JP2002321153A - 金属部材の滑面処理方法及びこれに用いる滑面処理具 - Google Patents
金属部材の滑面処理方法及びこれに用いる滑面処理具Info
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- JP2002321153A JP2002321153A JP2001127409A JP2001127409A JP2002321153A JP 2002321153 A JP2002321153 A JP 2002321153A JP 2001127409 A JP2001127409 A JP 2001127409A JP 2001127409 A JP2001127409 A JP 2001127409A JP 2002321153 A JP2002321153 A JP 2002321153A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】研磨機を不用とし、既存の切削機を利用して金
属部材の切削面を研磨したのと同等以上にその表面の滑
面処理を行うことのできる金属部材の滑面処理方法及び
これに用いる滑面処理具を提供する。 【解決手段】切削機50によって金属部材1を切削した
後、切削された金属部材1aを保持させながら、その切
削面の表面に形成された凹凸部11に、滑らかな先端部
3を有した滑面処理具2を押し付けることによって、上
記切削面の凸部11aを潰して、その表面を略面一な滑
面に仕上げる。
属部材の切削面を研磨したのと同等以上にその表面の滑
面処理を行うことのできる金属部材の滑面処理方法及び
これに用いる滑面処理具を提供する。 【解決手段】切削機50によって金属部材1を切削した
後、切削された金属部材1aを保持させながら、その切
削面の表面に形成された凹凸部11に、滑らかな先端部
3を有した滑面処理具2を押し付けることによって、上
記切削面の凸部11aを潰して、その表面を略面一な滑
面に仕上げる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属部材を切削機
によって切削した後、その切削面に形成される凹凸粗面
を滑面に仕上げるための方法と、その方法を実施するた
めに開発された新規な構造の滑面処理具に関する。
によって切削した後、その切削面に形成される凹凸粗面
を滑面に仕上げるための方法と、その方法を実施するた
めに開発された新規な構造の滑面処理具に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来から広く実施されている金
属部材の切削面を滑面に仕上げる研磨方法を示す概略説
明図である。
属部材の切削面を滑面に仕上げる研磨方法を示す概略説
明図である。
【0003】図に見るように、金属部材100は、切削
機101によって所望の形状に切削された後、この切削
された金属部材100aを研磨機102に移し替えてセ
ッティングし、研磨機102に設けた研磨処理具103
を回転させて、切削された金属部材100aの切削面を
削りとって、その表面を研磨していた。
機101によって所望の形状に切削された後、この切削
された金属部材100aを研磨機102に移し替えてセ
ッティングし、研磨機102に設けた研磨処理具103
を回転させて、切削された金属部材100aの切削面を
削りとって、その表面を研磨していた。
【0004】また、従来の方法で用いる研磨処理具10
3は、本体部113と、この本体部113の先端に形成
した砥石部123とより成り、本体部113を研磨機1
02の主軸に固定して回転させ、その砥石部123を金
属部材100aの切削面に圧接して研磨するものであっ
た。
3は、本体部113と、この本体部113の先端に形成
した砥石部123とより成り、本体部113を研磨機1
02の主軸に固定して回転させ、その砥石部123を金
属部材100aの切削面に圧接して研磨するものであっ
た。
【0005】図5は、研磨前後の金属部材の表面状態を
拡大した部分断面図である。
拡大した部分断面図である。
【0006】このように切削された金属部材100aの
表面は、いわゆる荒加工の状態であって、その表面を微
視的に見れば多くの凹凸部110が形成されており、こ
の凹凸部110の全体を滑面処理具103の砥石部12
3によって研磨し、その表面を略面一に仕上げて滑面に
仕上げるものであった。
表面は、いわゆる荒加工の状態であって、その表面を微
