JP2002344742A - 画像形成装置 - Google Patents
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- JP2002344742A JP2002344742A JP2001150608A JP2001150608A JP2002344742A JP 2002344742 A JP2002344742 A JP 2002344742A JP 2001150608 A JP2001150608 A JP 2001150608A JP 2001150608 A JP2001150608 A JP 2001150608A JP 2002344742 A JP2002344742 A JP 2002344742A
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Abstract
粒状性、解像性といった画質の向上を図る。 【解決手段】 γ補正(5)前の入力画像データのエッ
ジレベルを算出し(2〜4)、エッジレベルに応じたγ
テーブルを選択し、エッジレベルに応じたディザ閾値マ
トリクスを選択し(6)、多値誤差拡散処理によって5
値に量子化する(7)。量子化結果を高解像度の2値画
像データに変換して出力する(8)。
Description
タ、デジタル複写機、カラーレーザプリンタ、デジタル
カラー複写機などに応用される画像形成装置に関する。
法としては、ディザ法や濃度パターン法、誤差拡散法が
一般的に用いられていた。ディザ法では複数の画素でそ
の階調、カラー画像においてはその組合せにより色を表
現する。一般的な印刷に用いられているディザ法は、粒
状性に優れ、中間調画像をなめらかに表現する。ディザ
法に代表される、いわゆる面積階調法では、階調性を得
るために解像性が劣化する。また、網点のような印刷画
像に対して周期性画像を発生するディザ法では、モアレ
が発生しやすい。
して、誤差拡散法がある。誤差拡散法では原画像に忠実
な解像性を得ることができ、文字画像の再現には適する
が、写真部などの中間調画像は孤立のドットが分散ある
いは不規則に連結して配置され、粒状性が悪く、特異な
テクスチャが発生する場合がある。また、特に電子写真
方式のプリンタでは、孤立のドットで形成されるため画
像が不安定であり、濃度ムラによる粒状性の劣化やバン
ディングが発生しやすい。
差の拡散に積和演算を行うため処理が複雑であり、処理
時間を非常に要する。特に、画像出力密度が高くなるに
つれ単位面積当たりの画素数が増し、演算量が増える。
具体的には、画素密度が600dpiから1200dp
iになれば画素数は4倍、2400dpiでは16倍と
解像度の2乗に比例して増加するため、同様の生産性を
得るためには処理の高速化を図る必要がある。
態で誤差拡散処理を行い、高解像度の2値画像データを
出力する方式を採ることにより、高解像度の画像をその
まま誤差拡散するのに比べ誤差拡散処理に要する演算お
よびその回路を小さくし、高速処理を可能とした技術が
提案されている。
解像度化し、多値誤差拡散によって階調数を低下させ、
その結果を濃度パターン法またはディザによりさらに高
解像度に2値化する装置がある(特開平7−29552
7号公報を参照)。
散して2値化したデータをパターンマッチングによって
高解像度(1200dpi)の2値画像データに変換す
る方法もある(特開平11−155064号公報を参
照)。
は、演算時間の削減とバッファメモリによる回路規模の
増加を防止し、高速で充分な階調の2値画像信号を得る
こと、モアレやロゼッタパターンがなくなるように、多
値誤差拡散により1画素当たりの階調数を減らすという
階調処理と、その結果に基づき濃度パターン法という階
調処理を二重で行っている。しかし、ドット配置につい
て、単純な濃度パターン法やディザ法による配列では、
1200dpi以上といった高密度の書き込み、特に電
子写真を用いたプリンタでは高密度になるほどドット再
現性が悪くなるため、画質の向上が得られず、さらに、
濃度パターン法やディザ法による配列では画像に周期性
を持ち、モアレを発生させる場合がある。
モリ、少ない処理でハイライトの粒状性を大幅に改善さ
せようとしているが、600dpiの誤差拡散処理に比
べて画像の変化は少なく、格段の画質の向上は見られな
い。
写真プリンタにおいて、誤差拡散処理を高速に実現し、
