JP2002360723A - 加圧式粉末消火器 - Google Patents
加圧式粉末消火器Info
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Abstract
体容器1の内底面1aとの距離を殆ど無くする状態に取
り付けられた場合でも、消火薬剤放出管9への粉末消火
薬剤通過を確保することができる加圧式粉末消火器を提
供する。 【解決手段】 消火薬剤放出管9の下端に取付けられた
封板取付具15の周壁16の下端部16aに、粉末消火
薬剤通過を確保する凹欠部26を設ける。
Description
係り、より詳しくは本体容器内の消火薬剤放出管の下端
部に取り付けられる封板取付具に改良を加えた加圧式粉
末消火器に関する。
填された本体容器の内部に、粉末消火薬剤を放射する圧
力源である加圧用ガス容器と、粉末消火薬剤を消火器ホ
ースへ放出する消火薬剤放出管(サイホン管)を収納し
ている。消火薬剤放出管の下端には、加圧ガスにより本
体容器内が加圧されたときに該本体容器の内圧で破れる
薄い封板を内蔵した封板取付具が取り付けられている。
封板取付具の取付け目的は、湿気が消火器ホース先端の
ノズルから消火薬剤放出管の内部にまで侵入し、本体容
器内の粉末消火薬剤が固まるのを防止するためであり、
また、不使用時に本体容器内の粉末消火薬剤が消火薬剤
放出管の下端部内に入り込んで消火薬剤放出管内で固ま
って詰まるという弊害を予防するためである。この封板
取付具は消火器を当初組立てる時に消火薬剤放出管の下
端部に取り付けられる以外に、消火器が一度使用された
後に粉末消火薬剤を再充填する時や定期的な点検整備時
などにその取替えも行われる。
付具の下端面は本体容器の内底面と適度の距離(高さ)
をおいて収納配備されることが、消火薬剤放出管への粉
末消火薬剤の円滑な流動を確保し、また放射終了後の粉
末消火薬剤の残存量をできる限り少なくするうえで肝要
なことである。封板取付具の最下端と本体容器の内底面
との間の距離が短すぎると消火薬剤放出管への粉末消火
薬剤の流動が困難になり、また長すぎると放射終了後に
粉末消火薬剤が本体容器の内底面上に残存して放射効率
を下げるという問題が発生する。通常、封板取付具の下
端面と本体容器の内底面との距離は概ね5〜10mmとす
ることが好ましい。
の封板取付具の取付け作業は、封板取付具が消火薬剤放
出管の下端部に所定のはめ込み深さにまではまり込むよ
うに手加減しながら手作業で行われるのであるが、この
とき、往々にして封板取付具のはめ込み深さ不足が生じ
ることがある。この場合、封板取付具の下端面と本体容
器の内底面との間の距離が短くなったり、殆ど無くなる
ため、粉末消火薬剤が消火薬剤放出管に流れ込みにくく
なる。とくに問題となるのは、粉末消火薬剤を再充填す
る時や定期的な点検整備時には、加圧式粉末消火器の製
造業者とは異なる他の業者によって、既設の封板取付具
とは異なる他種の封板取付具と取り替えられる場合であ
る。この場合、封板取付具のメーカーによりその長さが
まちまちであるため、前記距離が長くなったり、短くな
ったりし、とくに封板取付具のはめ込み量が不足した
り、当初既設されている封板取付具よりも長いものと取
り替えられた場合は、封板取付具の下端面が本体容器の
内底面につかえて粉末消火の通過不能、放射不能を引き
起こすという最悪の事態を発生することがある。
るためになされたもので、たとえ消火薬剤放出管の下端
に対し封板取付具が本体容器の内底面との距離を殆ど無
くする状態に取り付けられた場合でも、消火薬剤放出管
への粉末消火薬剤通過を確保することができ、放射性能
の確保を図れる加圧式粉末消火器を提供することにあ
る。
が充填された本体容器の内部に、粉末消火薬剤を放射す
る圧力源である加圧用ガス容器と、先端にノズルを備え
た消火器ホースへ粉末消火薬剤を放出する消火薬剤放出
管とが収納され、この消火薬剤放出管の下端部に、加圧
用ガス容器からの加圧ガスにより本体容器内が加圧され
たときに該本体容器の内圧で破れる封板を内蔵した筒状
の封板取付具が取り付けられている加圧式粉末消火器に
おいて、前記封板取付具の周壁の封板よりも下端部に、
消火薬剤通過用の凹欠部を設けていることに特徴を有す
るものである。
計は前記ノズル内の細穴断面積と同等以上とすることが
できる。
付具の封板よりも下部の周壁に、消火薬剤通過用の凹欠
部を設けているので、たとえ、消火薬剤放出管の下端部
に対し封板取付具がはめ込み不足等により該封板取付具
