JP2003025679A - 印刷装置および記録媒体 - Google Patents

印刷装置および記録媒体

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JP2003025679A
JP2003025679A JP2001214993A JP2001214993A JP2003025679A JP 2003025679 A JP2003025679 A JP 2003025679A JP 2001214993 A JP2001214993 A JP 2001214993A JP 2001214993 A JP2001214993 A JP 2001214993A JP 2003025679 A JP2003025679 A JP 2003025679A
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JP2001214993A
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English (en)
Inventor
Yosuke Tanaka
要介 田中
Kanejiro Ike
兼次郎 池
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷済みの印刷媒体に対する再利用可否の分
別作業を正確にかつ迅速に行える印刷装置および記録媒
体を得ることを目的とする。 【解決手段】 印刷媒体に印刷される印刷面積に関する
情報が格納されたオプションフラグ領域108を有し、
印刷媒体に印刷を行う際、印刷媒体の所定位置に、当該
印刷媒体に印刷される面積に関する情報を印刷するよう
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印刷装置に関し、特
に資源再利用可能な記録媒体への印刷を行う印刷装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、企業等において、地球資源枯渇を
防止し省資源化を推進することを目的として、プリンタ
等の印刷装置で印刷された記録媒体を資源再利用の観点
から分別する作業が積極的に行われている。
【0003】例えば、印刷装置で印刷データが印刷され
た印刷用紙などの記録媒体において、記録媒体に占める
印刷面積の割合が多い場合、その記録媒体は再利用不可
能である。一方、記録媒体に占める印刷面積の割合が少
ない場合、その記録媒体は再利用が可能である。そのた
め、再利用不可能な記録媒体とそれ以外の再利用可能な
記録媒体とを分別しなければならない。
【0004】従来の印刷装置により印刷された記録媒体
は、分別作業者が印刷面積を定量的に評価することが困
難であるため、記録媒体分別の判断基準はあいまいなも
のにならざるを得ない。
【0005】そのため、分別作業者が記録媒体を目視し
て再利用可能か否かを主観的に判断する方法が取られて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような現状からす
ると、資源再利用の観点から正しい分別作業が必ずしも
なされるとは言えない。しかも、記録媒体1枚毎に再利
用の可否を作業者が判断するため、大量の記録媒体を分
別する場合には分別作業に非常に労力がかかる。
【0007】そこで、本発明は、印刷済みの記録媒体に
対する再利用可否の分別作業を正確にかつ迅速に行うこ
とのできる印刷装置および記録媒体を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の印刷装置は、記録媒体に印刷される印刷面
積に関する情報が格納されたオプションフラグ領域を有
し、記録媒体に印刷を行う際、記録媒体の所定位置に、
当該記録媒体に印刷される面積に関する情報を印刷する
ようにしたものである。
【0009】これにより、記録媒体に印刷面積に関する
情報が印刷されることにより、記録媒体に印刷された印
刷面積を定量的に判断することができるので、印刷済み
の記録媒体に対する再利用可否の分別作業を正確にかつ
迅速に行うことが可能になる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、記録媒体に印刷される印刷面積に関する情報が格納
されたオプションフラグ領域を有し、記録媒体に印刷を
行う際、記録媒体の所定位置に、当該記録媒体に印刷さ
れる面積に関する情報を印刷する印刷装置であり、記録
媒体に印刷面積に関する情報が印刷されることにより、
記録媒体に印刷された印刷面積を定量的に判断すること
ができるので、印刷済みの記録媒体に対する再利用可否
の分別作業を正確にかつ迅速に行うことが可能になると
いう作用を有する。
【0011】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1記載の発明において、印刷データが複数単位の記録媒
体に印刷される場合には、当該印刷データが印刷される
全ての記録媒体の印刷面積に関する情報を記録媒体の一
つに印刷する印刷装置であり、ドキュメント全ての印刷
面積情報がまとめて印刷されるので、当該ドキュメント
が印刷された記録媒体の分別作業の労力を省くことが可
能になるという作用を有する。
【0012】本発明の請求項3に記載の発明は、印刷装
置に印刷データを送出するコンピュータ装置上で動作
し、印刷データを印刷した場合の印刷面積に関する情報
を生成して印刷データとともに印刷装置に送信するプロ
グラムが記録されている記録媒体であり、印刷面積情報
を印刷するためのデータを含む印刷データを印刷装置に
送信しているので、印刷装置が印刷面積情報を印刷する
機能を持たなくても、記録媒体の印刷面積に関する情報
が記録媒体に表示されることにより記録媒体に印刷され
る印刷面積が定量的に判断できるので、印刷済みの記録
媒体に対する再利用可否の分別作業を正確にかつ迅速に
行うことが可能になるという作用を有する。
【0013】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
1記載の発明において、印刷データが印刷された記録媒
