JP2003000816A

JP2003000816A - 遊戯機の表示装置

Info

Publication number: JP2003000816A
Application number: JP2001191164A
Authority: JP
Inventors: Katsuhisa Fukugami; 勝久福上
Original assignee: MARUFUKU PLANNING KK
Current assignee: MARUFUKU PLANNING KK
Priority date: 2001-06-25
Filing date: 2001-06-25
Publication date: 2003-01-07

Abstract

(57)【要約】【課題】従来のホロク゛ラムシートを利用した発明では、ホロク゛ラムシ
ートでなる画像投影フィルムの画像情報を、表示画面に表示す
る構成である。従って、ホロク゛ラムシートの特性、例えば、回
析格子と、LEDの指向性又は波長を利用して、一つの光
源の実像及び／又は虚像の組合せで、多数の光源を幻想
又は視認可能とすることは不可能であり、また光源の減
少を図ることはできない。【構成】本発明は、遊戯機の枠飾り、コーナー飾り、サイト゛ラン
フ゜等の表示装置用枠体と、枠体に設けた透光部材と、透
光部材に設けたホロク゛ラムシートと、透光部材を照明するLED
と、透光部材とLEDとの間に設けた間隔とで構成し、LED
の光をホロク゛ラムシートを介して投射することで、光の像を複
数箇所に表示処理する構成とした遊戯機の表示装置であ
る。LEDの個数を減らして、配線・LED取付け用の加工等
の構造・製造の簡略化と、保守管理の容易化が図れる。
遊戯機という狭い空間に、LEDを確実かつ容易に配備で
きる。さらにコストの削減等が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、ホロク゛ラムシートとLED
ランフ゜、電球等の光源を採用した遊戯機(ハ゜チンコ機、スロットマシ
ーン等の遊戯用機械)の表示装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、遊戯機における表示装置は、華や
かさ、人目・注目等の拡充、顧客の満足度を確保する意
味合いから、多数個のLEDランフ゜(以下、LEDとする)、電球
等の光源（以下、原則として、LEDとする）を使用する。
このように多数個のLED、電球等の光源を使用すること
は、例えば、配線・LED取付け用の加工等の構造・製造
の複雑化、遊戯機という狭い空間に、多数個のLED、電
球等の光源用の場所を確保することの問題、又は前記複
雑化に基づく保守管理の問題、又はコストの上昇の問題等
があり、その改良が望まれている。尚、本発明が意図す
るホロク゛ラムシートに関する先行文献を挙げる。文献(1)は、特
開2001-145728のハ゜チンコ機の遊技盤であり、内容は、遊技
盤に設けた表示画面の前方に再生照明光により画像情報
を表示する画像再生フィルムによる表示手段と、投影光によ
り画像情報を表示する画像投影フィルム、この画像投影フィルム
に投影される画像情報を保有する光学部材、及び光学部
材を経由して前記画像投影フィルムに投影光を照射する光源
でなる他の表示手段とを配置し、この二つの表示手段を
同時に表示することで、表示の特異性を発揮する構成で
あり、例えば、従来の画像に加えて、大当たり等の入賞
球状態に応じた画像を同時に表示して遊興効果を増大し
得る遊戯機の提供にある。文献（2）は、特開平10-3093
45号の遊戯機であり、内容は、可変表示装置を回転ト゛ラム
と、この回転ト゛ラムに周回移動可能に懸架されたヘ゛ルトと、
このヘ゛ルトの内側に設けられたランフ゜と、またこのヘ゛ルトに連
続的に固定された立体画像を記録されたホロク゛ラムシートと、
このホロク゛ラムシートの画像をヘ゛ルトの裏側から照明して視認で
きる構成とし、簡単な構成で立体表示ができる遊戯機の
提供にある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】前記文献（1）、（2）
は、ホロク゛ラムシートを利用した発明であるが、ホロク゛ラムシートでな
る画像投影フィルムの画像情報を、表示画面に表示する構成
である。従って、ホロク゛ラムシートの特性、例えば、回析格子
と、LEDの指向性又は波長を利用して、一つの光源の実
像及び／又は虚像の組合せで、多数の光源を幻想、光の
分光（スヘ゜クトル・複数の光・色の変化）又は視認可能とする
ことは不可能であり、また光源の減少を図ることはでき
ない。以上のようなことから、文献（1）、（2）では、
本発明が意図するLED、電球等の光源の個数を減らし
て、例えば、配線・LED取付け用の加工等の構造・製造
の簡略化と、保守管理の容易化を図ること、また遊戯機
という狭い空間に、LEDを確実かつ容易に配備するこ
と、さらにコストの削減等を図ること等に関しては問題が
ある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、LED、
電球等の光源の個数を減らして、例えば、配線・LED取
付け用の加工等の構造・製造の簡略化と、保守管理の容
易化を図ること、また遊戯機という狭い空間に、LEDを
確実かつ容易に配備すること、さらにコストの削減等を図
ること、又は多数の光源を幻想、光の分光又は視認可能
とすること等を意図する。請求項1は、遊戯機の枠飾
り、コーナー飾り、サイト゛ランフ゜、センター役物、チャッカ-等の表示装
置用の枠体と、この枠体に設けたカ゛ラス、フ゜ラスチック等の透
光部材と、この透光部材に設けたホロク゛ラムシートと、前記透
光部材を照明するLEDの光源と、この透光部材と光源と
の間に設けた間隔とで構成し、前記光源の光を前記ホロク゛
ラムシートを介して投射することで、当該光の像を複数箇所
に表示処理することを特徴とした遊戯機の表示装置であ
る。請求項2・3の発明は、光の像の種類を特定するととも
に、これらの像の組合せを利用して、高輝度性の確保
と、煌びやかさの確保とを図ることを意図する。

