JP2002354553A - 集合住宅用haシステム - Google Patents

集合住宅用haシステム

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JP2002354553A
JP2002354553A JP2001159727A JP2001159727A JP2002354553A JP 2002354553 A JP2002354553 A JP 2002354553A JP 2001159727 A JP2001159727 A JP 2001159727A JP 2001159727 A JP2001159727 A JP 2001159727A JP 2002354553 A JP2002354553 A JP 2002354553A
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Japan
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center device
apartment house
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JP2001159727A
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Yasuhiro Yanagi
康裕 柳
Takeshi Ueda
毅 上田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】集合住宅に設けた設備機器の監視だけではなく
制御についても管理センタ側から行うことを可能とした
集合住宅用HAシステムを提供する。 【解決手段】ローカル端末Aは、集合住宅内の共用設備
機器の監視および制御を行うとともに集合住宅内のロー
カルネットワークLN1に接続される。制御装置Cは、
ローカルネットワークLN1と外部ネットワークEN1
との間に介在して情報伝送を制御する。管理センタ装置
B1は、外部ネットワークEN1に接続されるリモート
端末であってローカル端末LN1に関して監視および制
御が可能なヒューマンインタフェースを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集合住宅用HAシ
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、特開平11−164036号
公報などに記載されているように、ビルなどに設置され
ている設備の状況や防犯防災の状況をビル側の端末装置
を通して、遠隔地の管理センタに設置した受信設備で監
視する遠隔監視システムが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記公報に
記載された遠隔監視システムでは、端末装置から受信設
備への一方通行の情報伝送がなされているのみであり、
管理センタ側からビル側の設備などを制御することはで
きないものであった。
【0004】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、集合住宅に設けた共用設備機器の監
視だけではなく制御についても管理センタ側から行うこ
とを可能とした集合住宅用HAシステムを提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、集合
住宅内の共用設備機器の監視および制御を行うとともに
集合住宅内のローカルネットワークに接続された少なく
とも1台のローカル端末と、ローカルネットワークと外
部ネットワークとの間に介在して情報伝送を制御する制
御装置と、外部ネットワークに接続されるリモート端末
であって少なくとも1台のローカル端末に関して監視お
よび制御が可能なヒューマンインタフェースを有した管
理センタ装置とを備えることを特徴とする。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記管理センタ装置が、前記ローカル端末において
生じたイベントの通知を受信すると当該イベントの種類
に応じた通報先に通報する手段を備えることを特徴とす
る。
【0007】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、前記外部ネットワークが複数種類の
通信路を有し、前記制御装置が前記ローカル端末におい
て生じたイベントの緊急度に応じて通信路を選択する手
段を備えることを特徴とする。
【0008】請求項4の発明は、請求項1ないし請求項
3の発明において、前記制御装置が前記ローカル端末に
おけるイベントの発生を聴覚的または視覚的に報知する
手段を備えることを特徴とする。
【0009】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、前記ローカルネットワークと前記外部ネットワーク
との少なくとも一方に接続され前記ローカル端末におい
て生じたイベントに関する情報の入力と記憶とが可能な
記録装置が付加されていることを特徴とする。
【0010】請求項6の発明は、請求項1の発明におい
て、管理センタ装置との間で通信可能であって集合住宅
の玄関に配置され少なくともパスワードの入力操作が可
能なロビー対応装置と、集合住宅の各箇所の鍵が各別に
収納されロビー対応装置から入力されたパスワードが承
認されたときに所要箇所の鍵が取出可能になるキーボッ
クス装置とを備えることを特徴とする。
【0011】請求項7の発明は、請求項6の発明におい
て、前記ロビー対応装置および前記管理センタ装置が玄
関先と管理センタとの間の対話を可能とする手段を備
え、前記管理センタ装置は前記ロビー対話装置にパスワ
ードを転送する手段を備えることを特徴とする。
【0012】請求項8の発明は、請求項6の発明におい
て、前記ロビー対応装置が操作者にあらかじめ与えられ
ている第1のパスワードを照合する手段と、第1のパス
ワードが承認されたときにキーボックス装置からの鍵の
