JP2002350948A - カメラの信号拡張回路 - Google Patents
カメラの信号拡張回路Info
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- JP2002350948A JP2002350948A JP2001156696A JP2001156696A JP2002350948A JP 2002350948 A JP2002350948 A JP 2002350948A JP 2001156696 A JP2001156696 A JP 2001156696A JP 2001156696 A JP2001156696 A JP 2001156696A JP 2002350948 A JP2002350948 A JP 2002350948A
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- cpu
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- resistor
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡易な構成でCPU端子の入出力制御対象を
増設でき、コストの低減化と省スペース化を図ることが
できるカメラの信号拡張回路を提供する。 【解決手段】 CPU1にプルアップ抵抗1a,1b,
1cを設け、この端子に回路Aとして入力インピーダン
スの高いMOS入力回路であるAFIC2を接続する。
また、接続抵抗4a,4b,4cを介して回路Bとして
モードボタン5a,5b,5cを接続する。プルアップ
抵抗と接続抵抗は所定の関係になるような値とする。回
路Aの制御ではイネーブル信号により回路Aを能動状態
にしてCPUのI/O端子を出力として制御する。回路
Bから情報を得るときは、イネーブル信号により回路A
を非能動状態にしてCPUのI/O端子を入力として制
御する。
増設でき、コストの低減化と省スペース化を図ることが
できるカメラの信号拡張回路を提供する。 【解決手段】 CPU1にプルアップ抵抗1a,1b,
1cを設け、この端子に回路Aとして入力インピーダン
スの高いMOS入力回路であるAFIC2を接続する。
また、接続抵抗4a,4b,4cを介して回路Bとして
モードボタン5a,5b,5cを接続する。プルアップ
抵抗と接続抵抗は所定の関係になるような値とする。回
路Aの制御ではイネーブル信号により回路Aを能動状態
にしてCPUのI/O端子を出力として制御する。回路
Bから情報を得るときは、イネーブル信号により回路A
を非能動状態にしてCPUのI/O端子を入力として制
御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、I/Oを切り替え
ることによって同一CPU端子でMOS入力回路を制御
したり、SW信号を読み込んだりできるようにしたカメ
ラの信号拡張回路、さらに詳しくいえば、簡単な構成
で、CPU1本の端子を入出力端子として拡張すること
を可能にしたカメラの信号拡張回路に関する。
ることによって同一CPU端子でMOS入力回路を制御
したり、SW信号を読み込んだりできるようにしたカメ
ラの信号拡張回路、さらに詳しくいえば、簡単な構成
で、CPU1本の端子を入出力端子として拡張すること
を可能にしたカメラの信号拡張回路に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラでは、測距IC,測光IC,アク
チュエータなど制御させる項目が多く存在する。これら
制御に関する測距データ,測光データあるいはフィルム
検出フォトカプラ等のセンサからの信号を始め、裏ぶた
等のメカSWや撮影者が操作するSW類の動作信号を読
み込む必要がある。このため、処理するCPUに必要な
端子数を揃えると、CPUの形状が大きくなり過ぎる。
また、適当なサイズのCPUにした場合には必要な信号
線数が不足するため、アナログSW等を用いて入力線や
