JP2002507848A - ランダムにシフトされるピクセルを有する、画像データの座標変換方法 - Google Patents

ランダムにシフトされるピクセルを有する、画像データの座標変換方法

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JP2002507848A JP2000537174A JP2000537174A JP2002507848A JP 2002507848 A JP2002507848 A JP 2002507848A JP 2000537174 A JP2000537174 A JP 2000537174A JP 2000537174 A JP2000537174 A JP 2000537174A JP 2002507848 A JP2002507848 A JP 2002507848A
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Abstract

(57)【要約】 ここで記載されているのは画像データの座標変換方法であり、ここでは新しい座標系における新しいピクセルの位置が、座標変換式を用いて、原座標系における原ピクセルの位置から計算される。新しいピクセルの位置を、変化領域において、座標変換によって計算された位置の周りにランダムに変更する。このために乱数値を、計算された新しいピクセルの座標に加算する。この方法は、縮尺変換、画像回転などに適用可能であり、これにより、変換された画像の画質が改善される。この方法によって、座標変換による、細かな画像構造の劣化が回避される。さらに目障りなモアレパターンが阻止される。この方法は、新しいピクセルの色値を計算する手法、例えばニヤレストネーバ法または補間法などと組み合わせることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、デジタル画像処理の分野に関し、画像の画像データを別の座標系、
例えば別のサイズないしは別の解像度に変換する方法、または回転された画像ま
たはパースペクティブに歪化された画像の計算に関する。画像データに対する座
標変換は、デジタル画像処理のすべての適用分野に使用される。
【0002】 重要な適用分野は電子複製技術であり、ここでは極めて大量の画像データが処
理される。複製技術では、印刷すべきすべての要素、例えばテキスト、グラフィ
ックおよび画像を含む印刷ページに対する印刷版下が形成される。印刷版下を電
子的に作製する場合、これらの要素はデジタル形式である。1つの画像に対して
例えば複数のデータが形成されるが、これはこの画像をスキャナで点または行毎
に走査し、各ピクセルを色成分に分解し、これらの成分の色値をデジタル化する
ことによって行われる。通例、画像はスキャナにおいて赤、緑、青(RGB)の
色成分に分解される。4色印刷のためにはつぎにこれらの成分をさらに印刷色の
シアン、マゼンタ、黄および黒(CMYK)に変換する。
【0003】 つぎの作業工程では、デジタル化されたテキスト、グラフィックおよび画像は
、処理ステーションにおいて、カラーモニターを見ながらの制御によってまたは
自動的に、記憶されたレイアウト版下にしたがって印刷ページに編集される。つ
ぎにこの印刷ページはデータ形式例えばページ記述言語PostScriptで記述され、
記憶される。印刷色毎に印刷板を製作するために、印刷ページデータは、印刷色
CMYK毎の色成分データからなる。これらの色成分データは、フィルムないし
は板記録装置により極めて高い解像度でフィルム材に、または直接、印刷板に記
録される。印刷板なしに動作するデジタル印刷機も存在する。この場合、色成分
データはデジタル印刷機に直接、伝送され、そこで印刷材料に印刷される。
【0004】 フィルム材または印刷板への記録のために、色成分データはラスタイメージプ
ロセッサ(RIP=Raster-Image-Processor)で高解像度のビットマップデータ
に変換され、ここで色の深さ値によって、ラスタピクセルは異なるサイズで形成
される。この結果として得られるのは、ピクセル毎に2つの輝度値(黒ないしは
白)だけを有する高解像度の2値の画像である。英語ではこのような画像は「ビ
ットマップ」(Bitmap)と称され、ドイツ語の専門用語では"Strichbild"とも称
される。
【0005】 複製技術で慣用の、画像に対する解像度は、例えば12ピクセル/mm(30
0ピクセル/ツォル)である。ピクセル毎に4つの色値を記憶し(CMYK)、
色値の深さをそれぞれ8ビット(=1バイト)でデジタル化すると、DIN A
4のサイズの1画像に対して 210mm×297mm×12×12×4 =35,925,120バイト (1)
すなわち約36Mバイトのデータ量が発生する。ラスタイメージプロセッサでは
、ビットマップデータははるかに高い解像度、例えば100ピクセル/mm(2
540ピクセル/ツォル)で形成される。しかしながら各ピクセルは1ビットで
デジタル化される。それはピクセルは2つの輝度値だけをとることができるから
である。したがってDIN A4の印刷ページの4つの色成分データに対して 210mm×297mm×100×100×1/8×4 =311,850,000バイト (2)
すなわち約312Mバイトのデータ量が発生する。このデータ量は、印刷製品の
ページ数と共にさらに倍増する。したがって電子複製技術では極めて大きなデー
タ量を処理しなければならない。そのため、効率的な処理方法を使用することは
極めて重要である。
【0006】 複製技術では、デジタル画像データを別の画像サイズに(解像度を維持したま
まで)、または別の解像度に(画像サイズを維持したままで)変換しなければな
らないことが多い。これらの2つの縮尺変換を行う場合、同じ問題を解決しなけ
ればならない。与えられた画像行当たりのピクセル数から、また与えられた画像
行数から、別の画像行当たりのピクセル数を、また別の行数を計算しなければな
らない。新たに計算したピクセルの色値は、原画像の対応するピクセルから、変
換された画像の画質が損なわれないように求めなければならない。従来技術から
公知の方法では、複製技術の大きな画像データ量に対して時間的に極めてコスト
がかかる。変換された画像では原画像の構造が劣化することがあり、目障りなパ
ターン(モアレ)が、殊にラスタ化されたビットマップデータの縮尺変換時に発
生することがある。
【0007】 したがって本発明の課題は、公知の画像座標変換方法の欠点を回避し、目障り
なパターンを形成しない、効率的で質的にも良好な方法を提供することである。
この課題は請求項1および従属請求項2〜10に記載された特徴的構成によって
解決される。
【0008】 本発明を以下、図1〜8に基づいて詳しく説明する。ここで、 図1は、所定の画像行数と画像行当たりピクセル数とを有する原画像の例を示
しており、 図2は、新たに計算したピクセルの位置を原画像において示しており、 図3は、画像行数および画像行当たりのピクセル数が低減された変換画像を示
しており、 図4は、新しいピクセルの位置に対する変化領域を、隣接する原ピクセルを基
準に示しており、 図5は、新しいピクセルの行位置に対する変化領域を、隣接する原ピクセルを
基準に示しており、 図6は、原画像の例を示しており、 図7は、本発明の方法を適用せずに縮小された原画像を示しており、 図8は、本発明の方法を適用して縮小された原画像を示している。
【0009】 従来技術では、座標変換はどの方法でも2つのステップで実行される。第1ス
テップでは新しく計算すべきピクセルの位置が、原ピクセルの位置を基準に求め
られる。第2のステップでは、新しいピクセルの色値が、この新しいピクセルの
位置に隣接する原ピクセルの色値から計算される。これらの2つのステップを以
下では縮尺変換の例で説明する。
【0010】 図1は、13の画像行と画像行当たり13のピクセルとを有する原画像1の例
を示しており、この画像の縮尺が変換される。説明を簡単にするため、正方形の
画像が選択されている。一般的には画像は正方形ではなく、したがって画像行数
および画像行当たりのピクセル数は相異なりかつ格段に大きい。この実施例では
、幅B1および高さH1の画像面積が13×13の部分小面積に分割されており
、これらがピクセル2に対応する。ピクセルの色値は、対応する部分小面積の画
像の色値を表す。各ピクセルの中心において点3は、ピクセルの位置をx,y座
標系で示している。画像行と、画像行のピクセルとにはそれぞれ0〜12が通番
で付されている。第1画像行の第1ピクセルは、座標原点(0,0)にある。与
えられた解像度がRピクセル/mmの場合は、この画像の寸法は、B1=13/
RmmおよびH1=13/Rmmになる。
【0011】 図1の画像を、例えば10×10ピクセルに、すなわち縮尺係数S=10/1
3で変換すべきものとする。これによってこの画像が縮小されるか否かは、どの
ような解像度でこれを再現するかに依存する。解像度を変更しなければ、B2=
10/RmmおよびH2=10/Rmmの縮小された寸法が得られる。例えばよ
り粗い解像度で再現する場合、ピクセル数が少なくなってもこの画像は大きくな
ることもある。したがって縮尺変換と寸法の変化とを必ずしも同一視することは
できない。しかしながら縮尺変換の要点は、新しい画像を、別の画像行数および
画像行当たりのピクセル数で形成することである。
【0012】 図2では、新しく計算されたピクセル4が、原画像を基準に示されている。こ
れらのピクセルの位置はばつ印によって示されている。新しく計算された第1行
の第1ピクセルも同様にx,y座標系の原点にある。新しいピクセルの位置を求
めるために、新しいピクセルを均等に画像面積に分配する。原ピクセルのxおよ
びy方向の間隔をそれぞれ1とすると、この画像はこの単位で13×13の面積
を有する。画像行当たり10ピクセルおよび10画像行で同じ面積を覆うために
は、新しいピクセルはより長い間隔dxないしはdyを有しなければならない。
新しいピクセルの行方向の間隔dxは、元の画像行当たりのピクセル数と、新た
め画像行当たりのピクセル数との比から得られる。すなわち、dx=13/10
=1/Sである。同様にこの実施例で新しい画像行の間隔はdy=13/10=
1/Sで得られる。x方向およびy方向に対して異なる縮尺係数SxないしはS
yを選択することができる。この場合、新しいピクセルの間隔は dx=1/Sx ないしは dy=1/Sy (3)
で得られる。
【0013】 この場合、新しい画像行の新しい第nピクセルのx位置x(n)および新しい第
m画像行のy位置y(m)は、 x(n)=n×dx=n×1/Sx y(m)=m×dy=m×1/Sy (4)
である。
【0014】 一般的な座標変換では、新しい座標系(u,v)における新しいピクセルの位
置u(n)およびv(m)は、座標変換式fu(x,y)とfv(x,y)を用いて、原
座標系(x,y)における原ピクセルの座標の関数として計算される。
【0015】 u(n)=fu(x,y) v(m)=fv(x,y) (5) 図3では、この実施例に対して縮尺変換後の画像が、原画像と同じ解像度Rピ
クセル/mmで再現された場合に示されている。この場合、寸法B2=10/R
mmおよびH2=10/Rmmの縮小された画像が得られる。
【0016】 縮尺変換の第2ステップでは従来技術にしたがい、新しいピクセルの色値が、
種々の手法によって、新しいピクセルの位置に隣接する原ピクセルの色値から計
算される。最も簡単な場合、新しいピクセルの色値は、この新しいピクセルに最
も接近している原ピクセルの色値と同じ値に設定される。この手法は「ニヤレス
トネーバ法」(Nearest-Neighbour-Verfahren)という概念で公知である。この 手法は殊に大きな画像データ量に対して、極めて高速に実行できるという利点を
有するが、原画像の構造が劣化し、目障りなパターンが形成され得るという欠点
を有する。図2の実施例では、このニヤレストネーバ法によって原画像行ないし
は画像列2,6および11が捉えられない。すなわちこれらの行ないしは列の1
ピクセル幅しかない細かな画像構造が、縮尺変換の際に失われる。さらに捉えら
れない画像行ないしは画像列は規則的な間隔で発生するため、目障りなパターン
(モアレ)が生じてしまうことがある。新しいピクセルの数および新しい画像行
の数が増える縮尺変換では、新しいピクセルは、原ピクセルよりも接近して並び
合う。この場合、ニヤレストネーバ法によっていくつかの画像行ないしは画像列
が2重に捉えられる。またこれによって原画像構造の質が劣化し、目障りなパタ
ーンが形成されてしまうことがある。
【0017】 このような目障りな作用は、新しいピクセルの色値が、隣接する複数の原ピク
セルの色値を重み付けして加算することによって補間されれば緩和することがで
きる。しかしこの公知の方法は計算負荷が高く、したがって大きな画像データ量
に対してはあまり有利ではない。さらに目障りなパターンはこれによって必ずし
も回避できない。殊に2つの輝度値でかを有する2値画像(Strichbilderないし
はビットマップ画像)に対しては、新しいピクセルの周りの原ピクセルを、パタ
ーン認識の手法を用いて分析する方法も公知である。つぎに分析の結果、新しい
ピクセルの色値が求められ、ここで例えば単なるニヤレストネーバ法では失われ
てしまうかまたは極度に劣化してしまう細かな画像構造を維持することが試みら
れる。このパターン認識の手法もピクセル毎に高い計算コストを要求するため、
大きな画像データ量に対しては時間的にコストがかかりすぎる。
【0018】 本発明の方法により、上記の欠点(画像構造の質の劣化および目障りなパター
ンの形成)が、ピクセル毎の計算コストを極端に増すことなく回避される。した
がって例えば電子複製技術で発生する極めて大きな画像データ量に対しても有利
である。これは新しいピクセルの位置に対する新しい形式の位置計算手法によっ
て達成される。この新しい形式の位置計算手法は、新しいピクセルに対して色値
を計算するすべての公知の方法(ニヤレストネーバ法、補間法、パターン認識法
)と組み合わせることができる。
【0019】 図4は、隣接する原ピクセル2の2×2の部分と、新しいピクセル4の位置と
を示しており、この位置は、上記の位置決定手法にしたがって、新しいピクセル
間の間隔dxおよびdyから得られる。本発明の方法によれば、新しいピクセル
の位置を、変化領域5においてこの位置の周りにランダムに変更する。このため
に−ax〜+axの範囲の乱数値と位置のx座標とを、また−ay〜+ayの範
囲の乱数値と位置のy座標とを加算することができる。この手段により、新しい
ピクセルの位置は、所定の確率で、同じまたは別の原ピクセルの領域にシフトさ
れる。引き続き新しいピクセルの色値が、例えばニヤレストネーバ法によって計
算される場合、原ピクセルの個々の画像行ないしは画像列が(縮小される場合に
