JP2002316730A - コンベア容器、コンベア装置及びコンベア防塵システム - Google Patents

コンベア容器、コンベア装置及びコンベア防塵システム

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JP2002316730A
JP2002316730A JP2001126389A JP2001126389A JP2002316730A JP 2002316730 A JP2002316730 A JP 2002316730A JP 2001126389 A JP2001126389 A JP 2001126389A JP 2001126389 A JP2001126389 A JP 2001126389A JP 2002316730 A JP2002316730 A JP 2002316730A
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conveyor
powder
container
air supply
belt
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JP2001126389A
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Hiroki Goto
博樹 後藤
Kazutaka Katsurahara
一孝 桂原
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来に比して容器の底部に粉体等が堆積し難
いコンベア容器、コンベア装置及びコンベア防塵システ
ムを提供する。 【解決手段】 本発明によるコンベア防塵システム10
0は、閉ループを構成する帯状の搬送ベルトVの内側に
複数のプーリ12,13,17が配置されており且つ粉
体Nを搬送するベルトコンベア11が収容され、搬送ベ
ルトVにおける搬送面S1よりも上方に設けられた排気
口4、及び、搬送ベルトVにおける返送面S2よりも下
方に設けられた給気口6,7を備えるコンベア容器1を
有するコンベア装置10と、配管P1を介して排気口4
に接続された集塵機20と、この集塵機20に配管P2
を介して接続されたブロアファン30とを備えるもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンベア容器、コ
ンベア装置及びコンベア防塵システムに関し、特に、粉
体及び/又は粒体を搬送するコンベアが収容されるコン
ベア容器、そのコンベア容器に当該コンベアが収容され
たコンベア装置、及び、このコンベア装置を有して成る
コンベア防塵システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、焼却設備、各種化学プラント等
から発生する排ガスの処理施設には、吸着媒体の吸着能
や触媒の分解能により排ガス中のNOXガス、SOX
ス、ダイオキシン類成分等を除去する設備が広く用いら
れている。このような設備では、通常、吸着塔(反応
塔)及び脱着塔(再生塔)を備えており、吸着媒体等が
両者の間を循環するようになっている。吸着媒体等の吸
着塔から脱着塔への移送或いはその逆の移送には、コン
ベア等の運搬機器が使用されることがある。特に、吸着
塔等が複数並設された多系統システムを採用した設備で
は、その並列方向に沿って水平駆動式のコンベアを各塔
の上方や下方に設置し、各塔へ供給する又は各塔から排
出される吸着媒体等を連続して搬送する例が多くみられ
る。
【0003】このようなコンベアシステムとしては、従
来よりベルトコンベアが広く用いられている。ところ
で、排ガス処理施設で使用される吸着媒体等は、通常、
粉体及び/又は粒体(以下、まとめて「粉体等」とい
う)の形態であることが多い。このような粉体等は、搬
送中に飛散したり浮遊して周囲に拡散する虞がある。そ
こで、ベルトコンベアを密閉容器に収容して粉体等の拡
散を防いでいる。また、防塵を目的として、コンベア容
器内部の空気を排気して、その排気中に含まれる粉体等
を集塵する傾向にある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ベルトコン
ベアを駆動するプーリ間には、搬送ベルトの内側から搬
送ベルトの内面に接するように、ガイドローラ等の補助
ローラ、テンショ調整用のプーリ等が設けられている。
このようなコンベアシステムでは、容器の底壁面、特
に、搬送ベルトの下面すなわち返送面に設置されたロー
ラ類の下方部位に粉体等が溜り易い。また、テンション
プーリは、機能上、搬送ベルトの返送面から下方に突出
した位置に設置されることが多い。よって、コンベア容
器には、その部分を囲うのに凹部が設けられ、その底部
にも粉体等が溜り易い。これらは、搬送ベルト外面に付
着した粉体等がローラ類やプーリと搬送ベルトの接触時
の衝撃等で振り落とされるためと推定される。
