JP2002301904A - カラー総ゴムタイヤ - Google Patents

カラー総ゴムタイヤ

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JP2002301904A JP2001105411A JP2001105411A JP2002301904A JP 2002301904 A JP2002301904 A JP 2002301904A JP 2001105411 A JP2001105411 A JP 2001105411A JP 2001105411 A JP2001105411 A JP 2001105411A JP 2002301904 A JP2002301904 A JP 2002301904A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 産業用カラー充填タイヤのカラーゴムの変色
を可及的に防止し、外観を走行終了時まで新品同様に維
持する。 【解決手段】 リム側にベースゴム層又は短繊維含有ベ
ースゴム層を少なくとも一層有し、該ベースゴム層及び
/又は短繊維含有ベースゴム層のタイヤ径方向外側にこ
れらベースゴム層及び短繊維含有ベースゴム層と色の異
なるカラーゴムから形成されたトレッド部及びサイド部
を備えたカラー総ゴムタイヤにおいて、前記ベースゴム
層及び/又は短繊維含有ベースゴム層とカラーゴムとが
接する少なくとも一部にゴム成分を含むゴムシートを介
在させて、前記ベースゴム層及び/又は短繊維含有ベー
スゴム層とカラーゴムとが直接接触しなくなるように構
成したことを特徴とするカラー総ゴムタイヤ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー総ゴムタイ
ヤに関し、特に産業用カラー充填タイヤ(以下、カラー
パンクノンタイヤという)のカラーゴムの変色を防止で
き、外観を走行終了時まで新品同様に維持することがで
きるカラー総ゴムタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】カラーパンクノンタイヤは、通常、カラ
ーゴムの内側に高弾性、低ロスである黒色のベースゴム
層や短繊維含有ベースゴム層を配置しており、この黒色
ゴムのオイル成分、老化防止剤、未反応加硫促進剤等の
変色成分がカラーゴムに移行し、特にサイド部付近のカ
ラーゴムの表面に出てきて光等と反応し、徐々にカラー
ゴムを変色させてしまい、外観不良が生じるという問題
があった。
【0003】このため、カラーパンクノンタイヤをカラ
ーゴムのみで製造すること、また、カラーゴムの厚みを
増して変色成分がトレッド部及びサイド部に移行するま
での走行距離を稼ぐことなどが試みられてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする手段】しかしながら、カラー
ゴムのみで製造したタイヤは、リムとの締め付け力や発
熱性が十分ではなく、所望の性能が得られないと共に、
カラーゴムは非常に高価であるため、大幅なコストアッ
プを招いてしまうという問題がある。
【0005】一方、カラーゴムの厚みを増すことは変色
性を改良する効果は認められるが、十分なものではな
く、タイヤの使用条件がシビアな場合(例えば温度が高
い場所や環境、或いは荷重が重かったり、使用速度が速
い場合にはタイヤ温度が高くなる)には、使用していく
うちに変色が生じてしまうと共に、カラーゴムの使用量
が多くなり、コストアップを招いてしまうという問題が
ある。
【0006】本発明は、このような状況下、従来におけ
る諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題と
する。即ち、本発明は、コスト高を招くことなく、カラ
ーパンクノンタイヤのカラーゴムの変色を防止でき、外
観を走行終了時まで新品同様に維持し得るカラー総ゴム
タイヤを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記目的を
達成するため鋭意検討を重ねた結果、ベースゴム層及び
/又は短繊維含有ベースゴム層とカラーゴムとが接する
少なくとも一部にゴム成分を含むゴムシートを介在させ
て、前記ベースゴム層及び/又は短繊維含有ベースゴム
層とカラーゴム(特にサイド部カラーゴム)とが直接接
触しなくなるように構成することにより、このゴムシー
