JP2002519934A - 可変レートcdma用の非再帰的に生成された直交pnコード - Google Patents

可変レートcdma用の非再帰的に生成された直交pnコード

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JP2002519934A JP2000557567A JP2000557567A JP2002519934A JP 2002519934 A JP2002519934 A JP 2002519934A JP 2000557567 A JP2000557567 A JP 2000557567A JP 2000557567 A JP2000557567 A JP 2000557567A JP 2002519934 A JP2002519934 A JP 2002519934A
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トーマス ジアロレンツィ
サムエル シー. キングストン
リー エイ. バターフィールド
ウィリアム ティー. レイルストン
レオン エル. ニーチポロヴィッチ
アラン イー. ランドクウィスト
Original Assignee
エル−3 コミュニケーションズ コーポレーション
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    • H04B2201/707Orthogonal indexing scheme relating to spread spectrum techniques in general relating to direct sequence modulation
    • H04B2201/70703Orthogonal indexing scheme relating to spread spectrum techniques in general relating to direct sequence modulation using multiple or variable rates

Abstract

(57)【要約】 多重レート同期及び準同期CDMAシステムに用いることができる一連のPNコードセット(30)を構築するための方法及び装置。該構築技術は、平衡化され、さらに近隣の基地局の同期化を全く必要としないPNコード(22)を生成する。該方法は、複数の置換済み直交行列を変調するのに置換済み直交行列(24)を使用し、多重レート動作をサポートするPNコードを生成する非再帰的方法である。さらに、該方法を用いて構築されたコードは、コード長nが適度に大きい場合非常に良好なスペクトル特性(適切に選択されたならば)を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【関連特許出願に対するクロスリファレンス】
本特許出願は、レオン・ニーチポロヴィッチ、トーマス・ジアロレンツィ及び
スティーブン・B・パーキンス(Leon Nieczyporowicz、Thomas Giallorenzi an
d Steven B. Perkins)による「同期CDMAのためのPNコード選択」と題す
る1998年6月29日付けで出願された仮特許出願60/091,070号か
らの35U.S.C.§119(e)に基づく優先権を主張している、レオン・ニ
ーチポロヴィッチ、トーマス・ジアロレンツィ及びスティーブン・B・パーキン
ス(Leon Nieczyporowicz、Thomas Giallorenzi and Steven B. Perkins)(代
理人事件整理番号SL−042/528P008099−US(PAR))によ
る「同期CDMAのためのPNコード選択」と題する1999年6月9日付けで
提出された同時係属であり共通譲渡されている米国特許出願第09/328,5
46号の一部継続出願である。これら2つの特許出願の開示は、本明細書にその
全体が参照として含まれている。
【0002】
【発明の技術分野】
本発明は一般に、拡散コードを利用する通信システム及び装置に関し、特に多
重ユーザ、多重レート環境のために最適化される1組の拡散コードを生成するた
めの方法及び装置に関する。
【0003】
【発明の背景】
符号分割多重アクセス方式(CDMA)システム、すなわち基地局すなわちベ
ースユニットから加入者ユニットへの順方向においては、さまざまなチャネルの
擬似雑音(PN)コードが全て同じ基地局で生成されかつそこから伝送されるこ
とを理由に、これらのコードを同期化することは比較的容易である。さらに、統
合波形内に構成信号のチップ及びシンボルを時間整列することもきわめて容易で
ある。その結果、大部分のCDMAシステムの順方向チャネルは、ある形態の同
期CDMAを利用している。本出願の譲受人から入手可能であるPrimewave20
00(登録商標)として知られる無線ローカルループ電話システム等のいくつか
のシステムにおいては、逆方向チャネル(すなわち加入者ユニットから基地局)
も同様に準同期的である。このタイプのシステムにおいては、そのそれぞれの信
号が全て、互いのチップの小さい分画内で基地局に到達するような形で時間整列
された状態にシステム内のさまざまなユーザーを維持するために、タイミング制
御ループが利用されている。
【0004】 同期又は準同期CDMAが利用される場合には常に、互いに時間整列された時
点で可能なかぎり小さな相互相関関係をもつように設計されているPNコードを
使用することが可能となる。システム内のユーザー数が、各々のチャネルシンボ
ル(チャネルシンボル処理利得と呼ぶこともできる)のために伝送されるチップ
数よりも少ない場合には、互いに真に直交するPNコードを設計することが可能
である。ユーザー数がチャネルシンボル処理利得を上回る場合には、シグナリン
グ空間の次元数を上回っていることから、もはや直交するコードを設計すること
は不可能である。このような理由から、リンクが、クリッピング、マルチパス、
フィルタリング及びタイミングオフセットといったようなひずみの結果としても
たらされる適切に大きな出力及び適切に低い干渉を有するかぎり、同期及び準同
期CDMAシステムがチャネルシンボル処理利得と等しい数のユーザーをサポー
トすることは可能である。
【0005】 システムが、全てが同じシグナリングレートにないユーザーをサポートするこ
とが往々にして望まれる。例えば、一部のユーザーが電話を使用していて所要デ
ータレートが毎秒およそ数千ビット(Kbps)から数十Kbpsであり、一方
その他のユーザーはコンピュータネットワークインタフェースとしてシステムを
使用しており毎秒100万ビット(Mbps)以上を必要とするシステムにおい
ては、波形はさまざまな非同次ユーザーに同時に対応することができなくてはな
らない。
【0006】 並列でより低レートの複数のチャネルを割当てることにより高レートユーザー
をサポートすることが可能であるが、この方法は、高レートユーザーが複数の送
信機及び受信機を有することを必要とする。このため、このアプローチは、コス
トが重要な考慮事項であるような数多くのシステムにおいて望ましいほどのもの
ではない。
【0007】 高レート及び低レートユーザーを同時にサポートするための最も費用効果性が
より高い技術は、全てのユーザー用として共通のチッピングレートを利用するも
のの、システム内のユーザーがそのそれぞれのデータレートに応じて自らのチャ
ネルシンボル処理利得を変動させることができるようにすることにある。このこ
とはすなわち、順方向チャネル又は順方向と逆方向のチャネルのいずれかにある
全てのユーザーが、そのレートと無関係に、互いに直交することが望まれる場合
には、さまざまな長さをもちかつ適切に同期化された時点で互いに直交している
PNコードのセットが必要とされている、ということを意味している。
【0008】 ウォルシュ(Walsh)関数は、信号多重化を目的として使用可能な2進及び直
交波形のセットであり、長年にわたり電話技術に対し応用できるものとして認め
られてきたものである。この点に関しては、「ウォルシュ関数の応用 (Application of Walsh Functions)」1971年度プロシーディングス、第2
版、R.W.ジーク及びA.E.ショワルタ(R. W. Zeek, A.E. Showalter)編
、p177〜179の中のI.A.ダビッドソン(I.A. Davidson)による「ウ
ォルシュ関数による電話信号の多重化(The Multiplexing of Telephone Signal
s by Walsh Functions)」と題された論文を参照することができる。
【0009】 多重伝送における搬送波として使用可能であると考えられる一定数の直交関数
のセットのうち、完全に直交するアダマール関数のカテゴリも同様に長い間、電
話技術の応用分野を含めて技術的応用に特に適しているものとして認められてき
た。一般に、ウォルシュ関数は、特殊なアダマール関数であり、通常の数として
2という累乗でアマダール行列により記述され得る。さらなる関数系がその直交
特性を保ちながら、列及び行の置換及び正負符号の反転によりアダマール行列か
ら導出可能である。
【0010】 互いに直交するPNコードを生成するための1つの方法は、同じく「ウォルシ
