JP2003012118A - 自動倉庫の入出庫制御装置及び入出庫制御方法 - Google Patents

自動倉庫の入出庫制御装置及び入出庫制御方法

Info

Publication number
JP2003012118A
JP2003012118A JP2001198290A JP2001198290A JP2003012118A JP 2003012118 A JP2003012118 A JP 2003012118A JP 2001198290 A JP2001198290 A JP 2001198290A JP 2001198290 A JP2001198290 A JP 2001198290A JP 2003012118 A JP2003012118 A JP 2003012118A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage
loading
unloading
shelf
dolly
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001198290A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3973860B2 (ja
Inventor
Ryuji Uchinami
龍司 打浪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Itoki Crebio Corp
Original Assignee
Itoki Crebio Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Itoki Crebio Corp filed Critical Itoki Crebio Corp
Priority to JP2001198290A priority Critical patent/JP3973860B2/ja
Publication of JP2003012118A publication Critical patent/JP2003012118A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3973860B2 publication Critical patent/JP3973860B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 格納棚に対する物品の入出庫動作を効率よく
行うこと。 【解決手段】 格納棚の所定の棚段に対して物品の移載
動作及び取込動作を行う入出庫ドーリに対して、入庫指
令及び出庫指令が同時期に与えられると、入出庫ドーリ
は入出庫混合動作を行う。入出庫混合動作は、入出庫ド
ーリ40が、棚段の入庫側から出庫側に移動する途中で
順次各物品を棚段に移載して入庫し、その移動途中で入
出庫ドーリに物品を取込み可能な空容量が生じると、当
該棚段から出庫対象となる物品を取込んで出庫する動作
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、物品の収納保管
及び検索取出しを自動的に行う自動倉庫の入出庫制御装
置及び入出庫制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、物流システム等で用いられる
自動倉庫では、格納棚の各棚段の前方に水平移動自在な
入出庫ドーリが設けられる。そして、その入出庫ドーリ
により棚段に対する物品の入庫及び棚段からの物品の出
庫がなされる。
【0003】従来の自動倉庫では、入出庫ドーリは基本
的に1個単位で棚段に対する物品の入庫及び出庫を行っ
ている。また、勿論、入出庫ドーリによる物品の入庫動
作及び出庫動作は、完全に分離して行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な自動倉庫において、物品の入出庫動作を効率よく行う
ため、複数個単位で入出庫ドーリによる物品の入庫動作
及び出庫動作を行う構成が提案されている。
【0005】この場合に、従来と同様に、入出庫ドーリ
による物品の入庫動作及び出庫動作を完全に分離して行
うとすると、入出庫動作の効率に劣る。
【0006】そこで、この発明の課題は、格納棚に対す
る物品の入出庫動作を効率よく行える自動倉庫の入出庫
制御装置及び入出庫制御方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
請求項1記載の発明は、棚段を有する格納棚と、搬入さ
れる物品を複数個一括して前記棚段に対応する位置まで
移動させる入庫リザーバと、前記入庫リザーバからの複
数の物品を一括して取込んで当該複数の物品を前記棚段
の空きスペースに個別に移載して入庫可能でかつ前記棚
段の物品を個別に複数個取込んで出庫可能な入出庫ドー
リと、前記入出庫ドーリに取込まれた複数の物品を受取
って外部に向けて搬出可能な搬出手段と、前記格納棚に
収納された物品の特定情報と物品の収納位置情報とを関
連づけた収納位置データを記憶する収納位置データ記憶
部と、前記収納位置データに基づいて、前記棚段に入庫
される物品の入庫位置を決定して前記収納位置データを
更新・作成すると共に、その決定内容に応じて前記入出
庫ドーリに物品の入庫指令を与える入庫位置決定処理部
と、前記格納棚に収納された各物品に対する出庫要求の
入力及び前記収納位置データに基づいて、出庫対象とな
る物品の出庫位置を決定して前記収納位置データを更新
・作成すると共に、その決定内容に応じて前記入出庫ド
ーリに出庫指令を与える出庫内容決定処理部と、前記入
庫指令及び前記出庫指令が同時期に与えられると、当該
棚段に対する各物品の入庫動作と出庫動作とを混合させ
た入出庫混合動作を、前記入出庫ドーリに行わせるドー
リ動作制御部と、を備えたものである。
【0008】なお、請求項2記載のように、前記格納棚
は、上下方向に複数の棚段を有し、前記入出庫ドーリ
は、前記各棚段に対応して設けられていてもよい。
【0009】また、請求項3記載のように、前記格納棚
の一端側に前記入庫リザーバが設けられると共に、前記
格納棚の他端側に前記搬出手段が設けられ、前記入出庫
混合動作は、所定の棚段における前記入出庫ドーリが、
前記入庫リザーバからの複数の物品を一括して取込んだ
後、前記棚段の他端側に移動する途中で入庫位置が一端
側のものから順次各物品を前記棚段に移載して入庫し、
その移動途中で前記入出庫ドーリに物品を取込み可能な
空容量が生じると、前記棚段から出庫対象となる物品を
取込んで出庫する動作であってもよい。
【0010】さらに、請求項4記載のように、前記入出
庫混合動作は、所定の棚段における前記入出庫ドーリが
前記棚段の他端側に移動する途中に生じた空容量の数
が、その一端側に移動する途中で素通りした位置にある
出庫対象物品の数を上回ったときに、前記入出庫ドーリ
が素通りした位置に戻って出庫対象物品を取込んで出庫
する動作であってもよい。
【0011】また、請求項5記載の発明は、棚段を有す
る格納棚と、搬入される物品を複数個一括して前記棚段
に対応する位置まで移動させる入庫リザーバと、前記入
