JP2003039554A - 加熱圧着方法及び装置 - Google Patents

加熱圧着方法及び装置

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JP2003039554A
JP2003039554A JP2001229673A JP2001229673A JP2003039554A JP 2003039554 A JP2003039554 A JP 2003039554A JP 2001229673 A JP2001229673 A JP 2001229673A JP 2001229673 A JP2001229673 A JP 2001229673A JP 2003039554 A JP2003039554 A JP 2003039554A
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thermocompression bonding
adhesive body
pressure
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JP2001229673A
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Akio Hasebe
明男 長谷部
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Canon Inc
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱圧着方法及び装置において、被処理体と
接着体に対する熱伝導を制御することによる両者の良好
な接着を得るための方法及び装置。 【解決手段】 重ねた被処理体と接着体とを、被処理体
側から加熱する熱盤上で加圧して被処理体と接着体とを
加熱圧着する方法及び装置において、被処理体と接着体
とに対する加減圧動作に連動して昇降する複数の支持体
で被処理体を支持しておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被処理体と接着体
とを加熱しながら加圧して加熱圧着するための加熱圧着
方法及び加熱圧着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、加熱圧着方法として、食品梱包や
ラベル等に使用されるヒートシール法、太陽電池等の被
処理物の樹脂封止を実現するための真空ラミネート法、
ロール状複合樹脂材料等の連続生産に適したロールラミ
ネート法等が知られている。また、上記の加熱圧着方法
を利用した設備には、加熱処理に続き被処理体を冷却す
るための冷却処理方法を組み込んだ製造設備もある。い
ずれの処理方法も被処理体を個別に処理するバッチ方式
が現在のところ主流である。
【0003】この中で、真空ラミネート法は、おもに板
状の被処理体に対し複数の機能材料を積層し封止する用
途に使用される。具体的には、太陽電池等の比較的大型
の板状半導体の封止に好適に使用される。太陽電池の封
止に用いられる方法は、ラミネーター内の加熱あるいは
加熱と冷却が可能な熱盤上に太陽電池と封止材料を積層
し、ラミネーターのチャンバー内を真空にし、熱盤と反
対側に設けられた加圧フィルムに大気圧をかけ、封止材
料と太陽電池を加圧状態にし、さらに熱盤から発生させ
た熱で加熱することにより太陽電池と封止材料を熱融着
させ封止する。また、この方法の応用として、特開平7
−335921号公報に開示されているように、光起電
力素子上に電力集電用の電極を作成する方法等がある。
熱加圧を行う装置に関しては、例えば、特開平10−1
28777号公報に開示されているプレス装置等が挙げ
られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような加熱圧着方
法及びそれを実現する加熱圧着装置において、工業生産
性を高めるには、熱盤は常に加熱状態を保持し、被処理
体の搬入後ただちに加熱圧着処理が可能となっているこ
とが望ましい。
【0005】しかし、被処理体を熱盤上に直接搬入設置
する従来の方法及び装置では、被処理体の搬入設置と同
時に被処理体に対する加熱が始まり、加圧動作までの時
間差により、接着体に含まれる接着剤の軟化や硬化反応
が進行し、被処理体に対する接着体のずれや接着力不足
等による接着不良が発生し製造歩留まりの悪化を招くこ
とがあった。また、前記被処理体に対する加圧動作時間
のブレにより、加熱条件が安定しない、条件設定に時間
がかかる等の弊害が生じることもあった。特に高温高速
で加熱圧着する方法において、被処理体や接着体の過熱
による熱膨張や熱変形により製造歩留まりの悪化や最悪
の場合は製品に異常をきたす場合もあった。
【0006】また、被処理体が高温の熱盤上に常時接触
しているため、加熱圧着終了後も被処理体の搬出までの
時間に加熱が継続され、被処理体に熱的ダメージを与え
る可能性も少なくなかった。さらには、被処理体の簡便
な冷却が困難であると共に、被処理体のハンドリングが
容易ではないという課題があった。
【0007】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、被処理体と接着体とに対する熱伝導を適切に制御
