JP2003023711A - 送電線引留鉄構 - Google Patents
送電線引留鉄構Info
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Abstract
ず、しかも、引留鉄構の横方向の長さを短縮化すること
ができる引留鉄構を提供すること。 【解決手段】送電線引留鉄構1は、隣接鉄塔からの長径
間電力線の張力に耐え得る最終送電鉄塔を兼ねており、
また、送電鉄塔(隣接鉄塔)からの垂直配列の電力線
2、3を、垂直配列のまま梁部(引留部材)14〜16
で引き留め、送電線路方向に直線配列したブッシング
4、5に接続している。
Description
詳しくは、ガス絶縁開閉装置を備える発電所、変電所及
び開閉所及び受電設備などの電気所(以下、ガス絶縁電
気所という。)に構築され、送電鉄塔との径間を長く設
定できるようにした送電線引留鉄構に関する。
11に示すように、電気所に近接して最終送電鉄塔20
0を構築するとともに電気所内に門型引留鉄構201を
構築し、最終送電鉄塔200の垂直配列の電力線20
2、203を水平配列に並べ直して引留鉄構201に引
き留め、送電線路方向と直角方向に配列されたブッシン
グ204、205に接続するようにしている。
塔200と引留鉄構201との径間は、引き留める各電
力線206、207における絶縁距離を確保する必要が
あることからあまり長くとることができず、したがっ
て、最終送電鉄塔200を構築するための用地を電気所
に近接して必要とし、その用地の選定に始まり、用地の
購入費用、土地造成費用、最終送電鉄塔構築費用など多
額な経費を必要としていた。また、引留鉄構201が横
方向に長くなるため、ガス絶縁電気所の用地面積も大き
くなるという問題もあった。
決し、最終送電鉄塔を構築するための用地を必要とせ
ず、しかも、引留鉄構の横方向の長さを短縮化すること
ができる引留鉄構を提供することを目的として考案され
たものである。なお、先行技術の調査結果として特開平
10−248125号公報がある。このガス絶縁開閉装
置における架空送電線との接続方法は、高さの異なる二
段の梁を有する第1の引留鉄構と、前記第1の引留鉄構
の上段の梁よりも高い梁を有する第2の引留鉄構2個で
行う形態となっている。別の形態として、高さの異なる
二段の梁を有する1個の引留鉄構で行うものもある。し
かし、これらの方法によると鉄構が2個必要であった
り、梁が2段に対して3相の送電線を接続するため、送
電線相互の絶縁距離を確保するために絶縁碍子やブッシ
ングを多く使用する必要があったりする。また、この引
留鉄構は単純な門形でできているため引き留める送電線
を高張力化することが難しく、付近に高張力に耐える構
造の送電鉄塔が必要である。
は、ガス絶縁電気所に構築される送電線引留鉄構におい
て、隣接鉄塔からの長径間電力線の張力に耐え得る最終
送電鉄塔を兼ねるとともに、前記長径間電力線を、垂直
配列のまま引留部材で引き留め、送電線路方向に直線配
列したブッシングに接続することを特徴とする。
支持された複数の梁部又は複数の引留アーム部で構成さ
れ、各梁部又は引留アーム部は送電線路方向に前後及び
上下にずれて配置されている。
装置を介して前記梁部又は前記引留アーム部に支持され
る。
基づいて説明する。
構の斜視図を示す。
する送電鉄塔(図示せず)からの長径間電力線の張力に
耐え得る最終送電鉄塔を兼ねている。この送電線引留鉄
構1は、上記隣接鉄塔の垂直配列の電力線2、3を引留
部材(梁部14〜16)で垂直配列のまま引き留め、送
電線路方向に直線配列したブッシング4、5に接続する
ものである。
支柱6、7を備える。一方の支柱6には、上下方向に所
定の間隔を置いて送電線路方向に沿った3つの支持アー
ム部8〜10が設けられている。他方の支柱7には、一