トが変色成分に対するバリア層としての役目を果たし、
外観変色不良を防止し得、走行末期まで新品同様の外観
のカラー総ゴムタイヤが得られることを見出し、本発明
を完成したものである。
【0008】即ち、本発明は、下記のカラー総ゴムタイ
ヤを提供する。請求項1の発明は、リム側にベースゴム
層又は短繊維含有ベースゴム層を少なくとも一層有し、
該ベースゴム層及び/又は短繊維含有ベースゴム層のタ
イヤ径方向外側にこれらベースゴム層及び短繊維含有ベ
ースゴム層と色の異なるカラーゴムから形成されたトレ
ッド部及びサイド部を備えたカラー総ゴムタイヤにおい
て、前記ベースゴム層及び/又は短繊維含有ベースゴム
層とカラーゴムとが接する少なくとも一部にゴム成分を
含むゴムシートを介在させて、前記ベースゴム層及び/
又は短繊維含有ベースゴム層とカラーゴムとが直接接触
しなくなるように構成したことを特徴とするカラー総ゴ
ムタイヤである。
【0009】請求項2の発明は、リム側にベースゴム層
又は短繊維含有ベースゴム層を少なくとも一層有し、該
ベースゴム層及び/又は短繊維含有ベースゴム層のタイ
ヤ径方向外側にこれらベースゴム層及び短繊維含有ベー
スゴム層と色の異なるカラーゴムから形成されたトレッ
ド部及びサイド部を備えたカラー総ゴムタイヤにおい
て、前記ベースゴム層及び/又は短繊維含有ベースゴム
層とカラーゴムとが接する少なくとも一部にゴム成分を
含むゴムシートを介在させて、前記ベースゴム層及び/
又は短繊維含有ベースゴム層とカラーゴムとが直接接触
しなくなるように構成すると共に、前記ゴムシートが、
全ゴム成分に対しエチレンプロピレンジエンゴム(EP
DM)とブチル系ゴムとを合計20〜80質量%含むこ
とを特徴とするカラー総ゴムタイヤである。
【0010】請求項3の発明は、ベースゴム層及び/又
は短繊維含有ベースゴム層とサイド部カラーゴムとの間
に該ベースゴム層及び/又は短繊維含有ベースゴム層の
タイヤ径方向高さを超える高さまでゴムシートを介在さ
せた請求項1又は2記載のカラー総ゴムタイヤである。
【0011】請求項4の発明は、前記ゴムシートの厚み
が1mm以上である請求項1乃至3のいずれか1項記載
のカラー総ゴムタイヤである。
【0012】請求項5の発明は、前記ブチル系ゴムが、
ブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム及びこれらの変性物
から選ばれる1種又は2種以上である請求項2乃至4の
いずれか1項記載のカラー総ゴムタイヤである。
【0013】請求項6の発明は、ゴムシートのゴム成分
として更にジエン系ゴムを含む請求項2乃至5のいずれ
か1項記載のカラー総ゴムタイヤである。
【0014】本発明によれば、ベースゴム層及び/又は
短繊維含有ベースゴム層とカラーゴム(特にサイド部カ
ラーゴム)との間に、全ゴム成分に対しエチレンプロピ
レンジエンゴム(EPDM)とブチル系ゴムとを合計2
0〜80質量%含むゴムシートを配置することにより、
ベースゴム層及び短繊維含有ベースゴム層からの変色成
分がトレッド部及びサイド部へ移行することを大幅に遅
らせることが可能となり、走行終了期まで新品同様の外
観を維持することができると共に、カラーゴムの使用量
の増加を抑えることができるのでコストアップを招くこ
とがないものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明について更に詳しく
説明する。本発明のカラー総ゴムタイヤ10は、図1に
一例として示したように、リム側にベースゴム層1又は
短繊維含有ベースゴム層2を少なくとも一層有し、該ベ
ースゴム層1及び/又は短繊維含有ベースゴム層2のタ
イヤ径方向外側にこれらベースゴム層及び短繊維含有ベ
ースゴム層と色の異なるカラーゴムから形成されたトレ
ッド部4及びサイド部5を備えたものであり、ベースゴ
ム層及び短繊維含有ベースゴム層とカラーゴムとの間に
ゴムシート3,3を介在させたものである。
【0016】なお、図1では、ベースゴム層1と短繊維
含有ベースゴム層2をそれぞれ1層ずつ設けているが、
これに限られず、ベースゴム層のみを1層又は複数層、
短繊維含有ベースゴム層のみを1層又は複数層、又はベ
ースゴム層と短繊維含有ベースゴム層をそれぞれ複数層
に設けてもよく、複数層に積層した場合の順序について
も特に制限されない。また、ゴムシート3はサイド部5
