JP2003001205A - 超音波洗浄装置 - Google Patents

超音波洗浄装置

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JP2003001205A
JP2003001205A JP2001190607A JP2001190607A JP2003001205A JP 2003001205 A JP2003001205 A JP 2003001205A JP 2001190607 A JP2001190607 A JP 2001190607A JP 2001190607 A JP2001190607 A JP 2001190607A JP 2003001205 A JP2003001205 A JP 2003001205A
Authority
JP
Japan
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cleaning
ultrasonic
liquid
cleaning liquid
rod
Prior art date
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Application number
JP2001190607A
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English (en)
Inventor
Eiji Mori
栄司 森
Ryosuke Suganuma
亮介 菅沼
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Honda Electronics Co Ltd
Original Assignee
Honda Electronics Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被洗浄物を洗浄槽中で定在波方向に、この定
在波の節から節までの長さ以上の振幅で往復動させ、超
音波の音圧及び加速度の弱い場所に当たり続けないよう
にする方法が行われているが、この方法では、被洗浄物
に合わせて往復動機構を構成しなければならず、又、洗
浄槽中の定在波分布自体を大きく変化させるものでもな
いため、超音波の定在波による洗浄むらの解消には効果
的ではないという問題があった。 【解決手段】 洗浄槽1の内部に洗浄液2が挿入され、
この洗浄液2に一部が浸漬された棒状の物体3が上下装
置4に吊るされ、又、洗浄槽1の底部に超音波振動子5
が装着され、この超音波振動子5に発振器6が接続され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、超音波振動子から
発生した超音波が洗浄液の水面で反射することによって
生じる定在波による洗浄むらを除去するようにした超音
波洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、超音波洗浄装置において、洗浄
槽内の洗浄液には、振動子側から入射する超音波(入射
波)と洗浄液の液面で空中に出ないで液中に反射する超
音波(反射波)が存在し、その2つの波が重なって定在
波を形成し、これにより、超音波の音圧及び加速度に常
に弱い場所ができ、これが洗浄むらの原因になってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この欠点を解消するた
めに、被洗浄物を洗浄槽中で定在波方向に、この定在波
の節から節までの長さ以上の振幅で往復動させ、超音波
の音圧及び加速度の弱い場所に当たり続けないようにす
る方法が行われているが、この方法では、被洗浄物に合
わせて往復動機構を構成しなければならず、又、洗浄槽
中の定在波分布自体を大きく変化させるものでもないた
め、超音波の定在波による洗浄むらの解消には効果的で
はないという問題があった。
【0004】
【課題を解決しようとする手段】本発明は、洗浄槽に洗
浄液を入れ、前記洗浄槽の底部に超音波振動子を装着
し、発振器から発振出力を前記超音波振動子に印加し
て、前記洗浄液中の被洗浄物を洗浄するようにした超音
波洗浄装置において、前記洗浄槽の洗浄液に浸漬する棒
状の物体と、該棒状の物体を上下動する上下動装置とか
らなるものであり、前記超音波振動子は前記洗浄槽の洗
浄液中に投入してもよい。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明では、洗浄槽の洗浄液に棒
状の物体を浸漬して上下することにより、洗浄液の液面
が上下するので、超音波振動子から発生した超音波の液
面での反射位置は常に変動し、従って、超音波の音圧及
び加速度の弱い部分は常に変動するので、洗浄むらが全
くなくなるという利点がある。
【0006】
【実施例】図1は本発明の1実施例の超音洗浄装置の構
成図で、洗浄槽1の内部に洗浄液2が挿入され、この洗
浄液2に一部が浸漬された棒状の物体3が上下装置4に
吊るされ、又、洗浄槽1の底部に超音波振動子5が装着
され、この超音波振動子5に発振器6が接続されてい
る。
【0007】このように構成された本実施例の超音波洗
装置では、洗浄槽1の洗浄液2内に被洗浄物が入れられ
て、超音波振動子5に発振器6から発振出力が印加され
ると、点線で示すように定在波Aが発生するが、このと
き、棒状の物体3を上下装置4で上下に移動することに
