JP2003016320A

JP2003016320A - オリジナル商品発注システム

Info

Publication number: JP2003016320A
Application number: JP2001197793A
Authority: JP
Inventors: Naoto Ogimoto; 直人扇本; Masanori Akiba; 正典秋庭; Yasuyuki Hoshino; 康之星野
Original assignee: Hayashibara Biochemical Laboratories Co Ltd
Current assignee: Hayashibara Seibutsu Kagaku Kenkyujo KK
Priority date: 2001-06-29
Filing date: 2001-06-29
Publication date: 2003-01-17

Abstract

(57)【要約】（修正有）【課題】オリジナル商品を提供するための新規なオリジ
ナル商品発注システムを提供する。【解決手段】オリジナル商品受注者が提供するホームペ
ージにアクセスする際に、商品発注者に、オリジナル商
品を提供するために必要な味、材料、色、形状、大き
さ、オリジナル商品装飾用印刷画像、及び前記商品装飾
用印刷画像の配置部位等の情報の複数の選択肢の中から
選択入力を促し、商品発注者から選択及び入力された情
報と、それに基づいて作成されたオリジナル商品画像情
報を商品発注者のディスプレーに表示させて、商品発注
者に、商品の発注を促し、又は商品発注者が情報の変更
を希望する場合に、戻るための入力を促し、商品発注者
に商品を受注したことをオリジナル商品受注者が提示す
る段階を含むオリジナル商品発注システム。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、新規なオリジナル
商品発注システムに関し、より詳細には、インターネッ
ト経由のオリジナル商品発注システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】一般に、誕生日、結婚記念日などの各種
記念日、また、クリスマス、バレンタインデー、ホワイ
トデー、結婚式・披露宴、葬式、法事、竣工式、落成
式、七五三、入園式、卒園式、入学式、卒業式、就職祝
い、就任祝い、受賞祝い、退職祝い、内祝い、快気祝
い、中元、歳暮、贈答、訪問用として、更に、来客のお
もてなし用として、棹菓子、蒸菓子、餅菓子、煎餅、生
・半生菓子、焼き物菓子、干菓子、豆菓子、掛物、飴菓
子、米菓、焼き菓子及び油菓子などの和菓子、また、エ
ンゼルケーキ、ショートケーキ、チーズケーキ、デコレ
ーションケーキ、パウンドケーキ、アスイケーキ等の各
種ケーキ類、更には、パイ類、プリン類、チョコレート
類、キャンデー類、クッキー類、カステラ類、シュー菓
子類、発酵菓子類、ワッフル類、スナック類、ガム類な
どの洋菓子、水畜産加工品（かまぼこ、ちくわなどの練
り製品、塩干、煮干などの干製品、薫製、節類、塩蔵
品、佃煮などの調味加工品、魚肉ソーセージ、魚肉ハ
ム、ウインナーを含む）、スイカ、カボチャ、メロン、
ウリ、キュウリ、ナス、トマト、トウガラシ、豆類、イ
チゴ、スイートコーン、オクラなどの果菜類を含む野菜
類、及び柑橘類などの果物類、日用雑貨、石鹸、リン
ス、シャンプー、ボディーシャンプー、洗顔剤、浴用
剤、衛生用品、整髪剤、養毛・育毛剤、洗剤、化粧品、
文具類、陶器類、ゲーム機器、カー用品、カメラ、フィ
ルム、雑誌、書籍、ＣＤ−ＲＯＭ、ＭＤプレーヤ、ＬＤ
プレーヤ、ＤＶＤプレーヤ、ＭＤラジカセ、ＣＤラジカ
セ、ＤＶＤラジカセ、ビデオ、ビデオカメラ、カセット
レコーダ、無線機、テレビ、ラジオ、デジタルカメラ、
パーソナルコンピュータ（ＰＣ）、端末機器、モバイル
機器（携帯端末を含む）、固定電話、車載電話、携帯電
話（ＰＨＳを含む）、などの電気製品など（以下、前記
使用目的で用いられる各種物品を、『商品』と言う。）
が利用される。従来、前記した商品購入者は、その使用
目的と用途にふさわしい商品を求めて、これら商品を製
造・販売する個人店、百貨店、スーパーマーケット、コ
ンビニエンスストアー、ホテル、結婚式場、及び商品専
用受注センター等（以下、単に『商品販売店』と言
う。）に直接出向き、希望する商品がある場合には、そ
の場で購入すればよいが、ない場合には、他の商品販売
店に出向いて行かなければならないとの煩わしさがあっ
た。又、商品購入者は、商品販売店に直接出向くことな
く、電話又は商品販売店の商品カタログ等を見て、希望
する商品を探すことも可能ではあるが、ときとして、な
かなか希望する商品が見あたらず、苦労する場合が多々
ある。一方、前記商品の内、殊に、和菓子、洋菓子、水
畜産加工品の味や材料等というのは外観だけからは判断
できるものではなく、試食するか、商品販売店側に尋ね
なければ判らないというのが実状である。又、前記した
和菓子、洋菓子、水畜産加工品などにおける味や材料と
いうのは、商品販売店独自のレシピによるものであっ
て、通常、商品購入者の選択の余地などない。更に、誕
生日、クリスマス、バレンタインデー、ホワイトデー、
各種記念日、結婚式・披露宴、内祝い、贈答、訪問用と
して、また、来客のおもてなし用に用いる商品を購入す
る場合、購入者によっては販売店に出向くこと自体に抵
抗感があったり、商品にメッセージを添えたい場合、そ
の場では適当なメッセージを思い浮かべることができな
かったり、メッセッージの内容によっては気恥ずかしい
思いをすることがある。又、従来のメッセージは、既存
のありふれたカードに記したメッセージであったり、商
品販売店の店員が、筆記用具や可食性材料等を用いて、
簡単なメッセッージを使用品に添える程度のものに過ぎ
なかった。更に、商品販売店側からすると、店頭で商品
購入者が希望する商品がある場合はよいが、そのような
商品を取り扱っていなかったり、そのような商品が売り
切れであったり、又、来店客が多いときなどには、とも
すると、商品購入者の問い合わせに充分答える時間的余
裕がなく、そのために、その商品購入者を含め他の来店
客に不快感を与えることがあるなどの問題点があった。