体を一意に識別可能な情報と共に、記録媒体へ印刷デー
タを印刷する際の印刷面積に関する情報が蓄積されたデ
ータベースを当該印刷装置または外部に備えている印刷
装置であり、記録媒体に印刷情報が印刷できない場合に
おいても、データベースを検索することにより各記録媒
体の印刷面積に関する情報が分かるので、当該記録媒体
を正確かつ効率的に分別することが可能になるという作
用を有する。
【0014】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
1記載の発明において、印刷面積の最大値を指定して、
指定した最大値を超えない印刷面積で印刷する印刷装置
であり、印刷面積の最大値を設定して指定した最大値を
超えない印刷面積で印刷するようにしたことで、イン
ク、トナー等の無駄を省くと共に、記録媒体の再利用性
の向上を図ることが可能になるという作用を有する。
【0015】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
1記載の発明において、印刷面積に応じた分別方法を記
録媒体の所定位置に印刷する印刷装置であり、印刷面積
に応じた分別方法を記録媒体に印刷しているので、分別
方法が明確になり、人為的な分別処理のミスを軽減する
ことが可能になるという作用を有する。
【0016】本発明の請求項7に記載の発明は、印刷装
置に送出する印刷データを生成するコンピュータ装置上
で動作し、印刷データによる印刷イメージとともにその
印刷面積に関する情報を生成するプログラムが記録され
ている記録媒体であり、印刷面積情報を印刷するための
印刷データを生成しているので、印刷装置が印刷面積情
報を印刷する機能を持たず、デバイスドライバが印刷面
積情報処理機能を持たなくても、印刷済みの記録媒体に
対する再利用可否の分別作業を正確にかつ迅速に行うこ
とが可能になるという作用を有する。
【0017】本発明の請求項8に記載の発明は、請求項
1記載の発明において、記録媒体の印刷面積に関する情
報を、印刷装置からネットワークを介してコンピュータ
装置に送信する印刷装置であり、ネットワークに接続さ
れた印刷装置で印刷された印刷面積情報をコンピュータ
装置で収集、解析できるので、ネットワークに接続され
た印刷装置全体の印刷面積情報を把握することが可能と
なり、ネットワークに接続している印刷装置を使用する
集団全体のリサイクル状況の分析、把握を行うことが可
能になるという作用を有する。
【0018】本発明の請求項9に記載の発明は、請求項
8記載の発明において、コンピュータ装置から印刷面積
の最大値を印刷装置に送信する印刷装置であり、ネット
ワークに接続しているコンピュータ装置から印刷装置に
印刷面積の最大値を送信しているので、ネットワークに
接続している印刷装置を使用する集団全体のリサイクル
状況をコントロールすることが可能になるという作用を
有する。
【0019】以下、本発明の実施の形態を、図1から図
15を用いてさらに具体的に説明する。ここで、添付図
面において同一の部材には同一の符号を付しており、ま
た、重複した説明は省略されている。なお、発明の実施
の形態は、本発明が実施される特に有用な形態としての
ものであり、本発明がその実施の形態に限定されるもの
ではない。
【0020】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1における印刷装置の構成を機能的に示すブロック
図、図2は図1の印刷装置による印刷イメージ作成処理
の流れを示すフローチャートである。
【0021】本実施の形態の印刷装置101は、印刷装
置101の種々の動作を制御して記録媒体に印刷するた
めに必要な処理を行う制御・処理部109と、制御・処
理部109が印刷に必要な制御、処理を行うためのプロ
グラムが記憶されたROM110と、印刷装置101の
各ブロックから読み書き可能なメモリ104と、制御・
処理部109で制御されてメモリ104と印刷装置10
1の各ブロックのデータ処理を媒介するメモリ管理部1
03と、制御・処理部109で制御されて印刷装置10
1の外部から印刷データを受信するインターフェース1
02と、制御・処理部109で制御されて印刷イメージ
に基づき記録媒体に印刷を行う印刷機構111とを備え
ている。
【0022】そして、メモリ104は、受信バッファ1
05、プリントバッファ106およびオプションフラグ
領域108の3つの領域で構成されている。
【0023】ここで、受信バッファ105には、インタ
ーフェース102で受信されて記録媒体に印刷を行うた
めの印刷データがメモリ管理部103を介して格納され
る。印刷データは印刷装置101の外部から入力される
データであり、文字や図形を印刷するためのデータ列や
印刷装置101自体の制御するためのデータ列(以下、
「制御コマンド」という。)などから構成される。
【0024】プリントバッファ106には、印刷データ
から生成されてメモリ管理部103を介して印刷機構1
11に読み出される印刷イメージが格納される。印刷イ
メージは記録媒体のどの領域をどの色で印刷し、どの領
域を印刷しないかを0と1のビット列で表現するデータ
列である。
【0025】オプションフラグ領域108には、印刷面
積に関する情報を記録媒体のどの領域に印刷するか、記
録媒体一単位毎に印刷面積に関する情報を印刷するか、
などの情報を示すデータ列であるオプションフラグが格
納される。
【0026】このような印刷装置101は、当該印刷装
置101の外部からインターフェース102を介して印
刷データを受信する。
【0027】インターフェース102で印刷データを受
信すると、制御・処理部109はインターフェース10
2とメモリ管理部103を制御し、インターフェース1
02で受信した印刷データをメモリ104で構成される
受信バッファ105に記憶する。
【0028】一定量の印刷データが受信バッファ105
に記憶されると、制御・処理部109は受信バッファ1
05に記憶されている印刷データに対し、記録媒体一単
位毎に後述する印刷イメージの作成処理を行い、作成し
た印刷イメージをプリントバッファ106に記憶する。