庫リザーバからの複数の物品を一括して取込んで当該複
数の物品を前記棚段の空きスペースに個別に移載して入
庫可能でかつ前記棚段の物品を個別に複数個取込んで出
庫可能な入出庫ドーリと、前記入出庫ドーリに取込まれ
た複数の物品を受取って外部に向けて搬出可能な搬出手
段と、を備えた自動倉庫の入出庫制御方法であって、物
品の入出庫時に、前記格納棚に収納された物品の特定情
報と物品の収納位置情報とを関連づけた収納位置データ
を更新・作成し、前記収納位置データに基づいて、前記
棚段に入庫される物品の入庫位置を決定すると共に、前
記格納棚に収納された各物品に対する出庫要求の入力及
び前記収納位置データに基づいて、出庫位置を決定し、
入庫される物品の入庫位置及び出庫される物品の出庫位
置が双方決定されると、各物品の入庫動作と出庫動作と
を混合させた入出庫混合動作を、前記入出庫ドーリに行
わせるものである。
【0012】なお、請求項6記載のように、前記入出庫
混合動作として、前記入出庫ドーリが前記格納棚の一端
側で前記入庫リザーバからの物品を複数一括して取込む
第1工程と、前記入出庫ドーリが前記格納棚の一端側か
ら他端側に移動する途中で、素通りした出庫対象物品の
有無を判定し、その素通り数が前記入出庫ドーリの空容
量の数を上回ったか否かを判定する第2工程と、前記第
2工程において、素通りした出庫対象物品が無いと判定
されるか或はその素通り数が空容量を上回らないと判定
され、かつ、次の他端側の予定停止位置における前記入
出庫ドーリの動作内容が出庫と判定された場合に、前記
入出庫ドーリを当該次の予定停止位置に移動させて物品
を移載して入庫する動作を行う第3工程と、前記第2工
程において、素通りした出庫対象物品が無いと判定され
るか或はその素通り数が空容量を上回らないと判定さ
れ、かつ、次の他端側の予定停止位置における前記入出
庫ドーリの動作内容が入庫で、しかも、空容量が有る場
合に、前記入出庫ドーリを当該次の予定停止位置に移動
させて物品を取込んで出庫する動作を行う第4工程と、
前記第2工程において、素通りした出庫対象物品が無い
と判定されるか或はその素通り数が空容量を上回らない
と判定され、かつ、次の他端側の予定停止位置における
前記入出庫ドーリの動作内容が入庫で、しかも、空容量
が無い場合に、当該次の予定停止位置を素通りさせるよ
うに前記入出庫ドーリを移動させる第5工程と、前記第
2工程において、素通りした出庫対象物品が有ると判定
されかつその素通り数が空容量を上回ると判定された場
合に、前記入出庫ドーリを素通りしていた各出庫対象物
品対応位置に移動させて、当該各出庫対象物品を取込む
動作を行わせる第6工程と、出庫対象物品を全て取込む
まで前記第2〜第6工程を繰返し行った後、前記入出庫
ドーリを前記格納棚の他端側に移動させて、各物品を搬
出手段に移載する第7工程と、を含むものであってもよ
い。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態に係
る自動倉庫の入出庫制御装置について説明する。
【0014】<1.自動倉庫全体の構成>この自動倉庫
は、図1,図2,図3(a)及び図3(b)に示すよう
に、物品(段ボール梱包物品等)Pが入庫コンベア10
から入庫リザーバ20,入庫トラバーサ30及び入出庫
ドーリ40を介して格納棚5に収納され、格納棚5に収
納された物品Pが入出庫ドーリ40,出庫仮置部60,
出庫リザーバ70及び出庫コンベア80を介して外部に
搬出されるように構成される。
【0015】格納棚5は、所定方向(便宜上図1,図
2,図3(a)及び図3(b)に示すX1−X2方向、
以下同)に沿って延びる複数段(例えば10段)の棚段
6を有する。各棚段6は、前後方向に沿って延びる複数
の縦桟7が所定間隔あけて並列配置された構成とされ、
その各縦桟7上に複数の物品Pが載置可能とされる。ま
た、本実施の形態では、2つの格納棚5が所定間隔あけ
て並列配置されており、両格納棚5間に入出庫ドーリ4
0等が配設される。
【0016】入庫コンベア10は、物品Pの搬入箇所
(トラックの乗入れ場所等、図示省略)から格納棚5の
一側部(X1側の部分)へ至る経路上に設置される。そ
して、前記搬入箇所で入庫コンベア10上に物品Pを載
置すると、図示省略のモータにより入庫コンベア10の
各ローラが回転駆動されて、当該物品Pが入庫コンベア
10の前記搬入箇所から格納棚5側の部分10A(以
下、均等整列領域10A)に向けて搬送される。
【0017】前記均等整列領域10Aには、物品Pを一
定間隔に配設する手段として、図示省略の複数のストッ
パが設けられる。そして、物品Pが均等整列領域10A
に搬送されるのに伴って、各ストッパを搬送方向下流側
から上流側に向けて順次進出させて各物品Pの搬送を停
止させることにより、複数の物品Pが到着順に一定間隔
(ここでは搬送方向下流側の面が一定間隔)をあけた均
等整列状態で均等整列領域10A上に配設されるように
構成される。
【0018】入庫リザーバ20は、搬入される物品Pを
到着順に複数個一括して各棚段6に対応する高さ位置ま
で移動させる。
【0019】より具体的には、入庫リザーバ20は、均
等整列領域10Aに対向する位置に立設されたコラム体
21に沿って、図示省略のモータ等を用いた昇降駆動手
段により昇降駆動自在とされる。
【0020】また、入庫リザーバ20は、複数の物品P
を一列に整列させた状態で載置可能な櫛歯状のフォーク
歯を有している。そして、入庫リザーバ20が均等整列
領域10Aに対向配置された状態で、後述する入出庫ド
ーリ40の個別移載取込部45と同様の動作により、均
等整列領域10A上の各物品Pを一括して取込むと共
に、入庫リザーバ20が所定段の入庫トラバーサ30に
対向する高さ位置に昇降駆動した状態で、その取込んだ
各物品Pを各入庫トラバーサ30に一括して移載する。
【0021】各入庫トラバーサ30は、上記入庫リザー
バ20からの物品Pを受取って、入出庫ドーリ40が物
品Pを受取りに来るまで、当該物品Pを一時的に預る機
能を有する。
【0022】具体的には、入庫トラバーサ30は、入庫
コンベア10の均等整列領域10Aの上方位置に、格納
棚5の各棚段6に対応して複数設けられる。
【0023】各入庫トラバーサ30は、格納棚5の棚段
6の一側部外側に前記X1−X2方向に沿って設けられ
たレール体31上を、入庫リザーバ20に対応する受取
位置と格納棚5に近い側の受渡位置との間で往復移動自
在とされる。
【0024】そして、上記受取位置で入庫リザーバ20
からの物品Pを一括して受取る。また、このように各物
品Pが移載された状態で、各入庫トラバーサ30が、図
示省略の駆動手段の駆動により前記受取位置から受渡位
置に移動し、受渡位置で、入庫トラバーサ30上の各物
品Pが入出庫ドーリ40へ取込まれる。
【0025】なお、各入庫トラバーサ30を省略し、入
庫リザーバ20から各入出庫ドーリ40に直接複数の物
品Pを移載するようにしてもよい。
【0026】入出庫ドーリ40は、各棚段6に対応して
設けられており、図1,図2,図3(a),図3(b)
及び図4に示すように、入庫リザーバ20からの複数の
物品P(本実施の形態では各入庫トラバーサ30上の物
品)を一括して取込んで当該複数の物品Pを対応する棚
