JP2003027815A - プッシュプッシュロック機構 - Google Patents

プッシュプッシュロック機構

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JP2003027815A
JP2003027815A JP2002125895A JP2002125895A JP2003027815A JP 2003027815 A JP2003027815 A JP 2003027815A JP 2002125895 A JP2002125895 A JP 2002125895A JP 2002125895 A JP2002125895 A JP 2002125895A JP 2003027815 A JP2003027815 A JP 2003027815A
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pin
slide channel
lock mechanism
drawer
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Application number
JP2002125895A
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Torsten Bieck
ビーク トールステン
Gundolf Kaupp
カウプ グンドルフ
Andreas Schneider
シュナイダー アンドレアス
Steffen Breunig
ブロイニッヒ シュテッフェン
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Fischerwerke Artur Fischer GmbH and Co KG
Artur Fischer GmbH
Original Assignee
Fischerwerke Artur Fischer GmbH and Co KG
Artur Fischer GmbH
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    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
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    • E05B63/22Locks or fastenings with special structural characteristics operated by a pulling or pushing action perpendicular to the front plate, i.e. by pulling or pushing the wing itself
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B77/00Vehicle locks characterised by special functions or purposes
    • E05B77/02Vehicle locks characterised by special functions or purposes for accident situations
    • E05B77/04Preventing unwanted lock actuation, e.g. unlatching, at the moment of collision
    • E05B77/06Preventing unwanted lock actuation, e.g. unlatching, at the moment of collision by means of inertial forces
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B83/00Vehicle locks specially adapted for particular types of wing or vehicle
    • E05B83/28Locks for glove compartments, console boxes, fuel inlet covers or the like
    • E05B83/30Locks for glove compartments, console boxes, fuel inlet covers or the like for glove compartments
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05CBOLTS OR FASTENING DEVICES FOR WINGS, SPECIALLY FOR DOORS OR WINDOWS
    • E05C19/00Other devices specially designed for securing wings, e.g. with suction cups
    • E05C19/02Automatic catches, i.e. released by pull or pressure on the wing
    • E05C19/022Released by pushing in the closing direction
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T292/00Closure fasteners