し、両者の良好な接着を得るための加熱圧着方法及び加
熱圧着装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の第1の発明は、重ねた被処理体と接着体とを前記被処
理体側から加熱する熱盤と、前記被処理体と、前記接着
体と、を前記接着体側から加圧板にて加圧する、前記被
処理体と前記接着体との加熱圧着方法において、前記被
処理体と前記接着体とに対する加減圧動作に連動して昇
降する複数の支持体で前記被処理体を支持することを特
徴とする。
【0009】上記課題を解決するための第2の発明は、
重ねた被処理体と接着体とを前記被処理体側から加熱す
る熱盤と、前記被処理体と、前記接着体と、を前記接着
体側から加圧板にて加圧する、前記被処理体と前記接着
体との加熱圧着方法において、前記加圧板による加圧時
に前記熱盤側に弾性的に押し込められる複数の支持体で
前記被処理体を支持することを特徴とする。
【0010】上記課題を解決するための第3の発明は、
重ねた被処理体と接着体とを前記被処理体側から加熱す
る熱盤と、加圧用気密シートとの間に、前記被処理体と
前記接着体とを配置し、前記熱盤と前記加圧用気密シー
トとの間の領域を真空吸引することで前記加圧用気密シ
ートにより前記被処理体と前記接着体とを加圧する、前
記被処理体と前記接着体との加熱圧着方法において、前
記被処理体と前記接着体とに対する加減圧動作に連動し
て昇降する複数の支持体で前記被処理体を支持すること
を特徴とする。
【0011】上記課題を解決するための第4の発明は、
重ねた被処理体と接着体とを前記被処理体側から加熱す
る熱盤と、加圧用気密シートとの間に、前記被処理体と
前記接着体とを配置し、前記熱盤と前記加圧用気密シー
トとの間の領域を真空吸引することで前記加圧用気密シ
ートにより前記被処理体と前記接着体とを加圧する、前
記被処理体と前記接着体との加熱圧着方法において、前
記加圧用気密シートによる加圧時に熱盤側に弾性的に押
し込められる複数の支持体で前記被処理体を支持するこ
とを特徴とする。
【0012】本発明は、上記第3、第4の発明におい
て、「前記加圧用気密シートは、樹脂フィルムであるこ
と」、を好ましい態様として含むものである。
【0013】更に本発明は、上記第1から第4の発明に
おいて、「前記支持体は、柱形状であること」、「前記
被処理体が光起電力素子であり、前記接着体が少なくと
も1層の導電性接着剤で被覆された金属線体からなる集
電電極であること」、を好ましい態様として含むもので
ある。
【0014】また、上記課題を解決するための第5の発
明は、重ねた被処理体と接着体とを前記被処理体側から
加熱する熱盤と、前記熱盤と前記被処理体と前記接着体
とを前記接着体側から加圧する加圧板と、を少なくとも
備えた、前記被処理体と前記接着体とを加熱圧着する加
熱圧着装置において、前記被処理体を支持するための複
数の支持体を有し、該支持体は前記被処理体と前記接着
体とに対する加減圧動作に連動して昇降することを特徴
とする。
【0015】上記課題を解決するための第6の発明は、
重ねた被処理体と接着体とを前記被処理体側から加熱す
る熱盤と、前記熱盤と前記被処理体と前記接着体とを前
記接着体側から加圧する加圧板と、を少なくとも備え
た、前記被処理体と前記接着体とを加熱圧着する加熱圧
着装置において、前記被処理体を支持するための複数の
支持体を有し、該支持体は前記加圧板による加圧時に前
記熱盤側に弾性的に押し込められることを特徴とする。
【0016】上記課題を解決するための第7の発明は、
重ねた被処理体と接着体とを前記被処理体側から加熱す
る熱盤と、加圧用樹脂フィルムと、を少なくとも備え、
前記熱盤と前記加圧用樹脂フィルムとの間に前記被処理
体と前記接着体とを配置し、該被処理体と接着体とが配
置された領域を真空吸引することで前記加圧用樹脂フィ
ルムにより前記被処理体と前記接着体とを加圧し前記被
処理体と前記接着体とを加熱圧着する加熱圧着装置にお
いて、前記被処理体を支持するための複数の支持体を有
し、該支持体は前記被処理体と前記接着体とに対する加
減圧動作に連動して昇降することを特徴とする。
【0017】上記課題を解決するための第8の発明は、
重ねた被処理体と接着体とを前記被処理体側から加熱す
る熱盤と、加圧用樹脂フィルムと、を少なくとも備え、
前記熱盤と前記加圧用樹脂フィルムとの間に前記被処理
体と前記接着体とを配置し、該被処理体と接着体とが配
置された領域を真空吸引することで前記加圧用樹脂フィ
ルムにより前記被処理体と前記接着体とを加圧し前記被
処理体と前記接着体とを加熱圧着する加熱圧着装置にお
いて、前記被処理体を支持するための複数の支持体を有
し、該支持体は前記加圧用気密シートによる加圧時に熱
盤側に弾性的に押し込められることを特徴とする。
【0018】本発明は、上記第7、第8の発明におい
て、「前記加圧用気密シートは、樹脂フィルムであるこ
と」、を好ましい態様として含むものである。
【0019】更に本発明は、上記第5から第8の発明に
おいて、「前記支持体は、柱形状であること」、「前記
被処理体が光起電力素子であり、前記接着体が少なくと
も1層の導電性接着剤で被覆された金属線体からなる集
電電極であること」、を好ましい態様として含むもので
ある。
【0020】本発明の加熱圧着方法及び加熱圧着装置に
