JP2002295155A - 伸縮門扉の転倒防止装置 - Google Patents

伸縮門扉の転倒防止装置

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JP2002295155A
JP2002295155A JP2001090559A JP2001090559A JP2002295155A JP 2002295155 A JP2002295155 A JP 2002295155A JP 2001090559 A JP2001090559 A JP 2001090559A JP 2001090559 A JP2001090559 A JP 2001090559A JP 2002295155 A JP2002295155 A JP 2002295155A
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Kishikazu Furukawa
喜士一 古川
Tadaharu Miyazaki
忠晴 宮崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取り扱いが容易であり、門扉本体の回転収納
も容易にできる伸縮門扉の転倒防止装置を提供する。 【解決手段】 地面1側に沿って開閉方向に伸縮する門
扉本体4の下側に転倒防止用車輪23を上下動自在に設
け、地面1側に、門扉本体4が所定状態のときに転倒防
止用車輪23が門扉本体4の開閉方向に係脱自在に係合
して門扉本体4の内外方向の転倒を防止する転倒防止用
係合具26を設け、転倒防止用車輪23が収縮状態のと
きに浮上し、伸長状態のときに下降するように、門扉本
体4の伸縮により転倒防止用車輪23側に係脱して転倒
防止用車輪23を昇降させる係合突起39を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パンタグラフ式、
その他の伸縮門扉の転倒防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建物或いは車庫等の出入り口を開閉する
伸縮門扉には、パンタグラフ式、その他のものがある。
この種の伸縮門扉では、門扉本体の中間部分の適当箇所
に落とし棒装置を設け、門扉本体を伸長させて出入り口
を閉鎖した場合に、その落とし棒装置で門扉本体を地面
側にロックして、門扉本体の中間部分が内外方向に横振
れしたり、門扉本体が内外方向に転倒したりしないよう
にロックしている。
【0003】この落とし棒装置は、門扉本体の中間の縦
桟等に設けられた上下動自在な落とし棒と、この落とし
棒に対応して地面側に設けられた落とし穴とを備え、門
扉本体を伸長状態に延ばした後に、落とし棒を落とし穴
に落とし込んで門扉本体を地面側にロックし、門扉本体
の内外方向の振れ、門扉本体の内外方向の転倒等を防止
するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の落とし棒装置
は、落とし棒の操作が必要であり、その取り扱いが非常
に煩雑であるという欠点がある。即ち、従来は落とし棒
を上下方向に操作して落とし穴に対して係脱するように
しているため、門扉本体を開閉する際には、必ず摘まみ
等で落とし棒を操作する必要がある。
【0005】しかも、落とし棒を落とし穴に落とし込む
場合には、落とし棒の下端を落とし穴に合わせる必要が
ある。また単に門扉本体を伸長状態に伸ばしただけでは
両者が一致し難く、両者の位置がずれた場合には、門扉
本体側を僅かづつ動かしながら、落とし棒の下端を落と
し穴に合わせなければならない。
【0006】従って、落とし棒の取り扱いが非常に煩雑
であるため、門扉本体を伸長させて出入り口を閉じた場
合でも、門扉本体の中間部分を落とし棒装置でロックせ
ずに放置することが多く、強風等の風圧を受けたときに
門扉本体が内外方向に横振れしたり転倒する等の惧れが
ある。