ュ関数の応用(Application of Walsh Functions)」、1971年プロシーディ
ングス、第2版、p180〜191の中で、H.ヒュブナ(H. Hubner)による
「ウォルシュ関数の和を搬送波として用いる多重システム(Multiplex Systems
Using Sums of Walsh Functions as Carriers)」により定義されている再帰的
構築技術を使用することにある。
【0011】 この点に関しては、同様に、クライン・S・ギルハウセン(Klein S.Gilhouse
n)による「可変データレートシステムにおける直交拡散スペクトルシーケンス
生成(System and Method for Orthogonal Spread Spectrum Sequence Generati
on in Variable Data Rate Systems)」と題する米国特許第5,571,761号
を参照することもできる。 これらのアプローチは、以下のように定義づけされるウォルシュ−アダマール
構築技術に基づいている。
【0012】
【数3】
【0013】 ここで、w(n)は±1値のn×nの行列である。w(1)=1であると定義づ
けすると、
【0014】
【数4】
【0015】 であり、かつ
【0016】
【数5】
【0017】 となる。 この構築技術は、m>nとしていくつかの関数f、g及び指数m、nについて
、以下の等式:
【0018】
【数6】
【0019】 を満たすことから再帰的なものである。換言すると、m番目の関数fは、fの先
行バージョンすなわちf(n)についての演算gからのみ生成される。1つの関
数は、それが式(4)に従う場合に再帰的であるとみなされる。f=w、m=2
nと仮定すると、gが式(1)により定義づけされることがわかる。 この構築技術は、長さ2nのウォルシュシーケンスがレートRs2=Rc/2n
のより低いレートのユーザーをサポートできるのに対して長さnのウォルシュシ
ーケンスがRs1=Rc/n(ここでRCはチップレートである)のチャネルシン
ボル速度(レート)でユーザーをサポートできることから、同期CDMAシステ
ム上での多重レート直交シグナリングを可能にする。この点を例示するため、w ij (n)を、コード行列のi番目の行内のj番目の±1の値のついたチップであ
ると仮定する。1つの添字しか使用されない場合(つまりWi(n))には、そ
れがコード行列のi番目の行、換言すると、ベクトル内でn個のチップを有する
セット内のi番目のPNコードを表わすと仮定する。明らかにi及びjは両方共
、1〜nの範囲内の整数である。これらのコードが多重レートCDMA動作のた
めに使用される場合、さまざまなレートのユーザーは図1aに例示されているよ
うに完全に相関されるか又は直交している。
【0020】 図1aでは、レートRc/nのn名のユーザー、レートRc/2nの2n名の
ユーザー又は混合レートでn〜2n名のユーザーをサポートする選択肢が存在す
ることがわかる。例えばユーザーがレートRc/nのコードW1(n)を利用す
る場合には、Rc/2nというレートのコードW1(2n)及びW2(2n)は使
用され得ない。これは、ユーザーがレートRc/nのコードW1(n)を利用し
ている状態でそれらの直交でないからである。その他のユーザーは、異なるデー
タレートにあろうとも全て互いに直交していることから、レートRc/2nのコ
ードW3(2n)及びW4(2n)を利用することができる。
【0021】 しかしながら、米国特許第5,751,761号に記載されているアプローチに
は、いくつかの問題点がある。まず第1に、ウォルシュコードが直接使用される
場合には、PNコードのスペクトル特性は非常に貧弱なものとなる。これは、式
(3)によって例示されるように、コードが非常に規則的なパターンで成り立っ
ているという事実に起因するものである。コードの中には完全に未拡散のものも
あれば、シンボルレートの1倍、2倍、4倍、8倍等々の周波数をもつ方形波で
拡散されているものもある。これらのユーザーは、妨害に対して非常に限定的な
耐性しかもたず、(そのレートに応じて)n又は2nの処理利得のPNコードで
拡散されることの恩恵を享受しなくなる。
【0022】 米国特許第5,751,761号においては、この問題を回避するために使用さ
れたアプローチは、コード行列にカバーコードを適用することである。こうして
、セット内の全てのコードが、チャネルシンボル処理利得よりもはるかに大きい
長さをもつ±1の値のチップの単一のランダム化ベクトルによって乗算されるこ
とになる。セット内の全てのコードが同じカバーコードによって乗算されるかぎ
り、セットの直交性は保持されるが、結果として得られたセットは、よりランダ
ムなものに見えるようにされる。
【0023】 しかしながら、行列に対してカバーコードを適用するときに発生する問題点は
、結果として得られたランダム化されたウォルシュコードが平衡化されていない
ということにある。このことはすなわち、任意のシンボル周期全体にわたって、
+1という値のチップと−1という値のチップの数は、結果として得られるPN
コードの大部分において互いに等しくないということを意味している。コードセ
ット内の平衡は、コードが信号の受信機内の任意のDCオフセットに対して直交
していることを暗に意味することから、非常に望ましい特性である。換言すると
、チップが受信機内で±1ミリボルトであるものの、逆拡散器の入力端の信号内
には2ミリボルトのDCオフセットが存在する場合には、逆拡散器は、+3及び
+1ミリボルトの値をもつ入力信号を±1の逆拡散コードに乗じる必要がある。
しかしながら、PNコードが1つのシンボル全体にわたり平衡化されている場合
には、DCオフセットは逆拡散プロセスに影響を及ぼさない。
【0024】 一般に、そして図1bを簡単に参照すると、米国特許第5,751,761号で
使用されているアプローチは、n>0であるかぎり、yのn番目の出力の値がy
という先行値から生成される再帰的方法である。換言すると、コード要素間の新
しい現行の関係を生成するために、過去の関係が使用される。 明らかにされてきたように、多重レートCDMAシステムにおいて使用するた
めのPNコードセットを生成するためにこのような再帰的技術を使用することの
結果として、問題が生じる可能性がある。
【0025】
【発明の目的及び利点】
本発明の第1の目的及び利点は、異なるデータレートで同時に運用する複数の
ユーザーがいるCDMA通信システムにおいて使用するためのPNコードを提供
するための改良された技術を提供することにある。 本発明のさらなる目的及び利点は、コードセットがよりランダムであるように
する試みにおいて、コード行列に対してカバーコードを適用する先行技術の再帰
的技術について固有の問題を回避することにある。
【0026】 本発明のもう1つの目的及び利点は、望まれるシンボルレートの全てにおいて
構成コードが平衡化されておりさらに構成コードが優れたスペクトル特性を示す
という望ましい特性を一連のPNコードセットが有している、多重レートシグナ
リングをサポートする一連の互いに直交するPNコードのセットを構築するため
の非再帰的技術を提供することにある。
【0027】 本発明のさらなる目的及び利点は、多重レート同期及び準同期CDMAシステ
ムにおいて有利に使用可能である一連の平衡化されたPNコードセットを構築す
るための非再帰的技術において、多重レート動作をサポートする平衡PNコード
セットを生成するため、複数の置換済み直交行列を変調するのに1つの置換済み
直交行列が利用される技術を提供することにある。
【0028】
【発明の概要】
上述の及びその他の課題は、本発明の実施態様に従った方法及び装置によって
克服され、これにより本発明の目的及び利点が実現される。 多重速度(レート)シグナリングをサポートする互いに直交する一連のPNコ
ードセットを構築するための方法が開示されている。この一連のPNコードセッ
トは、構成コードが望まれるシンボルレートの全てにおいて平衡化され、また、
優れたスペクトル特性を示す(データランダム化機能を提供する)という望まし
い特性をもつ。さらにこの一連のPNコードセットは、1つのセットのあらゆる
構成コードがその他のあらゆるセットのあらゆる構成コードとの関係においてお
およそランダムであるように見えることから、効率の良いマルチセル動作を可能
にする。これらの改善されたコードは、CDMAシステムの順方向チャネル(ポ
イントツーマルチポイント方向)において有利に使用可能であるが、逆方向リン
クが準同期CDMAを利用する場合には逆方向チャネルにおいても利用可能であ
る。
【0029】 多重レート同期及び準同期のCDMAシステムに使用可能である一連のPNコ
ードセットを構築するための非再帰的技術が開示されている。この構築技術は、
平衡化されたPNコードを生成し、さらに近隣の基地局の同期化を全く必要とし
ないという点において、従来の技術よりも優れている。この方法は、多重レート
動作をサポートするPNコードを生成するべく複数の置換済み直交行列を変調す
るのに1つの置換済み直交行列を利用するものとして特徴づけられる。さらに、
本発明の方法を用いて構築されたコードは、コード長nが適度に大きい場合、非
常に良好なスペクトル特性(適切に選択された場合)を有する。
【0030】 CDMA通信システムにおいて使用する平衡PNコードセットを構築するため
の非再帰的な方法が提供されている。該方法は、(a)G×G±1値をもつ行列
に対し条件付き置換を適用して変調行列M(G)を形成するステップ、及び(b
)変調行列M(G)を用い、M(G)の連続したスカラ要素によりR個の一意的
なn×n置換済みコードセット、C(1)(n)〜C(R)(n)を変調することによ
って、第1のセルのための1組の利用可能なPNコードを生成するステップを含
む。変調行列M(G)を用いるステップは、スカラー×行列乗数の演算を行うス
テップを含む。
【0031】 本発明の前述の及びその他の特徴は、添付図面と合わせて以下の発明の詳細な
説明を読むことにより一層明白になる。
【0032】
【詳細な説明】
良好なスペクトル特性を示し、また平衡化された相互に直交したPNコードを
提供することが望ましいことから、本書にその全体が参照として内含されている
レオン・ニーチポロヴィッチ、トーマス・ジアロレンツィ及びスティーブン・B
・パーキンス(Leon Nieczyporowicz、Thomas Giallorenzi and Steven B. Perk
ins)による「同期CDMAのためのPNコード選択」と題する1999年6月
9日付けで出願された前出の米国特許出願第09/328,546号の中に、n
×nの相互直交した行列を生成するための技術が記載された。
【0033】 図11、12、13及び14を参考にして、以下でより詳細に記載されている
この方法においては、標準的ウォルシュコードは、擬似ランダム再配列パターン
を用いて再配列される。換言すると、まず、要素wij(n)をもつコードセット
w(n)から出発し、次に新しいコードセット行列を得るためランダム様の方法
でw(n)の列を置換する。行を置換し行を反転させるという付加的なステップ
も、各々のCDMAチャネル上で相関されたデータを伝送するときに適度なピー
ク−平均出力比をもつという付加的な魅力的特性を有するコード行列を提供する
ために利用できる。
【0034】 本発明の教示に従うと、再配列されたコード行列は、w(n)のk番目の再配
列パターンを表わすためc(k)(n)と呼ばれ、ここでw(n)の行が置換され
、場合によっては反転され、かつ列が置換されてc(k)(n)を与えるという仮
定がなされている。記述された演算が、行列c(k)(n)の行が完全に平衡化さ
れているという事実を変更することはない。このことはすなわち、w(n)の全
ての+1ベクトルを再配列しても変更されることはないため、行のうちの1つが
常に全+1値(又は反転された場合には−1値)で構成されることになるという
ことを意味している。セットの全1PNコードc(k)(n)を捨て、完全に平衡
化され互いに直交しかつk番目の再配列パターンが良好なものである場合には優
れたベクトル特性を有するようなn−1個のPNコードを残すことも可能である
【0035】 最後に、非縮退ケースにおいては、直交行列c(k)(n)は、例えば上述の米
国特許第5,751,761号に記載されているようにw(n)をランダム化する
カバーコード方法を用いて生成することができない、ということは容易に立証可
能である。 レオン・ニーチポロヴィッチ、トーマス・ジアロレンツィ及びスティーブン・
B・パーキンス(Leon Nieczyporowicz、Thomas Giallorenzi and Steven B. Pe
rkins)による「同期CDMAのためのPNコード選択」と題する1999年6
月9日付けで出願された前出の米国特許出願第09/328,546号の中で開
示されているコード生成方法の付加的な利点は、nが大きい場合に、隣接するセ
ル内で使用するための数多くの全く異なる再配列パターンを見い出すことができ
るという点にある。例えば、固定された無線ローカルループ電話システムの例に
おいては、n=128で合計19個のC(k)(n)セットを利用することができ
、従ってk=1,2,…,19である。19セットの各々は、優れたスペクトル
特性をもち、またシフトされた又はシフトされていない相互相関特性が異なるセ
ット内のあらゆるコード対すなわち全てのk≠jについてc(k) x(128)及び
(j) y(128)の間で良好であること(ここで、j,k=1,2……19であ
り、x,y=1,2,…127でありc(k) 128(128)は全kについて長さ1
28の全+1ベクトルであるものと仮定されている)という理由で選択されてい
る。互いとの関係においてランダムに見えるものの、任意の1セットの中では完
全に直交している19の全く異なるコードセットを有することによって、19セ
ルコード再使用パターンを利用することが可能となっている。この19セルのコ
ード再使用パターンは、どの2つのセルも、セルラー格子内の互いの2つのセル
内で同じコードセットを使用していないことを保証する。セクター化された展開
においては、19セクタのコード再使用パターン又は望まれる場合には19セッ
トのサブセットを伴ういくつかのその他の再使用パターンを利用することができ
る。
【0036】 これとは反対に、米国特許第5,751,761号では、コード再使用特性は、
隣接する基地局を同期化し、全ての基地局に対しカバーコードの異なる位相を与
えることによって得られる。この方法は、非平衡PNコードの欠点をもつのみな
らず、基地局全てが、長いカバーコードのシフトを同期化するべく共通のクロッ
ク基準を得るのにGPS受信機を利用することをも必要とする。
【0037】 これとは対照的に、レオン・ニーチポロヴィッチ、トーマス・ジアロレンツィ
及びスティーブン・B・パーキンス(Leon Nieczyporowicz、Thomas Giallorenz
i and Steven B. Perkins)による「同期CDMAのためのPNコード選択」と
題する1999年6月9日付けで出願された前出の米国特許出願第09/328
,546号の教示に従って得られるコードは、隣接するセルの妨害がランダムに
見えるよう保証するのに基地局の同期化を必要としない。
【0038】 ここで、レオン・ニーチポロヴィッチ、トーマス・ジアロレンツィ及びスティ
ーブン・B・パーキンス(Leon Nieczyporowicz、Thomas Giallorenzi and Stev
en B. Perkins)による「同期CDMAのためのPNコード選択」と題する19
99年6月9日付けで提出された共通譲渡された米国特許出願第09/328,
546号の中に見られる教示の増強及び拡張、特に、同期及び準同期CDMAシ
ステムにおいて使用するのに適切な可変レートPNコードを生成するための非再
帰的な方法について論述する。この新規な構築方法については、それが上述の先
行技術のアプローチに対しいくつかの利点を有するものであることも示されるこ
とになる。
【0039】 以下で開示するのは、良好なスペクトル特性を有し、平衡化され、マルチセル
動作を可能にする多重レート同期及び準同期CDMAシステムのためのPNコー
ドを生成するための新しい構築技術である。この方法は、1999年6月9日付
けで出願された前述の共通譲渡された米国特許出願第09/328,546号の
中に開示されたコードの非再帰的拡張であることが示されている。実際、ウォル
シュ行列の列を再配列又は置換する方法は、上述の共通譲渡の米国特許出願に記
載された複数の再配列された行列を変調するために1つの再配列された行列を使
用することによって拡張される。
【0040】 表記法システムについては以上で定義されており、ここでこれを用いて本発明
に従ったPNコードセット生成の新規な方法を説明することにする。記憶を喚起
しておくと、C(k)(n)は、k番目の置換パターンに従って行と列を置換し、
結果として得られた行列の行のいくつかを反転させることによってw(n)から
生成されたk番目のコード行列であるものとして定義された。また、C(k) ij
n)は、コード行列C(k)(n)のi番目の行の中のj番目の±1の値をもつチ
ップとして定義された。ここで、これらが、適度なスペクトル特性及び異なるセ
ットの要素間の相互相関特性を結果としてもたらすk個の再使用可能な置換パタ
ーンが存在し、従ってk=1、2、…、Kであると仮定する。さらに、マルチセ
ル展開においてQというコードセットの再使用を得ることができるように、Q=
K/Rの全く異なる多重レートコードセットを生成したいものと仮定する。さら
に、Kは、Rが一つの整数となるようにQの整数倍数であると仮定する。この場
合、こうして、全てのセル又はセクターに唯一のセットC(k)(n)を使用させ
る代りに、全てのセル又はセクターがKのRを使用できるようにすることが可能
となる。コードベクトルC(k) x(n)及びC(j) y(n)は、k≠jである場合直
交しないことから(ここでj,k=1,2,…,K及びx,y=1,2,…,n
−1、かつC(k) n(n)は全てのkについて長さnの全+1ベクトルであると仮
定される)、同時にセットk及びセットjからのコードを使用ししかもセル内ユ
ーザーを直交状態に保ち続けることはできない。その結果、本発明の教示に従っ
たコードセット構築方法は、あらゆる特定のセル又はセクターに割当てられたコ
ードセットのラウンドロビンサイクリングに基づくものとみなすことができる。
