JP2002328971A - 施工物件のデータ管理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】土木や建築工事の工程は複雑で工事協力業者等
の連携作業が重要であり複数の現場が同時進行すると各
工事進捗状況等の情報の連絡遅れが工事の進行に大きな
障害となり、次工程工事担当者は常に前工程の工事担当
者に電話又はファクシミリで確認するか又は直接現場へ
出向いて工事の進捗度を確認する必要があった。施主に
とっても自分の家の工事進行状況は気になるものである
が、同様に工事施工・管理業者に電話するか直接工事現
場に足を運ぶ必要があった。 【解決手段】建築されるビルや住宅、又は、造成される
土地等の施工物件、該各物件の工期、該物件において施
工される複数の工事種別、該工事種別の工事進捗状況等
の施工要素メニューのデータを管理する施工物件のデー
タ管理システムであって、前記各メニューが、通信網を
介して閲覧できるインターネット上のウエブページに公
開されてなることを特徴とする施工物件のデータ管理シ
ステムを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】 本発明は、建築されるビル
や住宅、及び、造成される土地等の物件、該各物件の工
期、該物件において施工される複数の工事種別、該工事
種別の工事進捗状況の各メニューを通信網を介して閲覧
できるインターネット上のウエブページに公開する施工
物件のデータ管理システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】 一般の新規住宅建設の場合は、施主と
工事施工・管理業者の契約時の打ち合わせに基づき基礎
工事から竣工・引き渡し迄の基本工程表が作成され、こ
の工程表に従って工事は実施される。工事施工・管理業
者はさらに、工事に関与する協力業者を含めた工事別工
程表、労務・材料・機械・電力などを手配及び使用する
ための手配管理工程表などを作成し、遅滞なく工事が進
行するようにしている。しかし、土木や建築工事等の工
程は複雑で、施工に関与する協力業者や職人の連携作業
が重要であり、また、数多くの現場が同時に進行する
と、職人の手配や、各工事協力業者への連絡の遅れが工
事の進行に対して大きな障害となる。そのため、次工程
担当の工事担当者は、常に前工程の工事担当者に電話又
はファクシミリで確認するか、又は直接現場へ出向いて
工事の進捗度を確認する必要があった。さらに、施主に
とっても、自分の家の工事進行状況は気になるものであ
るが、前記同様に、工事施工・管理業者に電話するか、
直接工事現場に足を運ぶ必要があった。一方、ゼネコン
等大規模の建設業者は、本社等に建設工事の工程及び部
材の管理情報を持つデータを管理するデータ管理サーバ
と、作業所の各担当部や部材の管理部門にそれぞれ複数
のパソコン等端末装置を配設し、これらを通信網で結び
建設部材の集中管理システムを構築して、工程や部材の
搬入、製作図承認、部材製作の進捗状況に関する最新情
報が関係者間で共用できるようにしている。

【０００３】したがって前者の場合は、関係者に必ずし
も現状工程の的確な最新情報が伝達されないため、前工
程の遅れが次工程のさらなる遅れとなって現れる。後者
の大規模の建設業者の場合は、最新情報の共有化は図ら
れるが集中管理システム構築のための莫大な費用と労力
が必要となる。また、施主にとっては、いずれの場合も
工事施工・管理業者に直接電話で問い合わせるか、ファ
クシミリで工程表を送ってもらい確認するか手段は限ら
れている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】 このような現状に鑑
み、工事施工・管理業者がその担当する複数の工事の工
程進捗状況等の情報を表示するウエブページをインター
ネット上に開設し、通信網を介して不特定多数のインタ
ーネット対応デジタル方式携帯電話機、又は、パソコン
等によって前記ウエブページにアクセスできる施工物件
のデータ管理システムを提供する。