出力線を増加させ信号線不足を補なわなければならな
い。
チュエータなど制御させる項目が多く存在する。これら
制御に関する測距データ,測光データあるいはフィルム
検出フォトカプラ等のセンサからの信号を始め、裏ぶた
等のメカSWや撮影者が操作するSW類の動作信号を読
み込む必要がある。このため、処理するCPUに必要な
端子数を揃えると、CPUの形状が大きくなり過ぎる。
また、適当なサイズのCPUにした場合には必要な信号
線数が不足するため、アナログSW等を用いて入力線や
出力線を増加させ信号線不足を補なわなければならな
い。
【0003】近年のCPUは、ソフトの設定により、入
力端子としても出力端子としても切替使用が可能である
I/O端子を備えていることが多い。通常はハードの都
合により用途に応じて各端子毎に入力または出力と割り
当てを決定し、ソフト的にその方向の設定を変えること
は少ない。
力端子としても出力端子としても切替使用が可能である
I/O端子を備えていることが多い。通常はハードの都
合により用途に応じて各端子毎に入力または出力と割り
当てを決定し、ソフト的にその方向の設定を変えること
は少ない。
【0004】図3は、従来のCPU回路の出力の一例を
示す回路図である。この例は、出力のみをアナログSW
で切り替えるものである。CPU20の制御によりアナ
ログSW22のみか、またはアナログSW23のみをア
クティブ状態にできる。CPU20からの信号を回路A
にアナログSW22または23を介して送ることができ
る。図4は、従来のCPU回路の入力の一例を示す回路
図である。この例は入力のみをアナログSWで切り替え
るものである。CPU24の制御によりアナログSW2
6のみか、またはアナログSW27のみをアクティブ状
態にできる。回路Bからの信号をCPU24にアナログ
SW26または27を介して送ることができる。
示す回路図である。この例は、出力のみをアナログSW
で切り替えるものである。CPU20の制御によりアナ
ログSW22のみか、またはアナログSW23のみをア
クティブ状態にできる。CPU20からの信号を回路A
にアナログSW22または23を介して送ることができ
る。図4は、従来のCPU回路の入力の一例を示す回路
図である。この例は入力のみをアナログSWで切り替え
るものである。CPU24の制御によりアナログSW2
6のみか、またはアナログSW27のみをアクティブ状
態にできる。回路Bからの信号をCPU24にアナログ
SW26または27を介して送ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のCPU回路にお
ける拡張方法は、上述したように新たにアナログSW等
の部品を設けている。そのためコスト高になったり、ア
ナログSWを収容するためのスペースが必要になったり
する問題があった。本発明は上記問題を解決するもの
で、その目的は、簡易な構成でCPU端子の入出力制御
対象を増設でき、コストの低減化と省スペース化を図る
ことができるカメラの信号拡張回路を提供することにあ
る。
ける拡張方法は、上述したように新たにアナログSW等
の部品を設けている。そのためコスト高になったり、ア
ナログSWを収容するためのスペースが必要になったり
する問題があった。本発明は上記問題を解決するもの
で、その目的は、簡易な構成でCPU端子の入出力制御
対象を増設でき、コストの低減化と省スペース化を図る
ことができるカメラの信号拡張回路を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明によるカメラの信号拡張回路は、カメラまたは
カメラ周辺機器内で使用されるI/Oの切替が可能な端
子を持つCPUと、前記CPU端子を出力にしてCPU
によって制御する対象であり、その入力形態はMOS入
力である回路Aと、前記CPU端子を入力にして外部の
レベルを検出するときの対象であり、その出力形態はハ
イインピーダンスまたはGNDレベルである回路Bと、
前記CPUから出力され、前記回路Aを能動状態にする
