JP2003009820A - 補助食品剤及び補助食品剤添加食品 - Google Patents

補助食品剤及び補助食品剤添加食品

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JP2003009820A
JP2003009820A JP2001204688A JP2001204688A JP2003009820A JP 2003009820 A JP2003009820 A JP 2003009820A JP 2001204688 A JP2001204688 A JP 2001204688A JP 2001204688 A JP2001204688 A JP 2001204688A JP 2003009820 A JP2003009820 A JP 2003009820A
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food supplement
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Shinya Hosoda
真也 細田
Yoshinobu Kato
榮信 加藤
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HOSODA SHOTEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 食品の味及び風味を損なうことなく、玄米以
上に栄養価を改善することが可能な補助食品剤、及び該
補助食品剤が添加されてなる補助食品剤添加食品を提供
すること。 【構成】 補助食品剤が酸解離定数:pKa =4.4よ
り小さい酸と塩を形成してなるγ−アミノ酪酸を含有す
る。そして、当該補助食品剤は、米粒状、麺状等食品に
添加されることで食品の栄養価の改善がなされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品の味及び風味
を損なうことなく、玄米以上に栄養価を改善することが
可能な補助食品剤、及び該補助食品剤が添加されてなる
補助食品剤添加食品に関する。
【0002】以下、本明細書においては、本発明の補助
食品剤を適用可能な食品として、米飯等の穀類を例に採
り説明を行うが、本発明の補助食品剤の適用範囲は、こ
れに限定されるものではない。
【0003】
【従来の技術】γ−アミノ酪酸は、ギャバ(GABA)
と略される化合物であって、玄米中に多く見られる成分
である。血圧降下作用、肝機能改善作用、肥満防止作
用、精神安定作用等を示すことが知られ、体内に摂取す
ることにより健康の維持に有用な化合物である。そのた
め、食品分野においては、単品及び高濃度のエキスとし
て栄養価改善のために使用されている。
【0004】γ−アミノ酪酸を含有してなる食品に関す
る従来技術としては、例えば特開2001−12862
7公報等がある。該公報には、精米にγ−アミノ酪酸を
添加して栄養価を改善した加工米が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】γ−アミノ酪酸は、不
快なアミン臭と特異な味を有する。そのため、食品にそ
のまま添加した場合、少量であっても、食品の風味(味
・臭い等)が低下する(損なう)という問題点があっ
た。
【0006】本発明は、上記にかんがみて、γ−アミノ
酪酸を食品中に多量に含有した場合であっても、食品の
風味を損なうことがない補助食品剤及び補助食品剤添加
食品を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究・開発に努力する過程で、、
γ−アミノ酪酸に酸を共存させて、γ−アミノ酪酸のア
ミノ基と塩を形成させることで、不快なアミン臭と特異
な味をマスクできることを見出し、下記構成の本発明を
完成した。
【0008】本発明の補助食品剤は、γ−アミノ酪酸が
