JP2002309708A - 床の遮音構造 - Google Patents

床の遮音構造

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Hirotoshi Ueda
浩俊 植田
Hirofumi Watanabe
拓文 渡邉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、重量床衝撃音及び軽量床衝撃音の
遮断性に優れた住宅系の2階以上の床として適した遮音
構造を提供することを可能にすることを目的としてい
る。 【解決手段】 建築物の床梁2aにより組み付けられた
水平軸組において、遮音シート1を根太3、床下地面材
4a、床仕上材5等の床構成材に接することなく該床構
成材の下方に該水平軸組となる床梁2aに直接または間
接に支持して構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の床の遮音
構造に関し、特に住居系の2階以上の床に適した床構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の木質フローリング床の増加や多世
帯住宅の増加、また「住宅品質確保促進法」による「住
宅性能表示制」の導入により、集合住宅のみならず個人
住宅においても階下への床騒音防止のニーズが高まって
きている。
【0003】木質系の住宅構造において、軽量気泡コン
クリート(以下、「ALCパネル」と称する)を床下地
面材として用いることによる重量衝撃音を緩和する床構
造が知られている。
【0004】また、特開平9-88324号公報(以下、「従
来例1」と称する)に示されるように、木製床の下側に
面質量が5kg/m2〜20kg/m2の板状体を木製床
に固定せずに配設する複合防音床も従来技術として挙げ
られる。
【0005】また、図15に示す特開2000-110289号公報
(以下、「従来例2」と称する)に示されるように、床
梁2aに取り付けた根太3の上面に床下地面材4a及び
床仕上材5からなる床を取り付け、根太3の下面に床下
地面材4aの下方を覆った状態にして遮音シート1を取
り付ける床の遮音構造も従来技術として挙げられる。図
15において、遮音シート1はその下面を支持面材6aに
より支持され、ビス8により根太3に固定される。ま
た、支持面材6aは床梁2aにビス8により固定された
角材7aにより支持される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た床下地面材としてALCパネルを用いる床構造単独で
は軽量衝撃音について大きな効果は望めない。これを補
うため、フローリング材下部に樹脂発泡体を設けた緩衝
性の高い防音床を併用することがあるが、この防音床は
コストが割高な上、クッションが効いているので歩行時
に著しい不快感を感じることがある。
【0007】また、前述の従来例1では、自然載置する
だけで板状体を位置決めするため、床衝撃を受けたと
き、或いは地震時に不快音を発生したり板状体が本来の
位置からずれる可能性がある。また、遮音性能をより向
上させるために板状体と木製床の間隔を広げようとする
と、水平軸組に加わる水平せん断力を負担する目的の火
打梁と位置的に干渉し、板状体の設置が困難となる。
【0008】また、図15に示した前述の従来例2では、
遮音シート1の質量により床仕上材5、床下地面材4a
等の床材や根太3の振動を吸収する構造である。その構
造上、衝撃力が弱く且つ、連続衝撃である軽量衝撃音に
ついては有効であるが、衝撃力が強く且つ、単発衝撃の
重量衝撃音については、根太3や床仕上材5、床下地面
材4a等の床材と遮音シート1が一緒に振動してしま
い、その振動によって発生する空気伝播音が直接天井や
下階部屋に伝わるので、遮音効果が不十分である。
【0009】本発明は前記課題を解決するものであり、
その目的とするところは、重量床衝撃音及び軽量床衝撃
音の遮断性に優れた住宅系の2階以上の床として適した
遮音構造を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係る床の遮音構造は、建築物の床梁により組
み付けられた水平軸組において、遮音シートが床構成材