方の支柱6の支持アーム部8〜10と左右対称に3つの
支持アーム部11〜13が設けられている。同じ高さ位
置にある左右一対の支持アーム部8と11、9と12、
10と13は、それぞれ梁部14、15、16を支持し
ている。したがって、3つの梁部14〜16は、共通の
支柱(支持部材)6、7によって支持されている。3つ
の梁部14〜16は、平面視、送電線路方向に前後にず
れて配置されているとともに、正面視、上下方向にも段
差をもっている。3つの梁部14〜16は、碍子17〜
22を介して送電鉄塔からの電力線2、3を垂直配列の
まま引き留めている。3つの梁部14〜16の下方に
は、送電線路方向に直線配列されたブッシング4、5が
設置されている。各梁部14〜16は、対応するブッシ
ング4、5に接続された気中架線23、24を碍子25
〜30及びばね装置31〜36を介して適度な張力で保
持している。ここで、ばね装置31〜36を設けたこと
により、風圧や事故時の大電流によって生じる電磁力を
受けた気中架線23、24が引留鉄構1及びブッシング
4、5に与える荷重を軽減することができる。
引留鉄構1は、隣接鉄塔からの長径間電力線の張力に耐
え得る最終送電鉄塔を兼ねており、また、送電鉄塔の電
力線2、3を、共通の支持部材(支柱)6、7によって
支持された引留部材(梁部)14〜16で垂直配列のま
ま引き留め、送電線路方向に直線配列したブッシング
4、5に接続している。このため、送電鉄塔(隣接鉄
塔)と送電線引留鉄構1との径間を従来のものよりも長
く設定することが可能となる。また、ガス絶縁電気所の
用地に送電線引留鉄構1を構築することにより従前の最
終送電鉄塔と最終送電鉄塔を構築するための用地が不要
となり、したがって、最終送電鉄塔の用地の購入費用、
土地造成費用、最終送電鉄塔構築費用などの経費を削減
することができる。また、送電線引留鉄構1の横方向の
長さが短くなり、ガス絶縁電気所の用地面積の縮小を図
ることができる。さらに、本実施形態における引留鉄構
は1個でよく、引留鉄構の簡素化による設置スペースの
縮小、製造コストの節約、設置作業の容易化が可能とな
る。また、3相の送電線に対応した3本の梁を持つた
め、送電線を絶縁碍子で支持して取り回す必要が無く、
絶縁碍子は送電線1本に対して引留部材の送電線側と下
部の2組あればよいため、特開平10−248125号
の実施方法に対して絶縁碍子の使用数量が少なくて済
み、製造コストの節約、設置作業の容易化が可能とな
る。そして、本実施形態では、支柱が送電線路方向に広
がりをもつことにより送電線の張力に耐えやすく、高張
力化が可能となり、付近に送電鉄塔を必要とせず、引留
鉄構が最終送電鉄塔を兼ねることができる。なお、本発
明の送電線引留鉄構は、第1実施形態のように送電線を
ガス絶縁電気所に引き込むタイプの送電線引留鉄構1の
他、ガス絶縁電気所から送電鉄塔へ送電を行う場合の第
1送電鉄塔としても適用できる。
構の斜視図を示す。
第1実施形態の送電線引留鉄構1と同様、隣接する送電
鉄塔(図示せず)からの長径間電力線の張力に耐え得る
最終送電鉄塔を兼ねている。この送電線引留鉄構1は、
送電線路方向に間隔を置いて背の高い門型支柱41と背
の低い門型支柱42とを備える。各々の門型支柱41、
42は、2つの柱部43、44及び45、46と、柱部
43と44、45と46の上端を繋ぐ1つの梁部47、
48とから構成される。背の高い門型支柱41と背の低
い門型支柱42は、左右端の上端において2つの斜材部
49、50によって繋がれている。2つの斜材部49、
50は、中央部で1つの梁部51を支えている。背の高
い門型支柱41の梁部47と上記斜材部49、50によ
って支持されている梁部51と背の低い門型支柱42の
梁部48は、平面視、送電線路方向に前後にずれて配置