【0005】ここで、従来のコンベアシステムにおける
容器内部の排気方法においては、防塵を主眼としている
ために、搬送ベルトの上面すなわち搬送面の上方から給
気と排気とを行っていた。しかし、これでは搬送面上方
に浮遊する粉体等は回収されるものの、容器内底部には
十分な空気の流通が起こらず、そこに溜まった粉体等は
除去され難い。その結果、コンベアシステムの運転に伴
って、粉体等が底部に堆積し続け、場合によっては、ベ
ルトコンベアがトリップする虞があった。特に、テンシ
ョンプーリを囲う凹部では、堆積した粉体によってテン
ション調整機能が失われてコンベアトリップが起き易い
傾向にある。
【0006】そこで、本発明はこのような事情に鑑みて
なされたものであり、従来に比して容器の底部に粉体等
が堆積し難いコンベア容器、コンベア装置及びコンベア
防塵システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明によるコンベア容器は、閉ループを構成する
帯状の搬送ベルトの内側に複数のプーリが配置されてお
り且つ粉体等は粒体を搬送するコンベアが収容されるも
のであって、搬送ベルトにおける搬送面よりも上方に設
けられた排気部と、搬送ベルトにおける返送面よりも下
方に設けられた給気部とを備えることを特徴とする。
【0008】このような構成を有するコンベア容器に、
複数のプーリと搬送ベルトから成るコンベアが収容さ
れ、搬送面に粉体等が載せられて搬送経路に沿って搬送
が行われると、上述の如く、搬送ベルトの返送面に付着
した粉体等が下方に落下し得る。このとき、搬送面より
も上方にある排気部からコンベア容器内部の空気の排気
が行われると、返送面よりも下方に設けられた給気部の
外部からコンベア容器内部に外気が給気される。これに
より、給気部及びその近傍から排気部に向かう気流が形
成される。この気流により、搬送ベルトの返送面から落
下したり容器内を浮遊する粉体等が流動されて排出部か
らコンベア容器の外部へ排出される。
【0009】より具体的には、排気部として例えば排気
口がコンベア容器上壁の少なくとも両端部に設けれら、
給気部として例えば給気口がコンベア容器底壁に少なく
とも排気部の数以上設けられると好ましく、容器上壁の
排気部間に別の給気部が設けられるとより好ましい。こ
のようにすれば、コンベア容器の内部全体に、給気部か
ら排気部へ向かう十分な流速を有する気流を形成させ易
くなる。つまり、搬送ベルト全体に沿った気流が形成さ
れ易くなる。また、容器上壁の排気部間に別の給気部が
設けられた場合には、搬送ベルトの上部空間にも十分な
流速の気流が形成され得るので、搬送ベルト全体に沿っ
た気流が一層形成され易い。
【0010】また、複数のコンベアのうち少なくとも一
つがテンションプーリであるときに、給気部が、テンシ
ョンプーリの下端よりも下方で且つこのテンションプー
リに対向する位置に設けられていると好ましい。上述し
たように、テンションプーリは、機能上、搬送ベルトの
返送面から下方に突出した位置に設置されることが多
く、そのテンションプーリを覆う容器部分の底部に向か
って粉体等が落下し易い傾向にある。そこで、給気部が
上記のような位置に設けられていると、テンションプー
リを囲繞する部位の特に下部から搬送ベルトに沿って給
気部へ向かう気流が形成される。よって、テンションプ
ーリの周囲に落下する粉体等は、この気流によって排出
される。
【0011】さらに、給気部及び排気部は、当該コンベ
ア容器の内部空間における粉体等の移動速度が、その粉
体等の大気中における限界沈降速度を超える値となるよ
うに設けられていることが望ましい。なお、粉体等の大
気中における限界沈降速度は、粉体等の主として平均粒
径によって決定されるものであるが、本発明において
は、無風状態の大気中における平均粒径10〜40μm
の粉体に対する限界沈降速度の最大値を示す。このよう
にすれば、気流と共に流動される粉体等が重力沈降によ
って落下することを確実に防止できる。
【0012】またさらに、給気部は、この給気部におけ
る開口方向が略下方となるように設けられたものであ
り、又は、給気部の上方若しくは側方を覆うように設け
られたフードを更に備えても好適である。例えば大型プ
ラントの排ガス処理施設等に用いられるコンベアシステ
ムは、屋外に露天状態で設置されることが間々ある。よ
って、給気部における開口方向が略下方となるようにす
れば、雨水がコンベア容器内部に侵入することを抑制で
きる。また、フードを設けると、給気部の開口方向に関
わらず、給気部からの雨水の侵入を十分に防止できる。
【0013】また、本発明によるコンベア装置は、本発
明のコンベア容器と、このコンベア容器内に収容され、
閉ループを構成する帯状の搬送ベルトの内側に複数のプ
ーリが配置されており且つ粉体及び/又は粒体を搬送す
るコンベアとを備えることを特徴とする。
【0014】さらに、本発明によるコンベア防塵システ