【0029】上記の処理を施した印刷イメージがプリン
トバッファ106に一定量記憶されると、制御・処理部
109は、メモリ管理部103と印刷機構111を制御
し、プリントバッファ106に記憶されている印刷イメ
ージを印刷機構111に入力する。そして、印刷機構1
11は入力された印刷イメージに基づき、記録媒体に印
刷を行う。
【0030】次に、このような印刷装置における印刷イ
メージ作成処理の流れを図2のフローチャートを用いて
説明する。
【0031】印刷イメージ作成処理の実行が指示される
と、制御・処理部109はメモリ管理部103を制御
し、オプションフラグ領域108に記憶されているオプ
ションフラグを読み込む(ステップS201)。さら
に、制御・処理部109内に保持している印刷面積情報
を初期化する(ステップS202)。
【0032】次に、制御・処理部109はメモリ管理部
103を制御し、受信バッファ105に記憶されている
印刷データを読み込む(ステップS203)。
【0033】制御・処理部109は読み込んだ印刷デー
タを処理して印刷イメージを作成し(ステップS20
4)、作成した印刷イメージから、記録媒体に何らかの
色が印刷される領域を算出して、これまでの印刷面積情
報に加算することにより、印刷面積情報の累積を計算す
る(ステップS205)。その後、印刷イメージをプリ
ントバッファ106に格納する(ステップS206)。
【0034】そして、記録媒体一単位の印刷データを処
理し終えていない場合には(ステップS207)、ステ
ップS203に戻って受信バッファ105から残りの印
刷データを読み込み、ステップS206までの処理を繰
り返す。
【0035】また、記録媒体一単位の印刷データを処理
し終えた場合には(ステップS207)、これまで累積
した印刷面積情報から、記録媒体一単位の面積に対する
印刷面積の割合等の印刷面積情報を算出し、ステップS
201で読み込んだオプションフラグに基づき、印刷面
積情報を印刷する位置を計算し、印刷面積情報を印刷す
るための印刷イメージを作成する(ステップS20
8)。
【0036】そして、制御・処理部109は、プリント
バッファ106に記憶している該当印刷イメージの印刷
面積情報を印刷する部分に相当するデータを、作成した
印刷面積情報用印刷イメージのデータに上書きする(ス
テップS209)。
【0037】以上により、印刷データから印刷面積を計
算し、記録媒体の所定位置に印刷面積情報を印刷するこ
とが可能となる。
【0038】そして、このように、記録媒体の印刷面積
に関する情報が記録媒体に表示されることにより記録媒
体に印刷される印刷面積が定量的に判断できるので、印
刷済みの記録媒体に対する再利用可否の分別作業を正確
にかつ迅速に行うことが可能になる。
【0039】(実施の形態2)図3は本発明の実施の形
態2における印刷装置の構成を機能的に示すブロック
図、図4は図3の印刷装置による印刷イメージ作成処理
の流れを示すフローチャートである。
【0040】本実施の形態における印刷装置101は、
記録媒体一単位毎の印刷面積情報を記憶する面積情報バ
ッファ307がメモリ104にさらに設けられている点
で、前述した実施の形態1における印刷装置と異なって
いる。
【0041】このような印刷装置101は、実施の形態
1で述べたように、印刷装置101の外部から受信した
印刷データを受信バッファ105に記憶する。
【0042】一定量の印刷データが受信バッファ105
に記憶されると、制御・処理部109は、印刷に当たり
記録媒体の複数枚にわたる印刷データ(以下、「ドキュ
メント」という。)毎に、後述する印刷イメージ作成処
理を行い、作成した印刷イメージをプリントバッファ1
06に記憶する。
【0043】次に、このような印刷装置における印刷イ
メージ作成処理の流れを図4のフローチャートを用いて
説明する。
【0044】印刷イメージ作成処理が呼び出されると、
制御・処理部109は実施の形態1で述べたようにして
オプションフラグを読み込み(ステップS201)、印
刷面積情報を初期化する(ステップS202)。
【0045】次に、制御・処理部109は実施の形態1
で述べたようにして印刷データを読み込み(ステップS
203)、印刷イメージを作成した後(ステップS20
4)、印刷面積情報の累積を計算して(ステップS20
5)、印刷イメージをプリントバッファ106に格納す
る(ステップS206)。
【0046】そして、記録媒体一単位の印刷データを処
理し終えていない場合には(ステップS207)、ステ
ップS203に戻って受信バッファ105から残りの印
刷データを読み込み、ステップS206までの処理を繰
り返す。
【0047】また、記録媒体一単位の印刷データを処理
し終えた場合には(ステップS207)、制御・処理部
109はこれまで累積した印刷面積情報から、記録媒体
一単位の面積に対する印刷面積の割合等の印刷面積情報
を算出する。そして、メモリ管理部103を制御して、
算出した印刷面積情報を記録媒体一単位毎に印刷面積情
報バッファ307に格納する(ステップS408)。
【0048】そして、ドキュメント全体の印刷データを
処理し終えていない場合には(ステップS409)、ス
テップS202に戻って制御・処理部109は印刷面積
情報を初期化し、ステップS408までの処理を繰り返
す。
【0049】一方、ドキュメント全体の印刷データを処
理し終えた場合には(ステップS409)、制御・処理
部109は、メモリ管理部103を制御して、印刷面積
情報バッファ307に格納されている記録媒体一単位毎
の印刷面積情報を早く記憶した情報から順に読み込む
(ステップS410)。
【0050】次に、読み込んだ印刷面積情報から、ステ
ップS201で詠み込んだオプションフラグに基づき、
印刷面積情報と印刷面積情報に対応する記録媒体の情報
(例えばページ番号等)を印刷するための印刷イメージ
を作成する。そして、読み込んだ印刷面積情報が、再利
用を目的とした分類の点で、直前に読み込んだ印刷面積
情報と同じ分類になる場合は、直前に読み込んだ印刷面
積情報と同時に印刷するための印刷イメージを作成する
(ステップS411)。
【0051】印刷イメージ作成後、制御・処理部109
