JP2002313178A - スイッチ装置 - Google Patents

スイッチ装置

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JP2002313178A
JP2002313178A JP2001120725A JP2001120725A JP2002313178A JP 2002313178 A JP2002313178 A JP 2002313178A JP 2001120725 A JP2001120725 A JP 2001120725A JP 2001120725 A JP2001120725 A JP 2001120725A JP 2002313178 A JP2002313178 A JP 2002313178A
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JP
Japan
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pressure
switch device
detected
closed space
switch
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Application number
JP2001120725A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kayogi
宏 可世木
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気スイッチである検出スイッチを内蔵して
おり、スパークが発生する電気スイッチを使用している
ために、防爆環境に使用することができなかった。 【解決手段】 圧力検出ヘッド1の閉塞空間Kにプラン
ジャ19をばね部材23に抗して進入させてこの閉塞空
間Kに生じる内部圧力の圧力変化を検出し、この検出さ
れた内部圧力の圧力変化を配管29により圧力センサ2
の入力側に伝播させて、この圧力センサ2により圧力変
化に基づいた出力信号を出力させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、閉塞空間に生じる
内部圧力の圧力変化を検出して、この圧力変化に応じた
信号を出力するようにしたスイッチ装置であり、特に、
防爆環境に使用することができるスイッチ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のスイッチ装置としてリミットスイ
ッチがある。このリミットスイッチは、図10に示すよ
うに、ドッグ(図示せず)を移動して、このドッグにリ
ミットスイッチのローラ90が接して、ローラレバー9
1を倒しリミットスイッチを作動させるのであるが、こ
のローラレバー91が倒されることにより回転軸92が
回転しプランジャ93が押される。ある程度、プランジ
ャ93が押されると、スプリング94が撓み、補助プラ
ンジャ95が押されて、電気スイッチである検出スイッ
チ96の操作プランジャ97が押され、検出スイッチ9
6がスイッチング作動を行うものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のスイッチ装置にあっては、電気スイッチである
検出スイッチ96を内蔵しており、スパークが発生する
電気スイッチを使用しているために、防爆環境に使用す
ることができず、また、シール不良による絶縁劣化があ
った。
【0004】また、従来のスイッチ装置では、電気接点
があるために、接触不良の故障モードが必要になり、内
蔵スイッチがあるために耐振動性が低下していたし、内
蔵スイッチ、リード線配線等が必要になって、部品点数
が多く、小形化、リサイクル化が容易にできないという
問題点があった。
【0005】本発明は、上記に問題点を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、スパー
クが発生する電気スイッチ(内蔵スイッチ)が不用にな
って、その安全性から防爆環境での使用が最適であり、
また、シール不良による絶縁劣化がなく、また、接触不
良の故障モードが必要でなく、リード線配線が不用にな
って、部品点数が少なくて超小形サイズに作成すること
ができ、しかも、使い易く、リサイクルが容易になるス
イッチ装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係るスイッチ装置は、閉塞空間に生じる