【0041】 図2に示される例を考慮してみる。この図においては、R=3及びK=21で
あることが仮定されている。このことはすなわち、7というコード再使用パター
ンで使用可能なQ=7の一意的コードパターンが存在することを意味している。
図2は、セル2においてラウンドロビン式でコードセット4、5及び6が使用さ
れる一方で、第1のセルでコードセット1、2及び3がいかにして同じ方式で使
用されるかを例示している。再配列されたさまざまなセットの相互相関特性が設
計上良好であることから、1つの基地局及びもう1つの基地局のシンボルの相対
的位相オフセットは無関係であり、米国特許第5,751,761号で開示された
先行技術の中で必要とされている基地局対基地局の同期化は不必要となっている
【0042】 ここで、同じレート及び異なるレートでユーザーの直交性を維持する一方で、
ラウンドロビンコードセットにいかにして複数のデータレートを同時にサポート
させることができるかについて論述する。 この論述を容易にするため、新しい表記法を以下のように定義する。RSH=R
c/nとしてRSHを、システムが使用すべき最高のシンボル速度(レート)とす
る。次に、システムが使用すべき最低の望ましいシンボルレートをRSLと表記す
るものとする。ここでG=2g=RSH/RSLであり、これはすなわち最高レート
対最低レートの比率がGで表わされる2の累乗でつまり2gであることを意味し
ている。このことは、RSL=Rc/Gn=Rc/2gnであることを示唆してい
る。
【0043】 次に、その要素が同一サイズのウォルシュ行列の列の条件付き置換によって得
られる±1値であるようなG×Gの変調行列を、M(G)とする。 図3は、サイズGのウォルシュ行列を伴う出発点及びいくつかの置換のみが許
されるという制約条件下でM(G)を形成するためのウォルシュ行列の置換を例
示している。許容可能な置換の第1のセットは、対内の隣接する列を置換するこ
とである(すなわち、例えば列1及び2、3及び4、5及び6、7及び8を互い
に置換することができるか、2及び3、4及び5、6及び7は置換され得ないこ
とを意味する)。許される次の置換セットは、4つの列(クアッドと称する)の
グループ内の隣接する列対を置換することである。このことはすなわち、例えば
許される置換の第2のセットの中で、列1及び2を列3及び4と交換できるもの
の5及び6又は7及び8とは交換できないことを暗に意味する。許容された置換
の次のセットにおいては、4つの列のグループを隣接する4つの列のグループと
スワップすることができる。例えば、列1、2、3及び4は、1つのグループと
して列5、6、7及び8とスワップすることができる。G>8である場合には、
このプロセスは、最終段まで拡張させることができ、ここでw(G)の最初のG
/2本の列はw(G)の2番目のG/2本の列と置換することができてもできな
くてもよい。
【0044】 置換は、対内の列、次にクアッド内の列対、そして次に列オクタル内の列クア
ッド、又は例えばクアッド内の列対、それに続いて対内の列、その次にオクタル
内の列クアッド等々といったようなあらゆる順序で行なうことができる。このプ
ロセスは、16、又は32又は64列をもつものといったようなより大きい行列
まで拡張することができる。ゼロから上述の制約条件内で考えられる全ての置換
に至るまで、あらゆる数の置換を行なうことができる。
【0045】 図4a及び4bを参照すると、次に、スカラー変調器1内に見られるスカラー
×行列乗数4を用いて、シフトレジスタ3内に記憶されたM(G)のさまざまな
要素で、シフトレジスタ2内に記憶されたR個の一意的なn×n置換済みコード
セットC(1)(n)〜C(R)(n)を変調することによって第1のセルのための利
用可能なPNコードのセットを生成するために、変調行列M(G)が使用されて
いる。
【0046】 図4a及び4bでは、セル#1に割当てられたn×n個の置換済みコードセッ
トのシーケンスがM(G)のG個の行により変調されることがわかる。図4bで
は、各々の行列C(k)(n),k=1,2…,R,は、j番目のスカラー変調器
1の中のMj(G)行の単一の±1要素で乗じられている。M(G)は、G×G
行列であり、変調シーケンスはG個のクロックに1回ずつ反復されること、そし
て入力行列のシーケンスは全てのR個の行列を反復する(そして行列入力1つに
つき1つのクロック遷移が存在する)ことから、これはRG行列毎又はRGnチ
ップ毎に一回ずつ反復する全体的シーケンスを形成することになる。こうして、
i番目の変調された行列シーケンスの出力は、以下のとおりとなる。
【0047】
【数7】
【0048】 なお式中、D(1) iは、M(G)のi番目の変調シーケンスに対応するn個のPN
コードの1サイクルを含むn×RGn行列である。j mod Rという表記は、
Rでのj−1の除算の後の剰余プラス1、すなわち剰余((j−1)/R)+1
=J mod Rを意味している。ここで表記上の単純さを期して、以上では、正
方行列でないという理由から1つの引き数を伴うD行列のサイズは例示されてい
ないということに留意されたい。全体的に見て、全M(G)変調行列は、以下の
行列を生成するために使用される。
【0049】
【数8】
【0050】 ここでD(1)は、セル#1内で使用するため長さRGnのチップをもつGn個の
PNコードを含む要素D1 1…、D1 i…D1 GをもつGn×RGnの行列である。こ
のようにして、置換済みPNコードC(R+1)(n)、C(R+2)(n)、…、C(2R) (n)を用いてセル#2のためにもう1つのGn×RGn行列D(2)を生成する
ことができるようになる。例えば、セル#2内では、D(2)を生成するのに同じ
変調行列M(G)を使用することができるが、一般には全ての各セル内で一意的
M(G)行列を使用することが可能である。同様にして、全く異なるコードセッ
トをもつセルの全てのQについて、i=1,2,3…QとしてコードセットD(i ) を生成するためにM(G)を使用することができるが、それが必要であるわけ
ではない。
【0051】 以上の表記法は幾分か複雑なものであることから、以下の2つの比較的単純な
例に従って本発明の教示についてさらに説明することが一助となるかもしれない
。 例1: まず第1に、R=3であり、従って、各セルに割当てられた3つの一意的な置
換済みのn×nウォルシュ行列が存在すると仮定する。議論をセル#1に特定的
に制限すると、問題の置換済み行列はC(1)(n)、C(2)(n)及びC(3)(n
)である。次に、CDMAシステムが動作できるデータレートは2つしかない、
つまりレートRSH=Rc/n及びレートRSL=Rc/2nであると仮定する。こ
うして、この例では、G=2及びg=1である。この単純なケースでは、変調行
列M(G)は、2×2の行列のみであることが必要である。w(2)の最初の(
そして唯一の)2つの列を置換することにより変調行列M(2)が生成されると
仮定する。
【0052】
【数9】
【0053】 次に、この場合2n×6n行列であるセル#1のためのD(1)を生成するため
、置換済みの変調行列が使用され、
【0054】
【数10】
【0055】 この行列は、レートRSH=Rc/n及びRSL=Rc/2nで使用可能なコードを
表わす。このことは図5に例示されている。 D(1)は2n×6nであることから、このことはすなわち、理論的に、レート
SL=Rc/2nで使用可能な2n個のコードが存在することを意味している。
コードセットC(1)(n)、C(2)(n)、C(3)(n)は平衡コードセットであ
ることから、D(1)内の全てのコードが平衡化されることになる。その上、D(1) がレートRc/2nで2n個の互いに直交する行を有することを示すのはむずか
しいことではない。ベクトルC(1) n(n)、C(2) n(n)及びC(3) n(n)は、
全+1要素を伴う1×n個のベクトルであることから、D(1)のn番目の行すな
わちD(1) nは、全+1値をもつ1×6nベクトルであり、したがってその貧弱な
平衡及び貧弱なスペクトル特性のために使用すべきものでないということになる
。さらに、D(1) 2nは、それぞれn“+1”の値が後続するn個の「−1」値の
3つのグループをもつ1×6nのベクトルである。このベクトルも、貧弱なスペ
クトル特性をもち、したがって使用すべきではない。D(1)の残りの2n−2の
行は互いに直交し、完全な平衡をもち、非常に良好なスペクトル特性をもつ。
【0056】 RSH=Rc/nのユーザーをサポートすることを望む場合、上述のようにn番
目の行が貧弱なスペクトル特性を有し、後続するn本の行がそのレートではnチ
ップブロック全体にわたり最初のn本の行のうちの少なくとも1つと完全に相関
されるか又は反相関されることから、D(1)の最初のn−1本の行を割当てるこ
とのみが可能である。こうして、半分のレートでサポート可能なユーザーの数の
半分であるn−1名のレートRshのユーザーをサポートすることができる。この
ことは、この技術が、その他のアプローチが行なうように、システム内のユーザ
ーのレートとは独立して、システムについての統合スループットの保存を提供す
るという事実を強調している。高レートユーザーは、低レートユーザーと比べて
より多くの統合システム容量を得る。
【0057】 例2: 本発明の教示をここで、さらに複雑な第2の例に従ってさらに説明する。ここ
でもまた、R=3であり、セル#1内で使用されるべきコードが対象となってい
ると仮定する。この例では、RSL=Rc/4nであり、そのためG=4及びg=
2となるということも仮定する。M(4)を生成するためには、w(4)の列3
及び4が、スワップつまり交換され、次に列対1及び2が列対4及び3とスワッ
プされて以下のものを生成すると仮定する。
【0058】
【数11】
【0059】 この行列は次に、セル#1の置換済み行列のシーケンスを変調するために使用
することができる。ここでGが非常に小さい場合、再配列行列M(G)がさほど
ランダムに見えないことに留意されたい。ただし、G>4については、M(G)
のランダム性は著しく改善される。R=3及びG=4であるため、図6aの式1
0に示されているように、D(1)は4n×12nとなる。
【0060】 図6aに示されている行列は、図6bに例示されているように、レートRSH
Rc/n、RS=Rc/2n及びRSL=Rc/4nで使用できるコードを表わす
。 図6bでは、第1のラインは、Rc/nというレートでコードが使用されるべ
きである場合には、n−1個の利用可能なコード(C(k) n(n)に基づくコード
が削除されるものと仮定する)、すなわちM1(4)により変調されたコードが
存在するという事実を例示している。Rc/2nのレートでは、2n−2の利用
可能なコード、すなわちM1(4)及びM2(4)に基づくコードが存在する。こ
こでもまた、C(k) n(n)に基づく2つのコードは、例1にあるように削除され
る。最後に、Rc/4nのレートでは、利用可能なコードは4n−4個存在する
。このレートでは、M(4)の全ての行に基づくコードが利用される。
【0061】 この例2に示されているシステムは、ユーザーのレートとは独立して、1秒あ
たりRc(n−1)/n個のシンボルをサポートすることができる。これはRc
/nでn−1名のユーザー、Rc/4nで4n−4名のユーザー又はその間のレ
ートの幾分かの混合に匹敵すると考えられる。 コードを割当てするためには、完全に相関されるか又は反相関されたコード対
が同時に2人のユーザーに割当てられないことを保証するためさまざまなレート
において一定の注意が払われるべきであるということに留意されたい。RSH=R
c/nのユーザーをサポートしたい場合には、上述のようにn番目の行が貧弱な
スペクトル特性を有し、後続するn本の行がそのレートではnチップブロック全
体にわたり最初のn本の行のうちの少なくとも1つと完全に相関されるか又は反
相関されることから、D(1)の最初のn−1本の行を割当てることのみが可能で
ある。レートRc/2nでは、D(1)の最初の2nの行の2n−2等々を割当て
ることができる。1≦j≦n−1としてレートRc/nでコードD(1) jを活動状
態にしたい場合には、それらはRc/nのレートで完全に相関されているか又は
反相関されているかのいずれかであるため、コードD(1) j+n及びD(1) j+2n及び
(1) j+3nを割当てることができない。反対に、Rc/2nのレートでコードD( 1) j を使用したい場合には、Rc/2nのレートでD(1) jに直交していることか
らD(1) j+nを使用することもできる。しかしながら、この場合、D(1) j+2n及び
(1) j+3nはRc/2nのレートで完全に相関されているか又は反相関されてい
るため、これらも使用することはできない。Rc/2nのレートでコードD(1) j +n を使用するのではなくRc/4nのレートでそれを使用したい場合には、D(1 ) j+n 及びD(1) j+3nの両方をRc/4nで使用することができる。同様にして、
(1) jがRc/4nより高い任意のレートで使用されない場合には、D(1) j及び
(1) j+2は両方共、たとえD(1) j+n又はD(1) j+3nがRc/2nで活動状態にあ
るにせよ、それらが直交しているために、Rc/4nでの使用のために利用可能
である。
【0062】 留意すべき1つの重要な点は、D(k)がいずれにせよそれ自体の1関数ではな
いことから、本発明に従って記述されたコード構築技術は、非再帰的である。換
言すると、上述のコードセット構築技術を用いると、いくつかのサイズのコード
セットについての知識は、より大きいサイズの互いに直交するセットを生成する
のに充分なものでない。その代り、より大きいコードセットを構築するためには
新しいM(2G)行列を生成し2G×2Gの行列に適した方法でこれを再度置換
することが必要となる。
【0063】 さらに、米国特許第5,751,761号中の例によって記載されたとおりの、
もう1つのPNコードを用いた直交コードセットの変調は、この先行技術におい
ては全てのコードが同じPNカバーコードによって変調されていることから、本
発明に従った技術とは全く異なるものである。対照的に、本発明の教示に従った
コードセット構築技術においては、全ての直交コードに使用される単一のカバー
コードが存在するわけではない。その代り、M(G)の行のGのうちの1つが、
最低レートでC(k)(n)シーケンス内のコードの各々に対して使用され、コー
ドはC(k)(n)のシーケンスだけによって一意的に決定されない。一意的コー
ドを提供するのは、C(k)(n)のシーケンスとM(G)の行の積だけである。
さらに、M(G)シーケンスは、従来のカバーコードの方法の場合とちがって、
nチップ毎に1回だけ反復する。
【0064】 例1(再考): 例1では、コードは、セル#1についてR=3及びG=2をサポートするべく
構築された。ここでいかなる基地局同期化も必要とされることなくこれらのコー
ドをマルチセル環境において使用することができるという事実を強調するため、
セル#1に対するセル#2からの妨害の効果についてここで考慮する。図7では
、セル#1と#2のコードの間の1つの考えられるタイミング関係が例示されて
いる(時間シフトに留意)。
【0065】 下にある再配列された行列、C(k)(n)は全て一意的に置換され、任意のオ
フセットに対するランダムコードに類似した相互相関をもつように設計されてい
ることから、結果として得られたコードD(1)及びD(2)の任意のシフトについて
、得られるものはランダム様の妨害であるということになる。換言すると、この
一連のコードセットは、1つのセットの任意の構成コードがその他の任意のセッ
トの任意の構成コードとの関係においておよそランダムであるように見えること
から、効率の良いマルチセル動作を可能にする。こうして、本発明の教示を使用
すると、セットD(k),k=1,2…,Qを用いて基地局を時間同期化する必要
がないという望ましい特性が達成される。さらに、R=3、Q=7及びK=21
である場合には、このコードスキームは、7つの一意的コードセットをサポート
することになるということがわかり、そのうちの最初の2つが図7に示されてい
る。
【0066】 多重レートCDMAシステムのための直交コードセットを生成するための現在
好まれている方法について記載してきたが、ここでいくつかの実現上の考慮事項
について論述する。 以上説明したとおりにコードを生成する方法は、一見してむしろ複雑であると
思われるかもしれないコードを生成する。これとは対照的に、加入者ユニット又
はユーザー端末内に適切なコードセットを記憶する比較的簡単でコンパクトな方
法が存在するという点を指摘しておくべきである。図8は、加入者ユニットのた
めのPNコード発生器20の1つの適切な実施態様を例示している。
【0067】 図8は、PNコード発生器20が、1つ又は2つのROMの形で実現された2
つのメモリ22及び22、又はより特定的には不揮発性ランダムアクセスメモリ
(RAM)を内含し、これによりコード行列が必要とあらばフィールド内で変更
され得るようになっていることを示している。これら2つのメモリ22及び24
は、それぞれ「C」ROM又はRAM及び「M」ROM又はRAMと呼ばれてい
る。問題の加入者ユニットがセル#q(なおq=1,2,…Q)内に常駐してい
る場合、置換済みセットシーケンス、C(k)(n)(なおk=(q−1)R+1
,(q−1)R+2,…,(q−1)R+R)は、「C」メモリ22内に記憶さ
れ、こうしてこのメモリは、n×Rnビットのサイズをもつ。M(G)行列はG
×Gビットの「M」メモリ24内に記憶される。このとき使用されるべき実際の
コードすなわち「C」メモリ22内のどの行を読むべきか及び「M」メモリ24
のどの行を読むべきかは、アドレスロジック(Address Logic)ブロック28を
介してマイクロプロセッサ26によって指令される。ALブロック28は次に全
てのユーザーのPNコードが正しい位相をもつことを保証するべくチップクロッ
ク30によって刻時され、フレーム/バーストクロック32によってリセットさ
れる2つの内部計数器を使用する。ALブロック28は、それ以前にマイクロプ
ロセッサ26によって指令されていた「C」メモリ22のRnビットの行を横断
して連続したチップ場所をアドレス指定する。nビットのチップ計数器がロール
オーバする毎に、これは、「M」メモリ24の適切な行の現行ビットを選択する
のに使用されるGビット計数器を刻時する。このようにして、「M」メモリ24
は、n個の連続するチップについて同じビットを出力し、その後反復する。状態
マシン全体は、合成されたコードの繰返し長を表わすRGnチップクロック周期
毎にロールオーバーする。特定のシステムのフレーム又はバーストの長さはRG
nチップ周期の整数の数に対応しない可能性があることから、状態マシンは、フ
レーム又はバースト毎にゼロ位相にリセットされることになる。こうして、同期
又は準同期CDMAシステムにおいてはユーザーがフレーム/バースト同期的と
なり、また、全てのユーザーについてのPNコードシーケンスはフレーム/バー
スト毎にリセットすることになるため、ユーザーは、何らかの理由で自らのチッ
プクロックサイクルがスリップした場合に迅速に再同期化することになるという
望ましい特徴が提供される。
【0068】 図8に仮定された2進算術に関しては、メモリ22及び24内に記憶された値
が2進値0及び1を有することが指摘される。これらのビットは、各々のチップ
周期内で0又は1のチップ値、換言すると、望まれるPNコードを生成するため
ゲート34と排他的論理和される。後続する変調段においては、0及び1の値を
もつチップが変調プロセス中に−1及び+1の値のチップに再マッピングされる
ということが仮定されている。このようにして、排他的論理和ゲート34は、図
4aにおいて以前に記載したスカラ×行列乗算関数4を提供し、「C」メモリ2
2が図4aのシフトレジスタ2に対応し、「M」メモリ24が図4aのシフトレ
ジスタ3に対応することがわかる。
【0069】 図9は、本発明を実施するのに適した固定無線システム(FWS)10を例示
している。具体的に言うと、FWS10は、エアリンク全体にわたり直接拡散ス
ペクトルベースのCDMA技術を利用して加入者に対してローカルアクセスを提
供し、非常に高品質で信頼度の高いサービスを提供する。FWS10は、本明細
書でユーザー又は加入者ユニット(SU)14と呼ばれている複数のトランシー
バユニットのため、無線ベースユニット(RBU)12とも呼ばれる基地局から
の順方向リンク(FL)伝送が時間整列されたシンボル及びチップであり、かつ
SU14が、FL伝送を受信しそのうち1つの伝送を同期化するように動作する
、同期CDMA(S−CDMA)通信システムである。各々のSU14はまた、
RBU12に対して逆方向リンク(RL)上で信号を伝送して、RBU12に対
するその伝送のタイミングを同期化し一般に双方向通信も実施する。FWS10
は、RBU12とSU14の間で多重レート音声及び/又はデータを送る通信シ
ステムを実現する上で使用するのに適している。以上で明らかにされたとおり、
本発明に従って直交PNコードセットを利用する時、RBU12が互いに同期化
されていることは必要ではない。
【0070】 RBU12は、図1に示されていない複数のユーザー信号(USER_1〜U
SER_n)及び連続的に伝送されている同期的サイドチャネル(SIDE_C
HAN)信号を生成するための回路、を含む。これらの信号の各々は、それぞれ
のPN拡散コードが割当てられ、アンテナ12bをもつ送信機12aに適用され
る前にそれを用いて変調される。FL上で伝送された時、伝送は、位相直交変調
され、SU14は、そこから同期(I)及び直角位相(Q)成分を導出するため
の適切な位相復調器を含むものと仮定されている。RBU12は、複数の周波数
チャネルを伝送する能力をもつ。例えば各周波数チャネルは、最高128のコー
ドチャネルを含み、2GHz〜3GHzの範囲内の中心周波数をもつ。
【0071】 RBU12は、サイドチャネル受信機12dに結合された出力端をもつ受信機
12cも含む。サイドチャネル受信機12dは入力として、受信機12cからの
拡散信号、基準化因子(スケールファクタ)信号、及びサイドチャネル逆拡散p
nコードを受信する。これらの後者の2つの信号は、RBUプロセッサ又はコン
トローラ12eを源としている。スケールファクタ信号は固定されていてもよい
し又は逆方向チャネル上で伝送しているSU14の数の関数として適合性あるも
のにされてもよい。サイドチャネル受信機12dは、SU14の1つからの伝送
の検出を表示するためRBUコントローラ12eに対し検出/不検出信号を出力
し、また、パワー推定値χをも出力する。システムパラメータ及びSUタイミン
グ位相情報及びパワー推定値といったその他の情報を記憶するため、RBUコン
トローラ12eに対して読取り/書込みメモリ(MEM)12fが双方向に結合
されている。
【0072】 ネットワークインタフェースユニット(NIU)13が、局所公衆網での使用
に適したアナログ又はデジタル中継線を通して、公衆交換電話回線網(PSTN
)13aといったような公衆網にRBU12を接続する。RBU12は、E1中
継線を用いてNIU13に、また同軸ケーブルを用いてそのマスターアンテナ1
2bに接続している。SU14は、上述したような無線インタフェースを介して
、RBU12と通信する。
【0073】 例示された実施態様においては、SU−RBUエアリンクは、91MHz又は
119MHzのいずれかの帯域幅だけ離隔された別々の2.72MHz(保護帯
域を含め3.5MHz)チャネルを各方向に提供している。公称動作スペクトル
は、2.1〜2.3GHz又は2.5〜2.7GHzである。ただし、システムは、
送信及び受信周波数の間の離隔及びスペクトルマスクがITU283.5仕様に
あるとおりに維持されることを条件として、周波数が1.8〜5GHzまで変化
できるような形で設計されている。ITU283.5仕様によると、図10に示
されているように、合計96の周波数対が許容されている。例えば、RBU12
は、3’の周波数帯域で送信し周波数帯域3で受信することができ、SU14は
周波数帯域3で送信し、周波数帯域3’で受信する。
【0074】 レオン・ニーチポロヴィッチ、トーマス・ジアロレンツィ及びスティーブン・
B・パーキンス(Leon Nieczyporowicz、Thomas Giallorenzi and Steven B. Pe
rkins)による「同期CDMAのためのPNコード選択」と題する1999年6
月9日付けで出願された前出の共通譲渡された米国特許出願第09/328,5
46号の中に記載された発明の教示に従うと、ウォルシュコードセットのスペク
トル特性は、ウォルシュコードセット行列の列を再配列することによって改善さ
れる。
【0075】 ウォルシュコードセット行列においては(再配列されたかスクランブルされた
かにかかわらず)、1つの列は全1である。同期CDMAシステムの正規の動作
においては、いくつかの相関されたデータが発生しうる(例えば同期化パターン
、音声符号器からの特定の無音パターンなど)。この問題を克服するため、ウォ
ルシュ行列の行のいくつかを反転させることができる。こうして、非線形障害(
すなわちクリッピング)の存在下で問題をひき起こす可能性のあるコンポジット
信号内の大きい相関ピークという結果を全1列がもたらすことがなくなる。
【0076】 再配列ウォルシュセット内で、コードは異なる自己相関及び相互相関特性をも
つ。同期CDMAシステムにおいては、システムにとって新規のユーザー又は同
期化を喪失したユーザーを同期化するための非同期チャネル(例えばサイドチャ
ネル)が存在してもよいし、或いは非同期として動作するか又は非同期になる適
度な確率をもついくかのチャネルが存在してもよい。これを補償するためには、
全てのタイミングオフセットにわたり良好な自己相関及び相互相関特性をもつ一
定数のコードワードをセット内に含むウォルシュコードセット(再配列されてい
るかスクランブルされているかに関わらず)を生成することが望ましい。
【0077】 1つの重要な特徴は、ウォルシュコードセットを単にスクランブルすることに
対して、ウォルシュコードセットを再配列することにある。前述のとおり、ウォ
ルシュコードセットのスクランブリングは、ウォルシュコードと同じ長さ又はよ
り大きい長さのもう1つのPNコード(例えば上述のカバーコード)を生成し、
その後カバーコードでウォルシュセット内の各コードを排他的論理和演算(XO
R)することによって通常達成される。
【0078】 しかしながら、以上で言及した共通譲渡された特許出願の教示に従うと、ウォ
ルシュコードセットの再配列は、ウォルシュコードセット行列の列を交換すると
同時に場合によっては相関されたコードに起因する劣化を回避するべくコードワ
ードセット内のコードワードのうち1つ以上のものを反転させることによって達
成される。
【0079】 再配列動作を通して、ウォルシュコードセットの平衡化された特性は維持され
、+1の数は各コードワード(全1コードワードを除く)内の−1(又は0)の
数に等しい。コードワードのいくつかを反転させることにより、相関されたデー
タに起因するあらゆる劣化が低減される。また、非同期ユーザーを許容すること
により、システムはより頑強になり、かつさらに大きい柔軟性が達成される。
【0080】 図11aは、アダマール行列の例(−1を0として処理する)を例示している
。再配列されたアダマールコードは、アダマール行列の列を再配列することによ
って構築される。例えば、図11aのアダマール行列(H)は、図11bに示さ
れている再配列コード(RC)を用いて再配列され、結果として得られた再配列
されたアダマール(RH)コード行列は図11cに示されている。第3の列は第
1列の位置まで移動されており、列1及び列2が1列位置だけ右方へシフトされ
ていることに留意されたい。