視的に見れば多くの凹凸部110が形成されており、こ
の凹凸部110の全体を滑面処理具103の砥石部12
3によって研磨し、その表面を略面一に仕上げて滑面に
仕上げるものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の方法に
は、以下のような問題があった。
は、以下のような問題があった。
【0008】先ず、切削機101によって金属部材10
0を切削した後、この切削された金属部材100aを切
削機101から外して、研磨機102に移し替え、この
研磨機102によって金属部材100aの研磨を行うた
め、切削された金属部材100aを一々研磨機102に
移動させる手間を要し、作業時間がかかるうえ、作業コ
ストもかかってしまう問題があった。
0を切削した後、この切削された金属部材100aを切
削機101から外して、研磨機102に移し替え、この
研磨機102によって金属部材100aの研磨を行うた
め、切削された金属部材100aを一々研磨機102に
移動させる手間を要し、作業時間がかかるうえ、作業コ
ストもかかってしまう問題があった。
【0009】また、切削された金属部材100aを研磨
機102に移し替えるに際して、この金属部材100a
を研磨機102に新たに保持する必要が生じ、このとき
に金属部材100aの芯ブレが生じ易く、製品の品質が
安定しないという問題もあった。
機102に移し替えるに際して、この金属部材100a
を研磨機102に新たに保持する必要が生じ、このとき
に金属部材100aの芯ブレが生じ易く、製品の品質が
安定しないという問題もあった。
【0010】本発明は、かかる課題を解決することを目
的とするもので、研磨機を不用とし、既存の切削機だけ
で切削された金属部材の滑面処理をも行うことのできる
金属部材の滑面処理方法及びこれに用いる滑面処理具を
提供する。
的とするもので、研磨機を不用とし、既存の切削機だけ
で切削された金属部材の滑面処理をも行うことのできる
金属部材の滑面処理方法及びこれに用いる滑面処理具を
提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る金属部材の滑面処理方法は、切削機
によって金属部材を切削した後、切削された金属部材を
保持させながら、その切削面の表面に形成された凹凸部
に、滑らかな先端部を有した滑面処理具を押し付けるこ
とによって、上記切削面の凸部を潰して、その表面を略
面一な滑面に仕上げることを特徴とする。
め、請求項1に係る金属部材の滑面処理方法は、切削機
によって金属部材を切削した後、切削された金属部材を
保持させながら、その切削面の表面に形成された凹凸部
に、滑らかな先端部を有した滑面処理具を押し付けるこ
とによって、上記切削面の凸部を潰して、その表面を略
面一な滑面に仕上げることを特徴とする。
【0012】請求項1では、切削された金属部材を切削
機に保持したままの状態で、その切削面の表面に滑面処
理具を押し付けて、切削面の滑面処理を行なうことがで
きる。
機に保持したままの状態で、その切削面の表面に滑面処
理具を押し付けて、切削面の滑面処理を行なうことがで
きる。
【0013】そのため、研磨機を不要とし、切削された
金属部材を一々研磨機に移動させる手間が省けると共
に、作業時間を短縮でき、コストダウンを図ることがで
きる。
金属部材を一々研磨機に移動させる手間が省けると共
に、作業時間を短縮でき、コストダウンを図ることがで
きる。
【0014】また、切削された金属部材を切削機に保持
したままの状態で、滑面処理具を使用するため、この金
属部材に対しての芯ブレを防止でき、品質の向上を図る
ことができる。
したままの状態で、滑面処理具を使用するため、この金
属部材に対しての芯ブレを防止でき、品質の向上を図る
ことができる。
【0015】請求項2に係る滑面処理具は、滑らかな先
端部を形成した本体部の後方に、切削機の切削バイト装
着ホルダーに着脱可能に装着される取付基部を形成して
いる。
端部を形成した本体部の後方に、切削機の切削バイト装
着ホルダーに着脱可能に装着される取付基部を形成して
いる。
【0016】請求項2では、切削機の切削バイト装着ホ
ルダーに着脱可能に装着される取付基部を形成した新規
な滑面処理具を提供している。
ルダーに着脱可能に装着される取付基部を形成した新規
な滑面処理具を提供している。
【0017】そのため、切削機の切削バイト装着ホルダ
ーを利用して金属部材の滑面処理作業を行なうことがで