    • Y10T292/57Operators with knobs or handles

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば正面衝突事故時に生じるような急激な
減速によってもロック解除されない、上述したタイプの
プッシュプッシュロック機構を構成する。 【解決手段】 スライドチャネルと、スライドチャネル
と協働するピンとが設けられており、ピンを“オーバプ
ッシング”することによりピンがスライドチャネルから
解放される形式のものにおいて、プッシュプッシュロッ
ク機構が慣性ロック機構の形式であり、ピン44が偏心
質量46,48を有する旋回可能に取り付けられたレバ
ー36に配置されており、偏心質量46,48がプッシ
ュプッシュロック機構にロック方向で作用する急激な減
速時においてレバー36にモーメント62を加え、モー
メント62が、スライドチャネル内のピン44を、この
ピン44がロック時にスライドチャネル内において移動
する側へ押す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、請求項1の上位概
念部記載の特徴を有したプッシュプッシュロック機構に
関する。
【0002】
【従来の技術】上述のプッシュプッシュロック機構は自
体公知である。これらのプッシュプッシュロック機構
は、例えば、自動車またはその他の移動手段に設けられ
る引出しまたはこれに類似したもの、さらにはグローブ
ボックスドアを閉鎖状態に保持するために働く。開放ば
ねエレメントが提供されてよく、この開放ばねエレメン
トは、一旦プッシュプッシュロック機構がロック解除さ
れると引出しまたはドアを開放させる。公知のプッシュ
プッシュロック機構は、引出しまたは定位置に設けるこ
とができるスライドチャネルまたはスライドチャネルウ
ェイと、このスライドチャネルまたはスライドチャネル
ウェイと協働するピンとを有している。引出しが押し込
まれる(閉鎖される)時には、ピンはスライドチャネル
内へ進入して、スライドチャネルによってスライドチャ
ネルのアンダカットへ移動させられる。スライドチャネ
ルのアンダカットはピンを保持して、引出しが開放する
のを妨止し、またプッシュプッシュロック機構はロック
されて、引出しを閉鎖状態に保持する。ピンはスライド
チャネル内のロック位置を占めている。
【0003】引出しを開放するために、引出しは、ロッ
ク位置を越えて閉鎖方向またはロック方向に僅かな距離
だけ移動させられる。ロック位置を越えて閉鎖方向また
はロック方向に向かうこの僅かな移動は、以下で“オー
バプッシング”と呼ばれる。“オーバプッシング”の過
程で、スライドチャネルはピンをアンダカットから離反
させ、これによりピンを解放する。プッシュプッシュロ
ック機構はロック解除されて、引出しを開放することが
できる、すなわち引き出すことができるかまたは引出し
はばねによって外方へ移動することができる。このよう
なプッシュプッシュロック機構は、例えばグローブボッ
クスドアを閉鎖状態に保持するために提供することもで
きる。
【0004】例えば正面衝突事故時に生じる急激な減速
は、ロックされた引出しをロック位置を越えてロック方
向に押す、すなわち“オーバプッシング”する可能性が
あり、これにより、ピンはアンダカットから解放され
る。つまり、引出しは、正面衝突事故時に生じる急激な
減速によってロック解除され、減速が終わるかまたは別
方向に作用するや否や開放する可能性があるかまたは、
引出しは減速が終わった時に開放ばねエレメントによっ
て押し開けられる。押すことにより開けられ、その結果
突出した引出しは、怪我の危険性を生ぜしめる。さら
に、引出し内に保管された物体は、事故時の自動車内に
飛散して、乗客を怪我させる虞がある。したがって、同
様のことが、プッシュプッシュロック機構によって閉鎖
状態を保持されたドアにも該当する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の課
題は、例えば正面衝突事故時に生じる急激な減速によっ
てもロック解除されない、上に説明したタイプのプッシ
ュプッシュロック機構を構成することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題は、請求項1の
特徴部によって本発明により解決される。請求項1記載
の特徴を有する本発明によるプッシュプッシュロック機
構は、慣性ロック機構の形式で構成されており、これに
より、急激な減速によってもロック解除されない。プッ
シュプッシュロック機構を慣性ロック機構として構成す
るために、本発明によるプッシュプッシュロック機構の
ピンは、偏心質量を有する旋回可能に取り付けられたレ
バーに配置されている。偏心質量は、レバーの形状、す
なわち旋回軸に対するレバーの材料配分および質量によ
って決定することができる。レバーの偏心質量は、例え
ば正面衝突事故時に生じるような急激な減速がレバーに
あるモーメントを加えるように配置されており、このモ
ーメントは、スライドチャネル内のピンを、プッシュプ
ッシュロック機構がロックされる時、すなわち引出しが
閉鎖される時にピンがスライドチャネル内へ進入する側
へ押す。減速が終わりかつ引出しが、例えば開放ばねエ
レメントによって開放方向に動作させられる時、スライ
ドチャネルは、引出しが閉鎖される時と同様に、ピンを
スライドチャネルのアンダカットの後方に係合させるよ
うに移動させる、すなわちロック位置へ移動させる。こ
れにより、プッシュプッシュロック機構および引出しは
