JP2003000855A - 遊技機における図柄変動表示制御装置及びその方法 - Google Patents

遊技機における図柄変動表示制御装置及びその方法

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JP2003000855A
JP2003000855A JP2001185795A JP2001185795A JP2003000855A JP 2003000855 A JP2003000855 A JP 2003000855A JP 2001185795 A JP2001185795 A JP 2001185795A JP 2001185795 A JP2001185795 A JP 2001185795A JP 2003000855 A JP2003000855 A JP 2003000855A
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悟史 久保田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 図柄変動表示のための制御系に大きな負担を
かけることなく、当たり予告の有無で見分けがつきにく
く、かつ確実に当たり予告を実行する。 【解決手段】 リーチ演出時に左右の特別図柄10、1
2を表示部124の対角線の交点Pを中心として回転揺
動させることで、当たり予告を行うと共に、この回転揺
動の大きさによって当たりの期待値を報知するようし
た。揺動は、レイヤー30、32の角度を変更するとい
った単純な制御で実行できる。また、マンネリ化した当
たり予告、或いは期待値報知から脱却でき、自然と遊技
者の目に入ってくる特別図柄を用いることで、遊技者が
上記報知を見落とすようなことを防止することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、始動口に入賞する
ことで抽選が実行され、抽選の結果を複数列の特別図柄
の変動パターンによる演出表示で遊技者に報知する表示
装置を備え、前記複数の特別図柄の停止時期に時間差を
設けておき、最終時期に停止する特別図柄以外の特別図
柄が停止したときに、抽選の結果が当たりとなる可能性
があることを示すリーチ演出を前記表示装置で表示する
図柄変動表示制御装置及びその方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、遊技機、特にパチンコ機にお
いて、始動入賞口(特別図柄始動入賞口)に入賞したパ
チンコ球を検出することで抽選がなされ、この抽選の結
果、当たりとなると、大入賞口が所定期間、所定回数開
放され、遊技球の入賞率を高める、遊技者に有利な状態
とする機能(大当り)を持つパチンコ機がある。
【0003】この種のパチンコ機では、抽選の結果を遊
技者に報知する演出として、パチンコ機のゲージ盤の中
央に表示部(通常は液晶表示画面)を設置している。こ
の表示部は、複数の列の図柄変動画面が構成され(背景
画面もある)、この変動する図柄が停止したときの並び
で当たり外れを報知するようになっている。遊技者は、
この図柄変動画面を見ることによって、当たりか外れか
に一喜一憂するため、期待感を持たせることができる。
【0004】ここで、図柄の変動には、スクロール方式
が採用されている。すなわち、画面の上下や左右に図柄
が移動していき、画面上の所定位置に停止した図柄が停
止図柄となる。
【0005】また、上記図柄のスクロール変動とは別
に、この変動する図柄を用いたり、背景画面の一部、或
いは通常は出現しないキャラクタ等を利用し、図柄変動
の結果、すなわち当たり予告(当たりの期待値として表
現)をする場合がある。
【0006】例えば、変動する図柄を振動させ、この振
動の有無或いは振動の状態で期待値を表現する。また、
キャラクタを数秒間出現させるか否かの違い、或いは出
現時間等の違いにより、当たり予告をする。さらには、
レベルメータ等を別途表示して、期待値を表現する。
【0007】このような画面の変化を遊技者が気がつく