より、被処理体及び接着体への熱伝導の制御が容易に実
現でき、また支持体によって作り出される被処理体と熱
盤との間隙を利用した治具等による搬送方法が可能とな
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる加熱圧着方
法及び加熱圧着装置の具体的な実施の形態を説明する
が、本発明はこれらに限定される物ではない。
【0022】図1、図2は本発明の加熱圧着装置の一実
施形態を示す模式的側面図である。図1において、10
1は熱盤、102は被処理体、103は接着体、104
は加圧板であり、106は本発明の特徴である支持体の
一実施形態である支持柱である。図2において、図1と
同じ符号は同じ部材を指しており、105は加圧用気密
シートの一実施形態である加圧用樹脂フィルム、108
は加圧用樹脂フィルム吸着穴、109は脱気用穴、11
0は吸着溝、111は真空ポンプ、112、113は電
磁弁、114、115は配管、117、118は真空計
を指している。
【0023】支持体の形状は、被処理体を安定して保持
できる形態ならどのような形状でも良いが、熱盤101
の熱伝導や熱効率、機械的な加工性等を考慮して直径
0.5cmから1.5cmの円柱形態や前記直径に内接
する多角柱等の形態が最適であり、本実施形態において
も支持柱106として示している。熱盤101上での配
列については被処理体102の形状や重量に合わせて最
適設計すればよい。一例として、図5に示すような配置
が挙げられる。また、支持体の材質は、熱的強度や加工
性を考慮しシリコンやフッ素等を配合した耐熱性プラス
チックやアルミニウム等の金属及びセラミック等の磁器
が最適である。また、支持体自体を、バネや、加熱条件
に耐えうる耐熱性のゴムなどの弾性体によって構成する
こともできる。
【0024】加熱用熱盤101は、加熱圧着に必要な熱
量が十分に得られるように、熱容量の大きな金属板等を
用いることが好ましい。熱盤101の加熱には、温度制
御が容易な電気ヒーターが好ましく使用できるが、高温
の油を熱盤内の配管に循環させて加熱する方法もある。
また、加圧用樹脂フィルムによる真空加熱圧着を行う場
合は、熱盤101に真空ポンプ111につながる複数個
の加圧用樹脂フィルム105吸着用の加圧用樹脂フィル
ム吸着穴108や吸着溝110及び脱気用穴109を設
け、加圧用樹脂フィルム105と熱盤101との間の領
域の密閉と、真空吸引を行えるようにしておけばよい。
一例として、図11に示すような配置が挙げられる。図
11において、図2と同じ符号は同じ部材を指してお
り、小黒丸のうち、吸着溝110に接しているものが加
圧用樹脂フィルム吸着穴108である。
【0025】加圧板104は、被処理体と接着体とを加
熱圧着するための圧力を適切にかけられる強度と形状を
有していれば特に制限はない。例えば、金属板などが好
ましく使用可能である。
【0026】加圧用気密シートとしては、所望の使用条
件に耐えうる耐熱性、柔軟性、強度を備えていれば特に
制限はないが、シリコン系やフッ素系の樹脂フィルム、
ガラス繊維とシリコン樹脂やフッ素樹脂による複合フィ
ルムのような、熱的に安定な樹脂フィルムが好適に用い
られ、本実施形態においても加圧用樹脂フィルム105
として示している。
【0027】図3、図4、図9、図10は本発明の加熱
圧着方法の実施形態を説明する模式的側面図である。特
に図3、図4は、図1に示した加圧において加圧板を用
いる場合に対応し、図9、図10は、図2に示した加圧
において加圧用気密シートを用いる場合に対応する。
【0028】これらの図3、図4、図9、図10におい
ても、図1、図2と同じ符号は同じ部材を指している。
図3、図4において107はバネである。図9、図10
において116は加圧用樹脂フィルム105と熱盤10
1との間の空間を指しており、後に詳述する加圧時に
は、この空間を真空吸引して加圧を行う。
【0029】支持柱106の昇降動作は、簡便にはバネ
107等の弾性体を用いることにより実現でき、安価で
好ましい形態といえる。他にも、弾性体として耐熱性の
ゴムを用いたり、エア・シリンダーの空気弾性を用いる
形態も可能である。また加圧板104または加圧用樹脂
フィルム105の昇降動作に連動して動作するエア・シ
リンダー等を利用した可動装置により昇降させることも
できる。図9、図10には、バネ107を明示していな
いが、図3、図4と同様の構成が可能である。
【0030】具体的な工程としては、まず接着体103
は被処理体102上の接着位置にあらかじめ重ね合わせ
た状態で用意し、熱盤101上にバネ107の張力によ
り突出している複数の支持柱106上へ治具等を用いて
搬入する。
【0031】前記治具は熱的に安定な金属等の材質でで
きた簡単な櫛形形状等の板や棒でも、また自動化を考慮
したオートハンド装置でもよく、支持柱106によって
作り出された間隙を利用して不図示の治具を挿入するよ
うにして被処理体102を支持柱106上に配置する。
この状態での被処理体102は、加熱源である熱盤10
1から支持柱106の突出高さによる距離をおいて位置
しているため、熱盤101からの急激な熱伝導は発生せ
ず、いわゆる予熱状態にある。支持柱106の熱盤10
1からの突出高さは、熱盤101の厚みや加熱温度及び
前記治具の挿入しやすさ等を考慮し0.3cmから1.