の下端面と本体容器の内底面との距離を殆ど無くする状
態に、または封板取付具の下端面が本体容器の内底面に
当接してしまう状態に取り付けられた場合でも、消火薬
剤放出管への粉末消火薬剤通過を確保することができ、
消火薬剤の放射不能や放射効率の低下を来すのを予防で
きる。凹欠部の断面積総計はノズル内の細穴断面積と同
等以上とすることにより、本来の仕様である放射効率を
確保することができる。
基づき説明する。図1は加圧式粉末消火器の縦断正面
図、図2は図1における要部の拡大断面図、図3は消火
薬剤放出管の下端部に封板取付具を取り付ける前の状態
を示す正面図、図4は封板取付具の取付具本体の底面図
である。
な構成は従来の標準タイプのものと同じである。すなわ
ち、加圧式粉末消火器は粉末消火薬剤Aが充填される本
体容器1、本体容器1の上部に取り付けたバルブ2、バ
ルブ2に接続された消火器ホース3、消火器ホース3の
先端に付けているノズル4、本体容器1内に収納され粉
末消火薬剤Aを放射する圧力源である加圧用ガス容器
5、加圧用ガス容器5を開き操作する固定レバー6及び
可動レバー7、加圧用ガス容器5の作動により生じる加
圧ガスを本体容器1内に導入するガス導入管8、粉末消
火薬剤Aを消火器ホース3へ放出する消火薬剤放出管
(サイホン管)9、および固定・可動レバー6・7に備
えた安全栓10などから構成されている。
て、上記ガス導入管8はこれの上端の加圧ガス導入口部
がバルブ2を介して加圧用ガス容器5に接続され、かつ
下端部の周壁に適数個のガス放出孔11が開口され、こ
のガス放出孔11を有する下端部にゴム製のピール管1
2がガス放出孔11の外側を覆うように外嵌されてい
る。ピール管12の中央付近はガス導入管8に対して止
め輪13でかしめている。このピール管12は、粉末消
火薬剤Aがガス放出孔11に侵入するのを防ぐととも
に、ガス導入管8の上端の加圧ガス導入口部から送られ
てくる加圧ガスを、ピール管12の中央付近の止め輪1
3を境に上下二方向へガス放出孔11を介して噴出する
よう方向付けるものである。その噴出力により、本体容
器1内の粉末消火薬剤Aが効果的にほぐされ、流動し易
い状態となる。
火薬剤放出口部がバルブ2内に固定されて消火器ホース
3に接続され、その下端部には封板14を内蔵した封板
取付具15が封板14で消火薬剤放出管9の下端部を封
口するよう差込み又はねじ込み等により取外し可能に取
り付けられている。
バー6及び可動レバー7を握り操作して加圧用ガス容器
5を開き作動すると、加圧ガスがガス導入管8を介して
本体容器1内に導入し、本体容器1内を加圧するととも
に粉末消火薬剤Aを撹拌する。本体容器1の内圧が一定
の圧力になれば封板取付具15の封板14が破れ、粉末
消火薬剤Aが消火薬剤放出管9及び消火器ホース3を経
てノズル4から放射される。
おいて、消火薬剤放出管9の下端部に取り付けられる封
板取付具15の構造に特徴を有する。図2ないし図4に
示すように、封板取付具15は合成ゴム製または金属製
の取付具本体17と薄い樹脂フィルム等からなる封板1
4により構成される。取付具本体17は厚肉の周壁16
を有する筒状に形成され、その周壁16の上端面の中央
には、消火薬剤放出管9の外径とほぼ同一径の内径をも
ち且つ所定深さのはめ込み口18が開口されるととも
に、下端面15aの中央には消火薬剤導入口19がはめ
込み口18の内周面下端から径方向内方に張出された環
状突壁21を介して連通するよう同心状に開口される。
環状突壁21は消火薬剤放出管9の内径とほぼ同一の孔
径の連通孔22を有するとともに、その上端面に消火薬
剤放出管9の最下端を受止める段部20を形成してい
る。そして、周壁16内の環状突壁21の内周面下端と
消火薬剤導入口19の内周面上端とを上方狭まり斜面壁
23でつないだ形に形成するとともに、該斜面壁23の
下端と消火薬剤導入口19の内周面上端との間に封板1
4をはめ込むための環状溝24を形成している。また周
壁16の環状溝24より下方の下端部16aには1個も
しくは2個以上(図示例では3個)の凹欠部26が形成
される。この場合、凹欠部26の断面積総計はノズル4
内の細穴4aの断面積と同等もしくはそれ以上に設定す
る。
ルム等からなる封板14は、加圧ガスにより容器本体1
内が所定圧に加圧されたときに該容器本体1の内圧で初
めて破れる強度のものが使用され、消火薬剤導入口19
内に設けた環状溝24内に保持リング25を介して消火
薬剤導入口19を塞ぐようはめ込み固定される。
れのはめ込み口18を消火薬剤放出管9の下端部にはめ
