JP2002294628A - 橋梁用連続桁 - Google Patents

橋梁用連続桁

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JP2002294628A
JP2002294628A JP2001100947A JP2001100947A JP2002294628A JP 2002294628 A JP2002294628 A JP 2002294628A JP 2001100947 A JP2001100947 A JP 2001100947A JP 2001100947 A JP2001100947 A JP 2001100947A JP 2002294628 A JP2002294628 A JP 2002294628A
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area
bridge
region
concrete
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JP2001100947A
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Kenji Hayashi
健治 林
Naoya Narita
直矢 成田
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Topy Industries Ltd
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Topy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間支点周辺の負の曲げモーメントに対する
耐荷力を向上できるとともに、橋軸方向の強度的不連続
度を小さくすることができる橋梁用連続桁を提供する。 【解決手段】 橋梁用の連続桁10は、橋軸に沿って架
設される鋼製の桁本体11を備えている。桁本体11の
中間支点10a周辺の被支持領域R1には、上下のフラ
ンジ12,13とウエブ14と垂直補剛材15とで画成
された凹部11a内に、鉄筋コンクリート40が打設充
填されている。この鉄筋コンクリート40の垂直鉄筋4
2(第1鉄筋)は、ウエブ14に沿って垂直に延びると
ともに上下端が上下のフランジにそれぞれ溶接されてい
る。この垂直鉄筋42に、橋軸に沿って水平に延びる水
平鉄筋43(第2鉄筋)が番線で結束されている。被支
持領域R1は、凹部11aごとに複数の領域部r1〜r
3に分割されている。中間支点10a側の領域部r1の
コンクリート強度は高く、領域R1の両端の領域部r3
のコンクリート強度は低くなっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、橋梁の連続桁に
関し、特に、鋼製でΙ桁形状に構成された連続桁に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図9に示すように、従来のI型形状に構
成された橋梁用連続桁1は、中間支点1aの周辺の被支
持領域X1では、中間支点1aにかかる応力に耐えるよ
う断面を大きくしている。即ち、図示はしないが、それ
以外の支間領域X2より、被支持領域X1では下側のフ
ランジ3を幅広にしたり、上下のフランジ3やウエブ4
を厚肉にしたり、ウエブ4を高くする。これによって、
領域X1内、特に中間支点1aでの強度が確保されてい
る。また、中間支点1aに垂直補剛材2を多数枚(密
に)設けることにより、強度を補強する場合もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の構造で
は、製作に際して、各領域ごとに幅や厚さの異なるフラ
ンジやウエブ用の鋼鈑をいくつも揃え、これら鋼鈑を逐
一溶接して継ぎ足さなければならなかった。このような
構造では、鋼材重量は削減できても製作工数が多大であ
り、製作コストが嵩む原因となっている。工数削減のた
めには、上下のフランジ、ウエブとも桁全長に亘り同一
断面の単純な構造が望ましいが、中間支点での強度に応
じた構造で全長を通すのでは、鋼材重量が大幅に増加す
る問題が発生する。また、近年、阪神淡路大震災で落橋