【０００５】

【課題を解決するための手段】 本発明者は、上記に鑑
み鋭意研究の結果、次の手段によりこの課題を解決し
た。 （１）建築されるビルや住宅、又は、造成される土地等
の施工物件、該各物件の工期、該物件において施工され
る複数の工事種別、該工事種別の工事進捗状況等の施工
要素メニューのデータを管理する施工物件のデータ管理
システムであって、前記各メニューが、通信網を介して
閲覧できるインターネット上のウエブページに公開され
てなることを特徴とする施工物件のデータ管理システム
で、前記ウエブページにアクセスできるデジタル方式携
帯電話機等の保持者は、パソコンが無くても、いつで
も、どこからでもウエブページにアクセスすることがで
きる。

【０００６】（２）前記ウエブページを管理するサーバ
が備えられ、該サーバは、前記施工要素メニューのデー
タの設定又は変更と、各物件を担当する工事施工・管理
業者又はその関連業者に付与される共通のパスワードの
設定又は変更とが実施できると共に、工事施工・管理業
者又はその関連業者が、前記パスワードによって、工事
進捗状況のデータを変更できるので、他の工事関係者も
リアルタイムに工程の進捗状況を把握でき、かつ次工程
の工事関係者が自己の作業手順に対し容易に対処可能に
なる。また、一般施主に対しても的確な情報を提供でき
る。

【０００７】（３）前記施工要素メニューが、文字、数
字、記号、図形、画像又は音声から選択されるいずれか
一つのデータ、又は２つ以上のデータの組み合わせで表
示又は報知できるので、携帯電話機等の限られた液晶表
示画面上でも効果的に情報を伝えることができる。ここ
で、施工要素とは、建築されるビルや住宅、又は、造成
される土地等の施工物件名、施主名、施工物件の住所、
該各物件の工期、該物件において施工される複数の工事
種別、該工事種別の工事進捗状況又は工期等メニューの
更新期日を示す。

【０００８】

【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施の形態を実
施例図に基づいて説明する。図１は、本発明実施例のイ
ンターネット対応デジタル方式携帯電話機利用による施
工物件のデータ管理システム概要図。図２は、同実施例
のインターネット対応デジタル方式携帯電話機によるウ
エブページ検索画面例図。図３は、同実施例のインター
ネット対応デジタル方式携帯電話機の変更用アドレスを
利用したウエブページの変更画面例図。図４は、同実施
例の工事施工・管理業者のデータ管理サーバによる新規
物件の登録・変更画面例図。図において、１は工事施工
・管理業者、２はデータ管理サーバ、３はインターネッ
ト、４はインターネットプロバイダー、５はウエブペー
ジ、６は施主、７は工事協力業者、８は工事現場責任
者、９ａ〜９ｃはデジタル方式携帯電話機、１０ａ，１
０ｂはパソコン、１１，１２，１３，１４は画面、１５
は進捗状況の入力欄、１６は進捗状況数値、１６’は進
捗状況グラフ、１７，１８，２１，２２，２３は画面、
１９はログオン用パスワード、２４，２５，２６，２
７，２７’，２８，２９，３０，３１，３２，３３は画
面、３４は変更用パスワード、である。

【０００９】図１において、例えば、インターネットプ
ロバイダー４を介して工事施工・管理業者１のデータ管
理サーバ２（データ量によってはパソコンでもよい）に
よって作成されたウエブページ５に対し、それぞれ複数
の施主６、工事協力業者７及び各工事現場責任者８のそ
れぞれが保持するインターネット対応デジタル方式携帯
電話機９ａ〜９ｃ（自宅・会社であればパソコン１０で
も良い）によってインターネット３を介して前記ウエブ
ページ５にアクセスすることができる。ここで、施主６
はウエブページ５の閲覧しかできないが、工事協力業者
７、各工事現場責任者８はインターネット対応デジタル
方式携帯電話機９ｂ，９ｃ又はパソコン１０ｂによって
ウエブページ５の閲覧及び必要があればログオン用パス
ワード１９を入力することによって工事の進捗状況に応
じたウエブページ５上の数字、記号又は図形等を変更す
ることができる。