取出を可能とする第2のパスワードを操作者に示す手段
とを備えることを特徴とする。
【0013】請求項9の発明は、請求項6ないし請求項
8の発明において、前記パスワードが有効期間付きかつ
1回のみ使用可能であることを特徴とする。
【0014】請求項10の発明は、請求項1の発明にお
いて、前記設備が各住戸別の水道とガスと電力との少な
くとも1つについて使用量を計量する装置であって、前
記管理センタ装置に計量値が転送されることを特徴とす
る。
【0015】請求項11の発明は、集合住宅の所要箇所
の水量を監視するとともに水量が異常であると異常信号
を出力する水量センサを備え、水量センサにおける異常
信号の発生時に規定の通報先に危険報知を行うことを特
徴とする。
【0016】請求項12の発明は、請求項2の発明にお
いて、前記設備が集合住宅の所要箇所の水量を監視する
とともに水量が異常であると異常信号を出力する水量セ
ンサであって、前記ローカル端末が前記異常信号をイベ
ントの発生とし、前記管理センタ装置では異常信号の発
生に対応して規定の通報先に危険報知を行うことを特徴
とする。
【0017】請求項13の発明は、請求項11または請
求項12の発明において、前記水量センサにより検出さ
れる水量が規定した第1レベルに達すると集合住宅の所
要の住戸および前記管理センタ装置に通知することを特
徴とする。
【0018】請求項14の発明は、請求項13の発明に
おいて、前記水量センサにより検出される水量が前記第
1レベルより危険度の高い第2レベルに達すると1階住
戸に通知した後、全住戸に通知するとともに、前記管理
センタ装置に通知することを特徴とする。
【0019】請求項15の発明は、集合住宅の駐車場と
駐輪場との少なくとも一方に、人感センサとカメラとス
ピーカとを設置し、警戒中において人感センサにより侵
入者が検出されると、スピーカを通して威嚇する音声を
出力するとともにカメラにより侵入者を撮影することを
特徴とする。
【0020】請求項16の発明は、請求項1の発明にお
いて、前記設備が、集合住宅の駐車場と駐輪場との少な
くとも一方に設置された人感センサとカメラとスピーカ
とであって、警戒中において人感センサにより侵入者が
検出されると、スピーカを通して威嚇する音声を出力す
るとともにカメラにより侵入者を撮影することを特徴と
する。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明は、基本的には図1に示す
ように、集合住宅内のローカルネットワークLN1に接
続されたローカル端末Aを備えるとともに、インタネッ
ト、専用網、公衆網(主として電話網)のような外部ネ
ットワークEN1に接続されるリモート端末を管理セン
タ装置B1として備える。外部ネットワークEN1には
管理センタ装置B1のほかにもリモート端末B2が接続
される。ローカルネットワークLN1と外部ネットワー
クEN1とは制御装置Cを介して接続され、制御装置C
によってローカルネットワークLN1と外部ネットワー
クEN1との間の情報伝送が制御される。
【0022】ローカル端末Aは、図2に示すように、集
合住宅Mにおける各種の共用設備機器の監視と制御とを
行うものであり、共用設備機器としては集合住宅M内で
共用されるあらゆる設備機器を対象にすることができ
る。図示例では、共用設備機器として、受水槽、ポン
プ、電力系設備、機械式駐車場、ロボットゲート、自動
ドアなどの機械設備11、防犯センサ、火災センサ、水
量センサなどのセンサ設備12、水道メータ、ガスメー
タ、電力メータなどのメータ設備13、集合住宅Mの玄
関に配置されるロビー対応装置、キーボックス装置、電
気錠などの来客対応設備14、集会場の鍵管理、共用駐
車スペースの管理、共用水道の管理などの各種管理を行
う管理情報提供設備15などを設けている。ローカル端
末A(11〜15)は設備ごとに設けられ、制御装置C
に対してローカルネットワークLN1を介して接続され
る。ローカルネットワークLN1としては、イーサネッ
ト(登録商標)によるLANを用いるほか、RS232
C、RS485、USBなどの規格のシリアル接続を採
用することもできる。制御装置Cは、ローカルネットワ
ークLN1と外部ネットワークEN1との間の情報の受
け渡しを行い、必要に応じて各種情報を加工し、また蓄
積する機能を有している。
【0023】外部ネットワークEN1に接続されるリモ
ート端末としての管理センタ装置B1は、集合住宅Mの
総合管理を行う管理センタに配置され、他のリモート端
末B2は各種設備について管理契約を結んでいる管理会
社などに設置される。管理センタ装置B1では、図3に
示すように、ローカル端末Aである各種設備の状態変化
を常時監視するとともに、適宜のタイミングでローカル
端末Aにアクセスすることによってローカル端末Aの情
報を取得することも可能になっている。また、管理セン
タ装置B1からローカル端末Aにアクセスすることによ
って、必要に応じて設備を制御することも可能になって
いる。管理センタ装置B1には、ローカル端末Aの監視
および制御を行うために操作および表示が可能なヒュー
マンインタフェースが設けられる。さらに、管理センタ
装置B1では、ローカル端末Aに関して取得した情報の
加工および蓄積が可能であり、これらの情報を他のアプ
リケーションソフトウェアとの間で授受することによっ
て、他のアプリケーションソフトウェアとの連携も可能
になっている。以下では、管理センタ装置B1が、電子
メールの送信、電話による通報を可能とするアプリケー
ションソフトウェアを備えているものとする。
【0024】通常は、図4に示すように、ローカル端末
Aから管理センタ装置B1に対しては設備の状態変化を
通知する。このような状態変化は「イベント」であっ
て、ローカル端末Aによるイベントの通知を受信した管
理センタ装置B1は、イベントの種別(どの設備でどの
ような状態変化が生じたか)に応じて各イベントに対応
する設備に関する管理契約を結んでいる管理会社のリモ
ート端末B2に電子メールを送信し、管理会社に異常の
発生を通報する。たとえば、受水槽に異常が生じたとき