段6の空きスペースに個別に移載して入庫可能でかつ対
応する棚段6の物品Pを個別に複数個取込んで出庫可能
に構成される。
【0027】具体的には、各入出庫ドーリ40は、各棚
段6の前方に前記X1−X2方向に沿って設けられたレ
ール体41上を、各入庫トラバーサ30の前方位置,各
棚段6の前方所定位置及び各出庫仮置部60の前方位置
との間で往復移動自在とされる。
【0028】また、各入出庫ドーリ40は、それぞれ独
立して物品Pを取込み又は移載可能な個別移載取込部4
5を複数有している。個別移載取込部45は、入庫リザ
ーバ20及び入庫トラバーサ30により一括処理される
物品Pの数に応じた数(ここでは5つ)設けられてお
り、また、その設置間隔は、入庫コンベア10の均等整
列領域10Aにおける各物品Pの整列間隔に対応してい
る。
【0029】各個別移載取込部45は、櫛歯状のフォー
ク歯46と(図4参照)、当該フォーク歯46を棚段6
に対して進退駆動させると共に(若干幅で)上下駆動さ
せるため図示省略の取込移載駆動手段とを備える。
【0030】そして、例えば、所定のフォーク歯46上
に物品Pが載置された状態で、入出庫ドーリ40を棚段
6の空きスペースの対向位置に配設し、各フォーク歯4
6を棚段6の各縦桟7間に挿入するように進出させた
後、各フォーク歯46を各縦桟7間に埋没させるように
若干下方に移動させると、各フォーク歯46上の各物品
Pが各縦桟7上に移し換えられ、この後、各フォーク歯
46を各縦桟7間から引抜くように退避させると、入出
庫ドーリ40から棚段6への物品Pの移載作業が終了す
る(移載動作)。同様にして、各入出庫ドーリ40を出
庫仮置部60の前方位置に移動させた状態で、各個別移
載取込部45に一括して移載動作を行わせると、入出庫
ドーリ40上の各物品Pが一括して対応する各出庫仮置
部60に移載される。
【0031】また、入出庫ドーリ40を、物品Pが格納
された棚段6の縦桟7の対向位置に配設した状態で、フ
ォーク歯46を各縦桟7間に挿入するように進出させた
後、フォーク歯46を各縦桟7間から突出するように若
干上方に移動させると、各縦桟7上に載置されていた物
品Pがフォーク歯46上に載置される。この後、各フォ
ーク歯46を棚段6から退避させると、物品Pが入出庫
ドーリ40に取込まれることになる(取込動作)。同様
にして、各入出庫ドーリ40を対応する各入庫トラバー
サ30の前方位置に移動させた状態で、各個別移載取込
部45に一括して取込動作を行わせると、入庫トラバー
サ30上の各物品Pが一括して入出庫ドーリ40に取込
まれる。
【0032】出庫仮置部60は、図2,図3(a),図
3(b)に示すように、各棚段6に対応して複数設けら
れており、入出庫ドーリ40に取込まれた複数の物品P
を所定の順番に整列させたままの状態で受取って前記整
列順で一つずつ送出し可能に構成される。
【0033】具体的には、各出庫仮置部60は、格納棚
5の他側部(X2側の部分)に隣設する位置に設けられ
ており、それぞれ出庫仮置棚部62とチルト部64とを
備える。
【0034】各出庫仮置棚部62は、各棚段6に隣設し
て設けられており、所定の棚段6において各物品Pが所
定の順番に整列された状態で入出庫ドーリ40に取込ま
れると、当該入出庫ドーリ40は、対応する出庫仮置棚
部62の前方に移動して、各物品Pを当該所定の順番に
整列させた状態のままで出庫仮置棚部62に移載する。
そして、出庫仮置棚部62上に各物品Pが載置された状
態で、図示省略のモータ等の駆動手段により各出庫仮置
棚部62のローラを回転駆動させると、各物品Pがチル
ト部64側のものから順次当該チルト部64に送出され
るように構成される。
【0035】また、チルト部64は、略板状の全体形状
を有しており、その外周周りには、図示省略の無端環状
ベルトが巻掛けられている。無端環状ベルトは、図示省
略の回転駆動手段の駆動により、チルト部64上に載置
された物品Pをその他端側に向けて送出す方向に向けて
循環回転可能とされる。
【0036】そして、出庫仮置棚部62上に物品Pが載
置された状態で、出庫仮置棚部62のローラを所定量だ
け回転駆動させると、出庫仮置棚部62上の物品Pがチ
ルト部64上に送出される。また、チルト部64上に物
品Pが載置された状態で、チルト部64の無端環状ベル
トを回転駆動させると、チルト部64上の物品Pがその
チルト部64の他端部側から次に説明する出庫カート部
74に送出されるように構成される。
【0037】出庫リザーバ70は、上段側の出庫仮置部
60から下段側の出庫仮置部60に向けて循環的に移動
可能で、各出庫仮置部60に対応する高さ位置で対応す
る各出庫仮置部60から送出される物品Pを受取って各
出庫仮置部60の下方位置で外部に向けて搬出する複数
の出庫カート部74を有する。
【0038】具体的には、出庫リザーバ70は、各出庫
仮置部60に隣設配置されており、上下のローラ71に
無端環状ベルト72が巻掛けられると共に、その無端環
状ベルト72に一定間隔をあけて各出庫カート部74が
取付けられてなる。
【0039】上下のローラ71のうち少なくともいずれ
か一方は、図示省略の回転駆動手段により図3(b)の
右回りに回転駆動可能に構成され、ローラ71の回転に
より無端環状ベルト72が図3(b)の右回りに回転す
る。
【0040】そして、無端環状ベルト72の循環回転に
より、各出庫カート部74が上側のローラ71を越えて
出庫仮置部60側に移動すると、各出庫カート部74は
各段の出庫仮置部60の側方を通過して下方に移動す
る。そして、各出庫カート部74は、チルト部64の側
方延長上に位置する際に、当該チルト部64から送出さ
れる物品Pを受取り可能なように構成される。
【0041】出庫コンベア80は、出庫リザーバ70の
側部から外部に至る経路上に設置され、各出庫カート部
74の物品Pを受取って外部に搬出する機能を有する。
【0042】出庫コンベア80の出庫リザーバ70側に
は、払出コンベア82が設けられる。払出コンベア82
は、出庫仮置部60の下方位置に設けられており、各出
庫カート部74が各出庫仮置部60の下方に移動する
と、各出庫カート部74の物品Pが、払出コンベア82
上に移し換えられ、払出コンベア82から出庫コンベア
80に払出され、出庫コンベア80により外部に搬出さ
れる。
【0043】これら各出庫仮置部60,出庫リザーバ7
0及び出庫コンベア80は、格納棚5の他端側に設けら
れた搬出手段に相当する。
【0044】上述した自動倉庫の各構成要素の動作制御
は、次に説明する入出庫動作管理制御部100によりな
される。
【0045】<2.自動倉庫の入出庫制御装置>この入
出庫制御装置は、図5に示すように、物品特定情報読取
部120及び出庫指令入力部122より与えられるデー
タに基づいて、入庫コンベア10,入庫リザーバ20,
入庫トラバーサ30,入出庫ドーリ40,出庫仮置部6
0,出庫リザーバ70及び出庫コンベア80の動作制御
を行う入出庫動作管理制御部100と、各入出庫ドーリ
40に搭載され入出庫動作管理制御部100からの指令
に応じて自己の取込・移載動作を制御するドーリ動作制
御部48とを備える。
【0046】入出庫動作管理制御部100は、機能的構
成要素として、収納位置データ記憶部102と、段別入