かつ、画像の粒状性、解像性といった画質の向上を図っ
た画像形成装置を提供することにある。
ジ度合いに応じたディザ閾値を用いて多値誤差拡散処理
を行なうことにより、低解像度の入力多値データを高速
に高解像度の2値データに変換する。
用い、また網点状にドットが集中するように出力ドット
位置を制御することにより、粒状性・安定性に優れた画
像を形成する。
なディザ閾値マトリクスを用い、また、画像のエッジ度
合に応じてディザ閾値マトリクスの振幅を制御すること
により、粒状性と鮮鋭性を両立させた画像を形成する。
量の量子化閾値を切り替えることにより、文字領域を最
大エッジレベルとしてとりやすくし、また、高濃度網点
を最大エッジレベルとしてとりやすくする。
・収縮を行なうことにより、網点画像以外でエッジレベ
ルの大きな領域が必要以上に広がるのを防止する。
用いて具体的に説明する。図14は、本発明が適用され
るデジタル複写機からなる画像形成装置の一例を示す。
デジタル複写機の画像処理部は、読み取りデータを補正
するスキャナ系処理と、デジタル画像を加工、修正する
デジタル画像処理と、書き込みLDを変調する書込系処
理とに大別される。
グデータは、AGCによりデータレベルが調整される。
AD変換では、画素毎のアナログデータを1画素当たり
8bitのデジタル値(0(白)〜255(黒))に変
換し、シェーディング補正では読み取りCCDの画素お
よび照度のばらつきを補正する。次いで、フィルタ処理
では、読み取りによって生じる画像の振幅を補正するM
TF補正と、中間調画像をなめらかに表現するための平
滑化処理を行う。続いて、主走査変倍では、複写倍率に
応じて主走査方向の変倍処理を行い、書き込み濃度に変
換するためのγ補正を行う。最後に中間調処理を行い、
1ドット当たり1bitまたは2bitのデータに変換
して送出する。その他、地肌除去処理、フレア除去処
理、スキャナγ、画像編集などの図示しない処理が加わ
る。
00dpiの入力データ(256階調)に対してディザ
閾値を用いた5値誤差拡散処理を行ない、その量子化結
果を1200dpiのドットオン・オフ(2値画像デー
タ)として出力する例を示す。
600dpiの入力データに対して、フィルタ・変倍処
理部1でフィルタ処理・変倍処理を施した後に、エッジ
レベル算出部2でエッジレベルを算出する。エッジレベ
ル算出部2の詳細は後述するが、このエッジレベル算出
部2において、600dpiの各画素に対して複数レベ
ルのエッジレベルを決定する。本実施例では、エッジレ
ベル0または1の2段階とする。ただし、エッジレベル
1の方が画像のエッジ度合いが高いものとする。
膨張部3において膨張処理される。具体的には、所定領
域(例えば、注目画素を中心とする5×5領域)内のエ
ッジレベルの最大値を注目画素のエッジレベルとする処
理である。膨張処理後のエッジレベルは、エッジレベル
収縮部4において収縮処理される。具体的には、所定領
域(例えば、注目画素を中心とする5×5領域)内のエ
ッジレベルの最小値を注目画素のエッジレベルとする処
理である。収縮処理されたエッジレベルが最終的にその
画素のエッジレベルとなる。
けるγテーブル及びディザ閾値選択部6におけるディザ
閾値マトリクスの切り替えに利用される。γ補正処理部
5ではエッジレベルに応じて2つのγテーブルを切り替
えて、γ補正処理を行なう。
ベル=0では、リニアに近い特性のγで補正し、エッジ
レベル=1では、略S字特性のγで補正する。
0の場合には図3に示す4つのディザ閾値マトリクス
(a)〜(d)を選択し、各マトリクスの注目画素位置
に対応する位置の値を閾値(thr1〜thr4)とす
る。エッジレベル=1の場合には、thr1からthr
4の全てを128(固定閾値)とする。
を、ディザ閾値選択部6において決定された閾値を用い
て、多値誤差拡散処理を行ない5値に量子化する。
み画素の量子化誤差を加算するための加算器11、加算
器11の出力データを4つの量子化閾値Thr1,Th
r2,Thr3,Thr4(Thr1<Thr2<Th
r3<Thr4)によって5値量子化するための量子化
部7、この量子化部7の入力と出力から量子化誤差を算
出するための減算器9、この減算器9により算出された
量子化誤差から所定の誤差マトリクスに従って次に処理
される画素に加算される誤差量を算出して加算器11に
与える誤差演算部10からなる。
力値<Thr1のときは出力値=0、Thr1≦入力値
