JP2002534002A - 音声/ipをサポートするワイヤレスローカルループシステム - Google Patents

音声/ipをサポートするワイヤレスローカルループシステム

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JP2002534002A
JP2002534002A JP2000590358A JP2000590358A JP2002534002A JP 2002534002 A JP2002534002 A JP 2002534002A JP 2000590358 A JP2000590358 A JP 2000590358A JP 2000590358 A JP2000590358 A JP 2000590358A JP 2002534002 A JP2002534002 A JP 2002534002A
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Abstract

(57)【要約】 1つまたは複数の公衆パケットデータ網をサポートする遠隔通信ネットワークが、インターネットおよび1つまたは複数の公衆交換回路網、例えば公衆交換電話網(PSTN)を含むが、これに制限されるものではない。音声アクセス、例えば電話がカスタマ構内無線ユニット(CPRU)にワイヤラインインタフェースを介して接続することができる。CPRUは、無線を介した音声アクセスユニットを提供し、1つまたは複数の公衆交換回路網にアクセスすることができる。コンピュータデバイス、例えばパーソナルコンピュータがCPRUにワイヤラインインタフェースを介して接続することができる。CPRUはパーソナルコンピュータに、1つまたは複数の公衆パケットデータ網への無線アクセスを提供する。ファクシミリデバイスはCPRUにワイヤラインインタフェースを介して接続することができる。CPRUはファクシミリデバイスに1つまたは複数の公衆交換回路網への無線アクセスを提供する。遠隔通信ネットワークは基地局を有し、この基地局はCPRUに対してワイヤレスアクセスを提供し、1つまたは複数の公衆パケットデータ網および/または公衆交換回路網に接続することができる。遠隔通信ネットワークはさらにワイヤレス付属インターネットプラットフォーム(WARP)を有し、このWARPは既知の基地局の機能をサポートする。遠隔通信ネットワークはまた1つまたは複数のアクセスルータ、H.323ゲートウエイ、H.323ゲートキーパ、インターネットゲートウエイ、およびファクスゲートウエイを有し、公衆パケットデータ網および公衆交換回路網への加入者アクセスをサポートする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 遠隔通信システム、およびより詳細には公衆データ網および公衆交換回路網(
電話)への無線アクセスをサポートするシステム。
【0002】 技術説明 一般的に、パケットデータとボイスサービスの両方を提供しようとする公知の
遠隔通信システムは、オーバレイネットワークのコンセプトを使用する。より詳
細には、公知の通信システムにおいては、パケットデータをサポートするネット
ワークがすでに存在し、音声をサポートするベースシステムの上部にオーバレイ
される。このようにして音声およびパケットデータを後続の別個の経路は、ネッ
トワークの点を超えて例えば基地局から前方へ伝送される。
【0003】 公知のシステムは音声を回路交換モードで伝送し、パケットデータをパケット
交換モードで伝送する。パケット交換モードでは、情報が多数のセクションまた
はパケットで、1つ以上の物理的伝送ルートを介して送信され、その後に受信端
部でリアセンブルされる。情報はパケットで送信されるから、伝送リソース、例
えば物理的伝送インタフェースは一人以上のユーザ間で、および/または1つ以
上のデータ流間で同時に共有することができる。
【0004】 反対に回路交換モードでは、一般的にシングル非中断接続が音声流または音声
伝送の送信者と受信者の間で存在する。回路交換モードでは音声伝送がセクショ
ンに分割されたり、セクションで伝送されたりすることはない。従っていったん
伝送接続がネットワークで例えば電話コールに対して形成されると、音声伝送が
所定時間で発生しなくても、すなわちコールが保留されていても、物理的接続は
維持され、専らその伝送のために供され、システムの他のユーザ全てを排除する
【0005】 従ってパケットデータと音声の両方をサポートしようとする公知の遠隔通信シ
ステムでは、一般的にリソースがパケットデータサポートと音声サポートの両方
に供されるか、または択一的にこれらは音声サポートに供される。さらにこのよ
うな公知のシステムでは、リソースが音声サポートにより消費され、パケットデ
ータが排除されることがある。そのうえこのようなシステムはパケットデータと
音声サポートを全体にわたってシステムに組み込まない。従って付加サービス、
例えば音声であるオリジナルベースシステム上にオーバレイされるパケットデー
タをサポートするためには付加リソースが必要である。
【0006】 さらに公知のシステムは交換回路であるため、音声、中心、一般的エンドツー
エンド回路が音声とパケットデータ伝送の両方のために割り当てられる。このこ
とはシステムのフレキシビリティを低下させ、複数のユーザが交換回路とパケッ
トデータサービスの良好に同時にアクセスするということを処理できない。さら
にこのようなシステムは「ベストトランスミットパス」を、ネットワークの種々
の加入者間でエンドツーエンド通信においてサポートすることができない。この
ようなシステムではシングル通信パス、すなわちエンドツーエンドが通信流、音
声またはデータに対して確立されている。ネットワークコンポーネント間の択一
経路はさらに良好な伝送品質または高速伝送を所定のメッセージ、音声またはデ
ータ間に提供することができるであろうが、このシステムでは調査されていない
か、または使用されていない。
【0007】 また公知のシステムは全体がワイヤラインであり、または陸上に基地があり、
音声とパケットデータ両方をサポートするためには付加的なインフラが必要であ
る。さらに全体が陸上に基地局を有するシステムにより地理的考察は、どこにネ
ットワークの種々のコンポーネントを他のコンポーネントに対して相対的に配置
できるかということを制限する。
【0008】 従って組み込まれたフレキシブルなワイヤレスシステムを提供し、このシステ
ムがパケットデータと音声の両方をサポートすると有利である。さらに組み込ま
れた音声/パケットデータシステムをインターネットプロトコルに基づいて提供
し、このシステムが等価メッセージ流をサポートして、音声とパケットデータを
ネットワーク全体で処理すると有利である。さらに組み込まれた音声/パケット
データシステムを提供し、このシステムがコスト的に効率的なパケットデータサ
ーブス、例えばインターネットアクセスと、コスト的に効率的な交換回路サービ
ス、例えば既存の交換回路(電話)網へのアクセスの両方をサポートすると有利
である。
【0009】 発明の要約 本発明は、エンドツーエンド様式で遠隔通信システムを実行する装置およびメ
カニズムを提供するものである。この遠隔通信システムはワイヤレスアクセスを
サポートし、パケットデータと音声伝送の両方を処理することができる。
【0010】 実施例では音声アクセスユニット、ファクシミリ装置および/またはコンピュ
ータユニットが無線ユニットと接続されており、この無線ユニット自体は無線ア
クセスをワイヤレスアクセスネットワークに対して提供する。ワイヤレスアクセ
スネットワークの一部は1つまたはそれ以上のパケットデータネットワークと、
1つまたはそれ以上の交換回路ネットワークへのアクセスを提供する。
【0011】 コンピュータ装置はパケットデータを受信することができる。音声アクセスデ
バイスは音声メッセージを受信することができる。音声アクセスデバイスは無線
ユニットと接続されており、ワイヤレスアクセスネットワークから伝送された音
声メッセージを受信する。ファクシミリ装置はファクシミリメッセージを受信す
ることができる。音声アクセス装置と同様に、ファクシミリ装置は無線ユニット
と接続されており、ワイヤレスアクセスネットワークから伝送されたファクシミ
リメッセージを受信する。
【0012】 実施例では、ワイヤレスアクセスネットワークが、ネットワークの加入者へ交
換回路メッセージ伝送と、パケットデータメッセージ伝送の両方をサポートする
。ワイヤレスアクセスネットワークは、パケットデータネットワークから加入者
へのパケットデータメッセージ伝送に対するプロトコルを有する。ワイヤレスア
クセスネットワークはまた、交換回路ネットワークから加入者への音声メッセー
ジ伝送に対するプロトコルを有する。ワイヤレスアクセスネットワークはまた、
交換回路ネットワークから加入者へのファクシミリメッセージ伝送に対するプロ
トコルを有する。
【0013】 ワイヤレスアクセスネットワークは種々のネットワークコンポーネントを有し
、これらは制限されるものではないが、基地局およびワイヤレス随伴インターネ
ットプロットフォーム(Wireless Adjunct inteRnet Platform)(WARP)を
含む。
【0014】 従って本発明の一般的課題は、パケットデータサービスと音声サービスの両方
へのアクセスをサポートするワイヤレス遠隔通信システムを提供することである
。さらに本発明の一般的課題は、コスト的に効率的でシームレスなワイヤレスネ
ットワークを提供し、これによりパケットデータと音声伝送の両方を処理するこ
とである。さらなる本発明の課題、フューチャ、アスペクトおよび利点は、添付
図面の以下の詳細な説明からより理解されるである。
【0015】 図面の簡単な説明 図1は、ワイヤレスアクセスネットワークの実施例を示す。
【0016】 図2は、H.323端末点とH.323ゲートキーパとの間の伝送経路を示す。
【0017】 図3は、H.323ゲートキーパとH.323端末点との間で実行される手続き
を示す。
【0018】 図4は、ワイヤレスアクセスネットワークによりサポートされるIP音声手続き
を示す。
【0019】 図5は、ワイヤレスアクセスネットワークの択一的実施例を示す。
【0020】 図6は、ワイヤレスアクセスネットワークのサービスを示す。
【0021】 図7は、ワイヤレスアクセスネットワークのセキュリティサービスの一部として
使用される種々のメカニズムを示す。
【0022】 図8は、ワイヤレスアクセスネットワークで使用するための課金アーキテクチャ
の実施例を示す。
【0023】 図9は、ワイヤレスアクセスネットワークの管理構造内での管理プラットフォー
ムを示す。
【0024】 図10は、ワイヤレスアクセスネットワークによりサポートされる加入者管理プ
ラットフォーム手続きを示す。
【0025】 図11は、ワイヤレスアクセスネットワークでの端末認証ネットワークエレメン
トを示す。
【0026】 図12は、ワイヤレスアクセスネットワークの管理構造内の管理プロットフォー
ムの階層を示す。
【0027】 図13は、ワイヤレスアクセスネットワークでのネットワークノードの管理に対
する一般的管理プロトコルアーキテクチャを示す。
【0028】 図14は、ワイヤレスアクセスシステムに対する基地局システム(BBS)管理
アーキテクチャの実施例を示す。
【0029】 図15は、BBS管理プロトコルアーキテクチャの実施例を示す。
【0030】 図16は、端末管理アーキテクチャの実施例を示す。
【0031】 図17は、カスタマ構内ラジオユニット(CPRU)管理プロトコルアーキテク
チャの実施例を示す。
【0032】 図18は、ワイヤレスアクセスネットワークにおける通信プロトコル面を示す。
【0033】 図19は、ワイヤレスアクセスネットワークのパケットデータシグナリング面で
実行された手続きを示す。
【0034】 図20は、ワイヤレスアクセスネットワークの音声/ファクスシグナリング面で
実行された手続きを示す。
【0035】 図21は、パケットデータシグナリング面アーキテクチャの実施例を示す。
【0036】 図22は、ワイヤレスアクセスネットワークのシグナリング面でサポートされる
論理リンクコントロール(LLC)手続きを示す。
【0037】 図23は、ワイヤレスアクセスネットワークでサポートされる端末管理プロトコ
ル(TMP)手続きを示す。
【0038】 図24は、パケットデータシグナリング面アーキテクチャの択一的実施例を示す
【0039】 図25は、パケットデータベアラ面アーキテクチャの実施例を示す。
【0040】 図26は、ワイヤレスアクセスネットワークのベアラ面でサポートされるLLC
手続きを示す。
【0041】 図27は、パケットデータベアラ面アーキテクチャの択一的実施例を示す。
【0042】 図28は、音声/ファクスシグナリング面アーキテクチャの実施例を示す。
【0043】 図29は、音声/ファクスシグナリング面アーキテクチャの別の実施例を示す。
【0044】 図30は、音声ベアラ面アーキテクチャの実施例を示す。
【0045】 図31は、音声ベアラ面アーキテクチャの択一的実施例を示す。
【0046】 図32は、ファクスベアラ面アーキテクチャの実施例を示す。
【0047】 図33は、ファクスベアラ面アーキテクチャの択一的実施例を示す。
【0048】 有利な実施例の説明 関連する特許出願 US特許出願番号第09/128553、タイトル「Plug And Ply Wireless
Architecture Supporting Packet Data And IP Voice/Multimedia Services」が
本出願に関連し、両方ともワイヤレス遠隔通信システムに関するものである。U
S特許出願番号第09/128553をここに参考文献として挙げ、全ての本開
示に含まれる。
【0049】 ワイヤレスアクセスシステム 1つまたは複数の外部ネットワークへのワイヤレスアクセスをサポートするた
めのシステムまたはネットワーク10が例として、これに制限されるものではな
いがインターネットとして、および1つまたは複数の交換回路網、例えば制限さ
れるものではないが公衆交換電話網(PSTN)が図1に示されている。実施例
ではネットワーク10はワイドエリアネットワーク(WAN)を含む。実施例で
はシステム10は4つのサブネットワークを含む。
【0050】 第1のサブネットワークはコアパケットデータネットワークである。実施例で
は、コアパケットデータネットワークは1つまたは複数のコンピュータ装置20
からなる。これは例えば制限されるものではないが、パーソナルコンピュータ(
PC)、スマートターミナル、ワークステーションまたはこれらの組合せである
。実施例ではコアパケットデータネットワークはまた1つまたは複数のカスタマ
構内ラジオユニット(CPRU)25からなる。実施例ではネットワーク加入者
端末21または単純な端末21はPCとCPRU25を有する。
【0051】 実施例では、子Apケットデータネットワークはまた1つまたは複数の基地ト
ランシーバー局(BTS)30を有する。これは基地局とも称される。実施例で
はコアパケットデータネットワークはまた1つまたは複数のワイヤレス随伴イン
ターネットプラットフォーム(WARP)32を有する。実施例ではコアパケッ
トデータネットワークはさらに1つまたは複数のアクセスルータ35,インター
ネットプロトコル(IP)ネットワーク40、例えば制限されるものではないが
プライベートIPネットワーク、パケットデータゲートウエイ、例えばインター
ネットゲートウエイ60,およびインターネット65を含む1つまたは複数のパ
ケットデータネットワークを有する。
【0052】 システム10の第2サブネットワークはインターネットプロトコル(IP)パ
ケット音声ネットワークである。実施例では、IPパケット音声ネットワークは
1つまたは複数の音声アクセスデバイス、例えば電話15,1つまたは複数のC
PRU25,1つまたは複数の交換回路網ゲートウエイ45,1つまたは複数の
交換回路網ゲートキーパ55,1つまたは複数の外部交換回路網(SCN)50
を有する。実施例では電話15とCPRU25は交換回路網、またはH.323
端末17,すなわちIPパケット音声サービスをサポートできる端末を有する。
実施例ではゲートウエイ45はH.323ゲートウエイを有し、ゲートキーパ5
5はH.323ゲートキーパを有する。
【0053】 実施例では、IPパケット音声ネットワークはコアパケットデータネットワー
クにオーバレイされている。この実施例ではIPパケット音声ネットワークは、
基地局30,WARP32,アクセスルータ35、およびコアパケットデータネ
ットワークのプライベートIPネットワーク40を共有する。
【0054】 システム10の第3のサブネットワークはインターネット(IP)ファクシミ
リまたはファクスネットワークである。実施例ではIPファクスネットワークは
1つまたは複数のファクシミリデバイス12,1つまたは複数のCPRU25,
1つまたは複数のファクスゲートウエイ57,および1つまたは複数の外部交換
回路網(SCN)50を有する。実施例ではファクシミリデバイス12とCPR
U25はファクス端末14,すなわちIPファクスサービスをサポートする端末
を有する。
【0055】 実施例ではIPファクスネットワークは子Apケットデータネットワーク上に
オーバレイされている。この実施例では、IPファクスネットワークは、基地局
30,WARP32,アクセスルータ35,およびコアパケットデータネットワ
ークのプライベートIPネットワーク40を共有する。
【0056】 システム10の第4のサブネットわーlくはオペレーションサポートシステム
(OSS)70である。この実施例では、オペレーションサポートシステム70
は加入者管理プラットフォーム(SMP)75とネットワーク管理システム(N
MS)80からなる。実施例では、オペレーションサポートシステム70はオペ
レーションおよび保守センタ(OMC)72と結合されており、このシステムは
他のタスクの中でもとりわけ基地局30とWARP32管理サポートプロセスに
含まれる。
【0057】 システム10のコンピュータデバイス、例えばPC、電話15およびファクシ
ミリデバイス12はそれぞれ、ワイヤレスアクセスネットワーク10にアクセス
する加入者装置のコンポーネント、ネットワークノードを含む。
【0058】 コアパケットデータネットワークに対しては、端末21がインターネットプロ
トコル(IP)宛先ノードとして出現する。従って端末21は関連するIPアド
レスを有し、インターネットプロトコルの端末処理をデータメッセージ伝送に対
してワイヤレスアクセスネットワーク内でサポートする。実施例では端末IPア
ドレスがダイナミックに、それぞれの端末21のCPRU25にシステム10に
よって割り当てられる。
【0059】 インターネットプロトコル(IP)パケット音声ネットワークには、H.32
3端末17がインターネットプロトコル(IP)宛先ノードとして出現する。従
ってH.323端末17は関連するIPアドレスを有し、インターネットプロト
コルの端末処理を音声メッセージ伝送に対してワイヤレスアクセスネットワーク
10内でサポートする。実施例ではH.323端末IPアドレスがダイナミック
に、それぞれの端末17のCPRU25にシステム10によって割り当てられる
【0060】 実施例では、IPパケット音声ネットワークに対してH.323端末17はネ
ットワーク端末点として動作する。従ってIPパケット音声ネットワーク処理を
サポートするために、H.323端末17は、H.323通信に対して必要なエ
レメントをサポートする。これらのエレメントはH.323ソフトウエアプロト
コルスタックとそれぞれの加入者電話15インタフェースを含む。これにより通
信処理、ボコーディング機能、およびCPRU25に対するラインカード機能を
通信処理する。
【0061】 実施例ではボコーディング機能は、H.323プロトコル規格に参照される勧
告G.7xxシリーズに基づく。より詳細には実施例では、ボコーディング機能
は1つまたは複数の以下の規格に基づく:G.711規格による音声周波数のパ
ルスコード変調(PCM);G.722規格による64kビット/s内での7k
Hzオーディオコーディング;G.723.1規格による、5.3と6.3kビ
ット/sでのマルチメディア通信伝送に対するデュアルレート音声コーダ、G.
728規格による16kビット/sでの音声コーディング、ここでは励起線形予
測低遅延コードが使用される;G.729規格による8kビット/sでの音声コ
ーディング、ここでは共役構造代数コード励起線径予測(CS−ACELP)が
使用される。
【0062】 実施例では、音声伝送に対するH.323プロトコル機能性はアプリケーショ
ンとしてコアパケットデータネットワークアプリケーションを介して実行される
【0063】 インターネットプロトコル(IP)ファクスネットワークには、ファクシミリ
端末14がインターネットプロトコル(IP)宛先ノードとして出現する。従っ
てファクス端末14は関連するIPアドレスを有し、インターネットプロトコル
端末処理を、ファクシミリメッセージ伝送に対してワイヤレスアクセスネットワ
ーク10内でサポートする。実施例ではファクス端末IPアドレスはダイナミッ
クにそれぞれの端末14のCPRU25にシステムによって割り当てられる。
【0064】 実施例ではファクスプロトコル機能は、IPパケット音声ネットワークと同じ
メカニズムを伝送シグナリングに対して使用する。実施例ではIPパケットファ
クスメッセージ伝送がサポートされるか、またはそれ以外の場合は管理される。
これは、インターネットファクスプロトコルT.38規格を介してワイヤレスア
クセスシステム10内で行われる。実施例では、ファクシミリ伝送に対するIP
ファクスプロトコル機能はアプリケーションとしてコアパケットデータネットワ
ークアプリケーションを介して実行される。
【0065】 カスタマ構内ラジオユニット(CPRU)25は1つまたは複数のコンピュー
タデバイス20、1つまたは複数の電話15,1つまたは複数のファクシミリデ
バイス12および/またはこれらの組合せとのインタフェースであり、これら加
入者機器の各々にワイヤレスアクセスシステム10への接続機能を提供する。C
PRU25は一般的にホームまたはビジネス構内と関連する。
【0066】 実施例ではCPRU25は1つまたは複数のコンピュータデバイス、例えばパ
ーソナルコンピュータ(PC)、スマートターミナル、またはワークステーショ
ンとのインタフェースである。これらはそれぞれの構内にまたは構内近傍に配置
されている。実施例ではCPRU25はそれぞれのコンピュータデバイス20と
標準ワイヤラインケーブル41を介して接続されている。コンピュータデバイス
20とCPRU25は加入者端末または単純な端末21を有する。
【0067】 実施例では、CPRU25は1つまたは複数の電話15とのインタフェースで
あり、それぞれの構内または構内近傍に配置される。実施例ではCPRU25は
それぞれ電話15と標準ワイヤラインケーブル52を介して接続されている。電
話15とCPRU25はH.323端末17を有する。
【0068】 実施例ではCPRU25が1つまたは複数のファクシミリ(ファクス)機器ま
たはデバイス12とのインタフェースであり、それぞれの構内または構内近傍に
配置されている。実施例ではCPRU25はそれぞれのファクス機器12と標準
ワイヤラインケーブル53を介して接続されている。ファクス機器12とCPR
U25はファクス端末14を有する。
【0069】 パケットデータ伝送のためにCPRU25はブリッジとして機能し、コンピュ
ータデバイス20とCPRU25との間のパケットデータ伝送の相互作用、およ
びそれぞれのCPRU25とアップストリームネットワークとの間のエアインタ
フェース27を処理する。パケットデータ伝送のためにCPRU25はまた、端
末点シグナリングを管理するための処理を提供する。この機能には認証、暗号セ
ットアップ、アドレス解決、およびダイナミックIPアドレス割り当てが含まれ
る。
【0070】 実施例ではIPパケット音声ネットワーク上で、CPRU25がH.323シ
グナリング端末点として出現する。実施例ではそれぞれのCPRU25はH.3
23端末17に対してシグナリングとベアラトラフィック相互作用を、電話15
のラインカードワイヤラインインタフェース52−CPRU25H.323端末
17と、それぞれのCPRU25とアップストリームネットワーク間のエアイン
タフェース27との間で実行する。
【0071】 実施例ではIPファクスネットワーク上で、CPRU25はファクスシグナリ
ング端末点として出現し、加入者ファクシミリデバイス12に交換回路網50と
の透過通信をワイヤレスアクセスシステム10を介して提供する。実施例ではフ
ァクス端末14のCPRU25はそれぞれのファクシミリデバイス12から伝送
されたファクスコントロールとデータメッセージをパケット化し、それらをエア
インタフェース27を介して基地局30に伝送し、さらにファクスゲートウエイ
57に伝送する。ファクスゲートウエイ57はアンパケットし、これによりオリ
ジナルファクスコントロールとデータメッセージを復元し、これを適切に交換回
路網50に供給する。
【0072】 実施例では、逆の伝送方向においてファクスゲートウエイ57が、交換回路網
50から伝送されたファクスコントロールとデータメッセージをパケット化し、
これらを適切に基地局30へ、さらなる伝送のためエアインタフェース27を介
してCPRU25に伝送する。ファクス端末14CPRU25はアンパケットし
、これによりオリジナルファクスコントロールとデータメッセージを復元し、こ
れらをそれぞれのファクシミリデバイス12に供給する。
【0073】 実施例ではCPRU25はダイナミックにIPアドレスにシステム10によっ
て割り当てられる。CPRU IPアドレスは管理保守のオペレーションをアド
レシングし、システム10の機能を準備するのに使用される。また同様に入りお
よび出のIPコントロールの送受信にも、またはシグナリングにも使用され、ベ
アラメッセージを音声およびファクスデータに対しても使用される。
【0074】 ベーストランシーバーステーション(BTS)30または基地局は、システム
10のオーバーエア機能の不可欠部分である。基地局30は無線カバレッジを、
システム10によりサービスされる特定の地理的エリアに提供する機能を有する
。実施例では基地局30はワイヤレス随伴インターネットプラットフォーム(W
ARP)32とGSM(Global System for Mobile communication)Abisワ
イヤラインインタフェースを介して通信する。
【0075】 基地局30は、機器、コンポーネント、ハードウエアおよびソフトウエアを有
し、これらは1つまたは複数のCPRU25と双方向通信するに必要なものであ
る。実施例ではセルエンジニアリングが、地理的アリアに配置される基地局30
の数がCPRU25への接続性を提供するのに十分であることを保証するために
使用される。このCPRU25はシステムのこのエリアから接続される。実施例
では、基地局30がCPRU25とGSM/GPRS(Global System for Mobi
le communication/General Packet Radio Service)無線、またはワイヤレスイ
ンタフェース27を介して通信する。択一的実施例では、システム10のワイヤ
レス機能はGSM/Edge(Global System for Mobile communication/Enhan
ced Data rates for GSM Evolution)プロトコルに基づく。
【0076】 さらにシステム10を通信システムと共に、またはプロトコル、プラットフォ
ーム、または通信規格と共に、それぞれのワイヤレス、すなわち無線または無線
通信のために使用することができる。これにはIS−95、Global System for
Mobile communication(GSM)、デジタルAMPS(DAMPS)、DECT
、ワイドバンド符号分割多重アクセス(WB−CDMA)、ワイドバンド時分割
多重アクセス(WB−TDMA)、PHS、IS−661、パーソナル通信シス
テム(PCS)、PACS、およびそれらの派生物が含まれる。
【0077】 ワイヤレス随伴インターネットプラットフォーム(WARP)32は、他の機
能の中でも特に、CPRU25にシステム10のバックボーンへの接続性を提供
する。すなわちネットワークノード、またはエレメント、およびネットワークの
サービスへの接続をサポートするそれぞれの通信経路への接続性を提供する。こ
れには外部パケットデータおよびシステム10によりサポートされる交換回路網
50へのアクセスも含まれる。実施例ではWARP32はユーザの論理端末点で
ある。すなわちCPRU25はシステム10の側で、認証、パケット暗号化、ア
ドレス割り当て、および論理リンク管理の機能を含む。
【0078】 1つまたは複数のWARP32をワイヤレスアクセスシステム10で使用する
ことにより基地局30は非常に軽く、複雑性の少ないネットワークコンポーネン
トとなる。1つまたは複数のWARP32をワイヤレスアクセスシステム10で
使用することによりまた、一般的基地局30を使用することができる。この一般
的基地局は単に、ブリッジまたはパススルー、メッセージに対する機能、シグナ
リングおよびベアラの両方、伝送を提供する。
【0079】 ネットワーク側では、WARP32は1つまたは複数のアクセスルータ35,
プライベートIPネットワーク40および1つまたは複数のパケットデータゲー
トウエイとのインターフェースであり、インターネットゲートウエイ60を含み
、インターネット65を含む1つまたは複数の外部パケットデータネットワーク
への接続を提供する。WARP32はまた1つまたは複数のアクセスルータ35
,プライベートIPネットワーク40,1つまたは複数の交換回路ネットワーク
ゲートキーパ55,および1つまたは複数の交換回路ネットワークゲートウエイ
45および/または1つまたは複数のファクスゲートウエイ57とのインタフェ
ースであり、2つまたは複数の交換回路ネットワーク50への接続性を提供する
【0080】 WARP32はエンドツーエンドH.323音声シグナリングの透過リレーを
CPRU25とH.323ゲートウエイ45および/またはH.323ゲートキ
ーパ55との間でサポートする。WARP32はさらにエンドツーエンドファク
スシグナリングの透過リレーをCPRU25とファクスゲートウエイ57との間
でサポートする。
【0081】 WARP32はまた回路パケット相互作用をベアラ音声メッセージの伝送に対
してシステム10を通し提供する。実施例では、ベアラ音声メッセージはCPR
U25とWARP32との間でGSM/GPRSプロトコルを使用して伝送され
る。WARP32はGSM/GPRSベアラ音声メッセージをVoIP(音声I
P)ベースのメッセージに対して相互作用させ、ネットワークへ伝送させる。す
なわち交換回路ネットワーク50へ伝送させる。択一的方向では、WARP32
がVoIPベースのベアラ音声メッセージを相互作用させる。このベアラ音声メ
ッセージはネットワークからGSM/GPRSプロトコルメッセージへ伝送され
たものであり、これは無線インタフェース27からCPRU25への伝送のため
である。
【0082】 WARP32は、ルートパケットデータへのルーティング機能、音声およびフ
ァクスシグナリング、および基地局30−WARP32インタフェースとそれぞ
れのWARP32−システム10アップストリームインタフェースとの間のベア
ラメッセージを提供する。
【0083】 WARP32はさらにシグナリング相互作用機能を認証および加入者管理に対
して提供する。WARP32はまたネットワークの基地局管理機能を提供する。
同様にWARP32はネットワークのローカルおよびリモート管理機能をそれぞ
れのWARP32に対してサポートする。
【0084】 実施例では、WARP32と基地局30はペアで1つの基地局システム(BB
S)ネットワークコンポーネントである。択一的実施例では、1つの基地局シス
テム(BBS)は1つのWARP32と2つまたはそれ以上の基地局30からな
る。
【0085】 アクセスルータ35はシステム10のWARP32に外部世界との接続性を提
供する。すなわちインターネット65を含む1つまたは複数の外部パケットネッ
トワーク、および1つまたは複数の外部交換回路ネットワーク50への接続性を
IPネットワーク40を介して提供する。実施例では、アクセスルータ35はI
P(インターネットプロトコル)メッセージルーティングを、シグナリングおよ
びベアラメッセージ、音声、ファクスおよびパケットデータに対してシステム1
0内でサポートする。実施例ではアクセスルータはさらにファイアウォール機能
をサポートし、このファイアウォール機能はシステム10へのアクセスのコント
ロールを管理する。
【0086】 実施例ではアクセスルータ35はWARP32とワイヤラインインタフェース
42を介して通信する。実施例では、アクセスルータ35は他のアクセスルータ
35、H.323ゲートウエイを含むゲートウエイ、ファクスゲートウエイ57
およびインターネットゲートウエイ60,およびシステム10のゲートキーパと
、IPネットワーク40のワイヤラインインタフェース51を介して通信する。
【0087】 実施例ではIPネットワーク40はプライベートIPネットワーク40を有す
る。プライベートIPネットワーク40は管理IPネットワークであり、ここで
はリソース管理とサービスの品質(QoS)とがシステム10サービスの観点か
らコントロールされる。実施例では、プライベートIPネットワーク40はワイ
ヤラインインタフェース51を、1つまたは複数のアクセスルータ35,1つま
たは複数のH.323ゲートウエイ45、1つまたは複数のファクスゲートウエ
イ57,1つまたは複数のインターネットゲートウエイ60を含む1つまたは複
数のパケットデータゲートウエイ、およびシステム10の1つまたは複数のH.
