JP2002330538A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JP2002330538A
JP2002330538A JP2001132877A JP2001132877A JP2002330538A JP 2002330538 A JP2002330538 A JP 2002330538A JP 2001132877 A JP2001132877 A JP 2001132877A JP 2001132877 A JP2001132877 A JP 2001132877A JP 2002330538 A JP2002330538 A JP 2002330538A
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voltage
commercial
power supply
relay
zero
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Application number
JP2001132877A
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English (en)
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Nobuhiko Shikai
信彦 鹿井
Koichi Nojima
孝一 野嶋
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電力の増大や機器を大型化をすることな
く突入電流を抑止すること。 【解決手段】 マイコン10は、商用交流電圧VAC1の
周期から商用交流電圧が新たにゼロ電圧となるまでの時
間を算出し、その算出結果と、電磁リレー3のリレー動
作時間TRYとから得られる所定のタイミングでもって、
スイッチ素子6の駆動制御を行うことで、電磁リレー3
のリレー接点3cが商用交流電圧VAC1のほぼゼロ電圧
レベルにおいてオンとなるように制御するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電源投入時
に流れる突入電流を防止するのに好適な電子機器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、カラーテレビジョン受像機などの
商用交流電圧を入力電圧として動作する各種電子機器で
は、待機時の省エネルギー化や安全性の向上を図るため
に、商用電源と主電源部を切り離す必要性が高まってい
る。このため、例えばテレビジョン受像機などでは、商
用電源と主電源部との間に開閉スイッチとして、電磁リ
レーを挿入したものがある。
【0003】図15は、従来のテレビジョン受像機に設
けられている電源部の一例を示した図である。この図1
5に示すテレビジョン受像機の電源部では、商用電源1
の商用交流電圧VAC1がヒューズ2を介して主電源部4
と補助電源部9に供給される。この場合、商用電源1と
主電源部4との間には、主電源部4への商用交流電圧V
AC1の供給をオン/オフするために電磁リレー3のリレ
ー接点3aが挿入されている。電磁リレー3は、リレー
接点3aと駆動コイル3bとから形成され、定常時はリ
レー接点3aが閉状態(導通状態)となるように制御さ
れ、待機時(スタンバイ時)はリレー接点3aが開状態
(非道通状態)となるように制御される。つまり、図1
5に示すテレビジョン受像機は、電磁リレー3のリレー
接点3aがオンとなる期間のみ商用交流電圧VAC1を主
電源部4に供給する構成となっている。
【0004】主電源部4は、テレビジョン受像機の主回
路部5に動作電圧を供給する。補助電源部9は、例えば
マイクロコンピュータ(以下、「マイコン」という)1
0やリモートコマンダ受光部(以下、「リモコン受光
部」という)11などの特定の回路部に対して動作電圧
を供給する。
【0005】スイッチ素子6は、電磁リレー3を駆動す
るために設けられている。この場合、スイッチ素子6
は、例えばNPNトランジスタによって構成され、その
コレクタが駆動コイル3bに接続され、そのエミッタが
接地されている。そして、そのベースが電流制限抵抗7
を介してマイコン10に接続される。
【0006】マイコン10は、リモコン受光部11から
パワーオン要求信号が入力されると、電磁リレー3のリ
レー接点3aを閉状態にするためのリレードライブ信号
をスイッチ素子6のベースに出力する。これにより、ス
イッチ素子6がオンになり、駆動コイル3bに電流が流
れて、リレー接点3aが閉状態となる。つまり、商用電
源1と主電源部4とが導通状態になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記図15
に示した電源部の構成では、図16(a)に示されてい
るように、電磁リレー3がオンになる瞬間(リレー接点
3aが閉じる瞬間)の入力電圧(商用交流電圧)VAC1
の電圧レベルが高いと、図16(b)に示すように、商
用電源1から主電源部4に流れる入力電流IACが急峻な
突入電流となる。このため、電磁リレー3の接点寿命が
短くなったり、ヒューズ2が溶断するなどの問題が発生
することが知られている。
【0008】そこで、このような問題を解決するため
に、テレビジョン受像機の電源部を図17に示すように
構成したものがある。この図17に示すテレビジョン受
像機の電源部は、リレー接点3aと主電源部4との間に
突入電流抑止用抵抗101を直列に挿入することで、突
入電流のレベルを抑止するように構成したものである。
【0009】しかしながら、図17に示す電源部では、
定常時においても突入電流抑止用抵抗101を介して入
力電流IACが流れ、突入電流抑止用抵抗101による電
力損失が発生するため、その分、消費電力が増大すると
いう欠点があった。また、この場合、突入電流抑止用抵
抗は発熱するため、部品を密着させて配置することが困
難であり、回路規模が大きくなるという欠点もあった。
【0010】そこで、定常時の突入電流抑止用抵抗10
1による電力損失を防止するため、図18に示すような
テレビジョン受像機の電源部なども提案されている。こ
の図18に示す電源部は、上記図17に示した電源部の
突入電流抑止用抵抗101と並列に、電磁リレー102
のリレー接点102aを設けるようにしている。そし
て、マイコン10が電磁リレー102を制御するための
リレードライブ信号をスイッチ素子103のベースに与
えることで、電磁リレー102のオン/オフを制御する
ようにしている。
【0011】すなわち、図18に示す電源部では、スタ
ンバイ電源投入時、電磁リレー102のリレー接点10
2aを開状態となるように制御して、突入電流のレベル
を抑止すると共に、所定時間経過後は、リレー接点10
2aが閉状態となるように制御して、商用交流電圧VAC
1をリレー接点102aを介して主電源部4に供給する
ようにしている。このように構成した場合は、定常時に
おいて、突入電流抑止用抵抗101で発生する電力損失