被害が多発した。このため、従来の静定であるゆえに連
結部で落橋しやすい単純桁橋から、不静定であるため落
橋しにくい連続桁橋が採用されるようになってきてい
る。
【0004】そこで、発明者は、被支持領域における上
下のフランジとウエブとで画成された凹部に、ウエブに
添うようにして、鉄筋コンクリートを打設することを案
出した。この鉄筋コンクリートは、垂直に延びるととも
に上下端が上下のフランジにそれぞれ連結された第1鉄
筋と、この第1鉄筋と直交して上記橋軸方向に延びる第
2鉄筋とを有している。
【0005】これによって、コンクリートの圧縮強度と
第1、第2鉄筋の引張強度によって桁の変形を確実に拘
束することができ、被支持領域の上フランジの曲げねじ
れ座屈強度やウエブの剪断座屈強度等の負の曲げモーメ
ントに対する耐荷力を、大きく向上させることができ
る。(実験の結果、鉄筋コンクリートの無い鋼製桁本体
だけのものに対して、その桁本体に鉄筋コンクリートを
打設した本発明の適用品は、2〜3倍の耐荷力を有して
いた。)したがって、被支持領域のフランジの幅及び厚
さ並びにウエブの高さ及び厚さを、支間領域と等しくす
ることができ、領域ごとに別の鋼鈑を用いる必要がなく
なる。また、垂直補剛材を中間支点付近に狭い間隔で複
数枚配置する必要もなくなる。これによって、桁の製作
を効率的かつ低コストで行うことができ、さらに、鋼材
重量も低減できる。
【0006】しかし、鉄筋コンクリートを充填した被支
持領域と充填していない支間領域との境界において、大
きな強度的不連続が発生し、応力集中やひずみ集中によ
り耐荷力が低下するという問題が懸念される。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明は、橋梁用連続桁に係り、その第1の特徴
では、上下のフランジとウエブとを有して橋軸方向に延
び、1又は複数の中間支点で支持される鋼製の桁本体を
備えている。この桁本体の上記中間支点の周辺の被支持
領域には、上記上下のフランジとウエブとで画成された
凹部に、鉄筋コンクリートが上記ウエブに添うようにし
て打設されている。この鉄筋コンクリートは、垂直に延
びるとともに上下端が上下のフランジにそれぞれ連結さ
れた第1鉄筋と、この第1鉄筋と直交して上記橋軸方向
に延びる第2鉄筋とを有し、しかも、コンクリート強度
が、中間支点側で高く、領域の両端部で低くなってい
る。
【0008】本発明の第2の特徴では、上記第1の特徴
において、上記被支持領域が、上記橋軸方向に3以上の
領域部に分割されている。上記コンクリート強度は、中
間支点側から被支持領域の両端側に向かうにしたがって
1又は複数の領域部ごとに段階的に低くなっている。
【0009】本発明の第3の特徴では、上記第1の特徴
において、被支持領域のコンクリート強度が、中間支点
側で高く、領域の両端部で低くなっているのに代えて、
又はそれに加えて、上記ウエブに直交する向きに沿うコ
ンクリート厚が、中間支点側で大きく、領域の両端部で
小さくなっている。
【0010】本発明の第4の特徴では、上記第3の特徴
において、上記被支持領域が、上記橋軸方向に3以上の
領域部に分割され、上記コンクリート厚が、中間支点側
から被支持領域の両端部に向かうにしたがって1又は複
数の領域部ごとに段階的に低くなっている。
【0011】本発明の第5の特徴では、上記第2又は第
4の特徴において、被支持領域の両端側の領域部に配さ
れた第1、第2鉄筋が、中間支点側の領域部に配された
第1、第2鉄筋より小径又は低強度である。
【0012】本発明の第6の特徴では、上記第2、第
4、又は第5の特徴において、隣り合う領域部のコンク
リートどうしが、これら領域部の境において直接に接し
ている。
【0013】本発明の第7の特徴では、上記第2、第
4、又は第5の特徴において、上記ウエブには、垂直補
剛材が上記橋軸方向に離れて複数設けられ、この垂直補
剛材が、上記領域部の隣り合うものどうしを仕切ってい
る。
【0014】本発明の第8の特徴では、上記第1〜第7
の特徴の何れかにおいて、上記桁本体が、既設の橋梁に
おいて一列に架設された複数の単純桁で構成され、隣り
合う単純桁の互いに対向する端部間に跨るようにして上
記被支持領域が設けられ、少なくとも一部の第2鉄筋が
上記対向端部間に架け渡されるとともに、上記対向端部
