JP2002332945A - 内燃機関用点火コイルの取付け構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】簡素な構造で点火コイルのエンジンヘッドへの
着脱を可能とし、同時に電気的な接続についても取付け
作業を簡素化した内燃機関用点火コイルの取付け構造を
提供することを目的とする。 【構成】多気筒内燃機関のカムシャフト等を覆うエンジ
ンヘッドカバーに取付けられ、各気筒に配置した点火プ
ラグに装着し点火用の高電圧を供給する内燃機関用点火
コイルにおいて、当該点火コイルはネジを使用しない嵌
合部を有するロック構造によりエンジンヘッドカバーに
固定されたことを特徴とする内燃機関用点火コイルの取
付け構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、多気筒内燃機関
のカムシャフト等を覆うエンジンヘッドカバーに取付け
られ、各気筒に配置した点火プラグに装着し点火用の高
電圧を供給する内燃機関用点火コイルのエンジンヘッド
カバーへの取付け構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の内燃機関用点火コイルをエンジン
ヘッドに取付けた斜視図を図７に示す。図７において、
点火コイル１０ａと１０ｂ、１０ｃは、それぞれ多気筒
内燃機関のカムシャフト等を覆うエンジンヘッドカバー
２０に取付けられ、各気筒毎に取付けられた図示しない
点火プラグに装着し点火用の高電圧を供給するものとな
っている。当該点火コイル１０ａと１０ｂ、１０ｃは、
前記エンジンヘッドカバー２０に設けられた点火プラグ
を挿入し収容するプラグホール２１ａと２１ｂ、２１ｃ
の周囲近傍に取付用ネジ孔２２ａと２２ｂ、２２ｃを設
けている。前記各点火コイル１０ａと１０ｂ、１０ｃに
は、それぞれ取付用ネジ孔２２ａと２２ｂ、２２ｃに当
接される取付フランジ１１ａと１１ｂ、１１ｃを設け、
この取付フランジ１１ａと１１ｂ、１１ｃに前記取付用
ネジ孔２２ａと２２ｂ、２２ｃに一致させてコイル側挿
通孔１５ａと１５ｂ、１５ｃを設けている。前記エンジ
ンヘッドカバー２０に各点火コイル１０ａと１０ｂ、１
０ｃを取付けるネジ１２ａと１２ｂ、１２ｃは、ネジ山
を設けた軸部と頭部とから構成される。

【０００３】前記各点火コイル１０ａと１０ｂ、１０ｃ
は、エンジンヘッドカバー２０の取付用ネジ孔２２ａと
２２ｂ、２２ｃに取付フランジ１１ａと１１ｂ、１１ｃ
を当接させた状態において、コイル側挿通孔１５ａと１
５ｂ、１５ｃにネジ１２ａと１２ｂ、１２ｃの軸部を挿
通してエンジンヘッドカバー２０の取付用ネジ孔２２ａ
と２２ｂ、２２ｃに螺合することにより、エンジンヘッ
ドカバー２０に取付けられる。また各点火コイル１０ａ
と１０ｂ、１０ｃの１次側にはそれぞれ１次コネクタ１
３ａと１３ｂ、１３ｃが形成されている。各１次コネク
タ１３ａと１３ｂ、１３ｃ内には、各接続端子１４ａと
１４ｂ、１４ｃは点火コイル１０ａと１０ｂ、１０ｃ内
の図示しない１次コイル巻線や１次コイル電流制御を行
うスイッチング素子等と電気的に接続されている。

【０００４】前記各コネクタ１３ａと１３ｂ、１３ｃ
は、それぞれ点火コイル１０ａと１０ｂ、１０ｃへの電
源電圧と、点火のタイミングで点火動作させる点火制御
信号を供給するＥＣＵやバッテリ等と電気的に接続され
ているエンジンハーネス２６に接続されるコネクタ２８
と接続される。また図示はしていないが当該コネクタ２
８の内周には、水密性を保つためにゴム等からなる密閉
材が設けられ、前記１次コネクタ１３群とコネクタ２８
の接続部分から水や泥が侵入してくること防止してい
る。同様に点火コイル１０ａと１０ｂ、１０ｃには、そ
れぞれシリコンなどからなるシール部材１６ａと１６
ｂ、１６ｃを備えており、これによりプラグホールへの
液滴などの侵入を防止している。当該シール部材は点火
コイルを組み立てるときに別部品として手作業で取り付
けられている。