には、受水槽に関する管理契約を結んでいる管理会社に
電子メールを送信し、機械式駐車場に異常が生じたとき
には、機械式駐車場に関する管理契約を結んでいる管理
会社に電子メールを送信するのである。「イベントの種
別」と「電子メールのアドレス」と「電子メールの送信
先である管理会社名」とは、管理センタ装置B1におい
てテーブルとして登録されており、ローカル端末Aから
イベントの発生が通報されたときには、このテーブルを
参照することによって、所要の管理会社にイベントの発
生を通報することになる。したがって、設備の追加や変
更があるときには、テーブルの内容を変更するだけで、
イベントの種別や通報先の追加や変更に対応することが
可能である。
【0025】なお、通報先にリモート端末Bが設けられ
ていない場合には、専用網や公衆網を通して管理会社に
通報してもよい。この場合、管理センタ装置B1では、
管理会社での通報受け入れの体制に応じて、データ通
信、ファクシミリ、合成音声による電話などの各種の通
信方法を選択することが可能である。
【0026】外部ネットワークEN1として複数の通信
路が用意可能な場合もある。いま、インターネットと電
話回線との2つの通信路を採用可能であるものとして、
制御装置Cにおいてイベントの緊急度に応じて通信路を
選択する例について説明する。図5に示すように、防
犯、火災、非常釦のように人命に関わる内容のイベント
の場合には通報先に対して緊急に通報しなければならな
いから、電話回線(公衆網)を経由して管理センタ装置
Bに通報する。また、緊急度が比較的低いイベントにつ
いては、インタネットを経由して管理センタ装置Bに通
報する。このように、緊急度に応じて通信路を選択する
ことにより、緊急度の高いイベントに対してより迅速な
対応が可能になる。ここで、どのイベントに対してどの
通信路を用いるかの対応関係は、制御装置Cにあらかじ
めテーブルとして登録しておく。通信路の変更や追加が
生じたときには、このテーブルを修正すれば対応が可能
になる。なお、通信路としてはインタネットや電話回線
(公衆網)のほか、専用網、CATV線、衛星放送通信
網なども用いることが可能であり、これらの通信路は緊
急度の高い通信路をして使用可能である。なお、緊急度
の高いイベントについては、管理センタ装置B1を通さ
ずに所要のリモート端末B2に通報することも可能であ
る。
【0027】ところで、制御装置Cには電子サインシス
テムを接続してもよい。電子サインシステムの表示部1
6は集合住宅Mの共用スペースや各住戸に設置され、図
6に示すように、ローカル端末Aにおいて発生したイベ
ントが、設備の異常に関するものであるときには、制御
装置Cでは電子サインシステムに対して、あらかじめ設
定された文字列を表示させる。したがって、制御装置C
は「イベントの種別」と電子サインシステムの表示部1
6に表示させる「文字列」との組をテーブルとして備え
る。たとえば、受水槽が異常であるというイベントに対
して、「受水槽が故障しております。現在修理中で
す。」という文字列を対応付け、「機械式駐車場が異常
であるというイベントに対して、「××の立体駐車場が
現在作動いたしません。」(××は故障している場所を
表す)という文字列を対応付け、宅配ボックスが異常で
あるというイベントに対しては、「宅配BOX故障のた
め現在開閉できません。」という文字列を対応付ける。
また、制御装置Cではローカル端末Aから設備が正常状
態に復帰したことを通知されると、復旧したことも電子
サインシステムの表示部に表示する。ここにおいて、電
子サインシステムは、必ずしも表示のみを行うものでな
くてもよく、音声による報知を行う構成としてもよい。
たとえば、音声合成装置とスピーカ装置とを電子サイン
システムに設け、上述したテーブルの文字列の内容を音
声合成装置に入力してテキスト合成を行い、スピーカ装
置から音声として出力させる構成を採用することも可能
である。
【0028】ところで、上述のようにしてローカル端末
Aで設備の異常に関するイベントが発生し、管理会社に
通報されると、管理会社からは設備の異常に対応する作
業員が派遣されることになる。一般に、作業員が行った
作業内容の報告は、作業員が専用の用紙に書き込み、こ
れを作業依頼者(管理センタ)と管理会社とが保管して
いるのが現状である。これに対して、本実施形態では、
ローカル端末Aに各種情報の入力と記憶とが可能な記録
装置を付加してあり、図7に示すように、作業内容に関
する報告を記録装置に書き込むようにしてある。記録装
置における入力手段には、キーボード、タッチペン、音
声入力装置などの周知技術を用いる。しかして、作業員
は設備の修理が完了した後に、記録装置に作業員の名
前、故障内容、修理内容などを入力すると、記録装置で
は入力された日時を付加し、所要の報告書の形式として
管理センタ装置B1に電子メールで送信するようになっ
ている。また、報告書は制御装置Cにも保存され、管理
センタ装置B1からの要求により監視センタ装置Bで読
出可能になっている。
【0029】ローカル端末Aで管理する設備には、上述
のように、水道メータ、ガスメータ、電力メータのよう
なメータ設備13がある。以下では水道メータの管理に
ついて例示する。なお、ガスメータ、電力メータも水道
メータに準じた処理が可能である。いま、水道の使用量
を計数する流量センサを各住戸ごとの水道管に設置して
いるものとする。流量センサはローカル端末Aにより共
用設備機器として管理される。したがって、制御装置C
ではローカル端末Aを通して流量センサで検出された水
道の使用量の計数値を監視するとともに、計数値をゼロ
にリセットすることが可能になっている。制御装置Cで
は、図8のように、毎日0時に集合住宅M内の全住戸の
水道の使用量の計数値をローカル端末Aから取得した
後、計数値をゼロにリセットする。このようにして全住
戸の水道使用量に関する計数値を取得した制御装置Cは
全住戸の前日の水道使用量の計数値を電子メールに添付
して管理センタ装置B1に送信する。管理センタ装置B
1は各住戸ごとに水道の使用量に関するデータベースを
