JP2002525453A - 凝集漂白活性剤を使用したパルプの酸素漂白 - Google Patents

凝集漂白活性剤を使用したパルプの酸素漂白

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JP2002525453A
JP2002525453A JP2000572447A JP2000572447A JP2002525453A JP 2002525453 A JP2002525453 A JP 2002525453A JP 2000572447 A JP2000572447 A JP 2000572447A JP 2000572447 A JP2000572447 A JP 2000572447A JP 2002525453 A JP2002525453 A JP 2002525453A
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ワイゼンショー,ジョン・デイヴィッド
ウィリアムズ,ジェイン
チャドウィック,マーク・アーダン
ターナー,ニール・アンソニー
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ウォリック インターナショナル グループ リミテッド
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Abstract

(57)【要約】 木材および非木材パルプは、a)原末固体分配手段、有利にはホッパーからの凝集物のアリコートを、凝集物を懸濁させておくために望ましくは撹拌している希過酸化水素溶液に加え、この凝集物は、漂白活性剤、有利にはテトラアセチルエチレンジアミン(TAED);過酸化物可溶性結合剤、好ましくはポリビニルアルコール(PVOH);低発泡性であり120℃までの温度に曝露しても変色しない湿潤剤、および所望により、過酸化水素中での溶解度が高い塩、好ましくは酢酸ナトリウムを含む、分散系;および追加的にまたは選択的に過酸化水素に直接添加し得る、金属イオン封鎖剤を含み;b)TAEDを、過酸化水素と実質的に完全に反応させ;c)漂白溶液のpHを、アルカリ、好ましくは苛性ソーダの添加により調整し;およびd)アルカリ条件下でパルプを漂白溶液に接触させることにより漂白する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、凝集漂白活性剤を使用して、過酸化水素と反応させ、パルプ漂白溶
液を形成する、木材または非木材パルプの酸素漂白プロセスに関する。特に、一
般にTAEDとして公知のテトラアセチルエチレンジアミンの結晶性粉末の特別
に調合された凝集物と、過剰の過酸化水素との反応によるパルプ漂白溶液の形成
、並びに、パルプの漂白および脱リグニン化における漂白溶液の使用に関する。
【0002】 酸素をベースにした漂白が、その環境的利点および酸化力のために、パルプ漂
白に使用される。酸素をベースにしたパルプ漂白における過酸化水素の使用は増
えている。
【0003】 過酸化水素は、塩素をベースとした漂白剤よりも環境的な利点を有するが、現
存のパルプ漂白順序を過酸化水素を用いた操作に変換する場合には、特に重要と
なるいくつかの品質の欠点がある。1つの問題は、二酸化塩素を使用する場合に
比べて、白色度が減少すあることもあり、これによりパルプの価値がかなり低下
し得ることである。
【0004】 プロセス条件を変化させて過酸化水素の使用について漂白を最適化する場合に
起こり得る第二の問題は、繊維の長さが減少し、パルプから製造される紙の強度
が対応して減少することである。第三のあり得る問題は、単独で使用する場合に
過酸化水素の脱リグニン化品質が低いことである。
【0005】 酸素をベースとしたより強力な漂白剤の使用により、これらの問題は解決され
るであろうことが示唆されている。しかしながら、平衡過酢酸またはカロ酸の使
用により、漂白は向上し、色戻りは減少するが、パルプ工場での過酸の取扱およ