間の間隙にも上記鉄筋コンクリートが打設充填されるこ
とにより、上記単純桁どうしが連続化されている。上記
間隙の鉄筋コンクリートの真下に上記中間支点が位置さ
れる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
したがって詳述する。図4は、本発明の第1実施形態を
適用した橋梁Bを示したものである。橋梁Bは、橋軸方
向に延びる連続桁10を有している。連続桁10は、長
手方向に離れた複数の中間支点10aにおいて、支承2
0を介して橋脚30により支持されている。なお、連続
桁10は、橋梁Bの幅方向(紙面に直交する方向)に離
れて複数本並行して架設されている。これら桁10上に
床版(図示せず)が敷設されている。
【0016】連続桁10は、図3に示す桁本体11を主
要構成部材としている。桁本体11は、上下のフランジ
12,13とウエブ14とを有するI形鋼で構成されて
いる。ウエブ14の両側面には、垂直補剛材15が長手
方向にある間隔をおいて設けられている。隣り合う垂直
補剛材15と上下のフランジ12,13とウエブ14と
によって四角形状の凹部11aが画成されている。な
お、符号16は、水平補剛材である。水平補剛材16
は、後述する支間領域R2にしか設けられていない。
【0017】図1及び図4に示すように、桁本体11に
は、架設後の連続桁10に負の曲げモーメントのかかる
領域か否かによって、橋軸方向に分割された2種類の仮
想の領域R1,R2が設定されている。このうち支間領
域R2は、被支持領域R1以外の支間部分を占めてい
る。被支持領域R1は、負の曲げモーメントとなる領域
であり(一部正の曲げモーメントとなる領域を含むこと
もある)、中間支点10a周辺を占めている。そして、
橋軸方向の境界作成を容易にするため、支承20の近く
の7本(複数本)の垂直補剛材15に囲まれた6つ(複
数)の凹部11aに跨がっている。(負の曲げモーメン
トの範囲によっては、凹部11aの数は変動する。)被
支持領域R1は、垂直補剛材15によって凹部11aご
とに6つ(複数)の領域部r1〜r3、r1〜r3に分
割されている。
【0018】図1及び図2に示すように、各領域部r1
〜r3(すなわち凹部11a)には、ウエブ14に添う
ようにして、鉄筋コンクリート40が打設充填されてい
る。鉄筋コンクリート40には、コンクリート41の内
部に、上下フランジに垂直に延びる垂直鉄筋42(第1
鉄筋)と、この垂直鉄筋42に直交して水平(橋軸方
向)に延びる水平鉄筋43(第2鉄筋)とが、複数本ず
つ格子状に埋設されている。垂直鉄筋42の上下端は、
上下のフランジ12,13にそれぞれ突き当てられ、例
えばスポット溶接やアーク溶接にて連結されている。水
平鉄筋43は、垂直鉄筋42に、ウエブ14側から当て
がわれ、番線(図示せず)にて結束されている。
【0019】鉄筋コンクリート40の表面は、領域R1
の全域にわたって、フランジ12,13あるいは垂直補
剛材15の縁と面一になっている。(設計上必要とされ
る強度によっては、鉄筋コンクリート40をフランジ1
2,13や垂直補剛材15の縁よりも突出あるいは引っ
込めるように打設することもある。)鉄筋コンクリート
40は、桁製作工場で桁本体11の製作に引き続いて施
工してもよく、橋梁Bの架設現場で桁本体11を架設中
に施工してもよい。
【0020】鉄筋コンクリート40のコンクリート41
の強度は、領域部r1〜r3ごとに異なっており、被支
持領域R1の中央部から両端に向かうにしたがって段階
的に弱くなっている。すなわち、中央の2つの領域部r
1,r1(中間支点側の領域)のコンクリート強度をw
1、その両隣の領域部r2,r2のコンクリート強度を
w2、被支持領域R1の両端の領域部r3,r3のコン
クリート強度をw3とすると、w1>w2>w3になっ
ている。
【0021】また、鉄筋コンクリート40の鉄筋42,
43は、被支持領域R1の中央部から両端に向かうにし
たがって領域部r1〜r3ごとに段階的に小径になって
いる。すなわち、領域部r1,r1の鉄筋径をφ1、領
域部r2,r2の鉄筋径をφ2、領域部r3,r3の鉄
筋径をφ3とすると、φ1>φ2>φ3になっている。
【0022】上記のように構成された連続桁10の作用
を説明する。「発明が解決しようとする課題」で述べた