323ゲートキーパ55に提供する。
【0088】 実施例ではプライベートIPネットワーク40は、システム10のオペレーシ
ョンサポートシステム70にシステム10コンポーネントへの接続性を提供する
。実施例ではプライベートIPネットワーク40とオペレーションサポートシス
テム70はワイヤラインインタフェース36を介して通信する。
【0089】 インターネットゲートウエイ60はインターネット65への接続性を提供する
。プライベートIPネットワーク40はネットワーク接続性をインターネットゲ
ートウエイ60に対して提供し、これによりシステム10のエンドユーザ、すな
わち加入者にインターネット65への接続性を提供する。実施例ではインターネ
ットゲートウエイ60はIPメッセージルーティングを、パケットデータシグナ
リングおよびベアラメッセージに対してシステム10内でサポートする。実施例
ではインターネットゲートウエイ60はさらにファイアウォール機能をサポート
する。このファイアウォール機能はシステム10へのアクセスコントロールを管
理する。
【0090】 実施例では、システム10は、H.3232プロトコル規格で規定されたアー
キテクチャを一時的IPパケット音声サービスに対して使用する。ワイヤレスア
クセスシステム10内で、IPパケット音声メッセージは2つの端末点の間を伝
送される。これは図2に示されている。一方の端末点160は一般的にH.32
3端末162である。他方の端末点160は他のH.323端末162またはワ
イヤレスアクセスシステム10によりサポートされる交換回路ネットワーク16
4である。交換回路ネットワーク164は交換伝送フォーマット音声メッセージ
をルーティングする。このメッセージはワイヤレスアクセスシステム10によっ
て伝送された、適切な非ネットワーク宛先へのIPパケット音声メッセージから
形成される。択一的方向では、交換回路ネットワーク164が交換伝送フォーマ
ット音声メッセージを非ネットワーク起源からワイヤレスアクセスシステム10
へルーティングする。
【0091】 再び図1を参照すると、H.323ゲートウエイ45は、システム10により
サポートされるIP音声サービスに対するキーエレメントである。H.323ゲ
ートウエイ45は、H.323シグナリングと、システム10の伝送フォーマッ
トと、交換回路ネットワークと、外部交換回路ネットワーク50の伝送フォーマ
ットとの間の相互作用機能を提供する。
【0092】 エンドユーザ、すなわち加入者側ではH.323ゲートウエイ45が、H.3
23端末17およびWARP32へのピアエントリーとして存在する。H.32
3ゲートウエイ45はWARP32と、プライベートIPネットワーク40のア
クセスルータ35を介して通信する。ネットワーク側では、すなわちアップスト
リームまたは復路側では、H.323ゲートウエイ45は交換回路ネットワーク
50と中央局(図示せず)を介して通信する。
【0093】 H.323ベースのVoIP(音声IP)ベアラパケットまたはメッセージは
ワイヤレスアクセスシステム10で、H.323端末17のCPRU25とH.
323ゲートウエイ45との間で転送される。H.323ベースのシグナリング
メッセージはまたワイヤレスアクセスシステム10で、それぞれのCPRU25
とH.323ゲートウエイ45との間で転送される。
【0094】 加入者側では、すなわちダウンストリームでは、H.323ゲートウエイ45
が、それぞれのH.323端末17のCPRU25により使用されるボコード伝
送フォーマットを実現する。実施例ではボコード機能は、H.323プロトコル
規格に参照される勧告シリーズG.7xxに基づく。さらに詳細には、実施例で
はシステム10のボコーダ機能は1または複数の以下の規格に基づく:音声周波
数規格のG.711パルスコード変調(PCM);64kビット/s規格内のG
.722 7kHzオーディオコーディング;5.3および6.3kビット/s
規格でのマルチメディア通信伝送に対するG.723.1デュアルレート音声コ
ーダ;励起された低遅延線形予測規格を使用する16kビット/sでの音声G.
728コーディング;そして共役構造代数コード励起線形予測(CS−ACEL
P)規格を使用する8kビット/sでの音声G.729コーディングである。
【0095】 ネットワーク側では、すなわちアップストリームでは、H.323ゲートウエ
イ45が、1つまたは複数の交換回路ネットワーク50の交換回路伝送フォーマ
ットをサポートする。従ってH.323ゲートウエイ45はトランスコーディン
グ機能をH.323と交換回路伝送フォーマットとの間で、システム10内で伝
送されるベアラ音声メッセージに対して提供する。この機能をサポートするため
に、H.323ゲートウエイ45は、H.323端末17への他のH.323端
末178として出現する。H.323ゲートウエイ45は、透過ファッションで
、ボコードされた伝送フォーカット音声メッセージをH.323端末17から交
換回路フォーマット音声メッセージに翻訳する。これは交換回路ネットワーク5
0に伝送するためである。択一的方向では、H.323ゲートウエイ45は、同
様に透過ファッションで、交換回路フォーマット音声メッセージを交換回路ネッ
トワーク50からそれぞれボコードされた透過フォーマット音声メッセージに翻
訳する。これはH.323端末17に伝送するためである。
【0096】 音声シグナリング面ではH.323ゲートウエイ45が、加入者側のH.32
3コールシグナリングと交換回路シグナリングとの間の相互作用を提供し、交換
回路ネットワーク50に関連する中央局へ伝送する。この機能をサポートするた
めに、H.323ゲートウエイ45は、H.323端末17への他のH.323
端末として出現する。H.323ゲートウエイ45は、透過ファッションで、H
.323コールコントロールとH.323端末17からの交換シグナリングケイ
パビリティを交換回路コールコントロールと中央局への伝送に対する交換信号ケ
イパビリティに翻訳する。択一的方向では、H.323ゲートウエイ45は、同
様に透過ファッションで、交換回路コールコントロールと中央局からの交換信号
ケイパビリティを、H.323コールコントロールとH.323端末17への伝
送に対する交換信号ケイパビリティに翻訳する。
【0097】 実施例ではH.323ゲートキーパ55は、システム10によりサポートされ
るIPパケット音声サービスに対する別のキーエレメントである。H.323ゲ
ートキーパ55は、H.323ゲートウエイ45からは論理的に部個のエレメン
トである;しかしH.323ゲートキーパ55の物理的実現はH.323ゲート
ウエイ45と共存することができる。
【0098】 登録、アドミッションおよび状態(RAS)チャネルは開放されているか、ま
たはCPRU25とH.323ゲートキーパ55との間に確立される。この確立
は、2つのエンドユーザのH.323端末17間の別のチャネル確立、またはエ
ンドユーザのH.323端末と交換回路網50との間のチャネル確立、およびそ
れぞれのH.323ゲートキーパ、またはH.323ゲートキーパ55との間の
チャネル確立に先行して行われる。
【0099】 図3を参照すると、ワイヤレスアクセスシステム10が、H.323ゲートキ
ーパ55と1つまたは複数の端末点、すなわちエンドユーザのH.323端末1
7との間で実行されるディスカバリ手続き125をサポートする。このディスカ
バリ手続き125は、潜在端末点に音声伝送のためのH.323ゲートキーパ5
5の存在を通知するために使用される。実施例では、マニュアルディスカバリ手
続き125が使用される。これによりH.323ゲートキーパ55はそのトラン
スポートをブロードキャストする。すなわちIPアドレスがグラフィックロケー
ション、またはゾーン、またはセルに伝送される。択一的実施例では、自動ディ
スカバリ手続きが使用される。これによりそれぞれの端末点が伝送手続きシーケ
ンスを開始し、H.323ゲートキーパ55に、これらが関連できることを発見
させる。
【0100】 いったんH.323ゲートキーパ55が端末点により発見されると、端末点は
H.323ゲートキーパ55との登録手続き126を実行する。登録手続き12
6を介して端末点は、それぞれH.323ゲートキーパ55により管理されるゾ
ーンまたはセルを結合する。そしてH.323ゲートキーパ55にその間レナド
レスを通知する。すなわちその標準電話番号またはE.164アドレス、および
そのインターネットプロトコル(IP)アドレスを通知する。登録手続き126
はH.323端末17とH.323ゲートキーパ55との間で、IPパケット音
声伝送がそれぞれの端末17とゲートキーパ55との間で開始される前に実行さ
れる。登録手続きは、登録、アドミッションおよび状態(RAS)チャネルをH
.323端末17とH.323ゲートキーパ55との間で確立する。
【0101】 とりわけ他の機能では、H.323ゲートキーパ55はエーリアスアドレスを
実行する。すなわち標準電話番号またはIE.164アドレスをIP、アドレス
変換128に伝送する。このアドレス変換は電話番号またはIE.164アドレ
スとH.323端末17の瞬時IPアドレスとの間のマッピングを行う。
【0102】 実施例では、ワイヤレスアクセスシステム10の端末点がそれぞれのH.32
3ゲートキーパ55との登録を終了した後、これが周期的にゲートキーパ55と
の登録手続きを実行する。
【0103】 いったん、端末点がそれぞれのH.323ゲートキーパ55と登録すると、H
.323ゲートキーパ55は、それらの間に確立されたRASチャネルを使用し
て、バンド幅管理手続き133を実行する。バンド幅管理手続き133は、端末
点、すなわちエンドユーザのH.323端末17がそれぞれのパケット音声メッ
セージの伝送に使用するバンド幅を確立する。
【0104】 いったん、端末点がそれぞれのH.323ゲートキーパ55と登録すると、H
.323ゲートキーパ55はその後に、それらの間に確立されたRASチャネル
を使用して、状態手続き132を端末点と実行する。状態手続き132はH.3
23ゲートキーパ55に、登録されたそれぞれのH.323端末17の状態を提
供する。
【0105】 登録後にはまた、端末点はそれぞれのH.323ゲートキーパ55との登録抹
消手続き135を実行する。登録抹消手続きは端末点に、それ自体がそれぞれの
H.323ゲートキーパ55と関連しないためのメカニズムを提供する。
【0106】 登録後にH.323ゲートキーパ55と端末点はコールシグナリング手続き1
29を実行することができる。コールシグナリング手続き129はコールシグナ
リングチャネルを、端末点とH.323ゲートキーパ55との間に確立し、後続
のIPパケット音声伝送を維持する。すなわちそれらの間でIPベースの電話コ
ールを維持する。実施例ではコールシグナリング手続き129がH.225プロ
トコルを、コールシグナリングチャネルをそれぞれH.323ゲートキーパ55
とH.323端末17との間で確立するために使用する。確立されたコールシグ
ナリングチャネルは、H.323端末17とのIP電話コールの持続の間維持さ
れる。実施例ではAnnexD/Q931のシステマチックなシグナリング法が
コールシグナリング手続き129に対して使用される。すなわちQ.931プロ
トコルメッセージがコールシグナリング手続き129により使用され、コールシ
グナリングチャネルがそれぞれのH.323ゲートキーパ55とH.323端末
17との間で確立される。
【0107】 イニシャルコールシグナリング手続き129プロトコルメッセージ、すなわち
イニシャル許可メッセージは、H.323ゲートキーパ55とH.323端末1
7との間でそれらの以前に確立されたRASチャネルを介して伝送される。実施
例では、全ての後続コールシグナリング手続き129プロトコルメッセージが、
H.323ゲートキーパ55とそれぞれのH.323端末17との間で確立され
たコールシグナリングチャネルを介して伝送される。
【0108】 IPパケット音声メッセージ、すなわちIP電話コールが2つのH.323端
末17の間に存在する場合、それぞれのH.323ゲートキーパ55は適用可能
なQ.931プロトコルメッセージを発呼H.323端末と着呼H.323端末
17との間でルーティングする。IP電話コールがH.323端末17と交換回
路網50との間に存在する場合、それぞれのH.323ゲートキーパ55は、H
.323端末17のQ.931プロトコルメッセージから発生された交換回路フ
ォーマットメッセージを交換回路網50にルーティングする。択一的方向では、
それぞれのH.323ゲートキーパ55が、交換回路網50の交換回路フォーマ
ットメッセージから発生されたQ.931プロトコルメッセージを適用されるH
.323端末17にルーティングする。
【0109】 H.323ゲートキーパ55は、発呼/着呼端末点とのコールシグナリング手
続き129の完了を決定できる。H.323端末17から交換回路網50への音
声コールの場合、H.323ゲートキーパ55がH.323コールシグナリング
を処理するならば、これによりゲートキーパはH.323コールシグナリングを
それぞれのH.323ゲートウエイ45に向ける。H.323ゲートウエイ45
は次に、H.323シグナリングをユーザ側で交換回路網シグナリングフォーマ
ットと相互作用し、それぞれの交換回路網50による使用ための処理機能を提供
する。
【0110】 H.323ゲートキーパ55は択一的に直接、発呼/着呼端末点を完成させ、
コールシグナリング手続きをそれぞれ他方と直接実行することができる。その際
に、H.323ゲートキーパ55のさらなる介在は必要ない。
【0111】 H.323ゲートキーパ55はまたコールコントロール手続き131をIPパ
ケット音声コールコントロールに対してサポートする。図4に示すように、コー
ルコントロール手続き131は、マスタ/スレーブ決定手続き141,交換手続
きケイパビリティ142,論理チャネルシグナリング手続き143,モードリク
エスト手続144,ラウンドトリップ遅延決定手続き145,および維持ルール
シグナリング手続き146を含むが、これに限定されるものではない。
【0112】 マスタ/スレーブ決定手続き141は、双方向音声メッセージチャネルを開こ
うとする2つの端末転換のコンフリクトを解決する機能を有する。従ってマスタ
/スレーブ決定手続き141は、どの端末点で音声メッセージチャネルのマスタ
として動作し、どれがスレーブとして動作するかを後続のコールコントロールの
ために決定する。
【0113】 交換手続きケイパビリティ142は、H.323端末17の状況報告をサポー
トする機能、それらの受信および伝送機能を有し、それら能力は種々のモードで
結合され同時にそれぞれのH.323ゲートキーパ55を操作する。実施例では
、それぞれのH.323端末17のデフォルトケイパビリティは固定ボコーダタ
イプの動作モードであり、ケイパビリティを受信および伝送する。択一的実施例
ではデフォルトが仮定されておらず、H.323端末17はそれらの動作モード
、およびそれらのH.323ゲートキーパ55への受信および伝送ケイパビリテ
ィの報告が要求される。
【0114】 論理的チャネルシグナリング手続き143はオープニングに対する機能、すな
わち論理チャネルをIPパケット音声伝送に対して確立、および閉鎖、すなわち
抹消する機能を有する。実施例ではそれぞれのIPパケット音声メッセージに対
して単方向論理チャネルがオープンされるか、または確立または割り当てされ、
従って非対称動作がサポートされる。これによりメッセージ流の数およびタイプ
は2つ方向、すなわち発呼方向と着呼方向とで異なっていても良い。
【0115】 モードリクエスト手続き144は、H.323端末17に対して、IP音声電
話コールに含まれる他の端末点に対する、伝送モードのその優先性を指示する能
力を有する。モードリクエスト手続き144はまた、H.323端末17に対し
て、それぞれのH.323ゲートキーパ伝送モードについてのその優先性を指示
する機能を有する。さらにH.323ゲートキーパ55はモードリクエスト手続
き144を使用して、それぞれのH.323端末の伝送モードに対するその優先
性を指示する。要求されるエンティティ、すなわちH.323端末17またはH
.323ゲートキーパ55は、その実行が可能であるなら、優先される伝送モー
ド要求に服従する。
【0116】 ラウンドトリップ遅延決定手続き145は、H.323端末17と、IP電話
コールに含まれるH.323ゲートキーパ55との間でのラウンドトリップ遅延
、すなわちリクエストと応答を決定する機能を有する。実施例では、ラウンドト
リップ遅延決定手続き145はまた、IP電話コールに含まれる送信H.323
2端末と受信H.3232端末との間のラウンドトリップ遅延を決定する機能を
有する。
【0117】 維持ループシグナリング手続き146は維持伝送ループを確立し、処理する機
能を有し、これによりIPパケット音声伝送チャネルをネットワーク10内で検
証する。
【0118】 再び図1を参照すると、ファクスゲートウエイ57は、ワイヤレスアクセスネ
ットワーク10のインターネットプロトコル(IP)ファクスサブネットワーク
におけるキー・ネットワーク・エレメントである。ファクスゲートウエイ57は
パケット化されたファクスコントロール、またはシグナリング、およびベアラメ
ッセージをエアインタフェースを介してCPRU25から、WARP32とアク
セスルータ35経由で受信する。択一的方向では、ファクスゲートウエイ57は
、パケット化されたファクスコントロールとベアラメッセージを、エアインタフ
ェースを介してCPRU25へ、アクセスルータ35とWARP32経由で送信
する。
【0119】 ファクスゲートウエイ57は透過ファッションで、ファクス端末14からのイ
ンターネットファクスプロトコル(IFP)T.38規格コントロールと交換信
号ケイパビリティを、それぞれのT.30規格ファクスコントロールと交換信号
ケイパビリティに、交換回路網50の中央局への伝送のために翻訳する。ファク
スゲートウエイ57はまた透過ファッションで、ファクス端末14からのIFP
T.38規格ファクスベアラメッセージを、それぞれT.30規格ファクスベ
アラメッセージに、中央局への伝送のため翻訳する。択一的方向では、ファクス
ゲートウエイ57は透過ファッションで、交換回路網50の中央局からのT.3
0規格ファクスコントロールおよび交換信号ケイパビリティおよびファクスベア
ラメッセージを、それぞれIFP T.38規格コントロールおよび交換信号ケ
イパビリティおよびファクスベアラメッセージにファクス端末14への伝送のた
め翻訳する。
【0120】 実施例では、交換回路網50の中央局は規格クラス5の中央交換局であり、交
換回路網50への相互接続を提供する。H.323ゲートキーパ45と中央局と
の間のインタフェースは、ワイヤレスアクセスシステム10、IPパケット音声
シグナリングおよびベアラメッセージに対するベットワーク側でのラインインタ
フェース端末の点である。ファクスゲートウエイ57と中央局とのインタフェー
スは、ワイヤレスアクセスシステム10,IPファクスシグナリングおよびベア
ラメッセージに対するネットワーク側のラインインタフェース端末の点である。
【0121】 中央局は、交換回路網50への接続点であり、これにより電話およびファクス
コールがCPRU25と交換回路網ユーザとの間でルーティングされる。実施例
では、交換回路網50の中央局はまた、ワイヤレスアクセスシステム10内の点
であり、これは補助電話を提供し、いくつかの実施例では、ワイヤレスアクセス
システム10加入者へのファクス、サービスフューチャを提供する。
【0122】 交換回路網50はネットワークであり、これにより音声、すなわち電話、コー
ルおよびファクスをルーティングすることができる。交換回路網50は、公衆交
換電話網(PSTN)またはISDNを含むことができるが、これに制限される
ものではない。
【0123】 ワイヤレスアクセスシステムまたはネットワーク100は図5に示すように、
択一的実施例ではワイヤレスアクセスシステムまたはネットワークである。ワイ
ヤレスアクセスシステム100は、図1のワイヤレスアクセスシステム10と同
じ基本システムである。ただし、WARP32エレメントがシステム100には
存在しない。システム100では、基地局101がシステム10のWARP32
と基地局30の結合された機能を有することが前提である。このようにして基地
局101はエンドユーザ、加入者に対してシステム100へのインターネットプ
ロトコル(IP)インタフェースを提供する。
【0124】 ワイヤレスアクセスシステムサービス ワイヤレスアクセスネットワークまたはシステム10または100の実施例は
、図6に示された種々のサービス1を、ワイヤレスアクセス音声、データおよび
ファクシミリ伝送をサポートするために有する。より詳細には、ワイヤレスアク
セスネットワーク10または100の実施例は、ワイヤレスアクセスを1つまた
は複数のデータネットワークに対してサポートするサービス1を有する。これは
例えばインターネット65を含む公衆データネットワーク、1つまたは複数の交
換回路網50,例えば公衆交換電話網(PSTN)および/またはISDNであ
るが、これに制限されるものではない。
【0125】 ワイヤレスアクセスネットワーク10または100のサービス1は、パケット
データサービス2,音声サービス3,ファクスサービス4,セキュリティサービ
ス5,ネットワーク管理サービス6,加入者管理サービス7および課金サービス
8を含む。
【0126】 ワイヤレスアクセスネットワーク10または100のパケットデータサービス
2は、ポイントツーポイントサービスおよびポイントツーマルチポイントサービ
スを含む。ポイントツーポイントパケットデータサービスはデータグラムタイプ
の無接続サービスであり、ここではメッセージが一般的に無セキュリティ伝送チ
ャネルで伝送され、このチャネルは1つまたは複数のデータパケットをシングル
パケットデータネットワーク、例えばインターネット65からシングルネットワ
ーク加入者へ伝送する機能を有する。択一的方向では、ポイントツーポイントパ
ケットデータサービスは、1つまたは複数のデータパケットをシングルネットワ
ーク加入者からシングルパケットデータネットワークへ伝送することを含む。
【0127】 実施例では、各ポイントツーポイントパケットデータ伝送が先行および後続の
パケットデータ伝送に依存しない。実施例では、無線、すなわちワイヤレスまた
はエアインタフェースでのワイヤレスアクセスネットワーク10または100の
伝送インタフェース27において、ポイントツーポイントパケットデータサービ
スは肯定伝送機構を信頼性のあるワイヤレス伝送および受信のために使用する。
実施例では、ポイントツーポイントパケットデータサービスに対する基本ネット
ワーク層プロトコルはインターネットプロトコル(IP)である。
【0128】 ポイントツーマルチポイントパケットデータサービスは、インターネットプロ
トコルマルチキャスト(IP−M)グループの参加者間のメッセージの伝送機能
を有する。ポイントツーマルチポイントパケットデータサービスは、データグラ
ムタイプの無接続サービスであり、ここではメッセージが一般的に非セキュリテ
ィの伝送チャネルで伝送される。この伝送チャネルは、1つまたは複数のデータ
パケットをシングルデータネットワーク、例えばインターネット65から2つま
たはそれ以上のネットワーク加入者へ伝送する機能を有する。実施例では、ポイ
ントツーマルチポイントパケットデータサービスに対する基本ネットワーク層プ
ロトコルはインターネットプロトコル(IP)である。
【0129】 ワイヤレスアクセスネットワーク10または100の音声サービス3は、2つ
の加入者間、または加入者と交換回路網50との間でIPパケット音声電話コー
ルを確立、維持、および解放する。実施例では音声サービス3は、基本のインタ
ーネットプロトコル(IP)ベースパケットデータ伝送面にオーバレイされたH
.323プロトコル規格を介して管理される。実施例では、音声メッセージ、シ
グナリングとベアラの両方がワイヤレスアクセスネットワーク10または100
内で、IPパケットデータグラムフォーマットで伝送される。
【0130】 ワイヤレスアクセスネットワーク10または100のファクスサービスは、2
つの加入者間、または加入者と交換回路網50との間でIPパケットファクス伝
送を確立、維持、および解放する。実施例ではファクスサービス4はインターネ
ットファクスプロトコル(IFP)T.38規格を介して管理される。このファ
クスプロトコルは基礎となるインターネットプロトコル(IP)ベースのパケッ
トデータ伝送面にオーバレイされている。実施例では、ファクスメッセージ、シ
グナリングとベアラの両方はワイヤレスアクセスネットワーク10または100
内で、IPパケットデータグラムフォーマットで伝送される。
【0131】 セキュリティサービス5はセキュリティフューチャをサポートし、このセキュ
リティフューチャは、加入者認証、端末認証、ユーザID機密性、およびユーザ
情報機密性を含むがこれに制限されるものではない。加入者認証および端末認証
はネットワーク側の確認を提供する。この確認は、システム10または100へ
のアクセスに使用されているそれぞれの加入者と端末IDが適当なものであると
いう確認である。すなわち、それぞれ端末21,またはH.323端末17,ま
たはファクス端末14の加入者が実際に、ネットワークサービスに対するリクエ
ストで請求されるということである。加入者および端末認証手続きはネットワー
クを、非認証使用に対して保護し、認証ユーザを装うことを防止する。
【0132】 ユーザID機密性は、ワイヤレスアクセスネットワーク10または100の無
線リソースを使用する加入者にIDプライバシーを提供する。ユーザID機密性
は、加入者の位置を防諜により追跡することに対する保護を提供することも含む
。その他に、ネットワークのワイヤレスインタフェース27でのインターセプト
、シグナリング交換による加入者位置の追跡も保護する。
【0133】 ユーザ情報機密性は、ネットワーク10または100内で伝送される音声、フ
ァクスおよびデータメッセージの暗号化および引き続く解読を含む。ユーザ情報
機密性メカニズムは、メッセージ、音声、ファクスおよびデータの機密性を保護
する。これらはネットワークのワイヤレスインタフェース27を介して伝送され
る。
【0134】 ワイヤレスアクセスネットワーク10または100のセキュリティサービス5
は、非認証アクセスの防止機能およびネットワークノードまたはエレメントの使
用をサポートする。このエレメントには、CPRU25,Wireless Adjunct Int
eRnet Platforms(WARP)32,基地局30および101,アクセスルータ
35,ゲートウエイ45,47,60,およびゲートキーパ55が含まれる。セ
キュリティサービス5はまた、ワイヤレスアクセスネットワーク10または10
0への公衆エントリーポイントが非認証アクセスに対して保護されることを確実
にする技術の組合せをサポートする。ワイヤレスアクセスネットワーク10また
は100はネットワークの管理とサービスの両方に使用されるから、付加的セキ
ュリティが、ノード管理手続きおよび機密性の非認証使用に対する保護のために
一般的に要求される。これについてはさらに説明する。
【0135】 図7を参照すると、種々のメカニズムが、ワイヤレスアクセスネットワーク1
0または100のセキュリティサービス5の一部として使用される。実施例では
、セキュリティマネージメントに対するメカニズムはファイアウォール982を
システム10のそれぞれのWARPの個所に有する。このようにしてそれぞれの
WARP32により、非認証ユーザがシステム10にアクセスすることが防止さ
れる。
【0136】 実施例では、セキュリティ管理に使用されるメカニズムはインターネットゲー
トウエイ60でのファイアウォール984である。このようにして非認証ユーザ
がシステム10または100にアクセスしようとしても、このことがインターネ
ットゲートウエイ60によって防止される。
【0137】 実施例では、セキュリティ管理に対するメカニズムはオペレーションサポート
システム(OSS)70LANでのファイアウォール986である。このように
して非認証ユーザがシステム10または100の管理およびサービス機能にアク
セスすることが防止される。ここではアクセスルータ35によりオペレーション
サポートシステム70への接続性が提供される。
【0138】 実施例では、セキュリティ管理に対するメカニズムはデータ起源認証988で
ある。このデータ起源認証はそれぞれのネットワークノード管理手続きの間に実
行される。シンプルネットワーク管理プロトコル(SNMP)のセキュリティフ
ューチャを使用して、CPRU25,WARP32,アクセスルータ35および
ゲートウエイ、45(H.323)、57(ファクス)および60(インターネ
ット)は、ノード管理手続きの間に伝送されるデータの起源を認証する。これに
より非認証ユーザがシステム10または100に、それぞれのネットワークノー
ド管理プラットフォームを介してアクセスできないことが保証される。これにつ
いては後で説明する。
【0139】 再び図6を参照すると、ネットワーク管理サービス6はネットワークエレメン
トまたはノードを管理する。これらはワイヤレスアクセスネットワーク10また
は100を有し、CPRU25,基地局30および101,WARP32,アク
セスルータ35,ゲートウエイ45,47および60,そしてゲートキーパ55
を含む。ネットワーク管理サービス6は管理機能をサポートし、これにはコンフ
ィギュレーション管理、欠陥管理、パフォーマンス管理、および課金管理が含ま
れる。
【0140】 ワイヤレスアクセスシステム10または100の加入者管理サービス7は、加
入者プロフィールの管理をサポートする。加入者プロフィールは、サービスでの
加入者情報およびエンドユーザ、すなわちネットワーク10または100の加入
者に割り当てられた他のパラメータを含み、これは協定契約期間の間のものであ
る。実施例では加入者プロフィールは、それぞれの加入者ID、ネットワークサ
ービスおよびサービス品質(QoS)レベルの割り当てに対する規定を含む。
【0141】 実施例では、特定のサービス要求がネットワーク10または100により、そ
れぞれの加入者の加入者プロフィールについて妥当性確認される。例えば加入者
がパケットデータサービスにだけ契約をしていれば、加入者からのパケットデー
タ要求は妥当性確認され、引き続きネットワーク10または100により実行さ
れる。しかし加入者からの音声要求は非妥当であり、従って実行されない。なぜ
なら音声サービスはこの加入者の加入者プロフィールには存在せず、彼らはこれ
に対して契約していないからである。
【0142】 ワイヤレスアクセスネットワーク10または100の課金サービス8は、ネッ
トワーク加入者に対してパケットデータサービスに対する金額を請求するための
メカニズムを有する。これは例えばインターネットアクセス、音声サービスおよ
びファクスサービスである。実施例では中央課金システムが、全てのネットワー
ク提供サービスに対する合併加入者課金に対して使用される。
【0143】 課金管理 すでに述べたように、ワイヤレスアクセスシステム10または100は課金サ
ービス8をサポートする。またすでに述べたように、加入者サービスはシステム
10および100により提供され、これは音声、ファクスおよびパケットデータ
伝送を含む。ワイヤレスアクセスシステム10および100はまた、ワイヤレス
アクセスサービスを、加入者と交換回路網50およびパケットデータネットワー
クとの間での伝送に対してサポートする。
【0144】 ワイヤレスアクセスサービスは、基本ワイヤレスネットワークサービスであり
、これがなければ他のサービスも提供することができない。実施例では、ワイヤ
レスアクセスサービスは、ローカル電話会社によりサポートされる公衆交換電話
網(PSTN)と比較することができる。従ってワイヤレスアクセスサービスは
