JP2002527571A - コークスドラムのための閉じ込め装置 - Google Patents

コークスドラムのための閉じ込め装置

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Abstract

(57)【要約】 コークスドラムの開封中及び切断作動中に作業者の露出を減少させ、作業者に対する危険性を減少させる装置。この装置は、またコークスドラムが満たされていない時間を減少させるような能力を増大させる。この装置は底ヘッドを通る排水を可能にし、水及びコークス雪崩を閉じ込める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】
ガソリン、ディーゼル燃料、潤滑油等を得るために原油を処理する石油精製作
業はしばしば極めて小さな価値を有する残留油を生じさせる。「遅延コークス化
ユニット」内で処理した場合に、残留油の価値は実質上増大することがある。遅
延コークス化ユニット内で処理する場合、残留油の実質的な部分が使用可能な炭
化水素生成物に変換すなわち「熱分解」され、残りが石油コークス(大半が炭素
からなる物質)を生じさせるような破壊蒸留を生じさせるのに十分な温度まで、
残留油が炉内で加熱される。以下「コークスドラム」と呼ぶ大きな容器が炉の出
口に設けられ、破壊蒸留反応を完了するのに十分な炭化水素の滞在時間を許容す
る。典型的なコークスドラムは大型で、直立で、円筒状の金属容器であり、これ
は、例えば、長さが約27.4−30.4メートル(90−100フィート)、
直径が6.1−9.1メートル(20−30フィート)とすることができるが、
コークスドラムの実際の構造上の寸法及び形状は設置毎に大幅に変わることがで
きる。
【0002】 典型的には、遅延コークス化ユニットは偶数のコークスドラムを有する。コー
クスの生産はバッチ処理である。コークス原料は高温液体スラリーとしてコーク
スドラム内に置かれる。破壊蒸留の生成物である軽量の炭化水素はコークスドラ
ムの頂部から流出する。一層重い物質はコークスドラム内に残る。コークスドラ
ムが満たされたとき、炉からの残留油は別のコークスドラムへ逸らされる。コー
クスドラム内に残った液体物質は冷却し、処理の一部として急冷(quenched)され
る。ドラムの冷却時に形成された固形コークスをドラムから除去して、ドラムを
再使用できるようにしなければならない。1又はそれ以上のドラム内でコークス
を冷却している間及び冷却されたコークスを1又はそれ以上のドラムから取り出
している間、遅延コークス化処理の一部としてコークス原料の連続的な生成物を
受け取るために別のドラムを使用する。
【0003】 残留油は典型的には約900゜F(477.4℃)の温度に加熱される。油は
炉からコークスドラムへ直接流れる。液体物質はドラムに入り、典型的にはドラ
ムの底部の開口を通って流れ、液体レベルが上昇するにつれて、熱分解が続行し
、コークスの層が形成され、コークスドラムの冷却時に固化される。最終的には
、コークスドラムは固形物質で実質上完全に満たされる。
【0004】 コークスドラムが所望の容量に満たされたとき、原料が別のドラムへ逸らされ
た後、典型的には、蒸気がドラム内へ導入され、固形物質から炭化水素蒸気を除
去する。ドラムはコークスで実質上満たされた状態にあり、コークスは冷却した
ときに固形物質として硬化する。
【0005】 蒸気を導入し、次いで水を導入することによりドラム内のコークスを冷却する
こと、すなわち、炭化水素蒸気を除去した後にコークスを冷却することは、標準
の行為である。
【0006】 コークスが固形状態になり、かつ温度が妥当なレベルに減少するように、コー
クスドラムが満たされ、蒸気除去され、急冷されてしまった後、急冷水が配管を
通してドラムから排水され、ドラムの安全な開封(unheading) を可能にする。底
開口が開かれ(即ち開封され)て、コークスの除去を可能にする。ショットとし
てのコークス(ショットコークス)が排水ラインを塞ぎ、ドラムの完全な排水を
妨害してしまうことがある。ショットコークスはまた、ドラムの内部で緩く詰め
