JP2003005796A - デジタル記録再生装置 - Google Patents

デジタル記録再生装置

Info

Publication number
JP2003005796A
JP2003005796A JP2002106965A JP2002106965A JP2003005796A JP 2003005796 A JP2003005796 A JP 2003005796A JP 2002106965 A JP2002106965 A JP 2002106965A JP 2002106965 A JP2002106965 A JP 2002106965A JP 2003005796 A JP2003005796 A JP 2003005796A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
format
field
frequency
basic
audio data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002106965A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4099570B2 (ja
JP2003005796A5 (ja
Inventor
Masamichi Takayama
雅道 高山
Tetsuo Kani
哲男 可児
Fumitoshi Ishida
文利 石田
Kenji Yamazaki
健治 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2002106965A priority Critical patent/JP4099570B2/ja
Publication of JP2003005796A publication Critical patent/JP2003005796A/ja
Publication of JP2003005796A5 publication Critical patent/JP2003005796A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4099570B2 publication Critical patent/JP4099570B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基本装置となるデジタル記録再生装置が存在
する場合、これを基に異なるフィールド周波数に対応す
る装置を実現する。 【解決手段】デジタル記録装置の入力部3は、固有フィ
ールド周波数を有すると共に固有フォーマットに基づい
たオーディオデータを受け入れて、そのベースバンド処
理を行う。処理部4は、基本フィールド周波数を有し基
本フォーマットに基づいたオーディオデータを処理する
ように設計されており、サンプリング周波数に応じたク
ロックで動作し基本フォーマットに適合したオーディオ
データのエラー訂正用の符号化処理を行う。両者の間に
変換部9が配されており、固有フォーマットを基本フォ
ーマットに適合させつつ、固有フィールド周波数と基本
フィールド周波数との比に応じてオーディオデータのサ
ンプリング周波数を変換する。処理部4は、変換された
サンプリング周波数に応じたクロックで動作し、エラー
訂正用の符号化処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はあるフィールド周波
数に対応したオーディオデータやビデオデータの記録再
生装置が存在する時に、そのシステムを基本として異な
るフィールド周波数に対応する記録再生装置を作る際
に、装置を簡素化する方式に関する。例えば、VTR記
録再生装置のオーディオ部分やビデオ部分を簡素化する
方式に関する。但し、本発明は、VTRに限られるもの
ではない。
【0002】
【従来の技術】VTR記録再生装置は、複数の異なるテ
レビジョンスタンダードの信号を記録、再生する為に、
例えば日本、米国、欧州のそれぞれのHDTV方式に対
応が可能なデジタル磁気記録再生装置が必要である。現
在のテレビジョンよりも高精細な画像を提供するHDT
Vは、日本が世界に先がけて開発した。日本のHDTV
方式はハイビジョンと呼ばれ走査線数が1125本、フ
ィールド周波数が60Hzと決められている。一方、欧
州及び米国では日本方式とは異なる方式のHDTVとな
っている。例えば、欧州方式は、フィールド周波数が5
0Hzである。
【0003】この様にテレビジョン方式が異なって、番
組を制作したり、送出したりする機材がそれぞれに異な
ると、それぞれに個別の機材を開発し、製造しなければ
ならないため、コストが高くなってしまう。又、他の方
式で制作されたソフトを上映するためには、それぞれの
方式に適合したVTRを用意し、別途設けたフォーマッ
ト変換装置で信号を変換した後、記録し直す必要がある
ため、手間も費用も重んでしまう。
【0004】そもそも、VTRは制作や送出をする際の
中心となる機材の1つであり、一般に放送用のVTRは
高価であるため、異なるHDTV方式で共通のテープト
ランスポートや信号処理回路及びカセットやテープが使
用できれば機器コストやランニングコストの低減と成る
ため使用者にとって利益が大きい。又、同じVTRで他
の方式で記録したテープの再生が可能であれば各国間の
番組変換が容易に低コストで行えるというメリットがあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに従来の磁気記
録再生装置では、異なるHDTV方式による高精細な画
像とともに音声を、共通の機構で記録再生できる装置は
なかった。異なる周波数に対応する装置を考える場合に
は異なる周波数それぞれ別々にフォーマットを作り、そ
れぞれのフィールド周波数に対応する処理装置が必要で
あった。例えば60Field/s、50Field/
sそれぞれの装置で共にオーディオ入出力サンプリング
周波数が48KHz、サンプルあたりビット数24bi
tであった場合には60Field/sでは800sa
mple/field×24bit/sampleでオ
ーディオフォーマットを考えなければならないし、50
Field/sでは960sample/field×
24bit/sampleでオーディオフォーマットを
考えなければならない。フィールドあたりの総ビット数
は800×24=19200bit/fieldと96
0×24=23040bit/fieldと大きな差が
ある。よって、異なるフィールド周波数に対応する装置
はそれぞれ全く違ったフォーマット、全く別の装置にな
らざるをえなかった。
【0006】又,ビデオの画枠がそれぞれのフィールド
周波数で違う。よって、異なるフィールド周波数に対応
する装置はそれぞれ全く違ったフォーマット、全く別の
装置にならざるをえなかった。
【0007】そこで本発明は、あるフィールド周波数に
対応する基本装置となるデジタル音声記録再生装置が存
在する場合、異なるフィールド周波数のオーディオデー
タを基本装置のフォーマットに合うようにデータ変換
し、適切な処理レートに変更することにより、基本装置
を基に異なるフィールド周波数に対応する装置を実現す
ることを目的とする。
【0008】又本発明は、あるフィールド周波数に対応
した基本装置となるデジタル映像記録再生装置が存在す
る場合、異なるフィールド周波数のビデオデータを基本
装置のフォーマットに合うようにデータ変換し、適切な
処理レートに変更することにより、基本装置を基に異な
るフィールド周波数に対応する装置を実現することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した従来の技術の課
題を解決し、本発明の目的を達成する為に、以下の手段
を講じた。即ち、本発明の第一面によれば、所定のサン
プリング周波数及び固有フィールド周波数を有すると共
に、固有のデータ配列及びビット配列をフィールド単位
で規定する固有フォーマットに基づいたオーディオデー
タを受け入れ、少なくとも該オーディオデータのベース
バンド処理を行う入力部と、所定のサンプリング周波数
及び基本フィールド周波数を有し基本のデータ配列及び
ビット配列をフィールド単位で規定する基本フォーマッ
トに基づいたオーディオデータを処理するように設計さ
れており、サンプリング周波数に応じたクロックで動作
し基本フォーマットに適合したオーディオデータのエラ
ー訂正用の符号化処理を行う処理部と、該処理部から出
力されたオーディオデータを記録媒体に書き込む出力部
とからなるデジタル音声記録装置において、該入力部と
該処理部との間に変換部が配されており、オーディオデ
ータの固有フィールド周波数が基本フィールド周波数と
異なり且つ固有フォーマットが基本フォーマットと異な
る時、前記変換部は、固有フォーマットを基本フォーマ
ットに適合させつつ、固有フィールド周波数と基本フィ
ールド周波数との比に応じて該サンプリング周波数を変
換してオーディオデータを該処理部に渡し、前記処理部
は、該変換されたサンプリング周波数に応じたクロック
で動作し、該基本フォーマットに適合したオーディオデ
ータのエラー訂正用の符号化処理を行うことを特徴とす
る。具体的には、前記変換部は、一フィールド当りのサ
ンプル数と一サンプルのビット数との積で決まる一フィ
ールド当りの総ビット数を維持しつつ、一フィールド当
りのサンプル数と一サンプルのビット数を組替えて固有
フォーマットを基本フォーマットに適合させると共に、
一フィールド当りのサンプル数を変えることで該サンプ
リング周波数を変換する。更に、一フィールド当りのサ
ンプル数と一サンプルのビット数との積で決まる一フィ
ールド当りの総ビット数が固有フォーマットと基準フォ
ーマットで異なる場合、前記変換部は、入力されたオー
ディオデータのサンプリング周波数を変換して一フィー
ルド当りのサンプル数を補正し、以って一フィールド当
りの補正されたサンプル数と一サンプルのビット数との
積で決まる一フィールド当りの補正された総ビット数
を、基準フォーマットで決まる一フィールド当りの総ビ
ット数に合わせる。或いは、一フィールド当りのサンプ
ル数と一サンプルのビット数との積で決まる一フィール
ド当りの総ビット数が固有フォーマットと基準フォーマ
ットで異なる場合、前記変換部は、不足するビット数に
見合うダミーのデータを固有フォーマットに付加して一
フィールド当りの総ビット数を補正し、以って固有フォ
ーマット側の総ビット数を基準フォーマット側の総ビッ
ト数に合わせても良い。好ましくは、前記変換部は、シ
リアルに配列したサンプルのビットストリームからなる
オーディオデータを固有フォーマット側のビット数単位
でFIFOに書込み且つ基本フォーマット側のビット数
単位で読出して、一フィールド当りのサンプル数と一サ
ンプルのビット数を組替え固有フォーマットを基本フォ
ーマットに適合させる。この場合、前記変換部は、固有
フィールド周波数に同期して該FIFOに対するオーデ
ィオデータの書込み及び読出しを制御し、以って固有フ
ォーマットを基本フォーマットに適合させる。
【0010】一態様では、前記処理部は該変換部を変換
手段として内蔵しているとともにオーディオデータのエ
ラー訂正用の符号化処理を行なう符号化手段を含んでお
り、オーディオデータの固有フィールド周波数が基本フ
ィールド周波数と異なり且つ固有フォーマットが基本フ
ォーマットと異なる時、前記変換手段は、固有フォーマ
ットを変換し基本フォーマットに適合させた上でオーデ
ィオデータを該符号化手段に渡し、前記符号化手段は、
所定のサンプリング周波数に応じたクロックで動作しつ
つ、固有フィールド周波数と基本フィールド周波数との
比に応じた割合で随時休止を入れながら該基本フォーマ
ットに適合されたオーディオデータのエラー訂正用の符
号化処理を行う。具体的には、前記変換手段は、一フィ
ールド当りのサンプル数と一サンプルのビット数との積
で決まる一フィールド当りの総ビット数を維持しつつ、
一フィールド当りのサンプル数と一サンプル当りのビッ
ト数を組替えて固有フォーマットを基本フォーマットに
変換する。更に具体的には、前記変換手段は基本フォー
マット側の一サンプル当りビット数に対応したビット数
のレジスタを備え、シリアルに配列したサンプルのビッ
トストリームからなる固有フォーマットのオーディオデ
ータをサイクリックに該レジスタに書込む一方、固有フ
ォーマット側の一サンプル当りビット数と基本フォーマ
ット側の一サンプル当りビット数との比に応じた割合で
随時休止を入れながら該レジスタからサイクリックにオ
ーディオデータを読み出して、一フィールド当りのサン
プル数と一サンプルのビット数を組替え固有フォーマッ
トを基本フォーマットに変換する。
【0011】本発明の第二面によれば、あるサンプリン
グ周波数及び固有フィールド周波数を有すると共に、基
本のデータ配列及びビット配列をフィールド単位で規定
する基本フォーマットに適合されたオーディオデータを
記録媒体から読込む入力部と、所定のサンプリング周波
数及び基本フィールド周波数を有すると共に基本フォー
マットに基づいたオーディオデータを処理するように設
計されており、サンプリング周波数に応じたクロックで
動作し基本フォーマットに適合したオーディオデータの
少なくともエラー訂正用の復号化処理を行う処理部と、
該処理部から出力されたオーディオデータの少なくとも
ベースバンド処理を行った上で該オーディオデータを再
生デバイスに供給する出力部とからなるデジタル音声再
生装置において、前記処理部は、該読み込んだオーディ
オデータのサンプリング周波数に応じたクロックで動作
可能であり、該基本フォーマットに適合したオーディオ
データのエラー訂正用の復号化処理を行い、該処理部と
該出力部との間に変換部が配されており、該読込んだオ
ーディオデータの固有フィールド周波数が基本フィール
ド周波数と異なり且つ固有フォーマットが基本フォーマ
ットと異なる時、前記変換部は、基本フォーマットに適
合していた該オーディオデータを固有フォーマットに戻
すと共に、固有フィールド周波数と基本フィールド周波
数との比に応じて該読み込んだオーディオデータのサン
プリング周波数を所定のサンプリング周波数に変換して
オーディオデータを該出力部に渡すことを特徴とする。
具体的には、前記変換部は、一フィールド当りのサンプ
ル数と一サンプルのビット数との積で決まる一フィール
ド当りの総ビット数を維持しつつ、一フィールド当りの
サンプル数と一サンプルのビット数を組替えて該オーデ
ィオデータを基本フォーマットから固有フォーマットに
戻すと共に、一フィールド当りのサンプル数を変えるこ
とで該サンプリング周波数を変換する。尚、一フィール
ド当りのサンプル数と一サンプルのビット数との積で決
まる一フィールド当りの総ビット数が固有フォーマット
と基準フォーマットで異なる場合、前記変換部は、一旦
該基本フォーマットから近似的に固有フォーマットに戻
されたオーディオデータのサンプリング周波数を変換し
て一フィールド当りのサンプル数を補正し、以ってオー
ディオデータを最終的に固有フォーマットに変換する。
或いは、一フィールド当りのサンプル数と一サンプルの
ビット数との積で決まる一フィールド当りの総ビット数
が固有フォーマットと基準フォーマットで異なる場合、
前記変換部は、一旦該基本フォーマットに適合したオー
ディオデータに余分のダミーデータを付加して近似的に
固有フォーマットに戻した後、該ダミーデータを削除し
てオーディオデータを最終的に固有フォーマットに変換
しても良い。好ましくは、前記変換部は、シリアルに配
列したサンプルのビットストリームからなるオーディオ
データを基本フォーマット側のビット数単位でFIFO
に書込み且つ固有フォーマット側のビット数単位で読出
して、一フィールド当りのサンプル数と一サンプルのビ
ット数を組替え基本フォーマットを固有フォーマットに
戻す。この場合、前記変換部は、固有フィールド周波数
に同期して該FIFOに対するオーディオデータの書込
み及び読出しを制御し、以って基本フォーマットを固有
フォーマットに戻す。
【0012】一態様では前記処理部は該変換部を変換手
段として内蔵しているとともに、オーディオデータのエ
ラー訂正用の復号化処理を行なう復号化手段を含んでお
り、前記復号化手段は、所定のサンプリング周波数に応
じたクロックで動作しつつ、固有フィールド周波数と基
本フィールド周波数との比に応じた割合で随時休止を入
れながら該基本フォーマットに適合したオーディオデー
タのエラー訂正用の復号化処理を行い、前記変換手段
は、該読込んだオーディオデータの固有フィールド周波
数が基本フィールド周波数と異なり且つ固有フォーマッ
トが基本フォーマットと異なる時、基本フォーマットに
適合していた該オーディオデータを固有フォーマットに
戻した上でオーディオデータを該出力部に渡す。具体的
には、前記変換手段は、一フィールド当りのサンプル数
と一サンプルのビット数との積で決まる一フィールド当
りの総ビット数を維持しつつ、一フィールド当りのサン
プル数と一サンプルのビット数を組替えて該オーディオ
データを基本フォーマットから固有フォーマットに戻
す。更に具体的には、前記変換手段は、基本フォーマッ
ト側の一サンプル当りビット数に対応したビット数のレ
ジスタを備え、固有フォーマット側の一サンプル当りビ
ット数と基本フォーマット側の一サンプル当りビット数
との比に応じた割合で随時休止を入れながら、シリアル
に配列したサンプルのビットストリームからなる基本フ
ォーマットのオーディオデータをサイクリックに該レジ
スタに書込む一方、固有フォーマット側の一サンプル当
りビット数で区切りながら該レジスタからサイクリック
にオーディオデータを読み出して、一フィールド当りの
サンプル数と一サンプルのビット数を組替えて基本フォ
ーマットを固有フォーマットに戻す。尚、オーディオデ
ータの順方向再生と逆方向再生を切り替えて行う場合、
前記変換手段は、該レジスタに対してオーディオデータ
の書き込み及び読み出しを行う時、一方ではビット列の
MSBを先頭にし他方ではLSBを先頭にする。
【0013】別の態様では、前記変換部は、一フィール