ことで、例えば現在変動中の図柄の配列結果を予測する
ことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記キ
ャラクタ等を用いた当たり予告やレベルメータ等を別途
表示する当たり予告(期待値表現)では、専用のレイヤ
ーを追加したり、予告の有無で別々に画像メモリを持た
せなければならず、画像制御系に負担がかかっている。
また、一旦予告のパターンを理解してしまうと非常に判
り易く、予告の有無も判別でき、最終停止図柄が停止す
る前に期待感を喪失することがある。
【0009】さらに、予告画面は、本来の図柄変動とは
異なり、重量視するものではなく、特に、画像メモリの
制限等から単純が画像なため、所謂マンネリ化してい
る。
【0010】本発明は上記事実を考慮し、図柄変動表示
のための制御系に大きな負担をかけることなく、当たり
予告の有無で見分けがつきにくく、かつ確実に当たり予
告を実行することができる遊技機における図柄変動表示
制御装置及びその方法を得ることが目的である。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、始動口に入賞することで抽選が実行され、抽選の結
果を複数列の特別図柄の変動パターンによる演出表示で
遊技者に報知する表示装置を備え、前記複数の特別図柄
の停止時期に時間差を設けておき、最終時期に停止する
特別図柄以外の特別図柄が停止したときに、抽選の結果
が当たりとなる可能性があることを示すリーチ演出を前
記表示装置で表示する図柄変動表示制御装置であって、
前記リーチ演出に対応する当たりの期待値を認識する期
待値認識手段と、前記最終時期に停止する特別図柄の変
動パターン演出表示中に、前記停止図柄の種類が確定し
ている他の特別図柄を、前記期待値認識手段で認識した
期待値に基づいて、所定の軸芯又は軸線を中心に公転方
向に沿って揺動させる停止図柄揺動手段と、を有してい
る。
【0012】請求項1記載の発明によれば、リーチ演出
が実行されるということは、最終時期に停止する特別図
柄(例えば、3列の特別図柄であれば、最初に2列の特
別図柄が停止して、この停止した図柄が共に当たり図柄
であった場合の依然変動中の特別別図柄)によって当た
りとなる可能性があるということになる。このとき、期
待値認識手段では、リーチ演出に基づく期待値を認識
し、停止図柄揺動手段では、他の特別図柄(停止状態の
図柄)を用いて、上記認識した期待値を表現する。この
期待値の表現は、所定の軸芯又は軸線を中心に他の特別
図柄を光源方向に沿って揺動させる。これにより、回転
変動中に注目され易い特別図柄の内、停止後はあまり重
要視されなかった、他の特別図柄を有効利用すること
で、画像データメモリを増やすことなく、確実に当たり
予告(期待値表現)が可能となる。
【0013】請求項2に記載の発明は、前記請求項1に
記載の発明において、前記停止図柄揺動手段が、特別図
柄の揺動の方向、揺動幅、揺動周期、並びに前記公転揺
動と自転との組み合わせ、の少なくとも1つを用いて前
記期待値を表現することを特徴としている。
【0014】請求項2に記載の発明によれば、期待値表
現のバリエーションとして、揺動の方向、揺動幅、揺動
周期、並びに前記公転揺動と自転との組み合わせ等を用
いることができる。
【0015】請求項3に記載の発明は、始動口に入賞す
ることで抽選が実行され、抽選の結果を複数列の特別図
柄の変動パターンによる演出表示で遊技者に報知する表
示装置を備えた遊技機における図柄変動表示制御方法で
あって、前記複数の特別図柄の停止時期にそれぞれ時間
差を設けておき、複数列の特別図柄の変動パターンによ
る演出表示終了時の停止図柄を順次確定し、最終時期に
停止する特別図柄以外の特別図柄が停止したときに、抽
選の結果が当たりとなる可能性があることを示すリーチ
演出に発展させ、前記リーチ演出に対応する当たりの期
待値を認識し、このリーチ演出中における、前記最終時
期に停止する特別図柄の変動パターン演出表示中に、前
記停止図柄の種類が確定している他の特別図柄を、所定
の軸芯又は軸線を中心に公転方向に沿って揺動させ、当