は、プリントバッファ106に記憶しているドキュメン
トが印刷される最後の記録媒体の印刷イメージにおける
印刷面積情報を印刷する部分に相当するデータを、作成
した印刷面積情報を印刷するための印刷イメージのデー
タに上書きする(ステップS412)。
【0052】制御・処理部109は、上記処理を施した
印刷イメージがプリントバッファ106に一定量記憶さ
れると、実施の形態1で述べたようにして、プリントバ
ッファ106に記憶されている印刷イメージを印刷機構
111により印刷する。ただし、ドキュメントの最終記
録媒体の印刷は印刷面積情報を印刷するための処理を施
した後に印刷する。
【0053】以上により、記録媒体一単位ごとではな
く、ドキュメント全てに対する印刷面積情報をまとめて
印刷することができ、ドキュメントが印刷された記録媒
体の分別作業の労力を省くことが可能になる。
【0054】(実施の形態3)図5は本発明の実施の形
態3のプログラムが動作するコンピュータ装置の構成を
機能的に示すブロック図、図6は図5のコンピュータ装
置で動作するデバイスドライバの印刷面積情報処理の流
れを示すフローチャートである。
【0055】本実施の形態のコンピュータ装置501
は、このコンピュータ装置501で作成された印刷デー
タを印刷する印刷装置510に接続されている。ここ
で、印刷装置510は、前述した実施の形態1や実施の
形態2で示した印刷面積情報を印刷する機能を持ってい
ない。
【0056】ここで、コンピュータ装置501は、CP
U502によって制御されている。そして、コンピュー
タ装置501に電源が投入されると、CPU502はR
OM504内に記憶された立ち上げ処理を実行し、さら
に、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディス
ク、CD−ROMなどの記憶媒体505に記憶されたプ
ログラムを実行する。なお、プログラム実行の際には、
RAM503を一時的な記憶装置として用いる。
【0057】コンピュータ装置501が記録媒体への印
刷を行うアプリケーションプログラムを実行する場合に
は、印刷データをインターフェース506を介して印刷
装置510に送信する。このような処理は、一般的にア
プリケーションプログラムがオペレーションシステムに
対して印刷要求を送るなどにより起動するデバイスドラ
イバと呼ばれるプログラムによって実行される。なお、
このプログラムは記録媒体に記録されている。
【0058】デバイスドライバは、起動後アプリケーシ
ョンプログラムなどから送られたデータ(以下、「アプ
リケーション出力データ」という。)より、印刷装置5
10に送信するための印刷データを生成する。記録媒体
一単位分の印刷データが生成されたら、デバイスドライ
バは以下に述べる印刷面積情報処理を行う。
【0059】ここで、このようなコンピュータ装置50
1で動作するデバイスドライバの印刷面積情報処理の流
れを図6のフローチャートに示す。
【0060】先ず、印刷データから簡易印刷イメージを
生成する(ステップS601)。ここで、簡易印刷イメ
ージとは、実施の形態1で述べた印刷イメージとは異な
って印刷色の情報は必要とせず、ある領域に対し、印刷
されるか否かを表す1ビットのみで表現するデータ列で
ある。また、再利用を目的とする分別の判断を誤らない
範囲で、フォントの展開や画像描画などの処理を簡略化
することによりCPU502の負荷を軽減する。作成し
た簡易印刷イメージは一時的にRAM503に格納す
る。
【0061】次に、CPU502はRAM503に一時
的に格納されている簡易印刷イメージより印刷される領
域の総計を計算し、計算した印刷面積から記録媒体一単
位の面積に対する印刷面積の割合等の印刷面積情報を算
出する(ステップS602)。
【0062】そして、上記で算出した印刷面積情報を印
刷面積情報挿入処理前の印刷データと共に印刷するため
に、予めデバイスドライバに対して設定されている印刷
面積情報印刷位置などのオプションに従い、印刷面積情
報のための印刷データを生成する(ステップS60
3)。
【0063】最後に、印刷面積情報用印刷データを印刷
面積情報処理前の印刷データの適当な場所に挿入し、印
刷面積情報が不自然に印刷されないよう適宜印刷データ
の修正を行う(ステップS604)。
【0064】以上の印刷面積情報処理後、デバイスドラ
イバはインターフェース506を介して印刷データを印
刷装置510に送信する。
【0065】以上により、コンピュータ装置501で動
作するデバイスドライバにより、実施の形態1や実施の
形態2で説明した印刷装置101のような印刷面積情報
を印刷する機能を持たない印刷装置510でも、記録媒
体の印刷面積に関する情報が記録媒体に表示されること
により記録媒体に印刷される印刷面積が定量的に判断で
きるので、印刷済みの記録媒体に対する再利用可否の分
別作業を正確にかつ迅速に行うことが可能になる。
【0066】(実施の形態4)図7は本発明の実施の形
態4における印刷装置およびコンピュータ装置の構成を
機能的に示すブロック図、図8は図7の印刷装置におけ
る印刷面積情報蓄積処理の流れを示すフローチャートで
ある。
【0067】図7において、コンピュータ装置701
は、CPU702によって制御されている。そして、コ
ンピュータ装置701に電源が投入されると、CPU7
02はROM704内に記憶された立ち上げ処理を実行
し、さらに、ハードディスク、フロッピーディスク、C
D−ROMなどの記憶媒体705に記憶されたプログラ
ムを実行する。なお、プログラム実行の際には、RAM
703を一時的な記憶装置として用いる。
【0068】コンピュータ装置701が記録媒体への印
刷を行うアプリケーションプログラムを実行する場合に
は、印刷データをインターフェース706を介して印刷
装置101に送信する。
【0069】印刷装置101は、実施の形態1で述べた
ようにして、印刷装置の外部から受信した印刷データを
受信バッファ105に記憶する。
【0070】一定量の印刷データが受信バッファ105
に記憶されると、制御・処理部109は、実施の形態1
で述べたようにしてオプションフラグを読み込む。印刷
