JP2002541183A - 医薬用エアゾール製剤 - Google Patents

医薬用エアゾール製剤

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JP2002541183A
JP2002541183A JP2000610441A JP2000610441A JP2002541183A JP 2002541183 A JP2002541183 A JP 2002541183A JP 2000610441 A JP2000610441 A JP 2000610441A JP 2000610441 A JP2000610441 A JP 2000610441A JP 2002541183 A JP2002541183 A JP 2002541183A
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surfactant
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セシル、イザベル、ボンボワザン
クリストフ、ラローシュ
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Glaxo Group Ltd
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    • A61K9/1617Organic compounds, e.g. phospholipids, fats

Abstract

(57)【要約】 本発明は、特に肺経路による投与のための、(A)他のコーティング用賦形剤の不在下で、少なくとも1種の界面活性剤の噴霧乾燥によってコーティングされた粒子状のサルメテロールキナホエートを、(B)1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロ−n−プロパンまたは1,1,1,2−テトラフルオロエタンおよびその混合物である液化噴射ガス中に懸濁して含んでなる、新規な医薬用エアゾール製剤に関する。本発明はまたかかる製剤での使用に好適な新規な粒子に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、特に肺経路によるサルメテロールキナホエートの投与のための新規
な医薬用エアゾール製剤、およびこれらの製剤を製造する方法に関する。本発明
はまた、かかる製剤で用いるのに好適な新規な粒子に関する。
【0002】 末梢気系経路による薬剤投与のためのエアゾールの使用は数十年前から知られ
ている。かかるエアゾールは一般に治療薬、溶媒または界面活性剤などの1種以
上のアジュバントおよび1種以上の噴射剤を含む。
【0003】 これまでに最もよく使用されてきた噴射剤はCClF(Freon(登録商
標)11)、CCl(Freon(登録商標)12)またはCFClC
Cl(Freon(登録商標)114)などのフロロフルオロカーボンであ
る。しかしながら、これらの噴射剤ガスはオゾン層に悪影響を及ぼすため最近で
は徐々に撤去されていることから、エアゾールスプレーの製造者は成層圏のオゾ
ンを保護する新規な噴射剤ガスを使用するようになっている。
【0004】 かかる「オゾンに優しい」ガスはグリーンガスとしても知られ、例えば水素含
有クロロフルオロカーボン、水素含有フルオロカーボンおよびパーフルオロカー
ボンが含まれる。
【0005】 肺経路で投与される特定の治療薬群としては、気管支拡張薬をはじめとする抗
喘息薬および肺では局所治療作用を、および/または血中に吸収された後には全
身治療作用を有するステロイド系の抗炎症薬がある。GB−A−2140800
には広範な気管支拡張薬の1つとして、4−ヒドロキシ−α−[[[6−(4
−フェニルブトキシ)ヘキシル]アミノ]メチル]−1,3−ベンゼンジメタノ
ールが記載されている。この化合物はまた、サルメテロールの一般名でも知られ
ており、このキナホエート塩は喘息および慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの
炎症性疾患の極めて有効な治療薬として広く知られて来た。
【0006】 サルメテロールキナホエートなどの薬剤では、従来のクロロフルオロカーボン
噴射剤をオゾン層を保護する新規な噴射剤に置き換えると、懸濁液の安定性の問
題が伴う。これは噴射剤の極性の変化により、ガス中のサルメテロールキナホエ
ートの溶解度がいくらか生じてしまうためである。このいくらかの溶解度が保存
中の粒子径の望ましくない増大および/または凝集塊の形成をもたらす。ヒドロ
フルオロアルカン(HFA)噴射剤中のサルメテロールキナホエート製剤は投与
装置のバルブのゴム部品に薬剤が吸着しやすいことが知られている。次ぎにこれ
によってバルブが動かなくなり、微細な粒子集団が少なくなり、かつ/または粒
子塊が微細な気道下部に十分浸透しなくなり、次ぎに用量の均一性の問題が生じ
る。
【0007】 国際特許出願WO92/08446(Glaxo Group Limited)には界面活性剤に
よってコーティングされた薬剤粒子が開示されているが、かかる製剤には特に補
助溶媒が必要とされる。欧州特許出願EP−A−0493437(Riker Laborat
ories Inc)には医薬用エアゾール製剤に界面活性剤が存在することが開示されて
いるが、かかる製剤にサルメテロールキナホエートを用いることは記載されてい
ない。欧州特許出願EP−A−0556239(Glaxo Group Limited)には界面
活性剤でコーティングされた薬剤が開示されているが、乾燥は溶媒の蒸発によっ
て行われ、噴霧乾燥を使用することは記載されていない。WO94/03153
(Glaxo Group Limited)には二プロピオン酸ベクロメタソンの懸濁製剤が開示さ
れているが、界面活性剤は特に存在していない。WO93/11743、WO9
3/11744およびWO93/11745(Glaxo Group Limited)にも薬剤の
懸濁製剤が開示されているが、特に界面活性剤は存在していない。WO97/3
5562(Danbiosyst)には、噴霧乾燥薬剤の組成物が開示されているが、多糖類