管理しており、データベースに各住戸の日々の水道使用
量を登録する。管理センタ装置B1では月1回、データ
ベースに蓄積された水道使用料を住戸単位で合計し、料
金に換算して各住戸に請求書を発送する。なお、流量セ
ンサには10リットルを単位として計数するものを用い
ればよい。
【0030】このように水道使用量をローカル端末Aに
より管理し、管理センタ装置B1に自動的に通知するこ
とによって、従来は必要であった検針員あるいは管理人
の目視による検針が不要になるとともに、検針員あるい
は管理人から管理会社に報告された検針結果を管理会社
において集計する必要もなくなり、作業コストの削減に
つながる。
【0031】ローカル端末Aで管理する設備には上述の
ように来客対応設備14があり、来客対応設備14とし
ては、集合住宅Mの玄関に設置されるロビー対応装置、
集合住宅Mにおける共用施設(機械室、管理人室、会議
室、屋上出入口、地下出入口など)を開閉するための鍵
を収納したキーボックス装置、上述の共用施設の扉に設
けた電気錠、宅配便の集配のための宅配ボックスなどが
ある。ロビー対応装置は、モニタ表示部、TVカメラ、
入力部(キーボード、ソフトウェアキーボード、手書き
入力、音声入力など)、通話用のスピーカおよびマイ
ク、ローカルネットワークに接続される通信部(ローカ
ル端末A)を備え、管理センタ装置B1との間で画像、
音声、データの通信が可能になっている。キーボックス
装置は、ロビー対応装置に隣接して配置され、各箇所の
鍵をそれぞれ収納する複数個のボックスを備え、各ボッ
クスにはボックス番号が付与されている。ロビー対応装
置はキーポックスの制御が可能であって、ロビー対応装
置の入力部から所要場所の鍵が収納されたボックス番号
を指定するとともにパスワードを入力して、パスワード
がロビー対応装置によって承認されると、キーボックス
装置の該当するボックスを解錠することが可能になる。
したがって、ロビー対応装置を操作する操作者にパスワ
ードを与えることによって、所要の共用施設に出入りす
るための鍵を与えることが可能になる。ここに、パスワ
ードを与えるのは、たとえば、機械室に出入りする修理
業者や会議室の使用予約を行っている集合住宅Mの住人
のような特定人であって、このことによって特定人以外
が鍵を使用するのを防止することができる。
【0032】ところで、キーボックス装置に収納された
鍵の管理をさらに強化するために、以下の構成を採用す
ることができる。すなわち、ロビー対応装置は、管理セ
ンタ装置B1との間で画像および音声を送受することが
できるから、図9のように、ロビー対応装置の操作者と
管理センタ装置B1の操作者(多くは管理人)との間で
対話し、管理センタ側においてロビー対話装置の操作者
の顔や声と対話内容とを確認することによって、鍵の使
用が許可されている特定人か否かを管理センタ側の操作
者が判断するのが望ましい。ロビー対話装置の操作者の
確認をさらに確実にするのであれば、管理センタ装置B
1の操作者の目視による顔の確認だけではなく、ロビー
対応装置の操作者の顔を画像処理によって確認する技
術、指紋照合の技術、音声認識による確認技術などを用
いるようにしてもよい。
【0033】上述のようにして鍵の使用が許可されてい
る特定人であることが確認された後には、管理センタ装
置B1からロビー対応装置に対してキーボックス装置の
該当するボックスを解錠するためのパスワードを送信す
る。このようにして、ロビー対応装置の操作者はパスワ
ードを取得することができ、所要の鍵をキーボックス装
置から取り出すことが可能になる。なお、管理センタ装
置B1からパスワードをロビー対応装置に入力すること
によってキーポックスの所要のボックスを解錠すること
によって、ロビー対応装置の操作者にパスワードを見せ
ずに鍵を渡すことも可能である。ここにおいて、パスワ
ードについてデータの漏洩を防止して安全性を確保する
ために、管理センタ装置B1からロビー対応装置にパス
ワードを送信する際にはパスワードを暗号化しておくの
が望ましい。
【0034】キーボックス装置に収納された鍵の管理を
強化するために、2種類のパスワードを用いるようにし
てもよい。すなわち、キーボックス装置内の鍵を使用し
たい特定人は、使用する日時をあらかじめ管理センタに
通知し、使用日時の通知時点において管理センタから第
1のパスワードを特定人に与えるようにする。図10に
示すように、管理センタ装置B1においては、第1のパ
スワードがロビー対応装置に入力されると、キーボック
ス装置の所要のボックスを解錠するための第2のパスワ
ードをロビー対応装置に表示するように、管理センタ装
置B1からロビー対応装置に設定しておく。このように
して、第1のパスワードを取得している特定人のみがロ
ビー対応装置によって第2バスワードを取得することが
でき、キーボックス装置のボックス番号と第2バスワー
ドとをロビー対応装置に入力することにより、所要の鍵
を得ることができるのである。ここで、ロビー対応装置
では、第2バスワードに対応するボックス番号以外の番
号が入力されたときには、キーボックス装置を解錠せず
に管理センタ装置B1に通知するとともに、ロビー対応
装置と管理センタ装置B1との間で対話を可能とし、必
要に応じてロビー対応装置の操作者と管理センタ装置B
1の操作者との間で通話することによって問題の解決を
はかる。このようにして、不正によるキーボックス装置
の解錠を防止することが可能になる。
【0035】なお、パスワードは有効期間を制限すると
ともに1回だけ有効とすれば、不正による解錠を防止し
やすくなる。たとえば、第三者がパスワードを取得して
も有効期間以外であればキーボックス装置を解錠するこ
とができず、また許容された特定人がパスワードを用い
てキーボックス装置を解錠した後であれば、第三者が当
該パスワードを用いてキーボックス装置を解錠すること
ができなくなる。たとえば、上述のように2つのパスワ
ードを用いる場合には、特定人が予約している日時の前
後1時間のみを有効期間とすれば、それ以外の日時に第