庫位置決定処理部104と、段別出庫内容決定処理部1
06とを備える。
【0047】上記収納位置データ記憶部102は、格納
棚5に収納された物品Pの特定情報と物品Pの収納位置
情報とを関連づけた収納位置データを記憶する。収納位
置データは、段別入庫位置決定処理部104と、段別出
庫内容決定処理部106により更新・作成される。
【0048】段別入庫位置決定処理部104は、収納位
置データに基づいて、各段別に入庫される物品Pの入庫
位置を決定して収納位置データを更新・作成すると共
に、その決定内容に応じて各入出庫ドーリ40に物品P
の入庫指令を与える。
【0049】本実施の形態では、段別入庫位置決定処理
部104は、物品特定情報読取部120により読取られ
たデータに基づいて収納位置データを更新・作成する場
合を想定している。
【0050】即ち、各物品Pの外表面に当該物品Pの特
定情報としてバーコードが付され、上記入庫コンベア1
0による物品Pの搬送路の途中に、当該物品Pに付され
たバーコードを読取可能なバーコードリーダ等の物品特
定情報読取部120が設けられる。そして、各物品Pの
搬入時に、各物品Pが入庫コンベア10上を搬送される
際、物品特定情報読取部120により当該各物品Pに係
る物品特定情報が読取られ、その読取られた物品特定情
報が入出庫動作管理制御部100に与えられる。そし
て、搬入対象となる物品Pの特定情報が与えられると、
段別入庫位置決定処理部104は、記憶部102に記憶
された収納位置データを参照して、格納棚5の各棚段6
の空きスペースに当該物品Pの収納位置を割当てて、当
該搬入対象となる物品Pの収納位置を割当てた新たな収
納位置データを更新・作成し、これを記憶部102に記
憶する。なお、各物品Pが搬入される毎に、各物品Pの
商品名等の物品特定情報をキーボード等の入力装置を用
いて逐次入力していくようにしてもよい。
【0051】また、段別入庫位置決定処理部104は、
このように各棚段6毎における物品Pの収納位置を決定
すると、その決定内容に応じて各入出庫ドーリ40に入
庫指令を与える。ここでの入庫指令は、例えば、入出庫
ドーリ40上の物品Pを、所定の棚段6における所定の
棚位置(n)(nは、当該所定棚段6における位置を示
す)に入庫する旨の指令である(図8参照)。
【0052】段別出庫内容決定処理部106は、格納棚
5に収納された各物品Pに対する出庫要求の入力及び前
記収納位置データに基づいて、各段別に出庫対象となる
物品Pの出庫位置を決定して収納位置データを更新・作
成すると共に、その決定内容に応じて各入出庫ドーリ4
0に出庫指令を与える。
【0053】即ち、物品Pの搬出に際しては、キーボー
ド等の出庫指令入力部122を介して格納棚5に収納さ
れたどの物品Pを出庫するのかについての出庫要求が入
力され、この出庫要求が入出庫動作管理制御部100に
与えられる。そして、この出庫要求が与えられると、段
別出庫内容決定処理部106は、記憶部102に記憶さ
れた収納位置データを参照して、格納棚5に格納された
物品Pの中から出庫を要求された物品Pの収納位置を検
索し、当該搬出対象となる物品Pの収納位置を空きスペ
ースとした新たな収納位置データを更新・作成し、これ
を記憶部102に記憶する。
【0054】また、段別出庫内容決定処理部106は、
上述のように出庫を要求された物品Pの収納位置を検索
すると、各段別に、その検索された各物品Pの収納位置
に応じて各入出庫ドーリ40に出庫指令を与える。ここ
での出庫指令は、所定の棚段6における所定の棚位置
(n)の物品Pを出庫する旨の指令である(図8参
照)。
【0055】なお、入出庫動作管理制御部100は、物
品Pの搬入時に、搬入対象となる物品Pが上記決定され
た所定位置に格納されると共に、物品Pの搬出時に、搬
出対象となる物品Pが上記検索された格納位置から外部
に搬出されるように、入庫コンベア10,入庫リザーバ
20,入庫トラバーサ30,出庫仮置部60,出庫リザ
ーバ70及び出庫コンベア80に対して一連の入出庫動
作の制御を行う。
【0056】各ドーリ動作制御部48は、入庫指令及び
前記出庫指令が同時期に与えられると、後に詳述する各
物品Pの入庫動作と出庫動作とを混合させた入出庫混合
動作を行うように、入出庫ドーリ40を制御する機能を
有する。
【0057】なお、上記入出庫動作管理制御部100の
各機能及び各ドーリ動作制御部48は、CPU、ROM
及びRAM,磁気記憶装置等を備える一般的なマイクロ
コンピュータにおいて、予め格納されたソフトウェアプ
ログラムに従った処理により実現される。
【0058】勿論、各機能は、単一のマイクロコンピュ
ータにまとめられていてもよいし、また、複数のマイク
ロコンピュータに分散されていてもよい。例えば、複数
の格納棚5がある場合には、複数の格納棚5に対して共
通のコンピュータ(ホストコンピュータユニットと呼ば
れるもの等)を設けると共に、各格納棚5に対して個別
のコンピュータ(ローカルコンピュータユニット(LC
U)と呼ばれるもの等)を設け、これらのコンピュータ
で分散して各機能を実現してもよい。
【0059】<3.搬出入動作>この自動倉庫の搬出入
動作について、概略的に説明する。
【0060】即ち、搬入される物品Pに着目して説明す
ると、トラック等により外部から搬入される物品Pは、
作業者等により入庫コンベア10の搬入箇所側に載置さ
れ、入庫コンベア10の各ローラの回転により当該入庫
コンベア10のうち前記格納棚5側の均等整列領域10
Aに向けて搬送される。均等整列領域10Aでは、各物
品Pが均等整列領域10A上で到着順に均等整列状態に
配設される。なお、各物品Pが入庫コンベア10を搬送
される際、物品特定情報読取部120により各物品Pに
係る物品特定情報が読取られて、段別入庫位置決定処理
部104により収納位置データが更新・作成される。
【0061】次に、入庫リザーバ20が、当該均等整列
領域10Aと対応する位置に下降して均等整列領域10
A上の各物品Pを一括して取込んだ後、当該物品Pの収
納位置に対応する所定段の高さ位置に上昇して、当該所
定段に対応する入庫トラバーサ30に各物品Pを一括し
て移載する。
【0062】この後、入庫トラバーサ30が受取位置か
ら格納棚5側の受渡位置に移動すると共に、当該所定段
に対応する入出庫ドーリ40が、入庫トラバーサ30の
前方位置に移動して、当該入庫トラバーサ30上の各物
品Pを一括して取込む。
【0063】最後に、当該物品Pを取込んだ入出庫ドー
リ40が、取込んだ各物品Pを適宜格納棚5に移載す
る。
【0064】また、搬出される物品Pに着目して説明す
ると、出庫指令入力部122を介して出庫要求が入力さ
れると、段別出庫内容決定処理部106により収納位置
データが更新・作成される。
【0065】そして、各入出庫ドーリ40により、各段
別に適宜出庫対象となる物品Pが取込まれる。この後、
各入出庫ドーリ40が、各出庫仮置部60の前方位置に
移動して、各物品Pを各出庫仮置部60の出庫仮置棚部
62に移載する。
【0066】各出庫仮置棚部62に移載された各物品P
は、各出庫仮置棚部62から順次各チルト部64に送出
され、所定のチルト部64から出庫カート部74に送出
される。
【0067】出庫カート部74に送出された物品Pは、