含有されてなり、γ−アミノ酪酸が、酸解離定数:pK
a =4.4より小さい酸と塩を形成してなることを特徴
とする。
【0009】上記における酸としては、フィチン酸、醸
造酢が好適に使用可能である。
【0010】上記構成において、さらにイノシトール及
び/又はγ−オリザノールを含有することが食品の風味
向上のために望ましい。
【0011】上記において、さらなる栄養価の改善等を
目的として、カテキン、ルチン、セラミド、コウジ酸、
エラグ酸、フルボ酸、フミン酸、ヒマトメラン酸、エル
グ酸、食物繊維、ビタミン、ミネラル、ハーブ、生薬、
野菜、ハーブ抽出物、生薬抽出物、果実、果汁、野菜ジ
ュース、魚油、アミノ酸、生理活性ペプチド、生理活性
タンパク質のうち、少なくとも1種を含有する構成とす
ることができる。
【0012】上記補助食品剤は、例えば、米粒状食品や
麺状食品に添加して、栄養価の高い補助食品剤添加食品
とすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の補助食品剤及び補
助食品剤添加食品について詳細に説明を行う。なお、以
下の説明で配合単位を示す「部」、「%」は特に断らな
い限り質量単位とする。
【0014】本発明の補助食品剤は、γ−アミノ酪酸が
含有されてなり、γ−アミノ酪酸が、酸解離定数:pK
a =4.4より小さい酸と塩を形成してなる。なお、補
助食品剤には、乾燥状態のものも、水等に溶解させて液
状とされているものも含まれる。
【0015】γ−アミノ酪酸の酸解離定数は、pK1
4.23、pK2 =10.43である。よって、pKa
が4.4より小さい酸で非解離型カルボン酸とアミン塩
とすることにより、アミン臭(温時には更にアミン臭が
強くなる)と特異な味を抑えることが可能となった。そ
の結果、玄米中におけるγ−アミノ酪酸の含有量より多
くのγ−アミノ酪酸を補助食品剤に含有させることが可
能となった。
【0016】本発明において、γ−アミノ酪酸として
は、純品(合成物及び抽出物)だけでなく、γ−アミノ
酪酸の高含有抽出物も使用することができる。γ−アミ
ノ酪酸は、玄米、ジャガイモの根茎、リンゴの果肉、紅
テンサイ Beta vulgarisの根、マメ科植物の根粒、タバ
コの葉、茶の葉等から抽出して得られる。また、γ−ア
ミノ酪酸は、米糠、米胚芽、小麦胚芽、麦若葉、発芽玄
米、大豆、茶、桑葉、アガリクス、乳酸菌、麹菌等に存
在しているグルタミン酸デカルボキシラーゼを、高含有
若しくは添加グルタミン酸(及びそのナトリウム塩)に
効果的に作用させて高濃度化後、抽出しても得られる。
具体的にはギャバ高含有米糠発酵エキス、ギャバ高含有
玄米エキス、ギャバ高含有茶抽出物、ギャバ高含有米胚
芽エキス、高含有発酵アガリクス等を使用できる。
【0017】γ−アミノ酪酸の使用量は、補助食品剤中
の含量としては、例えば約0.01〜5%とすることが
できる。また、添加食品に対して、約0.001〜0.
05%となることが望ましい。
【0018】pKa が4.4より小さい酸としては、り
ん酸(オルト・縮合)、アジピン酸、クエン酸、グルコ
ン酸、酒石酸、乳酸、フマル酸、リンゴ酸、フィチン
酸、アスコルビン酸、エリソルビン酸等の中から単独又
は2種以上を選択して使用することができる。
【0019】また、穀物や果実を醸造して製造される米
酢やワインビネガーの様な醸造酢も好適に使用すること
ができる。醸造酢は、酢酸が主成分であるが、その他種
々の酸も含まれているので、γ−アミノ酪酸を溶かした
とき、pH5以下で同様の効果が得られる。
【0020】上記の中で、好ましくは、りん酸、クエン
酸、酒石酸、フマル酸、リンゴ酸、フィチン酸、特に好
ましくはフィチン酸が使用できる。
【0021】フィチン酸はイノシトールのりん酸エステ
ルであり、玄米中に水難溶性のカルシウム・マグネシウ
ム塩のフィチンとして存在している化合物である。よっ
て、γ−アミノ酪酸のアミノ基のマスクにはもっとも効