通り、連続桁10は、鉄筋コンクリート40におけるコ
ンクリート41の圧縮強度と鉄筋42,43の引張強度
によって桁本体11の変形を確実に拘束することができ
る。これによって、被支持領域R1の上フランジの曲げ
ねじれ座屈強度やウエブの剪断座屈強度等の負の曲げモ
ーメントに対する耐荷力を、大きく向上させることがで
きる。特に、中間支点10a側の領域部r1において、
コンクリート強度w1が高く、鉄筋径φ1も大きいの
で、上記耐荷力を確実に大きく向上させることができ
る。
【0023】上記作用に加えて、連続桁10において
は、被支持領域R1の両端部の領域部r3のコンクリー
ト強度w3が、低くなっているので、支間領域R2との
境界における強度的不連続度を小さくすることができ
る。これによって、強度的不連続に起因する応力集中や
ひずみ集中を低減することができる。しかも、領域部r
3の鉄筋径φ3が、小さくなっているので、上記強度的
不連続度を一層確実に小さくでき、応力集中やひずみ集
中を一層確実に低減できる。さらに、中間支点10aか
ら被支持領域R1の両端に向かうにしたがって、コンク
リート強度が段階的に低くなり(w1>w2>w3)、
鉄筋径が段階的に小さくなっているので(φ1>φ2>
φ3)、被支持領域R1の各断面での耐荷力をその断面
での負の曲げモーメントの大きさに合わせることがで
き、支間領域R2との境界における強度的不連続度をよ
り一層確実に小さくでき、応力集中やひずみ集中をより
一層確実に低減できる。
【0024】また、領域R1の全域にわたってコンクリ
ート厚が一定であるので、領域部r1〜r6について同
一の型枠でコンクリート打設を行うことができ、施工効
率を高めることができる。鉄筋コンクリート40は、凹
部11aの深さと同じかそれと同等の肉厚しかないの
で、被支持領域R1の自重による断面力の増加を極力小
さくすることができる。一方、鉄筋コンクリート40
は、被支持領域R1にのみ設けられ、支間領域R2には
設けられていないので、支間領域R2の自重による断面
力は増加することがない。
【0025】次に、本発明の他の実施形態を説明する。
以下の実施形態において、既述の実施形態と同様の構成
に関しては、図面に同一符号を付して説明を省略する。
【0026】図5は、本発明の第2実施形態を示したも
のである。この実施形態に係る連続桁10’では、被支
持領域R1のコンクリート41が、6つの領域部r1〜
r3、r1〜r3全体にわたって均質のものが用いら
れ、領域r2,r3のコンクリート41も中央部の領域
部r1と同等の高い強度w1になっている。一方、コン
クリート41の厚さが、領域部r1〜r3ごとに異なっ
ており、被支持領域R1の中央部から両端に向かうにし
たがって段階的に薄くなっている。すなわち、領域部r
1のコンクリート41は、フランジ12,13あるいは
垂直補剛材15の縁と面一をなし、厚肉になっている。
領域部r2のコンクリート41は、凹部11a内に引込
み、中程度の厚さになっている。領域部r3のコンクリ
ート41は、凹部11a内に更に引込み、薄肉になって
いる。
【0027】この第2実施形態でも、上記第1実施形態
と同様に、被支持領域R1に作用する負の曲げモーメン
トに対する耐荷力を確実に向上できるとともに、支間領
域R2との境界での強度的不連続度を確実に小さくで
き、応力集中やひずみ集中を確実に低減できる。また、
領域部r2,r3のコンクリート厚が小さくなった分だ
け、被支持領域R1を軽量にすることができ、自重によ
る断面力を低減することができる。
【0028】図6は、本発明の第3実施形態を示したも
のである。この実施形態は、既設の単純桁橋梁を連続化
して連続桁橋梁としたものである。すなわち、図7に示
すように、桁本体11は、もともと橋軸に沿って一列に
並べられた複数の単純桁19で構成されていたものであ
る。これら単純桁19の隣り合うものどうしが、鉄筋コ
ンクリート40を介して連続化され、図6に示す連続桁
10Xとなったものである。
【0029】ところで、単純桁橋梁と連続桁橋梁を比較
すると、以下の点で連続桁橋梁の方が優れている。連
結部が少ないので車両走行時の振動や騒音が少ない。
連結部が少ないので、伸縮装置の維持保全や雨水などの
浸入による、桁などの腐食の問題が少ない。阪神淡路
