 AA05 AA14 AB22 AB38 AB42 AC41 AC42 AC56 AF00 BA04

Claims (44)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文書データを画像処理装置が解釈可能な
    形式のデータに変換して印刷ジョブを生成する印刷ジョ
    ブ生成手段を備える印刷ジョブ生成装置と、前記印刷ジ
    ョブ生成装置と通信媒体によって接続された画像処理装
    置であって、前記通信媒体を介して入力した前記印刷ジ
    ョブを後で再利用可能な保存ジョブとして登録する保存
    ジョブ格納手段、前記保存ジョブ格納手段により格納さ
    れている保存ジョブをイメージ画像として出力する出力
    手段と、を備えた画像処理装置とからなる画像処理シス
    テムにおいて、 前記印刷ジョブ生成装置は、さらに、印刷ジョブに関す
    る属性情報についてユーザー指示を受け付ける入力手段
    を備え、 前記印刷ジョブ生成手段は、印刷ジョブを保存ジョブと
    して保存、または保存ジョブを新しい印刷ジョブ内容に
    よって更新を表す処理指示子を含む前記入力手段から入
    力した前記属性情報を付加して前記印刷ジョブを生成す
    る手段を備え、 前記画像処理装置は、 前記保存ジョブを処理した際に、該処理に関連する新た
    な第1の情報を生成する情報生成手段と、 該情報生成手段により生成した第1の情報と前記処理し
    た保存ジョブとを関連付けた第2の情報を生成し、生成
    した第2の情報を前記通信媒体を介して送信する情報送
    信手段を備え、 前記印刷ジョブ生成装置は、さらに、前記情報送信手段
    によって送信された情報を表示する手段を備えることを
    特徴とする画像処理システム。
  2. 【請求項2】 前記画像処理装置は、 前記印刷ジョブ生成装置からの保存ジョブを更新する印
    刷ジョブを入力した際に入力した印刷ジョブによって特
    定される保存ジョブの更新処理を実行する保存ジョブ更
    新手段をさらに備え、 前記情報生成手段は、前記特定された保存ジョブの更新
    処理の実行を受けて、前記保存ジョブが更新されたこと
    を表すデータを生成し、 前記情報送信手段は、前記保存ジョブが更新されたこと
    を表すデータを含めてユーザーに通知する情報を生成す
    ることを特徴とする請求項1に記載の画像処理システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記入力手段は、さらにユーザー情報を
    入力し、 前記印刷ジョブ生成装置は、 保存ジョブを指示する情報と指示した保存ジョブの処理
    に関する情報および前記ユーザー情報を含んだコマンド
    であって、前記保存ジョブ格納手段内の特定の保存ジョ
    ブを前記出力手段を介して出力することを指示する保存
    ジョブ出力指定コマンド、を出力する保存ジョブ出力指
    示手段を備え、 前記情報生成手段は、さらに、前記保存ジョブ出力指示
    手段からのコマンドを受けて前記保存ジョブを前記出力
    手段により出力した際に、出力した前記保存ジョブに関
    する履歴を記録する出力ジョブ処理手段と、 前記画像処理装置が前記印刷ジョブ生成装置からの保存
    ジョブを更新する印刷ジョブを入力して保存ジョブ更新
    手段が更新を実行した際に、前記出力ジョブ処理手段に
    よって記録された履歴を参照して前記特定された保存ジ
    ョブのユーザー・リストを生成し、前記ユーザー・リス
    ト中のそれぞれのユーザー宛てへの前記保存ジョブが更
    新されたことを表す通知データを生成する保存ジョブ更
    新通知データ生成手段を含み、 前記情報送信手段は、前記保存ジョブ更新通知データ生
    成手段で生成された通知データを前記通信媒体上に出力
    することを特徴とする請求項2に記載の画像処理システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記ユーザー情報は、電子メール・アド
    レスからなる情報であって前記情報通信手段は電子メー
    ルによって行うことを特徴とする請求項3に記載の画像
    処理システム。
  5. 【請求項5】 前記印刷ジョブ生成装置は、さらに前記
    印刷ジョブ生成手段が印刷ジョブの保存を表す指示子を
    含む前記属性情報を画像処理装置が解釈可能な形式のデ
    ータに付加して前記印刷ジョブを生成して前記印刷ジョ
    ブ出力手段が出力した際に、対応する文書データに関す
