JP2002521914A - 複数データレートの拡散装置 - Google Patents

複数データレートの拡散装置

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JP2002521914A
JP2002521914A JP2000561719A JP2000561719A JP2002521914A JP 2002521914 A JP2002521914 A JP 2002521914A JP 2000561719 A JP2000561719 A JP 2000561719A JP 2000561719 A JP2000561719 A JP 2000561719A JP 2002521914 A JP2002521914 A JP 2002521914A
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ニーゲル、ミハエル
ククラ、ラルフ
− ハミ ノウルバクフシュ、ゼイエド
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テレフオンアクチーボラゲツト エル エム エリクソン(パブル)
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    • H04B1/69Spread spectrum techniques
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    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、データレートが異なる複数のデジタル通信チャネルのデータを、長さが異なる符号シーケンスで拡散する処理に関する。本発明の回路は、CDMA遠隔通信システムなどで、データレートが異なる通信チャネルを単一のハードウェア装置で拡散する。これは、低速データレートの場合は適切な記憶手段に含まれる1つのシンボル及び対応する長い符号を処理するか、または高速データレートの通信チャネルでは複数のシンボル及び対応する短い符号シーケンスを処理することで行われる。したがって、ハードウェア構造は1つでも、拡散後にはチップレートは共有チップレートになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の属する技術分野) 本発明は、データレートが異なる複数のデジタル通信チャネルのデータについ
て、長さが異なる符号シーケンスで行なう処理、つまり、CDMA遠隔通信ネッ
トワークにおけるデータの処理に関する。
【0002】 (発明の背景) 遠隔通信システムでは、音声信号またはデータ信号で構成された多数の通信チ
ャネルを、無線周波数帯域などの同じ送信媒体を介して同時に送信できる。通信
チャネルを送信媒体に収容するアクセス方法には、多くの方法が知られている。
ある送信方法では、複数の異なる通信チャネルを1無線周波数帯域などで同時に
送信するものがある。これは、異なる通信チャネルを同じ時間領域に同じ周波数
領域で送信する。この種類のアクセス方法では、CDMA(符号分割多元接続)
が知られている。
【0003】 各通信信号を他の通信チャネル信号と区別するために、この技術分野で周知の
ように、各通信チャネル信号を1つ以上の固有な拡散符号で符号化する。通信チ
ャネル信号の1ビット(ここでは「シンボル」と呼ぶ)は、特定の拡散符号シー
ケンスに含まれる1つの表現で処理される。拡散符号シーケンスの長さは、拡散
率で決まる。拡散符号シーケンスは、短符号またはチャネル化符号と呼ばれるこ
とがある。各通信チャネル信号を拡散することで、拡散率に従ってサンプリング
レートが高速化される。その結果として得られるレートを「チップレート」と呼
ぶ。
【0004】 CDMAなどを使用して特定の通信チャネルを拡散して送信する場合、そのチ
ャネルの入力データストリームの各シンボル(例えば論理値1または0を持って
いる)は、符号シーケンスで表される。例えば、シンボルの論理値が1の場合、
符号シーケンスをそのまま送信する。データシンボルが論理値0の場合、符号シ
ーケンスを反転して送信する。またはその逆である。
【0005】 したがって、例えば、拡散率が8の場合、通信チャネルの入力データストリー
ムに含まれる各シンボルは、長さが8ビットの符号シーケンスにより表す。した
がって、拡散後の通信チャネルのチップレートは、拡散率と当該チャネルの初期
データレートとで決まる。
【0006】 現在の遠隔通信ネットワークでは、データレートが異なる複数通信チャネルを
サポートする必要がある。例えば、ファクシミリ送信やコンピュータ間の通信な
どで見られる音声信号の送信またはデータ信号の送信である。各チャネルのデー
タレートが異なっていても、データレートが異なる通信チャネルに異なる拡散率
(符号シーケンスの長さが異なる)を使用すれば、上記のアクセス方法で問題な
くサポートできる。
【0007】 拡散後の各通信チャネルのチップレートは、システムで処理できる範囲で、最
高速度の送信レートであることが好ましい。したがって、データレートが高速で
ある通信チャネルは短い符号シーケンスを使用して拡散する一方、データレート
が低速の通信チャネルは長い符号シーケンスを使用して拡散することが望ましい
。このように、符号シーケンスの長さを通信チャネルのデータレートに適合させ
ると、拡散後は、すべての拡散チャネルのチップレートが同じになる。
【0008】 上記から明らかなように、最長の符号シーケンスは、データレートまたはシン
ボルレートが最低のチャネルにより決まる。これは、当該チャネルは、最大拡散
率または最長符号シーケンスでそれぞれ拡散しなければならないからである。同
様に、最短の符号シーケンスは、データレートまたはシンボルレートが最高のチ
ャネルにより決まる。これは、当該チャネルは最小の拡散率で拡散する必要があ
るからである。
【0009】 CDMAシステムでも、シンボルレートは、拡散率、したがって符号シーケン
スの長さに関連している。各チャネルのシンボルレートが異なっていれば、符号
シーケンスの長さもそれに合わせて変える必要がある。チャネル(特定のシンボ
ルレートを持つ)の各シンボルを符号シーケンスで表すためには、例えば、シン
ボルと符号シーケンスの各チップにXOR(排他的論理和)を実行することで行
う。この操作を実行すると、上記で述べたように、拡散チャネルのレートは拡散
率(符号シーケンスの長さ)により高くなる。
【0010】 上記で説明したように、様々なチャネルデータレートが必要になるため、遠隔
通信システム側も、長さが異なる符号シーケンスを処理しなければならない。
【0011】 この作業に関する簡単で直接的な解決方法は、特定のデータレートで決まる所
定の長さの符号シーケンスを処理できる専用ハードウェア構成要素を、必要なチ
ャネルデータレートごとまたは与えられたチャネルデータレートごとに設けると
いうものである。しかし、データレートごとにこのハードウェアを設けるのは高
価であり、しかも柔軟性にかけるため、別の解決方法が望まれている。
【0012】 (発明の要約) したがって、本発明の目的は、データレートが異なる複数のデジタル通信チャ