大震災の際、単純桁橋梁の落橋が多発した。構造力学的
に不静定である連続桁は耐震性等の強度特性で優れてい
る。しかし、既存の一般道及び高架高速道路等の橋梁で
は、技術上の問題点や経済性等の観点から主桁を単純桁
で構築してある例が多い。そこで、近年、かかる既設橋
梁の単純桁どうしを、例えばモーメントプレート及びシ
ャープレートで連結したり、PC鋼棒で連結したりし
て、連続桁に近づける補強工事が行われている。これに
より、振動や騒音を低減でき、桁等の腐食を防止できる
ことにはなるが、強度特性では連続桁そのものに及ばな
い。このような事情に鑑みて、本発明の第3実施形態で
は、既設橋梁の単純桁を、完全に連続桁としての強度特
性が得られるように連続化させたものである。
【0030】第3実施形態について更に詳述する。図7
に示すように、連続化前の単純桁19の端部は、それぞ
れ単純桁用の支承29を介して橋台30に支持されてい
る。隣り合う2つの単純桁19の互いに対向する端部間
には、間隙11bが形成されている。この間隙11b
に、各単純桁19の最も端側の凹部11a’が連なって
いる。
【0031】次に、連続化後の連続桁構造を説明する。
図6に示すように、上記単純桁19を連続化してなる連
続桁10Xには、隣り合う単純桁19の対向端部間に跨
る被支持領域R1が設けられている。被支持領域R1
は、単純桁19どうしの間隙11bを中心にして両単純
桁19のそれぞれ端から4番目(複数番目)の垂直補剛
材15まで及んでいる。被支持領域R1は、垂直補剛材
15により7つ(複数)の領域部r0、r1〜r3、r
1〜r3に分割されている。中央の領域部r0(中間支
点10aの位置する領域部)は、間隙11bと、これに
連なる桁19の最も端側の凹部11a’とを含むように
設定されている。他の領域部r1〜r3は、凹部11a
ごとに設定されている。
【0032】各領域部r0〜r3すなわち間隙11b及
び凹部11a’,11aには、垂直鉄筋42と水平鉄筋
43が配筋され、コンクリート41が打設されることに
より、鉄筋コンクリート40が形成されている。中央の
領域部r0の水平鉄筋43は、両単純桁19の対向端部
間に架け渡されている。
【0033】ここで、中央とその両隣の3つの領域部r
0,r1,r1のコンクリート強度をw1”、その両隣
の領域部r2,r2のコンクリート強度をw2”、被支
持領域R1の両端の領域部r3,r3のコンクリート強
度をw3”とすると、w1”>w2”>w3”になって
いる。また、領域部r0,r1,r1の鉄筋径をφ
1”、領域部r2,r2の鉄筋径をφ2”、領域部r
3,r3の鉄筋径をφ3”とすると、φ1”>φ2”>
φ3”になっている。
【0034】中央の領域部r0において、両単純桁19
の下フランジ13どうしの間には、鋼鈑22が設置され
ている。この鋼鈑22の真下に、上記単純桁用の2つの
支承29に代えて、連続桁用の支承20が1つ配されて
いる。なお、図示は省略するが、領域部r0のコンクリ
ート41にアンカーボルトが垂直に埋設され、このアン
カーボルトの下端部に支承20が連結されることによ
り、支承20と、連続化された桁10Xとが結合されて
いる場合もある。
【0035】上記単純桁19を連続化して連続桁10X
とする施工手順を説明する。被支持領域R1内に含まれ
る凹部11a,11a’に、垂直鉄筋42を取り付け
る。この垂直鉄筋42に、水平鉄筋43を番線結束す
る。(支承20と桁10Xの結合を行う場合は、上記図
示しないアンカーボルトを垂直にして水平鉄筋43と番
線結束し、間隙11bに出しておく。)両単純桁19の
下フランジ13の間には、型枠の役割と支承20受けを
兼ねて鋼鈑22を設置する(鋼鈑22に代えて型枠を設
置する場合もある)。そして、凹部11a,11a’及
び間隙11bにコンクリート41を打設する。これによ
って、隣り合う単純桁19間に跨る鉄筋コンクリート4
0が形成され、これら単純桁19どうしが連続化され、
連続桁10Xとなる。この結果、伸縮装置を廃止し、車
両走行時の振動や騒音の低減や連結部の伸縮装置からの
侵入する雨水などによる腐食の低減を図ることができ
る。
【0036】その後、連続桁10Xをジャッキで支えな
がら、単純桁用の2つの支承29を連続桁用の1つの支
承20に取り替える。支承20は、鋼鈑22の真下に当