されているとともに、正面視、上下方向にも段差をもっ
ている。したがって、3つの梁部47、48、51は、
共通の柱部(支持部材)43〜46によって支持されて
いる。3つの梁部47、48、51は、第1実施形態と
同様、碍子17〜22を介して送電鉄塔からの垂直配列
の電力線2、3を垂直配列のまま引き留めるとともに、
対応するブッシング4、5に接続された気中架線23、
24を碍子25〜30及びばね装置31〜36を介して
適度な張力で保持している。その他の構成は、第1実施
形態と同様である。
ると、第1実施形態による効果と同様の効果を奏すると
ともに、第1実施形態と比べた場合に梁部を送電線路方
向にずらして支える支持アーム部8〜13を設けなくて
済む。
構1の斜視図を示す。
第1、第2実施形態の送電線引留鉄構1と同様、隣接す
る送電鉄塔(図示せず)からの長径間電力線の張力に耐
え得る最終送電鉄塔を兼ねている。この送電線引留鉄構
1は、門型支柱61を備える。門型支柱61は、送電線
張力に十分耐える2つの柱部62、63と1つの梁部6
4とから構成される。一方の柱部62の上端から所定の
距離だけ下がった位置に、線路方向へ向かって水平に支
持アーム部65が設置されている。また、一方の柱部6
2の支持アーム部65との接続位置から上記所定距離と
略等しい距離だけ下がった位置に、線路方向へ向かって
水平に支持アーム部66が設置されている。この支持ア
ーム部66は、上記支持アーム部65の長さの約2倍の
長さを有している。他方の柱部63にも、上記柱部62
の2つの支持アーム部65、66と左右対称に2つの支
持アーム部67、68が設置されている。左右一対の支
持アーム部65と67、66と68は、各々先端で梁部
69、70を支持している。したがって、3つの梁部6
4、69、70は、共通の柱部(支持部材)62、63
によって支持されている。3つの梁部64、69、70
は、第1実施形態と同様、碍子17〜22を介して送電
鉄塔からの垂直配列の電力線2、3を垂直配列のまま引
き留めるとともに、対応するブッシング4、5に接続さ
れた気中架線23、24を碍子25〜30及びばね装置
31〜36を介して適度な張力で保持している。その他
の構成は、第1実施形態と同様である。
ると、第1実施形態による効果と同様の効果を奏すると
ともに、1つの門型支柱61を用いたことによる構造の
簡素化が図れ、また送電線引留鉄構1の占有面積の縮小
化が図れる。また、ジャンパー71〜76の側方に第1
実施形態の支柱6、7や第2実施形態の斜材部49、5
0が存在しないため、ジャンパー71〜76と支柱6、
7や斜材部49、50との絶縁距離を考慮しなくて済
み、送電線引留鉄構1の左右方向の幅の縮小化が期待で
きる。
構1の斜視図を示す。
第1〜第3実施形態の送電線引留鉄構1と同様、隣接す
る送電鉄塔(図示せず)からの長径間電力線の張力に耐
え得る最終送電鉄塔を兼ねている。この送電線引留鉄構
1は、左右一対の支柱81、82を備える。送電線張力
に十分耐える左右一対の支柱81、82の各々の上端
に、ガス絶縁電気所の内方へ向かって水平に支持アーム
部83、84が設置されている。左右一対の支柱81、
82の各々の上端から所定の距離だけ下がった位置に、
ガス絶縁電気所の内方へ向かって水平に支持アーム部8
5、86が設置されている。上側の支持アーム部83、
84は、下側の支持アーム部85、86の約2倍の長さ
を有している。上側の支持アーム部83、84は、先端
で梁部87を支持している。下側の支持アーム部85、
86は、先端で梁部88を支持している。左右一対の支
柱81、82は、下側の支持アーム部85、86との接
続位置から上記所定距離と略等しい距離だけ下がった位
置で梁部89を支持している。したがって、3つの梁部
87〜89は、共通の支柱(支持部材)81、82によ