き、請求項1と同様の効果を得ることができる。
ーを利用して金属部材の滑面処理作業を行なうことがで
き、請求項1と同様の効果を得ることができる。
【0018】請求項3に係る滑面処理具は、請求項2に
おいて、上記滑らかな先端部は、上記本体部と着脱可能
な構造にしている。
おいて、上記滑らかな先端部は、上記本体部と着脱可能
な構造にしている。
【0019】請求項3では、滑らかな先端部を本体部と
着脱自在に形成しているので、この滑らかな先端部に磨
耗や破損等が生じても、その先端部のみを新しいものと
簡単に取替えることができる。
着脱自在に形成しているので、この滑らかな先端部に磨
耗や破損等が生じても、その先端部のみを新しいものと
簡単に取替えることができる。
【0020】請求項4に係る滑面処理具は、請求項2又
は3の何れかにおいて、上記本体部及び取付基部には、
研磨用油を導入する油通路を形成しており、上記滑らか
な先端部に研磨用油を排出可能にしている。
は3の何れかにおいて、上記本体部及び取付基部には、
研磨用油を導入する油通路を形成しており、上記滑らか
な先端部に研磨用油を排出可能にしている。
【0021】請求項4では、本体部に油通路を形成して
いるので、滑面処理作業時に滑らかな先端部に向けて研
磨用油を排出でき、金属部材の表面加熱を抑えることが
できる。
いるので、滑面処理作業時に滑らかな先端部に向けて研
磨用油を排出でき、金属部材の表面加熱を抑えることが
できる。
【0022】請求項5に係る滑面処理具は、請求項1〜
4の何れかにおいて、上記滑らかな先端部は、上記切削
面に対して押し付ける角度を調節可能にしている。
4の何れかにおいて、上記滑らかな先端部は、上記切削
面に対して押し付ける角度を調節可能にしている。
【0023】請求項5では、滑らかな先端部の角度を調
節可能にしているので、切削面の状態に応じて、その押
し付ける角度を変えることができ、その滑面処理状態を
調節することができる。
節可能にしているので、切削面の状態に応じて、その押
し付ける角度を変えることができ、その滑面処理状態を
調節することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る金属部材の滑
面処理方法及びこれに用いる滑面処理具について、図面
に基づき説明する。
面処理方法及びこれに用いる滑面処理具について、図面
に基づき説明する。
【0025】図1は、本発明に係る金属部材の滑面処理
方法の概略図である。先ず、既存の切削機50を用い、
チャック部51の爪52によって金属部材1aを固定
し、このチャック部51を回転する。
方法の概略図である。先ず、既存の切削機50を用い、
チャック部51の爪52によって金属部材1aを固定
し、このチャック部51を回転する。
【0026】そして、従来同様に、切削機50の切削バ
イト装着ホルダー53(刃物台とも呼ばれる。)に装着
された切削バイト54を金属部材1aの任意位置に押し
付けて、これを所望の形状に切削して切削工程を完了す
る。
イト装着ホルダー53(刃物台とも呼ばれる。)に装着
された切削バイト54を金属部材1aの任意位置に押し
付けて、これを所望の形状に切削して切削工程を完了す
る。
【0027】次に、上記切削工程によって切削された金
属部材1を、チャック部51の爪52で固定された状態
に保持したまま、切削機50の切削バイト装着ホルダー
53に固定された切削バイト54を取り外し、これに替
えて本発明に係る滑面処理具2をホルダーに装着する。
属部材1を、チャック部51の爪52で固定された状態
に保持したまま、切削機50の切削バイト装着ホルダー
53に固定された切削バイト54を取り外し、これに替
えて本発明に係る滑面処理具2をホルダーに装着する。
【0028】或いは、図1で示すように、切削バイト装
着ホルダー53が複数の切削バイト54を装着可能な場
合には、予め滑面処理具2を切削バイト装着ホルダー5
3に装着しておき、切削工程後に切削バイト装着ホルダ
ー53を回転して、滑面処理具2を適所に位置付ける。
着ホルダー53が複数の切削バイト54を装着可能な場
合には、予め滑面処理具2を切削バイト装着ホルダー5
3に装着しておき、切削工程後に切削バイト装着ホルダ
ー53を回転して、滑面処理具2を適所に位置付ける。
【0029】そして、チャック部51を再び回転させる
と共に、この切削機50の切削バイト装着ホルダー53
に装着された滑面処理具2の滑らかな先端部3を、金属
部材1の切削面適所に押し付けることで、この切削面の