果的である。この効果は、フィチン酸が含まれている発
芽玄米が豊富なγ−アミノ酪酸を含んでいるにもかかわ
らず、味の低下があまりないことと一致している。
【0022】酸の使用量は、γ−アミノ酪酸:1質量部
に対して、約0.5〜15質量部の範囲で可能である
が、少なくとも当量が好ましい。酸の使用量が少なすぎ
ると、風味改善効果が現れず、逆に多すぎると、添加し
たときの食品が酸性になるので好ましくない。(補助食
品剤中の含有量0.0005〜20%、食品中の含有量
0.001〜0.5%)。
【0023】上記構成において、補助食品剤に、さらに
イノシトール及び/又はγ−オリザノールを含有して、
栄養価の改善を行ってもよい。
【0024】イノシトールは、脂肪肝や動脈硬化の予
防、カルシウム吸収促進、コレステロール血症改善等の
効果が認められ、甘みを有しているので、その添加は米
飯等の食品にほのかな甘みをもたらし、風味の改善に寄
与する。
【0025】イノシトールの添加量は、γ−アミノ酪
酸:1質量部に対して、約0.2〜2500質量部とす
ることが望ましい。また、補助食品剤中の含量として
は、約1〜50%、添加食品に対し約0.03〜0.8
%とすることができる。
【0026】なお、イノシトールとしては、合成物(純
品)を使用することもできるし、イノシトール高含有天
然物から得られる抽出物、例えば玄米エキス等を使用す
ることもできる。
【0027】一方、γ−オリザノールは、米糠から発見
された化合物で、抗コレステロール作用、抗酸化作用、
抗ストレス作用を示すことが知られ、成人病の予防に有
用である。
【0028】γ−オリザノールは酸化されると異味をも
たらすが、シクロデキストリンや増粘剤などを適宜配合
してグアイアコール部の酸化を抑えることにより含有量
の低下を防ぐことができ、米飯としての風味が向上す
る。
【0029】なお、γ−オリザノールとしては、合成物
(純品)を使用することもできるし、γ−オリザノール
高含有品からの抽出物、例えば米胚芽油等を使用するこ
ともできる。
【0030】γ−オリザノールの使用量は、γ−アミノ
酪酸:1質量部に対して、約0.02〜500質量部、
添加食品に対しては、約0.002〜0.1%、補助食
品剤中の含量としては約0.1〜10%とすることがで
きる。
【0031】上記食品補助剤には、さらに、カテキン
(茶抽出物)、ルチン(酵素処理ルチンを含む)、セラ
ミド、コウジ酸、エラグ酸、フルボ酸、フミン酸、ヒマ
トメラン酸、エルグ酸、食物繊維、ビタミン、ミネラ
ル、ハーブ、生薬、野菜、ハーブ抽出物、生薬抽出物、
果実、果汁、野菜ジュース、魚油、アミノ酸、生理活性
ペプチド、生理活性タンパク質等、食品に添加される化
合物の中から1種又は2種以上を選択して含有させて、
栄養価・風味等の改善を行ってもよい。
【0032】上記食物繊維としては、セルロース、ヘミ
セルロース、リグニン、キチン、キトサン、ペクチン、
グルコマンナン(コンニャク粉を含む)、アルギン酸
(その塩を含む)、グアガム、ローカストビーンガム、
タラガム、アラビアガム、キサンタンガム、サイリュウ
ムガム、寒天、ポリデキストロース、プルラン、難消化
性デキストリン(商品名:パインファイバー、セルファ
ー)、難消化性オリゴ糖(イソマルトオリゴ糖、キシロ
オリゴ糖、大豆オリゴ糖、フラクトオリゴ糖、ラフィノ
ース、パラチノースオリゴ糖)などがある。
【0033】上記ビタミンとしては、β−カロチン、ビ
タミンA、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンD、ビ
タミンE、ビタミンK、ビタミンP、ナイアシン(ニコ
チン酸)、葉酸、パントテン酸(そのカルシウム塩を含
む)などがある。
【0034】上記ミネラルとしては、りん酸カルシウ
ム、貝カルシウム、卵殻カルシウム、骨カルシウム、サ
ンゴカルシウム、アパタイト、ヒドロキシアパタイト、
真珠粉、クエン酸リンゴ酸カルシウム(CCM)、カゼ
