JP2002538315A - 繊維の高速溶融紡糸方法 - Google Patents

繊維の高速溶融紡糸方法

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Abstract

(57)【要約】 熱可塑性樹脂と少量の特定の液晶ポリマーとのブレンドを紡糸することによって、高い生産速度でかつ物性の劣化を伴わずに、熱可塑性樹脂を溶融紡糸することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 熱可塑性樹脂を、特定のモノマーから誘導された繰り返し単位を含む少量の液
晶ポリマーを加えることで、より低い紡糸速度で得られる望ましい特性を維持し
つつ例外的に高い速度で溶融紡糸を行うことができる。
【0002】 発明の背景 熱可塑性樹脂から作られる繊維は、天然系と合成系のいずれも重要な商取引品
目である。これらの繊維は、衣類、かばん類、糸および工業用途に用いられる。
これらの繊維は溶融紡糸によって形成されることが多い。すなわち、熱可塑性樹
脂を溶融し、小さなオリフィス(紡糸口金)を通して溶融ポリマーを圧入(押出
)し、冷却し、そしておそらく延伸などの他の処理を施した上でその押出物を繊
維として使用することによる。たとえば、H.Mark,et al.,Ed.
,Encyclopedia of Polymer Science and
Engineering,Vol.6,John Wiley & Sons
,New York,1986,p.802〜839およびW.Gerhart
z,et al,.Ed.,Ullmann’s Encyclopedia
of Industrial Chemistry,5th Ed.,Vol.A
10,VCH Verlagsgesellschaft mbH,Weinh
eim,1987,p.511〜566を参照のこと。ポリエステル、ポリアミ
ド(ナイロン)、ポリオレフィンなどの多くの重要なタイプの繊維が上記のよう
にして紡糸される。
【0003】 溶融紡糸技術は比較的成熟した技術であり、近年では一層高品質でばらつきの
少ない繊維を製造すること、および紡糸設備の生産性を改善して紡糸コストを下
げることが改良の中心にすえられている。後者を実現するための方法のひとつに
、紡糸速度を高めるすなわち、紡糸口金の細孔を通るdpfを変えずに単位時間
あたりに製造される繊維の長さを長くすることがあげられる。これについては、
繊維をボビンに巻き取ることが可能な速度を高めるべく機械の巻取部を変更する
など紡糸機自体を改善することである程度実現されており、なかには6,000
m/分などの極めて高い巻取速度(WUS)を得られる紡糸機もある。
【0004】 しかしながら、繊維を極めて高速で紡糸すると、より低い速度で紡糸した繊維
とは繊維の特性が変わる場合が多いことが明らかになっている。多くの場合、高
速で紡糸した繊維の方がより低い速度で紡糸した繊維よりも特定用途での特性が
劣るため、設備面での制約が理由ではなく得られる繊維に必要な特性次第で紡糸
速度が限られてしまうことがある。したがって、繊維の特性に対して実質的に何
ら悪影響を及ぼすことなく、より高いWUS(繊維製造の実速度である)を得る
方法が望まれている。
【0005】 紡糸速度を変更することによる効果はさまざまである。たとえば、これに関す
る米国特許第4,442,057号第1欄第7〜33行目には、次のように記載
されている。 「溶融紡糸時に繊維中にある程度の分子の予備配向を発生させ、これを任意
の所与の繊維製品に必要な度合いまで延伸によって高める。紡糸したフィラメン
トを巻き取って保管した後に完全に別のプロセスとして延伸を実施してもよいし
、中断することなく紡糸したフィラメントを制御された速度で延伸工程に直接送
って紡糸の直後に延伸を行うようにしてもよいし、英国特許第1,487,84
3号などに記載されているように、紡糸と延伸との間に行われる中間の速度制御
までも省いて紡糸との統合性をさらに高めてもよい。 紡糸速度を高めると生産速度は上がるが、予備配向も増えるためフィラメン
トの伸び率が落ち、延伸可能な度合いも低くなる。これには多様な状況でさまざ
まな欠点がある。特定の速度範囲では、他の点からみれば実用的な速度であって
も製品に容認しがたいばらつきが生じる可能性がある。靱性が極めて高いフィラ
メントを意図した工程では、達成可能な靱性が落ちる場合がある。紡糸−保温−
延伸からなる工程では、以後の延伸比が低下して紡糸に必要なデシテックス値が