凸部を潰して、その表面を面一な滑面に仕上げるのであ
る。
と共に、この切削機50の切削バイト装着ホルダー53
に装着された滑面処理具2の滑らかな先端部3を、金属
部材1の切削面適所に押し付けることで、この切削面の
凸部を潰して、その表面を面一な滑面に仕上げるのであ
る。
【0030】図2は、本発明に係る滑面処理方法による
金属部材の表面状態を拡大した部分断面図である。
金属部材の表面状態を拡大した部分断面図である。
【0031】このように切削機50によって切削された
金属部材1の表面は、従来同様のいわゆる荒加工の状態
であって、その表面は粗面に仕上げられており、微視的
に見れば凹凸部11が存在している。
金属部材1の表面は、従来同様のいわゆる荒加工の状態
であって、その表面は粗面に仕上げられており、微視的
に見れば凹凸部11が存在している。
【0032】この凹凸部11に、本発明に係る滑面処理
具2の滑らかな先端部3を押し付けることによって、そ
の凸部11aは潰されながら伸び、やがてその表面は略
面一に仕上げられるため、従来の研磨と同等、或いは、
それ以上に面一な滑面状態に仕上げることができる。
具2の滑らかな先端部3を押し付けることによって、そ
の凸部11aは潰されながら伸び、やがてその表面は略
面一に仕上げられるため、従来の研磨と同等、或いは、
それ以上に面一な滑面状態に仕上げることができる。
【0033】このように本発明に係る滑面処理方法によ
れば、切削機50によって切削された金属部材1に対し
て、研磨機を用いることなく、切削機50をそのまま利
用して、その切削面を研磨したものと同等以上の滑らか
な滑面に仕上げることができる。
れば、切削機50によって切削された金属部材1に対し
て、研磨機を用いることなく、切削機50をそのまま利
用して、その切削面を研磨したものと同等以上の滑らか
な滑面に仕上げることができる。
【0034】そのため、切削された金属部材1を一々研
磨機に移動させる手間が省けると共に、作業時間を短縮
でき、大幅なコストダウンを図ることができる。
磨機に移動させる手間が省けると共に、作業時間を短縮
でき、大幅なコストダウンを図ることができる。
【0035】また、切削された金属部材1を保持したま
まの状態で滑面処理具2を使用できるため、金属部材1
に対しての芯ブレを防止でき、品質の向上を図ることが
できる。
まの状態で滑面処理具2を使用できるため、金属部材1
に対しての芯ブレを防止でき、品質の向上を図ることが
できる。
【0036】図3は、本発明に係る滑面処理方法に用い
る滑面処理具の一例を示す概略図である。
る滑面処理具の一例を示す概略図である。
【0037】なお、本実施例で示す滑面処理具は、その
一例に過ぎず、その形状や材質等はこれに限定するもの
ではない。
一例に過ぎず、その形状や材質等はこれに限定するもの
ではない。
【0038】この滑面処理具2は、滑らかな先端部3を
形成した本体部4の後方に、切削機50の切削バイト装
着ホルダー53に着脱可能に装着される取付基部41を
形成している。
形成した本体部4の後方に、切削機50の切削バイト装
着ホルダー53に着脱可能に装着される取付基部41を
形成している。
【0039】取付基部41は、従来の切削バイト54の
基部と同様の素材、形状に形成することで、切削機のホ
ルダー53に着脱可能に形成している。
基部と同様の素材、形状に形成することで、切削機のホ
ルダー53に着脱可能に形成している。
【0040】なお、55は、滑面処理具2を切削バイト
装着ホルダー53に固定するための取付螺子孔55であ
る。
装着ホルダー53に固定するための取付螺子孔55であ
る。
【0041】また、本体部4及び取付基部41には、こ
れらを通じて滑らかな先端部3に向けて研磨用油を流出
する油通路部42を形成しており、本図では、取付基部
41の基端から本体部4の先端側にかけて貫通する油通
路部42を形成し、この油通路部42の先端の流出孔部
43から上記研磨用油を滑らかな先端部3に向けて排出
可能にしている。
れらを通じて滑らかな先端部3に向けて研磨用油を流出
する油通路部42を形成しており、本図では、取付基部
41の基端から本体部4の先端側にかけて貫通する油通
路部42を形成し、この油通路部42の先端の流出孔部
43から上記研磨用油を滑らかな先端部3に向けて排出
可能にしている。
【0042】そのため、滑面処理工程時には、滑らかな
先端部3に向けて研磨用油を流出させることができ、滑
面処理工程時における金属部材1と滑らかな先端部3と
