JP2002344413A - 直交周波数分割多重信号受信装置及び直交周波数分割多重信号受信方法 - Google Patents

直交周波数分割多重信号受信装置及び直交周波数分割多重信号受信方法

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JP2002344413A
JP2002344413A JP2001143777A JP2001143777A JP2002344413A JP 2002344413 A JP2002344413 A JP 2002344413A JP 2001143777 A JP2001143777 A JP 2001143777A JP 2001143777 A JP2001143777 A JP 2001143777A JP 2002344413 A JP2002344413 A JP 2002344413A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価な構成で高速なタイミング制御を可能と
する。 【解決手段】 タイミング検出器4は、有効シンボル区
間の受信タイミングを検出して、FFT回路3が高速フ
ーリエ変換を実行するタイミングとの差異を検出する
と、操作識別情報と操作量特定情報とを含んだタイミン
グ制御信号を生成する。サンプル調整器2は、タイミン
グ制御信号に基づいて、A/D変換器1から出力される
受信信号のサンプルデータに対するデータの追加/削除
を行う。同期復調器5及び差動復調器6は、SP信号や
伝送データの位相を回転させることで、サンプル調整器
2がサンプルデータを操作することにより生じた位相回
転を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、直交周波数分割
多重信号受信装置及び直交周波数分割多重信号受信方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル信号を伝送する方式の1つと
して、直交周波数分割多重(OFDM;Orthogonal Fre
quency Division Multiplex)方式が知られている。こ
の直交周波数分割多重方式を用いたシステムに適用され
る従来の受信装置は、受信タイミングを調整するため、
受信信号をディジタル化するA/D(Analog-to-Digita
l)変換器におけるサンプリング周波数を制御してい
た。すなわち、従来の受信装置は、クロック信号をA/
D変換器に供給してサンプリング周波数を規定するため
のVCXO(Voltage Controlled crystal Oscillato
r)を備えていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の受信装置で
は、VCXOの周波数可変範囲に基づく制約により、受
信タイミングを調整するために多くの時間が費やされる
ことがあった。例えば、周波数可変範囲が100ppm
であるVCXOを用いてA/D変換器のサンプリング周
波数を制御するものとする。この場合、1OFDMシン
ボルが2560サンプルからなり、ガードインターバル
比が1/4であるISDB−TシステムのモードIにお
いて、約3.9OFDMシンボルに対して1サンプルの
割合までしかタイミングを変化させることができなかっ
た。
【0004】また、従来の受信装置が備えるVCXO
は、高い精度が要求される機器であり、受信装置全体の
製造コストが増大する要因となっていた。
【0005】この発明は、上記実状に鑑みてなされたも
のであり、安価な構成で高速なタイミング制御を可能と
する直交周波数分割多重信号受信装置を、提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第1の観点に係る直交周波数分割多重信
号受信装置は、直交周波数分割多重化が施された受信信
号を入力して、ディジタル化するサンプリング手段と、
前記サンプリング手段によりディジタル化された受信信
号をフーリエ変換するフーリエ変換手段と、前記サンプ
リング手段が前記フーリエ変換手段に入力する受信信号
のサンプルデータを操作することにより、前記フーリエ
変換手段によるフーリエ変換の実行タイミングを調整す
るサンプル調整手段と、前記フーリエ変換手段によりフ
ーリエ変換された受信信号からパイロット信号を抽出す
るパイロット抽出手段と、前記パイロット抽出手段によ
り抽出されたパイロット信号の位相を、前記サンプル調
整手段が操作するサンプルデータ数に対応した位相量だ
け回転させるパイロット位相回転手段と、前記パイロッ
ト位相回転手段から出力されたパイロット信号に基づい
て、受信信号の伝送路応答成分に対応した等化係数を特
定する等化係数特定手段と、前記フーリエ変換手段によ
りフーリエ変換された受信信号を、予め定められた所定
数のシンボル期間だけ遅延させる所定シンボル遅延手段
と、前記所定シンボル遅延手段により遅延が加えられた
受信信号に対して、前記等化係数特定手段により特定さ
れた等化係数を用いた等化を行うことにより、伝送デー
タを復調する信号等化手段と、前記フーリエ変換手段に
よりフーリエ変換された受信信号を1シンボル期間だけ
遅延させる1シンボル遅延手段と、前記フーリエ変換手
段によりフーリエ変換された受信信号及び前記1シンボ
ル遅延手段により遅延が加えられた受信信号を用いた差
動検波により、伝送データを復調する差動復調手段と、
前記差動復調手段により復調された伝送データの位相
を、前記サンプル調整手段が操作するサンプルデータ数
に対応した位相量だけ回転させるデータ位相回転手段
と、前記データ位相回転手段から出力された伝送データ
を、前記所定シンボル遅延手段が受信信号に加える遅延
量と同一である所定数のシンボル期間だけ遅延させるデ
ータ遅延手段と、前記信号等化手段により復調された伝
送データ及び前記データ遅延手段により遅延が加えられ
た伝送データについて、誤りを訂正して出力する誤り訂
正手段とを備え、前記等化係数特定手段は、等化係数を
特定するために保持しているパイロット信号データを補
正して、過去に取得したパイロット信号の位相を、前記
サンプル調整手段が操作したサンプルデータ数に対応す
る位相量だけ回転させる、ことを特徴とする。
【0007】前記サンプル調整手段がサンプルデータを
操作した受信信号から有効シンボル区間の受信タイミン
グを検出し、フーリエ変換の実行タイミングの変更を指
示するためのタイミング制御信号を生成するタイミング
検出手段を備え、前記サンプル調整手段は、前記タイミ
ング検出手段が生成したタイミング制御信号に基づい
て、受信信号に対してサンプルデータを追加することに
より、あるいは、受信信号内のサンプルデータを削除す
ることにより、受信信号のサンプルデータを操作し、前
記パイロット位相回転手段は、前記タイミング検出手段
が生成したタイミング制御信号によりフーリエ変換の実
行タイミングの変更が指示されると、前記パイロット抽
