JP2002293384A - 即席麺用包装容器 - Google Patents

即席麺用包装容器

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JP2002293384A
JP2002293384A JP2001096919A JP2001096919A JP2002293384A JP 2002293384 A JP2002293384 A JP 2002293384A JP 2001096919 A JP2001096919 A JP 2001096919A JP 2001096919 A JP2001096919 A JP 2001096919A JP 2002293384 A JP2002293384 A JP 2002293384A
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JP
Japan
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hot water
lid
fan
noodles
container
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JP2001096919A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Nakajima
敏博 中嶋
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Atsugi Plastics Co Ltd
Original Assignee
Atsugi Plastics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】湯切りの際、麺やかやく等の目詰まりを無くし
て排湯をスムーズに行うことができ、蓋の強度を考慮し
て排湯時における蓋との間隔を好適に保持することがで
きる即席麺用包装容器を提供すること。 【解決手段】即席焼きそば等、麺をほぐすために湯を使
用する即席麺用の包装容器であって、容器本体の排湯位
置の口縁部内側に、蓋との間に内側中央部が狭く、か
つ、口縁部側になるにしたがって次第に広い間隔を形成
する扇状地状部を設けていること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、容器本体内に収
納した即席麺や即席焼きそば等のインスタント食品に対
し、湯を用いて麺を柔らかい状態に戻し、その後使用し
た湯を捨てて即席麺等を食すために使用する即席麺用包
装容器に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、インスタント食品の即席焼きそば等用の包装容器
は、種々の形態の容器が提供されており、特に排湯部分
の形状にも種々のものがある。例えば、従来の包装容器
90として、図5に示すように、容器本体91の1つの
コーナーの口縁部92内側に、排湯が流れる方向に対し
て直交する方向に複数の凹凸部93を設けて、この凹凸
部93によって麺やかやく等の流出を防止する形態のも
のがある。
【0003】この包装容器90では、湯切りの際、凹部
93と凸部93の間で麺やかやく等が目詰まり状になる
ため、排湯が速やかになされないという欠点があった。
逆に、凸部93と蓋との間を広い間隔に設定すると、麺
やかやく等が流れ出てしまうという問題が生ずるもので
あった。また、この発明の発明者は、上記包装容器の改
良として、湯切りの際の流路として凹凸部を無くして平
坦面に形成した発明を提案した。
【0004】この改良発明では、上記の問題点を解消す
ることができるものの、蓋の強度によっては、湯切り時
に収容物によって蓋が外側へ変形して上記平坦面と蓋と
の間の間隔が広くなってしまうという欠点が生ずること
もあった。そこで、この発明は、湯切りの際、麺やかや
く等の目詰まりを無くして排湯をスムーズに行うことが
できると共に、蓋の強度を考慮して排湯時における蓋と
の間隔を好適に保持することができる即席麺用包装容器
を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達成するため、この発明の即席麺用包装容器は、即席
焼きそば等、麺をほぐすために湯を使用する即席麺用の
包装容器であって、容器本体の排湯位置の口縁部内側
に、蓋との間に内側中央部が狭く、かつ、口縁部側にな
るにしたがって次第に広い間隔を形成するための扇状地
状部を設けていることを特徴としている。
【0006】この包装容器では、排湯位置となる口縁部
内側に、蓋との間に内側中央部が狭く、かつ、口縁部側
になるにしたがって次第に広い間隔を形成する扇状地状
部を設けているので、蓋との隙間を即席麺の太さを考慮
して適当な間隔に設定することにより、内部に収容した
即席麺やかやく等の漏出を好適に防止することができ、
麺やかやく等が目詰まりすることなく湯切りを行うこと
ができる。そして、請求項2記載の即席麺用包装容器で
は、容器本体の扇状地状部は、湯切りの際、収容した内
容物が蓋を内側から押圧することによって外側へ湾曲状
に変形する蓋の変形量に合わせて、扇状地状部の高さを
形成していると共に、当該扇状地状部と蓋との隙間を収
容する即席麺の太さと同寸又はやや狭くなるように形成
したことを特徴としている。