だけでなく、ベースゴム層1及び/又は短繊維含有ベー
スゴム層2とトレッド部4との間に介在させても構わな
い。
【0017】ここで、前記ゴムシートを構成するゴム成
分としてはエチレンプロピレンジエンゴム(EPD
M)、ブチルゴム(IIR)、臭素化ブチルゴム、又は
塩素化ブチルゴム等のハロゲン化ブチルゴム、天然ゴ
ム、スチレン−ブタジエンゴム、又はブタジエンゴム等
のジエン系ゴムなどが挙げられ、これらの1種を単独で
又は2種以上を組み合わせて用いることができる。これ
らの中でも、エチレンプロピレンジエンゴム(EPD
M)、ブチル系ゴムが好ましい。
【0018】本発明のゴムシートは、ゴムシートの全ゴ
ム成分に対しエチレンプロピレンジエンゴム(EPD
M)とブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム及びこれらの
変性物から選ばれる1種又は2種以上であるブチル系ゴ
ムとを合計で20〜80質量%含むものであり、好まし
くは25〜75質量%であり、その他のゴム成分がジエ
ン系ゴムであることが好ましい。この場合、エチレンプ
ロピレンジエンゴム(EPDM)とブチル系ゴムとを質
量比でEPDM:ブチル系ゴム=1:0.5〜1:1.
5の割合で混合することが好ましい。ブチル系ゴムとE
PDMとの合計が20質量%未満では、ベースゴム層や
短繊維含有ベースゴム層からの変色成分の移行を抑える
ことができず、外観変色性が低下する。一方、80質量
%を超えるとジエン系ゴム成分の量が少なくなるため、
他のゴムとの接着性が低下し、ゴムとゴムとの積層界面
でセパレーションが生じ、耐久性が低下する。
【0019】本発明のゴムシートには、上記ゴム成分以
外にも、カーボンブラック等の充填剤、硫黄等の加硫
剤、加硫促進剤などの通常ゴム業界で用いる各種配合剤
を適宜使用することができる。なお、ゴムシートは上記
ゴムシート配合成分を混練し、常法によりシート状に成
形することにより製造することができる。
【0020】得られるゴムシートの厚みは1mm以上、
好ましくは1〜5mm、より好ましくは1〜3mmであ
る。ゴムシートの厚みが1mm未満では、ゴムシートが
薄すぎてベースゴム層及び短繊維含有ベースゴム層から
の変色成分に対するバリア層としての役目を果たすこと
ができなくなり、外観変色性が低下する場合がある。
【0021】本発明のカラー総ゴムタイヤは、上記のよ
うなゴムシートをベースゴム層及び/又は短繊維含有ベ
ースゴム層とカラーゴム(特にサイド部カラーゴム)と
の間に介在させて、ベースゴム層及び/又は短繊維含有
ベースゴム層とカラーゴムとが直接接触しなくなるよう
に構成したものであるが、この場合特に、ベースゴム層
及び/又は短繊維含有ベースゴム層のタイヤ径方向高さ
(厚み)を超える高さにまでサイド部カラーゴムとの間
にゴムシートを介在させることがベースゴム層及び短繊
維含有ベースゴム層からの変色成分に対するバリア性を
高める点で好ましい。
【0022】ここで、ベースゴム層を構成するゴム成分
としては、天然ゴム、スチレン−ブタジエンゴム、又は
ブタジエンゴム等のジエン系ゴムが主体である。ゴム成
分以外には、カーボンブラック等の充填剤、硫黄等の加
硫剤、加硫促進剤などの他、通常ゴム業界で用いる各種
配合剤などを適宜使用することができる。このベースゴ
ム層は、カーボンブラックにより黒色である。
【0023】短繊維含有ベースゴム層は、上記ベースゴ
ム層に短繊維を含有させたものであり、短繊維の配合量
はゴム成分100質量部当たり、通常10〜50質量部
である。
【0024】このような短繊維としては、廃タイヤの破
砕又はタイヤ製造時に回収したタイヤコード短繊維、即
ち、ナイロン繊維、ポリエステル繊維等が用いられ、こ
れらを所定の長さにカットしたものが好適に使用され
る。なお、短繊維は全体としてタイヤ周方向に沿って配
向していることが好ましい。
【0025】本発明のトレッドゴム部4及びサイド部5
は、カラーゴムにて形成され、このカラーゴムのカラー
は、ベースゴム層及び短繊維含有ベースゴム層の黒色以
外の白色、緑色、赤色等であればよく、また、蛍光剤を
入れて蛍光性を持たせるようにしてもよい。このような
カラーゴムは、天然ゴム、スチレン−ブタジエンゴム、
又はブタジエンゴム等のジエン系ゴムを主体に、あるい
は、EPT、クロロプレンゴム等の準特殊ゴムを主体と
したゴム成分に着色剤を配合したものであり、硫黄等の