【０００５】このようにして構成される従来の内燃機関
用点火コイルでは、エンジンヘッドカバー２０への取付
け作業として、次のような工程が必要である。まず点火
コイル１０ａと１０ｂ、１０ｃのそれぞれにシール部材
１６ａと１６ｂ、１６ｃを取付け、この後にエンジンヘ
ッドカバー２０の各気筒毎のプラグホール２１ａと２１
ｂ、２１ｃに当該点火コイル１０ａと１０ｂ、１０ｃを
個々に挿入し、当該点火コイル１０ａと１０ｂ、１０ｃ
をネジによってエンジンヘッドカバー２０へ固定し、最
後に電気配線を行うために複数気筒に個々に設けられる
各１次コネクター１３ａと１３ｂ、１３ｃのそれぞれと
エンジンハーネス２６のコネクタ２８を差込み接続す
る。上述した図７においては、エンジンハーネス２６と
コネクタ２８は点火コイル１０ｃにのみ接続している
が、他の点火コイル１０ｂと１０ｃにも図示しないが別
のエンジンハーネスとコネクタが個別に接続されてい
る。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
内燃機関用点火コイルの取付け構造では、点火コイルの
挿入と、ねじ止めしたり、コネクタ接続を行うための手
作業による電気配線の接続作業が必要である。また部品
点数も多く、シール部材においては、個別部品として、
点火コイルをプラグホールに装着するときに手作業によ
って取付けている。上述した図７においては３気筒の構
成図を示しているが、このような組立作業は各点火コイ
ル毎に行わなければならず、したがって組立工程が多い
ばかりか、当該作業は機械などによる自動化が困難で、
作業性が悪いものとなっている。また近時の内燃機関で
は小型化が要求されており、また、４気筒や６気筒以上
の多気筒化の要望に伴い、点火コイル自体の収納スペー
スは限定されることで、一層点火コイルをエンジンへ取
付けたり、ハーネスの着脱する作業性が悪化している。

【０００７】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであり、簡素な構造で点火コイルのエンジンヘッド
への着脱を可能とし、同時に電気的な接続についても取
付け作業を簡素化した内燃機関用点火コイルの取付け構
造を提供することを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のような構成とする。すなわち、請求項
１においては、多気筒内燃機関のカムシャフト等を覆う
エンジンヘッドカバーに取付けられ、各気筒に配置した
点火プラグに装着し点火用の高電圧を供給する内燃機関
用点火コイルにおいて、当該点火コイルはネジを使用し
ない嵌合部を有するロック構造によりエンジンヘッドカ
バーに固定されたことを特徴とする内燃機関用点火コイ
ルの取付け構造とする。

【０００９】請求項２においては、多気筒内燃機関のカ
ムシャフト等を覆うエンジンヘッドカバーに取付けら
れ、各気筒に配置した点火プラグに装着し点火用の高電
圧を供給する内燃機関用点火コイルにおいて、エンジン
ヘッドカバーに点火コイルを配置することで当該点火コ
イルの電気的な接続が完了することを特徴とする内燃機
関用点火コイルの取付け構造とする。

【００１０】請求項３においては、多気筒内燃機関のカ
ムシャフト等を覆うエンジンヘッドカバーに取付けら
れ、各気筒に配置した点火プラグに装着し点火用の高電
圧を供給する内燃機関用点火コイルにおいて、導電性平
板状の１次端子と、当該１次端子に当接する導電性のス
プリングと、先端が前記スプリングより細径で、かつ前
記スプリングより太径のテーパー部分を有する導電性の
棒状のコネクタ端子とで構成され、点火コイルを配置す
るとき、前記スプリングの内径に前記コネクタ端子の先
端の細径部分が挿入されテーパー部分にスプリングが接
触することで、点火コイルの電気的な接続が完了するこ
とを特徴とする請求項２記載の内燃機関用点火コイルの
取付け構造とする。