【０００３】斯かる状況下、商品購入者は、商品の使用
目的に応じて、独自に希望する味や材料でできた商品を
入手したいとの願望と、更に、商品に付与する付加価値
とも言える、商品の色、形、大きさ、及び商品に沿える
メッセージをオリジナル（独自的、独創的）なものとし
たいとの願望があった。しかしながら、このような商品
購入者固有の願望を満たす、オリジナルな商品を発注す
るシステムというものは従来存在しなかった。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】斯かる状況下、本発明
者等は、オリジナルな商品の購入を希望する商品購入者
（以下、『オリジナル商品発注者』と言う。）が十分満
足し得るオリジナル商品の製造・販売店（以下、「オリ
ジナル商品受注者」と言う。）が、オリジナル商品発注
者に提供するための新規なオリジナル商品発注システム
を提供することを課題とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明者等は、前記課題
を解決することを目的として鋭意研究した。その結果、
下記に示す新規なオリジナル商品発注システムにより、
前記課題を解決した。本発明で言う、「オリジナル商
品」とは、従来技術の欄で述べた「商品」に、オリジナ
ル商品発注者が望む付加価値、つまり、既製品としての
商品とはひと味違った、味、材料、色、形状、大きさ、
オリジナル商品装飾用印刷画像から選ばれる１又は２以
上の付加価値を付与した商品を意味する。即ち、本発明
は、（ａ）オリジナル商品発注者が通信用機器を用い
て、オリジナル商品受注者から提供されるインターネッ
ト上のホームページにアクセスする段階、（ｂ）前記ホ
ームページ上に於いて、オリジナル商品発注者に対し、
オリジナル商品を提供するために必要なオリジナル商品
の味、材料、色、形状、大きさ、オリジナル商品装飾用
印刷画像、及び前記オリジナル商品装飾用印刷画像の配
置部位等の情報から選ばれる１又は２以上の情報につい
て、それぞれ複数の選択肢の中からの選択及び／又は入
力を促す段階、（ｃ）オリジナル商品発注者から選択及
び／又は入力された情報と、その情報に基づいてコンピ
ュータシステム上で作成されたオリジナル商品画像情報
を、オリジナル商品発注者の通信用機器のディスプレー
上に表示させる段階、（ｄ）オリジナル商品発注者に、
前記（ｂ）の情報を確認し、オリジナル商品を発注する
旨の入力を促す段階、又はオリジナル商品発注者が前記
（ｂ）の情報の変更を希望する場合、前記（ｂ）の段階
に戻るための選択及び／又は入力を促す段階、及び
（ｅ）オリジナル商品発注者に、オリジナル商品受注者
がオリジナル商品を受注したことを提示する段階、を含
んでなるオリジナル商品発注システムに関する発明であ
る。