該揺動の方向、揺動幅、揺動周期、並びに前記公転揺動
と自転との組み合わせ、の少なくとも1つを用いて前記
期待値を表現することを特徴としている。
【0016】請求項3に記載の発明によれば、リーチ演
出が実行されるということは、最終時期に停止する特別
図柄(例えば、3列の特別図柄であれば、最初に2列の
特別図柄が停止して、この停止した図柄が共に当たり図
柄であった場合の依然変動中の特別別図柄)によって当
たりとなる可能性があるということになる。このとき、
リーチ演出に基づく期待値を認識し、他の特別図柄(停
止状態の図柄)を用いて、上記認識した期待値を表現す
る。この期待値の表現は、所定の軸芯又は軸線を中心に
他の特別図柄を光源方向に沿って揺動させる。これによ
り、回転変動中に注目され易い特別図柄の内、停止後は
あまり重要視されなかった、他の特別図柄を有効利用す
ることで、画像データメモリを増やすことなく、確実に
当たり予告(期待値表現)が可能となる。
【0017】また、期待値表現のバリエーションとし
て、揺動の方向、揺動幅、揺動周期、並びに前記公転揺
動と自転との組み合わせ等を用いることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1には、本実施の形態に係るパ
チンコ機110が示されている。このパチンコ機110
は、矩形の枠体113でその外形が構成されており、店
側のベース面115に支持されている。また、枠体11
3には、装飾版113A、スピーカ162、キーシリン
ダ113B等が配設されている。
【0019】枠体113の内側正面には、透明ガラス板
110Aがガラス枠110Bに嵌め込まれた状態で配設
されている。この透明ガラス板110Aで仕切られた内
側領域には、遊技盤111が配設されている。また、こ
の遊技盤111における円弧状のレール112で囲まれ
た領域が遊技領域であるゲージ部114とされている。
【0020】図2に示される如く、ゲージ部114に
は、全面に渡って複数の釘116が打ち込まれ、レール
112を通って打ち出されたパチンコ球がこの釘116
に当たって跳ねたり、釘116によって形成される案内
路に案内されながら、落下していくようになっている。
また、この釘116の他、ゲージ部114に向かって左
右対称の位置には、風車118が取り付けられており、
パチンコ球を予期しない方向へ方向転換させるようにな
っている。
【0021】さらに、ゲージ部114には複数の位置に
入賞口120が設けられ、この入賞口120にパチンコ
球が入ることにより、所定数のパチンコ球が遊技者に払
い出されるようになっている。
【0022】このようなゲージ部114は、ほぼ左右対
称系とされており、この中央部には特別図柄変動装置と
しての電動役物ユニット122(センター役物)が配置
され、その表示部124(LCDパネル)が露出されて
いる。この表示部124の下方には電動役物ユニット1
22を始動するための特別図柄始動入賞口126が設け
られている。
【0023】特別図柄始動入賞口126のさらに下方に
は、大入賞口128が配置され、この大入賞口128を
開閉する開閉部材129は、前記電動役物ユニット12
2での所謂当りの表示状態で所定時間開放され、大量の
パチンコ球を入賞させることができる構成となってい
る。
【0024】なお、この特別図柄始動入賞口126に入
賞したパチンコ球は、最大4球分保留され、電動役物ユ
ニット122による抽選結果の案内が終了した時点で、
保留された分が消化されるようになっている。
【0025】また、ゲージ部114には、普通図柄始動
入賞口130が設けられおり、普通図柄始動入賞口13
0にパチンコ球が入賞すると、図示しない普通図柄表示
部の表示が変動し、所定当り数字になると、前記特別図
柄始動入賞口126に設けられた可動部としての電動チ
ューリップ134が所定時間開放するようになってい
る。この電動チューリップ134の開放により、特別図
柄始動入賞口126への入賞の確率が物理的に高まるこ
とになる。
【0026】図1に示される如く、上記ゲージ部114
の下部、すなわち、透明ガラス板110Aの下部は、パ