5cm程度が最適である。
【0032】次に加熱圧着のために加圧板104または
加圧用樹脂フィルム105を被処理体102上に押し当
てる。その後、加圧板を用いる場合には、周知の機械的
な加圧装置等により加圧すれば良いし、加圧用樹脂フィ
ルムを用いて真空加熱圧着を行う場合には、加圧用樹脂
フィルム105が熱盤101表面に密着する直前あるい
は同時に、加圧用樹脂フィルム吸着穴108と吸着溝1
10から真空ポンプ111を使用して加圧用樹脂フィル
ム105を熱盤101に密着させ、続いて熱盤101に
設けた脱気用穴109を通じて加圧用樹脂フィルム10
5と熱盤101との間の空間116の脱気を真空ポンプ
111で行えばよい。このとき支持柱106は、加圧板
104または加圧用樹脂フィルム105により被処理体
102とともに押し下げられ、熱盤101内に埋没し、
被処理体102と熱盤101は密着し、加熱圧着に必要
な熱伝導が開始される。
【0033】加熱圧着時間は、市販のタイマーを用いる
ことで簡単に制御できるが、最も望ましいのは、加圧、
加熱、減圧の一連の動作シーケンスをシーケンサーやコ
ンピューター等によってプログラミングできるようにす
れば汎用性に富み、条件設定管理等にも利用できる。
【0034】次に減圧のために加圧板104または加圧
用樹脂フィルム105を被処理体102上から離脱させ
る。加圧用樹脂フィルム105の場合には、熱盤101
に設けた脱気用穴109と加圧用樹脂フィルム吸着穴1
08とを通じて大気開放を加圧用樹脂フィルム105の
熱盤101からの離脱の直前あるいは同時に実施すれば
よい。減圧動作と同時に支持柱106は、前記バネ10
7やエア・シリンダー等の可動装置にて押し出され、被
処理体102を熱盤101から離脱させるため、被処理
体102に対する熱伝導は遮断され自然冷却状態とな
る。このとき冷却を促進するために被処理体102に対
しスポット・クーラーやエア・ブロー等による冷却風を
送風してもよい。
【0035】被処理体102の搬出は、搬入の際に使用
した前記治具を使用し、支持柱106によって作り出さ
れた間隙を利用して治具を挿入するようにし、被処理体
102を取り出せばよい。
【0036】被処理体102と接着体103が加熱圧着
装置に未搬入で、加熱圧着が行われていない待機状態で
は、被処理体102と接着体103の昇温時間の短縮及
び熱盤101の保温のために、加圧板104または加圧
用樹脂フィルム105を熱盤101に密着した状態で保
持しておくことが望ましい。ただし、長期的には、加圧
用気密シートの熱劣化等による使用寿命を考慮して前記
保持時間を設定したほうがよい。
【0037】また、加熱圧着を連続で実施し続けた場
合、接着体103や被処理体102から染み出した接着
性材料等が加圧板104や加圧用樹脂フィルム105に
付着し、この接着性材料の接着力により被処理体102
が加圧板104や加圧用樹脂フィルム105に貼り付く
現象が起こる場合がある。そのため、接着体103や被
処理体102に使用されている接着性材料の熱盤10
1、加圧板104及び加圧用樹脂フィルム105への流
出が懸念される場合は、熱盤101、加圧板104及び
加圧用樹脂フィルム105に対し離型処理等を行っても
よい。
【0038】例えば、被処理体102が金属等の磁性体
である場合は、図6に示すように、前記貼り付き現象を
回避するために支持柱106内に永久磁石401を配置
し、被処理体102を加圧板104や加圧用樹脂フィル
ム105から引き剥がすようにすることが好ましい。永
久磁石401は、前記貼り付き現象を回避できる磁力を
持つ磁石ならどのようなものでもよいが、耐熱性や保磁
力の高いサマリウム・コバルト系磁石が好適である。
【0039】
【実施例】以下、本発明の実施例について図を用いて説
明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるも
のではない。
【0040】(実施例1)図1において、被処理体10
2として図7に示すSUS基板201を、接着体103
として図7に示す被覆用熱融着フィルム202を用い被
覆鋼板を形成した。
【0041】まず、被覆用熱融着フィルム202を以下
の手順で作成した。
【0042】被覆用フィルムは、厚さ約50μmの耐候
性にすぐれるETFEを使用し、フィルムの片面にコロ
ナ処理機でコロナ処理を施し接着剤による接着を可能に
した。次に、フェノキシ樹脂60重量部を溶剤シクロヘ
キサノン40重量部に溶解させ接着剤を作成した。前記
接着剤をスキージで被覆用フィルムのコロナ処理面に均
一に塗布し、熱風オーブンにて90℃の温度に30分間
保持し溶剤を揮発させ被覆用熱融着フィルム202を作
成した。
【0043】そして、図7に示すように、面積が35c
m×35cm、厚さ0.15mmのSUS基板201の
上に34cm×34cmの前記被覆用熱融着フィルム2
02を配置した。
【0044】次に被覆用熱融着フィルム202を上に
し、治具を用いて熱盤101からバネ107の張力によ
り突出している支持柱106の上に配置し、加圧板10
4により支持柱106を下降させ加熱圧着を行った。支
持柱106は材質をテフロン(登録商標)、形態を直径
1cmで長さ1cmの円柱状とし、図5に示すように配
置した。また、図3に示すように加圧板104等による
圧力が加わらない状態では、支持柱106は熱盤101
内に設置されたバネ107により突出している。
【0045】熱盤101からの加熱によりフィルム形成
面上温度が150℃になるようにあらかじめ条件設定
