JP2002507096A - 色較正値を自動的に選択する方法 - Google Patents
色較正値を自動的に選択する方法Info
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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Abstract
(57)【要約】
本発明は、ディジタルカラー撮像のための色較正値を自動的に選択する方法、特に任意の照明状態のもとでのディジタル写真またはディジタルビデオ記録のための色較正値を自動的に選択する方法に関する。標準色度図を記録することにより、少なくとも１つの色較正値が形成され記憶される。実際の記録画像の色合いパラメータとその時点での色較正値との相関に基づいて、カラー画像の色合いに最も近い色較正値が選択される。色合いパラメータを比較しても適切な色較正値が見出されない場合には、標準色較正値が選択される。
Description
【０００１】 本発明は、ディジタルカラー撮像およびカラー画像記録のための色較正値を自
動的に選択する方法、特に任意の照明状態のもとでのディジタル写真撮影または
ディジタルビデオ記録のための色較正値を自動的に選択する方法に関する。
動的に選択する方法、特に任意の照明状態のもとでのディジタル写真撮影または
ディジタルビデオ記録のための色較正値を自動的に選択する方法に関する。
【０００２】 ディジタルカラー撮像ではディジタル画像データの後処理および補正を信号処
理の領域で行わなければならない。このために装置に依存するディジタルの画像
データは装置に依存しない標準化された色系、例えばＣＩＥＬＡＢ系へ変換され
る。この種の変換は色較正値に基づいて行われる。カラー画像を記録する装置ご
との色較正値は標準色度図を装置に記録することにより得られる。色度図はＣＩ
ＥＬＡＢ色値が既知である複数のカラーフィールドを有している。個々のカラー
フィールドの記録画像データは装置に依存するＲＧＢ系（赤、緑、青）で評価さ
れ、既知となっているＣＩＥＬＡＢの色値がカラーフィールドに割り当てられる
。この対応関係から色較正値が形成される。すなわちどのＣＩＥＬＡＢ色値が装
置での画像の記録の際に形成された所定のＲＧＢ色データに属するかが既知とな
る。画像の記録データを得られた色較正値によって変換することにより、同時に
画像の色補正が行われる。
理の領域で行わなければならない。このために装置に依存するディジタルの画像
データは装置に依存しない標準化された色系、例えばＣＩＥＬＡＢ系へ変換され
る。この種の変換は色較正値に基づいて行われる。カラー画像を記録する装置ご
との色較正値は標準色度図を装置に記録することにより得られる。色度図はＣＩ
ＥＬＡＢ色値が既知である複数のカラーフィールドを有している。個々のカラー
フィールドの記録画像データは装置に依存するＲＧＢ系（赤、緑、青）で評価さ
れ、既知となっているＣＩＥＬＡＢの色値がカラーフィールドに割り当てられる
。この対応関係から色較正値が形成される。すなわちどのＣＩＥＬＡＢ色値が装
置での画像の記録の際に形成された所定のＲＧＢ色データに属するかが既知とな
る。画像の記録データを得られた色較正値によって変換することにより、同時に
画像の色補正が行われる。
【０００３】 記録されたＲＧＢ画像データを選択された色較正値に基づいてＣＩＥＬＡＢ色
データへ変換することは画像処理ステーションで行ってもよいし、また直接に画
像を検出する装置、例えばディジタルカメラで行ってもよい。現在使用されてい
るのは２つの手法である。
データへ変換することは画像処理ステーションで行ってもよいし、また直接に画
像を検出する装置、例えばディジタルカメラで行ってもよい。現在使用されてい
るのは２つの手法である。
【０００４】 第１の手法では記録場所にそれぞれ存在している照明状態が較正される。すな
わち実際の照明のもとでまず標準色度図が記録され、ここから照明に適した色較
正値が形成され、記憶される。続いて画像が記録および記憶される。画像は前も
って得られた色較正値と同時にＣＩＥＬＡＢ色データへ変換されるか、または後
から処理ステーションで変換される。この手法によれば色品質に関してきわめて
良好な結果が達成される。ただし例えば雲またはその他の野外撮影の際には照明
状態が非常に迅速に変化することがあり、このため新たな色較正値を求める必要
が生じる。この手法には写真撮影を大きく制限してしまうという欠点がある。な
ぜなら付加的な材料（標準色度図）、付加的な知識および付加的な記録時間を必
要とするからである。
わち実際の照明のもとでまず標準色度図が記録され、ここから照明に適した色較
正値が形成され、記憶される。続いて画像が記録および記憶される。画像は前も
って得られた色較正値と同時にＣＩＥＬＡＢ色データへ変換されるか、または後
から処理ステーションで変換される。この手法によれば色品質に関してきわめて
良好な結果が達成される。ただし例えば雲またはその他の野外撮影の際には照明
状態が非常に迅速に変化することがあり、このため新たな色較正値を求める必要
が生じる。この手法には写真撮影を大きく制限してしまうという欠点がある。な
ぜなら付加的な材料（標準色度図）、付加的な知識および付加的な記録時間を必
要とするからである。
【０００５】 第２の手法では色較正値は固定に調整された僅かな数の照明条件（大抵の場合
昼光および人工光）に対して定められており、画像の光分析により自動または手
動で選択される。要求が大きかったりまたは照明が通常でなかったりする場合は
、ここで達成される結果は充分でない。この手法にはユーザが自由に作業を行う
ことができ、いちいち色度図を記録しなくてよい利点を有する。
昼光および人工光）に対して定められており、画像の光分析により自動または手
動で選択される。要求が大きかったりまたは照明が通常でなかったりする場合は
、ここで達成される結果は充分でない。この手法にはユーザが自由に作業を行う
ことができ、いちいち色度図を記録しなくてよい利点を有する。
【０００６】 この第２の手法を以下に詳細に説明する。この手法を実現する複数の手段が存
在している。これらの手段では組み合わせてまたは個々に使用される２つの補正
モジュールが存在する。補正モジュールは色較正値および色合い補償を行う。補
正モジュールが組み合わされる場合にもこれらのモジュールは従来技術にしたが
って相互に独立して動作する。すなわち相互に独立に選択され、順次に適用され
る。
在している。これらの手段では組み合わせてまたは個々に使用される２つの補正
モジュールが存在する。補正モジュールは色較正値および色合い補償を行う。補
正モジュールが組み合わされる場合にもこれらのモジュールは従来技術にしたが
って相互に独立して動作する。すなわち相互に独立に選択され、順次に適用され
る。
【０００７】 画像が色合いを有する場合、色合い補償が行われる。色合いは通常カラー画像
データの赤成分・青成分・緑成分のヒストグラムを検査することにより検出され
る。図１にはこの種のヒストグラムが例として示されている。水平軸線には色成
分の濃度すなわち対数の光強度データが示されており、垂直軸線には所定の濃度
の色成分が画像中に現れる頻度が示されている。このヒストグラムから画像の最
も暗い色値（ディープ画像）に対するエッジ値と最も明るい色値（ライト画像）
に対するエッジ値とが導出される。ディープ画像として例えば累積ヒストグラム
が５％である濃度が採用され、ライト画像として累積ヒストグラムが９５％であ
る濃度が採用される。このようにして得られたエッジ値は所定の画像の色合いを
記述するパラメータとなる。図１の例ではライト画像中の赤成分は緑成分および
青成分よりも大きな濃度を有する。したがってこの画像は赤みがかった色となる
。
データの赤成分・青成分・緑成分のヒストグラムを検査することにより検出され
る。図１にはこの種のヒストグラムが例として示されている。水平軸線には色成
分の濃度すなわち対数の光強度データが示されており、垂直軸線には所定の濃度
の色成分が画像中に現れる頻度が示されている。このヒストグラムから画像の最
も暗い色値（ディープ画像）に対するエッジ値と最も明るい色値（ライト画像）
に対するエッジ値とが導出される。ディープ画像として例えば累積ヒストグラム
が５％である濃度が採用され、ライト画像として累積ヒストグラムが９５％であ
る濃度が採用される。このようにして得られたエッジ値は所定の画像の色合いを
記述するパラメータとなる。図１の例ではライト画像中の赤成分は緑成分および
青成分よりも大きな濃度を有する。したがってこの画像は赤みがかった色となる
。
【０００８】 色合い補償は一般に、全ての１次色（ＲＧＢ）が相互に独立して線形関数によ
り変更されて行われる。この線形関数は強度の線形データ、すなわち記録装置の
センサ信号に相応し、到来光の強度に比例するデータに基づいて設けられている
。この色にはオフセットが設けられて増幅されており、ライト画像および／また
はディープ画像でのエッジ値が関数の適用後に一致する。すなわちライト画像お
よび／またはディープ画像が関数の適用後にグレー軸線上に位置する。色合い補
償の線形関数はルックアップテーブルとして実現され、このルックアップテーブ
ルは変更されていない色成分データを変更された色成分データに割り当てている
。
り変更されて行われる。この線形関数は強度の線形データ、すなわち記録装置の
センサ信号に相応し、到来光の強度に比例するデータに基づいて設けられている
。この色にはオフセットが設けられて増幅されており、ライト画像および／また
はディープ画像でのエッジ値が関数の適用後に一致する。すなわちライト画像お
よび／またはディープ画像が関数の適用後にグレー軸線上に位置する。色合い補
償の線形関数はルックアップテーブルとして実現され、このルックアップテーブ
ルは変更されていない色成分データを変更された色成分データに割り当てている
。
【０００９】 色較正値に基づいた色変換は色合い補償に加えてまたは単独で行うことができ
る。すなわちこの色変換は前置および／または後置された色合い補償なしでも行
うことができる。色変換とは複数次の色データ、例えばＣＩＥＬＡＢの色データ
をＲＧＢ画像データに割り当てることである。これにより１次色間の依存関係が
考慮される。色較正値は一般に複数次の割り当てテーブルとして構成されており
、これを較正スタッフとも称する。しかも色較正値を数学的関数、例えば行列乗
算により定義することができる。色較正値は潜在的に複数次の割り当てテーブル
に組み込まれた色合い補償を含んでいる。その場合個別の色合い補償を行う必要
はない。ただし色較正値は変換部の入力側および出力側での色合いのないデータ
を前提とするように形成してもよい。この場合には個別の色合い補償が行われる
。
る。すなわちこの色変換は前置および／または後置された色合い補償なしでも行
うことができる。色変換とは複数次の色データ、例えばＣＩＥＬＡＢの色データ
をＲＧＢ画像データに割り当てることである。これにより１次色間の依存関係が
考慮される。色較正値は一般に複数次の割り当てテーブルとして構成されており
、これを較正スタッフとも称する。しかも色較正値を数学的関数、例えば行列乗
算により定義することができる。色較正値は潜在的に複数次の割り当てテーブル
に組み込まれた色合い補償を含んでいる。その場合個別の色合い補償を行う必要
はない。ただし色較正値は変換部の入力側および出力側での色合いのないデータ
を前提とするように形成してもよい。この場合には個別の色合い補償が行われる
。
【００１０】 従来技術にしたがってディジタル画像記録システムの色較正値は従来の写真撮
影に強く依存している。従来の写真撮影では主として昼光フィルムが使用されて
いる。昼光フィルムは色温度５０００Ｋ〜６０００Ｋに相応する照明に対して構
成されている。この色温度は全てのフラッシュシステムから良好な昼光条件で送
出される。昼光フィルムに対して拡張された唯一の代替手段としてKunstlichtfi
lmが提供されており、このフィルムは約３０００Ｋに対して構成され、ハロゲン
照明のもとで使用される。標準的な写真技術に相応してディジタル画像記録シス
テムは色温度５０００Ｋ〜６０００Ｋに対して較正される。すなわち記録される
画像データはこの照明に適合する色較正値により変換される。照明の偏差が僅か
であれば、場合によって付加的に色合い補償により補償される。大きな偏差があ
る場合には、色合い補償を行っても色誤りにいたる。
影に強く依存している。従来の写真撮影では主として昼光フィルムが使用されて
いる。昼光フィルムは色温度５０００Ｋ〜６０００Ｋに相応する照明に対して構
成されている。この色温度は全てのフラッシュシステムから良好な昼光条件で送
出される。昼光フィルムに対して拡張された唯一の代替手段としてKunstlichtfi
lmが提供されており、このフィルムは約３０００Ｋに対して構成され、ハロゲン
照明のもとで使用される。標準的な写真技術に相応してディジタル画像記録シス
テムは色温度５０００Ｋ〜６０００Ｋに対して較正される。すなわち記録される
画像データはこの照明に適合する色較正値により変換される。照明の偏差が僅か
であれば、場合によって付加的に色合い補償により補償される。大きな偏差があ
る場合には、色合い補償を行っても色誤りにいたる。
【００１１】 本発明の課題は、任意の照明状態でディジタル画像データを記録し、その際に
ユーザに対して照明の変更によって必要となる較正過程を負荷しないようにし、
画像の更なる処理を自動的に行って高い色品質を得ることである。
ユーザに対して照明の変更によって必要となる較正過程を負荷しないようにし、
画像の更なる処理を自動的に行って高い色品質を得ることである。
【００１２】 この課題は、ディジタルカラー撮像のための色較正値を自動選択する方法、特
に任意の照明状態のもとでのディジタル写真撮影またはディジタルビデオ記録の
ための色較正値を自動選択してカラー画像を補正する方法により解決される。本
発明の特徴は、標準色度図の記録データの色合いを分析することにより少なくと
も１つの色較正値を形成し、色合い補償が行い、色合い補償のパラメータを記憶
することである。較正ソフトウェアにより、標準色度図の色合いの補償された記
録データから少なくとも１つの較正スタッフを計算して記憶し、この較正スタッ
フ内またはフィリング内に分析された色合いに関する各１つのエントリが入力さ
れる。実際の画像の記録データの処理は次のように行われる。すなわち実際の画
像の色合いを分析し、相関により記憶された色較正値の色合いと比較し、記憶さ
れた色較正値から選択を行う。その際に記憶された色合いが実際の画像の色合い
に最も近似する色較正値が選択され、選択された色較正値により装置に依存しな
い色変換が形成される。実際の画像の色合いと記憶された色較正値の色合いとを
比較する際に、色較正値とともに記憶された色合いが充分に良好に相関した状態
で色較正値が見出されない場合、ユーザに適切な色較正値を選択することができ
ることが示されるか、または自動的に記憶された色較正値から標準較正値が選択
され、実際の画像の画像データの装置に依存しない色変換が形成される。
に任意の照明状態のもとでのディジタル写真撮影またはディジタルビデオ記録の
ための色較正値を自動選択してカラー画像を補正する方法により解決される。本
発明の特徴は、標準色度図の記録データの色合いを分析することにより少なくと
も１つの色較正値を形成し、色合い補償が行い、色合い補償のパラメータを記憶
することである。較正ソフトウェアにより、標準色度図の色合いの補償された記
録データから少なくとも１つの較正スタッフを計算して記憶し、この較正スタッ
フ内またはフィリング内に分析された色合いに関する各１つのエントリが入力さ
れる。実際の画像の記録データの処理は次のように行われる。すなわち実際の画
像の色合いを分析し、相関により記憶された色較正値の色合いと比較し、記憶さ
れた色較正値から選択を行う。その際に記憶された色合いが実際の画像の色合い
に最も近似する色較正値が選択され、選択された色較正値により装置に依存しな
い色変換が形成される。実際の画像の色合いと記憶された色較正値の色合いとを
比較する際に、色較正値とともに記憶された色合いが充分に良好に相関した状態
で色較正値が見出されない場合、ユーザに適切な色較正値を選択することができ
ることが示されるか、または自動的に記憶された色較正値から標準較正値が選択
され、実際の画像の画像データの装置に依存しない色変換が形成される。
【００１３】 実際の画像の色合いは選択された色較正値の色合いと比較される。相関が良好
な場合には画像の色合いパラメータが探索され、相関が劣悪な場合には変換に対
して選択された色較正値の色合いパラメータが探索される。続いて探索された色
合いパラメータと探索された色較正値とにより装置に依存しない色変換が行われ
る。
な場合には画像の色合いパラメータが探索され、相関が劣悪な場合には変換に対
して選択された色較正値の色合いパラメータが探索される。続いて探索された色
合いパラメータと探索された色較正値とにより装置に依存しない色変換が行われ
る。
【００１４】 本発明を以下にカラー撮像装置としてのディジタルカメラの実施例に則して詳
細に説明する。ただし同じ原理をディジタルビデオ記録装置に適用することもで
きる。この新しい方法は任意の照明の光形式で機能し、照明は理想黒体から大き
く異なっていてもよい。従来のシステムの色の適切な動作領域（約５０００Ｋ〜
６０００Ｋ）が任意の光形式に関して拡張される。
細に説明する。ただし同じ原理をディジタルビデオ記録装置に適用することもで
きる。この新しい方法は任意の照明の光形式で機能し、照明は理想黒体から大き
く異なっていてもよい。従来のシステムの色の適切な動作領域（約５０００Ｋ〜
６０００Ｋ）が任意の光形式に関して拡張される。
【００１５】 本発明の説明を図１〜図５に則して行う。ここで図１には記録画像の色成分す
なわち赤、緑、青のヒストグラムが示されている。図２には色較正値を形成する
ためのフローチャートが示されている。図３には色較正値を選択するためのフロ
ーチャートが示されている。図４には相関の良好な実施例が示されている。図５
には相関の良好でない実施例が示されている。
なわち赤、緑、青のヒストグラムが示されている。図２には色較正値を形成する
ためのフローチャートが示されている。図３には色較正値を選択するためのフロ
ーチャートが示されている。図４には相関の良好な実施例が示されている。図５
には相関の良好でない実施例が示されている。
【００１６】 本発明によれば照明の光形式は色較正値により定義される。色較正値は、標準
色度図をそれぞれの光形式を有する照明のもとで記録し、この記録データからＩ
ＣＣスペシフィケーションに相応する色較正値を得ることにより形成される。色
較正値を形成することの詳しい説明にはここでは立ち入らない。これについては
製品説明書 "Scan Open", ICC Anwendung, Heidelberger Druckmaschinen AG, D
34107 Kiel, ID.No.05226870, Stand Mai 1997 を挙げておく。さらに関連して 刊行物 "ICC Profile Format Specification" Version 3.4, Aug. 15. 1997, In
ternational Color Consortium (ICC web site: http://www.color.org) が挙げ
られる。標準色度図はＡＮＳＩおよびＩＳＯで標準化されているＩＴ８と称され
るものである。色較正値は記録時の光条件や記録装置内のセンサおよび信号処理
部の色特性を形成する。
色度図をそれぞれの光形式を有する照明のもとで記録し、この記録データからＩ
ＣＣスペシフィケーションに相応する色較正値を得ることにより形成される。色
較正値を形成することの詳しい説明にはここでは立ち入らない。これについては
製品説明書 "Scan Open", ICC Anwendung, Heidelberger Druckmaschinen AG, D
34107 Kiel, ID.No.05226870, Stand Mai 1997 を挙げておく。さらに関連して 刊行物 "ICC Profile Format Specification" Version 3.4, Aug. 15. 1997, In
ternational Color Consortium (ICC web site: http://www.color.org) が挙げ
られる。標準色度図はＡＮＳＩおよびＩＳＯで標準化されているＩＴ８と称され
るものである。色較正値は記録時の光条件や記録装置内のセンサおよび信号処理
部の色特性を形成する。
【００１７】 色較正値は種々の光形式に対して形成される。例えば人工光／タングステン（
約３０００Ｋ）、通常光（約５０００Ｋ）、日光（約６０００Ｋ）、シェード（
約８０００Ｋ）などである。
約３０００Ｋ）、通常光（約５０００Ｋ）、日光（約６０００Ｋ）、シェード（
約８０００Ｋ）などである。
【００１８】 較正値を形成している間、標準色度図のそれぞれの記録ごとに色合いを分析し
、ライト画像およびディープ画像に対応する色合いパラメータを求める。色合い
は主として記録された光の色スペクトルにより形成される。この場合色合いの補
償が行われ、較正ソフトウェアを用いて標準色度図の色合いの補償された記録デ
ータから較正スタッフが計算され記憶される。この較正スタッフとともに求めら
れた色合いパラメータが記憶される。図２にはこれらのステップがNassi Schnei
dermannによる構造ダイアグラムとして示されている。この種の色較正値の形成 は任意にしばしば反復したり、または拡張したりすることができる。色較正値の
形成は製造者によってもユーザによっても行うことができる。
、ライト画像およびディープ画像に対応する色合いパラメータを求める。色合い
は主として記録された光の色スペクトルにより形成される。この場合色合いの補
償が行われ、較正ソフトウェアを用いて標準色度図の色合いの補償された記録デ
ータから較正スタッフが計算され記憶される。この較正スタッフとともに求めら
れた色合いパラメータが記憶される。図２にはこれらのステップがNassi Schnei
dermannによる構造ダイアグラムとして示されている。この種の色較正値の形成 は任意にしばしば反復したり、または拡張したりすることができる。色較正値の
形成は製造者によってもユーザによっても行うことができる。
【００１９】 以下に実際に記録された画像に適した色較正値を選択する本発明の方法を説明
する。この方法ステップは図３の構造ダイアグラムにまとめられている。
する。この方法ステップは図３の構造ダイアグラムにまとめられている。
【００２０】 ステップＳ１ではライト画像およびディープ画像に対応する実際の画像の色合
い分析が行われる。これは例えば赤・緑・青の色成分ヒストグラムを評価するこ
とにより行われる。これに代えてカメラの電子回路で調製された色合い情報を利
用してもよいし、またユーザが所定の目的に応じて選択したピクセルから得られ
た色合い情報を利用してもよい。
い分析が行われる。これは例えば赤・緑・青の色成分ヒストグラムを評価するこ
とにより行われる。これに代えてカメラの電子回路で調製された色合い情報を利
用してもよいし、またユーザが所定の目的に応じて選択したピクセルから得られ
た色合い情報を利用してもよい。
【００２１】 ステップＳ２では色合いの補償に関して最良に適合する色較正値が探索される
。このために存在する全ての色較正値に記憶されている色合いパラメータと実際
の画像の色合いパラメータとが相関関数により比較される。相関関数を形成する
例は図４に示されている。実際の画像のライト画像の色合いのエッジ値と探索さ
れた色較正値の相応のエッジ値とがダイアグラムに入力され、それぞれ相互に直
線１〜６で結ばれる。ここで直線の傾きが求められる。これらの傾きをＡ１〜Ａ
６で示している。相関値Ａとして関数 Ｋ＝ａｂｓ（Ａ１−Ａ４）＋ａｂｓ（Ａ２−Ａ５）＋ａｂｓ（Ａ３−Ａ６） が形成される。すなわち相互に相応する直線１および４、２および５、３および
６の傾きの差の絶対値の和が形成される。相関値Ｋができる限り小さいほうが良
好な相関が得られる。このケースは図４に示されている。図５には相関があまり
良好でないケースが示されている。相関値は第１の閾値Ｔ１と比較され、相関が
充分に良好であるか否かが決定される。良好でない場合には次に存在する色較正
値が検査される。相関が充分に良好である場合、相関値はそれまでに最良として
見出された色較正値と比較される。その時点で検査された色較正値の相関のほう
が良好である場合、この色較正値が後の選択のために記録される。
。このために存在する全ての色較正値に記憶されている色合いパラメータと実際
の画像の色合いパラメータとが相関関数により比較される。相関関数を形成する
例は図４に示されている。実際の画像のライト画像の色合いのエッジ値と探索さ
れた色較正値の相応のエッジ値とがダイアグラムに入力され、それぞれ相互に直
線１〜６で結ばれる。ここで直線の傾きが求められる。これらの傾きをＡ１〜Ａ
６で示している。相関値Ａとして関数 Ｋ＝ａｂｓ（Ａ１−Ａ４）＋ａｂｓ（Ａ２−Ａ５）＋ａｂｓ（Ａ３−Ａ６） が形成される。すなわち相互に相応する直線１および４、２および５、３および
６の傾きの差の絶対値の和が形成される。相関値Ｋができる限り小さいほうが良
好な相関が得られる。このケースは図４に示されている。図５には相関があまり
良好でないケースが示されている。相関値は第１の閾値Ｔ１と比較され、相関が
充分に良好であるか否かが決定される。良好でない場合には次に存在する色較正
値が検査される。相関が充分に良好である場合、相関値はそれまでに最良として
見出された色較正値と比較される。その時点で検査された色較正値の相関のほう
が良好である場合、この色較正値が後の選択のために記録される。
【００２２】 ステップＳ３ではまず、ステップＳ２で適切な色較正値が見出されたか否かが
確認される。適切でなかった場合にはユーザには自身の経験に基づいて適切な色
較正値を選択できることが示されるか、またはこうしたケースのために設けられ
ている標準色較正値がシステムにより選択されて示される。ステップＳ２で適切
な色較正値が見出されている場合、ユーザに確定を提案するか、またはこれが自
動的に確定される。
確認される。適切でなかった場合にはユーザには自身の経験に基づいて適切な色
較正値を選択できることが示されるか、またはこうしたケースのために設けられ
ている標準色較正値がシステムにより選択されて示される。ステップＳ２で適切
な色較正値が見出されている場合、ユーザに確定を提案するか、またはこれが自
動的に確定される。
【００２３】 ステップＳ４ではもう一度ライト画像とディープ画像とに対して別々に実際の
画像の色合いパラメータと予め選択された色較正値とが比較され、どの色合いパ
ラメータを実際の画像の色合い補償に利用するかが決定される。このためにまず
ライト画像に対する相関値Ｋが第２の閾値Ｔ２と比較される。相関が充分に良好
であれば、実際の画像のライト画像領域中の色合いは実際の画像の色合いパラメ
ータによって補正される。良好でない場合には補正は選択された色較正値の色合
いパラメータによって行われる。その後同様に、より良好に適しているほうのパ
ラメータによる比較および色合いの補正がディープ画像領域に対して行われる。
画像の色合いパラメータと予め選択された色較正値とが比較され、どの色合いパ
ラメータを実際の画像の色合い補償に利用するかが決定される。このためにまず
ライト画像に対する相関値Ｋが第２の閾値Ｔ２と比較される。相関が充分に良好
であれば、実際の画像のライト画像領域中の色合いは実際の画像の色合いパラメ
ータによって補正される。良好でない場合には補正は選択された色較正値の色合
いパラメータによって行われる。その後同様に、より良好に適しているほうのパ
ラメータによる比較および色合いの補正がディープ画像領域に対して行われる。
【００２４】 続いて選択された色較正値が実際の画像の色合いの補正された画像データに対
して適用され、この画像データが装置に依存しない色系へ変換される。これによ
り適切な色で表示された画像が得られる。
して適用され、この画像データが装置に依存しない色系へ変換される。これによ
り適切な色で表示された画像が得られる。
【００２５】 本発明の方法は、最良に適した色較正値を選択するための色合いパラメータの
比較のほかに、さらに付加的に比較のための記録パラメータを利用して拡張およ
び改善することができる。例えば絞り、露光時間、距離、フラッシュを用いて記
録された否か、どのフラッシュ調整装置を用いたかなどの情報を標準色度図を記
録する際に形成された色較正値とともに記憶し、後に実際の画像記録の相応の情
報と比較することができる。例えば記録時の光の状況を記述する別の情報として
付加的に記録日時（朝、昼、夕、夜）などを保持することもできる。全てのパラ
メータが例えばファジィ論理回路の原理にしたがって結合され、適切な色較正値
の選択を確実に決定することができる。
比較のほかに、さらに付加的に比較のための記録パラメータを利用して拡張およ
び改善することができる。例えば絞り、露光時間、距離、フラッシュを用いて記
録された否か、どのフラッシュ調整装置を用いたかなどの情報を標準色度図を記
録する際に形成された色較正値とともに記憶し、後に実際の画像記録の相応の情
報と比較することができる。例えば記録時の光の状況を記述する別の情報として
付加的に記録日時（朝、昼、夕、夜）などを保持することもできる。全てのパラ
メータが例えばファジィ論理回路の原理にしたがって結合され、適切な色較正値
の選択を確実に決定することができる。
【図１】 記録画像の色成分のヒストグラムである。
【図２】 色較正値を行うためのフローチャートである。
【図３】 色較正値を選択するためのフローチャートである。
【図４】 相関の良好な実施例を示す図である。
【図５】 相関の良好でない実施例を示す図である。
【手続補正書】
【提出日】平成１２年９月１２日（２０００．９．１２）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 Ｋｕｒｆｕｅｒｓｔｅｎ−Ａｎｌａｇｅ 52−60，Ｈｅｉｄｅｌｂｅｒｇ，Ｆｅｄｅ ｒａｌ Ｒｅｐｕｂｌｉｃ ｏｆ Ｇｅｒ ｍａｎｙ Ｆターム(参考） 5B057 AA20 BA02 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC01 CE17 DA17 DB02 DB06 DB09 DC25 5C066 AA01 BA20 CA17 DD01 EA13 GA01 KE02 KE03 KE04 KE09 KE17 KF05 5C077 LL01 LL19 MM30 MP01 MP08 NP01 NP05 PP32 PP36 PP37 PP43 TT09 TT10 5C079 HB01 HB08 LB01 NA03 PA00
Claims (9)
- 【請求項１】 色較正値を用いてカラー画像の記録データを色合いの補償お
よび色変換により補正する、ディジタルカラー撮像およびカラー画像記録のため
の色較正値を自動的に選択する方法、特に任意の照明状態のもとでのディジタル
写真撮影またはディジタルビデオ記録のための色較正値を自動的に選択する方法
において、 標準色度図を定められた照明状態のもとで記録することにより、少なくとも１
つの色較正値を形成し、 前記色度図の記録データの色合いを分析して、色度図の記録データの色合いを
記述するパラメータを求め、 前記色度図の記録データの色合いを補償し、 色度図で色合いの補償された記録データから少なくとも１つの色較正値を計算
して記憶し、 該色較正値とともに前記色度図の記録データから求められた色合いのパラメー
タを記録し、 カラー画像の記録データの色合いパラメータを求め、該パラメータを色較正値
の記録された色合いパラメータと比較し、 比較に基づいて色較正値を選択する、 ことを特徴とする色較正値を自動的に選択する方法。 - 【請求項２】 色合いパラメータの比較を相関により行う、請求項１記載の
方法。 - 【請求項３】 記憶された色合いパラメータとカラー画像の色合いパラメー
タとが最良に相関する色較正値を選択する、請求項１または２記載の方法。 - 【請求項４】 色較正値の色合いパラメータとカラー画像の色合いパラメー
タとを比較した際に充分に良好な色合いパラメータの相関が見出されない場合、
標準色較正値が選択される、請求項１または２記載の方法。 - 【請求項５】 色較正値の色合いパラメータとカラー画像の色合いパラメー
タとを比較した際に充分に良好な色合いパラメータの相関が見出されない場合、
ユーザ自身が適切な色較正値を選択できることをユーザに指示する、請求項１ま
たは２記載の方法。 - 【請求項６】 カラー画像の色合いパラメータと選択された色較正値の色合
いパラメータとを比較し、相関が良好である場合にはカラー画像の色合いパラメ
ータをカラー画像の色合い補償に使用し、相関が劣悪である場合には選択された
色較正値の色合いパラメータを使用する、請求項１から５までのいずれか１項記