ネル部140とされ、その上部パネル140Aには上皿
141が設けられ、下部パネル140Bには、発射装置
の操作部としてのハンドル136と、上皿141から落
下するパチンコ球を受ける下皿138とが設けられてい
る。なお、下部パネル140Bには、灰皿143も設け
られている。
【0027】ハンドル136は、前記パネル140の内
部から突出された回転軸に取付けられており、この回転
軸を中心に回転可能とされている。すなわち、遊技者が
このハンドル136を把持して回転することで、発射装
置が稼動すると共に、前記回転角度に基づいて発射強度
が設定されるようになっている。なお、この回転には、
復帰付勢力が付与されており、遊技者が手を離すと自動
的に元の回転位置に戻る構造となっている。また、この
ハンドル136の周囲には図示しないストップスイッチ
が設けられている。このストップスイッチは、ハンドル
136を回転した状態を維持しながら、発射装置を停止
させる機能を有している。
【0028】図3には、パチンコ機110を制御するた
めの制御系の概略が示されている。制御系は、主制御基
板150を中心として、払出制御基板152、音声制御
基板154、ランプ制御基板156、発射制御基板15
8、図柄表示制御基板160等、機能毎に分類されてい
る(なお、以下これらを総称する場合、副制御基板15
1という)。
【0029】なお、主制御基板150並びに副制御基板
151は、管理制御基板206を介してパチンコ店側の
ホールコンピュータ208に接続することにより、パチ
ンコ機の稼動状況を管理することも可能となっている。
【0030】主制御基板150には、遊技に関する基本
的なプログラムが記憶されており、この主制御基板15
0からの命令信号に基づいて、その他の副制御基板15
1が独自に実行する。すなわち、主制御基板150は基
本的に命令を出力するのみで、その結果等のフィードバ
ックは受けない構成となっている。
【0031】払出制御基板152は、パチンコ球の払出
し数を制御するものであり、音声制御基板154は、パ
チンコ機110に設けられたスピーカ162からの効果
音等の出力を制御する。また、ランプ制御基板156
は、パチンコ機110に取り付けられた電飾部材(遊技
盤状態表示灯)164の点灯・消灯を制御し、発射制御
基板158は、遊技者によるパチンコ球の発射を制御す
る。
【0032】図柄表示制御基板160は、前記表示部1
24が表示ドライバ166を介して接続されており、主
制御基板150からの命令信号に基づいて、所定の演出
効果をもたらす表示を実行する。なお、この図柄表示制
御基板160は、普通図柄表示部も制御する。
【0033】前記主制御基板150には、特別図柄始動
入賞口126に設けられた特別図柄入賞センサ168及
び普通図柄始動入賞口130に設けられた普通図柄入賞
センサ170、各入賞口120に設けられた入賞センサ
172、並びに大入賞口128に入賞したパチンコ球を
検出する大入賞口センサ173が接続されている。な
お、大入賞口128には、大入賞口の開閉動作を継続す
るためのVゾーンが設けられており、このVゾーンにも
Vゾーンセンサ171が設けられている。
【0034】また、この主制御基板150には、電動チ
ューリップ134を開閉させるためのソレノイド17
4、大入賞口128の開閉部材129を開閉させるため
のソレノイド175、特別図柄保留ランプ200が接続
されている。
【0035】また、主制御基板150では、特別図柄や
普通図柄の抽選がなされ、この抽選結果に基づく表示部
124での表示内容を選択し、図柄表示制御基板160
へ命令信号を出力する。すなわち、図柄表示制御基板1
60には、複数種の命令信号に基づく異なる表示内容の
データが予め記憶されており、命令信号に基づいてデー
タが選択されて、起動するようになっている。
【0036】上記主制御基板150では、前記特別図柄
始動入賞口126に入賞したときに当り外れの抽選がな
され、当りとなった場合に、大入賞口128を所定時
間、所定回数開放することで、パチンコ球の入賞確率を
大幅に高める遊技者有利状態としている。