ネルのデータを効果的に、柔軟性を持って、効率的に処理する装置及び方法を提
供することにある。
【0013】 本発明のこの目的は、請求項1に記載の機能を備えた装置により解決される。
また、本発明の目的は、請求項11に記載のステップで構成される方法によって
も解決される。
【0014】 本発明によれば、データレートが異なる複数のデジタル通信チャネルを、長さ
が異なる符号シーケンスで同じハードウェア構造を使用して拡散できる。これは
、いずれかの符号シーケンスの少なくとも1つの表現またはコピーを記憶する符
号記憶手段を備え(符号記憶手段に記憶する符号シーケンスのコピー数は、対応
する通信チャネルのデータレートに比例する)、さらに、対応する通信チャネル
の少なくとも1つのデータビット/シンボルを記憶するデータ記憶手段を備える
ことで実現する。符号シーケンスのコピー数、データ記憶手段に記憶する通信チ
ャネルのシンボル数は、対応する通信チャネルのデータレートに比例する。これ
により、同じハードウェア構造を、データレートが異なる通信チャネルに都合よ
く使用できる。データレートが高速でしかも対応する符号シーケンスが短い通信
チャネルについては、通信チャネルの多数のシンボルをデータ記憶手段に記憶す
る(および1操作サイクルで同時に処理する)。同様に、符号シーケンスの多数
のコピーを符号記憶手段に記憶する。したがって、1操作サイクルで、データレ
ートが高い通信チャネルの多数のシンボルを処理できるか、または同様に、デー
タレートが低い通信チャネルの少数のシンボルを処理する。
【0015】 好都合なことには、符号記憶手段には最大符号長に等しい記憶場所数を記憶で
きる。この条件が満たされれば、装置は、データレートが最低で対応する符号シ
ーケンス長が最大の通信チャネルを処理することができるため、符号記憶手段の
記憶場所数は最小で済む。
【0016】 さらに、好都合なことには、データ記憶手段は符号記憶手段の場所数を最短符
号シーケンス長で除算した数で決まる記憶場所数を有することができる。この最
短符号シーケンス長は、最高データレートの通信チャネルに対応する。これによ
り、ハードウェア要件はさらに削減される。それは、データ記憶手段は、最高デ
ータレートの通信チャネルの処理に対応して最大シンボル数を記憶することがで
き、一方、最低シンボルレートのチャネルについては、1つのシンボルだけを記
憶することができるからである。
【0017】 さらに、本発明の好都合な実施例では、符号記憶手段の記憶場所数が異なるす
べての符号長の整数倍になるように、符号シーケンスの異なる長さを選択する。
これにより、通信チャネルのデータを符号シーケンスによりシームレスに処理で
きる。処理時に空の記憶場所(空の記憶場所はデータ処理問題を引き起こす)が
発生することもなく、したがって、複雑な制御回路も不要になる。
【0018】 さらに、すべての異なる通信チャネルのチップレートが拡散処理後に同じにな
るように、符号シーケンスの異なる長さを選択できる。
【0019】 本発明のさらに好都合な別の実施例では、データ記憶手段からのデータシンボ
ルを回路により選択し、符号記憶手段の複数の場所の内容によりそのシンボルを
処理することができる。ここで、場所数は、最短符号シーケンスの長さにより決
まる。これにより、ハードウェア要件はさらに削減される。それは、少なくとも
、通信チャネルの各シンボルは、最短の符号シーケンスに等しい符号記憶メモリ
場所数により処理されるからである。
【0020】 本発明のさらに別の好都合な実施例では、複数の通信チャネルのいずれかから
の少なくとも1つのデータシンボルを選択回路で選択することができ、したがっ
て、選択された通信チャネルのデータレートに対応する長さの符号シーケンスを
選択できる。選択回路は、少なくとも1つのデータシンボルと符号シーケンスを
データ記憶手段及び符号記憶手段にロードする処理を好都合に制御できる。
【0021】 通信チャネル信号は複素数信号と実数値成分とで表すことができ、これらは独
立して処理される。
【0022】 本発明のさらに好都合な実施例では、装置は、複数の符号シーケンスを記憶す
る複数の符号記憶手段と、複数のそれぞれの通信チャネルの少なくとも1つのデ
ータシンボルを記憶する複数の符号記憶手段に対応する複数のデータ記憶手段と
、複数の符号シーケンスのそれぞれを対応する通信チャネルの少なくとも1つの
シンボルのそれぞれで並列に処理する複数の処理手段とを備えている。
【0023】 本発明のさらに好都合な実施例は、さらなる従属項で説明する。
【0024】 (実施例の詳細な説明) 以下に、本発明の好ましい実施例を図1から図4を参照して説明する。
【0025】 図1は、本発明の好ましい実施例による装置を示したものである。この装置は
、長さが異なる符号シーケンスを使用することで、データレートが異なる複数の
デジタル通信チャネル(ψ1、ψ2、...、ψn)のデータを処理する。
【0026】 本出願の導入部分で説明したように、特に、同じ通信媒体に複数の異なる通信
チャネルを収容し、同じ時間領域に同じ周波数領域でアクセスする方法を採用す
る遠隔通信システムでは、すべての通信チャネルを組み合わせる前に、各通信チ
ャネルを特定の符号シーケンスで拡散する必要がある。各通信チャネルを拡散し
た後、それらの拡散チャネルを組み合せ、エアインターフェースなどを介して送
信する送信信号を作成する。この方法は、CDMA(符号分割多元接続)などで
使用されている。本発明による本実施例は、上記でその概要を説明したアクセス
方法に使用でき、特に、CDMA遠隔通信システムで使用できる。
【0027】 データレートが異なる通信チャネルをサポートする必要があるものと想定する
。したがって、データレートが異なる通信チャネルの処理または拡散のために、
長さが異なる符号シーケンスが必要になる。以前に述べたように、データレート
が低速な通信チャネルは、大きな拡散率で拡散する。または、比較的長い符号シ
ーケンスで処理すると言ってもよい。同様に、データレートが高速な通信チャネ
ルは、小さな拡散率で拡散する。または、比較的短い符号シーケンスで拡散する
と言ってもよい。このように拡散することで、データレートが本来異なっていた
すべてのチャネルのチップレートは同じになる。このチップレートは、データ通
信システムの特性により、または遠隔通信基準などの他の要因により、決めるこ
とができる。
【0028】 本発明による本実施例は、好ましくは、上記で説明したアクセス方法の遠隔通
信システム、特に、CDMA遠隔通信システムで使用する。しかし、本実施例に
よる発明は、データレートが異なるチャネルを処理しなければならない任意のシ
ステムに適用することもできる。
【0029】 本発明の基本的な考え方は、単一の拡散/処理ハードウェア装置を使用し、デ
ータレートが異なるため異なる拡散率を必要とする複数の通信チャネルを処理す
ることである。
【0030】 図1に示すように、これは、符号記憶手段110を設けて、いずれかの符号シ
ーケンスの少なくとも1つの表現またはコピーを記憶することで実現できる。符
号記憶手段に記憶することができる符号シーケンスのコピー数または表現数は、
符号記憶手段の記憶場所数により決まる。さらに、図1のハードウェア構造には
データ記憶手段115が備わっていて、複数の通信チャネルψ1、ψ2、...
、ψnのいずれかの少なくとも1つのデータシンボルを記憶する。データ記憶手
段に記憶させる通信チャネルのシンボル数は、当該チャネルのデータレートによ
り決まる。符号記憶手段とデータ記憶手段は、レジスタなどにより構成すること
もできる。
【0031】 さらに、図1の構成には処理手段120を備え、データ記憶手段の内容により
符号記憶手段の内容を処理できるようにする。処理手段120の出力は、CDM
A遠隔通信システムなどの遠隔通信システムの他の構成要素へ供給できる。本実
施例では、処理手段は、好ましくは、データ記憶手段の内容により符号記憶手段
の内容を順次処理するため、処理手段の出力は、好ましくは、シリアルデータス
トリームになる。処理手段は、XOR(排他的論理和)演算を実行できる。これ
は、CDMA通信システムでは好ましい演算であるからである。
【0032】 したがって、処理手段120は、適当な拡散機能を実行する適当な論理要素(
XOR)だけで構成することができる。これにより、論理値1のシンボルを符号
記憶手段に記憶されている符号シーケンスで表し、論理値0のシンボルを反転符
号シーケンスで表す(またはその逆)。
【0033】 さらに、図1の構成には選択回路150が含まれている。この回路は、複数の
通信チャネルψ1、ψ2、...、ψnのそれぞれから少なくとも1つのデータ
シンボルを順次選択し、選択した通信チャネルのデータレートに対応する長さの
対応する符号シーケンスを選択し、通信チャネルの少なくとも1つの該シンボル
と該符号シーケンスをデータ記憶手段115と符号記憶手段110にロードする
操作を制御する。チャネルのデータレートによっては、同じシンボルと同じ符号
シーケンスの複数のコピーを符号記憶手段にロードできる。
【0034】 図1に示す符号シーケンスメモリ140には、さまざまな符号シーケンスを記
憶できる。この符号シーケンスメモリ140には、用意されているすべての異な
る長さで考えられるすべての符号シーケンスを記憶できる。符号シーケンスメモ
リ140には、好ましくは、長さが異なる複数の符号シーケンスグループを記憶
させておくとよい。特定の符号の長さごとに、複数の異なる直角符号シーケンス
を用意してもよい。
【0035】 このように、選択回路150は、いずれかの通信チャネルψ1、ψ2、...
、ψnを選択すると、好ましくは、選択したチャネルのデータレートに対応する
長さのいずれかの符号シーケンスを選択し、その符号シーケンスのいずれか1つ
のコピー/表現を、符号シーケンスメモリ140から符号記憶手段110へ提供
する。また、選択回路は、選択した通信チャネルの複数の各データシンボルの少
なくとも1つのコピーを、データ記憶手段115へ提供する。このシンボル数と
コピー数は、当該チャネルのデータレートにより決まる。好ましくは、シンボル
数と各シンボルのコピー数はお互いに補完の関係にある
【0036】 注意する点は、データレートが異なる複数の通信チャネルψ1、ψ2、...
、ψnは、直交振幅変調(QAM)または位相シフトキーイング(PSK)技法
をデジタル変調方法として使用している場合など、複素数信号成分により個別に
表現できるという点である。この変調方法を適用すると、各通信チャネルについ
て、同相及び直角成分信号が作成される。QAM及びPSKは、この技術分野で
は周知である。各通信チャネルに関連する同相及び直角成分信号は、上記の符号
シーケンスを使用して個別に符号化できる。このように、複数の通信チャネルψ
1、ψ2、...、ψnの各複素数成分は、図1に示す回路構成により個別に処
理できる。したがって、特定の通信チャネルの同相または直角信号成分は、1サ
イクル操作で、選択回路150により選択され、通信チャネルのデータレートに
従って所定のシンボル数がデータ記憶手段にロードできる。同様に、適当な符号
シーケンスを符号シーケンスメモリ140から選択し、符号記憶手段110に記
憶できる。処理手段120の処理が終了したら、任意の通信チャネルまたは他の
任意の同相信号成分または直角信号成分を次の操作サイクル用に選択できる。
【0037】 以下に、図1を参照し、本発明の好ましい実施例による装置の操作を詳細に説
明する。
【0038】 第1のステップで、複数通信チャネルψ1、ψ2、...、ψnのいずれかを
、拡散操作サイクルまたは処理操作サイクル用に選択する。上記で説明したよう
に、1操作サイクルの実質的な内容は、選択した通信チャネルの所定数のシンボ
ルを符号シーケンスまたは反転符号シーケンスにより表現する操作である。1回
の操作で処理されるシンボル数は、選択したチャネルのデータレートにより決ま
り、これについては図2を参照してさらにその概要を説明する。
【0039】 複数の通信チャネルのいずれかを、所定の方法に従って選択回路150により
選択する。好ましくは、受信する通信チャネルψ1、ψ2、...、ψnすべて
をただちに処理する。この操作では、各通信チャネルを所定の順序で循環的に選
択する。すべての通信チャネルを循環して選択する方法は、すべての通信チャネ
ルのすべてのデータを処理するのに適している。これは、すべての通信チャネル
に対し、同じ周波数で操作できるからである。また、各通信チャネルを同じ周波
数で操作すると、異なる通信チャネルレートすべてに拡散処理を実行した後は、
チップレートは固有になる。これは、高速データレートの通信チャネルでは1操
作サイクルで多数のシンボルを同時に処理できるのに対し、低速データレートの
通信チャネルでは1操作サイクルで通信チャネルの少数のシンボルしか同時に処
理されないからである。最低のデータレートの通信チャネルでは、1操作サイク
ルで1つのデータシンボルしか処理できない。しかし、通信チャネルの他の選択
方法を採用することもできる。
【0040】 通信チャネルを選択したら、第2のステップで、適当な符号シーケンスを選択
する必要がある。符号シーケンスは選択回路150により決め、符号シーケンス
メモリ140から取り出すことができる。上記で説明したように、選択する符号
シーケンスの長さは選択チャネルのデータレートに従って決まる。高速データレ
ートの通信チャネルの場合は短い符号シーケンスを選択し、同様に、低速のデー
タレートの通信チャネルの場合は長い符号シーケンスを選択する。高速データレ
ートの通信チャネルの場合は小さな拡散率が必要であるのに対し、低速データレ
ートの通信チャネルの場合は大きな拡散率が必要になると言ってもよい。これは
、拡散操作または処理操作の後に、すべての通信チャネルのチップレートを共有
チップレートにする必要があるからである。
【0041】 この第2のステップで適当な長さの符号シーケンスを決定したら、第3のステ
ップで、選択した通信チャネルの適当なデータシンボル数を決定する。選択した
通信チャネルのデータシンボルのうちでデータ記憶手段115へ転送するデータ
シンボル数は、選択した通信チャネルのデータレートに依存する。少なくとも1
つであるこのデータシンボルはデータ記憶手段115へ、また、選択した符号シ
ーケンスは符号記憶手段110へ、好ましくは選択回路150により転送される
【0042】 当然、符号記憶手段110の記憶場所数は有限であるため、符号記憶手段11
0には一定数の選択符号シーケンスのコピーしか記憶できない。同様に、データ
記憶手段115の記憶場所数も適当に選択される。これは、通信チャネルの後続
のデータシンボルも、選択した符号シーケンスを符号記憶手段110に記憶でき
るコピー数と同数だけ記憶できるようにするためである。
【0043】 したがって、例えば、特定の通信チャネルについて選択符号シーケンスの3つ
のコピーを符号記憶手段110に記憶できる場合、好ましくは、選択した通信チ
ャネルの3つ(好ましくは順次)のデータシンボルをデータ記憶手段115に転
送できるようにする。同様に、選択符号シーケンスのコピーを1つしか符号記憶
手段に記憶できない場合、好ましくは、選択通信チャネルのデータシンボルを1
つだけデータ記憶手段115へ転送するようにする。このように、符号記憶手段
110は選択した通信チャネルのデータレートに比例する数の符号シーケンスの
コピーを記憶し、データ記憶手段は選択した通信チャネルのデータレートに比例
する数の選択した通信チャネルのシンボルを記憶する。
【0044】 しかし、データ記憶手段115に記憶されている可変数の異なる(好ましくは
順次)シンボルを特定の長さ及び符号記憶手段110に記憶されている符号シー
ケンスのコピー数に一致させるためには、選択した通信チャネルの少なくとも1
つの選択したシンボルの複数のコピーをデータ記憶手段115に記憶させる。例
えば、符号記憶手段110に記憶されている符号シーケンスのコピー数が少ない
場合は、通信チャネルの選択された各データシンボルの大量のコピーをデータ記
憶手段115に記憶させる。
【0045】 通信チャネルの少なくとも1つの選択されたシンボルの適当なコピー数および
対応する符号シーケンスの適当なコピー数を記憶したら、第4のステップで、処
理手段120はデータ記憶手段115の内容を使用して符号記憶手段110の内
容を処理する。
【0046】 処理手段120は、例えば、データ記憶手段115の1つの場所で、符号記憶
手段110の1つの場所を処理する。または、処理手段120は、データ記憶手
段115のいずれかの場所の内容により、符号記憶手段110の複数の場所の内
容をそれぞれ処理することもできる。本出願の冒頭部分で概要を説明したように
、通信チャネルのデータストリームの各シンボルは選択した符号シーケンスを使
用して表されるため、後者で十分である。したがって、データ記憶手段115の
1つの場所の内容による処理に使用される符号記憶手段110の場所数は、最短
の符号シーケンスまたは符号シーケンスグループの長さに等しい。これにより、
データ記憶手段115について要求される場所数は少なくなるため、ハードウェ
ア要件は軽減される。
【0047】 処理手段120は、好ましくは、XOR(排他的論理和)操作または他の論理
操作を実行して、符号記憶手段の内容とデータ記憶手段の内容とを処理する。X
OR操作は、通信チャネルの適切な拡散を実現できるため、CDMA遠隔通信シ
ステムの場合は特に好都合である。
【0048】 以下では、図2を参照し、長さが異なる符号シーケンスを使用してデータレー
トが異なる複数のデジタル通信チャネルのデータを拡散するための本発明の別の
実施例を説明する。図2の実施例では、符号記憶手段とデータ記憶手段の好まし
い記憶場所数、及び追加のハードウェア構成要素を説明する。これにより、ハー
ドウェア要件はさらに軽減する。
【0049】 上記の実施例で概要を説明したように、符号シーケンスの複数のコピーを符号
記憶手段115に記憶する。ここで、このコピー数は、選択通信チャネルのデー
タレートにより決まる。同様に、選択した通信チャネルの複数のシンボル(好ま
しくは、選択した通信チャネルのデータストリームの順次シンボル)をデータ記
憶手段110に記憶する。通信チャネルのシンボル数と選択された符号シーケン
スのコピー数は、本実施例では、同じである。これにより、本発明による装置に
用意されているハードウェア構成要素を最適利用できる。
【0050】 本出願の冒頭部分で説明したように、データレートが異なる複数の通信チャネ
ルをサポートする必要がある。したがって、データレートが異なる個別通信チャ
ネルを拡散するための符号シーケンスを用意する。データレートRLが最低の通
信チャネルは、それに合せて、最長の符号シーケンスで処理する必要がある。ま
た、最大拡散率で拡散する必要があると言うこともできる。したがって、図2を
参照して説明する実施例によれば、符号記憶手段110は、最低データレートR
Lの通信チャネルに使用する最大符号シーケンス長MaxLに等しい記憶場所数
を持つことになる。これにより、空の記憶場所がなくなり、したがって、処理手
段120の出力データストリームに未定義サンプルがなくなる。空の記憶場所が
あると、データ処理上の問題を引き起こす。
【0051】 さらに、用意されているハードウェア構成要素のうち最も効率良く利用してい
る構成要素については、図2の本実施例では、データ記憶手段115の記憶場所
数は減少して最小になる。上記で説明したように、通信チャネルのデータストリ
ームの各シンボルは符号シーケンスを使用して表さなければならないため、デー
タ記憶手段は、符号記憶手段110の各所定数の内容に対し、1つのデータ記憶
場所の内容を必要とする。明らかなことは、最高データレートRHと、対応する
最短符号シーケンスの通信チャネルを処理しなければならないため、レートがR
Hである通信チャネルの特定の1つのデータシンボルに関する符号記憶手段の最
小記憶場所数は、最短符号シーケンスの長さに等しくなければならないというこ
とである。この条件が満たされれば、選択したシンボルのコピーをデータ記憶手
段115の隣接記憶場所に記憶させることで、より長い他の任意の符号シーケン
スを処理できる。上記の説明から、好ましくは、符号記憶手段の記憶場所数を最
短符号シーケンス長MinLで除算した数で決まる記憶場所数を、本実施例のデ
ータ記憶手段に用意する。
【0052】 上記と同様に、符号記憶手段110については、データ記憶手段115に空き
記憶場所がなくなるため、処理手段120の出力データストリームに未定義ビッ
トがなくなる。
【0053】 空の記憶場所をなくすために、符号記憶手段110の記憶場所数とデータ記憶
手段115の記憶場所数とを最大符号シーケンス長MaxLと最短符号シーケン
ス長MinLによってどのように適切に選択するかを上記で説明した。しかし、
これでもなお、中間データレート(つまり、最高データレートRHと最低データ
レートRLの中間のデータレート)の通信チャネルの中間長の符号シーケンスを
処理する場合には、空の記憶場所を回避することはできない。したがって、図2
による本発明の実施例では、符号記憶手段110の記憶場所数がすべて異なる符
号長の整数の倍数になるように、異なる長さの符号シーケンスを選択する。この
ように、異なる符号シーケンスすべての整数のコピー数が、隣接場所で符号記憶
手段110にシームレスに適合することを保証する。その結果、空の記憶場所は
発生せず、またデータ記憶手段115には適切な場所数が用意されているため、
処理手段120の出力データストリームには「ギャップ」つまり未定義サンプル
は現れない。
【0054】 図2を参照して本発明による符号及びデータ記憶手段の場所数の最適選択値を
理論的に説明し解説したので、以下に、データレートがそれぞれ異なる3つの通
信チャネルに関する例を説明する。
【0055】 図2のセクションC1では、最低許容データレートRLの通信チャネルの処理
例を示している。セクションC2では、中間データレートRMの通信チャネルの
処理を示していて、図2のセクションC3では、最高許容データレートRHの通
信チャネルの処理を示している。ここでは、以下の内容を想定している。 同様に、中間データレートRMの通信チャネルの符号シーケンスの長さは、8ビ
ット(チップ)である。
【0056】 各セクションでは、図1で概要を示した、符号記憶手段110、データ記憶手
段115、及び処理手段120を示している。処理手段120は、データ及び符
号記憶手段の内容に対し、XOR操作または他の論理操作を実行できる。選択回
路(図示していない)は、図1で説明したスケジューリング及びローディング操
作を実行できる。
【0057】 参照符号210は、当該ハードウェア構成の1サイクル操作に必要な時間を示
している。1サイクル操作は、図1で示した、4つの操作ステップで構成される
。Tは1操作サイクルに必要な時間を表し、これは、最低データレートの通信チ
ャネルのデータレートであるRLの逆数に等しい。この1サイクル操作の時間は
、必要な時間である。それは、選択した通信チャネルのデータストリームの1シ
ンボルにより、符号シーケンス全体を1サイクル操作で処理しなければならない
ためである。
【0058】 以下に、最低データレートRLの通信チャネルψxのデータシンボルDL(1
)を処理する操作の概要を説明する。通信チャネルψxは、最長MaxL(この
例では16チップ)の符号シーケンスで処理する。符号記憶手段110の記憶場
所数は最長MaxLの符号シーケンスの長さで決まるため、通信チャネルψxに
対応する符号シーケンスの1つのコピーを符号記憶手段110にロードする。各
符号記憶場所は、降順の整数で示している。さらに、符号記憶手段には符号シー
ケンスのコピーは1つしか記憶させないため、データ記憶手段115の4つの記
憶場所すべてにシンボルDL(1)のコピーをロードする。
【0059】 データ記憶手段は、符号記憶手段の場所数と同じ数の場所数を持つことができ
る。しかし、上記で説明したように、好ましくは、それより少ないデータ記憶場
所数でよい。その数は、符号記憶手段の総記憶場所数を最短符号長MinLで除
算することで得られる数である。したがって、この例では、データ記憶手段の場
所数は4になる。
【0060】 データレートRLの通信チャネルψxのデータサンプルまたはデータシンボル
DL(1)をデータ記憶手段の4つの場所すべてに記憶した後、処理手段は、上
記で説明したように、符号記憶手段110の記憶場所の内容をデータ記憶手段1
15の内容で処理する。好ましくは、入力データストリームDL(1)のデータ
シンボルに合わせて、符号シーケンスまたは符号シーケンスの逆数を表している
データストリームを、処理手段120により出力する。これにより、本発明の装
置の1操作サイクルが完了し、最低データレートRLの通信チャネルを拡散する
ことになる。
【0061】 以下に、参照符号C2について、データレートRLの2倍である中間データレ
ートRMの通信チャネルψyの2つのシンボルDM(1)、DM(2)を処理す
る操作サイクルを説明する。この場合、データレートRMは2RLに等しいため
、符号シーケンスの長さは8チップで、符号シーケンスの2つのコピーを符号記
憶手段110に記憶させることができる。同様に、通信チャネルψyの入力デー
タストリームの2つのデータシンボルであるDM(2)とDM(1)をデータ記
憶手段115に記憶する。データ記憶手段には4つの場所が用意されているため
、データシンボルDM(2)とDM(1)のそれぞれの2つのコピーが、データ
記憶手段115で用意する4つのデータ記憶場所に記憶される。
【0062】 データサンプルDM(2)のコピーは、好ましくは、データ記憶手段115の
左側の2つの場所に記憶させる。これは、符号記憶手段110に記憶されている
符号シーケンスの左側のコピー(251で示す)に一致させるためである。デー
タサンプルDM(1)の2つのコピーは、好ましくは、データ記憶手段115の
右側の場所に記憶させる。これは、符号シーケンスの右側のコピー(252で示
す)に一致させるためである。したがって、中間データレートRMのデータチャ
ネルψyのこの操作サイクルでは、2つのデータシンボルを1サイクルで同時に
処理できる。
【0063】 以下に、参照符号C3について、最高データレートRHのデータチャネルψz
の操作サイクルを説明する。この場合、対応する符号シーケンスの長さは4チッ
プで、したがって、符号記憶手段110には4つのコピー261、262、26
3、及び264を記憶できる。同様に、データ記憶手段115には、4つのシン
ボルDH(1)、DH(2)、DH(3)、DH(4)を記憶できる。データス
トリームDH(1)からDH(4)のシンボルの順序は、好ましくは、処理手段
120の出力がチャネルψzの入力データストリームのシンボルの正しい順序に
対応して、シリアルデータストリームになるように選択する。参照符号213で
示すように、4つの異なるサンプルは1操作サイクルで同時に処理される。
【0064】 上記の説明で明らかなように、図2の実施例ではどのチャネルについても、1
6xRL(または8xRMまたは4xRH)の共有チップレートを処理手段12
0の出力側に出力する。
【0065】 図1で説明したシンボルレートを2倍にするという処置は、勿論、レートが理
論上の最高レートになるまで繰り返すことができる。最高レートになると、拡散
率は1になる。さらに注意することは、任意の長さMinLとMaxL及び任意
の異なるデータレート数を選択できるということである。例えば、32/64/
128/256/512/1024ksps(1000シンボル/秒)の集合か
ら、任意のシンボルレートの64個のチャネルを任意の組合せで送信しなければ
ならないことがある。この場合、MinLは16チップにしMaxLは128チ
ップにすれば、チップレートは4.096Mcps(1000000チップ/秒
)となる。
【0066】 本出願の冒頭部分で説明した簡単な方法では、必要な拡散装置は次の通りであ
る。 32kspsのチャネルを64 64kspsのチャネルを64 128kspsのチャネルを64 256kspsのチャネルを64 512kspsのチャネルを64 1024kspsのチャネルを64 ―――――――――――――――― 合計384の拡散装置
【0067】 これに対し、本発明では、異なるすべてのシンボルレートに共用ハードウェア
構成要素を使用できる。つまり、異なる長さの符号シーケンスを処理できる。上
記の例では、必要な拡散装置は64台だけであるため、ハードウェアは84%の
削減になる。
【0068】 以下に、図3を参照し、本発明の別の実施例を説明する。図3では、1操作サ
イクルの処理ステップの具体的なシーケンスを詳細に示している。
【0069】 図3は符号記憶手段110を示したもので、16個の場所を降順の整数で示し
てある。さらに、図3は保持回路310を示している。これは、データ記憶手段
115から受け取った選択した通信チャネルからのデータシンボルをラッチし、
符号記憶手段110の複数の場所の内容によりそのシンボルを処理できるように
するためのものである。そのため、保持回路の記憶場所数は、最短の符号シーケ
ンスに等しくなる。保持回路を用意する代わりに、データシンボルをメモリから
直接読み取ってもよい。例えば、同じメモリ場所を繰り返し選択することで読み
取る。上記と同様に、図2については、符号シーケンスの最大長MaxLを16
チップとし、符号シーケンスの最小長MinLを4チップとする。したがって、
好ましくは、データ記憶手段115は4つの記憶場所を有し、保持回路310は
1つの場所を有する。
【0070】 本来、最短の符号シーケンスは4チップであるため、4つの符号記憶場所を保
持回路の内容により処理手段で処理可能であることを保証する必要がある。
【0071】 注意する点は、記憶域のサイズと符号シーケンスの特定の例は、説明の目的の
ために選択したものであるということである。上記で説明した本発明の条件が満
たされている限り、他の数字でも基本的には可能である。
【0072】 以下に図3を参照し、本発明による回路の1操作サイクル時に実行されるステ
ップS1、S2、S3、及びS4を説明する。
【0073】 第1のステップS1では、115aで示してあるデータ記憶場所の内容を保持
回路310へ転送する。次に、処理手段は、符号記憶場所110a、110b、
110c、110dの内容を(次々に)データ記憶手段115の記憶場所115
aから転送されたデータシンボルである保持回路の内容で処理する。
【0074】 次に、ステップS2で、データ記憶場所115bの内容を保持回路310へ転
送し、ステップS1で述べたように、符号記憶場所110e、110f、110
g、110hの内容を保持回路の内容で処理する。同様に、ステップS3に進み
、データ記憶場所115cの内容を保持回路310へ転送し、次の4つの符号記
憶場所の内容と対応して処理する。
【0075】 さらに、上記のステップと同様にステップS4で、データ記憶場所115dか
らの内容を、最後の4つの符号記憶場所の内容に従って処理された保持回路31
0へ転送する。好ましくは、処理結果すべてを、入力データの順序に合わせて、
シリアルデータストリームで出力する。
【0076】 図3の例では、最低データレートRLのデータチャネルを4つのすべてのデー
タ記憶場所115a、115b、115c、及び115dで処理する場合、選択
したデータチャネルの同じデータシンボルが記憶される。同様に、16チップの
対応する符号シーケンスによる適切な処理も可能である。最高データレートRH
の通信チャネルを処理する場合、データ記憶場所115a、115b、115c
、及び115dには4つのシンボルが記憶される。同様に、長さが4チップの4
つの同一符号シーケンスのコピーが符号記憶手段110に適切に記憶され、正し
い処理を実行する。中間データレートRMの通信チャネルを処理する場合、デー
タ記憶場所115aと115bに、同じ(第1の)データシンボルを記憶し、同
様に、データ記憶場所115cと115dに、選択した通信チャネルの第2のデ
ータシンボルを記憶する。
【0077】 同様に、別の実施例では、最高、中間、及び最低のデータレートについて、適
当なシンボル数またはシンボルのコピー数をデータ記憶手段に記憶できる。
【0078】 3種類の異なるデータレートRL、RM、及びRHの例だけを説明したが、本
発明の制約が満たされている限り、これ以外の複数のデータレートが可能である