【００１０】前記データ管理サーバ２は、変更用アドレ
スの他、管理用アドレス、閲覧用アドレスを有し、デー
タ管理サーバ２のみが有するパスワードや工事種別を変
更するための変更用パスワード３３と、工事施工・管理
業者１、工事協力業者７及び工事現場責任者８が共有す
るログオン用パスワード１９とを有している。管理用ア
ドレスでは、ログオン用パスワード１９によって、物件
の設定又は変更、工事進捗状況の設定又は変更が行われ
る。但し、工事種別の設定又は変更、ログオン用パスワ
ード１９の設定又は変更は、変更用パスワード３３の入
力によって行える。この変更用パスワード３３は、セキ
ュリティ重視のため、限られた者のみ付与されている。
また、工事協力業者７及び工事現場責任者８は、工事施
工・管理業者１と共通のログオン用パスワード１９を有
しているが、管理用アドレスは知らないため、工事進捗
状況の数値の変更のみが行えるようになっている。変更
用アドレスでは、工事協力業者７及び工事現場責任者８
が、ログオン用パスワード１９によって、業者が担当す
る工事の進捗度を数値入力により変更を行う。閲覧用ア
ドレスでは、ログオン用パスワード１９はなく、通信網
を介して誰もが閲覧できるようになっている。但し、数
値入力された工事進捗状況はグラフ化されて画面表示さ
れる。

【００１１】ログオン用パスワード１９は、工事協力業
者７及び工事現場責任者８が、工事を担当する一定期間
だけ通用するもので、期間内であれば、データ管理サー
バ２側で定期的に変更する、あるいは、期間超過すれば
その時点で変更し、不正アクセスの防止を図っている。
工事種別は、データ管理サーバ２において、例えば、４
文字で表現される２０項目の工事名が、あらかじめ入力
設定されており、データ管理サーバ２で変更できる。但
し、２０項目を超える工事名の追加はできず、削除のみ
となる（削除した場合の追加は可能）。また、携帯電話
の画面では、１０項目の工事名が表示される。残りの１
０項目の工事名は、次のページに新たに表示される。但
し、パソコン画面では、２０項目全て表示される。工事
進捗状況の変更においては、工事協力業者７及び工事現
場責任者８が、工事の進捗状況に応じて数値を手動入力
する。数値は、例えば、５段階表示で、先行している工
事の数値が大きく表示される。１は初期、５は終了を意
味し、全ての工事種別が５に表示されれば、物件の工事
が完了したことを意味し、工事協力業者７及び工事現場
責任者８は、物件の工事が完了したことを工事施工・管
理業者１に通知し、工事施工・管理業者１は、その物件
を確認した後、削除する。

【００１２】図２において、インターネット対応デジタ
ル方式携帯電話機９ａ〜９ｃによって工事施工・管理業
者１のウエブページ５のアドレスを入力してウエブペー
ジ５の各メニューを閲覧している画面１１〜１４を示
す。例えば、個人住宅を建設中の「有富邸」の建築工事
の進捗状況を検索する場合は、画面１１でまず「一般」
を選択し、続いて画面１２で「ア行」を、画面１３で
「有富邸」を選択すれば、有富邸の工事進捗状況を現す
画面１４が表示される。画面１４で、各工事の進捗状況
は、例えば５段階の数値を棒グラフで表すようにしてお
けば、その進捗状況グラフ１６’を見ることで工事の進
捗状況を把握することができる。さらに、各工事の進捗
状況等は、数字の他、文字、記号、図形、画像のいずれ
か又はその組み合わせで表示でき、また、音声で知らせ
るようにしてもよく、画面１４で、「画像」を選択すれ
ばデジタルカメラ、ビデオカメラ等で撮像された建築中
の住宅の画像を見ることも可能で、よりリアルに進行状
況を把握する事もできる。他の工事現場を閲覧する場合
は、画面１４の「戻る」位置を、例えば電話機操作面に
あるマルチガイドボタン等を操作して画面１２〜１４を
順次選択し前記同様に検索すればよい。