    る情報を格納する文書データ格納手段と、 前記文書データ格納手段に格納されている情報が指し示
    す文書データの更新状況をあらかじめ定めたタイミング
    で監視する監視手段と、 前記監視手段によって前記文書データが更新されたと判
    断された場合に、前記更新済みの文書データに対応する
    第2の印刷ジョブを生成し、前記画像処理装置に保存済
    みで更新前の文章データに対応する第1の保存ジョブを
    前記第2の印刷ジョブに更新する指示とともに前記第2
    の印刷ジョブを出力する手段とを備え、 前記画像処理装置は、入力した印刷ジョブの属性として
    保存指定があった場合に入力した印刷ジョブを保存ジョ
    ブとして登録・保存し、入力した印刷ジョブの属性とし
    て保存ジョブに対する更新指定があった場合は、対応す
    る保存ジョブを入力した印刷ジョブに更新することを特
    徴とする請求項3に記載の画像処理システム。
  6. 【請求項6】 前記文書データ格納手段に格納される文
    書データに関する情報は、前記文書データの格納場所お
    よびファイル名称から構成されるファイル情報を含むこ
    とを特徴とする請求項5に記載の画像処理システム。
  7. 【請求項7】 前記文書データに関する情報は、前記第
    1の保存ジョブを出力した時刻情報を含むことを特徴と
    する請求項5に記載の画像処理システム。
  8. 【請求項8】前記監視手段は、前記保存ジョブ情報を参
    照して監視すべき文書データを特定することを特徴とす
    る請求項5に記載の画像処理システム。
  9. 【請求項9】 前記監視手段は、前記保存ジョブ情報と
    前記文書データのファイル更新時刻と比較して、更新さ
    れたか否かを判断することを特徴とする請求項5に記載
    の画像処理システム。
  10. 【請求項10】 前記タイミングは、ユーザーによって
    任意に指定可能であることを特徴とする請求項5に記載
    の画像処理システム。
  11. 【請求項11】 前記監視手段によって前記文書データ
    が更新されたと判断した場合に、前記更新手段による更
    新を行うか否かを、ユーザーが選択可能であることを特
    徴とする請求項5に記載の画像処理システム。
  12. 【請求項12】 前記情報生成手段は、 前記出力手段が実行する処理に要する処理時間を計測あ
    るいは予測する処理時間算出手段と、 前記処理時間算出手段により得られた保存ジョブの処理
    時間データを、対応する前記保存ジョブの属性情報に追
    加して保存する処理時間データ保存手段を含み、 前記情報送信手段は、保存されている前記保存ジョブの
    属性の情報であって、前記処理時間データを含む情報
    を、前記通信媒体上に出力することを特徴とする請求項
    1に記載の画像処理システム。
  13. 【請求項13】 前記画像処理装置は、さらに、 前記通信媒体を介して入力した印刷ジョブであって処理
    すべき印刷ジョブが存在しないアイドル状態を検出する
    ジョブ状態監視手段を備え、 前記処理時間算出手段は、 前記属性情報の前記処理指示子として印刷と保存を行う
    指示子が指定された印刷ジョブを入力して前記出力手段
    により出力した際には、前記出力手段の実行に要した処
    理時間を実測する第1のモードと、 前記属性情報の前記処理指示子として保存のみを行う指
    示子が指定された印刷ジョブを入力した際には、前記ジ
    ョブ状態監視手段によってアイドル状態であると判断さ
    れた期間に、排紙動作を伴うことなく前記出力手段を実
    行させて処理時間を計測する第2のモードとを備えるこ
    とを特徴とする請求項12に記載の画像処理システム。
  14. 【請求項14】 前記処理時間算出手段は、前記ジョブ
    状態監視手段によってアイドル状態であると判断された
    ときに、排紙動作を伴うことなく、登録時に指定された
    属性情報とは異なるジョブ属性を使用して前記出力手段
    を実行させて処理時間を計測する第3のモードを備え、 前記保存ジョブ格納手段は、前記処理時間を含む保存ジ
    ョブに関する情報をジョブ属性別に保持することを特徴
    とする請求項12、13に記載の画像処理システム。
  15. 【請求項15】 前記処理時間算出手段は、ジョブ単位
    あるいはページ単位で処理時間を計測することを特徴と
    する、請求項12〜14のいずれかに記載の画像処理シ
    ステム。
  16. 【請求項16】 前記処理時間算出手段は、前記第2あ