【0037】前記主制御基板150における、特別図柄
の抽選の結果は、命令信号として図柄表示制御基板16
0へ送信される。この図柄表示制御基板160では、上
記命令信号に基づいて、図柄変動パターンが選定され、
前記表示部124に表示されるようになっている。図柄
変動パターンは、基本的にリーチ前演出とリーチ演出と
に分類されている。前記図柄表示制御基板160では、
最初の2列(左右)の特別図柄10、12(図5参照)
の配列により、所謂リーチ状態(当たりとなる可能性が
残っている状態)とならない場合はリーチ前演出で終了
させ、リーチ状態となった場合はリーチ前演出に継続し
てリーチ演出を実行するように決定する。
【0038】ここで、本実施の形態では、前記リーチ状
態のとき、実際に当たるか否かの度合いを示す期待値を
特別図柄の表示状態により表現するようにしている。
【0039】すなわち、表示部124に表示された既に
決定(仮停止)している左右の特別図柄(中図柄は変動
中)を、表示部124の中央(対角線の交点)を中心に
時計回り方向及び反時計回り方向に所定角度回転(揺
動)させている。なお、この実施の形態で言う、「揺
動」とは、振り子のような円弧軌道を基本とした曲線軌
跡上の往復運動を示す。
【0040】図柄表示制御基板160では、前記命令信
号により実際に当たりか否かを認識しており、本実施の
形態では、当たりの場合に最大の振れ幅(回転角度)で
揺動させるように制御する。その他、期待度に基づいて
振れ幅(回転角度)を小さく設定して、揺動させるよう
に制御する。
【0041】図4には、図柄表示制御基板160におけ
る上記左右の特別図柄を揺動させるための機能ブロック
図が示されている。
【0042】主制御基板150から命令信号解析部14
に入力され、命令信号の解析が実行される。解析された
情報は、変動パターン設定部16と期待値認識部18へ
送出される。
【0043】変動パターン設定部16には、リーチ演出
前用変動パターンメモリ20と、リーチ演出用変動パタ
ーンメモリ22と、がそれぞれ接続されている。この変
動パターン設定部16では、命令信号に基づいて変動パ
ターンが設定される。すなわち、リーチに発展しない外
れ、リーチに発展して外れ、リーチ後当たりの場合があ
り、それぞれ必要な変動パターンが前記リーチ演出前用
変動パターンメモリ20と、リーチ演出用変動パターン
メモリ22と、の少なくとも一方から設定され、その情
報が変動パターン表示制御部24へ送出される。
【0044】変動パターン表示制御部24からは、画像
信号が、レイヤー回転制御部26を介して、表示ドライ
バ166へ送出され、設定された変動パターンに基づい
て表示部124に表示される。
【0045】一方、期待値認識部18では、命令信号か
ら期待値を認識し、認識した期待値を揺動角度設定部2
8へ送出する。この揺動角度設定部28では、左右の特
別図柄10、12のレイヤー30、32(図6参照)の
揺動角度が設定され、タイミング信号出力部34からの
タイミング信号に基づいて、レイヤー回転角度制御部2
6へ送出される。なお、上記レイヤー30、32の他、
表示部124に表示される画像は、図6に示される如
く、背景レイヤー36と、中央の特別図柄38(図5に
変動中であることを示す矢印(↓)で記載)のレイヤー
40を含むレイヤー構造となっている。
【0046】前記タイミング信号出力部34及びレイヤ
ー角度制御部26には、前記変動パターン表示制御部2
4から制御信号が送出され、前記レイヤー回転角度制御
部26において、表示される変動パターンの内の左右の
特別図柄10、12のレイヤー30、32を、表示部1
24の対角線の交点P(図6参照)を中心に所定の角度
で回転揺動(公転揺動)させることができる。
【0047】この結果、表示部124では、リーチ演出
用の背景画面が表示され、かつ中央の特別図柄の変動状
態が表示されると共に、既に停止(通常は仮停止)して
いる左右の特別図柄のみが回転揺動(公転揺動)してい
る状態が表示される。
【0048】以下に本実施の形態の作用を説明する。
【0049】まず、パチンコ球が発射されると、レール