び添加の問題が生じる。数個の特許出願で、過酸化水素の少なくとも一部を、漂
白活性剤と反応させることにより、ペルオキシ酸をベースとした酸素漂白種を現
場で生成し、この種はパルプ漂白および脱リグニン化を改良し、一方で予形成さ
れた過酸を輸送する危険、或いは、促進条件下での過酸化水素とカルボン酸との
反応による過酸を生成する危険を回避する。WO9521290では、テトラア
セチルエチレンジアミンなどの漂白活性剤と過酸化水素との、これらの化学物質
の反応から形成される過酢酸のpKaよりも低いpHでの反応により、過酸が現
場生成されるプロセスが記載されている。好ましいプロセスでは、TAEDを最
初に熱水に溶かし、次いで過酸化水素に加え、その後、反応混合物をパルプに添
加すると記述されている。金属イオン封鎖剤は、添加を行う前にパルプに加えて
よい。また、全てのTAEDの消費を確実にするために条件を最適化しなければ
ならないと記述されている。過酢酸などの強力な漂白剤を使用する場合には、一
貫した結果を得るためには化学反応を注意深く制御しなければならない。
【0006】 EP456032に、アルカリ性TAEDおよび過酸化水素を使用した類似の
パルプ漂白プロセスが記載されている。パルプの漂白は、プラスチックバッグ中
で実施され、スケールアップしたプロセスの操作法の詳細は記載されていない。
【0007】 JP05186989は、TAEDなどの漂白活性剤を、酸素および所望によ
り過酸化水素と共に使用した場合に、より白色のパルプが製造されるアルカリプ
ロセスを提唱しているが、プロセスステップの詳細はほとんど記載されず、過酸
化水素は実施例に使用されていない。漂白ステップの開始時に、TAEDは固体
として乾燥パルプに混合されるようである。
【0008】 GB2304126は、パルプを脱リグニン化するために、TAED活性化過
酸化水素を使用することを提唱する。ここでもTAEDの形は明記されていない
【0009】 パルプ漂白において、プロセスの段階を示すための、文字の使用は慣用的であ
る。汎用される文字のいくつかは以下の通りである:塩素はC、二酸化塩素はD
、オゾンはZ、過酸化物はP、過酢酸はPa、酸素はO、キレート形成はQ、混
合過酸はPx。この明細書で、記号PAは、過酸化水素を含む漂白溶液と、過酸
化水素と凝集漂白活性剤との反応により形成される過酸との併用添加に使用され
る。
【0010】 TAEDは、白色の結晶微粉末として製造される。その主な用途は、粒状の洗
濯洗剤調合物中の過ホウ酸塩および過炭酸塩用の漂白活性剤としてである。TA
EDは、大量のアニオン性界面活性剤を含む洗濯洗剤調合物に通常使用される。
この環境では、当業者が直面する主な問題は、貯蔵中にTAEDに水を近づけな
いことである。それ故、安定性を高め、サイズの差による分離を防ぐために、T
AEDを1つ以上の結合剤を使用して凝集させる。汎用される結合剤は、カルボ
キシメチルセルロースナトリウムである。凝集物は、典型的には、80〜約90
%のTAEDを含み、残りは結合系および任意選択の崩壊剤および分散助剤と、
顔料、着色剤および金属イオン封鎖剤などの他の少量成分からなる。時に、EP
0764717に明記した共結合剤の使用が有利である。TAEDはまた、押出
成形によるヌードル(noodle)への形成が提唱されている。GB1395006
は、結合剤としてラウリル硫酸ナトリウムを含むアニオン性界面活性剤混合物2
5重量%を使用して、かかるヌードルの形成を教示する。融点が35℃より上の
非イオン性界面活性剤も結合剤として提唱され、それらは通常、例えば、DE2
406455の噴霧融解プロセスを使用して、製造中に加熱される。実際に、洗
剤調合物の残りは、必要なpH制御および界面活性剤を提供するので、活性剤の
成功裡の分散および溶解に重要である。
【0011】 WO9418298は、N−アシル漂白活性剤を、酸性条件下で、過酸化水素
源と反応させる漂白プロセスを記載する。この反応の生成物は、パルプおよび紙
の漂白を含む、多くの漂白および消毒適用に利用することができる。活性剤およ
