JP2002337665A - 車両警備システムおよび車両警備方法 - Google Patents

車両警備システムおよび車両警備方法

Info

Publication number
JP2002337665A
JP2002337665A JP2001152601A JP2001152601A JP2002337665A JP 2002337665 A JP2002337665 A JP 2002337665A JP 2001152601 A JP2001152601 A JP 2001152601A JP 2001152601 A JP2001152601 A JP 2001152601A JP 2002337665 A JP2002337665 A JP 2002337665A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
information
card
security
center system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001152601A
Other languages
English (en)
Inventor
Noboru Ito
昇 伊東
Fumitoshi Nakatani
文俊 中谷
Katsu Terajima
克 寺島
Kenji Yuzawa
賢司 湯澤
Hidenori Kaneoka
秀紀 金岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ALACOM CO Ltd
Sumitomo Corp
NTT Power and Building Facilities Inc
Original Assignee
ALACOM CO Ltd
Sumitomo Corp
NTT Power and Building Facilities Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ALACOM CO Ltd, Sumitomo Corp, NTT Power and Building Facilities Inc filed Critical ALACOM CO Ltd
Priority to JP2001152601A priority Critical patent/JP2002337665A/ja
Publication of JP2002337665A publication Critical patent/JP2002337665A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
  • Alarm Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両が事件・事故等に遭遇した場合に、でき
るだけ早いタイミングで通報が行われ、通報を受ける側
で容易にその車両の位置を特定することを可能とする車
両警備システムおよび車両警備方法を提供する。 【解決手段】 ETC車載機10は車両に搭載され、I
Cカード50の挿抜状態に応じて警戒モードのオン/オ
フを制御する。車両が道路通行する際、路側機100か
らの要求信号に応じて、ETC車載機10は車両識別情
報およひ警戒モード情報を含むデータを返送し、さらに
警備センターシステム200に送信される。あるいは、
警戒モードオンの状態で異常が発生した場合に、携帯電
話網300を介して警備センターシステム200に通知
される。ICカード50が、ETCシステムのための決
済機能およびビルディングのセキュリティ機能を兼ね備
えることにより、カード挿抜が確実に行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主として道路交
通に用いられる車両に関して警備を行う車両警備システ
ムおよび車両警備方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、乗用車などの車両が盗難に遭った
場合は、車両の持ち主が盗難に気付いた時点で警察に通
報し、車種や車体の色や車両ナンバーを伝えて、該当す
る車両を道路上や駐車場等で捜索する方法が取られてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、持ち主が盗難に気付いてから警察に通報する方
法では、警察に通報が行われた時点でその盗難車両がど
こにあるかを特定することが困難である。特に、実際に
車両が盗難に遭った時点から通報が行われる時点までに
タイムラグがあると、その間に車両が遠くまで走行して
いる可能性があり、捜索すべき範囲が広がって、より一
層車両の位置を特定しにくいという問題がある。
【0004】本発明は、上記のような事情を考慮してな
されたものであり、車両が事件・事故等に遭遇した場合
に、できるだけ早いタイミングで通報が行われ、通報を
受ける側で容易にその車両の位置を特定することを可能
とする車両警備システムおよび車両警備方法を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、車両に搭載された車載機と、該車載機
から送信される情報を用いて前記車両の警備を管理する