って支持されている。3つの梁部87〜89は、第1実
施形態と同様、碍子17〜22を介して送電鉄塔からの
垂直配列の電力線2、3を垂直配列のまま引き留めると
ともに、対応するブッシング4、5に接続された気中架
線23、24を碍子25〜30及びばね装置31〜36
を介して適度な張力で保持している。その他の構成は、
第1実施形態と同様である。
ると、第1実施形態による効果と同様の効果を奏すると
ともに、左右一対の支柱81、82を用いたことによる
構造の簡素化が図れ、また送電線引留鉄構1の占有面積
の縮小化が図れる。また、左右一対の支柱81、82を
第3実施形態の門型支柱61の位置よりも送電鉄塔側に
配置させることができることから、支柱81、82の存
在を殆ど考慮しないでガス絶縁電気所構内のレイアウト
を設計できるようになる。
構1の斜視図を示す。
第1〜第4実施形態の送電線引留鉄構1と同様、隣接す
る送電鉄塔(図示せず)からの長径間電力線の張力に耐
え得る最終送電鉄塔を兼ねている。この送電線引留鉄構
1は、左右一対の屈曲支柱91、92を備える。送電線
張力に十分耐える各々の屈曲支柱91、92は、垂直部
93、94と傾斜部95、96とから構成される。2つ
の傾斜部95、96は、上端で梁部97を支持してい
る。2つの傾斜部95、96は、中央部で梁部98を支
持している。2つの屈曲支柱91、92は、垂直部9
3、94と傾斜部95、96との接続部位で梁部99を
支持している。したがって、3つの梁部97〜99は、
共通の屈曲支柱(支持部材)91、92によって支持さ
れている。3つの梁部97〜99は、第1実施形態と同
様、碍子17〜22を介して送電鉄塔からの垂直配列の
電力線2、3を垂直配列のまま引き留めるとともに、対
応するブッシング4、5に接続された気中架線23、2
4を碍子25〜30及びばね装置31〜36を介して適
度な張力で保持している。その他の構成は、第1実施形
態と同様である。
ると、第1実施形態による効果と同様の効果を奏すると
ともに、左右一対の屈曲支柱91、92を用いたことに
よる構造の簡素化が図れ、また送電線引留鉄構1の占有
面積の縮小化が図れる。なお、図5に破線で示すよう
に、屈曲支柱91、92の傾斜部95、96の複数箇所
からガス絶縁電気所の内方へ向けて支線100〜106
を張ることにより、支線100〜106を設けない場合
と比べ屈曲支柱91、92を細くして送電線の張力に耐
えることが可能となる。また、左右一対の屈曲支柱9
1、92を第4実施形態の左右一対の支柱81、82と
同様送電鉄塔側に配置させることができることから、屈
曲支柱91、92の存在を殆ど考慮しないでガス絶縁電
気所構内のレイアウトを設計できるようになる。
構1の斜視図を示す。
第1〜第5実施形態の送電線引留鉄構1と同様、隣接す
る送電鉄塔(図示せず)からの長径間電力線の張力に耐
え得る最終送電鉄塔を兼ねている。この送電線引留鉄構
1は、送電鉄塔側に背の低い垂直支柱111、ガス絶縁
電気所側に背の高い垂直支柱112をそれぞれ備える。
各々の垂直支柱111、112は、上端で斜材部113
によって繋がれている。背の高い垂直支柱112は、上
端で引留アーム部114の中央を支えている。斜材部1
13は、中央部で引留アーム部115の中央を支えてい
る。背の低い垂直支柱111は、上端で引留アーム部1
16の中央を支えている。したがって、3つの引留アー
ム部114〜116は、共通の垂直支柱(支持部材)1
11、112によって支持されている。3つの引留アー
ム部114〜116は、第1実施形態と同様、碍子17
〜22を介して送電鉄塔からの垂直配列の電力線2、3
を垂直配列のまま引き留めるとともに、対応するブッシ
ング4、5に接続された気中架線23、24を碍子25
〜30及びばね装置31〜36を介して適度な張力で保