【0007】本発明は、このような従来の問題点に鑑
み、取り扱いが容易であり、しかも門扉本体の回転収納
も容易にできる伸縮門扉の転倒防止装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、地面1側に沿
って開閉方向に伸縮する門扉本体4の下側に転倒防止用
車輪23を上下動自在に設け、前記地面1側に、前記門
扉本体4が所定状態のときに前記転倒防止用車輪23が
前記門扉本体4の開閉方向に係脱自在に係合して前記門
扉本体4の内外方向の転倒を防止する転倒防止用係合具
26を設け、前記転倒防止用車輪23が収縮状態のとき
に浮上し、伸長状態のときに下降するように、前記門扉
本体4の伸縮により前記転倒防止用車輪23側に係脱し
て該前記転倒防止用車輪23を昇降させる係合突起39
を設けたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1〜図7は本発明をパン
タグラフ式の伸縮門扉に採用した場合の第1の実施形態
を例示する。この伸縮門扉は、図1及び図2に示すよう
に、左右に所定の間隔をおいて地面1に立設された吊り
元支柱2及び戸当たり支柱3と、この両支柱2,3間に
開閉方向に伸縮自在に配置された門扉本体4とを備え、
左右の塀5間の出入口6に対応してその内側に設置され
ている。
【0010】門扉本体4は、開閉方向に伸縮自在に構成
されたパンタグラフ機構7と、開閉方向に所定の間隔を
おいて配置され且つパンタグラフ機構7に連結された複
数個の縦枠材8と、吊り元側の縦枠材8に取り付けられ
た吊り元側端枠9と、戸当たり側の縦枠材8に取り付け
られた戸当たり側端枠10とを備えている。
【0011】各縦枠材8は、図3に示すように、前後方
向に所定の間隔をおいて配置された前後一対の縦桟1
1,12と、この縦桟11,12の上下両端側を前後に
連結する連結部材13a,13bとを備え、その前後一
対の縦桟11,12間にパンタグラフ機構7が設けられ
ている。
【0012】パンタグラフ機構7は、右上がりの傾斜リ
ンク14と左上がりの傾斜リンク15とを交差状に多数
備え、その各傾斜リンク14,15が交差部で相対回動
自在に枢着されている。各縦枠材8は、上下方向の3か
所の交差部でパンタグラフ機構7に連結されており、中
間の枢着部の固定枢軸16が縦枠材8の前後の縦桟1
1,12に上下動不能に取り付けられ、またその上下両
側の交差部の可動枢軸18が縦枠材8の前後の縦桟1
1,12に対して上下動自在になっている。
【0013】吊り元側端枠9は、ヒンジ19を介して吊
り元支柱2に縦軸20廻りに回動自在に枢着され、収縮
状態の門扉本体4を縦軸20廻りに回転させて一方の塀
5等の内側の収納位置aに回転収納できるようになって
いる。戸当たり側端枠10は開閉操作用の把手21、施
錠手段(図示省略)等を備え、戸当たり支柱3に当接し
たときに、その施錠手段により施錠できるようになって
いる。
【0014】門扉本体4の下側には、地面1上を転動す
る走行用自在車輪22と転倒防止用車輪23とが中間の
適当箇所に1個又は複数個設けられると共に、その転倒
防止用車輪23の近傍に、転倒防止用車輪23を昇降さ
せるための昇降手段24が設けられている。
【0015】走行用自在車輪22は、門扉本体4の伸縮
方向の中央近傍に配置された縦枠材8と、戸当たり側端
枠10の近傍に配置された縦枠材8とに対応して、その
内外両側の縦桟11,12にブラケット25を介して夫
々取り付けられている。
【0016】転倒防止用車輪23は、地面1側の転倒防
止用係合具26と共に転倒防止装置を構成するためのも
ので、図3及び図4に示すように、吊り元支柱2と中央
近傍の走行用自在車輪22との中間の縦枠材8と、両走
行用自在車輪22間の中間の縦枠材8とに対応して、そ
の内外の縦桟11,12間に配置されている。また転倒
防止用係合具26は、出入口6を閉鎖すべく門扉本体4
を伸長状態にしたときに、その転倒防止用車輪23に対