出庫カート部74により下方に移動し、各出庫仮置部6
0の下方位置で払出コンベア82により出庫コンベア8
0上に払出される。そして、各物品Pが出庫コンベア8
0により外部へ搬出される。
【0068】<4.入出庫混合動作>次に、各入出庫ド
ーリ40による入出庫混合動作について説明する。
【0069】即ち、上記搬出入動作において、各入出庫
ドーリ40に入庫指令及び出庫指令が単独で与えられた
場合には、当該入出庫ドーリ40は、入庫動作或は出庫
動作のみを単独で行うが、入庫指令及び出庫指令が所定
の動作指令入力待期間中に同時期に与えられると、次に
説明する入出庫混合動作を行う。
【0070】この入出庫混合動作は、所定の棚段6に対
する各物品Pの入庫動作と出庫動作とを混合させた動作
であり、もう少し具体的に説明すると、所定の棚段6に
おける入出庫ドーリ40が、入庫トラバーサ30からの
物品Pを一括して取込んだ後、棚段6の他端側に移動す
る途中で入庫位置が入庫側(X1)のものから順次各物
品Pを棚段6に移載して入庫し、その移動途中で入出庫
ドーリ40に物品Pを取込み可能な空容量が生じると、
棚段6から出庫対象となる物品Pを取込んで出庫する動
作である。
【0071】特に、本実施の形態では、所定の棚段6に
おける入出庫ドーリ40が棚段6の出庫側(X2)に移
動する途中に生じた空容量の数が、その出庫側に移動す
る途中で素通りした位置にある出庫対象物品Pの数を上
回ったときに、入出庫ドーリ40が素通りした位置に戻
って出庫対象物品Pを取込んで出庫するようにしてい
る。
【0072】この入出庫混合動作について、図6及び図
7のフローチャートを参照して具体的に説明する。
【0073】即ち、所定の入出庫ドーリ40に入庫指令
及び出庫指令が同時期に与えられると、ステップS1に
おいて、入庫完了数(入出庫ドーリ40から棚段6に移
載された物品Pの数)を0に、出庫完了数(棚段6から
入出庫ドーリ40に取込まれた物品Pの数)を0に、出
庫素通り数(入出庫ドーリ40が入庫側(X1)から出
庫側(X2)へ移動する途中で取込まずに素通りした出
庫対象物品Pの数)を0に、空容量(入出庫ドーリ40
に取込み可能な物品Pの空き数)を5に設定する初期設
定処理を行う。
【0074】次に、ステップS2に進んで、入出庫ドー
リ40が入庫トラバーサ30側に移動した後、ステップ
S3で、当該入庫トラバーサ30上の物品を一括して取
込み、空容量を0に設定し、その後、ステップS5に進
む。
【0075】ステップS5では、出庫素通り有りか(出
庫素通り数>0)か否かが判定され、出庫素通り有りと
判定された場合には、ステップS6に進んで、出庫素通
り数≦空容量か否かが判定される。
【0076】ステップS5で、出庫素通り無しと判定さ
れた場合、又は、ステップS6で、出庫素通り数≦空容
量の条件を満たさないと判定された場合には、ステップ
S11に進む。
【0077】ステップS11に進んで、入出庫ドーリ4
0から見て次の出庫側(X2側)の予定停止位置の動作
内容が出庫か否かが判定され、動作内容が出庫で無い場
合、即ち、入庫である場合には、ステップS15に進
む。そして、ステップS15で、入出庫ドーリ40が当
該次の予定停止位置に停止して、物品Pの移載動作を行
い、入庫完了数に1加算して新たな入庫完了数にすると
共に、空容量に1加算して新たな空容量とする処理を行
う。この後、所定のループ終了条件を満たすまでステッ
プS5に戻り、ループ終了条件を満たした後は、ステッ
プS10に進む。
【0078】一方、ステップS11において、動作内容
が出庫と判定された場合には、ステップS12に進ん
で、空容量が無い(空容量=0?)か否かが判定され、
空容量が無いと判定されれば、ステップS14に進む。
ステップS14では、次の出庫側の予定停止位置を素通
りするように、入出庫ドーリ40を出庫側(X2側)に
移動させると共に、出庫素通り数に1加算して新たな出
庫素通り数とする処理を行い、この後、所定のループ終
了条件を満たすまではステップS5に戻る。
【0079】ステップS12で、空容量が有ると判定さ
れれば、ステップS13に進んで、次の出庫側の予定停
止位置に停止して、その位置の物品Pの取込動作を行
い、出庫完了数に1加算して新たな出庫完了数にすると
共に、空容量から1減算して新たな空容量とする処理を
行う。この後、所定のループ終了条件を満たすまでステ
ップS5に戻り、ループ終了条件を満たした後は、ステ
ップS10に進む。
【0080】ステップS5で、出庫素通り有りと判定さ
れると共に、次のステップS6で、出庫素通り数≦空容
量の条件を満たすと判断された場合、ステップS7に進
み、入出庫ドーリ40が素通りしていた各物品Pの出庫
位置に移動する。その後、ステップS8に進んで、物品
Pの取込み動作を行うと共に、出庫完了数に1加算して
新たな出庫完了数とし、空容量に1減算して新たな空容
量とし、出庫素通り数に1減算して新たな出庫素通り数
とする処理を行う。なお、ステップS7,S8の処理
は、出庫素通り数の数に応じて繰返し行われ得る。
【0081】この後、所定のループ終了条件を満たすま
でステップS5に戻る。一方、所定のループ終了条件、
即ち、当該棚段6において出庫を要求された全物品Pの
取込みが終了する条件(入庫完了数=5,出庫完了数=
5)を満たすと、ステップS10に進んで、入出庫ドー
リ40が出庫仮置部60側に移動して、取込んだ各物品
Pを当該出庫仮置部60に一括して移載排出する処理を
行って、入出庫混合動作を終了する。
【0082】上記入出庫混合動作の具体例について、図
8及び図9(a)〜図9(c)を参照して説明する。
【0083】まず、この具体例では、所定の棚段6の入
出庫ドーリ40に対して、図8に示すよう入庫指令及び
出庫指令が与えられる。即ち、搬入される5つの物品P
を、当該棚段6の棚位置(7)(10)(11)(1
4)(24)に入庫する指令と、当該棚段6に収納され
た物品Pのうち棚位置(8)(14)(39)(41)
(50)の位置にあるものを出庫する指令である。な
お、棚位置(n)の番号は、所定の棚段6において、入
庫側(X1側)から出庫側(X2)に向けて順番に付さ
れている。
【0084】棚段6において、入庫される物品Pの位置
及び出庫される物品Pの位置を模式的に示したのが図9
(a)である。図9において、丸に囲まれた数字は、入
庫される物品Pの棚位置(n)、三角形に囲まれた数字
は出庫される物品の棚位置(n)を示している。
【0085】この場合、入出庫ドーリ40の入出庫混合
動作は、図9(b)に示すようになる。即ち、入出庫ド
ーリ40は、入庫トラバーサ30上の物品Pを一括して
取込んだ後、出庫側(X2側)に移動する。そして、最
初に棚位置(7)に物品Pを移載した後、棚位置(8)
の物品Pを取込む。次に、棚位置(10)(11)(1
4)に物品Pを移載した後、当該棚位置(14)の物品
Pを取込む。そして、棚位置(24)に物品Pを移載し
た後、棚位置(39)(41)(50)の物品Pを取込
む。この場合、入出庫ドーリ40が入庫側(X1側)か
ら出庫側(X2)に移動する途中で出庫側(X2側)に
戻ることなく各物品Pを移載及び取込むことができる。
【0086】ちなみに、入出庫ドーリ40が入庫動作と