に接することなく該床構成材の下方に該水平軸組により
直接または間接に支持されていることを特徴とする。
【0011】ここで述べる床構成材とは、下階に室を有
する床の積載荷重を当該階の床梁に伝える部材のことで
あり、例として大引、根太、床下地面材、床仕上材、コ
ンクリートスラブ、ALCスラブ、またはこれらを必要
数組み合わせた床パネルが挙げられる。また、床の積載
荷重を当該階の床梁に伝えることの出来る部材であれ
ば、上記の例にとらわれる必要はない。
【0012】本発明は、上述の如く構成したので、遮音
シートが床構成材と接することなく水平軸組に支持され
ている構造のため、該床構成材の振動が直接、固体伝播
音として遮音シートに伝わらない。遮音シートに直接伝
わる音は空気伝播音としての衝撃音のみであるため、固
体伝播音による振動は発生せず、効果的に重量床衝撃音
および軽量床衝撃音を遮断することが出来る。
【0013】
【発明の実施の形態】図により本発明に係る床の遮音構
造の一実施形態を具体的に説明する。本発明に適用出来
る建築物の構造種類は、木造と鉄骨造が一般的である。
図1は木造軸組工法の床梁に遮音構造材となる遮音シー
トを配置した本発明に係る床の遮音構造の一実施形態を
示す斜視図であり、図9は鉄骨造において遮音構造材と
なる遮音シートを配置した本発明に係る床の遮音構造の
一実施形態を示す斜視図である。
【0014】図1及び図2に示すように、遮音構造材と
なる遮音シート1は、根太3、床下地面材4a及び床仕
上材5等の床構成材に接することなく、該床構成材の下
方で建築物の木造軸組工法により組み付けられた水平軸
組である床梁2aの下面にビス8により直接固定して支
持される。尚、ビス8の代わりに釘でも良い。また、接
合を確実にするために必要に応じて接着剤を併用しても
良い。
【0015】床梁2aの上部には根太3がビス止め等に
より固定され、該根太3の上面には床下地面材4aが載
置されてビス止め等により根太3に固定され、更に床下
地面材4aの上面には床仕上材5が載置されてビス止め
等により該床下地面材4aに固定される。
【0016】本発明に使用される遮音シート1は、比重
1.0〜10.0のものが好ましい。その例としては鉛
シート、ゴムシート、軟質ポリ塩化ビニルシート、アス
ファルトシート、合成樹脂に高密度の粒状体を混合した
シート等が好適である。
【0017】また、図3に示すように、遮音シート1と
床梁2aとの接合部で該床梁2aの下面全面または一部
に支持板材6bをビス8により固定して補強接合するこ
とは、接合を確実にするために望ましい。また、本実施
形態の場合の支持板材6bの材質として、耐久性に優れ
た金属や樹脂、セメント系、木質材等が使用出来る。中
でもビス止めや加工性に優れた木質材が好適である。
【0018】また、図4に示すように、遮音シート1の
下面に支持面材6aを配置してビス8により床梁2aと
接合するのは、遮音シート1と床梁2aとの接合を確実
にするのに望ましい。
【0019】また、図5に示すように、支持面材6aを
ビス8により予め床梁2aと接合しておき、該支持面材
6a上面に遮音シート1を配置することにより、遮音シ
ート1と床梁2aとを間接的に接合して支持出来る。
【0020】このとき、遮音シート1は該支持面材6a
上に載置するのみでも良いし、釘、両面テープ、接着剤
等で接合しても良い。また、遮音シート1の位置は該支
持面材6aの下面でも良い。このときの遮音シート1は
釘、両面テープ、接着剤等を用い該支持面材6aに接合
することになる。
【0021】本実施形態の場合の支持面材6aの材質
は、釘、ビス施工が出来、加工性に優れる木質系のパネ
ル(合板、パーティクルボード、構造用パネル、ファイ
バーボード、草木類を主要構成物とする積層体)が施工
上好ましい。
【0022】また、耐火性を向上させるために、窯業系
パネル(ALCパネル、押し出し成形板、木質系セメン
ト板、窯業系サイディング材、スレート材、木毛セメン
ト積層板、繊維強化セメント板)を使用するのも好まし
い。
【0023】不燃材料または準不燃材料であるフレキシ
ブルボード、石綿パーライト板、パルプセメント板、ケ
イ酸カルシウム板、火山性ガラス質複層板、石膏ボード
等も好ましい。
【0024】支持面材6aの単位面積当たりの質量は、