の摩擦熱等を抑えることができる。
先端部3に向けて研磨用油を流出させることができ、滑
面処理工程時における金属部材1と滑らかな先端部3と
の摩擦熱等を抑えることができる。
【0043】このように形成される滑らかな先端部3
は、全体を硬質の金属、セラミック等で形成され、金属
部材1に押し付ける位置に形成されており、その形状
は、滑面処理される金属部材1の大きさや、滑面処理の
場所によって、適宜形成される。
は、全体を硬質の金属、セラミック等で形成され、金属
部材1に押し付ける位置に形成されており、その形状
は、滑面処理される金属部材1の大きさや、滑面処理の
場所によって、適宜形成される。
【0044】この滑らかな先端部3は、本体部4と一体
形成することもできるが、本実施例では、本体部4と着
脱自在な構造にしている。
形成することもできるが、本実施例では、本体部4と着
脱自在な構造にしている。
【0045】例えば、滑らかな先端部3の一側に取付孔
32を開設し、この貫通孔32に連通する孔部44を、
本体部4の先端側適所に形成する。
32を開設し、この貫通孔32に連通する孔部44を、
本体部4の先端側適所に形成する。
【0046】そして、滑らかな先端部3の貫通孔32を
本体部4の孔部44に重合させ、連結部材(不図示)等
によって両者を固定すればよい。
本体部4の孔部44に重合させ、連結部材(不図示)等
によって両者を固定すればよい。
【0047】このように、滑らかな先端部3を本体部4
と着脱自在に形成しているので、仮に滑らかな先端部3
に磨耗、破損等が生じても、その滑らかな先端部3だけ
を簡単に取替えることができる。
と着脱自在に形成しているので、仮に滑らかな先端部3
に磨耗、破損等が生じても、その滑らかな先端部3だけ
を簡単に取替えることができる。
【0048】また、滑らかな先端部3は、金属部材1の
切削面に対して押し付ける角度を調節可能にしている。
切削面に対して押し付ける角度を調節可能にしている。
【0049】このように滑らかな先端部3と切削面との
角度を調節可能にしているので、切削面の状態に応じ
て、滑らかな先端部3の押し付ける角度を変えることが
でき、その結果、切削面の滑面処理状態を調節すること
ができる。
角度を調節可能にしているので、切削面の状態に応じ
て、滑らかな先端部3の押し付ける角度を変えることが
でき、その結果、切削面の滑面処理状態を調節すること
ができる。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果があ
る。
る。
【0051】請求項1に係る金属部材の滑面処理方法に
よれば、切削された金属部材を切削機に保持したままの
状態で、その切削面の表面に滑面処理具を押し付けて、
切削面の滑面処理を行なうことができる。
よれば、切削された金属部材を切削機に保持したままの
状態で、その切削面の表面に滑面処理具を押し付けて、
切削面の滑面処理を行なうことができる。
【0052】そのため、研磨機を不要とし、切削された
金属部材を一々研磨機に移動させる手間が省けると共
に、作業時間を短縮でき、コストダウンをも図ることが
できる。
金属部材を一々研磨機に移動させる手間が省けると共
に、作業時間を短縮でき、コストダウンをも図ることが
できる。
【0053】また、切削された金属部材を切削機に保持
したままの状態で、滑面処理具を使用するため、この金
属部材に対しての芯ブレを防止でき、品質の向上を図る
ことができる。
したままの状態で、滑面処理具を使用するため、この金
属部材に対しての芯ブレを防止でき、品質の向上を図る
ことができる。
【0054】請求項2に係る滑面処理具によれば、切削
機の切削バイト装着ホルダーに着脱可能に装着される取
付基部を形成しているので、切削機の切削バイト装着ホ
ルダーを利用して金属部材の滑面処理作業を行なうこと
ができる。
機の切削バイト装着ホルダーに着脱可能に装着される取
付基部を形成しているので、切削機の切削バイト装着ホ
ルダーを利用して金属部材の滑面処理作業を行なうこと
ができる。
【0055】そのため、切削バイトで金属部材を切削し
た後、この切削された金属部材を保持したままの状態
で、これを使用できるため、金属部材の芯ブレを防止で
き、品質の向上を図ることができる。
た後、この切削された金属部材を保持したままの状態
で、これを使用できるため、金属部材の芯ブレを防止で
き、品質の向上を図ることができる。
【0056】請求項3に係る滑面処理具によれば、滑ら