が配合されており、かかる組成物に界面活性剤を使用することは記載されていな
い。EP−A−257915(Innovate)にもまた噴霧乾燥薬剤のマイクロカプセ
ルを含む製剤が記載されているが、かかる製剤にサルメテロールキナホエートを
使用することは記載されておらず、さらに液化噴射ガスを含有する製剤にそれら
を使用することも記載されていない。WO91/16882(Liposome Technolo
gy)には薬剤/脂質含有エタノール溶液を噴霧乾燥する方法が開示されているが
、この方法に界面活性剤を使用するという記載はない。EP−A−550031
(Hoechst)には噴霧乾燥製品を含有する加圧エアゾール製剤が開示されており、
この噴霧乾燥製品は薬剤、界面活性剤および(所望により)補助物質からなる溶
液を噴霧乾燥して、微細分散マトリックスとすることにより得られるものである
が、サルメテロールキナホエートの記載はない。国際特許出願WO98/290
96およびWO98/29098(Inhale Therapeutic Systems)には、所望によ
り界面活性剤で安定化させた親水性成分および疎水性成分(例えばラクトース)
を噴霧乾燥を用いて均一な特徴を有する乾燥粉末を得ることが記載されている。
【0008】 発明者らは今般、他のコーティング用賦形剤の不在下で、界面活性剤の噴霧乾
燥コーティングを有する薬剤粒子を提供することにより、噴射剤中のサルメテロ
ールキナホエート懸濁液を安定性を向上させることができることを見出した。こ
の保護層は噴射剤中の薬剤の部分的な可溶化および凝集塊の形成を明らかに防ぐ
。界面活性剤と併用すれば、このコーティング用賦形剤により、大気水分から保
護され、何ヶ月も安定な肺投与用エアゾール製剤が得られるようになり、さらに
呼吸器経路へ浸透するのに十分小さい粒径の薬剤粒子が送達されるようになる。
【0009】 従って本発明の第1の主題は、液化噴射ガス中の懸濁液に、他のコーティング
用賦形剤の不在下で界面活性剤の噴霧乾燥によってコーティングした粒子状のサ
ルメテロールキナホエートを含んでなる医薬用エアゾール製剤である。本発明の
さらなる主題は、これらの粒子および医薬製剤を製造する方法である。さらなる
主題は噴霧乾燥コーティングしたサルメテロールキナホエート粒子である。さら
なる主題は当業者には以下の説明および実施例から明らかとなろう。
【0010】 このように本発明は、 (A)他のコーティング用賦形剤の不在下で、少なくとも1種の界面活性剤の
噴霧乾燥によってコーティングされた粒子状のサルメテロールキナホエートを、 (B)1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロ−n−プロパンまたは1
,1,1,2−テトラフルオロエタンおよびその混合物である液化噴射ガス中に
懸濁して含んでなる医薬用エアゾール製剤を提供する。
【0011】 本発明によればサルメテロールキナホエート粒子は少なくとも1種の界面活性
剤でコーティングされる。この界面活性剤は吸入によって用いた際に生理学上許
容されるものでなければならず、また液化噴射ガスに不溶性(または実質的に不
溶性)でなければならず、またそれらと親和性を持ってはならない。
【0012】 本発明に従い使用できる界面活性剤の例としては、オレイン酸などの陰イオン
界面活性剤、ソルビタントリオレエート、ソルビタンモノオレエート、ソルビタ
ンモノラウレート、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレート、ポ
リオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレエート(ポリソルベート80)、
天然レクチン、オレイルポリオキシエチレン(2)エーテル、ステアリルポリオ
キシエチレン(2)エーテル、ラウリルポリオキシエチレン(4)エーテル、エ
チレンオキシドとプロピレンオキシドとのブロック共重合体、合成レシチン、ジ
エチレングリコールジオレエート、テトラヒドロフルフリルオレエート、エチル
オレエート、イソプロピルミリステート、グリセリルモノオレエート、グリセリ
ルモノステアレート、グリセリルモノレシノレート、グリセリルレシノレート3
0 OE、グリセリルレシノレート60 OE、セチルアルコール、ステアリル
アルコール、ポリエチレングリコール400またはグリセリルモノラウレートな
どの非イオン界面活性剤、または塩化セチルピリジニウムまたは塩化ベンズアル
コニウムのような陽イオン界面活性剤が挙げられる。その他の界面活性剤の例と
しては合成ホスファチド、例えばジステアロイルホスファチジルコリンが挙げら
れる。
【0013】 単一の界面活性剤を用いるのが好ましい。
【0014】 レシチン、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレエート(ポリソル
ベート80)、ソルビタンモノラウレート、グリセリルレシノレート30 OE
およびグリセリルレシノレート60 OEを使用するのが好ましい。特に好まし
い界面活性剤としてはレシチンおよびソルビタンモノラウレートが挙げられる。
レシチンはが最も特に好ましく、ソルビタンモノラウレートも特に好ましい。
【0015】 上記のようにサルメテロールキナホエート粒子はその他のコーティング用賦形
剤の不在下で少なくとも1種の界面活性剤の噴霧乾燥によってコーティングする
。特にコーティング用として糖類の使用は避ける。
【0016】 噴射剤は好ましくは1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロ−n−プロ
パン(HFA227)または1,1,1,2−テトラフルオロエタン(HFA1
34a)、特には1,1,1,2−テトラフルオロエタンである。
【0017】 本発明のエアゾール製剤のコーティングされたサルメテロールキナホエート粒
子は、吸入により投与できる大きさでなければならない。これらの粒子は一方で
障害物に遭遇せずに呼吸器経路へ浸透するに十分小さくなければならず、他方で
肺に沈着して呼気により出ていかないよう十分大きくなければならない。サルメ
テロールキナホエート粒子の浸透は呼吸再気管支や肺胞であれば一般に平均粒径
20μm未満、好ましくは5μm未満の粒子にのみ可能であると考えられる。本