し、加圧板104の降下完了から60秒間の加熱圧着を
行った。加熱圧着終了後、加圧板104を上昇させ、熱
盤101からバネ107の張力により突出してきた支持
柱106によって作り出された熱盤101とSUS基板
201の間隙に治具を挿入し、被覆用熱融着フィルム2
02接着後の被覆鋼板を取り出した。被覆用熱融着フィ
ルム202が均一に貼られ、外観的にも問題ない被覆鋼
板ができた。
【0046】(実施例2)図2において、加圧用樹脂フ
ィルム105として厚さ約50μmのPTFEフィルム
を使用し、実施例1と同様に、被処理体102として図
7に示すSUS基板201を、接着体103として図7
に示す被覆用熱融着フィルム202を用い被覆鋼板を形
成した。
【0047】まず、実施例1と同様に被覆用熱融着フィ
ルム202を作成し、SUS基板201の上に配置し
た。
【0048】また、熱盤101には、加圧用樹脂フィル
ム105との密閉を確実にするために図11に示すよう
に加圧用樹脂フィルム吸着穴108を結ぶように吸着溝
110を作成したものを用いた。
【0049】次に被覆用熱融着フィルム202を上に
し、治具を用いて熱盤101からバネ107の張力によ
り突出している支持柱106の上に配置し、直ちに加圧
用樹脂フィルム105により支持柱106を下降させ加
熱圧着を行った。この状態を図9及び図10を用いて説
明する。
【0050】図9において、加圧用樹脂フィルム105
の下降と同時に真空ポンプ111と電磁弁112で加圧
用樹脂フィルム吸着穴108、吸着溝110及び配管1
14を通じて真空吸引を行い、加圧用樹脂フィルム10
5を熱盤101に吸着させた。続いて、加圧用樹脂フィ
ルム105と熱盤101との間の空間116の真空吸引
を熱盤101に設けられた脱気用穴109及び配管11
5を通じて真空ポンプ111と電磁弁113を用いて行
った。図10に示すように、前記空間の真空吸引を行う
ことにより加圧用樹脂フィルム105を介して大気圧が
SUS基板201と被覆用熱融着フィルム202にかか
り、加圧が開始された。この時、配管115に接続した
真空計117で読み取った空間116の真空度は、−6
7kPa(Gauge)以下であった。
【0051】支持柱106は材質をテフロン(登録商
標)、形態を実施例1と同形態の円柱状とし、図11に
示すように配置した。また、図3に示すように加圧用樹
脂フィルム105等による圧力が加わらない状態では、
支持柱106は熱盤101内に設置されたバネ107に
より突出している。
【0052】熱盤101からの加熱によりフィルム形成
面上温度が150℃になるようにあらかじめ条件設定
し、加圧用樹脂フィルム105の吸着から60秒間の加
熱圧着を行った。加熱圧着終了後、加圧用樹脂フィルム
105と熱盤101間の真空状態を開放するために、電
磁弁112、113と熱盤101に設けた脱気用穴10
9、加圧用樹脂フィルム吸着穴108を通じて大気開放
させた。同時に、加圧用樹脂フィルム105を上昇さ
せ、熱盤101からバネ107の張力により突出してき
た支持柱106によって作り出された熱盤101とSU
S基板201の間隙に治具を挿入し、被覆用熱融着フィ
ルム202接着後の被覆鋼板を直ちに取り出した。被覆
用熱融着フィルム202が均一に貼られ、外観的にも問
題ない被覆鋼板ができた。
【0053】(比較例1)比較として熱盤101の支持
柱106を除去した装置で実施例1と同様の加熱圧着を
実施した。
【0054】実施例1と同様に、被覆用熱融着フィルム
202を作成し、SUS基板201の上に配置した。
【0055】次に被覆用熱融着フィルム201を上に
し、SUS基板201端部をプライヤーで挟み、熱盤1
01の上に直接配置した。このとき急激に加熱されたS
US基板201が歪を生じていることが目視により観察
された。
【0056】続いて、加圧板104を下降させ加熱圧着
を行った。熱盤101からの加熱によりフィルム形成面
上温度を150℃になるようにあらかじめ条件設定し、
加圧板104の降下完了から60秒間の加熱圧着を行っ
た。
【0057】加熱圧着終了後、加圧板104を上昇させ
熱盤101上にあるSUS基板201の端部をプライヤ
ーで挟み込み被覆用熱融着フィルム202接着後の被覆
鋼板を取り出した。
【0058】作成した被覆鋼板は、被覆用熱融着フィル
ム202に数箇所のシワ及びSUS基板201の熱変形
が原因と考えられるフィルム貼り位置のズレが見られ
た。また、取り出し時については、熱盤101上に接触
している被処理体102であるSUS基板201の端部
を容易にプライヤー等で挟み取り出すことが困難であっ
た。
【0059】(実施例3)図1において、被処理体10
2として図8に示すSUS基板上に形成された光起電力
素子301を、接着体103として図8に示す導電性接
着剤で被覆された被覆ワイヤー302を用い、光起電力
素子301上に集電電極を形成した。
【0060】まず、金属線体へコートする熱硬化性の導
電性接着剤を作成した。導電性材料としてカーボン・ブ
ラックを35重量部、バインダーとしてウレタン樹脂5
9重量部、硬化剤としてイソシアネート9.5重量部、
溶剤としてブチルエーテールアセテート12重量部、メ
チルエチルケトン8重量部をペイントシェーカーで分散
し、導電性接着剤とした。
【0061】自作のワイヤーコート装置を用いて、直径
100μmの銀クラッド銅ワイヤーを前記導電性接着剤
中に通して直径約150μmになるように導電性接着剤
を塗布し、赤外線で120℃に加熱乾燥し、被覆ワイヤ
ー302を作成した。
【0062】図8に示すように、有効面積が25cm×