1パスワードを使用してもキーボックス装置を解錠する
ことはできなくなる。
【0036】ところで、地下駐車場を備える集合住宅M
では、降水量が異常に増加すると地下駐車場に浸水する
ことがある。そこで、図11に示すように、地下駐車場
SVにおける排水ピットDPに水量センサMSを配置
し、ローカル端末Aにより水量センサMSの検出結果を
管理センタBに通知する。つまり、ローカル端末Aで
は、地下駐車場の床面から10cm下まで水位が上昇し
たときにイベントの発生として管理センタ装置B1に異
常を通知し、管理センタ装置B1を通して管理会社等の
通知先に通知させる。
【0037】ここにおいて、水量センサMSをモデムを
介して公衆網に接続してもよい。この場合、図12に示
すように、水量センサMSで異常が検出されると、モデ
ムはあらかじめ設定された電話番号に電話し、被呼側の
管理装置のオフフックの後に異常の発生を意味するデー
タ列を送信した後に回線を切断する。こうして、データ
列を受信した被呼側の管理装置はデータ列を解析し、視
覚的ないし聴覚的な報知を行う。あるいはまた、ネット
ワーク経由で他の通知先に電子メールなどによってメッ
セージを伝達する。
【0038】上述のように水量センサMSにより地下駐
車場への浸水を外部に通知するから、集合住宅の住人か
らの通知による場合に比較して迅速な通知が可能にな
り、地下駐車場の浸水に対して迅速な対応が可能にな
り、地下駐車場SVの浸水を集合住宅Mの各住戸に通知
したり、地下駐車場SVが水没する前に対応処置を行う
ことが可能になる。
【0039】ところで、集合住宅Mの全住戸に専用もし
くは汎用の端末17を設置し、端末17によりローカル
端末Aでのイベントの発生を制御装置Cを通して監視す
ることが可能である。この場合、端末17に対して制御
装置CはUDPポートを用い、端末17では制御装置C
の特定のUDPポート番号を監視する。いま、ローカル
端末Aにおいて各住戸の住人が対応しなければならない
ような異常を示すイベント(上述のような地下駐車場の
浸水、火災など)が発生したときには、制御装置Cおよ
び管理センタ装置B1を通して(または管理センタ装置
B1を通さずに)管理会社のリモート端末B2に通知
し、このとき同時に、集合住宅Mに設けられているロー
カルネットワークLN1に接続されているローカル端末
Aに対してブロードキャストで異常発生を通知する。こ
こに、ローカルネットワークLN1に接続されているロ
ーカル端末Aには各住戸の端末17も含まれる。そこ
で、端末17が監視しているUDPポート番号に宛てて
ブロードキャストを行えば、集合住宅Mの全住戸の端末
17に異常の発生を報知することが可能になる。なお、
端末17にはイベントの種別を文字列などで表示するほ
か、音声によって報知する機能も設けておくのが望まし
い。
【0040】制御装置Cには第1レベルに達したときに
特定の端末17にのみ通知する機能を設け、特定の端末
17を指定し、異常の発生をユニキャストで通知するこ
とも可能である。この場合には、たとえば地下駐車場S
Vの浸水に対しては地下駐車場SVを契約している一部
の住戸にのみ通知することができる。
【0041】また、異常の発生時にブロードキャスト通
知し、端末17において異常の報知を行うか否かを判断
するようにしてもよい。つまり、各住戸によって報知の
必要な異常ととくに報知が必要ではない異常とがあるか
ら、異常の報知を要するか否かをイベントの種別に応じ
て端末17に設定しておくのである。たとえば、地下駐
車場SVの浸水であれば、地下駐車場SVの使用契約を
結んでいない住人にとっては、地下駐車場SVの水没に
関して通知を受ける必要がないと考えられるから、異常
の報知を行わないように設定しておけば、制御装置Cが
イベントに対してブロードキャストで異常を報知して
も、報知の不要な住戸における端末17ではこの種の情
報を報知しないようにすることができる。
【0042】このように各住戸においてイベントに対す
る報知の有無を選択可能とすることによって、以下の処
理が可能になる。いま、上述のように地下駐車場SVの
排水ピットDPを水量センサMSによって監視する場合
を例として、床面から10cm下を第1レベル、床面を
第2レベルに設定しているものとする。ここで、水量が
第1レベルか第2レベルかに応じて、表1のように報知
する住戸を選択する。つまり、第1レベルは危険度が比
較的低いが、第2レベルは危険度が高くなるから、第1
レベルでは必要な住戸にのみ通知し、第2レベルでは第
1レベルでの報知対象に含まれていなかった住戸のうち
1階のすべての住戸にも通知する。第1レベルと第2レ
ベルとに対応する通知先は、表1のようにテーブル化し
ておくのが望ましい。図では○が通知先、×が非通知先
である。また、第1レベルか第2レベルかを住人が認識
しやすいように、第1レベルと第2レベルとでは報知態
様(たとえば、音の種類)を変更するのが望ましい。こ
のようにして、危険度に応じて報知先を変更することが
可能になる。なお、表1における部屋番号のうち先頭の
番号は階数を表している。
【0043】
【表1】
【0044】表1においては、部屋番号が103、10
4、202の住戸については、地下駐車場SVの契約を
していないことを想定しているから、第1レベルではこ
れらには通知しない。一方、第2レベルは1階の住戸に
おいても浸水の危険があると判断して部屋番号が10
3、104である住戸にも通知するように設定している
のである。このようなテーブルを作成することにより、
図13に示すように水量に応じた処理が可能になる。
【0045】ローカル端末Aでは、上述のように防犯や
防災のためのセンサ設備12にも対応している。以下で
は、駐車場ないし駐輪場(両者が兼用されている場合も
ある)におけるセンサ設備12について例示する。な
お、駐輪場は駐車場に準じるから、以下では駐車場につ
いてのみ説明する。駐車場における盗難を防止するため
に、図14に示すように、駐車場EVには人感センサ1
2a、カメラ12b、スピーカ(図示せず)が配置され
る。また、図示例では自動車の周囲に赤外線センサ12