【０００６】

【発明の実施の形態】本発明のオリジナル商品発注シス
テムの概要は、図１に示すように、パーソナルコンピュ
ータ（ＰＣ）、端末機器、モバイル機器（携帯端末を含
む）、固定電話、車載電話、携帯電話（ＰＨＳを含む）
等の適宜の通信用機器を用いて、インターネットを経由
して行われるオリジナル商品発注システムである。以
下、本発明のオリジナル商品発注システムについて、便
宜上、オリジナル商品が食品としてのケーキである場合
を例にとって詳細に説明する。Ｉ．（ａ）オリジナル商品発注者が通信用機器を用い
て、オリジナル商品受注者から提供されるインターネッ
ト上のホームページにアクセスする段階：この段階は、
本発明のオリジナル商品発注システムに於ける第一段階
である。即ち、オリジナル商品受注者が、パーソナルコ
ンピュータ（ＰＣ）、端末機器、モバイル機器（携帯端
末を含む）、固定電話、車載電話、携帯電話（ＰＨＳを
含む）等の適宜の通信用機器を用いて、オリジナル商品
受注者から提供されるホームページにインターネットを
経由してアクセスする段階である。本発明で言う、オリ
ジナル商品発注者は、本発明のオリジナル商品の購入を
希望する者である限り、個人、団体を問わない。

【０００７】ＩＩ．（ｂ）前記ホームページ上に於い
て、オリジナル商品発注者に対し、オリジナル商品を提
供するために必要なオリジナル商品の味、材料、色、形
状、大きさ、オリジナル商品装飾用印刷画像、及び前記
オリジナル商品装飾用印刷画像の配置部位等の情報から
選ばれる１又は２以上の情報について、それぞれ複数の
選択肢の中からの選択及び／又は入力を促す段階：この
段階は、本発明のオリジナル商品発注システムの第二段
階である。この段階は、オリジナル商品発注者に対し、
例えば、図２に示すように、本発明のオリジナル商品発
注システムの概要の説明を行うと共に、図３に示すよう
に、オリジナル商品調製のために必要な各種の選択肢の
中からの選択及び／又は各種入力をオリジナル商品受注
者に促す段階である。尚、図２、図３に於いては、オリ
ジナル商品の一例として、食品としてのケーキを例に取
ったものである。この段階に於いては、オリジナル商品
発注者が希望するケーキの味、材料、色、形状、大き
さ、及びケーキ装飾用印刷画像、及び前記ケーキ装飾用
印刷画像の配置部位等の情報から選ばれる１又は２以上
の情報について、それらの情報について、それぞれ複数
の選択肢の中から所望の項目の選択をオリジナル商品発
注者に促し、オリジナル商品調製用レシピを作製する。
又、前記各情報には、オリジナル商品発注者が独自に希
望する情報（選択肢にはない情報）を入力する項目とし
て、「その他の情報の項目」を適宜設けることにより、
オリジナル商品発注者は、よりオリジナルな情報をオリ
ジナル商品受注者に提示することにより、一層オリジナ
ルな商品を発注することが可能となる。