込まれたり、雪崩状態で「陥没」し、コークスドラムの下方のスイッチデッキ領
域上に溢れ出し、実質的な作動の遅延及び人間に対する危険の可能性を生じさせ
ることがある。
【0007】 作業者は、陥没が生じた場合に解放される虞れのあるコークス高温水及び高温
蒸気を回避するように周到な注意を働かさねばならない。陥没の可能な有害効果
を最小にするのに必要な行為は、普通かなりの時間を要し、常に完全に有効であ
るとは限らない。開封が完了した後、ドラム内のコークスは高圧水ジェットによ
りドラムから切り離される。ドラムがショットコークスを含んでいる場合は、更
なる雪崩現象が生じることがある。
【0008】 ある設置においては、コークスシュートをスイッチデッキ床の下方のチャンネ
ル内に配置し、コークスピットをその下方に設ける。コークスドラムが開封され
た後、シュートを上昇させてコークスドラムの底フランジに合致させる。シュー
トを上昇させたときにショットコークスの雪崩との遭遇がある点で、このプロセ
スは完全に満足できるものではなく、また、シュートは圧倒されることがあり、
又は陥没の場合に機能しないことがある。
【0009】 上述のすべての理由のため、特にショットコークスが生成され、不愉快で危険
性のある環境に作業者を晒すことがある場合には、コークスドラムからのコーク
スの取り出しは比較的注意を要する遅鈍なプロセスであった。本発明が関連する
のはこのような状況である。
【0010】 本発明はコークスドラムのそばで作業しているときに改善された安全を提供し
、コークスドラムの開封及びアンロードの初期の工程に関連して生じることのあ
る有害な状態に作業者を晒すことを実質的に減少させる。これはまた作動にとっ
て有益である。その理由は、コークスをコークスドラムから除去した後にコーク
スドラムを使用可能状態へ安全に戻すのに必要な時間を減少させるからである。
【0011】 コークスドラム、方法及びプロセスの基本概念に関連する背景情報として、次
の米国特許がある。 特許番号 名称 1065081 コークスを急冷する装置 3576263 伸長可能な石炭貯蔵構成 3611787 テスト試片の温度勾配を最小化する装置 3780888 回転ドラムのための物質移送装置 3917516 コークス冷却装置 3936358 内圧に応じてコークスドラムへの急冷水の送り量を制御する装置 3958700 チャージ機械 4135986 ワンショット回転コークス急冷カー 4147594 ワンショット円筒コークス急冷カー及び急冷方法 4282068 コークスを移送及び急冷する装置 4284478 高温コークスを急冷する装置 4285772 コークスを処理及び乾式急冷する方法及び装置 4289585 コークスを湿式急冷する方法及び装置 4294663 コークス急冷タワースクラッバ装置を作動させる方法 4312711 流体冷却急冷カー 4344822 ワンショットカーコークス急冷方法 4358343 コークスを急冷する方法 4396461 ワンショットカーコークス急冷プロセス 4409067 急冷方法及び装置 4437936 白熱コークス冷却中に廃熱を利用し、水ガスを得るプロセス 4469557 石油コークスをか焼及び炭化するプロセス 4512850 石炭コークスの湿式急冷プロセス 4557804 コークス冷却器 4588479 白熱コークスを冷却する装置 4614567 コークスベンチ上の選択的な後急冷のための方法及び装置 4634500 コークスドラム応力を制限するために加熱コークスを急冷する方法 4664750 コークス急冷制御のための方法 4726465 コークス急冷カー 4743342 コークス急冷装置 4747913 粒状コークス物質を冷却する装置 4772360 薄壁コークス急冷コンテナ 4802573 コークスの湿式急冷プロセス 4832795 コークス乾式冷却チャンバ 4886580 乾式急冷コークスボックス 4988411 コークスオーブンバッテリーのための充填カー 4997527 コークス処理及び乾式急冷方法 5024730 遅延コークス化のための制御装置 5098524 コークスドラム開封装置 5628603 自動シュート装置 5697408 充填コンテナ コークスドラムの開いた底端からのコークスの排出を制御するための装置とし