cを配置して自動車の移動を監視するようにしてある。
人感センサ12aは、焦電センサを用いた熱線式、赤外
線を投受光する能動型赤外線センサ、超音波を送受波す
る超音波センサなどを用いることができる。カメラ12
bは静止画像または動画像をフラッシュメモリに格納す
るものを用いており、図15に示すように、人感センサ
12aにより侵入者が検出されると人感センサ12aに
より監視している空間領域を撮影する。また、侵入者が
検出されたときに、スピーカから警戒音(ブザー音)を
発生することによって、侵入者を威嚇するようにしてあ
る。カメラ12bで撮影されフラッシュメモリに格納さ
れた画像はローカルネットワークLN1を通して後日取
り出される。警戒音は人感センサ12aにより侵入者が
検出されている間に発生し続け、侵入者が検知されなく
なってから10秒後に停止する。人感センサ12aが複
数配置されているときには、少なくとも1個の人感セン
サ12aで侵入者が検知されている間には警戒音を出力
し続け、すべての人感センサ12aで侵入者が検知され
なくなってから10秒後に停止する。
【0046】このような動作を実現するには、人感セン
サ12a、カメラ12b、スピーカから警戒音を発生さ
せる装置を連動させる必要があるから、適宜のコントロ
ーラを設け、上述のような連係動作を行う。ここに、駐
車場EVの監視は午前1時から午前6時までのように、
駐車場EVに通常は人が存在しない時間帯に設定する。
また、駐車場EVを監視している時間帯において、集合
住宅Mの住人が駐車場EVを使用するときには、各住戸
に設置されている端末17によって監視状態を解除する
ことが可能になっている。カメラ12aにより撮影され
た画像データは制御装置Cに一旦保存し、駐車場EVで
の異常の発生を該当する住戸の端末17に通知するとと
もに管理センタ装置Bに通知する。このとき、必要に応
じて制御装置Cから画像データを転送する。また、管理
センタ装置Bおよび端末17では、視覚的ないし聴覚的
に報知したり、別途の通知先に通知したりする。なお、
管理センタ装置Bに通知する代わりに、制御装置Cから
携帯電話に通知するようにしてもよい。
【0047】
【発明の効果】請求項1の発明は、集合住宅内の共用設
備機器の監視および制御を行うとともに集合住宅内のロ
ーカルネットワークに接続された少なくとも1台のロー
カル端末と、ローカルネットワークと外部ネットワーク
との間に介在して情報伝送を制御する制御装置と、外部
ネットワークに接続されるリモート端末であって少なく
とも1台のローカル端末に関して監視および制御が可能
なヒューマンインタフェースを有した管理センタ装置と
を備えるものであり、ローカル端末から管理センタ装置
に情報伝達を行う監視だけではなく、監視センタ装置か
らローカル端末に情報伝達を行う制御も可能になり、ロ
ーカル端末と監視センタ装置との間で両方向に情報伝送
が可能になる。
【0048】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記管理センタ装置が、前記ローカル端末において
生じたイベントの通知を受信すると当該イベントの種類
に応じた通報先に通報する手段を備えるので、管理セン
タ装置が通報先への通報を行うから、制御装置は通報先
の制御を行う必要がなく制御装置に大きな処理能力が要
求されない。
【0049】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、前記外部ネットワークが複数種類の
通信路を有し、前記制御装置が前記ローカル端末におい
て生じたイベントの緊急度に応じて通信路を選択する手
段を備えるものであり、たとえばインタネットと電話回
線とが使用可能であるときには、到着時間が保証されて
いないインターネットではなく到達時間の短い電話回線
を外部ネットワークに利用することにより、緊急度の高
いイベントに対して高い信頼性を持って管理センタ装置
に通知することが可能になる。
【0050】請求項4の発明は、請求項1ないし請求項
3の発明において、前記制御装置が前記ローカル端末に
おけるイベントの発生を聴覚的または視覚的に報知する
手段を備えるので、外部ネットワークとは無関係にロー
カル端末で生じたイベントの内容を集合住宅の住人に通
知できる。
【0051】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、前記ローカルネットワークと前記外部ネットワーク
との少なくとも一方に接続され前記ローカル端末におい
て生じたイベントに関する情報の入力と記憶とが可能な
記録装置が付加されているものであり、ローカル端末で
設備の異常が検出され、業者による修理などの作業が行
われたときに、作業結果を記録装置に登録すれば報告書
の内容について電子化されたデータを作成することがで
き、適宜に加工して報告書を迅速に作成したり、後日に
データの再利用がしやすくなる。
【0052】請求項6の発明は、請求項1の発明におい
て、管理センタ装置との間で通信可能であって集合住宅
の玄関に配置され少なくともパスワードの入力操作が可
能なロビー対応装置と、集合住宅の各箇所の鍵が各別に
収納されロビー対応装置から入力されたパスワードが承
認されたときに所要箇所の鍵が取出可能になるキーボッ
クス装置とを備えるものであり、集合住宅に管理人が不
在であっても共用スペースなどの鍵管理が可能となり省
人化を図ることができる。
【0053】請求項7の発明は、請求項6の発明におい
て、前記ロビー対応装置および前記管理センタ装置が玄
関先と管理センタとの間の対話を可能とする手段を備
え、前記管理センタ装置は前記ロビー対話装置にパスワ
ードを転送する手段を備えるものであり、キーボックス
装置に収納されている鍵の使用が許可されているか否か
を確認してからキーボックス装置の解錠を許可すること
になり、鍵の使用に関して安全性が高くなる。
【0054】請求項8の発明は、請求項6の発明におい
て、前記ロビー対応装置が操作者にあらかじめ与えられ
ている第1のパスワードを照合する手段と、第1のパス