【０００５】請求項2は、光の像が、実像と虚像との組
合せ構造とした遊戯機の表示装置である。請求項3は、光の像が、複数の虚像とした遊戯機の表示
装置である。請求項4の発明は、光の像の種類及び／又は数を自由に
変更可能として、多岐に亘る光の像を表現すること、等
を意図する。

【０００６】請求項4は、ホロク゛ラムシートとLEDの光源との間
隔を変更可能とした遊戯機の表示装置である。

【０００７】

【発明の実施の形態】本発明は、遊戯機の枠飾り、コーナー
飾り、サイト゛ランフ゜、センター役物、チャッカ-等の表示装置の全て
に使用できる構成であるので、一例として、役物に使用
した例を説明する。この役物の枠体（ケース）には、表面
に透明部材、光透過部材、光学部材、又は色付き光透過
部材等（透光部材とする）が取付けられており、またこ
の透光部材又は枠体等に各種の色又は透明のホロク゛ラムシート
を設ける。このホロク゛ラムシートを、透光部材又は枠体等に設
ける方法は、この透光部材等の全体・一部に貼着する方
法、透光部材等の全体・一部に間隔を設けて取付ける方
法、又は数枚積層する方法があり、汎用的な取付けがで
きる。この方法の中で、間隔を設けて取付ける方法で
は、実像と虚像の関係の変化、又は虚像の数の変化等を
楽しめるので、例えば、リアルタイム、必要時等の際に変更し
て利用できる。また前記透光部材は、色彩の有無、形状
における無地、クリスタル柄、他の柄等を利用して、輝きに
変化をもたせることは自由である。

【０００８】前記の如く、一個のLEDで、複数の光の像
が表現できることから、例えば、従来、複数のLEDを使
用していた場合に、一個又はかなりの個数のLEDを省略
できる。このLEDの個数の省略は、例えば、各使用の態
様、例えば、輝きの程度、目的、照明、又は前記の間隔
調整、ホロク゛ラムシートの種類等により区々となる。このLEDの
個数の減少のもたらす効果は、前述の通りである。

【０００９】

【実施例】以下、本発明の一例を説明する。Aは遊戯
機、Bは遊戯機Aの表示装置を示す。この表示装置Bは、
枠飾り1、コーナー飾り2、サイト゛ランフ゜3、センター役物4、チャッカ-5、
チューリッフ゜6等を示す。本発明機、この表示装置Bの全てに
使用できる構成であるので、表示装置Bの全部に使用す
る構成と、又は表示装置Bの中で必要とするものに使用
する構成とがあり、原則として自由である。この枠飾り
1、コーナー飾り2、サイト゛ランフ゜3、センター役物4、チャッカ-5、チューリッフ
゜6等の枠体10には、透光部材11を設ける。そして、この
透光部材11及び／又は枠体10には、ホロク゛ラムシート12を貼着
する。図中13は枠体10又は盤面A1等に設けたLED（電
球、豆電球等の電源）を示す。このLED13にはコート゛が接
続される。またこのLED13と透光部材11との間には、間
隔14が設けられている。この間隔14の変更による効果は
前述の通りである。