【００１１】請求項４においては、多気筒内燃機関のカ
ムシャフト等を覆うエンジンヘッドカバーに取付けら
れ、各気筒に配置した点火プラグに装着し点火用の高電
圧を供給すると共に、嵌合部により点火コイルとエンジ
ンヘッドカバーとを取付け、当該点火コイルにエンジン
ハーネスコネクタ部を備える内燃機関用点火コイルにお
いて、プラグホールの開口部に配置される前記嵌合部と
コネクタ部とが弾力性のある材料で一体成形されたシー
ル部材で密閉されたことを特徴とする内燃機関用点火コ
イルの取付け構造とする。

【００１２】請求項５においては、上記請求項１乃至４
の点火コイルを少なくとも２つ以上組み合わせたことを
特徴とする内燃機関用点火コイルの取付け構造とする。

【００１３】

【作用】上記構成による本発明の点火コイルの取付け構
造では、当該点火コイルはネジを使用しない嵌合部を有
するロック構造によりエンジンヘッドカバーに固定され
ることにより、エンジンヘッドカバーから点火コイルの
それぞれが個別に容易に着脱可能な構造となる。またエ
ンジンヘッドカバーに点火コイルを配置することにより
当該点火コイルの電気的な接続が完了するので、各気筒
毎に配置された点火コイルの１次コネクタの取付け作業
が低減でき、煩雑な作業工程が改善できるものである。

【００１４】

【実施例】図１には本発明の第１の実施例とする内燃機
関用点火コイルの取付け構造とする上面図を示し、図２
には図１の内燃機関用点火コイルのロック構造の部分断
面図を示す。図１と２において、周知の如くエンジンの
上部となるエンジンヘッドには多気筒内燃機関のカムシ
ャフト等を覆うエンジンヘッドカバー１２０があり、そ
れぞれの気筒の上部には、図示しない点火プラグが挿入
配置されるプラグホール１２１が設けられている。本発
明においては、当該プラグホール１２１にはそれぞれ個
別に点火コイル１１０が配置され、当該点火コイル１１
０は前記点火プラグに数１０ＫＶの高電圧を供給してい
る。

【００１５】ここで本発明の点火コイル１１０は、ネジ
を使用しない嵌合部を有するロック構造を有し、当該ロ
ック構造によって点火コイル１１０がエンジンヘッドカ
バー１２０に取付け固定されている。具体的には図２に
示すような嵌合部構造となっている。エンジンヘッドカ
バー１２０の点火コイル１１０を配置する部分すなわ
ち、プラグホール１２１の開口部の周囲近傍には、当該
点火コイル１１０の上面一部分を引っかけ固定可能な引
っかけ部１２７を有する爪部１２２が形成されており、
当該引っかけ部１２７と爪部１２２はエンジンヘッドカ
バー１２０を成形することで設けられている。本実施例
においては、点火コイル１１０の上面外周の一部に前記
引っかけ部１２７が引っかかるロック部１１９を形成し
ている。そして、当該引っかけ部１２７とロック部１１
９によりエンジンヘッドカバー１２０と点火コイル１１
０との嵌合部を形成しロック構造を実現している。ま
た、１２３はＶ溝であり、前記爪部１２２が開閉動作可
能なように設けられている。

【００１６】なお、上記構成においては、引っかけ部１
２７は点火コイル１１０の上面の一部を引っかけるよう
に構成しているが、この点火コイル１１０の引っかけ位
置は上面に限らず、たとえば点火コイル１１０の側面に
引っかけ溝を設ける場合のように他の位置に引っかけた
ロック構造としてもよい。