を防止することができるものの、電磁リレーが2個必要
なため、電源部が大型化するという欠点があった。
【0012】また、例えば電源部の小型化を図るため、
電磁リレーの代わりに半導体スイッチを用いて構成する
ことも考えられるが、半導体スイッチは、導通時に電圧
の損失が発生するうえ、商用交流電圧に含まれる外来サ
ージやノイズに対して弱いため、半導体スイッチによっ
て電源部のリレー駆動装置を構成すると、テレビジョン
受像などの機器側に損害を与えてしまう可能性があっ
た。
【0013】そこで、本発明はこのような点を鑑みてな
されたものであり、消費電力の増大や機器の大型化を招
くことなく、電源投入時の突入電流を抑止することがで
きる電子機器を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の電子機器は、商用交流電源からの商用交流
電圧を入力電圧として主回路ブロックに対して動作電圧
を供給する主電源部と、商用交流電圧を入力電圧として
所定回路ブロックに対して動作電圧を供給する補助電源
部と、商用交流電源と主電源部との間に挿入され、主電
源部への商用交流電圧の供給をオン/オフするリレース
イッチと、リレースイッチを駆動するリレー駆動手段
と、商用交流電圧のゼロ電圧を検出するゼロ電圧検出手
段とを備える。そして、ゼロ電圧検出手段により商用交
流電圧の周期を検出したうえで、リレースイッチのパワ
ーオン要求信号が入力された時に、商用交流電圧の周期
から、商用交流電圧が新たにゼロ電圧となるまでの時間
を算出し、その算出結果と、リレースイッチがオフから
オンとなるまでに要するリレー動作時間とから得られる
所定のタイミングでもって、リレー駆動手段に対してリ
レードライブ信号を出力するリレー駆動制御手段とを備
えるようにした。
【0015】従って、このような電子機器では、リレー
駆動制御手段が、商用交流電圧の周期から商用交流電圧
が新たにゼロ電圧となるまでの時間を算出した算出結果
と、リレー動作時間とから得られるタイミングでもっ
て、リレー駆動手段の駆動制御を行うことで、リレース
イッチの接点が商用交流電圧のほぼゼロ電圧レベルにお
いて導通するように制御することが可能になる。
【0016】また本発明の電子機器は、商用交流電源か
らの商用交流電圧を入力電圧として主回路ブロックに対
して動作電圧を供給する主電源部と、商用交流電圧を入
力電圧として所定回路ブロックに対して動作電圧を供給
する補助電源部と、商用交流電源と主電源部との間に挿
入され、主電源部への商用交流電圧の供給をオン/オフ
するリレースイッチと、リレースイッチを駆動するリレ
ー駆動手段と、商用交流電圧のゼロクロス点を検出する
ゼロクロス検出手段と、ゼロクロス検出手段の検出出力
に基づいて、商用交流電圧の周波数を電圧に変換して出
力する周波数/電圧変換手段と、ゼロクロス検出手段の
検出出力に応じたタイミングで、周波数/電圧変換手段
から出力される出力信号の電圧レベルに応じたパルス幅
のパルス信号を生成するパルス信号生成手段とを備え
る。そして、リレースイッチのパワーオン要求信号が入
力された時に、パルス信号の所定タイミングで、リレー
駆動手段に対してリレードライブ信号を出力するリレー
駆動制御手段とを備えている。
【0017】従って、このような電子機器によれば、リ
レースイッチのパワーオン要求信号が入力された時に、
ゼロクロス検出手段の検出出力に応じたタイミングで、
周波数/電圧変換手段の電圧に応じたパルス幅のパルス
信号を生成し、このパルス信号の所定のタイミングでリ
レー駆動手段にリレードライブ信号を出力することで、
リレースイッチの接点が商用交流電圧のほぼゼロ電圧レ
ベルにおいて導通するように制御することが可能にな
る。
【0018】また本発明の電子機器は、商用交流電源か
らの商用交流電圧を入力電圧として主回路ブロックに対
して動作電圧を供給する主電源部と、商用交流電圧を入
力電圧として所定回路ブロックに対して動作電圧を供給
する補助電源部と、商用交流電源と主電源部との間に挿
入され、主電源部への商用交流電圧の供給をオン/オフ
するリレースイッチと、リレースイッチを駆動するリレ
ー駆動手段と、商用交流電圧のゼロクロス点を検出する
ゼロクロス検出手段と、ゼロクロス検出手段の検出出力
に基づいて、商用交流電圧の周波数を電圧に変換して出
力する周波数/電圧変換手段と、周波数/電圧変換手段
から得られる電圧レベルに応じて、リレースイッチに供
給するドライブ電圧を所定レベルに切り換えて出力する
ドライブ電圧切換手段と、ゼロクロス検出手段の検出出
力に応じたタイミングで所定幅とされるパルス信号を生
成するパルス信号生成手段とを備える。そして、リレー
スイッチのパワーオン要求信号が入力された時に、パル
ス信号の所定タイミングで、リレー駆動手段に対してリ
レードライブ信号を出力するリレー駆動制御手段とを備
えるようにした。
【0019】従って、このような電子機器によれば、リ
レースイッチのパワーオン要求信号が入力された時に、
パルス信号生成手段から出力されるパルス信号の所定の
タイミングでリレー駆動手段に出力するリレードライブ
信号の電圧レベルを可変して、リレースイッチのリレー
動作時間を可変することで、リレースイッチの接点が商
用交流電圧のほぼゼロ電圧レベルにおいてオンとなるよ
うに制御することが可能になる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。なお、本実施の形態では、本発明の電子機
器をテレビジョン受像機とした場合を例に挙げて説明す
る。図1は、本発明の第1の実施の形態とされるテレビ
ジョン受像機に備えられている電源部の構成を示した図
である。この図1に示すテレビジョン受像機の電源部で
は、商用電源1の商用交流電圧VAC1がヒューズ2を介
して主電源部4と補助電源部9に供給されることになる
が、商用電源1と主電源部4との間には、主電源部4へ
の商用交流電圧VAC1の供給をオン/オフするために電
磁リレー3のリレー接点3aが挿入されている。
【0021】電磁リレー3は、リレー接点3aと駆動コ
イル3bとから形成され、定常時はリレー接点3aが閉
状態(導通状態)となるように制御され、スタンバイ時
はリレー接点3aが開状態(非道通状態)となるように
制御される。つまり、図1に示すテレビジョン受像機
は、電磁リレー3のリレー接点3aがオンとなる期間の
み商用交流電圧VAC1を主電源部4に供給するように構
成されている。
【0022】ところで、電磁リレー3は、駆動コイル3
bに電流が流れてから、実際にリレー接点3aが閉状態
となるまでに時間を要することが知られている。そし
て、このような時間は、リレー動作時間TRYと呼ばれ、
通常、電磁リレー3の種類によって一定で既知とされて
いる。また、このリレー動作時間TRYは、駆動コイル3
bに印加する駆動電圧を変化させることで可変すること
が可能とされる。なお、このような電磁リレー3のリレ
ー動作時間TRYは、当該テレビジョン受像機の図示して
いないメモリなどに記憶しておくようにする。
【0023】主電源部4は、例えばスイッチング電源回