面積情報を印刷せず、コンピュータ装置701に存在す
るデータベースに蓄積するオプションが指定されている
と、受信バッファ105に記憶されている印刷データに
対し、記録媒体一単位毎に後述する印刷面積情報蓄積処
理を行う。
【0071】ここで、本実施の形態における印刷装置1
01の印刷面積情報蓄積処理の流れを図8のフローチャ
ートに示す。
【0072】印刷面積情報蓄積処理が呼び出されると、
制御・処理部109は印刷面積情報を初期化する(ステ
ップS202)。次に、制御・処理部109は実施の形
態1で述べたようにして印刷データを読み込み(ステッ
プS203)、印刷イメージを作成した後(ステップS
204)、印刷面積情報の累積を計算して(ステップS
205)、印刷イメージをプリントバッファ106に格
納する(ステップS206)。
【0073】そして、記録媒体一単位の印刷データを処
理し終えていない場合には(ステップS207)、ステ
ップS203に戻って受信バッファ105から残りの印
刷データを読み込み、ステップS206までの処理を繰
り返す。
【0074】また、記録媒体一単位の印刷データを処理
し終えた場合には(ステップS207)、制御・処理部
109はこれまで累積した印刷面積情報から、記録媒体
一単位の面積に対する印刷面積の割合等の印刷面積情報
を算出する(ステップS807)。
【0075】そして、制御・処理部109はメモリ管理
部103を制御して、インターフェース102を介し
て、作成した印刷イメージと印刷面積情報をコンピュー
タ装置701に転送する(ステップS808)。
【0076】上記の処理を施した印刷イメージがプリン
トバッファ106に一定量記憶されると、実施の形態1
で述べたように記録媒体に印刷を行う。
【0077】印刷装置101またはコンピュータ装置7
01には、印刷面積情報に関するデータベースを持って
いる。そして、印刷装置101より転送された印刷イメ
ージと印刷面積情報は、送られたデータを一つの組とし
てデータベースに登録される。
【0078】上記のように印刷された記録媒体を廃棄す
る場合、印刷装置101またはコンピュータ装置701
で動作するアプリケーションよりデータベースを検索
し、該当する記録媒体の印刷面積情報を知ることができ
る。なお、検索は印刷イメージにより行う。
【0079】以上により、印刷データが印刷された記録
媒体を一意に識別可能な情報と共に、記録媒体へ印刷デ
ータを印刷する際の印刷面積に関する情報をデータとし
て蓄積しているので、記録媒体に印刷情報が印刷できな
い場合においても、当該記録媒体を正確かつ効率的に分
別することが可能になる。
【0080】(実施の形態5)図9は本発明の実施の形
態5における印刷装置での制限印刷イメージ作成処理の
流れを示すフローチャート、図10は本発明の実施の形
態5における印刷装置での印刷面積調整処理の流れを示
すフローチャートである。
【0081】印刷装置101は、実施の形態1で述べた
ようにして印刷装置101の外部から受信した印刷デー
タを受信バッファ105に記憶する。
【0082】一定量の印刷データが受信バッファ105
に記憶されると、制御・処理部109は、実施の形態1
で述べたようにしてオプションフラグを読み込む。そし
て、オプションで印刷面積の最大値が設定されている場
合、制限印刷イメージ作成処理が実行される。
【0083】図9において、制限印刷イメージ作成処理
が呼び出されると、制御・処理部109は印刷面積情報
を初期化する(ステップS202)。次に、制御・処理
部109は実施の形態1で述べたようにして印刷データ
を読み込み(ステップS203)、印刷イメージを作成
した後(ステップS204)、印刷面積情報の累積を計
算して(ステップS205)、印刷イメージをプリント
バッファ106に格納する(ステップS206)。
【0084】記録媒体一単位の印刷データを処理し終え
ていない場合には(ステップS207)、ステップS2
03に戻って受信バッファ105から残りの印刷データ
を読み込み、ステップS206までの処理を繰り返す。
【0085】また、記録媒体一単位の印刷データを処理
し終えた場合には(ステップS207)、制御・処理部
109はこれまで累積した印刷面積情報から、記録媒体
一単位の面積に対する印刷面積の割合等の印刷面積情報
を算出する(ステップS807)。
【0086】そして、印刷面積がオプションで設定した
印刷面積の最大値より小さい場合には(ステップS90
8)、処理を終了する。一方、印刷面積がオプションで
設定した印刷面積の最大値より大きい場合には(ステッ
プS908)、後述する印刷面積調整処理を行った後
(ステップS909)、処理を終了する。
【0087】上記の処理を施した印刷イメージがプリン
トバッファ106に一定量記憶されると、実施の形態1
で述べたように記録媒体に印刷を行う。
【0088】ここで、印刷面積調整処理の流れを図10
のフローチャートに示す。
【0089】図10中の変数nは3以上の整数、Pma
xは印刷面積の最大値を画素単位で表した値、Ppap
erは印刷面積を画素単位で表した値である。以下、n
画素四方を1セルと呼ぶ。また、各セル中の印刷画素数
をk、1セル中の印刷可能な画素数をpとする。
【0090】図10において、印刷面積調整処理が呼び
出されると、先ずn=3と設定し(ステップS100
1)、pを(n2Pmax/Ppaper)で求める
(ステップS1002)。そして、pが1より小さい場
合には(ステップS1003)、nを1増やして(ステ
ップS1004)、ステップS1002に戻ってpをも
う一度計算する(ステップS1002)。
【0091】また、pが1より小さくない場合には(ス
テップS1003)、任意の1セル中の印刷画素数kを
計算する(ステップS1005)。
【0092】そして、kがpより大きい場合には(ステ
ップS1006)、該当セル中の全ての印刷画素に対
し、縦横斜め方向に隣接する全ての印刷画素を計算し
(ステップS1007)、隣接印刷画素数が最も大きい
画素中からランダムに1画素を選択して該当画素を非印
刷画素とした上で(ステップS1008)、再度kとp
の比較を行う(ステップS1006)。