ムは、本発明によるコンベア装置と、このコンベア装置
におけるコンベア容器に設けられた排気部に接続された
排気手段と、これらのコンベア装置と排気手段との間、
又は、排気手段の後段に設けられた集塵手段とを備える
ものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図を参照して本発明の
実施形態について説明する。なお、同一の要素には同一
の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0016】図1及び2は、本発明によるコンベア容器
を有するコンベア装置を用いたコンベア防塵システムの
好適な一実施形態の構成を示す摸式断面図(一部省略)
である。図1に示すように、コンベア防塵システム10
0は、ベルトコンベア11(コンベア)が収容されたコ
ンベア容器1に配管P1を介して集塵機20(集塵手
段)が接続され、その集塵機20に配管P2を介して更
にブロアファン30(排気手段)が接続されたものであ
る。このように、コンベア容器1とベルトコンベア11
とからコンベア装置10が構成されている。また、集塵
機20はバグフィルタ(図示せず)を有しており、ブロ
アファン30は必要に応じて図示しないオフガス系へ接
続される。
【0017】ベルトコンベア11は、閉ループを構成す
る無端帯状の搬送ベルトVの内側に、駆動プーリ12
(プーリ)及び従動プーリ13(プーリ)が配置された
ものである。搬送面S1側の搬送ベルトVの内側には、
ガイドローラ14が搬送ベルトVの内面に接して複数組
配設されている。一組のガイドローラ14は、図2に示
す如く複数台のローラで構成されており、幅方向の中心
部が凹んだ状態で被運搬物である粉体N(粉体等)を保
持且つ搬送するようにされている。さらに、返送面S2
側の搬送ベルトVの内側には、補助ローラ15が搬送ベ
ルトVの内面に接して複数配設されている。
【0018】また、ベルトコンベア11は、駆動プーリ
12と従動プーリ13との間の返送面S2側に、搬送ベ
ルトの張力を調整するテンションプーリ16(プーリ)
を有している。テンションプーリ16は、返送面S2の
水平位置よりも下方に設けられており、搬送ベルトV
は、二つのテンションローラ17によって鉛直方向に曲
げられてテンションプーリ16で引張り支持されてお
り、これにより、常時適度な張力が搬送ベルトVに付与
されている。
【0019】コンベア容器1はベルトコンベア11の周
囲を覆っており、換言すれば内部にベルトコンベア11
の全体が収容されたものである。また、コンベア容器1
は、ベルトコンベア11の搬送経路の形状に合わせて、
水平方向に延在する直方体部とテンションプーリ16を
囲繞する凹部3とから構成されている。
【0020】また、コンベア容器1の上壁には、駆動プ
ーリ12及び従動プーリ13の上方つまり上壁両端部に
排気口4(排気部)が設けられており、これらの排気口
4の間には、外気が吸気されるエアインテーク5と、活
性炭等の粉体Nの供給管8とが所定間隔で所定数接続さ
れている。なお、図1においては、それぞれ一つのエア
インテーク5及び供給管8を除き図示を省略した。ま
た、上述したように、排気口4は配管P1を介して集塵
機20に結合されている。
【0021】さらに、コンベア容器1の直方体部の底壁
には、複数の給気口6(給気部)が設けられており、ベ
ルトコンベア11における駆動プーリ12の先端下方の
底壁には、搬送ベルトVで搬送されてきた粉体Nが落下
して回収されるホッパ部9の開放端が結合されている。
またさらに、コンベア容器1における凹部3の底壁には
複数の給気口7(給気部)が設けられている。
【0022】このように構成されたコンベア防塵システ
ム100においては、まず、駆動プーリ12が駆動され
て図示プーリ断面に示した矢印方向に回動する。従動プ
ーリ13、ガイドローラ14、補助ローラ15、テンシ
ョンプーリ16及びテンションローラ17は、回動自在
に設置されており、駆動プーリ12の回動により、搬送
ベルトVが閉ループをエンドレスに且つ円滑に循環す
る。
【0023】次いで、ブロアファン30が運転された状
態で、供給管8から粉体Nが連続的又は断続的に搬送ベ
ルトV上に供給され、駆動プーリ12側の端部へ向かっ
て搬送される。粉体Nの大部分は、ベルトコンベア11
の端部に到達すると落下してホッパ部9内へ回収され、
僅かな量の粉体Nが搬送ベルトVに付着したまま返送さ
れる。搬送ベルトVに付着したこの粉体Nは、搬送ベル
トVが補助ローラ15、テンションプーリ16及びテン
ションローラ17の位置を通過する際に、衝撃等によっ
て返送面S2から落粉し得る。
【0024】ここで、ブロアファン30の運転によっ
て、コンベア容器1内には、空気の流通が生じる。すな
わち、配管P1,P2及び集塵機20を介してコンベア
容器1内の空気が排気口4から吸引されて内部が負圧と
なり、コンベア容器1外部の大気圧によってコンベア容
