JP2002351718A - データ処理装置及びデータ管理方法 - Google Patents

データ処理装置及びデータ管理方法

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JP2002351718A
JP2002351718A JP2001154876A JP2001154876A JP2002351718A JP 2002351718 A JP2002351718 A JP 2002351718A JP 2001154876 A JP2001154876 A JP 2001154876A JP 2001154876 A JP2001154876 A JP 2001154876A JP 2002351718 A JP2002351718 A JP 2002351718A
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JP2001154876A
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Yoshiko Kono
余志子 河野
Ryoji Yasuda
亮治 保田
Masato Ikeda
真人 池田
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NEC Solution Innovators Ltd
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NEC Solution Innovators Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、入力データを容易に復元すること
ができるデータ処理装置及びデータ管理方法を提供する
ことを課題とする。 【解決手段】 一つのオブジェクトに対し繰り返し数値
の入力を行う処理において、入力値の履歴を保持し、入
力データの復元を可能にするとともに、オブジェクトの
一意性を保証する手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ処理装置に
おけるデータ復元技術に係り、特に、一つのオブジェク
トに対し繰り返し数値の入力を行う処理において、入力
値の履歴を保持し、入力データ(入力値)の復元を可能
にするとともに、オブジェクトの一意性を保証すること
により入力データ(入力値)を容易に復元することがで
きるデータ処理装置及びデータ管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、データ処理装置におけるデータ復
元の技術としては、例えば、図6に示すようなものがあ
る。図6に示すデータ処理装置においては、まず、1番
目のストレージ(図中では、Stg1と表示している)
を作成し、オブジェクトを10個作成すると、1〜10
(管理番号)のIDが発行される。ここで、ストレージ
とは、オブジェクトに対し繰り返し入力処理が行われる
際に、その履歴を残すために状態を保存しておくオブジ
ェクトの固まりを意味している。
【0003】続いて、それぞれのオブジェクトに対し、
数値の入力を行う。1番目のストレージでの入力作業が
終了すると、その状態を保持するためにロックをかけ、
確定する。確定後に1番目のストレージの複写を行い2
番目のストレージ(図中では、Stg2と表示してい
る)とする。ここで、IDとは、オブジェクト作成時に
発行される管理番号を意味している。また、ストレージ
とは、オブジェクトに対し繰り返し入力処理が行われる
際に、その履歴を残すために状態を保存しておくオブジ
ェクトの固まりを意味している。
【0004】2番目のストレージでオブジェクトを10
個作成すると、11〜20(管理番号)のIDが発行さ
れる。1番目のストレージで作成したオブジェクトも保
持しているので、IDは1〜20(管理番号)が使用さ
れていることになる。それぞれのオブジェクトに対し数
値の入力を行う。
【0005】続いて、2番目のストレージでの入力作業
が終了するとその時点での入力状態を保持するためにロ
ックをかけ、確定する。確定後に2番目のストレージの
複写を行い、3番目のストレージ(図中では、Stg3
と表示している)とする。
【0006】3番目のストレージでオブジェクトを10
個作成すると、21〜30(管理番号)のIDが発行さ
れる。このとき、1番目のストレージ、2番目のストレ
ージで作成したオブジェクトも保持しているので、ID
は1〜30(管理番号)が使用されていることになる。
それぞれのオブジェクトに対し数値の入力を行う。
【0007】すなわち、1番目のストレージは1〜10
(管理番号)のIDを発行後にロック状態となる。ま
た、2番目のストレージは11〜20(管理番号)のI
Dを発行後にロック状態となる。そして、3番目のスト
レージは21〜30(管理番号)のIDを発行後に数値
入力処理中となる。ここで、ロック状態とは、入力値の
状態を保持するために、オブジェクトに対する値の再入