発明の噴霧乾燥されコーティングされたサルメテロールキナホエート粒子の粒径
は好ましくは0.5μm〜10μm、特に1μm〜5μmの範囲内である。
【0018】 本発明の医薬組成物はまた、補助溶媒または界面活性剤などのその他の医薬上
許容される成分を含んでなる。本発明の好ましい具体例では、これら製剤はサル
メテロールキナホエート粒子にコーティングされたもの以外には界面活性剤も補
助溶媒も含まない。
【0019】 本発明の医薬組成物はまた、他の治療薬、例えば抗炎症薬(コルチコステロイ
ド(例えば、プロピオン酸フルチカゾン、二プロピオン酸ベクロメタゾン、モメ
タゾンフロエート、トリアンシノロンアセトニド、ロフレポニドもしくはブデソ
ニド)、またはNSAID(例えば、ナトリウムクロモグリケート、ネドクロミ
ルナトリウム、PDE−4阻害剤、ロイコトリエンアンタゴニスト、iNOS阻
害剤、トリプターゼおよびエステラーゼ阻害剤、β−2インテグリンアンタゴニ
ストおよびアデノシン2aアゴニスト)など)、またはその他のβアドレナリン
作動薬(サルブタモール、フォルモテロール、フェノテロールまたはテルブタリ
ンおよびその塩)または抗感染剤(例えば、抗菌剤、抗ウイルス剤)と組み合わ
せて用いてもよい。
【0020】 本発明によれば (A)他のコーティング用賦形剤の不在下で、少なくとも1種の界面活性剤の
噴霧乾燥によってコーティングされた粒子状のサルメテロールキナホエートを、 (B)1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロ−n−プロパンまたは1
,1,1,2−テトラフルオロエタンおよびその混合物である液化噴射ガス中に
懸濁して含んでなる医薬用エアゾール製剤が最も好ましい。
【0021】 本発明はまた、他のコーティング用賦形剤の不在下で、少なくとも1種の界面
活性剤の噴霧乾燥によってサルメテロールキナホエート粒子をコーティングし、
それらを加圧カートリッジ内に噴射剤とともにパッケージングすることを含んで
なる、医薬用エアゾール製剤の製造方法を提供する。
【0022】 本発明の医薬用エアゾール製剤の製造方法は、さらに詳しくは (a)粒子状のサルメテロールキナホエート、 サルメテロールキナホエートに対しては溶媒とならない懸濁媒質、 および 懸濁媒質に分散した1種以上の界面活性剤、 を含有する懸濁液を製造し、 (b)工程(a)で得られた懸濁液を噴霧乾燥して界面活性剤の噴霧乾燥によ
ってコーティングされたサルメテロールキナホエート粒子を得、 (c)工程(b)で得られたコーティングされたサルメテロールキナホエート
粒子を液化噴射ガスに懸濁させる 工程を含んでなる。
【0023】 工程(a)で使用されるサルメテロールキナホエート粒子もまた、吸入に好適
な粒径であり、例えば平均径20μm未満(例えば0.5μm〜10μm)、好
ましくは5μm未満(例えば1μm〜5μm)である。
【0024】 本発明の工程の1つの具体例では、前記工程(a)の懸濁液はその懸濁媒質に
界面活性剤を分散させ、次ぎにこのようにして得られたコロイド溶液にサルメテ
ロールキナホエート粒子を分散させることにより製造される。
【0025】 また本発明の工程のもう1つの具体例によれば、第1の工程で未コーティング
のサルメテロールキナホエート粒子に界面活性剤を吸着させ、次ぎに懸濁媒質に
粒子/界面活性剤の組合せを分散させることも可能である。
【0026】 サルメテロールキナホエート粒子のコーティングに用いられる懸濁媒質は、本
質的には治療薬に対しては溶媒とはならない(例えば、サルメテロールキナホエ
ートの懸濁媒質中での溶解度は約0.1mg/ml未満である)。好ましい懸濁
媒質は水である。工程(a)で製造された懸濁液中のサルメテロールキナホエー
ト含量は広範囲で変化させることができる。一般にそれは1〜40%(重量/容
量)の範囲内であり、好ましくは1〜20%の範囲内、例えば5%(重量/容量
)である。
【0027】 工程(a)で製造された懸濁液中の界面活性剤の含量は、通常0.001〜5
重量%の間、好ましくは0.001〜1重量%の間である。
【0028】 工程(a)で製造された懸濁液におけるサルメテロールキナホエートの含量が
約5%(重量/容量)であるとき、工程(b)で製造される乾燥生成物における
界面活性剤の含量は一般に0.01〜20重量%の間、好ましくは0.05〜1
0重量%の間である。
【0029】 次に、前記の懸濁液を適当な装置で噴霧乾燥する。乾燥させる懸濁液を熱風流
中で微細な液滴に分散させ、これを即時に微粒子粉末へと変える。当業者ならば
、製造業者の推奨に従い、得ようとする生成物の特徴の関数として、乾燥チャン
バーに到達する懸濁液流量、ノズルサイズ、入口および出口温度、噴霧圧および
噴霧気流量などの操作パラメーターをいかに調節すればよいかわかるであろう。
【0030】 本発明のサルメテロールキナホエート粒子の乾燥を可能にする好適な噴霧乾燥
機としては、Buchi191小型噴霧乾燥機(Buchi Company, Switzerland)が
ある。工程(a)の懸濁液から有効成分のコーティングされた粒子を得ることが
可能な装置における噴霧の典型的な物理的パラメーターは下記の通りである: ・入口気温:105℃ ・出口気温:50〜70℃ ・圧縮気圧:7バール ・噴霧気流量:800NL/時 ・乾燥気流:28m/時 ・供給流:4〜5ml/分 なおここで、NLは「標準リットル」、すなわち常温(25℃)および常圧(1
気圧)で施用されるガスのリットルを表す。
【0031】 得られた噴霧乾燥材料は通常平均径1μm〜10μmの間、含水率0.01〜
0.5重量%の間の粒子からなっている。
【0032】 必要であれば、噴霧乾燥により得られた粒子を、噴射剤に懸濁させる前に小さ
くする(例えば微粒化する)か、またはその平均径を10μm未満に、好ましく
は5μm未満の値に縮小する他のいずれの方法を施してもよい。実際には噴霧乾
燥ではコーティング層により互いに結合した粒子が部分的に凝集することとなり
、この凝集が後に粒子の見かけの平均径を大きくする。この工程の主要な目的は
これらの凝集塊を粉砕することにある。それは任意であり、その有用性はもちろ
ん凝集塊の存在、言い換えると噴霧乾燥後の粒径によるものである。