出庫動作とを別々に行うと、図9(c)に示すように、
入出庫ドーリ40は、入庫トラバーサ30上の物品を一
括して取込んだ後、出庫側(X2側)に移動し、棚位置
(7)(10)(11)(14)(24)に物品Pを移
載した後、棚位置(8)相当位置に戻って棚位置(8)
(14)(39)(41)(50)の物品を取込む。従
って、入庫トラバーサ30が棚位置(24)相当位置に
移動した後、棚位置(8)相当位置まで入庫側(X1
側)に戻る必要があり、図9(b)に示す場合よりも入
出庫ドーリ40の移動距離が長くなる。
【0087】また、図10(a)〜図10(b)に示す
具体例では、図10(a)に示すように、搬入される5
つの物品Pが、当該棚段6の棚位置(31)(32)
(33)(41)(46)に入庫され、当該棚段6の棚
位置(4)(22)(34)(38)(47)の位置に
ある物品Pが出庫される。
【0088】この場合、入出庫ドーリ40の入出庫混合
動作は、図10(b)に示すようになる。即ち、入出庫
ドーリ40は、入庫トラバーサ30上の物品を一括して
取込んだ後、出庫側(X2側)に移動する。そして、次
及びその次の停止予定位置である棚位置(4)(22)
では空容量が無いので、これらの棚位置(4)(22)
を素通りして動作内容が入庫である次の停止予定位置、
即ち、棚位置(31)に移動し、入出庫ドーリ40上の
物品Pを当該棚位置(31)に移載する。
【0089】この状態では、空容量は1で素通り数2に
達しないので、入出庫ドーリ40は、さらに、出庫側
(X2側)に移動して、物品Pを次の棚位置(32)に
移載する。この時点で、入出庫ドーリ40の空容量が2
となり、素通り数2と等しくなったので、入出庫ドーリ
40は、入庫側(X1)に戻って、素通りしていた棚位
置(4)(22)の物品Pを取込む。
【0090】この後、入出庫ドーリ40は、棚位置(3
3)に物品Pを移載した後、棚位置(34)の物品Pを
取込み、棚位置(38)を素通りして、棚位置(41)
に物品Pを移載した後、棚位置(38)相当位置に戻っ
て物品Pを取込む。
【0091】そして、棚位置(46)に物品Pを移載し
た後、棚位置(47)の物品Pを取込み、入出庫ドーリ
40は出庫仮置部60側に移動して、取込んだ各物品P
を当該出庫仮置部60に一括して移載する。
【0092】ちなみに、入出庫ドーリ40が入庫動作と
出庫動作とを別々に行うと、図10(c)に示すよう
に、入出庫ドーリ40は、入庫トラバーサ30上の物品
を一括して取込んだ後、出庫側(X2側)に移動し、棚
位置(31)(32)(33)(41)(46)に物品
Pを移載した後、棚位置(4)相当位置に戻って棚位置
(4)(22)(34)(38)(47)の物品Pを取
込む。
【0093】図10(b)及び図10(c)から明らか
なように、入出庫混合動作を行った図10(b)の場
合、図10(c)の場合より、入出庫ドーリ40の移動
距離が少ない。
【0094】<まとめ>以上のように構成された自動倉
庫の入出庫制御装置によると、所定の棚段6において、
入庫指令及び出庫指令が同時期に与えられると、当該所
定の棚段6に対する各物品Pの入庫動作と出庫動作とを
混合させた入出庫混合動作が、入出庫ドーリ40で行わ
れるため、物品Pの入出庫動作を効率よく行える。
【0095】特に、所定の棚段6における入出庫ドーリ
40が棚段6の出庫側(X2側)に移動する途中に生じ
た空容量の数が、その出庫側(X2側)に移動する途中
で素通りした位置にある出庫対象物品Pの数を上回った
ときに、入出庫ドーリ40が素通りした位置に戻って出
庫対象物品Pを取込んで出庫する入出庫混合動作を行わ
せるようにしているため、入出庫ドーリ40の無駄な動
きを少なくして、物品Pの入出庫動作をより効率よく行
える。
【0096】<変形例>なお、本実施の形態では、入出
庫ドーリ40の動作説明につき、入出庫ドーリ40にお
ける物品Pの位置を無視して説明したが、実際には、入
出庫ドーリ40における物品Pの位置を考慮して、当該
入出庫ドーリ40が物品Pを移載し又は取込む位置が決
定される。
【0097】また、本実施の形態では、単一の格納棚5
の各棚段6に対応して単一の入出庫ドーリ40を設けた
構成としているが、並列配置された一対の格納棚5の各
棚段6間に単一の入出庫ドーリ40が設けられ、その入
出庫ドーリ40が両側の棚段6に対して物品Pを移載・
取込み可能としたものであっても、同様に適用できる。
【0098】
【発明の効果】以上のように構成された請求項1〜請求
項4記載の自動倉庫の入出庫制御装置によると、入出庫
ドーリに、入庫指令及び出庫指令が同時期に与えられる
と、当該棚段に対する各物品の入庫動作と出庫動作とを
混合させた入出庫混合動作が行われるため、物品の入出
庫動作を効率よく行える。
【0099】特に、請求項4記載のように、入出庫ドー
リが棚段の他端側に移動する途中に生じた空容量の数
が、その一端側に移動する途中で素通りした位置にある
出庫対象物品の数を上回ったときに、前記入出庫ドーリ
が素通りした位置に戻って出庫対象物品を取込んで出庫
する入出庫混合動作を行わせるようにすると、入出庫ド
ーリの無駄な動きを少なくして、物品の入出庫動作をよ
り効率よく行える。
【0100】また、この発明の請求項5及び請求項6記
載の自動倉庫の入出庫制御方法によると、棚段に入庫さ
れる物品の入庫位置及び出庫される物品の出庫位置が双
方決定されると、当該棚段に対する各物品の入庫動作と
出庫動作とを混合させた入出庫混合動作を、前記入出庫
ドーリに行わせるようにしているため、物品の入出庫動
作を効率よく行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る自動倉庫の入庫側
部分を示す概略斜視図である。
【図2】同上の自動倉庫の出庫側部分を示す概略斜視図
である。
【図3】図3(a)は同上の自動倉庫を示す概略平面図
であり、図3(b)は同自動倉庫を示す概略側面図であ
る。
【図4】入出庫ドーリを示す要部拡大斜視図である。
【図5】自動倉庫の電気的構成を示す機能ブロック図で
ある。
【図6】入出庫混合動作を示すフローチャートである。
【図7】同入出庫混合動作を示すフローチャートであ
る。
【図8】入庫指令及び動作指令の例を示す図である。
【図9】図9(a)は入庫される物品の位置及び出庫さ
れる物品の位置の一例を模式的に示す図であり、図9
(b)は入出庫混合動作による入出庫ドーリの移動軌
跡、図9(c)は入出庫別動作による入出庫ドーリの移
動軌跡を示す説明図である。
【図10】図10(a)は入庫される物品の位置及び出
庫される物品の位置の他の例を模式的に示す図であり、
図10(b)は入出庫混合動作による入出庫ドーリの移
動軌跡、図10(c)は入出庫別動作による入出庫ドー
リの移動軌跡を示す説明図である。
【符号の説明】
5 格納棚 6 棚段 10 入庫コンベア 20 入庫リザーバ 30 入庫トラバーサ 40 入出庫ドーリ 45 個別取込移載部 48 ドーリ動作制御部 60 出庫仮置部 70 出庫リザーバ 80 出庫コンベア 100 入出庫動作管理制御部 102 記憶部 102 収納位置データ記憶部 104 段別入庫位置決定処理部 106 段別出庫内容決定処理部 120 物品特定情報読取部 P 物品