加硫剤、加硫促進剤などの他、通常ゴム業界で用いる各
種配合剤などを適宜使用することができる。
【0026】着色剤としてはシリカ、水酸化アルミニウ
ム、クレー、タルク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム、酸化亜鉛等の白色顔料、酸化チタン、酸化鉄等の無
機顔料やアゾ顔料、ニトロソ顔料、ニトロ顔料、塩基性
染料系レーキ、酸性染料系レーキ、媒染染料系レーキ、
建染染料系顔料、フタロシアニン顔料等の有機顔料、そ
の他一般的に用いられる着色剤を使用することができ
る。なお、着色剤の配合量は、ゴム成分100質量部当
たり、通常10〜80質量部程度である。
【0027】本発明のカラー総ゴムタイヤは、砕石現
場、建築現場あるいは荒地等のように岩石、鉱石、釘等
が散在する路面の走行に使用されるフォークリフト等の
産業車両用に好適なものである。
【0028】以上、本発明のカラー総ゴムタイヤについ
て詳細に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定さ
れず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更しても
差支えない。
【0029】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示し、本発明を更
に具体的に説明するが、本発明は下記実施例に限定され
るものではない。
【0030】〔実施例1〜3、比較例1〜6〕下記カラ
ーゴム配合組成、ベースゴム層配合組成、短繊維含有ベ
ースゴム層配合組成、表1のゴムシートのゴム配合組成
及び表2に示した組み合わせで常法により、図1に示し
たような、カラーパンクノンタイヤ(白、タイヤサイ
ズ:700−12)を製造した。
【0031】<カラーゴム配合組成>:白ゴム NR 100質量部 シリカ 50質量部 酸化チタン 15質量部 硫黄 1.8質量部 ZnO 5質量部
【0032】<ベースゴム層配合組成> NR 100質量部 HAF 45質量部 硫黄 2.0質量部 ZnO 5質量部
【0033】<短繊維含有ベースゴム層配合組成> NR 100質量部 HAF 40質量部 ZnO 5.0質量部 硫黄 4.0質量部
【0034】得られた実施例1〜3、比較例1〜6のカ
ラーパンクノンタイヤ(白)について、下記の方法に従
ってサイド部の外観変色性、耐久ドラムテスト、及びコ
スト性を評価した。結果を表2に示す。
【0035】<サイド部の外観変色性>得られた各タイヤ
を産業用車両に装着して6ヶ月間実地走行した後のタイ
ヤサイド部の外観変色性を下記基準で評価した。 ○:変色無し △:若干茶変色あり ×:茶変色あり
【0036】<耐久ドラムテスト>得られた各タイヤにつ
いて、STEP LOAD+S.A±4℃(JATMA
で定める最大負荷能力である正規荷重100%から24
時間毎に10%ずつ荷重を上げる)での耐久時間を比較
例1を100とした場合の指数で評価した。数値が大き
いほど耐久性が良好であることを示す。
【0037】<コスト性>得られた各タイヤの製造コスト
を比較例1を100とした場合の指数で評価した。数値
が大きいほどコスト高であることを示す。
【0038】
【表1】 *RSS#3:天然ゴム *HAF C/B:カーボンブラック(東海カーボン社
製)
【0039】
【表2】
【0040】表2の結果から明らかなように、変色対策
を何ら施していない比較例1に比べてサイド部の厚みを
4mm増加させた比較例2は、外観変色性は向上する
が、その程度は十分なものではなく、却ってコストアッ
プを招くものである。
【0041】また、カラーゴムのみで製造した比較例3
のタイヤは、比較例1に比べて外観変色性は大幅に向上
するが、これに伴ってコスト性も大幅にアップしてしま
うものである。
【0042】実施例1,2及び比較例4,5は、いずれ
もベースゴム層及び短繊維含有ベースゴム層とカラーゴ
ムとの間に厚さ2mmのゴムシートを介在させたもので
あるが、比較例4及び5はEPDMとブチルゴムの合計
が20〜80質量%の範囲を外れるため実施例1及び2
に比べて耐久性又は外観変色性が劣るものである。
【0043】比較例6はゴムシートの厚みが0.5mm
と薄いため、バリア性が十分発揮し得ず、ゴムシート厚
みが2mmである実施例1、及びゴムシート厚みが1.