ためのイネーブル信号と、前記CPUのI/O端子をプ
ルアップするためのプルアップ抵抗Raと、前記CPU
のI/O端子と前記回路Bを接続する抵抗Rbとから構
成され、前記CPUのI/O端子は、前記回路Aに接続
されて抵抗Raによりプルアップされたり、抵抗Rbを
介して回路Bに接続されたりするカメラの信号拡張回路
であって、CPUのH出力能力が、抵抗Rbを流れる最
大電流より大きく、かつCPUが出力の際、抵抗Rbを
負荷としたときのCPUのH出力レベルが、回路Aの入
力しきい値Hレベルより高く、かつ、CPUが入力の
際、回路B出力がGNDレベルであるときにプルアップ
抵抗Raと前記抵抗Rbで分圧される電位がCPUの入
力しきい値Lレベルより低くなるように前記プルアップ
抵抗Raと前記抵抗Rbを設定し、回路Aを制御すると
きは、前記イネーブル信号により回路Aを能動状態にし
てCPUのI/O端子を出力として制御し、回路Bから
情報を得るときは、前記イネーブル信号により回路Aを
非能動状態にしてCPUのI/O端子を入力として制御
するように構成されている。また、本発明は上記構成に
おいて回路Aおよび回路Bを抵抗Rbと同一機構ユニッ
トに搭載して構成されている。
に本発明によるカメラの信号拡張回路は、カメラまたは
カメラ周辺機器内で使用されるI/Oの切替が可能な端
子を持つCPUと、前記CPU端子を出力にしてCPU
によって制御する対象であり、その入力形態はMOS入
力である回路Aと、前記CPU端子を入力にして外部の
レベルを検出するときの対象であり、その出力形態はハ
イインピーダンスまたはGNDレベルである回路Bと、
前記CPUから出力され、前記回路Aを能動状態にする
ためのイネーブル信号と、前記CPUのI/O端子をプ
ルアップするためのプルアップ抵抗Raと、前記CPU
のI/O端子と前記回路Bを接続する抵抗Rbとから構
成され、前記CPUのI/O端子は、前記回路Aに接続
されて抵抗Raによりプルアップされたり、抵抗Rbを
介して回路Bに接続されたりするカメラの信号拡張回路
であって、CPUのH出力能力が、抵抗Rbを流れる最
大電流より大きく、かつCPUが出力の際、抵抗Rbを
負荷としたときのCPUのH出力レベルが、回路Aの入
力しきい値Hレベルより高く、かつ、CPUが入力の
際、回路B出力がGNDレベルであるときにプルアップ
抵抗Raと前記抵抗Rbで分圧される電位がCPUの入
力しきい値Lレベルより低くなるように前記プルアップ
抵抗Raと前記抵抗Rbを設定し、回路Aを制御すると
きは、前記イネーブル信号により回路Aを能動状態にし
てCPUのI/O端子を出力として制御し、回路Bから
情報を得るときは、前記イネーブル信号により回路Aを
非能動状態にしてCPUのI/O端子を入力として制御
するように構成されている。また、本発明は上記構成に
おいて回路Aおよび回路Bを抵抗Rbと同一機構ユニッ
トに搭載して構成されている。
【0007】
【作用】上記構成によれば、CPUの端子を効率的に用
いることができ、I/O拡張のための新たな部品を必要
最小限に抑えることができる。これによりコスト的にも
省スペ−ス化の観点からも非常に都合のよいI/O拡張
回路を実現することができる。
いることができ、I/O拡張のための新たな部品を必要
最小限に抑えることができる。これによりコスト的にも
省スペ−ス化の観点からも非常に都合のよいI/O拡張
回路を実現することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明をさ
らに詳しく説明する。図1は、本発明によるカメラの拡
張回路の第1の実施の形態を示す回路図である。回路A
はCMOSのAFICであり、回路Bはストロボモード
ボタン,カメラモードボタンおよびAFロックボタンで
ある。AFIC2は、測距ICであり、ENA(イネー
ブル)端子,CLK(クロック)端子,SO端子および
RESET端子を有し、これら端子は接続線3d,3
a,3bおよび3cを介してCPU1に接続されてい
る。CPU1内では、各接続線はプルアップ抵抗1a,