び他の成分は、粒子形であってよく、これらの粒子は、洗濯洗剤産業で使用され
るのと類似の技法により提供することができる。例えば、液体スラリーの噴霧乾
燥により、結合剤、例えば合成または天然ポリマー(または誘導体)、を使用し
た造粒技法により、または押出または他の技法に続く融解ブレンドにより提供す
ることができる。漂白活性剤を含む複合生成物は、他の添加剤、特に重金属イオ
ン封鎖剤も含んでよく、また、湿潤剤として作用する界面活性剤、および希釈剤
として作用するか、または生成物の崩壊または溶解の速度を増加させる無機塩を
含んでよい。複合生成物はまた、湿潤剤を含む場合には、過酸化水素源並びに漂
白活性剤を含むべきである。唯2つの顆粒状活性剤粒子をこの文書で例示し;両
方がカルボキシメチルセルロースを結合剤として含み、どちらもパルプ漂白に使
用されない。
【0012】 WO9725402は、パルプ漂白を含む様々な用途における、TAEDなど
の漂白活性剤の使用を提唱する。好ましいTAEDの形は顆粒状であるが、顆粒
の組成について詳細は記述していない。
【0013】 WO9517497は、液体漂白活性剤、増粘剤(ポリヒドロキシ脂肪酸アミ
ド界面活性剤が好ましい)、および任意に、充填剤および非アミド可溶化界面活
性剤を含有する、粒子状組成物の製造プロセスを記載する。任意選択の可溶化界
面活性剤は、アニオン性で、特にC1113直鎖アルキルベンゼンスルホネートで
あってよく、任意選択の粒子状充填物質は、酢酸ナトリウム、リン酸ナトリウム
、亜リン酸ナトリウムおよび硫酸ナトリウムを含む物質群から選択するが、全て
の実施例が、アルミノケイ酸ナトリウムを使用している。
【0014】 WO9800504は、漂白活性剤凝集物の結合系の一部としての、アニオン
性界面活性剤の使用を記載する。TAEDを含む、多種多様な漂白剤前駆体が適
切であると示唆されている。実施例1の調合物4は、TAED65%、直鎖のC 12 アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(アニオン性界面活性剤)9.8%、
平均3モルのエチレンオキシドと縮合した、C24の主に直鎖の第一アルコール
(非イオン性界面活性剤)0.3%、トルエンスルホン酸ナトリウム0.96%
、クエン酸11.3%およびカルボキシメチルセルロースナトリウム6.2%を
含み、残り(約6.5%)は水である、漂白剤前駆粒子である。TAEDを使用
した他の実施例のみが、6.2%のカルボキシメチルセルロースナトリウムを含
み、ここでも6%以上の水を含む。
【0015】 パルプ漂白プロセスに使用する漂白溶液を作成するための、過酸化水素との前
反応にTAED粉末を使用することは、多くの理由から望ましくないことが判明
した。第一に、ホッパーから効率的に配量されるために必要な自由に流動する特
性を有さない。第二に、ダストレベルを制御する特別な装置が必要である。第三
に、それは過酸化水素溶液と十分に混合せず、低分散および低溶解特徴を有する
。ダスチング、高い危険性、低い安定性および固体取扱の困難さの問題を伴うこ
となく、小さな結晶サイズのTAEDの使用を可能とする凝集生成物の使用によ
り、これらの欠点を克服できる。これらの問題およびその解決法は、洗濯洗剤産
業で遭遇するものとは異なる。顆粒が大量貯蔵ホッパー(bulk storage hopper
)から反応容器に供給されない場合、溶液に種がほとんど装填されないので反応
は実施されない。例えば、TAEDを含む典型的な洗濯洗剤は、過ホウ酸ナトリ
ウム、ケイ酸ナトリウムおよびアニオン性界面活性剤のナトリウム塩も含む。
【0016】 従って、洗濯洗剤適用用に設計された凝集物の使用により、パルプ漂白プロセ
スにいくつかの予測できなかった問題が生じることが発見された。第一に、洗濯
用途に使用される多くの結合剤は、凝集物が過酸化水素溶液と予め反応すること
が必要であり得る、pHおよび温度条件下では不溶性である。第二に、多くの結
合剤は、前反応混合物および/またはパルプのアルカリ性を調整するために添加
された苛性ソーダと反応する。この反応または錯体形成は、スカムを形成し得、