【0033】 微粒化は圧縮空気超微粉砕機または流体ジェットミルとして知られる装置で行
われる。これらの装置では粒子は、その中で粒子が多数の衝撃を受けるよう設計
されたチェンバーへ強気流により送られる。適当なサイズを有したコーティング
サルメテロールキナホエート粒子を得るためには、これらの装置は6〜14バー
ルの間の圧力で、好ましくは8〜12バールの間で操作させる。
【0034】 カートリッジは噴射剤中のコーティングされたサルメテロールキナホエート粒
子の均質懸濁液を得ることが可能ないずれの手段によって充填してもよい。例え
ば、カートリッジにはまず粉剤を充填し、次いで噴射剤(「2段階法」)を充填
することができる、または別法として噴射剤中の粒子の調製懸濁液を充填(「1
段階法」)してもよい。
【0035】 充填中、粒子の水和作用を制限するために、充填は相対湿度の低い制御された
大気内で行われることが好ましい。
【0036】 一般にカートリッジは計量バルブで充填され、計量式吸入器(MDl)はかか
るカートリッジおよびバルブ、ならびに製剤の肺への送達に好適なチャネリング
装置で構成される。
【0037】 カートリッジは、必ずしも必要ではないが、大気水分不透性のフィルムからな
る包装材内に入れて保存することが好ましい。これらの上包みしたカートリッジ
に入った懸濁液は室温(25℃)で数ヶ月間安定であると考えられる。キャニス
ターへの水分の侵入に耐える他の手段を用いてもよい。
【0038】 本発明のさらなる態様として、発明者らは、充填カートリッジを大気水分不透
性のフィルムを上包みすることを含んでなる、本発明の医薬用エアゾール製剤の
製造方法を提供する。
【0039】 本発明のさらなる態様は、使用に好適な他のコーティング用賦形剤の不在下で
少なくとも1種の界面活性剤の噴霧乾燥によってコーティングした粒子状のサル
メテロールキナホエートを本発明の医薬用エアゾール製剤において噴射ガスと組
み合わせたものである。
【0040】 本発明のさらなる態様として、発明者らは (a)粒子状のサルメテロールキナホエート、 サルメテロールキナホエートに対しては溶媒とならない懸濁媒質、 および 懸濁媒質に分散した1種以上の界面活性剤 を含有する懸濁液を製造し、さらに (b)工程(a)で得られた有効成分の懸濁液を噴霧乾燥して界面活性剤でコ
ーティングされたサルメテロールキナホエート粒子を得る 工程を含んでなる方法によって得られる、他のコーティング用賦形剤の不在下で
、少なくとも1種の界面活性剤の噴霧乾燥によってコーティングされた粒子状の
サルメテロールキナホエートを提供する。
【0041】 本発明の製剤を含有するカートリッジもまた本発明の1つの態様をなす。
【0042】
【実施例】
以下、実施例により本発明を説明するが、それらに限定されるものではない。
【0043】実施例1 レシチン0.2gは室温(20℃±2℃)で脱イオン水200mlに溶かせば
よい。微粒としてのサルメテロールキナホエート10gをレシチン水溶液中に攪
拌しながら分散させればよい。このようにして得られた懸濁液は5%サルメテロ
ールキナホエートおよび0.1%レシチンを含有する。
【0044】 次いでこの懸濁液を、下記パラメーターでBuchi191小型噴霧乾燥機で
噴霧乾燥する: ・入口気温:105℃ ・出口気温:58℃ ・圧縮空気圧:7バール ・噴霧気流量:800NL/時 ・乾燥気流:28m/時 ・供給流:5ml/分 噴霧乾燥の収率は約70%(例えば73%)である。 粉末の含水率は0.5重量%未満である。微粒化前の粒子の平均径は2ないし
5μmの間である。
【0045】 得られた噴霧乾燥材料は流体ジェットミル(MCC 50、JET Pharma S.A.)
にて8バールの加圧下で微粒化すればよい。
【0046】 キャニスターに入れる前の粒子の特徴は下記の通りである: 平均径:約1.5μm 含水率:0.03重量%
【0047】 キャニスターには制御された大気室内(20±2℃、相対湿度15%未満)に
おいて微粒化材料、次いで加圧HFA134aガスを順次導入することにより手
動充填する。
【0048】実施例2 レシチン1gは室温(20℃±2℃)で脱イオン水200mlに溶かせばよい
。微粒としてのサルメテロールキナホエート10gをレシチン水溶液中に攪拌し
ながら分散させればよい。このようにして得られた懸濁液は5%サルメテロール
キナホエートおよび0.5%レシチンを含有する。
【0049】 次いでこの懸濁液を、下記パラメーターで作動するBuchi191小型噴霧
乾燥機で噴霧乾燥する: ・入口気温:105℃ ・出口気温:61℃ ・圧縮空気圧:7バール ・噴霧気流量:800NL/時 ・乾燥気流:28m/時 ・供給流:5ml/分
【0050】 噴霧乾燥の収率は65%である。 粉末の含水率は0.5重量%未満である。微粒化前の粒子の平均径は2ないし
5μmの間である。
【0051】 得られた噴霧乾燥材料は流体ジェットミル(MCC 50、JET Pharma S.A.)
にて8バールの加圧下で微粒化する。 キャニスターに入れる前の粒子の平均径は約1.5μmである。
【0052】 キャニスターには制御された大気室内(20±2℃、相対湿度15%未満)に
おいて微粒化材料、次いで加圧HFA134aガスを順次導入することにより手
動充填する。
【0053】実施例3 モンタン(Montane)20(ソルビタンモノオレエート)0.2gは室温(20
℃±2℃)で脱イオン水200mlに溶かせばよい。微粒としてのサルメテロー
ルキナホエート10gをモンタン20水溶液中に攪拌しながら分散させればよい
。このようにして得られた懸濁液は5%サルメテロールキナホエートおよび0.
1%モンタン20を含有する。
【0054】 次いでこの懸濁液を、下記パラメーターで作動するBuchi191小型噴霧
乾燥機で噴霧乾燥する: ・入口気温:105℃ ・出口気温:50℃ ・圧縮空気圧:7バール ・噴霧気流量:800NL/時 ・乾燥気流:28m/時 ・供給流:5ml/分
【0055】 噴霧乾燥の収率は69%である。 粉末の含水率は0.5重量%未満である。微粒化前の粒子の平均径は2ないし
5μmの間である。
【0056】 得られた噴霧乾燥材料は流体ジェットミル(MCC 50、JET Pharma S.A.)