警備センターシステムとを有する車両警備システムであ
って、前記車載機は、所定のカードが挿入されているか
抜き取られているかを検知するカード検知部と、このカ
ード検知部の検知結果に応じて警戒モードのオンあるい
はオフの状態を警戒モード情報として管理する制御部と
を備え、前記警備センターシステムは、前記車載機から
警戒モードオンの状態で送信された情報に基づいて、前
記車両の状態を管理することを特徴とする車両警備シス
テムを要旨とする。
【0006】また、本発明による車両警備システムは、
道路に設置され、前記車載機が送信した情報を受信する
路側機を備え、前記警備センターシステムは、前記路側
機を経由して前記車載機からの情報を受信することを特
徴とする。
【0007】また、本発明による車両警備システムは、
前記路側機に接続され、前記車載機から送信される料金
支払情報を前記路側機経由で受信し、この料金支払情報
に基づいて道路の通行に関する料金の決済を行う料金処
理装置を備えることを特徴とする。
【0008】また、本発明による車両警備システムにお
いては、前記カードは決済口座番号情報を記憶したIC
カードであり、前記車載機は、挿入されたICカードか
ら前記決済口座番号情報を読み取って、該決済口座番号
情報を含む前記料金支払情報を送信することを特徴とす
る。
【0009】また、本発明による車両警備システムは、
前記路側機に接続され、前記車載機から送信される情報
を前記路側機経由で受信し、受信した情報に含まれる警
戒モード情報がオンの場合にはこの情報に前記路側機の
位置情報を付加して前記警備センターシステムに送信す
る車両運行管理装置を備えることを特徴とする。
【0010】また、本発明による車両警備システムにお
いては、前記車載機は、車両に固有の車両識別情報を記
憶する車両識別情報記憶部を備えており、前記警備セン
ターシステムは、前記車載機から送信された情報に含ま
れる車両識別情報を用いて車両を識別して管理すること
を特徴とする。
【0011】また、本発明による車両警備システムにお
いては、前記カードは、当該カードの所有者を識別する
カード所有者識別情報が記憶されたICカードであり、
前記車載機は、予め設定されたカード所有者情報を記憶
しており、前記ICカードから読み取ったカード所有者
情報が予め設定されたカード所有者情報とマッチしない
場合には、警戒モードをオン状態とした警戒モード情報
を送出することを特徴とする。
【0012】また、本発明による車両警備システムにお
いては、前記カードは、ビルディングのセキュリティシ
ステムによって読み取られるセキュリティ情報が記憶さ
れたICカードであることを特徴とする。
【0013】また、本発明による車両警備システムにお
いては、前記車載機は、自装置の位置を測定する位置測
定部を備えており、この位置測定部によって測定された
位置情報を送出することを特徴とする。
【0014】また、本発明による車両警備システムにお
いては、前記車載機は、携帯電話網の端末として機能す
る携帯電話端末機能部を備え、前記警備センターシステ
ムは、前記携帯電話網を経由して前記車載機からの情報
を受信することを特徴とする。
【0015】また、本発明による車両警備システムにお
いては、前記警備センターシステムは、前記車載機から
送信情報が所定時間以上ない場合に、当該車載機が搭載
された前記車両に異常が発生したものとして認識するこ
とを特徴とする。
【0016】また、本発明による車両警備システムはに
おいては、前記警備センターシステムは、地図データを
記憶する地図データ記憶部を備えており、受信した位置
情報に基づき、前記地図データが表わす地図上に車両の
位置をマーキングして表示することを特徴とする。
【0017】また、本発明は、車両に搭載された車載機
と、道路料金決済用の情報を記憶したカードとを用いて
車両の警備を行う車両警備方法であって、前記車載機に
前記カードが挿入されているか抜き取られているかの状
態に基づいて、前記車両の警戒モードのオンあるいはオ
フを管理することを特徴とする車両警備方法を要旨とす
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しこの発明の第
1の実施形態について説明する。図1は、同実施形態に
よるシステム構成を示すブロック図である。
【0019】図1において、符号150は道路に設置さ
れた路側LAN(ローカルエリアネットワーク,Loc
al Area Network)である。この路側L
AN150には、複数の路側機100と、料金処理サー
バ110(料金処理装置)と、車両運行管理サーバ12
0(車両運行管理装置)とが設けられている。路側機1
00は、内部に送信部101と受信部102と制御部1
03とを有しており、電波によって車両に搭載されたE
TC(自動料金収受,ElectronicToll
Collection)車載機10と信号のやりとりを
行えるようになっている。また、路側LAN150は複
数設置されており、各々の路側LAN150に接続され
た車両運行管理サーバ120は、路側機100が受信し
た信号に基づき、各道路における車両運行のデータを警
備センターシステム200に送信することができるよう
になっている。
【0020】また、ETC車載機10には、ICカード
50を挿抜することが可能となっており、クレジットカ