【0007】この発明の包装容器は、蓋の強度によって
は、湯切りの際、麺やかやく等の収容物が、容器を傾け
ることによって蓋を外側へ押し出す状態となって、蓋を
外側へ湾曲状に撓む状態になることがあるが、この蓋の
変形量に合わせて、扇状地状部の高さを形成することが
できるので、蓋が撓んだ状態であっても、当該扇状地状
部と蓋との間隔は、内部に収容した即席麺の太さと同寸
かやや狭く設定することができ、蓋との間に適切な間隔
を保持することができるため、麺が排湯と共に流れ出る
ことはなく、しかも、横幅を広く取ることができるため
排湯量を最大限に設定することができる。また、容器内
部に収容する即席麺の太さに基づいて、扇状地状部と蓋
との距離を設定することができると共に、成型時に上記
扇状地状部の位置を決定することができ、収容する麺の
種類に応じて包装容器の変更を簡単に行うことができ
る。
【0008】また、蓋の変形量を考慮して、扇状地状部
を形成することができるので、蓋の強度を過剰に設定す
ることも無く、蓋の製造を容易化する効果も有するもの
である。
【0009】
【発明の実施の態様】この発明の好適な実施の態様を説
明する。図1は、この発明の一実施態様を示す包装容器
の斜視図で、図2は容器本体の平面図、図3は要部の断
面図を示している。容器本体1は、ポリスチレン、ポリ
プロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレー
ト等の発泡体もしくは非発泡体からなる合成樹脂材料ま
たは紙等を成形したもので、この実施態様ではやや深底
の容器形状で、かつ外形を正方形若しくは長方形とした
ものである。
【0010】この容器本体1の口縁部11のうち、排湯
を行う1つのコーナー部分11aを挟んで、その幅をや
や広く形成しており、シール蓋2との接着力を強くする
よう構成している。そして、他部分の口縁部11は、や
や幅狭に構成して、シール蓋2との接着力を上記部分よ
り弱めに設定して、湯を注入するために開封する部分と
して、簡単に開口できるように構成している。上記排湯
を行うコーナー部分には、断面図にも示しているよう
に、口縁部11の内側において、排湯位置に近い位置
に、この発明に係る扇状地状部13を設けている。扇状
地状部13は、コーナー部分の側壁15aを容器の内側
に凸入させて設けていると共に、当該側壁15aの上部
を内側中央が高く、排湯を行う口縁部11a方向に徐々
に低く形成しており、その外側の口縁部11aが上記扇
状地状部13の頂部より高くなる位置に形成している。
【0011】そして、扇状地状部13は、内側中央部が
高く、かつ、口縁部11a側になるにしたがって、次第
に低くなるように形成ししている。すなわち、扇状地状
部13は、内側中央部で蓋2との間隔が狭く、口縁部1
1a側になるほどシール蓋2との間隔が広くなるような
扇状地状に形成したものである。この扇状地状部13の
中央の高さは、湯切りの際、シール蓋2が麺等の収容物
によって外側へ押し出されるようになったときにたわむ
状態になったときの変形量に合わせて形成することがで
きるものである。
【0012】この扇状地状部13の内側中央の高さとし
ては、湯切りの際、容器本体10を傾けることによっ
て、容器本体1内に収容した即席麺等がシール蓋2を押
し出してシール蓋2が外側へ撓む変形量に合わせて形成
している。すなわち、図3及び図4に示すように、シー
ル蓋2が外側へ湾曲状に撓む形状に合わせて、扇状地状
部13の形状を決定するものである。そして、扇状地状
部13の口縁部11a寄りにおいては、収容する即席麺
の太さとほぼ同じか、若しくは麺の太さよりやや狭くな
る程度に形成している。
【0013】したがって、扇状地状部13は、湯切りの
際、シール蓋2が外側へたわんだ状態になったとして
も、シール蓋2との間隔が、即席麺の太さより大きくな
ることがないように形成したものである。シール蓋2の
変形量が少ない場合には、シール蓋2と扇状地状部13
との間隔が即席麺の太さ以下の間隔を保持しており、即
席麺の流失を防止することができることはいうまでもな
いことである。なお、シール蓋2は、容器本体1の口縁
部11を被蓋して、包装用及び湯切りの際の押さえ用と
して設けているもので、紙やアルミニュームシート、又
は合成樹脂材料、例えばポリエチレン、又はそれらが複
合した層構成のものを用いて、層状かつシート状に成形
したシール部材にて構成しており、熱融着、又は接着に
より口縁部11に接合させている。
【0014】上記口縁部11は、シール蓋2に対する接
着面積を部分的に変えることによって、接着強度を変化
させることができる形態のものであり、排湯を行うコー
ナー部分の外側11cは広幅に形成して、接着力を強く
している。排湯を行うコーナー部分における口縁部11
aは、上記11cと同様に広幅であるが、外側半分に段
差を設けて低い口縁部11bとして形成している。この
口縁部11bは、シール蓋2の剥離の際、シール蓋2に
対する手掛かり部分とすることができると共に、シール
強度が両側の広幅部分11cに比べて弱いので、シール
蓋2の剥離を容易に行うことができる。したがって、排
湯側の口縁部11a,bからシール蓋2を剥離していく
と、排湯を行うコーナー部分では簡単に剥離することが
できるが、接着力が強い広幅となった口縁部11cでは
剥離する力が強く必要になるため、排湯を行うコーナー