【００１３】図３において、インターネット対応デジタ
ル方式携帯電話機９によって工事施工・管理業者１のウ
エブページ５のアドレスを入力してウエブページ５の各
メニューを閲覧している画面１７、１８、２１〜２３を
示す。施工を担当する工事協力業者７及び各工事現場責
任者８でログオン用パスワード１９を有する者は、デジ
タル方式携帯電話機９ｂ，９ｃ又はパソコン１０ｂによ
りインターネット３を介して前記ウエブページ５にアク
セスし、デジタル方式携帯電話機９ｂ，９ｃ等の変更用
アドレスを利用しログオン用パスワード１９を入力する
ことにより担当する複数の工事の工程進捗状況、例え
ば、進捗状況の入力欄１５の進捗状況数値１６の５段階
表示の数値１〜５の変更ができる。又は、前記閲覧画面
のように棒グラフで進捗度を表示している場合は、例え
ば５段階表示の数値を入力することにより棒グラフの進
捗度を変更することができる。同時に、更新年月日の日
付も自動的に改訂される。

【００１４】その手順としては、デジタル方式携帯電話
機９ａ，９ｂ，９ｃの、例えば、インターネットへアク
セスするボタンを押して液晶表示画面に表示された「メ
ニュー」を選択してメニューリストからウエブページ５
を選択すると、パスワード入力画面１８が表示され、ロ
グオン用パスワード１９を入力するとウエブページ５の
メンテナンス用画面１７が表示される。そこで、前記マ
ルチガイドボタン等を操作して「一般物件」「ビル物件
等」のいずれかを選択（図３では「一般物件」を選択）
し、「＊」釦又はマルチガイドボタンの「決定」に相当
する釦を選択すると画面２１に変わり、画面２１で「ア
行」を選択し、続いて画面２２で「有富邸」をそれぞれ
前記同様「＊」釦等で選択すると「有富邸」の工事種別
ごとの進捗状況数値１６が表示された画面２３となる。
画面２３で、工事の進捗状況により進捗状況の入力欄１
５の進捗状況数値１６の変更を要する場合は、マルチガ
イドボタン等を操作して前記進捗状況の入力欄１５の該
当位置を選択し、適切な数値に変更し「＊」釦等で「決
定」を選択すれば、ウエブページ５の進捗状況数値１６
（又は棒グラフの進捗度）も改訂されると同時に画面２
１に戻る。インターネット対応デジタル方式携帯電話機
で、デジタルカメラ、ビデオカメラ等のデジタル信号を
取り込める機能付きの場合は、画面２３で「画像」を選
択し、取り込んだ前記ビデオカメラ等の撮像画像をウエ
ブページ５上に登録することができる。画面１８おい
て、ログオン用パスワード１９の入力ミスがあれば拒否
され先の画面に進むことは出来ない。また、画面２３で
進捗状況数値１６の変更を必要としない場合は「＃」釦
等で「戻る」を選択すれば画面２１に戻る。

【００１５】工事協力業者７あるいは図示しない工事現
場事務所にパソコン１０ｂが配設されている場合は、そ
のパソコン１０ｂからウエブページ５にアクセスして、
ログオン用パスワード１９を入力して前記同様に進捗状
況数値１６を改訂することも可能である。また、パソコ
ン１０ｂに接続された図示しないプリンタにより、一覧
表等表示された画面を印刷することができる。物件の一
覧表をプリンタによって印刷すれば、工事協力業者７及
び工事現場責任者８が、一つの現場で複数の物件を担当
する場合、複数の現場を担当する場合、いずれの場合
も、各物件の状況を把握しやすく、工期に対しての計画
の見直し、資材調達の調整など、状況に応じて迅速に対
処できると共に、物件の一覧表を見ながら遠隔の場所か
ら携帯電話で現場に指示できる。