ワードが承認されたときにキーボックス装置からの鍵の
取出を可能とする第2のパスワードを操作者に示す手段
とを備えるものであり、第2のパスワードをあらかじめ
ロビー対応装置に登録しておくことによって、管理セン
タに管理者が不在であっても許可された人によるキーボ
ックス装置の解錠を可能にすることができる。
【0055】請求項9の発明は、請求項6ないし請求項
8の発明において、前記パスワードが有効期限付きかつ
1回のみ使用可能としているので、第三者によるパスワ
ードの使用の可能性が低減され、鍵の使用に関する安全
性が高くなる。
【0056】請求項10の発明は、請求項1の発明にお
いて、前記設備が各住戸別の水道とガスと電力との少な
くとも1つについて使用量を計量する装置であって、前
記管理センタ装置に計量値が転送されるものであり、検
針作業を遠方で行うことによって検針作業の作業員を不
要にして省力化を図ることができる。
【0057】請求項11の発明は、集合住宅の所要箇所
の水量を監視するとともに水量が異常であると異常信号
を出力する水量センサを備え、水量センサにおける異常
信号の発生時に規定の通報先に危険報知を行うものであ
り、地下駐車場などに水量センサを配置しておくことに
よって、地下駐車場への浸水を監視することができる。
【0058】請求項12の発明は、請求項2の発明にお
いて、前記設備が集合住宅の所要箇所の水量を監視する
とともに水量が異常であると異常信号を出力する水量セ
ンサであって、前記ローカル端末が前記異常信号をイベ
ントの発生とし、前記管理センタ装置では異常信号の発
生に対応して規定の通報先に危険報知を行うものであ
り、、地下駐車場などに水量センサを配置しておくこと
によって、地下駐車場への浸水を監視することができ
る。また、水量センサを設備としているから、ローカル
端末により管理される他の設備と連動させて、付加価値
を高めたサービスの提供が可能になる。
【0059】請求項13の発明は、請求項11または請
求項12の発明において、前記水量センサにより検出さ
れる水量が規定した第1レベルに達すると集合住宅の所
要の住戸および前記管理センタ装置に通知するものであ
り、管理センタ装置では水量の増加に対して迅速に対処
することが可能になる。たとえば、地下駐車場への浸水
によって水量が増加している場合であれば、排水能力を
高めて地下駐車場の水没を防止したり、集合住宅の住戸
に連絡することによって自動車を移動させるなどの対処
が可能になる。
【0060】請求項14の発明は、請求項13の発明に
おいて、前記水量センサにより検出される水量が前記第
1レベルより危険度の高い第2レベルに達すると1階住
戸に通知した後、全住戸に通知するとともに、前記管理
センタ装置に通知するものであり、水量の増加によって
危険度が高いときには1階住戸を含む住人に通知するこ
とによって避難を促すことが可能になり、結果的に人命
救助につながる。
【0061】請求項15の発明は、集合住宅の駐車場と
駐輪場との少なくとも一方に、人感センサとカメラとス
ピーカとを設置し、警戒中において人感センサにより侵
入者が検出されると、スピーカを通して威嚇する音声を
出力するとともにカメラにより侵入者を撮影するもので
あり、駐車場や駐輪場において、自動車、バイク、自転
車の周辺監視を行うことになるから、駐車場における盗
難やいたずらを防止することができる。
【0062】請求項16の発明は、請求項1の発明にお
いて、前記設備が、集合住宅の駐車場と駐輪場との少な
くとも一方に設置された人感センサとカメラとスピーカ
とであって、警戒中において人感センサにより侵入者が
検出されると、スピーカを通して威嚇する音声を出力す
るとともにカメラにより侵入者を撮影するものであり、
駐車場や駐輪場において、自動車、バイク、自転車の周
辺監視を行うことになるから、駐車場における盗難やい
たずらを防止することができ、しかも、人感センサ、カ
メラ、スピーカがローカル端末によりローカルネットワ
ークに接続されるから、他の設備と連動させることによ
って、付加価値の高いサービスを提供することが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】同上の概略構成図である。
【図3】同上の動作説明図である。
【図4】同上の動作説明図である。
【図5】同上の動作説明図である。
【図6】同上の動作説明図である。
【図7】同上の動作説明図である。
【図8】同上の動作説明図である。
【図9】同上の動作説明図である。
【図10】同上の動作説明図である。
【図11】同上を地下駐車場に適用する場合の要部構成
図である。
【図12】同上の動作説明図である。
【図13】同上の動作説明図である。
【図14】同上を駐車場に適用する場合の要部構成図で
ある。
【図15】同上の動作説明図である。
【符号の説明】
11 機械設備 12 センサ設備 12a 人感センサ 12b カメラ 13 メータ設備 14 来客対応装置 15 管理情報提供設備 16 表示部 17 端末 A ローカル端末 B1 管理センタ装置 C 制御装置 DP 排水ピット EN1 外部ネットワーク LN1 ローカルネットワーク MS 水量センサ M 集合住宅 SV 地下駐車場
フロントページの続き Fターム(参考) 5C087 AA02 AA03 AA44 BB73 BB74 DD03 DD26 DD33 EE06 FF01 FF04 FF24 GG18 GG66 GG70 GG83 5K048 AA06 BA12 BA53 BA55 DA03 DC04 DC07 EB02 EB08 FB04 FB09 HA01 HA02

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集合住宅内の共用設備機器の監視および
    制御を行うとともに集合住宅内のローカルネットワーク
    に接続された少なくとも1台のローカル端末と、ローカ
    ルネットワークと外部ネットワークとの間に介在して情
    報伝送を制御する制御装置と、外部ネットワークに接続
    されるリモート端末であって少なくとも1台のローカル