内部圧力の圧力変化を検出して、この圧力変化に応じた
信号を出力するようにしたスイッチ装置であって、内部
圧力の圧力変化を検出する圧力検出手段と、この圧力検
出手段が検出した圧力変化に基づいて出力信号を出力す
る信号出力手段とを有し、圧力検出手段が検出した圧力
変化を圧力伝播経路手段により信号出力手段の入力側に
伝播するようにしたものである。
【0007】そして、圧力検出手段が、閉塞空間に作動
体を進入させて、この作動体の進入量で変化する内部圧
力の圧力変化を検出する圧力検出ヘッドである。
【0008】また、閉塞空間の構成部材の少なくとも一
部を弾性を有する膜状部材で構成し、圧力検出手段が、
膜状部材を押圧することで閉塞空間に生じる内部圧力の
圧力変化を検出する圧力検出ヘッドである。
【0009】内部圧力とは、例えば圧力検出ヘッドの内
部空間の容積からばね部材の容積を減算し且つ配管容積
を加算したヘッド内容積における気圧であり、内部圧力
の圧力変化とは閉塞空間(ヘッド内空間)に作動体が押
し込まれた場合、もしくは閉塞空間の構成部材の一部を
構成する膜状部材を押圧する場合に生じる閉塞空間内の
気圧の変化(圧力差)である。
【0010】圧力検出手段とは、後述する圧力検出ヘッ
ドであり、信号出力手段とは、後述する圧力センサもし
くは圧力スイッチである。また、圧力伝播経路手段と
は、後述するように圧力検出ヘッドと圧力センサもしく
は圧力スイッチを接続する配管である。
【0011】かかる構成により、閉塞空間に生じる内部
圧力の圧力変化(閉塞空間に作動体を進入させて、この
作動体の進入量で変化する内部圧力の圧力変化、また、
閉塞空間の構成部材の一部を構成する膜状部材を押圧す
ることで、この閉塞空間に生じる内部圧力の圧力変化)
を圧力検出手段により検出し、この検出された内部圧力
の圧力変化を圧力伝播経路手段により信号出力手段の入
力側に伝播して、この信号出力手段により圧力変化に基
づいた出力信号を出力することができる。
【0012】このように、圧力検出手段は、閉塞空間に
生じる内部圧力の圧力変化を検出するものであり、この
圧力検出手段は、圧力伝播経路手段により信号出力手段
から離れた位置に設置され、しかも、圧力検出手段に
は、スパークが発生する電気スイッチを使用する必要が
ないために、その安全性から防爆環境での使用が最適で
ある。また、シール不良による絶縁劣化がない。
【0013】また、圧力検出手段には、電気接点がない
ために、接触不良の故障モードが必要でなく、内蔵スイ
ッチがなくなるために耐振動性が向上するし、部品点数
が少なく、また、リード線配線が不用になって、超小形
サイズで構成することができる。しかも、使い易く、リ
サイクルが容易になる。
【0014】また、本発明に係るスイッチ装置は、上記
した本発明に係るスイッチ装置において、信号出力手段
が、圧力変化に基づいて出力信号を出力する圧力センサ
もしくは圧力スイッチであり、圧力伝播経路手段が、圧
力検出手段が検出した圧力変化を信号出力手段の入力側
に伝播する配管である。
【0015】そして、圧力検出手段が、被検出体の移動
により弾性部材に抗して作動体を閉塞空間内に押し込む
アクチュエータを有する。また、圧力検出手段が、押圧
することで弾性部材に抗して作動体を押し込み閉塞空間
の構成部材の一部を構成する膜状部材を押圧するアクチ
ュエータを有する。
【0016】被検出体の移動により弾性部材に抗して作
動体を押し込むアクチュエータとは、例えばプランジャ
の先端部にローラを回転可能に軸支して、ばね部材によ
り保持された構成である。押圧することで弾性部材に抗
して作動体を押し込み閉塞空間の構成部材の一部を構成
する膜状部材を押圧するアクチュエータとは、例えば膜
状部材を押圧する押ボタンと、この閉塞空間内に設けら
れて押ボタンで作動するプランジャを反転ばね部材で保
持した構成である。
【0017】弾性部材とは、例えばばね部材であり、作
動体とは、例えば押し込みに移動するプランジャ、押ボ
タン等である。
【0018】かかる構成により、アクチュエータの作動
により閉塞空間に生じる内部圧力の圧力変化を圧力検出
ヘッドにより検出し、この検出された内部圧力の圧力変
化を配管により圧力センサもしくは圧力スイッチの入力
側に伝播させて、この圧力センサもしくは圧力スイッチ
により圧力変化に基づいて出力信号を出力することがで
きる。
【0019】このように、圧力検出ヘッドは、例えばド
ッグのような被検出体の動作で作動体を閉塞空間に進入