これは残留固形物を回避しなければならないパルプ漂白には許容不可能である。
第三に、結合剤は、パルプ漂白の低下をもたらし得、かつパルプのいくつかの漂
白プロセスに見られる、温度、圧力および滞留時間の1つ以上が極端な条件下で
は着色種を形成することさえあり得る。第四に、従来の結合系で製造された凝集
物は、前反応プロセスの低イオン媒体では十分に速く分散または十分に速く湿潤
化しない。
【0017】 本発明者の努力により、パルプ漂白プロセスに連続的に添加するための、TA
EDと希過酸化水素をラージスケールで反応させるプロセスに適した、一連の結
合剤および分散系が選択された。
【0018】 本発明により、下記のステップ: a)原末固体分配手段(bulk solids dispensing means)、有利にはホッパーか
らの凝集物のアリコートを、凝集物を懸濁させておくために望ましくは撹拌して
いる希過酸化水素溶液に加え、この凝集物は、 −漂白活性剤、有利にはTAED; −過酸化物可溶性結合剤、好ましくはポリビニルアルコール(PVOH); −低発泡性であり120℃までの温度に曝露しても変色しない湿潤剤、および所
望により、過酸化水素中での溶解度が高い塩、好ましくは酢酸ナトリウムを含む
、分散系; −および追加的にまたは選択的に過酸化水素に直接添加し得る、金属イオン封鎖
剤を含み; b)TAEDを、過酸化水素と実質的に完全に反応させ; c)漂白溶液のpHを、アルカリ、好ましくは苛性ソーダの添加により調整し;
および d)アルカリ条件下でパルプを漂白溶液に接触させることによりパルプを漂白す
る、ステップ を含む、木材パルプ及び非木材パルプの漂白プロセスが提供される。
【0019】 凝集物は、好ましくは、5〜2000μの範囲の平均粒径のTAED凝集物を
含み、これは、CMC1%未満、好ましくは0.5%未満、最も好ましくは皆無
;アニオン性界面活性剤(これは乾燥して固体にできる)2〜8%および他の成
分(これは5〜10の範囲のpHでは沈降しない)を含む結合系を有し、該結合
系は、さらに、パルプ漂白プロセスに完全に適合性であり、好ましくは容易に生
分解可能である。
【0020】 意想外にも、パルプは主にセルロース物質であるが、セルロース性結合剤物質
の使用は、それが他の成分と反応して漂白プロセス中に除去できない不溶性スカ
ムを形成するために回避すべきであることを発見し、これは非常に重要であり、
EP37026に開示したような従来の洗濯洗剤漂白活性剤顆粒は、パルプ漂白
に使用できないことを意味する。
【0021】 好ましくは、アニオン性界面活性剤は、乾燥凝集物に基づき1〜6重量%、最
も好ましくは約2.5重量%のレベルで取り込まれる。
【0022】 処理の理由から、凝集物は、乾燥凝集物に基づき1重量%まで、好ましくは0
.1〜0.5重量%のカルボキシメチルセルロースナトリウムなどの共結合剤を
含んでよい。しかし、CMCを全く含まない凝集物が好ましい。
【0023】 流動助剤、金属イオン封鎖剤、pH調整成分、希釈剤等の他の添加剤も、必要
であれば凝集物は含有してよい。1つ以上の金属イオン封鎖剤の封入が、特に有
利である。なぜなら、これらはpHの調整に使用するアルカリ中で任意の遷移金
属が、過酸化水素の分解を触媒しないようにするために必要であるからである。
それらを凝集物の一部として加えない場合、それらを別々に前反応容器に加える
必要がある。
【0024】 塩として酢酸ナトリウムを使用することが好ましい。なぜなら、TAEDと過
酸化物の反応生成物は、いずれの場合にも中性pHで酢酸ナトリウムを形成する
ので、この塩の使用により系の化学的複雑性が増加することはない。これは廃棄
処理に重要であり得る。酢酸ナトリウムは、輸送および貯蔵中での凝集物の分離
が遅いという利点も有する。
【0025】 凝集物は、例えば、TAED粉末と界面活性剤溶液を混合して、凝集物を形成
し、かくして形成された凝集物を乾燥させるといった、当業者に公知の任意のプ
ロセスを使用して製造することができる。