システム10および100の全ての加入者に対する強制的サービスである。実施
例では、ワイヤレスアクセスサービスに対する課金請求のメカニズムは、それぞ
れの加入者により選択されたピークスループットレベルに基づく定額ストラテジ
ーである。
【0145】 ワイヤレスアクセスネットワーク10または100における無線・リソースは
一般的に制限されたリソースである。従って択一的実施例では異なる定額課金請
求が、ワイヤレスアクセスサービスに対する多数の加入者要求サービス品質(Q
oS)レベルと関連される。ワイヤレスアクセスサービスに対するこの課金スキ
ームは無線・リソースの過剰使用を防止し、その際に複雑な使用ベースの課金ス
トラテジーを必要としない。
【0146】 システム10および100により提供される加入者サービス、すなわち音声、
ファクスおよびパケットデータサービスはワイヤレスアクセスに対して特異的な
ものではなく、エンドユーザに加入者オプションとして提供することができる。
【0147】 実施例ではパケットデータサービスは加入者オプションである。実施例では、
パケットデータサービスに対する課金請求メカニズムは定額スキーマである。実
施例では、パケットデータサービスに対する課金請求メカニズムは、使用ベース
スキーマである。さらに他の実施例では、パケットデータサービスに対する課金
請求メカニズムは定額スキーマと使用ベーススキーマの組合せである。
【0148】 実施例では、RADIUS(Remote Authentication Dial In User Service)
課金プロトコルが課金情報の伝送に使用される。これは外部パケットデータネッ
トワーク、例えばインターネット65と、アクセスサービスエンティティおよび
ワイヤレスアクセスネットワークの中央課金システムとの間での課金を目的とす
るものである。
【0149】 実施例では、音声サービスもまた加入者オプションである。実施例では、音声
サービスに対する課金請求メカニズムは伝統的な電話スキーマに基づく。すなわ
ち通話時間および被呼相手の宛先アドレスに基づく。
【0150】 実施例では、ファクスサービスは加入者オプションである。実施例では、ファ
クスサービスに対する課金請求メカニズムは伝統的な電話スキーマに基づく。す
なわちファクスコールの持続時間および被呼宛先アドレスに基づく。
【0151】 ネットワーク10および100の課金アーキテクチャ、すなわち誰が誰に支払
うかは、それぞれの加入者へのサービス手数料ち、サードパーティ、例えば外部
伝送ネットワークにより提供されるサービスの加入者による使用に依存する。例
えば実施例では、ワイヤレスアクセスサービスとインターンヘットサービスプロ
バイダ(ISP)サービスは、インターネット65にアクセスするため、同じワ
イヤレスアクセスネットワーク10または100のオペレータにより提供される
。従ってこれらのサービスを加入者が使用することへの課金は、シングルワイヤ
レスアクセスネットワークの課金請求だけを考慮に入れればよい。
【0152】 択一的実施例として、ワイヤレスアクセスサービスとISPサービスとは異な
るオペレータにより提供される。このスキーマでは、加入者のこれらのサービス
の使用に対する課金請求は勘定しなければならず、またはそれ以外の場合には、
他のオペレータからの必要課金請求を考慮しなければならない。
【0153】 支払いに関する課金アーキテクチャ800の実施例が図8に示されている。こ
のシステムアーキテクチャでは、オペレータがワイヤレスアクセスサービスと付
加的サービスを提供する。付加的サービスは音声、ファクスおよびパケットデー
タサービスであり、従来のようにローカル電話会社を経由してサービスされる。
加入者サービスのいずれか、すなわち音声、ファクスおよび/またはパケットデ
ータが択一的に1つまたは複数の外部オペレータにより提供されるならば、これ
らのサービスにアクセスするそれぞれの加入者はローカルアクセスチャージを各
外部オペレータから受け取り、またワイヤレスアクセスシステム10または10
0の使用から発生するワイヤレスアクセスチャージも受け取る。
【0154】 課金アーキテクチャ800では、加入者が自分のアクセスするサービスの各々
に対して課金請求される。課金アーキテクチャにある全てのサービスはワイヤレ
スアクセスシステムオペレータにより提供されるから、加入者は1つのまとめら
れた請求書を自分のワイヤレスアクセス使用801、インターネットサービス使
用、音声アクセス使用803およびファクスアクセス使用804に対して受け取
る。
【0155】 課金アーキテクチャ800では、加入者はまたサードパーティオペレータチャ
ージを支払うことが請求される。これは自分のインターネット使用805,WA
N(Wide Area Network)および/またはT1伝送ラインアクセスおよび使用8
07,ワイヤレスアクセスシステム10または100への引き続くアクセス、お
よび/または長距離電話使用808,長距離音声およびファクスメッセージ伝送
に対するものである。
【0156】 ネットワーク管理 実施例では、中央オペレーションサポートシステム(OSS)70がワイヤレ
スアクセスシステム10または10の管理と、その種々のノードまたはエレメン
トの管理をサポートする。これには、CPRU25,基地局30または101,
WARP32,アクセスルータ35、インターネットゲートウエイ60、H.3
23ゲートウエイ45,ファクスゲートウエイ57およびH.323ゲートキー
パ55,およびそれぞれのプロトコルプラットフォームが含まれるが、これに限
定されるものではない。図9に示すように実施例では、ワイヤレスアクセスシス
テム10または100に対するネットワーク管理アーキテクチャ110は、NE
ML140(Network Element Management Layer)、NML130(Network Ma
nagement Layer)およびSML(Service Management Layer)、そしてBML(
Business Management Layer)からなる。
【0157】 実施例では、ネットワークエレメント管理はプラットフォームの混合により提
供され、これらのプロットフォームは測定ドメインの第1レベル管理者として機
能する。実施例では、ネットワーク管理層140は、ネットワークのゲートウエ
イ/ゲートキーパドメイン管理のためのゲートウエイ管理プラットフォーム11
6からなる。すなわちゲート45(H.323)、57(ファクス)およびイン
ターネット60とH.323ゲートキーパ55である。この実施例では、ネット
ワークエレメント管理層140はさらに、ルータ管理プラットフォーム118を
有する。これはネットワークのルータドメインを管理するためである。すなわち
、アクセスルータ35,ネットワークのCPRU25を管理するための端末管理
プラットフォーム122、ネットワークの基地局30を管理するための基地局シ
ステム(BBS)管理プラットフォーム124,およびシステム100における
WARP32,ネットワークの基地局101に対するものである。
【0158】 ゲートウエイ管理プラットフォーム116は、準備、管理、および状態に対す
る機能と、ネットワーク10または100のゲートウエイ45,57および60
をモニタする機能を提供する。実施例では、ゲートウエイ管理プラットフォーム
116はまた準備、管理、および状態に対する機能と、ネットワーク10または
100のH.323ゲートキーパのモニタ実行機能を提供する。
【0159】 ルータ管理プラットフォーム118は、準備、管理、状態に対する機能と、ネ
ットワーク10または100のアクセスルータ35をモニタする機能を提供する
【0160】 端末管理プラットフォーム122は、ワイヤレスアクセスシステム10または
100のCPRU25の管理を行う汎用目的の管理プラットフォームである。
【0161】 基地局システム(BBS)管理プラットフォーム124は、ワイヤレスアクセ
スシステム10またはシステム100の基地局101の基地局30とWARP3
2を管理するための汎用管理プラットフォームである。実施例では、ローカルノ
ード管理もまたWARP32とシステム10の基地局30、またはシステム10
0の基地局101に対してサポートされている。これらは、それぞれのWARP
32と基地局30または101の配備中に準備のために使用され、ネットワーク
管理インフラが完全に確立されるまでに使用される。
【0162】 ネットワーク管理層130は、スケーラブルなネットワークノード管理(NN
M)プラットフォーム114を、中央ネットワークノード管理の準備のために有
する。実施例では、NNMプラットフォーム114は、種々のゲートウエイ45
,57,60,H.323ゲートキーパ55,アクセスルータ35、基地局30
または101,CPRU25およびワイヤレスアクセスネットワーク10または
100のWARP32の種々の管理要求を組み込み管理の観点で合併する。NN
Mプラットフォーム144は、標準ネットワーク管理機能を提供する。この管理
機能には、コンフィギュレーション管理、欠陥状態および準備、および管理実行
の機能が含まれる。付加的にNNMプラットフォーム114はアーキテクチャを
有し、このアーキテクチャはイベント管理、データベースコントロール、および
一般的ネットワークノードまたはエレメント、それぞれのワイヤレスアクセスネ
ットワーク10または100に対するセキュリティフューチャを有する。
【0163】 実施例では、NNMプラットフォーム114は標準API(Application Plat
form Interfaces)を提供し、これによりサードパーティアプリケーションをワ
イヤレスアクセスシステムエレメントに追加することができる。その目的は、ト
ラブルシューティングおよびエラー管理、資産管理、およびシステム、サービス
、機能分析である。
【0164】 サービス管理およびビジネス管理層120は加入者管理プラットフォーム(S
MP)112を有する。図10を参照すると、加入者管理プラットフォーム(S
MP)112は種々の加入者指向の機能または手続き150をサポートする。実
施例ではSMP112は、加入者登録手続き152,加入者認証手続き154,
加入者評価手続き152,加入者課金手続き158および加入者管理手続き16
0をサポートする。
【0165】 加入者登録手続き152は、加入者の収集、保管および管理機能を含む。すな
わち、カスタマ、加入者既約および課金に対するデータである。加入者データは
、加入者プロフィールを含み、加入者プロフィールは、加入者が要求したサービ
スについての加入者情報を含む。同様にそれぞれの加入者に同意契約期間の間、
割り当てられる他のパラメータも含む。加入者プロフィールに関連するパラメー
タの例は、それぞれの加入者に割り当てられた、または規定されたサービス品質
レベル(QoS)である。
【0166】 加入者認証手続き154は、不正手段に対するネットワーク保護を提供する。
一般的に加入者認証手続き154はワイヤレス施設およびチャネルに対するアク
セスを認証し、同様に特別のネットワークサポートサービスにアクセスしようと
するユーザの試みを認証する。実施例では、ワイヤレスアクセスシステム10ま
たは100は加入者認証と端末認証機能の両方をサポートする。
【0167】 パケットデータサービスに対しては、加入者認証が一般的にワイヤレスアクセ
スおよびインターネットプロトコル(IP)ネットワークノードを経由して、エ
ンドツーエンドで、すなわちフロースルーで、一般的に透過ファッションで実行
される。より詳細には実施例では、パケットデータサービスに対して加入者認証
が、それぞれの端末21のCPRU25と、このCPRU25と通信する基地局
30または101によってサポートされる。
【0168】 実施例では、音声およびファクスサービスに対して、加入者認証が一般的には
H.323端末17とH.323ゲートキーパ55との間で実行される。実施例
では、チャレンジ/レスポンスプロセスとCHAP(Challenge Handshake Auth
entication Protocol)とがそれぞれの加入者認証に使用される。実施例ではユ
ーザID/パスワードおよびパスワード認証プロトコル(PAP)がそれぞれの
加入者認証に対して使用される。
【0169】 ワイヤレスアクセスシステム10または100では、端末認証が端末21また
はH.323端末17またはファクス端末14の認証に使用される。実施例では
図1に示すように、端末認証は3つのネットワークコンポーネントを有する:端
末21またはH.323端末17またはファクス端末14のCPRU170,セ
ルまたはゾーンのWARP174,ワイヤレスアクセスシステム10の加入者管
理プラットフォーム(SMP)178に配置されたCPRU170である。シス
テム100に対しては基地局101がWARP32を置換し、これによりシステ
ムのWARP端末認証機能をサポートする。
【0170】 CPRU170は自動的に、パワーオンに基づいて端末認証プロセスを初期化
する。実施例では、CPRU170はそれぞれのWARP174と通信し、端末
認証を端末管理プロトコル(TMP)を介して行う。CPRU170は工場でイ
ンストールされた秘密鍵である。この秘密鍵はCPRUのユニークなユニバーサ
ルIDと関連する。CPRU170はまた専用セキュリティおよび/またはソフ
トウエアを有し、所定の端末認証チャレンジに対する応答を計算する。この端末
認証チャレンジは加入者管理プラットフォーム(SMP)によりこの秘密鍵を使
用して発行される。
【0171】 WARP174は、CPRU170とSMP178との間のリレーとして端末
認証目的のために動作する。WARP174はCPRU170と端末管理プロト
コル(TMP)を介して通信し、秘密論理リンクコントロール(LLC)プロト
コルを基礎となる伝送プロトコルとして端末認証コントロールメッセージに対し
て使用する。これについてはさらに下で説明する。
【0172】 実施例ではWARP174は、ワイヤレスアクセスネットワーク10のSMP
178と端末認証目的で、リモート認証ダイヤルインサービス(RADIUS)
プロトコルを介して通信し、非秘密のユーザダイヤグラムプロトコル(UDP)
を基礎となる伝送プロトコルとして使用する。これについては後でさらに説明す
る。
【0173】 CPRU170とSMP178との間の端末認証プロトコルの実行に基づき、
それぞれのWARP174はCPRU170の端末認証状態を保持する。WAR
P174はその後に、CPRUの端末認証状態を使用し、CPRU170が引き
続きワイヤレスアクセスシステム10へアクセスするのを許可または拒否する。
例えばWARP174は、システムがCPRU170へアクセスするのを、これ
が以前に適切に、端末認証手続きを介して認証されていなければ拒否するであろ
う。
【0174】 加入者管理プラットフォーム(SMP)178は、CPRU170のIDとそ
れぞれの秘密鍵のペアを格納する。「アクセス要求」メッセージがSMP178
によりWARP174を介して、CPRU170から受信され、ネットワークへ
のアクセスが要求される場合、SMP178は「アクセスチャレンジ」メッセー
ジにより応答する。実施例では、「アクセスチャレンジ」メッセージはランダム
数を含む。受信した「アクセスチャレンジ」メッセージに基づき、CPRU17
0は相応の応答する。CPRUの応答が妥当であれば、SMP178は「アクセ
ス受容」メッセージをCPRU170に送信する。そうでなければ、SMP17
8は「アクセス拒否」メッセージをCPRU170に送信する。
【0175】 再び図10を参照すると、加入者評価手続き156は、フレキシブルな価格プ
ランの形成および維持を含む。
【0176】 加入者課金手続き158は、フレキシブルな顧客課金の形成をサポートする。
これにはリアルタイムおよび請求書ベースの支払い要求も含まれる。加入者課金
手続き158はさらに1つまたは複数のマルチ通貨でのカスタマ課金をサポート
する。
【0177】 加入者管理手続き160は、加入者情報へのネットワーク管理アクセスを発生
およびサポートする。これには、加入者プロフィール、加入者活動、および加入
者課金収支が含まれる。実施例では、加入者プロフィールは、カスタマID、カ
スタサービスサポート要求、および加入者に対する、または割りあてられたサー
ビスの品質(QoS)が含まれる。実施例では、加入者活動情報は、ワイヤレス
アクセスシステム10または100によりサポートされる、それぞれの加入者の
サービス使用時間を含む。実施例では、加入者課金収支は、それぞれの加入者が
システム10または100で使用したサービスの支払い月額を含む。
【0178】 実施例では、直接ノード管理アプローチが使用され、これによりいずれのネッ
トワークノードの管理も可能である。すなわちCPRU25,基地局30または
101,WARP32,アクセスルータ35,ゲートウエイ45,57,60,
およびインターねとプロトコル(IP)アドレスを有するH.323ゲートキー
パ55の管理が可能である。それぞれのネットワークノードの管理は、インター
ネットベースのプロトコルを使用して実行される。これにはSNMP(Simple N
etwork Management Protocol)およびファイル伝送プロトコル(FTP)が含ま
れる。ネットワークノード管理は、リモートネットワークオペレーションセンタ
を含む種々のローカル、インターネット、および/またはローカル管理センタか
ら構成または完成される。リモートネットワークオペレーションセンタは、主中
央管理ロケーションをサポートする。インターネットは制限されたリモート管理
能力を一般的にインターネットファイアウォールにより提供する。ローカル管理
センタは、ノード設置個所での管理規定をサポートすることができる。
【0179】 中央ネットワークオペレーションロケーションからの直接管理スキーマを使用
すると、ネットワークノード管理(NNM)プラットフォーム114での処理負
荷が重たくなることがある。NNMプラットフォーム114への処理負荷は、S
NMPで使用されるメカニズムの単純性ゆえに、またSNMPエラーを検知する
ため頻繁にポーリングする必要からさらに増大することがある。負荷問題を処理
する実施例の解決手段は、管理プラットフォームの階層をネットワークノード管
理に対して維持することである。図12参照。
【0180】 図12の管理階層システム850では、管理者852の1つの管理者が示され
ている。実施例では、管理者の管理者852はネットワークノード管理(NNM
)プラットフォーム114である。管理者の管理者852は2つまたはそれ以上
の管理者854を管理する。実施例では、ノード管理者854はゲートウエイ管
理プラットフォーム116,ルータ管理プラットフォーム118,端末管理プラ
ットフォーム122またはBBS管理プラットフォーム124を有する。各ノー
ド管理者854は反対に、2つまたはそれ以上のネットワークノード856を管
理する。ネットワークノード856はCPRU25,基地局30または101,
WARP32,アクセスルータ35,ゲートウエイ45,57,60,およびワ
イヤレスアクセスシステム10または100のH.323ゲートキーパ55えを
有する。
【0181】 実施例では2つまたはそれ以上のゲートウエイ45,57および/または60
、および/またはH.323ゲートキーパ55の管理は、共通のノード管理者8
54プラットフォームから実行される。実施例では、2つまたはそれ以上のアク
セスルータ35の管理もまた、共通のノード管理者854プラットフォームから
実行される。
【0182】 一般的管理プロトコルアーキテクチャ854の実施例が図13に示されている
。この実施例は、ノード管理者プロトコルアーキテクチャ830をリモートまた
はローカル管理処理に対して含み、さらにノードエレメントプロトコルスタック
840を含む。実施例ではノード管理者プロトコルスタック820は共通のノー
ド管理者854に対するものである。実施例ではノードエレメントプロトコルス
タック840はアクセスルータ35,H.323ゲートウエイ45,ファクスゲ
ートウエイ57,インターネットゲートウエイ60,およびワイヤレスアクセス
システム10または100のH.323ゲートキーパ55に対するものである。
【0183】 ノード管理者プロトコルスタック820の管理者アプリケーション層821は
、アプリケーション機能をネットワークノード管理に対してサポートする。これ
には、コンフィギュレーション管理、エラー管理、実行管理、課金管理、および
セキュリティ管理が含まれる。同様にノードエレメントプロトコルスタック84
0のエージェントアプリケーション層841はアプリケーション機能を、ネット
ワークノード管理に対してサポートする。これには、コンフィギュレーション管
理、エラー管理、実行管理、課金管理およびセキュリティ管理が含まれる。
【0184】 ノード管理者プロトコルスタック820とノードエレメントプロトコルスタッ
ク840はそれぞれシンプルネットワーク管理プロトコル(SNMP)層822
と842を、それぞれのノード管理のためにSNMPを管理するため有する。ノ
ード管理者プロトコルスタック820のファイル伝送プロトコル(FTP)/マ
ルチキャストファイル伝送プロトコル(MFTP)層823と、ノードエレメン
トプロトコルスタック840のFTP/MFTP層843は、FTPまたはMF
TPの選択を、ノード管理者854とそれぞれのノード856との間のファイル
伝送のためにサポートする。
【0185】 基礎となり、従ってサポートするネットワークノード管理プロトコル、すなわ
ちSNMP、FTPおよびMFTPは伝送コントロールプロトコル(TCP)/
インターネットプロトコル(IP)チャネルまたは接続であり、安全性、すなわ
ち信頼性を必要とする管理データを伝送経路で伝送するためのものである。ノー
ドエレメントプロトコルスタック840のTCP層825とIP層826は安全
TCP/IPチャネルを、ノード管理者854とノード856との間の管理メッ
セージの伝送に対してサポートする。
【0186】 また基礎となるネットワークノード管理プロトコルはユーザデータグラムプロ
トコル(UDP)/インターネットプロトコル(IP)チャネル、または接続で
ある。これは信頼性のない伝送経路を介して伝送することのできる管理データを
伝送するためのものである。ノード管理者プロトコルスタック820のUDP層
824およびIP層826と、ノードエレメントプロトコルスタック840のU
DP層844およびIP層846は、保安されないUDP/IPチャネルを、ノ
ード管理者854とノード856との間で管理メッセージを伝送するためにサポ
ートする。
【0187】 ノード管理者プロトコルスタック820のサブネットワークプロトコル層82
7と、ノードエレメントプロトコルスタック840のサブネットワークプロトコ
ル層847は基礎となる伝送プロトコルを、ノード管理者854とノード856
との間でノード管理メッセージを伝送するための物理的インタフェースを管理す
るためにサポートする。
【0188】 実施例では、ワイヤレスアクセスシステム10の各基地局30は、WARP3
2とペアになっている。これら基地局システム(BBS)を形成する。ワイヤレ
スアクセスシステム10の実施例では、1つのWARP32が2つまたはそれ以
上の基地局30とペアになってBBSを構成している。実施例では、ワイヤレス
アクセスシステム100の各基地局101はBBSを有する。ワイヤレスアクセ
スシステム10または100の各BBSは独立して管理される。
【0189】 実施例では、BBSに対する管理アーキテクチャはETSI GSM(Global
System for Mobile communication)12シリーズ規格に基づく。管理機能は図
14に示すようにカスケードされている。ワイヤレスアクセスシステム10に対
する実施例のBBS管理アーキテクチャ990は一般的に、WARP32と基地
局30との間のGSM Abisインタフェースをサポートすることにより生じ
る。実施例ではBBSはBBS管理プラットフォーム124により管理され、こ
のプラットフォーム124はシステム10または100のオペレーションおよび
メンテナンスセンタ(OMC)72によりサポートされる。
【0190】 実施例では、シンプルネットワーク管理プロトコル(SNMP)がWARP3
2と、ワイヤレスアクセスシステム10のOMC72からの基地局30の管理に
使用される。実施例では、SNMPはまたワイヤレスアクセスシステム100の
OMC72からの基地局101の管理に使用される。とりわけ利点として、SN
MPは複雑性とメモリを回避するのに役立ち、OMC72と、オペレーションサ
ポートシステム(OSS)70のネットワーク管理システム(NMS)80との
間のTMN Q3インタフェースのサポートと関連する必要な処理を回避するの
に役立つ。
【0191】 SNMPの使用はこのようにして、NNMS80によりサポートされるオブジ
ェクト指向管理情報プロトコルと、それぞれのWARP32および基地局30内
でサポートされるSNMP機能との間の相互作用を必要とする。実施例では、T
MNベースの管理プロトコルまたはプラットフォームを基地局システム(BSS
)、すなわちWARP32−基地局30ペア管理に対して使用することは、SN
MP構造をオブジェクト指向管理プロトコル、例えばGDMOおよびCORBA
IDLに適合することを含む。実施例では、TMNベースのオブジェクト指向
管理情報プロトコルとSNMPとの間の相互作用がNMF CS341規格を介
して完成され、BBS管理プラットフォーム124により実行される。
【0192】 ワイヤレスアクセスシステム10または100ではBBS管理プラットフォー
ム124と端末管理プラットフォーム122とがTMNモデルの周囲に構造化さ
れ、CCITT X.700シリーズ規格で定義されたシステム管理機能を実現
する。SNMPはCPRU25,基地局30または101,およびWARP32
ノード管理に対して使用され、一部はシステム10または100内のIPネット
ワーキングの使用が広範だからである。SNMPはTMNの基本テナントに対し
て忠実である、これを一般的TMNプラットフォームと直接一緒に使用すること
はできない。従って実施例では、適合または仲介プロトコル層がBBSおよび端
末管理プロットフォーム124と122に含まれる。これらの適合プロトコル層
は、NNMS80によりサポートされるTMNプロトコルと、CPRU25,基
地局30および101,およびWARP32によりサポートされるSNMPとの
間の相互作用を提供する。
【0193】 BBS管理アーキテクチャ990では、オペラーションおよびメンテナンスセ
ンタ(OMC)管理プラットフォーム992が、システム10のそれぞれのWA
RP32によりサポートされるWARPノード管理プラットフォーム994の各
々とインタフェースする。OMCプラットフォーム992はまた、システム10
の基地局30またはシステム100の基地局101によりそれぞれサポートされ
る基地局ノード管理プラットフォーム996の各々とインタフェースする。シス
テム10では、OMCプラットフォーム992が基地局ノード管理プラットフォ
ーク996の各々と、WARP32のWARPノード管理プラットフォーム99
4を介してインタフェースする。このWARP32はそれぞれ基地局システム(
BBS)を有する。
【0194】 実施例では、OMC管理プラットフォーム992はグラフィックユーザインタ
フェース(GUI)をネットワーク管理機能でのオペレータ相互作用のために有
する。OMC管理プラットフォーム992はさらに管理機能をシステム10また
は100のそれぞれのBBS内で処理するための管理アプリケーションサポート
および機能995を有する。OMC管理プラットフォーム992はまたシンプル
ネットワーク管理プロトコル(SNMP)/CMIP Qアダプタ機能997を
有する。この機能997は、TMNベースのBBS管理プラットフォームとCC
ITT X.700アプリケーションの使用をシステム10内でサポートする。
SNMP/CMIP Qアダプタ機能997は、NNMS80によりサポートさ
れる、TMNベースのオブジェクト指向管理情報プロトコルと、CPRU25,
基地局30および101,およびWARP32によりサポートされるSNMPと
の間の相互作用をサポートする。
【0195】 実施例では、WARPノード管理プラットフォーム994はAbisインタフ
ェース/SNMP翻訳機能999をサポートする。この機能999はNNMF
CS341プロトコルルールに基づくものである。Abisインタフェース/S
NMP翻訳機能999は管理プロトコルの伝送を、WARP32と基地局30と
の間のGSM Abisインタフェース上でサポートする。
【0196】 BBS管理プロトコルアーキテクチャ875の実施例が図15に示されており
、これはオペレーションおよびメンテナンスセンタ(OMC)プロトコルスタッ
ク880,WARPプロトコルスタック890、および基地局プロトコルスタッ
ク900を含む。BBS管理プロトコルアーキテクチャ875内では、OMC7
2がBBS管理プラットフォーム124をサポートする。BBS管理プロトコル
アーキテクチャ875ではBBSのWARP32が、BBS WARPエイジェ
ント管理機能と、BBS基地局管理者機能の両方をサポートする。BBS管理管
理プロトコルアーキテクチャ875ではBBSの基地局30が基地局エイジェン
ト管理機能をサポートする。
【0197】 BBS管理プロトコルアーキテクチャ875ではシンプルネットワーク管理プ
ロトコル(SNMP)が、管理プロトコルのために使用される。クリティカルな
SNMPベースの管理手続きはそれぞれのアプリケーション層で肯定される。
【0198】 BBS管理プロトコルアーキテクチャ875ではSNMPが、基礎となる不信
頼ユーザダイヤグラムプロトコル(UDP)/インターネットプロトコル(IP
)トランスポートチャネル、または接続に依存し、管理プロトコルをBBSの管
理のために伝送する。OMCプロトコルスタック880はSNMP層881,U
DP機能をサポートするTCP/UDP層883、およびIP層884を有する
。同様にWARPプロトコルスタック890は、SNMP層882,UDP機能
をサポートするTCP/UDP層885,およびIP層886を有する。
【0199】 実施例では、OMC72と、BBSのWARP32との間の伝送がマルチキャ
ストファイル伝送プロトコル(MFTP)を介して完成される。MFTPは、イ
ンターネットプロトコル(IP)マルチキャストネットワーキングおよびユーザ
データグラムプロトコル(UDP)に依存してファイル伝送し、信頼伝送コント
ロールプロトコル(TCP)に依存して負の肯定を伝送し、信頼管理ファイル伝
送をワイヤレスアクセスシステム10内で実行する。従ってOMCプロトコルス
タック880はMFTP層891を有し、この層はファイル伝送プロトコル(F
TP)機能を包含する。OMCプロトコルスタック880のTCP/UDP層8
83は、ノード管理ファイル伝送で使用されるTCP機能をサポートする。WA
RPプロトコルスタック890はまたMFTP層892を有し、これはFTP機
能を包含する。WARPプロトコルスタック890のTCP/UDP層885は
信頼TCP機能をサポートする。
【0200】 一般的に、マルチキャストファイル伝送に対する良効率は、ファイルサブネッ
トワーク層内でOMC72とWARP32との間で同報通信を使用することによ
って達成される。従って実施例では、高速イーサネットのブロードキャスト機能
がOMC72とWARP32との間のファイル伝送に使用される。OMCプロト
コルスタック800とWARPプロトコルスタック890とはそれぞれ高速イー
サネット層887と888を有する。
【0201】 それぞれのWARP32と基地局30との間のGSM Abisインタフェー
スのオペレーションおよびメンテナンスは、基地局管理のためのGSM12.2
1規格に基づく。このGSM12.21規格自体はTMNモデルとCCITT.