ド当りのサンプル数と一サンプルのビット数との積で決
まる一フィールド当りの総ビット数を維持しつつ、一フ
ィールド当りのサンプル数と一サンプルのビット数を組
替えて該オーディオデータを基本フォーマットから固有
フォーマットに戻する。この場合、更にシャトル再生制
御部を備えており、異なるフィールドに属するオーディ
オデータを混合してシャトル再生を行う場合、該変換部
で固有フォーマットに戻されたサンプルのうち正しいビ
ット列を含む有効サンプルのみを該出力部に渡すことを
特徴とする。好ましくは、前記シャトル再生制御部は、
固有フォーマットに戻されたサンプルのうち正しいビッ
ト列を有さない無効サンプルに代えて、有効サンプルを
補間して得られた代替サンプルを該出力部に渡す。又、
前記シャトル再生制御部は、固有フォーマットに戻され
たサンプルのうち正しいビット列と正しくないビット列
を含んだ無効サンプルの少なくとも一部につき、正しく
ないビット列を0で置換して有効サンプルに転換し該出
力部に渡す様にしても良い。
【0014】本発明の第三面によれば、所定のサンプリ
ング周波数及び固有フィールド周波数を有し画枠に関す
る固有フォーマットに基づいたビデオデータを受け入
れ、少なくとも該ビデオデータのベースバンド処理を行
う入力部と、所定のサンプリング周波数及び基本フィー
ルド周波数を有し画枠に関する基本フォーマットに基づ
いたビデオデータを処理するように設計されており、サ
ンプリング周波数に応じたクロックで動作し基本フォー
マットに適合したビデオデータの圧縮処理及びエラー訂
正用の符号化処理を行う処理部と、該処理部から出力さ
れたビデオデータを記録媒体に書き込む出力部とからな
るデジタル映像記録装置において、該入力部と該処理部
との間に変換部が配されており、ビデオデータの固有フ
ィールド周波数が基本フィールド周波数と異なる時、前
記変換部は、固有フォーマットを基本フォーマットに適
合させつつ、固有フィールド周波数と基本フィールド周
波数との比に応じて該サンプリング周波数を変換してビ
デオデータを該処理部に渡し、前記処理部は、該変換さ
れたサンプリング周波数に応じたクロックで動作し、該
基本フォーマットに適合したビデオデータの圧縮処理及
びエラー訂正用の符号化処理を行うことを特徴とする。
具体的には、前記変換部は、固有フォーマットが基本フ
ォーマットに一致する場合、該固有フォーマットを維持
しつつ、固有フィールド周波数と基本フィールド周波数
との比に応じ該サンプリング周波数を変換してビデオデ
ータを該処理部に渡す。更に具体的には、前記変換部
は、固有フォーマットが基本フォーマットに一致する場
合、画枠に入る有効データをそのまま保存して該固有フ
ォーマットを維持しつつ、画枠に入らない無効データを
調整して該サンプリング周波数を変換する。又、前記変
換部は、固有フォーマットが基本フォーマットと異なる
場合、該固有フォーマットを該基本フォーマットに変換
した上で、固有フィールド周波数と基本フィールド周波
数との比に応じ該サンプリング周波数を変換してビデオ
データを該処理部に渡す。具体的には、前記変換部は、
固有フォーマットの画枠に含まれるデータのライン数が
基本フォーマットの画枠に含まれるデータのライン数と
異なる場合、該画枠に含まれるデータのライン数を調整
して該固有フォーマットを該基本フォーマットに変換す
る。
【0015】本発明の第四面によれば、あるサンプリン
グ周波数及び固有フィールド周波数を有し画枠に関する
基本フォーマットに適合されたビデオデータを記録媒体
から読み込む入力部と、所定のサンプリング周波数及び
基本フィールド周波数を有し基本フォーマットに基づい
たビデオデータを処理するように設計されており、サン
プリング周波数に応じたクロックで動作して基本フォー
マットに適合したビデオデータのエラー訂正用復号化処
理及び伸張処理を行う処理部と、該処理部から出力され
たビデオデータの少なくともベースバンド処理を行った
上で該ビデオデータを再生デバイスに供給する出力部と
からなるデジタル映像再生装置において、前記処理部
は、該読み込んだビデオデータのサンプリング周波数に
応じたクロックで動作可能であり、該基本フォーマット
に適合したビデオデータのエラー訂正用復号化処理及び
伸張処理を行い、該処理部と該出力部との間に変換部が
配されており、該読み込んだビデオデータの固有フィー
ルド周波数が基本フィールド周波数と異なる時、前記変
換部は、基本フォーマットに適合していた該ビデオデー
タを固有フォーマットに戻すと共に、固有フィールド周
波数と基本フィールド周波数との比に応じて該読み込ん
だビデオデータのサンプリング周波数を所定のサンプリ
ング周波数に変換してビデオデータを該出力部に渡す。
具体的には、前記変換部は、固有フォーマットが基本フ
ォーマットと同一である場合、該固有フォーマットを維
持しつつ、固有フィールド周波数と基本フィールド周波
数との比に応じサンプリング周波数を変換してビデオデ
ータを該出力部に渡す。更に具体的には、前記変換部
は、固有フォーマットが基本フォーマットと同一である
場合、画枠に入る有効データをそのまま残して該固有フ
ォーマットを維持しつつ、画枠に入らない無効データを
調整してサンプリング周波数を変換する。又、前記変換
部は、固有フォーマットが基本フォーマットと異なる場
合、該基本フォーマットに適合していたビデオデータを
該固有フォーマットに戻した上で、固有フィールド周波
数と基本フィールド周波数との比に応じサンプリング周
波数を変換してビデオデータを該出力部に渡す。例え
ば、前記変換部は、固有フォーマットの画枠に含まれる
データのライン数が基本フォーマットの画枠に含まれる
データのライン数と異なる場合、該画枠に含まれるデー
タのライン数を調整してビデオデータを該固有フォーマ
ットにもどす。
【0016】オーディオに関し本装置の記録側では、オ
ーディオデータの変換部から記録再生媒体に近いブロッ
クになるオーディオ処理部のクロックは基装置と対象装
置のフィールド周波数比クロックを入力する。例えば、
フィールド周波数60Field/s、オーディオ処理
クロック周波数48KHzのVTRを基装置として、フ
ィールド周波数50Field/sのVTRを考えた場
合にはオーディオ処理クロック周波数を48KHz×5
0/60=40KHzとする。
【0017】オーディオデータの変換部から装置の入力
部に近い(媒体から遠い)ブロックのオーディオ処理ク
ロックは装置の入力クロック周波数とする。例えば、基
となる装置が60Field/sでオーディオデータが
1フィールドあたり800Sample/field×
24bit/Sample(サンプリング周波数48K
Hz)として、それを基とする50Field/sの装
置では1フィールドあたり960Sample/fie
ld×20bit/Sample(サンプリング周波数
48KHz)で記録する場合、オーディオデータの変換
部から装置の入力部に近い(媒体から遠い)ブロックは
共に48KHzのクロックで処理する。よって、両装置
共にベースバンド処理は48KHzであり、共に同じ回
路が使える。
【0018】オーディオデータ変換部の装置入力部に近
い側(媒体から遠い側)はオーディオデータのフィール
ドあたり総ビット数が、基となるフィールド周波数の装
置と同じになるようなフィールドあたりサンプル数、サ
ンプルあたりビット数にする。例えば、基となるフィー
ルド周波数60Field/sの装置でオーディオが1
フィールドあたり800Sample/field×2
4bit/Sampleで記録されているとしたら、フ
ィールド周波数50Field/sの装置では960S
ample/field×20bit/Sampleで
記録する。共にフィールドあたり総ビット数は1920
0bit/sとなる。この例のようにサンプルあたりの
ビット数を基の装置より変えることによって共に装置の
入力サンプリング周波数を同じにすることが出来る。上
記例は両フィールド周波数装置共にサンプリング周波数
48KHzである。
【0019】上記のようにオーディオデータ変換部の装
置入力部に近い側のフィールドあたりサンプル数、サン
プルあたりビット数を決定するわけだが、これが装置入
力部のフィールドあたりサンプル数、サンプルあたりビ
ット数と同じであれば処理が簡単になる。しかし、対象
フィールド周波数によっては都合の良いフィールドあた
りサンプル数、サンプルあたりビット数がない場合があ
る。また、対象装置の都合によって、装置入力部のフィ
ールドあたりサンプル数、サンプルあたりビット数を任
意にしたい場合がある。この場合、装置入力部のフィー
ルドあたりサンプル数、サンプルあたりビット数に近く
て基装置の総ビット数と同じになるようなフィールドあ
たりサンプル数(サンプリング周波数に影響)、サンプ
ルあたりビット数を決める。そしてそのサンプリング周
波数になるように装置の入力部からオーディオデータ変
換部までの間にオーディオサンプリングレートコンバー
タを設ける。例えば、基が60Field/sの装置で
オーディオが1フィールドあたり800Sample/
field×24bit/Sampleで記録できると
して、それを基にして48field/sの装置でオー
ディオ入力部を48KHzにする場合を考える。48f
ield/sの装置ではオーディオが1000samp
le/fieldになる。単純に変換すると800sa
mple/field×24bit/sample=1
9200bit/fieldであるので、1000sa
mple/field×19.2bit/sample
となる。1サンプルあたり19.2bitは整数ビット
数ではないので実現できない。そこでこれに近くて都合
の良いフィールドあたりサンプル数にする。例えば96
0sample/field×20bit/sampl
eにする。しかし、このフィールドあたりサンプル数で
はサンプリング周波数が960sample/fiel
d×48field/s=46080sample/s
となる。そこで、装置の入力部とオーディオデータ変換
部の間に46.08KHz<−>48KHzのサンプリ
ングレートコンバータを設けて入力部は所望の48KH
zサンプリングレートとする。この場合、46.08K
Hzにサンプリングレートコンバートされているが人間
の可聴域は一般に20KHzなのでサンプリング定理に
あてはめてもサンプリング周波数は40KHzを越えて
いれば良く、D/A、A/D等の性能を考えても46.
08KHzのサンプリング周波数があれば十分であると
考えられる。
【0020】上記と同じ理由で都合の良いフィールドあ
たりサンプル数、サンプルあたりビット数がない場合
に、サンプリングレートコンバータを使わずに、スタッ
フィング(意味のないデータ)を足して基となる装置と
同じフィールドあたり総ビット数にしてもよい。例え
ば、フィールド周波数48Field/sを考えた場
合、1000sample/field×19bit/
sampleに200bitのスタッフィング(意味の
ないデータ)を足して800sample/field
×24bit/sample=19200bit/fi
eldに変換する。
【0021】本発明に係る音声記録装置では、オーディ
オデータのフォーマット変換処理をECCエンコード用
の処理回路内にて行なうこともできる。オーディオデー
タのフォーマット変換をECCエンコード処理回路で行
なうわけだが、ECCエンコード処理回路には、ベース
バンド側に使うオーディオクロックのみを入力する。例
えば、フィールド周波数60Field/s、ベースバ
ンド側オーディオ処理クロック48KHzのVTRを基
装置として、フィールド周波数50Field/s、ベ
ースバンド側オーディオ処理クロック48KHzのVT
Rを作る場合にも、オーディオクロックは48KHzの
みを入力する。48KHz×50/60=40KHzは
必要ない。
【0022】オーディオデータのフォーマット変換はE
CCエンコード処理回路への入力直後に行なう。オーデ
ィオデータの変換は、基となる記録装置のオーディオベ
ースバンドサンプルあたりビット数分のレジスタを設け
て、そのレジスタにLSBファストまたはMSBファス
トでサイクリックに書込み、読出しを行なうことで、オ
ーディオデータのフォーマット変換を行なう。また、読
出し側は書込み側データレートと合わせるために読出し
の休みを入れる。例えば、フィールド周波数60Fie
ld/s、800sample/field×24bi
t/sampleを基とする装置に対してフィールド周
波数50Field/s、960sample/fie
ld×20bit/sampleの装置を作る場合に
は、ECCエンコード処理回路で24個(24bit
分)のレジスタを設け、そこでLSBファストに20b
it/sampleでレジスタにサイクリックに書込
み、LSBファストにて24bit/sampleでレ
ジスタから読出し、オーディオデータのフォーマット変
換を実現する。読出し側は6sampleに1回は読出
しを休む。
【0023】オーディオデータのフォーマット変換以降
の回路へのコントロールは、オーディオデータのフォー
マット変換用レジスタ読出しに応じて延びるようにす
る。つまり、オーディオデータのフォーマット変換用レ
ジスタ読出しの休みに応じてコントロール信号のための
内部カウンタ動作を休むようにする。例えばフィールド
周波数60Field/sを基とする装置に対してフィ
ールド周波数50Field/sの装置を作る場合に
は、6sampleに1sampleオーディオデータ
のフォーマット変換レジスタの読出しが休みになる。こ
れに合わせてコントロール信号用内部カウンタも休む。
よって、コントロール信号の周期は60Field/s
の6/5の周期になり、60Field/sで800s
ample(1フィールド)で行なっていた処理が50
Field/sでは960sample(1フィール
ド)かかって同じ処理をすることになる。
【0024】一方、本装置の再生側では、オーディオデ
ータ変換部から記録再生媒体に近いブロックのオーディ
オ処理部クロックは基装置と対象装置のフィールド周波
数比クロックを入力する。例えば、フィールド周波数6
0Field/s、オーディオ処理クロック周波数48
KHzのVTRを基装置として、フィールド周波数50
Field/sのVTRを考えた場合にはオーディオ処
理クロック周波数を48KHz×50/60=40KH
zとする。
【0025】オーディオデータ変換部から装置の出力部
に近い(媒体から遠い)ブロックのオーディオ処理クロ
ックは装置の出力クロック周波数とする。例えば、基と
なる装置が60Field/sでオーディオが1フィー
ルドあたり800Sample/field×24bi
t/Sample(サンプリング周波数48KHz)と
して、それを基とする50Field/sの装置では1
フィールドあたり960Sample/field×2
0bit/Sample(サンプリング周波数48KH
z)で記録しているとすると、オーディオデータ変換部
から装置の出力部に近い(媒体から遠い)ブロックは4
8KHzのクロックで処理する。よって、両装置共にベ
ースバンド処理は48KHzであり、共に同じ回路が使
える。
【0026】オーディオデータ変換部の装置出力部に近
い側(媒体から遠い側)はオーディオデータのフィール
ドあたり総ビット数が、基となるフィールド周波数装置
と同じになるようなフィールドあたりサンプル数、サン
プルあたりビット数にする。例えば、基となるフィール
ド周波数60Field/sの装置でオーディオが1フ
ィールドあたり800Sample/field×24
bit/Sampleで記録されているとしたら、フィ
ールド周波数50Field/sの装置では960Sa
mple/field×20bit/Sampleとす
る。共にフィールドあたり総ビット数は19200bi
t/sとなる。この例のようにサンプルあたりのビット
数を基の装置より変えることによって共に装置の出力サ
ンプリング周波数を同じにすることが出来る。上記例は
両フィールド周波数装置共にサンプリング周波数48K
Hzである。
【0027】上記のようにオーディオデータ変換部の装
置出力部に近い側のフィールドあたりサンプル数、サン
プルあたりビット数を決定するわけだが、これが装置出
力部のフィールドあたりサンプル数、サンプルあたりビ
ット数と同じであれば処理が簡単になる。しかし、対象
フィールド周波数によっては都合の良いフィールドあた
りサンプル数、サンプルあたりビット数がない場合があ
る。また、対象装置の都合によって、装置出力部のフィ
ールドあたりサンプル数、サンプルあたりビット数を任
意にしたい場合がある。この場合、装置出力部のフィー
ルドあたりサンプル数、サンプルあたりビット数に近く
て基装置の総ビット数と同じになるようなフィールドあ
たりサンプル数(サンプリング周波数に影響)、サンプ
ルあたりビット数を決める。そしてそのサンプリング周
波数になるように装置の出力部からオーディオデータ変
換部までの間にオーディオサンプリングレートコンバー
ターを設ける。例えば、基が60Field/sの装置
でオーディオが1フィールドあたり800Sample
/field×24bit/Sampleで記録できる
として、それを基にして48field/sの装置でオ
ーディオ出力部を48KHzにする場合を考える。48
field/sの装置ではオーディオが1000sam
ple/fieldになる。単純に変換すると800s
ample/field×24bit/sample=
19200bit/fieldであるので、1000s
ample/field×19.2bit/sampl
eとなる。1サンプルあたり19.2bitは整数ビッ
ト数ではないので実現できない。そこでこれに近くて都
合の良いフィールドあたりサンプル数にする。例えば9
60sample/field×20bit/samp
leにする。しかし、このフィールドあたりサンプル数
ではサンプリング周波数が960sample/fie
ld×48field/s=46080sample/
sとなる。そこで、装置の出力部とオーディオデータ変
換部の間に46.08KHz<−>48KHzのサンプ