【０００８】前記した選択肢の内、ケーキの味に関して
は、例えば、低甘味から高甘味の順に数段階の選択肢を
適宜設けることができる。本発明で言う味の選択肢の中
には、香りの選択肢として、例えば、香料なし、ペパー
ミント、ラベンダー、ローズ、ローズマリー、バジル、
カモミール、ローブヒップ、西洋のこぎり草、うすべに
たちあおい、西洋タンポポ等の各種ハーブ類、ストロベ
リー、パイナップル、バナナ、オレンジ、リンゴ、パパ
イヤ、マンゴー等の果菜・果実香料、チョコレート、コ
ーヒー、ココア、バニラ、ジンジャー、ブランデー、ワ
イン、フォッカ、清酒、アセト酢酸エチル、アセトフェ
ノン、アニスアルデヒド、α−アミルシンナムアルデヒ
ド、アントラニル酸メチル、イオノン、イソオイゲノー
ル、イソ吉草酸イソアミル、イソ吉草酸エチル、イソチ
オシアン酸アリル、γ−ウンデカラクトン、エチルバニ
リン、オイゲノール、オクタナール、オクタン酸エチ
ル、ギ酸イソアミル、ギ酸ゲラニル、ギ酸シトロネリ
ル、ケイ皮酸、ケイ皮酸エチル、ケイ皮酸メチル、ゲラ
ニオール、酢酸イソアミル、酢酸エチル、酢酸ゲラニ
ル、酢酸シクロヘキシル、酢酸シトロネリル、酢酸シン
ナミル、酢酸テルピニル、酢酸フェネチル、酢酸ブチ
ル、酢酸ベンジル、酢酸ｌ−メンチル、酢酸シナリル、
サリチル酸メチル、シクロヘキシルプロピオン酸アリ
ル、シトラール、シトロネラール、シトロネロール、
１，８−シネオール、シンナミルアルコール、シンナム
アルデヒド、デカナール、デカノール、デカン酸エチ
ル、テルピネオール、γ−ノナラクトン、バニリン、パ
ラメチルアセトフェノン、ヒドロキシシトロネラールイ
ソアミル、ヒドロキシシトロネラールジメチルアセター
ル、ピペロナール、フェニル酢酸イソアミル、フェニル
酢酸イソブチル、フェニル酢酸エチル、フェニル酢酸イ
ソアミル、プロピオン酸イソアミル、プロピオン酸エチ
ル、プロピオン酸ベンジル、ヘキサン酸、ヘキサン酸ア
リル、ヘキサン酸エチル、へプタン酸エチル、ｌ−ペリ
ルアルデヒド、ベンジルアルコール、ベンズアルデヒ
ド、ｄ−ボルネオール、マルトール、Ｎ−メチルアント
ラニル酸メチル、メチルβ−ナフチルケトン、ｄｌ−メ
ントール、酪酸、酪酸イソアミル、酪酸エチル、酪酸シ
クロヘキシル、酪酸ブチル、リナロオール、イソチオシ
アネート、イントール及びその誘導体、エステル類、エ
ーテル類、ケトン類、脂肪酸類、脂肪族高級アルコール
類、脂肪族高級アルデヒド類、脂肪族高級炭化水素類、
チオール類、チオエオーテル類、テルペン系炭化水素
類、フェノール類、フェノールエステル類、フルフラー
ル及びその誘導体、芳香族アルコール類、芳香族アルデ
ヒド類、ラクトン類等の天然又は合成香料等の各種フレ
ーバの選択肢等を設定することも随意である。また、ケ
ーキの味や香りの選択肢として、選択肢以外に、「その
他の情報の項目」を設けることも随意である。

【０００９】ケーキの材料の選択肢に関し、ケーキ材料
は、オリジナル商品受注者のレシピに依存するところが
大であるも、オリジナル商品発注者によっては、ケーキ
材料として用いられる材料の内、特定のケーキ材料の使
用量の増減を希望したり、使用しないことを希望する場
合があることから、そのような選択肢を設けることも随
意である。このような選択肢は、例えば、生活習慣病を
気にするオリジナル商品発注者にあっては、できるだけ
低カロリーの材料、低脂肪の材料を希望し、又、食物ア
レルギーを有するオリジナル商品発注者にあっては、食
物アレルギーの原因となるケーキ材料を少なくするか、
使用しないことを希望する場合の要望に沿うものであ
る。従来の市販ケーキにあっては、このようなケーキ材
料の選択肢は事実上ないに等しかった。斯かる選択肢を
設けることにより、様々なオリジナル商品発注者のニー
ズに応えるケーキを提供することが可能となる。また、
ケーキ材料に関しても、選択肢以外に、「その他の情報
の項目」を設けることも随意である。