【００１７】上記構成により、プラグホール１２１に点
火コイル１１０を収容した時、点火コイルのロック部１
１９は、前記爪部１２２で確実に固定される。前記エン
ジンヘッドカバー１２０は例えば樹脂のような弾性のあ
る材料で成形されることで、爪部１２２にバネ性を持た
せ前記プラグホール１２１へ点火コイル１１０挿入後確
実に点火コイル１１０を嵌合するロック構造とする。ま
た前記エンジンヘッドカバー１２０の材料は、爪部１２
２にバネ性を持たせられるものであるのならどのような
材料であってもよいし、爪部１２２周辺のみを部分的に
バネ性のある材料で構成してもよい。このようなネジを
使用しない嵌合部を有するロック構造とすることで、前
記点火コイル１１０はエンジンヘッドカバー１２０から
それぞれ個別に着脱可能であり、それぞれの点火コイル
１１０はネジを使用ぜず、簡単にエンジンヘッドカバー
１２０に固定できるので組立工数が低減できる。

【００１８】次に、本発明の第２の実施例を図３と図４
及び図５に基づき説明する。図３には本発明の第２の実
施例を表す内燃機関用点火コイルの上面図を示し、図４
には当該図２の内燃機関用点火コイルのエンジンハーネ
スコネクタ部の接続構造の部分断面図を示す。

【００１９】図３乃至５において、エンジンヘッドカバ
ー１２０の各気筒に配置されるプラグホール１２１に
は、それぞれ個別の点火コイル１１０が配置されてい
る。当該点火コイル１１０には、バッテリを電源とし当
該点火コイル１１０の１次コイルへ電源電圧を供給する
ための１次コネクタ１１３を備えている。当該１次コネ
クタ１１３には電気的な導通が可能な金属製の１次端子
１１５が備えられ、当該１次端子１１５には点火コイル
１１０の１次巻線の端部などが接続されている。

【００２０】そして、エンジンヘッドカバー１２０の点
火プラグを挿入配置するプラグホール１２１の開口部の
周囲近傍には、前記１次端子１１５との電気的接続を実
現するエンジンハーネスコネクタ部１２４がネジ止め固
定されて備え付けられている。当該エンジンハーネスコ
ネクタ部１２４からは前記１次端子１１５に電気的な接
続を行う金属製のコネクタ端子１２５を備えている。ま
たエンジンヘッドカバー１２０には、バッテリからの電
源を点火コイル１１０に供給するためのエンジンハーネ
ス１２６が備えられ、前記コネクタ端子１２５に接続さ
れている。

【００２１】当該エンジンハーネス１２６は、図示しな
いバッテリの電源出力部分から取り出した配線コードか
ら構成され、当該エンジンハーネス１２６（コード）を
エンジンヘッドカバー１２０まで引きまわし、エンジン
ハーネスコネクタ部１２４に向かって敷設し、このエン
ジンハーネス１２６の先端を前記コネクタ端子１２５に
接続する如く設けられている。

【００２２】なお、当該第２の実施例においては、従来
の煩雑な電気的な配線のみを改善するために点火コイル
１１０や１次コネクタ１１３のエンジンヘッドカバー１
２０への取付けは、ネジにより行っているが、上記第１
の実施例と同様のネジを使用しないロック構造としても
よい。

【００２３】次に、本発明の第３の実施例を図６に基づ
き説明する。図６には本発明の第３の実施例とする内燃
機関用点火コイルのエンジンハーネスコネクタ部の接続
部分の拡大断面図を示す。図６において、エンジンハー
ネスコネクタ部１２４の別の接続構成として、エンジン
ヘッドカバー１２０のエンジンハーネスコネクタ部１２
４は、プラグホール１２１の周囲に設けられたエンジン
ヘッドカバー１２０表面上に突出する棒状のコネクタ端
子１２５を設け、当該コネクタ端子１２５は、点火コイ
ル１１０に電源電圧等を供給するためエンジンハーネス
コネクタ部１２４から電気的に配線されている。

【００２４】また、当該コネクタ端子１２５は、棒状を
しており、当該コネクタ端子１２５の先端には当該スプ
リング１１６より細径の先端部と、テーパー部と、前記
スプリング１１６より太径の根本部分を有する導電性の
材料から形成され、この先端にはスプリング１１６が配
置されている。また点火コイル１１０の１次コネクタ１
１３は、樹脂などで中空状に成形され点火コイル上部に
設け、１次コネクタ１１３内壁の天井にバッテリ等の電
源電圧を点火コイル１１０の図示しない１次コイルに供
給するため１次コイルと電気的に接続された導電性平板
状の１次端子１１５を設置し、当該１次コネクタ１１３
内中空にバネ力のある導電性部材で成型されたスプリン
グ１１６を設置し、前記中空の開口を閉塞し前記エンジ
ンヘッドカバー１２０のコネクタ端子１２５が貫通する
穴のあいたスプリングおさえ板１１７を設置する。この
スプリングおさえ板１１７により前記スプリング１１６
は１次コネクタ１１３中空に前記１次端子と接触し留ま
る。

