JP2002309669A - 柱と梁の接合構造 - Google Patents

柱と梁の接合構造

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JP2002309669A
JP2002309669A JP2001113866A JP2001113866A JP2002309669A JP 2002309669 A JP2002309669 A JP 2002309669A JP 2001113866 A JP2001113866 A JP 2001113866A JP 2001113866 A JP2001113866 A JP 2001113866A JP 2002309669 A JP2002309669 A JP 2002309669A
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Ryohei Kurosawa
亮平 黒沢
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Kurosawa Construction Co Ltd
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Kurosawa Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地震などによる正負繰り返しの荷重を受けて
も梁の接合端部が滑らない柱と梁の接合構造を提供する
ことである。 【解決手段】 柱と梁の接合構造は、柱2間に架設され
た梁3が引張材4により緊張定着され、前記柱2と梁3
の接合部には、柱2内と梁3の接合端部内とにわたって
せん断補強材6が埋設されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は柱と梁の接続構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】プレストレストコンクリート構造物にお
ける柱と梁の接合構造は、図8に示すものが知られてい
る。この接合構造23はブラケット24上に設置された
梁25の接合端部が柱26に引張材27で緊張定着され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
接合構造は地震などによる正負繰り返しの荷重を受ける
と、梁の接合端部が滑るという恐れがあった。
【0004】本発明は上記のような問題に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、地震などによる正負繰り返
しの荷重を受けても梁の接合端部が滑らない柱と梁の接
合構造を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めの手段は、請求項1の発明の柱と梁の接合構造が、柱
間に架設された梁が引張材により緊張定着され、前記柱
と梁の接合部には、柱内と梁との接合端部内とにわたっ
てせん断補強材が埋設されたことを特徴とし、また請求
項2の発明の柱と梁の接合構造が、柱間に架設された梁
が引張材により緊張定着され、前記柱に設けた突起が、
PC梁の接合端部の凹部に嵌合されたことを特徴とし、
また請求項3の発明の柱と梁の接合構造が、請求項1ま
たは2において、柱と梁の接合端面との間にラスが設け
られたことを特徴とし、また請求項4の発明の柱と梁の
接合構造が、柱間に架設された梁が引張材により緊張定
着され、前記柱と梁の接合端面にはラスが設けられたこ
とを特徴とし、また請求項5の発明の柱と梁の接合構造
が、柱間に架設された梁が引張材により緊張定着され、
前記柱と梁の接合端面とが粗面であることを特徴とし、
また請求項6の発明の柱と梁の接合構造が、柱間に架設
された梁が引張材により緊張定着され、前記柱と梁の接
合端面とに凹部が設けられ、これらの凹部に目地モルタ
ルが充填されたことを特徴とし、また請求項7の発明の
柱と梁の接合構造が、請求項1〜6のいずれかにおい
て、柱と梁の接合端面との間の外周部にはコーキング材
が設けられたことを特徴とし、また請求項8の発明の柱
と梁の接合構造が、請求項1〜7のいずれかにおいて、
引張材は梁の接合端部のみ配線された短尺材と、梁の全
長にわたって配線された長尺材とであることを特徴とす
る。
【0006】柱と梁との接合部に設けたせん断補強材に
より、地震力による梁の接合端部の滑りを防ぐことがで
きる。梁と柱の接合部に設けたせん断補強材により、引
張材により付与するプレストレスを小さくすることがで
きるので、柱と梁の接合部が耐震的で靱性型の復元力特
性が得られる。柱と梁が短尺材と長尺材とで接合された
ため、柱と梁の接合強度を大きくすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の柱と梁の構築構造
(以下接合構造という)について説明するが、各実施の
形態において同じ構成は同じ符号を付して説明し、異な
った構成にのみ異なった符号を付して説明する。
【0008】図1は、第1の実施の形態の接合構造を示
したものである。この接合構造1は、プレストレスが付
与されたプレキャストコンクリート柱(以下PC柱とい
う)2間に架設されたプレキャストコンクリート梁(以
下PC梁という)3が、PC鋼線などの引張材4a、4
bで緊張定着された構成になっている。
【0009】このPC梁3はPC柱2を挟んで当接さ
れ、上下の短尺用の引張材4aと、PC梁2の全長に配
線された長尺用の引張材4bとによりプレストレスを付
与されて接合されている。またPC柱2とPC梁3の接
合端面との間(以下PC柱とPC梁との接合部間4とい
う)には目地モルタル5が充填されるとともに、PC柱
2とPC梁3とにわたってせん断補強材6が埋設されて
いる。このせん断補強材6は鋼棒、鋼管、硬質合成樹脂
片およびコンクリート片である。したがって、この接合
構造1は、地震による正負繰り返しの荷重を受けとして
も、PC梁3の接合端部が滑ることはない。
【0010】上記PC梁3は接合端部に鋼棒などのせん
断補強材6が複数収納された構成になっている。これら
のせん断補強材6は、接合端部に複数設けた収納孔7内
に収納され、該収納孔7の後部にモルタルなどの充填材
8を圧入することにより、収納孔7から突出するように
なっている。
【0011】次に、この接合構造1の接合方法について
説明する。はじめに、せん断補強材6が収納されたPC
梁3の接合端部をPC柱2の仮設ブラケット9に載せ
る。次に、収納孔7に注入管10でモルタルなどの充填
材8を圧入して、せん断補強材6をPC柱の収納孔11
に挿入する。次に、PC柱とPC梁との接合部間4に目
地モルタル5を充填し、この落下防止用のコーキング材
12を周囲に充填する。次に、上記の充填材8および目
地モルタル5が硬化した後、短尺用および長尺用の引張
材4a、4bにより所定のプレストレスを付与して、P
C梁3をPC柱2に接合する。そして、この接合が完了
した後に、PC柱2の仮設ブラケット9を取り外す。
【0012】図2は、第2の実施の形態の接合構造13
を示したものである。この接合構造13は、前記の接合
構造1におけるPC柱とPC梁との接合部間4にラス1
4が設けられたものである。なお、上記のPC柱とPC
梁との接合部間4には、ラス14とともに目地モルタル
5を充填する。
【0013】図3は、第3の実施の形態の接合構造15
を示したものである。この接合構造15は、PC柱2に
設けた突起16が、PC梁3の接合端面の凹部17に嵌
合されるとともに、PC柱とPC梁との接合部間4に目
地モルタル5が充填されたものであり、これ以外は上記
の接合構造1と同じ構成である。
【0014】図4は、第4の実施の形態の接合構造18
を示したものである。この接合構造18は、上記の接合
構造15におけるPC柱とPC梁との接合部間4にラス
14を設けたものである。なお、上記のPC柱とPC梁
との接合部間4には目地モルタルを充填しなくてもよ
い。
【0015】図5は、第5の実施の形態の接合構造19
を示したものである。この接合構造19は、PC柱とP
C梁との接合部間4にラス14と目地モルタル5とを設
けたたものである。
【0016】図6は、第6の実施の形態の接合構造20
を示したものである。この接合構造20は、PC柱とP
C梁の接合端面とを粗面21とし、このPC柱とPC梁
との接合部間4に目地モルタル5を充填したものであ
り、これ以外は上記の接合構造19と同じ構成である。
【0017】図7は、第7の実施の形態の接合構造22
を示したものである。この接合構造22は、PC柱とP
C梁の接合端面とに凹部17を設け、この凹部17とP
C柱とPC梁との接合部間4に目地モルタル5を充填し
たものであり、これ以外は上記の接合構造19と同じ構
成である。
【0018】また上記の第2〜7の実施の形態の接合構
造13、15、18、19、20、22の接合方法につ
いては、第1の実施の形態の接合構造1の接合方法とほ
ぼ同じである。
【0019】なお、上記の実施の形態はPC柱2の両面
にPC梁3が接合されたものであるが、これに限定され
ず、PC柱2の片面にのみPC梁3が接合されたもので
あってもよい。
【0020】
【発明の効果】柱と梁との接合部に設けたせん断補強材
により、地震力による梁の接合端部の滑りを防ぐことが
できる。
【0021】梁と柱の接合部に設けたせん断補強材によ
り、引張材により付与するプレストレスを小さくするこ
とができるので、柱と梁の接合部が耐震的で靱性型の復
元力特性が得られる。
【0022】柱と梁が短尺材と長尺材とで接合されたた
め、柱と梁の接合強度を大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の接合構造の断面図である。
【図2】第2の実施の形態の接合構造の断面図である。
【図3】第3の実施の形態の接合構造の断面図である。
【図4】第4の実施の形態の接合構造の断面図である。
【図5】第5の実施の形態の接合構造の断面図である。
【図6】第6の実施の形態の接合構造の断面図である。
【図7】第7の実施の形態の接合構造の断面図である。
【図8】従来の接合構造の断面図である。
【符号の説明】
1、13、15、18、19、20、22、23 接合
構造 2、26 PC柱 3、25 PC梁 4 接合端部間 4a、4b、27 引張材 5 目地モルタル 6 せん断補強材 7、11 収納孔 8 充填材 9 仮設ブラケット 10 注入管 12 コーキング材 14 ラス 16 突起 17 凹部 21 粗面 24 ブラケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E125 AA03 AA13 AB12 AC02 AC05 AG03 AG04 AG13 BB02 BB09 BB22 BB33 BB36 BD01 BE07 BE08 BF04 CA01 CA04 CA13 CA14 DA01 EA14 EA17 EA25