X.700シリーズサービス管理機能(SMF)と提携している。従ってWAR
Pプロトコルスタック890と基地局プロトコルスタック900はそれぞれ基地
局ネットワーク管理層893と894を有し、これによりGSM Abisイン
タフェースオペレーションおよびメンテナンス機能をサポートする。
【0202】 実施例では、WARP32と基地局30との間の管理コントロールに対して基
礎となるプロトコルが、Dチャネルに対するリンクアクセス手続きプロトコル(
LAPD)である。従ってWARPプロトコルスタック890と基地局プロトコ
ルスタック900はそれぞれぁPDプロトコル層895と896を有する。
【0203】 実施例では、G.703プロトコルは、WARP32と基地局30との間の管
理コントロールメッセージの伝送に対する物理的インタフェースプロトコルであ
る。従ってWARPプロトコルスタック890と基地局プロトコルスタック90
0はG.703プロトコル層897と898を有する。
【0204】 端末管理アーキテクチャ910の実施例が図16に示されている。この端末管
理アーキテクチャはワイヤレスアクセスシステム10または100のCPRUを
、端末管理プラットフォーム122から管理する。実施例では、システム10ま
たは100のCPRU25は、インターネットプロトコル(IP)ベースのシン
プルネットワーク管理プロトコル(SNMP)とマルチキャストファイル伝送プ
ロトコル(MFTP)を使用して管理される。実施例では、一般的にシステム1
0または100内のCPRU25の数が大きいので、CPRU管理インタフェー
スは最小化される。
【0205】 端末またはCPRU管理プロトコルアーキテクチャ920の実施例が図17に
示されている。このアーキテクチャ920は、オペレーションサポートシステム
(OSS)プロトコルスタック930,アクセスルータプロトコルスタック94
0,WARPプロトコルスタック950,基地局プロトコルスタック960、お
よびCPRUプロトコルスタック970を有する。CPRU管理プロトコルアー
キテクチャ920では、OSS70が端末管理プラットフォーム122をサポー
トし、各CPRU25がCPRUエイジェント管理アプリケーションおよび機能
922をCPRUネットワーク管理プロセスに対してサポートする。
【0206】 CPRU管理プロトコルアーキテクチャ920では、シンプルネットワーク管
理プロトコル(SNMP)がプロトコル管理に使用される。クリティカルな、S
NMPベースの管理手続きはそれぞれのアプリケーション層で肯定される。
【0207】 CPRU管理プロトコルアーキテクチャ920では、SNMPは基礎となる不
信頼ユーザデータグラムプロトコル(UDP)とインターネットプロトコル(I
P)伝送チャネルまたは接続に依存して、管理プロトコルの伝送をCPRU25
の管理のために伝送する。従ってOSSプロトコルスタック930はSNMP層
923、UDP層924およびIP層925を有する。同様に、CPRUプロト
コルスタック970はSNMP層926,UDP層927およびIP層928を
有する。
【0208】 CPRU管理プロトコルアーキテクチャ920で使用される管理プロトコルは
基礎となるインターネットプロトコル(IP)に依存するから、アクセスルータ
プロトコルスタック940とWARPプロトコルスタック950もそれぞれIP
層931と932を有する。
【0209】 実施例では、OSS70とCPRU25との間のファイル伝送は、マルチキャ
ストファイル伝送プロトコル(MFTP)を介して完成される。MFTPは、イ
ンターネットプロトコル(IP)マルチキャストネットワーキング、ファイル伝
送のためのユーザデータグラムプロトコル(UDP)、および非肯定に対する信
頼伝送コントロールプロトコル(TCP)に依存して、信頼管理ファイル伝送を
ワイヤレスシステム10または100内で実行する。したがあってOSSプロト
コルスタック930はMFTP層933とTCP層934を有する。CPRUプ
ロトコルスタック970もまたMFTP層935とTCP層936を有する。
【0210】 一般的に、マルチキャストファイル伝送に対する良好率は同報通信を、最終サ
ブネットワーク層内でCPRU25と、CPRU25が通信する基地局システム
(BBS)との間で使用することにより達成される。従って、GPRS(Genera
l Packet Radio Service)PTM(Point-To-Multipoint)機能のブロードキャ
スト機能が、BBSと1つまたは複数のCPRU25との間のファイル伝送に使
用される。実施例ではポイントツーマルチポイントルーティングが、BBSのW
ARP32のそれぞれのインターネットプロトコル(IP)層932および92
8と、システム10のCPRU25で実行される。
【0211】 実施例では、管理メッセージをOSS70とアクセスルータ35との間で伝送
し、システム10または100のCPRU25に接続を提供するためのサブネッ
トワーク層はイーサネットである。従ってOSSプロトコルスタック930とア
クセスルータプロトコルスタック940はそれぞれイーサネット層937と93
8を有する。
【0212】 実施例では、管理メッセージをCPRU管理プロトコルアーキテクチャ920
内でアクセスルータ35と、WARP32−基地局30ペアを有するBBSとの
間で伝送するためのサブネットワーク層はフレームリレーである。従ってアクセ
スルータプロトコルスタック940はフレームリレー層941を、WARPプロ
トコルスタック950はネットワーク側にフレームリレー層942を、ユーザ側
にフレームリレー943を有し、基地局プロトコルスタック960はフレームリ
レー944を有する。
【0213】 実施例では、基地局30と、ネットワークノード管理に対するCPRU25と
の間の通信はSNDCP(SubNetwork Dependent Convergence Protocol)によ
りサポートされ、これは基礎となる論理リンクコントロール(LLC)プロトコ
ルに依存する。実施例では、基地局30とCPRU25との間の管理通信に対す
るサブネットワーク層はラジオリンクコントロール(RLC)/メディアアクセ
スコントロール(MAC)プロトコルによって提供される。さらに無線物理イン
タフェースが基地局30とCPRU25との間で管理メッセージを伝送するため
に使用される。従って基地局プロトコルスタック960はSNDCP層951,
LLC層952,RLC/MAC層953および無線物理インタフェース層95
4を有する。同様にCPRUプロトコルスタック970はSNDCP層955、
LLC層956,RLC/MAC層957および無線物理インタフェース層95
8を有する。
【0214】 実施例では、CPRU25,WARP32、およびウェアイヤレスアクセスシ
ステム10および100の基地局30と101の状態、それら自身のハードウエ
アリソースがそれぞれのオペレーションおよびメンテナンスセンタ(OMC)7
2に対して、ユニークなリソース記述を含む。このリソース記述は、それぞれの
リソース、すなわちリソースタイプ、所定のリソースタイプのバージョン、およ
びリソースのロケーションを定義する。それぞれのCPRU25,WARP32
または基地局30または101のハードウエアリソース情報はシステムのOMC
72にそれぞれのCPRU、WARPまたは基地局のパワーオンまたはリセット
に基づいて供給される。それぞれのCPRU25,WARP32または基地局3
0または101のハードウエアリソース情報はまたOMC72に、ハードウエア
エラー状態リポートの一部として供給される。
【0215】 実施例では、CPRU25,WARP32、およびワイヤレスアクセスシステ
ム10および100の基地局30および101の状態、それら自身のソフトウエ
アおよびファームウエアリソースがそれぞれのOMC72に対して、リソースタ
イプIDとソフトウエアおよび/またはファームウエアのバージョンを含む。こ
れらはそれぞれのCPRU25,WARP32または基地局30または101で
実行される。CPRU25,WARP32または基地局30または101のソフ
トウエア/ファームウエアリソース情報はシステムのOMC72に、それぞれの
CPRU、WARPまたは基地局のパワーオンまたはリセットに基づいて供給さ
れる。
【0216】 実施例では、全てのソフトウエアおよびファームウエアファイルの少なくとも
1つのバージョンが基地局オペレーションに対して供給され、これはシステム1
0の各基地局30またはシステム100の基地局101の不揮発性メモリに配置
される。同様に実施例では、カスタマ構内無線ユニット(CPRU)オペレーシ
ョンに対して要求される全てのソフトウエアおよびファームウエアファイルの少
なくとも1つのバージョンがシステム10または100の各CPRU25の副初
性メモリに配置される。同様に実施例では、WARPオペレーションに対して要
求される全てのソフトウエアおよびファームウエアファイルの少なくとも1つの
バージョンがシステム10の各WARP32の不揮発性メモリに配置される。
【0217】 実施例では、ワイヤレスアクセスシステム10および100のCPRU25,
WARP32および基地局30と101のそれぞれがそれらの個別のソフトウエ
アおよび/またはファームウエアファイルの更新をサポートする。CPRU25
,WARP32および基地局30と101のそれぞれはまたそれぞれのソフトウ
エアおよび/またはファームウエアバージョン更新を完全にサポートする。
【0218】 それぞれのCPRU25,WARP32,および基地局30と101のソフト
ウエアおよびフォームウエアファイルはそれぞれカスタマイズパラメータを有し
、このカスタマイズパラメータはそれぞれのCPRU25,WARP32および
基地局30と101のカスタマイズをサポートする。
【0219】 ワイヤレスアクセスシステム10および100のCPRU25,WARP32
および基地局30と101はそれぞれ、ハードウエア/ソフトウエア/ファーム
ウエア状態を発生し維持する。そしてこの状態をそれぞれのシステムOMC72
に供給する。CPRU25,WARP32および基地局30と101のハードウ
エア/ソフトウエア/ファームウエア状態は、それぞれのCPRU25,WAR
P32または基地局30または101の 能力を有し、システム10または10
0内でワイヤレスアクセスサービスをサポートする。
【0220】 自己テストが各CPRU25,WARP32および基地局30と101により
、パワーオンおよびリセットに基づいて実行され、それらの正しいオペレーショ
ンが検証される。各基地局30と101に対する自己テストはそれぞれの基地局
の無線インタフェースを検証するためのループテストを有する。各CPRU25
に対する自己テストはそれぞれのCPRU無線インタフェースの検証に対するル
ープテストを有する。
【0221】 ワイヤレスアクセスシステム10および100内にある各CPRU25,WA
RP32および基地局30と101は自己管理機能をサポートし、これにより装
置、処理、通信、サービス品質および環境条件によるエラーを検知する。それぞ
れの自己管理機能はさらにエラー情報をシステムのOMC72に、ハードウエア
状態エラーリポートを介して供給することをサポートする。実施例ではリポート
されたエラーはエラーのタイプ、エラーの深刻度、およびそれぞれのCPRU2
5,WARP32または基地局30,101のいずれかのエラーコンポーネント
のIDを含む。各CPRU25,WARP32および基地局30と101の自己
管理機能はまた、以前に検知されたエラーがいつなくなったか、またはそれ自体
がいつ補正されたかを決定することを含む。
【0222】 実施例では、ワイヤレスアクセスシステム10の基地局30またはワイヤレス
アクセスシステム100の基地局101が動作していれば、これは測定補正機能
を実行する。実施例では測定補正機能は、アップリング無線品質と信号強度を、
各基地局30または101において全てのユーザに対して検出する。すなわち、
ビジー、無線チャネル、アイドル、すなわち不使用での信号強度、無線チャネル
、無線インタフェース手続きの成功率、基地局の無線リソースのアベイラビリテ
ィおよび使用である。
【0223】 基地局の測定された、および/または補正された値、または結果は、ワイヤレ
スアクセスシステム10または100に、ネットワーク構築可能リポート期間に
基づいて報告される。いずれの基地局30または101もそれぞれのシステム1
0または100により要求されて、測定値報告を止めることができる。さらに、
以前に測定値報告を止めることが要求されたいずれの基地局30または101に
も測定値報告を再開するよう命令することができる。
【0224】 通信処理 ワイヤレスアクセスネットワーク10および100は5つの面を通信に対して
有する。これは図18に示されている。シグナリング面200はパケットデータ
シグナリング面205を、データ伝送のための通信シグナリングに対して含む。
シグナリング面200はまた音声/ファクスシグナリング面210を、パケット
音声およびファクス伝送のための通信シグナリングに対して含む。
【0225】 ベアラ面220はパケットベアラ面225を、パケットデータ伝送のために含
む。ベアラ面220はまた、音声ベアラ面230をIPパケット音声伝送に対し
て有する。ベアラ面220はさらにファクスベアラ面235をIPパケットファ
クス伝送のために有する。
【0226】 実施例ではパケットデータシグナリング面205機能または手続きで240が
実行され、またはパケットデータベアラ面225機能のコントロール、サポート
およびメンテナンスのために処理される。これは図19に示されている。
【0227】 パケットデータシグナリング面手続き240は手続き201を、システム10
または100へのCPRU25の初期接続確立のため、および引き続く受信およ
びパケットデータメッセージの送信のために有する。より詳細には、接続確立手
続き201は、物理伝送経路または接続または通信チャネルをCPRU25から
基地局20およびWARP32,または基地局101により確立するための機能
を有し、引き続きパケットデータを受信および送信する。
【0228】 パケットデータシグナリング面手続き240はまた手続き207を、確立され
たパケットデータ伝送経路を引き続き割り当て解除、または解放するために有す
る。
【0229】 パケットデータシグナリング面手続き240はまた手続き202を、以前に論
議した端末認証のために有する。さらにパケットデータシグナリング手続き24
0は手続き203を、インターネットプロトコル(IP)アドレスを加入者端末
21に割り当てるワイヤレスアクセスネットワークダイナミックアロケーション
のために有する。実施例では、システム10でCPRU25と通信するWARP
32がIPアドレスをそれぞれの端末21のCPRU25に割り当てる。択一的
実施例では、システム100でCPRU25と通信する基地局101がIPアド
レスをそれぞれの端末21のCPRU25に割り当てる。
【0230】 パケットデータシグナリング面手続き240はまた手続き204を、一時的論
理リンク層ドレス、すなわち一時的論理リンクID(TLLI)をCPRU25
に、ワイヤレスアクセスネットワーク10または100内での端末通信アドレシ
ングのためネットワーク割り当てするために有する。TLLIは一時的端末ID
であり、これは加入者機密性を提供する。すなわち、TLLIの使用により、ワ
イヤレスアクセスネットワーク10または100の無線インタフェース27上の
ユーザIDは非認証個人、エンティティまたは処理に対して開示が保護される。
【0231】 TLLIはネットワーク端末21を識別する。実施例ではワイヤレスアクセス
システム10で、TLLIと、端末の固定アドレス、すなわち端末の国際移動加
入者ID(IMSI)との関係が端末21、および端末と通信するWARP32
のそれぞれのCPRU25にだけ既知である。択一的実施例ではワイヤレスアク
セスシステム100で、TLLIと端末の固定アドレスとの関係が、端末21お
よび端末と通信する基地局101のそれぞれのCPRU25にだけ既知である。
この有利な実施例では、端末21のIMSIはそのワイヤレスアクセス加入者認
証値および課金IDとして使用される。
【0232】 端末21のIMSIは、移動国コード(MCC)プラス(+)移動ネットワー
クコード(MNC)プラス(+)移動局識別板東(MSIN)に構造化される。
特別のユニークな移動ネットワークコードはワイヤレスアクセスネットワーク1
0およびワイヤレスアクセスネットワーク100と関連する。
【0233】 実施例ではTLLIはCPRU25に、WARP32によるCPRUのパワー
アップの際に割り当てられる。TLLIは端末管理プロトコル(TMP)を介し
て、それぞれのCPRU25と、これと通信するWARP32との間に割り当て
られる。択一的実施例では、TLLIはCPRU25に、基地局101によるC
PRUのパワーアップの際に割り当てられる。これはそれぞれの基地局101と
CPRU25との間のTMPシグナリングを使用して行われる。
【0234】 パケットデータシグナリング面手続き240はまた手続き206を、パケット
データ伝送に対する暗号化モードの確立のために有する。実施例では暗号化は、
RC4アルゴリズムを使用した公開鍵スキームに基づく。実施例では暗号化スキ
ームは鍵交換手続きを必要とし、この手続きはCPRU25とWARP32との
間のシグナリング交換として、CPRU25のパワーオンに基づいて実行される
。択一的実施例では、暗号化スキームは鍵交換手続きを必要とし、この手続きは
CPRU25と基地局101との間のシグナリング交換として、CPRU25の
パワーオンに基づいて実行される。端末管理手続き(TMP)は暗号化シグナリ
ングをサポートするために使用される。
【0235】 実施例では暗号化モード確立手続き206は、メッセージの暗号化および解読
に使用される鍵の導出を、暗号化がイネーブルされる場合にサポートする。実施
例では暗号化がイネーブルされると、暗号化鍵が、それぞれのCPRU25およ
びWARP32プロトコルスタックの論理リンクコントロール(LLC)に供給
される。これについては後で説明する。択一的実施例では暗号化がイネーブルさ
れると、暗号化鍵が、それぞれのCPRU25および基地局101プロトコルス
タックのLLC層に供給される。
【0236】 図18のパケットデータベアラまたは伝送面225はワイヤレスサブネットワ
ークであり、インターネットプロトコル(IP)を介して動作する。実施例では
パケットデータベアラ面225は階層プロトコル構造を有し、この構造はユーザ
情報、すなわちパケットデータ伝送、および関連ユーザ情報データ伝送コントロ
ール処理をサポートする。ユーザ情報データ伝送コントロール処理は、パケット
データ伝送フローコントロール機能、およびデータ伝送エラー検知とエラー補正
/リカバリー機能を有する。
【0237】 実施例では音声/ファクスシグナリング面210は図20に示すように、機能
または手続き245を、音声ベアラ面230およびファクスベアラ面235のサ
ポートおよびメンテナンスのために有する。
【0238】 音声/ファクスシグナリング面手続き245は手続き211を、H.323端
末17またはファクス端末14とシステム10または100との初期接続確立の
ために有する。実施例では接続確立手続き211は、物理伝送経路または接続ま
たは通信チャネルを、H.323端末17またはファクス端末14のCPRU2
5から、CPRU25が配置されているセルのWARP32へ確立するための機
能を有し、引き続きIPパケット音声および/またはIPパケットファクスメッ
セージの受信および送信を行う。実施例では接続確立手続き211は物理伝送経
路をH.323端末17またはファクス端末14から、CPRU25が配置され
ているセルの基地局101へ確立するための機能を有し、引き続きIPパケット
音声および/またはIPパケットファクスメッセージが受信および送信される。
【0239】 音声/ファクスシグナリング面手続き245はまた手続き216を有し、これ
は引き続き、確立されたIPパケット音声またはファクス伝送経路を割り当て解
除、または解放するためのものである。
【0240】 音声/ファクスシグナリング面手続き245はまた手続き212を有し、この
手続きは加入者および端末認証に対するものである。これについては以前に説明
した。音声/ファクスシグナリング手続き245はまた手続き213を有し、こ
の手続きはワイヤレスアクセスネットワークがインターネットプロトコル(IP
)アドレスをH.323端末17およびファクス端末14のCPRU25にダイ
ナミックに割り当てるためのものである。実施例ではCPRU25とシステム1
0内で通信するWARP32がIPアドレスをそれぞれの端末17または14の
CPRU25に割り当てる。実施例ではCPRU25とシステム100内で通信
する基地局101がIPアドレスをそれぞれの端末17または14のCPRU2
5に割り当てる。
【0241】 音声/ファクスシグナリング面手続き245はさらに手続き214を有し、こ
の手続きは一時的論理リンク層ドレス、すなわち一時的論理リンクID(TLL
I)をCPRU25にシステム割り当てするためのものであり、ワイヤレスアク
セスシステム10または100内で端末通信アドレシングするためのものである
。TLLIはそれぞれのネットワークH.323端末17またはネットワークフ
ァクス端末14を識別する。実施例ではワイヤレスアクセスシステム19では、
TLLIと、H.323端末17またはファクス端末14との間の関係、すなわ
ちそれぞれの端末国際移動加入者ID(IMSI)は端末17または14のCP
RU25、および端末と通信するWARP32にだけに既知である。実施例では
ワイヤレスアクセスシステム10内で、TLLIと、H.323端末17または
ファクス端末14の固定アドレスとの関係、すなわちそれぞれの端末国際移動加
入者ID(IMSI)が端末17または14のCPRU25と、端末と通信する
WARP32にだけ既知である。実施例ではワイヤレスアクセスシステム10内
で、TLLIとH.323端末17またはファクス端末14の固定アドレスとの
関係が、それぞれCPRU25と、端末と通信する基地局101にだけ既知であ
る。
【0242】 実施例ではTLLIはCPRU25にそれぞれのCPRUがWARP32によ
りパワーアップする際に割り当てられる。TLLIは端末管理プロトコル(TM
P)を介して、H.323端末17またはファクス端末14それぞれのCPRU
25と、これと通信するWARP32との間のシグナリングに割り当てられる。
択一的実施例では、TLLIはCPRU25に、基地局101によるCPRUの
パワーアップの際に割り当てられる。これはそれぞれの基地局101とCPRU
25との間のTMPシグナリングを使用して行われる。
【0243】 音声/ファクスシグナリング面手続き245はまた手続き215を有し、この
手続きはパケット音声およびファクスメッセージ伝送に対する暗号化モードを確
立するためのものである。実施例では暗号化モード確立手続き215は、パケッ
ト音声およびファクスメッセージ伝送に対して、CPRU25と基地局30との
間、およびそれぞれの基地局30とWARP32との間で無線インタフェース2
7上で暗号化をイネーブルおよびディスエーブルすることを含む。択一的実施例
では、暗号化モード確立手続き215は、パケット音声およびファクスメッセー
ジ伝送に対して、CPRU25と基地局101との間の無線インタフェース25
上の暗号化をイネーブルおよびディスエーブルすることことを含む。
【0244】 暗号化モード確立手続き215はまた、暗号化がイネーブルされるとき、メッ
セージの暗号化および解読に使用される鍵の導出をサポートする。実施例では暗
号化がイネーブルされるとき、暗号化鍵がイネーブルされるとき、それぞれのC
PRU25およびWARP32プロトコルスタックの論理リンクコントロール(
LLC)層に供給される。これについては後で説明する。択一的実施例では暗号
化がイネーブルされるとき、暗号化鍵がそれぞれのCPRU25および基地局プ
ロトコルスタックのLLC層に供給される。
【0245】 図18の音声ベアラまたは伝送面230はワイヤレスサブネットワークであり
、基礎とするインターネットプロトコル(IP)を介して動作する。実施例では
音声ベアラ面230は階層プロトコル構造を有し、この階層プロトコル構造はユ
ーザ情報をサポートする。すなわち音声メッセージ伝送、および関連ユーザ貞応
音声伝送コントロール処理をサポートする。ユーザ情報音声伝送コントロール処
理は、IPパケット音声伝送フローコントロール機能と音声伝送エラー検知およ
びエラー補正/リカバリー機能を含む。
【0246】 図18のファクスベアラ、または伝送面235はワイヤレスサブネットワーク
であり、インターネットプロトコル(IP)を介して動作する。実施例ではファ
クスベアラ面235は階層プロトコル構造を有し、この階層プロトコル構造はユ
ーザ情報をサポートする。すなわち、ファクスメッセージ伝送、および関連ユー
ザ情報ファクス伝送コントロール処理をサポートする。ユーザ情報ファクス伝送
コントロール処理は、IPパケットファクス伝送フローコントロールとファクス
伝送エラー検知およびエラー補正/リカバリー機能を含む。
【0247】 パケットデータシグナリング面アーキテクチャの実施例が図21に示されてい
る。このアーキテクチャはワイヤレスアクセスシステム10で使用され、CPR
U25に対するプロトコルスタック255,基地局または基地トランシーバー局
(BTS)30に対するプロトコルスタック260,WARP32に対するプロ
トコルスタック265、およびそれぞれのシステムのオペレーションサポートシ
ステム(OSS)70の加入者管理プラットフォーム(SMP)75に対するプ
ロトコルスタック270を有する。
【0248】 実施例ではCPRUプロトコルスタック255は無線物理層256,無線リン
クコントロール/メディアアクセスコントロール(RLC/MAC)層257,論
理リンクコントロール(LLC)層258,および端末管理プロトコル(TMP
)層259を有する。
【0249】 実施例ではCPRU側に基地局プロトコルスタック260は無線物理層261
を有する。
【0250】 実施例ではCPRUプロトコルスタック255の無線物理層256と基地局プ
ロトコルスタック260の無線物理層261はそれぞれ、GSM/GPRS(Glo
bal System for Mobile communication/General Packet Radio Service)無線イ
ンタフェースをサポートするか、ないしは有する。択一的実施例では無線物理層
256と261はそれぞれ、GSM/Edge(Global System for Mobile comm
unication/Enhanced Data rates for GSM Evolution)無線インタフェースをサ
ポートするか、ないしは有する。それぞれの無線物理層256と261はそれぞ
れ概念として2つのサブ層からなる。これらはそれぞれの機能により定義される
【0251】 第1のサブ層、物理RFサブ層は物理波形信号の変調を、シグナリングトラフ
ィック、引き続くCPRU25と基地局30との間の無線インタフェース27で
の伝送に対して実行する。この変調は第2のサブ層、物理的リンクサブ層から受
信したビットシーケンスに基づく。物理RFサブ層はまた、受信した波形信号の
復調を、ビットシーケンスへのトラフィックのシグナリングのために実行する。
このビットシーケンスは次に物理リンクサブ層に解釈のため伝送される。
【0252】 第2のサブ層、物理リンクサブ層は、信号トラフィックトランスミッションに
対するサービスを、CPRU25と基地局30との間の物理的ワイヤレスチャネ
ルを介して提供する。物理的リンクサブ層機能は、信号トラフィックトランスミ
ッションを含み、さらに信号メッセージトランスミッション、データフレーミン
グ、データコーディング、および物理的メディアトランスミッションエラーの検
知および補正、パリティエラーを含む。物理的リンクサブ層はそれぞれの物理的
RFサブ層のサービスをその機能を実行するために利用する。
【0253】 実施例ではネットワーク側に、基地局プロトコルスタック260がAbis物
理層262とPCU(Packet Control Unit)フレーム層263を有する。
【0254】 実施例では加入者側またはエンドユーザ側に、WARPプロトコルスタック2
65はAbis物理層266,PCUフレーム層267,無線リンクコントロー
ル/メディアアクセスコントロール(RLC/MAC)層268,論理リンクコ
ントロール(LLC)層269および端末管理プロトコル(TMP)層271を
有する。
【0255】 基地局プロトコルスタック260のAbis物理層262と、WARPプロト
コルスタック265のAbis物理層266とはそれぞれ、それぞれの基地局3
0とWARP32との間の物理的GSMAbisワイヤラインインタフェースを
管理する機能を有する。基地局プロトコルスタック260のPCUフレームリレ
ー263とWARPプロトコルスタック265のPCUフレーム層267とはそ
れぞれ、それぞれの基地局30とWARP32との間で伝送されるパケットデー
タシグナリングメッセージのフレーミングを管理する機能を有する。実施例では
それぞれのPCUフレーム層263と267はGSM(Global System for Mobi
le communication)8.60規格をサポートする。
【0256】 CPRUプロトコルスタック255のRLC/MAC層257と、WARPプ
ロトコルスタック265のRLC/MAC層268はそれぞれ、無線リンクコン
トロール機能と、メディアアクセスコントロール機能を有する。実施例ではRL
C/MAC層257と268はGPRS(General Packet Radio Service)プロ
トコルを使用する。択一的実施例ではRLC/MAC層257と268はGSM
/Edge(Global System for Mobile communication/Enhanced Data rates f
or GSM Evolution)プロトコルを使用する。
【0257】 それぞれのRLC/MAC層257と268のメディアアクセスコントロール
(MAC)層は、ワイヤレスアクセスシステム10の無線、すなわち無線リソー
スの管理機能を引き受ける。MAC層は、データおよび信号多重化を、それぞれ
のCPRU25と基地局30との間の無線インタフェース27のアップリンクチ
ャネルとダウンリンクチャネルの両方で提供する。実施例では多重化機能に対す
るコントロールは、それぞれ基地局30と通信するWARP32と共に存在する
【0258】 CPRU起源のチャネルアクセスに対しては、CPRUプロトコルスタック2
55のMAC層が、チャネルアクセス試行間の競合解決機能を提供する。CPR
U起源のチャネルアクセスに対しては、WARPプロトコルスタック265のM
AC層が、同じ基地局チャネルを獲得しようとする2つまたはそれ以上のCPR
U間の競合解決機能を提供する。
【0259】 ネットワーク起源のチャネルアクセスに対しては、WARPプロトコルスタッ
ク265のMAC層が種々のCPRU25のアクセス試行のスケジューリングを
行う。従ってWARPプロトコルスタック265のMAC層は、それぞれのCP
RUシステムのアクセス試行を、ワイヤレスアクセスシステム10が端末21の
CPRU25との通信チャネルの確立を望む場合、調整する。
【0260】 WARPプロトコルスタック265のMAC層はまた、ベアラパケットデータ
トラフィック、すなわちパケットデータメッセージ伝送の優先管理と処理に対す
る機能を有する。
【0261】 CPRUプロトコルスタック255とWARPプロトコルスタック265の無
線リンクコントロール(RLC)層は、無線依存性の信頼リンクをそれぞれのC
PRU25/システム10伝送インタフェース上で提供する。CPRUプロトコ
ルスタック255のRLC層は、パケットデータシグナリングメッセージの論理
リンクコントロール(LLC)フレームを、それぞれのCPRU25と基地局3
0との間の無線インタフェース27上で伝送する。CPRUプロトコルスタック
255のRLC層はまた、LLCフレームを1つまたは複数の無線リンクコント
ロール(RLC)ブロックにセグメント化する。これは無線インタフェース27
上で基地局30へ物理伝送するためである。CPRUプロトコルスタック255
のRLC層はまたRLCブロックのアセンブリに対する機能を提供する。このR
LCブロックはCPRU25に無線インタフェース27を介して基地局30から
それぞれのLLCフレームに伝送される。
【0262】 WARPプロトコルスタック265のRLC層はパケットデータシグナリング
メッセージの論理リンクコントロール(LLC)フレームを、基地局30とそれ
ぞれのWARP32ペアおよびCPRU25との間の無線インタフェース27上
で伝送する。WARPプロトコルスタック265のRLC層はまた、LLCフレ
ームを1つまたは複数の無線リンクコントロール(RLC)ブロックにセグメン
ト化し、基地局およびそれぞれのWARP32ペアからCPRU25へ無線イン
タフェース27上で物理伝送を行う。WARPプロトコルスタック265のRL
C層はまた、RLCブロックをLLCフレームにアセンブルする機能を提供する
。このRLCブロックは無線インタフェース27上で基地局30とそれぞれのW
ARP32とのペアにCPRU25から伝送される。