【００１０】ケーキの色の選択肢としては、例えば、ホ
ワイト、イエロー、ピンク、グリーン、レッド、パープ
ル、ブラウン、グレー、ブラック又はこれらの混合色等
の選択肢を用意する。又、オリジナル商品発注者が個別
に希望する色をその他の選択肢として設けることも随意
である。ケーキの色は用いる材料に依存するものの、本
発明のオリジナル商品にあっては、ケーキ材料自体によ
る色の他、食品衛生上問題のない公知の天然又は合成の
食用色素を用いることにより、オリジナル商品発注者が
希望する色にケーキの一部又は全体を１種又は２種以上
の食用色素で着色することができる。本発明で用いるこ
とのできる食用色素としては、例えば、キノン系、カル
コン系、ベタンシアニン系、アントシアニン系、アザフ
ィロン系、カロチノイド系、ジケトン系、フラビン系、
フラビノイド系、酸素反応系等の天然色素、及び、食用
赤色２号、食用赤色２号アルミニウムキレート、食用赤
色３号、食用赤色３号アルミニウムキレート、食用赤色
４０号、食用赤色１０２号、食用赤色１０４、食用赤色
１０５、号食用赤色１０６号、食用黄色４号、食用黄色
４号アルミニウムキレート、食用黄色５号、食用黄色５
号アルミニウムキレート、食用緑色３号、食用緑色３号
アルミニウムキレート、食用青色１号、食用青色１号ア
ルミニウムキレート、食用青色２号、食用青色２号アル
ミニウムキレート、タール色素製剤、β−カロチン、三
二酸化鉄、水溶性アナトー、鉄クロロフィリンナトリウ
ム、銅クロロフィリンナトリウム、銅クロロフィル、二
酸化チタン、アナトー色素、クチナシ色素、紅花色素、
ラック色素、カロブジャーム、コチニール色素、アカネ
色素、甘草色素、マリーゴールド色素、タマリンド色
素、紫根色素、ウコン色素、ビートレッド、パプリカ色
素、紅麹色素、コーン色素、カカオ色素、ブドウ果皮色
素、ブドウ果汁色素、ベリー類色素、クロロフィル色
素、コウリャン色素、ハイビスカス色素、ニンジン色
素、シアナット色素、シソ色素、スピルリナ青色色素、
赤キャベツ色素、アカネ色素、アザフリン、アルカネッ
ト色素、インジゴ、ウルトラマリン、オキアミ色素、オ
ーセージオレンジ、オルチル、カテキユ、カーボンブラ
ック、カラメル、金、銀、銅、サフラン色素、サンダル
ウッド、シトラナキサンチン、シンタキサンチン、ナナ
カマドの抽出物、フェリクシン、ブラジリン、ヘマティ
ン、ペルシャンベリーの抽出物、抹茶、ミルチリン、ル
コシアニン、リコピン、レチィキュラタキサンチン等の
天然及び合成食用色素を例示することができる。本発明
に於いて、ケーキを着色するに際し、前記食用色素を用
いて予め所望の色に着色しておいた、プルラン、エルシ
ナン、オブラート、ナチュリンケーシング、増粘多糖
類、及びそれらの誘導体等の可食性フィルムを、ケーキ
表面の一部又は全体に付着乃至配置して着色する場合に
は、食用色素の使用量を大幅に低減できることとなる。
前記可食性フィルムとして、本発明に於いては、プルラ
ンが最適に用いられる。このプルランは、特開昭４８−
２１７３９号公報、特開昭４８−４４４９２号公報、特
開昭４８−５１７７７号公報、特開昭４８−５６２３９
号公報、特開昭４９−４２８９４号公報、特開昭５０−
１０５８８７号公報、特開昭５０−１１６６９２号公
報、及び特開昭５５−１０８５９号公報などに開示され
ているように、α−１，４結合による３分子のグルコー
ス、即ち、マルトトリオースがα−１，６結合で繰り返
し線状に結合したグルカンで、工業的には、分子量１０
乃至３０万のものが食品、化粧品、医薬品用として幅広
く利用されており、食品衛生上、全く問題のない安全な
水溶性高分子化合物である。また、本発明に於いては、
プルラン同様、特開昭５３−８５０００号公報、特開昭
５３−１２１９９７号公報、特開昭５４−２３１９５号
公報、特開昭５４−５２７９３号公報、特開昭５４−１
１３４５０号公報、特開昭５５−１９００４号公報など
に開示されたエルシナンも好適に用いることができる。
尚、本発明に係るオリジナル商品が食品でない場合、オ
リジナル商品装飾用印刷画像を印刷する素材は、可食性
フィルムに限定されることなく、紙、布、不織布、及び
ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリオレフィン、ポリ
エチレン、ポリプロピレンなどのプラスチックを適宜用
いることができる。又、本発明に係るオリジナル商品が
食品でない場合、オリジナル商品を着色するための色
素、及びオリジナル商品装飾用印刷画像を印刷するに際
し用いる色素は、可食性色素に限定されることなく、公
知の各種印刷用色素を適宜用いることができる。

【００１１】ケーキの形状の選択肢としては、例えば、
棒状、円筒形、円錐形、球形、立方体形、三角形、三角
錘形、四角形、四角錘形、扇形又はそれらの組み合わ
せ、キャラクター形状等、また、その他の選択肢とし
て、オリジナル商品発注者が提示する独自のオリジナル
形状を入力をする項目を設けることも随意である。