ード機能やデビットカード機能を有するICカード50
を用いて、次のような手順で料金(道路通行料など)の
決済が行われる。すなわち、道路に設置された路側機1
00が道路を通行する車両を認識すると、送信部101
から信号を発しETC車載機10に対して料金決済デー
タ(料金支払情報)を要求する。それを受信したETC
車載機10は、挿入されているICカード50から、ク
レジットカード番号(決済口座番号)あるいはデビット
カード番号(決済口座番号)を読み取り、このカード番
号を含んだ料金決済データを路側機100に対して返送
する。路側機100の受信部102がこのデータを受信
し、路側LAN150を経由して料金処理サーバ110
に渡す。料金処理サーバ110では、受信したデータに
含まれるクレジットカード番号あるいはデビットカード
番号を用いて、料金の決済を行う。このとき、料金処理
サーバ110は、必要に応じて、クレジットカード等の
信用照会の処理を行う。また、料金処理サーバ110
は、料金の売上データを生成し、クレジットカード会社
等のサーバに対して、リアルタイムあるいはバッチデー
タ転送などにより、売上データを送信する。
【0021】図2は、本実施形態におけるETC車載機
10の内部構成を示すブロック図である。図2におい
て、符号11は路側機に対して電波によって信号を送信
する送信部であり、12は路側機からの電波を受信する
受信部である。また、21はICカードの挿抜を検知す
るICカード検知部であり、22は挿入されたICカー
ドのデータの読み書きを行うICカード読み書き部であ
り、23は車両を識別するための固有の情報を記憶する
車両識別情報記憶部であり、31はETC車載機10全
体を制御する制御部である。
【0022】このETC車載機10においては、受信部
12が路側機から料金決済データを要求する信号を受け
取ると、制御部31の制御により、ICカード読み書き
部22が挿入されているICカードからクレジットカー
ド番号等を読み取り、その情報を含む料金決済データを
生成して、送信部11から路側機に対してこのデータを
返送する。
【0023】図3は、上記ETC車載機の状態遷移を示
す状態遷移図である。図示するように、ETC車載機
は、警戒モード「オン」あるいは「オフ」いずれかの状
態をとる。そして、図2に示したICカード検知部21
がICカードの挿入を検知すると警戒モード「オフ」状
態となり、同じくICカード検知部21がICカードの
抜き取りを検知すると警戒モード「オン」状態となる。
ETC車載機は、この警戒モードの情報を記憶してお
り、必要に応じてこの警戒モード情報が読み出される。
【0024】図1に示した路側機100とETC車載機
10との間では、前述した料金決済に関するデータのや
りとりだけでなく、他の様々なデータのやりとりを行う
こともできるようになっている。
【0025】図4は、路側機による警戒車両検出のため
の処理手順を示すシーケンス図である。図4に示すよう
に、路側機100が車両の接近を検知すると、その車両
に対して車両識別情報および警戒モード情報を要求する
(ステップS1)。この要求は、路側機の送信部から送
信される要求信号としてETC車載機に伝達される(ス
テップS2)。これを受けたETC車載機10は、この
要求信号に応じて車両識別情報記憶部(図3の符号2
3)から車両識別情報を読み取るとともに、自車両の警
戒モードが「オン」状態であるか「オフ」状態であるか
を表わす警戒モード情報を読み取り(ステップS3)、
これらの情報を含む応答データを送信する(ステップS
4)。この応答データは応答データ信号として路側機に
伝達される(ステップS5)。路側機が受信したデータ
は、路側LAN150を経由して車両運行管理サーバ1
20に渡される(ステップS6)。車両運行管理サーバ
120は、渡されたデータの警戒モード情報を参照し、
警戒モードが「オン」状態であるならば、当該車両の車
両識別番号と、前記応答データ信号を受信した路側機の
位置情報を含む警戒データを生成し、これを警備センタ
ーシステム200に対して送信する(ステップS7〜S
8)。
【0026】このような手順により、警戒モード「オ
ン」状態の車両を道路上で検知し、その車両の識別情報
やその車両が検知された位置情報を警備センターシステ
ム側で処理することが可能となる。従って、もし、カー
ドが挿入されてない状態で警戒モード「オン」となって
いる車両が盗難に遭った場合、当該車両から送信される
データによって、自動的に盗難を検知するとともに、当
該車両の位置を警備センター側で表示することなどが可
能となる。
【0027】図5は、本実施形態において、ETC車載
機に挿入されるICカードに記憶されたデータの構造を
示す概略図である。図示するように、ICカードデータ
記憶領域500には、カード所有者識別情報510とE
TC課金情報520の各領域が設けられており、ETC
課金情報520には課金アカウント情報521の領域が
含まれている。課金アカウント情報520の領域には、
クレジットカード番号あるいはデビットカード番号など
の情報が格納される。なお、ETC車載機側に、予めカ
ード所有者識別情報を設定しておき、ICカードがET
C車載機に挿入された際に、ETC車載機側に設定され
たカード所有者識別情報とICカード上に記録されたカ