112に案内されてゲージ部114の釘116や風車1
18等に当接しながら、予測し得ない移動をしながら落
下していく。ここで、入賞口120に入賞すると、予め
定められた数のパチンコ球が払い出される(賞球)。ま
た、普通図柄始動入賞口130に入賞するとこれを普通
図柄入賞センサ170で検出する。
【0050】この検出により、主制御基板150では、
普通図柄の抽選が開始される。すなわち、乱数カウンタ
を用いて、所定の確率で0〜9までの数字を抽選する。
抽選の結果、外れの場合には、特に遊技状態に変化はな
い。一方、抽選の結果、当り(例えば、当り数字の7が
抽選される)の場合には、主制御基板150は、特別図
柄始動入賞口126に設けられた電動チューリップ13
4を開放状態とするべく、ソレノイド174へ通電す
る。これにより、特別図柄始動入賞口にパチンコ球が入
り易い、高確率状態とすることができる。
【0051】前記特別図柄始動入賞口126にパチンコ
球が入賞すると、主制御基板150では、乱数カウンタ
を用いて所定の確率で大当り抽選が開始される。この大
当り抽選の結果、当り/外れが決定すると、それぞれに
おいて、予め準備された図柄変動パターンを選択(乱数
カウンタで選択してもよい)し、図柄表示制御基板16
0を含む演出に関連する制御基板へコマンド信号を送出
する。
【0052】図柄表示制御基板160では、受信したコ
マンド信号に基づいて、表示ドライバ166を介して表
示部124に図柄変動パターンを表示する。この図柄変
動パターンにおいては、リーチを経由した当り、外れリ
ーチ、リーチを経由しない外れ等、様々な演出があり、
遊技者は期待感をもって抽選結果を待つことができる。
【0053】ここで、当りとなった場合には、大入賞口
128の開閉部材129が所定時間、所定回数開放する
ことで、パチンコ球の入賞の確率が極めて大きくなる、
遊技者の有利な状態とすることができる。
【0054】上記図柄変動表示中に、特別図柄始動入賞
口126にパチンコ球が入賞すると、抽選はその時点で
なされるが、現在進行中の図柄変動表示中が終了するま
で図柄変動表示を待機する。これは、保留ランプ200
が点灯することで、遊技者に報知される。
【0055】本実施の形態では、上記通常の図柄変動パ
ターンに加え、抽選の結果が当たりの場合に、この当た
りを予告するための演出を実行している。この演出は、
従来のような、背景等の動きや、キャラクタ等の出現と
いった1回の図柄変動の間での所謂マンネリ化したもの
ではなく、特別図柄を用いて行われるものである。
【0056】すなわち、全ての特別図柄の変動が開始
し、左右の特別図柄10、12の停止時(仮停止時)に
互いに同一となると、所謂リーチ状態となり、中央の特
別図柄38の変動中に、前記左右の特別図柄10、12
が表示部124の対角線の交点Pを中心に所定角度回転
(揺動)する。この回転角度の大きさが期待値と対応し
ている。
【0057】以下、図7のフローチャートに従い、図柄
変動制御について説明する。
【0058】ステップ300では、主制御基板150か
ら命令信号が入力されたか否かが判断され、肯定判定さ
れると、ステップ302へ移行して変動パターンを設定
する。この変動パターンの設定は、リーチ演出前用変動
パターンメモリ20及び/又はリーチ演出用メモリ22
から選択される。
【0059】次のステップ304では、リーチ演出が有
るか否かが判断され、肯定判定、すなわちリーチ演出有
りと判定されると、ステップ306へ移行して期待値を
認識し、次いでステップ308で左右の特別図柄10、
12のレイヤー30、32の回転角度を設定し、ステッ
プ310へ移行する。また、前記ステップ304で否定
判定、すなわち、リーチ演出無しと判定されると、ステ
ップ306、308をスキップしてステップ310へ移
行する。
【0060】ステップ310では、変動表示を開始す
る。すなわち、表示ドライバ166へ画像情報を送出す
ることで、表示部124において変動パターンが表示さ
れる。なお、併せて背景画面も表示される。
【0061】次のステップ312では、揺動時期か否か