力を不可にした状態を意味している。
【0008】このような状態から、1番目のストレージ
の状態に対し、オブジェクトの追加をするためにロック
解除を行うとともに、2番目のストレージ、3番目のス
トレージに対しては、今までの入力履歴を残すために、
ストレージの退避を行う。ストレージ名に、ダッシ
ュ(’)を付加し名称を変更すると、2番目のストレー
ジは2’番目のストレージ(図中では、Stg2’と表
示している)に、3番目のストレージは3’番目のスト
レージ(図中では、Stg3’と表示している)にそれ
ぞれ名称が変更される。ここで、ロック解除(または単
に解除)の処理とは、上記のロック状態となっているオ
ブジェクトに対し、値の再入力を可能にする処理を意味
している。
【0009】次に、1番目のストレージにおいてオブジ
ェクトの作成を行い、オブジェクトを新たに5個作成す
る。新しいオブジェクトのIDは、11〜15(管理番
号)が発行される。その結果、最初に作成した10個の
オブジェクトと合わせて、15個のオブジェクトが作成
され、1〜15(管理番号)のIDが発行されたことに
なる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のデータ処理装置では、マージ処理を行うと、ロック
解除前に作成されていた2’番目のストレージのID
(1〜20(管理番号))と、新たに作成された1番目
のストレージのID(1〜15(管理番号))に重複が
生じてしまう。
【0011】すなわち、上記従来の技術には、ロック解
除後の処理においてオブジェクトを新規作成することで
解除前に作成していた異なるオブジェクトとの重複が発
生する可能性があり、オブジェクトの一意性を保証する
ために使用していたIDとはまた別に管理するためのデ
ータが必要になり、オブジェクトの一意性を保証するこ
ととともに、入力値をマージし復元することも困難であ
るという問題点があった。
【0012】本発明は斯かる問題点を鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、一つのオブジェク
トに対し繰り返し数値の入力を行う処理において、入力
値の履歴を保持し、入力データ(入力値)の復元を可能
にするとともに、オブジェクトの一意性を保証すること
により入力データ(入力値)を容易に復元することがで
きるデータ処理装置及びデータ管理方法を提供する点に
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に記
載の発明の要旨は、一つのオブジェクトに対し繰り返し
数値の入力を行う手段と、当該入力した数値である入力
値の履歴を保持する手段と、当該保持している入力値の
履歴を基にオブジェクトの一意性を保証した状態で入力
値の復元を行う手段を有することを特徴とするデータ処
理装置に存する。また、この発明の請求項2に記載の発
明の要旨は、情報を記憶する主記憶装置と、ディスプレ
イ装置、印刷装置の少なくともいずれかを備えた出力装
置、各種のデータを入力するための入力装置に接続され
るとともに、ロック処理部、マージ処理部、ロック解除
部、ストレージ管理部、データ保持部を備えて成り、前
記ロック処理部は、オブジェクトに対し繰り返し入力処
理が行われる際に、その履歴を残すために状態を保存し
ておくオブジェクトの固まりであるストレージに対し
て、状態ごとのストレージの処理が完了した時点で当該
ストレージを、入力値の状態を保持するために、オブジ
ェクトに対する値の再入力を不可にした状態である前記
ロック状態にする処理、及び次の状態での処理を可能に
するためにロック状態のストレージをコピーし、処理を
行える状態にする処理を実行し、前記マージ処理部は、
前記ロック状態となっているオブジェクトに対して数値
の再入力を可能にする処理であるロック解除の処理後に
再度処理を進めていく上で前記ロック処理部による前記
ロック状態にする処理が行われるときに、入力値を復元
する処理を実行し、前記ロック解除部は、戻りたい時点
のストレージに処理を戻すときに、データの状態を戻す
処理を実行し、ロック解除後に当該機能が行われる場合
であってストレージをコピーし新たに処理を行える状態
にしたときに退避ストレージから入力値の復元を行うた
めに前記マージ処理部によるマージ処理を実行し、前記
ストレージ管理部は、通常処理時は処理状態順のストレ
ージを管理する機能、及びロック解除時には入力値の履
歴を保持して入力値の復元を保証するためにデータ退避
を行い管理する機能を備え、前記データ保持部は、オブ
ジェクト作成時に発行される管理番号であるIDとし
て、オブジェクト作成時に各オブジェクトに一意となる
IDを発行及び管理しデータの一意性を保証する処理を
実行することを特徴とする請求項1に記載のデータ処理
装置に存する。また、この発明の請求項3に記載の発明
の要旨は、ロックがかかった入力済みの入力不可状態の
ストレージを参照可能にするとともに、ストレージ番号
を指定することにより参照対象のストレージを指定する