出手段により抽出されたパイロット信号の位相を、前記
サンプル調整手段が追加/削除するサンプルデータ数に
対応した位相量だけ回転させ、また、前記タイミング検
出手段が生成したタイミング制御信号によりフーリエ変
換の実行タイミングの変更が指示されて前記サンプル調
整手段がサンプルデータを操作したのち、前記所定シン
ボル遅延手段が受信信号に加える遅延量と同一である所
定数のシンボル期間に相当する時間が経過すると、回転
させていたパイロット信号の位相を元に戻し、前記等化
係数特定手段は、前記タイミング検出手段が生成したタ
イミング制御信号によりフーリエ変換の実行タイミング
の変更が指示されて前記サンプル調整手段がサンプルデ
ータを操作したのち、前記所定シンボル遅延手段が受信
信号に加える遅延量と同一である所定数のシンボル期間
に相当する時間が経過すると、等化係数を特定するため
に保持しているパイロット信号データを補正して、過去
に取得したパイロット信号の位相を、前記サンプル調整
手段が追加/削除したサンプルデータ数に対応する位相
量だけ回転させ、前記データ位相回転手段は、前記タイ
ミング検出手段が生成したタイミング制御信号によりフ
ーリエ変換の実行タイミングの変更が指示されると、前
記差動復調手段により復調された伝送データの位相を、
前記サンプル調整手段が追加/削除するサンプルデータ
数に対応した位相量だけ回転させることが望ましい。
【0008】前記パイロット位相回転手段は、前記パイ
ロット抽出手段により抽出されたパイロット信号の位相
を、サンプルデータの操作によりフーリエ変換後の受信
信号に生じる位相回転の方向に対して、逆方向に回転さ
せ、前記等化係数特定手段は、過去に取得したパイロッ
ト信号の位相を、サンプルデータの操作によりフーリエ
変換後の受信信号に生じる位相回転の方向に対して、正
方向に回転させ、前記データ位相回転手段は、前記差動
復調手段により復調された伝送データの位相を、サンプ
ルデータの操作によりフーリエ変換後の受信信号に生じ
る位相回転に対して、逆方向に回転させることが望まし
い。
【0009】前記サンプリング手段は、受信信号を、予
め定められた一定のサンプリング周波数でサンプリング
することによりディジタル化することが望ましい。
【0010】前記サンプル調整手段は、受信信号におけ
るガードインターバル区間のサンプルデータを操作する
ことが望ましい。
【0011】この発明の第2の観点に係る直交周波数分
割多重信号受信装置は、直交周波数分割多重化が施され
た受信信号を入力して、ディジタル化するサンプリング
手段と、前記サンプリング手段によりディジタル化され
た受信信号をフーリエ変換するフーリエ変換手段と、前
記サンプリング手段が前記フーリエ変換手段に入力する
受信信号のサンプルデータを操作することにより、前記
フーリエ変換手段によるフーリエ変換の実行タイミング
を調整するサンプル調整手段と、前記フーリエ変換手段
によりフーリエ変換された受信信号からパイロット信号
を抽出するパイロット抽出手段と、前記パイロット抽出
手段により抽出されたパイロット信号の位相を、前記サ
ンプル調整手段が操作するサンプルデータ数に対応した
位相量だけ回転させるパイロット位相回転手段と、前記
パイロット位相回転手段から出力されたパイロット信号
に基づいて、受信信号の伝送路応答成分に対応した等化
係数を特定する等化係数特定手段と、前記フーリエ変換
手段によりフーリエ変換された受信信号を、予め定めら
れた所定数のシンボル期間だけ遅延させる所定シンボル
遅延手段と、前記所定シンボル遅延手段により遅延が加
えられた受信信号に対して、前記等化係数特定手段によ
り特定された等化係数を用いた等化を行うことにより、
伝送データを復調する信号等化手段とを備え、前記等化
係数特定手段は、等化係数を特定するために保持してい
るパイロット信号データを補正して、過去に取得したパ
イロット信号の位相を、前記サンプル調整手段が操作し
たサンプルデータ数に対応する位相量だけ回転させる、
ことを特徴とする。
【0012】この発明の第3の観点に係る直交周波数分
割多重信号受信装置は、直交周波数分割多重化が施され
た受信信号を入力して、ディジタル化するサンプリング
手段と、前記サンプリング手段によりディジタル化され
た受信信号をフーリエ変換するフーリエ変換手段と、前
記サンプリング手段が前記フーリエ変換手段に入力する
受信信号のサンプルデータを操作することにより、前記
フーリエ変換手段によるフーリエ変換の実行タイミング
を調整するサンプル調整手段と、前記フーリエ変換手段
によりフーリエ変換された受信信号を入力して、同期変
調方式で変調されたサブキャリアから伝送データを復調
する同期復調手段と、前記フーリエ変換手段によりフー
リエ変換された受信信号を入力して、差動変調方式で変
調されたサブキャリアから伝送データを復調する差動復
調手段とを備え、前記同期復調手段は、予め定められた
サブキャリアにて伝送されたパイロット信号の位相を、
前記サンプル調整手段が操作するサンプルデータ数に対
応した位相量だけ回転させて、サンプルデータの操作に
よりフーリエ変換後の受信信号に生じる位相回転を補正
し、前記差動復調手段は、差動検波により復調した伝送
データの位相を、前記サンプル調整手段が操作するサン
プルデータ数に対応した位相量だけ回転させて、サンプ
ルデータの操作によりフーリエ変換後の受信信号に生じ
る位相回転を補正する、ことを特徴とする。
【0013】この発明の第4の観点に係る直交周波数分
割多重信号受信方法は、直交周波数分割多重化が施され
た信号を受信して伝送データを復調するための直交周波
数分割多重信号受信方法であって、サンプリング手段が
受信信号を入力してサンプリングすることにより、受信
信号をディジタル化するサンプリングステップと、フー
リエ変換手段が前記サンプリングステップにてディジタ
ル化された受信信号をフーリエ変換するフーリエ変換ス
テップと、前記サンプリングステップにてディジタル化
されて前記フーリエ変換手段に入力される受信信号のサ
ンプルデータを、サンプル調整手段が操作することによ
り、前記フーリエ変換ステップにおけるフーリエ変換の
実行タイミングを調整するサンプル調整ステップと、パ
イロット抽出手段が前記フーリエ変換ステップにてフー
リエ変換された受信信号からパイロット信号を抽出する
パイロット抽出ステップと、パイロット位相回転手段
が、前記パイロット抽出ステップにて抽出されたパイロ
ット信号の位相を、前記サンプル調整ステップにて前記
サンプル調整手段が操作するサンプルデータ数に対応し
た位相量だけ回転させるパイロット位相回転ステップ
と、等化係数特定手段が、前記パイロット位相回転手段
から出力されたパイロット信号に基づいて、受信信号の
伝送路応答成分に対応した等化係数を特定する等化係数
特定ステップと、所定シンボル遅延手段が、前記フーリ
エ変換ステップにてフーリエ変換された受信信号を、予
め定められた所定数のシンボル期間だけ遅延させる所定
シンボル遅延ステップと、信号等化手段が、前記所定シ