ロックされたままである。
【0007】慣性ロックの有効性は、減速の方向および
減速によってレバーに加えられるモーメントに依存す
る。偏心質量を含むレバーは、減速が引出しに閉鎖方
向、すなわち“オーバプッシング”方向で作用する時
に、上述した慣性ロックを生ぜしめるように構成および
配置されている。これは、ダッシュボードに組み付けら
れた引出しの場合の、例えば正面衝突事故時の減速方向
である。他方で、自動車が自動車によって後方から衝突
された場合には、減速は正反対方向に生じるので、慣性
ロックは無効である。この場合、減速は“オーバプッシ
ング”のように引出しに作用するのではなく、反対方向
に作用する。このような減速はプッシュプッシュロック
機構をロック解除することはなく、このために、この場
合に慣性ロックが有効である必要はない。側面衝突の場
合もプッシュプッシュロック機構のロック解除を生じな
い。これは、本発明により提供される慣性ロック機構
が、特定の方向にのみ作用する減速の場合に有効な、あ
らゆる方向での急激な減速によるプッシュプッシュロッ
ク機構のロック解除を妨止するのに十分であることを意
味する。
【0008】本発明によるプッシュプッシュロック機構
は、事故の場合に、引出し、グローブボックスドアまた
はこれらに類似したものをロック状態に保持するので、
引出しまたはグローブボックスドアが開放されることお
よび、引出しまたはグローブボックスドアの開放によっ
て自動車内に物体が飛散することによって引き起こされ
る怪我の危険性を防止するという利点を有している。本
発明によるプッシュプッシュロック機構は、単純な構成
を有しており、最も単純な実施例においては唯一の可動
部材、すなわち、ピンを含む偏心質量を備えたレバーを
有している。例えば、引出しまたはグローブボックスド
アがプラスチック製である場合には、スライドチャネル
は、引出しまたはグローブボックスドアに成形すること
ができまた、この場合、スライドチャネルは別個の部材
ではないので付加的な製造コストは必要ない。
【0009】様々な形状のスライドチャネルを有するプ
ッシュプッシュロック機構の様々な構成が公知である。
本発明の実施例は、スライドチャネルとしていわゆるハ
ート形の湾曲部、すなわちプッシュプッシュロック機構
の特別な構成を提供しており、この特別な構成におい
て、アンダカットを有するスライドチャネル内の支持ピ
ンはハートのような形状を有している。この支持ピンは
スライドチャネルの一部分でありかつ、旋回可能なレバ
ーに配置された上述のピンと区別させたい。
【0010】本発明の実施例において、プッシュプッシ
ュロック機構のレバーはL字形のレバーとして形成され
ており、ピンはL字形のレバーの一方のアームに配置さ
れており、偏心質量はL字形のレバーの他方のアームに
よって形成されている。本発明の実施例は、レバーに偏
心質量として付加的な重りを提供しており、これにより
減速によってレバーに加えられるモーメントを増大さ
せ、このモーメントは、上に説明した形式でプッシュロ
ック機構をロック状態に保持する。本発明の実施例に関
する別の利点は、プッシュプッシュロック機構を、慣性
ロックを生ぜしめる減速と良好に適合させることができ
るということである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明を、図示した本発明の実施
例を引用して以下に詳細に説明する。
【0012】図示した実施例の図1に示した本発明によ
るプッシュプッシュロック機構は引出し10に設けられ
ており、この引出し10は、前側に向かって開いた箱形
のハウジング12内に移動可能に案内されている。図1
は引出し10およびハウジング12それぞれの一部のみ
を示している。引出し10に関しては、後壁14と、右
側壁部16と、底部18との一部が示されている。ハウ
ジング12に関しては、底部20と、後壁22と、右側
壁部24と、天井26との一部が示されている。ハウジ
ング12は、例えば自動車のダッシュボード(図示せ
ず)に配置することができ、引出し10は物を保管する
ために使用される。
【0013】引出し10の後壁14の外側から2つの突
起部28が突出しており、これらの突起部28のうちの
1つのみが図面に示されている。突起部28には渦巻ば
ね32のコイル30が旋回可能に取り付けられている。
渦巻ばね32は金属帯状のばねであり、このばねは、ば
ね自体の弾性によって自動的に巻き上がる。つまり、渦
巻ばね32は引張りばねである。巻き上げられていな
い、渦巻ばね32の自由端部34は、ハウジング12の
開口部付近でハウジング12の底部20の前方領域に固
定されている。引張り力により、渦巻ばね32は引出し
10をハウジング12の外に移動させる。渦巻ばね32
は、引出し10を開放させる開放ばねエレメントを形成
している。
【0014】渦巻ばね32の力に抗して引出し10をハ
ウジング12に挿入された閉鎖位置に保持するために、
本発明によるプッシュプッシュロック機構が提供されて
おり、このプッシュプッシュロック機構は、L字形のレ
バー36とスライドチャネル(スライドチャネルウェ
イ)38とを含んでいる。L字形のレバー36は、ハウ
ジング12の後壁22付近において、ハウジング12の
底部20に配置されている。底部20は上方に突出した
支承ピン40を有しており、この支承ピン40に、L字
形のレバー36が旋回可能に取り付けられている。レバ
ー36の一方のアーム42は、ハウジング12の開口に
向かって、前方へ延びている。引出し10に向いている
このアーム42の端部には上方に突出したピン44が配