【0026】 凝集物から分散された漂白活性剤が、漂白活性剤から遊離されるアセチル基上
で、モル過剰の過酸化水素(典型的には10:1過剰を使用する)と反応して、
有利に酸素漂白混合物を形成し、これを漂白溶液が含む。これは、濃縮形の過酸
を取り扱う必要がないために、予形成された過酸の使用に優る。漂白溶液のpH
は、パルプに添加する前に、アルカリを添加して調整する。
【0027】 好ましい漂白活性剤は、固体である。なぜなら固体は凝集物の正確な添加を可
能とし、偶然にこぼれても容易に回収できるからである。
【0028】 過酸化物源は過酸化水素である。前反応混合物中の過酸化水素の濃度は、通常
、0.1〜60%、好ましくは0.2〜30%w/vの範囲である。典型的なレ
ベルは3%である。前反応混合物に使用される漂白活性剤の量は、乾燥パルプに
対する理論的用量に基づき0.001〜20g/lの範囲とすべきであるが、こ
の方法での反応生成物の生成はあまり比率に影響されないことが実践により判明
した。TAEDを漂白活性剤として使用した場合に、高濃度のTAEDの使用に
より、望ましくない発熱反応が起こり、使用すべき最大濃度は10%、好ましく
は5%、最も好ましくは2%未満であることを発見した。
【0029】 漂白塔には、過剰の過酸化物が常に存在すべきであり、その結果、過酢酸によ
る漂白が、過酸化水素によりなされる漂白を補完する。異なる漂白種は僅かに異
なる仕様で漂白し得、これによりどちらかの化学物質の単独使用により得られる
ものと比較して、相乗的な漂白増加が得られる。そのために、このことが実施さ
れる。さらに、過酸漂白剤の強力な性質は、過酢酸に対して4:1のモル過剰の
過酸化水素により、2成分の漂白への寄与における妥当な平衡が得られることを
意味する。漂白塔での過酸化物の最初のレベルは、使用するパルプの種類および
プロセスに応じて、0.5〜4%の範囲とする。塔の過酸の最初のレベルは、T
AEDを使用する場合、0.5%の漂白活性剤と等価である。
【0030】 パルプは、リサイクル物質を含む、化学および機械パルプおよびその混合物を
含む、任意の種類のパルプであってよい。木材および非木材繊維を、このプロセ
スを使用して漂白することができる。本発明によるプロセスは柔軟であるため、
装入酸素漂白混合物のpHを調整して、パルプ/漂白混合物に必要なpHとする
ことが可能であるが、パルプのpHを直接調整することも許容することができる
【0031】 漂白活性剤は、1つ以上のアセチルドナーのいずれか1つまたは混合物であり
得る。好ましくは、活性剤は、式I:
【化1】 [式中、 Lは、酸素または窒素原子を介して、C=O炭素原子に結合した脱離基であり、
1はアセチルである] の化合物の1つまたは1つ以上の混合物である。
【0032】 脱離基Lは、好ましくは、その共役酸のpKaが、4〜13、好ましくは7〜
11、最も好ましくは8〜11の範囲である基である。
【0033】 L上の置換基は、ヒドロキシル、=N−R2(式中、R2は、好ましくは低級ア
ルキル、アミン、アシル、アシルオキシ、アルコキシ、アリール、アロイル、ア
リールオキシ、アロイルオキシ、ハロゲン、アミド、およびイミド基等、並びに
、活性剤の活性に有害な影響を及ぼさない他の基である)を含み得る。
【0034】 過酢酸以外の過酸を生成する活性剤は、効力がより低いかまたはよりコストが
かかり、商業的に有用ではない。
【0035】 本発明に使用するために入手可能な具体的な活性剤は、テトラアセチルエチレ
ンジアミン(TAED)、ペンタアセチルグルコース(PAG)、およびテトラ
アセチルグリコールウリル(TAGU)である。これらの中でTAEDが好まし
い。なぜなら、最もコスト的に有効にアセチル基を遊離し、1分子あたり2つの
かかる基を遊離するからである。
【0036】 苛性ソーダなどのアルカリ塩の混合段階への添加は、遷移金属イオンを必然的
に導入する。これらは過酸化水素の分解を触媒し得るので、金属イオン封鎖剤を
この防止のために使用する。好ましい金属イオン封鎖剤は、ペンタメチレンホス