【0081】 この場合、再配列されたアダマールは、コードが再番号づけされた状態で時間
シフトアダマールとなる。しかしながら、オーダ8以上のアダマールについては
、再配列は完全に異なるコードセットを生成する。再配列コードを生成するため
に、コードの最後に128を置くことによってmシーケンス発生器の状態を延長
することができる。ランダムに生成された再配列コードを利用することもできる
。例えば、図14は、XOR関数20を通してフィードバックをもつシフトレジ
スタ18まで再配列パターン又はコード16aを出力する乱数発生器16のブロ
ック図を示している。
【0082】 図11cを検討すると、再配列されたアダマールコードを使用することがもつ
1つの重要な利点は、全1コードを除くコードの全てが完全に平衡化されている
ことにあるということが直ちにわかる。 CDMAシステム内の伝送された全ての信号を拡散させる必要がある場合には
、全1コードワードを捨てなくてはならないことは明白である。こうして使用可
能なコードの数は1つ減る。しかしながら上述したとおり、コンポジット信号内
の大きなピークを全1の列が結果としてもたらすことを防ぐため、一部の行を反
転させることができる。
【0083】 再配列コードは、図14に示されているような任意のランダム又は擬似ランダ
ムシーケンス発生器を用いて生成可能である。例えば、1〜Nまで(ここでNは
ウォルシュコード以下の長さである)のランダムシーケンスが生成される。この
とき、ウォルシュコードの各々の列は、図12に示されているような再配列パタ
ーン又はコードシーケンス内のその場所に応じて再配列される。
【0084】 同様に、(ウォルシュコードの)列1を3へ、2を5へ等々といったように移
動させることにより再配列を行なうこともできることに留意されたい。しかしな
がら、図12に示された列を入念に検討したならば、再配列されたコードが当初
のウォルシュコードの時間シフトバージョンでないことが明らかになることだろ
う。
【0085】 結果として得られたコードセットは単にもとのウォルシュコードセットに対し
カバーコードを適用するだけでは達成できないということを指摘しておくことが
重要である。これは、全1コードワードを達成する唯一の方法は、ウォルシュセ
ットの1つのコードをカバーコードとして使用することであり、ウォルシュセッ
トのうちの1つのコードをカバーコードとして用いることは単にコードワードを
再番号付けするにすぎないからである。
【0086】 コードワードを反転させる場合の重要な最終目的は、相関されたデータを伝送
するときのピーク信号レベルを低減させることにある。図13を参照すると、コ
ードワードを反転させるためには、反転パターンがまず定義される。次に反転パ
ターンは、反転パターン内のその対応する要素により行内の各要素を乗算するこ
とによって適用される。こうして、再配列されたコードセット内の行1は、反転
パターン内の行1によって乗算される、等々ということになる。
【0087】 システム10内のチャネルの全てが同じデータ(例えばフレームの始めの同期
(sync)パターン)を伝送している可能性のある場合には、結果として得られる
波形は、そのコードセットの各列の合計である。再配列されたコードセットにつ
いては、全てのユーザーがそのデータについて1を伝送していると仮定され、従
って、伝送される波形がtx_waveform_reordered_code=[00008000
]であることを見極めるため各々の列を合計することができる。
【0088】 次に、反転を伴って、再配列されたコードセットについて同じ条件を検討する
と、結果は以下のとおりである; tx_waveform_reordered_code_w_inversion=[22−622222] ここで、反転コード例を最適化するための試みは全く行なわれなかったが、伝
送された信号のピークは8から6まで低減される(絶対値のみが対象となってい
る)という点に留意されたい。このケースはわずかな改善しかもたらさないと思
われるが、サイズ128のコードセットで動作するときピークは128から約7
5まで低減され得る。こうして有利にも、相関データを用いたクリッピングのな
い動作が可能となる。
【0089】 本発明に従うと、図9のRBU12又はその他の一部のプロセッサは、図11
a〜11c、12及び13に示されているように再配列された(かつ場合によっ
ては反転された)コードを生成し、次に以上で詳述されているようにこれを置換
済み行列M(G)で変調又は乗算し、こうして多重レートFWL CDMAシス
テム10で使用するための直交PNコードセットを生成する能力ももつ。
【0090】 本発明は、その好ましい実施態様に関して特に示され記載されてきたが、当業
者であれば、本発明の範囲及び思想から逸脱することなく形態及び詳細の変更を
加えることも可能であることが理解できるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1a】 レートRc/n及びRc/2nで使用されたさまざまなウォルシュコードの従
来のタイミング図を描いた図である。
【図1b】 再帰的関数発生器を描いた、先行技術のウォルシュコードセット生成技術を説
明する上で有用な単純なブロック図である。
【図2】 R=3と仮定した、レートRc/nで使用されたさまざまなセル#1及びセル
#2のウォルシュコードのタイミング図を例示している。
【図3】 G=8であり、かつ表記W1;8j(8)がW(8)のj番目の列を表わすものと
して、行1:8と列jの要素を含むことによりM(G)を得るためウォルシュ行
列の許容可能な置換を例示する図である。
【図4a】 セル#1のための置換済み行列のシーケンスについて作用するj番目のスカラ
ー変調器の詳細を描いた図である。
【図4b】 変調行列M(G)のG行を用いて置換済みセル#1のn×nのコードセットの
シーケンスを変調することによるセル#1のためのコードの生成手順を例示する
図である。
【図5】 第1の例(例1)によって記述されたケースについてセル#1内で使用するた
めのコードシーケンスを示す図である。
【図6a】 第2の例(例2)に従った、セル#1のための置換済み行列のシーケンスを変
調するのに使用される行列を説明する上で有用な式10を記述する図である。
【図6b】 第2の例によって記述されたケースについてセル#1内で使用するためのコー
ドシーケンスを示す図であり、ここで囲みは、さまざまなデータレートでの意図
されたシンボル境界を明確に示している。
【図7】 R=3、G=2及び最初の例で利用され、M(2)行列を仮定した、レートR
c/n及びRc/2nで使用されるさまざまなセル#1及びセル#2ウォルシュ
コードのタイミング図を例示している。
【図8】 PNコード生成回路のブロック図である。
【図9】 本発明の一実施例に従った同期拡散スペクトルCDMA固定無線通信システム
の単純化されたブロック図である。
【図10】 図9のシステムの周波数割当て図である。
【図11a】 アダマール(H)行列の例を示す図である。
【図11b】 再配列コード(RC)を示す図である。
【図11c】 レオン・ニーチポロヴィッチ、トーマス・ジアロレンツィ及びスティーブン・
B・パーキンス(Leon Nieczyporowicz、Thomas Giallorenzi and Steven B. Pe
rkins)による「同期CDMAのためのPNコード選択」と題する1999年6
月9日付けで出願された前出の共通譲渡の米国特許出願第09/328,546
号の中に記載されている発明に従った再配列アダマール(RH)コード行列を示
す。
【図12】 「同期CDMAのためのPNコード選択」と題する1999年6月9日付けで
出願された前出の共通譲渡された米国特許出願第09/328,546号に記載
されている発明に従った、8×8のウォルシュコード行列、再配列コード例及び
結果として得られた再配列されたウォルシュコード行列を示す。
【図13】 本発明による、図12の再配列されたウォルシュコード行列に対する適用のた
めの反転パターン例、及びその結果得られた反転され再配列されたウォルシュコ
ード行列を示す。
【図14】 PNコードを再配列するための再配列パターン又はコード発生器及びシフトレ
ジスタの単純化されたブロック図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 09/329,473 (32)優先日 平成11年6月10日(1999.6.10) (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB ,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,GE,G H,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 バターフィールド リー エイ. アメリカ合衆国 ユタ州 84088 ウェス トジョーダン ウェストグリーンエーカー ドライブ 3093 (72)発明者 レイルストン ウィリアム ティー. アメリカ合衆国 ユタ州 84065 リバー トン サウスマジェスティックオークスレ ーン 14588 (72)発明者 ニーチポロヴィッチ レオン エル. アメリカ合衆国 ユタ州 84088 ウェス トジョーダン サウス4830ウェスト 8765 (72)発明者 ランドクウィスト アラン イー. アメリカ合衆国 ユタ州 84106 ソルト レイクシティー チャドウィックストリー ト 2480 Fターム(参考) 5K022 EE02 EE21 EE31 5K067 AA21 BB02 BB21 CC10 EE02 EE10

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 符号分割多重アクセス(CDMA)通信システムに用いられ
    る平衡PNコードセットを構築するための非再帰的な方法であって、 G×G±1値の行列に対して条件付き置換を適用して変調行列M(G)を形成
    するステップと、 前記変調行列M(G)を使用し、前記変調行列M(G)の連続したスカラ要素
    によりR個の一意的なn×n置換済みコードセットC(1)(n)〜C(R)(n)を
    変調することによって第1のセルに対して1組の利用可能なPNコードを生成す
    るステップと、を有することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記変調行列M(G)を使用するステップは、スカラー×行
    列乗数の演算を実行するステップを含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 D(1)を前記第1のセル内で使用する長さのRGnチップを
    有するGn個のPNコードを含む要素D1 1…、D1 i…D1 Gを有するGn×RGn
    行列としたとき、前記変調行列M(G)を使用するステップは、前記M(G)変
    調行列全体を使用し、行列 【数1】 を生成することを特徴とする請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 他のGn×RGnの行列D(2)が、置換済みPNコードC(R+ 1) (n)、C(R+2)(n)、…、C(2R)(n)及び前記変調行列M(G)又は他
    の変調行列M(G)を用いて第2のセルに対して生成されることを特徴とする請
    求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記CDMA通信システムが、多重レートの同期又は準同期
    CDMAシステムのうちの1つであることを特徴とする請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記条件付き置換を適用するステップは、列対内の列、列ク
    アッド内の列対、列オクタル内の列クアッド及び存在する場合にはそれより高い
    レベルを、任意の順序で選択的に置換するステップを含むことを特徴とする請求
    項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 符号分割多重アクセス(CDMA)通信システムに用いられ
    る平衡PNコードセットを構築するための非再帰的な方法であって、 第1の直交アダマール行列の列を置換するステップと、 当該置換済みアダマール行列を用いて第2の置換済み直交アダマール行列を変
    調し、多重レートのCDMA動作をサポートすることが可能な平衡PNコードセ
    ットを生成するステップと、 伝送レートの一関数として、前記CDMA通信システムのユーザーに対し前記
    平衡PNコードセットのうち少なくとも1つのPNコードを割当てるステップと
    、を有することを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 前記CDMA通信システムは、多重レートの同期又は準同期
    CDMAシステムのうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項7記載
    の方法。
  9. 【請求項9】 同期又は準同期CDMA通信システムにおいて用いられるP
    Nコードセットのスペクトル特性を改善する方法であって、 PNコードセット行列を提供するステップと、 再配列行列を形成するために再配列コードに従って列を交換することによって
    前記PNコードセット行列の列を再配列するステップと、 置換済み変調行列で前記再配列行列を変調するステップと、を有することを特
    徴とする方法。
  10. 【請求項10】 前記再配列するステップは、前記再配列行列の少なくとも
    1つのコードワードを反転させるステップをさらに含むことを特徴とする請求項
    9記載の方法。
  11. 【請求項11】 同期又は準同期CDMA通信システムであって、 複数の加入者ユニットとの双方向無線多重レート通信の能力をもつ無線ベース
    ユニットと、 所定の再配列コードに従って列を交換することによりアダマールコードセット
    行列の列を再配列して改善されたスペクトル特性をもつ再配列擬似雑音(PN)
    コードセットを生成し、その後、置換済み変調行列で前記再配列行列を変調して
    使用可能なPNコードを生成し、加入者ユニットのデータレートの一関数として
    前記加入者ユニットのうちの要求ユニットに対して使用可能なPNコードのうち
    の個別のコードを割当てるコントローラと、を有することを特徴とするシステム
  12. 【請求項12】 前記コントローラは、前記再配列行列の少なくとも1つの
    コードワードを反転させる手段をさらに有することを特徴とする請求項11記載
    のシステム。
  13. 【請求項13】 同期又は準同期CDMA通信システムにおいて用いられる
    アダマール行列から導出されたPNコードのスペクトル特性を改善するための非
    再帰的な方法であって、 アダマール行列を提供するステップと、 再配列アダマール行列を生成するために再配列コードに従って前記アダマール
    行列の列を再配列するステップと、 G×Gのアダマール行列の条件付き置換から得られた乗算行列を前記再配列ア
    ダマール行列の要素に乗じるステップと、を有することを特徴とする方法。
  14. 【請求項14】 前記再配列するステップは、反転パターンを定めるステッ
    プと、前記反転パターンを用いて前記再配列アダマール行列の少なくとも1つの
    コードワードを反転するステップをさらに含むことを特徴とする請求項13記載
    の方法。
  15. 【請求項15】 乱数又は擬似乱数発生器の1つを用いて前記再配列コード
    を生成する初期ステップを含むことを特徴とする請求項13記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記反転するステップは、前記再配列アダマール行列の行
    内の各要素を前記反転パターンの対応する要素で乗じるステップを含むことを特
    徴とする請求項14記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記再配列アダマール行列はi行×j列の行列であり、前
    記反転パターンはi行×1列の行列であることを特徴とする請求項14記載の方
    法。
  18. 【請求項18】 同期又は準同期符号分割多重アクセス(CDMA)通信シ
    ステムに用いられる平衡拡散コードを割当てる方法であって、 G×G±1値の行列に対し条件付置換を適用し、列対内の列、列クアッド内の
    列対、列オクタル内の列クアッド及び存在する場合にはそれより高いレベルを、
    任意の順序で選択的に置換することにより変調行列M(G)を形成して拡散コー
    ドを非再帰的に生成するステップと、 前記変調行列M(G)を使用し、前記変調行列M(G)の連続するスカラー要
    素により、R個の一意的n×n置換済みコードセットC(1)(n)〜C(R)(n)
    を変調することによって、第1のセルに利用可能な拡散コードのセットを生成す
    るステップと、 次に、D(1)の最初のn行のみから最高のデータレートのユーザーに拡散コー
    ドを割当て、D(1)の最初の2n行のみからの2番目に高いデータレートのユー
    ザーに拡散コードを割当て、D(1)の最初の4n行のみから3番目に高いデータ
    レートのユーザーに拡散コードを割当て、及び同様な割当てを行い、これにより
    2人のユーザーに対し完全な相関を有する又は反相関を有する拡散コードを同時
    に割当てることを回避するステップと、を有し、 前記利用可能な拡散コードは、D(1)を要素D1 1、…D1 i、…D1 GをもつGn
    ×RGnの行列としたとき、次式の行列 【数2】 の中に見い出されることを特徴とする方法。
  19. 【請求項19】 前記変調行列M(G)を使用するステップは、スカラー×
    行列乗数の演算を行うステップを含む請求項18記載の方法。
  20. 【請求項20】 他のGn×RGnの行列D(2)が、置換済み拡散コードC( R+1) (n)、(CR+2)(n)、…、C(2R)(n)及び前記変調行列M(G)又
    は他の変調行列M(G)を用いて第2のセルに対して生成されることを特徴とす
    る請求項18記載の方法。
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