【0263】 CPRUプロトコルスタック255およびWARPプロトコルスタック265
のRLC層はまた、逆方向エラー補正手続きをメンテナンスおよび実行する。こ
の手続きにより、基地局30とそれぞれのWARP32ペアとCPRU25との
間で伝送される補正不能無線リンクコントロール(RLC)の選択的再送信が可
能となる。さらにCPRUプロトコルスタック255とWARPプロトコルスタ
ック265のRLC層はそれぞれ、パケットデータシグナリングトランスミッシ
ョンフローコントロールをサポートする。
【0264】 WARPプロトコルスタック265のRLC層はまた、システム10の無線リ
ソース管理機能に対するアルゴリズムの実行をサポートする。これは無線チャネ
ル管理とスケジューリングを含む。
【0265】 CPRUプロトコルスタック255の論理リンクコントロール(LLC)層2
58は信頼性のある無線独立論理リンクを、それぞれのCPRU25とWARP
32との間の通信に対して提供する。同様にWARPプロトコルスタック265
の論理リンクコントロール(LLC)層269は信頼性のある無線独立論理リン
クを、それぞれのWARP32とCPRU25との間の通信に対して提供する。
論理リンクコントロール(LLC)リンクは、パケットデータシグナリングトラ
フィックをCPRU25とWARP32との間でパケットデータシグナリング面
205で伝送するのに使用される。従ってLLCリンクはまずCPRU25とW
ARP32との間で確立され、続いてそれらの間でパケットデータシグナリング
伝送が行われる。
【0266】 実施例では論理リンクコントロール(LLC)層258と269に使用される
LLCプロトコルはGPRS(General Packet Radio Service)仕様04.64
で特定される。このLLCプロトコルは、無線インタフェース伝送に対する基礎
となる無線プロトコルとは独立するように構成されている。CPRU25にWA
RP32によって割り当てられる一時的論理リンクID(TLLI)は、LLC
層258および269でのアドレシングに使用される。
【0267】 それぞれのCPRUプロトコルスタック255とWARPプロトコルスタック
265のLLC層258および269は、種々の手続きまたは機能300を論理
リンクコントロールに対してサポートする。これは図22に示されている。それ
ぞれのLLC層機能300は、CPRU25とWARP32との間のLLCリン
クを確立および続いて解放するための手続き301を有している。LLCリンク
は、シグナリングメッセージをCPRU25とWARP32との間で伝送し、パ
ケットデータ伝送を管理するために使用される。
【0268】 LLC層機能300はまた手続き302を有し、この手続きはシグナリングメ
ッセージをパケットデータ通信チャネル確立、維持、状態、および解放に対して
CPRU25とWARP32との間で伝送する。実施例ではパケットデータシグ
ナリングトラフィック伝送のための手続き302は非肯定ポイントツーポイント
シグナリングメッセージ伝送をサポートする。実施例では、パケットデータシグ
ナリングトラフィックの伝送のための手続き302はまた、肯定信頼ポイントツ
ーポイントメッセージ伝送をサポートする。
【0269】 LLC層機能300はさらに手続き303を有し、この手続きはパケットデー
タシグナリングメッセージの伝送された論理リンクコントロール(LLC)フレ
ームが損失または改竄されるのを検知および回復するためのものである。LLC
層機能300はまた手続き304を有し、この手続きはパケットデータシグナリ
ングメッセージのLLCフレームの伝送フローをコントロールするためのもので
ある。同様にLLC層機能300は、CPRU25とWARP32との間で伝送
されたパケットデータシグナリングメッセージのLLCフレームを暗号化および
解読するための手続き305を有する。
【0270】 図21を参照すると、CPRUプロトコルスタック255の端末管理プロトコ
ル(TMP)層259と、WARPプロトコルスタック265のTMP層271
はそれぞれ、ピアツーピア手続きをそれぞれのCPRU25とWARP32との
間で提供し、ネットワーク端末管理をサポートする。TMP層259と271は
、図23に示された種々の手続きまたは機能320をサポートする。
【0271】 TMP層機能320は端末認証のための手続き321を有する。一般的に、端
末認証手続き321はそれぞれのワイヤレスアクセスシステム10サービスの非
認証使用を防止する。端末認証手続き321はまた、システム10上で有効な加
入者に悪意で成りすまことを防止するために使用される。端末認証手続き321
の実施例は以前に図11を参照して説明した。
【0272】 TMP層機能320はさらに手続き322を有し、この手続きは暗号化機能を
引き続くベアラパケットデータトラフィック伝送のために確立する。それぞれの
TMP層259と271は鍵交換シグナリング伝送をそれぞれのCPRU25と
WARP32との間でサポートし、それらの間でのベアラパケットデータトラフ
ィック伝送の暗号化および解読を行う。実施例では暗号化確立機能322は、C
PRU25と通信するWARP32で終端する。従ってWARP32と相互作用
し、さらに上流のネットワーク管理またはコントロールを行う必要はない。
【0273】 TMP層機能320はまた手続き323を有し、この手続きは一時的論理リン
クID(TLLI)をそれぞれの端末21のCPRUに割り当てるのに必要なシ
グナリング伝送を行う。これは引き続き端末通信アドレシングを行うためである
。TLLIは端末21をCPRUプロトコルスタック255のLLC層258と
、WARPプロトコルスタック265のLLC層269でアドレシングするため
に使用される。割り当てられたTLLIはそれぞれのLLC層258と269に
それぞれのTMP層259と271により供給される。実施例ではTLLI割り
当てシグナリングはCPRU25とWARP32との間で行われ、TLLIはC
PRU25にWARP32により割り当てられる。
【0274】 TMP層320はまた手続き324を有し、この手続きはIPアドレスをCP
RU25とワイヤレスアクセスシステム10の計算装置20にネットワークダイ
ナミックに割り当てるために必要なシグナリング伝送の管理を行う。
【0275】 実施例ではダイナミックIPアドレス割り当てのための無線アドレス解決シグ
ナリングはリバースアドレス解決プロトコル(RARP)に基づく。ダイナミッ
クIPアドレス割り当てに対するネットワークシグナリングはこれにより、WA
RP32によるブリッジを確立する。このWARP32によるブリッジは引き続
く、端末21とワイヤレスアクセスシステム10のアクセスルータ35との間の
パケットデータの伝送に対するものである。
【0276】 再び図21を参照すると、実施例ではWARP32が端末21のCPRU25
とそれぞれのオペレーションサポートシステム(OSS)70の加入者管理プラ
ットフォーム(SMP)との間の相互作用機能を供給する。実施例ではSMP7
5とのWARP相互作用に対するプロトコルスタック265は物理的インタフェ
ース層272,メディアアクセスコントロール(MAC)層273,論理リンク
コントロール(LLC)層274,インターネットプロトコル(IP)層275
,ユーザデータグラムプロトコル(UDP)層276,およびRADIUS(Re
mote Authentication Dial In User Service)クライアント層277を有する。
【0277】 実施例ではSMP75に対するプロトコルスタック270は物理層278,M
AC層279,LLC層280,IP層281,UDP層282およびRADI
USサーバ層283を有する。
【0278】 RADIUSはインターネットベースのプロトコルであり、認証およびコンフ
ィギュレーション情報を、ネットワーク上でクライアントエンティティと共有認
証サーバとの間で伝送するのに使用される。実施例ではWARP32はプロクシ
ーRADIUSクライアントとして、これがサービスするセルんひ配置された全
てのCPRU25を代表して動作し、RADIUSプロトコルをワイヤレスアク
セスシステム10のそれぞれのOSS70のSMP75と共に実行する。SMP
75はその一部としてシステム10に対するRADIUSサーバとして動作する
【0279】 WARPプロトコルスタック265のRADIUSクライアント層265はR
ADIUSコントロールを使用して、シグナリング情報またはパケットまたはメ
ッセージを、システム10の端末21に対して端末認証手続きのために伝送する
。SMPプロトコルスタック270RADIUSサーバ層283はRADIUS
プロトコルを使用して、シグナリング情報を、システム10のWARP32によ
り実行される端末認証手続きのために伝送および受信する。
【0280】 WARP32は、無線端末認証プロトコルを、それぞれのWARP32と端末
21のCPRU25との間でそのセル内で、RADIUSクライアントサーバプ
ロトコルと相互作用させる。このRADIUSクライアントサーバプロトコルは
WARP32とSMP75との間で実行され、システム10のRADIUSサー
バとして動作する。実施例ではシステム10はMD5認証アルゴリズムを使用す
る。ワイヤレスアクセスシステム10内にあり、MD5認証アルゴリズムを実行
する2つの端末点、またはネットワークノードはCPRU25とSMP75であ
る。
【0281】 WARPプロトコルスタック265のRADIUSクライアント層277はR
ADIUSプロトコルを使用し、SMPプロトコルスタック270のRADIU
Sサーバ層283もRADIUSプロトコルを使用する。これらのRADIUS
クライアント層277とサーバ層283はさらに、WARP32へのおよびこれ
からの加入者プロフィール情報のSMP送信および受信をサポートする。
【0282】 すでに述べたように、WARPプロトコルスタック265はユーザデータグラ
ムプロトコル(UDP)層276を有し、SMPプロトコルスタック270はU
DP層282を有する。一般的に、UDP層276と282はそれぞれ一次メカ
ニズムをそれぞれのネットワークエンティティに対して提供し、非保証のデータ
グラム、すなわち非保証のシグナリングメッセージをそれらのピアエンティティ
に送信およびそれから受信する。パケットデータシグナリング面では、UDP層
276と282がRADIUSプロトコルパケットデータシグナリングメッセー
ジの伝送をそれぞれのWARP32とSMP75との間でサポートする。
【0283】 さらにUDP層276と282は、シンプルネットワーク管理プロトコル(S
NMP)パケットデータシグナリングメッセージの伝送を、それぞれのWARP
32とSMP75との間でサポートする。前に述べたように、SNMPはネット
ワーク管理に使用され、ネットワークノード管理を含む。同じようにUDP層2
76と282はマルチキャストファイル伝送プロトコル(MFTP)パケットデ
ータシグナリングメッセージの伝送を、それぞれのWARP32とSMP75と
の間でサポートする。前に述べたように、MFTPはネットワーク管理に必要な
ファイルの伝送に使用される。これにはネットワークノード管理も含まれる。
【0284】 WARPプロトコルスタック265のインターネット(IP)層275および
SMPプロトコルスタック270のIP層281は、無接続ネットワーク伝送層
プロトコルを、RADIUSプロトコルとSNMPシグナリングメッセージをワ
イヤレスアクセスシステム10のSMP75とWARP32との間でルーティン
グするためにサポートする。実施例ではそれぞれのIP層275と281がIP
バージョン4をサポートする。択一的実施例ではそれぞれのIP層275と28
1がIPバージョン4をサポートする。択一的実施例では、それぞれのIP層2
75と281がIPバージョン6をサポートする。
【0285】 実施例では各WARP32にはその自身の外部IPアドレスが供給され、とり
わけ機能としてRADIUSプロトコルとSNMPシグナリングメッセージの、
SMP75に対する送信および受信をサポートする。これはBSS(基地局シス
テム)管理機能に対するものである。実施例ではWARP32にはIPアドレス
がネットワーク10のOSS70により供給される。
【0286】 それぞれのWARPプロトコルスタック256とSMPプロトコルスタック2
70の論理リンクコントロール(LLC)層274と280は信頼性のある論理
リンクをそれぞれのWARP32とSMP75との間の通信に対して提供する。
LLCリンクはパケットデータシグナリングトラフィックをWARP32とSM
P75との間でパケットデータシグナリング面205で伝送するための使用され
る。従ってLLCリンクがまずWARP32とSMP75との間で確立され、続
いてパケットデータシグナリングがそれらの間で伝送される。
【0287】 LLC層274と280は種々の手続き、機能、300を論理リンクコントロ
ールに対してサポートする。これは以前に図22を参照して説明した。
【0288】 WARPプロトコルスタック256とSMPプロトコルスタック270のメデ
ィアアクセスコントロール(MAC)層273と279は、リソース管理機能を
それぞれのWARP32とSMP75との間の伝送インタフェースに対して引き
受ける。MAC層273と279はそれぞれデータおよびシグナリング多重化を
伝送インタフェース上でそれぞれのWARP32とSMP75との間で提供する
。実施例では多重化機能に対するコントロールはSMP75と共に存在する。
【0289】 SMPプロトコルスタック270のMAC層279はさらに優先管理に対する
機能と、引き続くベアラパケットデータトラフィック処理を有する。すなわちパ
ケットデータメッセージ伝送を、システム10のWARP32とSMP75との
間で行う。
【0290】 WARPプロトコルスタック265とSMPプロトコルスタック270の物理
層272と278は、物理伝送インタフェースの管理機能をそれぞれのWARP
32とSMP75との間でサポートする。実施例ではWARP32とSMP75
との間の物理伝送インタフェースはワイヤラインインタフェースである。実施例
ではWARP32とSMP75との間の物理伝送インタフェースは高速イーサネ
ットをサポートする。
【0291】 以前に述べたように択一的実施例では、図5に示すワイヤレスアクセスシステ
ム100は基地局101を有し、WARP(Wireless Adjunct InteRnet Platfo
rm)を使用しない。システム100では基地局101が、基地局30の機能とシ
ステム10のWARP32とを結合する。システム100で使用するためのパケ
ットデータシグナリング面アーキテクチャ325の実施例が図24に示されてお
り、CPRUコントロールスタック330,基地局プロトコルスタック335,
アクセスルータプロトコルスタック340および加入者管理プラットフォーム(
SMP)プロトコルスタック345を有する。図24のCPRUプロトコルスタ
ック339はシステム100で使用するためのものであり、システム10で使用
する、図21のCPRUプロトコルスタック255と等価である。
【0292】 加入者側で基地局プロトコルスタック335は無線物理層(RF PHL)3
31,無線リンクコントロール(RLC)/メディアアクセスコントロール(M
AC)層332,論理リンクコントロール(LLC)層333,および端末管理
プロトコル(TMP)層334を有する。
【0293】 基地局プロトコルスタック335の無線物理層331は図21の基地局プロト
コルスタック260の無線物理層261と等価である。RLC/MAC層332
,LLC層333、および基地局プロトコルスタック335のTMP層334は
、RLC/MAC層268,LLC層269,およぶ図21のWARPプロトコ
ルスタック265のTMP層271と等価である。ただしそれらの機能は基地局
で取り扱われ、WARP32では取り扱われない。
【0294】 ネットワーク側で基地局プロトコルスタック335はT1/E1層336,加
入者サブネットワークプロトコル層337,インターネットプロトコル(IP)
層338,ユーザデータグラムプロトコル(UDP)層339,およびリモート
認証ダイヤルインユーザサービス(RADIUS)クライアント層341を有す
る。
【0295】 基地局プロトコルスタック335のRADIUSクライアント層341は、図
21のWARPプロトコルスタック265のRADIUSクライアント層277
と等価である。ただし、RADIUSクライアント機能はシステム100に置い
て基地局101により取り扱われ、WARP32によっては取り扱われない。同
様に基地局プロトコルスタック335のUDP層339は、WARPプロトコル
スタック265のUDP層276と等価である。ただしUDP機能は今度は基地
局101により実行される。
【0296】 基地局プロトコルスタック335のIP層338は、図21のWARPプロト
コルスタック265のIP層275と等価である。ただしIP機能はシステム1
00の基地局101により管理され、WARP32により管理されない。さらに
システム100では基地局101がインターネットプロトコル(IP)レベルで
介在アクセスルータ35と通信し、このアクセスルータは逆にIPシグナリング
メッセージをSMP75に送信する。
【0297】 実施例では基地局プロトコルスタック335のサブネットワークプロトコル層
337が高速イーサネット伝送をサポートする。システム100では基地局10
1がサブネットワークプロトコル層でSMP75と介在アクセスルータ35を介
して通信する。
【0298】 実施例では基地局プロトコルスタック335のT1/E1プロトコル層336
は、物理T1/E1通信インタフェースをそれぞれの基地局101とアクセスル
ータ37との間で管理するためのプロトコルおよび手続きをサポートする。T1
/E1通信インタフェースは標準ワイヤラインインタフェースである。パケット
データシグナリング面205ではとりわけ、基地局プロトコルスタック335の
T1/E1プロトコル層336がシグナリング情報、またはメッセージの物理伝
送をそれぞれの基地局101とSMP75との間でアクセスルータ35を介して
管理する。
【0299】 加入者側でアクセスルータプロトコルスタック340はT1/E1プロトコル
層342とサブネットワークプロトコル層343をシステム100の基地局10
1と、パケットデータシグナリング面205で通信するために有する。
【0300】 ネットワーク側ではアクセスルータスタック340が物理インタフェースプロ
トコル層346とサブネットワークプロトコル層347をシステム100のSM
P75との通信のために有する。実施例では物理インタフェースプロトコル層3
46が、それぞれのアクセスルータ35とSMP75との間の標準ワイヤライン
プロトコルインタフェースである。
【0301】 アクセスルータプロトコルスタック340はさらにインターネットプロトコル
(IP)層344を有している。システム100のパケットデータシグナリング
面205では、アクセスルータ35が、IPシグナリングメッセージをシステム
100のそれぞれの基地局101とSMP75との間で受け渡す。
【0302】 SMPプロトコルスタック345は、物理インタフェースプロトコル層348
、サブネットワークプロトコル層349、IP層350、UDP層351および
RADIUSサーバ層352を有している。SMPプロトコルスタック345の
RADIUSサーバ層352とUDP層351は、それぞれ、図21のSMPプ
ロトコルスタック270のRADIUSサーバ層283およびUDP層282と
同じである。システム100のSMP75は、インターネットプロトコル(IP
)パケットデータシグナリングメッセージをシステム100の基地局101へそ
れぞれのアクセスルータ35を介して伝送するが、この点を除けば、SMPプロ
トコルスタック345のIP層350は、SMPプロトコルスタック270のI
P層281と同じである。
【0303】 SMPプロトコルスタック345のサブネットワークプロトコル層349と物
理インタフェースプロトコル層348は、パケットデータシグナリング面205
におけるSMPの伝送を、システム100のアクセスルータ35を用いてサポー
トする。1つの実施例では、物理インタフェースプロトコル層348は、SMP
75とアクセスルータ35との間の標準的な有線プロトコルインタフェースをサ
ポートする。
【0304】 システム10で使用する、パケットデータベアラ面アーキテクチャの1つの実
施例は、図25に示されているように、パーソナルコンピュータ(PC)プロト
コルスタック380、CPRUプロトコルスタック385,基地局またはベース
トランシーバ局(BTS)プロトコルスタック390、WARPプロトコルスタ
ック395およびアクセスルータプロトコルスタック400を有している。
【0305】 パケットデータベアラ面アーキテクチャ375では、PCはIP端末として機
能し、それぞれのCPRU25はブリッジとして動作し、WARP32とアクセ
スルータ35はIPルータとして機能する。CPRUプロトコルスタック385
、基地局プロトコルスタック390およびWARPプロトコルスタック395は
、システム10のCPRU25とWARP32それぞれの間の信頼性の高いパケ
ットデータ伝送をサポートする。パケットデータベアラ面アーキテクチャ375
は、ホームLAN(ローカルエリアネットワーク)の設備内で、複数のPCをC
PRUにインタフェースするのをサポートする。
【0306】 1つの実施例では、PCプロトコルスタック380は、物理インタフェース層
381、ポイントツーポイント(PPP)プロトコル層382およびインターネ
ットプロトコル(IP)層383を有する。1つの実施例では、加入者側または
エンドユーザ側において、CPRUプロトコルスタック385は、物理インタフ
ェース層384とPPPプロトコル層386を有している。
【0307】 物理インタフェース層381および384のそれぞれは、PCとCPRU25
それぞれの間の物理的有線インタフェースを管理する機能を有しており、このP
CとCPRU25は合同でネットワーク加入者ターミナル21を有している。1
つの実施例では、PCとCPRU25との間の物理的伝送インタフェースは、R
S−233インタフェースである。
【0308】 ポイントツーポイント(PPP)プロトコル層382および386のそれぞれ
は、インターネットプロトコル(IP)データグラムを、PCとCPRU25そ
れぞれの間の通信インタフェースを介してトランスポートする。データメッセー
ジのIPフレームは、PPPプロトコル層382および386で密閉され、PP
Pデータグラムを形成する。
【0309】 パケットデータベアラ面225内にあるPCプロトコルスタック380のIP
層383は、それぞれのPCをその一部として有するターミナル21とシステム
10内のアクセスルータ35との間で、パケットデータメッセージを伝送するた
めのネットワークIPをサポートする。それぞれのアクセスルータ35の側では
、IPパケットベアラメッセージを外部パケットデータネットワークから伝送す
る。この外部パケットデータネットワークには、インターネット65と宛先ター
ミナル21が含まれるが、これらに限定されない。アクセスルータ35はまた、
IPパケットベアラメッセージをターミナル21から宛先であるそれぞれの外部
パケットデータネットワークへ伝送する。
【0310】 ネットワーク側では、パケットデータベアラ面アーキテクチャ375のための
CPRUプロトコルスタック385は、サブネットワーク依存型コンバージェン
スプロトコル(SNDCP)層391、論理リンク制御(LLC)層389、無
線リンク制御(RLC)/メディアアクセス制御(MAC)層388および無線
物理層387を有している。
【0311】 加入者側またはエンドユーザ側では、基地局プロトコルスタック390は、無
線物理層392を有している。ネットワーク側では、基地局プロトコルスタック
390は、パケットコントロールユニット(PCU)フレーム層394とAbi
s物理層393を有している。
【0312】 加入者側では、WARPプロトコルスタック395は、SNDCP層406、
LLC層399、RLC/MAC層398、PCUフレーム層397およびAb
is物理層396を有している。
【0313】 CPRUプロトコルスタック385の無線物理層387、および基地局プロト
コルスタック390の無線物理層392は、パケットデータシグナリングメッセ
ージではなくパケットデータの伝送を管理しているが、この点を除けば、それぞ
れ図21のCPRUプロトコルスタック255の無線物理層256、および基地
局プロトコルスタック260の無線物理層261と同じである。
【0314】 基地局プロトコルスタック390とWARPプロトコルスタック395それぞ
れのPCUフレーム層394および397は、パケットデータシグナリングメッ
セージではなくパケットデータメッセージの伝送をサポートしているが、この点
を除けば、図21の基地局プロトコルスタック260とWARPプロトコルスタ
ック265それぞれのPCUフレーム層263および267と同じである。同様
に、基地局プロトコルスタック390とWARPプロトコルスタック395それ
ぞれのAbis物理層393および396は、パケットデータシグナリングメッ
セージではなくパケットデータの伝送をサポートしているが、この点を除けば、
基地局プロトコルスタック260とWARPプロトコルスタック265それぞれ
のAbis物理層262および266と同じである。
【0315】 CPRUプロトコルスタック385とWARPプロトコルスタック395それ
ぞれのRLC/MAC層388および398は、パケットデータシグナリングメ
ッセージではなくパケットデータの伝送を管理しているが、この点を除けば、図
21のCPRUプロトコルスタック255とWARPプロトコルスタック265
のRLC/MAC層257および268と同じである。同様に、CPRUプロト
コルスタック385とWARPプロトコルスタック395それぞれのLLC層3
89および399は、パケットデータシグナリングメッセージではなくパケット
データの伝送をサポートしているが、この点を除けば、CPRUプロトコルスタ
ック255とWARPプロトコルスタック265のLLC層258および269
と同じである。
【0316】 CPRUプロトコルスタック385のサブネットワーク依存型コンバージェン
スプロトコル(SNDCP)層391と、WARPプロトコルスタック395の
SNDCP層406は、それぞれ、システム機能をシステムの物理無線インタフ
ェースに差し込む(plug)、さもなければ結合もしくはオーバラップさせるワイ
ヤレスミドルウェア機能の一部を有している。SNDCPは、CPRU25とW
ARP32との間で実行される。
【0317】 SNDCP層391および406は、それぞれ、ネットワークレベルの、すな
わちインターネットプロトコル(IP)のデータパケットおよび特性を、基礎と
なるシステムプロトコルの上へマッピングするのをサポートする。それぞれのS
NDCP層391および406は、CPRU25とWARP32の間での基地局
30を介した伝送のために、IPデータパケットを無線の(over-the-air)論理
リンク制御(LLC)フレームに適合させるのをサポートする。さらに、WAR
Pプロトコルスタック395のSNDCP層406は、アクセスルータ35を介
したインターネットゲートウェイ60への後続の伝送のために、LLCフレーム
をそれぞれのIPデータパケットに適合させるのをサポートする。
【0318】 SNDCP層391および406は、メッセージヘッダの圧縮と解凍をサポー
トする。このメッセージヘッダには、CPRU25とWARP32それぞれの間
の無線(over-the-air)インタフェース上で基地局30を介して送信および受信
されるインターネットプロトコル(IP)メッセージヘッダが含まれるが、これ
に限定されない。
【0319】 SNDCP層391および406はさらに、メッセージヘッダ圧縮/解凍アル
ゴリズムで引き続き使用できるように、データメッセージの長さとその個々のデ
ータパケットを検出するための機構を提供する。同様に、SNDCP層391お
よび406は、パケットタイプを提供する機能をサポートする。このパケットタ
イプには、通常のIPパケット、フルヘッダパケットおよびコンテクストステー
トパケットが含まれるが、これらに限定されるものではなく、また必須の圧縮/
解凍アルゴリズムに限定されるものでもない。
【0320】 SNDCP層391および406はまた、パケットデータ伝送に対する高品質
サービス(QoS)機能もサポートする。1つの実施例では、ベアラデータトラ
フィック、すなわちパケットデータ伝送に対するQoSプロフィールは、非リア
ルタイムプロフィールである。
【0321】 WARPプロトコルスタック395のIP層401は、ターミナル21のPC
とアクセスルータ35との間のIPパケットデータのベアラトラフィック伝送を
サポートする。1つの実施例では、ターミナル21と通信するWARP32は、
それぞれのターミナル21と外部パケットデータネットワークとの間でアクセス
ルータ35を介して伝送されるIPパケットデータベアラメッセージのためのブ
リッジとして動作する。
【0322】 ネットワーク側では、WARPプロトコルスタック395は、論理リンク接続
(LLC)層404、メディアアクセス制御(MAC)層403および物理層4
02を有している。パケットデータベアラ面アーキテクチャ375のためのアク
セスルータプロトコルスタック400は、IP層408、LLC層407、MA
C層409および物理層405を有している。
【0323】 アクセスルータプロトコルスタック400のIP層408は、それぞれのアク
セスルータ35とターミナルのPCとの間でIPパケットデータメッセージをル
ーティングするためのコネクションレスネットワーク伝送層プロトコルをサポー
トする。1つの実施例では、PCプロトコルスタック380のIP層383、W
ARPプロトコルスタック395のIP層401およびアクセスルータプロトコ
ルスタック400のIP層408は、IPヴァージョン4をサポートする。択一
的な実施例では、それぞれのIP層383,401および408は、IPヴァー
ジョン6をサポートする。
【0324】 システム10のWARP32は、ターミナル21のPCとWARP32との間
、およびWARP32とアクセスルータ35との間でIPパケットデータを中継
するIPレベルルーティング機能を実現する。CPRU25/WARP32イン
タフェースでは、各CPRU25は、それぞれのWARP32によってCPRU
25に割当てられた一時論理リンク識別(TLLI)を介して、LLC層389
において実現されている。CPRU25に接続されている各PCは、このPCに
割当てられたインターネットプロトコル(IP)アドレスを介して、ネットワー
ク層、すなわちIP層383において実現されている。CPRU25に割当てら
れたTLLIと、それぞれのCPRU25に所属している1つまたは複数のPC
に割当てられたIPアドレスとの間のマッピングを維持することが、システム1
0のWARP32の機能である。このマッピングまたはブリッジングは、IPア
ドレスがターミナル21のPCに割当てられる時に動的に確立される。
【0325】 WARPプロトコルスタック395とアクセスルータプロトコルスタック40
0それぞれの論理リンク制御(LLC)層404および407は、WARP32
とアクセスルータ35それぞれの間のパケットデータメッセージ伝送のための信
頼性の高い論理リンクを提供する。LLCリンクは、パケットデータメッセージ
を、パケットデータベアラ面において、WARP32とアクセスルータ35との
間で転送するのに使用される。したがって、LLCリンクは、WARP32とア
クセスルータ35との間での後続のパケットデータメッセージ伝送のために、先
ずこれらの間に確立される。
【0326】 WARPプロトコルスタック395とアクセスルータプロトコルスタック40
0それぞれのLLC層404および407は、図26に示されているように、論
理リンク制御のためのさまざまなプロシージャまたは機能90をサポートする。
LLC層機能90はプロシージャ301を有しており、このプロシージャにより
、WARP32を介して、CPRU25とアクセスルータ35との間にLLCリ
ンクが確立され、続いて解除される。LLC層機能90はまたプロシージャ30
3も有しており、このプロシージャにより、パケットデータベアラメッセージの
受信されたLLCフレームのうちの損失したフレームまたは汚染されたフレーム
が検出および回復される。
【0327】 LLC層機能90はプロシージャ304を有しており、このプロシージャによ
り、WARP32を介して、CPRU25とアクセスルータ35との間で伝送さ
れるパケットデータベアラメッセージのLLCフレームのフローが制御される。
LLC層機能90はまたプロシージャ305も有しており、このプロシージャは
、WARP32を介して、CPRU25とアクセスルータ35との間で伝送され
るパケットデータベアラメッセージのLLCフレームの暗号化と解読をサポート
する。
【0328】 LLC層機能90はまたプロシージャ91を有しており、このプロシージャに
より、WARP32を介して、CPRU25とアクセスルータ35との間で、パ
ケットデータベアラメッセージが転送または伝送される。1つの実施例では、パ
ケットデータベアラトラフィックのLLCフレームの伝送のためのプロシージャ
91は、CPRU25とアクセスルータ35との間の未応答のポイントツーポイ