遮音シート1の音減衰を妨げないように遮音シート1の
質量より軽い方が望ましい。また支持面材6aの厚み
は、支持スパンの6/1000〜25/1000の範囲
が望ましい。
【0025】図6に示すように、床梁2aの側面に角材
7aをビス8により固定し、該角材7aの上面に支持面
材6aをビス止め等により固定することにより支持面材
6aを床梁2aの懐内に位置することが出来る。これに
より天井懐を小さく出来、下階の部屋の天井高を高くと
ることが可能となる。
【0026】遮音シート1は支持面材6aの上面または
下面に接するように配置する。このとき、遮音シート1
または支持面材6aを根太3に接しないように配置する
のは言うまでもない。このときの角材7aの材質は、耐
久性に優れた金属や樹脂、セメント系、木質材等が使用
出来る。中でもビス止めや加工性に優れた木質材が好適
である。
【0027】図7に示すように、支持根太6cを床梁2
aの下部側面に固定して配置し、該支持根太6cの上面
または下面に遮音シート1を設置しても良い。また、支
持根太6cを図8に示すように床梁2aの下面に固定し
て配置しても良い。また、本実施形態の場合の支持根太
6cの材質として、耐久性に優れた金属や樹脂、セメン
ト系、木質材等が使用出来る。中でもビス止めや加工性
に優れた木質材が好適である。
【0028】また、図9に示す鉄骨造でも前述の木造軸
組と同様の納まりが出来る。図9及び図10に示すよう
に、遮音シート1はH形鋼等の鉄骨床梁2bの下フラン
ジ2b1の下面にビス8により接合し、直接支持する。接
合を確実にするために必要に応じて接着剤を併用しても
良い。図9及び図10中、4bは床スラブであり、床梁2
bの上フランジの上面に載置して接合される。遮音シー
ト1の材質・比重は前述の木造の例で述べたと同じ性質
のものが好ましい。
【0029】図11に示すように、遮音シート1と床梁2
bとの接合部で床梁2bの下フランジ2b1の下面全面ま
たは一部に支持板材6bをビス8により固定して補強接
合することは、接合を確実にするために望ましい。ま
た、本実施形態の場合の支持板材6bの材質として、耐
久性に優れた金属や樹脂、セメント系、木質材等が使用
出来る。中でもビス止めや溶接性に優れた薄肉の金属が
好適である。
【0030】床梁2bにビス止めしにくい場合は、図12
に示すように、床梁2bの下フランジ2b1の上面に接合
した角材7bを介して遮音シート1をビス8により固定
することが出来る。このときの角材7bの材質は、耐久
性に優れた金属や樹脂、セメント系、木質材等が使用出
来る。中でもビス止めや溶接性に優れた薄肉の金属が好
適である。図12では角材7bを床梁2bの下フランジ2b
1の上面に配置しているが、下フランジ2b1の下面やウェ
ブ2b2の側面でも良い。このとき遮音シート1は、床ス
ラブ4bに接しないように角材7bに接合するのは言う
までもない。
【0031】図13に示すように、支持面材6aを予め床
梁2bの下フランジ2b1の下面にビス8により固定して
接合しておき、該支持面材6aの上面に遮音シート1を
配置することにより、遮音シート1と床梁2bを間接的
に接合して支持出来る。
【0032】このとき遮音シート1は該支持面材6a上
に載置するのみでも良いし、釘、両面テープ、接着剤等
で接合しても良い。また、遮音シート1の位置は該支持
面材6aの下面でも良い。このときの遮音シート1は
釘、両面テープ、接着剤等を用い該支持面材6aに接合
することになる。尚、支持面材6aの材質・質量・厚み
は前述の木造の例で述べたと同じ性質のものが好まし
い。
【0033】図14に示すように、支持根太6cを床梁2
bの下フランジ2b1の下面に接合して配置し、該支持根
太6cの上面または下面に遮音シート1を設置しても良
い。また、支持根太6cを床梁2bの下部所定位置に配
置しても良い。また、本実施形態の場合の支持根太6c
の材質として、耐久性に優れた金属や樹脂、セメント
系、木質材等が使用出来る。中でもビス止めや溶接性に
優れた薄肉の金属が好適である。
【0034】遮音シート1の上部の床の例として、図1
に示すような木造の場合では、「根太床」と呼ばれる根
太3の上に床下地面材4aとして合板や構造用パネル等
を使用し、その上に床仕上げを行う構成(遮音性向上の