ホン酸およびジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸)すなわちDT
PAを含む群から選択する。
【0037】 本発明は、次の実施例に関して詳説するが、これに限定されるものではない。
【0038】 TAEDを漂白活性剤として使用した。TAED漂白活性剤のアシル基に対応
する過酸である過酢酸のpKaは8.2である。
【0039】 パルプの白色度は、カール・ツァイス・エルレホ(Carl Zeis Elrepho)を使
用して、457nmの波長で、分割シートの白色度を決定する白色度メータを用
いて測定する。
【0040】 湿潤化した場合のホッパーからの凝集物の分配能を評価するやわらかさ試験(
mush test)にかける前に、凝集物を水中での分散性および泡およびスカムの生
成について試験した。
【0041】分散試験 撹拌機付きホットプレート上の、30℃の水道水50cm3を含む100cm3 ビーカーを、1cm3の渦が形成されるように撹拌した。次いで、試験凝集物の
サンプル0.5gを渦に加え、凝集物表面の破壊に要する時間を測定した(T(
溶解))。TAED粉末は20分後でも分散しない。商標名MYKON ATC
で販売されている洗濯洗剤凝集物を比較サンプルとして使用した。次いで、分散
試験を、渦がビーカーの底に到達するように撹拌を増加させることにより続けた
。この撹拌を30秒間続け、次いで停止した。泡の高さを、渦が消失すると直ち
に測定し、かつ10秒後に再度測定した。また、残渣またはスカム形成の全観察
を記録した。
【0042】 表1は、本発明の使用に適した凝集物の組成および本発明のプロセスへの使用
に適していない比較凝集物の組成を示す。
【0043】
【表1】
【0044】
【表1(つづき)】
【0045】例1 凝集物を、前記の試験により、その分散および泡形成特性について試験した。
泡皆無を合格とする。表2は結果を示し、失格は10秒またはそれ以下で分散し
ない全ての凝集物に与えられる。
【0046】
【表2】
【0047】例2 凝集物を、湿潤条件下でのホッパーからの分配能について試験した。次いで、
試験を通過した凝集物を、過酸化水素と反応させて、過酸遊離を決定した。合格
は理論的遊離の80%以上の任意のものであった。結果は表3に示す。
【0048】
【表3】
【0049】例3 漂白試験を、O−D−E順序にかけた部分的に脱リグニン化し漂白したパルプ
サンプルで実施した。次いで、PA段階を以下の凝集物A、TおよびEを使用し
て実施した。凝集物Aは、粉末取扱(bulk handling)および前反応混合物への
添加の間に大量に分離するため、本発明によるプロセスに適さないので、比較目
的のために含める。この難点は我々の試みにおいて、特別な取扱手順により解消
されたが、これは商業的には利用できない。
【0050】 全てのパルプの最初の稠度は10%であった。金属封鎖剤(Dequest
2066)の存在下で、本発明による凝集物から放たれたTAEDを過酸化水素
と80℃で1時間反応させることにより調製した、前以て反応させた漂白溶液を
使用して混合過酢酸/過酸化物段階(PA)で漂白を実施した。前反応に使用し
たTAED対過酸化物の比は、重量にして1:1であり、全漂白溶液用量(有効
物質)は、パルプの乾燥重量に基づいて1%に設定した。最初のpHは8であり
、PA漂白前の最初のパルプ白色度は各場合について75%ISOであった。白
色度および物理的強度のデータは表4に示す。
【0051】
【表4】
【0052】 匹敵するパルプ強度値および白色度が、各TAED凝集物から得られた。
【0053】 どの凝集生成物を使用しても、前以て反応させた溶液の調製時に、分散または
過剰な泡形成問題は見られなかった。
【0054】例4 バガス化学パルプを、C−EQ−PA順序を使用して漂白した。PA段階は、ホ
ッパーから分配された0.5%の凝集物Eと反応した0.5%の過酸化水素を使
用した前反応系を使用して、60℃で実施した。漂白剤をpH8.51でパルプ
に加え、得られたISO白色度は79.5であった。類似の結果が凝集物Uから