【００２５】以上の構成により、点火コイル１１０をエ
ンジンヘッドカバー１２０に配置するとき前記スプリン
グ１１６の内径にコネクタ端子１２５の先端の細径部分
が挿入され、このテーパー部分にスプリング１１６が接
触することで点火コイル１１０の電気的な接続が完了す
る。

【００２６】前記エンジンヘッドカバー１２０と、点火
コイル１１０との組付けに際しては、エンジンヘッドカ
バー１２０より突出したコネクタ端子１２５が、前記ス
プリング押さえ板１１７の穴を通過し前記コネクタ端子
１２５とスプリング１１６が電気的に接続されるような
される。なお、前記１次コネクタ１１３中空に留まるス
プリング１１６は、前記エンジンヘッドカバー１２０
と、点火コイル１１０との組付けに際してコネクタ端子
１２５とスプリング１１６が電気的に接続されるのであ
れば、１次コネクタ１１３中空にそのスプリング自由長
を短くして完全に１次コネクタ１１３中空に収まっても
よいし、スプリング自由長のまま１次コネクタ１１３中
空に収容されバネ収縮方向に移動可能であってもよい。
また、前記コネクタ端子１２５は棒状のみならず、先端
が前記スプリング１１６より細い部分とかつ前記スプリ
ング１１６より太い部分とを有する導電性の平板状やピ
ン状の形状を持つコネクタ端子１２５であってもよい。
このような構成により点火コイル１１０をエンジンヘッ
ドカバー１２０に配置するとき前記スプリング１１６の
内径に前記平板状のコネクタ端子１２５の先端の細い部
分が挿入され、太い部分にスプリング１１６が接触する
ことで点火コイルの電気的な接続が完了する。

【００２７】以上の第２の実施例と第３の実施例の点火
コイル１１０は、点火コイル１１０とプラグホール１２
１との嵌合部と、前記点火コイル１１０の１次コネクタ
１１３とが弾力性のある材料で一体的に成形されたシー
ル部材１１８を配置している。前記エンジンヘッドカバ
ー１２０に点火コイル１１０が取付けられたときには、
同時にエンジンハーネスコネクタ部１２４のコネクタ端
子１２５と点火コイル１１０のコネクタ端子１１５との
電気的結合がなされ、エンジンヘッドカバー１２０に点
火コイル１１０を配置すると同時に電気的な接続が完了
する。このような一体的に成形されたシール部材１１８
を用いることで、部品点数を削減でき、また組立工数を
低減できるものである。

【００２８】また、上述の第１の実施例１乃至第３の実
施例の点火コイル１１０は、１次コイルの電流を制御す
るイグナイタを内蔵したり、１次端子１１５には点火の
タイミングで点火動作させる点火制御信号が供給される
点火制御信号端子を備えてもよい。また、コネクタ端子
１２５には点火のタイミングで点火動作させる点火制御
信号を供給する端子を備えてもよい。

【００２９】

【発明の効果】上述したような構成とすることで、点火
コイルがエンジンヘッドカバーへそれぞれ個別に着脱可
能であり、点火コイルの配置と同時に電気的な接続が完
了するといった点火コイルの組立作業工数を低減できる
ことを特徴とする内燃機関用点火コイルを提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施例とする内燃機関用点火コ
イルをエンジンヘッドカバーに取付けた上面図を示す