インカルシウムペプチド(CCP)、ラクトフェリン、
塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、炭酸マグネシウ
ム、ドロマイト、ヘム鉄、グルコン酸鉄、クエン酸鉄、
グルコン酸亜鉛、グルコン酸銅、セレン、モリブデンな
どの必須微量金属化合物などがある。
【0035】上記アミノ酸、生理活性ペプチド、生理活
性タンパク質としては、グリシン、セリン、グルタミン
酸、システイン、大豆ペプチド、コラーゲン、絹タンパ
ク、セリシン、カゼインホスホペプチド(CPP)など
がある。
【0036】上記ハーブ、生薬、野菜、ハーブ抽出物、
生薬抽出物、野菜抽出物、果実、果汁、野菜ジュース、
魚油としては、ハトムギ、アロエ、グアバ、レイシ、サ
ンシシ、ニンジン、クズ、アセロラ、ギムネマ、プロポ
リス、イチョウ、クコシ、ブルーベリー、ローズマリ
ー、カモミール、クワ、アルファルファ、ラベンダー、
カモミール、タイム、ホオノキ、ナツメ、バナナ、サン
ザシ、シイタケ、アガリクス、クロレラ、スピルリナ、
ウコン、エゾウコギ、ドウナリエラ、大麦若葉、ビール
酵母、、ゾルガム、ガジュツ、マスティック、ヤーコ
ン、大豆イソフラボン、グルコサミン、ドコサヘキサエ
ン酸(DHA)、エイコサペンタエン酸(EPA)など
がある。
【0037】なお、上記各化合物の添加量は、生理活性
等に必要な量に応じて適宜決定する。
【0038】そして、上記補助食品剤は、食品に添加す
ることで、食品の栄養価を改善することができる。特
に、毎日主食とする米類、麺類等の穀類食品に添加すれ
ば、γ−アミノ酪酸をはじめとする、多くの栄養素を毎
日摂取することができる。すなわち、補助食品剤を添加
して、米粒状食品、麺状食品とすればよい。
【0039】米粒状食品としては、米、人造米、炊飯米
及びアルファ化米等、がある。また、麺状食品として
は、パスタ等の洋風麺、うどん、そば等の和風麺、その
他中華麺等いずれでもよい。
【0040】勿論、穀類食品以外の食品、例えば飲料、
乳酸発酵製品などにも本発明の補助食品剤は適用可能で
ある。なお、本発明の補助食品剤が適用可能な食品は、
加熱型、非加熱型を問わない。
【0041】上記食品への補助食品剤の添加方法は、例
えば、食品と補助食品剤とを混合する方法、食品を補助
食品剤に浸漬する方法、食品に補助食品剤をスプレーす
る方法、等が使用できる。
【0042】
【発明の効果】本発明の補助食品剤は、γ−アミノ酪酸
が、酸解離定数:pKa =4.4より小さい酸と塩を形
成してなることで、γ−アミノ酪酸が多量に含有されて
いても不快なアミン臭や異味がほとんど生じない。よっ
て、食品に添加した際、食べ易く、栄養価も高いものと
なる。
【0043】
【実施例】以下、本発明の効果を確認するために行った
実施例について説明を行う。本実施例においては、下記
に記した各補助食品剤、及びそれを使用して補助食品剤
添加食品を製造した。
【0044】<補助食品剤A>γ−アミノ酪酸2g及び
50%フィチン酸6gの混合物にセルロースデンプン複
合物(商品名:セキセル)60g及びデキストリン34
gを添加して混合しながら、乾燥して本発明の補助食品
剤100gを得た。
【0045】<補助食品剤B>γ−アミノ酪酸0.4
g、50%フィチン酸1.5g、γ−オリザノール2g
及びシクロデキストリン40gに70%エタノール10
mlを加えて混練し、次いでイノシトール10g、寒天
20g及びセルロース澱粉複合物(商品名:セキセル)
26.7gを添加して混合しながら、乾燥して本発明の
補助食品剤100gを得た。
【0046】<補助食品剤C>γ−オリザノール0.3
g、グリセリン脂肪酸エステル0.3g及びショ糖脂肪
酸エステル0.3gの混合物にγ−アミノ酪酸0.13
g及び50%フィチン酸0.8gをかき混ぜながら添加
し、次いでイノシトール33g及びポリデキストロース
65.5gを添加して混合しながら、乾燥して本発明の