にて8バールの加圧下で微粒化する。
【0057】 キャニスターに入れる前の粒子の特徴は下記の通りである: 平均径:約1.5μm 含水率:0.02重量%
【0058】 キャニスターには制御された大気室内(20±2℃、相対湿度15%未満)に
おいて微粒化材料、次いで加圧HFA134aガスを順次導入することにより手
動充填する。
【0059】実施例4 モンタノックス(Montanox)80(ポリソルベート80)0.2gは室温(20
℃±2℃)で脱イオン水200mlに溶かせばよい。微粒としてのサルメテロー
ルキナホエート10gをモンタノックス80水溶液中に攪拌しながら分散させれ
ばよい。このようにして得られた懸濁液は5%サルメテロールキナホエートおよ
び0.1%モンタノックスを含有する。
【0060】 次いでこの懸濁液を、下記パラメーターで作動するBuchi191小型噴霧
乾燥機で噴霧乾燥する: ・入口気温:105℃ ・出口気温:50℃ ・圧縮空気圧:7バール ・噴霧気流量:800NL/時 ・乾燥気流:28m/時 ・供給流:5ml/分
【0061】 噴霧乾燥の収率は75%である。 粉末の含水率は0.5重量%未満である。微粒化前の粒子の平均径は2ないし
5μmの間である。
【0062】 得られた噴霧乾燥材料は流体ジェットミル(MCC 50、JET Pharma S.A.)
にて8バールの加圧下で微粒化する。 キャニスターに入れる前の粒子の平均径は約1.5μmである。
【0063】 キャニスターには制御された大気室内(20±2℃、相対湿度15%未満)に
おいて微粒化材料、次いで加圧HFA134aガスを順次導入することにより手
動充填する。
【0064】実施例5 シムルソール(Simulsol)5817(グルセリルリシノレート30 OE)0.
2gは室温(20℃±2℃)で脱イオン水200mlに溶かせばよい。微粒とし
てのサルメテロールキナホエート10gをシムルソール5817水溶液中に攪拌
しながら分散させればよい。このようにして得られた懸濁液は5%サルメテロー
ルキナホエートおよび0.1%シムルソール5817を含有する。
【0065】 次いでこの懸濁液を、下記パラメーターで作動するBuchi191小型噴霧
乾燥機で噴霧乾燥する: ・入口気温:105℃ ・出口気温:59℃ ・圧縮空気圧:7バール ・噴霧気流量:800NL/時 ・乾燥気流:28m/時 ・供給流:5ml/分
【0066】 噴霧乾燥の収率は78%である。 粉末の含水率は0.5重量%未満である。微粒化前の粒子の平均径は2ないし
5μmの間である。
【0067】 得られた噴霧乾燥材料は流体ジェットミル(MCC 50、JET Pharma S.A.)
にて8バールの加圧下で微粒化する。 キャニスターに入れる前の粒子の平均径は約1.5μmである。
【0068】 キャニスターには制御された大気室内(20±2℃、相対湿度15%未満)に
おいて微粒化材料、次いで加圧HFA134aガスを順次導入することにより手
動充填する。
【0069】実施例6 シムルソール1285DF(グリセリルリシノレート60 OE)0.2gは
室温(20℃±2℃)で脱イオン水200mlに溶かせばよい。微粒としてのサ
ルメテロールキナホエート10gをシムルソール1285DF水溶液中に攪拌し
ながら分散させればよい。このようにして得られた懸濁液は5%サルメテロール
キナホエートおよび0.1%シムルソールを含有する。
【0070】 次いでこの懸濁液を、下記パラメーターで作動するBuchi191小型噴霧
乾燥機で噴霧乾燥する: ・入口気温:105℃ ・出口気温:58℃ ・圧縮空気圧:7バール ・噴霧気流量:800NL/時 ・乾燥気流:28m/時 ・供給流:5ml/分
【0071】 噴霧乾燥の収率は54%である。 粉末の含水率は0.5重量%未満である。微粒化前の粒子の平均径は2ないし
5μmの間である。
【0072】 得られた噴霧乾燥材料は流体ジェットミル(MCC 50、JET Pharma S.A.)
にて8バールの加圧下で微粒化する。 キャニスターに入れる前の粒子の平均径は約1.5μmである。
【0073】 キャニスターには制御された大気室内(20±2℃、相対湿度15%未満)に
おいて微粒化材料、次いで加圧HFA134aガスを順次導入することにより手
動充填する。
【0074】実施例7 モンタン20(スルビタンモノラウレート)1gは室温(20℃±2℃)で脱
イオン水200mlに溶かせばよい。微粒としてのサルメテロールキナホエート
10gをモンタン20水溶液中に攪拌しながら分散させればよい。このようにし
て得られた懸濁液は5%サルメテロールキナホエートおよび0.5%モンタン2
0を含有する。
【0075】 次いでこの懸濁液を、下記パラメーターで作動するBuchi191小型噴霧
乾燥機で噴霧乾燥する: ・入口気温:105℃ ・出口気温:53℃ ・圧縮空気圧:7バール ・噴霧気流量:800NL/時 ・乾燥気流:28m/時 ・供給流:5ml/分
【0076】 噴霧乾燥の収率は73%である。 粉末の含水率は0.5重量%未満である。微粒化前の粒子の平均径は2ないし
5μmの間である。
【0077】 得られた噴霧乾燥材料は流体ジェットミル(MCC 50、JET Pharma S.A.)