【００１６】図４において、工事施工・管理業者１のデ
ータ管理サーバ（又はパソコン）２によるウエブページ
５の新規物件の登録・変更等を行う場合の画面例を画面
２４〜３２に示す。データ管理サーバ２の入力端末から
「ログオン」画面２５で、ログオン用パスワード１９を
入力後、ウエブページ５にアクセスしてメインメニュー
画面２４を選択表示し、画面２４に表示された「物件管
理」、「パスワード変更」、「工事種別変更」「物件一
覧表」等の項目のいずれかを選択することにより新規登
録、変更等を行うことができる。

【００１７】画面２４で「一般物件管理」、「ビル物件
管理」の、例えば、「一般物件管理」を選択すれば、画
面２６「５０音一覧」、画面２７「物件一覧」、画面２
８「物件詳細情報」を順次表示し、特定物件を選択して
その進捗状況数値の変更、完成物件の削除等を行うこと
ができる。例えば、物件を新規に設定する場合、画面２
７に表示されている「新規」をクリックすれば、画面２
９「新規登録」が表示され、登録される施主の名前（例
えば、小川）、工期をそれぞれ手動入力するようになっ
ており、入力が終了すれば、データの更新日が自動入力
される。なお、工事種別の進捗状況は、工事が行われて
いないので、空白になっている。この操作が終了し、
「ＯＫ」をクリックすれば、次の画面２７’に移行し、
新規登録した施主名を含め施主の名前が一覧表示され
る。但し、携帯電話の場合、画面が小さいため、表示さ
れる範囲が、例えば、ア行の１０人分と限定される。１
０件を超える場合は、画面にページ数（例えば、２又は
３）の選択ボタンが表示され、その選択ボタンをクリッ
クすれば所望のページ数の画面が表示される。なお、画
面２８，２９で作成された物件情報は、それぞれ携帯電
話機表示用、又は、パソコン表示用のフォーマットに自
動設定されている。

【００１８】画面２４で、「工事種別変更」の図示して
いない一般又はビルのいずれかを選択し、画面３３にお
いて、変更用パスワード３４を入力した後、画面３０
「工事種別変更」が表示され、工事種別名の表示変更を
行うことができる。

【００１９】画面２４で「パスワード変更」する場合
は、画面３３で変更用パスワード３４を入力した後、表
示された画面３１上で、画面に従って新しいログオン用
パスワード１９の数字を入力し、「ＯＫ]を選択すれば
「新しいログオン用パスワード」を登録できる。ログオ
ン用パスワード１９は、上述したように関係者以外の不
正アクセス防止のため、定期的に変更しセキュリティ管
理を行う。

【００２０】画面２４で「物件一覧表」を選択すれば、
画面３２が表示され、アイウエオ順に並べ替えられた全
ての物件の現場名、工期、各工事種別と数値入力された
その進捗状況が表示される。

【００２１】また、データ管理サーバ（又はパソコン）
２に接続された図示しないプリンタで一覧表等表示され
た画面を印刷することができる。

【００２２】本実施例では、土木や建築工事の工程管理
システムについて記述したが、工程管理が必要な他の事
業でも容易に適用できることは自明である。

【００２３】

【発明の効果】 本願発明によれば、次のような効果が
発揮される。 １．本願発明の請求項１の発明によれば、インターネッ
ト対応デジタル方式携帯電話機の保持者は、インターネ
ット上に開設されたウエブページを閲覧することで、土
木や建築工事等の工程進捗状況の情報を、工事協力業者
のみならず施主であっても、パソコンを持ち歩くことな
く、いつでも、どこからでも知ることができ、従来のよ
うに工事施工・管理業者等に電話／ファクシミリ等で問
い合わせたり、わざわざ現地へ赴いたりする必要がな
い。また、データ量に応じたパケット通信料金のため一
操作あたりの料金が通常電話料金より安価で利用でき
る。