補助食品剤100gを得た。
【0047】<補助食品剤D>γ−アミノ酪酸1g、酒
石酸1.5g、γ−オリザノール2g、イノシトール1
6g、食物繊維(商品名:パインファイバー)40g及
びセルロース(商品名:アピセル)39.5gを混合し
て本発明の補助食品剤100gを得た。
【0048】<補助食品剤E>γ−アミノ酪酸1gをワ
インビネガー30gに溶解して本発明の補助食品剤を得
た。
【0049】<補助食品剤F>γ−アミノ酪酸1g、ク
エン酸1g、米酢10g、イノシトール20g、γ−オ
リザノール0.5g及びシクロデキストリン7gを水6
0.5gに溶解して本発明の補助食品剤を得た。
【0050】<補助食品剤G>γ−アミノ酪酸0.16
g、50%フィチン酸0.7g、イノシトール2.2
g、γ−オリザノール0.32g及びシクロデキストリ
ン3gを水93.62gに溶解して本発明の補助食品剤
を得た。
【0051】<補助食品剤H>γ−アミノ酪酸3g及び
キトサン20gを30%フィチン酸50gに溶解後、イ
ノシトール10g、γ−オリザノール4g、茶抽出物
(商品名:ポリフェノン)5g及びセルロース澱粉複合
物(商品名:セキセル)42gを添加し、混合しながら
乾燥して本発明の補助食品剤100gを得た。
【0052】<補助食品剤I>ギャバ高含有玄米エキス
7.6g及び50%フィチン酸0.9gの混合物に玄米
エキス45.6g、米胚芽油7.6g、ビタミンB1ラ
ウレート0.1g及びアップルファイバー38.5gを
加え、混合しながら乾燥して本発明の補助食品剤100
gを得た。
【0053】<補助食品剤J>γ−アミノ酪酸0.3g
及び50%フィチン酸1gの混合物に米胚芽油5g、イ
ノシトール5g、りん酸カルシウム40g、カゼインホ
スホペプチド4g、食物繊維(パインファイバー)5
6.1g、ビール酵母49g及びクロレラ粉末40gを
添加して混合しながら、乾燥して本発明の補助食品剤2
00gを得た。
【0054】<補助食品剤K>γ−アミノ酪酸0.4
g、50%フィチン酸1.3g及びイチョウエキス81
gの混合物にγ−オリザノール0.5g、イノシトール
2.5g、シクロデキストリン40g、グルコン酸カル
シウム70g、グルコン酸亜鉛0.7g、大豆ペプチド
29.9g、食物繊維(パインファイバー)10g及び
セルロース澱粉複合物(商品名:セキセル)38.8g
を添加して混合しながら、乾燥して本発明の補助食品剤
200gを得た。
【0055】<補助食品剤添加食品1(米粒状)>コー
ンスターチ550g、糯粉100g、セルロース120
g、食物繊維(商品名:ポリデキストロース)155
g、デキストリン70g及び補助食品剤A8g(γ−ア
ミノ酪酸0.16g及び50%フイチン酸0.48gの
混合物にセルロース澱粉複合物(商品名:セキセル)
4.8g及びデキストリン2.72gの乾燥物)を均一
に混合後、エクストルーダーに粉末供給口より定量連続
供給し、別に水270gを水供給口より連続供給する。
エクストルーダー内で各原料を混合混練、加圧し、約1
00℃に加熱して糊化した後、吐出口に取り付けた径2
mmの円形ダイを通して押出し、近接したカッターで長さ
3〜4mmに切断し、乾燥して米粒状の本発明の補助食品
剤添加食品、1070gを得た。
【0056】<補助食品剤添加食品2(米粒状)>上新
粉550g、小麦澱粉100g、コーンスターチ50
g、セルロース澱粉複合物(商品名:セキセル)36
g、食物繊維(商品名:パインファイバー)115g、
りん酸一水素カルシウム100g、デキストリン44g
及び補助食品剤B50g(γ−アミノ酪酸0.2g、5
0%フイチン酸0.75g、γ−オリザノール1g、シ
クロデキストリン20g、イノシトール5g、寒天10
g及びセルロース澱粉複合物(商品名:セキセル)1
3.35gの乾燥物)を均一に混合後、エクストルーダ
ーに粉末供給口より定量連続供給し、別に水270gを
水供給口より連続供給する。エクストルーダー内で各原