ストレージ参照部を有することを特徴とする請求項2に
記載のデータ処理装置に存する。また、この発明の請求
項4に記載の発明の要旨は、前記主記憶装置は、ストレ
ージ管理されているデータファイルを有していることを
特徴とする請求項2または3に記載のデータ処理装置に
存する。また、この発明の請求項5に記載の発明の要旨
は、前記データファイルは、処理状態順に番号で名前を
つけたストレージが保持されており、状態ごとに管理さ
れていることを特徴とする請求項4に記載のデータ処理
装置に存する。また、この発明の請求項6に記載の発明
の要旨は、一つのオブジェクトに対し繰り返し数値の入
力を行う工程と、当該入力した数値である入力値の履歴
を保持する工程と、当該保持している入力値の履歴を基
にオブジェクトの一意性を保証した状態で入力値の復元
を行う工程を有することを特徴とするデータ管理方法に
存する。
【0014】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明の第1の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明す
る。図1は、本発明の第1の実施の形態にかかるデータ
処理装置2の構成を示すブロック図である。
【0015】図1を参照すると、本発明の第1の実施の
形態にかかるデータ処理装置2は、キーボード等の入力
装置1と、プログラムの制御により動作するデータ処理
装置2と、情報を記憶する主記憶装置3と、ディスプレ
イ装置や印刷装置等の出力装置4を含んで構成されてい
る。
【0016】データ処理装置2は、ロック処理部2−
1、マージ処理部2−2、ロック解除部2−3、ストレ
ージ管理部2−4、データ保持部2−5を備えている。
【0017】ロック処理部2−1は、状態ごとのストレ
ージの処理が完了した時点でそのストレージをロック状
態にする。次の状態での処理を可能にするためにロック
状態のストレージをコピーし、処理を行える状態にす
る。また、ロック解除後にこの機能が行われるときは、
ストレージをコピーし新たに処理を行える状態にしたと
きに退避ストレージから入力値の復元を行うためにマー
ジ処理部2−2によるマージ処理を行う。
【0018】ここで、ストレージとは、前述したよう
に、オブジェクトに対し繰り返し入力処理が行われる際
に、その履歴を残すために状態を保存しておくオブジェ
クトの固まりを意味している。また、ロック状態とは、
入力値の状態を保持するために、オブジェクトに対する
値の再入力を不可にした状態を意味している。また、ロ
ック解除(または単に解除)の処理とは、上記のロック
状態となっているオブジェクトに対し、値の再入力を可
能にする処理を意味している。
【0019】マージ処理部2−2は、ロック解除後に再
度処理を進めていく上でロック処理部2−1によるロッ
ク処理が行われるときに、入力値を復元する処理を行
う。
【0020】ロック解除部2−3は、戻りたい時点のス
トレージに処理を戻すときに、データの状態を戻すため
の機能を備えている。
【0021】ストレージ管理部2−4は、通常処理時は
処理状態順のストレージを管理する機能、及びロック解
除時にはデータの履歴を保持して入力値の復元を保証す
るためにデータ退避を行い管理する機能を備えている。
【0022】データ保持部2−5は、オブジェクト作成
時に各オブジェクトに一意となるIDを発行及び管理し
データの一意性を保証する。ここで、IDとは、前述し
たように、オブジェクト作成時に発行される管理番号を
意味している。
【0023】主記憶装置3は、ストレージ管理されてい
るデータファイル3−1を有している。
【0024】データファイル3−1は、処理状態順に番
号で名前をつけたストレージが保持されており、状態ご
とに管理されている。
【0025】次に、データ処理装置2の動作(データ管
理方法)について説明する。図2は、本発明の第1の実
施の形態にかかるデータ管理方法を示すフローチャート
であり、図3は、本発明の第1の実施の形態にかかるロ
ック解除処理、マージ処理を説明するフローチャートで
あり、図4は、本発明の第1の実施の形態の具体例を示
す図である。
【0026】まず、最初に作成するストレージの番号n
を1とする(ステップS1:n←1)。続いて、1番目
のストレージを作成し(ステップS2:n番目のストレ
ージの作成)、オブジェクトが10個作成されると、1
〜10(管理番号)のIDが発行される。
【0027】それぞれのオブジェクトに対し、数値の入
力を行う(ステップS3:データ入力・オブジェクト作
成、ステップS4:オブジェクト作成時、IDの発
行)。
【0028】1番目のストレージでの入力作業が終了す
ると、その状態を保持するためにロックをかけ、確定す
る(ステップS5:n番目のストレージのロック)。
【0029】確定後に、1番目のストレージの複写(コ
ピー)を行うかどうかの判定を行う(ステップS6:ス
トレージのコピーを行う?)。複写(コピー)を行わな
い場合は(ステップS6のNo)、処理を終了する。複