ては、「自動シュート装置」という名称の米国特許第5,628,603号があ
る。
【0012】
【発明の簡単な概要】
コークス及び水閉じ込め装置は、コークスドラムの排水、開封及びコークス取
り出しにおいて改善された余裕を持つ安全性を遅延コークス化ユニットの作業者
に提供するように開発されてきた。本発明は、その例示的な実施の形態において
、コークス化器のスイッチデッキ上の人間をコークス雪崩及び高温水から保護す
る機械的なシールドを提供するために、同心で円筒状のシールドを利用する。
【0013】 1つの応用においては、外側の可動な閉じ込めシールドはコークスドラムの底
に接して位置し、不使用時には適所にラッチ止めされる。静止の上方の内側シー
ルドは可動の組立体内に位置する。外側の閉じ込めシールドの直径はコークスド
ラムの直径よりも大きい。
【0014】 外側の閉じ込めシールドは、シールドの底がスイッチデッキ床上で底縁に設け
たシール媒体上に載置するように、このシールドを下降可能にする液圧アクチュ
エータ及びラッチを有する。1つの設置においては、シール媒体としてキャンバ
スファイヤホースを設置した。
【0015】 コークス排出用の入れ子式シリンダはスイッチデッキ床の下方の下方位置に位
置する。このシリンダはコークスドラムと同心で、コークスを通過させるように
設計されたスイッチデッキの開口に応じて利用できる最大直径を提供するように
設計される。シュートの他端は、シリンダが上昇位置にあるときに、コークスド
ラムの底ヘッドと合致するように設計される。
【0016】 コークスドラムの急冷が完了し、作業者の選択に従って急冷水が部分的又は全
体的に排水されるか又は全く排出されないかの後、外側の閉じ込めシールドが展
開される。次いで、コークスドラムが他人により提供された自動開封技術を利用
して閉じ込め装置内で開封される。1つの設置では、底ヘッドに対する配管接続
部上の遠隔制御可能なボルト無し取り付具、及び、商業的に入手できる開封デバ
イスを含む。作業者がコークスドラムを部分的又は全体的に排水することを望む
場合或いは排水が完了したことを確かめたい場合は、排水が完了するまで底ヘッ
ドを数十ミリメートル(数インチ)だけ下降させる。
【0017】 水はシールドにより安全に収容され、スイッチデッキを通って、配管されたコ
ークス取り扱い装置へ流れる。次いで、ヘッドを完全に揺動させ、コークスの排
出のための入れ子式のシリンダを上昇させて適所にラッチ止めする。次いで、パ
イロット穴の切断で液圧コークス取り出し操作を開始する。コークス雪崩が起こ
った場合は、それは閉じ込め装置内に閉じ込められる。
【0018】 ドラムからコークスが完全に取り出されたとき、外側のシールドを上昇させて
貯蔵位置に安全に再度ラッチ止めでき、入れ子式のシリンダはその貯蔵位置へ戻
され、シリンダとシールドとの間にあるいかなる余分なコークスをも、スイッチ
デッキの開口を通して下方のピット又はパッド内へ洗い流すことができる。
【0019】
【好ましい実施の形態の詳細な説明】
図1及び図2を参照すると、コークスドラムの円筒状の壁は符号10で示され
る。最も価値のある炭化水素が原油から抽出された後、コークスドラムは残留物
を受け取るために精錬操作に普通に使用される。原油から得られる高価値の炭化
水素はガソリン、ディーゼル燃料及び潤滑油を含む。すべてのこれらの価値ある
産物が原油から取り出された後、固化後には普通「石油コークス」と呼ばれる残
留生成物が残る。実質的に炭素からなるこの生成物は精錬操作において扱わなけ
ればならない。これはある程度商業上の価値を有するが、体積当りの価値は原油
から取り出された他の生成物よりも低い。
【0020】 コークス原料の形をした精錬操作からの残留物質はドラム10へ供給され、そ
の容量の約80%だけドラムを満たす。ドラム10内へ流れる液体生成物は典型
的には900゜Fの最小温度にある。コークスドラム10は典型的には約27.
4〜30.5m(90−100フィート)の高さ及び7.0m乃至9.8m(2
0乃至32フィート)の直径とすることができるが、これらの寸法は大幅に変え
ることができ、正確な寸法は本発明の要旨に関連しない。
【0021】 容器10の下端部分は、図2に示すように、符号16により全体を示される底
フランジ構造体により閉じられた下方の小径で円筒状の出口部分14で終端する
先細り(テーパ)円錐部分12を含む。底フランジ構造体16は閉鎖板即ち蓋1
8を含み、この蓋は円筒状の出口部分14の底開端をシール可能に閉じるために
適所に移動することができるか、または、図2に示すように、円筒状の出口部分
14の底開端を完全に露出させるように傾斜することができる。底フランジ構造
体16は典型的には液圧シリンダ20を含むことができ、このシリンダはそこか
ら延びるピストンロッド22を有し、このピストンロッドは、円筒状の出口部分
14の底開端に対してシールを行う位置又は円筒状の出口を完全に開く位置へ閉
鎖板18を枢動させる機構に取り付けられる。底フランジ構造体16の詳細は著
しく変わることがあり、本発明の要旨を構成せず、ここでは、背景情報において
のみ示す。
【0022】 コークスドラムの円筒状側壁の全円周直径が円錐部分12と遭遇するような遷
移領域24において、符号26にて全体を示す装着構造体が容器10の下方部分
に取り付けられる。
【0023】 ここで、図2に戻ると、装着構造体26から下方に延びる内側の円周シールド
28は適所に固定されている。内側のシールド28は円筒状の出口部分14の底
縁32から上方に離れた円周方向の下端30を有する。内側のシールド28は、
金属から形成され、コークス容器の円錐部分12を完全に取り巻く構造体を提供
するように一緒に溶接されるか又はボルト止めされる金属パネルで作ることがで
きる。内側のシールド28は実質的に円筒形であるが、底フランジ構造体16が
、その一部が円周境界線の外へ延びることができるような構造のものである場合
は、内側のシールド28は底フランジ構造体のすべての作動機構を収容するため
のフランジハウジング部分34を具備する。
【0024】 円周方向の安全シールド36は内側のシールド28のまわりに入れ子式に受け
入れられる。安全シールド36は内側のシールド28の下端30の僅かに上方の
高さ持つ上方の円周縁38を有し、スイッチデッキ床42上に載置するか又はそ
の少なくとも近傍で支持される下縁40を有する。スイッチデッキ床は後に詳細
に説明する。
【0025】 安全シールド36の円周形状は内側のシールド28の円周形状に合致し、これ
は、安全シールド36がコークス容器10の円筒形状に合致するような実質上円
筒形であることを意味するが、底フランジ構造体16を収容するために内側シー
ルドのフランジハウジング部分34と合致するように付加部44を設ける必要が
あることがある。
【0026】 本発明にとって本質的なことは、図3、4に示すように、安全シールド36が
上方に位置決めできるようにすることである。ドラム10内で固化したコークス
を除去する早期の段階中は、安全シールド36は図1、2に示すような下方位置
にある。図3、4に示すような上方位置においては、作業者は安全シールドの下
方の全領域に自由に接近できる。
【0027】 安全シールド36を昇降させるために、アクチュエータを使用する。「アクチ
ュエータ」という用語は安全シールド36を高さ方向で位置決めする任意の機械
的、電気的又は液圧的な装置を含む。図2において、アクチュエータは符号46
により全体的に示される。図示の実施の形態においては、アクチュエータ46は
液圧シリンダ48の形をしている。複数のアクチュエータが使用され、装着構造
体26の全周のまわりで離間している。図示の実施の形態においては、液圧シリ
ンダ48間の間隔は、4つのこのようなシリンダがドラム10の底のまわりで円
周方向に使用されていることを示す。典型的には、最小少なくとも3つのアクチ
ュエータが必要であるが、任意の一層多くの数を使用することができる。
【0028】 アクチュエータが液圧シリンダ48であるような図示の実施の形態においては
、各シリンダは延長するピストンロッド50を有する。ブラケット52が装着構
造体26に固定され、例えばピン54(図1参照)により、各液圧シリンダの上
端がブラケットに固定される。同様の方法で、下方のブラケット56が安全シー
ルド36に固定され、例えばピン58により、各ピストンロッド50の下端がブ
ラケット36に固定される。
【0029】 図2において、底フランジ構造体16の一層詳細を示すために、構造体の右半
分のシリンダ及びピストンロッドは図示省略してある。安全シールド36を垂直
方向で位置決めする装置が必要である。基礎的な液圧フローチャートを図1に示
す。ピストン60がピストンロッド50の上端に接続されていることを示すため
に、右手側の液圧シリンダ48は破断して示される。基礎的な液圧フロー線図は
流れライン64により3位置液圧弁66に接続された(ポンプの如き)流体圧力
源62を示し、弁の位置は、図示の目的で、レバー68により制御される。
【0030】 流体サンプ(fluid sump;流体溜)70はこれを弁66に接続する流れライン
72を有する。第3の流れライン74は弁66をシリンダ48の上方内部(即ち
ピストン60の上方)に接続し、第4の流れライン76は弁66をピストン60
の下方のシリンダ48の内部に接続する。簡単化された線図においては、弁66
は中間位置において示され、この場合、弁を通る流体流れは生じない。レバー6
8を右に移動させると、導管64から導管74を通ってシリンダ48の頂部へ流
れる流体圧力が生じて、ピストン60を下方へ移動させ、レバーを左に移動させ
ると、流れの方向が逆転し、流体圧力源62が弁66を介してピストン60の底
への流れライン76に接続され、ピストンを上方へ移動させる。この簡単化され
た図示においては、流れライン74、76は各シリンダに接続される。
【0031】 先に述べたように、基礎的な液圧フロー線図は、安全シールド36をその上方
位置から下方位置へ(及びその逆に)移動させる1つの装置を示すだけのもので
あり、流れ線図は、安全が改善されたコークスドラムの作業的な設置に応用でき
るような一層精巧な制御装置の図示を意図するものではない。更に、アクチュエ
ータ46が電気的又は機械的に作動され、液圧流体圧力を使用しない場合は、他
の型式の制御装置を応用できる。
【0032】 図4はほぼ完全な上方位置にある閉じ込め安全シールド36を示す側面図であ
り、閉位置にある底フランジ構造体16(すなわち、閉鎖板18が容器の円筒状
出口部分の底縁32にシール接触している状態)を示す。図4は、コークスドラ
ム10が典型的には容器の下端内へ射出されるコークス原料を受け取っている間
の状態を示し、この射出は閉鎖板18から延びる導管78を介して達成できる。
符号80にて全体を示す接続解除フランジ装置は、コークス原料の流れが終了し
たときに使用される。すなわち、底フランジ構造体16を開く必要がある場合、
導管78が接続解除フランジ装置80において精錬導管装置82から分離される
。これは、導管部分78が底フランジ構造体16の他の部分と一緒に枢動するの
を許容して、閉鎖板18が取り外されたときに、導管部分78が容器からのコー
クスの排出経路内に位置しないようにする。
【0033】 図4に示すように、精錬導管82は安全シールド36の下方を延びることがで
き、このようにした場合は、安全シールド36は、安全シールドがその下方位置
にあるときに導管82を受け入れるスライドドア(図示せず)を具備することが
できる。
【0034】 コークスドラムの下方の床領域は、典型的には、符号42により先に特定した
ような「スイッチデッキ床」と呼ぶ。スイッチデッキ床42は典型的には着脱可
能なデッキ板84により閉じることのできる開口を有する。この開口は典型的に
は、その下方に、スイッチデッキ床の下方でコークスピット(図示せず)に接続
するチャンネル(図示せず)を有する。ある場合は、パイロット穴の切断及びド
ラムからのコークスの引き続きの切断が生じる前に、引き戻し可能な円筒状の入
れ子式のシュートがコークスドラムの底フランジに接続される。
【0035】 安全ラッチ86は装着構造体26に固定され、その最上方の位置へ上昇したと
きに安全シールド36上に自動的にラッチ止めするように配置することができる
。これは、安全ラッチを最初に不作動にしない限りは、シールドが偶発的に下方
へ移動するのを阻止する;安全シールドをその上方位置へ上昇させるために使用
される液圧装置又は他の装置の故障又は誤作動が生じた場合に、安全シールドの
下方に居る作業者を保護する安全特性である。同様の安全ラッチは、パッド、ピ
ット又はレールカーへのコークスの排出の目的のために引き戻し可能な入れ子式
のシリンダを具備する。
【0036】 急冷サイクルの終期に、ドラム10が水で数時間冷却され、圧力解除されたと
き、安全シールド36が図1に示すような液圧装置の作動により下降される。安
全シールドは図3、4に示すようなその通常の引き戻し位置から図1、2に示す
ような作動位置即ち下方位置へ下降される。安全シールドが適所へ下降された後
、遠隔作動できる液圧底フランジ構造体16はフランジ解除(unflanged) され、
コークスドラムから水を排水するように引き戻すことができる。水の流れが静ま
った後または圧力が安全な点まで減退してしまった後、底フランジ16を作動さ
せて閉鎖板28を揺動させ、水をコークスドラムから自由に排水できるようにす
る。フランジ16はラッチ止めされ、例えばシリンダ20により、その開位置へ
移動され、入れ子式のシュート(図示せず)が引き上げられて安全シールド36
内で適所にラッチ止めされるための経路を開放する。図示しないが、安全スカー
トに観察窓を設けることができる。
【0037】 ここで、コークスドラム10は、固化したコークスのパイロット切断のための
準備が整い、このパイロット切断は通常の方法で行われ、本発明の要旨を構成し
ない。いかなる陥没又は底噴出も安全シールド36内に閉じ込められる。
【0038】 ドラムの開封中及びドラムの底出口への入れ子式のシュートの接続中、安全シ
ールド36は図1、2に示すような下方位置即ち作動位置に保たれる。その後、
コークスがドラムから切断されている期間中に、安全スカートを図3、4に示す
ようなその上方位置へ引き戻すことができる。従って、安全シールドは、本質的
に、コークスドラムのアンロードの初期段階中、及び、作業者への負傷が最も生
じ易い期間中に、使用される。安全シールドはまた、全切断作動中、その下方位
置に保つことができる。
【0039】 装着構造体26がドラム10の底部分の外部で固定され、図ではシリンダ48
として示したアクチュエータ46の上端を取り付けるために使用されるものとし
て本発明を説明し、図示した。これは単なる例示であって、安全シールド36を
垂直方向で位置決めするために使用されるシリンダ48(又は他の型式のアクチ
ュエータ)はドラム自体以外の他の支持構造体に取り付けることができる。例え
ば、ドラム10はスイッチデッキ床42の上方で位置決めされたものとして示し
たが、ドラムを支持するのに必要な広大な構造体は図示しない。
【0040】 典型的には、普通火災防止のためにコンクリートで覆われたスチール製のコラ
ムを使用して、各コークスドラムを垂直に支持する。このような支持構造体は、
本発明の要旨に直接関連しないので、図には示さない。しかし、コークスドラム
自体に、又は、円錐区分の上方でドラムの外側に溶着されたラグに溶着されたリ
ング又はレールに、又は、図示のような装着構造体26に取り付けられる代わり
に、シリンダ48又は他の型式のアクチュエータの上端は、ドラムに取り付けら
れていない構造体に固定することができる。
【0041】 ここで図示し、説明したような装置は、適正に設計され、設置され、作動され
たときに、開封サイクル中にショットコークスの形をした底ドラム陥没又は噴出
が生じた場合に、作業者への負傷を阻止する役目を果たし、底フランジから流出
する高温水及び(又は)蒸気又はコークスによる作業者の負傷を阻止する。
【0042】 ここで述べたような安全シールド装置は、ドラムを排水するために底ヘッドの
使用を許容し、従って、ドラムを使用可能状態に戻す準備のための全時間を減少
させ、このような時間の節約は1時間ないし3時間にもなる。この時間の減少は
排出サイクルから得られ、他の液圧抑制手段を仮定すると、8%ないし30%も
の大きさだけ新たな送り量を増大させるようにコークス化サイクルを短縮するた
めに使用できる。ここで述べたような装置は、事故の数及び(又は)ドリルステ
ムの固着及び陥没によるドリルステムの損傷を無くすための時間を減少させる。
この改善された安全シールド装置は、コークスドラムの作動に係わる有害で幾分
不愉快な条件下で作業する必要のあるものにとって、感動的で心理的な利点を提
供すべきである。
【0043】 ここでは、ショットコークスを生産するために使用されるものとして本発明を
説明したが、スポンジ、陽極、針又は他の特殊なコークスを作るもののような任
意の遅延コークス化のためにも、本発明を使用できる。内側シリンダ34及び安
全シールド36が実質上円筒状であるものとして述べたが、正方形、六角形等の
他の幾何学的設計を使用できる。
【0044】 特許請求の範囲及び明細書は提案された本発明を記載し、特許請求の範囲で使
用される用語は、明細書におけるそのような用語の使用からその意味をくみ取れ
る。従来技術で使用された同じ用語はここで特に使用するものよりも意味におい
て一層広義である。従来技術で使用されたこのような用語の広義の定義とここで
使用する一層特定の用語との間の疑問については、一層特定の意味の方が意味を
持つ。
【0045】 シールドが液圧シリンダによりコークスドラムから懸架され、ドラムの開封前
にスイッチデッキ床へ下降されるような本発明の好ましい実施の形態を図示し、
説明した。ドラムからシールドを懸架することは単に好ましいが、これは本発明
の単なる実施の形態にすぎない。シールドは、ドラムを支持するために使用され
る隣接したコラム又は特別に設けられた柱のような、ドラム以外の構造体から懸
架することができる。シールドは、不作動位置即ち詰め込み位置にあるときには
、スイッチデッキ床の下方に位置することができ、次いで、コークスドラムの開
封中に、開口を通して上昇させることができる。シールドが上昇のために通過す
る開口は、部分的又は全体的に環状形状とすることができる。
【0046】 種々の形をしたシールドは図における内側シールド28の如き1又はそれ以上
の入れ子式のシールドに関連して使用することができ、または、相対的に移動す
る複数の入れ子式のシールドを使用することができる。
【0047】 図示したような本発明は、詰め込み位置と作動位置との間で垂直に移動するシ
ールドを使用し、そして、上述のように、詰め込み位置は床の下方に位置するこ
とができる。更に、本発明は、コークスドラムの底出口及び開封装置の水平面で
の寸法よりも大きな水平面での寸法、並びに、スイッチデッキ床の上方のコーク
スドラムの底出口の高さと少なくともおよそ同じ大きさの垂直高さを有する静止
のシールドの使用を含み、このシールドは底出口とスイッチデッキ床との間の領
域を少なくとも実質的に取り囲み、ドラムが開封されたとき及びドラムからの固
形コークスのドリル処理中、蒸気、水、ショットコークス及びコークス雪崩を含
む排出物を閉じ込めるように形状づけられる。静止のシールドはスイッチデッキ
床上に恒久的又は半恒久的に装着することができ、作業者が通ることのできる閉
鎖可能な開口を有することができる。
【0048】 本発明の要点は、ドラムの下方開口が開封されたとき、及び、随意的に、ドラ
ムからのコークスのドリル処理中に、逃げた蒸気、水、ショットコークス又はコ
ークス雪崩から作業者を保護するためにコークスドラムの下方部分のまわりに設
けた閉じ込め装置である。
【0049】 本発明をある程度特定して説明したが、この開示の精神及び範囲から逸脱する
ことなく素子の構成及び配列の詳細について多数の変更が可能であること明白で
ある。本発明は例示の目的でここに述べた実施の形態に限定されず、各素子に対
する等価の全範囲を含む特許請求の範囲によってのみ限定されることを理解され
たい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 スイッチデッキ床の上方で支持された下端を有するコークスドラムの下方部分
の立面図である。円周方向の安全シールドは、コークスドラムの下端部分で支持
され、コークスドラムのアンロードの初期段階中に使用される下方位置と、アン
ロード初期段階が完了した後の上方位置との間を移動できる。図1では、円周方
向の安全シールドはその下方位置での状態で示される。
【図2】 図1のような立面図であるが、シールドが下方位置にあるときにシールド内に
位置するコークスドラムの機構を示すために破断されたシールドを示し、コーク
スドラムの下端を閉じる底フランジ作動機構の1つの型式を示す図である。図2
はほぼ完全に開いた底フランジを示す。
【図3】 図2に示すようなコークスドラムの下端部分の立面図であるが、90゜回転し
た図であり、円周シールドがその引き戻し位置即ち上方位置の近傍で示される図
である。
【図4】 円周シールドがその上方位置即ち引き戻し位置にある状態でのコークスドラム
の底部分の図であり、閉じた位置にある底フランジを示し、底フランジから延び
る配管を示す図である。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチデッキ床の上方で支持されるコークスドラムの底出
    口からのコークス、液体又は気体の排出物を閉じ込めるための装置であって、 コークスドラムの底出口の水平面の寸法よりも大きな水平面での寸法及びスイ
    ッチデッキ床の上方の底出口の高さと少なくとも同じ程度の水平高さを有するシ
    ールドと; ドラムの底出口からスイッチデッキ床までの領域を覆う位置へシールドを移動
    させる移動機構と; を有することを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 コークスドラム開封デバイスと、シールド内に収容されたコ
    ークスドラム入口配管ボルト上の自動カップリングデバイスとを含み、開封デバ
    イス及びカップリングデバイスが遠隔作動できることを特徴とする請求項1に記
    載の装置。
  3. 【請求項3】 移動機構及びシールドが液圧シリンダの形をしたアクチュエ
    ータを含み、各シリンダがそこから延びるピストンロッドを有し、シリンダ及び
    ピストンロッドが上昇した支持体とシールドとの間で相互接続されることを特徴
    とする請求項1に記載の装置。
  4. 【請求項4】 コークスドラムの底出口に隣接して支持され、シールドの内
    部で入れ子式に位置決めされる内側シールドを有することを特徴とする請求項1
    に記載の装置。
  5. 【請求項5】 複数のアクチュエータがドラムに支持されることを特徴とす
    る請求項3に記載の装置。
  6. 【請求項6】 シールドが偶発的に移動するのを防止して、安全作動を向上
    させる安全相互係止機構を有することを特徴とする請求項3に記載の装置。
  7. 【請求項7】 スイッチデッキ床の上方で支持される安全性改善コークスド
    ラムであって、 側壁と、この側壁の下端部分から大径底出口を有する底端へ下方及び内方へ先
    細になる下方部分とを有し、底出口がスイッチデッキ床の上方へ離間する直立の
    コークスドラム; 底出口を閉じる着脱可能なカバー; コークスドラムの底出口の水平面の寸法よりも大きな水平面での寸法及びスイ
    ッチデッキ床の上方の底出口の高さと少なくとも同じ程度の水平高さを有するシ
    ールド; 上記周辺シールドに接続された複数のアクチュエータ;及び 底出口とスイッチデッキ床との間の領域を取り囲むようにシールドを選択的に
    位置決めするためにドラムの底出口に関してシールドを移動させる機構; を有することを特徴とする安全性改善コークスドラム。
  8. 【請求項8】 底出口を閉じるための閉鎖体を有し、閉鎖体が支持構造体に
    より支持され、シールドが上記カバー支持構造体を取り囲むように形状づけられ
    ていることを特徴とする請求項7に記載の安全性改善コークスドラム。
  9. 【請求項9】 シールドを移動させる機構が液圧シリンダの形をしたアクチ
    ュエータを含み、各シリンダがそこから延びるピストンロッドを有し、シリンダ
    及びピストンロッドが支持体とシールドとの間で相互接続されていて、シールド
    を位置決めするために垂直に移動されることを特徴とする請求項7に記載の安全
    性改善コークスドラム。
  10. 【請求項10】 コークスドラムの底出口に隣接して支持され、シールドの
    内部で入れ子式に位置決めされる内側シールドを有することを特徴とする請求項
    7に記載の安全性改善コークスドラム。
  11. 【請求項11】 アクチュエータがドラムに支持されることを特徴とする請
    求項9に記載の安全性改善コークスドラム。
  12. 【請求項12】 側壁と、この側壁から底部へ下方及び内方へ先細になり、
    大径底出口を有する下方部分とを有し、底出口がスイッチデッキ床の上方へ離間
    する直立のコークスドラムと一緒に使用する安全装置であって、 コークスドラムの底出口を閉じる着脱可能なカバーと; 底出口からカバー即ち閉鎖体を開封するための遠隔制御可能な開封具と; コークスドラムの底出口及び開封具の水平面の寸法よりも大きな水平面での寸
    法と、スイッチデッキ床の上方の底出口の高さと少なくとも同じ程度の水平高さ
    とを有するシールドであって、底出口とスイッチデッキ床との間の領域を実質上
    取り囲み、カバーが底出口から開封されたときにコークスドラムからの排出物を
    閉じ込めるように形状づけられたシールドと; を有することを特徴とする安全装置。
  13. 【請求項13】 シールドは、詰め込み位置と作動位置との間を移動できる
    ことを特徴とする請求項12に記載の安全装置。
  14. 【請求項14】 シールドが詰め込み位置と作動位置との間でスイッチデッ
    キ床に関して垂直に上昇されることを特徴とする請求項13に記載の安全装置。
  15. 【請求項15】 シールドが、詰め込み位置に移動するときに、スイッチデ
    ッキ床のまわりで垂直に上昇されることを特徴とする請求項14に記載の安全装
    置。
  16. 【請求項16】 垂直に上昇されるシールドに関して入れ子式に位置決めさ
    れる少なくとも1つの固定のシールドを有することを特徴とする請求項14に記
    載の安全装置。
  17. 【請求項17】 シールドを詰め込み位置で解除可能に維持する安全ラッチ
    を有することを特徴とする請求項14に記載の安全装置。
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