リングレートコンバータを設けて出力部は所望の48K
Hzサンプリングレートとする。この場合、46.08
KHzにサンプリングレートコンバートされているが人
間の可聴域は一般に20KHzなのでサンプリング定理
に当てはめてもサンプリング周波数は40KHzを越え
ていれば良く、D/A、A/D等の性能を考えても4
6.08KHzのサンプリング周波数があれば十分であ
ると考えられる。
【0028】上記と同じ理由で都合の良いフィールドあ
たりサンプル数、サンプルあたりビット数がない場合に
上記のサンプリングレートコンバータを使わずに、スタ
ッフィング(意味のないデータ)を足して基となる装置
と同じフィールドあたり総ビット数にしても良い。例え
ば、フィールド周波数48Field/sを考えた場
合、1000sample/field×19bit/
sampleに200bitのスタッフィング(意味の
ないデータ)を足して800sample/field
×24bit/sample=19200bit/fi
eldに変換する。
【0029】データ記録におけるエンコード時には対象
装置のオーディオデータをオーディオデータ変換部にて
データ変換を行ない、基となるフィールド周波数装置の
ベースバンドと同じフィールドあたりサンプル数、サン
プルあたりビット数に変換すると同時にサンプリングレ
ートをフィールド周波数比倍に変更する。具体的にはF
IFOがデータ変換に利用でき、サンプリング周波数変
換もFIFOで行なう。例えば、基となる装置が60F
ield/sでオーディオデータが1フィールドあたり
800sample/field×24bit/Sam
pleとして、それを基とする50Field/sの装
置では1フィールドあたり960sample/fie
ld×20bit/Sampleで記録する装置を考え
る。50Field/sの装置で6Sampleを1処
理単位として6sample×20bit/sampl
e(48KHz)をオーディオデータ変換部のFIFO
に48KHzで書き込んで、FIFO上で5sampl
e×24bit/sampleにデータ並び替えを行な
い、40KHz(=48KHz×50/60)で読み出
す。このようにすればオーディオデータ変換部で960
sample/field×20bit/sample
(48KHz)が800sample/field×2
4bit/sample(40KHz)に変換出来る。
【0030】データ再生におけるデコード時にはオーデ
ィオデータ変換部にてデータ変換を行ない対象フィール
ド周波数装置に合ったフィールドあたりサンプル数、サ
ンプルあたりビット数に変換すると同時にサンプリング
レートをフィールド周波数比倍に変換して元にもどす。
具体的にはFIFOがデータ変換に利用でき,サンプリ
ング周波数変換もFIFOで行なう。例えば、基となる
装置が60Field/sでオーディオデータが1フィ
ールドあたり800Sample/field×24b
it/Sampleとして、50Field/sの装置
にて1フィールドあたり960Sample/fiel
d×20bit/Sampleを記録している場合を考
える。媒体上では6sample×20bit/sam
ple(48KHz)を5sample×24bit/
sample(40KHz)に変換されて記録されてい
る。再生された5sample×24bit/samp
le(40KHz)をオーディオデータ変換部のFIF
Oに40KHzで書き込んで、FIFO上で6samp
le×20bit/sampleにデータ並び替えを行
ない、48KHzで読み出す。このようにすればオーデ
ィオデータ変換部で800sample/field×
24bit/sample(40KHz)が960sa
mple/field×20bit/sample(4
8KHz)に変換出来る。
【0031】オーディオデータ変換のシーケンス起点は
フィールド最初の第一サンプルからとする。例えば、上
記の例だとエンコード時フィールド最初の第一サンプル
から6sample×20bit/sampleが、変
換処理で5sample×24bit/sampleに
変換され、デコード時フィールド最初の第一サンプルか
ら5sample×24bit/sampleが、変換
処理で6sample×20bit/sampleに変
換される。
【0032】媒体上のオーディオ記録フォーマットは基
となる装置と同じにして、誤り訂正符号化等の処理を基
となる装置と全く同じに処理する。例えば基の装置が6
0Field/sでオーディオデータが1フィールドあ
たり800Sample/field×24bit/S
ampleとして、それを基とした50Field/s
の装置にて1フィールドあたり960Sample/f
ield×20bit/Sampleで記録する場合、
オーディオデータは変換部で960sample/fi
eld×20bit/sampleから800samp
le/field×24bit/sampleに変換さ
れる。変換後のオーディオデータは基となる装置と同じ
フィールドあたりサンプル数、サンプルあたりビット数
であり、これに基となる装置と同じ誤り訂正等の処理を
して、オーディオ記録フォーマットは基の装置と同じに
なるようにして記録する。
【0033】本発明に係る音声記録装置では、オーディ
オデータのフォーマット変換処理をECCデコード処理
回路内にて行なうこともできる。その際、ECCデコー
ド処理回路にはベースバンド側に使うオーディオクロッ
クのみを入力する。例えば、フィールド周波数60Fi
eld/s、ベースバンド側オーディオ処理クロック周
波数48KHzのVTRを基装置として、フィールド周
波数50Field/s、ベースバンド側オーディオ処
理クロック周波数48KHzのVTRを作る場合にも、
オーディオクロックは48KHzのみを入力する。48
KHz×50/60=40KHzは必要ない。
【0034】オーディオデータのフォーマット変換はE
CCデコード処理回路の出力直前に行なう。オーディオ
データの変換は、基となる再生装置のオーディオベース
バンドサンプルあたりビット数分のレジスタを設けて、
そのレジスタにLSBファストまたはMSBファストで
サイクリックに書込み、読出しを行なうことでオーディ
オデータのフォーマット変換を行なう。また、書込み側
は読出し側データレートと合わせるために書込みの休み
を適宜入れる。例えば、フィールド周波数60Fiel
d/s、800sample/field×24bit
/sampleを基とする装置に対してフィールド周波
数50Field/s、960sample/fiel
d×20bit/sampleの装置を作る場合にはE
CCデコード処理回路で24個(24bit分)のレジ
スタを設け、そこでLSBファストに24bit/sa
mpleでレジスタにサイクリックに書込み、LSBフ
ァストにて20bit/sampleでレジスタから読
出し、オーディオデータのフォーマット変換を実現す
る。書込み側は6sampleに1回は書込みを休む。
【0035】オーディオデータのフォーマット変換より
前の部分の回路へのコントロールはオーディオデータの
フォーマット変換用レジスタ書込みの休みに応じて延び
るようにする。つまり、オーディオデータのフォーマッ
ト変換用レジスタ書込みの休みに応じてコントロール信
号用の内部カウンタ動作を休むようにする。例えばフィ
ールド周波数60Field/sを基とする装置に対し
てフィールド周波数50Field/sの装置を作る場
合には6sampleに1sampleオーディオデー
タのフォーマット変換レジスタの書込みが休みになる。
これに合わせてコントロール信号用内部カウンタも休
む。よって、コントロール信号の周期は60Field
/sの6/5の周期になり、60Field/sで80
0sample(1field)で行なっていた処理が
50Field/sでは960sample(1fie
ld)かかって同じ処理をすることになる。
【0036】順方向再生の時と逆方向再生の時でオーデ
ィオデータのフォーマット変換用レジスタに読み書きす
る際にLSBファストとするか、MSBファストとする
かを自動的に選択動作する。これは順方向再生と逆方向
再生でオーディオデータが来る順番が逆になるため、フ
ォーマット変換もMSBファスト詰め、LSBファスト
詰めで逆になる。よって、オーディオデータのフォーマ
ット変換も順方向再生、逆方向再生に応じてMSBファ
ストでフォーマット変換するか、LSBファストでフォ
ーマット変換するかを適宜コントロールする必要が出て
くる。
【0037】シャトル再生時にはオーディオデータのフ
ォーマット変換処理をする際、異フィールドのデータが
混じり合ってデータが再生されるが、オーディオデータ
のフォーマット変換シーケンスの最初と最後のデータパ
ックには元の1サンプル分、全てのデータが入っている
パックが来るはずなので、この元のデータにフォーマッ
ト変換出来るデータだけを有効データとして再生する。
オーディオデータのフォーマット変換シーケンスの最初
と最後以外のデータは完全にはフォーマット変換出来
ず、違うサンプルデータが混じり合ってフォーマット変
換されるはずであり、これらサンプルはエラーとして、
後段でコンシール処理をする。尚、上位の有効データビ
ット数を制限すればオーディオデータフォーマット変換
シーケンスの最初と最後以外にも有効なオーディオデー
タフォーマット変換サンプルが出来るので上記よりも多
くのデータを有効データとしてシャトル再生音に使え
る。但し、その場合には制限ビット数以下のLSBビッ
トは0データに置き換える。
【0038】ビデオに関しては本装置の記録側では、変
換部で対象フィールド周波数の入力信号のビデオ画枠を
基となる装置の画枠と同じになるように変換すると同時
に、クロックをフィールド周波数比倍に変換する。例え
ば、基となる装置がフィールド周波数60field/
sで2200sample/Line×1125Lin
e/Field(有効領域1920sample×10
80Line、クロック74.25MHz)だとして、
対象となる装置がフィールド周波数50field/
s、2640sample/Line×1125Lin
e/Field(有効領域1920sample×10
80Line、クロック74.25MHz)だとする
と、変換部で対象となる装置の2640sample/
Line×1125Line/Field(有効領域1
920sample×1080Line,クロック7
4.25MHz)を2200sample/Line×
1125Line/Field(有効領域1920sa
mple×1080Line、クロック61.875M
Hz(=74.25MHz×50/60))に変換す
る。
【0039】ビデオ圧縮処理や、誤り訂正符号化等のビ
デオエンコード処理は、変換部より先では基装置と対象
装置のフィールド周波数比倍のクロックで基装置と全く
同じ処理を行ない、記録フォーマットは基装置と同じに
なるようにする。例えば、基装置がフィールド周波数6
0field/s、ビデオ圧縮処理出力クロック46.
4MHzで対象装置が50field/sだとすると、
対象装置のビデオ圧縮処理出力クロックは46.4MH
z×50/60=38.6666MHzで基装置と同じ
処理を行なう。
【0040】一方、本装置の再生側では、誤り訂正処理
やビデオ伸張等のビデオデコード処理は、ビデオデコー
ドクロック変換部までは基装置と対象装置のフィールド
周波数比倍のクロックで基装置と全く同じ処理を行な
う。例えば、基装置がフィールド周波数60field
/s、ビデオ伸張入力クロック46.4MHzで対象装
置が50field/sだとすると対象装置のビデオ伸
張入力クロックは46.4MHz×50/60=38.
6666MHzで基装置とまったく同じ処理を行なう。
【0041】ビデオデコードクロックの変換部で対象フ
ィールド周波数の出力信号のビデオ画枠を所望の画枠に
変換すると同時に所望のクロックに変換する。例えば、
基となる装置がフィールド周波数60field/sで
2200sample/Line×1125Line/
Field(有効領域1920sample×1080
Line、クロック74.25MHz)だとして、対象
となる装置の出力がフィールド周波数50field/
s、2640sample/Line×1125Lin
e/Field(有効領域1920sample×10
80Line、クロック74.25MHz)だとする
と、ビデオデコードクロック変換部の入力側では、基装
置と同じ画枠かつクロックは基装置と対象装置のフィー
ルド周波数比倍なので、2200sample/Lin
e×1125Line/Field(有効領域1920
sample×1080Line、クロック61.87
5MHz(=74.25MHz×50/60))になっ
ている。これを対象となる装置の2640sample
/Line×1125Line/Field(有効領域
1920sample×1080Line、クロック7
4.25MHz)に変換する。
【0042】標準規格(SD)等のようにフィールド周
波数によってビデオライン数や有効画枠が違う場合に
は、記録側では対象装置のエンコード系にビデオライン
数及び有効画枠等を基装置と同じにし且つクロックを基
装置と対象装置のフィールド周波数比倍になるように変
換するビデオラインコンバートフィルタ付きの変換部を
設ける。例えばフィールド周波数60field/sで
有効領域720sample×480Line(13.
5MHz)、50field/sで有効領域720sa
mple×576Line(13.5MHz)と、画枠
及びクロックが違う場合を考える。これに対応するため
には、50field/sの720sample×57
6Lineを60field/sの720sample
×480Lineにフィルタ処理でライン変換し、かつ
クロック周波数を13.5MHz×50/60=11.
25MHzに変換する。
【0043】一方再生側では、標準規格(SD)等のよ
うにフィールド周波数によってビデオライン数、有効画
枠が違う場合には、対象装置のデコード系に基装置と同
じビデオ画枠で且つクロックが基装置と対象装置のフィ
ールド周波数比となっているビデオ信号を、所望のビデ
オ画枠及びクロック周波数に変換するビデオラインコン
バートフィルタ付き変換部を設ける。例えば、基となる
装置がフィールド周波数60field/sで有効領域
720sample×480Line(13.5MH
z)だとして、対象となる装置の出力がフィールド周波
数50field/s、720sample×576L
ine(13.5MHz)だとすると、ビデオラインコ
ンバートフィルタ付き変換部の入力側では基装置と同じ
画枠で且つクロックが基装置と対象装置のフィールド周
波数比倍なので、720sample×480Line
(クロック11.25MHz(=13.5MHz×50
/60))になっている。これを対象となる装置の72
0sample×576Line(13.5MHz)に
ビデオフィルタ付き変換部で変換する。
【0044】
【発明の実施の形態】当発明はあるフィールド周波数の
記録再生装置が存在する時に、そのシステムを基本とし
て異なるフィールド周波数に対応する記録再生装置を作
る際に、装置を簡素化する方式である。具体的な例とし
てVTR記録再生装置を例にあげるのでこれより先は記
録再生装置という呼び方はせず、単にVTRと記述す
る。但し、本発明は、VTRに限られるものではない。
このVTRはCPUを内蔵しており、コンピュータプロ
グラムを実行して、所定の手順からなる音声記録方法、
音声再生方法、映像記録方法及び映像再生方法を実現す
る。このコンピュータプログラムは、ROM、ハードデ
ィスクその他の媒体に格納され、VTRに組み込まれ
る。VTRのCPUは、この媒体からコンピュータプロ
グラムを読み出して、実行するようになっている。
【0045】図1は、フィールド周波数60Field
/sに対応したVTRのブロック図である。これが基本
となるVTRになる。(A)は記録側を示し、(B)は
再生側を示す。入力ビデオ信号はビデオベースバンド処
理部1に送られる。ビデオベースバンド処理部1は、7
4.25MHzのクロックで動作する。ここで輝度、ク
ロマ等がコントロールされる。ビデオベースバンド処理
部1で処理された信号はビデオ圧縮部2に送られる。こ
こではビデオ信号が圧縮され、46.4MHzのクロッ
クにのせられてECCエンコード&オーディオ/ビデオ
結合部4に送られる。
【0046】一方、入力オーディオ信号はサンプリング
周波数が48KHzである。1フィールドあたりのサン
プル数を計算すると48K/60=800sample
/fieldとなる。1サンプルは24bitである。
この入力オーディオ信号は、オーディオベースバンド処
理部3に送られオーディオベースバンド処理が行われ
る。例えば、ここではゲイン調整等が行われる。オーデ
ィオベースバンド処理部3で処理された信号はECCエ
ンコード&オーディオ/ビデオ結合部4に送られる。E
CCエンコード&オーディオ/ビデオ結合部4ではオー
ディオ、ビデオそれぞれにエラー訂正コード(Erro
r Correction Code、ECC)生成を
行ない、C1,C2パリティーを付加して、テープフォ
ーマットに合うようにデータ加工を行なう。ECCエン
コード&オーディオ/ビデオ結合部4の入力クロック
は、ビデオが46.4MHzで、オーディオが48KH
z系である。また、出力はテープ記録データとして94
MHzシリアルデータで出力される。
【0047】ECCエンコード&オーディオ/ビデオ結
合部4のオーディオ入力データはシリアルであり、1s
ample64bitで送られる。オーディオシリアル
データフォ−マットを図2に示す。ここでわかるように
シリアルデータは2チャネル混合のAES/EBUの形
式で送られる。Z,M,J,E,V,U,C,Pはそれ
ぞれフラグであり、本線データはLSBファストで送ら
れてくる。図2は、24bit/sampleと20b
it/sampleのデータ形式を示す。このように、
ECCエンコード&オーディオ/ビデオ結合部4のオー
ディオ入力はシリアルデータである。図1では、48K