込むか又はねじ込むことにより消火薬剤放出管9の下端
部に取り付けられる。封板取付具15を取り付けた消火
薬剤放出管9は本体容器1内に収容配備されるが、この
とき、消火薬剤放出管9への粉末消火薬剤Aの円滑な流
動を確保するとともに、放射終了後における本体容器1
の内底面1aへの粉末消火薬剤Aの残存量をできる限り
少なくして放射効率を上げるために、封板取付具15の
下端面15aと本体容器1の内底面1aとの距離hが概
ね5〜10mmになるように設置される(図1参照)。
端部に対し封板取付具15が消火薬剤放出管9の最下端
を封板取付具15内の段部20に当接させないはめ込み
不足のままの状態で取り付けられていると、図2中、二
点鎖線Fで示すように封板取付具15の下端面15aと
容器本体1の内底面1aとの距離が殆ど無い状態に、ま
たは封板取付具15の下端面15aが本体容器1の内底
面1aに当接してしまう状態に設置されることになる。
しかし、このような場合も、上記封板取付具15は凹欠
部26を介して消火薬剤の通過を可能にするので、消火
薬剤の放射不能や放射効率の低下を来すようなことが無
くなる。また、凹欠部26の断面積総計はノズル4内の
細穴4aの断面積と同等以上とすることにより、本来の
仕様である放射効率を確保することができる。
たとえ、消火薬剤放出管の下端に封板取付具が本体容器
の内底面との距離を殆ど無くする状態に、または封板取
付具の下端面が本体容器の内底面に当接してしまう状態
に取り付けられた場合でも、封板取付具の凹欠部を介し
て消火薬剤放出管への粉末消火薬剤通過を確保すること
ができるので、消火薬剤放射性能の確保を図れるという
利点がある。
ける前の状態を示す正面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 粉末消火薬剤が充填された本体容器の内
部に、粉末消火薬剤を放射する圧力源である加圧用ガス
容器と、先端にノズルを備えた消火器ホースへ粉末消火
薬剤を放出する消火薬剤放出管とが収納され、この消火
薬剤放出管の下端部に、加圧用ガス容器からの加圧ガス
により本体容器内が加圧されたときに該本体容器の内圧
で破れる封板を内蔵した筒状の封板取付具が取り付けら
れている加圧式粉末消火器において、前記封板取付具の
周壁の封板よりも下端部に、消火薬剤通過用の凹欠部を
設けていることを特徴とする加圧式粉末消火器。 - 【請求項2】 前記凹欠部の断面積総計が前記ノズル内
の細穴断面積と同等以上である請求項1記載の加圧式粉
末消火器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001174437A JP2002360723A (ja) | 2001-06-08 | 2001-06-08 | 加圧式粉末消火器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001174437A JP2002360723A (ja) | 2001-06-08 | 2001-06-08 | 加圧式粉末消火器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002360723A true JP2002360723A (ja) | 2002-12-17 |
Family
ID=19015718
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001174437A Pending JP2002360723A (ja) | 2001-06-08 | 2001-06-08 | 加圧式粉末消火器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002360723A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010274008A (ja) * | 2009-05-29 | 2010-12-09 | Kyoraku Co Ltd | 消火器用容器及び消火器 |
Citations (5)
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-
2001
- 2001-06-08 JP JP2001174437A patent/JP2002360723A/ja active Pending
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