応するように地面1側に埋設されている。
【0017】転倒防止用車輪23は、地面1側の起伏に
追従するように上下動自在であって、図3及び図4に示
すように車軸27及び支持部材28を介して縦枠材8に
昇降自在に支持されている。支持部材28は、縦枠材8
の各縦桟11,12の下部側に、その内部の案内部材2
9,30を介して上下摺動自在に支持された摺動棒3
1,32を有し、この摺動棒31,32の下端部間に取
り付け具を介して内外方向の車軸27が着脱自在に設け
られ、その車軸27に転倒防止用車輪23が回転自在に
取り付けられている。なお、転倒防止用車輪23は、門
扉本体4の内外方向の略中央に配置されている。
【0018】転倒防止用係合具26は、図3〜図5に示
すように、開閉方向に沿って形成された係合部33を備
え、その係合部33に対して転倒防止用車輪23が門扉
本体4の開閉方向に係脱自在に係合するようになってい
る。転倒防止用係合具26は、地面1に沿って略面一状
に設けられた平板部34と、この平板部34の下側に凹
入状に形成された係合部33とを一体に備えている。係
合部33には、開閉方向の中央に、転倒防止用車輪23
の内外方向への移動を規制する規制部35が所定の間隔
をおいて略平行に設けられ、この規制部35の開閉方向
の両側に、転倒防止用車輪23を規制部35間に案内す
る案内部36が開閉方向の外側に向かって末広がり状に
形成され、また案内部36間に、開閉方向の外側が高く
なるように傾斜案内路37が形成されている。
【0019】昇降手段24は、転倒防止用車輪23が収
縮状態のときに地面1から浮上し且つ伸長状態のときに
地面1上に接地するように、門扉本体4の伸縮に連動し
て転倒防止用車輪23を昇降させるためのもので、図6
及び図7に示すように、転倒防止用車輪23が設けられ
た縦枠材8と隣接する縦枠材8の下部に固定部材38を
介して装着された係合突起39により構成されている。
【0020】固定部材38は、前側の縦桟11の背後に
ネジ40等で固定され、この固定部材38に、門扉本体
4を収縮状態にしたときにも隣接する縦枠材8と干渉し
ないように係合突起39が取り付けられている。係合突
起39は、門扉本体4の伸縮時の縦枠材8間の間隔の変
化を利用して、車軸27に下側から係脱することにより
転倒防止用車輪23を昇降させるものであり、隣接する
縦枠材8から転倒防止用車輪23の車軸27側に突出
し、転倒防止用車輪23と一方の摺動棒31との間で車
軸27に係脱自在に係合するようになっている。
【0021】この係合突起39は、上下方向の取り付け
部41と、この取り付け部41の下端側から車軸27側
に斜め上向きに屈曲して転倒防止用車輪23の浮上位置
(図6及び図7の2点鎖線)で車軸27を係脱自在に係
止する係止部42と、この係止部42の先端から車軸2
7側に斜め下向きに屈曲して転倒防止用車輪23が地面
1に対して昇降するように車軸27を係脱自在に案内す
る案内部43とを備え、帯板状の板バネ材等により一体
に構成されている。
【0022】取り付け部41は上下方向の長孔44を有
し、その長孔44に挿通されたネジ45により固定部材
38に取り付けられている。従って、係合突起39が縦
枠材8に対して上下調整可能である。係止部42及び案
内部43は、上下方向に弾性変形可能であり、また案内
部43の先端には下向きの屈曲部46が設けられてい
る。
【0023】なお、下側の連結部材13bは、走行用自
在車輪22側の縦枠材8と他の縦枠材8とでは上下方向
の寸法が異なっており、走行用自在車輪22側を除く各
縦枠材8では、転倒防止用車輪23が浮上したときに
も、その転倒防止用車輪23と干渉しない高さに寸法の
小さい連結部材13bが使用され、走行用自在車輪22
側の縦枠材8では、強度を十分に確保できるように寸法
の大きい連結部材13bが使用されている。勿論、この
連結部材13bは、転倒防止用車輪23の浮上時にも、