小さくなり、より高い紡糸速度で得られる生産速度面の利点が多少なりとも損な
われる。ポリエチレンテレフタレート繊維の製造では、紡糸時に発生する予備配
向を抑制することで上記の欠点を軽減するさまざまな手段が提案されている。」
【0006】 また、WUSがより高くなると、破断点伸びが低下し、より低い伸び率(たと
えば50または100%)での引張弾性率が高くなる可能性があり、それらのい
ずれかまたは全ては用途によっては都合の悪いものである。
【0007】 米国特許第4,442,057号には、所望のポリマー特性を維持しつつ高速
繊維紡糸を可能にすべく少量の液晶ポリマー(LCP)を熱可塑性樹脂に添加す
ることが記載されているが、本願明細書に記載の組成物のLCPについては何ら
触れられていない。
【0008】 米国特許第4,518,744号には、所望のポリマー特性を維持しつつ高速
繊維紡糸を可能にすべく熱可塑性樹脂の添加剤としてさまざまなポリマーを使用
することが記載されているが、この特許はLCPに言及していない。
【0009】 欧州特許出願第80,273号には、溶融紡糸を用いてかさ高の繊維を製造す
べく、LCPをはじめとする他のポリマーとの熱可塑性ブレンドを使用すること
について記載されているが、本願明細書に記載のLCPについては何ら触れられ
ていない。
【0010】 米国特許第5,525,700号には、特定の液晶ポリマー組成物(このうち
いくつかを本願明細書でも使用する)について記載されている。しかしながら、
この特許には繊維の紡糸については何ら触れられていない。
【0011】 発明の概要 本発明は、1種または複数種の熱可塑性樹脂を巻取速度約1000m/分以上
で溶融紡糸するための方法であって、液晶ポリマー約0.1重量%から約10重
量%を含有するブレンドとして前記1種または複数種の熱可塑性樹脂を紡糸し、
前記パーセントは1種または複数種の熱可塑性樹脂と存在する前記液晶との総量
を基準とし、および前記液晶ポリマーが、以下の式すなわち、 (I)
【0012】
【化11】
【0013】 からなる群から選択される少なくとも1つの繰り返し単位と、 (II)
【0014】
【化12】 と、 (III)
【0015】
【化13】
【0016】 からなる群から選択される少なくとも1つの繰り返し単位と、 (IV)
【0017】
【化14】
【0018】 と、 (V)
【0019】
【化15】
【0020】 との繰り返し単位(式中、 (II)対(III)のモル比が約25:75から約90:10の範囲であり
、 (I)対[(II)+(III)]のモル比が実質的に1:1であり、 (IV)対(V)のモル比が約97:3から約50:50の範囲であり、 (IV)に(V)を加えたモル数が(I)の100モルあたり約100から約
600の範囲であり、および (I)、(II)、(III)、(IV)、(V)および(VI)がモル単位
である)を本質的に具えたことを条件とする方法に関するものである。
【0021】 本願全体をとおして、(I)のモル数は(IA)と(IB)と(IC)とを合
計したモル数であり、(III)の総モル数は(IIIA)と(IIIB)とを
合計したモル数である。
【0022】 また、本発明は、 (a)熱可塑性樹脂約99.9重量%から約90重量%と、 (b)以下の式すなわち、 (I)
【0023】
【化16】
【0024】 からなる群から選択される少なくとも1つの繰り返し単位と、 (II)
【0025】
【化17】
【0026】 と、 (III)
【0027】
【化18】
【0028】 からなる群から選択される少なくとも1つの繰り返し単位と、 (IV)
【0029】
【化19】
【0030】 と、 (V)
【0031】
【化20】
【0032】 との繰り返し単位を本質的に具えた液晶ポリマー約0.1重量%から約10重量
%とを含み、ここで、 (II)対(III)のモル比が約25:75から約90:10の範囲であり
、 (I)対[(II)+(III)]のモル比が実質的に1:1であり、 (IV)対(V)のモル比が約97:3から約50:50の範囲であり、 (IV)に(V)を加えたモル数が(I)の100モルあたり約100から約
600の範囲であり、および (I)、(II)、(III)、(IV)、(V)および(VI)がモル単位
であり、前記(a)の重量%および前記(b)の重量%が存在する(a)と(b
)との総量に基づくものである組成物にも関するものである。
【0033】 発明の好ましい実施形態 本願明細書において使用するLCPは、本願明細書に援用する米国特許第5,
525,700号に記載されており、このようなポリマーを製造するための方法
は該特許中に記載されている。繰り返し単位(IA)対(IB)対(IC)のモ
ル比は、0:0:100から0:100:0、さらには100:0:0の範囲で
ある。好ましくは、(IA)対(IB)のモル比約1:99から約99:1の範
囲を有して、繰り返し単位(IA)と(IB)とが存在する。好ましいLCPで
は、(IA)対(IB)のモル比約75:25から約25:75の範囲を有して
繰り返し単位(IA)と(IB)とが存在し、および/または(II):(II
I)のモル比約30:70から約85:15の範囲であり、および/または(I
V):(V)のモル比約50:50から約90:10までであり、および/また
は(IV)に(V)を加えたモル数は、(I)100モルあたり約200から約
500の範囲である。
【0034】 高分子量のLCPを容易に形成するためには、LCPを形成するためのモノマ
ーの重合時に存在する二酸[すなわち、(II)および(IIIA)および/ま
たは(IIIB)]に対するジオール[すなわち、(IA)、(IB)および/
または(IC)]のモル比が約1:1でなければならないことは当業者であれば
理解できよう。この比からの若干の偏差であれば特に問題はないが、大きな偏差
は比較的高分子量への重合を妨害または減速するのが普通であるため、通常は大
きな偏差を避けるべきである。
【0035】 本発明の方法は、ポリエステル、ポリアミド、コポリエステル、コポリアミド
またはポリオレフィン、たとえば、ポリ(エチレンテレフタレート)およびその
コポリエステル、ポリカプロラクタム、ポリ(ヘキサメチレンアジパミド)、ポ
リプロピレン、ポリエチレン、アクリルポリマー、塩化ビニルおよび塩化ビニリ
デンを主成分とするポリマー、ポリスチレン、ポリフェニレンオキシド/ポリス
チレンブレンド、ポリスルホンおよびポリエーテルスルホン、ポリケトンおよび
ポリエーテルケトン、ポリフルオロオレフィン、ポリオキシメチレン、熱可塑性
セルロースポリマーのような繊維形成熱可塑性ポリマー、およびポリ(ヒドロキ
シブチレート)などの生物学的に生成される他のポリマーの溶融紡糸に適してい
る。好ましい熱可塑性樹脂は、ポリ(1,3−プロピレンテレフタレート)、ポ
リ(エチレンテレフタレート)(PET)およびポリ(1,4−ブチレンテレフ
タレート)などのポリエステル、ポリヘキサメチレンアジパミド(ナイロン−6
,6)およびポリカプロラクタム(ナイロン−6)などのポリアミドである。
【0036】 好ましくは、LCPと熱可塑性樹脂との混合物は、熱可塑性樹脂約99.5重
量%から約95重量%とLCP約0.5重量%から約5.0重量%とを含む。ま
た、ポリマー混合物および得られる繊維は、顔料、染料、酸化防止剤、滑剤、帯
電防止剤、抗菌剤および難燃剤など熱可塑性繊維に見出される他の材料を通常の
量で含有してもよい。LCPと熱可塑性樹脂との混合物については、多数の標準
的な方法によって生成することができる。たとえば、LCPと熱可塑性樹脂とを
一軸スクリュー押出機または二軸スクリュー押出機で溶融混合し、ペレット状に
成形し、そして次に溶融紡糸用に再溶融させることができる。あるいは、LCP
および熱可塑性樹脂粒子の混合物をペレットブレンディングによって生成した後
、溶融紡糸の直前に溶融混合してもよい。言い換えれば、溶融紡糸のための溶融
工程で溶融混合を行ってもよいのである。安定した品質の繊維を生成できるよう
にLCPと熱可塑性樹脂とのブレンドが比較的均一であると好ましいため、一軸
スクリュー押出機または二軸スクリュー押出機などの溶融ポリマー装置で見られ
る比較的高い剪断条件下で溶融混合を行うのが好ましい。米国特許第4,518
,744号に記載されているように、繊維を実際に紡糸する前で溶融時のLCP
の粒度が約0.5μmから3μmであると好ましい。
【0037】 より高い繊維製造速度を用いること以外、使用する熱可塑性樹脂の溶融紡糸に
関して標準的な条件下で溶融紡糸を実施する。繊維製造速度とは単位時間あたり
に製造される繊維の最終的な長さを意味し、本願明細書ではWUSと同義である
。熱可塑性樹脂の標準的な紡糸温度は、通常その樹脂のガラス転移温度および融
点(融点がある場合)よりも高いが、繊維の特性に有意に影響するだけの熱劣化
が生じる温度よりも低い温度である。紡糸温度を何度に設定するとしても、LC