    るいは第3の算出モードによって処理時間を計測する際
    は、印刷ジョブの解析に要する時間をページ単位に計測
    するとともに、前記ページ単位で計測した処理時間から
    排紙動作を伴う際の処理時間を予測して算出することを
    特徴とする請求項13、14に記載の画像処理システ
    ム。
  17. 【請求項17】 前記画像処理装置は、前記第2あるい
    は第3の算出モードによって処理時間計測中に印刷ジョ
    ブを受信した場合は処理時間計測処理を中断し、計測済
    みのページ数と途中までの計測時間とを合わせて保持し
    ておくことを特徴とする、請求項12〜14のいずれか
    に記載の画像処理システム。
  18. 【請求項18】 前記処理時間データ保存手段は、前記
    処理時間算出手段の前記モードそれぞれを表すモード識
    別子とともに前記処理時間算出手段により得られた処理
    時間を保存し、 保存ジョブを保存ジョブに含まれる属性情報にしたがっ
    て前記出力手段が出力する場合で、前記保存ジョブの処
    理時間のモード識別子が前記第2のモードを表している
    場合前記第1のモードによって前記処理時間算出手段を
    実行させて第1のモードの処理時間をえて、さらに前記
    処理時間データ保存手段を実行させることを特徴とする
    請求項13に記載の画像処理システム。
  19. 【請求項19】 前記印刷ジョブ生成手段は、さらに、
    保存ジョブを指定するジョブ指示子と前記指定した保存
    ジョブに対する処理属性情報を前記入力手段から入力し
    て前記画像処理装置を制御する制御ジョブを生成する制
    御ジョブ生成手段を備え、ることを特徴とする請求項1
    4に記載の画像処理システム。
  20. 【請求項20】 前記制御ジョブ生成手段は、保存ジョ
    ブと保存ジョブの属性情報を指定する情報に加えて、指
    定する保存ジョブについて前記第3の算出モードによっ
    て前記処理時間を算出させることを表す情報を属性情報
    として加え、 前記画像処理装置は、前記第3のモードによって前記処
    理時間を算出させることを表す情報を属性情報として含
    む制御ジョブを受けた後、前記ジョブ状態監視手段がア
    イドル状態になったことを示したことを受けて、前記第
    3のモードで制御ジョブによって指定される保存ジョブ
    を指定される属性で前記処理時間算出手段を実行させる
    ことを特徴とする請求項19に記載の画像処理システ
    ム。
  21. 【請求項21】 前記印刷ジョブ生成手段は、印刷ジョ
    ブを保存ジョブとして保存する処理を表す処理指示子を
    属性情報に含めた印刷ジョブを生成した際に、前記印刷
    ジョブのジョブ属性として、前記第2あるいは第3の算
    出モードによって前記処理時間算出手段を実行させる情
    報を付加し、前記処理時間算出手段を実行させる情報を
    前記入力手段から入力することを特徴とする請求項14
    に記載の画像処理システム。
  22. 【請求項22】 文書データを画像処理装置が解釈可能
    な形式のデータに変換して印刷ジョブを生成する印刷ジ
    ョブ生成ステップを備える印刷ジョブ生成装置と、前記
    印刷ジョブ生成装置と通信媒体によって接続された画像
    処理装置であって、前記通信媒体を介して入力した前記
    印刷ジョブを後で再利用可能な保存ジョブとして登録す
    る保存ジョブ格納ステップ前記保存ジョブ格納ステップ
    により格納された保存ジョブをイメージ画像として出力
    する出力ステップと、を備えた画像処理装置とからなる
    画像処理システムの画像処理方法において、 前記印刷ジョブ生成装置は、さらに、印刷ジョブに関す
    る属性情報についてユーザー指示を受け付ける入力ステ
    ップを備え、 前記印刷ジョブ生成ステップは、印刷ジョブを保存ジョ
    ブとして保存、または保存ジョブを新しい印刷ジョブ内
    容によって更新を表す処理指示子を含む前記入力ステッ
    プで入力した前記属性情報を付加して前記印刷ジョブを
    生成するステップを備え、 前記画像処理装置は、 前記保存ジョブを処理した際に、該処理に関連する新た
    な第1の情報を生成する情報生成ステップと、 該情報生成ステップにより生成した第1の情報と前記処
    理した保存ジョブとを関連付けた第2の情報を生成し、
    生成した第2の情報を前記通信媒体を介して送信する情