写(コピー)を行う場合は(ステップS6のYes)、
1番目のストレージの複写(コピー)を行い、数値n
(ストレージの番号)を1インクリメントして、2番目
のストレージを作成する(ステップS7:n番目のスト
レージをコピーし(n+1)番目のストレージを作
成)。
【0030】図4に示す例では、上記ステップS6の判
定はYesであるので、1番目のストレージの複写(コ
ピー)を行い、2番目のストレージとする(ステップS
6のYes→ステップS7)。2番目のストレージでオ
ブジェクトを10個作成すると(ステップS7→ステッ
プS8→ステップS3),11〜20(管理番号)のI
Dが発行される(ステップS4)。このとき、1番目の
ストレージで作成したオブジェクトも保持しているの
で、IDは1〜20(管理番号)が使用されていること
になる。またこのとき、それぞれのオブジェクトに対し
数値の入力を行う。2番目のストレージでの入力作業が
終了するとその時点での入力状態を保持するためにロッ
クをかけ(ステップS5)、確定する。確定後に、2番
目のストレージの複写(コピー)を行い、3番目のスト
レージ(図中では、Stg3と表示している)とする
(以上、ステップS6のYes→ステップS7→ステッ
プS8のNo→ステップS3→ステップS4→ステップ
S5→ステップS6のYes)。
【0031】3番目のストレージでオブジェクトを10
個作成すると、21〜30(管理番号)のIDが発行さ
れる(ステップS3)。1番目のストレージ、2番目の
ストレージで作成したオブジェクトも保持しているの
で、IDは1〜30(管理番号)が使用されていること
になる。またこのとき、それぞれのオブジェクトに対し
数値の入力を行う(ステップS3)。
【0032】以上の状態をまとめると、1番目のストレ
ージにあってはIDとして1〜10(管理番号)が発行
された後にロック状態となり、2番目のストレージにあ
ってはIDとして11〜20(管理番号)が発行された
後にロック状態となり、3番目のストレージにあっては
IDとして21〜30(管理番号)が発行された後に数
値入力処理中となる。
【0033】次に、オブジェクトの追加をするためにロ
ック解除を行ったかの判定を行う(ステップS8:ロッ
ク解除を行った?)。ロック解除を行っていない場合は
(ステップS8のNo)、ステップS3に戻り、(n+
1)番目のストレージについてデータ入力・オブジェク
ト作成を行う。ロック解除を行った場合は(ステップS
8のYes)、ステップS9に進んでマージ処理を行
い、その後ステップS3に戻る。
【0034】次に、ロック解除処理およびマージ処理に
ついて、図2、図3、図4を参照して説明する。図4の
例を図3のフローチャートに当てはめると、数値nは
1、数値mは3である。このとき、前述したように、1
番目のストレージ(図中ではStg1と表示している)
にあってはIDとして1〜10(管理番号)が発行され
た後にロック状態となり、2番目のストレージ(図中で
はStg2と表示している)にあってはIDとして11
〜20(管理番号)が発行された後にロック状態とな
り、3番目のストレージ(図中ではStg3と表示して
いる)にあってはIDとして21〜30(管理番号)が
発行された後に数値入力処理中となっている。このよう
な状態からロック解除の処理を開始した場合、1番目の
ストレージの状態に対し、オブジェクトの追加をするた
めにロック解除を行う(ステップS10:ロック解除開
始、ステップS11:戻る時点を選択:n)。
【0035】続いて、今までの入力履歴を残すために、
ストレージの退避を行う(ステップS12)。その際、
ストレージ名に、”’”(ダッシュ)を付加し名称を変
更する。その結果、1番目のストレージの名称が1’番
目のストレージ(図中ではStg1’と表示している)
に変更され、2番目のストレージの名称が2’番目のス
トレージ(図中ではStg2’と表示している)に変更
され、3番目のストレージの名称が3’番目のストレー
ジ(図中ではStg3’と表示している)に変更され
る。
【0036】次に、3’番目のストレージを複写(コピ
ー)し1番目のストレージに名称変更する(ステップS
13:ストレージmを名称変更し、nとする)。
【0037】続いて、1番目のストレージのときの状態
に戻すために、1’番目のストレージの内容を1番目の
ストレージに反映し状態を戻し(ステップS14:スト
レージnとストレージn’をマージし状態を戻す)、処
理を終了する。
【0038】その際、2番目のストレージ以降に作成さ
れたデータに関しては、マージ元データが存在しないの
でデータの反映は行われない。マージ処理はIDをキー
として行う。1番目のストレージの状態に戻してからオ
ブジェクトの作成を行い、オブジェクトを5個作成す
る。
【0039】このとき、IDは、3番目のストレージで
発行した次の番号から発行されるので、31〜35(管
理番号)のIDが発行される(ステップS4)。ロック
解除前に1番目のストレージ〜3番目のストレージで作
成されたデータを保持したままなので、IDは1〜35