させてこの閉塞空間に生じる内部圧力の変化を検出する
ものであり、この圧力検出ヘッドは、配管により圧力ス
イッチから離れた位置に設置され、しかも、圧力検出ヘ
ッドには、スパークが発生する電気スイッチを使用する
必要がないために、その安全性から防爆環境での使用が
最適である。また、シール不良による絶縁劣化がない。
【0020】また、圧力検出ヘッドには、電気接点がな
いために、接触不良の故障モードが必要でなく、内蔵ス
イッチがなくなるために耐振動性が向上するし、部品点
数が少なく、また、リード線配線が不用になって、超小
形サイズで構成することができる。しかも、使い易く、
リサイクルが容易になる。
【0021】また、本発明に係るスイッチ装置は、上記
した本発明に係るスイッチ装置において、信号出力手段
が、複数の検出圧力導入部を有し且つこれらの検出圧力
導入部から導入された圧力変化に基づいて個々に出力信
号を出力する圧力センサターミナルである。
【0022】ここで、圧力センサターミナルとは、例え
ば複数の検出圧力導入部と、これらの検出圧力導入部か
ら導入された内部圧力の圧力変化に基づいて個々に出力
信号を出力し、また、表示するものである。
【0023】かかる構成により、複数の圧力検出ヘッド
を、それぞれに配管を介して圧力センサターミナルの検
出圧力導入部に接続することで、複数の圧力検出ヘッド
を圧力センサターミナルに接続し、それぞれの圧力検出
ヘッドが検出した内部圧力の圧力変化を圧力センサター
ミナルに伝えて、この圧力センサターミナルにおいて、
圧力変化に基づいて個々に出力信号を出力することがで
きる。
【0024】また、本発明に係るスイッチ装置は、上記
した本発明に係るスイッチ装置において、信号出力手段
が、圧力センサもしくは圧力スイッチを作動させる設定
値を可変できる機能を有する。
【0025】かかる構成により、圧力センサもしくは圧
力スイッチを作動させる設定値を変えて設定し、内部圧
力の変化量が設定値に達すると、圧力センサもしくは圧
力スイッチを作動して信号を出力させることができる。
【0026】また、本発明に係るスイッチ装置は、上記
した本発明に係るスイッチ装置において、信号出力手段
が、表示手段を有し且つこの表示手段を作動させる設定
値を可変できる機能を有する。
【0027】かかる構成により、表示手段を作動させる
設定値を変えて設定し、内部圧力の変化量が設定値に達
すると、表示手段が作動して設定値に見舞う表示を行う
ことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0029】(実施の形態1)本発明に係るスイッチ装
置の実施の形態1を図1乃至図5に示す。
【0030】本発明の実施の形態1であるスイッチ装置
Aは、圧力検出手段としての圧力検出ヘッド1と、この
圧力検出ヘッド1のアクチュエータ18の作動で生じた
内部圧力の圧力変化を検出し出力(表示)する信号出力
手段としての圧力センサ2とで構成してある。
【0031】圧力検出ヘッド1はヘッド本体3を備えて
おり、このヘッド本体3はケース4とアクチュエータ保
持部材5とで構成してある。このケース4の取付端面部
4Aには円筒形状の凹部6が形成してあり、また、取付
端面部4Aには凹部6を囲むようにして円環状のシール
溝部7が形成してあり、また、取付端面部4Aには取付
用ねじ孔部(図示せず)が形成してある。
【0032】また、ケース4の取付端面部4Aとは反対
側の端部4Bには圧力取出部8が設けてある。この圧力
取出部8は、端部4Bに設けた接続用凹部9を有してお
り、この接続用凹部9の周部には雌ねじ部10が形成し
てある。そして、ケース4には、凹部6の底面部6aか
ら接続用凹部9の底面部9aにかけて通路11が形成し
てある。また、ケース4には取付用孔12が形成してあ
る。
【0033】アクチュエータ保持部材5は、ケース4の
取付端面部4Aに取付けられる基部13と、この基部1
3の中央部に形成された円筒状のプランジャ保持部14
とを有しており、基部13には取付孔部15が形成して
あり、また、プランジャ保持部14の内周部にはシール
溝部16が形成してある。
【0034】そして、シール溝部16にはシールリング
17が嵌合されており、プランジャ保持部14は、アク
チュエータ18のプランジャ19を摺動可能に保持して
おり、このプランジャ19の先端部にはローラ20が回
転可能に軸支してあり、また、プランジャ19の基端部
には鍔状のストッパ部21が形成してあり、また、プラ