    報送信ステップを備え、 前記印刷ジョブ生成装置は、さらに、前記情報送信ステ
    ップで送信された情報を表示するステップを備えること
    を特徴とする画像処理システムの画像処理方法。
  23. 【請求項23】 前記画像処理装置は、 前記印刷ジョブ生成装置からの保存ジョブを更新する印
    刷ジョブを入力した際に入力した印刷ジョブによって特
    定される保存ジョブの更新処理を実行する保存ジョブ更
    新ステップをさらに備え、 前記情報生成ステップは、前記特定された保存ジョブの
    更新処理の実行を受けて、前記保存ジョブが更新された
    ことを表すデータを生成し、 前記情報送信ステップは、前記保存ジョブが更新された
    ことを表すデータを含めてユーザーに通知する情報を生
    成することを特徴とする請求項22に記載の画像処理シ
    ステムの画像処理方法。
  24. 【請求項24】 前記入力ステップは、さらにユーザー
    情報を入力するステップを有し、 前記印刷ジョブ生成装置は、 保存ジョブを指示する情報と指示した保存ジョブの処理
    に関する情報および前記ユーザー情報を含んだコマンド
    であって、前記保存ジョブ格納ステップで格納した特定
    の保存ジョブを前記出力ステップにより出力することを
    指示する保存ジョブ出力指定コマンド、を出力する保存
    ジョブ出力指示ステップを備え、 前記情報生成ステップは、さらに、前記保存ジョブ出力
    指示ステップからのコマンドを受けて前記保存ジョブを
    前記出力ステップにより出力した際に、出力した前記保
    存ジョブに関する履歴を記録する出力ジョブ処理ステッ
    プと、 前記画像処理装置が前記印刷ジョブ生成装置からの保存
    ジョブを更新する印刷ジョブを入力して保存ジョブ更新
    ステップを実行した際に、前記出力ジョブ処理ステップ
    によって記録された履歴を参照して前記特定された保存
    ジョブのユーザー・リストを生成し、前記ユーザー・リ
    スト中のそれぞれのユーザー宛てへの前記保存ジョブが
    更新されたことを表す通知データを生成する保存ジョブ
    更新通知データ生成ステップを含み、 前記情報送信ステップは、前記保存ジョブ更新通知デー
    タ生成ステップで生成された通知データを前記通信媒体
    上に出力することを特徴とする請求項23に記載の画像
    処理システムの画像処理方法。
  25. 【請求項25】 前記ユーザー情報は、電子メール・ア
    ドレスからなる情報であって前記情報通信ステップは電
    子メール転送方法によって行うことを特徴とする請求項
    24に記載の画像処理システムの画像処理方法。
  26. 【請求項26】 前記印刷ジョブ生成装置は、さらに前
    記印刷ジョブ生成ステップが印刷ジョブの保存を表す指
    示子を含む前記属性情報を画像処理装置が解釈可能な形
    式のデータに付加して前記印刷ジョブを生成して前記印
    刷ジョブ出力ステップが出力した際に、対応する文書デ
    ータに関する情報を格納する文書データ格納ステップ
    と、 前記文書データ格納ステップにより格納されている情報
    が指し示す文書データの更新状況をあらかじめ定めたタ
    イミングで監視する監視ステップと、 前記監視ステップによって前記文書データが更新された
    と判断された場合に、前記更新済みの文書データに対応
    する第2の印刷ジョブを生成し、前記画像処理装置に保
    存済みで更新前の文章データに対応する第1の保存ジョ
    ブを前記第2の印刷ジョブに更新する指示とともに前記
    第2の印刷ジョブを出力するステップとを備え、 前記画像処理装置は、入力した印刷ジョブの属性として
    保存指定があった場合に入力した印刷ジョブを保存ジョ
    ブとして登録・保存し、入力した印刷ジョブの属性とし
    て保存ジョブに対する更新指定があった場合は、対応す
    る保存ジョブを入力した印刷ジョブに更新することを特
    徴とする請求項23に記載の画像処理システムの画像処
    理方法。
  27. 【請求項27】 前記文書データ格納ステップにより格
    納される文書データに関する情報は、前記文書データの
    格納場所およびファイル名称から構成されるファイル情
    報を含むことを特徴とする請求項26に記載の画像処理
    システムの画像処理方法。
  28. 【請求項28】 前記文書データに関する情報は、前記
    第1の保存ジョブを出力した時刻情報を含むことを特徴
    とする請求項26に記載の画像処理システムの画像処理