転倒防止用車輪23と干渉しない高さであれば、各縦枠
材8とも同じ寸法のものを使用しても良い。
【0024】上記構成の伸縮門扉において、門扉本体4
を吊り元支柱2側に収縮させた場合には、図6及び図7
に2点鎖線で示すように、転倒防止用車輪23の車軸2
7が係合突起39の係止部42上にあり、転倒防止用車
輪23が地面1から浮上している。従って、門扉本体4
の下側に転倒防止用車輪23があるにも拘わらず、この
収縮状態の門扉本体4をヒンジ19の縦軸20廻りに回
転させて、塀5の背後に回転収納することができる。
【0025】縮小状態の門扉本体4を伸長させて出入口
6を閉じる際には、戸当たり側端枠10の把手21を把
持して戸当たり支柱3側へと移動させると、パンタグラ
フ機構7の伸長に伴って走行用自在車輪22が地面1上
を転動し、門扉本体4全体が伸長する。この場合、パン
タグラフ機構7の伸長によって隣接する縦枠材8間の間
隔が広がるので、門扉本体4が所定長さまで伸長すれ
ば、転倒防止用車輪23が転倒防止用係合具26に到達
する前に、係合突起39の係止部42上の車軸27が案
内部43上を経て移動して係合突起39から外れ、転倒
防止用車輪23が地面1上に接地する。そして、転倒防
止用車輪23はその後地面1に追従して転動する。
【0026】転倒防止用車輪23が転倒防止用係合具2
6に接近すると、その転倒防止用車輪23は転動しなが
ら一対の案内部36によって規制部35間へと案内され
て行く。そして、戸当たり側端枠10が戸当たり支柱3
に当接したときに、図3〜図5に示すように、転倒防止
用車輪23が一対の規制部35間に位置して係合部33
に係合し、これによって門扉本体4の内外方向への転倒
を防止できる。
【0027】また出入口6を開放する際には、門扉本体
4を吊り元支柱2側へと開放方向に操作すれば、転倒防
止用車輪23が転動しながら転倒防止用係合具26の係
合部33から外れて行き、転倒防止用係合具26に対す
る転倒防止用車輪23の係合を解除できる。
【0028】そして、転倒防止用車輪23が転倒防止用
係合具26から外れた後も更に門扉本体4を収縮させる
と、隣接する縦枠材8間の間隔が更に狭くなり、転倒防
止用車輪23の車軸27が係合突起39の案内部43上
に乗り上がった後、その案内部43により車軸27が持
ち上げられるため、転倒防止用車輪23が地面1から浮
上する。そして、隣接する縦枠材8が当接又は接近する
状態まで門扉本体4を収縮させると、転倒防止用車輪2
3が浮上した状態で車軸27が係止部42により係止さ
れる。従って、門扉本体4は、前述のように回転収納可
能になる。
【0029】このように門扉本体4の下側に、地面1上
を転動する転倒防止用車輪23を上下動自在に設け、地
面1側に、門扉本体4が所定状態のときに転倒防止用車
輪23が門扉本体4の開閉方向に係脱自在に係合する転
倒防止用係合具26を設けることにより、門扉本体4を
開閉方向に操作するだけで、転倒防止用車輪23を転倒
防止用係合具26に対して係脱でき、従来の落とし棒装
置を使用する場合に比較してその取り扱いを非常に容易
できる。
【0030】また転倒防止用車輪23が収縮状態のとき
に地面1から上昇し、伸長状態のときに地面1上に下降
するように、門扉本体4の伸縮に連動して転倒防止用車
輪23を昇降させる昇降手段24を設けているので、地
面1上を転動する転倒防止用車輪23があるにも拘わら
ず、門扉本体4の回転収納が可能である。
【0031】しかも、昇降手段24は、門扉本体4の伸
縮に連動して転倒防止用車輪23を昇降させる構成であ
るため、転倒防止用車輪23を人為的に操作する煩わし
さもない。更に転倒防止用車輪23の車軸27に係脱自
在に係合する係合突起39により昇降手段24を構成し
ているため、その構造が簡単であり容易に実施できる。
【0032】図8は本発明の第2の実施形態を例示す
る。第1の実施形態では、転倒防止用車輪23がある縦
枠材8に対して吊り元支柱2側に隣接する縦枠材8の前