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱間に架設された梁が引張材により緊張
    定着され、前記柱と梁との接合部には、柱内と梁の接合
    端部内とにわたってせん断補強材が埋設されたことを特
    徴とする柱と梁の接合構造。
  2. 【請求項2】 柱間に架設された梁が引張材により緊張
    定着され、前記柱に設けた突起が、PC梁の接合端部の
    凹部に嵌合されたことを特徴とする柱と梁の接合構造。
  3. 【請求項3】 柱と梁の接合端面との間にラスが設けら
    れたことを特徴とする請求項1または2に記載の柱と梁
    の接合構造。
  4. 【請求項4】 柱間に架設された梁が引張材により緊張
    定着され、前記柱と梁の接合端面にはラスが設けられた
    ことを特徴とする柱と梁の接合構造。
  5. 【請求項5】 柱間に架設された梁が引張材により緊張
    定着され、前記柱と梁の接合端面とが粗面であることを
    特徴とする柱と梁の接合構造。
  6. 【請求項6】 柱間に架設された梁が引張材により緊張
    定着され、前記柱と梁の接合端面とに凹部が設けられ、
    これらの凹部に目地モルタルが充填されたことを特徴と
    する柱と梁の接合構造。
  7. 【請求項7】 柱と梁の接合端面との間の外周部にはコ
    ーキング材が設けられたことを特徴とする請求項1〜6
    のいずれかに記載の柱と梁の接合構造。
  8. 【請求項8】 引張材は梁の接合端部のみ配線された短
    尺材と、梁の全長にわたって配線された長尺材とである
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の柱と
    梁の接合構造。
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