路によって構成され、テレビジョン受像機の主要な回路
部である主回路部5に対して動作電圧を供給する。補助
電源部9は、例えばスイッチング電源や商用トランスな
どによって構成され、例えばマイコン10やリモコン受
光部11、ゼロ電圧検出部12、電磁リレー3などの特
定回路部に対して動作電圧VCCを供給する。
【0024】スイッチ素子6は電磁リレー3を駆動する
ために設けられている。この場合、スイッチ素子6は、
例えばNPNトランジスタによって構成され、そのコレ
クタが駆動コイル3bに接続され、そのエミッタが接地
されている。また、そのベース−エミッタ間にはバイア
ス用の抵抗8が接続されている。そして、そのベースが
電流制限抵抗7を介してマイコン10に接続される。ま
た、スイッチ素子6のベース−エミッタ間にはバイアス
抵抗8が接続される。
【0025】マイコン10は、テレビジョン受像機全体
の制御を行っている。また、その詳細については後述す
るが、ゼロ電圧検出部12からのゼロ電圧検出信号に基
づいて、商用交流電圧VAC1の周期を測定している。そ
して、リモコン受光部11からパワーオン要求信号が入
力された時は、測定した商用交流電圧VAC1の周期から
得られる所定のタイミングでもって、電磁リレー3を制
御するためのリレードライブ信号SDを出力するように
している。
【0026】リモコン受光部11は、例えば集積回路I
C(Integrated Circuit)によって構成され、図示して
いないリモコンから赤外線や電波を利用して送信されて
くるコマンド信号を受信してマイコン10に出力する。
【0027】ゼロ電圧検出部12は、後述するように、
商用電源1から商用交流電圧VAC1が入力されており、
この商用交流電圧VAC1のゼロ電圧を検出してマイコン
10に出力する。
【0028】図2は、上記ゼロ電圧検出部12の内部構
成を示した図である。この図2に示すようにゼロ電圧検
出部12は、商用電源1からの商用交流電圧VAC1がブ
リッジ構成の整流ダイオード21に入力される。そし
て、この整流ダイオード21において全波整流した整流
電圧を抵抗22を介してフォトダイオード25のアノー
ドに印加するようにしている。フォトカプラ23は、上
記したフォトダイオード25とフォトトランジスタ26
によって構成され、フォトトランジスタ26のコレクタ
には、コレクタ抵抗24を介して補助電源部9から動作
電圧VCCが供給されている。また、フォトカプラ23
は、フォトダイオード25に印加される整流電圧がゼロ
ボルトとなる近傍でオフとなる。そして、このようなゼ
ロ電圧検出部12は、フォトトランジスタ26のコレク
タ電圧Vcをゼロ電圧検出信号としてマイコン10に出
力する。
【0029】以下、第1の実施の形態とされるテレビジ
ョン受像機の電源部の動作を図3に示すタイミングチャ
ートを参照しながら説明する。先ず、第1の実施の形態
とされるテレビジョン受像機の電源部には、図3(a)
に示すような商用交流電圧VAC1が、常時、ゼロ電圧検
出部12に入力されており、上述したように商用交流電
圧VAC1を整流ダイオード21で全波整流した整流電圧
がフォトダイオード25に印加される。フォトトランジ
スタ26は、上述したように、フォトダイオード25に
印加される整流電圧がほぼゼロボルトとなるときにオフ
することから、フォトトランジスタ26のコレクタ電圧
Vcは、図3(b)に示すような波形となる。つまり、
マイコン10には、商用交流電圧VAC1のゼロボルト近
傍においてハイレベルとなるゼロ電圧検出信号が供給さ
れることになる。
【0030】ここで、例えばリモコン受光部11が図示
しないリモコンからコマンド信号を受信し、時点T1に
おいて、リモコン受光部11からマイコン10にパワー
オン要求信号Ponが入力されたとする。この場合、従来
のテレビジョン受像機では、例えばパワーオン要求信号
Ponが入力された時点T1で、電磁リレー3を閉状態に
するためのリレードライブ信号SDをスイッチ素子6に
出力するため、リレー接点3aには、導通した瞬間の商
用交流電圧レベルに応じた入力電流が流れることにな
る。このため、電磁リレー3が導通した瞬間の商用交流
電圧VAC1の電圧レベルが高いと、商用電源1から主電
源部4に急峻な突入電流が流れることになる。
【0031】そこで、第1の実施の形態とされるテレビ
ジョン受像機では、マイコン10から電磁リレー3に出
力するリレードライブ信号SDの出力タイミングを制御
して、商用交流電圧VAC1のほぼゼロボルト近傍で、電
磁リレー3を導通させて、リレー接点3aを介して商用
電源1から主電源部4に急峻な突入電流が流れるのを抑
止するようにしたものである。
【0032】ところで、電磁リレー3には、上述したよ
うにリレー動作時間TRYが存在するため、例えば商用交
流電圧VAC1がほぼゼロボルトとなるタイミングで、マ
イコン10からスイッチ素子6にリレードライブ信号S
Dを出力しても、商用交流電圧VAC1のゼロボルト近傍で
電磁リレー3をオンすることはできない。
【0033】このため、第1の実施の形態とされるテレ
ビジョン受像機では、マイコン10において、ゼロ電圧
検出部12から供給されるゼロ電圧検出信号(図3
(b)に示すコレクタ電圧Vc)から商用交流電圧VAC
1の周期を測定するようにしている。そのうえで、図3
(c)に示すように、リモコン受光部11からマイコン
10にパワーオン要求信号Ponが入力された時点T1に
おいて、それ以降に商用交流電圧VAC1がゼロボルトと
なる地点T2,T3の時刻を算出するようにしている。そ
して、時点T2の時刻と現時点T1の時刻から、次に商用
交流電圧VAC1がゼロボルトとなる地点T2に到達するま
での到達時間(T2−T1)を求めるようにしている。そ
して、マイコン10は、地点T2の到達時間(T2−T
1)と電磁リレー3のリレー動作時間TRYとの関係か
ら、時点T2において電磁リレー3をオン(導通)させ
るか、又は、その次に商用交流電圧VAC1がゼロボルト
となる時点T3において電磁リレー3をオンさせるかど
うか決定する。例えば地点T2の到達時間(T2−T1)
に比べてリレー動作時間TRYのほうが短ければ、時点T
2において電磁リレー3をオンにする。逆に、地点T2
の到達時間(T2−T1)に比べてリレー動作時間TRYの
ほうが長く、時点T1においてリレードライブ信号SDを
出力したとしても、時点T2において電磁リレー3をオ
ンすることができない時は、時点T3において電磁リレ
ー3がオンにする。
【0034】そして、時点T3において電磁リレー3を
オンにする場合は、図3(d)に示されるように、商用
交流電圧VAC1がゼロボルトとなる時点T3からリレー動
作時間TRYを引いた時点TONにおいて、リレードライブ
信号SDを出力するようにしている。これにより、図3
(e)に示すように、商用交流電圧VAC1がゼロボルト
となる時点T3で電磁リレー3を導通させることができ
るため、商用交流電圧ラインを流れる入力電流IACは、
図3(f)に示すようになり、電磁リレー3がオンとな
る瞬間に突入電流が生じないものとなる。