ント伝送をサポートする。1つの実施例では、パケットデータベアラトラフィッ
クのLLCフレームの伝送のためのプロシージャ91は、CPRU25とアクセ
スルータ35との間での、応答された信頼性の高いポイントツーポイント伝送も
サポートする。
【0329】 WARPプロトコルスタック395とアクセスルータプロトコルスタック40
0のメディアアクセス制御(MAC)層403および409は、WARP32と
アクセスルータ35それぞれの間の伝送インタフェースのためのリソース管理機
能を負っている。MAC層403および409は、WARP32とアクセスルー
タ35それぞれの間の伝送インタフェース上でのデータ多重をサポートする。1
つの実施例では、アクセスルータ35が多重機能を制御する。
【0330】 WARPを起点とする伝送に対して、WARPプロトコルスタック395のM
AC層403は、伝送アクセス試行間の競合の解決機能を提供する。WARPを
起点とする伝送に対して、アクセスルータプロトコルスタック400のMAC層
409は、それぞれのアクセスルータ35に同時に伝送しようとする2つまたは
それ以上のWARP32の試行の間の競合の解決機能を提供する。
【0331】 ネットワークを起点とする伝送に対して、アクセスルータプロトコルスタック
400のMAC層409は、さまざまなWARP伝送アクセスをスケジューリン
グする役目を負っている。したがって、MAC層409は、それぞれのアクセス
ルータ35へのWARPアクセスを調整またはスケジューリングする。
【0332】 アクセスルータプロトコルスタック400のMAC層409はまた、システム
10のWARP32とそれぞれのアクセスルータ35との間のパケットデータト
ラフィックの優先順位管理および処理のための機能も有している。
【0333】 WARPプロトコルスタック395とアクセスルータプロトコルスタック40
0それぞれの物理層402および405は、WARP32とアクセスルータ35
それぞれの間の物理的伝送インタフェースを管理する機能をサポートする。1つ
の実施例では、WARP32とアクセスルータ35との間の物理伝送インタフェ
ースは有線インタフェースである。
【0334】 既に論じたように、択一的実施例では、ワイヤレスアクセスシステム100は
、基地局101を有しており、ワイヤレス付属インターネットプラットフォーム
(WARP)32を使用しない。システム100内で使用するパケットデータベ
アラ面アーキテクチャ415の1つの実施例は、図27に示されているように、
PCプロトコルスタック420、CPRUプロトコルスタック425、基地局プ
ロトコルスタック430およびアクセスルータプロトコルスタック435を有し
ている。
【0335】 システム100で使用する、図27のPCプロトコルスタック420は、シス
テム10で使用する、図25のPCプロトコルスタック380と同じである。P
Cプロトコルスタック420はさらに応用層424を描写しており、この応用層
424はPCプロトコルスタック380にも存在するが、図示されていない。応
用層424は、パケットデータメッセージをそれぞれのPCと外部パケットデー
タネットワークとの間で伝送するための全体的な応用機能を管理する。
【0336】 システム100で使用するCPRUプロトコルスタック425は、システム1
0で使用するCPRUプロトコルスタック385と同じである。パケットデータ
ベアラ面225では、CPRU25は、ネットワークレベルの、すなわちIPの
パケットデータメッセージを、システム10のPCとWARP32との間で、ま
たはシステム100のPCと基地局101との間でトランスポートするためのブ
リッジとして動作する。
【0337】 エンドユーザ側では、基地局プロトコルスタック430は、サブネットワーク
依存型コンバージェンスプロトコル(SNDCP)層437、論理リンク制御(
LLC)層436、無線リンク制御/メディアアクセス制御(RLC/MAC)
層434および無線物理層433を有いている。ネットワーク側では、基地局プ
ロトコルスタック430は、サブネットワークプロトコル層439とT1/E1
層438を有している。基地局プロトコルスタックはさらにインターネットプロ
トコル(IP)層440も有している。
【0338】 システム100内のアクセスルータ35のためのアクセスルータプロトコルス
タック435は、IP層443、サブネットワークプロトコル層442およびT
1/E1層441を有している。
【0339】 システム100のためのパケットデータベアラ面225では、基地局101は
、IPメッセージをPCとアクセスルータ35との間で受け渡す。基地局プロト
コルスタック430のIP層440は、ターミナル21のPCとアクセスルータ
35との間のIPパケットデータベアラトラフィック伝送をサポートする。1つ
の実施例では、PCと通信している基地局101は、それぞれのPCと外部パケ
ットデータネットワークとの間で、アクセスルータ35を介して伝送されるIP
パケットデータベアラメッセージのためのブリッジとして動作する。
【0340】 アクセスルータプロトコルスタック435のIP層443は、IPパケットデ
ータメッセージをそれぞれのアクセスルータ35とターミナル21のPCとの間
でルーティングするためのコネクションレスネットワーク伝送層プロトコルをサ
ポートする。
【0341】 1つの実施例では、PCプロトコルスタック420のIP層423、基地局プ
ロトコルスタック430のIP層440およびアクセスルータプロトコルスタッ
ク435のIP層443は、IPヴァージョン4をサポートする。択一的な実施
例では、それぞれのIP層423,440および443は、IPヴァージョン6
をサポートする。
【0342】 基地局プロトコルスタック430の無線物理層433は、図25の基地局プロ
トコルスタック390の無線物理層392と同じである。無線物理層433は、
それぞれの基地局101とCPRU25との間の無線(over-the-air)インタフ
ェース上の伝送をサポートする。基地局プロトコルスタック430のRLC/M
AC層434、LLC層436およびSNDCP層437は、RLC/MAC機
能、LLCプロトコル機能、およびCPRU25とシステム100との間のSN
DCP機能が、WARP32ではなく基地局101で処理されているという点を
除けば、それぞれ、図25のWARPプロトコルスタック395のRLC/MA
C層398、LLC層399およびSNDCP層406と同じである。
【0343】 基地局プロトコルスタック430のサブネットワークプロトコル層439と、
アクセスルータプロトコルスタック435のサブネットワークプロトコル層44
2は、パケットデータメッセージを基地局101とアクセスルータ35それぞれ
の間で伝送するためのサブネットワーク伝送プロトコルのための機能をサポート
する。1つの実施例では、サブネットワークプロトコル層439および442は
、高速イーサネット伝送をサポートする。
【0344】 基地局プロトコルスタック430とアクセスルータプロトコルスタック435
それぞれのT1/E1層438および441は、それぞれ、基地局101とアク
セスルータ35それぞれの間の物理的なT1/E1通信インタフェースを管理す
るためのプロトコルおよびプロシージャを有している。T1/E1通信インタフ
ェースは、標準的な有線インタフェースである。パケットデータベアラ面225
では、T1/E1層438および441は、パケットデータメッセージを基地局
101とアクセスルータ35それぞれの間で伝送するための物理伝送インタフェ
ースを管理する。
【0345】 システム10で使用する音声/ファクスシグナリング面アーキテクチャ450
の1つの実施例は、図28で示されているように、電話/ファクスプロトコルス
タック455、CPRUプロトコルスタック460、基地局プロトコルスタック
465、WARPプロトコルスタック470、アクセスルータプロトコルスタッ
ク475およびゲートウェイ/ゲートキーパプロトコルスタック480を有して
いる。
【0346】 電話/ファクスプロトコルスタック455は、ライン信号層458と物理層4
56を有している。エンドユーザ側では、CPRUプロトコルスタック460は
、ライン信号層459と物理層457を有している。
【0347】 1つの実施例では、電話機15またはファクシミリ装置12とCPRU25と
の間の物理インタフェースは、ツイストペア線インタフェースである。1つの実
施例では、電話機15またはファクシミリ装置12とCPRU25との間の物理
インタフェースは、RJ‐11インタフェースである。電話/ファクスプロトコ
ルスタック455の物理層456と、CPRUプロトコルスタック460の物理
層457は、それぞれの電話機15またはファクシミリ装置12とCPRU25
との間の物理インタフェース上の音声および/またはファクス信号メッセージ伝
送を管理する。
【0348】 電話/ファクスプロトコルスタック455とCPRUプロトコルスタック46
0それぞれのライン信号層458および459は、電話機15またはファクシミ
リ装置12とCPRU25それぞれの間の音声および/またはファクスシグナリ
ングメッセージ伝送を管理するのに必要なプロトコルをサポートする。
【0349】 システム10または100のための音声/ファクスシグナリング面アーキテク
チャの基本原理の1つは、音声/ファクスシグナリングが、基礎となるパケット
データトランスポート機構を使用してエンドツーエンドで転送されるということ
である。インターネットプロトコル(IP)は、音声/ファクスシグナリングメ
ッセージを、H.323ターミナル17またはファクスターミナル14のCPR
U25と、交換回線網50に通じるゲートキーパ55および/またはゲートウェ
イ45もしくは57との間でトランスポートするために使用される。音声/ファ
クスシグナリング面アーキテクチャ450内のIPメッセージ伝送のための端末
は、CPRU25およびゲートキーパ55またはゲートウェイ45もしくは57
である。音声/ファクスシグナリングメッセージのための通信連鎖におけるアク
セスルータ35とWARP32は、それぞれのIPベースのシグナリングメッセ
ージを次に回す。したがって、CPRUプロトコルスタック460、WARPプ
ロトコルスタック470、アクセスルータプロトコルスタック475およびゲー
トウェイ/ゲートキーパプロトコルスタック480はすべて、IP音声/ファク
スシグナリングメッセージ伝送を管理するためのそれぞれのIP層466,50
8,509および467を有している。
【0350】 1つの実施例では、呼またはファクス伝送制御および機能管理のための音声/
ファクスシグナリングは、H.323規格、すなわちITU−T推奨規格H.3
23に基づいている。H.323規格は、テレビ電話システムと、無保証の高品
質サービスとを提供するローカルエリアネットワークのための設備である。呼ま
たはファクス伝送制御および機能管理のための音声/ファクスシグナリングメッ
セージは、システム10内のCPRU25とWARP32との間で、図25に関
連して論じたような、基礎となるコアパケットデータベアラ面アーキテクチャ3
75を使用してトランスポートされる。
【0351】 音声/ファクスシグナリング面アーキテクチャ450は、上位伝送制御プロト
コル層のためのH.323規格に従い、伝送制御プロトコル(TCP)/インタ
ーネットプロトコル(IP)とユーザデータグラムプロトコル(UDP)/イン
ターネットプロトコル(IP)を、基礎となるネットワークと、音声/ファクス
シグナリングメッセージのためのトランスポートプロトコルとして使用する。
【0352】 1つの実施例では、音声/ファクスシグナリング面アーキテクチャ450の音
声/ファクスシグナリングコンポーネントは、H.242プロトコル層、Q.9
31プロトコル層およびレジストレーション・アドミッション・ステータス(R
AS)プロトコル層を有している。これらの音声/ファクスシグナリングコンポ
ーネントのそれぞれは、CPRUプロトコルスタック460とゲートウェイ/ゲ
ートキーパプロトコルスタック480に実装されている。
【0353】 H.245プロトコルは、マルチメディア通信の標準的な制御プロトコルであ
る。Q.931プロトコルは、基本的な呼およびファクス伝送制御のための、サ
ービス総合デジタル網(ISDN)ユーザネットワークインタフェース層3プロ
トコルである。サービス総合デジタル網(ISDN)は、すべての形態のデジタ
ル符号化されたトラフィックを共通のプラットフォーム上で搬送する単一のサー
ビスを提供する媒体である。それは、音声、データおよび映像のトラフィックを
伝送する能力、さらに幅広い伝送速度を提供する。
【0354】 レジストレーション・アドミッション(RAS)プロトコルは、以下のプロシ
ージャのために、CPRU25とH.323ゲートキーパ55との間の通信チャ
ネルをサポートするために使用される。前記プロシージャとは、図3に関連して
論じたような、ディスカバリプロシージャ125,レジストレーションプロシー
ジャ126および127、ならびに位置管理プロシージャである。RASプロト
コルは、ワイヤレスアクセスネットワーク10の音声/ファクスシグナリング面
内での加入者認証もサポートする。1つの実施例では、RASプロトコルシグナ
リングは、H.323ターミナル17またはファクスターミナル14のCPRU
25とH.323ゲートキーパ55との間で行われる。RASシグナリングメッ
セージは、信頼性の低いチャネルを介してトランスポートされることもあり、し
たがって、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)/インターネットプロトコ
ル(IP)プロトコルが、RASシグナリング伝送のために使用される。
【0355】 CPRUプロトコルスタック460とゲートウェイ/ゲートキーパプロトコル
スタック480それぞれのRASプロトコル層468および469は、RASプ
ロトコル処理をサポートする。CPRUプロトコルスタック460とゲートウェ
イ/ゲートキーパプロトコルスタック480それぞれのUDP層471および4
72とIP層466および467は、H.323ターミナル17またはファクス
ターミナル14のCPRU25とH.323ゲートキーパ55との間のUDP/
IP接続をRASプロトコル処理のために管理、さもなければサポートする。
【0356】 CPRUプロトコルスタック460とゲートウェイ/ゲートキーパプロトコル
スタック480のそれぞれのためのH.245プロトコル層461および462
は、CPRU25/ネットワーク10インタフェース上の音声インターネットプ
ロトコル(VoIP)論理チャネルの割当および割当解除(de-allocation)を
管理する。H.245プロトコル制御メッセージは、以下のオペレーションを支
配する。前記オペレーションは、ケイパビリティ交換シグナリング、VoIP論
理チャネルの開放(opening)または確立、VoIP論理チャネルの閉鎖または
割当解除、モード選好要求シグナリング、フロー制御シグナリング、ならびに一
般的なコマンドおよび表示シグナリングを含んでいるが、これらに限定されない
【0357】 1つの実施例では、2つの端末の間、例えば2つのH.323ターミナル17
または2つのファクスターミナル14の間の、またはH.323ターミナル17
またはファクスターミナル14と交換回線網50との間の、H.245プロトコ
ルシグナリングは、H.323ゲートキーパ55を通してルーティングされ、そ
れぞれのH.245シグナリングメッセージは、信頼性の高いTCP/IPフレ
ームを介して搬送される。
【0358】 CPRUプロトコルスタック460とゲートウェイ/ゲートキーパプロトコル
スタック480それぞれのTCP層463および464とIP層466および4
67は、H.323ターミナル17またはファクスターミナル14のCPRU2
5とH.323ゲートキーパ55との間のTCP/IP接続をH.245プロト
コル処理のために管理、さもなければサポートする。
【0359】 1つの実施例では、音声/ファクス伝送制御シグナリングはさらにH.225
.0プロトコル内でも規定される。H.225.0プロトコルは、H.323プ
ロトコルの組の一部である。H.225.0プロトコルは、一般的に、無補償高
品質サービスのローカルエリアネットワーク(LAN)上のテレビ電話システム
のための、メディアストリームのパケット化と同期化をサポートする。H.22
5.0プロトコルは、DSS1推奨Q.931プロトコルを取り入れ、必須のQ
.931音声/ファクスシグナリング制御メッセージのセットを規定する。2つ
の端末の間、例えば2つのH.323ターミナル17または2つのファクスター
ミナル14の間の、またはH.323ターミナル17またはファクスターミナル
14と交換回線網50との間の、呼およびファクス伝送制御シグナリングは、H
.323ゲートキーパ55を介してルーティングされ、それぞれのQ.931シ
グナリングメッセージは、信頼性の高いTCP/IP接続を介して搬送される。
【0360】 CPRUプロトコルスタック460とゲートウェイ/ゲートキーパプロトコル
スタック480それぞれのQ.931プロトコル層510および511は、Q.
931プロトコル処理をサポートする。CPRUプロトコルスタック460とゲ
ートウェイ/ゲートキーパプロトコルスタック480それぞれのTCP層463
および464とIP層466および467は、H.323ターミナル17または
ファクスターミナル14のCPRU25とH.323ゲートキーパ55との間の
TCP/IP接続をQ.931プロトコル処理のために管理、さもなければサポ
ートする。
【0361】 1つの実施例では、基地局30は、CPRU25とGSM/GPRS(移動通
信のためのグローバルシステム/汎用パケット無線サービス)無線またはワイヤ
レスインタフェース27を介して通信する。したがって、音声ベアラメッセージ
はGMSによって管理された回線で伝送され、音声/ファクスシグナリング面ア
ーキテクチャ450は、GMS管理の回線の確立、メンテナンスおよび開放のた
めの機構をサポートしなければならない。
【0362】 1つの実施例では、CPRU25と基地局30との間の無線インタフェース上
でのGMS管理の回線の確立、メンテナンスおよび開放は、GMS RRプロト
コル層とDLCプロトコル層を介して為される。GMS管理の回線の確立、メン
テナンスおよび開放はさらに、基地局30とWARP32によってサポートされ
るBTSMプロトコル層とLAPD(Dチャネルのためのリンクアクセスプロシ
ージャ)プロトコル層を介して為される。したがって、CPRUプロトコルスタ
ック460と基地局プロトコルスタック465は、それぞれのRRプロトコル層
473および474と、それぞれのDLCプロトコル層476および477をサ
ポートする。基地局プロトコルスタック465とWARPプロトコルスタック4
70は、それぞれのLAPDプロトコル層481および482と、それぞれのB
TSMプロトコル層478および479をサポートする 1つの実施例では、H.323音声/ファクスシグナリングプロシージャとG
SM管理の回線のシグナリングプロシージャとの間の調整、またはさもなければ
相互作用のために、適合機能がCPRU25とWARP32の両方によって使用
される。このプロシージャ間の調整は、回線の確立プロシージャと開放プロシー
ジャのそれぞれが、呼またはファクスの伝送の確立および確立解除の制御シーケ
ンス内で適時に実行されるようにするためのものである。CPRUプロトコルス
タック460およびWARPプロトコルスタック470のそれぞれは、適合機能
を処理するために、それぞれの適合機能(AF)層483および484を有して
いる。
【0363】 既に論じたように、音声/ファクスシグナリング面アーキテクチャ450は、
基礎となるコアパケットデータベアラ面アーキテクチャ上に重なっている。した
がって、CPRU25と基地局30それぞれの間の、電波による、すなわち無線
のインタフェースは、CPRUプロトコルスタック460と基地局プロトコルス
タック465それぞれにおける無線物理層485および486によって管理され
ている。無線物理層485および486は、音声および/またはファクスのシグ
ナリングメッセージを伝送するための、CPRU25と基地局30との間の物理
伝送インタフェースを管理する。
【0364】 さらに、基礎となるコアパケットデータベアラ面アーキテクチャを用いて、音
声/ファクスシグナリング面アーキテクチャは、システム10内での音声/ファ
クスシグナリングのために、サブネットワーク依存型コンバージェンスプロトコ
ル(SNDCP)層、論理リンク制御(LLC)層および無線リンク制御/メデ
ィアアクセス制御(RLC/MAC)層を使用している。したがって、CPRU
プロトコルスタック460とWARPプロトコルスタック470それぞれのSN
DCP層489および492は、パケットデータベアラメッセージではなく音声
/ファクスシグナリングメッセージを管理しているが、この点を除けば、それぞ
れ、図25のSNDCP層391および406と同じである。同様に、CPRU
プロトコルスタック460とWARPプロトコルスタック470それぞれのLL
C層488および491は、パケットデータベアラメッセージではなく音声/フ
ァクスシグナリングメッセージを管理しているが、この点を除けば、それぞれ、
図25のLLC層389および399と同じである。また、RLC/MAC層4
87および490は、パケットデータベアラメッセージではなく音声/ファクス
シグナリングメッセージを管理しているが、この点を除けば、それぞれ、図25
のRLC/MAC層388および398と同じである。
【0365】 1つの実施例では、基地局30とWARP32との間の音声/ファクスシグナ
リングメッセージの伝送を管理するために、ワイヤレスアクセスシステム10は
、標準的なT1/E1およびL2有線伝送プロトコルを使用している。したがっ
て、基地局プロトコルスタック465は、L2プロトコル層495とT1/E1
層493を有している。同様に、WARPプロトコルスタック470は、L2プ
ロトコル層496とT1/E1層494を有している。
【0366】 WARPプロトコルスタック470とアクセスルータプロトコルスタック47
5それぞれの物理層498および497は、WARP32とアクセスルータ35
それぞれの間の物理伝送インタフェース上で、音声/ファクスシグナリング伝送
を管理するための機能をサポートする。1つの実施例では、WARP32とアク
セスルータ35それぞれの間の物理伝送インタフェースは、有線インタフェース
である。
【0367】 WARPプロトコルスタック470とアクセスルータプロトコルスタック47
5それぞれのサブネットワークプロトコル層500および501は、IPベース
の音声/ファクスシグナリングメッセージを、WARP32とアクセスルータ3
5との間で伝送するためのサブネットワーク伝送プロトコルをサポートする。1
つの実施例では、サブネットワーク層500および501は、フレームリレー層
であり、これらフレームリレー層は、WARP32とアクセスルータ35それぞ
れの間のフレームリレーリンク層トランスポートプロトコルをサポートする。一
般的には、フレームリレーは、シグナリング情報とベアラトラフィックメッセー
ジの両方のトランスポート、すなわち伝送に使用される。音声/ファクスシグナ
リング面210では、サブネットワークプロトコル層500および501は、W
ARP32とアクセスルータ35それぞれの間のIPベース音声/ファクスシグ
ナリングメッセージのフレームリレートランスポートを管理する。
【0368】 1つの実施例では、音声/ファクスシグナリングメッセージの伝送のために、
相手固定接続(PVC)が、WARP32とアクセスルータ35との間で使用さ
れ、フレームリレープロトコルは、重複するインターネットプロトコル(IP)
の下で実行される。
【0369】 アクセスルータプロトコルスタック475とゲートウェイ/ゲートキーパプロ
トコルスタック480それぞれの物理インタフェース層503および504は、
アクセスルータ35とH.323ゲートキーパ55とゲートウェイ45または5
7ぞれぞれの間の物理伝送インタフェースを管理する機能をサポートする。1つ
の実施例では、アクセスルータ35とH.323ゲートキーパ55とH.323
ゲートウェイ45とファクスゲートウェイ57との間の物理伝送インタフェース
は、有線インタフェースである。1つの実施例では、アクセスルータ35とH.
323ゲートウェイ55とゲートウェイ45および57との間の物理伝送インタ
フェースは、標準的な10BaseT有線通信インタフェースである。
【0370】 アクセスルータプロトコルスタック475とゲートウェイ/ゲートキーパプロ
トコルスタック480それぞれのサブネットワークプロトコル層502および5
05は、IPベース音声/ファクスシグナリングメッセージを、アクセスルータ
35とH.323ゲートキーパ55とゲートウェイ45および57それぞれの間
で伝送するためのサブネットワーク伝送プロトコルをサポートする。1つの実施
例では、サブネットワークプロトコル層502および505は、イーサネット層
であり、これらイーサネット層は、アクセスルータ35とH.323ゲートキー
パ55とゲートウェイ45および57それぞれの間のイーサネットトランスポー
トプロトコルをサポートする。
【0371】 交換回線網側では、音声/ファクスシグナリング面アーキテクチャ450のた
めのゲートウェイ/ゲートキーパプロトコルスタック480は、ライン信号層5
06と物理インタフェース層507を有している。1つの実施例では、H.32
3ゲートキーパ55とゲートウェイ45および57と交換回線網50との間の物
理インタフェースは、有線インタフェースである。ゲートウェイ/ゲートキーパ
プロトコルスタック480の物理インタフェース層507は、H.323ゲート
キーパ55とゲートウェイ45および57と交換回線網50それぞれの間の物理
インタフェース上の音声/ファクスシグナルメッセージ伝送を管理する。ゲート
ウェイ/ゲートキーパプロトコルスタック480のライン信号層506は、H.
323ゲートキーパ55とゲートウェイ45および57と交換回線網50それぞ
れの間の音声/ファクスシグナリングメッセージを管理するために必要なプロト
コルをサポートする。
【0372】 既に論じたように、択一的実施例では、ワイヤレスアクセスシステム100は
、図5で示されているように、基地局101を有しており、ワイヤレス付属イン
ターネットプラットフォーム(WARP)32を使用しない。システム100で
使用する音声/ファクスシグナリング面アーキテクチャ525は、図29で示さ
れているように、電話/ファクスプロトコルスタック530、CPRUプロトコ
ルスタック535、基地局プロトコルスタック540、アクセスルータプロトコ
ルスタック545およびゲートウェイ/ゲートキーパプロトコルスタック550
を有している。
【0373】 システム100で使用する、図29の電話/ファクスプロトコルスタック53
0は、システム10で使用する、図28の電話/ファクスプロトコルスタック4
55と同じである。システム100で使用する、図29のCPRUプロトコルス
タック535は、システム10で使用する、図28のCPRUプロトコルスタッ
ク460と同じである。同様に、図29のゲートウェイ/ゲートキーパプロトコ
ルスタック550は、図28のゲートウェイ/ゲートキーパプロトコルスタック
480と同じである。
【0374】 図29の基地局プロトコルスタック540は、図28の基地局プロトコルスタ
ック465とWARPプロトコルスタック470との組合せである。エンドユー
ザ側では、基地局プロトコルスタック540は、適合機能層534、SNDCP
層536、RR層533、DLC層532、LLC層537、RLC/MAC層
538および無線物理層531を有している。
【0375】 基地局プロトコルスタック540のRR層533、DLC層532および無線
物理層531はそれぞれ、図28の基地局プロトコルスタック465のRR層4
74、DLC層477および無線物理層486と同じである。基地局プロトコル
スタック540のSNDCP層536、LLC層537およびRLC/MAC層
538は、WARP32ではなく基地局101で管理されているが、この点を除
けば、図28のWARPプロトコルスタック470のSNDCPSOU492,
LLC層491およびRLC/MAC層490と同じである。
【0376】 ネットワーク側では、基地局プロトコルスタック540は、T1/E1層54
1とサブネットワークプロトコル層542を有している。エンドユーザ側では、
アクセスルータプロトコルスタック545は、T1/E1層543とサブネット
ワークプロトコル層544を有している。
【0377】 基地局プロトコルスタック540とアクセスルータプロトコルスタック545
それぞれのT1/E1層541および543は、音声/ファクスシグナリングメ
ッセージを、基地局101とアクセスルータ35それぞれの間で伝送するための
T1/E1有線伝送プロトコルを管理する機能をサポートする。
【0378】 基地局プロトコルスタック540とアクセスルータプロトコルスタック545
それぞれのサブネットワーク層542および544は、IPベース音声/ファク
スシグナリングメッセージを基地局101とアクセスルータ35との間で伝送す
るためのサブネットワーク伝送プロトコルをサポートする。1つの実施例では、
サブネットワーク層542および544はイーサネット層であり、これらイーサ
ネット層は、基地局101とアクセスルータ35との間のイーサネット伝送プロ
トコルをサポートする。イーサネット伝送プロトコルは、重複するインターネッ
トプロトコル(IP)の下で実行される。
【0379】 択一的な実施例では、サブネットワーク層542および544はフレームリレ
ー層であり、これらフレームリレー層は、基地局101とアクセスルータ35そ
れぞれの間のフレームリレーリンクトランスポートプロトコルをサポートする。
この択一的実施例では、音声/ファクスシグナリングメッセージ伝送のために、
相手固定接続(PVC)が、基地局101とアクセスルータ35との間で使用さ
れ、フレームリレープロトコルは、重複するインターネットプロトコル(IP)
の下で実行される。
【0380】 ネットワーク側では、アクセスルータプロトコルスタック545は、物理イン
タフェース層546とサブネットワークプロトコル層547を有している。アク
セスルータプロトコルスタック545の物理インタフェース層546およびサブ
ネットワークプロトコル層547は、それぞれ、図28のアクセスルータプロト
コルスタック475の物理インタフェース層503およびサブネットワークプロ
トコル層502と同じである。
【0381】 システム10で使用する音声ベアラ面アーキテクチャ575の1つの実施例は
、図30で示されているように、電話プロトコルスタック580、CPRUプロ
トコルスタック585,基地局プロトコルスタック590、WARPプロトコル
スタック595,アクセスルータプロトコルスタック600およびH.323ゲ
ートウェイプロトコルスタック605を有している。
【0382】 電話プロトコルスタック580は、アナログ音声プロトコル層581と物理層
582を有している。エンドユーザ側では、CPRUプロトコルスタック585
は、アナログ音声プロトコル層583と物理層584を有している。
【0383】 1つの実施例では、電話機15とCPRU25との間の物理インタフェースは
、ツイストペア線インタフェースである。1つの実施例では、電話機15とCP
RU25との間の物理インタフェースは、RJ‐11インタフェースである。電
話プロトコルスタック580の物理層582と、CPRUプロトコルスタック5
85の物理層584は、電話機15とCPRU25それぞれの間の物理インタフ
ェース上の音声ベアラメッセージ伝送を管理する。
【0384】 電話プロトコルスタック580とCPRUプロトコルスタック585それぞれ
のアナログ音声プロトコル層581および583は、電話機15とCPRU25
それぞれの間でのアナログ音声メッセージの伝送および受信を管理するために必
要なプロトコルをサポートする。
【0385】 H.323規格の通りに、すべてのH.323ターミナル17は1つの音声符
復号器を有している。ワイヤレスシステム10は、多種の符号化規格をサポート
することができる。この符号化規格には、G.711(音声周波数のパルス符号
変調(PCM))、G.722(64kbit/s以内の7kHz音声符号化)
、G.728(低遅延符号励起線形予測を使用した16kbit/sでの音声符
号化)、G.729(共役構造代数符号励起線形予測(CS‐ACELP)を使
用した8kbit/sでの音声符号化)、MPEG1オーディオおよびG.72
3.1(音声符号器:5.3kbit/sおよび6.3kbit/sで伝送する
マルチメディア通信のための複速度音声符号器)が含まれるが、これらに限定さ
れない。それぞれのH.323ターミナル符号器により使用されるオーディオア
ルゴリズムは、H.323ターミナル17のCPRU25とH.323ゲートキ
ーパ55との間に以前確立されたH.245チャネル上で実行されるケイパビリ
ティ交換シグナリングを介して得られる。
【0386】 エンドユーザ側のボコーダ機能は、H.323ターミナル17のそれぞれのC
PRU25内にあり、同等のトランスコーダ機能は、それぞれのH.323ゲー
トウェイ45内にある。したがって、CPRUプロトコルスタック585とH.