ンジャ19の基端面には凹部からなるばね受部22が形
成してある。
【0035】そして、シール溝部7にシールリング33
を嵌合し、ヘッド本体3のケース4の凹部6内とばね受
部22との間に弾性部材であるばね部材23を介装した
状態で、アクチュエータ保持部材5の基部13をケース
4の取付端面部4Aにねじ部材24で固定して圧力検出
ヘッド1が構成してある。
【0036】この場合、プランジャ19は、ばね部材2
3のばね力により外方に伏勢されていて、ストッパ部2
1が基部13の内面部に当接している。そして、圧力検
出ヘッド1は閉鎖空間Kを有している。この閉鎖空間K
は、凹部6と基部13とプランジャ19とが形成する空
間の容積からばね部材23の容積を減算し且つ通路11
及び後述する配管29の容積を加算した空間であり、こ
の閉鎖空間Kはヘッド内容積Vを有している。
【0037】信号出力手段としての圧力センサ2は、検
出圧力導入部25から導入した圧力が設定圧になると作
動するものであり、図5及び図6に示すように、その表
側に表示部26と設定部27とを有しており、圧力セン
サ2は大気開放口28を備えている。
【0038】そして、圧力検出ヘッド1は、図1に示す
ように地面より1m未満に設けられた防爆領域イに設置
してあり、また、圧力センサ2は地面より1m以上に設
けられた非防爆領域ロに設置された配電盤34に設けて
ある。そして、圧力検出ヘッド1と圧力センサ2とは、
圧力伝播経路手段としての配管29により互いに接続さ
れている。すなわち、圧力検出ヘッド1の取付用ねじ孔
部8には配管接続部材30が螺着してあり、この配管接
続部材30には配管29の一端部が接続してある。そし
て、配管29の他端部は圧力センサ2の検出圧力導入部
28に接続してある。そして、防爆領域イには走行レー
ル32に設けられたドッグ31が配置してある。
【0039】次に、上記のように構成されたスイッチ装
置Aの作動を説明する。
【0040】圧力検出ヘッド1において、アクチュエー
タ18のプランジャ19の先端部のローラ20に、ドッ
グ31が接触しない場合には、圧力検出ヘッド1のヘッ
ド内容積はVであり、圧力検出ヘッド1の内部圧力(気
圧)はPである。
【0041】ドッグ31が移動して、アクチュエータ1
8のプランジャ19の先端部のローラ20に接触する
と、図4に示すように、プランジャ19はばね部材23
に抗して押し込められる。このために、圧力検出ヘッド
1のヘッド内容積Vは減少して、内部圧力はPからP1
に変化する。そして、絶対値(P−P1)=PXが差圧
値、すなわち内部圧力の圧力変化量となり、この圧力変
化量PXが配管29内を伝わって、圧力センサ2に導入
されて、圧力変化量PXが圧力センサ2の設定値になる
と作動して外部出力機器(図示せず)に出力信号(電流
値)を出力し、また、表示値として表示がなされる。
【0042】図7にプランジャ19のストロークL(m
m)に対する圧力検出ヘッド1の内部圧力の圧力変化を
示す。
【0043】圧力センサ2において、例えば設定値を2
kPaにした場合、図7に示すように、プランジャ19
のストロークLが1.0mmにおける内部圧力の圧力変
化量PXが2kPaになることから、ドッグ31の動作
でプランジャ19のストロークLが1.0mmになった
時点で圧力センサ2が作動する。
【0044】また、圧力センサ2において、設定値を4
kPaにした場合、図7に示すように、プランジャ19
のストロークLが2.0mmにおける内部圧力の圧力変
化量PXが4kPaになることから、ドッグ31の動作
でプランジャ19のストロークLが2.0mmになった
時点で圧力センサ2が作動する。このように設定値を種
々に変えることで、その設定値に対応するプランジャ1
9のストロークLで、圧力センサ2を作動させて外部出
力機器(図示せず)に出力信号(電流値)を出力し、ま
た、表示値として表示することができる。
【0045】なお、温度変化による圧力値の変化は、瞬
時に行われず、ゆっくりとした状態変化であるために、
瞬時に行われる圧力検出ヘッド1による圧力検出には影
響はない。
【0046】そして、ドッグ31が元の位置に復帰する
と、アクチュエータ18のプランジャ19はばね部材2
3のばね力により元の位置に復帰する。このために、圧
力検出ヘッド1のヘッド内容積Vは増加して、内部圧力
はP1からPに変化する。
【0047】上記した本発明の実施の形態1によれば、
圧力検出ヘッド1は、ドッグ31のような被検出体の動
作でプランジャ19を閉塞空間Kに進入させて、この閉