てがわれる(鋼鈑22に代えて型枠を設置した場合は、
型枠を外して露出したコンクリート41の下面に直接当
てられることになる)。なお、連続化した桁10Xと支
承20を結合する場合は、上記アンカーボルトに支承2
0を連結する。
【0037】この支承20周辺の桁10Xすなわち被支
持領域R1には、連続化することにより負の曲げモーメ
ントが生じ、桁断面の中立軸下側部に圧縮力、上側部に
引張力が、それぞれ橋軸方向に作用することになる。一
方、被支持領域R1のコンクリート41は圧縮に強く、
鉄筋42,43は長手方向の引張りに強い。したがっ
て、コンクリート41が、下側部の圧縮強度を担うこと
ができ、鉄筋43が、上側部の引張強度を担うことがで
きる。これによって、上記負の曲げモーメントに対して
十分な強度を得ることができる。また、地震等の発生時
には、コンクリート41の圧縮強度と鉄筋42の引張強
度とによって、ねじれモーメントや剪断応力に対して十
分耐えることができる。よって、桁10Xは、連続桁と
しての強度特性を有することとなる。
【0038】そして、この連続桁10Xにおいても、被
支持領域R1の端部でコンクリート強度が低く、鉄筋径
が小さいので、支間領域R2との境界での強度的不連続
度を確実に小さくでき、応力集中やひずみ集中を確実に
低減できる。
【0039】次に、本発明の第4実施形態を図8にした
がって説明する。この実施形態は、上記第3実施形態の
単純桁19を連続化してなる連続桁10X の変形例で
ある。詳述すると、この第4実施形態の連続桁10X’
では、被支持領域R1のコンクリート強度が、7つの領
域部r0,r1〜r3、r1〜r3全体にわたって均質
のものが用いられ、領域r1〜r3のコンクリート41
も中央部の領域部r0と同等の高い強度w1”になって
いる。一方、コンクリート41の厚さが、被支持領域R
1の中央部から両端に向かうにしたがって段階的に薄く
なっている。すなわち、領域部r0,r1のコンクリー
ト41は、フランジ12,13あるいは垂直補剛材15
の縁と面一をなし、厚肉になっている。領域部r2のコ
ンクリート41は、凹部11a内に引込み、中程度の厚
さになっている。領域部r3のコンクリート41は、凹
部11a内に更に引込み、薄肉になっている。なお、薄
肉にすることにより垂直鉄筋42を水平補剛材16と干
渉する位置に配筋しなければならない場合には、水平補
剛材16に穿孔して垂直鉄筋42を通して上フランジ1
2と接続する構造や、垂直鉄筋42の長さを水平補剛材
16と下フランジ13間の距離と等しくして、鉄筋42
の上端を水平補剛材16に突き当て溶接する構造や、水
平補剛材を削除して干渉しない領域部の配筋と同じよう
にする構造など、作業のしやすさやかけられる工数等に
応じて構造を選択し、必要とされる設計強度により鉄筋
の太さや強度を選択する。
【0040】この第4実施形態においても、単純桁19
を完全に連続化できるとともに、領域R1,R2の境界
での強度的不連続度を確実に小さくでき、応力集中やひ
ずみ集中を確実に低減できる。
【0041】本発明は、上記実施形態に限定されず、種
々の改変が可能である。例えば、桁本体として鋼箱桁を
用いてもよい。コンクリート強度を、中間支点10a側
で高く、被支持領域R1の両端部で低くするのに加え
て、コンクリート厚を、中間支点10a側で大きく、被
支持領域R1の両端部で小さくしてもよい。さらに、中
間支点10aから被支持領域R1の両端に向かうにした
がって、コンクリート強度を段階的に低くするととも
に、コンクリート厚を段階的に小さくしてもよい。
【0042】被支持領域の範囲は、垂直補剛材で確定さ
れていなくてもよい。すなわち、被支持領域の両端が、
2つの垂直補剛材の間に位置していてもよい。これによ
って、被支持領域が負の曲げモーメントの作用領域とち
ょうど一致するように設定することができ、該曲げモー
メントに対応するためのコンクリート打設範囲を最短に
することができる。なお、この場合のコンクリート打設
は、2つの垂直補剛材間における被支持領域の両端が配
されるべき位置に型枠を設置して行う。
【0043】隣り合う領域部のコンクリートどうしが、
垂直補剛材で仕切られずに、これら領域部の境において
直接に接していてもよい。すなわち、領域部の境が2つ
の垂直補剛材の間に位置していてもよい。これによっ