1bおよび1cを介して電源Vに接続されている。
らに詳しく説明する。図1は、本発明によるカメラの拡
張回路の第1の実施の形態を示す回路図である。回路A
はCMOSのAFICであり、回路Bはストロボモード
ボタン,カメラモードボタンおよびAFロックボタンで
ある。AFIC2は、測距ICであり、ENA(イネー
ブル)端子,CLK(クロック)端子,SO端子および
RESET端子を有し、これら端子は接続線3d,3
a,3bおよび3cを介してCPU1に接続されてい
る。CPU1内では、各接続線はプルアップ抵抗1a,
1bおよび1cを介して電源Vに接続されている。
【0009】さらに接続線3aには抵抗4aを介してス
トロボモードボタン5aの一端が、接続線3bには抵抗
4bを介してカメラモードボタン5bの一端が、接続線
3cには抵抗4cを介してAFロックボタン5cの一端
がそれぞれ接続されている。AFIC2は、ENA端子
にイネーブル信号が入力すると動作可能となる。そして
CLK端子へのクロック信号入力に同期してSO端子に
AFデータ信号が入力する。RESET端子にはリセッ
ト信号が入力されAFIC2を初期状態から動作開始さ
せることができる。
トロボモードボタン5aの一端が、接続線3bには抵抗
4bを介してカメラモードボタン5bの一端が、接続線
3cには抵抗4cを介してAFロックボタン5cの一端
がそれぞれ接続されている。AFIC2は、ENA端子
にイネーブル信号が入力すると動作可能となる。そして
CLK端子へのクロック信号入力に同期してSO端子に
AFデータ信号が入力する。RESET端子にはリセッ
ト信号が入力されAFIC2を初期状態から動作開始さ
せることができる。
【0010】ストロボモードボタン5aをオンさせる
と、カメラはストロボ撮影が可能となる。また、カメラ
モードボタン5bをオンさせると、露出補正,タイマー
設定等のモード設定が可能となる。さらにAFロックボ
タン5cをオンさせることにより、AFで合焦した位置
に焦点距離はロックされる。AFIC(回路A),SW
類(回路B)および接続抵抗Rbならびにファインダア
センブリ回路を1つの機構ユニットとして一体に構成す
ることが可能である。これによりCPUが搭載されるメ
イン基板との間を、少ない端子線で接続することが可能
となる。
と、カメラはストロボ撮影が可能となる。また、カメラ
モードボタン5bをオンさせると、露出補正,タイマー
設定等のモード設定が可能となる。さらにAFロックボ
タン5cをオンさせることにより、AFで合焦した位置
に焦点距離はロックされる。AFIC(回路A),SW
類(回路B)および接続抵抗Rbならびにファインダア
センブリ回路を1つの機構ユニットとして一体に構成す
ることが可能である。これによりCPUが搭載されるメ
イン基板との間を、少ない端子線で接続することが可能
となる。
【0011】図2は、本発明によるカメラの拡張回路の
第2の実施の形態を示す回路図である。回路AはMOS
トランジスタでLEDの表示を制御する回路である。回
路BはバイポーラICであり、npnトランジスタのオ
ープンコレクタ出力するものである。
第2の実施の形態を示す回路図である。回路AはMOS
トランジスタでLEDの表示を制御する回路である。回
路BはバイポーラICであり、npnトランジスタのオ
ープンコレクタ出力するものである。
【0012】pnpトランジスタ9のベースは抵抗を介
し接続線15dによりCPU8に接続されている。pn
pトランジスタ9のコレクタには表示用のLED12
a,抵抗11aおよびMOSトランジスタ10aが直列
接続されている。同様に表示用のLED12b,12
c,抵抗11b,11cおよびMOSトランジスタ10
b,10cがそれぞれ直列接続されている。MOSトラ
ンジスタ10a,10bおよび10cのそれぞれのゲー
トは、接続線15a,15bおよび15cによってCP
U8に接続されている。CPU8内では、各接続線はプ
ルアップ抵抗8a,8bおよび8cを介して電源Vに接
続されている。
し接続線15dによりCPU8に接続されている。pn
pトランジスタ9のコレクタには表示用のLED12
a,抵抗11aおよびMOSトランジスタ10aが直列
接続されている。同様に表示用のLED12b,12
c,抵抗11b,11cおよびMOSトランジスタ10
b,10cがそれぞれ直列接続されている。MOSトラ
ンジスタ10a,10bおよび10cのそれぞれのゲー
トは、接続線15a,15bおよび15cによってCP
U8に接続されている。CPU8内では、各接続線はプ
ルアップ抵抗8a,8bおよび8cを介して電源Vに接
続されている。
【0013】pnpトランジスタ9をオンにしてイネー
ブル状態にすることにより、MOSトランジスタ10
a,10bおよび10cの制御によりLED12a,1
2bおよび12cがそれぞれ表示制御可能となる。一
方、バイポーラIC13は、npnトランジスタ13
a,13bおよび13cのコレクタが接続抵抗14a,
14bおよび14cを介して接続線15a,15bおよ
び15cにそれぞれ接続されている。バイポーラICの
出力をCPU8が検出する際は、各CPU端子を入力に
切り替えることで、検出することができる。また、この
ときトランジスタ9をオフすれば、バイポーラIC13
の出力によってLED12a,12b,12cが点灯す
ることはない。
ブル状態にすることにより、MOSトランジスタ10
a,10bおよび10cの制御によりLED12a,1
2bおよび12cがそれぞれ表示制御可能となる。一
方、バイポーラIC13は、npnトランジスタ13
a,13bおよび13cのコレクタが接続抵抗14a,
14bおよび14cを介して接続線15a,15bおよ
び15cにそれぞれ接続されている。バイポーラICの
出力をCPU8が検出する際は、各CPU端子を入力に
切り替えることで、検出することができる。また、この
ときトランジスタ9をオフすれば、バイポーラIC13
の出力によってLED12a,12b,12cが点灯す
ることはない。
【0014】以上の構成例を本発明が満たす一例を以下
に示す。電源が5vで、CPUのVthHしきい値≧4
v,VthLしきい値≦1v,回路AであるMOS入力
回路側のVthHしきい値≧4v,VthLしきい値≦
1vとする。 そして、CPUのH出力インピーダンス≦400Ω CPUのL出力インピーダンス≦400Ω CPUのH出力能力最大10mA CPUのL出力能力最大10mA プルアップ抵抗Ra=47kΩ 接続抵抗Rb=2kΩとすると、回路B側のSWがオン
状態で、回路Aを出力Hで制御するとき、電流は5/
(2000)≦2.5mA<10mAとなり、能力的に
は問題ない。回路B側のSWがオン状態で、回路Aを出
力Hで制御するとき、負荷は接続抵抗Rbのみとなるの
で、このとき回路Aに印加される電位=2000/(2
000+400)×5=4.2v>4vとなる。したが
って、VthHしきい値を満足している。
に示す。電源が5vで、CPUのVthHしきい値≧4
v,VthLしきい値≦1v,回路AであるMOS入力
回路側のVthHしきい値≧4v,VthLしきい値≦
1vとする。 そして、CPUのH出力インピーダンス≦400Ω CPUのL出力インピーダンス≦400Ω CPUのH出力能力最大10mA CPUのL出力能力最大10mA プルアップ抵抗Ra=47kΩ 接続抵抗Rb=2kΩとすると、回路B側のSWがオン
状態で、回路Aを出力Hで制御するとき、電流は5/
(2000)≦2.5mA<10mAとなり、能力的に
は問題ない。回路B側のSWがオン状態で、回路Aを出
力Hで制御するとき、負荷は接続抵抗Rbのみとなるの
で、このとき回路Aに印加される電位=2000/(2
000+400)×5=4.2v>4vとなる。したが
って、VthHしきい値を満足している。
【0015】モードボタンSWがオフ状態で、回路Aを
出力Lで制御するとき(図2の場合)、出力Lの場合、
プルアップ抵抗Raがソフト的にカットできる回路であ
ればVthLに影響を与えることはない。プルアップ抵
抗Raがカットできない場合は、このRaが負荷となる
が、5/(47000)=0.1mA<10mAとな
り、能力的には問題ない。回路B側のSWがオフ状態
で、回路Aを出力Lで制御するとき、負荷はプルアップ
抵抗Raのみとなるので、回路Aに印加される電位=4
00/(47000+400)×5=0.04v<1v
である。したがって、カットできなくてもVthLしき
い値を満足している。
出力Lで制御するとき(図2の場合)、出力Lの場合、
プルアップ抵抗Raがソフト的にカットできる回路であ
ればVthLに影響を与えることはない。プルアップ抵
抗Raがカットできない場合は、このRaが負荷となる
が、5/(47000)=0.1mA<10mAとな
り、能力的には問題ない。回路B側のSWがオフ状態
で、回路Aを出力Lで制御するとき、負荷はプルアップ
抵抗Raのみとなるので、回路Aに印加される電位=4
00/(47000+400)×5=0.04v<1v
である。したがって、カットできなくてもVthLしき
い値を満足している。
【0016】つぎにCPUが回路Bからレベルを読み取
るとき、CPUによって回路Aを非能動状態にしてある
ので、回路Aは回路Bからのレベルの回り込みの影響を
受けない。図1ではCPU1は接続線3dよりAFIC
回路2にイネーブル信号を出力しない。図2ではCPU
8はpnpトランジスタ9をオフ状態、すなわち接続線
15dにHレベル信号を出力している。また、回路Aは
MOS入力でありインピーダンスが高いので、CPUが
読み込むときは影響を与えない。すなわち回路B側とレ
ベルの判定をすればよいこととなる。
るとき、CPUによって回路Aを非能動状態にしてある
ので、回路Aは回路Bからのレベルの回り込みの影響を
受けない。図1ではCPU1は接続線3dよりAFIC
回路2にイネーブル信号を出力しない。図2ではCPU
8はpnpトランジスタ9をオフ状態、すなわち接続線
15dにHレベル信号を出力している。また、回路Aは
MOS入力でありインピーダンスが高いので、CPUが
読み込むときは影響を与えない。すなわち回路B側とレ
ベルの判定をすればよいこととなる。
【0017】回路Bがハイインピーダンス状態であると
きは、プルアップ抵抗Raのみでレベルが決まり問題は
ない。回路BがGNDレベルであるとき、CPUの電位
はプルアップ抵抗Raと接続抵抗Rbとの分圧で決まる
ので、CPUの電位=2000/(47000+200
0)×5=0.2v<1vとなる。したがって、上記の
通りCPUの出力インピーダンスとプルアップ抵抗Ra
と接続抵抗Rbのバランスをとれば、入出力を切り替え
るだけで、しきい値を満足しつつ、同一のCPU端子で
異なる2つの回路である出力と入力の両立が可能とな
る。
きは、プルアップ抵抗Raのみでレベルが決まり問題は
ない。回路BがGNDレベルであるとき、CPUの電位
はプルアップ抵抗Raと接続抵抗Rbとの分圧で決まる
ので、CPUの電位=2000/(47000+200
0)×5=0.2v<1vとなる。したがって、上記の
通りCPUの出力インピーダンスとプルアップ抵抗Ra
と接続抵抗Rbのバランスをとれば、入出力を切り替え
るだけで、しきい値を満足しつつ、同一のCPU端子で
異なる2つの回路である出力と入力の両立が可能とな
る。
【0018】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
CPU内にプルアップ抵抗を設け,回路Aとして高入力
インピーダンス回路を接続し,回路Bには接続抵抗を介
して接続し、かつ、プルアップ抵抗および接続抵抗の値
を所定の条件を満たす値に設定することにより、1つの
CPUの端子の入出力を切り替えて制御対象を増やすこ
とができながらI/O拡張のための新たな部品を必要最
小限に抑えることができる。また、拡張回路のコストダ
ウンを図れ、大きなスペースも必要としない。したがっ
て、小形化を要求されるカメラやその周辺機器などのS
W類やAFICなどを制御するCPU回路の入出力端子
を回路規模を大きくすることなく、低価格に増設するこ
とができるという効果がある。
CPU内にプルアップ抵抗を設け,回路Aとして高入力
インピーダンス回路を接続し,回路Bには接続抵抗を介
して接続し、かつ、プルアップ抵抗および接続抵抗の値
を所定の条件を満たす値に設定することにより、1つの
CPUの端子の入出力を切り替えて制御対象を増やすこ
とができながらI/O拡張のための新たな部品を必要最
小限に抑えることができる。また、拡張回路のコストダ
ウンを図れ、大きなスペースも必要としない。したがっ
て、小形化を要求されるカメラやその周辺機器などのS
W類やAFICなどを制御するCPU回路の入出力端子
を回路規模を大きくすることなく、低価格に増設するこ
とができるという効果がある。
【図1】本発明によるカメラの信号拡張回路の第1の実
施の形態を示す回路図である。
施の形態を示す回路図である。
【図2】本発明によるカメラの信号拡張回路の第2の実
施の形態を示す回路図である。
施の形態を示す回路図である。
【図3】従来のCPU回路の出力の一例を示す回路図で
ある。
ある。
【図4】従来のCPU回路の入力の一例を示す回路図で
ある。
ある。
1,8 CPU 1a,1b,1c,8a,8b,8c プルアップ抵抗 2 AFIC 3a,3b,3c,3d 接続線 4a,4b,4c,11a,11b,11c,14a,
14b,14c 抵抗 5a ストロボモードボタン 5b カメラモードボタン 5c AFロックボタン 9 pnpトランジスタ 10a,10b,10c MOSトランジスタ 12a,12b,12c LED 13 バイポーラIC 13a,13b,13c npnトランジスタ
14b,14c 抵抗 5a ストロボモードボタン 5b カメラモードボタン 5c AFロックボタン 9 pnpトランジスタ 10a,10b,10c MOSトランジスタ 12a,12b,12c LED 13 バイポーラIC 13a,13b,13c npnトランジスタ
Claims (2)
- 【請求項1】 カメラまたはカメラ周辺機器内で使用さ
れるI/Oの切替が可能な端子を持つCPUと、前記C
PU端子を出力にしてCPUによって制御する対象であ
り、その入力形態はMOS入力である回路Aと、前記C
PU端子を入力にして外部のレベルを検出するときの対
象であり、その出力形態はハイインピーダンスまたはG
NDレベルである回路Bと、前記CPUから出力され、
前記回路Aを能動状態にするためのイネーブル信号と、
前記CPUのI/O端子をプルアップするためのプルア
ップ抵抗Raと、前記CPUのI/O端子と前記回路B
を接続する抵抗Rbとから構成され、前記CPUのI/
O端子は、前記回路Aに接続されて抵抗Raによりプル
アップされたり、抵抗Rbを介して回路Bに接続された
りするカメラの信号拡張回路であって、 CPUのH出力能力が、抵抗Rbを流れる最大電流より
大きく、かつCPUが出力の際、抵抗Rbを負荷とした
ときのCPUのH出力レベルが、回路Aの入力しきい値
Hレベルより高く、かつ、CPUが入力の際、回路B出
力がGNDレベルであるときにプルアップ抵抗Raと前
記抵抗Rbで分圧される電位がCPUの入力しきい値L
レベルより低くなるように前記プルアップ抵抗Raと前
記抵抗Rbを設定し、 回路Aを制御するときは、前記イネーブル信号により回
路Aを能動状態にしてCPUのI/O端子を出力として
制御し、 回路Bから情報を得るときは、前記イネーブル信号によ
り回路Aを非能動状態にしてCPUのI/O端子を入力
として制御するように構成したことを特徴とするカメラ
の信号拡張回路。 - 【請求項2】 回路Aおよび回路Bを抵抗Rbと同一機
構ユニットに搭載したことを特徴とする請求項1記載の
カメラの信号拡張回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001156696A JP2002350948A (ja) | 2001-05-25 | 2001-05-25 | カメラの信号拡張回路 |
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