にて8バールの加圧下で微粒化する。 キャニスターに入れる前の粒子の平均径は約1.5μmである。
【0078】 キャニスターには制御された大気室内(20±2℃、相対湿度15%未満)に
おいて微粒化材料、次いで加圧HFA134aガスを順次導入することにより手
動充填する。
【0079】実施例8 モンタン20(スルビタンモノラウレート)0.5gは室温(20℃±2℃)
で脱イオン水99.5mlに溶かせばよい。次ぎにこの溶液5gを室温で脱イオ
ン水995mlに溶かす。次ぎに微粒としてのサルメテロールキナホエート20
gをこのモンタン20水溶液400ml中に攪拌しながら分散させる。このよう
にして得られた懸濁液は5%サルメテロールキナホエートおよび0.0025%
モンタン20を含有する。
【0080】 次いでこの懸濁液を、下記パラメーターで作動するBuchi191小型噴霧
乾燥機で噴霧乾燥する: ・入口気温:105℃ ・出口気温:60℃ ・圧縮空気圧:7バール ・噴霧気流量:800NL/時 ・乾燥気流:28m/時 ・供給流:約4ml/分
【0081】 噴霧乾燥の収率は約60%である。 粉末の含水率は0.02重量%である。微粒化前の粒子の平均径は2.4μm
である。
【0082】 得られた噴霧乾燥材料は流体ジェットミル(MCC 50、JET Pharma S.A.)
にて8バールの加圧下で微粒化する。
【0083】 キャニスターに入れる前の粒子の特徴は下記の通りである: 平均径:約1.5μm 含水率:0.02%
【0084】 キャニスターには制御された大気室内(20±2℃、相対湿度15%未満)に
おいて微粒化材料、次いで加圧HFA134aガスを順次導入することにより手
動充填する。
【0085】実施例9 モンタン20(スルビタンモノラウレート)0.5gは室温(20℃±2℃)
で脱イオン水99.5mlに溶かせばよい。次ぎにこの溶液10gを室温で脱イ
オン水990mlに溶かす。次ぎに微粒としてのサルメテロールキナホエート2
0gをこのモンタン20水溶液400ml中に攪拌しながら分散させる。このよ
うにして得られた懸濁液は5%サルメテロールキナホエートおよび0.005%
モンタン20を含有する。
【0086】 次いでこの懸濁液を、下記パラメーターで作動するBuchi191小型噴霧
乾燥機で噴霧乾燥する: ・入口気温:105℃ ・出口気温:60℃ ・圧縮空気圧:7バール ・噴霧気流量:800NL/時 ・乾燥気流:28m/時 ・供給流:約4ml/分
【0087】 噴霧乾燥の収率は68ないし76%の間である。 粉末の含水率は0.01重量%である。微粒化前の粒子の平均径は2.3μm
である。
【0088】 得られた噴霧乾燥材料は流体ジェットミル(MCC 50、JET Pharma S.A.)
にて8バールの加圧下で微粒化する。 キャニスターに入れる前の粒子の特徴は下記の通りである: 平均径:約1.3μm 含水率:0.02%
【0089】 キャニスターには制御された大気室内(20±2℃、相対湿度15%未満)に
おいて微粒化材料、次いで加圧HFA134aガスを順次導入することにより手
動充填する。
【0090】実施例10 モンタン20(スルビタンモノラウレート)5gは室温(20℃±2℃)で脱
イオン水95mlに溶かせばよい。次ぎにこの溶液5gを室温で脱イオン水99
5mlに溶かす。次ぎに微粒としてのサルメテロールキナホエート20gをこの
モンタン20水溶液400ml中に攪拌しながら分散させる。このようにして得
られた懸濁液は5%サルメテロールキナホエートおよび0.025%モンタン2
0を含有する。
【0091】 次いでこの懸濁液を、下記パラメーターで作動するBuchi191小型噴霧
乾燥機で噴霧乾燥する: ・入口気温:105℃ ・出口気温:63℃ ・圧縮空気圧:7バール ・噴霧気流量:800NL/時 ・乾燥気流:28m/時 ・供給流:約4ml/分
【0092】 噴霧乾燥の収率は約77%である。 粉末の含水率は0.02重量%である。微粒化前の粒子の平均径は2.4μm
である。
【0093】 得られた噴霧乾燥材料は流体ジェットミル(MCC 50、JET Pharma S.A.)
にて8バールの加圧下で微粒化する。
【0094】 キャニスターに入れる前の粒子の特徴は下記の通りである: 平均径:約1.5μm 含水率:0.02%
【0095】 キャニスターには制御された大気室内(20±2℃、相対湿度15%未満)に
おいて微粒化材料、次いで加圧HFA134aガスを順次導入することにより手
動充填する。
【0096】実施例11 レシチン0.5gは室温で脱イオン水99.5mlに溶かした。次ぎにこの溶
液5gを室温で脱イオン水995mlに溶かした。次ぎに微粒としてのサルメテ
ロールキナホエート20gをこのレシチン水溶液400ml中に攪拌しながら分
散させる。このようにして得られた懸濁液は5%サルメテロールキナホエートお
よび0.0025%レシチンを含有していた。
【0097】 次いでこの懸濁液を、下記パラメーターで作動するBuchi191小型噴霧
乾燥機で噴霧乾燥した: ・入口気温:105℃ ・出口気温:61℃ ・圧縮空気圧:7バール ・噴霧気流量:800NL/時 ・乾燥気流:28m/時 ・供給流:約4ml/分
【0098】 噴霧乾燥の収率は約70%であった。 粉末の含水率は0.01重量%であった。微粒化前の粒子の平均径は2ないし
5μmの間であった。
【0099】 得られた噴霧乾燥材料は流体ジェットミル(MCC 50、JET Pharma S.A.)
にて8バールの加圧下で微粒化した。
【0100】 キャニスターに入れる前の粒子の特徴は下記の通りであった: 平均径:約1.5μm 含水率:0.01%
【0101】 キャニスターには制御された大気室内(20±2℃、相対湿度15%未満)に
おいて微粒化材料、次いで加圧HFA134aガスを順次導入することにより手
動充填した。
【0102】実施例12 レシチン5gは室温で脱イオン水95mlに溶かした。次ぎにこの溶液5gを
室温で脱イオン水995mlに溶かした。次ぎに微粒としてのサルメテロールキ
ナホエート20gをこのレシチン水溶液400ml中に攪拌しながら分散させる
。このようにして得られた懸濁液は5%サルメテロールキナホエートおよび0.