持している。その他の構成は、第1実施形態と同様であ
る。
ると、第1実施形態による効果と同様の効果を奏すると
ともに、前後一対の垂直支柱111、112が左右一対
のブッシング4、5の中央に位置することから、送電線
引留鉄構1の占有面積のより一層の縮小化が図れる。
構1の斜視図を示す。
第1〜第6実施形態の送電線引留鉄構1と同様、隣接す
る送電鉄塔(図示せず)からの長径間電力線の張力に耐
え得る最終送電鉄塔を兼ねている。この送電線引留鉄構
1は、送電線張力に十分耐える1つの垂直支柱121を
備える。垂直支柱121は、上端で引留アーム部122
の中央を支えている。垂直支柱121の上端から所定の
距離だけ下がった位置に、送電鉄塔へ向かって水平に支
持アーム部123が延設されている。支持アーム部12
3は、先端で引留アーム部124の中央を支えている。
垂直支柱121の支持アーム部123との接続位置から
上記所定距離と略等しい距離だけ下がった位置に、送電
鉄塔へ向かって水平に支持アーム部125が延設されて
いる。この支持アーム部125の長さは、上記支持アー
ム部123の長さの約2倍である。支持アーム部125
は、先端で引留アーム部126の中央を支えている。し
たがって、3つの引留アーム部122、124、126
は、共通の垂直支柱(支持部材)121によって支持さ
れている。3つの引留アーム部122、124、126
は、第1実施形態と同様、碍子17〜22を介して送電
鉄塔からの垂直配列の電力線2、3を垂直配列のまま引
き留めるとともに、対応するブッシング4、5に接続さ
れた気中架線23、24を碍子25〜30及びばね装置
31〜36を介して適度な張力で保持している。その他
の構成は、第1実施形態と同様である。
ると、第1実施形態による効果と同様の効果を奏すると
ともに、一つの垂直支柱121を用いるとともにこの垂
直支柱121が左右一対のブッシング4、5の中央に位
置することから、構造がより一層簡素化されるとともに
送電線引留鉄構1の占有面積のより一層の縮小化が図れ
る。また、ジャンパー71〜76の側方に第1実施形態
の支柱6、7等のようなジャンパー71〜76の横揺れ
によってジャンパー71〜76と干渉するおそれのある
ものが存在しないため、ジャンパー71〜76と支柱
6、7等との絶縁距離を考慮しなくて済み、送電線引留
鉄構1の左右方向の幅の縮小化が期待できる。
構1の斜視図を示す。
第1〜第7実施形態の送電線引留鉄構1と同様、隣接す
る送電鉄塔(図示せず)からの長径間電力線の張力に耐
え得る最終送電鉄塔を兼ねている。この送電線引留鉄構
1は、送電線張力に十分耐える1つの垂直支柱131を
備える。垂直支柱131の上端に、ガス絶縁電気所の内
方へ向かって水平に支持アーム部132が延設されてい
る。支持アーム部132は、先端で引留アーム部133
の中央を支えている。垂直支柱131の上端から所定の
距離だけ下がった位置に、ガス絶縁電気所の内方へ向か
って水平に支持アーム部134が延設されている。支持
アーム部134は、先端で引留アーム部135の中央を
支えている。この支持アーム部134の長さは、上記支
持アーム部132の長さの約1/2倍である。垂直支柱
131は、支持アーム部134との接続位置から上記所
定距離と略等しい距離だけ下がった位置で、引留アーム
部136の中央を支えている。したがって、3つの引留
アーム部133、135、136は、共通の垂直支柱
(支持部材)131によって支持されている。3つの引
留アーム部133、135、136は、第1実施形態と
同様、碍子17〜22を介して送電鉄塔からの垂直配列
の電力線2、3を垂直配列のまま引き留めるとともに、
対応するブッシング4、5に接続された気中架線23、
24を碍子25〜30及びばね装置31〜36を介して