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棚段を有する格納棚と、 搬入される物品を複数個一括して前記棚段に対応する位
    置まで移動させる入庫リザーバと、 前記入庫リザーバからの複数の物品を一括して取込んで
    当該複数の物品を前記棚段の空きスペースに個別に移載
    して入庫可能でかつ前記棚段の物品を個別に複数個取込
    んで出庫可能な入出庫ドーリと、 前記入出庫ドーリに取込まれた複数の物品を受取って外
    部に向けて搬出可能な搬出手段と、 前記格納棚に収納された物品の特定情報と物品の収納位
    置情報とを関連づけた収納位置データを記憶する収納位
    置データ記憶部と、 前記収納位置データに基づいて、前記棚段に入庫される
    物品の入庫位置を決定して前記収納位置データを更新・
    作成すると共に、その決定内容に応じて前記入出庫ドー
    リに物品の入庫指令を与える入庫位置決定処理部と、 前記格納棚に収納された各物品に対する出庫要求の入力
    及び前記収納位置データに基づいて、出庫対象となる物
    品の出庫位置を決定して前記収納位置データを更新・作
    成すると共に、その決定内容に応じて前記入出庫ドーリ
    に出庫指令を与える出庫内容決定処理部と、 前記入庫指令及び前記出庫指令が同時期に与えられる
    と、当該棚段に対する各物品の入庫動作と出庫動作とを
    混合させた入出庫混合動作を、前記入出庫ドーリに行わ
    せるドーリ動作制御部と、 を備えた自動倉庫の入出庫制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動倉庫の入出庫制御装
    置であって、 前記格納棚は、上下方向に複数の棚段を有し、 前記入出庫ドーリは、前記各棚段に対応して設けられ
    た、自動倉庫の入出庫制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の自動倉庫の
    入出庫制御装置であって、 前記格納棚の一端側に前記入庫リザーバが設けられると
    共に、前記格納棚の他端側に前記搬出手段が設けられ、 前記入出庫混合動作は、所定の棚段における前記入出庫
    ドーリが、前記入庫リザーバからの複数の物品を一括し
    て取込んだ後、前記棚段の他端側に移動する途中で入庫
    位置が一端側のものから順次各物品を前記棚段に移載し
    て入庫し、その移動途中で前記入出庫ドーリに物品を取
    込み可能な空容量が生じると、前記棚段から出庫対象と
    なる物品を取込んで出庫する動作である、自動倉庫の入
    出庫制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の自動倉庫の入出庫制御装
    置であって、 前記入出庫混合動作は、所定の棚段における前記入出庫
    ドーリが前記棚段の他端側に移動する途中に生じた空容
    量の数が、その一端側に移動する途中で素通りした位置
    にある出庫対象物品の数を上回ったときに、前記入出庫
    ドーリが素通りした位置に戻って出庫対象物品を取込ん
    で出庫する動作である、自動倉庫の入出庫制御装置。
  5. 【請求項5】 棚段を有する格納棚と、 搬入される物品を複数個一括して前記棚段に対応する位
    置まで移動させる入庫リザーバと、 前記入庫リザーバからの複数の物品を一括して取込んで
    当該複数の物品を前記棚段の空きスペースに個別に移載
    して入庫可能でかつ前記棚段の物品を個別に複数個取込
    んで出庫可能な入出庫ドーリと、 前記入出庫ドーリに取込まれた複数の物品を受取って外
    部に向けて搬出可能な搬出手段と、 を備えた自動倉庫の入出庫制御方法であって、 物品の入出庫時に、前記格納棚に収納された物品の特定
    情報と物品の収納位置情報とを関連づけた収納位置デー
    タを更新・作成し、 前記収納位置データに基づいて、前記棚段に入庫される
    物品の入庫位置を決定すると共に、前記格納棚に収納さ
    れた各物品に対する出庫要求の入力及び前記収納位置デ
    ータに基づいて、出庫位置を決定し、 入庫される物品の入庫位置及び出庫される物品の出庫位
    置が双方決定されると、各物品の入庫動作と出庫動作と
    を混合させた入出庫混合動作を、前記入出庫ドーリに行
    わせる自動倉庫の入出庫制御方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の自動倉庫の入出庫制御方
    法であって、 前記入出庫混合動作は、前記入出庫ドーリが前記格納棚
    の一端側で前記入庫リザーバからの物品を複数一括して
    取込む第1工程と、 前記入出庫ドーリが前記格納棚の一端側から他端側に移
    動する途中で、素通りした出庫対象物品の有無を判定
    し、その素通り数が前記入出庫ドーリの空容量の数を上
    回ったか否かを判定する第2工程と、 前記第2工程において、素通りした出庫対象物品が無い
    と判定されるか或はその素通り数が空容量を上回らない
    と判定され、かつ、次の他端側の予定停止位置における
    前記入出庫ドーリの動作内容が出庫と判定された場合
    に、前記入出庫ドーリを当該次の予定停止位置に移動さ
    せて物品を移載して入庫する動作を行う第3工程と、 前記第2工程において、素通りした出庫対象物品が無い
    と判定されるか或はその素通り数が空容量を上回らない
    と判定され、かつ、次の他端側の予定停止位置における
    前記入出庫ドーリの動作内容が入庫で、しかも、空容量
    が有る場合に、前記入出庫ドーリを当該次の予定停止位
    置に移動させて物品を取込んで出庫する動作を行う第4
    工程と、 前記第2工程において、素通りした出庫対象物品が無い
    と判定されるか或はその素通り数が空容量を上回らない
    と判定され、かつ、次の他端側の予定停止位置における
    前記入出庫ドーリの動作内容が入庫で、しかも、空容量
    が無い場合に、当該次の予定停止位置を素通りさせるよ
    うに前記入出庫ドーリを移動させる第5工程と、 前記第2工程において、素通りした出庫対象物品が有る
    と判定されかつその素通り数が空容量を上回ると判定さ
    れた場合に、前記入出庫ドーリを素通りしていた各出庫
    対象物品対応位置に移動させて、当該各出庫対象物品を
    取込む動作を行わせる第6工程と、 出庫対象物品を全て取込むまで前記第2〜第6工程を繰
    返し行った後、前記入出庫ドーリを前記格納棚の他端側
    に移動させて、各物品を搬出手段に移載する第7工程
    と、 を含む自動倉庫の入出庫制御方法。
JP2001198290A 2001-06-29 2001-06-29 自動倉庫の入出庫制御装置及び入出庫制御方法 Expired - Fee Related JP3973860B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001198290A JP3973860B2 (ja) 2001-06-29 2001-06-29 自動倉庫の入出庫制御装置及び入出庫制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001198290A JP3973860B2 (ja) 2001-06-29 2001-06-29 自動倉庫の入出庫制御装置及び入出庫制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003012118A true JP2003012118A (ja) 2003-01-15
JP3973860B2 JP3973860B2 (ja) 2007-09-12