【0093】また、kがpより大きくない場合には(ス
テップS1006)、記録媒体の全てのセルに対する処
理が終わったら(ステップS1009)、処理を終了す
る。一方、記録媒体の全てのセルに対する処理が終わっ
ていないならば(ステップS1009)、処理が終わっ
ていないセルに対して、1セル中のkを計算する(ステ
ップS1005)。
【0094】以上により、印刷面積の最大値を設定する
ことで指定した最大値を超えない印刷面積で印刷するこ
とができるので、インク、トナー等の無駄を省くと共
に、記録媒体の再利用性の向上を図ることが可能にな
る。
【0095】(実施の形態6)図11は本発明の実施の
形態6における印刷装置の構成を機能的に示すブロック
図、図12は図11の印刷装置による印刷イメージ作成
処理の流れを示すフローチャートである。
【0096】本実施の形態における印刷装置101は、
記録媒体の印刷面積に対応した資源再利用可能とするた
めの処理方法を示す図または文章の印刷イメージ(以
下、「処理情報イメージ」という。)を保持する処理方
法記述データベース1101がメモリ104にさらに設
けられている点で、前述した実施の形態1における印刷
装置と異なっている。
【0097】このような印刷装置101は、実施の形態
1で述べたように、印刷装置101の外部から受信した
印刷データを受信バッファ105に記憶する。
【0098】一定量の印刷データが受信バッファ105
に記憶されると、制御・処理部109は、受信バッファ
105に記憶されている印刷データに対し、記録媒体一
単位毎に後述する印刷イメージ作成処理を行い、作成し
た印刷イメージをプリントバッファ106に記憶する。
【0099】上記の処理を施した印刷イメージがプリン
トバッファ106に一定量記憶されると、制御・処理部
109は、実施の形態1で述べたように、プリントバッ
ファ106に記憶されている印刷イメージを印刷機構1
11に入力し、記録媒体に印刷を行う。
【0100】次に、このような印刷装置における印刷イ
メージ作成処理の流れを図12のフローチャートを用い
て説明する。
【0101】図12において、図2に示した実施の形態
1における印刷イメージ作成処理の流れを示すフローチ
ャートとの相違点は、図1における印刷面積情報用印刷
イメージ作成(ステップS208)を行う代わりに、処
理情報イメージ取得(ステップS1201)を行う点
と、図1における印刷イメージをプリントバッファ10
6に上書き(ステップS209)を行う代わりに、処理
情報イメージ上書き(ステップS1202)を行う点で
ある。
【0102】図12における処理情報イメージ取得(ス
テップS1201)は、記録媒体一単位に対する印刷面
積情報を算出した後、制御・処理部109がメモリ管理
部103を制御して、処理方法記述データベース110
1にアクセスし、印刷面積情報に対応する処理情報イメ
ージを取得する処理である。
【0103】また、図12における処理情報イメージ上
書き(ステップS1202)は、制御・処理部109が
ステップS201で読み込んだオプションフラグに基づ
き、印刷面積情報を印刷する位置を計算し、プリントバ
ッファ106に記憶している該当印刷イメージの印刷面
積情報を印刷する部分に相当するデータを、処理情報イ
メージに上書きする処理である。
【0104】以上により、印刷面積に応じた分別方法を
記録媒体の所定位置に印刷しているので、分別方法が明
確になり、人為的な分別処理のミスを軽減することが可
能になる。
【0105】(実施の形態7)図13は本発明の実施の
形態7におけるコンピュータ装置上で動作するダミード
ライバの印刷面積情報処理の流れを示すフローチャート
である。
【0106】ダミードライバは、アプリケーション出力
データを入力とし、印刷面積情報を出力するための変更
を施した後、変更後のアプリケーション出力データをデ
バイスドライバに渡すプログラムである。なお、このプ
ログラムは記録媒体に記録されている。
【0107】本実施の形態における印刷装置は、前述し
た実施の形態1や実施の形態2で示した印刷面積情報を
印刷する機能を持たない印刷装置であり、コンピュータ
装置上で動作するデバイスドライバは、前述した実施の
形態3で示した印刷面積情報処理機能を持たないデバイ
スドライバである。
【0108】図13において、アプリケーションプログ
ラムなどがオペレーションシステムに印刷要求を送る
と、デバイスドライバの代わりにダミードライバを起動
する。先ず、アプリケーション出力データから、実施の
形態3で述べた簡易印刷イメージを作成する(ステップ
S1301)。作成した簡易印刷イメージは一時的にR
AM503またはROM504に格納する。
【0109】次に、CPU502は一時的に格納した簡
易印刷イメージより印刷される領域の総計を計算し、計
算した印刷面積から記録媒体一単位に対する印刷面積情
報を算出する(ステップS1302)。
【0110】そして、上記で算出した印刷面積情報をア
プリケーション出力データに挿入するために、予めダミ
ードライバに対して設定されている印刷面積情報印刷位
置などのオプションに従い、印刷面積情報のためのアプ
リケーション出力データを生成する(ステップS130
3)。
【0111】最後に、印刷面積情報用アプリケーション
出力データをアプリケーション出力データの適当な場所
に挿入する(ステップS1304)。
【0112】以上の処理後、ダミードライバはデバイス
ドライバを起動し、アプリケーション出力データをデバ
イスドライバに渡す。デバイスドライバは渡されたアプ
リケーション出力データより印刷データを作成し、イン
ターフェース506を介して印刷装置510に印刷デー
タを送信する。
【0113】以上により、印刷面積情報を印刷するため
の印刷データを生成しているので、印刷装置が印刷面積
情報を印刷する機能を持たず、デバイスドライバが印刷
面積情報処理機能を持たなくても、印刷済みの記録媒体
に対する再利用可否の分別作業を正確にかつ迅速に行う
ことが可能になる。
【0114】(実施の形態8)図14は本発明の実施の
形態8における印刷装置の構成を機能的に示すブロック
図である。