【図２】図１の内燃機関用点火コイルのロック構造の部
分断面図を示す

【図３】本発明の第２の実施例とする内燃機関用点火コ
イルをエンジンヘッドカバーに取付けた上面図を示す

【図４】図３の内燃機関用点火コイルのエンジンハーネ
スコネクタ部の接続構造の部分断面図を示す

【図５】図２のエンジンハーネスコネクタ部の部分拡大
斜視図を示す

【図６】本発明の第３の実施例とするエンジンハーネス
コネクタ部の接続部分拡大断面図を示す

【図７】従来の技術を表す内燃機関用点火コイルの取付
け構造とする斜視図を示す

【符号の説明】

図において同一符号は同一、又は相当部分を示す。 １０ａ、１０ｂ、１０ｃ 点火コイル １１ａ、１１ｂ、１１ｃ 取付フランジ １２ａ、１２ｂ、１２ｃ ネジ １３ａ、１３ｂ、１３ｃ １次コネクタ １４ａ、１４ｂ、１４ｃ 接続端子 １５ａ、１５ｂ、１５ｃ コイル側挿通孔 １６ａ、１６ｂ、１６ｃ シール部材 ２０ エンジンヘッドカバー ２１ａ、２１ｂ、２１ｃ プラグホール ２２ａ、２２ｂ、２２ｃ 取付用ネジ孔 ２６ エンジンハーネス ２８ コネクタ １１０ 点火コイル １１３ １次コネクタ １１５ １次端子 １１６ スプリング １１７ スプリングおさえ板 １１８ シール部材 １１９ ロック部 １２０ エンジンヘッドカバー １２１ プラグホール １２２ 爪部 １２３ Ｖ溝 １２４ エンジンハーネスコネクタ部 １２５ コネクタ端子 １２６ エンジンハーネス １２７ 引っかけ部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中嶋 浩文 大阪市淀川区塚本１丁目15番27号ダイヤモ ンド電機株式会社内 (72)発明者 宇津宮 豊 広島県東広島市八本松町大字原175番地の １ジー・ピー・ダイキョー株式会社内 Ｆターム(参考） 3G019 EC03 KC10 3G024 AA04 AA72 BA21 DA08 DA18 FA00

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】多気筒内燃機関のカムシャフト等を覆うエ
   ンジンヘッドカバーに取付けられ、各気筒に配置した点
   火プラグに装着し点火用の高電圧を供給する内燃機関用
   点火コイルにおいて、当該点火コイルはネジを使用しな
   い嵌合部を有するロック構造によりエンジンヘッドカバ
   ーに固定されたことを特徴とする内燃機関用点火コイル
   の取付け構造。
2. 【請求項２】多気筒内燃機関のカムシャフト等を覆うエ
   ンジンヘッドカバーに取付けられ、各気筒に配置した点
   火プラグに装着し点火用の高電圧を供給する内燃機関用
   点火コイルにおいて、エンジンヘッドカバーに点火コイ
   ルを配置することで当該点火コイルの電気的な接続が完
   了することを特徴とする内燃機関用点火コイルの取付け
   構造。
3. 【請求項３】導電性平板状の１次端子と、当該１次端子
   に当接する導電性のスプリングと、先端が前記スプリン
   グより細い先端部分と前記スプリングより太い部分根本
   部分とを有する導電性のコネクタ端子とで構成され、点
   火コイルを配置するとき前記スプリングの内径に前記コ
   ネクタ端子の先端部分が挿入されかつ根本部分にスプリ
   ングが接触することで点火コイルの電気的な接続が完了
   することを特徴とする請求項２記載の内燃機関用点火コ
   イルの取付け構造。
4. 【請求項４】多気筒内燃機関のカムシャフト等を覆うエ
   ンジンヘッドカバーに取付けられ、各気筒に配置した点
   火プラグに装着し点火用の高電圧を供給すると共に、嵌
   合部により点火コイルとエンジンヘッドカバーとを取付
   け、当該点火コイルにエンジンハーネスコネクタ部を備
   える内燃機関用点火コイルにおいて、プラグホールの開
   口部に配置される前記嵌合部とコネクタ部とが弾力性の
   ある材料で一体成形されたシール部材で密閉されたこと
   を特徴とする内燃機関用点火コイルの取付け構造。
5. 【請求項５】請求項１乃至４の点火コイルを少なくとも
   ２つ以上組み合わせたことを特徴とする内燃機関用点火
   コイルの取付け構造。