【0035】従って、第1の実施の形態とされるテレビ
ジョン受像機によれば、従来、突入電流を抑止するため
に、商用交流電圧ラインに挿入していた突入電流抑止用
抵抗が不要になるため、以下のような効果がある。先
ず、突入電流抑止用抵抗における電力損失がないものと
なる。また、発熱部品である突入電流抑止用抵抗が不要
になることから、部品を密着させて配置することが可能
になり、それだけ機器の小型化を図ることができる。さ
らに、定常時に、突入電流抑止用抵抗で発生する電力損
失を防止するための電磁リレーも不要になるため、例え
ば電磁リレーの代わりに半導体スイッチを用いることな
く、機器の小型化を図ることが可能になる。
【0036】次に、第2の実施の形態とされるテレビジ
ョン受像機について説明する。なお、第2の実施の形態
とされるテレビジョン受像機の電源部は、上記図1と同
一であり、ゼロ電圧検出部12の構成だけが異なること
から、電源部についての図示は省略し、ゼロ電圧検出部
12の構成について説明する。
【0037】図4は第2の実施の形態とされるテレビジ
ョン受像機のゼロ電圧検出部12の構成を示した図であ
る。この図4に示すゼロ電圧検出部12は、トランス3
1、整流ダイオード32、コンパレータ33によって構
成される。商用電源1から入力される商用交流電圧VAC
1は、トランス31を介してブリッジ構成の整流ダイオ
ード32に入力される。そして、この整流ダイオード3
2により全波整流した整流電圧をコンパレータ33の反
転入力端子(−)に印加するようにしている。
【0038】またコンパレータ33の非反転入力端子
(+)には、基準電源34から所定レベルの基準電圧V
RFが印加されている。コンパレータ33は、整流ダイオ
ード32の整流電圧VACと、基準電源34からの基準電
圧VRFとの比較を行い、その比較結果である出力電圧V
OUTをゼロ電圧検出信号としてマイコン10に出力す
る。
【0039】以下、第2の本実施の形態とされるテレビ
ジョン受像機の電源部の動作を図5に示すタイミングチ
ャートを参照しながら説明する。この場合、図5(a)
に示すような商用交流電圧VAC1がゼロ電圧検出部12
に入力されると、コンパレータ33の入力端子(−),
(+)には、図5(b)に示されているような波形の整
流電圧が入力される。これにより、コンパレータ33の
出力電圧VOUTは、図5(c)に示すような波形とな
る。つまり、マイコン10には、この図5(c)に示す
コンパレータ出力電圧VOUTがゼロ電圧検出信号として
供給されることになる。そして、この場合もマイコン1
0において、ゼロ電圧検出部12から供給されるゼロ電
圧検出信号から商用交流電圧VAC1の周期を測定するよ
うにしている。
【0040】ところが、この場合はコンパレータ出力電
圧VOUTが、図5(c)に示すようにパルス幅を有して
いる。さらに、このパルス幅は商用交流電圧VAC1の電
圧レベルが高くなると狭くなり、逆に電圧レベルが低く
なると広がるものとされる。そこで、マイコン10は、
図5(c)に示すコンパレータ出力電圧VOUTの立ち上
がりエッジから、コンパレータ出力電圧VOUTの立ち下
がりエッジまでの期間Thをコンパレータ出力電圧VOU
Tがハイレベルであると認識し、この期間Thの時間を
計測するようにしている。そして、コンパレータ出力電
圧VOUTの立ち上がりエッジから、計測した期間Thの
1/2時間が経過した時点を、商用交流電圧VAC1のゼ
ロボルト近傍と予測するようにしている。
【0041】以降は、上記図3と同様の動作とされ、例
えば図5(d)に示すように、リモコン受光部11から
マイコン10にパワーオン要求信号Ponが入力された時
点T1において、それ以降に商用交流電圧VAC1がゼロボ
ルトとなる地点T2,T3の時刻を算出するようにしてい
る。そして、この時点T2の到達時間(T2−T1)と、
電磁リレー3のリレー動作時間TRYとの関係から、時点
T2において電磁リレー3をオンにするか、または、そ
の次の時点T3において電磁リレー3をオンにするかど
うか決定する。
【0042】そして、例えば時点T3において電磁リレ
ー3をオンする場合は、図5(e)に示されるように、
商用交流電圧VAC1がゼロボルトとなる時点T3からリレ
ー動作時間TRYを引いた時点TONにおいて、リレードラ
イブ信号SDを出力するようにしている。
【0043】これにより、図5(f)に示すように、商
用交流電圧VAC1がゼロボルトとなる時点T3で電磁リレ
ー3をオンにすることができるため、商用交流電圧ライ
ンを流れる入力電流IACは、図5(g)に示すようにな
り、電磁リレー3がオンとなる瞬間に突入電流が生じな
いものとすることができる。
【0044】従って、第2の実施の形態とされるテレビ
ジョン受像機においても、突入電流抑止用抵抗が不要に
なるため、上記した第1の本実施の形態とされるテレビ
ジョン受像機と同様の効果が得られるものである。
【0045】次に、第3の実施の形態とされるテレビジ
ョン受像機について説明する。なお、この場合もテレビ
ジョン受像機の電源部は、ゼロ電圧検出部と補助電源部
の構成だけ異なることから、電源部全体の図示は省略
し、ゼロ電圧検出部12と補助電源部の構成についての
み説明する。
【0046】図6は第3の実施の形態とされるテレビジ
ョン受像機のゼロ電圧検出部と補助電源部の内部構成を
示した図である。この図6に示すように、補助電源部9
は、商用トランス41を備え構成され、商用電源1から
入力される商用交流電圧VAC1が商用トランス41を介
してブリッジ構成の整流ダイオード42に入力するよう
にしている。そして、整流ダイオード42の整流出力を
平滑コンデンサ43により平滑して動作電圧VCCを得る
ように構成されている。
【0047】この場合、ゼロ電圧検出部12は、商用ト
ランス41の二次側出力をコンパレータ44により比較
し、その比較結果であるコンパレータ出力電圧VOUTを
ゼロ電圧検出信号としてマイコン10に出力することに
なる。
【0048】このような第3の本実施の形態とされるテ
レビジョン受像機の電源部の動作を図7に示すタイミン
グチャートを参照しながら説明する。この場合、図7
(a)に示すような商用交流電圧VAC1が補助電源部9
に入力されることで、ゼロ電圧検出部12のコンパレー
タ44の入力端子(−),(+)には、補助電源部9の
商用トランス41から図7(b)に示すような電圧が入
力される。
【0049】この場合、コンパレータ44の出力電圧V
OUTは、図7(c)に示すような波形となり、マイコン
10には、このような波形のコンパレータ出力電圧VOU
Tがゼロ電圧検出信号として供給されることになる。従
って、マイコン10は、このコンパレータ出力電圧VOU
Tの立ち下がりエッジ、又は立ち上がりエッジから、商
用交流電圧VAC1の周期とゼロボルト近傍を予測するよ
うにしている。
【0050】以降は、これまでの説明と同様、例えば図
7(d)に示すように、リモコン受光部11からマイコ
ン10にパワーオン要求信号Ponが入力された時点T1