Family

ID=19035760

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001198290A Expired - Fee Related JP3973860B2 (ja) 2001-06-29 2001-06-29 自動倉庫の入出庫制御装置及び入出庫制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3973860B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006103873A (ja) * 2004-10-05 2006-04-20 Cx Cargo:Kk 仕分け設備
JP2006103875A (ja) * 2004-10-05 2006-04-20 Cx Cargo:Kk 物品取り出し装置
CN113723727A (zh) * 2020-05-26 2021-11-30 北京京东乾石科技有限公司 一种控制库存任务执行的方法及装置
CN114275430A (zh) * 2021-11-23 2022-04-05 杭州拼便宜网络科技有限公司 仓储任务处理方法、装置、设备及存储介质
WO2023223384A1 (ja) * 2022-05-16 2023-11-23 株式会社LexxPluss 搬送システム、搬送方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006103873A (ja) * 2004-10-05 2006-04-20 Cx Cargo:Kk 仕分け設備
JP2006103875A (ja) * 2004-10-05 2006-04-20 Cx Cargo:Kk 物品取り出し装置
JP4610286B2 (ja) * 2004-10-05 2011-01-12 株式会社シーエックスカーゴ 仕分け設備及び仕分け方法
JP4610287B2 (ja) * 2004-10-05 2011-01-12 株式会社シーエックスカーゴ 物品取り出し装置及び仕分け設備
CN113723727A (zh) * 2020-05-26 2021-11-30 北京京东乾石科技有限公司 一种控制库存任务执行的方法及装置
CN114275430A (zh) * 2021-11-23 2022-04-05 杭州拼便宜网络科技有限公司 仓储任务处理方法、装置、设备及存储介质
WO2023223384A1 (ja) * 2022-05-16 2023-11-23 株式会社LexxPluss 搬送システム、搬送方法
JP7402568B1 (ja) * 2022-05-16 2023-12-21 株式会社LexxPluss 搬送システム、搬送方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3973860B2 (ja) 2007-09-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4675002B2 (ja) 自動倉庫の入出庫制御装置及び入出庫制御方法
EP3272680B1 (en) Article rearranging device and article storage facility including same
JP5825348B2 (ja) ピッキング及び仕分けシステム
JPS59102703A (ja) マ−シヤリング作業方法
JP4011307B2 (ja) 自動倉庫の入出庫制御装置
JP2003012118A (ja) 自動倉庫の入出庫制御装置及び入出庫制御方法
US20170210561A1 (en) Palletized storage and distribution system
JPH1159814A (ja) 自動ピッキングシステム
JP4367310B2 (ja) 仕分けシステム
JP6844402B2 (ja) 物品保管設備及び物品保管設備における容器の入庫方法
JP3832997B2 (ja) 物品保管管理システム
JP3989119B2 (ja) 物品保管管理システム
JP2020083510A (ja) ピッキングシステム
JP2002167014A (ja) 自動倉庫および自動倉庫の出庫方法
JP2004099269A (ja) 自動倉庫の入出庫方法及び当該入出庫方法を用いる自動倉庫
JPH08225116A (ja) 自動倉庫の入出庫制御方法及びその装置
JPH0753017A (ja) 配膳ピッキングシステム
US20240029145A1 (en) Micro fulfillment center with g2p storage with fresh order-line batch pick from store floor and method of operating same
JP3374768B2 (ja) 倉庫ユニット及びケースソート方法
JP6737227B2 (ja) 仕分け設備及び仕分け設備における物品の仕分け方法
JP4446910B2 (ja) 図書保管管理システム
JP3468118B2 (ja) ケース自動倉庫の入出庫方法
JP3406204B2 (ja) 自動倉庫の搬送制御方法
JP2000272718A (ja) 物品保管管理システム
JP2002104631A (ja) 棚設備

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050228

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070522

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070612

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070613

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100622

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100622

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110622

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110622

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120622

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130622

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees