JP2002536174A - 直接被覆法による被膜輪郭を制御するための装置および方法 - Google Patents

直接被覆法による被膜輪郭を制御するための装置および方法

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JP2002536174A
JP2002536174A JP2000598283A JP2000598283A JP2002536174A JP 2002536174 A JP2002536174 A JP 2002536174A JP 2000598283 A JP2000598283 A JP 2000598283A JP 2000598283 A JP2000598283 A JP 2000598283A JP 2002536174 A JP2002536174 A JP 2002536174A
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ロバート・アーサー・インズ
メルビル・ダグラス・ボール
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、板状物品14に対し、被覆材料13のフィルムを被覆する方法を開示する。本発明の方法は、板状物品を、被覆面32を有する少なくとも1つのフローティング被覆ヘッド12,12'を備えた被覆装置内を、通過させることを含み、上記被覆面32は、被覆される板状物品の表面と対向し当該表面を横方向に横断している。被覆ヘッドは、被覆材料を押出し、被覆材料が所望の膜厚に量り込まれるにつれて、被覆材料上にフローティングする。本発明によれば、被覆ヘッド12,12'の被覆面32は、対向する端部136,137との間において、好適な被膜の輪郭を形成すること、および板状物品の被覆の際に起こりうる被膜の輪郭歪みは、被覆ヘッドの選択した部分への熱量または当該部分からの熱量を調節して被覆ヘッド12,12'全体の温度差によって引き起こされる輪郭歪みを補償することによって、実質的に防止または修正することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、金属板(金属板状物品または板状物品)のような長尺板状物品(板
状物品物品)の被覆に関する。本発明は特に、フローティング押出ヘッドを有す
る直接被覆装置の使用によって得られる被膜に関する。
【0002】 (背景技術) 従来から、複数の被覆材料層を有する板状物品の直接被覆法は、片面/両面被
覆ダイレクコーターを採用している(例えば、本出願と同じ譲受人に譲渡された
1987年6月23日に発行のRobert A. Innesの米国特許第4675230号、およびこれも
また本出願と同じ譲受人に譲渡された1998年9月15日に発行のこれもまたRobert
A. Innesの米国特許第5807434号)。これらの特許は、片面/両面板状物品を被
覆するためのフローティング被覆ヘッド(しばしば、「被覆ダイ」と呼んでいる
)についての概念を開示している。開示された各被覆ヘッドは、被覆される物品
面と対向する被覆面と、長尺スロットとを有し、この長尺スロットは、板状物品
の被覆装置内通過進行方向に対し垂直の方向に、板状物品の幅を横断して延在す
る。このスロットによって、被覆材料は、被覆ヘッドと板状物品隣接面との間の
隙間内に、押出すことができる。各被覆ヘッドのスロットの下流側において、延
在したほぼ平坦な傾斜面(一般に「ランド」と呼んでいる)を設けている。この
ランドは、板状物品の進行方向であって被覆される物品面に対し内方に、所定の
角度で傾斜している。したがって、被覆材料が押出される空間は、板状物品の進
行方向に向かって狭くなり、これにより、被覆材料は、当該隙間において圧縮さ
れ、その結果、被覆材料を絞り出し所望の被覆フィルム膜厚に量り込むにつれて
、ランドに対し、外力が発生する。少なくとも1つの被覆ヘッドは、板状物品に
ほぼ垂直な方向に移動自在であるため、板状物品に対し、ある種の押込み配置形
態に押し込まれる。ランドに対し被覆材料によって発生する力は、板状物品に対
し被覆ヘッドを押圧する押込み配置によって形成される力と均衡状態となり、こ
れにより、被覆ヘッドは、新たに形成した被覆材料の被膜上にフローティングし
、板状物品自体に事実上接触することはない。このフローティング作用によって
、一定の膜厚の被覆材料を、板状物品表面が平面状態でなくとも、板状物品表面
に適用することができる。なぜなら、板状物品がコーター内を前進するにつれて
、フローティング被覆ヘッドは、板状物品についてのいずれの外形または不規則
性にも従うことができるからである。
【0003】 このタイプのダイレクコーターは、ペンキやラッカーやエナメルなどの溶剤系
塗料の塗布に使用することができる。同様な塗装装置や、溶融ポリマー材料の層
を板状物品に塗布する方法も知られている(例えば、これもまた本出願と同じ譲
受人に譲渡された1997年4月22日発行のInnesらの米国特許第5622562号)。
【0004】 このタイプのダイレクコーターによれば、被覆ダイは、一般に非常に幅が広い
ため、被覆される板状物品(シート物品)の幅を完全に横断することができる。
ダイの長さは、76.2 cm(30インチ)またはそれ以上一般的である。薄い塗膜、
例えば10ミクロン(μm)またはそれ以下の被膜を被覆する場合、各被覆ダイ被
覆面の輪郭は、板状物品の進行方向を横断する方向から見た、被覆される物品面
の隣接部の輪郭に、緊密に従わなければならない。そうでなければ、物品表面に
被覆される被膜の膜厚は、最終の被覆物品において認識しうる程度に変動する。
この膜厚の変動は、問題となり、特に、ダイレクコーターを用いて溶融ポリマー
材料を被覆する場合に問題となる。なぜなら、適切な被覆材料の流動性を得るべ
く、被覆ヘッドを加熱しなければならないため、被覆ヘッド内において、温度差
が起こり、この温度差がダイ輪郭の歪みおよび均一性の欠如を生じさせるからで
ある。
【0005】 例えば、このタイプの被覆に汎用されている、2つのポリマー被覆材料は、ポ
リプロピレンおよびポリエチレンであり、これらポリマーは、200℃〜300℃の被
覆温度が必要である。この範囲の被覆温度を使用する場合、50℃〜100℃の被覆
ヘッド内の温度差が一般的であり、この温度差によって、ダイの幅が著しい輪郭
歪みを生じうる。一般に、被覆ヘッドは、この被覆ヘッドの被覆面と反対側の裏
面に存在する未加熱金属支持板によって支持される。したがって、被覆ヘッドの
裏部分は通常、ヘッド被覆面よりも低い温度であるため、被覆面は、被覆ヘッド
の幅全体にわたり、「クラウン形態」、即ち凸状の弓形に曲がり、これにより、
ヘッド被覆面の中央がその両端よりも、被覆される物品面に接近することになる
。76.2 cm(30インチ)のダイにおいては、望ましい平らな輪郭からの歪みは、2
50μm(0.01インチ)に相当する。明らかなことではあるが、均一な10μmの膜厚
を意図している被膜にとって、これは、全く許容されないものである。
【0006】 例えば、被覆ヘッドの寸法として、102 cmの長さ×18 cmの深さ(40インチの
長さ×7インチの深さ)を基準とし、最高温度から最低温度までの温度差を50℃
であると仮定し、鋼の膨張率を、約1.2×10-5/℃であると仮定して、計算すると
、ダイ中心線のダイ両端に対する歪みは、約0.04 cm(0.017インチ、約425μm)
であると算出される。鋼板にボルト締めされた被覆ヘッドについては、曲げ作用
がこの鋼板に対し部分的に力を及ぼすため、約250μm(0.010インチ)の実測値
は、推定曲率と一致する。
【0007】 被覆ヘッドは、押圧力によって、被覆される物品面に対し押圧するため、各ダ
イの長さにわたり、押圧力を調節して、温度差によって生じる輪郭歪みを補償こ
とができる。しかし、観察された輪郭歪みを補償には、比較的高い荷重が必要と
なるため、強い支持フレームが要求され、その結果、被覆装置が複雑になって、
製造コストが増大する。さらに、そのような荷重の合計は、所望の膜厚を得るの
に必要な荷重と一致しない。事実、荷重分布の調節によって修正しうる範囲を超
える輪郭歪みが生じる場合がある。これは、特に、1つのダイの荷重装置によっ
て、2つの対向ダイにおける輪郭歪みの合計に関して修正しなければならないよ
うな、両面ダイレクコーターの場合に、しばしば起こる。
【0008】 したがって、特に、高い被覆温度が要求されるような被覆材料を用いて被覆す
するような、ダイレクコーター(direct coater)装置における被覆ヘッドの輪
郭歪みを調節する方法および装置が必要である。
【0009】 (発明の開示) 本発明の目的は、板状物品の幅を横断する均一な厚さの被覆フィルムで、板状
物品を被覆処理する方法および装置を提供することである。
【0010】 本発明の他の目的は、直接被覆装置に使用するコーターヘッドの被膜の輪郭歪
みを補償することである。
【0011】 本発明の他の目的は、ダイレクコーター装置によって加熱溶融形態で被覆され
る被覆材料の薄い被膜における不規則性を防止することである。
【0012】 したがって、本発明の1つの態様によれば、使用の間に熱により被膜の輪郭歪
みを形成しうるような、少なくとも1つのフローティング被覆ヘッドを備えた被
覆装置であって、 加熱手段を、少なくとも1つの被覆ヘッドにおける特定領域またはその隣接領
域に設け、これにより、被覆ヘッド全体の温度を均一化することによって、被膜
の輪郭歪みを実質的に防止または修正することを特徴とする装置を提供する。
【0013】 本発明の他の態様によれば、被覆材料を適用するための長尺板状物品の両面に
おいて、相互に位置を合わせた複数の被覆ヘッドを有する、板状物品の両面を被
覆するための被覆装置を提供する。すなわち本発明は、板状物品の両面を被覆す
るための被覆装置であって、 各被覆ヘッドは、被膜輪郭を形成する被覆面を含み、少なくとも1つの被覆ヘ
ッドは、被覆材料を適用した層上において、板状物品に対する圧縮力の条件下に
フローティングするような、被覆装置において、 1つの被覆ヘッドは、この被覆ヘッドへの熱量(heat flux)または当該被覆
ヘッド12,12'からの熱量を調節するための手段を備え、 上記手段は、1つの被覆ヘッドの被膜輪郭を調節し、これにより、1つの被覆
ヘッドの被膜輪郭を、板状物品裏面上の被覆ヘッドの被膜輪郭に適合させること
ができることを特徴とする装置を提供する。
【0014】 本発明の別の態様によれば、本発明は、板状物品に対し、被覆材料のフィルム
を被覆する方法を提供する。すなわち本発明は、板状物品に対し、被覆材料のフ
ィルムを被覆する方法であって、 板状物品を、被覆面を有する少なくとも1つのフローティング被覆ヘッ
ド12,12'を備えた被覆装置内を、通過させること、 上記被覆面は、上記被覆ヘッドの1つの端部から対向端部まで延在し、かつ被
覆される板状物品の表面と対向し当該表面を横方向に横断しており、 上記被覆面は、長尺スロットおよびこのスロットの下流に位置したランド形成
延在面を有し、このランド形成延在面は、ランドを、被覆装置内を通過する板状
物品の移動方向であって被覆される物品面に対し内方に傾斜させるのに有効とな
るような、被覆される物品面に対するランド角度で配置していること、 スロットから液体被覆材料13を、被覆される板状物品の表面に押出すこ
と、 この被覆される板状物品の表面は、ランドとの係合によって、被覆材料を所望
の膜厚に量り込み、かつ被覆される物品面に対し被覆ヘッドを押圧する圧縮力と
均衡するような、少なくとも1つの被覆ヘッドに対する力を形成することを含ん
でなる方法において、 少なくとも1つの被覆ヘッドの被覆面は、被覆ヘッドの1つの端部と、対向端
部との間において、好適な被膜の輪郭を形成すること、および 板状物品の被覆の際に起こりうる好適な被膜からの輪郭歪みは、被覆ヘッドの
選択した部分への熱量または当該部分からの熱量を調節することによって、実質
的に防止または修正することを特徴とする方法を提供する。
【0015】 本発明の別の態様によれば、板状物品に対し、被覆材料のフィルムを被覆する
ための被覆装置を提供する。すなわち本発明は、板状物品に対し、被覆材料のフ
ィルムを被覆するための被覆装置であって、 当該装置は、 板状物品を、板状物品通路に沿って当該装置内を前進させるための板状物品フ
ィーダー、 被覆面を有する少なくとも1つのフローティング被覆ヘッド(この被覆面は、
上記被覆ヘッドの1つの端部から対向端部まで延在し、かつ被覆される板状物品
の表面と対向し当該表面を横方向に横断しており、上記被覆面は、長尺スロット
およびこのスロットの下流に位置したランド形成延在面を有し、このランド形成
延在面は、ランドを、被覆装置内を通過する板状物品の移動方向であって被覆さ
れる物品面に対し内方に傾斜させるのに有効となるような、被覆される物品面に
対するランド角度で配置している)、 被覆ヘッドに液体被覆材料を供給するための被覆材料供給路、 および、 被覆ヘッドを、この板状物品に押圧するための加圧手段 を備えていること、並びに 板状物品フィーダーによって被覆装置内を前進する板状物品に対し、被覆ヘッ
ド長尺スロットから押出した被覆材料を被覆し、被覆済みの板状物品を、ランド
と係合させて、被覆材料を所定の膜厚に量り込み、ランドと被覆材料との係合に
よって生じた力を、加圧手段による対抗する力によって均衡状態にさせ、これに
より、被覆ヘッドを被覆材料に対してフローティングさせることを含んでなる被
覆装置において、 少なくとも1つの被覆ヘッドの被覆面は、被覆ヘッドの端部と、対向端部との
間において、好適な被膜の輪郭を形成すること、および 少なくとも1つの被覆ヘッドは、1またはそれ以上の熱量調節装置を備え、こ
の熱量調節装置は、板状物品の被覆の際に起こりうる被膜の輪郭歪みを、被覆ヘ
ッドの選択した部分への熱量または当該部分からの熱量を調節することによって
、実質的に防止または修正するのに有効である ことを特徴とする装置を提供する。
【0016】 本発明の別の態様によれば、板状物品に対し、被覆材料のフィルムを被覆する
ために少なくとも1つのフローティング被覆ヘッドを使用する直接被覆装置のた
めの被覆ヘッドを提供する。すなわち本発明は、板状物品に対し、被覆材料のフ
ィルムを被覆するために少なくとも1つのフローティング被覆ヘッドを使用する
直接被覆装置のための被覆ヘッド12,12'であって、当該被覆ヘッドは、被覆面と
、被覆材料を被覆ヘッドのスロットに送出するための入口とを含み、上記被覆面
は、1つの端部から対向端部まで延在し、かつ、長尺スロットおよびこのスロッ
ト付近に位置した角度付きランドを形成する延在表面を有するような、被覆ヘッ
ドにおいて、 被覆面は、端部と、対向端部との間において、好適な被膜の輪郭を形成するこ
と、および 被覆ヘッドは、1またはそれ以上の熱量調節装置を備え、この熱量調節装置は
、板状物品の被覆の際に起こりうる被膜の輪郭歪みを、被覆ヘッドの選択した部
分への熱量または当該部分からの熱量を調節することによって、実質的に防止ま
たは修正するのに有効である ことを特徴とするヘッドを提供する。
【0017】 本明細書に用いられる「被膜の輪郭」なる用語は、量り込んだ被覆層の最終的な
膜厚に影響を与えうる被覆面の輪郭を意味する。これは、一般に、板状物品が見
る者に対し前進する場合に正面から見た被覆ランドの下流エッジの輪郭である。
【0018】 本明細書に用いられる「調節する」なる用語は、コーター(被覆装置または塗布
装置)の被覆ヘッド(塗布ヘッド)に対し熱を供給するかまたはコーターヘッド
からの熱量を減少させることを意味する。
【0019】 好適には、好適な輪郭からの歪みは、少なくとも1つの被覆ヘッドにおける特
定領域に熱を供給して、少なくとも1つの被覆ヘッド全体の温度を均一化するこ
とによって、実質的に防止することができる。
【0020】 好適には、上記熱は、被覆面と反対側の被覆ヘッド裏壁に対して供給でき、よ
り好適には、より多量の熱量を、被覆ヘッドの各側面端部間の中央に位置する裏
壁の領域よりも、被覆ヘッド側面端部により接近した裏壁の領域に対し、供給す
ることができる。
【0021】 好適には、少なくとも1つの被覆ヘッドは、支持板によって支持することがで
き、輪郭歪みは、支持板の特定領域に熱を供給して被覆ヘッド全体の温度を均一
化することによって、実質的に防止することができる。支持板は、被覆ヘッドの
側面端部に隣接する側面端部を有し、より多様の熱量は、被覆ヘッドの各側面端
部間の中央に位置する支持板の領域よりも、被覆ヘッド側面端部により接近した
支持板の領域に対し、供給することができる。
【0022】 好適には、上記熱は、コーターヘッドまたは支持板における、前記特定領域に
電熱器を配置し、輪郭歪みの実質的な防止が必要な際にこの電熱器の作動によっ
て供給することができる。
【0023】 好適には、被膜の輪郭歪みを測定し、輪郭歪みが所定の量を超えた際に、熱量
を調節して、そのような輪郭歪みを減少させることができる。好適には、輪郭歪
みは、被覆面の各点の位置を測定することによって直接的に測定するか、または
輪郭歪みは、被覆ヘッドの各点における温度差を測定することによって間接的に
測定することができる。
【0024】 (図面の簡単な説明) 図1は、被覆材料の薄いフィルムを板状物品に対し直接被覆する従来技術の装
置を示す、部分的断面側面図である。 図2は、本発明に使用することができるタイプの両面ダイレクコーター装置の
模式図である。 図3Aおよび図3Bは、被覆ヘッドおよび支持板の模式的正面図であり、図3Aは、
所望の平板状被膜の輪郭を示す図であり、図3Bは被覆ヘッド内の温度差によって
歪を形成した塗膜輪郭を示す図である。 図4Aは、図3Aおよび図3Bの被覆ヘッドの拡大図であり、但し、本発明装置の1
つの形態を示す図である。 図4Bは、図4Aと同様な被覆ヘッドの配置を示す図であり、但し、加熱要素は、
被覆ヘッドではなく支持板内に配置されている。 図5は、図4と同様のコーターヘッドを示す図であり、但し、コーターヘッドは
、被覆面と対向面との間の温度の差を測定するためのフィードバック制御機構を
有する。 図6は、電熱器手段によって被覆ヘッドの裏面を加熱することに代えて、被覆
ヘッドの裏面に断熱材の層を設けることによって、被覆ヘッドの温度を表部分お
よび裏部分において実質的に同じ温度に維持するような別の装置の長手方向断面
図である。
【0025】 (発明の詳細な記載) 図1は、金属板状物品、例えば、アルミニウム板またはアルミニウム合金板に
対し、溶融ポリマー(例えば、溶融ポリプロピレンまたはポリエチレン)を片面
被覆するための従来技術の装置を示す図である(米国特許第5622562号、参照こ
の特許に開示をもって本明細書の記載とする)。本発明およびその好適な形態が
よりよく理解するように、この装置について下記に簡単に説明する。当然である
が、この装置の説明は、本発明がこのタイプの装置だけに使用しうることを示す
ものであると理解すべきでない。
【0026】 図1に示す装置は、押出されたポリマーの均一な温度および粘度を確実にする
ために一体ヒーター(図示せず)によって加熱する被覆ヘッド12を有し、かつ、
均一な流動性を改善させる一方加熱したポリマーの崩壊が起こりうる「デッドゾ
ーン」を防止するような、ポリマー流動のためにストリームライン化した内部通
路を有する。
【0027】 被覆ヘッド12(部分的に断面図で図示)は、矢印Aの方向に回転する加熱した
バックアップドラム16の周囲を通過する、金属板状物品にポリマー被覆材料の薄
いフィルム13を被覆する。被覆ヘッド12は、板状物品が前進する通路の所定の位
置において、板状物品の横方向幅全体を横方向に横切って延在し、この位置にお
いて、板状物品は、バックアップドラム16の外表面に対して堅固に保持されてい
る。相互に間隔を開けたエアシリンダー17システム(そのうちの1つのみを図示
)は、加圧手段として作用して、板状物品の幅に沿った多数の位置において、被
覆ヘッドを板状物品14に対し押圧し、これにより、被覆材料を長尺被覆スロット
15を通って板状物品表面に対して供給するにつれて、好適な荷重が被覆材料13に
適用される。これにより、被覆材料は、所望の膜厚に量り込むことができる一方
、被覆ヘッドは、溶融被覆材料13の層上で「フローティング」することができる
。別法として、エアシリンダーに代えて、加圧手段を使用でき、例えば、油圧シ
リンダー、スプリングまたは重りを使用することができる。
【0028】 被覆ヘッド12に対し、加熱した溶融ポリマー被覆材料は、少なくとも1つの加
熱した高圧ホース19によって、スクリュー押出機18(断面図で図示)から、供給
することができる。ホース19は、既知のフレキシブルホースであってもよく、こ
れは、先ず電気加熱要素(ワイヤ)を巻き付け、次に、フレキシブル絶縁材を巻
き付けたホースである。スクリュー押出機18は、それ自体、好適には一体ヒータ
ー20によって加熱されているが、このスクリュー押出機18は、ホッパー24から供
給したペレット化プラスチック被覆材料22を、加熱し、混合し、圧縮し、加圧す
る。混合作用は、押出機内の圧力が押出機の前方に形成されると共に、材料の後
ろ向きの向流(小さい矢印で図示)がスクリューメカニズム26と押出機壁28との
間の隙間においてが生じるにつれて、起こる。もちろん、加圧下に溶融被覆材料
を供給する他の装置も使用することができる。
【0029】 ポリマー材料13は、押出機18、高圧ホース19、被覆ヘッド12およびバックアッ
プドラム16をそれぞれ加熱することによって、板状物品14に被膜として被覆され
るまで、必要とする粘度範囲内の溶融状態に維持することができる。板状物品14
の前面には、予め、塗料のアンダーコートまたはプライマーコートを被覆するこ
とができ、板状物品の裏面も下塗りできることができる。
【0030】 被覆される物品面と対向する被覆ヘッド12は、移動している板状物品14(図1
に側面図で図示)の表面に対し、所定の角度(通常、0.1〜5度、より好ましくは
0.5°〜1°)で配置した平板状または凹状に湾曲した被覆面32を有し、板状物品
は、板状物品の進行方向に収束する隙間34を形成する。被覆スロット15の被覆面
下流の一部は、延在面またはランド32aを形成し、これは、ポリマーメルトを板
状物品14に適用するつれてポリマーメルトと接すると共に、メルトが収束する被
覆隙間34内を通過際にメルトから流体力学的力を受ける。
【0031】 延在した押出スロット15は、被覆ヘッド12の被覆面32を通って外方に開いてい
るが、この押出スロット15は、メルトキャビティ40内に内方に開いている。キャ
ビティ40は、圧力ホース19と連通しているポリマー配送開口部42を除き、被覆ヘ
ッド12によって完全に密閉されている。スロット15は、その長手寸法が板状物品
14の進行方向を横切るように配置し、非常に好ましくは、スロットの長手寸法は
、板状物品の進行方向に垂直であって、ドラム16の回転軸に平行である。
【0032】 操作において、加熱溶融ポリマーは、加圧下にスクリュー押出機18によって内
部メルトキャビティ40へ、次にスロット15へ連続的に、キャビティ40が完全に充
填された状態を維持して加圧下にスロット15からポリマーを押圧しこれによりス
ロットも加圧下に連続してポリマーを完全に充填するのに充分な速度で、供給す
ることができる。
【0033】 図1に示すように、被覆ヘッド12は、硬質金属ブロック30の一部を構成するこ
とができる一方、より一般的には、支持板(図1に示さず)に対しボルト締めさ
れた分離ユニットとして設ける。次に、支持板は、エアシリンダー17によって作
動することができる。これにより、被覆ヘッドは、他の装置、例えばエアシリン
ダーの最小限の中断で、簡単かつ便利な方法で装置からはずすことができる(即
ち、ボルトをはずすことによって被覆ヘッドを裏板からはずし、洗浄または交換
のために他の装置からはずすことができる)。
【0034】 さらに好適な改良によれば、被覆ヘッドは、ランド32aが板状物品の進行方向
に向かって被覆ヘッド12の主要部分の外方に突出するような形態であって、被覆
ヘッドのランド部分だけを荷重シリンダーによって作動させるような形態を有す
ることができる。ランド部分は、計量供給に対し作用する一方、被覆ヘッドの他
の部分は、単に、溶融材料を収束化被覆隙間に供給するだけであるため、ランド
部分は、荷重を受けることに関して、装置の重要な部分である。
【0035】 図示した装置は、片面被覆用に設計されている一方、フローティング被覆ヘッ
ドの概念は、両面被覆にも適用することができる。両面被覆に好適な装置の例は
、図2に模式的に示している。この装置によれば、被覆される金属板状物品14は
、その長手寸法に対して長手方向に平行な方向に、コイル70から通路(矢印Aお
よびB)に沿って、連続的に前進することができ、この通路は、軸方向に固定し
た位置において回転自在に支持された(その構造は、図示せず)相互に間隔を開
けたガイドローラー72、74および75の周囲に連続して延在することができる。
【0036】 ローラー72および74は、共働的に、通路の直線部分76を規定し、この直線部分
において、前進する板状物品の主表面は実質的に平面である。この通路部分76に
おける所定の位置において、ポリマーを、板状物品の両方の主表面78、80に対し
、2つの被覆装置12,12'(これらは、相互に位置を合わせて配置し、各々、板状
物品の2つの主表面に対向する)から被覆して、板状物品の各表面にポリマーの
連続層または被膜を形成することができる。被覆装置12および12'は、各々、図1
に示した具体例である、被覆装置12と同じタイプのフローティング被覆ヘッドを
有し、前記と同様に、加熱ポリマーメルトを、被覆装置12および12'に対し供給
することができる。
【0037】 しかし、被覆装置12および12'は、一方のみがフローティング被覆ヘッド型で
あればよく、他方の装置は、固定被覆ヘッドを有してもよい。板状物品は、適切
な薄さであってフレキシブルであれば(これは、このタイプの装置で被覆される
板状物品にとって一般的である)、板状物品は、それ自体、固定被覆ヘッドに対
して僅かに接近することができるか、または当該固定被覆ヘッドから僅かにはな
れることができ、これにより、板状物品の各面における力は、均一になる傾向を
示すことができる。事実、板状物品の一方の面において、フローティング被覆ヘ
ッドは、押出ポリマーメルト上でフローティングすることができる。板状物品の
他方の面において、板状物品は、それ自体、押出ポリマーメルト上でフローティ
ングし、これにより、均一な被覆フィルム膜厚を両面において得ることができる
【0038】 前記実施態様の場合と同様に、板状物品主表面の片面または両面は、予め、ア
ンダーコートまたはプライマーコート塗料を被覆することができる。
【0039】 被覆済み板状物品は、ロール75の通過後、例えば、駆動再巻取り用リ−ル82上
に、再度、巻き取ることができる。このリールは、板状物品を、被覆ラインを介
して前進させる手段を構成することができる。
【0040】 この実施態様では、図1実施態様に存在するような加熱支持ドラム16が存在し
ないため、要すれば、板状物品14は、被覆装置12,12'から上流方向直前に位置す
る加熱オーブン84内に通して、ポリマー被膜の適用前に板状物品を予備加熱し、
これにより、被覆ヘッドにおいて塗料の好適な粘度を維持することができる。
【0041】 図1および図2の装置は、一般に、非常に薄い被膜フィルム(例えば、1〜25μm
、理想的には10μmよりも薄く、例えば2〜7μm)を板状物品に被覆するのに使用
されるが、この場合、ポリマーを溶融状態に維持するのに必要な加熱の結果、被
覆ヘッドの幅(板状物品の進行方向を横断する長手寸法)において、輪郭歪みに
よる不均一な被膜を生じる場合がある。
【0042】 図3Aおよび3Bは、図1および図2の装置に使用しうるタイプの被覆ヘッド12およ
び支持板130の模式的正面図である。
【0043】 被覆ヘッド12は、支持板130によって支持された被覆面32および裏面132を有す
ることができる。図示するように、被覆ヘッド12の上部エッジは、「被膜の輪郭
」135、即ち被覆ヘッドの1つの端部136から対向端部137に延在する被覆ヘッドの
被覆面32の形を形成することができる。図3Aは、被覆開始前の、冷たい状態にお
ける被覆ヘッドを示す。前記したように、被覆ヘッドは、板状物品の平板状面を
被覆することを意図しているため、所望の被膜の輪郭135は平板状である。しか
し、被覆を開始すると、好ましくないことに、図3Bに示すようにその輪郭が中央
において凸状形態または「クラウン形態」になる。なぜなら、熱量は、被覆ヘッ
ドから未加熱支持板130に移動し、かつ、ポリマーメルトと直接的に接触せずに
大気中に暴露している被覆ヘッド暴露端部136,137において、熱量が損失するた
め、被覆面32は、裏面132よりも熱くなる傾向を示しうるからである。
【0044】 この被膜の輪郭歪みを防止するために、被覆ヘッドの選択した部分の熱量を変
化させる。即ち、選択した部分の温度を上げて、被覆ヘッド全体の温度を均一化
するか、または、断熱材の選択的適用によって被覆ヘッドの選択した部分からの
通常の熱損失を防止するかまたは最小限にすることができる。本発明の目的は、
被覆ヘッド全体の熱分布を均一にして、温度差によって生じる被膜の輪郭歪みを
防止することである。
【0045】 図4Aは、図3Aおよび図3Bと同様の被覆ヘッドの拡大図である一方、本発明装置
の好適な一具体例を示す図面である。被覆ヘッド12は、裏面132に対し平行な位
置に孔を設け、被覆ヘッドの裏壁141をほぼ完全には通過しない、多数の盲孔140
を有することが、図示されている。もちろん、これらの孔は、被覆ヘッドの中空
内部40を貫通せず、したがって、これらの孔を通過する被覆材料の損失がない。
注目すべきは、孔は、相互に同じ間隔を開けておらず、被覆ヘッドの中央142か
ら離れるにつれて、隣接する孔の間隔は、減少している。
【0046】 電気加熱要素144は、孔内に配置し、制御器146を経て電源143に接続される。
これらの電気加熱要素は、好適には、全て同じ最大ワット数であるが、それらの
熱出力は、制御器146によって個別的にまたは集合的に制御することができる。
本発明によれば、被覆の開始および進行につれて、加熱要素144を作動させて被
覆ヘッドの裏面132を加熱し、これにより、それの温度を被覆面32に近似した温
度かまたは同じ温度に維持することができる。孔140は、被覆ヘッドの端部136,1
37に対する間隔が狭ければ狭いほど、直線距離単位当たり、より多数の電気要素
を設けて、より多量の熱を供給し、これにより、これらの領域におけるより多量
の熱損失を補うことができる。事実、裏壁141は、いくつかの概念的な領域、即
ち、中央領域と、被覆ヘッドの側面端部に接近した領域に分割される。これらの
領域は、異なる加熱速度に付される。加熱要素は、被覆製造が開始すると直ちに
最大加熱値になるか、または、被覆処理の最初の数分間経過後に最大値に上昇し
て、被覆ヘッドの被覆面の温度上昇と同様になる。
【0047】 被覆ヘッド端部136,137の方向に、相互により接近した間隔の孔(および孔に
付設した加熱要素144)に代えて、またはこれらと共に、より強力な加熱要素を
中央よりも両端の近くに設けるか、または、中央加熱要素144の出力を両端に接
近した領域の出力よりも減少させることによって、端部領域における被覆ヘッド
の裏部分に対し、より多量の熱量を達成することができる。
【0048】 図4Bは、図4Aと同様の装置を示す一方、孔140および加熱要素144は、被覆ヘッ
ド12の隣接壁ではなく、支持板130に配置することができる。この手段によって
、著しい便利さを有しながら同じ作用を達成することができる。この配置は、加
熱要素144回路部分の非接続状態にすることまたは孔から加熱要素をはずすこと
を要せずに、支持板130から被覆ヘッド12を分離することができる。さらに、壁
厚が不十分であり、またメルトチャンネル、熱電対、この電熱器などにおいて孔
の存在が必要なであり、かる隣接する装置が存在するため、被覆ヘッド自体に、
孔140のために好適なスペースを見い出すことは、しばしば困難である。
【0049】 図5は、図4Aおよび図4Bと同様の被覆ヘッドを示す(孔140、加熱要素144およ
び付随する回路部分は、明確のため、図示せず)。ただし、この被覆ヘッドは、
フィードバック制御機構を備え、この制御機構によって、被覆面と裏面との温度
差を測定して、熱量を補償するか、または被膜輪郭の実際の歪みを測定して、同
様に熱量補償することができる。これに関して、被覆ヘッド12は、1つの端部に
おいて、一組の埋込み型温度センサー150、151、例えば熱電対を備えることがで
き、そのうち、一方は被覆面に近接して配置し、他方は裏面に近接して配置する
。温度センサーからの信号をコンパレーター154によって比較して、検出可能な
差が存在する場合に、制御器146に送信して加熱要素144を作動させるか、または
供給電力を増加させる。
【0050】 別のタイプのセンサー(直接輪郭歪み測定)は、被覆ヘッドの中央に近接した
状態で示されている。この場合、レーザーセンサー160は、装置の固定未加熱部
分161に配置し、また、レーザービーム162を被膜の輪郭135の中心において被覆
面32を僅かに越えて突出させる。被膜の輪郭が所望の平板状であるとき、ビーム
は、被覆ヘッド12と板状物品14との間の隙間に突出させ、ビームの反射は、弱い
。他方、被膜輪郭がクラウンになった場合、ビームは、被覆ヘッド12のエッジに
当たって、強く反射させることができる。センサーは、反射レーザー光用の検出
器を備え、強い反射を検出した際に、制御器146に対し送信して、電気要素144(
図4A参照)を作動させるか、または、電力を増加させことができる。
【0051】 被膜輪郭の変化測定のため、別のより直接的なレーザー法によれば、被覆ヘッ
ドにおける好適な基準面を同定し、この基準面への距離を測定するレーザー測距
器を使用する。
【0052】 本発明の全ての実施態様によれば、制御器146または同様の装置を、プログラ
ムを組込んだコンピューター165の制御下に、配置することができ、例えば、種
々の被覆材料を使用する場合の種々の被膜適用温度を必要とするような、種々の
加熱速度および加熱分布を達成することができる。このようなコンピューターの
プログラムは、次のように開発されている:種々の条件下に種々の輪郭輪郭歪み
を測定し、そのような輪郭歪みを許容するレベルに減少させる加熱速度およびパ
ターンを観測し、次に、種々の操作条件下に予測される輪郭歪みに対し加熱速度
およびパターンを適合させることができる。これは、本質的に経験的な方法であ
る。別法として、被覆ヘッドに使用される金属についての既知の膨脹速度および
被覆ヘッドの形状寸法を使用して、輪郭歪みを計算し、要すれば、得られた計算
値を使用して加熱速度およびパターンを制御することができる。
【0053】 図6は、別の装置を示し、この装置は、電熱器手段によって加熱ヘッドの裏部
分を加熱することに代えて、被覆ヘッドの裏面に断熱材170の層を設けることに
よって、被覆ヘッドの温度を、表部分および裏部分において実質的に同じになる
ように維持することができる。図示したように、絶縁材は、支持板130全体にわ
たって延在し、被覆ヘッドの端部136,137の付近において、増加した膜厚を有し
、これらの位置におけるより大きい熱損失の可能性を考慮に入れる。
【0054】 この実施態様は、比較的製造コストが低く、その操作は簡単である。ただし、
この実施態様では、断熱材は、ほとんどの場合において被覆面および裏面におけ
る温度を完全に均一にせず(特に、支持板から被覆ヘッドを断熱することが難し
いため)、例えば、種々のポリマーに変更して、種々の被覆温度を使用する場合
、断熱材は、簡単な方法で調節して熱量を適切に精密制御できないようである。
これらの理由から、加熱要素に代えて断熱材を使用する実施態様は、被膜の輪郭
歪みを減少させることは、やや好ましくない。
【0055】 本発明を、図2に示すタイプの両面被覆装置に適用する場合、2つの被覆ヘッド
の一方のみに、図示するタイプの温度補償装置を備えればよい。すなわち、この
被覆ヘッドの裏部分の温度分布を調節して、この被覆ヘッドの被膜輪郭を他方の
被覆ヘッドの被膜輪郭に整合させることができる。本質的に、一方の被覆ヘッド
の温度分布を使用して、被膜厚みの相違(表面と裏面との相違)を調節し、これ
により、板状物品の横断幅を一定値にすることができる。このようにして得られ
る被膜の輪郭がやや平面状態ではなくとも、これは、重大な問題ではない。なぜ
なら、板状物品は、充分なフレキシブルな特性を示せば、それ自体、非平面被膜
の輪郭に適合して、均一な膜厚の被覆材料のフィルムを、両面に被覆できるから
である。
【0056】 かかる場合に、固定被覆装置は、通常、板状物品の水平走行路の下に位置し、
フローティング被覆装置は、走行路の上方に位置して、荷重制御成分を備え、か
つ、線状軸受内で実質的自由にフローティングすることができる。このようにし
て、支持構造との接触を最小限にして、熱輪郭歪みを最小限にすることができる
。したがって、上部構造は、その重量が比較的軽く、その計量荷重は、主として
エアシリンダーのピストンロッドによって支持することができる。下部被覆装置
は、硬質であって、支持構造に堅固にボルト締めすることができる。したがって
、底部被覆ヘッドは、熱量の制御がより適切である。
【0057】 前記したように、2つの被覆ヘッドを設けた場合、そのうち、一方のみがフロ
ーティングするタイプであって、他方は固定タイプであってもよい。被覆装置が
このタイプの装置であって、一方の被覆ヘッドのみが本発明の温度調節装置を備
えている場合、この温度調節装置は、好適には、固定被覆ヘッドに連結すること
ができる。なぜなら、固定被覆ヘッドが一般により利用しやすく、より簡単に調
節できるからである。
【0058】 前記したことから明らかなように、本発明は、溶融ポリマーの被覆のために改
良された直接被覆装置を使用して行う場合に特に有効である。本発明の装置に使
用するのに好適なポリマー材料は、一般に、それらの融点〜それらの分解温度、
即ち、通常150℃〜350℃の温度において、粘度1,000〜2,000,000cps(ASTM D444
0、1rad./秒)を有するポリマー材料である。好適なポリマーの例は、ポリエチ
レン(例えば、EPOLENETM C-17またはC-13ポリエチレンロウ、有効温度範囲150
℃〜260℃)、ポリエチレンテレフタレート(例えば、VECODERTM EPPN、有効温
度範囲200℃〜340℃)、およびエチレンアクリル酸コポリマーおよびポリブチレ
ンの混合物(例えば、PRIMACORTM 3400-75% PRIMACORTMおよび25%SHELLTM PB030
0、有効温度範囲160℃〜310℃)である。
【0059】 前記したように、基材板状物品は、通常、例えばフィンストックまたはカンス
トックを意図した、アルミニウムまたはアルミニウム合金製の金属板である。し
かし、このコ−ターは、鋼および紙などを含め、種々の材料の被覆に使用するこ
とができる。
【0060】 さらに注目すべきは、本発明によれば、比較的小さい温度差でも、被膜の輪郭
を測定するたことができるため、本発明は、ハイソリッドAlcanダイレクコータ
ー(ADC)のようなスロットコーターを使用して行うことができる。この場合、
通常、周囲温度で操作する被覆装置は、要すれば、最大約20℃まで温度を上げる
ことができるバックヒーターを有する支持構造を備えることができる。これは、
被覆ヘッドの形を変形させ、表面をより凹形にすることができる。
【0061】 最後に、本発明は、主として、温度差勾配によって輪郭歪みを形成する被覆装
置における使用を意図しているものの、輪郭歪みは、機械加工許容度によっても
起こり得、これは、周囲温度または低温において被膜を適用することを意図した
装置でも、非平面被覆面を形成しうる。本発明によれば、このような輪郭歪みで
あっても修正して均一な膜厚の被覆フィルムを形成することができる。もちろん
、かかる場合に、いくつかの材料および工程は、温度感受性であるため、被覆装
置の加熱は、被覆材料または被覆工程に不利な影響を与えないように注意しなけ
ればならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 被覆材料の薄いフィルムを板状物品に対し直接被覆する従来技術
の装置を示す、部分的断面側面図
【図2】 本発明に使用することができるタイプの両面ダイレクコーター装
置の模式図
【図3A】 所望の平板状被膜の輪郭を示す、被覆ヘッドおよび支持板の模
式的正面図
【図3B】 被覆ヘッド内の温度差によって歪を形成した、被覆ヘッドおよ
び支持板の模式的正面図
【図4A】 図3Aおよび図3Bの被覆ヘッドの拡大図
【図4B】 加熱要素を支持板内に配置した、図4Aと同様な被覆ヘッドの配
置を示す図
【図5】 フィードバック制御機構を有する、図4と同様のコーターヘッド
を示す図
【図6】 被覆ヘッドの裏面に断熱材の層を設けた、別の装置の長手方向断
面図
【符号の説明】
12,12':フローティング被覆ヘッド、13:被覆材料、14:板状物品、32:被覆面
、32a:長尺スロット、136:側面端部、137:対向側面端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 メルビル・ダグラス・ボール カナダ、ケイ7エム・1イー1、オンタリ オ、キングストン、シーフォース・ロード 107番 Fターム(参考) 2F069 AA61 BB20 CC06 GG04 GG07 HH09 HH30 4D075 AC05 AC72 AC80 AC92 AC96 AE24 BB22Y DA03 DB02 DB07 DB18 EA05 EA15 EB13 EB22 EB35 EB52 EB53 4F041 AA12 AB01 BA06 BA17 BA34 BA48 BA57 CA02 CA13 CA16 4F042 AA22 AB00 BA06 BA20 BA22 BA25 CB05 CB26 DD25 DD46 DD47 DF15 DH09 ED01

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状物品14に対し、被覆材料13のフィルムを被覆する方法で
    あって、 板状物品を、被覆面32を有する少なくとも1つのフローティング被覆ヘ
    ッド12,12'を備えた被覆装置内を、通過させること、 上記被覆面32は、上記被覆ヘッドの1つの側面端部136から対向側面端部137ま
    で延在し、かつ被覆される板状物品の表面と対向し当該表面を横方向に横断して
    おり、 上記被覆面32は、長尺スロット15およびこのスロットの下流に位置したランド
    形成延在面32aを有し、このランド形成延在面32aは、ランドを、被覆装置内を通
    過する板状物品の移動方向であって被覆される物品面に対し内方に傾斜させるの
    に有効となるような、被覆される物品面に対するランド角度で配置していること
    、 スロットから液体被覆材料13を、被覆される板状物品14の表面に押出す
    こと、 この被覆される板状物品の表面は、ランドとの係合によって、被覆材料を所望
    の膜厚に量り込み、かつ被覆される物品面に対し被覆ヘッドを押圧する圧縮力と
    均衡するような、少なくとも1つの被覆ヘッドに対する力を形成することを含ん
    でなる方法において、 少なくとも1つの被覆ヘッド12,12'の被覆面32は、被覆ヘッドの1つの側面端
    部136と、対向側面端部137との間において、好適な被膜の輪郭を形成すること、
    および 板状物品の被覆の際に起こりうる被膜の輪郭歪みは、被覆ヘッドの選択した部
    分への熱量または当該部分からの熱量を調節することによって、実質的に防止ま
    たは修正する ことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 輪郭歪みは、少なくとも1つの被覆ヘッドにおける特定領域
    に熱を供給して、少なくとも1つの被覆ヘッド12,12'全体の温度を均一化するこ
    とによって、実質的に防止する請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 上記熱は、被覆面と反対側の被覆ヘッド裏壁に対して供給す
    る請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 より多量の熱量は、被覆ヘッドの各側面端部間の中央に位置
    する裏壁の領域よりも、被覆ヘッド側面端部により接近した裏壁の領域に対し、
    供給する請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 少なくとも1つの被覆ヘッドは、支持板によって支持し、 輪郭歪みは、上記支持板の特定領域に熱を供給して上記被覆ヘッド全体の温度
    を均一化することによって、実質的に防止する請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 支持板は、被覆ヘッドの側面端部に隣接する側面端部を有し
    、より多量の熱量を、被覆ヘッドの各側面端部間の中央に位置する支持板の領域
    よりも、被覆ヘッド側面端部により接近した支持板の領域に対し、供給する請求
    項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 上記熱は、前記特定領域に電熱器を配置し、輪郭歪みの実質
    的な防止が必要な際にこの電熱器の作動によって供給する請求項2記載の方法。
  8. 【請求項8】 上記熱は、前記特定領域に電熱器を配置し、輪郭歪みの実質
    的な防止が必要な際にこの電熱器の作動によって供給する請求項2記載の方法。
  9. 【請求項9】 被膜の輪郭歪みを測定し、輪郭歪みが所定の量を超えた際に
    、熱量を調節して、そのような輪郭歪みを減少させる請求項1記載の方法。
  10. 【請求項10】 輪郭歪みは、被覆面の各点の位置を測定することによって
    直接的に測定する請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 輪郭歪みは、被覆ヘッドの各点における温度差を測定する
    ことによって間接的に測定する請求項9記載の方法。
  12. 【請求項12】 板状物品14に対し、被覆材料13のフィルムを被覆するため
    の被覆装置であって、 当該装置は、 板状物品14を、板状物品通路A, Bに沿って当該装置内を前進させるための板状
    物品フィーダー16,82、 被覆面32を有する少なくとも1つのフローティング被覆ヘッド12,12'(この被
    覆面32は、上記被覆ヘッドの1つの側面端部136から対向側面端部137まで延在し
    、かつ被覆される板状物品の表面と対向し当該表面を横方向に横断しており、上
    記被覆面32は、長尺スロット15およびこのスロットの下流に位置したランド形成
    延在面32aを有し、このランド形成延在面32aは、ランドを、被覆装置内を通過す
    る板状物品の移動方向において被覆される物品面に対し内方に傾斜させるのに有
    効となるような、被覆される物品面に対するランド角度で配置している)、 被覆ヘッド12,12'に液体被覆材料を供給するための被覆材料供給路18,19、 および、 被覆ヘッド12,12'を、この板状物品に押圧するための加圧手段 を備えていること、並びに 板状物品フィーダーによって被覆装置内を前進する板状物品14に対し、被覆ヘ
    ッド長尺スロット15から押出した被覆材料を被覆し、被覆済みの板状物品を、ラ
    ンド32aと係合させて、被覆材料を所定の膜厚に量り込み、ランドと被覆材料と
    の係合によって生じた力を、加圧手段による対抗する力によって均衡状態にさせ
    、これにより、被覆ヘッドを被覆材料に対してフローティングさせることを含ん
    でなる被覆装置において、 少なくとも1つの被覆ヘッド12,12'の被覆面32aは、被覆ヘッドの側面端部136
    と、対向側面端部137との間において、好適な被膜の輪郭を形成すること、およ
    び 少なくとも1つの被覆ヘッド12,12'は、1またはそれ以上の熱量調節装置144,1
    70を備え、この熱量調節装置は、板状物品の被覆の際に起こりうる被膜の輪郭歪
    みを、被覆ヘッドの選択した部分への熱量または当該部分からの熱量を調節する
    ことによって、実質的に防止または修正するのに有効である ことを特徴とする装置。
  13. 【請求項13】 少なくとも1つの被覆ヘッドの加熱手段144は、少なくと
    も1つの被覆ヘッドにおける特定領域に熱を供給して、少なくとも1つの被覆ヘ
    ッド全体の温度を均一化する請求項11記載の装置。
  14. 【請求項14】 加熱手段144は、被覆面32と対向する被覆ヘッドの裏壁141
    に位置する請求項12記載の装置。
  15. 【請求項15】 より多量の熱量の加熱手段144は、被覆ヘッドの各側面端
    部間の中央に位置する裏壁141の領域よりも、被覆ヘッドの側面端部により接近
    した裏壁の領域に設ける請求項12記載の装置。
  16. 【請求項16】 少なくとも1つの被覆ヘッド12,12'は、支持板130によっ
    て支持し、 輪郭歪みは、支持板の特定領域に加熱手段144を設けて少なくとも1つの被覆
    ヘッド12,12'全体の温度を均一化することによって、実質的に防止する請求項12
    記載の装置。
  17. 【請求項17】 支持板130は、被覆ヘッドの側面端部136,137に隣接する側
    面端部を有し、 より多量の熱量の加熱手段144は、被覆ヘッドの各側面端部間の中央に位置す
    る支持板の領域よりも、被覆ヘッド側面端部により接近した支持板の領域に設け
    る請求項15記載の装置。
  18. 【請求項18】 加熱手段144は、特定領域に配置した電熱器を含んでなる
    請求項12記載の装置。
  19. 【請求項19】 当該装置は、被膜の輪郭歪みを測定するための手段150,15
    1,160,161,162を備え、輪郭歪みが所定の量を超えた際に、熱量調節手段146によ
    って、そのような輪郭歪みを減少させる請求項12記載の装置。
  20. 【請求項20】 輪郭歪み測定用の手段は、被覆面の各点の位置を直接的に
    測定するための手段160,161,162を含んでなる請求項18記載の装置。
  21. 【請求項21】 輪郭歪み測定用の手段は、被覆ヘッドの各点における温度
    差を間接的に測定するための手段150,151を含んでなる請求項18記載の装置。
  22. 【請求項22】 板状物品に対し、被覆材料のフィルムを被覆するために少
    なくとも1つのフローティング被覆ヘッドを使用する直接被覆装置のための被覆
    ヘッド12,12'であって、当該被覆ヘッドは、被覆面32と、被覆材料を被覆ヘッド
    のスロットに送出するための入口42とを含み、上記被覆面32は、1つの端部136
    から対向端部137まで延在し、かつ、長尺スロット15およびこのスロット付近に
    位置した角度付きランドを形成する延在表面32aを有するような、被覆ヘッド12,
    12'において、 被覆面32は、端部136と、対向端部137との間において、好適な被膜の輪郭を形
    成すること、および 被覆ヘッド12,12'は、1またはそれ以上の熱量調節装置144,170を備え、この熱
    量調節装置は、板状物品の被覆の際に起こりうる被膜の輪郭歪みを、被覆ヘッド
    の選択した部分への熱量または当該部分からの熱量を調節することによって、実
    質的に防止または修正するのに有効である ことを特徴とするヘッド。
  23. 【請求項23】 使用の間に熱により被膜の輪郭歪みを形成しうるような、
    少なくとも1つのフローティング被覆ヘッド12,12'を備えた被覆装置であって、 加熱手段144を、少なくとも1つの被覆ヘッド12,12'における特定領域または
    その隣接領域に設け、これにより、被覆ヘッド全体の温度を均一化することによ
    って、被膜の輪郭歪みを実質的に防止または修正する ことを特徴とする装置。
  24. 【請求項24】 被覆材料13を適用するための長尺板状物品14の両面におい
    て、相互に位置を合わせた被覆ヘッド12,12'を有する、板状物品の両面を被覆す
    るための被覆装置であって、 各被覆ヘッド12,12'は、被膜輪郭を形成する被覆面32を含み、かつ少なくとも
    1つの被覆ヘッド12,12'は、被覆材料13を適用した層上において、板状物品に対
    する圧縮力の条件下にフローティングするような、被覆装置において、 1つの被覆ヘッド'は、この被覆ヘッドへの熱量または当該被覆ヘッドからの
    熱量を調節するための手段を備え、 上記手段は、1つの被覆ヘッドの被膜輪郭を調節し、これにより、1つの被覆
    ヘッドの被膜輪郭を、板状物品14裏面上の被覆ヘッドの被膜輪郭に適合させるこ
    とができる ことを特徴とする装置。
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