【0115】ここで、印刷装置101とコンピュータ装
置1402とは、これらを含む電気機器を電気的に接続
するネットワーク1401上に配置されている。したが
って、コンピュータ装置1402はネットワーク140
1を介して印刷装置101とデータの送受信をすること
が可能となっている。
【0116】本実施の形態において、印刷装置101は
実施の形態1で述べたようにしてネットワークを介して
他の電気機器より送信された印刷データを、インターフ
ェース102で受信する。インターフェース102に印
刷データを受信すると、制御・処理部109は実施の形
態1で述べたようにして印刷データを受信バッファ10
5に記憶する。
【0117】一定量の印刷データが受信バッファ105
に記憶されると、制御・処理部109はドキュメント毎
に、実施の形態2で述べたようにして印刷イメージ処理
を行い、作成した印刷イメージをプリントバッファ10
6に記憶する。印刷イメージ処理後、面積情報バッファ
307にはドキュメントの記録媒体毎の印刷面積に関す
る情報が格納される。
【0118】制御・処理部109は印刷イメージ処理が
終了すると、面積情報バッファ307に格納されている
印刷面積情報を、ネットワークを介してコンピュータ装
置1402に送信する。
【0119】コンピュータ装置1402では印刷装置1
01より送信された印刷面積情報を処理するためのプロ
グラムが動作しており、印刷装置101より送信された
印刷面積情報を受信すると、受信済みコマンドを印刷装
置101に送信する。
【0120】印刷装置101は受信済みコマンドを受信
すると、面積情報バッファ307における処理済ドキュ
メントに関する印刷面積情報を格納している領域を開放
する。
【0121】以上により、ネットワーク1401に接続
された印刷装置101で印刷された印刷面積情報をコン
ピュータ装置1402で収集、解析しているので、ネッ
トワーク1401に接続された印刷装置101全体の印
刷面積情報を把握することが可能となり、ネットワーク
1401に接続している印刷装置101を使用する集団
全体のリサイクル状況の分析、把握を行うことが可能に
なる。
【0122】(実施の形態9)図15は本発明の実施の
形態9における印刷装置上で動作するオプションフラグ
書き込み処理の流れを示すフローチャートである。
【0123】印刷装置101はネットワーク1401を
介して他の電気機器より送信された制御コマンドを、イ
ンターフェース102で受信する。
【0124】インターフェース102に制御コマンドが
受信されると、制御・処理部109は制御コマンドの解
釈を行う。受信した制御コマンドがオプション設定用コ
マンドである場合、制御・処理部109はオプションフ
ラグの書き込み処理を行う。
【0125】制御・処理部109は、インターフェース
102でコマンド直後に受信したデータから、書き込み
を行うオプションフラグを特定する(ステップS150
1)。
【0126】次に、制御・処理部109は、メモリ管理
部103を制御し、オプションフラグ領域108の該当
オプションフラグが格納されている領域に、インターフ
ェース102で受信したデータを書き込む(ステップS
1502)。
【0127】オプションフラグとして、印刷面積の最大
値を指定した場合、印刷面積101は実施の形態5で述
べたようにして、書き込んだ印刷面積の最大値より小さ
な印刷面積で記録媒体への印刷が可能となる。
【0128】以上により、ネットワークに接続している
コンピュータ装置1402から印刷装置101に印刷面
積の最大値を送信しているので、ネットワークに接続し
ている印刷装置101を使用する集団全体のリサイクル
状況をコントロールすることが可能になる。
【0129】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、記録媒
体に印刷面積に関する情報が印刷されることにより、記
録媒体に印刷された印刷面積を定量的に判断することが
できるので、印刷済みの記録媒体に対する再利用可否の
分別作業を正確にかつ迅速に行うことが可能になるとい
う有効な効果が得られる。
【0130】ドキュメント全ての印刷面積情報がまとめ
て印刷されるようにすれば、当該ドキュメントが印刷さ
れた記録媒体の分別作業の労力を省くことが可能になる
という有効な効果が得られる。
【0131】印刷面積情報を印刷するためのデータを含
む印刷データを印刷装置に送信すれば、印刷装置が印刷
面積情報を印刷する機能を持たなくても、記録媒体の印
刷面積に関する情報が記録媒体に表示されることにより
記録媒体に印刷される印刷面積が定量的に判断できるの
で、印刷済みの記録媒体に対する再利用可否の分別作業
を正確にかつ迅速に行うことが可能になるという有効な
効果が得られる。
【0132】印刷データが印刷された記録媒体を一意に
識別可能な情報と共に、記録媒体へ印刷データを印刷す
る際の印刷面積に関する情報が蓄積されたデータベース
を備えれば、記録媒体に印刷情報が印刷できない場合に
おいても、データベースを検索することにより各記録媒
体の印刷面積に関する情報が分かるので、当該記録媒体
を正確かつ効率的に分別することが可能になるという有
効な効果が得られる。
【0133】印刷面積の最大値を設定して指定した最大
値を超えない印刷面積で印刷するようにすれば、イン
ク、トナー等の無駄を省くと共に、記録媒体の再利用性
の向上を図ることが可能になるという有効な効果が得ら
れる。
【0134】印刷面積に応じた分別方法を記録媒体の所
定位置に印刷しているので、分別方法が明確になり、人
為的な分別処理のミスを軽減することが可能になるとい
う有効な効果が得られる。
【0135】コンピュータ装置において印刷面積情報を
印刷するための印刷データを生成すれば、印刷装置が印
刷面積情報を印刷する機能を持たず、デバイスドライバ
が印刷面積情報処理機能を持たなくても、印刷済みの記
録媒体に対する再利用可否の分別作業を正確にかつ迅速
に行うことが可能になるという有効な効果が得られる。
【0136】記録媒体の印刷面積に関する情報を、印刷
装置からネットワークを介してコンピュータ装置に送信
するようにすれば、ネットワークに接続された印刷装置