323ゲートウェイプロトコルスタック605は、それぞれ、ボコーダ層586
と587を有している。
【0387】 1つの実施例では、ワイヤレスアクセスシステム10は、GSM(移動通信の
ためのグローバルシステム)半速度(half-rate)ボコーダ機能を使用する。符
号化された音声ベアラメッセージストリームは、リアルタイムプロトコル(RT
P)パケット内で、WARP32から上流方向にトランスポートされる。リアル
タイムプロトコルは、一般的にオーディオやヴィデオなどのリアルタイムトラフ
ィックの伝送のために開発されたプロトコルである。音声メッセージのRTPパ
ケットは、信頼性の低いチャネル上でも搬送されることもあり、したがって、ユ
ーザデータグラムプロトコル(UDP)/インターネットプロトコル(IP)が
使用される。
【0388】 音声メッセージのパケット化および伝送に使用される、リアルタイムプロトコ
ル(RTP)/ユーザデータグラムプロトコル(UDP)/インターネットプロ
トコル(IP)機能は、システム10のWARP32とH.323ゲートウェイ
45にある。それゆえ、WARPプロトコルスタック595は、パケット化され
たIPベース音声ベアラメッセージを、それぞれのWARP32とH.323ゲ
ートウェイ45との間のUDP/IPチャネル上で伝送するのを管理するために
、RTP層588、UDP層589およびIP層591を有している。同様に、
H.323ゲートウェイプロトコルスタック605は、パケット化されたIPベ
ース音声ベアラメッセージを、それぞれのH.323ゲートウェイ45とWAR
P32との間のUDP/IPチャネル上で伝送するのを管理するために、RTP
層592、UDP層593およびIP層594を有している。
【0389】 アクセスルータプロトコルスタック600のIP層596は、H.323ゲー
トウェイ45とWARP32との間でのIPベース音声ベアラメッセージの伝送
をサポートする。
【0390】 CPRUプロトコルスタック585の物理層613と、基地局プロトコルスタ
ック590の物理層614は、それぞれ、GSM/GPRS(移動通信のための
グローバルシステム/汎用パケット無線サービス)無線インタフェースをサポー
トする。択一的な実施例では、物理層613および614は、それぞれ、GSM
/Edge(移動通信のためのグローバルシステム/GSM進化のための強化デ
ータ速度)無線インタフェースをサポートする。各物理層613および614は
、それぞれ、概念的にはそれぞれの機能を規定する2つの下位層から成る。
【0391】 第1下位層である物理RF下位層は、CPRU25と基地局30との間の無線
インタフェース27上の後続の伝送のために、音声ベアラトラッフィクのための
物理的波形信号の変調を行う。この変調は、第2下位層である物理リンク下位層
から受信したビットシーケンスに基づいている。物理RF下位層はまた、受信し
た音声ベアラトラフィックのための波形信号のビットシーケンスへの復調も行い
、このビットシーケンスは次いで翻訳のために物理リンク下位層へ転送される。
【0392】 第2下位層である物理リンク下位層は、CPRU25と基地局30との間の物
理的なワイヤレスチャネル上での実際の音声ベアラトラフィック伝送のためのサ
ービスを提供する。物理リンク下位層は、それぞれの物理RF下位層のサービス
を利用して、その機能を発揮する。
【0393】 1つの実施例では、基地局30とWARP32との間の音声ベアラメッセージ
の伝送を管理するために、ワイヤレスアクセスシステム10は、標準的なT1/
E1有線伝送プロトコルと08.61有線伝送プロトコルを使用する。したがっ
て、基地局プロトコルスタック590は、08.61プロトコル層597とT1
/E1層598を有している。同様に、WARPプロトコルスタック595は、
08.61プロトコル層599とT1/E1層601を有している。
【0394】 WARPプロトコルスタック595とアクセスルータプロトコルスタック60
0それぞれの物理層602および603は、WARP32とアクセスルータ35
それぞれの間の物理伝送インタフェース上での音声ベアラメッセージ伝送を管理
する機能をサポートする。1つの実施例では、WARP32とアクセスルータ3
5との間の物理伝送インタフェースは、有線インタフェースである。
【0395】 WARPプロトコルスタック595とアクセスルータプロトコルスタック60
0それぞれのサブネットワーク層604および606は、IPベース音声ベアラ
メッセージをWARP32とアクセスルータ35それぞれの間で伝送するための
サブネットワーク伝送プロトコルをサポートする。1つの実施例では、サブネッ
トワーク層604および606はフレームリレー層であり、これらフレームリレ
ー層は、WARP32とアクセスルータ35それぞれの間のフレームリレーリン
ク層トランスポートプロトコルをサポートする。一般的に、フレームリレーは、
シグナリング情報とベアラトラフィックメッセージの双方のトランスポート、す
なわち伝送に使用される。音声ベアラ面230では、サブネットワークプロトコ
ル層604および606は、WARP32とアクセスルータ35それぞれの間で
のIPベース音声ベアラメッセージのフレームリレートランスポートを管理する
【0396】 1つの実施例では、音声ベアラメッセージ伝送のために、相手固定接続(PV
C)が、WARP32とアクセスルータ35との間で使用され、フレームリレー
プロトコルは、重複するインターネットプロトコル(IP)の下で実行される。
【0397】 アクセスルータプロトコルスタック600とH.323ゲートウェイプロトコ
ルスタック605それぞれの物理インタフェース層607および608は、アク
セスルータ35とH.323ゲートウェイ45との間の物理伝送インタフェース
を管理する機能をサポートする。1つの実施例では、アクセスルータ35とH.
323ゲートウェイ45との間の物理伝送インタフェースは、標準的な10Ba
seT有線インタフェースである。
【0398】 アクセスルータプロトコルスタック600とH.323ゲートウェイプロトコ
ルスタック605それぞれのサブネットワークプロトコル層609および610
は、IPベース音声ベアラメッセージをアクセスルータ35とH.323ゲート
ウェイ45との間で伝送するためのサブネットワーク伝送プロトコルをサポート
する。1つの実施例では、サブネットワークプロトコル層609および610は
イーサネット層であり、これらイーサネット層は、アクセスルータ35とH.3
23ゲートウェイ45それぞれの間のイーサネットトランスポートをサポートす
る。
【0399】 H.323ゲートウェイ45は、システム10の全体を通して使用されている
H.323伝送フォーマットと、交換回線網50により使用されている交換回線
フォーマットとの間で符号変換を行う。
【0400】 交換回線網側では、H.323ゲートウェイプロトコルスタック605は、G
.711(音声周波数のパルス符号変調(PCM))プロトコル層611と、物
理インタフェース層612を有している。1つの実施例では、H.323ゲート
ウェイ45と交換回線網50との間の物理インタフェースは、有線インタフェー
スである。H.323ゲートウェイプロトコルスタック605の物理インタフェ
ース層612は、H.323ゲートウェイ45と交換回線網50との間の物理有
線インタフェース上での音声ベアラメッセージ伝送を管理する機能をサポートす
る。
【0401】 H.323ゲートウェイプロトコルスタック605のG.711プロトコル層
611は、交換回線網50との間で送受信される音声ベアラメッセージのG.7
11プロトコル管理をサポートする。
【0402】 択一的な実施例では、システム100は、図5で示されているように、基地局
101を有し、ワイヤレス付属インターネットプラットフォーム(WARP)3
2を使用しない。システム100で使用する、音声ベアラ面アーキテクチャ62
5の1つの実施例は、図31で示されているように、電話プロトコルスタック6
30、CPRUプロトコルスタック635、基地局プロトコルスタック640、
アクセスルータプロトコルスタック645およびH.323ゲートウェイプロト
コルスタック650を有している。
【0403】 システム100で使用する、図31の電話プロトコルスタック630は、シス
テム10で使用する、図30の電話プロトコルスタック580と同じである。さ
らに、図31のCPRUプロトコルスタック635は、図30のCPRUプロト
コルスタック585と同じである。同様に、図31のH.323ゲートウェイプ
ロトコルスタック650は、図30のH.323ゲートウェイプロトコルスタッ
ク605と同じである。
【0404】 図31の基地局プロトコルスタック640は、図30の基地局プロトコルスタ
ック590とWARPプロトコルスタック595の組合せである。エンドユーザ
側では、基地局プロトコルスタック640は、物理層631を有しており、この
物理層は図30の基地局プロトコルスタック590の物理層614と同じである
【0405】 ネットワーク側では、基地局プロトコルスタック640は、リアルタイムプロ
トコル(RTP)層632、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)層633
、インターネットプロトコル(IP)層634、サブネットワークプロトコル層
636およびT1/E1層637を有している。
【0406】 基地局プロトコルスタック640のRTP層632、UDP層633およびI
P層634は、それらの機能がWARP32ではなく基地局101で管理されて
いるが、この点を除けば、それぞれ、WARPプロトコルスタック595のRT
P層588、UDP層589およびIP層591と同じである。
【0407】 エンドユーザ側では、アクセスルータプロトコルスタック645は、T1/E
1層638とサブネットワークプロトコル層639を有している。
【0408】 基地局プロトコルスタック640とアクセスルータプロトコルスタック645
それぞれのT1/E1層637および638は、それぞれ、基地局101とアク
セスルータ35それぞれの間の物理T1/E1通信インタフェースを管理するプ
ロトコルおよびプロシージャを有している。このT1/E1通信インタフェース
は、標準的な有線インタフェースである。音声ベアラ面230では、T1/E1
層637および638は、音声ベアラメッセージを基地局101とアクセスルー
タ35それぞれの間で伝送するための物理伝送インタフェースを管理する。
【0409】 基地局プロトコルスタック640とアクセスルータプロトコルスタック645
それぞれのサブネットワークプロトコル層636および639は、音声ベアラメ
ッセージを基地局101とアクセスルータ35それぞれの間で伝送するためのサ
ブネットワーク伝送プロトコルのための機能をサポートする。1つの実施例では
、サブネットワークプロトコル層636および639は、フレームリレー層であ
り、これらフレームリレー層は、基地局101とアクセスルータ35それぞれの
間のフレームリレーリンクトランスポートプロトコルをサポートする。
【0410】 1つの実施例では、音声ベアラメッセージ伝送のために、相手固定接続(PV
C)が、基地局101とアクセスルータ35との間で使用され、フレームリレー
プロトコルは、重複するインターネットプロトコル(IP)の下で実行される。
【0411】 ネットワーク側では、アクセスルータプロトコルスタック645は、物理イン
タフェース層641とサブネットワークプロトコル層642を有している。アク
セスルータプロトコルスタック645の物理インタフェース層641およびサブ
ネットワークプロトコル層642は、それぞれ、図30のアクセスルータプロト
コルスタック600の物理インタフェース層607およびサブネットワークプロ
トコル層609と同じである。
【0412】 アクセスルータプロトコルスタック645はさらにインターネットプロトコル
(IP)層643を有しており、このインターネットプロトコル(IP)層は、
H.323ゲートウェイ45と基地局101との間における、IPベース音声ベ
アラメッセージの伝送をサポートする。
【0413】 システム10で使用するファクスベアラ面アーキテクチャ675の1つの実施
例は、図32で示されているように、ファクスプロトコルスタック680、CP
RUプロトコルスタック685,基地局プロトコルスタック690、WARPプ
ロトコルスタック695、アクセスルータプロトコルスタック700およびファ
クスゲートウェイプロトコルスタック705を有している。
【0414】 1つの実施例では、ファクスターミナル14のCPRU25は、標準的ファク
ス装置12からファクスベアラメッセージ伝送を受信するファクスモデムを有し
ている。1つの実施例では、ファクス装置12とCPRU25との間の伝送のた
めにサポートされるプロトコルは、T.30である。したがって、ファクスプロ
トコルスタック680はT.30プロトコル層681を有し、CPRUプロトコ
ルスタック685はT.30プロトコル層682を有する。これは、ファクス装
置12とCPRU25それぞれの間における、ファクスベアラメッセージの伝送
および受信を管理するためである。
【0415】 1つの実施例では、複数の伝送プロトコルが、ファクス装置12とCPRU2
5との間の通信インタフェース上でサポートされる。これら複数の伝送プロトコ
ルには、V.17,V.21,V.27およびV.29が含まれるが、これらに
限定されない。したがって、ファクスプロトコルスタック680は、これらの伝
送プロトコルのうちの1つまたは複数を管理するための伝送プロトコル層683
を有している。CPRUプロトコルスタック685は、これらの伝送プロトコル
のうちの1つまたは複数を管理するための伝送プロトコル層684を有している
【0416】 ファクスプロトコルスタック680とCPRUプロトコルスタック685は、
それぞれの物理層686と687を有している。1つの実施例では、ファクス装
置12とCPRU25との間の物理インタフェースは、ツイストペア線インタフ
ェースである。1つの実施例では、ファクス装置12とCPRU25との間の物
理インタフェースは、RJ‐11インタフェースである。物理層686および6
87は、ファクス装置12とCPRU25それぞれの間の物理インタフェース上
でのファクスベアラメッセージ伝送を管理する。
【0417】 1つの実施例では、T.38規格に基づいたインターネットファクスプロトコ
ル(IFP)が、ファクスターミナル14のCPRU25とファクスゲートウェ
イ57との間でエンドツーエンドで使用される。これは、システム10内のコア
パケットデータ伝送面上でパケット化されたファクスベアラメッセージを転送す
るためである。
【0418】 CPRU25は、IFP T.38パケットファクスベアラメッセージを作成
し、ファクス装置12からシステム10を通して上流方向に伝送するファクス相
互作用機能を提供する。CPRU25はさらに、パケット化されたファクスベア
ラメッセージを非パケット化、さもなければ再組立し、システム10からファク
ス装置12へ伝送する逆向きのファクス相互作用機能を提供する。
【0419】 ファクスゲートウェイ57は、IFP T.38パケットファクスベアラメッ
セージを作成し、交換回線網50からシステム10を通して下流方向に伝送する
ファクス相互作用機能を提供する。ファクスゲートウェイ57はさらに、パケッ
ト化されたファクスベアラメッセージを非パケット化、さもなければ再組立し、
ファクスターミナル14から交換回線網50へ伝送する逆向きのファクス相互作
用機能を提供する。
【0420】 したがって、CPRUプロトコルスタック685とファクスゲートウェイプロ
トコルスタック705は、IFP T.38パケットファクスベアラメッセージ
の作成およびワイヤレスアクセスシステム10を通したその伝送の管理のため、
ならびに続いて宛先に伝送するためにファクスベアラメッセージを非パケット化
するために、それぞれのインターネットファクスプロトコル(IFP)層688
および689を有している。
【0421】 1つの実施例では、ファクスゲートウェイ57は、T.30プロトコルと、協
定された基礎伝送プロトコルとを使用して、交換回線網50との間でファクスベ
アラメッセージを送受信する。この協定された基礎伝送プロトコルには、V.1
7,V.21,V.27およびV.29が含まれるが、これらに限定されない。
したがって、ファクスゲートウェイプロトコルスタック705は、それぞれのフ
ァクスゲートウェイ57と交換回線網50との間でのファクスベアラメッセージ
の送受信を管理するために、T.30プロトコル層701と伝送プロトコル層7
02を有している。
【0422】 1つの実施例では、ファクスゲートウェイ57と交換回線網50との間の物理
インタフェースは、T1/E1有線インタフェースである。したがって、ファク
スゲートウェイプロトコルスタック705は、それぞれのファクスゲートウェイ
57と交換回線網50との間のファクスベアラメッセージ伝送を管理するための
T1/E1層703を有している。
【0423】 1つの実施例では、ファクスベアラメッセージは、ワイヤレスアクセスシステ
ム10内で、パケット化されたデータとして、基礎となるIPパケットデータネ
ットワーク上を、ファクスターミナル14またはファクスゲートウェイ57のC
PRU25から、ファクスターミナル14またはファクスゲートウェイ57のレ
シピエントCPRU25へと伝送される。ファクスベアラメッセージ伝送のため
の基礎プロトコルはインターネットプロトコル(IP)であるため、CPRUプ
ロトコルスタック685、アクセスルータプロトコルスタック700およびファ
クスゲートウェイプロトコルスタック705は、ファクスターミナル14のCP
RU25とファクスゲートウェイ57との間でのIPベースファクスベアラメッ
セージの伝送をサポートするために、それぞれのIP層704,706および7
07を有している。CPRU25は、ファクスターミナル14へのIPベースの
ファクスベアラメッセージ伝送のための、エンドユーザ側の端末である。したが
って、ファクスターミナル14のCPRU25は、IPアドレスを以て実現され
ている。ネットワーク側では、ファクスゲートウェイ57は、ファクスターミナ
ル14から宛先交換回線網50へのIPベースファクスベアラメッセージ伝送の
ための端末である。
【0424】 ファクスベアラメッセージは、ワイヤレスアクセスシステム10内の信頼性の
高いチャネル上で送信されることがある。したがって、CPRUプロトコルスタ
ック685とファクスゲートウェイプロトコルスタック705は、それぞれの伝
送制御プロトコル(TCP)層691および692を有し、これらの伝送制御プ
ロトコル層は、それぞれのIP層704および707と共に、ワイヤレスアクセ
スシステム10を通したファクスベアラメッセージのための信頼性の高い伝送チ
ャネル管理をサポートしている。TCPは、エンドツーエンド信頼性、良好な接
続密閉性、鮮明な伝送接続、ハンドシェーキングおよびいくつかの高品質サービ
スオペレーションを提供するように設計されている。
【0425】 ファクスベアラメッセージはまた、ワイヤレスアクセスシステム10内の信頼
性の低いチャネル上で送信されることもある。したがって、CPRUプロトコル
スタック685は、UDPTプロトコル層693とユーザデータグラムプロトコ
ル(UDP)層694を有し、これらプロトコル層は、IP層704と共に、フ
ァクスベアラメッセージをワイヤレスアクセスシステム10を通して伝送するた
めの信頼性の低い伝送チャネルの管理をサポートしている。UDPは、メッセー
ジ伝送のための最小レベルのサービスを提供する。UDP設備を使用して、重複
するアプリケーションには、一般的に、TCP設備が管理するエンドツーエンド
信頼性オペレーションのほとんどを実行するタスクが割当てられる。
【0426】 ファクスゲートウェイプロトコルスタック705もまたUDPT層696とU
DP層697を有しており、これらの層は、IP層707と共に、ファクスベア
ラメッセージをワイヤレスアクセスシステム10を通して伝送するための信頼性
の低い伝送チャネルの管理をサポートしている。
【0427】 CPRUプロトコルスタック685はさらに、サブネットワーク依存型コンバ
ージェンスプロトコル(SNDCP)層710、論理リンク制御(LLC)層7
11、無線リンク制御/メディアアクセス制御(RLC/MAC)層712およ
び無線物理層713を有している。
【0428】 エンドユーザ側では、WARPプロトコルスタック695は、SNDCP層7
15、LLC層716およびRLC/MAC層717を有している。
【0429】 CPRUプロトコルスタック685とWARPプロトコルスタック695それ
ぞれのRLC/MAC層712および717は、パケットデータシグナリングメ
ッセージではなくファクスベアラメッセージの伝送をサポートしているが、この
点を除けば、図21のCPRUプロトコルスタック255とWARPプロトコル
スタック265それぞれのRLC/MAC層257および268と同じである。
同様に、CPRUプロトコルスタック685とWARPプロトコルスタック69
5それぞれのLLC層711および716は、パケットデータシグナリングメッ
セージではなくファクスベアラメッセージの伝送をサポートしているが、この点
を除けば、図21のCPRUプロトコルスタック255とWARPプロトコルス
タック265それぞれのLLC層258および269と同じである。
【0430】 CPRUプロトコルスタック685とWARPプロトコルスタック695それ
ぞれのSNDCP層710および715は、それぞれ、ネットワークレベルの、
すなわちインターネットプロトコル(IP)のファクスベアラメッセージを基礎
ネットワークプロトコルの上にマッピングするのをサポートする。それぞれのS
NDCP層710および715は、IPベースファクスベアラメッセージを、基
地局30を介した、CPRU25とWARP32との間の伝送のための無線(ov
er-the-air)論理リンク制御(LLC)フレームに適合させるのをサポートする
。さらに、WARPプロトコルスタック695のSNDCP層715は、LLC
フレームをそれぞれのIPベースファクスベアラメッセージに適合させるのをサ
ポートする。これは、ファクスゲートウェイ57への、アクセスルータ35を介
した後続の伝送のためである。
【0431】 SNDCP層710および715は、メッセージヘッダの圧縮および解凍をサ
ポートする。これらのメッセージヘッダには、CPRU25とWARP32それ
ぞれの間の無線(over-the-air)インタフェース上で、基地局30を介して送受
信されるIPベースファクスベアラメッセージのインターネットプロトコル(I
P)メッセージヘッダが含まれるが、これに限定されない。
【0432】 SNDCP層710および715はさらに、ファクスベアラメッセージの長さ
およびその個々のパケットを求めるメカニズムを提供し、メッセージの長さおよ
びその個々のパケットは、つづいて圧縮/解凍メッセージヘッダアルゴリズムで
使用される。同様に、SNDCP層710および715は、パケットタイプを提
供する機能をサポートする。このパケットタイプには、通常のIPパケット、フ
ルヘッダパケットおよびコンテクストステートパケットが含まれるが、これらに
限定されず、また必須の圧縮および解凍アルゴリズムに限定されるものでもない
【0433】 SNDCP層710および715はまた、ファクスベアラメッセージ伝送の高
品質サービス(QoS)機能もサポートする。1つの実施例では、ファクスベア
ラメッセージ伝送のためのQoSプロフィールは、非リアルタイムプロフィール
である。
【0434】 エンドユーザ側では、基地局プロトコルスタック690は、無線物理層720
を有している。CPRUプロトコルスタック685と基地局プロトコルスタック
690それぞれの無線物理層713および720は、CPRU25と基地局30
それぞれの間の物理無線伝送インタフェース、すなわち電波による物理伝送イン
タフェースを管理する機能をサポートする。
【0435】 1つの実施例では、基地局30とWARP32との間のファクスベアラメッセ
ージ伝送を管理するために、ワイヤレスアクセスシステム10は、標準的なT1
/E1有線伝送インタフェースを使用する。したがって、基地局プロトコルスタ
ック690は、L2プロトコル層721とT1/E1プロトコル層722を有し
ている。同様に、WARPプロトコルスタック695は、L2プロトコル層71
8とT1/E1層719を有している。
【0436】 1つの実施例では、WARP32とアクセスルータ35との間のファクスベア
ラメッセージ伝送を管理するために、ワイヤレスアクセスシステム10は、T1
/E1プロトコルとフレームリレープロトコルを使用する。したがって、WAR
Pプロトコルスタック695は、T1/E1層723とフレームリレー層724
を有している。同様に、アクセスルータプロトコルスタック700は、T1/E
1層726とフレームリレー層725を有している。
【0437】 WARPプロトコルスタック695とアクセスルータプロトコルスタック70
0それぞれのT1/E1層723および726は、WARP32とアクセスルー
タ35それぞれの間の物理伝送インタフェース上でのファクスベアラメッセージ
の伝送を管理する機能をサポートする。
【0438】 一般的に、フレームリレーは、シグナリング情報とベアラトラフィックメッセ
ージの両方のトランスポート、すなわち伝送に使用される。ファクスベアラ面2
35では、WARPプロトコルスタック695とアクセスルータプロトコルスタ
ック700それぞれのフレームリレー層724および725は、WARP32と
アクセスルータ35それぞれの間における、IPベースファクスベアラメッセー
ジのフレームリレートランスポートを管理する。
【0439】 1つの実施例では、ファクスベアラメッセージ伝送のために、相手固定接続(
PVC)が、WARP32とアクセスルータ35との間で使用され、フレームリ
レープロトコルは、重複するインターネットプロトコル(IP)の下で実行され
る。
【0440】 ネットワーク側では、アクセスルータプロトコルスタック700は、物理イン
タフェース層644とサブネットワークプロトコル層728を有している。エン
ドユーザ側では、ファクスゲートウェイ705は、物理インタフェース層727
とサブネットワークプロトコル層729を有している。
【0441】 アクセスルータプロトコルスタック700とファクスゲートウェイプロトコル
スタック705それぞれの物理インタフェース層644および727は、アクセ
スルータ35とファクスゲートウェイ57それぞれの間の物理伝送インタフェー
スを管理する機能をサポートする。1つの実施例では、アクセスルータ35とフ
ァクスゲートウェイ57との間の物理伝送インタフェースは、有線インタフェー
スである。1つの実施例では、アクセスルータ35とファクスゲートウェイ57
との間の物理伝送インタフェースは、標準的な10BaseT有線通信インタフ
ェースである。
【0442】 アクセスルータプロトコルスタック700とファクスゲートウェイプロトコル
スタック705それぞれのサブネットワークプロトコル層728および729は
、アクセスルータ35とファクスゲートウェイ57それぞれの間で伝送されるI
Pベースファクスベアラメッセージのための基礎伝送プロトコルを管理する機能
をサポートする。1つの実施例では、サブネットワークプロトコル層728およ
び729はイーサネット層であり、これらイーサネット層は、アクセスルータ3
5とファクスゲートウェイ57それぞれの間のイーサネットトランスポートプロ
トコルをサポートする。
【0443】 ファクスベアラ面アーキテクチャ675内のBTSブリッジ機能によって、基
地局30は、伝送リンク層ブリッジとして動作し、基地局30内でのIPデータ
伝送ルーティングの必要がなくなる。同様に、ファクスベアラ面アーキテクチャ
675内のBTSブリッジ機能によって、WARP32は、伝送リンク層ブリッ
ジとして動作し、WARP32内でのIPデータ伝送ルーティングの必要がなく
なる。
【0444】 既に論じたように、択一的な実施例では、ワイヤレスアクセスシステム100
は、図5で示されているように、基地局101を有しており、ワイヤレス付属イ
ンターネットプラットフォーム(WARP)32を使用しない。システム100
で使用する、ファクスベアラ面アーキテクチャ750の1つの実施例は、図33
で示されいるように、ファクスプロトコルスタック755、CPRUプロトコル
スタック760、基地局プロトコルスタック765、アクセスルータプロトコル
スタック770およびファクスゲートウェイプロトコルスタック775を有して
いる。
【0445】 システム100で使用する、図33のファクスプロトコルスタック755は、
システム10で使用する、図32のファクスプロトコルスタック680と同じで
ある。図33のCPRUプロトコルスタック760は、図32のCPRUプロト
コルスタック685と同じである。同様に、図33のファクスゲートウェイプロ
トコルスタック775は、図32のファクスゲートウェイプロトコルスタック7
05と同じである。
【0446】 図33の基地局プロトコルスタック765は、図32の基地局プロトコルスタ
ック690とWARPプロトコルスタック695の組合せである。エンドユーザ
側では、基地局プロトコルスタック765は、サブネットワーク依存型コンバー
ジェンスプロトコル(SNDCP)層756、論理リンク制御(LLC)層75
7、無線リンク制御/メディアアクセス制御(RLC/MAC)層758および
無線物理層759を有している。
【0447】 基地局プロトコルスタック765の無線物理層759は、図32の基地局プロ
トコルスタック690の無線物理層720と同じである。
【0448】 基地局プロトコルスタック765のSNDCP層756、LLC層757およ
びRLC/MAC層758は、WARP32ではなく基地局101で管理されて
いるが、この点を除けば、図32の基地局プロトコルスタック695のSNDC
P層715、LLC層716およびRLC/MAC層717のそれぞれと同じで
ある。
【0449】 ネットワーク側では、基地局プロトコルスタック765は、フレームリレー層
781とT1/E1層782を有している。エンドユーザ側では、アクセスルー
タプロトコルスタック770は、フレームリレー層783とT1/E1層784
を有している。
【0450】 基地局プロトコルスタック765とアクセスルータプロトコルスタック770
それぞれのT1/E1層782および784は、ファクスベアラメッセージを基
地局101とアクセスルータ35それぞれの間で伝送するためのT1/E1有線
伝送プロトコルを管理する機能をサポートする。
【0451】 基地局プロトコルスタック765とアクセスルータプロトコルスタック770
はそれぞれのフレームリレー層781および783は、基地局101とアクセス
ルータ35それぞれの間における、IPベースファクスベアラメッセージのフレ
ームリレートランスポートを管理する。
【0452】 1つの実施例では、ファクスベアラメッセージ伝送のために、相手固定接続(
PVC)が、基地局101とアクセスルータ35との間で使用され、フレームリ
レープロトコルは、重複するインターネットプロトコル(IP)の下で実行され
る。
【0453】 ネットワーク側では、アクセスルータプロトコルスタック770は、物理イン
タフェース層788とサブネットワークプロトコル層787を有している。アク
セスルータプロトコルスタック770の物理インタフェース層788とサブネッ
トワークプロトコル層787は、それぞれ、図32のアクセスルータプロトコル
スタック700の物理インタフェース層644とサブネットワークプロトコル層
728と同じである。
【0454】 アクセスルータプロトコルスタック770はさらに、インターネットプロトコ
ル(IP)層786を有しており、このIP層は、図32のアクセスルータプロ
トコルスタック700のIPプロトコル層706と同じである。
【0455】 ファクスベアラ面アーキテクチャ750内のBTSブリッジ機能によって、基
地局101は、伝送リンク層ブリッジとして動作し、基地局101内でのIPデ
ータ伝送ルーティングの必要がなくなる。
【0456】 本明細書には複数の実施例が開示されているが、多くの変更例が、本発明の趣
旨および範囲内で可能である。そのような変更例は、明細書、図面および請求の
範囲を査読すれば明らかである。したがって本発明は、添付した請求の範囲を除
いて、限定されるべきものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、ワイヤレスアクセスネットワークの実施例を示す。
【図2】 図2は、H.323端末点とH.323ゲートキーパとの間の伝送経路を示す
【図3】 図3は、H.323ゲートキーパとH.323端末点との間で実行される手続
きを示す。
【図4】 図4は、ワイヤレスアクセスネットワークによりサポートされるIP音声手続
きを示す。
【図5】 図5は、ワイヤレスアクセスネットワークの択一的実施例を示す。
【図6】 図6は、ワイヤレスアクセスネットワークのサービスを示す。
【図7】 図7は、ワイヤレスアクセスネットワークのセキュリティサービスの一部とし
て使用される種々のメカニズムを示す。
【図8】 図8は、ワイヤレスアクセスネットワークで使用するための課金アーキテクチ
ャの実施例を示す。
【図9】 図9は、ワイヤレスアクセスネットワークの管理構造内での管理プラットフォ
ームを示す。
【図10】 図10は、ワイヤレスアクセスネットワークによりサポートされる加入者管理
プラットフォーム手続きを示す。
【図11】 図11は、ワイヤレスアクセスネットワークでの端末認証ネットワークエレメ
ントを示す。
【図12】 図12は、ワイヤレスアクセスネットワークの管理構造内の管理プロットフォ
ームの階層を示す。
【図13】 図13は、ワイヤレスアクセスネットワークでのネットワークノードの管理に
対する一般的管理プロトコルアーキテクチャを示す。
【図14】 図14は、ワイヤレスアクセスシステムに対する基地局システム(BBS)管
理アーキテクチャの実施例を示す。
【図15】 図15は、BBS管理プロトコルアーキテクチャの実施例を示す。