ために重量材であるシンダーコンクリート・ALC・遮
音シート等を床仕上材5の下に付加する場合有り)や、
「ネタレス」と呼ばれる床下地面材4aとして厚物合板
や厚物ALCや床パネルを使い根太3を省略して床仕上
げを行う構成(遮音性向上のために重量材であるシンダ
ーコンクリート・ALC・遮音シート等を床仕上材5の
下に付加する場合有り)が挙げられる。
【0035】また、図9に示すような鉄骨造の場合は、
鉄骨床梁2bの上に木製の「根太床」を構成する(構造
上必要であれば床梁2bと根太の間に大引を流す)例
や、床梁2bの上に直接、床スラブ(例:コンクリート
スラブ,ALCスラブ)4bや床パネルを設けて床仕上
げを行う例が挙げられる。遮音シート1をこれらの床を
構成する部材(床構成材)に接しないように設けるのは
いうまでもない。
【0036】次に、本実施形態に係る木造軸組工法の床
構造と、他の床構造における床衝撃音の実測結果につい
て説明する。
【0037】<評価方法>測定方法として、木造軸組家
屋の約13m2の方形部屋にてJIS1418−1およ
び2に準じ、重量衝撃音と軽量衝撃音の測定をするシス
テムを採用した。尚、重量衝撃音は最も不利な結果が出
ると思われる63HzのdB値で、軽量衝撃音はA特性
で評価を行った。
【0038】[実施例1]方形部屋の床構成材を支える
床梁2aとして幅120mm、高さ240mmの集成材
を910mmの間隔で配置した。
【0039】床梁2aの中央部には図6に準じて45m
m角の角材7a(本実施例では栂材を使用)をビス8に
て固定し、該角材7aの上部に支持面材6aをビス止め
して配置し、該支持面材6aの上部に遮音シート1(本
実施例では厚さ8mmの高密度粉体をアスファルトに混
入してシート化した比重2.6の市販の床用制振、遮音
材を使用)を両面テープにて接着施工した。
【0040】尚、支持面材6aには、コーリャン茎を並
列して形成したシート状物(厚さ10mm、比重0.1
5)にイソシアネート系樹脂からなる接着剤を50g/
2〜250g/m2塗布し、該シート状物を3枚〜5枚
積層して形成された植物茎積層体の表面に表面材として
両面に厚さ1mm〜2mmの面材を重ね、熱板プレス機
に送り込み120℃〜170℃、8×105Pa〜10
×105Paで10分〜20分間プレスして植物茎積層
体と表面材とが一体化した厚さ12mm〜25mmの積
層体を用いた。
【0041】床梁2aの上部には、根太3として幅45
mm、高さ105mmの栂材を303mm間隔で遮音シ
ート1とは接しないように床梁2aに接合して配置し、
床下地面材4aとして厚さ12mmの構造用合板を該根
太3にビス止めし、床仕上材5として該床下地面材4a
の上面に日本農林規格「フローリング」に規定する「複
合フローリング」を載置した。
【0042】また、天井材として該床梁2aの下方に厚
さ9.5mmの石膏ボードを該床梁2aに接しないよう
に配置し、木造軸組工法における床構造を作製した。
【0043】[比較例1]前記実施例1において、角材
7a、支持面材6a、遮音シート1を配置しなかったこ
と以外は、全て前記実施例1と同様にして床構造を作製
した。本比較例は在来の木造床構造において最も一般的
な構造を想定している。
【0044】[比較例2]前記実施例1において、根太
3を遮音シート1と接するよう配置し、且つ支持面材6
aと遮音シート1を根太3にビス止めしたこと以外は、
全て前記実施例1と同様にして床構造を作製した。本比
較例は図15に示した従来例2の床構造を想定している。
【0045】前記実施例1および比較例1、2の評価結
果を以下の表1に示す。
【0046】
【表1】
【0047】上記表1に示す評価結果によれば、図6の
実施例1に示すように、遮音シート1が根太3、床下地
面材4a、床仕上材5等の床構成材に接することなく該
床構成材の下方に該水平軸組となる床梁2aにより支持
されていることにより、重量衝撃音及び軽量衝撃音双方
が効果的に低減していることが分かる。
【0048】即ち、表1において、実施例1は、比較例
1と比較すると、遮音シート1を床構成材に接しないよ
うに床構成材の下方に施工することによって重量衝撃音
及び軽量衝撃音の双方共低減している。
【0049】また、比較例2と比較を行うと、軽量衝撃