【００２４】２．本願発明の請求項２の発明によれば、
工事施工・管理業者又はその関連業者が、ログオン用パ
スワードを入力することにより、工事現場からその時点
における工事の進捗状況に基づいてウエブページ上の進
捗状況数値等を変更できるので、他の工事関係者もリア
ルタイムに工程の進捗状況を把握でき、かつ次工程の工
事関係者が自己の作業手順に対し容易に対処可能にな
る。また、パソコン及びプリンタがあれば、物件の一覧
表や各物件の進捗状況等を印刷する事ができるので、各
物件の状況を把握しやすく、工期・工事計画の見直し、
資材調達の調整など、状況に応じて迅速に対応可能にな
る。

【００２５】さらに、データ管理サーバによりログオン
用パスワード設定、管理及び工事種別、工事名、工期及
び更新年月日、それぞれの工程進捗状況を入力したウエ
ブページを開設できるので、一般施主、工事施工・管理
業者及びその関連業者に対し的確な情報を提供でき、誰
でも、いつでも、どこからでもインターネット対応デジ
タル方式携帯電話機からウエブページにアクセスして、
工事の進捗状況等の情報の閲覧ができ、便利であると同
時に、公開されたウエブページであるため、物件の宣伝
効果になるだけではなく、工事施工・管理業者及びその
関連業者の宣伝も掲載すれば宣伝効果はさらに期待でき
る。

【００２６】３．本願発明の請求項３の発明によれば、
前記施工要素メニューが、文字、数字、記号、図形、画
像又は音声から選択されるいずれか一つのデータ、又は
２つ以上のデータの組み合わせで表示又は報知できるの
で、携帯電話機等の限られた液晶表示画面上でも効果的
に情報を伝えることができる。さらに、音声の解説を付
して静止画像、動画像などを配信すれば、よりリアルな
情報として伝えることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明実施例のインターネット対応デジタル方
式携帯電話機利用工程管理システム概要図。

【図２】同実施例のインターネット対応デジタル方式携
帯電話機によるウエブページ検索画面例図。

【図３】同実施例のインターネット対応デジタル方式携
帯電話機の変更用アドレスを利用したウエブページの変
更画面例図。

【図４】同実施例の工事施工・管理業者のデータ管理サ
ーバによる新規物件の登録・変更画面例図。

【符号の説明】

１：工事施工・管理業者 ２：データ管理
サーバ ３：インターネット ４：インターネ
ットプロバイダー ５：ウエブページ ６：施主 ７：工事協力業者 ８：工事現場責
任者 ９ａ〜９ｃ：デジタル方式携帯電話機 １０ａ，１０
ｂ：パソコン １１，１２，１３，１４：画面 １５：進捗状況
の入力欄 １６：進捗状況数値 １６’：進捗状
況グラフ １７，１８，２１，２２，２３：画面 １９：ログオン
用パスワード ２４〜３３：画面 ３４：変更用パ
スワード

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 建築されるビルや住宅、又は、造成され
   る土地等の施工物件、該各物件の工期、該物件において
   施工される複数の工事種別、該工事種別の工事進捗状況
   等の施工要素メニューのデータを管理する施工物件のデ
   ータ管理システムであって、前記各メニューが、通信網
   を介して閲覧できるインターネット上のウエブページに
   公開されてなることを特徴とする施工物件のデータ管理
   システム。
2. 【請求項２】 前記ウエブページを管理するサーバが備
   えられ、該サーバは、前記施工要素メニューのデータの
   設定又は変更と、各物件を担当する工事施工・管理業者
   又はその関連業者に付与される共通のパスワードの設定
   又は変更とが実施できると共に、工事施工・管理業者又
   はその関連業者が、前記パスワードによって、工事進捗
   状況のデータを変更できるように構成されてなることを
   特徴とする請求項１に記載の施工物件のデータ管理シス
   テム。
3. 【請求項３】 前記施工要素メニューが、文字、数字、
   記号、図形、画像又は音声から選択されるいずれか一つ
   のデータ、又は２つ以上のデータの組み合わせで表示又
   は報知されてなることを特徴とする請求項１又は２に記
   載の施工物件のデータ管理システム。