ード所有者識別情報とを照合し、両者がマッチしない場
合には、たとえICカード挿入状態であっても警戒モー
ドを「オン」状態のままとするようにしても良い。
【0028】また、このICカードデータ記憶領域50
0には、複数のビルディングセキュリティ情報530−
1,530−2,530−3・・・の領域が設けられて
おり、これらの各領域は、それぞれ、ビルディング識別
情報531−1,531−2,531−3・・・の領域
と、セキュリティ詳細情報532−1,532−2,5
32−3・・・の領域とを有している。ビルディング識
別情報531−1,531−2,531−3・・・の領
域には、オフィスビルディングやマンション等を棟ごと
に識別する情報が格納される。また、セキュリティ詳細
情報532−1,532−2,532−3・・・の領域
には、上記建物内におけるフロア情報や会社情報や部屋
番号情報など、詳細なセキュリティ情報が格納される。
このような情報を格納しておくことにより、このICカ
ードを、ETC車載機から抜き取ってビルディングのセ
キュリティカードとして用いることもできる。つまり、
ビルディングに設置されたセキュリティシステムがこの
ICカードのビルディングセキュリティ情報530−
1,530−2,530−3・・・を読み取り、読み取
った情報に基づいて開錠あるいは施錠等の処理を行う。
また、1枚のICカードに複数のビルディングのセキュ
リティ情報を書き込めるため、カード所有者の自宅や勤
務先会社や取引先会社など、複数のビルディングのセキ
ュリティカードとして使用することができる。
【0029】このように、1枚のICカードが、ETC
システムにおける料金支払用とビルディングセキュリテ
ィ用との両方の機能を兼ね備えることにより、単にカー
ド所有者が持ち歩くカードの枚数を減らすことができる
だけでなく、自動車を駐車場などに駐車させてビルディ
ングに出入する際に、確実にETC車載機からカードを
抜き取ることとなり、持ち主が車両から離れる際には確
実に警戒モードを「オン」状態にすることができる。
【0030】次に、警備センターシステムにおける処理
について説明する。図10は、警備センターシステム2
00の内部構成を示すブロック図である。図10に示す
ように、警備センターシステム200は、受信部201
と、車両情報管理部202と、地図データ記憶部204
と、表示部204とを有している。受信部201は、各
車両に搭載されたETC車載機10からのデータを、路
側LAN150経由や携帯電話網300経由で受信す
る。これらのデータは、車両情報管理部202に渡され
る。車両情報管理部202は、受信したデータに基づい
て各車両の状態が正常かどうかを判別する。そして、異
常と判断された場合には、受信したデータに含まれてい
た位置情報に基づき、当該異常車両の推定位置を表示部
204に渡す。表示部204は、地図データ記憶部20
3から読み出された地図データを用いて、地図上に異常
車両の推定位置をマーキングした表示を行う。これによ
り、盗難等の異常が発生した位置を警備担当者にわかり
やすく知らせることが可能となる。
【0031】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。図6は、同実施形態による車両警備システムの
構成を示すブロック図である。図6に示す構成は、図1
に示した第1の実施形態の構成とほぼ同様であるが、E
TC車載機10と警備センターシステム200との間
で、携帯電話網300を経由しての通信を行えるように
なっている点が異なる。
【0032】図7は、本実施形態におけるETC車載機
10の内部構成を示すブロック図である。図7に示すよ
うに、本実施形態のETC車載機の特徴は、GPS(G
lobal Positioning System)
衛星からGPS信号を受信して自装置の位置を測定する
位置測定部13と、携帯電話網を経由して外部と通信を
行うための携帯電話端末機能部14とを備えている点で
ある。
【0033】このETC車載機は、前述のように路側機
との間で通信を行うことによって道路料金等の決済をす
るだけでなく、所定の事象を検知した場合には、その事
象を、携帯電話網300を経由して警備センターシステ
ムに通知する機能を有している。
【0034】例えば、警戒モードが「オン」の状態で車
両のエンジンが始動された場合や、警戒モードが「オ
ン」状態で所定時間以上エンジンが動作している場合
や、警戒モードが「オン」状態で位置測定部13が測定
した位置が所定量以上変化している場合などに、制御部
31の制御により、携帯電話端末機能部14から携帯電
話網300を経由して警備センターシステム200に異
常を通知するデータを送信するようにする。なお、この
とき、位置測定部13が測定した位置情報を同時に送信
するようにする。この一連の手順を図8に示す。図8に
おいて、ETC車載機が異常事象を検知する(ステップ
S11)と、車両識別情報を読み取るとともに位置測定
部よる位置測定を行う(ステップS12)。そして、異
常事象の内容と車両識別情報と位置情報を含む異常事象
データを警備センターシステムに向けて送信する(ステ
ップS13)。
【0035】また、特に異常がない場合に、所定の時間
間隔ごとに「異常なし」を通知するデータを、ETC車
載機10から携帯電話網300を経由して警備センター