0mmである実施例3に比べてサイド部の外観変色性に
劣るものである。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、ゴムシートがベースゴ
ム層や短繊維含有ベースゴム層からの変色成分に対し、
バリア層として働き、カラーパンクノンタイヤのカラー
ゴムの変色を防止でき、外観を走行終了時まで新品同様
に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るタイヤの概略断面図で
ある。
【符号の説明】
1 ベースゴム層 2 短繊維含有ベースゴム層 3 ゴムシート 4 トレッド部 5 サイド部 10 タイヤ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リム側にベースゴム層又は短繊維含有ベ
    ースゴム層を少なくとも一層有し、該ベースゴム層及び
    /又は短繊維含有ベースゴム層のタイヤ径方向外側にこ
    れらベースゴム層及び短繊維含有ベースゴム層と色の異
    なるカラーゴムから形成されたトレッド部及びサイド部
    を備えたカラー総ゴムタイヤにおいて、 前記ベースゴム層及び/又は短繊維含有ベースゴム層と
    カラーゴムとが接する少なくとも一部にゴム成分を含む
    ゴムシートを介在させて、前記ベースゴム層及び/又は
    短繊維含有ベースゴム層とカラーゴムとが直接接触しな
    くなるように構成したことを特徴とするカラー総ゴムタ
    イヤ。
  2. 【請求項2】 リム側にベースゴム層又は短繊維含有ベ
    ースゴム層を少なくとも一層有し、該ベースゴム層及び
    /又は短繊維含有ベースゴム層のタイヤ径方向外側にこ
    れらベースゴム層及び短繊維含有ベースゴム層と色の異
    なるカラーゴムから形成されたトレッド部及びサイド部
    を備えたカラー総ゴムタイヤにおいて、 前記ベースゴム層及び/又は短繊維含有ベースゴム層と
    カラーゴムとが接する少なくとも一部にゴム成分を含む
    ゴムシートを介在させて、前記ベースゴム層及び/又は
    短繊維含有ベースゴム層とカラーゴムとが直接接触しな
    くなるように構成すると共に、前記ゴムシートが、全ゴ
    ム成分に対しエチレンプロピレンジエンゴム(EPD
    M)とブチル系ゴムとを合計20〜80質量%含むこと
    を特徴とするカラー総ゴムタイヤ。
  3. 【請求項3】 ベースゴム層及び/又は短繊維含有ベー
    スゴム層とサイド部カラーゴムとの間に該ベースゴム層
    及び/又は短繊維含有ベースゴム層のタイヤ径方向高さ
    を超える高さまでゴムシートを介在させた請求項1又は
    2記載のカラー総ゴムタイヤ。
  4. 【請求項4】 前記ゴムシートの厚みが1mm以上であ
    る請求項1乃至3のいずれか1項記載のカラー総ゴムタ
    イヤ。
  5. 【請求項5】 前記ブチル系ゴムが、ブチルゴム、ハロ
    ゲン化ブチルゴム及びこれらの変性物から選ばれる1種
    又は2種以上である請求項2乃至4のいずれか1項記載
    のカラー総ゴムタイヤ。
  6. 【請求項6】 ゴムシートのゴム成分として更にジエン
    系ゴムを含む請求項2乃至5のいずれか1項記載のカラ
    ー総ゴムタイヤ。
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