Pはその温度で溶融加工可能すなわち溶融状態になるものでなければならない。
本LCPの利点のひとつが、上述した制限の範囲内で組成を変えることで、融点
が広範囲にわたるLCPを生成できることである。したがって、使用する熱可塑
性樹脂およびLCPはいずれも紡糸温度で溶融加工可能なものでなければならな
い。
【0038】 WUSは約1000m/分以上、好ましくは約2000m/分以上、特に好ま
しくは約3000m/分以上である。
【0039】 本願明細書に記載のLCPを使用すると、良好な繊維特性を維持しつつおよび
/または同様の生産速度を得るために使用するLCPの量を低減できるようにし
つつ、他のLCPを用いる場合よりも高い生産速度にすることが可能である。L
CPは一般に、繊維に用いられるほとんどの熱可塑性樹脂よりも高価なため、上
記が利点となるのである。より少ないLCP量では、LCPによって染色性など
の他の繊維特性に悪影響が及ぶ危険性も低くなる。本願明細書に記載の実施例か
ら、本LCPには熱可塑性樹脂の高速紡糸において他のLCPにまさる予想外の
利点があることが分かる。
【0040】 紡糸口金の細孔1つあたりの溶融スループットを一定にするか、あるいはフィ
ラメントあたりのデシテックス値を一定にするかのいずれかにおいて、ポリ(エ
チレンテレフタレート)(PET)繊維またはナイロン−66繊維の紡糸速度を
高めると、糸の分子配向が増すために繊維の破断点伸び率または特定の条件下で
糸を延伸するのに必要な延伸力が大きくなることは周知である。それにもかかわ
らず、糸の破断点伸び率または延伸張力を変えずにより高速で紡糸できると望ま
しい。なぜならより高い紡糸生産性が繊維製造にかかるコストを減じるためであ
る。以下の実施例では、このタイプの情報について例示する。
【0041】 実施例では、以下の略語を使用する。 E−破断点伸び CLOTH、CO−米国特許第4,442,057号において用いられている
LCP PI−生産性の上昇率 WUS−巻取速度 繊維の引張特性の試験にはInstron(登録商標) Testerを使用
し、用いられるゲージ長10.16cm、1分あたりの歪み速度25%とした。
【0042】 延伸比1.7倍、ヒーター温度180℃にて、延伸張力をグラム単位で測定し
た。延伸張力を配向の尺度として用いた。Lenzing Technikから
入手可能なDTI 400延伸張力機器と等価な装置で延伸張力を測定した。通
常、引取速度または巻取速度が高くなるとこれに伴って延伸張力が増して伸びが
悪くなるが、これは望ましくない場合もある。一方、本願発明者らは、延伸張力
を増すことなく、一定のフィラメントあたりのデシテックス値における引取速度
を高めることに成功した。
【0043】 すべての実施例において、LCPポリマーには米国特許第5,525,700
号の実施例6で生成されるポリマーと同一の組成物を使用した。
【0044】 実施例1〜9および比較例A〜F LCP(使用する場合)のペレットと商用銘柄のポリ(エチレンテレフタレー
ト)のペレットとをベーカーパーキンス二軸スクリュー押出機にて配合した。ス
クリューのねじ山の直径は4.921cm(1.9375インチ)であり、この
スクリューを100rpmで動作させた。押出品の供給部を230℃とし、バレ
ル温度を230℃、270℃、および290℃とした。メルトフィルタパックと
34孔の紡糸口金プレートとを収容する紡糸ブロックを押出機の最後に取り付け
た。溶融紡糸温度については表1に示す。各細孔の直径を0.38mm(0.0
15インチ)とし、溶融スループットを細孔1つあたり40g/時間とした。紡
糸した直後のフィラメントを、強制空気流も特別な冷却装置も使用せずに周囲空
気中にて冷却した。冷却後のフィラメントに仕上げ加工を施した上で、1000
m/分、2000m/分および4000m/分で巻き取った。細孔1つあたりの
スループットを一定に維持したため、結果として、巻取速度を上げるにつれて細
いフィラメントが形成された。紡糸後の対照PETの固有粘度は0.65であっ
た。これらの結果とそれぞれの生産性の上昇率を表1に示す。「Brody」を
付したデータは米国特許第4,442,057号の表1から抜粋したものであり
、この発行済特許の表1に用いられているLCPよりも本願のLCPの方が優れ
ていることが分かる。生産性の上昇率については、米国特許第4,442,05
7号の第4欄第55行目に記載の式を用いて計算した。
【0045】 スループットは、すべての例で細孔1つあたり0.666g/分であった。d