システム200に送信するようにしても良い。これによ
り、警備センターシステム200側では、「異常なし」
を通知するデータが途切れたことを以って、何らかの異
常が起こったと認識することが可能になる。また、「異
常なし」の通知が途切れる直前の当該車両の位置情報を
警備センターシステム200側で把握することが可能と
なる。この一連の手順を図9に示す。図9において、E
TC車載機は、所定時間間隔(Δt)ごとに現在位置の
測定を行い、位置情報を含んだ形式で「異常なし」を通
知するデータを警備センターシステム200に向けて送
信する(ステップS21〜S23)。これを受信した警
備センターシステム200側では、この車両の最新の位
置情報を記憶する。ここで、もしETC車載機10が機
能停止した場合、それ以降は「異常なし」のデータが警
備センター200に送信されることはない。警備センタ
ーシステム200は、最後に「異常なし」のデータを受
信してから所定時間(例えば、上記Δtに係数Fを乗じ
た時間)を経過しても次のデータが届かない場合には、
この車両に異常が起こったと認識する(ステップS2
4)。
【0036】なお、ETC車載機10と警備センターシ
ステム200との間で、携帯電話網300を経由して通
信を行う場合には、通信帯域を占有せずに、必要時だけ
必要量だけデータを伝送することのできるパケット通信
のような通信方法を用いることが好ましい。これによ
り、ある地域を走行する膨大な数(数百台から数百万台
単位)の車両を管理する場合にも、通信帯域を有効に利
用することができる。
【0037】以上、図面を参照してこの発明の実施形態
を詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施形態に
限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範
囲の設計等も含まれる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、車載機が、所定のカードが挿入されているか抜き取
られているかを検知するカード検知部を備えるととも
に、この検知結果に応じて警戒モードのオン/オフの状
態を警戒モード情報として管理し、警備センターシステ
ムは、前記車載機から警戒モードオンの状態で送信され
た情報に基づいて車両の状態を管理するため、車両の運
転者はカードの挿抜の操作だけで車両警備のモードを変
更することができる。
【0039】また、この発明によれば、車載機が送信し
た情報を受信する路側機を備え、警備センターシステム
は、路側機を経由して車載機からの情報を受信するた
め、路側機が設置された道路を走行中の車両に対する警
備を行うことができる。
【0040】また、この発明によれば、車載機から送信
される料金支払情報を路側機経由で受信し、この料金支
払情報に基づいて道路の通行に関する料金の決済を行う
料金処理装置を備えるため、ETCシステムの設備を利
用した警備を行うことができ、設備の共用化が可能とな
る。
【0041】また、この発明によれば、車載機に挿入さ
れるカードはクレジットカード番号やデビットカード番
号などの決済口座番号情報を記憶したICカードであ
り、車載機は、ICカードからこの決済口座番号情報を
読み取って料金支払情報を送信するため、クレジットカ
ード等の決済機能を有するICカードを、警備モードの
オン/オフ操作のために兼用することができる。また、
決済のためには、道路走行時にはICカードを車載機に
挿入することが必要となるため、これに伴って警備モー
ドオフの操作が確実に行われる。
【0042】また、この発明によれば、車載機は、車両
に固有の車両識別情報を記憶する車両識別情報記憶部を
備えているため、警備センターシステムは、車載機から
送信された情報に含まれる車両識別情報を用いて、自動
的かつ確実に車両を識別して管理することが可能とな
る。
【0043】また、この発明によれば、車載機に挿入さ
れるカードには、当該カードの所有者を識別するカード
所有者識別情報が記憶されているため、車載機が、予め
設定されたカード所有者情報とICカードから読み取っ
たカード所有者情報とを照合することにより、所定の所
有者以外のカードが挿入された場合には、警戒モードを
オン状態として、警備センターシステム側に通知するこ
とができる。
【0044】また、この発明によれば、車載機に挿入さ
れるカードには、ビルディングのセキュリティシステム
によって読み取られるセキュリティ情報が記憶されてい
るため、車両の持ち主が駐車してビルディングに出入す
るためにはカードを抜き取ることが必要となり、これに
伴って警備モードオンの操作が確実に行われる。
【0045】また、この発明によれば、車載機は、位置
を測定する位置測定部を備えており、この位置測定部に
よって測定された位置情報を送出するため、警備センタ
ーシステム側ではこの位置情報に基づいて当該車両を管
理することが可能となる。
【0046】また、この発明によれば、車載機は、携帯
電話網の端末として機能する携帯電話端末機能部を備え
ているため、車載機から警備センターシステムへの情報
の伝達を携帯電話網を経由して行うことができる。これ
により、路側機が設置されてない道路など、より広い範
囲を警備対象とすることが可能となる。