Hzと書いたがこれは1サンプルを1クロックと数えた
時に48KHzのレートになるという意味であり、つま
りサンプリング周波数のことである。ECCエンコード
&オーディオ/ビデオ結合部4のオーディオ入力はシリ
アルデータなので、シリアルデータのクロック周波数で
書くと48KHz×64bit/sample=3.0
72MHzとなる。しかしオーディオは1sample
を1単位とした周波数であるサンプリング周波数が重要
であり、この例ではたまたま1sampleが64bi
tシリアルで送られてくるが、256bitで送られる
という場合もありうる。このため、図1ではあえて重要
な48KHzだけを記述しており、これより先もオーデ
ィオクロックについてはサンプリング周波数で記述す
る。
【0048】ECCエンコード&オーディオ/ビデオ結
合部4で作られた信号はテープに記録される。テープ再
生された信号はECCデコード&オーディオ/ビデオ分
離部5の入力となる。ECCデコード&オーディオ/ビ
デオ分離部5はオーディオ、ビデオのデータに分離した
後、エラー訂正コードのデコード(復号化)を行ない誤
り訂正を行なう。ビデオデータはクロック46.4MH
zにのせて出力され、ビデオ伸張部6に入力される。ビ
デオ伸張部6では圧縮が解かれビデオベースバンド信号
が出力される。この信号はビデオベースバンド処理部7
に送られる。ビデオベースバンド処理部7では輝度、ク
ロマ等がコントロールされた後、VTR出力される。一
方オーディオはECCデコード&オーディオ/ビデオ分
離部5で誤り訂正処理を行われた後、オーディオベース
バンドでECCデコード&オーディオ/ビデオ分離部5
より出力される。この時のフィールドあたりサンプル
数、及びサンプルあたりビット数は800sample
/field,24bit/sampleである。この
信号がサンプリング周波数48KHzでオーディオベー
スバンド処理部8に送られる。オーディオベースバンド
処理部8では出力オーディオのゲインコントロール等が
行われる。この信号がVTR出力オーディオとなる。
【0049】図3の(A)はフィールド周波数60Fi
eld/sのビデオ記録フォーマット図である。1フィ
ールドは6トラックから構成されており、トラック1本
でビデオ1ECC(エラー訂正コード)ブロック(積符
合)が構成されている。6Track/Fieldであ
ることから、ビデオは6ECCブロック/フィールドあ
る。図3(A)のテープフットプリント図のVはビデオ
を表しており、ビデオは1トラックに2セクター分割さ
れて置かれている。ビデオの1ECCブロックは250
sync/trackであり、1セクターあたり125
syncづつおかれており、2セクターで250Syn
cになる。つまり、1トラックでは250Syncデー
タが存在しており、このECCブロック構成は図3
(B)のようになる。1SyncとはECCブロックの
C1方向データ1本のことをいう。C1ECCパリティ
が12Byte,C2ECCパリティが24Byteの
構成である。ビデオデータは圧縮データである。
【0050】図4はフィールド周波数60Field/
sのオーディオ記録フォーマット図である。図4(A)
に示すテープフットプリント図のA0はオーディオチャ
ネル0を表し、A1はオーディオチャネル1を表し、A
2はオーディオチャネル2を表し、A3はオーディオチ
ャネル3を表している。オーディオECCブロック構成
はオーディオのチャネル毎に1フィールドで構成されて
いる。オーディオは1トラック、1チャネルあたり4S
yncづつ記録されている。よって、1フィールド分6
トラックのデータを集めると4Sync/track・
チャネル×6Track/Field=24Sync/
field・チャネルとなり、これでオーディオ1チャ
ネルのECCブロックを構成する。図4の(B)に示す
ようにオーディオECCブロックが構成され、C1EC
Cパリティは12Byte,C2ECCパリティは12
Byteが割り当てられている。オーディオ1サンプル
あたり24bitであるのでこれを8bit×3Sym
bolに分割する。図4(B)に示すように、1Sam
pleは同じSyncに3ByteのデータとしてMS
Bから入るように構成されている。1フィールドあたり
では800sampleのデータであるのでECCブロ
ックで4Sample分データ枠が余るが、ここにはユ
ーザデータが割り当てられている。オーディオサンプル
データは非圧縮のデータが入る。
【0051】図5は、フィールド周波数50Field
/sを実現するVTRのブロック図である。(A)は記
録側を示し、(B)は再生側を示す。このVTRは図1
のフィールド周波数60Field/sのVTRを基本
としている。ビデオ圧縮部2、オーディオベースバンド
処理部3、ECCエンコード&オーディオ/ビデオ結合
部4、ECCデコード&オーディオ/ビデオ分離部5、
ビデオ伸張部6及びオーディオベースバンド処理部8
は、全て基本となる60Field/s対応のVTRと
全く同じブロックを使用する。ビデオベースバンド処理
部1’及びビデオベースバンド処理部7’はそれぞれビ
デオエンコード/デコードのベースバンド処理ブロック
であるが、処理クロックが74.25MHzであり、基
となるフィールド周波数60Field/sのビデオベ
ースバンド処理部1及びビデオベースバンド処理部7の
処理クロックと同じであり、ほとんど同じ処理が使える
ので、実際にはビデオベースバンド処理部1’とビデオ
ベースバンド処理部1、ビデオベースバンド処理部7’
とビデオベースバンド処理部7には回路的な差異がほと
んどない。
【0052】ビデオクロックコンバータ11は、入力7
4.25MHzに対して出力がフィールド周波数比50
/60倍の61.875MHzとなるようなクロックコ
ンバータである。本例はハイビジョンを考えており、フ
ィールド周波数50Hz,60Hzのいずれの場合にも
ビデオ有効フレーム領域が1920sample×10
80Line(または1440sample×1080
Line)という画枠であり、50Hz,60Hzで有
効画枠の違いはないので単純に50/60倍の61.8
75MHzにしても無効領域を捨て去るだけであり、有
効領域はすべてがそのまま有効データとなる。
【0053】図6に各フィールド周波数及び処理過程に
おける画枠の違いを示した。(A)はフィールド周波数
60Hzの画枠、(B)はフィールド周波数50Hzの
画枠、(C)はフィールド周波数50Hzの画枠をビデ
オクロックコンバータ11で処理した後の画枠(信号形
態)を示す。このように、ビデオクロックコンバータ1
1で処理した後の信号形態(C)は無効領域も含めて6
0Field/s、74.25MHzの信号形態(A)
と全く同じである。
【0054】ビデオクロックコンバータ11から出力さ
れた61.875MHzの出力信号をビデオ圧縮部2に
送る。出力クロックも50/60倍の38.666MH
zとすれば、ビデオ圧縮部2にとってはクロックとデー
タレートが50/60倍になっただけであり、処理は基
となる60Field/sVTRと全く同じである。逆
の言い方をすればビデオクロックコンバータ11の役目
はビデオクロックコンバータ11以降の処理を50/6
0倍のレートで基となる60Field/s対応VTR
と全く同じ処理をさせることといえる。
【0055】一方オーディオ側は、ビデオ側のビデオク
ロックコンバータ11と同じ働きを、オーディオデータ
パック部9で行なう。オーディオデータパック部9で
は、図5に書いているように48KHz,960sam
ple/field×20bit/sample(=1
9200bit/field)を40KHz,800s
ample/field×24bit/sample
(=19200bit/field)にデータ変換す
る。これらのオーディオデータはどちらもフィールドあ
たり総ビット数が19200bit/fieldと同じ
なのでデータ変換が可能である。ここで40KHz=4
8KHz×50/60であり、オーディオ側も、オーデ
ィオデータパック部9以降は50/60倍のレートで基
となるフィールド周波数60field/sVTRと全
く同じ処理が出来る。
【0056】図7にオーディオデータパック部9の詳細
構成を示す。図7の(A)でわかるように、オーディオ
データパック部9はFIFOコントロールとFIFO部
からなっている。データパックの1シーケンスは48K
Hz系(20bit/sample)で6sample
となっている。20bit/sample×6samp
le=120bitであるが、これを40KHz系(2
4bit/sample)で120bit=24bit
/sample×5sampleに変換する。オーディ
オデータパック部9にはオーディオデータがシリアルで
入力されており、48KHz系の64×48KHzでシ
リアル1bitづつ書込む。この時、Z,M,J,E,
V,U,C,PのフラグはFIFOに書かず、データだ
けをFIFOに書く。これを40KHz系の64×40
KHzでシリアル1bitづつ読出しする。但し、フラ
グ部分はFIFOから読出しせずに0をうめる(後段で
フラグは意味のないデータである)。読出しは24bi
tを1sampleとしてサンプル毎行ない、ECCエ
ンコード&オーディオ/ビデオ結合部4に送られる。図
7(B)にしめすようにシーケンスの開始点はフィール
ドの先頭で行なうこととする。このコントロール信号と
して、オーディオデータパック部9にはフィールド先頭
を示す信号Field−Startがきている。図7
(B)には、データパックのFIFOへの書込み及び読
出しの様子が書いてある。ここでFIFOが4bitの
マスで区切られているのは20bit−>24bit変
換の様子を分かりやすくするためであり、実際には先に
述べたように1bit毎に書込まれており、1bit毎
に読出されている。Field−Startについて
は、48KHz系から40KHz系へ変換する時オーデ
ィオデータパック部9内のFIFOコントロールが信号
Field−Startを出して、変換後の40KHz
系でフィールド先頭がどこかということを示す情報を出
す。この情報を基にしてECCエンコード&オーディオ
/ビデオ結合部4においてオーディオのフィールド切れ
目で区切ってオーディオデータ切り出しを行ないECC
ブロックを作る。
【0057】図5に示した、ECCエンコード&オーデ
ィオ/ビデオ結合部4のビデオ入力及びオーディオ入力
は、共に60Field/sの場合に比べて50/60
倍のレートになっている。そして、ECCエンコード&
オーディオ/ビデオ結合部4の出力も50/60倍のレ
ートなので、ECCエンコード&オーディオ/ビデオ結
合部4は60Field/sの場合と全く同じ処理を5
0/60倍のレートで処理することになる。当然ではあ
るが、回路等は60Field/sと50Field/
sの場合で全く同じものが使える。そして、50/60
倍のレートでテープに記録される。この時テープ走行速
度、ドラム回転速度等は全て60Field/sの場合
に比べてフィールド周波数比倍の50/60倍レートに
なっている。よって、フットプリントは基となるフィー
ルド周波数60Field/s対応VTRと50Fie
ld/s対応VTRとで同じになる。
【0058】一方テープ再生では、基本となるフィール
ド周波数60Field/sの50/60倍レートのデ
ータがECCデコード&オーディオ/ビデオ分離部5に
入力される。ECCデコード&オーディオ/ビデオ分離
部5は全て60Field/sの50/60倍のレート
で処理を行なう。このためビデオ出力及びオーディオ出
力は共に60Field/sVTRの場合より50/6
0倍のレートとなる。当然ではあるが、ECCデコード
&オーディオ/ビデオ分離部5は60Field/sの
場合と全く同じ処理でレートが違うだけなので60Fi
eld/sと同じ回路が使える。ECCデコード&オー
ディオ/ビデオ分離部5のビデオ出力はビデオ伸張部6
に入る。ビデオ伸張部6も入出力処理共に60Fiel
d/sの場合に比べて50/60倍のレートになる。当
然回路は60Field/sの場合と全く同じものが使
える。ここで,再生側のビデオクロックコンバータ12
は、記録側のビデオクロックコンバータ11と逆の働き
をする。ビデオクロックコンバータ12は、60Fie
ld/sの50/60のレートである61.875MH
zから74.25MHzに戻す。図6に示すように有効
領域は変化せず、無効領域(ブランキング部分)が増え
て74.25MHzとなる。ビデオベースバンド処理部
7’ではビデオベースバンド処理が行われ、輝度及びク
ロマ等の調整がされる。ビデオベースバンド処理部7’
のフィールド周波数50Field/s出力がVTR出
力となる。
【0059】一方オーディオはECCデコード&オーデ
ィオ/ビデオ分離部5で誤り訂正処理がなされた後、4
0KHz,800sample/field×24bi
t/sampleでデータパックされた状態で、オーデ
ィオデータデパック部10に入力される。オーディオデ
ータデパック部10では、オーディオデータパック部9
と逆の働きをしてデータパックをほどき、元の48KH
z,960sample/field×20bit/s
ampleに戻す。オーディオデータデパック部10の
詳細を図8に示す。(A)に示すように,オーディオデ
ータパック部9と同じようにFIFOコントロールで4
0KHzから48KHzへ変換されても、フィールド先
頭を示す信号Field−Startが正しく伝わるよ
うになっている。書込み側の信号Field−Star
tはデータデパックシーケンスの開始点であり、非常に
重要な信号である。シーケンスは、オーディオデータパ
ック部9と同じように40KHz系(書込み側)で5s
ample×24bit/sample=120bi
t、48KHz系(読出し側)で6sample×20
bit=120bitが1シーケンスとなっている。オ
ーディオデータデパック部10でも、信号Field−
Startがデータデパックシーケンス開始点となって
いる。
【0060】オーディオデータデパック部10で処理さ
れた48KHz,960sample/field×2
0bit/sampleはオーディオベースバンド処理
部8に入力され、ゲイン調整等のオーディオベースバン
ド処理が行われた後、VTR出力として、フィールド周
波数50Field/s,48KHz,960samp
le/field×20bit/sampleで出力さ
れる。このようにしてフィールド周波数60Field
/sVTRを基として、フィールド周波数50Fiel
d/sに対応する。
【0061】これまではフィールド周波数50Fiel
d/sの場合について述べたが、他のフィールド周波数
についても対応可能である。図9にフィールド周波数4
8Field/sの場合のブロック図を示す。(A)は
記録側を示し、(B)は再生側を示す。基となるVTR
は図1のフィールド周波数60Field/sVTRで
ある。ビデオ側はビデオクロックコンバータ11及びビ
デオクロックコンバータ12で先ほどのフィールド周波
数50Field/sの場合と同様にレートをフィール
ド周波数比倍変換しており、この場合74.25MHz
<−−−−>59.4MHz(=74.25MHz×4
8/60)に変換している。
【0062】この様子を図10に示した。(A)はフィ
ールド周波数60Hzの画枠、(B)はフィールド周波
数48Hzの画枠、(C)はフィールド周波数48Hz
の画枠をビデオクロックコンバータ11で処理した後の
画枠(信号形態)を示す。図10を見てわかるように、
フィールド周波数50Field/sの場合と同様に、
有効領域は入力ビデオクロックコンバータ11及び出力
ビデオクロックコンバータ12の変換でも変わらず、無
効領域(ブランキング領域)だけが変化しているのがわ
かり、変換後は無効領域及び有効領域を含めて、基とな
る60Field/sVTRの画枠と全く同じになるこ
とがわかる。
【0063】一方、オーディオを考えた時、基となるフ
ィールド周波数60Field/sVTRとフィールド
周波数48Field/sVTRにおいて、オーディオ
のフィールドあたり総ビット数が同じになるようにする
わけだが、フィールド周波数48Field/sでは都
合の良いフィールドあたりサンプル数、サンプルあたり
ビット数にならない。基となる60Field/sVT
Rでオーディオが1フィールドあたり800Sampl
e/field×24bit/Sampleで記録でき
る。それを基にして48field/sVTRでオーデ
ィオ入力部を48KHzにする場合を考える。48fi
eld/sだから1000sample/fieldに
なる。単純に変換すると800sample/fiel
d×24bit/sample=19200bit/f
ieldであるので、1000sample/fiel
d×19.2bit/sampleとなる。1サンプル
あたり19.2bitは整数ビット数ではないので実現
できない。そこでこれに近い960sample/fi
eld×20bit/sampleを経由して800s
ample/field×24bit/sampleに
変換する。図9にあるように一旦、オーディオレートコ
ンバータ13で、1000sample/field×
20bit/sample(48KHz、48Fiel
d/s)を960sample/field×20bi
t/sample(46.08KHz、48Field
/s)に変換する。この信号をオーディオデータパック
部9でデータ変換して800sample/field
×24bit/sample(36.864KHz=4
6.08KHz×48/60,48Field/s)に
する。フィールド周波数50Field/sの場合と同
じように、フィールド周波数比レートでエンコード処理
を行なう。
【0064】デコード処理はエンコード処理と逆に行な
い、オーディオデータデパック部10で800samp
le/field×24bit/sample(36.
864KHz,48Field/s)を960samp
le/field×20bit/sample(46.