器1の底壁に設けられた給気口6,7及び同上壁のエア
インテーク5から容器内に外気が送り込まれる。その結
果、コンベア容器1の内部空間における主として搬送ベ
ルトVの外側に、給気口6,7及びエアインテーク5か
ら排気口4に向かう気流の流路が形成される(図示容器
断面内に示す矢印参照)。
【0025】このような気流によって、返送面S2から
落下した粉体Nは、その気流の流路を通って落下するこ
となく流動され、排気口4からコンベア容器1の外部へ
放出される。このとき、ブロアファン30の排気容量及
びコンベア容器1の容積に対して、気流中の粉体Nの移
動速度が、粉体Nの大気中における限界沈降速度を超え
る値となるように、給気口6,7及び排気口4の口径、
数量及び配置形態が適宜設定されている。それから、粉
体Nは配管P1を通して集塵機20へ送られてバグフィ
ルタに回収される。粉体Nが回収された空気はブロアフ
ァン30から大気放出されるか、オフガス系へ送られ
る。
【0026】このようなコンベア防塵システム100、
コンベア装置10及びコンベア容器1によれば、搬送ベ
ルトVから落粉した粉体Nが、排気口4及び給気口6の
存在によって形成されるコンベア容器1内の気流によ
り、コンベア容器1内で落下することなく外部へ排出さ
れる。よって、粉体Nがコンベア容器1の底壁上に堆積
することを十分に抑制できる。これにより、従来生じる
虞があった粉体等の堆積によるベルトコンベア11のト
リップを防止できる。
【0027】また、給気口6,7がコンベア容器1の底
壁に所定間隔で複数配設され、しかも、上壁にもエアイ
ンテーク5が所定数設けられているので、コンベア容器
1の内部全体に気流が生じる。よって、ブロアファン3
0の排気容量を適宜設定することにより、粉体Nを運ぶ
のに十分な流速を有する気流をコンベア容器1の内部全
体に形成される。したがって、搬送ベルトVの広範囲か
ら落下してくる粉体Nを万遍なく排気口4へ到達させる
ことができ、底壁上への粉体Nの局所的な堆積を十分に
防止できる。
【0028】さらに、凹部3における空間K(図1参
照)は、一般に、給気口6が設けられた直方体部の底面
に比して滞留部となり易く、粉体N等のダストの堆積に
よってテンションプーリ16のテンション機能が喪失さ
れ易い。その結果、搬送ベルトVの片寄りや蛇行が生
じ、これによりコンベアトリップが起き易い部位であっ
た。
【0029】これに対し、コンベア容器1には、凹部3
の底壁に給気口7が設けられているので、空間Kから搬
送ベルトVの外側を通って排気口4へ至る空気の流路が
良好に形成される。よって、テンションプーリ16を囲
繞する部位(凹部3)における空間Kに粉体Nが堆積す
ることを有効に防止できるので、従来みられたようなコ
ンベアトリップの発生を一層十分に防止できる。
【0030】またさらに、給気口6,7及び排気口4の
設置形態を適宜設定して、コンベア容器1内における粉
体Nの移動速度が、その粉体Nの大気中における限界沈
降速度を超える値となるようにされているので、粉体N
の重力沈降による落下を確実に防止可能である。
【0031】図3は、本発明によるコンベア防塵システ
ムの他の好適な実施形態の構成を模式的に示す断面図
(一部省略)である。コンベア防塵システム200は、
凹部53を含むコンベア容器51を有するコンベア装置
50を備えており、それ以外は図1及び2に示すコンベ
ア防塵システム100と同様に構成されている。コンベ
ア容器51における凹部53は、その側壁に複数の給気
口47(給気部)が設けられている。これにより、凹部
53内に配置されたテンションプーリ16下方の空間K
に空気の流通が発生し、上方の搬送ベルトVからの落粉
が凹部53内の底面に堆積することが防止される。
【0032】また、凹部53の側壁外面には、断面L字
状のフード41が給気口47の上方と側方とを覆うよう
に結合されている。これにより、コンベア装置50が屋
外に露天状態で設置されても、図3に示す如く、雨水W
が給気口47から凹部53内に侵入することを防止でき
る。よって、コンベア容器51内の濡れや湿度の上昇を
抑制できる。その結果、コンベア容器51内で搬送され
る粉体Nが吸湿によって固まってしまうことを十分に防
止できる。
【0033】なお、排気口4、エアインテーク5、給気
口6,7,47の設置数及び設置部位は図示の状態に限
定されず、コンベア装置10,50の形状、大きさ又は
ブロアファン30の排気容量等に応じて、コンベア容器
1,51内に良好な気流が発生するように適宜決定する
ことが可能である。また、テンションプーリ16を複数
有するコンベアに対しては、テンションプーリ16の数
に応じてコンベア容器1に複数の凹部3が設けられ、こ
の場合、各凹部3に給気口7を設けることが望ましい。
【0034】さらに、図1及び2に示すコンベア容器1
に設けられた給気口6,7は、開口方向が下方となるよ
うに設けられているので、雨水は侵入し難い。またさら
に、エアインテーク5が上方に開口している場合には、