    端末に関して監視および制御が可能なヒューマンインタ
    フェースを有した管理センタ装置とを備えることを特徴
    とする集合住宅用HAシステム。
  2. 【請求項2】 前記管理センタ装置が、前記ローカル端
    末において生じたイベントの通知を受信すると当該イベ
    ントの種類に応じた通報先に通報する手段を備えること
    を特徴とする請求項1記載の集合住宅用HAシステム。
  3. 【請求項3】 前記外部ネットワークが複数種類の通信
    路を有し、前記制御装置が前記ローカル端末において生
    じたイベントの緊急度に応じて通信路を選択する手段を
    備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    集合住宅用HAシステム。
  4. 【請求項4】 前記制御装置が前記ローカル端末におけ
    るイベントの発生を聴覚的または視覚的に報知する手段
    を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項3のい
    ずれか1項に記載の集合住宅用HAシステム。
  5. 【請求項5】 前記ローカルネットワークと前記外部ネ
    ットワークとの少なくとも一方に接続され前記ローカル
    端末において生じたイベントに関する情報の入力と記憶
    とが可能な記録装置が付加されていることを特徴とする
    請求項4記載の集合住宅用HAシステム。
  6. 【請求項6】 管理センタ装置との間で通信可能であっ
    て集合住宅の玄関に配置され少なくともパスワードの入
    力操作が可能なロビー対応装置と、集合住宅の各箇所の
    鍵が各別に収納されロビー対応装置から入力されたパス
    ワードが承認されたときに所要箇所の鍵が取出可能にな
    るキーボックス装置とを備えることを特徴とする請求項
    1記載の集合住宅用HAシステム。
  7. 【請求項7】 前記ロビー対応装置および前記管理セン
    タ装置が玄関先と管理センタとの間の対話を可能とする
    手段を備え、前記管理センタ装置は前記ロビー対話装置
    にパスワードを転送する手段を備えることを特徴とする
    請求項6記載の集合住宅用HAシステム。
  8. 【請求項8】 前記ロビー対応装置が操作者にあらかじ
    め与えられている第1のパスワードを照合する手段と、
    第1のパスワードが承認されたときにキーボックス装置
    からの鍵の取出を可能とする第2のパスワードを操作者
    に示す手段とを備えることを特徴とする請求項6記載の
    集合住宅用HAシステム。
  9. 【請求項9】 前記パスワードが有効期間付きかつ1回
    のみ使用可能であることを特徴とする請求項6ないし請
    求項8のいずれか1項に記載の集合住宅用HAシステ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記設備が各住戸別の水道とガスと電
    力との少なくとも1つについて使用量を計量する装置で
    あって、前記管理センタ装置に計量値が転送されること
    を特徴とする請求項1記載の集合住宅用HAシステム。
  11. 【請求項11】 集合住宅の所要箇所の水量を監視する
    とともに水量が異常であると異常信号を出力する水量セ
    ンサを備え、水量センサにおける異常信号の発生時に規
    定の通報先に危険報知を行うことを特徴とする集合住宅
    用HAシステム。
  12. 【請求項12】 前記設備が集合住宅の所要箇所の水量
    を監視するとともに水量が異常であると異常信号を出力
    する水量センサであって、前記ローカル端末が前記異常
    信号をイベントの発生とし、前記管理センタ装置では異
    常信号の発生に対応して規定の通報先に危険報知を行う
    ことを特徴とする請求項2記載の集合住宅用HAシステ
    ム。
  13. 【請求項13】 前記水量センサにより検出される水量
    が規定した第1レベルに達すると集合住宅の所要の住戸
    および前記管理センタ装置に通知することを特徴とする
    請求項11または請求項12記載の集合住宅用HAシス
    テム。
  14. 【請求項14】 前記水量センサにより検出される水量
    が前記第1レベルより危険度の高い第2レベルに達する
    と1階住戸に通知した後、全住戸に通知するとともに、
    前記管理センタ装置に通知することを特徴とする請求項
    13記載の集合住宅用HAシステム。
  15. 【請求項15】 集合住宅の駐車場と駐輪場との少なく
    とも一方に、人感センサとカメラとスピーカとを設置
    し、警戒中において人感センサにより侵入者が検出され
    ると、スピーカを通して威嚇する音声を出力するととも
    にカメラにより侵入者を撮影することを特徴とする集合
    住宅用HAシステム。
  16. 【請求項16】 前記設備が、集合住宅の駐車場と駐輪
    場との少なくとも一方に設置された人感センサとカメラ
    とスピーカとであって、ローカル端末では警戒中におい
    て人感センサにより侵入者が検出されると、スピーカを
    通して威嚇する音声を出力するとともにカメラにより侵
    入者を撮影することを特徴とする請求項1記載の集合住
    宅用HAシステム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010092221A (ja) * 2008-10-07 2010-04-22 Toyota Motor Corp 建物の防犯システム
JP2011182019A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Aiphone Co Ltd 集合住宅インターホンシステム

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