    方法。
  29. 【請求項29】前記監視ステップは、前記保存ジョブ情
    報を参照して監視すべき文書データを特定することを特
    徴とする請求項26に記載の画像処理システムの画像処
    理方法。
  30. 【請求項30】 前記監視ステップは、前記保存ジョブ
    情報と前記文書データのファイル更新時刻と比較して、
    更新されたか否かを判断することを特徴とする請求項2
    6に記載の画像処理システムの画像処理方法。
  31. 【請求項31】 前記タイミングは、ユーザーによって
    任意に指定可能であることを特徴とする請求項26に記
    載の画像処理システムの画像処理方法。
  32. 【請求項32】 前記監視ステップによって前記文書デ
    ータが更新されたと判断した場合に、前記更新ステップ
    による更新を行うか否かを、ユーザーが選択可能である
    ことを特徴とする請求項26に記載の画像処理システム
    の画像処理方法。
  33. 【請求項33】 前記情報生成ステップは、 前記出力ステップが実行する処理に要する処理時間を計
    測あるいは予測する処理時間算出ステップと、 前記処理時間算出ステップにより得られた保存ジョブの
    処理時間データを、対応する前記保存ジョブの属性情報
    に追加して保存する処理時間データ保存ステップを含
    み、 前記情報送信ステップは、保存されている前記保存ジョ
    ブの属性の情報であって、前記処理時間データを含む情
    報を、前記通信媒体上に出力することを特徴とする請求
    項22に記載の画像処理システムの画像処理方法。
  34. 【請求項34】 前記画像処理装置は、さらに、 前記通信媒体を介して入力した印刷ジョブであって処理
    すべき印刷ジョブが存在しないアイドル状態を検出する
    ジョブ状態監視ステップを備え、 前記処理時間算出ステップは、 前記属性情報の前記処理指示子として印刷と保存を行う
    指示子が指定された印刷ジョブを入力して前記出力ステ
    ップにより出力した際には、前記出力ステップの実行に
    要した処理時間を実測する第1のモードと、 前記属性情報の前記処理指示子として保存のみを行う指
    示子が指定された印刷ジョブを入力した際には、前記ジ
    ョブ状態監視ステップによってアイドル状態であると判
    断された期間に、排紙動作を伴うことなく前記出力ステ
    ップを実行させて処理時間を計測する第2のモードとを
    備えることを特徴とする請求項33に記載の画像処理シ
    ステムの画像処理方法。
  35. 【請求項35】 前記処理時間算出ステップは、前記ジ
    ョブ状態監視ステップによってアイドル状態であると判
    断されたときに、排紙動作を伴うことなく、登録時に指
    定された属性情報とは異なるジョブ属性を使用して前記
    出力ステップを実行させて処理時間を計測する第3のモ
    ードを備え、 前記保存ジョブ格納ステップは、前記処理時間を含む保
    存ジョブに関する情報をジョブ属性別に保持することを
    特徴とする請求項33、34に記載の画像処理システム
    の画像処理方法。
  36. 【請求項36】 前記処理時間算出ステップは、ジョブ
    単位あるいはページ単位で処理時間を計測することを特
    徴とする請求項32〜34のいずれかに記載の画像処理
    システム。
  37. 【請求項37】 前記処理時間算出ステップは、前記第
    2あるいは第3の算出モードによって処理時間を計測す
    る際は、印刷ジョブの解析に要する時間をページ単位に
    計測するとともに、前記ページ単位で計測した処理時間
    から排紙動作を伴う際の処理時間を予測して算出するこ
    とを特徴とする請求項34、35に記載の画像処理シス
    テムの画像処理方法。
  38. 【請求項38】 前記画像処理装置は、前記第2あるい
    は第3の算出モードによって処理時間計測中に印刷ジョ
    ブを受信した場合は処理時間計測処理を中断し、計測済
    みのページ数と途中までの計測時間とを合わせて保持し
    ておくことを特徴とする請求項33〜35のいずれかに
    記載の画像処理システムの画像処理方法。
  39. 【請求項39】 前記処理時間データ保存ステップは、
    前記処理時間算出ステップの前記モードそれぞれを表す
    モード識別子とともに前記処理時間算出ステップにより
    得られた処理時間を保存し、 保存ジョブを保存ジョブに含まれる属性情報にしたがっ
    て前記出力ステップが出力する場合で、前記保存ジョブ