て、被支持領域の各断面での耐荷力をその断面での負の
曲げモーメントの大きさに一層確実に合わせることがで
きる。
【0044】上フランジ12の下面又は下フランジ13
の上面にスタッドを溶植しておき、このスタッドにカプ
ラー(連結継手)を介して垂直鉄筋42の上端又は下端
を軸力を伝達可能に連結してもよい。これによって、垂
直鉄筋42の長さが一定していなくてもフランジ12,
13との連結を確実に行うことができる。架設現場でコ
ンクリート41を打設する場合は、工場でスタッドを溶
植しておけば現場作業は容易となる。
【0045】全ての実施形態において、特に第3、第4
実施形態においては、桁本体11の上側部に配される水
平鉄筋43の本数を多くしたり、径を大きくしたり、長
さを延ばしたり、強度を高くしたりしてもよい。また、
水平鉄筋をPC鋼材で構成してコンクリート41の上側
部にプレストレスを付与してもよく、あるいはPC鋼材
を水平鉄筋43とは別途にコンクリート41の外側に配
してもよい。第3、第4実施形態ではさらに、隣り合う
単純桁19のウエブ14の上側部どうしの間に、モーメ
ントプレートを架け渡してもよい。これによって、被支
持領域R1の上側部での引張強度をより確実に担うこと
ができ、ひいては連続化により生じる負の曲げモーメン
トに対する強度をより確実に発揮することができる。水
平鉄筋43の長さを延ばすときは、複数の領域部にわた
るように垂直補剛材15に孔を開けて貫通させる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の特
徴によれば、連続桁における中間支点周辺の負の曲げモ
ーメントに対する耐荷力を向上できるとともに、被支持
領域と支間領域との境界における強度的不連続度を小さ
くすることができ、応力集中やひずみ集中を低減するこ
とができる。また、被支持領域の全域にわたってコンク
リート厚を一定にすることによって、施工効率を高める
ことができる。本発明の第2の特徴によれば、被支持領
域の各断面での耐荷力をその断面での負の曲げモーメン
トの大きさに合わせることができ、支間領域との境界に
おける強度的不連続度を一層確実に小さくでき、応力集
中やひずみ集中を一層確実に低減できる。本発明の第3
の特徴によれば、被支持領域と支間領域との境界におけ
る強度的不連続度を小さくできるとともに、被支持領域
の端部を軽量にすることができ、自重による断面力を低
減することができる。本発明の第4の特徴によれば、被
支持領域の各断面での耐荷力をその断面での負の曲げモ
ーメントの大きさに合わせることができ、支間領域との
境界における強度的不連続度を一層確実に小さくでき、
応力集中やひずみ集中を一層確実に低減できる。本発明
の第5の特徴によれば、領域の境界での強度的不連続度
をより一層確実に小さくでき、応力集中やひずみ集中を
より一層確実に低減することができる。本発明の第6の
特徴によれば、被支持領域の各断面での耐荷力をその断
面での負の曲げモーメントの大きさに一層確実に合わせ
ることができる。本発明の第7の特徴によれば、垂直補
剛材を型枠としてコンクリート打設を行うことができ、
施工効率を向上させることができる。本発明の第8の特
徴によれば、既設橋梁の単純桁を連続化でき、連続化に
より発生する負の曲げモーメントに対する強度や耐震性
等の強度の面で連続桁としての特性を発現できるととも
に、被支持領域と支間領域との境界における強度的不連
続度を小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る橋梁の連続桁の斜
視図である。
【図2】上記連続桁の被支持領域における中央の領域部
の断面図である。
【図3】上記連続桁の桁本体の斜視図である。
【図4】上記橋梁の正面図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る連続桁の平面断面
図である。
【図6】本発明の第3実施形態に係る、単純桁を連続化
してなる連続桁の斜視図である。
【図7】上記第3実施形態において、単純桁を連続化す
る前の桁本体の斜視図である。
【図8】本発明の第4実施形態に係る、単純桁を連続化
してなる連続桁の平面断面図である。