側の縦桟11,12に係合突起39を設けているが、係
合突起39は、図8(A)〜(C)に示すように設けて
も良い。(A)では、転倒防止用車輪23がある縦枠材
8に対して吊り元支柱2側に隣接する縦枠材8の前後両
側の縦桟11,12に係合突起39を設け、転倒防止用
車輪23の前後両側で係合突起39が車軸27に係合す
るようにしている。
【0033】(B)では、転倒防止用車輪23がある縦
枠材8に対して吊り元支柱2側に隣接する縦枠材8の前
側の縦桟11と、戸当たり支柱3側に隣接する縦枠材8
の後側の縦桟12とに係合突起39を設け、伸縮方向の
両側から転倒防止用車輪23の前後両側で係合突起39
が車軸27に係合するようにしている。なお、各係合突
起39は、この逆に配置しても良い。
【0034】(C)では、転倒防止用車輪23がある縦
枠材8に対して戸当たり支柱3側に隣接する縦枠材8の
後側の縦桟12に係合突起39を設けて、転倒防止用車
輪23の車軸27に対して戸当たり支柱3側から係合突
起39が係合するようにしている。
【0035】図9〜図11は本発明の第3の実施形態を
例示する。この実施形態では、吊り元支柱2と戸当たり
支柱3との間の地面1上に、少なくとも収縮状態の門扉
本体4を回転収納するときに転倒防止用車輪23と干渉
しないように、吊り元支柱2側近傍の所定範囲Xを除い
て、門扉本体4の開閉方向に沿ってレール状の転倒防止
用係合具26が設けられている。なお、転倒防止用係合
具26は、戸当たり支柱3に近接して配置されている
が、戸当たり支柱3に近い転倒防止用車輪23と戸当た
り支柱3との間の転倒防止用係合具26は、省いても良
い。
【0036】転倒防止用係合具26には、相対向する一
対の規制部35間に転動路47が設けられ、この転動路
47上を転倒防止用車輪23が転動するようになってい
る。転倒防止用係合具26の吊り元支柱2側の端部に
は、転倒防止用車輪23を案内する案内部36が設けら
れている。転倒防止用係合具26を除く他の構成は、第
1の実施形態と略同様である。
【0037】このように門扉本体4の開閉方向に沿って
レール状の転倒防止用係合具26を設けた場合には、門
扉本体4が半開き状態の場合にも、その転倒を防止でき
る。しかも、転倒防止用係合具26がレール状であるに
も拘わらず、吊り元支柱2側近傍の所定範囲Xには、そ
の転倒防止用係合具26がないので、収縮状態の門扉本
体4を回転収納するすることも可能である。
【0038】以上、本発明の各実施形態について詳述し
たが、本発明はこの実施形態に限定されるものではな
く、趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能であ
る。例えば、実施形態では、走行用自在車輪22、転倒
防止用車輪23及び転倒防止用係合具26を1個設けて
いるが、その数、位置は門扉本体4の長さ等を考慮して
適宜変更すれば良い。従って、走行用自在車輪22、転
倒防止用車輪23及び転倒防止用係合具26は、門扉本
体4の伸縮方向に1個設けても良いし、所定の間隔をお
いて2個以上の複数個設けても良い。
【0039】転倒防止用車輪23は、実施形態の場合に
は車軸27の両端側を摺動棒31,32で両持ち支持す
るようにしているが、片持ち支持でも良い。支持部材2
8は、縦枠材8の縦桟11,12の外側に上下摺動自在
に設けても良い。転倒防止用車輪23は、車軸27の両
端に夫々配置しても良い。転倒防止用係合具26は、転
倒防止用車輪23が係脱自在に係合する係合部33を備
えたものであれば十分であり、実施形態のように地面1
から下側に凹入状に形成する他、上側に突出状に設けて
も良い。
【0040】門扉本体4は伸縮自在に構成されたもので
あれば良く、水平リンク式折り畳み門扉、その他の形式
でも良い。転倒防止用係合具26をレール状に構成する
場合、その転倒防止用係合具26は地面1中に埋設する
ようにしても良い。
【0041】また実施形態では、門扉本体4の吊り元側
を吊り元支柱2にヒンジ19を介して回転収納可能に枢
着し、開閉時に走行用自在車輪22が地面1上を走行し
て門扉本体4が伸縮する所謂ハンガータイプの伸縮門扉
に採用した場合を例示しているが、このハンガータイプ
の伸縮門扉に限定されるものではない。
【0042】例えば、吊り元支柱2と戸当たり支柱3と
に跨がって案内レールを架設し、その案内レールに沿っ
て走行する走行ユニットを介して門扉本体4を伸縮自在
に吊り下げた吊り下げ式の伸縮門扉でも、同様に実施可
能である。この吊り下げ式の伸縮門扉の場合には、案内
レールの吊り元側に、ヒンジ19の縦軸20の軸心廻り
に旋回可能な旋回レールを設け、収縮状態の門扉本体4
が旋回レールに吊り下げられた状態で吊り元支柱2の内
側等に回転収納できるように構成しておけば良い。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、地面1側に沿って開閉
方向に伸縮する門扉本体4の下側に転倒防止用車輪23
を上下動自在に設け、地面1側に、門扉本体4が所定状
態のときに転倒防止用車輪23が門扉本体4の開閉方向
に係脱自在に係合して門扉本体4の内外方向の転倒を防
止する転倒防止用係合具26を設け、転倒防止用車輪2
3が収縮状態のときに浮上し、伸長状態のときに下降す
るように、門扉本体4の伸縮により転倒防止用車輪23
側に係脱して該転倒防止用車輪23を昇降させる係合突
起39を設けているので、従来の落とし棒装置に比較し
て取り扱いが容易であり、しかも門扉本体4の回転収納
も容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す伸縮門扉の平面
図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示す伸縮門扉の正面
図である。
【図3】本発明の第1の実施形態を示す要部の拡大側面
図である。
【図4】本発明の第1の実施形態を示す要部の横断平面
図である。
【図5】本発明の第1の実施形態を示す要部の縦断正面
図である。
【図6】本発明の第1の実施形態を示す要部の正面図で
ある。
【図7】本発明の第1の実施形態を示す要部の側面図で
ある。
【図8】本発明の第2の実施形態を示す概略平面図であ
る。
【図9】本発明の第3の実施形態を示す伸縮門扉の概略
平面図である。
【図10】本発明の第3の実施形態を示す伸縮門扉の概
略正面図である。
【図11】本発明の第3の実施形態を示す要部の拡大側
面図である。
【符号の説明】
1 地面 4 門扉本体 23 転倒防止用車輪 26 転倒防止用係合具 39 係合突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E038 CA02 CB04 DE05

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地面(1)側に沿って開閉方向に伸縮す
    る門扉本体(4)の下側に転倒防止用車輪(23)を上
    下動自在に設け、前記地面(1)側に、前記門扉本体
    (4)が所定状態のときに前記転倒防止用車輪(23)
    が前記門扉本体(4)の開閉方向に係脱自在に係合して
    前記門扉本体(4)の内外方向の転倒を防止する転倒防
    止用係合具(26)を設け、前記転倒防止用車輪(2
    3)が収縮状態のときに浮上し、伸長状態のときに下降
    するように、前記門扉本体(4)の伸縮により前記転倒
    防止用車輪(23)側に係脱して該前記転倒防止用車輪
    (23)を昇降させる係合突起(39)を設けたことを
    特徴とする伸縮門扉の転倒防止装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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