で印刷された印刷面積情報をコンピュータ装置で収集、
解析できるので、ネットワークに接続された印刷装置全
体の印刷面積情報を把握することが可能となり、ネット
ワークに接続している印刷装置を使用する集団全体のリ
サイクル状況の分析、把握を行うことが可能になるとい
う有効な効果が得られる。
【0137】コンピュータ装置から印刷面積の最大値を
印刷装置に送信するようにすれば、ネットワークに接続
しているコンピュータ装置から印刷装置に印刷面積の最
大値を送信しているので、ネットワークに接続している
印刷装置を使用する集団全体のリサイクル状況をコント
ロールすることが可能になるという有効な効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における印刷装置の構成
を機能的に示すブロック図
【図2】図1の印刷装置による印刷イメージ作成処理の
流れを示すフローチャート
【図3】本発明の実施の形態2における印刷装置の構成
を機能的に示すブロック図
【図4】図3の印刷装置による印刷イメージ作成処理の
流れを示すフローチャート
【図5】本発明の実施の形態3のプログラムが動作する
コンピュータ装置の構成を機能的に示すブロック図
【図6】図5のコンピュータ装置で動作するデバイスド
ライバの印刷面積情報処理の流れを示すフローチャート
【図7】本発明の実施の形態4における印刷装置および
コンピュータ装置の構成を機能的に示すブロック図
【図8】図7の印刷装置における印刷面積情報蓄積処理
の流れを示すフローチャート
【図9】本発明の実施の形態5における印刷装置での制
限印刷イメージ作成処理の流れを示すフローチャート
【図10】本発明の実施の形態5における印刷装置での
印刷面積調整処理の流れを示すフローチャート
【図11】本発明の実施の形態6における印刷装置の構
成を機能的に示すブロック図
【図12】図11の印刷装置による印刷イメージ作成処
理の流れを示すフローチャート
【図13】本発明の実施の形態7におけるコンピュータ
装置上で動作するダミードライバの印刷面積情報処理の
流れを示すフローチャート
【図14】本発明の実施の形態8における印刷装置の構
成を機能的に示すブロック図
【図15】本発明の実施の形態9における印刷装置上で
動作するオプションフラグ書き込み処理の流れを示すフ
ローチャート
【符号の説明】
101 印刷装置 102 インターフェース 103 メモリ管理部 104 メモリ 105 受信バッファ 106 プリントバッファ 108 オプションフラグ領域 109 制御・処理部 110 ROM 111 印刷機構 307 面積情報バッファ 501 コンピュータ装置 502 CPU 503 RAM 504 ROM 505 記憶媒体 506 インターフェース 510 印刷装置 701 コンピュータ装置 702 CPU 703 RAM 704 ROM 705 記憶媒体 706 インターフェース 1101 処理方法記述データベース 1401 ネットワーク 1402 コンピュータ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP01 BB37 JJ02 2C087 AB05 BC01 BC02 BD09 CA05 CA12 CB13 5B021 AA01 BB01 CC07 DD10

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体に印刷される印刷面積に関する情
    報が格納されたオプションフラグ領域を有し、 前記記録媒体に印刷を行う際、前記記録媒体の所定位置
    に、当該記録媒体に印刷される面積に関する情報を印刷
    することを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の印刷装置において、印刷
    データが複数単位の前記記録媒体に印刷される場合に
    は、当該印刷データが印刷される全ての前記記録媒体の
    印刷面積に関する情報を前記記録媒体の一つに印刷する
    ことを特徴とする印刷装置。
  3. 【請求項3】印刷装置に印刷データを送出するコンピュ
    ータ装置上で動作し、印刷データを印刷した場合の印刷
    面積に関する情報を生成して前記印刷データとともに前
    記印刷装置に送信するプログラムが記録されていること
    を特徴とする記録媒体。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の印刷装置において、印刷
    データが印刷された前記記録媒体を一意に識別可能な情
    報と共に、前記記録媒体へ印刷データを印刷する際の印
    刷面積に関する情報が蓄積されたデータベースを当該印
    刷装置または外部に備えていることを特徴とする印刷装
    置。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の印刷装置において、印刷
    面積の最大値を指定して、指定した最大値を超えない印
    刷面積で印刷することを特徴とする印刷装置。
  6. 【請求項6】請求項1に記載の印刷装置において、印刷
    面積に応じた分別方法を記録媒体の所定位置に印刷する
    ことを特徴とする印刷装置。
  7. 【請求項7】印刷装置に送出する印刷データを生成する
    コンピュータ装置上で動作し、前記印刷データによる印
    刷イメージとともにその印刷面積に関する情報を生成す
    るプログラムが記録されていることを特徴とする記録媒
    体。
  8. 【請求項8】請求項1に記載の印刷装置において、前記
    記録媒体の印刷面積に関する情報を、前記印刷装置から
    ネットワークを介してコンピュータ装置に送信すること
    を特徴とする印刷装置。
  9. 【請求項9】請求項8に記載の印刷装置において、前記
    コンピュータ装置から印刷面積の最大値を前記印刷装置
    に送信することことを特徴とする印刷装置。
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