適度な張力で保持している。その他の構成は、第1実施
形態と同様である。
ると、第1実施形態による効果と同様の効果を奏すると
ともに、一つの垂直支柱131を用いるとともにこの垂
直支柱131が左右一対のブッシング4、5の中央に位
置することから、構造がより一層簡素化されるとともに
送電線引留鉄構1の占有面積のより一層の縮小化が図
れ、また、垂直支柱131の存在を殆ど考慮しないでガ
ス絶縁電気所構内のレイアウトを設計できるようにな
る。ここで、ガス絶縁電気所構内のレイアウトの設計
は、垂直支柱131を第7実施形態の垂直支柱121よ
りも送電鉄塔側に配置させることができることから、第
7実施形態よりも一層容易になる。また、ジャンパー7
1〜76の側方に第1実施形態の支柱6、7等のような
ジャンパー71〜76の横揺れによってジャンパー71
〜76と干渉するおそれのあるものが存在しないため、
ジャンパー71〜76と支柱6、7等との絶縁距離を考
慮しなくて済み、送電線引留鉄構1の左右方向の幅の縮
小化が期待できる。
構1の斜視図を示す。
第1〜第8実施形態の送電線引留鉄構1と同様、隣接す
る送電鉄塔(図示せず)からの長径間電力線の張力に耐
え得る最終送電鉄塔を兼ねている。この送電線引留鉄構
1は、送電線張力に十分耐える1つの屈曲支柱141を
備える。屈曲支柱141は、垂直部142と傾斜部14
3とから構成される。傾斜部143は、上端で引留アー
ム部144の中央を支えている。傾斜部143は、中央
部で引留アーム部145の中央を支えている。垂直部1
42は、上端で引留アーム部146の中央を支えてい
る。したがって、3つの引留アーム部144〜146
は、共通の屈曲支柱(支持部材)141によって支持さ
れている。3つの引留アーム部144〜146は、第1
実施形態と同様、碍子17〜22を介して送電鉄塔から
の垂直配列の電力線2、3を垂直配列のまま引き留める
とともに、対応するブッシング4、5に接続された気中
架線23、24を碍子25〜30及びばね装置31〜3
6を介して適度な張力で保持している。その他の構成
は、第1実施形態と同様である。
ると、第1実施形態による効果と同様の効果を奏すると
ともに、一つの屈曲支柱141を用いるとともにこの屈
曲支柱141が左右一対のブッシング4、5の中央に位
置することから、構造がより一層簡素化されるとともに
送電線引留鉄構1の占有面積のより一層の縮小化が図
れ、また、屈曲支柱141の存在を殆ど考慮しないでガ
ス絶縁電気所構内のレイアウトを設計できるようにな
る。ここで、ガス絶縁電気所構内のレイアウトの設計
は、第8実施形態と同様、屈曲支柱141の垂直部14
2を送電鉄塔側に配置させることができることから、よ
り一層容易になる。また、第7、第8実施形態のような
支持アーム部123、132等を設けなくて済む。ま
た、ジャンパー71〜76の側方に第1実施形態の支柱
6、7等のようなジャンパー71〜76の横揺れによっ
てジャンパー71〜76と干渉するおそれのあるものが
存在しないため、ジャンパー71〜76と支柱6、7等
との絶縁距離を考慮しなくて済み、送電線引留鉄構1の
左右方向の幅の縮小化が期待できる。なお、図9に破線
で示すように、屈曲支柱141の傾斜部143の複数箇
所からガス絶縁電気所の内方へ向けて支線147〜14
9を張ることにより、支線147〜149を設けない場
合と比べ屈曲支柱141を細くして送電線2、3の張力
に耐えることが可能となる。
留鉄構1の斜視図を示す。
は、第1〜第9実施形態の送電線引留鉄構1と同様、隣
接する送電鉄塔(図示せず)からの長径間電力線の張力
に耐え得る最終送電鉄塔を兼ねている。この送電線引留
鉄構1は、送電線張力に十分耐える1つの垂直支柱15
1を備える。垂直支柱151は、上端で引留アーム部1
52の中央を支えている。引留アーム部152は、両端