    の処理時間のモード識別子が前記第2のモードを表して
    いる場合前記第1のモードによって前記処理時間算出ス
    テップを実行させて第1のモードの処理時間をえて、さ
    らに前記処理時間データ保存ステップを実行させること
    を特徴とする請求項34に記載の画像処理システムの画
    像処理方法。
  40. 【請求項40】 前記制御ジョブ生成ステップは、保存
    ジョブと保存ジョブの属性情報を指定する情報に加え
    て、指定する保存ジョブについて前記第3の算出モード
    によって前記処理時間を算出させることを表す情報を属
    性情報として加え、 前記画像処理装置は、前記第3のモードによって前記処
    理時間を算出させることを表す情報を属性情報として含
    む制御ジョブを受けた後、前記ジョブ状態監視ステップ
    がアイドル状態になったことを示したことを受けて、前
    記第3のモードで制御ジョブによって指定される保存ジ
    ョブを指定される属性で前記処理時間算出ステップを実
    行させることを特徴とする請求項35に記載の画像処理
    システムの画像処理方法。
  41. 【請求項41】 前記印刷ジョブ生成ステップは、印刷
    ジョブを保存ジョブとして保存する処理を表す処理指示
    子を属性情報に含めた印刷ジョブを生成した際に、前記
    印刷ジョブのジョブ属性として、前記第2あるいは第3
    の算出モードによって前記処理時間算出ステップを実行
    させる情報を付加し、前記処理時間算出ステップを実行
    させる情報を前記入力ステップから入力することを特徴
    とする、請求項35に記載の画像処理システムの画像処
    理方法。
  42. 【請求項42】 文書データを画像処理装置が解釈可能
    な形式のデータに変換して印刷ジョブを生成する印刷ジ
    ョブ生成ステップを備える印刷ジョブ生成装置と、前記
    印刷ジョブ生成装置と通信媒体によって接続された画像
    処理装置であって、前記通信媒体を介して入力した前記
    印刷ジョブを後で再利用可能な保存ジョブとして登録す
    る保存ジョブ格納ステップ、前記保存ジョブ格納ステッ
    プにより格納された保存ジョブをイメージ画像として出
    力する出力ステップと、を備えた画像処理装置とからな
    る画像処理システムの画像処理方法を実行するプログラ
    ムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であ
    って、 前記印刷ジョブ生成装置は、さらに、印刷ジョブに関す
    る属性情報についてユーザー指示を受け付ける入力ステ
    ップを備え、 前記印刷ジョブ生成ステップは、印刷ジョブを保存ジョ
    ブとして保存、または保存ジョブを新しい印刷ジョブ内
    容によって更新を表す処理指示子を含む前記入力ステッ
    プで入力した前記属性情報を付加して前記印刷ジョブを
    生成するステップを備え、 前記画像処理装置は、 前記保存ジョブを処理した際に、該処理に関連する新た
    な第1の情報を生成する情報生成ステップと、 該情報生成ステップにより生成した第1の情報と前記処
    理した保存ジョブとを関連付けた第2の情報を生成し、
    生成した第2の情報を前記通信媒体を介して送信する情
    報送信ステップを備え、 前記印刷ジョブ生成装置は、さらに、前記情報送信ステ
    ップによって送信された情報を表示するステップを実行
    するプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な
    記憶媒体。
  43. 【請求項43】 請求項42に記載の記憶媒体におい
    て、 前記記憶媒体として、サーバー・コンピュータおよびク
    ライアント・コンピュータが読むことができるプログラ
    ムを格納したフロッピー(登録商標)・ディスク、ハー
    ド・ディスク、光磁気ディスク、光ディスク、CD−R
    OM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリ・カー
    ド、ROMを用いることを特徴とする記憶媒体。
  44. 【請求項44】 請求項42〜43のいずれかに記載の
    記憶媒体において、 前記記憶媒体は、サーバー・コンピュータおよびクライ
    アント・コンピュータに着脱可能であることを特徴とす
    る記憶媒体。
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