置されており、このピン44は平面図に三角形で示され
ており、以下に説明するような形式でスライドチャネル
38と協働する。曖昧な表現を避けるために、ピン44
は、このピン44の形状から三角形のピン44と以下で
呼ばれる。
【0015】L字形のレバー36の他方のアーム46
は、側方に突出していてかつ付加的な重りとして円筒形
のピン48を支持しており、この円筒形のピン48は所
定の位置にクリップ留めされている。
【0016】図1に破線で示されているスライドチャネ
ル38は、引出し10の底部18の裏側に設けられてい
る。スライドチャネル38は底部18に設けられた溝状
の凹所でありかつ引出し10の後側へ開放しており、こ
れにより、引出し10が閉鎖されかつハウジング12内
へ押し込まれる時に、L字形のレバー36の三角形のピ
ン44を進入させることができる。スライドチャネル3
8の形状は図2により詳しく説明されており、この図2
は、スライドチャネル38と三角形のピン44を有する
L字形のレバー36とが協働する領域において、引出し
10の底部18を上方から見た平面図である。スライド
チャネル38を示すために、底部18は、スライドチャ
ネル38を貫通する、底部18に対して平行な面に沿っ
て切断された状態で示されている。図2はプッシュプッ
シュロック機構のロック位置を示している。さらに、ロ
ック時およびロック解除時における三角形のピン44の
別の位置が示されている。ロック時およびロック解除時
におけるスライドチャネル38に対する三角形のピン4
4の経路は矢印50によって示されている。
【0017】本発明によるプッシュプッシュロック機構
のスライドチャネル38はいわゆるハート形の湾曲形状
を有しているので、このプッシュプッシュロック機構を
ハート形湾曲部ロック機構と呼ぶこともできる。スライ
ドチャネル38は、中心部においてV字形の切欠き54
を有するピン52を有している。V字形の切欠き54
は、引出し10の後側に設けられたスライドチャネル3
8の開口側とは反対側に位置している。V字形の切欠き
54により、ピン52はハートのような形状を有してお
り、これにより、スライドチャネル38にハート形湾曲
部という名前を与えている。V字形の切欠き54はスラ
イドチャネル38のアンダカットを形成しており、三角
形のピン44はロック位置においてこのアンダカットに
引っ掛かり、これにより、引出し10を閉鎖位置に保持
する。旋回可能なL字形のレバー36に配置された三角
形のピン44と区別するために、スライドチャネル38
に配置されかつV字形の切欠き54を含むピン52は、
このピン52の形状からハート形のピン52と呼ばれ
る。ハート形のピン52はスライドチャネル38の一部
である。スライドチャネル38はハート形のピン52を
取り囲むように形成されており、これにより、以下に説
明する形式で、ロック時およびロック解除時に三角形の
ピン44を矢印50に沿ってハート形のピン52の周囲
に案内する。
【0018】プッシュプッシュロック機構は以下のよう
に機能する。引出し10を閉鎖するために、引出し10
は渦巻ばね32の力に抗してハウジング12内へ押し込
まれる。このプロセス中、三角形のピン44は、引出し
10の後側に設けられたスライドチャネル38の開放側
を通過してスライドチャネル38に進入する。スライド
チャネル38のハート形のピン52は傾斜面56を有し
ており、この傾斜面56は、旋回可能なL字形のレバー
36に配置された三角形のピン44をスライドチャネル
38において側方へ移動させる。さらに引出し10をハ
ウジング12に押し込むと、スライドチャネル38は、
ハート形のピン52を周ってスライドチャネル38の前
端部にまで三角形のピン44を移動させる。引出し10
をハウジング12へ挿入する時、三角形のピン44は、
スライドチャネル38に対して位置IとIIとを経由し
てスライドチャネル38の前端部における位置IIIま
で、矢印50によって図2に示した経路を移動する。引
出し10が解放されると、渦巻ばね32は引出し10を
僅かな距離だけハウジング12から押し出し、これによ
り、三角形のピン44はスライドチャネル38のハート
形のピン52のV字形の切欠き54に係合する。この位
置がロック位置であり、参照符号IVによって図2に示
されている。V字形の切欠き54はスライドチャネル3
8のアンダカットを形成しており、L字形のレバー36
の三角形のピン44はロック位置においてこのアンダカ
ットの背後に係合し、これにより、引出し10を、渦巻
ばね32の力に抗してハウジング12に挿入された閉鎖
位置に保持する。
【0019】引出し10をロック解除するために、引出
し10は、渦巻ばね32の力に抗してハウジング12内
に僅かな距離だけ押し込まれる。ロック解除するために
引出し10を内方に押すというこの短動作は、以下で
“オーバプッシング”と呼ばれる。“オーバプッシン
グ”の過程で、三角形のピン44はスライドチャネル3
8の前端部に戻り、そこでスライドチャネル38の三角
形の先端部58によって位置Vへと側方に押される。三
角形の先端部58は、三角形のピン44を、引出し10
が閉鎖される時に三角形のピン44が通過しなかったス
ライドチャネル38の側へ押す。引出し10が解放され
ると、渦巻ばね32は引出し10をハウジング12から
押し出す。先端部58による三角形のピン44の側方移
動によって、三角形のピン44はハート形のピン52の
V字形の切欠き54の側方へ移動させられ、三角形のピ
ン44はハート形のピン52の別の傾斜面60に当接す
る。この別の傾斜面60は三角形のピン44をさらに側