025%レシチンを含有していた。
【0103】 次いでこの懸濁液を、下記パラメーターで作動するBuchi191小型噴霧
乾燥機で噴霧乾燥した: ・入口気温:105℃ ・出口気温:60℃ ・圧縮空気圧:7バール ・噴霧気流量:800NL/時 ・乾燥気流:28m/時 ・供給流:約4ml/分
【0104】 噴霧乾燥の収率は約75%であった。 粉末の含水率は0.01重量%であった。微粒化前の粒子の平均径は2ないし
5μmの間であった。
【0105】 得られた噴霧乾燥材料は流体ジェットミル(MCC 50、JET Pharma S.A.)
にて8バールの加圧下で微粒化した。
【0106】 キャニスターに入れる前の粒子の特徴は下記の通りであった: 平均径:約1.5μm 含水率:0.01%
【0107】 キャニスターには制御された大気室内(20±2℃、相対湿度15%未満)に
おいて微粒化材料、次いで加圧HFA134aガスを順次導入することにより手
動充填した。
【0108】実施例13 レシチン5gは室温で脱イオン水95mlに溶かした。次ぎにこの溶液10g
を室温で脱イオン水990mlに溶かした。次ぎに微粒としてのサルメテロール
キナホエート20gをこのレシチン水溶液400ml中に攪拌しながら分散させ
る。このようにして得られた懸濁液は5%サルメテロールキナホエートおよび0
.05%レシチンを含有していた。
【0109】 次いでこの懸濁液を、下記パラメーターで作動するBuchi191小型噴霧
乾燥機で噴霧乾燥した: ・入口気温:105℃ ・出口気温:60℃ ・圧縮空気圧:7バール ・噴霧気流量:800NL/時 ・乾燥気流:28m/時 ・供給流:約4ml/分
【0110】 噴霧乾燥の収率は約75%であった。 粉末の含水率は0.01重量%であった。微粒化前の粒子の平均径は2ないし
5μmの間であった。
【0111】 得られた噴霧乾燥材料は流体ジェットミル(MCC 50、JET Pharma S.A.)
にて8バールの加圧下で微粒化した。
【0112】 キャニスターに入れる前の粒子の特徴は下記の通りであった: 平均径:約1.5μm 含水率:0.01%
【0113】 キャニスターには制御された大気室内(20±2℃、相対湿度15%未満)に
おいて微粒化材料、次いで加圧HFA134aガスを順次導入することにより手
動充填した。
【0114】 本明細書および上記請求の範囲を通して特に断りのない限り、「含んでなる」
およびその語尾変化は記載の数値もしくは工程または数値群を含むが、その他の
いずれの数値もしくは工程または数値もしくは工程群は含まないものと理解され
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE ,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR, HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,K P,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU ,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX, NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,S G,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ ,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 セシル、イザベル、ボンボワザン フランス国マルリー、ル、ロワ、ルート、 ド、ベルサイユ、100、ラボラトワール、 グラクソスミスクライン内 (72)発明者 クリストフ、ラローシュ フランス国マルリー、ル、ロワ、ルート、 ド、ベルサイユ、100、ラボラトワール、 グラクソスミスクライン内 Fターム(参考) 4C076 AA26 AA32 BB27 CC15 DD07H DD07Q DD16H DD16Q DD35A DD37H DD37Q DD39G DD39Q DD41H DD41Q DD45H DD45Q DD46H DD46Q DD49H DD49Q DD60H DD60Q DD63H DD63Q EE23H EE23Q FF63 FF66 FF68 GG32 4C206 AA01 AA02 FA14 KA15 MA03 MA05 MA33 MA75 NA03 ZA61

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)他のコーティング用賦形剤の不在下で、少なくとも1種の界面活性剤の
    噴霧乾燥によってコーティングされた粒子状のサルメテロールキナホエートを、 (B)1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロ−n−プロパンまたは1
    ,1,1,2−テトラフルオロエタンおよびその混合物である液化噴射ガス中に
    懸濁して含んでなる、医薬用エアゾール製剤。
  2. 【請求項2】 (A)他のコーティング用賦形剤の不在下で、少なくとも1種の界面活性剤の
    噴霧乾燥によってコーティングされた粒子状のサルメテロールキナホエートを、 (B)1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロ−n−プロパンまたは1
    ,1,1,2−テトラフルオロエタンおよびその混合物である液化噴射ガス中に
    懸濁したものからなる、請求項1に記載の医薬用エアゾール製剤。
  3. 【請求項3】 界面活性剤がオレイン酸;ソルビタントリオレエート、ソルビタンモノオレエ
    ート、ソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノ
    ラウレート、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレエート(ポリソル
    ベート80)、天然レシチン、オレイルポリオキシエチレン(2)エーテル、ス
    テアリルポリオキシエチレン(2)エーテル、ラウリルポリオキシエチレン(4
    )エーテル、エチレンオキシドとプロピレンオキシドとからなるブロック共重合
    体、合成レシチン、ジエチレングリコールジオレエート、テトラヒドロフルフリ
    ルオレエート、エチルオレエート、イソプロピルミリステート、グリセリルモノ
    オレエート、グリセリルモノステアレート、グリセリルモノレシノレート、グリ
    セリルレシノレート30 OE、グリセリルレシノレート60 OE、セチルア
    ルコール、ステアリルアルコール、ポリエチレングリコール400またはグリセ
    リルモノラウレートなどの非イオン界面活性剤;または塩化セチルピリジニウム
    または塩化ベンズアルコニウムなどの陽イオン界面活性剤から選択される、請求
    項1または2に記載の医薬用エアゾール製剤。