35cmの光起電力素子301の受光エリア外である端
部に幅0.7cm、長さ27cm、厚さ約300μmの
ポリエステルとポリイミドの複合基材にシリコン系粘着
剤を塗布した両面テープ303を貼り付けた。光起電力
素子301上に集電電極となる被覆ワイヤー302を配
置し、それぞれ両端にテンションをかけた状態で、両面
テープ303の粘着剤で仮固定した。次に、取り出し電
極となる幅0.55cm、長さ29cm、厚さ100μ
mの銀メッキ銅テープ304を被覆ワイヤー302を挟
み込むように両面テープ上303に固定した。
【0063】集電電極形成面を上にし治具を用いて熱盤
101からバネ107の張力により突出している支持柱
106の上に配置し、加圧板104により支持柱106
を直ちに下降させ加熱圧着を行った。支持柱106は材
質をテフロン(登録商標)、形態を直径1cmで長さ1
cmの円柱状とし、図5に示すように配置した。熱盤1
01により集電電極形成面上温度を200℃になるよう
にあらかじめ条件設定し、加圧板105の下降完了から
45秒間の加熱圧着を行った。加熱圧着終了後、加圧板
104を上昇させ、熱盤101からバネ107の張力に
より突出してきた支持柱106によって作り出された熱
盤101と光起電力素子301との間隙に治具を挿入し
集電電極形成後の光起電力素子301を直ちに取り出し
た。
【0064】次にJISC8913結晶系太陽電池セル
出力測定方法に基づきAM1.5グローバルの太陽光ス
ペクトルで100mW/cm2の光量の擬似太陽光源
(以下シミュレーターと呼ぶ)を用いて前記光起電力素
子301の太陽電池特性を測定したところ良好な特性が
得られた。その結果を表1に示す。
【0065】(実施例4)図1において被処理体102
として図8に示すSUS基板上に形成された光起電力素
子301を、接着体103として図8に示す導電性接着
剤で被覆された被覆ワイヤー302を用い光起電力素子
301上に集電電極を形成した。
【0066】支持柱106は、材質をテフロン(登録商
標)、直径1cmで長さ1cmの円柱状の形態とし、図
6に示すように内部に直径0.8cmで厚み0.3cm
のサマリウム・コバルト系磁石401を組み込み被処理
体102の保持力の向上を図った。また、支持柱106
は図5に示すように配置した。
【0067】その後、実施例3と同様に、光起電力素子
301を用意し、集電電極の加熱圧着を行った。
【0068】次にJISC8913結晶系太陽電池セル
出力測定方法に基づきAM1.5グローバルの太陽光ス
ペクトルで100mW/cm2の光量のシミュレーター
を用いて前記光起電力素子301の太陽電池特性を測定
したところ良好な特性が得られた。その結果を表1に示
す。
【0069】(実施例5)図2において加圧用樹脂フィ
ルム105に厚さ約330μmのガラス含浸PTFEフ
ィルムに厚さ約70μmのテフロン(登録商標)製粘着
フィルムを貼り付けた複合フィルムを使用し、実施例3
と同様に被処理体102として図8に示すSUS基板上
に形成された光起電力素子301を、接着体103とし
て図8に示す導電性接着剤で被覆された被覆ワイヤー3
02を用い光起電力素子301上に集電電極を形成し
た。
【0070】支持柱106の形態は、実施例4と同様に
した。
【0071】また、熱盤101には、加圧用樹脂フィル
ム105との密閉を確実にするために図11に示すよう
に加圧用樹脂フィルム吸着穴108を結ぶように吸着溝
110を作成したものを用いた。
【0072】まず、実施例3と同様に、被覆ワイヤー3
02を作成し、光起電力素子301を用意した。
【0073】次に集電電極形成面を上にし、治具を用い
て熱盤101からバネ107の張力により突出している
支持柱106の上に配置し、直ちに加圧用樹脂フィルム
105及び支持柱106を下降させ加熱圧着を行った。
この状態を図9及び図10を用いて説明する。
【0074】図9において、加圧用樹脂フィルム105
の下降と同時に真空ポンプ111と電磁弁112で加圧
用樹脂フィルム吸着穴108、吸着溝110及び配管1
14を通じて真空吸引を行い、加圧用樹脂フィルム10
5を熱盤101に吸着させた。続いて、加圧用樹脂フィ
ルム105と熱盤101との間の空間116の真空吸引
を熱盤101に設けられた脱気用穴109及び配管11
5を通じて真空ポンプ111と電磁弁113を用いて行
った。図10に示すように、前記空間の真空吸引を行う
ことにより加圧用樹脂フィルム105を介して大気圧が
光起電力素子301と被覆ワイヤー302にかかり、加
圧が開始された。この時、配管115に接続した真空計
117で読み取った空間116の真空度は、−67kP
a(Gauge)以下であった。
【0075】熱盤101からの加熱により集電電極形成
面上温度が200℃になるようにあらかじめ条件設定
し、加圧用樹脂フィルム105の吸着から45秒間の加
熱圧着を行った。加熱圧着終了後、加圧用樹脂フィルム
105と熱盤101間の真空状態を開放するために、電
磁弁112、113と熱盤101に設けた脱気用穴10
9、加圧用樹脂フィルム吸着穴108を通じて大気開放
させた。同時に、加圧用樹脂フィルム105を上昇さ
せ、熱盤101からバネ107の張力により突出してき
た支持柱106によって作り出された熱盤101と光起
電力素子301との間隙に治具を挿入し、集電電極形成
後の光起電力素子301を直ちに取り出した。
【0076】次にJISC8913結晶系太陽電池セル
出力測定方法に基づきAM1.5グローバルの太陽光ス
ペクトルで100mW/cm2の光量のシミュレーター