方へ押し、これにより三角形のピン44を解放する。プ
ッシュプッシュロック機構はロック解除されて、引出し
10はばね32によって開放される。
【0020】ダッシュボード内にハウジング12および
引出し10が組み付けられている自動車の減速時に、慣
性の結果、矢印62方向のモーメントがL字形のレバー
36に作用する。このモーメントは、三角形のピン44
を、ロック時にピン44がスライドチャネル38内でハ
ート形のピン52を迂回して案内される側へ押す。例え
ば正面衝突事故時のように、自動車の減速が非常に急激
であるために、“オーバプッシング”のように渦巻ばね
32の力に抗して引出し10をハウジング12に押し込
むならば、L字形のレバー36に作用するモーメント6
2は、三角形のピン44をロック解除時のように位置V
へ移動させず、モーメント62は三角形のピン44を位
置III、すなわち引出し10が閉鎖される時に三角形
のピン44がスライドチャネル38に進入する側へ移動
させる。これにより、減速が終わり、引出し10が渦巻
ばね32によってハウジング12から押し出される時、
三角形のピン44は、再びスライドチャネル38のハー
ト形のピン52のV字形のアンダカット形成切欠き54
に係合する、すなわち、三角形のピン44はロック位置
(位置IV)に移動する。その結果、プッシュプッシュ
ロック機構は、例えば事故による急激な減速時でさえ
も、ロック状態を維持する。本発明によるプッシュプッ
シュロック機構は、事故の場合における引出し10の自
力ロック解除および自力開放を妨止する慣性ロック機構
の形式である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプッシュプッシュロック機構を示
す斜視図である。
【図2】図1のプッシュプッシュロック機構のロック手
順およびロック解除手順の段階的経過を示す図である。
【符号の説明】
10 引出し、 12 ハウジング、 14,22 後
壁、 16,24 右側壁部、 18,20 底部、
26 天井、 28 突起部、 30 コイル、 32
渦巻ばね、 34 自由端部、 36 L字形のレバ
ー、 38 スライドチャネル、 40 支承ピン、
42,46 アーム、 44 三角形のピン、 48
円筒形のピン、 50 矢印、 52 ピン、 54
V字形の切欠き、 56,60 傾斜面、 58 三角
形の先端部、 62 矢印
フロントページの続き (72)発明者 トールステン ビーク ドイツ連邦共和国 ヴァルトアッハタール シェレンベルクシュトラーセ 11 (72)発明者 グンドルフ カウプ ドイツ連邦共和国 ホルプ−アルトハイム タールベルクシュトラーセ 10/1 (72)発明者 アンドレアス シュナイダー ドイツ連邦共和国 フロイデンシュタット ホーエンリーダー シュトラーセ 53 (72)発明者 シュテッフェン ブロイニッヒ ドイツ連邦共和国 プフォルツハイム ク ラナッハヴェーク 5 Fターム(参考) 2E250 AA21 HH02 JJ32 KK01 LL11 MM01 NN04 PP04 QQ01 QQ03 3D022 CA08 CC03 CD14 CD27

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プッシュプッシュロック機構であって、 スライドチャネルと、該スライドチャネルと協働するピ
    ンとが設けられており、該ピンが、該ピンを前記スライ
    ドチャネルにおいてロック位置を越えてロック方向に
    “オーバプッシング”することによって、前記スライド
    チャネルから解放される(ロック解除される)形式のも
    のにおいて、 前記プッシュプッシュロック機構が慣性ロック機構の形
    式であり、前記ピン(44)が、偏心質量(46,4
    8)を有する旋回可能に取り付けられたレバー(36)
    に配置されており、前記偏心質量(46,48)が、前
    記プッシュプッシュロック機構にロック方向で作用する
    急激な減速時において前記レバー(36)にモーメント
    (62)を加え、該モーメント(62)が、前記スライ
    ドチャネル(38)内のピン(44)を、該ピン(4
    4)が前記プッシュプッシュロック機構のロック時にス
    ライドチャネル内において移動する側へと押すようにな
    っていることを特徴とする、プッシュプッシュロック機
    構。
  2. 【請求項2】 前記スライドチャネル(38,52)
    が、ハート形の湾曲部である、請求項1記載のプッシュ
    プッシュロック機構。
  3. 【請求項3】 前記レバー(36)が、L字形のレバー
    として形成されている、請求項1記載のプッシュプッシ
    ュロック機構。
  4. 【請求項4】 前記レバー(36)が、偏心的に配置さ
    れた付加的な重り(48)を含んでいる、請求項1記載
    のプッシュプッシュロック機構。
JP2002125895A 2001-04-26 2002-04-26 プッシュプッシュロック機構 Pending JP2003027815A (ja)

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DE10120435.3 2001-04-26

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EP (1) EP1253271A3 (ja)
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