が判断され、肯定判定されるとステップ314へ移行し
て左右の特別図柄10、12のレイヤー30、32の揺
動が開始され、ステップ316へ移行する。
【0062】すなわち変動パターン表示制御部24から
タイミング信号出力部34に画像表示タイムテーブルが
送られており、このタイムテーブルに基づいてタイミン
グ信号出力部34から揺動角度設定部28にタイミング
信号が送出される時期にレイヤー回転制御部26を制御
して、左右の特別図柄10、12に対応するレイヤー3
0、32の揺動を開始する。これにより、表示部124
では、左右の特別図柄10、12のみが表示部124の
対角線の交点Pを中心に揺動回転するように表示され、
遊技者はこの揺動状態、並びに揺動角度を目視認識する
ことで期待値を破談することができる。
【0063】ステップ316では、変動が終了したか否
かが判断され、否定判定の場合には、ステップ312へ
戻り、上記揺動制御が、所定のタイミングで繰り返され
る。また、ステップ316で肯定判定されると、中央の
特別図柄38が停止し、全ての特別図柄10、12、3
8が確定し、ステップ318へ移行して当たりか否かが
判断される。
【0064】ステップ318で当たりと判定された場合
には、ステップ320へ移行して当たり結果表示を実行
し、外れと判定された場合には、ステップ322へ移行
して外れ結果表示を実行し、このルーチンは終了する。
【0065】本実施の形態によれば、リーチ演出時に遊
技者に期待値を報知する手段として、今まで仮停止のま
まあまり注目されなかった左右の特別図柄10、12を
利用して、この左右の特別図柄10、12を表示部12
4の対角線の交点Pを中心として回転揺動(公転揺動)
させることで、当たり予告を行うと共に、この回転揺動
(公転揺動)の大きさによって当たりの期待値を報知す
るようした。この左右の特別図柄10、12の揺動は、
レイヤー30、32の角度を変更するといった単純な制
御で実行できるため、従来のようにキャラクタを出現さ
せるため、或いは背景を変化させるための画像情報を新
たに追加する必要がなく、制御系の負担を軽くすること
ができる。また、マンネリ化した当たり予告、或いは期
待値報知から脱却でき、自然と遊技者の目に入ってくる
特別図柄を用いることで、遊技者が上記報知を見落とす
ようなことを防止することができる。
【0066】なお、本実施の形態では、左右の特別図柄
10、12のレイヤー30、32を表示部124の対角
線の交点P(軸芯)を中心に揺動させるようにしたが、
回転中心は、対角線の交点Pで限定されるものではな
く、表示部124の何れの位置であっても、或いは表示
部124から逸脱した位置であってもよい。
【0067】また、前記回転は点(言い換えれば、画面
手前から奥行き方向の軸線(Z方向))のみならず、X
軸或いはY軸を中心とした回転であってもよく、複数の
軸芯や軸線を同時に利用してもよい。
【0068】さらに、本実施の形態では、回転を主体と
して左右の特別図柄10、12のレイヤー30、32を
揺動させたが、この回転と、各特別図柄10、12の自
転、上下や左右、或いは遠近方向への直線揺動(振動)
を併用してもよい。
【0069】また、本実施の形態では、仮停止した左右
の特別図柄10、12を縮小することなく、そのままの
倍率で揺動させるようにしたが、表示部124の隅に縮
小表示した状態で上記揺動を行うようにしてもよい。
【0070】さらに、本実施の形態では、左右の特別図
柄10、12の回転揺動(公転揺動)時に特に音響効果
を示さなかったが、大きく揺動(期待値大)するとき
と、小さく揺動(期待値小)するときとで、音響効果を
変更(ボリュームの増減、音階の変化、拍子や音の長さ
の変化等)することを併せて行ってもよい。
【0071】
【発明の効果】以上説明した如く本発明では、図柄変動
表示のための制御系に大きな負担をかけることなく、当
たり予告の有無で見分けがつきにくく、かつ確実に当た
り予告を実行することができるという優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るパチンコ店におけるパチン