  4. 【請求項4】 単一の界面活性剤を使用する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の医薬用エ
    アゾール製剤。
  5. 【請求項5】 単一の界面活性剤がレシチン、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオ
    レエート(ポリソルベート80)、ソルビタンモノラウレート、グリセリルレシ
    ノレート30 OEまたはグリセリルレシノレート60 OEから選択される、
    請求項4に記載の医薬用エアゾール製剤。
  6. 【請求項6】 単一の界面活性剤がレシチンおよびソルビタンモノラウレートから選択される
    、請求項4または5に記載の医薬用エアゾール製剤。
  7. 【請求項7】 噴射剤が1,1,1,2−テトラフルオロエタンである、請求項1〜6のいず
    れか一項に記載の医薬用エアゾール製剤。
  8. 【請求項8】 コーティングされたサルメテロールキナホエート粒子の平均径が0.5〜10
    μmの範囲内である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の医薬用エアゾール製
    剤。
  9. 【請求項9】 コーティングされたサルメテロールキナホエート粒子の平均径が1〜5μmの
    範囲内である、請求項8に記載の医薬用エアゾール製剤。
  10. 【請求項10】 サルメテロールキナホエート粒子上にコーティングされた界面活性剤を含まず
    、補助溶媒も含まない、請求項1〜9のいずれか一項に記載の医薬用エアゾール
    製剤。
  11. 【請求項11】 (a)粒子状のサルメテロールキナホエート、 サルメテロールキナホエートに対しては溶媒とならない懸濁媒質、 および 懸濁媒質に分散させられた1種以上の界面活性剤、 を含有する懸濁液を製造し、 (b)工程(a)で得られた懸濁液を噴霧乾燥して界面活性剤の噴霧乾燥によ
    ってコーティングされたサルメテロールキナホエート粒子を得、 (c)工程(b)で得られたコーティングされたサルメテロールキナホエート
    粒子を液化噴射ガスに懸濁させる 工程を含んでなる、請求項1〜10のいずれか一項に記載の医薬用エアゾール製
    剤の製造方法。
  12. 【請求項12】 噴射剤に懸濁させる前に、噴霧乾燥工程で得られたコーティングされた粒子の
    径を小さくするさらなる工程を含んでなる、請求項11に記載の医薬用エアゾー
    ル製剤の製造方法。
  13. 【請求項13】 コーティングされた薬剤粒子の平均径が0.5〜10μmの範囲内である、請
    求項11または12に記載の医薬用エアゾール製剤の製造方法。
  14. 【請求項14】 コーティングされた薬剤粒子の平均径が1〜5μmの範囲内である、請求項1
    3に記載の医薬用エアゾール製剤の製造方法。
  15. 【請求項15】 懸濁媒質がサルメテロールキナホエートに対しては溶媒とはならない媒質であ
    る、請求項11〜14のいずれか一項に記載の医薬用エアゾール製剤の製造方法
  16. 【請求項16】 懸濁媒質が水である、請求項15に記載の医薬用エアゾール製剤の製造方法。
  17. 【請求項17】 工程(a)の懸濁液が、懸濁媒質に界面活性剤を分散させ、次ぎにこのように
    して得られたコロイド溶液にサルメテロールキナホエート粒子を分散させること
    によって製造される、請求項11〜16のいずれか一項に記載の医薬用エアゾー
    ル製剤の製造方法。
  18. 【請求項18】 工程(a)で製造された懸濁液中のサルメテロールキナホエートの含量が1〜
    40%(質量/容量)の範囲内である、請求項11〜17のいずれか一項に記載
    の医薬用エアゾール製剤の製造方法。
  19. 【請求項19】 工程(a)で製造された懸濁液中のサルメテロールキナホエートの含量が1〜
    20%(質量/容量)の範囲内である、請求項18に記載の医薬用エアゾール製
    剤の製造方法。
  20. 【請求項20】 工程(a)で製造された懸濁液中の界面活性剤の含量が0.001〜5重量%
    の間である、請求項11〜19のいずれか一項に記載の医薬用エアゾール製剤の
    製造方法。
  21. 【請求項21】 工程(a)で製造された懸濁液中の界面活性剤の含量が0.001〜1重量%
    の間である、請求項20記載の医薬用エアゾール製剤の製造方法。
  22. 【請求項22】 噴霧乾燥または微粒化の後に得られた粒子、次いで噴射剤をカートリッジに順
    次充填することを含んでなる、請求項11〜21のいずれか一項に記載の医薬用
    エアゾール製剤の製造方法。
  23. 【請求項23】 噴霧乾燥または微粒化の後に得られたコーティングされた粒子の懸濁物を噴射
    剤中に導入することにより、一段階でカートリッジを充填することを含んでなる
    、請求項11〜22のいずれか一項に記載の医薬用エアゾール製剤の製造方法。
  24. 【請求項24】 充填したカートリッジを、大気水分不透性のフィルムで上包みすることを含ん
    でなる、請求項22〜23のいずれか一項に記載の医薬用エアゾール製剤の製造
    方法。
  25. 【請求項25】 請求項1〜10のいずれか一項に記載の医薬用エアゾール製剤において噴射ガ
    スとの併用に好適な他のコーティング用賦形剤の不在下で、少なくとも1種の界
    面活性剤の噴霧乾燥によってコーティングされた粒子状のサルメテロールキナホ
    エート。
  26. 【請求項26】 (a)粒子状のサルメテロールキナホエート、 サルメテロールキナホエートに対しては溶媒とならない懸濁媒質、 および 懸濁媒質に分散した1種以上の界面活性剤 を含有する懸濁液を製造し、さらに (b)工程(a)で得られた有効成分の懸濁液を噴霧乾燥して界面活性剤でコ
    ーティングされたサルメテロールキナホエート粒子を得る ことからなる工程を含んでなる方法によって得られる、他のコーティング用賦形
    剤の不在下で、少なくとも1種の界面活性剤の噴霧乾燥によってコーティングさ
    れた粒子状のサルメテロールキナホエート。
  27. 【請求項27】 請求項11〜24のいずれか一項に記載の方法により得られる医薬用エアゾー
    ル製剤。
  28. 【請求項28】 請求項1〜10および27のいずれか一項に記載の医薬用エアゾール製剤を含
    有するカートリッジ。
  29. 【請求項29】 大気水分不透性であるフィルムで上包みした、請求項28記載のカートリッジ
JP2000610441A 1999-04-14 2000-04-13 医薬用エアゾール製剤 Pending JP2002541183A (ja)

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GB99/126 1999-09-10
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