JP2002347209A - メタルマスク用印刷スキージ - Google Patents

メタルマスク用印刷スキージ

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JP2002347209A
JP2002347209A JP2001159836A JP2001159836A JP2002347209A JP 2002347209 A JP2002347209 A JP 2002347209A JP 2001159836 A JP2001159836 A JP 2001159836A JP 2001159836 A JP2001159836 A JP 2001159836A JP 2002347209 A JP2002347209 A JP 2002347209A
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JP
Japan
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squeegee
printing
cream solder
metal mask
grooves
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JP2001159836A
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English (en)
Inventor
Noboru Toshima
昇 外嶋
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NAKANUMA ART SCREEN KK
Original Assignee
NAKANUMA ART SCREEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クリームハンダをローリングさせる力が大き
く、印刷初期におけるクリームハンダの転移量が多く、
ハンダ付け不良が生じにくいメタルマスク用印刷スキー
ジを提供する。 【解決手段】 金属製薄板のスキージの表面に、複数本
の直線又は曲線状の溝が設けられていることを特徴と
し、好ましい溝の幅は50〜200μmで、溝‐溝同士
のピッチは50〜400μmで、溝の深さは10〜50
μmである。尚、溝の形状としては連続した波型が好ま
しい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スキージ表面に複
数本の直線又は曲線状の溝を有し、メタルマスクを用い
てクリームハンダを印刷する際に使用される金属製薄板
のスキージ(メタルマスク用印刷スキージ)に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】電子回路基板上にメタルマスクを用いて
クリームハンダを印刷する際、従来は硬質のゴムから構
成されるスキージが使用されていた。ゴム製のスキージ
は、その弾性によってスキージ先端がメタルマスクの開
口部の中まで入り込み、充填されたクリームハンダが掻
き出されることがあり、設計通りのクリームハンダの転
移量が得られないことがあった。そこで近年は、金属製
のスキージが使用されることが多くなっている。金属製
スキージは、スキージ先端がメタルマスクの開口部分に
沈み込まないので設計通りのクリームハンダ転移量が得
られる点では優れている。しかしながら、ゴムスキージ
に比べて金属製スキージは硬く、印刷時のしなりが少な
いために、クリームハンダをローリングさせる力が小さ
く、クリームハンダの充填が悪く、これによって転移量
が少なくなることがあった。従って、従来の金属製スキ
ージを使用する際には、クリームハンダのローリングを
発生させ充填を良くするためにスキージ速度を遅くした
り、クリームハンダの供給量を多くしたりしており、生
産性の点での問題がある。
【0003】又、上述の如く従来の金属製スキージは、
クリームハンダをローリングさせる力が小さく、印刷初
期におけるクリームハンダの転移量が少なくなる傾向が
あるために、ハンダ付け不良が生じ易いという性能面で
の問題点もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の問題
点を解決し、クリームハンダをローリングさせる力が大
きく、印刷初期におけるクリームハンダの転移量が多
く、ハンダ付け不良が生じにくいメタルマスク用印刷ス
キージを提供することを課題とする。本発明者らは種々
検討を行った結果、金属製スキージのクリームハンダ付
着面に複数本の直線又は曲線状の溝加工を施すことこと
によって、クリームハンダのローリング性が向上し、ク
リームハンダの粘度低下が素早く生じ、これによって印
刷初期から充分で、しかも安定した転移量が得られるこ
とを見い出して本発明を完成した。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決可能な、
本発明のメタルマスク用印刷スキージは、メタルマスク
を用いてクリームハンダを印刷する際に使用される金属
製薄板のスキージであって、当該スキージ表面に、複数
本の直線又は曲線状の溝が設けられていることを特徴と
する。
【0006】又、本発明は、上記の特徴を有したメタル
マスク用印刷スキージにおける溝の幅が50〜200μ
mであり、溝‐溝同士のピッチが50〜400μmであ
り、溝の深さが10〜50μmであることを特徴とする
ものでもある。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のメタルマスク用印刷スキ
ージの好ましい具体例を図1〜図3に示し、本発明を説
明する。本発明のスキージは、弾性を有した金属製の薄
板から成り、その厚みは一般的には150μm〜400
μmである。そして、この金属製薄板のクリームハンダ
が接触する面には、複数本の直線又は曲線状の溝が設け
られており、このような溝は、一般的にはエッチング加
工により形成される。
【0008】曲線状の溝の形状としては、半円を交互に
つなげた波型形状であっても、図1に示されるようなs
inカーブ形状であっても良く、この場合、溝の配列
は、隣り合った溝の山と谷とが逆になるように、1/2
周期ずつずれて位置していることが好ましい。ただし、
波型形状は、半円やsinカーブが連続したものでなく
ても、これらと直線とが組み合わされたものであっても
良い。この他、本発明では、図2及び図3に示されるよ
うにして、直線状の溝がスキージ先端辺と平行に一定間
隔をあけて配列されても、スキージ先端辺に対して傾き
をもった直線溝(例えば45°の角度で傾斜した溝)が
互いに一定間隔をあけて平行に配置されても良い。又、
この際、スキージ幅の中央位置において溝の傾斜方向が
逆になってV字をなしているものであっても良い。
【0009】本発明のメタルマスク用印刷スキージのク
リームハンダ接触面に設けられる溝の幅、ピッチ及び深
さについては、クリームハンダ粒子が引っ掛かり、摩擦
抵抗を受けるようなものであれば良く、これらは、使用
するクリームハンダの粘度特性や、印圧、スキージの移
動速度にもよるが、一般的には、溝の幅は50〜200
μm、溝‐溝同士のピッチは50〜400μm、溝の深
さは10〜50μmであることが好ましい。
【0010】溝加工されていない従来の金属製スキージ
の場合、スキージングによってクリームハンダがスキー
ジ表面に沿って乱れることなく流れ、攪拌効果が少ない
のに対し、溝加工がなされている本発明のスキージの場
合には、溝加工されている部分にクリームハンダ粒子が
引っ掛かり、流動が乱れることで攪拌効果が増大し、こ
れによって、スキージ表面とクリームハンダの界面での
粘度低下が素早く生じ、ローリング性が向上し、印刷初
期から充分で安定した転移量が得られる。以下、本発明
の好ましい実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明
はこれらに限定されるものではない。
【0011】
【実施例】(本発明のメタルマスク用印刷スキージの製
造例)スキージとして、250μm厚のステンレス板に
線幅100μm、溝深さ30μmでエッチング加工を行
い、図1〜図3に示されるような、波形、ストライプ
型、V字型(図3には、右端側部分しか示されていない
が、スキージの中央位置から傾斜の向きが変化してV字
状になっている)の3種類の本発明のメタルマスク用印
刷スキージを作製した。一方、比較品として、溝加工を
行っていないSUS板スキージを準備した。そして、本
発明のスキージについては、溝加工面が印刷時にクリー
ムハンダが付着する面となるようにした。
【0012】(印刷実験)日本スペリア製クリームハン
ダ(Sn63RA−3FMQ)を用い、メタルマスクと
して板厚150μmのステンレス板のレーザー加工品を
準備し、開口幅250μm、ピッチ500μmのQFP
パターンのパターン印刷を行い、24時間常温で乾燥を
行った後、ハンダ転移量を測定した。印刷条件は、印
圧:3.0MPa、落とし込み:3.0mm、ペースト
量:100g、スキージ速度:50mm/sとした。こ
のようにして得られた実験結果を図4に示す。
【0013】図4の実験結果からわかるように、クリー
ムハンダ転移量をみると、波型スキージとストライプス
キージは、印刷初期から転移量が充分で安定している。
又、V字型スキージについては、1ショット目が不十分
であり、溝加工の形状も転移量に関係することがわかる
が、これら3種類の溝加工が施された本発明のスキージ
はいずれも、スキージ走行後すぐにクリームハンダのロ
ーリングが始まり、溝を有しないSUS板スキージ(比
較品)よりも、印刷初期における転移量が大きく、安定
した転移量を得るのに効果的であることが確認できた。
【0014】
【発明の効果】本発明のメタルマスク用印刷スキージに
より、メタルマスクを用いてクリームハンダを印刷した
場合、スキージ表面に設けられた複数本の溝にクリーム
ハンダ粒子が引っ掛かることで攪拌効果が増大し、これ
により、スキージ表面とクリームハンダの界面での粘度
低下が素早く生じ、クリームハンダのローリング性が向
上し、印刷初期から充分で安定した転移量が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スキージ表面に、複数本の波形の溝が設けられ
た本発明のメタルマスク用印刷スキージの好ましい一例
における部分拡大図であり、(a)は平面図、(b)は
断面図である。
【図2】スキージ表面に、複数本のストライプ型(線
状)の溝が設けられた本発明のメタルマスク用印刷スキ
ージの好ましい一例における部分拡大図であり、(a)
は平面図、(b)は断面図である。
【図3】スキージ表面に、スキージ先端辺に対して傾斜
した複数本の直線溝(45°の角度で傾斜した溝)が互
いに一定間隔をあけて平行に配置された本発明のメタル
マスク用印刷スキージの好ましい一例における部分拡大
図であり、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図4】実施例に記載された各種スキージを用いた場合
の印刷実験結果(ショット数に対するクリームハンダ転
移量の変動)を示すグラフである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メタルマスクを用いてクリームハンダを
    印刷する際に使用される金属製薄板のスキージであっ
    て、当該スキージ表面に、複数本の直線又は曲線状の溝
    が設けられていることを特徴とするメタルマスク用印刷
    スキージ。
  2. 【請求項2】 前記溝の幅が50〜200μmであり、
    当該溝‐溝同士のピッチが50〜400μmであり、当
    該溝の深さが10〜50μmであることを特徴とする請
    求項1記載のメタルマスク用印刷スキージ。
JP2001159836A 2001-05-29 2001-05-29 メタルマスク用印刷スキージ Pending JP2002347209A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009045839A (ja) * 2007-08-21 2009-03-05 Fuji Mach Mfg Co Ltd スクリーン印刷用スキージ
JP2010110975A (ja) * 2008-11-05 2010-05-20 Toyota Motor Corp 印刷用スキージおよび印刷装置
CN103802454A (zh) * 2014-01-20 2014-05-21 苏州松下生产科技有限公司 一种锡膏印刷机的金属刮刀
CN114193916A (zh) * 2021-12-27 2022-03-18 南京日托光伏新能源有限公司 一种用于mwt太阳能电池的丝网印刷刮板

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