【図9】従来の連続桁の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
B 橋梁 R1 被支持領域 R2 支間領域 r0,r1,r2,r3 領域部 10,10’ 連続桁 10X,10X’ 連続桁 10a 中間支点 11 桁本体 11a,11a’ 凹部 11b 間隙 12 上フランジ 13 下フランジ 14 ウエブ 15 垂直補剛材 16 水平補剛材 19 単純桁 20,29 支承 40 鉄筋コンクリート 41 コンクリート 42 垂直鉄筋(第1鉄筋) 43 水平鉄筋(第2鉄筋)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D059 AA06 AA07 BB35 2E163 FA12 FF12 FF15

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下のフランジとウエブとを有して橋軸
    方向に延び、1又は複数の中間支点で支持される鋼製の
    桁本体を備え、この桁本体の上記中間支点の周辺の被支
    持領域には、上記上下のフランジとウエブとで画成され
    た凹部に、鉄筋コンクリートが上記ウエブに添うように
    して打設されており、この鉄筋コンクリートは、垂直に
    延びるとともに上下端が上下のフランジにそれぞれ連結
    された第1鉄筋と、この第1鉄筋と直交して上記橋軸方
    向に延びる第2鉄筋とを有し、しかも、コンクリート強
    度が、中間支点側で高く、領域の両端部で低くなってい
    ることを特徴とする橋梁用連続桁。
  2. 【請求項2】 上記被支持領域が、上記橋軸方向に3以
    上の領域部に分割され、上記コンクリート強度が、中間
    支点側から被支持領域の両端側に向かうにしたがって1
    又は複数の領域部ごとに段階的に低くなっていることを
    特徴とする請求項1に記載の橋梁用連続桁。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の橋梁用連続桁におい
    て、被支持領域のコンクリート強度が、中間支点側で高
    く、領域の両端部で低くなっているのに代えて、又はそ
    れに加えて、上記ウエブに直交する向きに沿うコンクリ
    ート厚が、中間支点側で大きく、領域の両端部で小さく
    なっていることを特徴とする橋梁用連続桁。
  4. 【請求項4】 上記被支持領域が、上記橋軸方向に3以
    上の領域部に分割され、上記コンクリート厚が、中間支
    点側から被支持領域の両端部に向かうにしたがって1又
    は複数の領域部ごとに段階的に低くなっていることを特
    徴とする請求項3に記載の橋梁用連続桁。
  5. 【請求項5】 被支持領域の両端側の領域部に配された
    第1、第2鉄筋が、中間支点側の領域部に配された第
    1、第2鉄筋より小径又は低強度であることを特徴とす
    る請求項2又は4に記載の橋梁用連続桁。
  6. 【請求項6】 隣り合う領域部のコンクリートどうし
    が、これら領域部の境において直接に接していることを
    特徴とする請求項2、4又は5に記載の橋梁用連続桁。
  7. 【請求項7】 上記ウエブには、垂直補剛材が上記橋軸
    方向に離れて複数設けられ、この垂直補剛材が、上記領
    域部の隣り合うものどうしを仕切っていることを特徴と
    する請求項2、4又は5に記載の橋梁用連続桁。
  8. 【請求項8】 上記桁本体が、既設の橋梁において一列
    に架設された複数の単純桁で構成され、隣り合う単純桁
    の互いに対向する端部間に跨るようにして上記被支持領
    域が設けられ、少なくとも一部の第2鉄筋が上記対向端
    部間に架け渡されるとともに、上記対向端部間の間隙に
    も上記鉄筋コンクリートが打設充填されることにより、
    上記単純桁どうしが連続化されており、上記間隙の鉄筋
    コンクリートの真下に上記中間支点が位置されることを
    特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の橋梁用連続
    桁。
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