部分においてだけシール蓋2を簡単に剥離することがで
きるようになっている。
【0015】口縁部11のうち、給湯側の口縁部11d
は、上記段差を設けた口縁部11bと同様にやや細めの
幅にて形成しており、包装された即席麺やかやく等の入
った袋を取り出し易くし、また給湯を行い易いように、
容器本体1の開口部分のうち3分の2程度を比較的簡単
に開口することができるようにしている。なお、当該口
縁部11dの中間部分には、部分的に幅広部分を形成し
ており、側壁部分をリブ形状として側壁の強度をより強
く形成している。
【0016】この発明の即席麺用包装容器は、即席麺、
かやく、スープ等を容器本体1内に収容した上で、口縁
部11をシール蓋2にてシール状に閉じた状態で、販売
され消費者に届くものである。そして、消費者は、ま
ず、給湯側(口縁部11d側)のシール蓋2を開けて即
席麺、かやく、スープ等を一旦取り出した後、収容され
た袋から即席麺等を取り出して再び容器本体1内へ戻
す。そして、開口したシール蓋2の給湯側から容器本体
1内に適量の湯を注入した後、開口した給湯側のシール
蓋2を口縁部11を塞ぐようにそれぞれ戻した状態でし
ばらく放置する。所定の時間が経過すると、注いだ湯に
よって即席麺が適度に柔らかくなるので、排湯側のシー
ル蓋2を所定位置のみ開封又は剥離し、使用した湯を排
出する。
【0017】排湯時は、シール蓋2と扇状地状部13と
の隙間に形成される排湯のための流路を通して排湯す
る。この際、容器本体1側には、扇状地状部13とシー
ル蓋2との間隔を収容した即席麺の太さとほぼ同じか、
若しくは麺の太さよりやや狭く設定した扇状地状部13
を形成しているので、排湯に伴って麺やかやく等が流れ
出る虞はない。しかも、扇状地状部13として湯の流れ
方向に対して直交する方向に幅広く形成しているので、
麺等が排出口の全体に目詰まりすることなくスムーズに
湯切りを行うことができる。
【0018】また、この湯切りの際、容器本体1内に収
容された即席麺等が、容器本体10を傾けることによっ
て、シール蓋2を外側へ押し出すようになってシール蓋
2が湾曲するように撓んだ状態になる場合であっても、
扇状地状部13は、上記シール蓋2の変形量に合わせて
形成しているので、扇状地状部13とシール蓋2との間
隔が即席麺の太さより広くなることはなく、麺やかやく
等の流出を効果的に防止することができる。
【0019】そして、湯切りが終わった後は、シール蓋
2の全体を取り除き、柔らかくなった即席麺を食すこと
ができるものである。上記のように、この実施態様の包
装容器は、容器本体1側に扇状地状部13を形成してい
ると共に、例えシール蓋2が湾曲状に変形したとして
も、シール蓋2との間隔を即席麺の太さとほぼ同じか、
若しくは麺の太さよりやや狭く設定しているので、湯切
りの際、麺やかやく等の流出を効果的に防ぐことができ
ると共に、排湯方向に対して直交する方向に幅広く形成
することができ、麺等の目詰まりを防止して、湯切りを
スムーズに行うことができる。
【0020】なお、容器本体1に形成した扇状地状部1
3は、収容する即席麺等の太さに応じて、シール蓋2と
の間隔を決定すると共に、シール蓋2の強度を考慮して
決定すればよく、容器本体1の成形時に上記間隔を任意
に決定することができ、容器の設計変更も容易である。
したがって、シール蓋2は、その強度を必要以上に強く
することが無くなるため、過剰品質のシール蓋2を提供
することが無くなって、製造面やコスト面でも顕著な効
果を有するものである。
【0021】シール蓋2としては、紙製やアルミニュー
ムシート製の他、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ
スチレン等や、上記材料の複合した層構造のものも使用
することができ、接着剤としてはホットメルト、シーラ
ント等を使用することができる。上記実施の態様では、
容器本体1の外形が方形のものについて説明したが、円
形やその他の形状のものにも応用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施態様を示す容器本体の斜視図
である。
【図2】容器本体の平面図である。
【図3】容器本体の要部の断面図である。
【図4】容器本体の要部の断面図である。
【図5】従来の包装容器の斜視図である。
【符号の説明】
1 容器本体 11 口縁部 13 扇状地状部 2 シール蓋

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】即席焼きそば等、麺をほぐすために湯を使
    用する即席麺用の包装容器であって、容器本体の排湯位
    置の口縁部内側に、蓋との間に内側中央部が狭く、か
    つ、口縁部側になるにしたがって次第に広い間隔を形成
    する扇状地状部を設けていることを特徴とする即席麺用
    包装容器。
  2. 【請求項2】容器本体の扇状地状部は、湯切りの際、収
    容した内容物が蓋を内側から押圧することによって外側
    へ湾曲状に変形する蓋の変形量に合わせて、扇状地状部
    の高さを形成していると共に、当該扇状地状部と蓋との
    隙間を収容する即席麺の太さと同寸又はやや狭くなるよ
    うに形成した請求項1記載の即席麺用包装容器。
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