08KHz,48Field/s)に変換し、オーディ
オレートコンバータ14で1000sample/fi
eld×20bit/sample(48KHz、48
Field/s)に変換してVTR出力される。この際
に46.08KHzにサンプリングレートがコンバート
されているが、人間の可聴域は一般に20KHzなので
サンプリング定理にあてはめてもサンプリング周波数は
40KHzを越えていれば良く、D/A、A/D等の性
能を考えても46.08KHzのサンプリング周波数が
あれば十分であると考えられる。このように総ビット数
が同じになるようなサンプルあたりビット数を単純に考
えた場合に、整数ビットとならない場合でもサンプリン
グレートコンバータを用いることによりサンプリング周
波数をそれほど落とさずにサンプルあたりビット数を整
数ビットにすることができる。
【0065】上記フィールド周波数48Field/s
を考えた場合、上記方法のサンプリングレートコンバー
タを用いずに1000sample/field×19
bit/sampleに200bitのスタッフィング
(意味のないデータ)を足して800sample/f
ield×24bit/sampleに変換してもよ
い。ただし、この場合にはオーディオデータパック/デ
パックシーケンスが長くなるので大きいFIFOが必要
である。即ち,20ビットと24ビットの関係に比べ,
19ビットと24ビットの数値関係では最小公倍数が高
くなってしまい,その分FIFOのサイズが大きくな
る。
【0066】ここまではハイビジョンを例に説明をして
きたので、図6及び図10に示す例のようにフィールド
周波数が違ってもハイビジョンの規格上有効領域の画枠
が同じであり、図5のビデオクロックコンバータ11と
ビデオクロックコンバータ12でライン変換フィルタ処
理はしない。しかしスタンダード規格(SD)の場合、
有効領域の画枠は、フィールド周波数60Field/
sでは720sample×480Line、フィール
ド周波数50Field/sでは720sample×
576Lineとライン数が違っているので、ライン変
換フィルタ処理が必要になる。図11に基となるスタン
ダード規格のフィールド周波数60Field/sVT
Rのブロック図を示す。(A)は記録側を示し、(B)
は再生側を示す。オーディオベースバンド処理部3及び
オーディオベースバンド処理部8は、図1の例と同じで
ある。入力ビデオベースバンド処理部15、ビデオ圧縮
部16、ECCエンコード&オーディオ/ビデオ結合部
17、ECCデコード&オーディオ/ビデオ分離部1
8、ビデオ伸張部19及び出力ビデオベースバンド処理
部20は、SD用の処理ブロックである。
【0067】図12にフィールド周波数60Field
/sVTRを基にしたSDフィールド周波数50Fie
ld/sVTRのブロック図を示す。(A)は記録側を
示し、(B)は再生側を示す。また、図13にそれぞれ
の画枠及び、フィールド周波数50Field/sの処
理後の画枠を示す。(A)はフィールド周波数60Hz
の画枠、(B)はフィールド周波数50Hzの画枠、
(C)はフィールド周波数50Hzの画枠をビデオクロ
ックコンバータで処理した後の画枠(信号形態)を示
す。図12において、ビデオベースバンド処理部21お
よび24はそれぞれ入力ビデオベースバンド処理、出力
ビデオベースバンド処理を行なうが、フィールド周波数
50Field/s用のものであり、ライン数が違うた
めにフィールド周波数60Field/sに対応した図
11のビデオベースバンド処理部15および20とは全
く違った処理になる。図12のビデオライン&クロック
コンバータ22が図5のビデオクロックコンバータ11
にあたる部分であり、フィールド周波数50Field
/sの有効画枠720sample×576Line
を、基となるフィールド周波数60Field/sの有
効画枠720sample×480Lineに変換する
ライン変換フィルタ処理を行なっている。図13に示す
ように、ビデオライン&クロックコンバータ22で画枠
を変換すると共にクロックも変更している。
【0068】図12のビデオライン&クロックコンバー
タ23が、図5のビデオクロックコンバータ12にあた
る部分であり、基となるフィールド周波数60Fiel
d/sの有効画枠720sample×480Line
をフィールド周波数50Field/sの有効画枠72
0sample×576Lineに変換するライン変換
フィルタ処理を行い、元のライン数に戻している。図1
3に示すようにビデオライン&クロックコンバータ23
で画枠を変換すると共にクロックも変更している。ハイ
ビジョンの例と同様に、ビデオ圧縮部16、ECCエン
コード&オーディオ/ビデオ結合部17、ECCデコー
ド&オーディオ/ビデオ分離部18及びビデオ伸張部1
9はレートが変化するだけで、回路は基となるフィール
ド周波数60Field/sVTRと同じものが使え
る。また、オーディオはハイビジョンの例と同様に処理
することが出来、オーディオデータパック部9、オーデ
ィオデータデパック部10、オーディオベースバンド処
理部3及びオーディオベースバンド処理部8は図5のハ
イビジョンVTRと全く同じものである。SDの場合を
例にあげて述べたが、このように画枠が違っても画枠を
変換するフィルタ処理をかけることによって、基となる
フィールド周波数VTRから違うフィールド周波数VT
Rを作ることができる。
【0069】ここで、図5に示したVTRの発展形態を
説明する。図5に示したフィールド周波数50Fiel
d/s対応VTRのオーディオデータデパック部10
を、ECCデコード&オーディオ/ビデオ分離部5に内
蔵化して、内部にその機能を持たせた構成であり、その
ブロック図を図14に示す。(A)は記録側を示し、
(B)は再生側を示す。図14はフィールド周波数60
Field/s,50Field/sの両者に対応して
いる共通VTRである。図14に記述している周波数で
60Field/sと50Field/sそれぞれで値
が違うものはフィールド周波数比倍の関係になってい
る。例えばビデオ圧縮部2の出力は38.6666MH
z=46.4MHz×50/60とフィールド周波数比
倍の関係になっている。
【0070】ECCエンコード&オーディオ/ビデオ結
合部4’の具体的な構成を図15に示す。ここでビデオ
は、ビデオC2ECC処理部35でC2ECC処理され
たものが、SDRAM読出/書込コントロール部31に
送られる。一方オーディオは、シリアルデータがS/P
変換部25でシリアル/パラレル変換され、そのデータ
がコントローラ26に送られる。コントローラ26はR
ateConvRAM書込みコントロール(RateC
onvRAM28のデータ書込みコントロール)とEC
Cスタートコントロール(他のコントローラ29の処理
スタートコントロール)を行なう。コントローラ26に
は、コンバートレジスタ34が入っている。この部分は
後ろで詳しく説明する。RateConvRAM28は
DualPortRAMであり、ここでオーディオ48
KHz系クロックから内部システムクロック(66MH
z)にクロックのせかえが行われる。コントローラ29
はRCRAM(RateConvRAM28)の読出し
コントロール、C2RAM30のコントロール、C2E
CCパリティ付加処理、SDRAM書込み用のアドレス
発生が行われる。SDRAM読出/書込コントロール部
31は、SDRAM32のアクセスコントロールをして
いる。C1ECC処理部33は、SDRAM読出しアド
レス発生とC1ECCパリティ付加を行なって、RFク
ロックレートにのせてRFデータを出力する。オーディ
オタイミングジェネレータ27は、フィールド信号及び
サンプリング周期(FS)信号をもらい、1フィールド
を数えている。この場合、フィールド周波数が60Fi
eld/s、50Field/s共にサンプリング周波
数48KHzであるから、フィールド周波数60Fie
ld/sの場合には1フィールドあたり800samp
leをカウンタで計数し、コントローラ26及びC1E
CC処理部33に処理タイミングを与えており、フィー
ルド周波数50Field/sの場合には1フィールド
あたり960sampleをカウンタで計数しコントロ
ーラ26及びC1ECC処理部33に処理タイミングを
与えている。
【0071】図16にECCエンコード&オーディオ/
ビデオ結合部4’のオーディオタイミングチャートを示
す。図16はフィールド周波数60Field/s、1
サンプルが24bit/sampleの処理について書
かれている。つまりフィールド周波数50Field/
sの場合、20bit/sampleを24bit/s
ampleに変換した後の処理タイミングが書かれてい
る事になる。まず、基本となる60Field/sのタ
イミングについて述べる。RateConvRAM28
は内部が3bankに分かれており、それぞれのban
kに48sample×24bit/sampleのデ
ータが格納できるようになっている。図16の数字はR
CRAMbankNo.を示している。800samp
le/fieldを48sample/bank×16
bank+32sample(1bank)で処理して
いることがわかる。オーディオデータがFS(サンプリ
ング周波数48KHz)レートでRateConvRA
M28に書かれる。Fld−Start(Field−
Start)及びC2−Startはコントローラ26
より来る処理タイミングコントロール信号であり、Fl
d−startから新しいフィールドデータがRate
ConvRAM28に書き込まれる。図16で新フィー
ルドデータがbank2,0から順にRateConv
RAM28に書かれていることがわかる。そして、次の
C2−Startが来るとbank2,0のC2ECC
処理を開始する。RateConvRAM28からシス
テムクロック66MHzでC2方向に読み出す。コント
ローラ29でC2ECC処理を行ない、C2パリティを
付加した後にC2RAM30にC2方向に書込みされ
る。C2RAMすべてに書き終わるとC2RAMからC
1方向に読み出し、SDRAM書込みアドレスと共にS
DRAM読出/書込コントロール部31に送られ、SD
RAM32に書かれる。このような処理をチャネル0か
ら順にチャネル7まで時分割的に行なう。C2−Sta
rtはRateConvRAM28に2bank分が書
込みされる毎に来て、フィールド最後はFld−sta
rt信号と同時にC2−Startがきて、カレントフ
ィールドで残ったデータを処理する。フィールド最後は
結果的には1bank分に満たない32sample分
の処理を行なっている。Fld−Start及びC2−
Startは、コントローラ26がオーディオタイミン
グジェネレータ27より入力されるコントロール信号か
ら作っている。このようにしてフィールド周波数60F
ield/sのオーディオECCエンコード処理が行わ
れる。基本となるフィールド周波数60Field/s
では、コンバートレジスタ34は使われない。
【0072】次に、フィールド周波数50Field/
sの信号が入力された場合について述べる。図14でわ
かるように、フィールド周波数50Field/s時に
はECCエンコード&オーディオ/ビデオ結合部4’へ
のオーディオ入力は960sample/field×
20bit/sample(48KHz)で来る。これ
をオーディオデータパックして800sample×2
4bit/sampleに変換するわけだが、オーディ
オデータパックの働きをするのは、図15のコンバート
レジスタ34である。図15のS/P変換部25は96
0sample/field×20bit/sampl
eのデータをフィールド周波数60field/sと同
様に処理してシリアル/パラレル変換する。S/P変換
部25からコントローラ26へ来るパラレルデータはL
SBファストで8bit単位に来る。20bit/sa
mpleを送る時にはLSB4bit、MDB(中間)
8bit及びMSB8bitに分割されて来る。これを
コンバートレジスタ34で24bitデータに変換する
わけだが、シーケンスの単位は960sample/f
ield×20bit/sampleで6sample
を1シーケンスとしてこれを24bit、5sampl
eに変換する。すなわち、6sample×20bit
/sampleを5sample×24bit/sam
pleに変換する。よって、960sample/fi
eld×20bit/sampleは800sampl
e/field×24bit/sampleに変換され
ることになる。
【0073】コンバートレジスタ34の動作説明図を図
17に示す。コンバートレジスタ34には24個(24
bit分)のレジスタがある。入力データは20bit
/sampleであり、図17に示すように信号Fie
ld−Startを変換処理シーケンス先頭としてオー
ディオデータをレジスタにLSBファストで順にMSB
の方に詰めて書込む。1サンプルデータはさきほど述べ
たように、LSB4bit、MDB8bit、MSB8
bitの3つに分解されてくるので、レジスタにも1s
ampleを3つに分けて書込みしている。書込み時、
レジスタのMSBまできたらLSBの方に戻してサイク
リックに書き込む。図17のコンバートレジスタの左側
に書込みをしているbitを表し、右側に読出しをして
いるbitを表した。例えば図17のコンバートレジス
タの左から4番目を見ると、書込みはMSB4bitだ
けで、読出しはLSB8bitであることが分かる。な
お、コンバ−トレジスタに対する書き込みと読み出しが
同時に競合した場合には、書き込みが優先する。
【0074】コンバートレジスタ34の読み出しは最初
の1sample分は休んで、その後、LSBから8b
it単位で読み出す。これがRCRAMへの書込みデー
タとなる。図中A〜Fはそれぞれ独立のSampleを
表しており、オーディオデータパック処理でどのような
データパッキングとなるかを説明している。コンバート
レジスタ34の読み出しは48KHz系のクロックで行
われるが、シーケンスの先頭sampleで休みが入
り、読み出しが休みの時にはRateConvRAM2
8への書き込みも休むようにコントロールする。つまり
6sampleに1sampleはコンバートレジスタ
34の読み出し及びRCRAM28の書込みが休みにな
る。また、コントローラ29へのC2ECC処理開始コ
ントロール信号、Fld−Start信号、C2−St
art信号などを作るもとになっている内部カウンタ
も、48KHz系で6sampleに1回休んでカウン
タを動かして信号を作り出す。フィールド周波数60f
ield/sで95sample(48KHz系)のカ
ウンタ動作は、50Field/sでは114samp
le(48KHz系)(=95×6/5)で動作するこ
とになる。図16のFld−startとC2−Sta
rtが重なっている部分から次のC2−Startはフ
ィールド周波数60Field/sで96sample
(48KHz)の間隔となっているが、これをフィール
ド周波数50Field/sで考えると114samp
leで95sample分(60field/s)のカ
ウンタが進み、次の1sampleはシーケンス始めな
ので休みとなり、次の1sampleでカウンタが進
み、96sample分(60field/s)カウン
タが進む。つまりFld−startの次のC2−St
artは116sample(114+1+1)で出る
ことになる。このようにして、コントローラ29のC2
ECC処理もフィールド周波数比倍で動作することにな
る。この時重要なのはRateConvRAM28及び
コントローラ29以降がRAM書き込みコントロール及
び処理スタートコントロールによって周波数比倍の動作
をしているということであり、RateConvRAM
28及びコントローラ29は、フィールド周波数60f
iled/sの時と比べて何ら回路を変更する必要がな
いということである。また、オーディオデータパック変
換の際に6sampleに1sampleの割合で,内
部カウンタ及びコントロールを休むことによってフィー
ルド周波数比倍のレート変換を行なっており、図7に示
した48KHz,40KHzの2つのクロックを使用し
てオーディオデータパックしている方式に比べると、4
8KHz1つのクロックのみで、しかもわずか24個の
レジスタでレート変換できている。
【0075】次に再生側のECCデコード&オーディオ
/ビデオ分離部5’の内部ブロック構成を図18に示
す。C1ECCデコード処理部36では、RFデータに
対してC1ECCデコード(誤り訂正)が行われ、その
データはSDRAM読出/書込コントロール部31を介
してSDRAM32に書き込まれる。ビデオは、ビデオ
C2ECCデコード処理部42にて、SDRAM読出/
書込コントロール部31でSDRAM32から読出した
データをC2ECCデコード処理して、ビデオデータを
出力する。一方オーディオであるが、タイミングジェネ
レータ38は、フィールド信号及び、サンプリング周期
(FS)信号をもらい、1フィールドを計数している。
この場合、フィールド周波数60Field/s、50
Field/s共にサンプリング周波数48KHzであ
るから、フィールド周波数60Field/sの場合に
は1フィールドあたり800sampleをカウンタで
数え、コントローラ39及びC1ECCデコード処理部
36に処理タイミングを与えており、フィールド周波数
50Field/sの場合には1フィールドあたり96
0sampleをカウンタで数えコントローラ39及び
C1ECCデコード処理部36に処理タイミングを与え
ている。コントローラ39はC2ECCデコード処理タ
イミングを作っており、そのタイミングを別のコントロ
ーラ37に送る。またコントローラ39は、RateC
onvRAM28の読出しコントロールを行なってい
る。コントローラ39内部にはコンバートレジスタ41
があるが、これは後で詳しく述べる。コントローラ37
は、コントローラ39からのC2ECCデコード処理開
始タイミング信号Fld−Start及びC2−Sta
rtに応じてC2ECCデコードを行なう。SDRAM
32からSDRAM読出/書込コントロール部31を介
して必要なデータをC1方向に読み出し、それをC2R
AM30にC1方向で書込む。C2RAM30にデータ
が貯まると、次はC2方向にデータを読出してC2EC
Cデコード処理を行ない、そのデータをRateCon
vRAM28に書き込む。コントローラ37の動作及び
C2RAM30とRateConvRAM28とへの書
込みは、内部システムクロック66MHzで行われる。
コントローラ39はRateConvRAM28から4
8KHz系でデータを読み出す。そのデータはS/P変
換部40に送られる。S/P変換部40はコンシール処
理やミュート処理等を行った後、データがパラレルシリ
アル変換されてECCエンコード&オーディオ/ビデオ
分離部5’のオーディオ出力となる。
【0076】図19にECCデコード&オーディオ/ビ
デオ分離部5’のオーディオタイミングチャートを示
す。図19はフィールド周波数60Field/s、1
sampleが24bit/sampleの処理につい
て書かれている。つまりフィールド周波数50Fiel
d/sの場合、24bit/sampleから20bi
t/sampleに変換する前の処理タイミングが書か
れている事になる。まず、基本となる60Field/
sのタイミングについて述べる。RateConvRA
M28は内部が3bankに分かれており、それぞれの
bankに48sample×24bit/sampl
eのデータが格納できるようになっている。図19の数
字はRCRAMbankNo.を示している。800s
ample/fieldを48sample/bank
×16bank+32sample(1bank)で処