pfは1000m/分で6.0(フィラメント1本あたり6.67デシテックス
)であり、速度が増すにつれて小さくなった。
【0046】
【表1】
【0047】 実施例10〜16および比較例G〜M 商用銘柄のポリ(エチレンテレフタレート)のペレットをベーカーパーキンス
二軸スクリュー押出機にて配合した。スクリューのねじ山の直径は4.921c
m(1.9375インチ)であり、およびこのスクリューを100rpmで動作
させた。押出品の供給部を230℃とし、バレル温度を230℃、270℃、お
よび290℃とした。メルトフィルタパックと34孔の紡糸口金プレートとを収
容する紡糸ブロックを押出機の最後に取り付けた。溶融紡糸温度については表2
に示す。各細孔の直径を0.23mm(0.009インチ)とし、溶融スループ
ットを細孔1つあたり98g/時間とした。紡糸した直後のフィラメントを、強
制空気流も特別な冷却装置も使用せずに周囲空気中にて冷却した。冷却後のフィ
ラメントに仕上げ加工を施した上で、表2に示す速度で巻き取った。細孔1つあ
たりのスループットを一定に維持したため、結果として、巻取速度を上げるにつ
れて細いフィラメントが形成された。紡糸後の対照PETの固有粘度は0.65
であった。これらの結果とそれぞれの例での生産性の上昇率を表2に示す。「B
rody」を付したデータは米国特許第4,442,057号の表3から抜粋し
たものであり、この発行済特許の表3に用いられているLCPよりも本願のLC
Pの方が優れていることが分かる。生産性の上昇率については、米国特許第4,
442,057号の第4欄第55行目に記載の式を用いて計算した。
【0048】 スループットは、すべての例で細孔1つあたり1.63g/分であった。dp
fは2000m/分で7.35であり、紡糸速度が増すにつれて小さくなった。
【0049】
【表2】
【0050】 実施例17〜22および比較例N〜P LCPのペレットと商用銘柄のナイロン−66のペレットとをベーカーパーキ
ンス二軸スクリュー押出機にて配合した。スクリューのねじ山の直径は4.92
1cm(1.9375インチ)であり、およびこのスクリューを100rpmで
動作させた。押出品の供給部を230℃とし、バレル温度を230℃、270℃
、および290℃とした。メルトフィルタパックと34孔の紡糸口金プレートと
を収容する紡糸ブロックを押出機の最後に取り付けた。溶融紡糸温度については
表3に示す。各細孔の直径を0.254mm(0.010インチ)とし、生成さ
れる糸のデシテックス値がすべての速度でフィラメント1本あたり139または
4.08デシテックスになるように、溶融スループットを表3に示すとおり巻取
速度に比例して調節した。紡糸した直後のフィラメントを図1に示す装置で冷却
した。この冷却装置は、チャンバ52を形成するハウジング50を含む(チャン
バはハウジングの側壁51に形成された流入管54を介して0.85m3/分(
30標準立方フィート/分)の速度で加圧ガスQが供給される密閉領域である)
ものであった。チャンバ52内に円筒形のスクリーン55を配置し、チャンバに
流入するガスを均一に分散させた。円筒形スクリーン55の直径は7.62cm
(3.0インチ)であり、およびその長さは38.1cm(15インチ)であっ
た。紡糸パック16を、パックの表面16aと当接するハウジング上の中央に直
接配置した。パックに供給される溶融ポリマーからパスにフィラメント20を押
し出すための紡糸口金(図示せず)を紡糸口金パックの底面に取り付けた。動作
時、溶融ポリマーを計量して紡糸パック16に供給し、フィラメント20として
押し出した。このフィラメントを引取ロール34によって紡糸口金からパスに引
いた。ロール34の上で仕上げを施す。4118m/分、4575m/分、50
32m/分および5490m/分で糸を巻き取った。対照ナイロン−66繊維な
らびにナイロン−66と0.5重量%のLCP HX−8000−270とのブ
レンドに関する延伸張力を表3にまとめておく。
【0051】
【表3】
【0052】 表3から明らかなように、このLCPブレンドを用いると、かなり速度を高く
しても、延伸張力が同一であり、かつ、予想通り破断点伸び%などの他の特性も
同一である繊維が得られる。たとえば、対照では、3385m/分で延伸張力が
86.1g、4118m/分で110.5gであるのに対し、ブレンドではそれ
ぞれ4823m/分および5627m/分で同一の延伸張力が得られる。フィラ
メント1本あたりのデシテックス値はいずれの場合も同一であるため、このよう