その上方にフードを設けることにより、コンベア装置1
0が屋外設置されたときの雨水の侵入を防止できる。さ
らにまた、集塵機20はバグフィルタ以外の集塵部を有
するもの、例えば、電気集塵機等であってもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、コンベア容器に収
容されるベルトコンベアの搬送ベルトにおける搬送面よ
りも上方に排気部が設けられ、且つ、その搬送ベルトに
おける返送面よりも下方に給気部が設けられることによ
り、コンベア容器内に給気部から排気部へ向かう気流が
発生する。そして、搬送ベルトから落下する粉体等がそ
の気流によってコンベア容器の外部へ排出されるので、
コンベア容器の底部に粉体等が堆積することを十分に抑
制でき、コンベアトリップの発生を十分に防止できる。
このように、本発明によれば、従来に比して容器の底部
に粉体等が極めて堆積し難いコンベア容器、コンベア装
置及びコンベア防塵システムを実現可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるコンベア容器を有するコンベア装
置を用いたコンベア防塵システムの好適な一実施形態の
構成を示す摸式断面図(一部省略)である。
【図2】本発明によるコンベア容器を有するコンベア装
置を用いたコンベア防塵システムの好適な一実施形態の
構成を示す摸式断面図(一部省略)である。
【図3】本発明によるコンベア防塵システムの他の好適
な実施形態の構成を模式的に示す断面図(一部省略)で
ある。
【符号の説明】
1,51…コンベア容器、4…排気口(排気部)、6,
7,47…給気口(給気部)、10,50…コンベア装
置、11…ベルトコンベア(コンベア)、12…駆動プ
ーリ(プーリ)、13…従動プーリ(プーリ)、16…
テンションプーリ(プーリ)、20…集塵機(集塵手
段)、30…ブロアファン(排気手段)、41…フー
ド、100,200…コンベア防塵システム、N…粉体
(粉体等)、S1…搬送面、S2…返送面、V…搬送ベ
ルト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F078 AA08 BB05 BB09 BB15 BB27 EA16 4D002 AA02 AA12 AA21 AC04 AC07 BA04 BA14 CA08 EA05 EA07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 閉ループを構成する帯状の搬送ベルトの
    内側に複数のプーリが配置されており且つ粉体及び/又
    は粒体を搬送するコンベアが収容されるコンベア容器で
    あって、 前記搬送ベルトにおける搬送面よりも上方に設けられた
    排気部と、 前記搬送ベルトにおける返送面よりも下方に設けられた
    給気部と、 を備えることを特徴とするコンベア容器。
  2. 【請求項2】 前記複数のコンベアのうち少なくとも一
    つがテンションプーリであるときに、 前記給気部が、前記テンションプーリの下端よりも下方
    で且つ該テンションプーリに対向する位置に設けられて
    いる、 ことを特徴とする請求項1記載のコンベア容器。
  3. 【請求項3】 前記給気部及び排気部は、当該コンベア
    容器の内部空間における前記粉体及び/又は粒体の移動
    速度が、該粉体及び/又は粒体の大気中における限界沈
    降速度を超える値となるように設けられている、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載のコンベア容
    器。
  4. 【請求項4】 前記給気部は、該給気部における開口方
    向が略下方となるように設けられたものであり、又は、 前記給気部の上方若しくは側方を覆うように設けられた
    フードを更に備える、ことを特徴とする請求項1〜3の
    いずれか一項に記載のコンベア容器。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一項に記載のコ
    ンベア容器と、 前記コンベア容器内に収容され、閉ループを構成する帯
    状の搬送ベルトの内側に少なくとも一つが駆動する複数
    のプーリが配置されており且つ粉体及び/又は粒体を搬
    送するコンベアと、 を備えることを特徴とするコンベア装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のコンベア装置と、 前記コンベア装置における前記コンベア容器に設けられ
    た前記排気部に接続された排気手段と、 前記コンベア装置と前記排気手段との間、又は、前記排
    気手段の後段に設けられた集塵手段と、を備えることを
    特徴とするコンベア防塵システム。
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