理していることがわかる。Fld−Start及びC2
−Startはコントローラ39より来る処理タイミン
グコントロール信号であり、Fld−startから新
しいフィールドデータがRateConvRAM28よ
り読み出される。図19で新フィールドデータがban
k2,0から順にRateConvRAM28より読み
出されていることがわかる。そして、それ以降切れ目な
くFSレートでRateConvRAM28よりデータ
が読み出される。図19で分かるように、RateCo
nvRAM28のbankはサイクリックに読み出され
る。C2−Startは基本的にRateConvRA
M28の2bankが読み出される毎に出される。Fl
d−Startが出た時から新フィールドデータをRa
teConvRAM28より読出さなければならないの
でFld−Start前のC2−Startで新フィー
ルド最初のbankをC2ECCデコード処理する。図
19ではbank2が新フィールド最初のBankであ
り、これをC2ECC処理している。新フィールド最初
の処理ではRCRAMの1bank分を処理する。Fl
d−Startが来たら次の2bank分を処理し、以
降C2−Startが来る毎に2bank分づつ処理を
する。このようにしてフィールド周波数60Field
/sのオーディオECCデコード処理が行われる。基本
となるフィールド周波数60Field/sではコンバ
ートレジスタ41は使われない。
【0077】次にフィールド周波数50Field/s
の場合について述べる。図14でわかるようにフィール
ド周波数50Field/s時にはECCデコード&オ
ーディオ/ビデオ分離部5’のオーディオ出力はオーデ
ィオデータデパックして960sample/file
d×20bit/sample(48KHz)で出力す
る。800sample/field×24bit/s
ampleをオーディオデータデパックして960sa
mple/field×20bit/sampleに変
換するわけだが、オーディオデータデパックの働きをす
るのは、図18のコンバートレジスタ41である。図1
8のRateConvRAM28より読み出すデータは
24bit/sampleであり、800sample
/field×24bit/sampleで来る。この
データはオーディオデータデパック変換をコンバートレ
ジスタ41で行ない960sample/field×
20bit/sampleに変換する。図18のコント
ローラ39は、S/P変換部40へ20bit/sam
pleを送る時にはエンコード時と同じようにLSB4
bit、MDB(中間)8bit、MSB8bitに分
割して送る。変換シーケンスの単位はエンコード時と同
じく960sample/field×20bit/s
ampleで6sampleを1シーケンスとする。す
なわち、5sample×24bit/sampleを
6sample×20bit/sampleに変換す
る。よって、800sample/field×24b
it/sampleは960sample/field
×20bit/sampleに変換されることになる。
【0078】コンバートレジスタ41の動作説明図を図
20に示す。コンバートレジスタには24個(24bi
t分)のレジスタがある。入力データは24bit/s
ampleであり、図20に示すように信号Field
−Startを変換処理シーケンス先頭としてオーディ
オデータをレジスタに書込む。この時、(A)で示した
順方向再生(Forward)であればLSBファスト
で順にMSBの方に詰めて書込む。又、(B)で示した
逆方向再生(Reverse)であればMSBファスト
で順にLSBの方に詰めて書込む。また、読み出す時に
も順方向再生であればLSBファストで順にMSBの方
に読出しする。逆方向再生であればMSBファストで順
にLSBの方に読出しする。コントローラ39からS/
P変換部40へデータを出力する際にはコンバートレジ
スタ読出におけるLSBファスト又はMSBファストに
合わせてLSB4bit、MDB(中間)8bit、M
SB8bitの3つに分割して送る。よって、順方向再
生時はLSBファスト、逆方向再生時はMSBファスト
になる。デコードもエンコードと同じく、書込み、読出
し共にサイクリックにコンバートレジスタ41に書込み
/読出しする。なお、書き込みと読み出しが同時に競合
した場合には,読み出しを先に行う。
【0079】コンバートレジスタの書込みは5samp
le書いた後、1sample書き込みを休むようにコ
ントロールする。つまり6sampleに1sampl
eはRateConvRAM28からの読出し=コンバ
ートレジスタ41への書き込みが休みになる。また、コ
ントローラ37へのC2ECCデコード処理開始コント
ロール信号やFld−Start信号、C2−Star
t信号などを作るための内部カウンタも48KHz系で
6sampleに1回休んでカウンタを動かして信号を
作り出す。フィールド周波数60field/sで95
sample(48KHz系)のカウンタ動作は、50
Field/sでは114sample(48KHz
系)(=95×6/5)で動作することになる。図19
のFld−startとC2−Startが重なってい
る部分から次のC2−Startはフィールド周波数6
0Field/sで96sample(48KHz)の
間隔となっているが、これをフィールド周波数50Fi
eld/sで考えると114sampleで95sam
ple分(60field/s)のカウンタが進み、次
の1sampleでカウンタが進み、96sample
分(60field/s)カウンタが進む。つまりFl
d−startの次のC2−Startは115sam
ple(114+1)で出ることになる。このようにし
て、コントローラ37のC2ECCデコード処理もフィ
ールド周波数比倍で動作することになる。この時重要な
のはRateConvRAM28やコントローラ37が
RAM読み出しコントロールや処理スタートコントロー
ルによって周波数比倍の動作をしているということであ
り、RateConvRAM28やコントローラ37は
フィールド周波数60filed/sの時と比べて何ら
回路を変更する必要がないということである。また、コ
ントローラ39はオーディオデータデパック変換の際に
6sampleに1sampleの割合で,内部カウン
トやコントロールを休むことによってフィールド周波数
比倍のレート変換を行なっており、先に示した図8の4
8KHz,40KHz2つのクロックを使用してオーデ
ィオデータデパックしている方式に比べると、48KH
z1つのクロックのみで、しかもわずか24個のレジス
タでレート変換できる。
【0080】ここでシャトル再生(Shuttle再
生)を考えてみる。シャトル再生時には様々なフィール
ドのデータが混じってしまう。ノーマル再生時には1フ
ィールド内で図4のECCブロックは全て同じフィール
ドのデータであった。だからC2ECCデコードが出来
るわけである。しかし、シャトル再生時にはSyncデ
ータ(C1方向のデータ)は元のままだが、C2方向に
各Syncデータを見ていくと異フィールド間のSyn
cデータが混じり合っており、C2ECCデコードはで
きない。よって、シャトル再生時にオーディオデータデ
パックを行なうと、図21のようにオーディオデータデ
パックシーケンスは守られているが、データパックされ
た各データは別のフィールド間データである。ここで注
目すべき事はオーディオデータパックで24bitにデ
ータパックしたサンプルデータはそのままであり、デー
タパックの中のbitデータがバラバラになることはな
いということである。図21のA0,B0,B1,C
1,C2,D2,D3,E3,E4,F4はそれぞれ別
々のサンプルデータである。A〜Fはデータデパックシ
ーケンスの何番めのデータかを表しており、アルファベ
ットの後の数字はフィールドを表しており、すべてバラ
バラのフィールドデータがオーディオデータデパックさ
れている様子を示している。図21でわかるようにオー
ディオデータデパックシーケンスの5sample(デ
ータパック後の24bit/sample)中、最初と
最後のデータパックにはA0,F4がそれぞれ欠損なく
入っていることが分かる。つまり、これらA0,F4は
オーディオデータデパックしても必ず元の20bit/
サンプルデータに欠損なく戻せることが分かる。A0,
F4以外は異フィールド間のデータが混じり合うのでこ
れはエラーデータとして、図18のS/P変換部40で
コンシール処理を行なう。具体的には、有効なデータで
無効なデータを補間して出力を構成する。これら一連の
処理でオーディオデータがどのように変化するかを図2
1に示している。
【0081】上記の場合の応用で20bit全てが欠損
なく元のデータに戻らなくても、MSB16bitが元
に戻っていればそのデータは使うという方法も考えられ
る。これを図22に示した。オーディオデータデパック
済みの20bitサンプルデータに対して、LSB4b
itを0に置き換えてMSB16bitを有効にする。
このようにすれば、図22のようにA0,B1,F4が
有効データとなる。先ほどと同様にこれら再生可能デー
タ以外はエラーデータとして、コンシール処理を行な
う。ここではA0,F4の20bitまるごと再生でき
るものまで一律にLSB4bitを0にしているが、こ
れは処理を簡潔にするためであり、オーディオデータデ
パックシーケンスの最初と最後は20bit丸ごと再生
出来るのだからこれらのサンプルはLSB4bitを0
にせず20bitそのまま再生データとして使用すると
いう方法もある。
【0082】
【発明の効果】本発明によれば、あるフィールド周波数
に対応したオーディオ記録再生装置を基本として、フォ
ーマットを変えずにあらゆる種類のフィールド周波数、
オーディオサンプリング周波数に対応するオーディオ記
録再生装置を実現出来る。また、オーディオのベースバ
ンド等ほとんどの処理はレートが変わるだけで処理内容
は基となるフィールド周波数の記録再生装置と同じなの
で同じ回路が使える。更に、1台の装置であらゆる種類
のフィールド周波数に対応するオーディオ記録再生装置
を実現する場合を考えても、異なるフィールド周波数で
ほとんどの回路が共通に使えるので、容易にマルチフィ
ールド周波数対応のオーディオ記録再生装置が実現でき
る。
【0083】本発明によれば、ECCエンコード処理回
路でオーディオデータのフォーマット変換を簡単に処理
できる。オーディオデータのフォーマット変換専用のデ
バイス(FIFO)は必要ない。又、ECCエンコード
処理回路にオーディオデータのフォーマット変換専用の
クロックを入れる必要がないためにベースバンド系オー
ディオクロック1種類をECCエンコード処理回路に入
力するだけでよい。ECCエンコード処理回路にわずか
24個(24bit)のレジスタを設けるだけでフォー
マット変換が実現可能である。ECCエンコード処理回
路の一部のコントロールを変更するだけでオーディオデ
ータのフォーマット変換以降ほとんどの処理(例えばレ
ートコンバートRAM処理、C2ECCエンコード処
理)が基となるECCエンコード処理回路そのままを使
えるので追加回路がほとんど必要ない。
【0084】本発明によれば、記録側のECCエンコー
ド処理回路と同様に、再生側のECCデコード処理回路
でもオーディオデータのフォーマット変換を簡単に実行
できる。オーディオデータのフォーマット変換専用デバ
イス(FIFO)は必要ない。又、ECCデコード処理
回路にオーディオデータのフォーマット変換専用のクロ
ックを入れる必要がないために、ベースバンド系オーデ
ィオクロック1種類をECCデコード処理回路に入力す
るだけでよい。ECCデコード処理回路にわずか24個
(24bit)のレジスタを設けるだけでフォーマット
変換を実現可能である。ECCデコード処理回路の一部
のコントロールを変更するだけで、オーディオデータの
フォーマット変換より前の段階のほとんどの処理(例え
ばレートコンバートRAM処理、C2ECCデコード処
理)が、基となるECCデコード処理回路そのままを使
えるので、追加回路がほとんど必要ない。順方向可変再
生、逆方向可変再生といったトリクプレーにも対応でき
る。
【0085】本発明によれば、オーディオデータをフォ
ーマット変換して記録した媒体を再生対象としている。
ここで、シャトル再生時には異フィールド間のパックデ
ータが再生されるわけで、これをそのまま逆フォーマッ
ト変換で元に戻しても、全く違うフィールド間サンプル
のMSB,LSBが逆フォーマット変換で合成されたデ
ータとなる。よって、記録時のデータにはない全く違っ
たデータ値になる。これではシャトル再生音が大きなノ
イズとなる。このためオーディオデータパックされたも
のをシャトル再生する際には、やむなく全てのデータを
ミュートしていた。そこで、異なるフィールドに属する
オーディオデータを混合してシャトル再生を行う場合、
変換部で固有フォーマットに戻されたサンプルのうち正
しいビット列を含む有効サンプルのみを出力すること
で、シャトル再生音を出すことができる。
【0086】本発明によれば、あるフィールド周波数に
対応したビデオ記録再生装置を基本として、フォーマッ
トを変えずにあらゆる種類のフィールド周波数、ビデオ
画枠に対応するビデオ記録再生装置を実現出来る。又、
ビデオのベースバンド処理、ビデオ圧縮、伸張、誤り訂
正符合化等ほとんどの処理はレートが変わるだけで処理
内容は基となるフィールド周波数の記録再生装置と同じ
なので同じ回路が使える。更に、1台の装置であらゆる
種類のフィールド周波数に対応するビデオ記録再生装置
を実現する場合を考えても、異なるフィールド周波数で
ほとんどの回路が共通に使えるので、容易にマルチフィ
ールド周波数対応のビデオ記録再生装置が実現できる。
加えて,ビデオの有効画枠が同じ場合には記録メディア
のフォーマットがフィールド周波数によらず全て同じに
なる。よって、あるフィールド周波数で記録されたメデ
ィアを違うフィールド周波数で再生しても画像の再生が
出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】基本となるデジタルオーディオ/ビデオ記録再
生装置の一例を示すブロック図である。
【図2】シリアルで入力されるオーディオデータを示す
模式図である。
【図3】ビデオデータのフォーマット図である。
【図4】オーディオデータのフォーマット図である。
【図5】本発明に係るデジタルオーディオ/ビデオ記録
再生装置の実施形態を示すブロック図である。
【図6】図5に示したデジタルオーディオ/ビデオ記録
再生装置の動作説明に供する模式図である。
【図7】図5に示したデジタルオーディオ/ビデオ記録
再生装置に含まれるオーディオデータパック部の動作説
明に供する模式図である。
【図8】図5に示したデジタルオーディオ/ビデオ記録
再生装置に含まれるオーディオデータデパック部の動作
説明に供する模式図である。
【図9】本発明に係るデジタルオーディオ/ビデオ記録
再生装置の他の実施形態を示すブロック図である。
【図10】図9に示したデジタルオーディオ/ビデオ記
録再生装置の動作説明に供する模式図である。
【図11】基本となるデジタルオーディオ/ビデオ記録
再生装置の他の例を示すブロック図である。
【図12】本発明に係るデジタルオーディオ/ビデオ記
録再生装置の別の実施形態を示すブロック図である。
【図13】図12に示したデジタルオーディオ/ビデオ
記録再生装置の動作説明に供する模式図である。
【図14】本発明に係るデジタルオーディオ/ビデオ記
録再生装置の実施形態を示すブロック図である。
【図15】図14に示したデジタルオーディオ/ビデオ
記録再生装置に含まれるECCエンコーダ&オーディオ
/ビデオ結合部の構成を示すブロック図である。
【図16】図14に示したデジタルオーディオ/ビデオ
記録再生装置に含まれるECCエンコーダ&オーディオ
/ビデオ結合部の動作説明に供する模式図である。
【図17】図16に示したECCエンコーダ&オーディ
オ/ビデオ結合部に含まれるコンバートレジスタの動作
説明に供する模式図である。
【図18】図14に示したデジタルオーディオ/ビデオ
記録再生装置に含まれるECCデコーダ&オーディオ/
ビデオ分離部の構成を示すブロック図である。
【図19】図14に示したデジタルオーディオ/ビデオ
記録再生装置に含まれるECCデコーダ&オーディオ/
ビデオ分離部の動作説明に供する模式図である。
【図20】図19に示したECCデコーダ&オーディオ
/ビデオ分離部に含まれるコンバートレジスタの動作説
明に供する模式図である。
【図21】図14に示したデジタルオーディオ/ビデオ
記録再生装置で行われるシャトル再生動作の一例を示す
模式図である。
【図22】図14に示したデジタルオーディオ/ビデオ
記録再生装置で行われるシャトル再生動作の他の例を示
す模式図である。
【符号の説明】
1…ビデオベースバンド処理部、2…ビデオ圧縮部、3
…オーディオベースバンド処理部、4…ECCエンコー
ド&オーディオ/ビデオ結合部、5…ECCデコード&
オーディオ/ビデオ分離部、6…ビデオ伸張部、7…ビ
デオベースバンド処理部、8…オーディオベースバンド
処理部、9…オーディオデータパック部、10…オーデ
ィオデータデパック部、11…ビデオクロックコンバー
タ、12…ビデオクロックコンバータ、13…オーディ
オレートコンバータ、14…オーディオレートコンバー
タ、26…コントローラ、34…コンバートレジスタ、
39…コントローラ、40…S/P変換部、41…コン
バートレジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/91 G10L 3/00 F 9/18 J (72)発明者 石田 文利 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 山崎 健治 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5C018 BA00 5C053 FA03 FA21 GA14 GA18 GB11 GB17 GB30 JA05 5D044 AB05 BC01 CC03 DE44 DE68 EF05 GK10 GK12 GL19 GM02 GM18 5D045 DA00

Claims (40)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のサンプリング周波数及び固有フィ
    ールド周波数を有すると共に、固有のデータ配列及びビ
    ット配列をフィールド単位で規定する固有フォーマット
    に基づいたオーディオデータを受け入れ、少なくとも該
    オーディオデータのベースバンド処理を行う入力部と、 所定のサンプリング周波数及び基本フィールド周波数を
    有し基本のデータ配列及びビット配列をフィールド単位
    で規定する基本フォーマットに基づいたオーディオデー
    タを処理するように設計されており、サンプリング周波
    数に応じたクロックで動作し基本フォーマットに適合し
    たオーディオデータのエラー訂正用の符号化処理を行う
    処理部と、 該処理部から出力されたオーディオデータを記録媒体に
    書き込む出力部とからなるデジタル音声記録装置におい
    て、 該入力部と該処理部との間に変換部が配されており、オ
    ーディオデータの固有フィールド周波数が基本フィール
    ド周波数と異なり且つ固有フォーマットが基本フォーマ
    ットと異なる時、前記変換部は、固有フォーマットを基
    本フォーマットに適合させつつ、固有フィールド周波数
    と基本フィールド周波数との比に応じて該サンプリング
    周波数を変換してオーディオデータを該処理部に渡し、 前記処理部は、該変換されたサンプリング周波数に応じ