【図16】 図16は、端末管理アーキテクチャの実施例を示す。
【図17】 図17は、カスタマ構内ラジオユニット(CPRU)管理プロトコルアーキテ
クチャの実施例を示す。
【図18】 図18は、ワイヤレスアクセスネットワークにおける通信プロトコル面を示す
【図19】 図19は、ワイヤレスアクセスネットワークのパケットデータシグナリング面
で実行された手続きを示す。
【図20】 図20は、ワイヤレスアクセスネットワークの音声/ファクスシグナリング面
で実行された手続きを示す。
【図21】 図21は、パケットデータシグナリング面アーキテクチャの実施例を示す。
【図22】 図22は、ワイヤレスアクセスネットワークのシグナリング面でサポートされ
る論理リンクコントロール(LLC)手続きを示す。
【図23】 図23は、ワイヤレスアクセスネットワークでサポートされる端末管理プロト
コル(TMP)手続きを示す。
【図24】 図24は、パケットデータシグナリング面アーキテクチャの択一的実施例を示
す。
【図25】 図25は、パケットデータベアラ面アーキテクチャの実施例を示す。
【図26】 図26は、ワイヤレスアクセスネットワークのベアラ面でサポートされるLL
C手続きを示す。
【図27】 図27は、パケットデータベアラ面アーキテクチャの択一的実施例を示す。
【図28】 図28は、音声/ファクスシグナリング面アーキテクチャの実施例を示す。
【図29】 図29は、音声/ファクスシグナリング面アーキテクチャの別の実施例を示す
【図30】 図30は、音声ベアラ面アーキテクチャの実施例を示す。
【図31】 図31は、音声ベアラ面アーキテクチャの択一的実施例を示す。
【図32】 図32は、ファクスベアラ面アーキテクチャの実施例を示す。
【図33】 図33は、ファクスベアラ面アーキテクチャの択一的実施例を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 イゼット エム ビルジック アメリカ合衆国 コロラド コロラド ス プリングス ゴールドクレスト コート 6841 (72)発明者 スティーヴン ディー レザム アメリカ合衆国 コロラド コロラド ス プリングス プルピット ロック サーク ル サウス 975 (72)発明者 イスメイル アイ ソラ アメリカ合衆国 コロラド コロラド ス プリングス セヴン オークス ドライヴ 5145 Fターム(参考) 5K030 HA08 HB01 HB28 HC01 HC14 HD03 HD06 JL01 JT01 JT02 JT09 5K033 BA13 BA14 CB08 CC01 DA06 DA17 EC03 5K051 BB01 BB02 BB03 CC01 CC02 CC07 GG02 HH01 HH27 JJ11 5K067 AA21 AA22 EE02 EE10 EE16 HH05 HH11 HH21 【要約の続き】 ータ網および/または公衆交換回路網に接続することが できる。遠隔通信ネットワークはさらにワイヤレス付属 インターネットプラットフォーム(WARP)を有し、 このWARPは既知の基地局の機能をサポートする。遠 隔通信ネットワークはまた1つまたは複数のアクセスル ータ、H.323ゲートウエイ、H.323ゲートキー パ、インターネットゲートウエイ、およびファクスゲー トウエイを有し、公衆パケットデータ網および公衆交換 回路網への加入者アクセスをサポートする。

Claims (41)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤレスアクセスをサポートする遠隔通信システムにおい
    て、 コンピュータデバイスと、前記コンピュータデバイスと接続されたカスタマ構
    内無線ユニット(CPRU)と、基地局と、ワイヤレス付属インターネットプロ
    ッタフォーム(WARP)と、アクセスルータと、ゲートウエイトを有し、 前記基地局と前記カスタマ構内無線ユニットとはオーバエアインタフェースを
    介して通信し、 該オーバエアインタフェースはワイドエリアワイヤレスプロトコルをサポート
    し、 前記WARPと前記基地局とは第1のインタフェースを介して通信し、 前記アクセスルータと前記WARPとは第2のインタフェースを介して通信し
    、 前記ゲートウエイと前記アクセスルータとは第3のインタフェースを介して通
    信し、 前記ゲートウエイはさらにデータネットワークと第4のインタフェースを介し
    て通信する、 ことを特徴とする遠隔通信システム。
  2. 【請求項2】 前記コンピュータデバイスはパーソナルコンピュータを有し
    、前記コンピュータデバイスと前記カスタマ構内無線ユニットとはネットワーク
    加入者端末を有する、請求項1記載の遠隔通信システム。
  3. 【請求項3】 前記ネットワーク加入者端末は割り当てられたインターネッ
    トプロトコル(IP)アドレスを前記遠隔通信システム内での通信のために有し
    、 前記ワイヤレス付属インターネットプラットフォーム(WARP)は割り当て
    られたインターネットプロトコル(IP)アドレスを前記遠隔通信システム内で
    の通信するために有する、請求項2基債の遠隔通信システム。
  4. 【請求項4】 前記ゲートウエイはパケットデータメッセージを前記データ
    ネットワークから前記アクセスルータに伝送し、 前記アクセスルータは前記パケットデータメッセージを前記ワイヤレス付属イ
    ンターネットプラットフォーム(WARP)に伝送し、 前記WARPは前記パケットデータメッセージを前記基地局に伝送し、 前記基地局は前記パケットデータメッセージを前記ネットワーク加入者端末に
    伝送する、請求項2基債の遠隔通信システム。
  5. 【請求項5】 前記第1のインタフェースはワイヤラインインタフェースを
    有し、 前記第2のインタフェースはワイヤラインインタフェースを有し、 前記第3のインタフェースはワイヤラインインタフェースを有し、 前記第4のインタフェースはワイヤラインインタフェースを有する、請求項1
    記載の遠隔通信システム。
  6. 【請求項6】 前記データネットワークはイーサネット(登録商標)を有す る、請求項1記載の遠隔通信システム。
  7. 【請求項7】 前記カスタマ構内無線ユニットに接続された電話を有し、 前記電話および前記カスタマ構内無線ユニットはH.323端末を有する、請
    求項1記載の遠隔通信システム・
  8. 【請求項8】 さらにH.323ゲートウエイを有し、 該H.323ゲートウエイは、音声ベアラメッセージを交換回路網から前記ア
    クセスルータに伝送する機能を有し、 前記アクセスルータは、前記音声ベアラメッセージを前記ワイヤレス付属イン
    ターネットプラットフォーム(WARP)に伝送する機能を有し、 前記WARPは、前記音声ベアラメッセージを前記基地局に伝送する機能を有
    し、 前記基地局は、前記音声ベアラメッセージを前記H.323端末に伝送する機
    能を有する、請求項7記載の遠隔通信システム。
  9. 【請求項9】 前記交換回路網は公衆交換電話網(PSTN)を有する、請
    求項8記載の遠隔通信システム。
  10. 【請求項10】 前記カスタマ構内無線ユニットに接続されたファクシミリ
    デバイスを有し、 該ファクシミリデバイスと前記カスタマ構内無線ユニットはファクス端末を有
    する、請求項1記載の遠隔通信システム。
  11. 【請求項11】 さらにファクスゲートウエイを有し、 該ファクスゲートウエイは、ファクスベアラメッセージを交換回路網から前記
    アクセスルータに伝送する機能を有し、 前記アクセスルータは、前記ファクスベアラメッセージを前記ワイヤレス付属
    インターネットプラットフォーム(WARP)に伝送する機能を有し、 前記WARPは、前記ファクスベアラメッセージを前記ファクス端末に伝送す
    る機能を有する、請求項10記載の遠隔通信システム。
  12. 【請求項12】 前記遠隔通信システムは、コンピュータデバイスと、電話
    と、カスタマ構内無線ユニットと、ワイヤレスアクセスネットワークとを有し、 前記カスタマ構内無線ユニットは、パケット伝送を無線インタフェースを介し
    て受信することができ、 前記カスタマ構内無線ユニットは前記コンピュータデバイスに接続されており
    、 前記カスタマ構内無線ユニットは前記電話に接続されており、 前記ワイヤレスアクセスネットワークはパケットデータネットワークと通信す
    ることができ、 前記ワイヤレスアクセスネットワークはさらに交換回路網と通信することがで
    き、 前記ワイヤレスアクセスネットワークは前記カスタマ構内無線ユニットと前記
    ワイヤレスインターフェースを介して通信する機能を有し、 前記ワイヤレスインターフェースはワイドエリアワイヤレスプロトコルをサポ
    ートする機能を有する、ことを特徴とする遠隔通信システム。
  13. 【請求項13】 前記パケットデータネットワークはインターネットを有す
    る、請求項12記載の遠隔通信システム。
  14. 【請求項14】 前記交換回路網は外部交換電話網(PSTN)を有する、
    請求項12記載の遠隔通信システム。
  15. 【請求項15】 前記パケット伝送はパケットデータメッセージ伝送を有す
    る、請求項12記載の遠隔通信システム。
  16. 【請求項16】 前記パケット伝送はインターネットプロトコル(IP)パ
    ケット音声メッセージ伝送を有する、請求項12記載の遠隔通信システム。
  17. 【請求項17】 ファクシミリデバイスを有し、 該ファクシミリデバイスは前記カスタマ構内無線ユニットと接続されている、
    請求項12記載の遠隔通信システム。
  18. 【請求項18】 前記ワイヤレスアクセスネットワークは、基地局とワイヤ
    レス付属インターネットプロットフォーム(WARP)とを有し、 前記基地局は前記カスタマ構内無線ユニットと無線インタフェースを介して通
    信し、 前記基地局は前記WARPとワイヤラインインタフェースを介して通信する、
    請求項12記載の遠隔通信システム。
  19. 【請求項19】 前記ワイヤレスネットワークはワイヤレス付属インターネ
    ットプラットフォーム(WARP)を有し、 該WARPはパケットデータ伝送を管理するための機能を有し、 前記WARPはさらにIPパケット音声伝送を管理するための機能を有し、 前記IPパケット音声伝送はIPパケット音声メッセージを有する、ことを特
    徴とするワイヤレスアクセスネットワーク。
  20. 【請求項20】 パケットデータ伝送を管理するための前記機能は、 前記WARPと基地局との間の物理インタフェースを前記ワイヤレスアクセス
    ネットワーク内で管理する機能と、 WARPと基地局との間でのパケットデータ伝送に対する伝送プロトコルを、
    前記ワイヤレスアクセスネットワーク内で管理する機能と、 基地局の無線インタフェースを管理する機能と、 前記WARPとネットワーク加入者端末との間でのパケットデータのパケット
    伝送を管理する機能と、 前記WARPとネットワーク加入者端末との間のパケットデータの伝送を管理
    する機能と、 パケットデータの、インターネットプロトコルを使用した受信および伝送を管
    理する機能とを有する、請求項19記載のワイヤレスアクセスネットワーク。
  21. 【請求項21】 前記WARPは、パケットデータ伝送を管理するためのプ
    ロトコルスタックを有し、 前記WARPプロトコルスタックはパケットデータ伝送を管理するために、A
    bis物理層と、PCUフレーム層と、無線リンクコントロール/メディアアク
    セスコントロール(RLC/MAC)層と、論理リンクコントロール(LLC)
    層と、サブネットワーク依存収束プロトコル(SNDCP)層と、インターネッ
    トプロトコル(IP)層とを有し、 前記Abis物理層は、前記WARPと基地局との間のGSM Abis物理
    インタフェースを前記ワイヤレスアクセスネットワークで管理するためのもので
    あり、 前記PCUフレーム層は、前記WARPと基地局との間でのパケットデータ伝
    送の伝送プロトコルを前記ワイヤレスアクセスネットワークで管理するためのも
    のであり、 前記無線リンクコントロール/メディアアクセスコントロール(RLC/MA
    C)層は、基地局の無線インタフェースを管理するためのものであり、 前記論理リンクコントロール(LLC)層は、前記WARPとネットワーク加
    入者端末との間のパケットデータのパケット伝送を管理するためのものであり、 前記サブネットワーク依存収束プロトコル(SNDCP)層は、前記WARP
    とネットワーク加入者端末との間でのパケットデータの伝送を管理するためのも
    のであり、 前記インターネットプロトコル(IP)層は、インターネットプロトコルを使
    用したパケットデータの受信と伝送を管理するためのものである、請求項20記
    載のワイヤレスアクセスネットワーク。
  22. 【請求項22】 パケットデータ伝送を管理するための前記機能はさらに、 前記WARPとアクセスルータとの間の物理インタフェースを前記ワイヤレス
    アクセスネットワーク内で管理するための機能と、 前記WARPとアクセスルータとの間で伝送されるパケットデータのパケット
    の、前記ワイヤレスアクセスネットワーク内での伝送および受信を管理するため
    の機能と、 前記WARPとアクセスルータとの間の伝送インタフェースリソースを前記ワ
    イヤレスアクセスネットワーク内で管理するための機能とを有する、請求項20
    記載のワイヤレスアクセスネットワーク。
  23. 【請求項23】 IPパケット音声伝送を管理するための前記機能は、 前記WARPと基地局との間の物理層を前記ワイヤレスアクセスネットワーク
    内で管理するための機能と、 IPパケット音声を前記WARPと基地局との間で前記ワイヤレスアクセスネ
    ットワーク内で伝送するための伝送プロトコルを管理するための機能と、 前記WARPとアクセスルータとの間の物理インタフェースを前記ワイヤレス
    アクセスネットワーク内で管理するための機能と、 IPパケット音声を前記WARPとアクセスルータとの間で前記ワイヤレスア
    クセスネットワーク内で伝送するための伝送プロトコルを管理するための機能と
    、 IPパケット音声メッセージの、インターネットプロトコルを使用しての伝送
    および受信を管理するための機能と、 IPパケット音声メッセージの、前記WARPとH.323ゲートウエイとの
    間の論理伝送チャネル上での伝送および受信を前記ワイヤレスアクセスネットワ
    ーク内で管理するための機能と、 IPパケット音声メッセージの、前記WARPとH.323ゲートウエイとの
    間での伝送および受信を、リアルタイムプロトコル(RTP)を使用する前記ワ
    イヤレスアクセスネットワーク内で管理するための機能とを有し、 前記IPパケット音声メッセージはインターネットプロトコルを使用してWA
    RPとアクセスルータとの間で前記ワイヤレスアクセスネットワーク内で伝送さ
    れる、請求項19記載のワイヤレスアクセスネットワーク。
  24. 【請求項24】 前記WARPは、IPパケット音声伝送を管理するための
    プロトコルスタックを有し、 前記IPパケット音声伝送を管理するためのプロトコルスタックは、T1/E
    1層と、08.61層と、物理層と、サブネットワークプロトコル層と、インタ
    ーネットプロトコル(IP)層と、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)層
    と、リアルタイムプロトコル(RTP)層とを有しており、 前記T1/E1層は、前記WARPと基地局との間のT1/E1物理インタフ
    ェースを前記ワイヤレスアクセスネットワーク内で管理するためのものであり、 前記08.61層は、IPパケット音声を前記WARPと基地局との間で前記
    ワイヤレスアクセスネットワーク内で伝送するための伝送プロトコルを管理する
    ためのものであり、 前記物理層は、前記WARPとアクセスルータとの間の物理インタフェースを
    前記ワイヤレスアクセスネットワーク内で管理するためのものであり、 前記サブネットワークプロトコル層は、IPパケット音声を前記WARPとア
    クセスルータとの間で前記ワイヤレスアクセスネットワーク内で伝送するための
    伝送プロトコルを管理するためのものであり、 前記インターネットプロトコル(IP)層は、インターネットプロトコルを使
    用した、IPパケット音声メッセージの受信と伝送を管理するためのものであり
    、ここで前記IPパケット音声メッセージはインターネットプロトコルを使用し
    て、前記WARPとアクセスルータとの間で前記ワイヤレスアクセスネットワー
    ク内で伝送され、 前記ユーザデータグラムプロトコル(UDP)は、ユーザデータグラムプロト
    コルを使用した、IPパケット音声メッセージの受信と伝送を管理するためのも
    のであり、ここで前記IPパケット音声メッセージはユーザデータグラムプロト
    コルを使用して、前記WARPとH.323ゲートウエイトの間の非信頼論理チ
    ャネル上で前記ワイヤレスアクセスネットワーク内で伝送され、 前記リアルタイムプロトコル(RTP)層は、リアルタイムプロトコルを使用
    したIPパケット音声メッセージの伝送と受信を管理するためのものであり、こ
    こで前記IPパケット音声メッセージは、リアルタイムプロトコルを使用して、
    前記WARPとH.323ゲートウエイとの間で前記ワイヤレスアクセスネット
    ワーク内で伝送される、請求項23記載のワイヤレスアクセスネットワーク。
  25. 【請求項25】 前記WARPはさらにIPパケットファクス伝送を管理す
    るための機能を有し、 前記IPパケットファクス伝送はIPパケットファクスメッセージを有する、
    請求項19記載のワイヤレスアクセスネットワーク。
  26. 【請求項26】 IPパケットファクス伝送を管理するための前記機能は、 前記WARPと基地局との間の物理層を前記ワイヤレスアクセスネットワーク
    内で管理するための機能と、 IPパケットファクスを前記WARPと基地局との間で前記ワイヤレスアクセ
    スネットワーク内で伝送するのを管理するための機能と、 基地局の無線インタフェースを管理するための機能と、 IPパケットファクスメッセージを前記WARPとファクス端末との間でパケ
    ット伝送するのを管理するための機能と、 IPパケットメッセージを前記WARPとファクス端末との間で伝送するのを
    管理するための機能と、 前記WARPとアクセスルータとの間の物理インターフェースを前記ワイヤレ
    スアクセスネットワーク内で管理するための機能と、 IPパケットファクスを前記WARPとアクセスルータとの間で前記ワイヤレ
    スアクセスネットワーク内で伝送するための伝送プロトコルを管理するための機
    能とを有する、請求項25記載のワイヤレスアクセスネットワーク。
  27. 【請求項27】 前記WARPはIPパケットファクス伝送を管理するため
    のプロトコルスタックを有し、 該WARPプロトコルスタックはIPパケットファクス伝送を管理するために
    、第1のT1/E1層と、L2層と、無線リンクコントロール/メディアアクセ
    スコントロール(RLC/MAC)層と、論理リンクコントロール(LLC)層
    と、サブネットワーク依存収束プロトコル(SNDCP)層と、第2のT1/E
    1層と、フレームリレー層とを有し、 前記第1のT1/E1層は、前記WARPと基地局との間のT1/E1物理イ
    ンタフェースを前記ワイヤレスアクセスネットワーク内で管理するためのもので
    あり、 前記L2層は、IPパケットファクスを前記WARPと基地局との間で前記ワ
    イヤレスアクセスネットワーク内で伝送するための伝送プロトコルを管理するた
    めのものであり、 前記無線リンクコントロール/メディアアクセスコントロール(RLC/MA
    C)層は、基地局の無線インタフェースを管理するためのものであり、 前記論理リンクコントロール(LLC)層は、IPパケットファクスメッセー
    ジを前記WARPとファクス端末との間でパケット伝送するのを管理するための
    ものであり、 前記サブネットワーク依存収束プロトコル(SNDCP)層は、IPパケット
    ファクスメッセージを前記WARPとファクス端末との間で伝送するのを管理す
    るためのものであり、 前記第2のT1/E1層は、前記WARPとアクセスルータとの間のT1/E
    1物理インタフェースを前記ワイヤレスアクセスネットワーク内で管理するため
    のものであり、 前記フレームリレー層は、IPパケットファクスメッセージを前記WARPと
    アクセスルータとの間で前記ワイヤレスアクセスネットワーク内で伝送するため
    のフレームリレー伝送プロトコルを管理するためのものである、請求項26記載
    のワイヤレスアクセスシステム。
  28. 【請求項28】 前記カスタマ構内無線ユニット(CPRU)は、コンピュ
    ータデバイスとワイヤレスアクセスネットワークとの間でパケットデータ伝送を
    管理するための機能を有し、 該CPRUはさらに、電話とワイヤレスアクセスネットワークとの間で音声メ
    ッセージ伝送を管理するための機能を有する、ことを特徴とするカスタマ構内無
    線ユニット(CPRU)。
  29. 【請求項29】 前記CPRUは基地局とワイヤレスアクセスネットワーク
    内で、前記CPRUと前記基地局との間の無線インタフェースを介して通信する
    、請求項28記載のCPRU。
  30. 【請求項30】 パケットデータ伝送を管理するための前記機能は、 前記CPRUとコンピュータデバイスとの間の物理インターフェースを管理す
    るための機能と、 パケットデータを前記CPRUとコンピュータデバイスとの間で伝送するため
    のポイントツーポイント伝送プロトコルを管理するための機能と、 前記CPRUと基地局との間の無線物理インタフェースをワイヤレスアクセス
    ネットワーク内で管理するための機能と、 パケットデータを前記CPRUと基地局との間でワイヤレスアクセスネットワ
    ーク内で伝送するための無線チャネルへのアクセスを管理する機能と、 前記CPRUとワイヤレスアクセスネットワークとの間でパケットデータのパ
    ケットを伝送するのを管理するため機能と、 パケットデータを前記CPRUとワイヤレスアクセスネットワークとの間で伝
    送するのを管理するための機能とを有する、請求項28記載のCPRU。
  31. 【請求項31】 前記CPRUは、パケットデータ伝送を管理するためのプ
    ロトコルスタックを有し、 該CPRUプロトコルスタックはパケットデータ伝送を管理するために、物理
    層と、ポイントツーポイント層と、無線物理層と、無線リンクコントロール/メ
    ディアアクセスコントロール(RLC/MAC)層と、論理リンクコントロール
    (LLC)層と、サブネットワーク依存収束プロトコル(SNDCP)層とを有
    し、 前記物理層は、前記CPRUとコンピュータデバイスとの間の物理インタフェ
    ースを管理するためのものであり、 前記ポイントツーポイント層は、パケットデータを前記CPRUとコンピュー
    タデバイスとの間で伝送するためのポイントツーポイント伝送プロトコルを管理
    するためのものであり、 前記無線物理層は、前記CPRUと基地局との間の無線物理インタフェースを
    ワイヤレスアクセスネットワーク内で管理するためのものであり、 前記無線リンクコントロール/メディアアクセスコントロール(RLC/MA
    C)層は、パケットデータを前記CPRUと基地局との間でワイヤレスアクセス
    ネットワーク内で伝送するための無線チャネルにアクセスする前記CPRUを管
    理するためのものであり、 前記論理リンクコントロール(LLC)層は、パケットデータを前記CPRU
    とワイヤレスアクセスネットワークとの間でパケット伝送するのを管理するため
    のものであり、 前記サブネットワーク依存収束プロトコル(SNDCP)層は、パケットデー
    タを前記CPRUとワイヤレスアクセスネットワークとの間で伝送するのを管理
    するためのものである、請求項30記載のCPRU。
  32. 【請求項32】 オン背メッセージ伝送を管理するための前記機能は、 前記CPRUと電話との間の物理インタフェースを管理するための機能と、 音声メッセージを前記CPRUと電話との間で伝送するためのアナログ伝送プ
    ロトコルを管理するための機能と、 前記CPRUと基地局との間の無線物理インタフェースをワイヤレスアクセス
    ネットワーク内で管理するための機能と、 ボコードされたメッセージを前記CPRUとワイヤレスアクセスネットワーク
    との間で伝送するためのボコーダ機能を管理するための機能とを有する、請求項
    28記載のCPRU。
  33. 【請求項33】 前記CPRUは音声メッセージ伝送を管理するためのプロ
    トコルスタックを有し、 該CPRUプロトコルスタックは音声メッセージ伝送を管理するために、第1
    の物理層と、アナログ層と、第2の物理層と、ボコーダ層とを有し、 前記第1の物理層は、前記CPRUと電話との間の物理インタフェースを管理
    するためのものであり、 前記アナログ層は、音声メッセージを前記CPRUと電話との間で伝送するた
    めのアナログ伝送プロトコルを管理するためのものであり、 前記第2の物理層は、前記CPRUと基地局との間の無線物理インタフェース
    をワイヤレスアクセスネットワーク内で管理するためのものであり、 前記ボコーダ層は、前記CPRUとワイヤレスネットワークとの間で伝送され
    る、ボコードされた音声メッセージの伝送と受信を管理するためのものである、
    請求項32記載のCPRU。
  34. 【請求項34】 ファクシミリデバイスとワイヤレスアクセスネットワーク
    との間のIPパケットファクス伝送を管理するための機能を有し、 該IPパケットファクス伝送はIPパケットファクスメッセージを有する、請
    求項28記載のCPRU。
  35. 【請求項35】 IPパケットファクス伝送を管理するための前記機能は、 前記CPRUと基地局との間の無線物理インタフェースをワイヤレスアクセス
    ネットワーク内で管理するための機能と、 前記CPRUと基地局との間でのIPパケットファクスメッセージ伝送に対す
    る無線チャネルにアクセスするのをワイヤレスアクセスネットワーク内で管理す
    るための機能と、 前記CPRUとワイヤレスアクセスネットワークとの間のIPパケットファク
    スメッセージのパケット伝送を管理するための機能と、 前記CPRUとワイヤレスアクセスネットワークとの間でIPパケットファク
    スメッセージの伝送を管理するための機能と、 前記CPRUとワイヤレスアクセスネットワークとの間でインターネットプロ
    トコルを使用し、IPパケットファクスメッセージの受信と伝送を管理するため
    の機能と、 前記CPRUとワイヤレスアクセスネットワークとの間の非保安論理伝送チャ
    ネル上でIPパケットファクスメッセージを伝送および受信することを管理する
    ための機能と、 前記CPRUとワイヤレスアクセスネットワークとの間の保安論理伝送チャネ
    ル上でIPパケットファクスメッセージを伝送および受信することを管理するた
    めの機能と、 前記CPRUとワイヤレスアクセスネットワークとの間でインターネットファ
    クスプロトコル(IFP)T.38プロトコルを使用して、IPパケットファク
    スメッセージの伝送と受信を管理するための機能とを有する、請求項34記載の
    CPRU。
  36. 【請求項36】 前記CPRUはIPパケットファクス伝送に対するプロト
    コルスタックを有し、 IPパケットファクス伝送を管理するための前記CPRUプロトコルスタック
    は、無線物理層と、無線リンクコントロール/メディアアクセスコントロール(
    RLC/MAC)層と、論理リンクコントロール(LLC)層と、サブネットワ
    ーク依存収束プロトコル(SNDCP)層と、インターネットプロトコル(IP
    )層と、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)層と、伝送コントロールプロ
    トコル(TCP)層と、インターネットファクスプロトコル(IFP)層とを有
    し、 前記無線物理層は、前記CPRUと基地局との間の無線物理インタフェースを
    ワイヤレスアクセスネットワーク内で管理するためのものであり、 前記無線リンクコントロール/メディアアクセスコントロール(RLC/MA
    C)層は、前記CPRUと基地局との間のIPパケットファクスメッセージ伝送
    に対する無線チャネルへのアクセスのためのプロトコルを、ワイヤレスアクセス
    ネットワーク内で管理するためのものであり、 前記論理リンクコントロール(LLC)層は、前記CPRUとワイヤレスアク
    セスネットワークとの間のでIPパケットファクスメッセージのパケット伝送を
    管理するためのものであり、 前記サブネットワーク依存収束プロトコル(SNDCP)層は、前記CPRU
    とワイヤレスアクセスネットワークとの間のIPパケットファクスメッセージの
    伝送を管理するためのものであり、 前記インターネットプロトコル(IP)層は、前記CPRUとワイヤレスアク
    セスネットワークとの間でインターネットプロトコルを使用して、IPパケット
    ファクスメッセージの受信と伝送を管理するためのものであり、 前記ユーザデータグラムプロトコル(UDP)層は、前記CPRUとワイヤレ
    スアクセスネットワークとの間の非保安論理伝送チャネル上でユーザデータグラ
    ムプロトコルを使用して、IPパケットファクスメッセージの伝送と受信を管理
    するためのものであり、 前記伝送コントロールプロトコル(TCP)層は、前記CPRUとワイヤレス
    アクセスネットワークとの間の保安論理伝送チャネル上で伝送コントロールプロ
    トコルを使用して、IPパケットファクスメッセージの伝送と受信を管理するた
    めのものであり、 前記インターネットファクスプロトコル(IFP)は、前記CPRUとワイヤ
    レスアクセスネットワークとの間でインターネットファクスプロトコルT.38
    プロトコルを使用して、IPパケットファクスメッセージの伝送と受信を管理す
    るためのものである、請求項35記載のCPRU。
  37. 【請求項37】 前記IPパケットファクスメッセージはファクスメッセー
    ジを有し、 ファクスメッセージ伝送を管理するための機能は、 前記CPRUとファクシミリデバイスとの間の物理インタフェースを管理する
    ための機能と、 前記CPRUとファクシミリデバイスとの間でファクスメッセージを伝送する
    ための伝送プロトコルを管理するための機能とを有する、請求項35記載のCP
    RU。
  38. 【請求項38】 ワイヤレスアクセスシステムのノードを管理するための加
    入者管理プラットフォームであって、 ワイヤレスアクセスシステムの管理ゲートウエイに対するゲートウエイ管理プ
    ラットフォームと、 ワイヤレスアクセスシステムのアクセスルータを管理するためのルータ管理プ
    ラットフォームと、 ワイヤレスアクセスシステムのカスタマ構内無線ユニット(CPRU)を管理
    するための端末管理プラットフォームと、 ワイヤレスアクセスシステムの基地局とワイヤレス付属インターネットプラッ
    トフォーム(WARP)を管理するための基地局システム管理プラットフォーム
    と、を有することを特徴とする加入者管理プラットフォーム。
  39. 【請求項39】 前記ゲートウエイ管理プラットフォームはさらにワイヤレ
    スアクセスシステムのH.323ゲートキーパを管理する、請求項38記載の加
    入者管理プラットフォーム。
  40. 【請求項40】 前記基地局システム管理プラットフォームは、前記基地局
    システム管理プラットフォームとWARPとの間での管理データの伝送に対する
    シンプルネットワーク管理プロトコル(SNMP)をワイヤレスアクセスシステ
    ムにおいて管理するための機能を有し、 前記基地局システム管理プラットフォームはさらに、ワイヤレスアクセスシス
    テム内で前記基地局システム管理プラットフォームとWARPとの間の保安論理
    チャネル上で、管理データを伝送するための伝送コントロールプロトコル(TC
    P)を管理する機能を有し、 さらに前記基地局システム管理プラットフォームは、ワイヤレスアクセスシス
    テム内で前記基地局システム管理プラットフォームとWARPとの間の非保安論
    理チャネル上で、管理データを伝送するためのユーザデータグラムプロトコル(
    UDP)を管理する機能を有する、請求項38記載の加入者管理プラットフォー
    ム。
  41. 【請求項41】 前記端末管理プラットフォームは、ワイヤレスアクセスシ
    ステム内で前記端末管理プラットフォームとCPRUとの間の管理データを伝送
    するためのシンプルネットワーク管理プロトコル(SNMP)を管理するための
    機能を有し、 前記端末管理プラットフォームはさらに、、および ワイヤレスアクセスシステム内で前記端末管理プラットフォームとCPRUと
    の間の非保安論理チャネル上で管理データを伝送するためのユーザデータグラム
    プロトコル(UDP)を管理するための機能を有する、請求項38記載の加入者
    管理プラットフォーム。
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