【0047】また、この発明によれば、警備センターシ
ステムは、車載機から送信情報が所定時間以上ない場合
に、当該車載機が搭載された車両に異常が発生したもの
として認識するため、事故あるいは運転者等の故意によ
り車載機が機能しなくなった場合にも、警備センターシ
ステム側で異常を認識することができる。
【0048】また、この発明によれば、警備センターシ
ステムは、地図データを記憶する地図データ記憶部を備
えており、受信した位置情報に基づき、前記地図データ
が表わす地図上に車両の位置をマーキングして表示する
ため、警備担当者にとって、警備対象の車両の位置がわ
かりやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施形態による車両警備シ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図2】 同実施形態によるETC車載機(10)の内
部構成を示すブロック図である。
【図3】 同実施形態によるETC車載機(10)の警
戒モード状態の遷移を示す状態遷移図である。
【図4】 同実施形態により、ETC車載機(10)か
ら警備センターシステム(200)に対して情報を伝達
する手順を示すシーケンス図である。
【図5】 同実施形態によるICカード(50)に設け
られたICカードデータ記憶域の構成を示す概略図であ
る。
【図6】 この発明の第2の実施形態による車両警備シ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図7】 同実施形態によるETC車載機(10)の内
部構成を示すブロック図である。
【図8】 同実施形態により、ETC車載機(10)か
ら警備センターシステム(200)に対して情報を伝達
する手順を示すシーケンス図である。
【図9】 同実施形態により、ETC車載機(10)か
ら警備センターシステム(200)に対して情報を伝達
する手順を示すシーケンス図である。
【図10】 この発明の第1の実施形態による警備セン
ターシステムの内部構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 ETC車載機 11 送信部 12 受信部 13 位置測定部 14 携帯電話端末機能部 21 ICカード検知部 22 ICカード読み書き部 23 車両識別情報記憶部 31 制御部 50 ICカード 100 路側機 101 送信部 102 受信部 103 制御部 110 料金処理サーバ 120 車両運行管理サーバ 200 警備センターシステム 201 受信部 202 車両情報管理部 203 地図データ記憶部 204 表示部 300 携帯電話網
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08B 25/00 510 G08B 25/04 E 25/04 G 25/10 D 25/10 G07B 15/00 510 H04B 7/26 G06K 19/00 Q // G07B 15/00 510 H04B 7/26 F (72)発明者 伊東 昇 東京都港区芝浦三丁目4番1号 株式会社 エヌ・ティ・ティファシリティーズ内 (72)発明者 中谷 文俊 東京都港区芝浦三丁目4番1号 株式会社 エヌ・ティ・ティファシリティーズ内 (72)発明者 寺島 克 東京都港区芝浦三丁目4番1号 株式会社 エヌ・ティ・ティファシリティーズ内 (72)発明者 湯澤 賢司 東京都千代田区内幸町2丁目1番4号 ア ラコム株式会社内 (72)発明者 金岡 秀紀 東京都文京区大塚3丁目5番10号 住友成 泉小石川ビル 住友商事株式会社内 Fターム(参考) 5B035 BB09 BC00 5B058 CA02 KA12 YA20 5C087 AA03 BB21 BB65 BB74 DD05 DD14 EE15 EE16 FF01 FF02 FF17 FF19 FF23 GG11 GG21 GG46 GG83 5K067 AA35 BB36 DD17 DD28 EE02 EE12 FF03 HH05 HH22 HH23

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載された車載機と、該車載機か
    ら送信される情報を用いて前記車両の警備を管理する警
    備センターシステムとを有する車両警備システムであっ
    て、 前記車載機は、 所定のカードが挿入されているか抜き取られているかを
    検知するカード検知部と、 このカード検知部の検知結果に応じて警戒モードのオン
    あるいはオフの状態を警戒モード情報として管理する制
    御部と、 を備え、 前記警備センターシステムは、前記車載機から警戒モー
    ドオンの状態で送信された情報に基づいて、前記車両の
    状態を管理することを特徴とする車両警備システム。
  2. 【請求項2】 道路に設置され、前記車載機が送信した
    情報を受信する路側機を備え、 前記警備センターシステムは、前記路側機を経由して前
    記車載機からの情報を受信することを特徴とする請求項
    1に記載の車両警備システム。
  3. 【請求項3】 前記路側機に接続され、前記車載機から
    送信される料金支払情報を前記路側機経由で受信し、こ