    たクロックで動作し、該基本フォーマットに適合したオ
    ーディオデータのエラー訂正用の符号化処理を行うこと
    を特徴とするデジタル音声記録装置。
  2. 【請求項2】 前記変換部は、一フィールド当りのサン
    プル数と一サンプルのビット数との積で決まる一フィー
    ルド当りの総ビット数を維持しつつ、一フィールド当り
    のサンプル数と一サンプルのビット数を組替えて固有フ
    ォーマットを基本フォーマットに適合させると共に、一
    フィールド当りのサンプル数を変えることで該サンプリ
    ング周波数を変換することを特徴とする請求項1記載の
    デジタル音声記録装置。
  3. 【請求項3】 一フィールド当りのサンプル数と一サン
    プルのビット数との積で決まる一フィールド当りの総ビ
    ット数が固有フォーマットと基準フォーマットで異なる
    場合、前記変換部は、入力されたオーディオデータのサ
    ンプリング周波数を変換して一フィールド当りのサンプ
    ル数を補正し、以って一フィールド当りの補正されたサ
    ンプル数と一サンプルのビット数との積で決まる一フィ
    ールド当りの補正された総ビット数を、基準フォーマッ
    トで決まる一フィールド当りの総ビット数に合わせるこ
    とを特徴とする請求項2記載のデジタル音声記録装置。
  4. 【請求項4】 一フィールド当りのサンプル数と一サン
    プルのビット数との積で決まる一フィールド当りの総ビ
    ット数が固有フォーマットと基準フォーマットで異なる
    場合、前記変換部は、不足するビット数に見合うダミー
    のデータを固有フォーマットに付加して一フィールド当
    りの総ビット数を補正し、以って固有フォーマット側の
    総ビット数を基準フォーマット側の総ビット数に合わせ
    ることを特徴とする請求項2記載のデジタル音声記録装
    置。
  5. 【請求項5】 前記変換部は、シリアルに配列したサン
    プルのビットストリームからなるオーディオデータを固
    有フォーマット側のビット数単位でFIFOに書込み且
    つ基本フォーマット側のビット数単位で読出して、一フ
    ィールド当りのサンプル数と一サンプルのビット数を組
    替え固有フォーマットを基本フォーマットに適合させる
    ことを特徴とする請求項2記載のデジタル音声記録装
    置。
  6. 【請求項6】 前記変換部は、固有フィールド周波数に
    同期して該FIFOに対するオーディオデータの書込み
    及び読出しを制御し、以って固有フォーマットを基本フ
    ォーマットに適合させることを特徴とする請求項5記載
    のデジタル音声記録装置。
  7. 【請求項7】 前記処理部は該変換部を変換手段として
    内蔵しているとともにオーディオデータのエラー訂正用
    の符号化処理を行なう符号化手段を含んでおり、 前記変換手段は、オーディオデータの固有フィールド周
    波数が基本フィールド周波数と異なり且つ固有フォーマ
    ットが基本フォーマットと異なる時、固有フォーマット
    を変換し基本フォーマットに適合させた上でオーディオ
    データを該符号化手段に渡し、 前記符号化手段は、所定のサンプリング周波数に応じた
    クロックで動作しつつ、固有フィールド周波数と基本フ
    ィールド周波数との比に応じた割合で随時休止を入れな
    がら該基本フォーマットに適合されたオーディオデータ
    のエラー訂正用の符号化処理を行うことを特徴とする請
    求項1記載のデジタル音声記録装置。
  8. 【請求項8】 前記変換手段は、一フィールド当りのサ
    ンプル数と一サンプルのビット数との積で決まる一フィ
    ールド当りの総ビット数を維持しつつ、一フィールド当
    りのサンプル数と一サンプル当りのビット数を組替えて
    固有フォーマットを基本フォーマットに変換することを
    特徴とする請求項7記載のデジタル音声記録装置。
  9. 【請求項9】 前記変換手段は基本フォーマット側の一
    サンプル当りビット数に対応したビット数のレジスタを
    備え、シリアルに配列したサンプルのビットストリーム
    からなる固有フォーマットのオーディオデータをサイク
    リックに該レジスタに書込む一方、固有フォーマット側
    の一サンプル当りビット数と基本フォーマット側の一サ
    ンプル当りビット数との比に応じた割合で随時休止を入
    れながら該レジスタからサイクリックにオーディオデー
    タを読み出して、一フィールド当りのサンプル数と一サ
    ンプルのビット数を組替え固有フォーマットを基本フォ
    ーマットに変換することを特徴とする請求項8記載のデ
    ジタル音声記録装置。
  10. 【請求項10】 あるサンプリング周波数及び固有フィ
    ールド周波数を有すると共に、基本のデータ配列及びビ
    ット配列をフィールド単位で規定する基本フォーマット
    に適合されたオーディオデータを記録媒体から読込む入
    力部と、 所定のサンプリング周波数及び基本フィールド周波数を
    有すると共に基本フォーマットに基づいたオーディオデ
    ータを処理するように設計されており、サンプリング周
    波数に応じたクロックで動作し基本フォーマットに適合
    したオーディオデータの少なくともエラー訂正用の復号
    化処理を行う処理部と、 該処理部から出力されたオーディオデータの少なくとも
    ベースバンド処理を行った上で該オーディオデータを再
    生デバイスに供給する出力部とからなるデジタル音声再
    生装置において、 前記処理部は、該読み込んだオーディオデータのサンプ
    リング周波数に応じたクロックで動作可能であり、該基
    本フォーマットに適合したオーディオデータのエラー訂
    正用の復号化処理を行い、 該処理部と該出力部との間に変換部が配されており、該
    読込んだオーディオデータの固有フィールド周波数が基
    本フィールド周波数と異なり且つ固有フォーマットが基
    本フォーマットと異なる時、前記変換部は、基本フォー
    マットに適合していた該オーディオデータを固有フォー
    マットに戻すと共に、固有フィールド周波数と基本フィ
    ールド周波数との比に応じて該読み込んだオーディオデ
    ータのサンプリング周波数を所定のサンプリング周波数
    に変換してオーディオデータを該出力部に渡すことを特
    徴とするデジタル音声再生装置。
  11. 【請求項11】 前記変換部は、一フィールド当りのサ
    ンプル数と一サンプルのビット数との積で決まる一フィ
    ールド当りの総ビット数を維持しつつ、一フィールド当
    りのサンプル数と一サンプルのビット数を組替えて該オ
    ーディオデータを基本フォーマットから固有フォーマッ
    トに戻すと共に、一フィールド当りのサンプル数を変え
    ることで該サンプリング周波数を変換することを特徴と
    する請求項10記載のデジタル音声再生装置。
  12. 【請求項12】 一フィールド当りのサンプル数と一サ
    ンプルのビット数との積で決まる一フィールド当りの総
    ビット数が固有フォーマットと基準フォーマットで異な
    る場合、前記変換部は、一旦該基本フォーマットから近
    似的に固有フォーマットに戻されたオーディオデータの
    サンプリング周波数を変換して一フィールド当りのサン
    プル数を補正し、以ってオーディオデータを最終的に固
    有フォーマットに変換することを特徴とする請求項11
    記載のデジタル音声再生装置。
  13. 【請求項13】 一フィールド当りのサンプル数と一サ
    ンプルのビット数との積で決まる一フィールド当りの総
    ビット数が固有フォーマットと基準フォーマットで異な
    る場合、前記変換部は、一旦該基本フォーマットに適合
    したオーディオデータに余分のダミーデータを付加して
    近似的に固有フォーマットに戻した後、該ダミーデータ
    を削除してオーディオデータを最終的に固有フォーマッ
    トに変換することを特徴とする請求項11記載のデジタ
    ル音声再生装置。
  14. 【請求項14】 前記変換部は、シリアルに配列したサ
    ンプルのビットストリームからなるオーディオデータを
    基本フォーマット側のビット数単位でFIFOに書込み
    且つ固有フォーマット側のビット数単位で読出して、一
    フィールド当りのサンプル数と一サンプルのビット数を
    組替え基本フォーマットを固有フォーマットに戻すこと
    を特徴とする請求項11記載のデジタル音声再生装置。
  15. 【請求項15】 前記変換部は、固有フィールド周波数
    に同期して該FIFOに対するオーディオデータの書込
    み及び読出しを制御し、以って基本フォーマットを固有
    フォーマットに戻すことを特徴とする請求項14記載の
    デジタル音声再生装置。
  16. 【請求項16】 前記処理部は該変換部を変換手段とし
    て内蔵しているとともに、オーディオデータのエラー訂
    正用の復号化処理を行なう復号化手段を含んでおり、 前記復号化手段は、所定のサンプリング周波数に応じた
    クロックで動作しつつ、固有フィールド周波数と基本フ
    ィールド周波数との比に応じた割合で随時休止を入れな
    がら該基本フォーマットに適合したオーディオデータの
    エラー訂正用の復号化処理を行い、 前記変換手段は、該読込んだオーディオデータの固有フ
    ィールド周波数が基本フィールド周波数と異なり且つ固
    有フォーマットが基本フォーマットと異なる時、基本フ
    ォーマットに適合していた該オーディオデータを固有フ
    ォーマットに戻した上でオーディオデータを該出力部に
    渡すことを特徴とする請求項10記載のデジタル音声再
    生装置。
  17. 【請求項17】 前記変換手段は、一フィールド当りの
    サンプル数と一サンプルのビット数との積で決まる一フ
    ィールド当りの総ビット数を維持しつつ、一フィールド
    当りのサンプル数と一サンプルのビット数を組替えて該
    オーディオデータを基本フォーマットから固有フォーマ
    ットに戻すことを特徴とする請求項16記載のデジタル
    音声再生装置。
  18. 【請求項18】 前記変換手段は、基本フォーマット側
    の一サンプル当りビット数に対応したビット数のレジス
    タを備え、固有フォーマット側の一サンプル当りビット
    数と基本フォーマット側の一サンプル当りビット数との
    比に応じた割合で随時休止を入れながら、シリアルに配
    列したサンプルのビットストリームからなる基本フォー
    マットのオーディオデータをサイクリックに該レジスタ
    に書込む一方、固有フォーマット側の一サンプル当りビ
    ット数で区切りながら該レジスタからサイクリックにオ
    ーディオデータを読み出して、一フィールド当りのサン
    プル数と一サンプルのビット数を組替えて基本フォーマ
    ットを固有フォーマットに戻すことを特徴とする請求項
    17記載のデジタル音声再生装置。
  19. 【請求項19】 オーディオデータの順方向再生と逆方
    向再生を切り替えて行う場合、前記変換手段は、該レジ
    スタに対してオーディオデータの書き込み及び読み出し
    を行う時、一方ではビット列のMSBを先頭にし他方で
    はLSBを先頭にすることを特徴とする請求項18記載
    のデジタル音声再生装置。
  20. 【請求項20】 前記変換部は、一フィールド当りのサ
    ンプル数と一サンプルのビット数との積で決まる一フィ
    ールド当りの総ビット数を維持しつつ、一フィールド当
    りのサンプル数と一サンプルのビット数を組替えて該オ
    ーディオデータを基本フォーマットから固有フォーマッ
    トに戻し、 更にシャトル再生制御部を備えており、異なるフィール
    ドに属するオーディオデータを混合してシャトル再生を
    行う場合、該変換部で固有フォーマットに戻されたサン
    プルのうち正しいビット列を含む有効サンプルのみを該
    出力部に渡すことを特徴とする請求項10記載のデジタ
    ル音声再生装置。
  21. 【請求項21】 前記シャトル再生制御部は、固有フォ
    ーマットに戻されたサンプルのうち正しいビット列を有
    さない無効サンプルに代えて、有効サンプルを補間して
    得られた代替サンプルを該出力部に渡すことを特徴とす
    る請求項20記載のデジタル音声再生装置。
  22. 【請求項22】 前記シャトル再生制御部は、固有フォ
    ーマットに戻されたサンプルのうち正しいビット列と正
    しくないビット列を含んだ無効サンプルの少なくとも一
    部につき、正しくないビット列を0で置換して有効サン
    プルに転換し該出力部に渡すことを特徴とする請求項2
    0記載のデジタル音声再生装置。
  23. 【請求項23】 所定のサンプリング周波数及び固有フ
    ィールド周波数を有し画枠に関する固有フォーマットに
    基づいたビデオデータを受け入れ、少なくとも該ビデオ
    データのベースバンド処理を行う入力部と、 所定のサンプリング周波数及び基本フィールド周波数を
    有し画枠に関する基本フォーマットに基づいたビデオデ
    ータを処理するように設計されており、サンプリング周
    波数に応じたクロックで動作し基本フォーマットに適合
    したビデオデータの圧縮処理及びエラー訂正用の符号化
    処理を行う処理部と、 該処理部から出力されたビデオデータを記録媒体に書き
    込む出力部とからなるデジタル映像記録装置において、 該入力部と該処理部との間に変換部が配されており、ビ
    デオデータの固有フィールド周波数が基本フィールド周
    波数と異なる時、前記変換部は、固有フォーマットを基
    本フォーマットに適合させつつ、固有フィールド周波数
    と基本フィールド周波数との比に応じて該サンプリング
    周波数を変換してビデオデータを該処理部に渡し、 前記処理部は、該変換されたサンプリング周波数に応じ
    たクロックで動作し、該基本フォーマットに適合したビ
    デオデータの圧縮処理及びエラー訂正用の符号化処理を
    行うことを特徴とするデジタル映像記録装置。
  24. 【請求項24】 前記変換部は、固有フォーマットが基
    本フォーマットに一致する場合、該固有フォーマットを
    維持しつつ、固有フィールド周波数と基本フィールド周
    波数との比に応じ該サンプリング周波数を変換してビデ
    オデータを該処理部に渡すことを特徴とする請求項23
    記載のデジタル映像記録装置。
  25. 【請求項25】 前記変換部は、固有フォーマットが基
    本フォーマットに一致する場合、画枠に入る有効データ
    をそのまま保存して該固有フォーマットを維持しつつ、
    画枠に入らない無効データを調整して該サンプリング周
    波数を変換することを特徴とする請求項24記載のデジ
    タル映像記録装置。
  26. 【請求項26】 前記変換部は、固有フォーマットが基
    本フォーマットと異なる場合、該固有フォーマットを該
    基本フォーマットに変換した上で、固有フィールド周波
    数と基本フィールド周波数との比に応じ該サンプリング
    周波数を変換してビデオデータを該処理部に渡すことを
    特徴とする請求項23記載のデジタル映像記録装置。
  27. 【請求項27】 前記変換部は、固有フォーマットの画
    枠に含まれるデータのライン数が基本フォーマットの画
    枠に含まれるデータのライン数と異なる場合、該画枠に
    含まれるデータのライン数を調整して該固有フォーマッ
    トを該基本フォーマットに変換することを特徴とする請
    求項26記載のデジタル映像記録装置。
  28. 【請求項28】 あるサンプリング周波数及び固有フィ
    ールド周波数を有し画枠に関する基本フォーマットに適
    合されたビデオデータを記録媒体から読み込む入力部
    と、 所定のサンプリング周波数及び基本フィールド周波数を
    有し基本フォーマットに基づいたビデオデータを処理す
    るように設計されており、サンプリング周波数に応じた
    クロックで動作して基本フォーマットに適合したビデオ
    データのエラー訂正用復号化処理及び伸張処理を行う処
    理部と、 該処理部から出力されたビデオデータの少なくともベー
    スバンド処理を行った上で該ビデオデータを再生デバイ
    スに供給する出力部とからなるデジタル映像再生装置に
    おいて、 前記処理部は、該読み込んだビデオデータのサンプリン
    グ周波数に応じたクロックで動作可能であり、該基本フ
    ォーマットに適合したビデオデータのエラー訂正用復号
    化処理及び伸張処理を行い、 該処理部と該出力部との間に変換部が配されており、該
    読み込んだビデオデータの固有フィールド周波数が基本
    フィールド周波数と異なる時、前記変換部は、基本フォ
    ーマットに適合していた該ビデオデータを固有フォーマ
    ットに戻すと共に、固有フィールド周波数と基本フィー
    ルド周波数との比に応じて該読み込んだビデオデータの
    サンプリング周波数を所定のサンプリング周波数に変換
    してビデオデータを該出力部に渡すことを特徴とするデ
    ジタル映像再生装置。
  29. 【請求項29】 前記変換部は、固有フォーマットが基
    本フォーマットと同一である場合、該固有フォーマット
    を維持しつつ、固有フィールド周波数と基本フィールド
    周波数との比に応じサンプリング周波数を変換してビデ
    オデータを該出力部に渡すことを特徴とする請求項28
    記載のデジタル映像再生装置。
  30. 【請求項30】 前記変換部は、固有フォーマットが基
    本フォーマットと同一である場合、画枠に入る有効デー
    タをそのまま残して該固有フォーマットを維持しつつ、
    画枠に入らない無効データを調整してサンプリング周波
    数を変換することを特徴とする請求項29記載のデジタ
    ル映像再生装置。
  31. 【請求項31】 前記変換部は、固有フォーマットが基
    本フォーマットと異なる場合、該基本フォーマットに適
    合していたビデオデータを該固有フォーマットに戻した
    上で、固有フィールド周波数と基本フィールド周波数と
    の比に応じサンプリング周波数を変換してビデオデータ
    を該出力部に渡すことを特徴とする請求項28記載のデ
    ジタル映像再生装置。
  32. 【請求項32】 前記変換部は、固有フォーマットの画
    枠に含まれるデータのライン数が基本フォーマットの画
    枠に含まれるデータのライン数と異なる場合、該画枠に
    含まれるデータのライン数を調整してビデオデータを該
    固有フォーマットにもどすことを特徴とする請求項31
    記載のデジタル映像再生装置。
  33. 【請求項33】 所定のサンプリング周波数及び固有フ
    ィールド周波数を有すると共に、固有のデータ配列及び
    ビット配列をフィールド単位で規定する固有フォーマッ
    トに基づいたオーディオデータを受け入れ、少なくとも
    該オーディオデータのベースバンド処理を行う入力手順
    と、 所定のサンプリング周波数及び基本フィールド周波数を