ンボル遅延ステップにて遅延が加えられた受信信号に対
して、前記等化係数特定ステップにて特定された等化係
数を用いた等化を行うことにより、伝送データを復調す
る信号等化ステップと、1シンボル遅延手段が、前記フ
ーリエ変換ステップにてフーリエ変換された受信信号
を、1シンボル期間だけ遅延させる1シンボル遅延ステ
ップと、差動復調手段が、前記フーリエ変換ステップに
てフーリエ変換された受信信号及び前記1シンボル遅延
ステップにて遅延が加えられた受信信号を用いた差動検
波により、伝送データを復調する差動検波ステップと、
データ位相回転手段が、前記差動検波ステップにて復調
された伝送データの位相を、前記サンプル調整ステップ
にて前記サンプル調整手段が操作するサンプルデータ数
に対応した位相量だけ回転させるデータ位相回転ステッ
プと、データ遅延手段が、前記データ位相回転手段から
出力された伝送データを、前記所定シンボル遅延ステッ
プにて前記所定シンボル遅延手段が受信信号に加える遅
延量と同一である所定数のシンボル期間だけ遅延させる
データ遅延ステップと、誤り訂正手段が、前記信号等化
ステップにて復調された伝送データ及び前記データ遅延
ステップにて遅延が加えられた伝送データの誤りを訂正
して出力する誤り訂正ステップとを備え、前記等化係数
特定ステップは、前記等化係数特定手段が、等化係数を
特定するために保持しているパイロット信号データを補
正して、過去に取得したパイロット信号の位相を、前記
サンプル調整ステップにて前記サンプル調整手段が操作
したサンプルデータ数に対応する位相量だけ回転させる
ステップを備える、ことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、この発
明の実施の形態に係る直交周波数分割多重信号受信装置
について詳細に説明する。
【0015】図1は、この発明の実施の形態に係る直交
周波数分割多重信号受信装置100の構成を示す図であ
る。この直交周波数分割多重信号受信装置100に入力
される受信信号は、送信側において直交周波数分割多重
化(OFDM;Orthogonal Frequency Division Multip
lexing)が施され、シンボル周期で互いに直交する多数
のサブキャリアを用いてディジタル信号を伝送する。こ
こで、この受信信号は、図2(a)に示すように、1つ
のOFDMシンボル期間が有効シンボル区間とガードイ
ンターバル区間とに分かれている。ガードインターバル
区間は、OFDMシンボル期間内で有効シンボル区間に
前置され、有効シンボル区間の後部を複写した冗長な信
号区間である。
【0016】受信側では、図2(a)に示す直接波及び
図2(b)に示す遅延波が到達して図2(c)に示すよ
うな合成波が受信された場合でも、遅延波における遅延
量が直接波のガードインターバル区間内に収まれば、遅
延波の影響を受けることなく伝送データを復調すること
ができる。
【0017】図1に示すように、この直交周波数分割多
重信号受信装置100は、A/D変換器1と、サンプル
調整器2と、FFT(Fast Fourier Transform)回路3
と、タイミング検出器4と、同期復調器5と、差動復調
器6と、FEC(Forward Error Correction)デコーダ
7とを備えている。
【0018】A/D変換器1は、受信信号をディジタル
化するためのものである。ここで、A/D変換器1は、
受信信号を予め定められた一定のサンプリング周波数で
サンプリングすることによりサンプルデータを生成し、
ディジタル化した受信信号としてサンプル調整器2に送
る。
【0019】サンプル調整器2は、A/D変換器1によ
りディジタル化された受信信号のサンプルデータを操作
することにより、FFT回路3による高速フーリエ変換
の実行タイミングを調整するためのものである。より具
体的には、サンプル調整器2は、タイミング検出器4か
ら受けたタイミング制御信号に従って、受信信号に対し
て、サンプルデータを追加し、あるいは、サンプルデー
タを削除する。この際、サンプル調整器2は、タイミン
グ検出器4からのタイミング制御信号に基づいて、受信
信号に対するサンプルデータの追加/削除の別、及び追
加/削除するサンプルデータ数を特定する。すなわち、
サンプル調整器2は、タイミング検出器4からのタイミ
ング制御信号により高速フーリエ変換の実行タイミング
を進めさせる旨が命令されると、受信信号にダミーデー
タを挿入するなどして、サンプルデータを追加する。ま
た、サンプル調整器2は、タイミング検出器4からのタ
イミング制御信号により高速フーリエ変換の実行タイミ
ングを遅らせる旨が命令されると、受信信号内のサンプ
ルデータを削除する。サンプル調整器2は、サンプルデ
ータを追加/削除した受信信号を出力し、FFT回路3
に送る。
【0020】FFT回路3は、サンプル調整器2から受
けた受信信号を高速フーリエ変換するなどして、時系列
データを周波数成分データに変換するためのものであ
る。FFT回路3は、周波数成分データに変換した受信
信号を、同期復調器5及び差動復調器6に入力する。
【0021】タイミング検出器4は、サンプル調整器2
からの出力信号を取得して、有効シンボル区間の受信タ
イミングを検出するためのものである。すなわち、タイ
ミング検出器4は、例えばサンプル調整器2からの出力
信号についての自己相関演算を実行することにより、有
効シンボル区間の受信タイミングを検出する。
【0022】また、タイミング検出器4は、検出した有
効シンボル区間の受信タイミングと、FFT回路3が高
速フーリエ変換を実行するタイミングとの差異を検出
し、高速フーリエ変換の実行タイミングの変更を指示す
るためのタイミング制御信号を生成する。このタイミン
グ制御信号は、FFT回路3による高速フーリエ変換の
実行タイミングを規定するFFT窓の位置を、受信信号
内の有効シンボル区間と整合させるための信号であり、
操作識別情報と、操作量特定情報とを含んでいる。操作
識別情報は、サンプル調整器2が受信信号に対してサン
プルデータを追加して高速フーリエ変換の実行タイミン
グを進めさせるか、受信信号内のサンプルデータを削除
して高速フーリエ変換の実行タイミングを遅らせるか
を、命令するための情報である。操作量特定情報は、サ
ンプル調整器2が受信信号に対して追加/削除するサン
プルデータ数を示す情報である。タイミング検出器4に
より生成されたタイミング制御信号は、サンプル調整器
2のほか、同期復調器5が備えるSP位相回転部11や
等化係数特定部12、及び差動復調器6が備えるデータ
位相回転部17に送られる。
【0023】同期復調器5は、受信信号内で所定のサブ
キャリアに散在するSP(Scattered Pilot)信号を用
いて受信信号の等化を行うことにより、例えばQPSK
(Quadrature Phase Shift Keying)方式や16QAM
(16 Quadrature Amplitude Modulation)方式、64Q
AM方式といった、同期変調方式で変調されたサブキャ
リアから伝送データを復調するためのものである。同期
復調器5は、図3に示すように、SP抽出部10と、S
P位相回転部11と、等化係数特定部12と、遅延回路
13と、等化処理部14とを備えている。
【0024】SP抽出部10は、FFT回路3によりフ
ーリエ変換された受信信号から、SP信号を伝送したサ
ブキャリアを抽出するためのものである。
【0025】SP位相回転部11は、SP抽出部10に
より抽出されたサブキャリアを用いて、SP信号の位相
を回転させるためのものである。ここで、SP位相回転
部11は、SP信号の位相を、サンプル調整器2が追加
/削除するサンプルデータ数に対応した位相量だけ回転
させる。すなわち、SP位相回転部11は、SP抽出部
10により抽出されたサブキャリアを受け、タイミング
検出器4が生成したタイミング制御信号により高速フー
リエ変換の実行タイミングの変更が指示されると、SP
信号の位相を、操作量特定情報に示されるサンプルデー
タ数に対応した位相量だけ回転させる。
【0026】等化係数特定部12は、SP位相回転部1
1から出力されたSP信号に基づいて、受信信号の伝送
路応答成分に対応した等化係数を特定するためのもので
ある。例えば、等化係数特定部12は、SP信号を伝送
したサブキャリアを所定のタイミングで発生させた基準
用のSP信号で複素除算することにより、伝送路の特性
を示す伝送路特性データを生成する。等化係数特定部1
2は、伝送路特性データをシンボル方向とサブキャリア
方向に補間することにより、等化係数を特定して等化処
理部14に送る。
【0027】ここで、等化係数特定部12は、伝送路特
性データをシンボル方向に補間するため、例えばRAM
(Random Access Memory)等から構成されるパイロット
格納部12aを備えている。パイロット格納部12a
は、SP位相回転部11から出力されたSP信号を示す
パイロット信号データを記憶することにより、過去に取
得したパイロット信号を保持するためのものである。
【0028】遅延回路13は、例えばバッファメモリー
等から構成され、FFT回路3により高速フーリエ変換
された受信信号を、予め定められた所定数のシンボル期
間だけ遅延させるためのものである。すなわち、遅延回
路13は、FFT回路3から受けた受信信号に遅延を加
えることにより、等化処理部14が等化を行うタイミン
グを調整し、適切なSP信号から特定された等化係数に
よる等化を可能とする。例えば、遅延回路13は、FF
T回路3から受けた受信信号を、所定のdシンボル期間
(dは自然数)だけ遅延させたのち、等化処理部14に
入力する。
【0029】等化処理部14は、数値演算回路等から構
成され、等化係数特定部12により特定された等化係数
を用いて、FFT回路3により高速フーリエ変換された
受信信号に対する等化を行うためのものである。すなわ
ち、等化処理部14は、FFT回路3により高速フーリ
エ変換されたのち遅延回路13で遅延が加えられた受信
信号と、等化係数特定部12により特定された等化係数
との複素除算を実行するなどして、受信信号に対する等
化を行う。
【0030】図1に示す差動復調器6は、例えばDQP
SK(Differencial QPSK)方式といった、差動変調方
式で変調されたサブキャリアから伝送データを復調する
ためのものである。差動復調器6は、図4に示すよう
に、遅延回路15と、差動検波器16と、データ位相回
転部17と、遅延回路18とを備えている。
【0031】遅延回路15は、FFT回路3により高速
フーリエ変換された受信信号を、1シンボル期間だけ遅
延させるためのものである。
【0032】差動検波器16は、FFT回路3により高
速フーリエ変換された受信信号と、遅延回路15で遅延
が加えられた受信信号とを用いて差動検波を実行するこ
とにより、伝送データを復調するためのものである。す
なわち、差動検波器16は、FFT回路3からの出力デ
ータを1シンボル前のデータで除算することにより、差
動検波を実行して伝送データを復調する。
【0033】データ位相回転部17は、差動検波器16
により復調された伝送データを補正して、位相を回転さ
せるためのものである。ここで、データ位相回転部17
は、伝送データの位相を、サンプル調整器2が追加/削
除するサンプルデータ数に対応した位相量だけ回転させ
るべく、伝送データを補正する。すなわち、データ位相
回転部17は、タイミング検出器4が生成したタイミン
グ制御信号により高速フーリエ変換の実行タイミングの
変更が指示されると、SP信号の位相を、操作量特定情
報に示されるサンプルデータ数に対応した位相量だけ回
転させる。
【0034】遅延回路18は、データ位相回転部17に
より補正された伝送データを、予め定められた所定数の
シンボル期間だけ遅延させるためのものである。すなわ
ち、遅延回路18は、差動検波器16により復調された
伝送データに遅延を加えることにより、同期復調器5に
おける伝送データの復調タイミングに合わせて差動復調
器6からの伝送データの出力タイミングを調整する。
【0035】図1に示すFECデコーダ7は、同期復調
器5及び差動復調器6により復調された伝送データの誤
りを訂正して、トランスポートストリーム等の情報信号
を復元するためのものである。
【0036】以下に、この発明の実施の形態に係る直交
周波数分割多重信号受信装置100の動作を説明する。
【0037】この直交周波数分割多重信号受信装置10
0は、例えば送信側から無線にて伝送された直交周波数
分割多重信号を、図示せぬアンテナにて受信し、ダウン
コンバータや直交検波器等を通して取得した受信信号
を、A/D変換器1に入力する。A/D変換器1は、受
信信号を入力してディジタル化するため、予め定められ
たサンプリング周波数で受信信号をサンプリングする。
これにより、A/D変換器1は受信信号のサンプルデー
タを生成し、サンプル調整器2を介してFFT回路3に
送る。
【0038】FFT回路3は、サンプル調整器2から受
けたサンプルデータを高速フーリエ変換することによ
り、時間領域データから周波数成分データに変換する。
FFT回路3は、高速フーリエ変換した受信信号のサン
プルデータを、同期復調器5及び差動復調器6に送る。
【0039】同期復調器5は、QPSK方式や16QA
M方式、64QAM方式といった同期変調方式で変調さ
れたサブキャリアから伝送データを復調するため、所定
のサブキャリアにて伝送されたパイロット信号をSP抽
出部10により抽出して、等化処理部14により受信信
号に対する等化を行う。
【0040】差動復調器6は、DQPSK方式といった
差動変調方式で変調されたサブキャリアから伝送データ
を復調するため、差動検波器16により差動検波を実行
する。
【0041】ここで、タイミング検出器4は、サンプル
調整器2からFFT回路3に送られる受信信号より、有
効シンボル区間の受信タイミングを検出して、FFT回
路3が高速フーリエ変換を実行するタイミングとの整合
性をチェックする。すなわち、タイミング検出器4は、
FFT回路3にて高速フーリエ変換の対象となるサンプ
ルデータが、有効シンボル区間のサンプルデータとなっ
ているか否かを判別する。この際、タイミング検出器4
は、ガードインターバル区間のサンプルデータが高速フ
ーリエ変換の対象に含まれている場合に、高速フーリエ
変換の実行タイミングを変更するためのタイミング制御
信号を生成する。
【0042】より具体的には、タイミング検出器4は、
有効シンボル区間の受信タイミングと、高速フーリエ変
換の実行タイミングとの差異を検出し、高速フーリエ変
換の実行タイミングの遅れと進みの別、及び、差異を修
正するために操作するサンプルデータ数を特定する。す
なわち、タイミング検出器4は、高速フーリエ変換の実
行タイミングの遅れを検出した場合に、受信信号に対し
てサンプルデータを追加して高速フーリエ変換の実行タ
イミングを進めさせる旨を命令する操作識別情報を作成
する。一方、タイミング検出器4は、高速フーリエ変換
の実行タイミングの進みを検出した場合に、受信信号内
のサンプルデータを削除して高速フーリエ変換の実行タ
イミングを遅らせる旨を命令する操作識別情報を作成す
る。また、タイミング検出器4は、サンプル調整器2が
操作するサンプルデータ数を示す操作量特定情報を作成
する。タイミング検出器4は、こうして作成した操作識
別情報及び操作量特定情報を含んだタイミング制御信号
を、サンプル調整器2と、同期復調器5が備えるSP位
相回転部11及び等化係数特定部12と、差動復調器6
が備えるデータ位相回転部17とに送る。
【0043】サンプル調整器2は、タイミング検出器4
から受けたタイミング制御信号に基づいて、A/D変換
器1から出力された受信信号のサンプルデータを操作す
る。すなわち、サンプル調整器2は、タイミング制御信
号に含まれる操作識別情報により、サンプルデータを追
加するか、削除するかを識別し、操作量特定情報により
特定されたサンプルデータ数だけ、受信信号のサンプル
データに対するデータの追加/削除を行う。
【0044】この際、サンプル調整器2は、A/D変換
器1から出力される受信信号のサンプルデータのうちで
ガードインターバル区間に相当するデータに対して、サ
ンプルデータの追加/削除を行う。これにより、高速フ
ーリエ変換の実行タイミングを制御することに伴うサン
プリングデータの離散化傾向を抑制することができる。
【0045】また、サンプル調整器2は、サンプルデー
タを追加する場合に、例えば”0”を示すダミーデータ
を追加する。
【0046】このようにしてサンプル調整器2によりサ
ンプルデータを操作すると、FFT回路3にて高速フー
リエ変換したのちの受信信号において、位相回転が生じ
る。図5(a)〜(c)は、高速フーリエ変換したのち
の受信信号に生じる位相回転量を例示する図である。こ
こで、図5(a)〜(c)における横軸は、高速フーリ
エ変換後の受信信号における周波数(サブキャリア位
置)を示し、縦軸は、位相回転量を示している。なお、
fは、ナイキスト周波数である。図5(a)は、1サン
プルデータだけ高速フーリエ変換の実行タイミングを遅
らせた場合の位相回転量を示す図である。図5(b)
は、1サンプルデータだけ高速フーリエ変換の実行タイ
ミングを進ませた場合の位相回転量を示す図である。図
5(c)は、3サンプルデータだけ高速フーリエ変換の
実行タイミングを遅らせた場合の位相回転量を示す図で
ある。
【0047】そこで、同期復調器5及び差動復調器6
は、SP信号や伝送データの位相を回転させることで、
サンプル調整器2がサンプルデータを操作することによ
り生じた位相回転を補正する。
【0048】以下、同期復調器5の動作について説明す
る。同期復調器5は、FFT回路3により高速フーリエ
変換された受信信号を、SP抽出部10及び遅延回路1
3に入力する。
【0049】SP抽出部10は、受信信号にてSP信号
を伝送したサブキャリアを抽出し、SP位相回転部11
に送る。遅延回路13は、予め定められたdシンボル期
間だけ受信信号を遅延させ、等化処理部14に送る。
【0050】SP位相回転部11は、SP抽出部10に
より抽出されたサブキャリアに対する複素演算を実行す
るなどして、SP信号の位相を回転させる。この際、S
P位相回転部11は、SP信号の位相を、サンプル調整
器2が操作する受信信号のサンプルデータ数に対応した
位相量だけ回転させる。すなわち、SP位相回転部11
は、タイミング検出器4から受けたタイミング制御信号
により高速フーリエ変換の実行タイミングの変更が指示
されると、操作量特定情報に示されるサンプルデータ数
を特定し、SP信号の位相を、サンプル調整器2が追加
/削除するサンプルデータ数に対応した位相量だけ回転
させる。ここで、SP位相回転部11は、図5(a)〜
(c)に例示したように受信信号にて生じる位相回転に
対して、SP信号の位相を逆回転させるように補正す
る。これにより、SP位相回転部11は、SP信号を伝
送したサブキャリアにて生じた位相回転を減殺する。
【0051】また、SP位相回転部11は、サンプル調
整器2が受信信号のサンプルデータを操作したタイミン
グから、遅延回路13が受信信号に加える遅延量と同一
のdシンボル期間に相当する時間が経過すると、逆回転
させていたSP信号の位相を、元に戻す。これにより、
SP位相回転部11は、等化処理部14により等化が行
われる対象となる受信信号がサンプル調整器2でサンプ
ルデータを操作したのちに得られた受信信号となるタイ
ミングで、SP信号の位相回転量を受信信号に生じた位
相回転量と一致させる。
【0052】等化係数特定部12は、SP位相回転部1
1から受けたSP信号を示すパイロット信号データをパ
イロット格納部12aに記憶させ、SP信号として格納
させる。
【0053】また、等化係数特定部12は、パイロット
格納部12aに格納されているSP信号を用いて伝送路
特性データを生成し、シンボル方向とサブキャリア方向
に補間することにより等化係数を特定する。
【0054】ここで、等化係数特定部12は、サンプル
調整器2が受信信号のサンプルデータを操作したタイミ
ングから、遅延回路13が受信信号に加える遅延量と同
一のdシンボル期間に相当する時間が経過すると、パイ
ロット格納部12aにて保持しているパイロット信号デ
ータを補正して、過去に取得したSP信号の位相を回転
させる。すなわち、等化係数特定部12は、タイミング
検出器4が生成したタイミング制御信号により高速フー
リエ変換の実行タイミングの変更が指示されたのち、遅
延回路13が受信信号に加える遅延量と同一のdシンボ
ル期間に相当する時間が経過すると、過去に取得したS
P信号の位相を回転させる。
【0055】この際、等化係数特定部12は、過去に取
得したSP信号の位相を、サンプル調整器2が操作した
受信信号のサンプルデータ数に対応した位相量だけ回転
させる。また、等化係数特定部12は、図5(a)〜
(c)に例示したように受信信号にて生じる位相回転に
対して、SP信号の位相を正回転させるように補正す
る。これにより、等化係数特定部12は、等化処理部1
4により等化が行われる対象となる受信信号がサンプル
調整器2でサンプルデータを操作したのちに得られた受
信信号となるタイミングで、等化係数を特定するために
過去に取得したSP信号の位相回転量を、受信信号に生
じた位相回転量と一致させる。
【0056】等化係数特定部12は、こうして位相回転
量を調整したSP信号に基づいて、受信信号の伝送路応
答成分に対応した等化係数を特定する。等化係数特定部
12は、特定した等化係数を等化処理部14に送る。
【0057】等化処理部14は、遅延回路13から受け
た受信信号と、等化係数特定部12から受けた等化係数
との複素除算を実行するなどして、受信信号に対する等
化を行う。等化処理部14は、等化を施すことにより復
調した伝送データを、FECデコーダ7に送る。
【0058】次に、差動復調器6の動作について説明す
る。差動復調器6は、FFT回路3により高速フーリエ
変換された受信信号を、遅延回路15及び差動検波器1
6に入力する。
【0059】遅延回路15は、入力された受信信号を1
シンボル期間だけ遅延させ、差動検波器16に送る。差
動検波器16は、FFT回路3から受けた受信信号と、
遅延回路15から受けた受信信号とを用いて差動検波を
実行する。差動検波器16は、差動検波の結果得られた
伝送データをデータ位相回転部17に送る。
【0060】データ位相回転部17は、差動検波器16
により復調された伝送データに対する複素演算を実行す
るなどして、伝送データの位相を回転させる。この際、
データ位相回転部17は、伝送データの位相を、サンプ
ル調整器2が操作する受信信号のサンプルデータ数に対
応した位相量だけ回転させる。すなわち、データ位相回
転部17は、タイミング検出器4から受けたタイミング
制御信号により高速フーリエ変換の実行タイミングの変
更が指示されると、操作量特定情報に示されるサンプル
データ数を特定し、伝送データの位相を、サンプル調整
器2が追加/削除するサンプルデータ数に対応した位相
量だけ回転させる。ここで、データ位相回転部17は、
図5(a)〜(c)に例示したように受信信号にて生じ
る位相回転に対して、伝送データの位相を逆回転させる
ように補正する。これにより、データ位相回転部17
は、伝送データにて生じた位相回転を減殺する。
【0061】遅延回路18は、データ位相回転部17に
より位相回転量が調整された伝送データを受け、同期復
調器5が備える遅延回路13で受信信号に加えられる遅
延量と同一である所定のdシンボル期間だけ伝送データ
を遅延させ、FECデコーダ7に送る。
【0062】FECデコーダ7は、こうして同期復調器
5及び差動復調器6から送られた伝送データの誤りを訂
正し、トランスポートストリーム等の情報信号を復元し
て出力する。
【0063】以上説明したように、この直交周波数分割
多重信号受信装置100は、タイミング検出器4によ
り、受信信号における有効シンボル区間の受信タイミン
グと、FFT回路3が高速フーリエ変換を実行するタイ
ミングとの差異を検出する。この際検出された差異を修
正するため、サンプル調整器2により、受信信号のサン
プルデータに対して、データを追加/削除するなどのデ
ータ操作を実行する。このデータ操作により生じた位相
回転は、同期復調器5及び差動復調器6がSP信号や伝
送データの位相を回転させることで、補正される。
【0064】これにより、A/D変換器1のサンプリン
グ周波数を変更することなく、高速フーリエ変換の実行
タイミングを調整することができる。従って、VCXO
等の高い精度が要求される機器が不要となり、安価な構
成でタイミング制御が可能となる。
【0065】また、サンプル調整器2がサンプルデータ
を操作することにより高速フーリエ変換の実行タイミン
グを調整することから、高速なタイミング制御が可能と
なる。すなわち、例えばISDB−T(Integrated Ser
vices Digital Broadcasting-Terrestrial)システムの
伝送パラメータとして、モードIにおけるガードインタ
ーバル比1/4とした場合、有効シンボル区間のサンプ
ルデータ数は2048であり、ガードインターバル区間
のサンプルデータ数は512サンプルである。この場
合、サンプル調整器2は、1OFDMシンボル期間内で
最大512サンプル分だけタイミングを変化させること
ができる。これをVCXO等の周波数可変発振器で実現
させようとすると、200000ppmの周波数可変範
囲を有していなければならないことになる。すなわち、
この直交周波数分割多重信号受信装置100によると、
極めて高速なタイミング制御が可能となる。
【0066】上記実施形態では、直交周波数分割多重信
号受信装置100が同期復調器5及び差動復調器6を備
えるものとして説明したが、これに限定されるものでは
ない。すなわち、例えばDVB−T(Digital Video Br
oadcasting-T)システムでは、同期変調方式のみを用い
てキャリアを変調するため、差動復調器6を省いた構成
とすることで、このDVB−Tシステムに適合した受信
装置として機能させることができる。
【0067】また、上記実施の形態では、A/D変換器
1が予め定められた一定のサンプリング周波数で受信信
号をサンプリングするものとして説明したが、これに限
定されず、A/D変換器1のサンプリング周波数を規定
するクロック信号を可変発振器により生成し、サンプリ
ング周波数の微調整等を行うようにしてもよい。
【0068】上記実施の形態では、データ位相回転部1
7が差動検波器16の後段に設けられて伝送データの位
相を回転させるものとして説明したが、これに限定され
ず、差動検波器16の前段や遅延回路15と差動検波器
16の間に介挿されて受信信号の位相を回転させるよう
にしてもよい。
【0069】
【発明の効果】この発明によれば、安価な構成で高速な
タイミング制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る直交周波数分割多
重信号受信装置の構成を示す図である。
【図2】直交周波数分割多重信号受信装置が受信する信
号について説明するための図である。
【図3】同期復調器の構成を示す図である。
【図4】差動復調器の構成を示す図である。
【図5】サンプル調整器がサンプルデータを操作するこ
とにより生じる位相回転について説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1 A/D変換器 2 サンプル調整器 3 FFT回路 4 タイミング検出器 5 同期復調器 6 差動復調器 7 FECデコーダ 10 SP抽出部 11 SP位相回転部 12 等化係数特定部 12a パイロット格納部 13、15、18 遅延回路 14 等化処理部 16 差動検波器 17 データ位相回転部 100 直交周波数分割多重信号受信装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直交周波数分割多重化が施された受信信号
    を入力して、ディジタル化するサンプリング手段と、 前記サンプリング手段によりディジタル化された受信信
    号をフーリエ変換するフーリエ変換手段と、 前記サンプリング手段が前記フーリエ変換手段に入力す
    る受信信号のサンプルデータを操作することにより、前
    記フーリエ変換手段によるフーリエ変換の実行タイミン
    グを調整するサンプル調整手段と、 前記フーリエ変換手段によりフーリエ変換された受信信
    号からパイロット信号を抽出するパイロット抽出手段
    と、 前記パイロット抽出手段により抽出されたパイロット信
    号の位相を、前記サンプル調整手段が操作するサンプル
    データ数に対応した位相量だけ回転させるパイロット位
    相回転手段と、 前記パイロット位相回転手段から出力されたパイロット
    信号に基づいて、受信信号の伝送路応答成分に対応した
    等化係数を特定する等化係数特定手段と、 前記フーリエ変換手段によりフーリエ変換された受信信
    号を、予め定められた所定数のシンボル期間だけ遅延さ
    せる所定シンボル遅延手段と、 前記所定シンボル遅延手段により遅延が加えられた受信
    信号に対して、前記等化係数特定手段により特定された
    等化係数を用いた等化を行うことにより、伝送データを
    復調する信号等化手段と、 前記フーリエ変換手段によりフーリエ変換された受信信
    号を1シンボル期間だけ遅延させる1シンボル遅延手段
    と、 前記フーリエ変換手段によりフーリエ変換された受信信
    号及び前記1シンボル遅延手段により遅延が加えられた
    受信信号を用いた差動検波により、伝送データを復調す
    る差動復調手段と、 前記差動復調手段により復調された伝送データの位相
    を、前記サンプル調整手段が操作するサンプルデータ数
    に対応した位相量だけ回転させるデータ位相回転手段
    と、 前記データ位相回転手段から出力された伝送データを、
    前記所定シンボル遅延手段が受信信号に加える遅延量と
    同一である所定数のシンボル期間だけ遅延させるデータ
    遅延手段と、 前記信号等化手段により復調された伝送データ及び前記
    データ遅延手段により遅延が加えられた伝送データにつ
    いて、誤りを訂正して出力する誤り訂正手段とを備え、 前記等化係数特定手段は、等化係数を特定するために保
    持しているパイロット信号データを補正して、過去に取
    得したパイロット信号の位相を、前記サンプル調整手段
    が操作したサンプルデータ数に対応する位相量だけ回転
    させる、 ことを特徴とする直交周波数分割多重信号受信装置。
  2. 【請求項2】前記サンプル調整手段がサンプルデータを
    操作した受信信号から有効シンボル区間の受信タイミン
    グを検出し、フーリエ変換の実行タイミングの変更を指
    示するためのタイミング制御信号を生成するタイミング
    検出手段を備え、 前記サンプル調整手段は、前記タイミング検出手段が生
    成したタイミング制御信号に基づいて、受信信号に対し
    てサンプルデータを追加することにより、あるいは、受
    信信号内のサンプルデータを削除することにより、受信
    信号のサンプルデータを操作し、 前記パイロット位相回転手段は、前記タイミング検出手
    段が生成したタイミング制御信号によりフーリエ変換の
    実行タイミングの変更が指示されると、前記パイロット
    抽出手段により抽出されたパイロット信号の位相を、前
    記サンプル調整手段が追加/削除するサンプルデータ数
    に対応した位相量だけ回転させ、また、前記タイミング
    検出手段が生成したタイミング制御信号によりフーリエ
    変換の実行タイミングの変更が指示されて前記サンプル
    調整手段がサンプルデータを操作したのち、前記所定シ
    ンボル遅延手段が受信信号に加える遅延量と同一である
    所定数のシンボル期間に相当する時間が経過すると、回
    転させていたパイロット信号の位相を元に戻し、 前記等化係数特定手段は、前記タイミング検出手段が生
    成したタイミング制御信号によりフーリエ変換の実行タ
    イミングの変更が指示されて前記サンプル調整手段がサ
    ンプルデータを操作したのち、前記所定シンボル遅延手
    段が受信信号に加える遅延量と同一である所定数のシン
    ボル期間に相当する時間が経過すると、等化係数を特定
    するために保持しているパイロット信号データを補正し
    て、過去に取得したパイロット信号の位相を、前記サン
    プル調整手段が追加/削除したサンプルデータ数に対応
    する位相量だけ回転させ、 前記データ位相回転手段は、前記タイミング検出手段が
    生成したタイミング制御信号によりフーリエ変換の実行
    タイミングの変更が指示されると、前記差動復調手段に
    より復調された伝送データの位相を、前記サンプル調整
    手段が追加/削除するサンプルデータ数に対応した位相
    量だけ回転させる、 ことを特徴とする請求項1に記載の直交周波数分割多重
    信号受信装置。
  3. 【請求項3】前記パイロット位相回転手段は、前記パイ
    ロット抽出手段により抽出されたパイロット信号の位相
    を、サンプルデータの操作によりフーリエ変換後の受信
    信号に生じる位相回転の方向に対して、逆方向に回転さ
    せ、 前記等化係数特定手段は、過去に取得したパイロット信
    号の位相を、サンプルデータの操作によりフーリエ変換
    後の受信信号に生じる位相回転の方向に対して、正方向
    に回転させ、 前記データ位相回転手段は、前記差動復調手段により復
    調された伝送データの位相を、サンプルデータの操作に
    よりフーリエ変換後の受信信号に生じる位相回転に対し
    て、逆方向に回転させる、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の直交周波数分
    割多重信号受信装置。
  4. 【請求項4】前記サンプリング手段は、受信信号を、予
    め定められた一定のサンプリング周波数でサンプリング
    することによりディジタル化する、 ことを特徴とする請求項1、2又は3のいずれか1項に
    記載の直交周波数分割多重信号受信装置。
  5. 【請求項5】前記サンプル調整手段は、受信信号におけ
    るガードインターバル区間のサンプルデータを操作す
    る、 ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載
    の直交周波数分割多重信号受信装置。
  6. 【請求項6】直交周波数分割多重化が施された受信信号
    を入力して、ディジタル化するサンプリング手段と、 前記サンプリング手段によりディジタル化された受信信
    号をフーリエ変換するフーリエ変換手段と、 前記サンプリング手段が前記フーリエ変換手段に入力す
    る受信信号のサンプルデータを操作することにより、前
    記フーリエ変換手段によるフーリエ変換の実行タイミン
    グを調整するサンプル調整手段と、 前記フーリエ変換手段によりフーリエ変換された受信信
    号からパイロット信号を抽出するパイロット抽出手段
    と、 前記パイロット抽出手段により抽出されたパイロット信
    号の位相を、前記サンプル調整手段が操作するサンプル
    データ数に対応した位相量だけ回転させるパイロット位
    相回転手段と、 前記パイロット位相回転手段から出力されたパイロット
    信号に基づいて、受信信号の伝送路応答成分に対応した
    等化係数を特定する等化係数特定手段と、 前記フーリエ変換手段によりフーリエ変換された受信信
    号を、予め定められた所定数のシンボル期間だけ遅延さ
    せる所定シンボル遅延手段と、 前記所定シンボル遅延手段により遅延が加えられた受信
    信号に対して、前記等化係数特定手段により特定された
    等化係数を用いた等化を行うことにより、伝送データを
    復調する信号等化手段とを備え、 前記等化係数特定手段は、等化係数を特定するために保
    持しているパイロット信号データを補正して、過去に取
    得したパイロット信号の位相を、前記サンプル調整手段
    が操作したサンプルデータ数に対応する位相量だけ回転
    させる、 ことを特徴とする直交周波数分割多重信号受信装置。
  7. 【請求項7】直交周波数分割多重化が施された受信信号
    を入力して、ディジタル化するサンプリング手段と、 前記サンプリング手段によりディジタル化された受信信
    号をフーリエ変換するフーリエ変換手段と、 前記サンプリング手段が前記フーリエ変換手段に入力す
    る受信信号のサンプルデータを操作することにより、前
    記フーリエ変換手段によるフーリエ変換の実行タイミン
    グを調整するサンプル調整手段と、 前記フーリエ変換手段によりフーリエ変換された受信信
    号を入力して、同期変調方式で変調されたサブキャリア
    から伝送データを復調する同期復調手段と、 前記フーリエ変換手段によりフーリエ変換された受信信
    号を入力して、差動変調方式で変調されたサブキャリア
    から伝送データを復調する差動復調手段とを備え、 前記同期復調手段は、予め定められたサブキャリアにて
    伝送されたパイロット信号の位相を、前記サンプル調整
    手段が操作するサンプルデータ数に対応した位相量だけ
    回転させて、サンプルデータの操作によりフーリエ変換
    後の受信信号に生じる位相回転を補正し、 前記差動復調手段は、差動検波により復調した伝送デー
    タの位相を、前記サンプル調整手段が操作するサンプル
    データ数に対応した位相量だけ回転させて、サンプルデ
    ータの操作によりフーリエ変換後の受信信号に生じる位
    相回転を補正する、 ことを特徴とする直交周波数分割多重信号受信装置。
  8. 【請求項8】直交周波数分割多重化が施された信号を受
    信して伝送データを復調するための直交周波数分割多重
    信号受信方法であって、 サンプリング手段が受信信号を入力してサンプリングす
    ることにより、受信信号をディジタル化するサンプリン
    グステップと、 フーリエ変換手段が前記サンプリングステップにてディ
    ジタル化された受信信号をフーリエ変換するフーリエ変
    換ステップと、 前記サンプリングステップにてディジタル化されて前記
    フーリエ変換手段に入力される受信信号のサンプルデー
    タを、サンプル調整手段が操作することにより、前記フ
    ーリエ変換ステップにおけるフーリエ変換の実行タイミ
    ングを調整するサンプル調整ステップと、 パイロット抽出手段が前記フーリエ変換ステップにてフ
    ーリエ変換された受信信号からパイロット信号を抽出す
    るパイロット抽出ステップと、 パイロット位相回転手段が、前記パイロット抽出ステッ
    プにて抽出されたパイロット信号の位相を、前記サンプ
    ル調整ステップにて前記サンプル調整手段が操作するサ
    ンプルデータ数に対応した位相量だけ回転させるパイロ
    ット位相回転ステップと、 等化係数特定手段が、前記パイロット位相回転手段から
    出力されたパイロット信号に基づいて、受信信号の伝送
    路応答成分に対応した等化係数を特定する等化係数特定
    ステップと、 所定シンボル遅延手段が、前記フーリエ変換ステップに
    てフーリエ変換された受信信号を、予め定められた所定
    数のシンボル期間だけ遅延させる所定シンボル遅延ステ
    ップと、 信号等化手段が、前記所定シンボル遅延ステップにて遅
    延が加えられた受信信号に対して、前記等化係数特定ス
    テップにて特定された等化係数を用いた等化を行うこと
    により、伝送データを復調する信号等化ステップと、 1シンボル遅延手段が、前記フーリエ変換ステップにて
    フーリエ変換された受信信号を、1シンボル期間だけ遅
    延させる1シンボル遅延ステップと、 差動復調手段が、前記フーリエ変換ステップにてフーリ
    エ変換された受信信号及び前記1シンボル遅延ステップ
    にて遅延が加えられた受信信号を用いた差動検波によ
    り、伝送データを復調する差動検波ステップと、 データ位相回転手段が、前記差動検波ステップにて復調
    された伝送データの位相を、前記サンプル調整ステップ
    にて前記サンプル調整手段が操作するサンプルデータ数
    に対応した位相量だけ回転させるデータ位相回転ステッ
    プと、 データ遅延手段が、前記データ位相回転手段から出力さ
    れた伝送データを、前記所定シンボル遅延ステップにて
    前記所定シンボル遅延手段が受信信号に加える遅延量と
    同一である所定数のシンボル期間だけ遅延させるデータ
    遅延ステップと、 誤り訂正手段が、前記信号等化ステップにて復調された
    伝送データ及び前記データ遅延ステップにて遅延が加え
    られた伝送データの誤りを訂正して出力する誤り訂正ス
    テップとを備え、 前記等化係数特定ステップは、前記等化係数特定手段
    が、等化係数を特定するために保持しているパイロット
    信号データを補正して、過去に取得したパイロット信号
    の位相を、前記サンプル調整ステップにて前記サンプル
    調整手段が操作したサンプルデータ数に対応する位相量
    だけ回転させるステップを備える、 ことを特徴とする直交周波数分割多重信号受信方法。
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