【００１２】オリジナル商品装飾用印刷画像の選択肢と
しては、従来のように、商品受注者が商品販売店の店頭
でクリームで手書きするような、文字、図形等の簡単な
ものではなく、オリジナル商品発注者又はオリジナル商
品受注者が電子画像情報で提供する、写真（フィルム写
真やデジタル写真）、画像（デジタル画像）、描画、絵
画、文字、記号、図形、文章、図形等の画像の選択肢を
用意する。これらのオリジナル商品装飾用印刷画像は、
電子画像情報として、オリジナル商品発注者とオリジナ
ル商品発注者間で、インターネットを経由して送受信
し、それ単独で又は図３に示すようなオリジナル商品受
注者から提供される、オリジナル商品装飾用印刷画像作
成のためのフレームデザインと合成し、これを、必要に
応じてオリジナル商品発注者が希望するメッセージと共
に、可食性フィルム上に、既述の可食性色素を用いて、
例えば、インクジェットプリンタ等により印刷し、これ
をケーキ表面（上面、側面、底面）又はケーキ組織内に
配置するか、ケーキ表面の一部又は全体に配置する。斯
かるオリジナル商品装飾用印刷画像及びメッーセージの
配置場所も選択肢として用意することも随意である。前
記可食性フィルムとしては、印刷性、加工適正、保存安
定性等に優れたプルランを好適に用いることができる。
斯かるオリジナル商品装飾用印刷画像により装飾された
ケーキは、従来、例を見ない斬新さを有するケーキであ
る。本来、ケーキに沿えるメッセージというのは、ケー
キを受け取った人の印象を大きく左右することから、斯
かるオリジナル商品装飾用印刷画像は、従来のケーキに
はなかった、斬新さ、趣向、興味等の新たな付加価値を
提供するものである。又、本発明のオリジナル商品発注
システムに於ける（ｂ）の段階に於いて、本発明のオリ
ジナル商品自体の形態が液状やゲル状の場合、オリジナ
ル商品についての情報の選択中、形状、大きさは、当該
オリジナル商品を収容する容器の形状とその大きさを対
象とし、オリジナル商品装飾用印刷画像の配置部位につ
いては、当該オリジナル商品を収容する容器を対象とす
る。又、この（ｂ）の段階に於いて、オリジナル商品発
注者に対し、オリジナル商品発注者の連絡先情報、オリ
ジナル四を商品の値段、数量、受け取り日時・場所、配
達先、配達日時、支払方法等から選ばれる１又は２以上
の情報の選択及び／又は入力を促す段階を更に設けるこ
とも随意である。

【００１３】ＩＩＩ．（ｃ）オリジナル商品発注者から
選択及び／又は入力された情報と、その情報に基づいて
コンピュータシステム上で作成されたオリジナル商品画
像情報を、オリジナル商品発注者の通信用機器のディス
プレー上に表示させる段階：この段階は、本発明のオリ
ジナル商品発注システムの第三段階であって、前記
（ｂ）の段階でオリジナル商品発注者が選択した情報に
基づいてコンピュータシステム上で作成されたオリジナ
ル商品画像情報をオリジナル商品発注者に提示し、オリ
ジナル商品発注者から注文されたオリジナル商品の確認
と、必要に応じて、そのオリジナル商品の変更をオリジ
ナル商品発注者に促す段階である。この段階で、オリジ
ナル商品発注者は、オリジナル商品の味、材料、色、形
状、大きさ、オリジナル商品装飾用印刷画像、及び前記
オリジナル商品装飾用印刷画像の配置部位等から選ばれ
る１又は２以上の情報についての確認又は変更を行う。
前記オリジナル商品装飾用印刷画像情報は、パーソナル
コンピュータ（ＰＣ）、端末機器、モバイル機器（携帯
端末を含む）、固定電話、車載電話、携帯電話（ＰＨＳ
を含む）等の適宜の通信用機器のディスプレー上に表示
するか、プリンタを用いて印刷用紙又は可食性フィルム
に印刷し、オリジナル商品発注者のイメージに合致する
か否かを確認することができる。又、この際、特に、オ
リジナル商品装飾用印刷画像については、ケーキの外観
とは別に、別途、パーソナルコンピュータ（ＰＣ）、端
末機器、モバイル機器（携帯端末を含む）、固定電話、
車載電話、携帯電話（ＰＨＳを含む）等の適宜の通信用
機器のディスプレー上に表示させるかプリンタにて印刷
して、オリジナル商品発注者がその内容を確認できるよ
う構成することも随意である。又、この（ｃ）の段階に
於いて、オリジナル商品発注者に対し、オリジナル商品
発注者の連絡先情報、注文されたオリジナル商品の値
段、数量、受け取り日時・場所、配達先、配達日時、及
び支払方法等から選ばれる１又は２以上の情報の選択肢
からの選択及び／又は入力を促す段階を更に設けること
も随意である。

【００１４】ＩＶ．（ｄ）オリジナル商品発注者に、前
記（ｂ）の情報を確認し、オリジナル商品を発注する旨
の入力を促す段階、又はオリジナル商品発注者が前記
（ｂ）の情報の変更を希望する場合、前記（ｂ）の段階
に戻るための選択及び／又は入力を促す段階：この段階
は、本発明のオリジナル商品発注システムの第四段階で
あって、前記（ｃ）の段階で、オリジナル商品の味、材
料、色、形状、大きさ、オリジナル商品装飾用印刷画
像、及び前記オリジナル商品装飾用印刷画像の配置部位
等から選ばれる１又は２以上の情報について確認した旨
の入力を促すか、又はオリジナル商品発注者がそれらの
情報についての変更を希望する場合、前記（ｂ）の段階
に戻るための選択及び／又は入力を促す段階である。必
要に応じて、前記（ｂ）乃至（ｄ）の段階は、必要に応
じて１回以上繰り返すよう設計するのが望ましい。そう
することにより、オリジナル商品発注者の希望により即
した商品を提供できると共に、商品に対するクレームを
実質的になくすことができる。

【００１５】Ｖ．（ｅ）オリジナル商品発注者に、オリ
ジナル商品受注者がオリジナル商品を受注したことを提
示する段階：この段階は、本発明のオリジナル商品発注
システムの最終段階であって、前記（ｄ）の段階で、オ
リジナル商品受注者がオリジナル商品発注者に対してオ
リジナル商品の注文を受理したことを提示する段階であ
る。

【００１６】前記（ａ）乃至（ｅ）の段階を含む本発明
のオリジナル商品発注システムにより発注されたオリジ
ナル商品は、オリジナル商品発注者が希望する受け取り
方法によりオリジナル商品発注者に提供されるものであ
る。

【００１７】また、前記した本発明のオリジナル商品発
注システムに於ける（ｂ）又は（ｃ）の段階に於ける情
報に基づいて、オリジナル商品発注者から注文されたオ
リジナル商品についての各種情報を分析・処理すること
により、前記（ｂ）又は（ｃ）の段階での各情報、つま
り、オリジナル商品発注者である顧客が選択し、又、顧
客が独自に希望する、オリジナル商品の味、材料、色、
形状、大きさ、オリジナル商品装飾用印刷画像、及び前
記オリジナル商品装飾用印刷画像の配置部位等から選ば
れる１又は２以上の情報を更新し、本システムの改善を
することが可能である。また、前記分析・処理すること
により、顧客に提供するオリジナル商品の品質を改善し
たり、新たなオリジナル商品の開発のためのヒントとす
ることも可能である。

【００１８】以上、本発明のオリジナル商品発注システ
ムにより提供されるオリジナル商品に関し、便宜上、食
品としてのケーキを例に取って説明したが、本例で説明
した内容は、ケーキ以外の商品についても同様に当ては
まるものである。

【００１９】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
オリジナル商品発注者は、オリジナル商品を注文するに
際し、従来のように、オリジナル商品販売店に直接出向
いてゆくことなく、又、時間、場所を問わず、オリジナ
ル商品発注者が望むオリジナル商品を容易に入手するこ
とが可能となった。しかも、本発明のオリジナル商品発
注システムにより提供されるオリジナル商品は、従来の
商品とは違って、オリジナル商品発注者が望む味、材
料、色、形状、大きさ、オリジナル商品装飾用印刷画
像、及び前記オリジナル商品装飾用印刷画像の配置部位
等の情報から選ばれる１又は２以上の情報を付与したオ
リジナル商品である。従来、商品は既製品の中から選ん
で購入するものとの認識が強かったところ、本発明のオ
リジナル商品発注システムによれば、オリジナル商品発
注者独自のオリジナル商品を、言わば、手作り感覚で入
手可能となった。斯かるオリジナル商品は、贈る側にと
っても、贈られる側にとっても、楽しみ喜ばれる商品価
値の非常に高い商品である。一方、オリジナル商品受注
者にとっては、本発明のオリジナル商品発注システムに
より入手した、オリジナル商品発注者からの生のデータ
を分析・処理することにより、現在又は将来に於ける顧
客のニーズに合致する商品を提供できることとなり、結
果として、商品業界に於ける販売促進と販路拡大ができ
るなど、本発明が斯界に与える影響は極めて大きいと言
える。また、本発明のオリジナル商品発注システムを複
数のオリジナル商品受注者が共有することにより、商品
業界全体の活力と利潤を高めることも期待される。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のオリジナル商品発注シスムによるオリ
ジナル商品発注手順を示す図である。

【図２】本発明のオリジナル商品発注システムの概要に
ついて、ホームページ上に掲載される一例を示す図であ
る。

【図３】本発明のオリジナル商品発注システムに於い
て、オリジナル商品がケーキである場合のホームページ
上での申し込み手順の一例を示す図である。

フロントページの続き (72)発明者星野康之岡山県岡山市下石井１丁目２番３号株式会社エイチプラスビィ・ライフサイエンス内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】下記に示す複数の段階を含むオリジナル
商品発注システム。（ａ）オリジナル商品発注者が通信用機器を用いて、オ
リジナル商品受注者から提供されるインターネット上の
ホームページにアクセスする段階、（ｂ）前記ホームペ
ージ上に於いて、オリジナル商品発注者に対し、オリジ
ナル商品を提供するために必要なオリジナル商品の味、
材料、色、形状、大きさ、オリジナル商品装飾用印刷画
像、及び前記オリジナル商品装飾用印刷画像の配置部位
等の情報から選ばれる１又は２以上の情報について、そ
れぞれ複数の選択肢の中からの選択及び／又は入力を促
す段階、（ｃ）オリジナル商品発注者から選択及び／又
は入力された情報と、その情報に基づいてコンピュータ
システム上で作成されたオリジナル商品画像情報を、オ
リジナル商品発注者の通信用機器のディスプレー上に表
示させる段階、（ｄ）オリジナル商品発注者に、前記
（ｂ）の情報を確認し、オリジナル商品を発注する旨の
入力を促す段階、又はオリジナル商品発注者が前記
（ｂ）の情報の変更を希望する場合、前記（ｂ）の段階
に戻るための選択及び／又は入力を促す段階、及び
（ｅ）オリジナル商品発注者に、オリジナル商品受注者
がオリジナル商品を受注したことを提示する段階。
【請求項２】請求項１に於ける（ｂ）又は（ｃ）の段
階に於いて、オリジナル商品発注者に対し、オリジナル
商品発注者の連絡先情報、発注するオリジナル商品の数
量、受け取り日時・場所、配達先、配達日時、及び支払
方法から選ばれる１又は２以上の情報の選択及び／又は
入力を促す段階を更に含む、請求項１記載のオリジナル
商品発注システム。
【請求項３】オリジナル商品装飾用印刷画像が、オリ
ジナル商品発注者及び／又はオリジナル商品受注者から
提供される電子画像情報に基づいて作成された画像であ
る、請求項１又は２記載のオリジナル商品発注システ
ム。
【請求項４】オリジナル商品装飾用印刷画像が、写
真、画像、描画、絵画、文字、記号、図形、及び文章か
ら選ばれる１又は２以上の画像であることを特徴とす
る、請求項１乃至３のいずれかに記載のオリジナル商品
発注システム。
【請求項５】オリジナル商品装飾用印刷画像が、コン
ピュータシステム上で作成された画像である、請求項１
乃至４のいずれかに記載のオリジナル商品発注システ
ム。
【請求項６】オリジナル商品装飾用印刷画像が、可食
性フィルムに印刷され、オリジナル商品の表面、側面及
び組織内部から選ばれる１又は２以上の部位に配置され
ることを特徴とする請求項１乃至５記載のオリジナル商
品発注システム。
【請求項７】オリジナル商品発注者が用いる通信用機
器が、パーソナルコンピュータ（ＰＣ）、端末機器、モ
バイル機器（携帯端末を含む）、固定電話、車載電話、
携帯電話（ＰＨＳを含む）であることを特徴とする、請
求項１記載のオリジナル商品発注システム。
【請求項８】請求項１に於ける（ｂ）又は（ｃ）の段
階に於ける情報に基づいて、オリジナル商品発注者から
発注されたオリジナル商品情報を分析・処理し、（ｂ）
又は（ｃ）の段階に示す各情報を更新する段階を更に含
んでなる、請求項１乃至７のいずれかに記載のオリジナ
ル商品発注システム。
【請求項９】オリジナル商品が、食品であることを特
徴とする請求項１乃至８のいずれかに記載のオリジナル
商品発注システム。
【請求項１０】食品が、ケーキ類、カステラ類、クッ
キー類、チョコレート類、キャンデー類、シュー菓子
類、発酵菓子類、パイ類、ワッフル類、スナック類、ガ
ム類、プリン類、棹菓子、蒸菓子、餅菓子、煎餅、生・
半生菓子、焼き物菓子、干菓子、豆菓子、掛物、飴菓
子、米菓、焼き菓子、油菓子、又は水畜産加工品である
請求項９記載のオリジナル商品発注システム。
【請求項１１】オリジナル商品が、石鹸であることを
特徴とする請求項１乃至８のいずれかに記載のオリジナ
ル商品発注システム。