。例えば、最大符号長が128の場合、長さが64チップ、32チップ、16チ
ップ、8チップ、4チップ、及び2チップの符号シーケンスを用意できる。
【0079】 上記の説明で、1台の拡散ハードウェア装置を使用して、最低レートのチャネ
ルについて単一のシンボル及び対応する「長い」符号シーケンスを処理するか、
または高速データレートのチャネルについて複数のシンボル及び対応する短い符
号シーケンスを処理できることを解説した。例えば、32ksps、64ksp
s、128ksps、256ksps、512ksps、及び1024ksps
のチャネルを、同一のハードウェア構造で処理できる。基本的には、異なる任意
の数のデータレートが可能である。
【0080】 以下に、図4を参照し、本発明の別の実施例を説明する。
【0081】 図4は、図1と同様に、通信チャネルを拡散するための処理要素を示している
が、図1と異なり、図4の実施例は複数の通信チャネルを並列に処理するように
適合されている。並列処理することで、装置の処理速度はさらに向上する。これ
は、通信チャネルまたは各同相及び直角成分が同時に処理されるからであり、こ
れらの成分が中間のバッファ処理を行わずに単一の伝送信号に組み合せることが
できるからである。
【0082】 図4は、K個の通信チャネルψ1、ψ2、...、ψk、選択回路450、及
び符号記憶手段410を示している。この符号記憶装置は、上記で説明したよう
に、K個の異なる符号シーケンスのそれぞれの適当なコピー数を記憶するための
K個の並列符号記憶装置CS1、CS2、...、CSKから構成されている。
さらに、図4は、K個の並列データ記憶装置DS1、DS2、...、DSKで
構成されるデータ記憶手段415を示していて、これらは、K個の通信チャネル
からのシンボルの適当な数またはコピーを記憶するためのものである。K個の処
理装置P1、P2、...、PKで構成される処理手段420も備わっていて、
対応する符号記憶装置とデータ記憶装置の内容を並列処理する。
【0083】 図4による本発明の回路は、以下で説明するように、K個のチャネルを並列に
処理できる。
【0084】 図1を参照して説明した例と同様に、異なる各通信チャネルのデータシンボル
を含むデータストリームを、選択回路450で受け取る。選択回路はK個の並列
回線を介して符号記憶手段410に接続されていて、個別符号シーケンスの適当
なコピー数をK個の符号記憶装置にロードする。選択回路は、さらにK個の並列
回線を介してデータ記憶手段415に接続されていて、各通信チャネルのシンボ
ルの適当な数およびコピーを、それぞれ、K個のデータ記憶装置へロードする。
次に、各処理装置P1、P2、...、PKは、上記で説明したように、1つの
符号記憶装置と対応するデータ記憶装置の内容を処理する。このように、K個の
処理装置が備わっているため、K個のチャネルすべてが並列で処理でき、K個の
並列データストリームが処理手段420から出力される。これは、組合せ装置(
図示していない)で組み合せることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、データレートが異なる複数のデジタル通信チャネルのデータを処理す
る本発明の第1実施例を示す図である。
【図2】 図2は、データレートが異なる通信チャネルの処理を説明する本発明の実施例
を示す図である。
【図3】 図3は、通信チャネルのデータビットで符号シーケンスを処理するときのステ
ップの時間シーケンスを示す本発明の別の実施例を示す図である。
【図4】 図4は、データレートが異なる複数の通信チャネルを並列で処理するハードウ
ェア構成を示す本発明のさらに別の実施例を示す図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年8月22日(2000.8.22)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項14
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項15
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA,Z W (72)発明者 ノウルバクフシュ、ゼイエド − ハミ ドイツ連邦共和国 ヌレムベルク、バウエ ルンフェルトシュトラーセ 7 − シー Fターム(参考) 5K022 EE01 EE21 EE31

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データレート(RL、RM、RH)が異なる複数のデジタル
    通信チャネル(ψ1、ψ2、...ψn)のデータを、長さが異なる符号シーケ
    ンスで処理する装置であって、 いずれかの符号シーケンスの少なくとも1つのコピーを記憶する符号記憶手段
    (110)と、 いずれかの通信チャネル(ψ1、ψ2、...ψn)の少なくとも1つのシン
    ボルの少なくとも1つのコピーを記憶するデータ記憶手段(115)と、 符号記憶手段の内容を、データ記憶手段の内容で処理する処理手段(120)
    と、 を備え、 符号記憶手段(110)に記憶される符号シーケンスのコピー数とデータ記憶手
    段(115)に記憶される通信チャネル(ψ1、ψ2、...ψn)のシンボル
    数は、通信チャネルのデータレート(RL、RM、RH)に比例することを特徴
    とする装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置であって、符号記憶手段(110)は
    最大符号シーケンス長(MaxL)に等しい記憶場所数を有することを特徴とす
    る装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の装置であって、データ記憶
    手段(115)は、符号記憶手段(110)の記憶場所数を最短符号シーケンス
    長(MinL)で除算した数で決まる記憶場所数を有することを特徴とする装置
  4. 【請求項4】 上記いずれかの請求項に記載の装置であって、符号記憶手段
    (110)の記憶場所数が、異なるすべての符号長の整数倍となるように、符号
    シーケンスの異なる長さを選択することを特徴とする装置。