【００１０】以上の構成を採用することで、図5の如
く、実像Cと複数の虚像C1とを表示すること、又は図6の
如く、複数の虚像C1のみを表示すること、実像Cのみ表
示すること（図示せず）、又は実像C及び／又は複数の
虚像C1の間隔・個数等の調整、複数の虚像C1の間隔・個数
等の調整（図示せず）が図れる。

【００１１】

【発明の効果】請求項1の発明は、遊戯機の枠飾り、コーナ
ー飾り、サイト゛ランフ゜、センター役物、チャッカ-等の表示装置用の枠
体と、枠体に設けたカ゛ラス、フ゜ラスチック等の透光部材と、透
光部材に設けたホロク゛ラムシートと、透光部材を照明するLED
と、透光部材とLEDとの間に設けた間隔とで構成し、LED
の光を前記ホロク゛ラムシートを介して投射することで、光の像
を複数箇所に表示処理することを特徴とした遊戯機の表
示装置である。従って、LEDの個数を減らして、例えば、
配線・LED取付け用の加工等の構造・製造の簡略化と、
保守管理の容易化が図れること、また遊戯機という狭い
空間に、LEDを確実かつ容易に配備できること、さらにコ
ストの削減等が図れること、又は多数の光源を幻想、光の
分光が可能となり、また視認可能となること等の特徴が
ある。請求項2の発明は、光の像が、実像と虚像との組
合せ構造とした遊戯機の表示装置である。従って、請求
項2は、光の像の種類を特定するとともに、これらの像
の組合せを利用して、高輝度性の確保と、煌びやかさが
確保できること等の特徴がある。

【００１２】請求項3の発明は、光の像が、複数の虚像
とした遊戯機の表示装置である。従って、光の像の種類
を特定するとともに、これらの像の組合せを利用して、
高輝度性の確保と、煌びやかさが確保できること等の特
徴がある。

【００１３】請求項4の発明は、ホロク゛ラムシートとLEDとの間
隔を変更可能とした遊戯機の表示装置である。従って、
光の像の種類及び／又は数を自由に変更可能として、多
岐に亘る光の像を表現できる特徴がある。

【図面の簡単な説明】

【図1】遊戯機の一例を示す正面図である。

【図2】要部の拡大正面図である。

【図3】他の要部の拡大正面図である。

【図4】図2の断面図である。

【図5】実像と複数の虚像との関係を説明する拡大模式
図である。

【図6】複数の虚像を説明する拡大模式図である。

【図7】複数の虚像及び分光を説明する拡大模式図であ
る。

【符号の説明】

A 遊戯機 A1 盤面 B 表示装置 C 実像 C1 虚像 1 枠飾り 2 コーナー飾り 3 サイト゛ランフ゜ 4 センター役物 5 チャッカ- 6 チューリッフ゜ 10 枠体 11 透光部材 12 ホロク゛ラムシート 13 LED 14 間隔

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】遊戯機の枠飾り、コーナー飾り、サイト゛ランフ゜、
センター役物、チャッカ-等の表示装置用の枠体と、この枠体に
設けたカ゛ラス、フ゜ラスチック等の透光部材と、この透光部材に
設けたホロク゛ラムシートと、前記透光部材を照明するLEDランフ゜、
電球等の光源と、この透光部材と光源との間に設けた間
隔とで構成し、前記光源の光を前記ホロク゛ラムシートを介して
投射することで、当該光の像を複数箇所に表示処理する
ことを特徴とした遊戯機の表示装置。
【請求項２】上記の光の像が、実像と虚像との組合せ
構造とした請求項1に記載の遊戯機の表示装置。
【請求項３】上記の光の像が、複数の虚像とした請求
項1に記載の遊戯機の表示装置。
【請求項４】上記のホロク゛ラムシートとLEDランフ゜、電球等の光
源との間隔を変更可能とした請求項1に記載の遊戯機の
表示装置。