な紡糸速度の増加をそれぞれ溶融流量または生産性の上昇率に換算すると(48
23−3385)×100/3385=42.5%および(5627−4118
)×100/4118=37.7%になる。これは添加剤をわずか0.5%加え
ることによって得られる非常に著しい増加である。これとは対照的に、ナイロン
−6,6を熱可塑性樹脂として用いる米国特許第4,442,057号の表4の
実施例5、6および7では、12倍の量のLCPを加えても、すなわち、X7G
、CLOTHまたはCO LCPを6%加えても、生産性の上昇率は低い。表4
における生産性の上昇率を計算するのに用いた特性は破断点伸び率%であって延
伸張力ではなく、かつこれらの2つの特性はいくらか異なる生産性の上昇率を与
える可能性があるが、本実施例は、本願においてナイロン−6,6に使用したL
CPの有効性が例外的に高いことを示している。
【0053】 上記の説明では本発明の特定の実施形態について述べたが、本発明の趣旨また
は本質的な属性を逸脱することなく本発明のさまざまな修正・代用・再改変が可
能であることは当業者であれば理解できよう。本発明の範囲を示すものとしては
、上記の明細書ではなく添付の特許請求の範囲を参照されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願明細書における実施例17〜22および比較例N〜Pの繊維の紡糸に用い
られる冷却装置を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) //(C08L 101/00 C08L 67:03 67:03) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ,BA, BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU,C Z,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,GE ,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS, JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,L R,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN ,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU, SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,T R,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW Fターム(参考) 4J002 AB031 BB021 BB111 BC031 BD031 BD101 BD121 BG001 CB001 CF001 CF051 CF061 CF162 CF181 CH071 CH091 CJ001 CL001 CL011 CL031 CN031 4L035 BB31 BB33 LC01 LC02 LC08

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1種または複数種の熱可塑性樹脂を巻取速度約1000m/
    分以上で溶融紡糸するための方法であって、液晶ポリマー約0.1重量%から約
    10重量%を含有するブレンドとして前記1種または複数種の熱可塑性樹脂を紡
    糸し、前記パーセントは前記1種または複数種の熱可塑性樹脂と存在する前記液
    晶との総量を基準とし、および 前記液晶ポリマーが、以下の式すなわち、 (I) 【化1】 からなる群から選択される少なくとも1つの繰り返し単位と、 (II) 【化2】 と、 (III) 【化3】 からなる群から選択される少なくとも1つの繰り返し単位と、 (IV) 【化4】 と、 (V) 【化5】 との繰り返し(ここで、 (II)対(III)のモル比が約25:75から約90:10の範囲であり
    、 (I)対[(II)+(III)]のモル比が実質的に1:1であり、 (IV)対(V)のモル比が約97:3から約50:50の範囲であり、 (IV)に(V)を加えたモル数が(I)の100モルあたり約100から約
    600の範囲であり、および (I)、(II)、(III)、(IV)、(V)および(VI)がモル単位