料を混合混練、加圧し、約100℃に加熱して糊化した
後、吐出口に取り付けた径2mmの円形ダイを通して押出
し、近接したカッターで長さ3〜4mmに切断し、乾燥し
て米粒状の本発明の補助食品剤添加食品、1060gを
得た。
【0057】<補助食品剤添加食品3(米粒状)>馬鈴
薯澱粉400g、上新粉200g、セルロース120
g、食物繊維(商品名:セルファー)180g及びデキ
ストリン100gを均一に混合後、エクストルーダーに
粉末供給口より定量連続供給し、別に補助食品剤G26
5g(γ−アミノ酪酸0.424g、50%フィチン酸
1.855g、イノシトール5.83g、γ−オリザノ
ール0.848g及びシクロデキストリン7.95gを
溶解した水248gの溶液)を水供給口より連続供給す
る。エクストルーダー内で各原料を混合混練、加圧し、
約100℃に加熱して糊化した後、吐出口に取り付けた
径2mmの円形ダイを通して押し出し、近接したカッター
で長さ3〜4mmに切断し、乾燥して米粒状の本発明の補
助食品剤添加食品、1040gを得た。
【0058】<補助食品剤添加食品4(米粒状)>精白
米10kgを洗浄し、水に浸漬して水切り後、蒸煮しな
がら補助食品剤C100g(γ−オリザノール0.3
g、グリセリン脂肪酸エステル0.3g、ショ糖脂肪酸
エステル0.3g、γ−アミノ酪酸0.13g、50%
フィチン酸0.8g、イノシトール33g及びポリデキ
ストロース65.5gの乾燥物)を温水1Lに溶かした
溶液を噴霧し、乾燥して本発明の補助食品剤添加食品、
10.1kgを得た。
【0059】<補助食品剤添加食品5(米粒状)>洗浄
した精白米300gに補助食品剤F5g(γ−アミノ酪
酸0.05g、クエン酸0.05g、米酢0.5g、イ
ノシトール1g、γ−オリザノール0.025g及びシ
クロデキストリン0.35gを水3.025g)を水5
40gに溶かした液を加えて常法により炊飯して本発明
の補助食品剤添加食品を得た。
【0060】<補助食品剤添加食品6(米粒状)>補助
食品剤添加食品2の75gを洗浄した精白米150gに
加え、水を炊飯器の2合の水位まで加え、約15分間放
置した後、炊飯して本発明補助食品剤添加食品を得た。
【0061】<補助食品剤添加食品7(麺状)>加工澱
粉200g、小麦粉400g、セルロース110g、食
物繊維(商品名:ポリデキストロース)140g、タマ
リンドガム50g、カードラン20g、デキストリン4
0g及び補助食品剤D40g(γ−アミノ酪酸0.4
g、酒石酸0.6g、γ−オリザノール0.8g、イノ
シトール6.4g、食物繊維(商品名:パインファイバ
ー)16g及びセルロース(商品名:アピセル)15.
8gの混合物)を均一に混合後、エクストルーダーに粉
末供給口より定量連続供給し、別に水240gを水供給
口より連続供給する。エクストルーダー内で各原料を混
合混練、加圧し、約90℃に加熱して糊化した後、吐出
口に取り付けた径3mmの円形ダイを通して押し出し、近
接したカッターで長さ20cmに切断し、乾燥して麺状の
本発明の補助食品剤添加食品、1030gを得た。
【0062】<補助食品剤添加食品8(麺状)>ソバ粉
100g、小麦粉100g及び補助食品剤H2.7g
(γ−アミノ酪酸0.081g、キトサン0.54g、
30%フィチン酸1.35g、イノシトール0.27
g、γ−オリザノール0.108g、茶抽出物(商品
名:ポリフェノン)0.135g及びセルロース澱粉複
合物(商品名:セキセル)1.134gの乾燥物)の混
合物に水を適量加えながら捏ね、製麺機で麺状にした
後、乾燥して本発明の補助食品剤添加食品、205gを
得た。
【0063】<補助食品剤添加食品9(米粒状)>コー
ンスターチ500g、タピオカ澱粉150g、人参粉末
100g、食物繊維(ポリデキストロース)150g、
イソマルトオリゴ糖53g及び補助食品剤I:50g
(ギャバ高含有玄米発酵エキス3.8g、50%フィチ
ン酸0.45g、玄米エキス22.8g、米胚芽油3.