を用いて前記光起電力素子301の太陽電池特性を測定
したところ良好な特性が得られた。その結果を表1に示
す。
【0077】(比較例2)比較として熱盤101の支持
柱106を除去した装置で実施例3と同様の加熱圧着を
実施した。被処理体102として図8に示すSUS基板
上に形成された光起電力素子301を、接着体103と
して図8に示す導電性接着剤で被覆された金属線体を用
い光起電力素子301上に集電電極を形成した。
【0078】まず、実施例3と同様に、被覆ワイヤー3
02を作成し、光起電力素子301を用意した。
【0079】次に集電電極形成面を上にし光起電力素子
301の端部をプライヤーで挟み、熱盤101の上に直
接配置した。このとき急激に加熱された光起電力素子3
01に歪が、被覆ワイヤー302に伸びが生じているこ
とが目視により観察された。
【0080】続いて、加圧板104及び支持柱106を
下降させ加熱圧着を行った。熱盤101により集電電極
形成面上温度が200℃になるようにあらかじめ条件設
定し、45秒間の加熱圧着を行った。加熱圧着終了後、
加圧板104を上昇させ、熱盤101上にある光起電力
素子301の端部をプライヤーで挟み込み集電電極形成
後の光起電力素子301を取り出した。
【0081】次にJISC8913結晶系太陽電池セル
出力測定方法に基づきAM1.5グローバルの太陽光ス
ペクトルで100mW/cm2の光量のシミュレーター
を用いて前記光起電力素子301の太陽電池特性を測定
した。その結果を表1に示す。
【0082】外観的には、集電電極の蛇行が発生してお
り急激な過熱による膨張が発生した状態で接着されてい
た。太陽電池特性としては表1に示すようにシリーズ抵
抗が高く、光起電力素子と被覆ワイヤーの電気的接続が
不十分であることがわかる。これは、急激な過熱のため
に被覆ワイヤーが光起電力素子表面に圧着される前に、
被覆ワイヤーに塗布された導電性接着剤の硬化が進行し
たためと考えられる。
【0083】また、取り出し時については、熱盤101
上に接触している被処理体102である光起電力素子3
01の端部を容易にプライヤー等で挟み取り出すことが
困難であった。
【0084】
【表1】
【0085】
【発明の効果】本発明の加熱圧着方法及び装置により被
処理体及び接着体への熱伝導の制御が容易に実現でき、
製品歩留まりの向上と品質の安定が得られる。また、支
持体によって作り出される被処理体と熱盤との間隙を利
用した治具等による搬送が可能となり、作業効率と作業
者に対する安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加熱圧着装置の一実施形態を示す模式
的側面図である。
【図2】本発明の加熱圧着装置の一実施形態を示す模式
的側面図である。
【図3】本発明の加熱圧着方法の一実施形態を説明する
模式的側面図である。
【図4】本発明の加熱圧着方法の一実施形態を説明する
模式的側面図である。
【図5】本発明における支持体の配置を示す模式的平面
図である。
【図6】本発明における支持体の構成を示す模式的断面
図である。
【図7】本発明の加熱圧着方法により形成された被覆鋼
板を示す模式的斜視図である。
【図8】本発明の加熱圧着方法により形成された光起電
力素子を示す模式的斜視図である。
【図9】本発明の加熱圧着方法の一実施形態を説明する
模式的側面図である。
【図10】本発明の加熱圧着方法の一実施形態を説明す
る模式的側面図である。
【図11】本発明の加熱圧着方法の支持体の配置及び熱
盤の構成を示す模式的平面図である。
【符号の説明】
101 熱盤 102 被処理体 103 接着体 104 加圧板 105 加圧用樹脂フィルム 106 支持柱 107 バネ 108 加圧用樹脂フィルム吸着穴 109 脱気用穴 110 吸着溝 111 真空ポンプ 112,113 電磁弁 114,115 配管 116 空間 117,118 真空計 201 SUS基板 202 被覆用熱融着フィルム 301 光起電力素子 302 被覆ワイヤー 303 両面テープ 304 銀メッキ銅テープ 401 永久磁石

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重ねた被処理体と接着体とを前記被処理
    体側から加熱する熱盤と、前記被処理体と、前記接着体
    と、を前記接着体側から加圧板にて加圧する、前記被処
    理体と前記接着体との加熱圧着方法において、 前記被処理体と前記接着体とに対する加減圧動作に連動
    して昇降する複数の支持体で前記被処理体を支持するこ
    とを特徴とする加熱圧着方法。
  2. 【請求項2】 重ねた被処理体と接着体とを前記被処理
    体側から加熱する熱盤と、前記被処理体と、前記接着体
    と、を前記接着体側から加圧板にて加圧する、前記被処
    理体と前記接着体との加熱圧着方法において、 前記加圧板による加圧時に前記熱盤側に弾性的に押し込
    められる複数の支持体で前記被処理体を支持することを
    特徴とする加熱圧着方法。
  3. 【請求項3】 重ねた被処理体と接着体とを前記被処理
    体側から加熱する熱盤と、加圧用気密シートとの間に、
    前記被処理体と前記接着体とを配置し、前記熱盤と前記
    加圧用気密シートとの間の領域を真空吸引することで前
    記加圧用気密シートにより前記被処理体と前記接着体と
    を加圧する、前記被処理体と前記接着体との加熱圧着方
    法において、 前記被処理体と前記接着体とに対する加減圧動作に連動