がガス絶縁電気所の内方へ向かうよう「く」の字型に屈
曲して構成されている。垂直支柱151は、上端から所
定の距離だけ下がった位置で引留アーム部153の中央
を支えている。引留アーム部153は直線状に構成され
ている。垂直支柱151は、引留アーム部153との接
続部位から上記所定距離だけ下がった位置で引留アーム
部154を支えている。引留アーム部154は、両端が
送電鉄塔へ向かうよう「く」の字型に屈曲して構成され
ている。したがって、3つの引留アーム部152〜15
4は、共通の垂直支柱(支持部材)151によって支持
されている。3つの引留アーム部152〜154は、先
端部において、第1実施形態と同様、碍子17〜22を
介して送電鉄塔からの垂直配列の電力線2、3を垂直配
列のまま引き留めるとともに、対応するブッシング4、
5に接続された気中架線23、24を碍子25〜30及
びばね装置31〜36を介して適度な張力で保持してい
る。その他の構成は、第1実施形態と同様である。
よると、第1実施形態による効果と同様の効果を奏する
とともに、一つの垂直支柱151を用いるとともにこの
垂直支柱151が左右一対のブッシング4、5の中央に
位置することから、構造がより一層簡素化されるととも
に送電線引留鉄構1の占有面積のより一層の縮小化が図
れる。また、第7、第8実施形態のような支持アーム部
123、132等を設けなくて済む。また、ジャンパー
71〜76の側方に第1実施形態の支柱6、7等のよう
なジャンパー71〜76の横揺れによってジャンパー7
1〜76と干渉するおそれのあるものが存在しないた
め、ジャンパー71〜76と支柱6、7等との絶縁距離
を考慮しなくて済み、送電線引留鉄構1の左右方向の幅
の縮小化が期待できる。さらに、第10実施形態に係る
送電線引留鉄構1は、鉛直荷重に対する偏心が少ないた
め、基礎反力の低減を期待できる。
系統について説明したが、本発明は、1回線又は3回線
以上の送電系統についても容易に適用できることはいう
までもない。
気所に構築される送電線引留鉄構において、隣接鉄塔か
らの長径間電力線の張力に耐え得る最終送電鉄塔を兼ね
るとともに、その長径間電力線を、垂直配列のまま引留
部材で引き留め、送電線路方向に直線配列したブッシン
グに接続することを特徴とするため、最終送電鉄塔を構
築するための用地が不要となり、しかも、引留鉄構の横
方向の長さを短縮化でき所要面積を減少させることがで
きる。
斜視図である。
斜視図である。
斜視図である。
斜視図である。
斜視図である。
斜視図である。
斜視図である。
斜視図である。
斜視図である。
構の斜視図である。
7〜89、97〜99梁部(引留部材) 114〜116、122、124、126、133、1
35、136、144〜146、152〜154 引
留アーム部(引留部材) 23、24 気中架線 31〜36 ばね装置
Claims (3)
- 【請求項1】 ガス絶縁電気所に構築される送電線引留
鉄構において、 隣接鉄塔からの長径間電力線の張力に耐え得る最終送電
鉄塔を兼ねるとともに、 前記長径間電力線を、垂直配列のまま引留部材で引き留
め、送電線路方向に直線配列したブッシングに接続する
ことを特徴とする送電線引留鉄構。 - 【請求項2】 前記引留部材は、共通の支持部材によっ
て支持された複数の梁部又は複数の引留アーム部で構成
され、各梁部又は引留アーム部は送電線路方向に前後及
び上下にずれて配置されていることを特徴とする請求項
1記載の送電線引留鉄構。 - 【請求項3】 前記ブッシングに引下す気中架線は、ば
ね装置を介して前記梁部又は前記引留アーム部に支持さ
れることを特徴とする請求項1又は2記載の送電線引留
鉄構。
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