    有し基本のデータ配列及びビット配列をフィールド単位
    で規定する基本フォーマットに基づいたオーディオデー
    タを処理するようにプログラムされており、サンプリン
    グ周波数に応じた動作クロックに従って基本フォーマッ
    トに適合したオーディオデータのエラー訂正用の符号化
    処理を行う処理手順と、 該処理手順から渡されたオーディオデータを記録媒体に
    書き込む出力手順とからなるデジタル音声記録方法にお
    いて、 オーディオデータの固有フィールド周波数が基本フィー
    ルド周波数と異なり且つ固有フォーマットが基本フォー
    マットと異なる時、該入力手順と該処理手順との間で変
    換手順を行い、固有フォーマットを基本フォーマットに
    適合させつつ、固有フィールド周波数と基本フィールド
    周波数との比に応じて該サンプリング周波数を変換して
    オーディオデータを該処理手順に渡し、 前記処理手順は、該変換されたサンプリング周波数に応
    じた動作クロックに従って該基本フォーマットに適合し
    たオーディオデータのエラー訂正用の符号化処理を行う
    ことを特徴とするデジタル音声記録方法。
  34. 【請求項34】 あるサンプリング周波数及び固有フィ
    ールド周波数を有すると共に、基本のデータ配列及びビ
    ット配列をフィールド単位で規定する基本フォーマット
    に適合されたオーディオデータを記録媒体から読込む入
    力手順と、 所定のサンプリング周波数及び基本フィールド周波数を
    有すると共に基本フォーマットに基づいたオーディオデ
    ータを処理するようにプログラムされており、サンプリ
    ング周波数に応じた動作クロックに従って基本フォーマ
    ットに適合したオーディオデータの少なくともエラー訂
    正用の符号化処理を行う処理手順と、 該処理手順から渡されたオーディオデータの少なくとも
    ベースバンド処理を行った上で該オーディオデータを再
    生デバイスに供給する出力手順とからなるデジタル音声
    再生方法において、 前記処手順は、該読み込んだオーディオデータのサンプ
    リング周波数に応じた動作クロックに従って、該基本フ
    ォーマットに適合したオーディオデータのエラー訂正用
    の復号化処理を行い、 該読込んだオーディオデータの固有フィールド周波数が
    基本フィールド周波数と異なり且つ固有フォーマットが
    基本フォーマットと異なる時、該処理手順と該出力手順
    との間で変換手順を行い、基本フォーマットに適合して
    いた該オーディオデータを固有フォーマットに戻すと共
    に、固有フィールド周波数と基本フィールド周波数との
    比に応じて該読み込んだオーディオデータのサンプリン
    グ周波数を所定のサンプリング周波数に変換してオーデ
    ィオデータを該出力手順に渡すことを特徴とするデジタ
    ル音声再生方法。
  35. 【請求項35】 所定のサンプリング周波数及び固有フ
    ィールド周波数を有し画枠に関する固有フォーマットに
    基づいたビデオデータを受け入れ、少なくとも該ビデオ
    データのベースバンド処理を行う入力手順と、 所定のサンプリング周波数及び基本フィールド周波数を
    有し画枠に関する基本フォーマットに基づいたビデオデ
    ータを処理するようにプログラムされており、サンプリ
    ング周波数に応じた動作クロックに従って基本フォーマ
    ットに適合したビデオデータの圧縮処理及びエラー訂正
    用の符号化処理を行う処理手順と、 該処理手順から渡されたビデオデータを記録媒体に書き
    込む出力手順とからなるデジタル映像記録方法におい
    て、 ビデオデータの固有フィールド周波数が基本フィールド
    周波数と異なる時、該入力手順と該処理手順との間で変
    換手順を行い、固有フォーマットを基本フォーマットに
    適合させつつ、固有フィールド周波数と基本フィールド
    周波数との比に応じて該サンプリング周波数を変換して
    ビデオデータを該処理手順に渡し、 前記処理手順は、該変換されたサンプリング周波数に応
    じた動作クロックに従って、該基本フォーマットに適合
    したビデオデータの圧縮処理及びエラー訂正用の符号化
    処理を行うことを特徴とするデジタル映像記録方法。
  36. 【請求項36】 あるサンプリング周波数及び固有フィ
    ールド周波数を有し画枠に関する基本フォーマットに適
    合されたビデオデータを記録媒体から読み込む入力手順
    と、 所定のサンプリング周波数及び基本フィールド周波数を
    有し基本フォーマットに基づいたビデオデータを処理す
    るようにプログラムされており、サンプリング周波数に
    応じた動作クロックに従って基本フォーマットに適合し
    たビデオデータのエラー訂正用復号化処理及び伸張処理
    を行う処理手順と、 該処理手順から渡されたビデオデータの少なくともベー
    スバンド処理を行った上で該ビデオデータを再生デバイ
    スに供給する出力手順とを行うデジタル映像再生方法に
    おいて、 前記処理手順は、該読み込んだビデオデータのサンプリ
    ング周波数に応じた動作クロックに従って、該基本フォ
    ーマットに適合したビデオデータのエラー訂正用復号化
    処理及び伸張処理を行い、 該読み込んだビデオデータの固有フィールド周波数が基
    本フィールド周波数と異なる時、該処理手順と該出力手
    順との間で変換手順を行い、基本フォーマットに適合し
    ていた該ビデオデータを固有フォーマットに戻すと共
    に、固有フィールド周波数と基本フィールド周波数との
    比に応じて該読み込んだビデオデータのサンプリング周
    波数を所定のサンプリング周波数に変換してビデオデー
    タを該出力手順に渡すことを特徴とするデジタル映像再
    生方法。
  37. 【請求項37】 デジタル音声記録装置によって実行さ
    れ、一連の手順からなるデジタル音声記録方法を実現す
    るコンピュータプログラムを格納するプログラム媒体で
    あって、 前記コンピュータプログラムは、所定のサンプリング周
    波数及び固有フィールド周波数を有すると共に、固有の
    データ配列及びビット配列をフィールド単位で規定する
    固有フォーマットに基づいたオーディオデータを受け入
    れ、少なくとも該オーディオデータのベースバンド処理
    を行う入力手順と、 所定のサンプリング周波数及び基本フィールド周波数を
    有し基本のデータ配列及びビット配列をフィールド単位
    で規定する基本フォーマットに基づいたオーディオデー
    タを処理するようにプログラムされており、サンプリン
    グ周波数に応じた動作クロックに従って基本フォーマッ
    トに適合したオーディオデータのエラー訂正用の符号化
    処理を行う処理手順と、 該処理手順から渡されたオーディオデータを記録媒体に
    書き込む出力手順とを含み、 オーディオデータの固有フィールド周波数が基本フィー
    ルド周波数と異なり且つ固有フォーマットが基本フォー
    マットと異なる時、該入力手順と該処理手順との間で変
    換手順を行い、固有フォーマットを基本フォーマットに
    適合させつつ、固有フィールド周波数と基本フィールド
    周波数との比に応じて該サンプリング周波数を変換して
    オーディオデータを該処理手順に渡し、 前記処理手順は、該変換されたサンプリング周波数に応
    じた動作クロックに従って該基本フォーマットに適合し
    たオーディオデータのエラー訂正用の符号化処理を行う
    ことを特徴とするコンピュータプログラムを格納したプ
    ログラム媒体。
  38. 【請求項38】 デジタル音声再生装置によって実行さ
    れ、一連の手順からなるデジタル音声再生方法を実現す
    るコンピュータプログラムを格納するプログラム媒体で
    あって、 前記コンピュータプログラムは、あるサンプリング周波
    数及び固有フィールド周波数を有すると共に、基本のデ
    ータ配列及びビット配列をフィールド単位で規定する基
    本フォーマットに適合されたオーディオデータを記録媒
    体から読込む入力手順と、 所定のサンプリング周波数及び基本フィールド周波数を
    有すると共に基本フォーマットに基づいたオーディオデ
    ータを処理するようにプログラムされており、サンプリ
    ング周波数に応じた動作クロックに従って基本フォーマ
    ットに適合したオーディオデータの少なくともエラー訂
    正用の符号化処理を行う処理手順と、 該処理手順から渡されたオーディオデータの少なくとも
    ベースバンド処理を行った上で該オーディオデータを再
    生デバイスに供給する出力手順とを含み、 前記処手順は、該読み込んだオーディオデータのサンプ
    リング周波数に応じた動作クロックに従って、該基本フ
    ォーマットに適合したオーディオデータのエラー訂正用
    の復号化処理を行い、 該読込んだオーディオデータの固有フィールド周波数が
    基本フィールド周波数と異なり且つ固有フォーマットが
    基本フォーマットと異なる時、該処理手順と該出力手順
    との間で変換手順を行い、基本フォーマットに適合して
    いた該オーディオデータを固有フォーマットに戻すと共
    に、固有フィールド周波数と基本フィールド周波数との
    比に応じて該読み込んだオーディオデータのサンプリン
    グ周波数を所定のサンプリング周波数に変換してオーデ
    ィオデータを該出力手順に渡すことを特徴とするコンピ
    ュータプログラムを格納したプログラム媒体。
  39. 【請求項39】 デジタル映像記録装置によって実行さ
    れ、一連の手順からなるデジタル映像記録方法を実現す
    るコンピュータプログラムを格納するプログラム媒体で
    あって、 前記コンピュータプログラムは、所定のサンプリング周
    波数及び固有フィールド周波数を有し画枠に関する固有
    フォーマットに基づいたビデオデータを受け入れ、少な
    くとも該ビデオデータのベースバンド処理を行う入力手
    順と、 所定のサンプリング周波数及び基本フィールド周波数を
    有し画枠に関する基本フォーマットに基づいたビデオデ
    ータを処理するようにプログラムされており、サンプリ
    ング周波数に応じた動作クロックに従って基本フォーマ
    ットに適合したビデオデータの圧縮処理及びエラー訂正
    用の符号化処理を行う処理手順と、 該処理手順から渡されたビデオデータを記録媒体に書き
    込む出力手順とを含み、 ビデオデータの固有フィールド周波数が基本フィールド
    周波数と異なる時、該入力手順と該処理手順との間で変
    換手順を行い、固有フォーマットを基本フォーマットに
    適合させつつ、固有フィールド周波数と基本フィールド
    周波数との比に応じて該サンプリング周波数を変換して
    ビデオデータを該処理手順に渡し、 前記処理手順は、該変換されたサンプリング周波数に応
    じた動作クロックに従って、該基本フォーマットに適合
    したビデオデータの圧縮処理及びエラー訂正用の符号化
    処理を行うことを特徴とするコンピュータプログラムを
    格納したプログラム媒体。
  40. 【請求項40】 デジタル映像再生装置によって実行さ
    れ、一連の手順からなるデジタル映像再生方法を実現す
    るコンピュータプログラムを格納するプログラム媒体で
    あって、 前記コンピュータプログラムは、あるサンプリング周波
    数及び固有フィールド周波数を有し画枠に関する基本フ
    ォーマットに適合されたビデオデータを記録媒体から読
    み込む入力手順と、 所定のサンプリング周波数及び基本フィールド周波数を
    有し基本フォーマットに基づいたビデオデータを処理す
    るようにプログラムされており、サンプリング周波数に
    応じた動作クロックに従って基本フォーマットに適合し
    たビデオデータのエラー訂正用復号化処理及び伸張処理
    を行う処理手順と、 該処理手順から渡されたビデオデータの少なくともベー
    スバンド処理を行った上で該ビデオデータを再生デバイ
    スに供給する出力手順とを含み、 前記処理手順は、該読み込んだビデオデータのサンプリ
    ング周波数に応じた動作クロックに従って、該基本フォ
    ーマットに適合したビデオデータのエラー訂正用復号化
    処理及び伸張処理を行い、 該読み込んだビデオデータの固有フィールド周波数が基
    本フィールド周波数と異なる時、該処理手順と該出力手
    順との間で変換手順を行い、基本フォーマットに適合し
    ていた該ビデオデータを固有フォーマットに戻すと共
    に、固有フィールド周波数と基本フィールド周波数との
    比に応じて該読み込んだビデオデータのサンプリング周
    波数を所定のサンプリング周波数に変換してビデオデー
    タを該出力手順に渡すことを特徴とするコンピュータプ
    ログラムを格納したプログラム媒体。
JP2002106965A 2001-04-19 2002-04-09 デジタル記録再生装置 Expired - Fee Related JP4099570B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002106965A JP4099570B2 (ja) 2001-04-19 2002-04-09 デジタル記録再生装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001120532 2001-04-19
JP2001-120532 2001-04-19
JP2002106965A JP4099570B2 (ja) 2001-04-19 2002-04-09 デジタル記録再生装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2003005796A true JP2003005796A (ja) 2003-01-08
JP2003005796A5 JP2003005796A5 (ja) 2005-09-02
JP4099570B2 JP4099570B2 (ja) 2008-06-11

Family

ID=26613808

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002106965A Expired - Fee Related JP4099570B2 (ja) 2001-04-19 2002-04-09 デジタル記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4099570B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002311995A (ja) * 2001-04-19 2002-10-25 Sony Corp デジタル音声再生装置
CN1333594C (zh) * 2003-06-23 2007-08-22 明基电通股份有限公司 一种动态切换视频模式的系统与传送方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002311995A (ja) * 2001-04-19 2002-10-25 Sony Corp デジタル音声再生装置
CN1333594C (zh) * 2003-06-23 2007-08-22 明基电通股份有限公司 一种动态切换视频模式的系统与传送方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4099570B2 (ja) 2008-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7657149B2 (en) Method and apparatus for storing a stream of video data on a storage medium
KR20000035133A (ko) 디지털 신호 처리 장치, 디지털 신호 처리 방법, 디지털신호 기록 장치, 디지털 신호 재생 장치, 디지털비디오-오디오 신호 기록 및 재생 장치
KR20070049504A (ko) 디지털 콘텐츠 재생 장치 및 그의 역방향 콘텐츠 저장 및재생방법
JPH0614295A (ja) ディジタルvtrのエラー訂正方法及び装置
US7603190B2 (en) Digital recording/reproducing apparatus
JP2000076794A (ja) 情報記録再生装置
US20050069289A1 (en) Transport stream recording/editing device and recording/editing method
JP2003005796A (ja) デジタル記録再生装置
KR100565042B1 (ko) 복수개의 디지털 a/v 프로그램에 대한 동시 녹화 및/또는 재생을 위한 장치 및 방법
JP3491533B2 (ja) ディジタルオーディオデータの再生方法及び装置
US6810198B1 (en) Record and playback device
US20060093157A1 (en) Audio high-speed reproducing device and audio high-speed reproducing method
JP4389402B2 (ja) デジタル映像記録装置及びデジタル映像再生装置
JP4389403B2 (ja) デジタル音声再生装置
JP4389401B2 (ja) デジタル音声記録装置
JPH1166754A (ja) 多チャンネルデータ記録媒体と伝送記録及び再生装置
JP2002311995A (ja) デジタル音声再生装置
JP3430613B2 (ja) 情報信号再生方法及び装置
JPH0974535A (ja) 映像データ記録装置、および、映像データ再生装置
JP4254342B2 (ja) Av同期調整方法及びav同期調整装置
KR100357123B1 (ko) 디브이씨알의변속재생방법
WO2002076094A1 (en) System and method for storing digital mpeg data in a storage devive and reproducing system
JPS6329377A (ja) 記録再生方法及び装置
JP2002152648A (ja) 録画再生装置
JPH11296312A (ja) 画像音声記録装置及び方法、画像音声再生装置及び方法、並びに記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050308

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050308

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080303

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110328

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130328

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees