JP2002500200A - 免疫抑制剤を含む局所眼科治療薬 - Google Patents

免疫抑制剤を含む局所眼科治療薬

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JP2002500200A
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ミラン スツフリーック
アレクサンドル エゴロッフ
ヴラジミール マチュハ
ヨセフ スツフリーック
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ガレナ アクチオバ・スポレチノスト
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    • A61P37/06Immunosuppressants, e.g. drugs for graft rejection

Abstract

(57)【要約】 局所的眼科治療用の治療薬であって、単環式ウンデカペプチド類、マクロライドラクトン類またはコルチコステロイド類からなる群に属する免疫抑制剤0.02〜5.0重量%を含み、基剤としてポリアルキレングリコール−ポリウレタン共重合体を10重量%まで含む治療薬である。親水性基剤の場合、ポリアルキレングリコール−ポリウレタン共重合体が、ポリ(オキシ−1,2−エタンジイル)−α−ヒドロ−ω−ヒドロキシポリマーと1,1’−メチレン−ビス−(4−イソシアナトシクロヘキサン)との重量平均分子量1000〜3000の共重合体からなることが好ましく、また親油性基剤の場合、ポリアルキレングリコール−ポリウレタン共重合体が、ポリ[オキシ(メチル−1,2−エタンジイル)]−α−ヒドロ−ω−ヒドロキシポリマーと1,1’−メチレン−ビス−(4−イソシアナトシクロヘキサン)との重量平均分子量1600〜18000の共重合体からなることが好ましい。上記治療薬は局所投与形態で一般的な賦形剤をさらに含むことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、治療薬の眼組織への浸透性を高める賦形剤を含む生理的に受容可能
な基剤に溶解または分散させてなる親油性免疫抑制剤の局所眼科治療を目的とし
た治療薬に関する。
【0002】 (背景技術) 局所的な眼科治療は、治療薬を眼瞼下の結膜嚢内および角膜上へ外部から投与
する場合と結膜下や球後へ注射によって投与する場合とがある。 眼科疾患の治療法における局所投与医薬品の効果は、目の解剖学的、生理学的
性質に加えて、特に治療薬の物理的、化学的性質や投与形態、組成物の性質によ
って影響を受ける。治療薬の眼組織中への移行が、例えば流涙や瞬目の増加によ
る目の防御機構によって阻害され、これが角膜前領域での治療薬の濃度の減少を
もたらすことは良く知られている。治療薬の吸収は角膜との接触を長引かせるこ
と、および治療薬の浸透能力によって可能となる。目に局所投与された後の治療
薬の生体利用度は投与された薬剤の1〜10%程度と少ないのが普通である。
【0003】 眼科疾患治療に使用される典型的な親油性の免疫抑制剤は、例えば単環式ポリ
ーN−メチル化ウンデカペプチド類、ラクトン系マクロライド類またはコルチコ
ステロイド類からなる群に属する、抗炎症性および免疫抑制活性を有する薬剤を
含んでいる。眼科治療に適したウンデカペプチド類は、シクロスポリン類、特に
シクロスポリン、[Nva]2―シクロスポリン、[Val]2―シクロスポリン
およびジヒドロ[Val]2―シクロスポリンを含むものである。
【0004】 マクロライド抗生物質は眼疾患の治療に適しており、特にタクロリマスやシロ
リマスを含むものである。タクロリマスおよび構造的に類似した誘導体は、通常
アスコマイシン類として設計され、シロリマスおよび構造的に類似の誘導体は通
常ラパマイシン類として設計されている。
【0005】 局所治療に有用なコルチコステロイド類は、例えばコーチゾンおよびハイドロ
コーチゾン、プレドニソロンおよびメチルプレドニソロン、デキサメタソンおよ
びフルオロメタソンのような物質を含んでいる。
【0006】 局所投与における上記シクロスポリン類の治療的効果は、特に危険を伴う角膜
移植や、乾性角結膜炎、慢性角膜炎、ベーチェット症候群、シェーグレン症候群
、内因性ぶどう膜炎のような自己免疫疾患だけでなく、蚕食性角膜潰瘍のような
角膜の潰瘍性疾患で実証されている。
【0007】 マクロライド抗生物質は、器官や組織の移植で高い免疫抑制効果が証明されて
おり角膜移植に有望である。コルチコステロイド類は眼科手術後の炎症の治療に
有用であり、また角膜移植後の免疫反応を抑制する。
【0008】 本発明に記載された全3種の活性薬剤は、炎症性および自己免疫性の眼疾患の
治療にも全身的に投与される。しかし、全身投与の場合、治療の重篤な副作用の
ため、少量でのみ使用することができる。全身投与に伴う副作用は、治療する場
所やその最も近い近傍にのみ薬剤の活性を集中することによる合理的な局所投与
によって減少または排除することができる。
【0009】 N−メチル化環状ウンデカペプチド類、マクロライドラクトン類およびコルチ
コステロイド類の群からなる治療薬は、その非イオン形態のため、眼科投与で生
理学的に受容可能な水や親水性担体にはわずかに溶けるだけである。そのため実
際、古典的な点眼剤を作ることは難しい。例えばシクロスポリン類の水溶解度は
25℃で16〜30μg/mlであるが、より極性の大きい分子である[Thr ]2−シクロスポリンはより極性の小さい[NVa]2−シクロスポリンより水に
溶けやすい。上記群からなる薬剤の親油性の相対的評価のために、水相およびn −オクタノールによって表される親油相間の分配係数Pの値を用いることができ
る。コルチコステロイド剤の場合、例えばlogPの値は1.2(プレドニソロ ン)〜4.3(フルロビプロフェン)の範囲である。シクロスポリン類の群では
、免疫抑制活性を有する薬剤のlogPは1.1〜3.1の範囲である。アスコ マイシン類およびラパマイシン類の分配係数は公表されていないが、水溶解性に 基づいて想定することができシクロスポリン類のそれと同等と思われる。
【0010】 前眼部および後眼部における水晶体過敏性眼内炎およびぶどう膜炎の治療方法
または涙液生産減少が明らかな眼疾患の治療方法として、シクロスポリン類の群
からなる眼科局所投与薬剤を開示している最初の特許公報は、米国特許第4,6
49,047号公報および第4,839,342号公報である。いずれの特許公
報も投与形態を特定しておらず、また植物油、動物油、鉱物油、シリコーンオイル
類;リポソーム類さらにアルコール類、ジメチルスルホキサイド、ポリオキシエ
チル化ひまし油を含む製薬上許容される基剤を用いた溶液、懸濁液、軟膏の使用 も予見できない。当該特許公報は実施例または請求の範囲に適切な賦形剤の重量
割合を開示していない。
【0011】 米国特許第4,865,846号公報は眼科領域で投与されるコレチコステロ
イド類、シクロスポリン類および抗生物質のグループに関連するものであり、液
体または軟膏基剤に溶解した治療薬の溶液を、同一かまたは異なる治療薬を含む 生分解性物質の粒子と共存させる輸送系およびそのような輸送系の製造方法を特
許請求している。当該特許公報の実施例から結論付けられることは、コラーゲン 、ゼラチン、ポリビニルアルコールおよびメチルセルロース誘導体などの生分解
性物質から0.4〜1.0mmの大きさの3次元粒子を製造し、治療薬を上記生
分解性粒子に混合することに加えて上記粒子を液体または軟膏基剤に分散させる
ことは、非常に面倒でかつ有効な製造方法として適当ではないということである 。
【0012】 英国特許第2,224,205号公報には、シクロスポリン類を植物油とワセ
リンの混合物からなる基剤に含有させた、目およびその周辺の組織へ投与する局
所製剤が開示されている。しかし、この特許公報に記載された方法で得られる治
療薬は、羊毛由来のステロイド材料に基づく物質を乳化剤として含んでいる。こ のような物質の使用を避けることが最近報告されており、それは羊脂中に含まれ ることがある殺虫剤成分によるアレルギーおよび刺激の影響が懸念されるからで
ある。
【0013】 国際特許公報WO93/23010には、シクロスポリンをポリエトキシ化脂 肪酸エステル、ポリエトキシ化アルキルエーテルおよびポリエトキシ化アルキル
フェニルエーテルの群からなる界面活性剤を含む水性媒体中に低濃度で含ませた
眼科製剤が記載されている。国際特許公報WO95/31211には、シクロス ポリンを含む、涙腺に特に親和性のある乳化した眼科処方が記載されている。
【0014】 欧州特許公報EP0696452A1には、コルチコイド類およびシクロスポ
リン類を含む治療薬を0.01〜5%含む治療に有用な真に酸性(euacidic)か
つ等張なナノエマルション(nanoemulsions)が記載されている。上に挙げた特 許公報は、角膜を通して房水、虹彩、ぶどう膜のような目の内部構造への治療薬の
浸透を増加させるという特定の問題を解決していない。
【0015】 (発明の開示) 本発明の目的は、局所投与治療薬の角膜を通しての浸透を増加させることであ り、治療薬中の最適の補助剤の使用によって目の内部組織中の治療薬剤の治療的 活性レベルを得ることである。この課題は体液や組織に非常に溶けにくい治療薬
の場合には殊に困難である。水に溶けにくい治療薬とは、通常1重量部の物質を
溶かすのに1000〜10000容積部の水を必要とするような物質である。そ
のような薬剤は、シクロスポリンまたは[NVa]2−シクロスポリンで代表さ れる単環式ウンデカペプチド類の群、シロリマスまたはタクロリマスで代表され
るマクロライド構造を持ったラクトン類の群およびプレドニソロンまたはデキサ
メタソンで代表されるコルチコイド類の群からなる免疫抑制剤を特に含んでいる
【0016】 本発明は局所眼科治療のための治療薬について記載しており、この治療薬は下
記の一般式(I)で表されるポリアルキレングリコール−ポリウレタン共重合体を 10重量%まで含む生理的に受容可能な基剤に免疫抑制剤0.02〜5.0重量
%を溶解または分散させてなることを特徴としている。
【0017】
【化2】
【0018】 (式中、nは8〜51、mは主として1〜4であり、RはCH3基または水素原 子である。) 本発明の免疫抑制剤は、その量が0.1〜3.0重量%のシクロスポリン及び
/又は[NVa]2−シクロスポリン、0.05〜2.0重量%のタクロリマス 及び/又はシロリマス、および0.02〜1.0重量%のデキサメタソン及び/ 又はプレドニソロンからなる群から選ばれる。 これらの化合物の化学的に正確なCASの名称は下記に示すようにCTFA命
名法で簡略化して表される。
【0019】
【表1】
【0020】 CTFA命名法においては、PEGおよびPPGはそれぞれポリエチレングリ
コール及びポリプロピレングリコールに対応し、SMDIは飽和したメチレンジ フェニルイソシアネートに対応する。
【0021】 上記化合物は、例えばポリオールプレポリマー−2(PPG−12/SMDI
共重合体)、ポリオールプレポリマー−14(PPG−51/SMDI共重合体
)およびポリオールプレポリマー−15(PPG−8/SMDI共重合体)の販
売名で販売されており、ペネダーム社(PNEDERM Incorporated)で製造されてい る。
【0022】 皮膚に関する用途としてこれらの共重合体は知られている。これらは皮膚に対
する強い活性を有し、角質層に容易に沈着物を形成する。このように治療薬の長 期持続的な液体貯蔵性が角質間に形成されるので、皮膚中での治療薬の作用を持
続することができる。
【0023】 皮膚科製剤および化粧品分野でのポリオールプレポリマーの使用に関して、例 えば米国特許第4,971,800号、第5,045,317号および第5,0
51,260号の各公報で特許請求されている。
【0024】 皮膚の解剖学的構造は目の角膜のそれとは著しく相違するにも拘わらず、ポリ アルキレングリコール−ポリウレタン共重合体が溶解性の小さい免疫抑制剤の角
膜を通しての浸透性を著しく増加させるということが発見されたことは驚くべき
ことである。上記現象は、上記の治療薬が上記共重合体の存在下で親水性および
疎水性の両者の生体無害の基剤に混合されている眼科薬剤で実証された。
【0025】 ポリアルキレングリコール−ポリウレタン共重合体系の賦形剤が10%までの
適用濃度である本発明の治療薬が、治療的に活性な免疫抑制剤の目の内部構造へ
の浸透が増加することが実証されたにも拘らず、眼刺激を増加させないことが見
出されたことは驚くべきことである。さらに、本発明の製剤の繰り返し投与後の
組織学的調査は、目の内部構造の損傷の可能性を何ら示していない。逆にアゾー
ンを0.1%程度の低濃度かそれ以上の濃度で投与したとき、眼刺激や眼毒性が
明らかに現れることが記載されている。アゾーンは角膜を通しての治療薬の浸透
性を向上させるのに使用する物質として知られている(イズメイル(Ismail)I.
M.等、Pharm.Res.,9(6),817-821,1992)。
【0026】 良好な生物学上の性質を得ることは、本発明の共重合体の質的な要素に依存し
、特に未反応のジイソシアネート成分やそれぞれのポリアルキレングリコールの 残留濃度に依存する。共重合体の典型的な要素を次に要約する。
【0027】
【表2】
【0028】 ポリアルキレン−ポリウレタン共重合体はオリゴマ−の混合体であり、その割
合は一般式の添え字「m」で表され、1〜4が支配的である。
【0029】 製造されている種々のタイプの共重合体は、ゲル浸透クロマトグラフィーで測 定された典型的な分子量分布を持っている。例えばPPG−12/SMDI共重
合体の場合、分子量の割合は、 22〜23%(分子量1500〜2000にピークのあるもの) 16〜25%(分子量2400〜3300にピークのあるもの) 28〜45%(分子量3700以上にピークのあるもの) ポリアルキレングリコール部分に末端ヒドロキシル基を有する共重合体の両タ
イプは、上述した治療薬の角膜(実質)中央部への沈着を著しく増加させる。角
膜実質は含水率が高い。異なる分子量を持った共重合体部分の段階的な親油性に
よって角膜内部に濃度の勾配が生じ、このことが非常に水に溶けにくい免疫抑制
剤が、生きた細胞のわずか約5層の上層からなる角膜上皮の親油性の強い層にだ
けしか固定されない理由である。
【0030】 一方、親油性の眼科用基剤は植物性あるいは動物性のトリアシルグリセリン( 例えばひまし油、トウモロコシ油、ごま油または魚油)およびそれらの水素化物 からなっている。炭化水素混合物、例えばワセリンとして知られているヘキサメ
チルテトラコサエンのような飽和炭化水素やスクワレンとして知られている不飽
和分岐炭化水素またはそれらの水素化物−スクワラン−を、トリアシルグリセリ
ンの中にある限定量の範囲で混合することもできる。親油性基剤もまた中鎖C8 〜C12のアシル残基と長鎖C14〜C22のアシル残基とを有するトリグリセリルエ
ステルからなる構造的脂質を含んでいる。またC14〜C22の脂肪酸のポリグリセ
リルエステルは、親水−親油平衡バランス値(HLB)が6より小さく、油性の
性質を持っており、無刺激性の親油性眼科用賦形剤として有用である。C12〜C 23 の脂肪族アルコール類もまたこの目的に使用される。
【0031】 本発明の製剤に使用する親水性眼科用基剤は、水または特にグリセリンまたは ポリエチレングリコールのようなアルキレングリコールを通常含んでいる。ポロ
キサマー(poloxamers)やメロキサポール(meroxapols)として知られているエチレ
ンオキサイド−プロピレンオキサイドブロック共重合体もまた有用である。 両タイプの眼科用基剤はまた15〜37℃の温度で液体または半固体の性質を
有する。
【0032】 添加物としての賦形剤はこの発明の局所眼科用治療薬の基剤の中に技術的に必
要な量だけ存在し、その選定は選択された特定の投与形態に依存している。溶液
では、そのような賦形剤は、液体または半固体の密度を有し、目に対して生理的に
受容可能な溶媒および可溶化物質を含んでいる。乳化および懸濁可能な分散製剤
では、そのような賦形剤はその相の安定化剤を付加的に含んでいる。眼科製剤の 複数投与の包装体では抗菌性の薬剤を通常添加している。
【0033】 PEG-8/SMDI共重合体の分子量は3000を超えないので、親水性基剤
を用いて、薬剤中での、その浸透圧への寄与を考慮することが好ましいし、必要
ならイオン性または非イオン性の性質を持った賦形剤を加えて通常の方法でその
イオン強度を調節することが好ましい。 眼反応評価の計画を示す表3を添付した。
【0034】
【表3】
【0035】 (実施例) 以下の実施例は本発明の治療薬の種々の組成について記載しているが、これに限
定されるものではない。
【0036】 実施例1 点眼薬
【表4】
【0037】 ステリドーズ系AB(Steridose System AB)マグネチックスターラーを備えた 100リットル容量の釜の中でPPG−12/SMDI共重合体およびジグリセ
リルモノオレエートをトウモロコシ油と混合する。この混合物に昇華したばかり
のクロロブタノールおよびシクロスポリンを雰囲気温度で溶解する。その溶液を
滅菌された貯蔵器中にろ過限界0.2μmのメンブランフィルターを通して無菌
的にろ過する。ろ過した製品をBFS系装置上の容量5mlのポリエチレンバイ
アルに詰める。 2種類の濃度の製剤について、下記の方法に従い家兎の眼刺激性を評価した。
【0038】 1%および2%のシクロスポリンをそれぞれ含む実施例1の点眼剤と、共重合
体を含まない偽薬(プラシーボ)について、毒物学のETAD委員会が推奨する
方法で眼刺激の評価をした。点眼薬はそれぞれ6羽のニュージーランド白色家兎
で試験された。この動物はその年齢に対応した体重2.19〜4.62kgの通
常の品質のものであった。家兎は個別に金属ケージ内に収容し、飼育場の環境(
温度22±2℃、相対湿度50〜70%)に慣らされた。家兎は標準のKKK/ L食餌と飲料水を任意に与えられた。
【0039】 点眼薬は1回の量50μlを逐次25μlずつ2つに分けられてそれぞれの目 に投与された。目の状態(結膜、角膜、虹彩、および涙液生産)を投与前および
投与後24,48、72時間に観察・記録した。角膜を市販のフルオレッセイン
溶液を用い青色光線で検査した。生理的溶液を同じ方法で同じ量24時間後に点眼
した。結膜、角膜、虹彩および涙液生産の変化を表1で与えられた計画に従って
評価した。24,48,72時間後に6羽全部の家兎で検出された累積値は次の
とおりである。
【0040】
【表5】
【0041】
【数1】
【0042】 刺激性の分類: 程度0〜10 刺激性なし 11〜25 わずかに刺激 26〜56 中程度の刺激 57〜110 強い刺激
【0043】 実施例2 点眼薬
【表6】
【0044】 組織病理学的試験について記載された方法に従って、製剤を犬に19日間投与
して許容度を評価し、またシクロスポリンの眼組織への浸透を評価した。
【0045】 10頭の月齢12〜16ヶ月の雄のビーグル犬を試験に用いた。犬は周期的な
間隔で処理された。適切な周期で犬はキャンバック、ドヒバック−パルボおよび
リスセリンワクチン(Canvac,Dohyvac−Parvo and Lyscelin vaccines)で処理さ れた。
【0046】 犬は通常の状態で0.9×1.0mの広さの小屋に個別に収容された。犬には
標準のペレット化したRo XIII食餌を犬ごとに300gの配給量で与えた。飲料 水は犬が随意に飲めるようにした。
【0047】 実施例2による試験製剤を毎日4回、5頭の犬(試験群)に通常の包装から点
滴器を用いてそれぞれの目の角膜上に2時間周期で投与した。点眼後まぶたを軽
く抑えることによって角膜上への製剤の広がりが達成された。対照群(5頭の犬
)に、同様の方法で偽薬を投与した。いずれの製剤も継続的に19日間投与した
。眼科学的試験を投与開始前および投与期間の最後に行った。眼耐性を表1の計
画に従って毎日最初の投与の前に再評価した。角膜に起こりうる混濁の存在およ
びその範囲(程度0〜4)、虹彩の状態および反応(程度0〜2)、結膜の紅斑
および浮腫の存在(程度0〜4)および分泌物の存在(程度0〜3)を評価した
。製剤AおよびBいずれも刺激なしと分類された。
【0048】 2頭の犬を組織病理学的試験に使用し、実施例2の製剤を毎日4回それぞれの
結膜嚢内に1滴投与した。対照の犬にも試験を実施し、同様な方法で偽薬を投与
した。試験期間は19日間であった。
【0049】 最後の投与の1時間後に、犬をチオペンタール麻酔下で放血によって屠殺した
。眼球を眼窩から注意深く取り出し、10%の中性ホルマリン中で固定した。鋭
いかみそりの刃を用いてそれぞれの目を眼神経の入口から角膜端まで切開した。
次により大きな眼部を巾約8mmの薄片を作るのに使用した。その薄片は角膜、
瞳孔、水晶体および眼神経を含んでいた。それぞれの涙腺を眼球に近接したそれ
ぞれの眼窩の外側部分から分離した。
【0050】 組織学的標本は標準のパラフィン法で作製し、約6μm厚に切り、ヘマトキシ
リンーエオジンでムコ多糖類のPAS法によって染色し、クレシルバイオレット
およびアルシアンブルーでバンギーソン(Van Gieson)法およびハーレミューラー
(Halle-Muller)技術によって染色した。
【0051】 対照の犬の眼球および実施例2の製剤を投与された犬の眼球の組織写真はいず
れも記録されている眼構造(角膜、強膜、結膜、脈絡膜、網膜、毛様体、虹彩、
水晶体、前房および後房、視神経、眼筋や眼球周囲組織の部分)のいかなる場所
にも何ら特異性を示さなかった。上眼瞼の後ろの部分にある結膜にも涙腺にも変
化はなかった。
【0052】 眼組織への浸透 月齢がそれぞれ12〜16ヶ月の4頭のビーグル犬の群を試験に使用した。そ
れらの犬のうち3頭には、実施例2の製剤AまたはBを(トリチウムで特別に標
識した2mCi/mlの活性を持ったシクロスポリンを含む)を0.03ml両 眼に投与した。投与は2日間、毎日2時間おきに4回行い、3日目には製剤を3
回投与して、合計11回の投与を行った。4番目の犬には標識されていない実施
例2の薬剤を同量、同頻度で投与した。
【0053】 最後の投与の1時間後に犬はチオペンタール麻酔下に頚動脈を切って放血死さ
せた。次にそれぞれの犬から両眼を結膜と涙腺を含めて摘出した。4頭全ての犬
からの右目を2%カルボキシメチルセルロースゲルに埋入し、自動放射能検定の
ためn−ヘキサン/ドライアイス混合物中で凍らせた。左眼から採取した個々の
組織の25%の試料を秤量し、25%KOHを20%エタノールに溶解した液1
ml中に溶解した。ワラックラックベータ(Wallac Rackbeta)液体シンチレーシ ョン分光光度計を用いて放射能を測定した。測定された放射能の値(dpm)か
ら計算によって組織1g当たりの投与物質をナノグラム(ng)数として求めた
【0054】
【表7】
【0055】 硝子体、水晶体、強膜および網膜中のシクロスポリンの測定値はバックグラウン
ドレベルであった。
【0056】 実施例3 点眼薬
【表8】
【0057】 両方の組成物は活性物質1mg当たり1MBqの量でトリチウム化されたシク ロスポリンで標識された。両製剤をそれぞれ体重3〜3.5kgの、3羽の雄と
3羽の雌を含む6羽の家兎の群に投与した。製剤Aを左眼に、常に角膜上に(結
膜嚢にではなく)点眼した。
【0058】 投与は15分間隔で3時間(合計12回の投与)、マイクロピペットを用いて
各回製剤15μl(合計3.6mgのシクロスポリン)とした。最終点眼の15
分後に家兎を屠殺し、すべての目から房水を採取し、角膜、虹彩およびぶどう膜
試料を調製した。
【0059】 組織試料を秤量し、ワラックラックベータ液体シンチレーション分光光度計で
放射能測定のための処理を行った。測定された活性値(dpm)は組織1g当た
りのシクロスポリンのng(ナノグラム)量として濃度が計算された。 両製剤におけるシクロスポリン濃度(n=6)の平均値は以下のとおりである
【0060】
【表9】
【0061】 添付の図面は1%のPPG-51/SMDI共重合体を実施例3の局所眼科治療
薬に添加したときの効果を示すグラフで、角膜中へのシクロスポリンの吸収(図 1)、虹彩中への浸透(図2)、房水中への浸透(図3)およびぶどう膜中への浸
透(図4)を示している。有色家兎の雌雄のグループで吸収の有意な増加が起こ
っている。1滴ずつ12回投与後のシクロスポリン濃度の平均増加量は次のとお
りである。 角膜、3.3倍;虹彩、5.24倍;房水、5.08倍;およびぶどう膜、5.2倍
【0062】 実施例4 軟膏
【表10】
【0063】 トコフェロール、共重合体および活性物質を、ひまし油と水素化油との滅菌混
合物に60℃で溶解し、無菌状態で熱濾過し、塗布器の付いた管に詰めた。
【0064】 実施例5 点眼薬
【表11】
【0065】 調製した溶液を分離限界0.2μmのメンブランフィルターで濾過し、塗布
器の付いたガラスバイアルに詰めた。
【0066】 実施例6 点眼薬
【表12】
【0067】 調製した溶液を分離限界0.2μmのメンブランフィルターで濾過し、塗布器
の付いたポリエチレンバイアルに詰めた。
【0068】 (産業上の利用性) 本発明は医薬品産業における局所眼科治療薬の製造を可能にした。本発明の製
剤は免疫抑制剤の眼組織への高い浸透および耐性に特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例3においてPPG-51/SMDI共重合体を1%添加したと
きのシクロスポリンの角膜中への吸収を示すグラフである。
【図2】 実施例3においてPPG-51/SMDI共重合体を1%添加したと
きのシクロスポリンの虹彩中への浸透を示すグラフである。
【図3】 実施例3においてPPG-51/SMDI共重合体を1%添加したと
きのシクロスポリンの房水中への浸透を示すグラフである。
【図4】 実施例3においてPPG-51/SMDI共重合体を1%添加したと
きのシクロスポリンのぶどう膜中への吸収を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 47/34 A61P 27/02 A61P 27/02 37/06 37/06 A61K 37/02 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U S,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 スツフリーック ヨセフ チェコ共和国、76763 フラビニェ 121 Fターム(参考) 4C076 AA14 BB24 CC10 EE22E FF15 4C084 AA02 BA18 CA04 DA11 NA05 ZA331 ZB081 4C086 AA01 CB22 DA10 MA01 MA05 NA05 ZA33 ZB08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 局所眼科用治療薬であって、シクロスポリン、[Nva]2−シク
    ロスポリン、タクロリマス、シロリマス、デキサメタソン及びプレドニソロンか
    らなる群から選ばれる少なくとも一種の免疫抑制剤0.02〜5.0重量%を、
    一般式(I) 【化1】 (式中、nは8〜51、mは1〜4であり、RはCH3基または水素原子である 。) で表されるポリアルキレングリコールーポリウレタン共重合体を10重量%まで
    含む生理的に受容可能な基剤に溶解または分散させてなり、場合によって局所投
    与形態で一般的な賦形剤を含むことを特徴とする局所眼科用治療薬。
  2. 【請求項2】 シクロスポリン及び/又は[Nva]2−シクロスポリンを0.1
    〜3.0重量%含むことを特徴とする請求項1に記載の薬剤。
  3. 【請求項3】 タクロリマス及び/又はシロリマスを0.05〜2.0重量
    %含むことを特徴とする請求項1に記載の薬剤。
  4. 【請求項4】 デキサメタソン及び/又はプレドニソロンを0.02〜1.
    0重量%含むことを特徴とする請求項1に記載の薬剤。
  5. 【請求項5】 親水性基剤の場合、ポリアルキレングリコール−ポリウレタ
    ン共重合体が、ポリ(オキシ−1,2−エタンジイル)−α−ヒドロ−ω−ヒド
    ロキシポリマーと1,1’−メチレン−ビス−(4−イソシアナトシクロヘキサ
    ン)との重量平均分子量1000〜3000の共重合体であることを特徴とする
    前記請求項1〜4のいずれか1項に記載の薬剤。
  6. 【請求項6】 親油性基剤の場合、ポリアルキレングリコール−ポリウレタ
    ン共重合体が、ポリ[オキシ(メチル−1,2−エタンジイル)]−α−ヒドロ
    −ω−ヒドロキシポリマーと1,1’−メチレン−ビス−(4−イソシアナトシ
    クロヘキサン)との重量平均分子量1600〜18000の共重合体であること
    を特徴とする前記請求項1〜5のいずれか1項に記載の薬剤。
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