    の料金支払情報に基づいて道路の通行に関する料金の決
    済を行う料金処理装置を備えることを特徴とする請求項
    1又は2に記載の車両警備システム。
  4. 【請求項4】 前記カードは決済口座番号情報を記憶し
    たICカードであり、前記車載機は、挿入されたICカ
    ードから前記決済口座番号情報を読み取って、該決済口
    座番号情報を含む前記料金支払情報を送信することを特
    徴とする請求項3に記載の車両警備システム。
  5. 【請求項5】 前記路側機に接続され、前記車載機から
    送信される情報を前記路側機経由で受信し、受信した情
    報に含まれる警戒モード情報がオンの場合にはこの情報
    に前記路側機の位置情報を付加して前記警備センターシ
    ステムに送信する車両運行管理装置を備えることを特徴
    とする請求項1から4までのいずれかに記載の車両警備
    システム。
  6. 【請求項6】 前記車載機は、車両に固有の車両識別情
    報を記憶する車両識別情報記憶部を備えており、 前記警備センターシステムは、前記車載機から送信され
    た情報に含まれる車両識別情報を用いて車両を識別して
    管理することを特徴とする請求項1から5までのいずれ
    かに記載の車両警備システム。
  7. 【請求項7】 前記カードは、当該カードの所有者を識
    別するカード所有者識別情報が記憶されたICカードで
    あり、 前記車載機は、予め設定されたカード所有者情報を記憶
    しており、前記ICカードから読み取ったカード所有者
    情報が予め設定されたカード所有者情報とマッチしない
    場合には、警戒モードをオン状態とした警戒モード情報
    を送出することを特徴とする請求項1から6までのいず
    れかに記載の車両警備システム。
  8. 【請求項8】 前記カードは、ビルディングのセキュリ
    ティシステムによって読み取られるセキュリティ情報が
    記憶されたICカードであることを特徴とする請求項1
    から7までのいずれかに記載の車両警備システム。
  9. 【請求項9】 前記車載機は、自装置の位置を測定する
    位置測定部を備えており、この位置測定部によって測定
    された位置情報を送出することを特徴とする請求項1か
    ら8までのいずれかに記載の車両警備システム。
  10. 【請求項10】 前記車載機は、携帯電話網の端末とし
    て機能する携帯電話端末機能部を備え、 前記警備センターシステムは、前記携帯電話網を経由し
    て前記車載機からの情報を受信することを特徴とする請
    求項1から9までのいずれかに記載の車両警備システ
    ム。
  11. 【請求項11】 前記警備センターシステムは、前記車
    載機から送信情報が所定時間以上ない場合に、当該車載
    機が搭載された前記車両に異常が発生したものとして認
    識することを特徴とする請求項1から10までのいずれ
    かに記載の車両警備システム。
  12. 【請求項12】 前記警備センターシステムは、地図デ
    ータを記憶する地図データ記憶部を備えており、受信し
    た位置情報に基づき、前記地図データが表わす地図上に
    車両の位置をマーキングして表示することを特徴とする
    請求項1から11までのいずれかに記載の車両警備シス
    テム。
  13. 【請求項13】 車両に搭載された車載機と、道路料金
    決済用の情報を記憶したカードとを用いて車両の警備を
    行う車両警備方法であって、前記車載機に前記カードが
    挿入されているか抜き取られているかの状態に基づい
    て、前記車両の警戒モードのオンあるいはオフを管理す
    ることを特徴とする車両警備方法。
JP2001152601A 2001-05-22 2001-05-22 車両警備システムおよび車両警備方法 Withdrawn JP2002337665A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001152601A JP2002337665A (ja) 2001-05-22 2001-05-22 車両警備システムおよび車両警備方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001152601A JP2002337665A (ja) 2001-05-22 2001-05-22 車両警備システムおよび車両警備方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002337665A true JP2002337665A (ja) 2002-11-27

Family

ID=18997239

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001152601A Withdrawn JP2002337665A (ja) 2001-05-22 2001-05-22 車両警備システムおよび車両警備方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002337665A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007034902A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Toshiba Corp 車両異常通知装置、車両異常通知システム、車両異常通知方法、駐車場管理装置、駐車場管理システム、および駐車場管理方法