コ機の配置状態を示す概略図である。
【図2】本実施の形態に係るパチンコ機の正面図であ
る。
【図3】本実施の形態に係るパチンコ機の制御系を示す
ブロック図である。
【図4】本実施の形態に係る図柄表示制御基板における
図柄変動表示制御のための機能ブロック図である。
【図5】表示部の正面図である(A)は左右の特別図柄
の仮停止直後又は当たり予告無しの表示状態、(B)は
期待値の高い当たり予告状態、(C)は期待値の低い当
たり予告状態を示す正面図である。
【図6】表示部のレイヤー構造を模式的に示す概略図で
ある。
【図7】本実施の形態に係る図柄表示制御ルーチンを示
すフローチャートである。
【符号の説明】
10 特別図柄(左列) 12 特別図柄(右列) 14 命令信号解析部 16 変動パターン設定部 18 期待値認識部(期待値認識手段) 20 リーチ演出前用変動パターンメモリ 22 リーチ演出用変動パターンメモリ 24 変動パターン表示制御部 26 レイヤー回転制御部(停止図柄揺動手段) 28 揺動角度設定部(停止図柄揺動手段) 30 レイヤー(左列特別図柄用) 32 レイヤー(右列特別図柄用) 34 タイミング信号出力部 36 レイヤー(背景用) 38 特別図柄(中央列) 40 レイヤー(中央列特別図柄用) 110 パチンコ機(遊技機) 122 電動役物ユニット 124 表示部(表示装置) 126 特別図柄始動入賞口 150 主制御基板 160 図柄表示制御基板 166 表示ドライバ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 始動口に入賞することで抽選が実行さ
    れ、抽選の結果を複数列の特別図柄の変動パターンによ
    る演出表示で遊技者に報知する表示装置を備え、前記複
    数の特別図柄の停止時期に時間差を設けておき、最終時
    期に停止する特別図柄以外の特別図柄が停止したとき
    に、抽選の結果が当たりとなる可能性があることを示す
    リーチ演出を前記表示装置で表示する図柄変動表示制御
    装置であって、 前記リーチ演出に対応する当たりの期待値を認識する期
    待値認識手段と、 前記最終時期に停止する特別図柄の変動パターン演出表
    示中に、前記停止図柄の種類が確定している他の特別図
    柄を、前記期待値認識手段で認識した期待値に基づい
    て、所定の軸芯又は軸線を中心に公転方向に沿って揺動
    させる停止図柄揺動手段と、を有する遊技機における図
    柄変動表示制御装置。
  2. 【請求項2】 前記停止図柄揺動手段が、特別図柄の揺
    動の方向、揺動幅、揺動周期、並びに前記公転揺動と自
    転との組み合わせ、の少なくとも1つを用いて前記期待
    値を表現することを特徴とする請求項1記載の遊技機に
    おける図柄変動表示制御装置。
  3. 【請求項3】 始動口に入賞することで抽選が実行さ
    れ、抽選の結果を複数列の特別図柄の変動パターンによ
    る演出表示で遊技者に報知する表示装置を備えた遊技機
    における図柄変動表示制御方法であって、 前記複数の特別図柄の停止時期にそれぞれ時間差を設け
    ておき、 複数列の特別図柄の変動パターンによる演出表示終了時
    の停止図柄を順次確定し、 最終時期に停止する特別図柄以外の特別図柄が停止した
    ときに、抽選の結果が当たりとなる可能性があることを
    示すリーチ演出に発展させ、 前記リーチ演出に対応する当たりの期待値を認識し、 このリーチ演出中における、前記最終時期に停止する特
    別図柄の変動パターン演出表示中に、前記停止図柄の種
    類が確定している他の特別図柄を、所定の軸芯又は軸線
    を中心に公転方向に沿って揺動させ、 当該揺動の方向、揺動幅、揺動周期、並びに前記公転揺
    動と自転との組み合わせ、の少なくとも1つを用いて前
    記期待値を表現する、ことを特徴とする図柄変動表示制
    御方法。
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