)完全に失われてしまったり、ないしは(拡大される場合に)その全長にわたっ
て2重になってしまうことがない。ピクセルはもはや規則的な間隔で抜けたり、
ないしは2重になることもなく、これによって目障りなパターンの形成が回避さ
れる。新しいピクセルの色値を、隣接する原ピクセルから補間法を用いて計算す
るのと関連して、目障りな残余パターンは回避される。それは1つの行ないしは
列において、つねに原画像の同じ隣接ピクセルが補間に使用されてしまうことは
ないからである。
【0020】 変化領域5のサイズは、この変化領域が、ほぼ原画像のピクセル間隔の半分か
ら1ピクセル間隔までを含むように選択される。
【0021】 この変化領域は、新しいピクセル位置に対称でなくてもよい。この変化領域は
任意に非対称に選択することが可能であり、または正の乱数だけまたは負の乱数
だけがピクセル位置の座標に加算されるようにすることも可能である。
【0022】 図5は本発明の方法の簡単な実施例を示しており、ここでは各々の新しいピク
セル毎に、新しい乱数値を形成する必要はない。この実施例では新しい画像行の
すべての新しいピクセルの位置は、同じ乱数値だけx方向にシフトされ、ここで
これらのピクセルは相互に固定の間隔dxを維持する。新しい画像行毎に新しい
乱数値が形成される。同様に新しい列のすべての新しいピクセルの位置を、同じ
乱数値だけy方向にシフトすることができ、ここでこれらのピクセルは相互に固
定の間隔dyを維持する。このような手段によって各画像行ないしは画像列のは
じめにだけ、新しい乱数値を形成するだけでよく、これによって処理時間は格段
に低減される。有利には画像行のx方向へのシフトと、画像列のy方向へのシフ
トを相互に組み合わせる。
【0023】 乱数値の形成は、処理中に公知の乱数値発生器によって行うことできる。処理
時間を節約するために、乱数値のリストをあらかじめ形成しておき、1つまたは
複数のテーブル、例えばx方向に対するテーブルとy方向に対するテーブルに記
憶することも可能である。この場合、縮尺変換中にその都度必要な乱数値を連続
的に、対応するテーブルから読み出す。
【0024】 本発明を縮尺変換の例で説明したが、その適用は縮尺変換に限定されない。本
発明は、画像データに対するあらゆる形式の座標変換、例えば任意角度での画像
の回転、画像のパースペクティブな歪化、空間内での湾曲した面への画像の写像
などに適用可能である。このような複雑な座標変換は、デジタル画像処理の多く
の分野において、例えば3次元対象物を表現する際、または空撮または衛星撮影
画像の歪み除去を行う際に重要である。簡単な縮尺変換の場合と同様に、これら
の複雑な座標変換においても、新しい画像において原画像構造が劣化し、かつ目
障りなパターンが発生し得るという問題がある。縮尺変換の場合と同様に、複雑
な座標変換の場合も、第1ステップにおいて新しい座標系における新しいピクセ
ルの位置が座標変換式を用いて求められ、ここでこれらの新しいピクセル位置は
、原ピクセルの間にある。この第1ステップでは本発明を、目障りな作用を回避
するために適用することができる。つぎの第2ステップでは、縮尺変換時と同様
に色値を、新しいピクセルの周りにある原ピクセルから計算する。
【0025】 図6から8では本発明の効果が、簡単な2値画像の例で示されている。図6で
は、対角線のストライプ状パターンを有する原画像の拡大した部分図が示されて
いる。図7には本発明の方法を適用しないで97%に縮小した画像が示されてお
り、ここでは新しいピクセルの輝度値はニヤレストネーバ法によって求められて
いる。ここでは抜けた画像行および画像列がはっきりと判り、これらが目障りな
ボックス状のパターンを形成する。図8には本発明の方法を適用して縮小された
画像が示されている。ここではボックス状のパターンは発生しない。新しいピク
セルを乱数によってシフトすることにより、対角線ストライプの縁がやや粗くな
っている。しかしこの作用は画像の解像度が高い場合、例えば複製技術では、本
発明を適用しない場合に形成される規則的なパターンよりもはるかに目障りでな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 所定の画像行数と画像行当たりピクセル数とを有する原画像の例を示す図であ
る。
【図2】 新たに計算したピクセルの位置を原画像において示す図である。
【図3】 画像行数および画像行当たりのピクセル数が低減された変換画像を示す図であ
る。
【図4】 新しいピクセルの位置に対する変化領域を、隣接する原ピクセルを基準に示す
図である。
【図5】 新しいピクセルの行位置に対する変化領域を、隣接する原ピクセルに対して示
す図である。
【図6】 原画像の例を示す図である。
【図7】 本発明の方法を適用せずに縮小された原画像を示す図である。
【図8】 本発明の方法を適用して縮小された原画像を示す図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年3月27日(2000.3.27)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】 このような目障りな作用は、新しいピクセルの色値が、隣接する複数の原ピク
セルの色値を重み付けして加算することによって補間されれば緩和することがで
きる。しかしこの公知の方法は計算負荷が高く、したがって大きな画像データ量
に対してはあまり有利ではない。さらに目障りなパターンはこれによって必ずし
も回避できない。 米国特許US−A−5657047号から、このような方法が、画像のディス
プレイ表示の縮尺変換について公知である。隣接する複数の原ピクセルの色値を
重み付けして加算することをそこではブレンディング(Blending)と称している
。この明細書には、わずかなメモリコストで実現できる、補間法の回路技術的な
実施についても記載されている。 殊に2つの輝度値でかを有する2値画像(Strichbilderないしはビットマップ
画像)に対しては、新しいピクセルの周りの原ピクセルを、パターン認識の手法
を用いて分析する方法も公知である。つぎに分析の結果、新しいピクセルの色値
が求められ、ここで例えば単なるニヤレストネーバ法では失われてしまうかまた
は極度に劣化してしまう細かな画像構造を維持することが試みられる。このパタ
ーン認識の手法もピクセル毎に高い計算コストを要求するため、大きな画像デー
タ量に対しては時間的にコストがかかりすぎる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 Kurfuersten−Anlage 52−60,Heidelberg,Fede ral Republic of Ger many Fターム(参考) 2C262 AA24 AA26 AA29 BB03 BC11 BC15 DA09 DA11 DA15 DA16 5B057 CA12 CA16 CB12 CB16 CC01 CD06 5C076 AA21 AA22 AA23 AA24 BB25

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 新しい座標系における新しいピクセルの位置を、座標変換式
    を用いて、原座標系における原ピクセルの位置から計算する形式の、画像データ
    の座標変換方法において、 前記の新しいピクセルの位置を、変化領域において、座標変換によって計算さ
    れた位置の周りにランダムに変更することを特徴とする 画像データの座標変換方法。
  2. 【請求項2】 新しいピクセルの位置の変更は、乱数値と、新しいピクセル
    の計算した座標との加算または減算によって行われる 請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 新しいピクセル毎に、新しい乱数値を加算また減算する 請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 1座標方向のすべての新しいピクセルに対して、同じ乱数値
    を加算または減算する 請求項2に記載の方法。
  5. 【請求項5】 新しいピクセルの位置のランダムな変更を、画像データの縮
    尺変換時に適用する 請求項1から4までのいずれか1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 新しいピクセルの位置のランダムな変更を、画像データの任
    意の座標変換時に適用する 請求項1から4までのいずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 画像データは、ピクセル毎に2つの色階調を有する2値画像
    を表す 請求項1から6までのいずれか1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 画像データは、ピクセル毎に任意の数の色階調を有する画像
    を表す 請求項1から6までのいずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 新しいピクセルの色値を、最も近くに隣接する原ピクセルの
    色値に等しく設定する 請求項1から8までのいずれか1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 新しいピクセルの色値を補間によって、隣接する原ピクセ
    ルの色値から計算する 請求項1から8までのいずれか1項に記載の方法。
JP2000537174A 1998-03-19 1999-03-02 ランダムにシフトされるピクセルを有する、画像データの座標変換方法 Pending JP2002507848A (ja)

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