(管理番号)が使用されていることになる。それぞれの
オブジェクトに対し数値の入力を行う。
【0040】2番目のストレージ以降に作成されたオブ
ジェクトは処理制限を設け、数値の入力は行えないよう
にしておく。入力作業が終了すると、その時点での入力
状態を保持するためにロックをかけ(ステップS3→ス
テップS5)、確定状態にする。確定後に、1番目のス
トレージの複写(コピー)を行い、2番目のストレージ
とする(ステップS6のYes→ステップS7)。
【0041】2番目のストレージの処理を行う前に、退
避しておいた2’番目のストレージの状態を反映するた
めにマージ処理を行う(ステップS9)。マージ処理は
IDをキーとし、等しいオブジェクトがあった場合に、
入力値を2’番目のストレージから2番目のストレージ
に対し反映する。ロック解除前は、IDが1〜20(管
理番号)までが存在したので、そのオブジェクトのマー
ジ処理が行われ、ロック解除前に2番目のストレージで
処理を行ったときの入力値が復元される。IDが30〜
35(管理番号)のオブジェクトはロック解除後に作成
され、かつ、2’番目のストレージには存在しないオブ
ジェクトなのでマージ処理は行われない。上記マージ処
理の後に、処理を終了する。
【0042】以上説明したように第1の実施の形態によ
れば以下に掲げる効果を奏する。まず第1の効果は、ロ
ック解除時に3番目のストレージの状態をそのまま保持
し1番目のストレージとするために、発行するIDが3
番目のストレージで作成されたオブジェクトのIDの次
から発行されるために、1番目のストレージの状態に戻
ってオブジェクトを作成しても、IDの一意性が保証さ
れることである。
【0043】そして第2の効果は、上記第1の効果でI
Dの一意性が保証されることによって、ロック解除後の
1番目のストレージのロック時、1番目のストレージを
複写(コピー)し2番目のストレージを作成した後にI
Dが等しいオブジェクト同士で入力値のマージ処理を行
えるので数値の入力データ(入力値)の復元が容易にな
り、再入力の必要がなくなることである。
【0044】(第2の実施の形態)以下、本発明の第2
の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、
上記実施の形態において既に記述したものと同一の部分
については同一符号を付し、重複した説明は省略する。
図5は、本発明の第2の実施の形態にかかるデータ処理
装置2の構成を示すブロック図である。
【0045】図5を参照すると、本発明の第2の実施の
形態にかかるデータ処理装置2は、データ処理装置2
が、上記第1の実施の形態におけるデータ処理装置2の
構成に加え、ストレージ参照部2−6を設けた点に特徴
を有している。
【0046】ストレージ参照部2−6は、ロックがかか
った入力済みの入力不可状態のストレージを参照可能に
する。ストレージ番号を指定することにより参照対象の
ストレージを指定する。
【0047】上記第2の実施の形態に係るデータ処理装
置2は以上のように構成されているので、上記第1の実
施の形態に記載の効果に加え、オブジェクトに対する入
力値の履歴を容易に参照可能にできるという効果を奏す
る。
【0048】なお、本発明が上記各実施の形態に限定さ
れず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形
態は適宜変更され得ることは明らかである。また上記構
成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定され
ず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にす
ることができる。また、各図において、同一構成要素に
は同一符号を付している。
【0049】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、以下に掲げる効果を奏する。まず第1の効果は、ロ
ック解除時にストレージmの状態をそのまま保持しスト
レージnとするために、発行するIDがストレージmで
作成されたオブジェクトのIDの次から発行されるため
に、ストレージnの状態に戻ってオブジェクトを作成し
ても、IDの一意性が保証されることである。
【0050】そして第2の効果は、上記第1の効果でI
Dの一意性が保証されることによって、ロック解除後の
ストレージnのロック時、ストレージnを複写しストレ
ージ(n+1)を作成した後にIDが等しいオブジェク
ト同士で入力値のマージ処理を行えるので数値の入力デ
ータ(入力値)の復元が容易になり、再入力の必要がな
くなることである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかるデータ処理
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態にかかるデータ管理