  5. 【請求項5】 上記いずれかの請求項に記載の装置であって、符号シーケン
    スの個別の長さは、処理後に、すべての異なる通信チャネルのチップレートが同
    じになるように選択することを特徴とする装置。
  6. 【請求項6】 上記いずれかの請求項に記載の装置であって、複数の通信チ
    ャネル(ψ1、ψ2、...ψn)のいずれかから少なくとも1つのデータシン
    ボルを選択し、選択した通信チャネルのデータレートに依存する長さの符号シー
    ケンスを選択し、少なくとも1つのシンボル及び符号シーケンスのデータ及び符
    号記憶手段へのロードを制御する選択回路(150)を備えることを特徴とする
    装置。
  7. 【請求項7】 上記いずれかの請求項に記載の装置であって、複素数値の通
    信チャネル(ψ1、ψ2、...ψn)を実数値の成分で表し、独立して処理す
    ることを特徴とする装置。
  8. 【請求項8】 上記いずれかの請求項に記載の装置であって、処理手段(1
    20)はXOR操作を実行することを特徴とする装置。
  9. 【請求項9】 上記いずれかの請求項に記載の装置であって、 複数の符号記憶手段(110)と、 複数のデータ記憶手段(115)と、 複数の処理手段(120)、 とを備え、 選択回路(450)は、複数の通信チャネルのそれぞれの少なくとも1つのシン
    ボル及び対応する符号シーケンスを複数のデータ及び符号記憶手段へロードする
    処理をスケジュールし、複数の処理手段による並列処理を実行することを特徴と
    する装置。
  10. 【請求項10】 CDMA通信システムであって、上記いずれかの請求項に
    記載の装置を備えることを特徴とするシステム。
  11. 【請求項11】 データレート(RL、RM、RH)が異なる複数のデジタ
    ル通信チャネル(ψ1、ψ2、...ψn)のデータを、長さが異なる符号シー
    ケンスで処理する方法であって、 いずれかの符号シーケンスの少なくとも1つのコピーを符号記憶手段(110
    )に記憶させるステップであって、符号シーケンスのコピー数は通信チャネルの
    データレート(RL、RM、RH)に比例するステップと、 いずれかの通信チャネル(ψ1、ψ2、...ψn)の少なくとも1つのシン
    ボルの少なくとも1つのコピーをデータ記憶手段(115)に記憶させるステッ
    プであって、シンボル数は、通信チャネルのデータレート(RL、RM、RH)
    に比例するステップと、 符号記憶手段の内容をデータ記憶手段の内容により処理手段(120)で処理
    するステップと、 を含むことを特徴とする方法。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の方法であって、符号記憶手段(110
    )は最大符号シーケンス長(MaxL)に等しい記憶場所数を有することを特徴
    とする方法。
  13. 【請求項13】 請求項11または請求項12に記載の方法であって、デー
    タ記憶手段(115)は、符号記憶手段(110)の記憶場所数を最短符号シー
    ケンス長(MinL)で除算した数で決まる記憶場所数を有することを特徴とす
    る方法。
  14. 【請求項14】 請求項11から請求項13のいずれかに記載の方法であっ
    て、異なる符号シーケンス長は、符号記憶手段(110)の記憶場所数が異なる
    すべての符号長の整数倍になるように選択することを特徴とする方法。
  15. 【請求項15】 請求項11から請求項14のいずれかに記載の方法であっ
    て、符号シーケンスの異なる長さは、処理後に、すべての異なる通信チャネルの
    チップレートが同じになるように選択することを特徴とする方法。
  16. 【請求項16】 請求項11から請求項15のいずれかに記載の方法であっ
    て、 データ記憶手段(115)からデータシンボルを選択するステップと、 符号記憶手段(110)の複数の場所の内容でそのシンボルを処理するステッ
    プであって、場所数は最短の符号シーケンスで決めるステップと、 をさらに含むことを特徴とする方法。
  17. 【請求項17】 請求項11から請求項16のいずれかに記載の方法であっ
    て、 複数の通信チャネル(ψ1、ψ2、...、ψn)のいずれかから、選択回路
    (150)を使用して少なくとも1つのデータシンボルを選択するステップと、 選択した通信チャネルのデータレートに依存する長さの符号シーケンスを選択
    するステップと、 少なくとも1つのデータシンボルと符号シーケンスをデータ及び符号記憶手段
    にロードする処理を制御するステップと、 をさらに含むことを特徴とする方法。
  18. 【請求項18】 請求項11から請求項17のいずれかに記載の方法であっ
    て、複素数値の通信チャネル(ψ1、ψ2、...、ψn)を実数値成分で表し
    、独立して処理することを特徴とする方法。
  19. 【請求項19】 請求項11から請求項18のいずれかに記載の方法であっ
    て、処理手段(120)はXOR操作を実行することを特徴とする方法。
  20. 【請求項20】 請求項11から請求項19のいずれかに記載の方法であっ
    て、 複数の符号シーケンスを複数の符号記憶手段(110)に記憶させるステップ
    と、 複数の各通信チャネルの少なくとも1つのデータシンボルを、複数の符号記憶
    手段に対応する複数のデータ記憶手段(115)に記憶させ、 複数の各符号シーケンスを、対応する各通信チャネルの少なくとも1つのシン
    ボルで並列に処理するステップと、 をさらに含むことを特徴とする方法。
  21. 【請求項21】 請求項11から請求項20のいずれかに記載の方法であっ
    て、処理手段(120)はデータ記憶手段(115)の1つの場所の内容を符号
    記憶手段(110)の複数の場所の内容で処理する方法で、データ記憶手段の1
    つの場所により処理される符号記憶手段の場所数は、最短長(MinL)の符号
    シーケンスの長さに等しいことを特徴とする方法。
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