<Thr2のときは出力値=64、Thr2≦入力値<
Thr3のときは出力値=128、Thr3≦入力値<
Thr4のときは出力値=192、Thr4≦入力値の
ときは出力値=255である。
3×3)のディザ閾値マトリクスは、74から179ま
でのステップ幅3で増加する閾値を、値の小さいものか
ら順に渦巻き状に並べてなり、1200dpiにおいて
200線の網点を形成するドット集中型のものである。
図4において、実線の格子の内部にある4つの閾値が6
00dpiの1画素に対応している。図4に示すよう
に、このディザ閾値マトリクス中の小さいほうから4番
目までの閾値(74,77,80,83)は、600d
piの異なった画素位置に配置されている。つまり、図
4の左上の2×2画素(110,107,113,80
の画素)であれば、最も低い80が図3(a)の左上の
画素に割り当てられ、次に低い107が図3(b)、次
に低い110が図3(c)、最も高い113が図3
(d)に割り当てられる。
トリクスの600dpiの1画素に対応する4つの閾値
を、その画素に対応した量子化閾値として出力する。例
えば左上の画素位置では、その位置の4つの閾値(8
0,107,110,113)の中で最小の80を量子
化閾値Thr1、次に小さな107を子化閾値Thr
2、次に小さな110を量子化閾値Thr3、最も大き
な113を量子化閾値Thr4として出力する。
を、個々の量子化閾値ごとに600dpiの画素位置に
並べ直したものが図3に示す3×3のディザ閾値マトリ
クスである。図3の(a)は量子化閾値Thr1に対応
し、(b)は量子化閾値Thr2に対応し、(c)は量
子化閾値Thr3に対応し、また(d)は量子化閾値T
hr4に対応する。
による600dpi5値のデータを1200dpiの2
×2画素のドットオン・オフ(2値画像データ)に変換
する。
ト数を算出する。すなわち、600dpiの多値画像デ
ータ上の各画素に対応する1200dpiの2値画像デ
ータ上の2×2画素内におけるドットオン画素の個数を
決定する。具体的には、量子化データの値(5値化結
果)が0のときに0を、量子化データ値が64のときに
1を、量子化データ値が128のときに2を、量子化デ
ータ値が192のときに3を、量子化データ値が255
のときに4を、それぞれドット数として出力する。
トの出力位置は、処理対象画素のディザ閾値マトリクス
(図4)上の対応位置に応じて、決定された数のドット
を、1200dpiの2×2画素内にどのように配置す
るか決定する。
トリクスの例えば左上の画素位置の画素が処理対象とな
った時には、その左上の2×2の閾値の中で値が最も小
さい位置に最初にドットを配置し、その次に大きな閾値
の位置に2つ目のドットを配置し、その次に大きな閾値
の位置に3つ目のドットを配置し、最も大きな閾値の位
置に最後のドットを配置する。この場合、ドット数が2
ならば、図5(a)に示すように2×2画素中の右側の
2画素位置(閾値が80と107)にドットが出力され
る(その2画素がドットオン画素である)。もし、ドッ
ト数が1ならば右下の画素位置にドットが出力され、ド
ット数が3ならば左上の画素位置にもドットが出力され
る。同様に、1つ右の画素が処理対象となった時には、
ドット数が2ならば図5(b)に示すように下の2画素
位置(閾値が77と98)にドットが出力されることに
なる。このように処理対象画素のディザ閾値マトリクス
上の対応位置に応じてドットの出力順(配置順)を変え
ることにより、網点が形成しやすくなる。
合いの小さい領域)では、ディザ閾値を用いて網点化を
行なうため、粒状性・安定性に優れた画像を形成するこ
とができる。一方、エッジレベル=1(エッジ度合いの
大きな領域)では、固定閾値を用いるので、文字部では
鮮鋭性の良い画像が得られ、網点画像ではモアレを発生
させないことが可能となる。
に説明する。エッジレベル算出部の処理フローチャート
を図6に示す。まず、図7に示したエッジ抽出フィルタ
によって600dpiの各画素のエッジ量を算出する
(ステップ101)。図7(a)は縦線、(b)は横
線、(c)及び(d)は斜線のエッジを抽出する。具体
的には、まず、図7(a)〜(d)で算出された4つの
エッジ量にそれぞれ対応する係数をかける。例えば、
(a)及び(b)の係数は2、(c)及び(d)の係数
は1である。係数をかけた各フィルタのエッジ量の最大
値をその画素のエッジ量とする。
の判定を行なう(ステップ102)。注目画素を中心と
した所定領域(例えば5×5領域)内に白画素が所定個
数(例えば6画素)以上存在する場合には、注目画素は
白地領域に属すると判定する。ここで、白画素とは例え
ばデータ(濃度)が5以下の値である画素というよう
に、ノイズを考慮したものが良い。
値を切り替えて(ステップ103、104)、算出され
たエッジ量を複数レベルに量子化する(ステップ10
5)。注目画素が白地領域に属する場合には、白地領域
に属さない場合に比べて量子化閾値を低い値とする。こ
のような切り替えを行なう理由は、低濃度の文字のよう
に比較的エッジ量が低い文字でもエッジとして判定され
やすくするためである(文字領域周辺は白画素が多いの
で、低い閾値が選択されやすい)。最後に、注目画素が
黒画素か否かの判定を行なう(ステップ106)。注目
画素のデータが所定値以上であれば黒画素とし、その画
素のエッジレベルを最大レベル(本実施例ではエッジレ
ベル=1)とする(ステップ107)。これは、比較的
エッジ量が小さい高濃度網点部においてもエッジとして
判定されやすくするためである。
ルを算出し、エッジレベルに応じてディザ閾値を切り替
えて量子化を行なうことにより、粒状性と鮮鋭性の両立
した画像を形成することができる。特に、エッジレベル
はγ補正処理直前の画像データから算出されるため、フ
ィルタ処理や変倍処理を施したデータに対して最適な閾
値を用いて量子化が行なわれるという利点がある。
例の他に、例えば、図8に示すようなフィルタでも良
い。図8(a)及び(b)はそれぞれ縦線及び横線のエ
ッジを抽出し、(c)のフィルタは網点及び斜線のエッ
ジを抽出する。網点画像において比較的大きなエッジ量
を抽出することが可能である。
力モードによって処理のパラメータを切り替える例を示
す。
出力モードは操作者によって指定されるものであり、本
実施例では文字画像を重視する「文字モード」と文字と
写真が混在した画像に適する「文字/写真モード」の2
種類の場合の例を示す。
タ・変倍処理部21でフィルタ処理・変倍処理を施した
後の入力データから、エッジレベル算出部22において
エッジ量を複数レベルに量子化したエッジレベルを算出
する。ただし、本実施例ではエッジレベルを0から3ま
での4段階(エッジレベル=3がエッジ度合いが最も大
きい)とする。4段階のエッジレベルはエッジレベル膨
張部23において、実施例1と同様にして所定領域膨張
処理される。膨張処理後のエッジレベルはエッジレベル
収縮部24において、実施例1と同様にして収縮処理さ
れるが、収縮領域は出力モードによって切り替える。具
体的には、文字モードでは収縮領域を1×1(収縮処理
なし)とし、文字/写真モードでは収縮領域を膨張領域
と同じとする。このように出力モードによって収縮領域
を切り替えることにより、文字モードではエッジレベル
の大きな領域を増やして鮮鋭性を重視し、文字/写真モ
ードでは必要以上にエッジレベルの大きな領域が増える
ことを防ぐ。
部25及びディザ閾値振幅制御部26に送られる。γ補
正処理部25では、エッジレベルに応じてγテーブルを
切り替える。本実施例では、エッジレベルが4段階であ
るが、エッジレベルが0と1の場合とエッジレベルが2
と3の場合の2つのγテーブルを切り替えるというよう
に、必ずしもエッジレベルと同じ数のγテーブルを切り
替える必要はない。なお、2つのγテーブルを切り替え
る場合には、例えば実施例1と同様に行う。
ィザ閾値マトリクス振幅(ステップ幅)を決定する。デ
ィザ閾値マトリクスのステップ幅Aは、A=(3−エッ
ジレベル)とする。つまりエッジレベル=0(最小エッ
ジ度合い)ではステップ幅Aが3であり、エッジレベル
が大きくなるにしたがってステップ幅Aが小さくなり、
エッジレベル=3(最大エッジ度合い)ではステップ幅
Aは0となる。
ザ閾値マトリクスを算出する。まず、操作者によって指
定された出力モードに応じたディザ係数マトリクスを選
択する。図10は、文字モードに対応したディザ係数マ
トリクスであり、図11は、文字/写真モードに対応し
たディザ係数マトリクスである。このディザ係数マトリ
クスにディザ閾値振幅制御部26で決定したステップ幅
Aをかけて、128を足したものが1200dpiでの
ディザ閾値マトリクスとなる。
クス(図10)でステップ幅が3の場合で計算された1
200dpiでのディザ閾値マトリクスである。この1
200dpiでのディザ閾値マトリクスから、実施例1
と同様にして600dpiでの3×5ディザ閾値マトリ
クス4つが作成され(図13(a)〜(d))、このデ
ィザ閾値マトリクスを用いて5値に量子化し、1200
dpiの2値画像データに変換して出力する。
について説明する。図10では最小の係数(−17)4
つが同じ600dpiの画素に配置されているのに対
し、図11では低い方から4つの係数(−18から−1
6)が異なる600dpiの画素に配置されている。図
10のような配置にすると、−17が4つ配置されてい
る画素では4つの閾値が全て同じため、その画素では4
dot単位でしか出力されない。そのため、画像の低濃
度部での粒状性は悪くなるが、エッジレベルの大きい領
域と小さい領域が混在した部分での違和感は少なくな
る。一方、図11のような配置にすると、例えば、−1
6が配置されている画素でドットオンとなると、周辺に
負の誤差が拡散されるため、−18,−17,−15が
配置されている画素ではドットオフとなりやすい。した
がって、画像の低濃度部では1dotから出力されるの
で粒状性は良くなる。文字モードでは裏写りを防止する
ために低濃度側を0(白)に落したγを使用する場合が
多く、その場合には低濃度部でのドットの出方よりも混
在した部分の違和感を重視して、図10のディザ係数マ
トリクスを使用し、文字/写真モードでは低濃度の粒状
性を重視した図11のディザ係数マトリクスを使用す
る。
性と鮮鋭性を両立すると共に、操作者によって指定され
た出力モードに応じて処理のパラメータを切り替えるこ
とにより、出力モードに最適な画像を形成することが可
能である。
閾値マトリクスの係数の配置が異なる例を示したが、出
力モードによってディザ閾値マトリクスの係数を切り替
えたり(例えば文字モードでは、振幅の小さいマトリク
スを選択し、文字/写真モードでは、振幅の大きいマト
リクスを選択)、ディザ閾値マトリクスのサイズを切り
替える(例えば文字モードでは、サイズの小さいマトリ
クスを選択し、文字/写真モードでは、サイズの大きい
マトリクスを選択)ことも可能である。
ェアによって実施してもよいことは当然であるが、汎用
のコンピュータシステムを利用し、ソフトウェア(プロ
グラム)によっても実施できる。ソフトウェアで実施す
る場合には、本発明の画像処理機能(エッジレベル算
出、γ補正、多値誤差拡散処理など)や処理手順を実現
するプログラムが記録媒体などに記録されていて、該記
録媒体などからプログラムがコンピュータシステムに読
み込まれてCPUによって実行されることにより、本発
明の画像処理手順が実施される。また、入力画像データ
は、スキャナなどから読み込んだ原稿画像データや予め
ハードディスクなどに用意された画像データであり、あ
るいはネットワークを介して取り込んだ画像データであ
る。さらに、高解像度の2値画像データは、レーザプリ
ンタやネットワークを経由して外部のコンピュータなど
に出力される。
ば、以下のような効果が得られる。 (1)画像のエッジ度合いに応じたディザ閾値を用いて
多値誤差拡散処理を行なうことにより、低解像度の入力
多値画像データを高速に高解像度の2値画像データに変
換することができる。 (2)ドットを網点状に集中させることにより、粒状性
・安定性に優れた画像を形成することができる。 (3)指定された出力モードに最適なディザ閾値マトリ
クスを用いて量子化を行なうことができる。 (4)画像のエッジ度合に応じてディザ閾値マトリクス
の振幅を制御することにより、粒状性と鮮鋭性を両立さ
せた画像を形成することができる。 (5)白地判定結果によりエッジ量の量子化閾値を切り
替えることにより、文字領域を最大エッジレベルとして
とりやすくすることができ、鮮鋭性の良い画像を形成す
ることができる。 (6)高濃度網点を最大エッジレベルとしてとりやすく
することができ、モアレの発生を防ぐことができる。 (7)エッジレベルの膨張・収縮を行なうことにより、
網点画像以外でエッジレベルの大きな領域が必要以上に
拡がるのを防止することができる。また、指定された出
力モードに応じて膨張・収縮の領域を切り替えることに
より、指定された出力モードに最適な膨張・収縮を行な
うことができる。
スを示す。
す。
示す。
例を示す。
す。
を示す。
クス(文字モード:ステップ3)を示す。
プ3)を示す。
画像形成装置の一例を示す。
Claims (14)
- 【請求項1】 低解像度の入力多値画像データを高解像
度の2値出力画像データに変換する画像形成装置であっ
て、γ補正直前の入力多値画像データからエッジレベル
を算出するエッジレベル算出手段と、算出されたエッジ
レベルに応じて選択されるプリンタγで階調補正を行な
うγ補正手段と、算出されたエッジレベルに応じて選択
される第1のディザ閾値マトリクスを用いて多値誤差拡
散により入力多値画像データを量子化する量子化手段
と、量子化結果を高解像度の画素のドットオンの画素数
に変換し、ドットオンとなる画素位置を第2のディザ閾
値マトリクスに基づいて制御するドット位置制御手段と
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 前記第2のディザ閾値マトリクスは、ド
ット集中型の網点を形成するように係数が配列され、前
記ドット位置制御手段は、前記第2のディザ閾値マトリ
クスの係数の低い画素から順にドットを出力するように
制御することを特徴とする請求項1記載の画像形成装
置。 - 【請求項3】 低解像度の入力多値画像データを高解像
度の2値出力画像データに変換する画像形成装置であっ
て、γ補正直前の入力多値画像データからエッジレベル
を算出するエッジレベル算出手段と、算出されたエッジ
レベルに応じて選択されるプリンタγで階調補正を行な
うγ補正手段と、算出されたエッジレベルおよび出力モ
ードに応じて選択される第1のディザ閾値マトリクスを
用いて多値誤差拡散により入力多値画像データを量子化
する量子化手段と、量子化結果を高解像度の画素のドッ
トオンの画素数に変換し、ドットオンとなる画素位置を
第2のディザ閾値マトリクスに基づいて制御するドット
位置制御手段とを備えたことを特徴とする画像形成装
置。 - 【請求項4】 前記出力モードに応じて前記第1のディ
ザ閾値マトリクスの係数または係数の配置が異なったデ
ィザ閾値マトリクスを切り替えることを特徴とする請求
項3記載の画像形成装置。 - 【請求項5】 前記出力モードに応じてサイズが異なる
ディザ閾値マトリクスを切り替えることを特徴とする請
求項3記載の画像形成装置。 - 【請求項6】 前記第1のディザ閾値マトリクスのディ
ザ閾値の振幅は、エッジレベルが小さいほど振幅が大き
くなることを特徴とする請求項1または3記載の画像形
成装置。 - 【請求項7】 前記エッジレベルは、γ補正直前の入力
多値画像データから算出されるエッジ量を量子化した複
数のレベルであることを特徴とする請求項1または3記
載の画像形成装置。 - 【請求項8】 注目画素が白地領域であるか否かを判定
する白地判定結果に応じて、前記エッジ量を量子化する
閾値を切り替えることを特徴とする請求項7記載の画像
形成装置。 - 【請求項9】 前記白地の判定は、注目画素を中心とし
た所定領域内に、入力画素データが所定値以下である画
素数が所定個数以上であるときに白地であると判定する
ことを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。 - 【請求項10】 注目画素データが所定値以上であると
き、前記エッジレベルを最大とすることを特徴とする請
求項1、3または7記載の画像形成装置。 - 【請求項11】 前記エッジレベルを所定領域膨張した
後に、所定領域収縮することを特徴とする請求項1また
は3記載の画像形成装置。 - 【請求項12】 前記膨張及び収縮する領域を出力モー
ドに応じて切り替えることを特徴とする請求項11記載
の画像形成装置。 - 【請求項13】 前記収縮する領域は膨張する領域より
小さいサイズであることを特徴とする請求項12記載の
画像形成装置。 - 【請求項14】 文字画像を対象とする出力モードでは
収縮をしないことを特徴とする請求項12記載の画像形
成装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001150608A JP4148443B2 (ja) | 2001-05-21 | 2001-05-21 | 画像形成装置 |
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Applications Claiming Priority (1)
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