載の方法。 - 【請求項７】 色合い補償に使用される色合いパラメータの比較および選択
をカラー画像のライト画像領域とディープ画像領域とに対して別々に行う、請求
項１から６までのいずれか１項記載の方法。 - 【請求項８】 選択された色較正値によりカラー画像の記録データのいろ変
換を行う、請求項１から７までのいずれか１項記載の方法。 - 【請求項９】 絞り、露光時間、距離、フラッシュ調整、記録日時などの付
加的な記録パラメータを色較正値とカラー画像との比較に使用する、請求項１か
ら８までのいずれか１項記載の方法。
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|---|---|---|---|
| DE19811279A DE19811279C2 (de) | 1998-03-12 | 1998-03-12 | Verfahren zur automatischen Auswahl von Farbkalibrierungen |
| DE19811279.3 | 1998-03-12 | ||
| PCT/DE1999/000644 WO1999046928A1 (de) | 1998-03-12 | 1999-03-10 | Verfahren zur automatischen auswahl von farbkalibrierungen |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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ID=7861014
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000536192A Expired - Fee Related JP3372537B2 (ja) | 1998-03-12 | 1999-03-10 | 色較正値を自動的に選択する方法 |
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| JP (1) | JP3372537B2 (ja) |
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| FR2821172B1 (fr) | 2001-02-16 | 2003-05-23 | Immervision Internat Pte Ltd | Procede et dispositif pour l'orientation d'une image panoramique numerique |
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| JP5968132B2 (ja) * | 2012-07-11 | 2016-08-10 | キヤノン株式会社 | 画像処理装置、画像処理方法ならびにプログラム |
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| DE19539717C1 (de) * | 1995-10-25 | 1996-11-21 | Agfa Gevaert Ag | Verfahren und Vorrichtung zum Ausgleich von Farbstichen bei der Herstellung von Indexprints |
| DE19539736C2 (de) * | 1995-10-25 | 1999-02-11 | Agfa Gevaert Ag | Verfahren und Vorrichtung zum Ausgleich von Farbstichen bei der Herstellung von Indexprints |
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- 1998-03-12 DE DE19811279A patent/DE19811279C2/de not_active Expired - Fee Related
-
1999
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- 1999-03-10 WO PCT/DE1999/000644 patent/WO1999046928A1/de active Application Filing
- 1999-03-10 JP JP2000536192A patent/JP3372537B2/ja not_active Expired - Fee Related
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