において、それ以降に商用交流電圧VAC1がゼロボルト
となる地点T2,T3の時刻を算出する。そして、この時
点T2までの時間(T2−T1)と、電磁リレー3のリレ
ー動作時間TRYとの関係から、時点T2において電磁リ
レー3をオンにするか、時点T3において電磁リレー3
をオンにするかどうか決定する。
【0051】そして、例えば時点T3において電磁リレ
ー3をオンする場合は、図7(e)に示されるように、
時点T3からリレー動作時間TRYを引いた時点TONにお
いて、リレードライブ信号SDを出力することになる。
【0052】従って、第3の実施の形態とされるテレビ
ジョン受像機においても、上記した第1の本実施の形態
とされるテレビジョン受像機と同様の効果が得られるも
のである。
【0053】ここで、これまで説明した第1〜第3の実
施の形態とされるテレビジョン受像機の動作を実現する
ためにマイコン10が実行する処理を図8に示すフロー
チャートを用いて説明しておく。先ず、マイコン10
は、ステップS101において、ゼロ電圧検出部12か
ら供給されるゼロ電圧検出信号に基づいて、商用電源1
の周期を測定する。そして続くステップS102におい
て、テレビジョン受像機の電源をオンするかどうかの判
別を行うようにされる。つまり、リモコン受光部11か
らパワーオン要求信号Ponが入力されたかどうかの判別
を行い、パワーオン要求信号Ponの入力がなければ、ス
テップS101の処理に戻るようにされる。そして、ス
テップS102において、リモコン受光部11からパワ
ーオン要求信号Ponが入力された時は、ステップS10
3に進むことになる。
【0054】ステップS103では、上記ステップS1
01において測定した商用電源1の周期と、ゼロ電圧検
出部12からのゼロ電圧検出信号により、商用交流電圧
VAC1がゼロ電圧レベルとなる時点T2,T3の時刻を算
出する。そして、続くステップS104において、パワ
ーオン要求信号Ponが入力された時点T1から時点T2に
到達するまでの到達時間(T2−T1)と、予め記憶され
ているリレー動作時間TRYとの比較を行い、到達時間
(T2−T1)がリレー動作時間TRYより長ければ、ステ
ップS105に進み、時点T2の予測時刻からリレー動
作時間TRYを減算して、リレードライブ信号SDを出力
する時点TONを得るようにしている。
【0055】一方、ステップS104において、パワー
オン要求信号Ponが入力された時点T1から時点T2に到
達するまでの到達時間(T2−T1)がリレー動作時間T
RY以下であれば、ステップS106に進み、時点T3の
時刻からリレー動作時間TRYを減算して、リレードライ
ブ信号SDを出力する時点TONを得ることになる。そし
て、ステップS107において、時点TONのタイミング
でリレードライブ信号SDを出力して処理を終えること
になる。このようにすれば、これまで説明した第1〜第
3の実施の形態とされるテレビジョン受像機の動作を実
現することができる。
【0056】なお、これまで説明した第1〜第3の実施
の形態とされるテレビジョン受像機では、マイコン10
がゼロ電圧検出部12からのゼロ電圧検出信号に基づい
て、商用電源1の周波数を測定しているのは以下のよう
な理由によるものとされる。日本国内における商用電源
1の周波数は50Hz/60Hzと異なり、また地域に
よっても差がある。このため、本実施の形態では、商用
交流電圧VAC1のゼロボルト近傍で電磁リレー3を導通
させるために、ゼロ電圧検出部12からのゼロ電圧検出
信号に基づいて、マイコン10により商用交流電圧VAC
1の周波数を測定するようにしている。
【0057】次に、本発明の第4の実施の形態とされる
テレビジョン受像機について説明する。図9は第4の実
施の形態とされるテレビジョン受像機の電源部の構成を
示した図である。なお、図1と同一部位には同一番号を
付し、詳細な説明は省略する。また、この例では補助電
源部9が商用トランスを備えて構成されていることを前
提にして説明する。
【0058】この図9に示すテレビジョン受像機の電源
部では、電磁リレー3を駆動するためのリレー駆動回路
13が設けられており、このリレー駆動回路13が電磁
リレー3の制御を行うようにしている。つまり、この場
合はマイコン10が電磁リレー3の制御を行わないもの
となっている。
【0059】リレー駆動回路13は、補助電源部9から
動作電圧VCCが与えられていると共に、補助電源部9に
備えられている商用トランスの2次側出力電圧VAC2が
入力されている。2次側出力電圧VAC2は、商用交流電
圧VAC1と位相が同じで、補助電源部9の商用トランス
の巻線比に応じた電圧レベルとされる。従って、リレー
駆動回路13は、この2次側出力電圧VAC2から商用交
流電圧VAC1の周期を測定するようにしている。そし
て、マイコン10からパワーオン要求信号Pon1が入力
された時は、測定した商用交流電圧VAC1の周期から得
られる所定タイミングでもって、電磁リレー3を制御す
るためのリレードライブ信号SDを出力するようにして
いる。
【0060】図10は上記図9に示したリレー駆動回路
13の内部構成を示した図である。この図10に示すよ
うにリレー駆動回路13は、補助電源部9から入力され
る2次側出力電圧VAC2がゼロクロストリガ発生部51
に入力される。ゼロクロストリガ発生部51は、例えば
コンパレータによって構成され、入力される2次側出力
電圧VAC2がゼロボルトを通過するタイミングでゼロク
ロストリガ信号S1を発生して出力する。
【0061】破線で囲って示した周波数−電圧変換部
(以下、「F−V変換部」という)52は、例えばオペ
アンプにより構成した単安定マルチバイブレータ回路5
3と、フィルタ54とからなり、ゼロクロストリガ発生
部51から供給されるゼロクロストリガ信号S1の周波
数を電圧に変換して出力する。すなわち、F−V変換部
52では、ゼロクロストリガ信号S1の周波数変化を電
圧レベル変化に変換して出力する。この時、二次側出力
電圧VAC2の周期は、商用交流電圧VAC1の周期と一致し
ていることから、F−V変換部52の出力信号は、商用
交流電圧VAC1の周波数に対応した電圧レベルとなる。
【0062】タイマー回路55は、ドライブ信号発生部
56から出力するリレードライブ信号SDの出力タイミ
ングを所定時間だけ遅延させるために設けられており、
ゼロクロストリガ発生部51からのゼロクロストリガ信
号S1と、F−V変換部52からの出力信号の電圧レベ
ルに応じたパルス幅の遅延パルス信号S2を生成してド
ライブ信号発生部56に出力する。ドライブ信号発生部
56は、マイコン10からパワーオン要求信号Pon1が
入力された時は、タイマー回路55から供給される遅延
パルス信号S2に応じて、リレードライブ信号SDを遅延
させて出力する。
【0063】ところで、商用交流電圧VAC1の周波数が
一定であれば、電磁リレー3のリレー動作時間TRYが既
知であることから、タイマー回路55においてゼロクロ
ストリガ信号S1の入力タイミングで、パルス幅の遅延
パルス信号S2を発生させる。従って、ドライブ信号発