    である)を実質的に具えたことを条件とする ことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記熱可塑性樹脂がポリエステルまたはポリアミドであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記熱可塑性樹脂がポリ(エチレンテレフタレート)である
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記熱可塑性樹脂がナイロン−6,6およびナイロン−6の
    一方または両方であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記液晶ポリマーにおいて、前記繰り返し単位(I)が(I
    A)と(IB)とを実質的に具え、(IA)対(IB)のモル比が約75:25
    から約25:75であり、(II):(III)のモル比が約30:70から約
    85:15であり、(IV):(V)のモル比が約50:50から約90:10
    であり、(IV)に(V)を加えたモル数が(I)の100モルあたり約200
    から約500であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記熱可塑性樹脂がポリ(1,3−プロピレンテレフタレー
    ト)であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 約0.5%から約5%の前記液晶ポリマーが存在することを
    特徴とする、請求項1、2、3、4、5または6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 (a)熱可塑性樹脂約99.9重量%から約90重量%と、 (b)以下の式すなわち、 (I) 【化6】 からなる群から選択される少なくとも1つの繰り返し単位と、 (II) 【化7】 と、 (III) 【化8】 からなる群から選択される少なくとも1つの繰り返し単位と、 (IV) 【化9】 と、 (V) 【化10】 との繰り返し単位を実質的に具えた液晶ポリマー約0.1重量%から約10重量
    %とを含み、ここで (II)対(III)のモル比が約25:75から約90:10の範囲であり
    、 (I)対[(II)+(III)]のモル比が実質的に1:1であり、 (IV)対(V)のモル比が約97:3から約50:50の範囲であり、 (IV)に(V)を加えたモル数が(I)の100モルあたり約100から約
    600の範囲であり、および (I)、(II)、(III)、(IV)、(V)および(VI)がモル単位
    であり、および前記(a)の重量%および前記(b)の重量%が存在する(a)
    と(b)との総量を基準とすることを特徴とする組成物。
  9. 【請求項9】 前記熱可塑性樹脂がポリエステルまたはポリアミドであるこ
    とを特徴とする請求項8に記載の組成物。
  10. 【請求項10】 前記熱可塑性樹脂がポリ(エチレンテレフタレート)であ
    ることを特徴とする請求項8に記載の組成物。
  11. 【請求項11】 前記熱可塑性樹脂がナイロン−6,6およびナイロン−6
    の一方または両方であることを特徴とする請求項8に記載の組成物。
  12. 【請求項12】 前記液晶ポリマーにおいて、前記繰り返し単位(I)が(
    IA)と(IB)とを本質的に具え、および(IA)対(IB)のモル比が約7
    5:25から約25:75であり、(II):(III)のモル比が約30:7
    0から約85:15であり、(IV):(V)のモル比が約50:50から約9
    0:10であり、(IV)に(V)を加えたモル数が(I)の100モルあたり
    約200から約500であることを特徴とする請求項8に記載の組成物。
  13. 【請求項13】 約0.5%から約5%の前記液晶ポリマーが存在すること
    を特徴とする請求項8、9、10、11または12に記載の組成物。
  14. 【請求項14】 繊維の形態であることを特徴とする請求項7、8、9、1
    0、11または12に記載の組成物。
  15. 【請求項15】 繊維の形態であることを特徴とする請求項11に記載の組
    成物。
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