    して昇降する複数の支持体で前記被処理体を支持するこ
    とを特徴とする加熱圧着方法。
  4. 【請求項4】 重ねた被処理体と接着体とを前記被処理
    体側から加熱する熱盤と、加圧用気密シートとの間に、
    前記被処理体と前記接着体とを配置し、前記熱盤と前記
    加圧用気密シートとの間の領域を真空吸引することで前
    記加圧用気密シートにより前記被処理体と前記接着体と
    を加圧する、前記被処理体と前記接着体との加熱圧着方
    法において、 前記加圧用気密シートによる加圧時に熱盤側に弾性的に
    押し込められる複数の支持体で前記被処理体を支持する
    ことを特徴とする加熱圧着方法。
  5. 【請求項5】 前記加圧用気密シートは、樹脂フィルム
    であることを特徴とする請求項3又は4に記載の加熱圧
    着方法。
  6. 【請求項6】 前記支持体は、柱形状であることを特徴
    とする請求項1から5のうちのいずれか一項に記載の加
    熱圧着方法。
  7. 【請求項7】 前記被処理体が光起電力素子であり、前
    記接着体が少なくとも1層の導電性接着剤で被覆された
    金属線体からなる集電電極であることを特徴とする請求
    項1から6のうちのいずれか一項に記載の加熱圧着方
    法。
  8. 【請求項8】 重ねた被処理体と接着体とを前記被処理
    体側から加熱する熱盤と、前記熱盤と前記被処理体と前
    記接着体とを前記接着体側から加圧する加圧板と、を少
    なくとも備えた、前記被処理体と前記接着体とを加熱圧
    着する加熱圧着装置において、 前記被処理体を支持するための複数の支持体を有し、該
    支持体は前記被処理体と前記接着体とに対する加減圧動
    作に連動して昇降することを特徴とする加熱圧着装置。
  9. 【請求項9】 重ねた被処理体と接着体とを前記被処理
    体側から加熱する熱盤と、前記熱盤と前記被処理体と前
    記接着体とを前記接着体側から加圧する加圧板と、を少
    なくとも備えた、前記被処理体と前記接着体とを加熱圧
    着する加熱圧着装置において、 前記被処理体を支持するための複数の支持体を有し、該
    支持体は前記加圧板による加圧時に前記熱盤側に弾性的
    に押し込められることを特徴とする加熱圧着装置。
  10. 【請求項10】 重ねた被処理体と接着体とを前記被処
    理体側から加熱する熱盤と、加圧用樹脂フィルムと、を
    少なくとも備え、前記熱盤と前記加圧用樹脂フィルムと
    の間に前記被処理体と前記接着体とを配置し、該被処理
    体と接着体とが配置された領域を真空吸引することで前
    記加圧用樹脂フィルムにより前記被処理体と前記接着体
    とを加圧し前記被処理体と前記接着体とを加熱圧着する
    加熱圧着装置において、 前記被処理体を支持するための複数の支持体を有し、該
    支持体は前記被処理体と前記接着体とに対する加減圧動
    作に連動して昇降することを特徴とする加熱圧着装置。
  11. 【請求項11】 重ねた被処理体と接着体とを前記被処
    理体側から加熱する熱盤と、加圧用樹脂フィルムと、を
    少なくとも備え、前記熱盤と前記加圧用樹脂フィルムと
    の間に前記被処理体と前記接着体とを配置し、該被処理
    体と接着体とが配置された領域を真空吸引することで前
    記加圧用樹脂フィルムにより前記被処理体と前記接着体
    とを加圧し前記被処理体と前記接着体とを加熱圧着する
    加熱圧着装置において、 前記被処理体を支持するための複数の支持体を有し、該
    支持体は前記加圧用気密シートによる加圧時に熱盤側に
    弾性的に押し込められることを特徴とする加熱圧着装
    置。
  12. 【請求項12】 前記加圧用気密シートは、樹脂フィル
    ムであることを特徴とする請求項10又は11に記載の
    加熱圧着装置。
  13. 【請求項13】 前記支持体は、柱形状であることを特
    徴とする請求項8から12のうちのいずれか一項に記載
    の加熱圧着装置。
  14. 【請求項14】 前記被処理体が光起電力素子であり、
    前記接着体が少なくとも1層の導電性接着剤で被覆され
    た金属線体からなる集電電極であることを特徴とする請
    求項8から13のうちのいずれか一項に記載の加熱圧着
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7153722B2 (en) 2003-06-06 2006-12-26 Canon Kabushiki Kaisha Method and apparatus for manufacturing photovoltaic device
JP2011514680A (ja) * 2008-03-14 2011-05-06 ダウ・コーニング・コーポレイション 光電池セルモジュールを形成する方法
CN108367563A (zh) * 2015-12-11 2018-08-03 泰克尼索拉有限公司 用于制造不同尺寸的层压板特别是光伏板的无膜式层压机组和相关方法
JP2023544933A (ja) * 2021-09-10 2023-10-26 中国華能集団清潔能源技術研究院有限公司 ペロブスカイト太陽電池用のその場フラッシュ蒸着成膜装置

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