生部56において、この遅延パルス信号S2に基づい
て、リレードライブ信号SDを発生すれば、商用交流電
圧VAC1がゼロボルトとなるタイミングで電磁リレー3
をオンすることが可能になる。
【0064】しかし、先にも説明したように、実際には
日本国内における商用電源1の周波数が50Hz/60
Hzと異なり、また地域によっても差があるため、タイ
マー回路55における遅延時間を一定にすると、つまり
タイマー回路55から出力する遅延パルス信号S2のパ
ルス幅を一定幅にすると、商用交流電圧VAC1のゼロボ
ルト近傍において電磁リレー3をオンすることができな
くなる。
【0065】そこで、第4の実施の形態とされるテレビ
ジョン受像機では、F−V変換部52で得られる商用電
源1の周期に対応した電圧レベルの出力信号を、タイマ
ー回路55に出力する。そしてタイマー回路55から商
用電源1の周期に応じたパルス幅の遅延パルス信号S2
をドライブ信号発生部56に出力することで、商用交流
電圧VAC1のゼロボルト近傍において電磁リレー3をオ
ンさせるようにしたものである。
【0066】以下、第4の実施の形態とされるテレビジ
ョン受像機の電源部の動作を図11に示すタイミングチ
ャートを参照しながら説明する。図11には、商用電源
の周波数が50Hzとされる時の各部の動作が(a)〜
(g)に示され、商用電源の周波数が60Hzとされる
時の各部の動作が(h)〜(n)に示されている。先
ず、商用電源1の周波数が50Hzの場合は、リレー駆
動回路13のゼロクロストリガ発生部51には、図11
(a)に示すような、商用トランスの2次側出力電圧V
AC2が入力される。これにより、ゼロクロストリガ発生
部51からは、図11(b)に示すようなゼロクロスト
リガ信号S1が出力される。
【0067】タイマー回路55は、図11(b)に示し
たゼロクロストリガ信号S1と、F−V変換部52から
供給される商用交流電圧VAC1の周期に応じた電圧レベ
ルの出力信号に基づいて、図11(c)に示すように、
商用交流電圧VAC1の周期から電磁リレー3のリレー動
作時間TRYを差し引いた期間Tt1のパルス幅を持った遅
延パルス信号S2を出力することになる。
【0068】ここで、例えばマイコン10からドライブ
信号発生部56に、図11(d)に示すようなタイミン
グでパワーオン要求信号Pon1が入力されたとする。す
ると、ドライブ信号発生部56は、タイマー回路55か
ら供給される遅延パルス信号S2(図11(c))の立
ち下がりエッジで、図11(e)に示すようなリレード
ライブ信号SDを出力する。つまり、ドライブ信号発生
部56は、パワーオン要求信号Pon1が入力されてから
時間TDだけ遅延したタイミングでリレードライブ信号
SDを出力することになる。これにより、電磁リレー3
のリレー接点3aは、図11(f)に示すように、商用
交流電圧VAC1がほぼゼロボルトとなるタイミングで商
用交流電圧VAC1が印加され、商用交流電圧ラインに
は、図11(g)に示すような入力電流IACが流れるこ
とになる。
【0069】一方、商用電源1の周波数が60Hzの場
合は、リレー駆動回路13のゼロクロストリガ発生部5
1には、図11(h)に示すような、商用トランスの2
次側出力電圧VAC2が入力される。これにより、ゼロク
ロストリガ発生部51からは、上記図11(b)に示し
たゼロクロストリガ信号S1に比べて周期が短い、図1
1(i)に示すようなゼロクロストリガ信号S1が出力
される。
【0070】この場合もタイマー回路55は、図11
(j)に示すように、商用交流電圧VAC1の周期から電
磁リレー3のリレー動作時間TRYを差し引いた期間Tt2
のパルス幅を持った遅延パルス信号S2を出力すること
になる。
【0071】従って、ドライブ信号発生部56に対し
て、図11(k)に示すようなタイミングでパワーオン
要求信号Pon1が入力されると、ドライブ信号発生部5
6は、遅延パルス信号S2の立ち下がりエッジで、図1
1(l)に示されているようなリレードライブ信号SD
を出力する。つまり、この場合もドライブ信号発生部5
6はパワーオン要求信号Pon1が入力されてから時間TD
だけ遅延したタイミングでリレードライブ信号SDを出
力することになる。
【0072】これにより、電磁リレー3のリレー接点3
aは、図11(m)に示すように、商用交流電圧VAC1
がほぼゼロボルトとなるタイミングで、出力電圧(商用
交流電圧VAC1)が印加され、商用交流電圧ラインに
は、図11(n)に示すような入力電流IACが流れるこ
とになる。
【0073】従って、このように構成した場合も、電磁
リレー3を商用交流電圧VAC1のゼロボルト近傍で導通
させることができるので、電磁リレー3に突入電流が流
れるのを抑止することが可能なる。これにより、従来、
突入電流を抑止するために設けるようにしていた突入電
流抑止用抵抗が不要になり、突入電流抑止用抵抗におけ
る電力損失がないものとなる。また、発熱部品である突
入電流抑止用抵抗が不要になることから、部品を密着さ
せて配置することが可能になり、それだけ機器の小型化
を図ることができる。さらに、定常時に、突入電流抑止
用抵抗で発生する電力損失を防止するための電磁リレー
も不要になるため、例えば電磁リレーの代わりに半導体
スイッチを用いることなく、機器の小型化を図ることが
可能になる。
【0074】なお、第4の実施の形態とされるテレビジ
ョン受像機では、補助電源部9が商用トランスを備えて
いることを前提に説明したが、必ずしも補助電源部9が
商用トランスを備えている必要はなく、リレー駆動回路
13に商用交流電圧VAC1のゼロクロスを検出用するた
めのトランスを設けるようにしても良い。
【0075】次に、本発明の第5の実施の形態とされる
テレビジョン受像機について説明する。図12は、第5
の実施の形態とされるテレビジョン受像機の電源部の構
成を示した図である。なお、図9と同一部位には同一番
号を付し、詳細な説明は省略する。またこの場合も補助
電源部9が商用トランスを備えて構成されていることを
前提に説明するが、補助電源部9は必ずしも商用トラン
スを備える必要はない。
【0076】この図12に示すテレビジョン受像機の電
源部も、リレー駆動回路13が設けられており、このリ
レー駆動回路13によって電磁リレー3の制御を行うよ
うにしている。そして、この場合は電磁リレー3の駆動
コイル3bに、リレー駆動回路13から駆動電圧を供給
するようにしている点が、上記図9に示したテレビジョ
ン受像機の電源部とは異なる構成となっている。
【0077】図13に、上記図12に示したリレー駆動
回路13の内部構成を示す。この図12に示すリレー駆
動回路13は、上記図10に示したリレー駆動回路13
が、F−V変換部52の出力をタイマー回路55に供給
していたのに対して、ドライブ電圧切換部57に供給す
るようにしている点が異なっている。
【0078】ドライブ電圧切換部57には、補助電源9
から動作電圧VCCが与えられており、F−V変換部52
から供給される出力信号の電圧レベルに応じて、動作電
圧VCCの電圧レベルを切り換えて電磁リレー3の駆動コ