方法を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第1の実施の形態にかかるロック解除
処理、マージ処理を説明するフローチャートである。
【図4】本発明の第1の実施の形態の具体例を示す図で
ある。
【図5】本発明の第2の実施の形態にかかるデータ処理
装置の構成を示すブロック図である。
【図6】従来の技術におけるデータ処理装置の動作の具
体例を示す図である。
【符号の説明】
1…入力装置 2…データ処理装置 2−1…ロック処理部 2−2…マージ処理部 2−3…ロック解除部 2−4…ストレージ管理部 2−5…データ保持部 2−6…ストレージ参照部 3…主記憶装置 3−1…データファイル 4…出力装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 真人 東京都江東区新木場1丁目18番6号 エヌ イーシーソフト株式会社内 Fターム(参考) 5B082 DD04 FA16 GA14

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つのオブジェクトに対し繰り返し数値
    の入力を行う手段と、当該入力した数値である入力値の
    履歴を保持する手段と、当該保持している入力値の履歴
    を基にオブジェクトの一意性を保証した状態で入力値の
    復元を行う手段を有することを特徴とするデータ処理装
    置。
  2. 【請求項2】 情報を記憶する主記憶装置と、ディスプ
    レイ装置、印刷装置の少なくともいずれかを備えた出力
    装置、各種のデータを入力するための入力装置に接続さ
    れるとともに、ロック処理部、マージ処理部、ロック解
    除部、ストレージ管理部、データ保持部を備えて成り、 前記ロック処理部は、オブジェクトに対し繰り返し入力
    処理が行われる際に、その履歴を残すために状態を保存
    しておくオブジェクトの固まりであるストレージに対し
    て、状態ごとのストレージの処理が完了した時点で当該
    ストレージを、入力値の状態を保持するために、オブジ
    ェクトに対する値の再入力を不可にした状態である前記
    ロック状態にする処理、及び次の状態での処理を可能に
    するためにロック状態のストレージをコピーし、処理を
    行える状態にする処理を実行し、 前記マージ処理部は、前記ロック状態となっているオブ
    ジェクトに対して数値の再入力を可能にする処理である
    ロック解除の処理後に再度処理を進めていく上で前記ロ
    ック処理部による前記ロック状態にする処理が行われる
    ときに、入力値を復元する処理を実行し、 前記ロック解除部は、戻りたい時点のストレージに処理
    を戻すときに、データの状態を戻す処理を実行し、ロッ
    ク解除後に当該機能が行われる場合であってストレージ
    をコピーし新たに処理を行える状態にしたときに退避ス
    トレージから入力値の復元を行うために前記マージ処理
    部によるマージ処理を実行し、 前記ストレージ管理部は、通常処理時は処理状態順のス
    トレージを管理する機能、及びロック解除時には入力値
    の履歴を保持して入力値の復元を保証するためにデータ
    退避を行い管理する機能を備え、 前記データ保持部は、オブジェクト作成時に発行される
    管理番号であるIDとして、オブジェクト作成時に各オ
    ブジェクトに一意となるIDを発行及び管理しデータの
    一意性を保証する処理を実行することを特徴とする請求
    項1に記載のデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 ロックがかかった入力済みの入力不可状
    態のストレージを参照可能にするとともに、ストレージ
    番号を指定することにより参照対象のストレージを指定
    するストレージ参照部を有することを特徴とする請求項
    2に記載のデータ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記主記憶装置は、ストレージ管理され
    ているデータファイルを有していることを特徴とする請
    求項2または3に記載のデータ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記データファイルは、処理状態順に番
    号で名前をつけたストレージが保持されており、状態ご
    とに管理されていることを特徴とする請求項4に記載の
    データ処理装置。
  6. 【請求項6】 一つのオブジェクトに対し繰り返し数値
    の入力を行う工程と、当該入力した数値である入力値の
    履歴を保持する工程と、当該保持している入力値の履歴
    を基にオブジェクトの一意性を保証した状態で入力値の
    復元を行う工程を有することを特徴とするデータ管理方
    法。
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