8g、ビタミンB1ラウレート0.05g及びアップル
ファイバー19.25gの乾燥物)を均一に混合後、エ
クストルーダーに粉末供給口より定量連続供給し、別に
水300gを水供給口より連続供給する。エクストルー
ダー内で各原料を混合混練、加圧し、約110℃に加熱
して糊化した後、吐出口に取り付けた径2mmの円形ダイ
を通して押し出し、近接したカッターで長さ3〜4mmに
切断し、乾燥して米粒状の本発明の補助食品剤添加食
品、1060gを得た。
【0064】<補助食品剤添加食品10(米粒状)>コ
ーンスターチ400g、馬鈴薯澱粉160g、人参粉末
100g、食物繊維(パインファイバー)70g、イソ
マルトオリゴ糖73g及び補助食品剤J:200g(γ
−アミノ酪酸0.3g、50%フィチン酸1g、米胚芽
油5g、イノシトール5g、りん酸カルシウム40g、
カゼインホスホペプチド4g、食物繊維(パインファイ
バー)56.1g、ビール酵母49g及びクロレラ粉末
40gの乾燥物)を均一に混合後、エクストルーダーに
粉末供給口より定量連続供給し、別に水280gを水供
給口より連続供給する。エクストルーダー内で各原料を
混合混練、加圧し、約110℃に加熱して糊化した後、
吐出口に取り付けた径2mmの円形ダイを通して押し出
し、近接したカッターで長さ3〜4mmに切断し、乾燥し
て米粒状の本発明の補助食品剤添加食品、1060gを
得た。
【0065】<補助食品剤添加食品11(米粒状)>コ
ーンスターチ400g、馬鈴薯澱粉200g、グルコマ
ンナン53g、食物繊維(パインファイバー)80g、
イソマルトオリゴ糖70g及び補助食品剤K:200g
(γ−アミノ酪酸0.4g、50%フィチン酸1.3
g、イチョウエキス81g、γ−オリザノール0.5
g、イノシトール2.5g、シクロデキストリン40
g、グルコン酸カルシウム70g、グルコン酸亜鉛0.
7g、大豆ペプチド29.9g、食物繊維(パインファ
イバー)10g及びセルロース澱粉複合物(商品名:セ
キセル)38.8gの乾燥物)を均一に混合後、エクス
トルーダーに粉末供給口より定量連続供給し、別に水2
90gを水供給口より連続供給する。エクストルーダー
内で各原料を混合混練、加圧し、約100℃に加熱して
糊化した後、吐出口に取り付けた径2mmの円形ダイを通
して押し出し、近接したカッターで長さ3〜4mmに切断
し、乾燥して米粒状の本発明の補助食品剤添加食品、1
070gを得た。
【0066】上記各補助食品剤は、いずれも不快なアミ
ン臭が抑えられていた。また、それらを添加することで
得られた上記各補助食品剤添加食品は、いずれも良好な
風味であることが確認できた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4B018 LB10 LE01 MD05 MD09 MD10 MD19 MD20 MD23 MD47 MD52 MD53 MD61 ME02 MF02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 γ−アミノ酪酸が含有されてなる補助食
    品剤であって、前記γ−アミノ酪酸が、酸解離定数:p
    a =4.4より小さい酸と塩を形成してなることを特
    徴とする補助食品剤。
  2. 【請求項2】 前記酸がフィチン酸であることを特徴と
    する請求項1記載の補助食品剤。
  3. 【請求項3】 前記酸が醸造酢であることを特徴とする
    請求項1記載の補助食品剤。
  4. 【請求項4】 さらにイノシトール及び/又はγ−オリ
    ザノールを含有することを特徴とする請求項1、2又は
    3記載の補助食品剤。
  5. 【請求項5】 さらにカテキン、ルチン、セラミド、コ
    ウジ酸、エラグ酸、フルボ酸、フミン酸、ヒマトメラン
    酸、エルグ酸、食物繊維、ビタミン、ミネラル、ハー
    ブ、生薬、野菜、ハーブ抽出物、生薬抽出物、果実、果
    汁、野菜ジュース、魚油、アミノ酸、生理活性ペプチ
    ド、生理活性タンパク質のうち、少なくとも1種を含有
    することを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の補
    助食品剤。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4又は5記載の補助
    食品剤が添加されてなることを特徴とする補助食品剤添
    加食品。
  7. 【請求項7】 前記補助食品剤添加食品が、米粒状であ
    ることを特徴とする請求項6記載の補助食品剤添加食
    品。
  8. 【請求項8】 前記補助食品剤添加食品が、麺状である
    ことを特徴とする請求項6記載の補助食品剤添加食品。
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