イル3bに出力するようにしている。
【0079】つまり、図13に示すリレー駆動回路13
では、駆動コイル3bの駆動電圧を商用交流電圧VAC1
の周期に応じて切り換えることで、電磁リレー3のリレ
ー動作時間TRYを可変するようにしている。これは電磁
リレー3のリレー動作時間TRYは、一般に電磁リレー3
の駆動電圧が高いほど短くなる傾向にある。
【0080】そこで、第5の実施の形態では、商用交流
電圧VAC1の周期に応じて電磁リレー3の駆動コイル3
bに印加する駆動電圧を切り換えることで、リレー動作
時間TRYを可変して、商用交流電圧VAC1のゼロボルト
近傍において電磁リレー3をオンさせるようにしたもの
である。
【0081】上記した第5の実施の形態とされるテレビ
ジョン受像機の電源部の動作を図14に示すタイミング
チャートを参照しながら説明する。図14においては、
商用電源の周波数が50Hzとされる時の動作が(a)
〜(g)に示され、商用電源の周波数が60Hzとされ
る時の動作が(h)〜(n)に示されている。
【0082】商用電源1の周波数が50Hzの場合は、
リレー駆動回路13のゼロクロストリガ発生部51に
は、図14(a)に示すような、商用トランスの2次側
出力電圧VAC2が入力される。これにより、ゼロクロス
トリガ発生部51からは、図14(b)に示すようなゼ
ロクロストリガ信号S1が出力される。タイマー回路5
5は、ゼロクロストリガ発生部51から供給されるゼロ
クロストリガ信号S1に基づいて、図14(c)に示す
ようなパルス幅Ttを持った遅延パルス信号S2を出力す
る。
【0083】この場合、ドライブ電圧切換部57は、F
−V変換部52から供給される商用交流電圧VAC1の周
期に応じた電圧レベルの出力信号に基づいて、電磁リレ
ー3の駆動コイル3bに所定レベルの駆動電圧VCC1を
出力して、遅延パルス信号S2の立ち下がりエッジから
商用交流電圧VAC1がゼロボルトとなるまでの時間と、
電磁リレー3のリレー動作時間TRYを一致させるように
している。
【0084】従って、例えばドライブ信号発生部56
は、図14(d)に示すようなタイミングでパワーオン
要求信号Pon1が入力された時は、図14(c)に示し
た遅延パルス信号S2の立ち下がりエッジで、リレード
ライブ信号SDを出力すれば、電磁リレー3のリレー接
点3aが、商用交流電圧VAC1がほぼゼロボルトとなる
タイミングで導通することになる。これにより、電磁リ
レー3のリレー接点3aに、図14(f)に示すような
商用交流電圧が発生し、図14(g)に示すような入力
電流IACが流れることになる。
【0085】一方、商用電源1の周波数が60Hzの場
合は、リレー駆動回路13のゼロクロストリガ発生部5
1には、図14(h)に示すような、商用トランスの2
次側出力電圧VAC2が入力される。これにより、ゼロク
ロストリガ発生部51からは、図14(i)に示すよう
なゼロクロストリガ信号S1が出力され、タイマー回路
55からは、図14(j)に示すような遅延パルス信号
S2を出力する。
【0086】この場合は、商用交流電圧VAC1の周期が
上記した50Hzの場合に比べて短く、商用交流電圧V
AC1の周期(60Hz)に対応したものとなる。従っ
て、ドライブ電圧切換部57は、図14(l)に示すよ
うに駆動コイル3bに供給する駆動電圧をVCC1より高
い、所定の駆動電圧VCC2に切り換えるようにしてい
る。このようにすれば、電磁リレー3のリレー動作時間
TRYが短くなり、遅延パルス信号S2の立ち下がりエッ
ジから商用交流電圧VAC1がゼロボルトとなるまでの時
間と、電磁リレー3のリレー動作時間TRYとが一致する
ことになる。
【0087】従って、ドライブ信号発生部56は、図1
4(k)に示すようなタイミングでパワーオン要求信号
Pon1が入力された時は、図14(l)に示した遅延パ
ルス信号S2の立ち下がりエッジで、リレードライブ信
号SDを出力することになり、電磁リレー3のリレー接
点3aが、商用交流電圧VAC1がほぼゼロボルトとなる
タイミングで導通することになる。
【0088】これにより、電磁リレー3のリレー接点3
aに、図14(m)に示すような商用交流電圧VAC1が
発生し、図14(n)に示すような入力電流IACが流れ
ることになる。
【0089】従って、このように構成した場合も、電磁
リレー3を商用交流電圧VAC1のゼロボルト近傍で導通
させることができる。つまり、電磁リレー3に突入電流
が流れるのを抑止することができるので、従来、突入電
流を抑止するために、商用交流電圧ラインに挿入してい
た突入電流抑止用抵抗が不要になり、突入電流抑止用抵
抗における電力損失がないものとなる。また、発熱部品
である突入電流抑止用抵抗が不要になることから、部品
を密着させて配置することが可能になり、それだけ機器
の小型化を図ることができる。さらに、定常時に、突入
電流抑止用抵抗で発生する電力損失を防止するための電
磁リレーも不要になるため、例えば電磁リレーの代わり
に半導体スイッチを用いることなく、機器の小型化が図
られるものである。
【0090】なお、これまで説明した本実施の形態で
は、本発明の電子機器としてテレビジョン受像機を例に
挙げて説明したが、これはあくまでも一例であり、本発
明としては、商用電圧を入力電圧として動作する各種電
子機器であれば適用できるのは言うまでもない。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のリレー駆
動装置によれば、リレースイッチが商用交流電圧のほぼ
ゼロ電圧レベルにおいてオンとなるように制御すること
が可能になるため、従来、突入電流を抑止するために、
商用交流電圧ラインに挿入していた突入電流抑止用抵抗
が不要になるため、突入電流抑止用抵抗における電力損
失を削減することができる。また、発熱部品である突入
電流抑止用抵抗を削除することができるため、部品を密
着させて配置することが可能になり、それだけ機器の小
型化を図ることができる。さらに、定常時に突入電流抑
止用抵抗で発生する電力損失を防止するための電磁リレ
ーも不要になるため、機器のさらなる小型化、及び低コ
スト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態とされるテレビジョ
ン受像機の電源部の構成を示した図である。
【図2】図1に示したゼロ電圧検出部の内部構成を示し
た図である。
【図3】図1に示したテレビジョン受像機の電源部の動
作説明図である。
【図4】第2の実施の形態としてのゼロ電圧検出部の内
部構成を示した図である。
【図5】図4に示したテレビジョン受像機の電源部の動
作説明図である。
【図6】第3の実施の形態としてのゼロ電圧検出部の内
部構成を示した図である。
【図7】図6に示したテレビジョン受像機の電源部の動
作説明図である。
【図8】第1〜第3の実施の形態とされるテレビジョン
受像機の動作を実現するためにマイコンが実行する処理
を示したフローチャートである。
【図9】第4の実施の形態とされるテレビジョン受像機
の電源部の構成を示した図である。