塞空間Kに生じる内部圧力の変化を検出するものであ
り、この圧力検出ヘッド1は、配管29により圧力セン
サ2から離れた位置に設置され、しかも、圧力検出ヘッ
ド1には、スパークが発生する電気スイッチを使用する
必要がないために、その安全性から防爆環境での使用が
最適である。また、シール不良による絶縁劣化がない。
【0048】また、圧力検出ヘッド1には、電気接点が
ないために、接触不良の故障モードが必要でなく、内蔵
スイッチがなくなるために耐振動性が向上するし、部品
点数が少なく、また、リード線配線が不用になって、超
小形サイズで構成することができる。しかも、使い易
く、リサイクルが容易になる。
【0049】なお、上記した本発明の実施の形態1では
信号出力手段として圧力センサ2を用いたが、圧力スイ
ッチを使用してもよい。
【0050】(実施の形態2)本発明に係るスイッチ装
置の実施の形態2を図8に示す。
【0051】本発明に係るスイッチ装置Aの実施の形態
2は、その圧力検出ヘッド1が上記した本発明に係るス
イッチ装置Aの実施の形態1の場合と異なり、圧力セン
サ2は同構成である。
【0052】すなわち、圧力検出手段としての圧力検出
ヘッド41はヘッド本体43を備えており、このヘッド
本体43はベース44とアクチュエータ保持部材45と
で構成してある。このベース44とアクチュエータ保持
部材45とはその間に弾性を有する膜状部材であるシー
ル部材46を介在させた状態で連結してあり、ヘッド本
体43の内部を二つの室47A、47Bに区画してい
る。
【0053】そして、一方の室47Aには、アクチュエ
ータ保持部材45に摺動可能に保持された作動体として
の押ボタン48が挿入してあるし、また、他方の室47
Bは閉塞空間Kであり、反転ばね部材49とプランジャ
50とが、反転ばね部材49にプランジャ50を重ねた
状態で収容してある。
【0054】そして、反転ばね部材49によりプランジ
ャ50は持ち上げられていて、このプランジャ50はシ
ール部材46を持ち上げている。また、押ボタン48の
挿入端部48aがシール部材46に当接している。他方
の室47Bには圧力取出部51が設けてある。
【0055】そして、圧力検出ヘッド41と圧力センサ
2とは圧力伝播経路手段である配管52により互いに接
続されている。すなわち、圧力検出ヘッド41の圧力取
出部51には配管52の一端部が接続してある。そし
て、配管52の他端部は圧力センサ2の検出圧力導入部
25に接続してある。
【0056】次に、上記のように構成されたスイッチ装
置Aの作動を説明する。
【0057】圧力検出ヘッド41において、押ボタン4
8を押さない場合には、圧力検出ヘッド41の他方の室
47Aのヘッド内容積はVであり、内部圧力(気圧)は
Pである。
【0058】押ボタン48が押されると、シール部材4
6を介してプランジャ50が押し込まれて反転ばね部材
49が反転する。このために、圧力検出ヘッド41の他
方の室47Bのヘッド内容積Vは減少して、内部圧力
(気圧)はPからP1に変化する。そして、絶対値(P
−P1)=PXが差圧値、すなわち内部圧力の圧力変化
量となり、この圧力変化量PXが配管52内を伝わっ
て、圧力センサ2に導入されて圧力変化量PXが、圧力
センサ2の設定値になると作動して外部出力機器(図示
せず)に出力信号(電流値)を出力し、また、表示値と
して表示がなされる。
【0059】押ボタン48の押圧を解除すると、反転ば
ね部材49が元の状態に復帰してプランジャ50を押し
上げ、シール部材46を介して押ボタン48を元の状態
に復帰させる。このために、圧力検出ヘッド41の他方
の室47Bのヘッド内容積Vは増加して、内部圧力はP
1からPに変化する。
【0060】上記した本発明に実施の形態2によれば、
圧力検出ヘッド41は、押ボタン48の動作でプランジ
ャ50を押し込み反転ばね部材49を反転させて閉塞空
間Kを圧縮させて、この閉塞空間Kに生じる内部圧力の
変化を検出するものであり、この圧力検出ヘッド41
は、配管52により圧力センサ2から離れた位置に設置
され、しかも、圧力検出ヘッド41には、スパークが発
生する電気スイッチを使用する必要がないために、その
安全性から防爆環境での使用が最適である。また、シー
ル不良による絶縁劣化がない。
【0061】また、圧力検出ヘッド41には、電気接点
がないために、接触不良の故障モードが必要でなく、内
蔵スイッチがなくなるために耐振動性が向上するし、部
品点数が少なく、また、リード線配線が不用になって、