得られた。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年10月12日(2000.10.12)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD ,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL, PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,S L,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US ,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ウィリアムズ,ジェイン イギリス国、シーエイチ7 1ピーキュー フリントシャー、モルド、ウォーター・ ストリート 9、デルミア・ハウス (72)発明者 チャドウィック,マーク・アーダン イギリス国、エルエル17 0イーエヌ デ ンビーシャー、セント・アサフ、ロウワ ー・デンビー・ロード、コート・ウィグフ ェア・アイサズ 2 (72)発明者 ターナー,ニール・アンソニー イギリス国、シーエイチ5 4エイチディ ー フリントシャー、コナーズ・キー、バ ジャーズ・ライズ 9 Fターム(参考) 4L055 AA01 AA06 AD07 AD17 AD20 BB17 BB22 BB30 EA20 FA04 FA05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木材パルプ及び非木材パルプの漂白プロセスであって、以下
    のステップ: a)原末固体分配手段からの凝集物のアリコートを、希過酸化水素溶液に加え、
    この凝集物は、 −漂白活性剤; −過酸化物可溶性結合剤; −低発泡性であり120℃までの温度に曝露しても変色しない湿潤剤、および所
    望により、過酸化水素中での溶解度が高い塩を含む分散系; −および追加的にまたは選択的に過酸化水素に直接添加し得る、金属イオン封鎖
    剤を含み; b)漂白活性剤を、過酸化水素と実質的に完全に反応させ; c)漂白溶液のpHをアルカリの添加により調整し;および d)アルカリ条件下でパルプを漂白溶液に接触させることによりパルプを漂白す
    る、ステップ を含む、木材パルプ及び非木材パルプの漂白プロセス。
  2. 【請求項2】 原末固体分配手段はホッパーである、請求項1に記載のプロ
    セス。
  3. 【請求項3】 過酸化水素溶液を撹拌する、請求項1または2に記載のプロ
    セス。
  4. 【請求項4】 アルカリは苛性ソーダである、請求項1乃至3のいずれか1
    項に記載のプロセス。
  5. 【請求項5】 漂白活性剤はTAEDである、請求項1乃至4のいずれか1
    項に記載のプロセス。
  6. 【請求項6】 凝集物中の全結合剤含量は、3重量%未満である、請求項1
    乃至5のいずれか1項に記載のプロセス。
  7. 【請求項7】 全結合剤含量の少なくとも25%がポリビニルアルコールか
    らなる、請求項6に記載のプロセス。
  8. 【請求項8】 a)TAED50〜95%; b)有機または無機塩0〜40%; c)乾燥して固体にできる低発泡性アニオン性界面活性剤1〜8%、好ましくは
    1〜6%、最も好ましくは2〜5%;および d)溶液として、好ましくはポリビニルアルコール溶液として添加される結合剤
    1〜7% を含む、請求項1のプロセスに使用し、5〜2000μの範囲の平均粒径を有す
    る、自由に流動する凝集漂白活性剤顆粒。
  9. 【請求項9】 金属イオン封鎖剤をさらに含む、請求項8に記載の凝集物。
  10. 【請求項10】 塩は、アルカリ金属塩、好ましくは酢酸ナトリウムである
    、請求項8に記載の凝集物。
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