音については比較例2と同レベルの軽減が可能であり、
比較例2では低減量が少なかった重量衝撃音についても
効果的に低減している。
【0050】従って、本発明に係る床の遮音構造は、床
衝撃音(重量、軽量両方)の低減に対して極めて有効で
あることが明らかである。
【0051】
【発明の効果】本発明は、上述の如き構成と作用とを有
するので、遮音シートが床構成材と接することなく水平
軸組に支持されている構造のため、該床構成材の振動が
直接固体伝播音として遮音シートに伝わらない。
【0052】また、遮音シートに直接伝わる音は空気伝
播音としての衝撃音のみであるため、固体伝播音による
振動は発生せず、効果的に重量床衝撃音および軽量床衝
撃音を遮断することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】木造軸組工法における本発明の一実施形態を示
すもので、床構造の一部切欠斜視説明図である。
【図2】図1の床構造の要部の縦断面拡大図である。
【図3】図1の床構造の要部の縦断面拡大図であって、
床梁の下面に接合される遮音シートを支持板材によりビ
ス止め補強したときの図である。
【図4】図1の床構造の要部の縦断面拡大図であって、
床梁の下面に接合される遮音シートを支持面材よりビス
止め補強したときの図である。
【図5】図1の床構造の要部の縦断面拡大図であって、
遮音シートを床梁の下面に接合された支持面材上に載置
したときの図である。
【図6】本発明の一実施形態を示すもので、支持面材を
床梁の懐内に納めたときの図である。
【図7】図1の床構造の要部の縦断面拡大図であって、
床梁の下部側面に接合された支持根太に遮音シートをビ
ス止めしたときの図である。
【図8】図1の床構造の要部の縦断面拡大図であって、
床梁の下面に接合された支持根太に遮音シートを載置し
たときの図である。
【図9】鉄骨造における本発明の一実施形態を示すもの
で、床構造の一部切欠斜視説明図である。
【図10】図9の床構造の要部の縦断面拡大図である。
【図11】図9の床構造の要部の縦断面拡大図であって、
床梁の下フランジの下面に接合される遮音シートを支持
板材によりビス止め補強したときの図である。
【図12】図9の床構造の要部の縦断面拡大図であって、
床梁の下フランジの上面に接合した角材を介して遮音シ
ートをビス止め補強したときの一実施形態の図である。
【図13】図9の床構造の要部の縦断面拡大図であって、
遮音シートを床梁の下フランジの下面に接合した支持面
材上に載置したときの図である。
【図14】図9の床構造の要部の縦断面拡大図であって、
遮音シートを床梁の下フランジの下面に接合した支持根
太上に載置したときの図である。
【図15】従来例2の要部の縦断面図である。
【符号の説明】
1…遮音シート 2a,2b…床梁 2b1…下フランジ 2b2…ウェブ 3…根太 4a…床下地面材 4b…床スラブ 5…床仕上材 6a…支持面材 6b…支持板材 6c…支持根太 7a,7b…角材 8…ビス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E001 DF02 EA06 EA09 FA13 GA12 GA24 GA52 GA63 HD13 HE01 HE03 KA08 LA01 LA04 LA12

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物の床梁により組み付けられた水平
    軸組において、遮音シートが床構成材に接することなく
    該床構成材の下方に該水平軸組により直接または間接に
    支持されていることを特徴とする床の遮音構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013076274A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Sumitomo Forestry Co Ltd 遮音床構造
JP2019143311A (ja) * 2018-02-16 2019-08-29 株式会社竹中工務店 木質床構造

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