超小形サイズで構成することができる。しかも、使い易
く、リサイクルが容易になる。
【0062】なお、上記した本発明の実施の形態2では
信号出力手段として圧力センサ2を用いたが、圧力スイ
ッチを使用してもよい。
【0063】(実施の形態3)本発明に係るスイッチの
実施の形態3を図9に示す。
【0064】本発明に係るスイッチAの実施の形態3
は、その圧力検出ヘッド61に上記した本発明の実施の
形態1及び実施の形態2に用いた圧力検出ヘッド1を用
い、圧力センサ2に変えて圧力センサターミナル62を
用いたものである。
【0065】この圧力センサターミナル62は、複数の
検出圧力導入部63と、これらの検出圧力導入部63か
ら導入された内部圧力の変化量PXに対応させて表示を
行う表示部64及び作動するセンサ部(図示せず)を有
するものであり、表示部64及びセンサ部における作動
設定値は設定可能にしてある。
【0066】そして、複数の圧力検出ヘッド61の圧力
取出部8を、それぞれに配管66を介して圧力センサタ
ーミナル62の検出圧力導入部63に接続することで、
複数の圧力検出ヘッド61が圧力センサターミナル62
に接続されている。
【0067】したがって、それぞれの圧力検出ヘッド6
1が検出した内部圧力の変化量PXを圧力センサターミ
ナル62に伝えて、この圧力センサターミナル62にお
いて、それぞれの表示部64で表示値として表示がなさ
れ、またセンサ部を作動させて外部出力機器(図示せ
ず)に出力信号(電流値)を出力することになる。
【0068】上記した本発明に実施の形態3によれば、
圧力検出ヘッド61は、ドッグ31の動作でプランジャ
19を移動させて生じる内部圧力の変化量PXを検出す
るものであり、この圧力検出ヘッド41は、配管66に
より圧力センサ2から離れた位置に設置され、しかも、
圧力検出ヘッド61には、スパークが発生する電気スイ
ッチを使用する必要がないために、その安全性から防爆
環境での使用が最適である。また、シール不良による絶
縁劣化がない。
【0069】また、圧力検出ヘッド61には、電気接点
がないために、接触不良の故障モードが必要でなく、内
蔵スイッチがなくなるために耐振動性が向上するし、部
品点数が少なく、また、リード線配線が不用になって、
超小形サイズで構成することができる。しかも、使い易
く、リサイクルが容易になる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るスイ
ッチ装置によれば、閉塞空間に生じる内部圧力の圧力変
化(閉塞空間に作動体を進入させて、この作動体の進入
量で変化する内部圧力の圧力変化、また、閉塞空間の構
成部材の一部を構成する膜状部材を押圧することで、こ
の閉塞空間に生じる内部圧力の圧力変化)を圧力検出手
段により検出し、この検出された内部圧力の圧力変化を
圧力伝播経路手段により信号出力手段の入力側に伝播し
て、この信号出力手段により圧力変化に基づいた出力信
号を出力することができる。
【0071】このように、圧力検出手段は、閉塞空間に
生じる内部圧力の圧力変化を検出するものであり、この
圧力検出手段は、圧力伝播経路手段により信号出力手段
から離れた位置に設置され、しかも、圧力検出手段に
は、スパークが発生する電気スイッチを使用する必要が
ないために、その安全性から防爆環境での使用が最適で
ある。また、シール不良による絶縁劣化がない。
【0072】また、圧力検出手段には、電気接点がない
ために、接触不良の故障モードが必要でなく、内蔵スイ
ッチがなくなるために耐振動性が向上するし、部品点数
が少なく、また、リード線配線が不用になって、超小形
サイズで構成することができる。しかも、使い易く、リ
サイクルが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスイッチ装置の実施の形態1の概
略的な構成説明図である。
【図2】同スイッチ装置における圧力検出ヘッドの斜視
図である。
【図3】同圧力検出ヘッドの縦断面図である。
【図4】同圧力検出ヘッドの作動状態を示す縦断面図で
ある。
【図5】同スイッチ装置における圧力センサの斜視図で
ある。
【図6】同圧力センサの底面図である。
【図7】圧力検出ヘッドにおける内部圧力変化の説明図
である。
【図8】本発明に係るスイッチ装置の実施の形態2の概
略的な構成説明図である。
【図9】本発明に係るスイッチ装置の実施の形態3の概
略的な構成説明図である。
【図10】従来のスイッチ装置としてのリミットスイッ
チの縦断面図である。
【符号の説明】