JP2007195063A (ja) * 2006-01-20 2007-08-02 Sharp Corp 携帯端末装置
JP2008225817A (ja) * 2007-03-13 2008-09-25 Alpine Electronics Inc 車載用通信装置、通信端末、通信装置、通信方法及び通信プログラム
JP2009161005A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Sony Corp セキュリティ機能搭載車載機器及び車載機器のセキュリティ機能制御方法
JP2013025512A (ja) * 2011-07-20 2013-02-04 Denso Corp 狭域通信車載器
JP2017084254A (ja) * 2015-10-30 2017-05-18 株式会社東芝 電子機器、方法及びシステム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007034902A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Toshiba Corp 車両異常通知装置、車両異常通知システム、車両異常通知方法、駐車場管理装置、駐車場管理システム、および駐車場管理方法
JP2007195063A (ja) * 2006-01-20 2007-08-02 Sharp Corp 携帯端末装置
JP2008225817A (ja) * 2007-03-13 2008-09-25 Alpine Electronics Inc 車載用通信装置、通信端末、通信装置、通信方法及び通信プログラム
JP2009161005A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Sony Corp セキュリティ機能搭載車載機器及び車載機器のセキュリティ機能制御方法
JP2013025512A (ja) * 2011-07-20 2013-02-04 Denso Corp 狭域通信車載器
JP2017084254A (ja) * 2015-10-30 2017-05-18 株式会社東芝 電子機器、方法及びシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2172520C2 (ru) Система для парковки транспортных средств
EP1975884B1 (en) Mobile object charging system and mobile object charging method by mobile object charging system
JP3527791B2 (ja) 不調アンテナ検出方法及び装置
CN107492152B (zh) 一种基于汽车电子标识的电子不停车收费提示方法及系统
CN106683209B (zh) 一种电子不停车收费方法、装置及系统
JP2808513B2 (ja) 電子的通行料金収受システム
JP2002123685A (ja) 情報端末装置
JP2009116480A (ja) 不正通行車両の監視装置
JP2002337665A (ja) 車両警備システムおよび車両警備方法
JP2001052217A (ja) 料金収受システム、料金収受方法および車載器
CN108257407A (zh) 一种车辆停放导航及导航信息的处理方法、装置
JP2739021B2 (ja) 車輌識別装置
KR100841894B1 (ko) 능동형 단거리전용통신을 이용하여 다중접속과 복합서비스를 지원하는 전자 통행요금 징수 시스템 및 그 방법
CN114821929A (zh) 一种车辆管理方法和车辆管理装置
JP3110209B2 (ja) 有料道路料金収受設備の車載機
JP2002015342A (ja) Dsrc車載器
CN112734959A (zh) 一种基于区块链技术的异步传输模式的物联网平台
WO2020003397A1 (ja) 端末装置、後方サーバ、車載トランスポンダ、判定システム、判定方法、及びプログラム
JP2002251641A (ja) 交通量管理・自動課金システム
JP3964222B2 (ja) 駐車車両課金システム、路側通信装置および駐車車両課金方法
JP4330688B2 (ja) 料金収受システム、料金収受方法
JPH09153156A (ja) 通行料金自動徴収システムの不正防止方法
EP1043693A2 (en) Authorization system and authorization method
JP2003141588A (ja) 自動料金収受システム、自動料金収受方法、車載器および自動料金収受プログラム
JP2004244033A (ja) 給油所システム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080805