かな先端部を本体部と着脱自在に形成しているので、こ
の滑らかな先端部に磨耗や破損等が生じても、その先端
部のみを新しいものと簡単に取替えることができる。
かな先端部を本体部と着脱自在に形成しているので、こ
の滑らかな先端部に磨耗や破損等が生じても、その先端
部のみを新しいものと簡単に取替えることができる。
【0057】請求項4に係る滑面処理具によれば、本体
部に油通路を形成しているので、滑面処理作業時に滑ら
かな先端部に向けて研磨用油を排出でき、金属部材の表
面加熱を抑えることができる。
部に油通路を形成しているので、滑面処理作業時に滑ら
かな先端部に向けて研磨用油を排出でき、金属部材の表
面加熱を抑えることができる。
【0058】請求項5に係る滑面処理具によれば、滑ら
かな先端部の角度を調節可能にしているので、切削面の
状態に応じて、その押し付ける角度を変えることがで
き、その滑面処理状態を調節することができる。
かな先端部の角度を調節可能にしているので、切削面の
状態に応じて、その押し付ける角度を変えることがで
き、その滑面処理状態を調節することができる。
【図 1】本発明に係る金属部材の滑面処理方法の概略
図
図
【図 2】本発明に係る滑面処理方法による研磨前後の
金属部材の表面状態を拡大した部分断面図
金属部材の表面状態を拡大した部分断面図
【図 3】本発明に係る滑面処理方法に用いる滑面処理
具の一例を示す概略図
具の一例を示す概略図
【図 4】従来の金属部材を滑面に仕上げる研磨方法を
示す概略図
示す概略図
【図 5】研磨前後の金属部材の表面状態を拡大した部
分断面図
分断面図
1a 金属部材 1 切削された金属部材 11 凹凸部 2 滑面処理具 3 滑らかな先端部 4 本体部 41 取付基部 42 油通路部 50 切削機 53 切削バイト装着ホルダー
Claims (5)
- 【請求項1】切削機によって金属部材を切削した後、切
削された金属部材を保持させながら、その切削面の表面
に形成された凹凸部に、滑らかな先端部を有した滑面処
理具を押し付けることによって、上記切削面の凸部を潰
して、その表面を略面一な滑面に仕上げることを特徴と
する金属部材の滑面処理方法。 - 【請求項2】滑らかな先端部を形成した本体部の後方
に、切削機の切削バイト装着ホルダーに着脱可能に装着
される取付基部を形成している滑面処理具。 - 【請求項3】請求項2において、 上記滑らかな先端部は、上記本体部と着脱可能な構造に
している滑面処理具。 - 【請求項4】請求項2又は3の何れかにおいて、 上記本体部及び取付基部には、研磨用油を導入する油通
路を形成しており、上記滑らかな先端部に研磨用油を排
出可能にしている滑面処理具。 - 【請求項5】請求項1〜4の何れかにおいて、 上記滑らかな先端部は、上記切削面に対して押し付ける
角度を調節可能にしている滑面処理具。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001127409A JP2002321153A (ja) | 2001-04-25 | 2001-04-25 | 金属部材の滑面処理方法及びこれに用いる滑面処理具 |
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JP2001127409A JP2002321153A (ja) | 2001-04-25 | 2001-04-25 | 金属部材の滑面処理方法及びこれに用いる滑面処理具 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104015056A (zh) * | 2014-05-28 | 2014-09-03 | 余姚市振兴工贸发展有限公司 | 一种车床和车床车镜面工艺 |
-
2001
- 2001-04-25 JP JP2001127409A patent/JP2002321153A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN104015056A (zh) * | 2014-05-28 | 2014-09-03 | 余姚市振兴工贸发展有限公司 | 一种车床和车床车镜面工艺 |
CN104015056B (zh) * | 2014-05-28 | 2016-05-18 | 余姚市振兴工贸发展有限公司 | 一种车床和车床车镜面工艺 |
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