【図10】図9に示したリレー駆動回路の内部構成を示
した図である。
【図11】図9に示したテレビジョン受像機の電源部の
動作説明図である。
【図12】第5の実施の形態とされるテレビジョン受像
機の電源部の構成を示した図である。
【図13】第5の実施の形態としてのリレー駆動回路の
内部構成を示した図である。
【図14】図12に示したテレビジョン受像機の電源部
の動作説明図である。
【図15】従来のテレビジョン受像機の電源部の構成を
示した図である。
【図16】入力電圧と突入電流の関係を示した図であ
る。
【図17】従来のテレビジョン受像機の他の電源部の構
成を示した図である。
【図18】従来のテレビジョン受像機のさらに他の電源
部の構成を示した図である。
【符号の説明】
1 商用電源、2 ヒューズ、3a リレー接点、3b
駆動コイル、3 電磁リレー、4 主電源部、5 主
回路部、6 スイッチ素子、7 電流制限抵抗、8 バ
イアス抵抗、8 22 抵抗、9 補助電源部、10
マイコン、11リモコン受光部、12 ゼロ電圧検出
部、13 リレー駆動回路、21 3242 整流ダイ
オード、23 フォトカプラ、24 コレクタ抵抗、2
5 フォトダイオード、26 フォトトランジスタ、3
1 トランス、33 44 コンパレータ、34 基準
電源、41 商用トランス、43 平滑コンデンサ、5
1 ゼロクロストリガ発生部、52 F−V変換部、5
3 単安定マルチバイブレータ、54 フィルタ、55
タイマー、56 ドライブ信号発生部、57ドライブ
電圧変換部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G05F 1/10 304 G05F 1/10 304M Fターム(参考) 5C026 EA07 5G004 AA01 AB02 DC06 DC14 5G057 AA15 BB04 BD02 KK23 RR03 5H410 BB04 CC03 EA10 EB01 EB25 EB38 FF03 FF22 HH01 KK01 LL07 LL18

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用交流電源からの商用交流電圧を入力
    電圧として主回路ブロックに対して動作電圧を供給する
    主電源部と、 上記商用交流電圧を入力電圧として所定回路ブロックに
    対して動作電圧を供給する補助電源部と、 上記商用交流電源と主電源部との間に挿入され、上記主
    電源部への上記商用交流電圧の供給をオン/オフするリ
    レースイッチと、 上記リレースイッチを駆動するリレー駆動手段と、 上記商用交流電圧のゼロ電圧を検出するゼロ電圧検出手
    段と、 上記ゼロ電圧検出手段により上記商用交流電圧の周期を
    検出したうえで、上記リレースイッチのパワーオン要求
    信号が入力された時に、上記商用交流電圧の周期から、
    上記商用交流電圧が新たにゼロ電圧となるまでの時間を
    算出し、その算出時間と、上記リレースイッチがオフか
    らオンとなるまでに要するリレー動作時間とから得られ
    る所定のタイミングでもって、上記リレー駆動手段に対
    してリレードライブ信号を出力するリレー駆動制御手段
    と、 を備えていることを特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 上記ゼロ電圧検出手段は、 上記商用交流電圧を整流して出力する整流回路と、 上記整流回路の整流出力に応じてオン/オフ動作するフ
    ォトカプラと、 から構成されることを特徴とする請求項1に記載の電子
    機器。
  3. 【請求項3】 上記ゼロ電圧検出手段は、 トランスと、 上記トランスの二次側出力を整流して出力する整流回路
    と、 上記整流回路から出力される整流電圧と、所定レベルの
    基準電圧とを比較して、その比較結果を出力するコンパ
    レータと、 から構成されることを特徴とする請求項1に記載の電子
    機器。
  4. 【請求項4】 上記補助電源部を商用トランスにより構
    成したうえで、 上記ゼロ電圧検出手段は、 上記商用トランスの二次側出力を比較して、その比較結
    果を出力するコンパレータによって構成されることを特
    徴とする請求項1に記載の電子機器。
  5. 【請求項5】 商用交流電源からの商用交流電圧を入力
    電圧として主回路ブロックに対して動作電圧を供給する
    主電源部と、 上記商用交流電圧を入力電圧として所定回路ブロックに
    対して動作電圧を供給する補助電源部と、 上記商用交流電源と主電源部との間に挿入され、上記主
    電源部への上記商用交流電圧の供給をオン/オフするリ
    レースイッチと、 上記リレースイッチを駆動するリレー駆動手段と、 上記商用交流電圧のゼロクロス点を検出するゼロクロス
    検出手段と、 上記ゼロクロス検出手段の検出出力に基づいて、上記商
    用交流電圧の周波数を電圧に変換して出力する周波数/
    電圧変換手段と、 上記ゼロクロス検出手段の検出出力に応じたタイミング
    で、上記周波数/電圧変換手段から出力される出力信号
    の電圧レベルに応じたパルス幅のパルス信号を生成する
    パルス信号生成手段と、 上記リレースイッチのパワーオン要求信号が入力された
    時に、上記パルス信号の所定タイミングで、上記リレー
    駆動手段に対してリレードライブ信号を出力するリレー
    駆動制御手段と、 を備えていることを特徴とする電子機器。
  6. 【請求項6】 商用交流電源からの商用交流電圧を入力
    電圧として主回路ブロックに対して動作電圧を供給する
    主電源部と、 上記商用交流電圧を入力電圧として所定回路ブロックに
    対して動作電圧を供給する補助電源部と、 上記商用交流電源と主電源部との間に挿入され、上記主
    電源部への上記商用交流電圧の供給をオン/オフするリ
    レースイッチと、 上記リレースイッチを駆動するリレー駆動手段と、 上記商用交流電圧のゼロクロス点を検出するゼロクロス
    検出手段と、 上記ゼロクロス検出手段の検出出力に基づいて、上記商
    用交流電圧の周波数を電圧に変換して出力する周波数/
    電圧変換手段と、 上記周波数/電圧変換手段から得られる電圧レベルに応
    じて、上記リレースイッチに供給するドライブ電圧を所
    定レベルに切り換えて出力するドライブ電圧切換手段
    と、 上記ゼロクロス検出手段の検出出力に応じたタイミング
    で所定幅とされるパルス信号を生成するパルス信号生成
    手段と、 上記リレースイッチのパワーオン要求信号が入力された
    時に、上記パルス信号の所定タイミングで、上記リレー
    駆動手段に対してリレードライブ信号を出力するリレー
    駆動制御手段と、 を備えていることを特徴とする電子機器。
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