より、洗浄液2の液面が上下するので、点線で示した定
在波Aが変動し、超音波の超音波の音圧及び加速度の弱
い部分は常に変動するので、洗浄むらが全くなくなる。
【0008】図2は図1に示された上下装置4の具体例
で、台座7に固定されたモータ8の回転軸に装着された
滑車9に一端が固定された紐状物10が巻取られ、この
紐状物10の端部に棒状の物体3が吊り下げられてい
る。
【0009】このように構成された本具体例では、モー
タ8を正逆転することにより、紐状物10が巻取られる
か、又は巻き戻されることにより棒状の物体3を上下動
するように構成されるので、被洗浄物を入れた洗浄液2
の液面が上下動し、点線で示した定在波Aが変動し、超
音波の超音波の音圧及び加速度の弱い部分は常に変動す
るので、洗浄むらが全くなくなる。
【0010】図3は図1に示した他の上下装置の具体例
で、ラックギア11の上端が支持部材12で摺動自在に
支持され、ラックギア11の下端に棒状の物体3が吊る
され、ラックギア11にピニオン13が係合され、この
ピニオン12をモータ7で正逆転するように構成されて
いる。
【0011】このように構成された本具体例では、モー
タ7を回転することによりピニオン12が回転し、この
回転でラックギア11が上下動するので、ラックギア1
1の下方に接続された棒状物体3を上下動することがで
き、上記具体例と同様の効果を得ることができる。
【0012】図4は図1に示した他の上下装置の具体例
で、モータ7の回転軸に接続されたウォームギア14が
ギア15に係合され、ギア15の下方にネジ軸16が固
着され、このネジ軸16は支持部材17、18で支持さ
れ、又、ネジ軸16に内側にネジが切られたボス19が
係合され、ボス19に接続部材20の一端が固定され、
接続部材20の他端に棒状の物体3が固定されている。
【0013】このように構成された本具体例では、モー
タ7を回転することによってウォームギア14が回転
し、それによって、ギア15及びネジ軸16が回転し、
このネジ軸16の回転でボス19が上下動し、ボス19
に接続された棒状の物体3を上下することができるの
で、上記具体例と同様の効果を得ることができる。
【0014】本発明は、このように、上下装置4を適宜
構成することにより、棒状の物体3を洗浄液2内に一部
が浸漬されて上下装置4で上下動するように構成すれ
ば、洗浄液2の液面が上下するので、定在波が変動し、
超音波の超音波の音圧及び加速度の弱い部分は常に変動
するので、洗浄むらが全くなくなる。
【0015】なお、上下装置4の具体例として、図2、
図3、図4の構成例を示したが、この例に限らず、棒状
の物体3を上下できる装置であれば、どのような装置で
も使用することができ、さらに、上記実施例では、長い
形状の棒状の物体3を使用する例を示したが、洗浄液2
の液面の高さが変化すれば良いので、上記の例以外に球
形や楕円球形や凹凸のある物体等どのような形状の物体
3でも使用することができる。
【0016】なお、前記実施例では、超音波振動子5を
洗浄槽1の底面に装着したが、洗浄槽1の洗浄液2の中
に投入しても被洗浄物の洗浄には何ら差し支えない。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の超音波洗
浄装置では、洗浄槽に装着した超音波振動子から発生す
る超音波が洗浄液に照射される時に発生する定在波を棒
状の物体を洗浄液に浸漬して上下動することにより、洗
浄液の液面を上下して定在波の音圧の弱い部分及び加速
度の弱い部分を変動することにより、洗浄むらが全くな
くなるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の超音洗浄装置の構成図であ
る。
【図2】図1の超音洗浄装置の上下装置の構成図であ
る。
【図3】図1の超音洗浄装置の上下装置の他の構成図で
ある。
【図4】図1の超音洗浄装置の上下装置のさらに他の構
成図である。
【符号の説明】
1 洗浄槽 2 洗浄液 3 棒状の物体 4 上下装置 5 超音波振動子 6 発振器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄槽に洗浄液を入れ、前記洗浄槽の底
    部に超音波振動子を装着し、発振器から発振出力を前記
    超音波振動子に印加して、前記洗浄液中の被洗浄物を洗
    浄するようにした超音波洗浄装置において、前記洗浄槽
    の洗浄液に浸漬する棒状の物体と、該棒状の物体を上下
    動する上下動装置とからなる超音波洗浄装置。
  2. 【請求項2】 前記超音波振動子は前記洗浄槽の洗浄液
    中に投入したことを特徴とする請求項1記載の超音波洗
    浄装置。
JP2001190607A 2001-06-25 2001-06-25 超音波洗浄装置 Pending JP2003001205A (ja)

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ID=19029353

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109482570A (zh) * 2017-09-12 2019-03-19 朱学军 提高超声波洗净率的方法及装置

Cited By (1)

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