1 圧力検出ヘッド(圧力検出手段) 2 圧力センサ(信号出力手段) 3 ヘッド本体 4 ケース 4A 取付端面部 4B 端部 5 アクチュエータ保持部材 6 凹部 6a 底面部 7 シール溝部 8 圧力取出部 9 接続用凹部 9a 底面部 10 雌ねじ部 11 通路 12 取付用孔 13 基部 14 プランジャ保持部 15 取付孔部 16 シール溝部 17 シールリング 18 アクチュエータ 19 プランジャ(作動体) 20 ローラ 21 ストッパ部 22 ばね受部 23 ばね部材(弾性部材) 24 ねじ部材 25 検出圧力導入部 26 表示部 27 設定部 28 大気開放口 29 配管(圧力伝播経路手段) 30 配管接続部材 31 ドッグ 32 走行レール 33 シールリング 41 圧力検出ヘッド(圧力検出手段) 43 ヘッド本体 44 ベース 45 アクチュエータ保持部材 46 シール部材(膜状部材) 47A 一方の室 47B 他方の室(閉塞空間) 48 押ボタン(作動体) 49 反転ばね部材 50 プランジャ 51 圧力取出部 52 配管(圧力伝播経路手段) 61 圧力検出ヘッド(圧力検出手段) 62 圧力センサターミナル 63 検出圧力導入部 64 表示部 66 配管(圧力伝播経路手段) イ 防爆領域 ロ 非防爆領域 A スイッチ装置 K 閉塞空間 P 内部圧力 P1 内部圧力 PX 差圧値(内部圧力の圧力変化量) V ヘッド内容積 V1 ヘッド内容積

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 閉塞空間に生じる内部圧力の圧力変化を
    検出して、この圧力変化に応じた信号を出力するように
    したスイッチ装置であって、 前記内部圧力の前記圧力変化を検出する圧力検出手段
    と、 この圧力検出手段が検出した前記圧力変化に基づいて出
    力信号を出力する信号出力手段とを有し、 前記圧力検出手段が検出した前記圧力変化を圧力伝播経
    路手段により前記信号出力手段の入力側に伝播するよう
    にしたことを特徴とするスイッチ装置。
  2. 【請求項2】 前記圧力検出手段が、前記閉塞空間に前
    記作動体を進入させて、この作動体の進入量で変化する
    前記内部圧力の圧力変化を検出する圧力検出ヘッドであ
    る請求項1に記載のスイッチ装置。
  3. 【請求項3】 前記閉塞空間の構成部材の少なくとも一
    部を弾性を有する膜状部材で構成し、前記圧力検出手段
    が、前記膜状部材を押圧することで前記閉塞空間に生じ
    る前記内部圧力の前記圧力変化を検出する圧力検出ヘッ
    ドである請求項1に記載のスイッチ装置。
  4. 【請求項4】 前記信号出力手段が、前記圧力変化に基
    づいて前記出力信号を出力する圧力センサもしくは圧力
    スイッチであり、 前記圧力伝播経路手段が、前記圧力検出手段が検出した
    前記圧力変化を前記信号出力手段の入力側に伝播する配
    管である請求項2又は請求項3に記載のスイッチ装置。
  5. 【請求項5】 前記圧力検出手段が、被検出体の移動に
    より弾性部材に抗して前記作動体を前記閉塞空間内に押
    し込むアクチュエータを有する請求項2に記載のスイッ
    チ装置。
  6. 【請求項6】 前記圧力検出手段が、押圧することで前
    記弾性部材に抗して前記作動体を押し込み前記膜状部材
    を押圧するアクチュエータを有する請求項3に記載のス
    イッチ装置。
  7. 【請求項7】 前記信号出力手段が、複数の検出圧力導
    入部を有し且つこれらの検出圧力導入部から導入された
    前記圧力変化に基づいて個々に前記出力信号を出力する
    圧力センサターミナルである請求項1乃至請求項6のい
    ずれかに記載のスイッチ装置。
  8. 【請求項8】 前記信号出力手段が、前記圧力センサも
    しくは前記圧力スイッチを作動させる設定値を可変でき
    る機能を有する請求項2乃至請求項7のいずれかに記載
    のスイッチ装置。
  9. 【請求項9】 前記信号出力手段が、表示手段を有し且
    つこの表示手段を作動させる設定値を可変できる機能を
    有する請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のスイッ
    チ装置。
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